JP2000230536A - コントロールケーブルの端末固定装置 - Google Patents

コントロールケーブルの端末固定装置

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JP2000230536A
JP2000230536A JP11344871A JP34487199A JP2000230536A JP 2000230536 A JP2000230536 A JP 2000230536A JP 11344871 A JP11344871 A JP 11344871A JP 34487199 A JP34487199 A JP 34487199A JP 2000230536 A JP2000230536 A JP 2000230536A
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JP
Japan
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plate member
fixture
control cable
locking piece
fixing device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11344871A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kawahara
智 河原
Kenichi Suzuki
健一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
Original Assignee
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
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Publication of JP2000230536A publication Critical patent/JP2000230536A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C1/00Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
    • F16C1/26Construction of guiding-sheathings or guiding-tubes
    • F16C1/262End fittings; Attachment thereof to the sheathing or tube

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のシール付きの端末固定装置は、固定具
に過大な曲げモーメントが作用すると、シールが偏って
圧縮されて固定具が大きく傾き、インナーケーブルの摺
動抵抗が増大して荷重伝達効率が低下するおそれがある
とともに端末部分の曲がりによりコントロールケーブル
の配索経路が正規の経路からずれて他の部品と干渉を生
じるという課題があった。 【解決手段】 固定具にその固定具が板部材に対して傾
くのを規制する傾動規制部を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウターチューブ
にインナーケーブルを摺動自由に挿通したコントロール
ケーブルのアウターチューブの端末に筒形の固定具を取
り付け、その固定具に突成した複数の係止片を板部材に
形成した取付孔に嵌入し、その係止片に形成した鈎部を
取付孔の孔縁に係止してアウターチューブの端末を板部
材に取り付けるとともに、固定具と板部材との間に弾性
材料からなるシールを嵌着してその固定具とその板部材
との間を密閉するようにしたコントロールケーブルの端
末固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなコントロールケーブル
の端末固定装置においては、シールの弾力だけで固定具
の軸心を板部材と直角に保持するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、固定具に過
大な曲げモーメントが作用すると、シールが偏って圧縮
されて固定具が大きく傾き、インナーケーブルの摺動抵
抗が増大して荷重伝達効率が低下するとともに端末部分
の曲がりによりコントロールケーブルの配索経路が正規
の経路からずれて他の部品と干渉を生じるおそれがあ
り、また、固定具が大きく傾くと係止片が板部材から外
れるおそれがあるという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】このよう
な課題を解決するための手段として、請求項1の発明
は、係止片のすべてが弾性を有し、係止片の弾性変形に
より鈎部が取付孔を通過するようになっているとともに
固定具にその固定具が板部材に対して傾くのを規制する
傾動規制部を設けたから、固定具が過剰に傾くのが防止
されることにより、荷重伝達効率の低下が抑制されると
ともにコントロールケーブルの配索経路のずれが防止さ
れ、また、係止片が板部材から外れるのを防止する効果
がある。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、傾動規制部が、その先端と前記鈎部との間が前記板
部材の厚さより僅かに大きい突起であるから、請求項1
の発明を確実に実施することができる。
【0006】請求項3の発明は、係止片の一部が弾性を
有し、その一部の係止片と対応する他の係止片が実質的
に剛体であるから、弾性を有する一部の係止片の弾性変
形により板部材の取付孔に取り付け、曲げモーメントに
より引っ張り力が作用する側に実質的に剛体である係止
片を配置すると、固定具が過剰に傾くのが防止されるこ
とにより、荷重伝達効率の低下が抑制されるとともにコ
ントロールケーブルの配索経路のずれが防止され、ま
た、固定具が板部材から外れるのを防止することができ
る効果がある。
【0007】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、取付孔が四角形であって、その取付孔の1辺に対応
する係止片の1つが弾性を有し、その1つの係止片に対
応する他の係止片が実質的に剛体であるから、弾性を有
する1つの係止片が弾性変形することにより取付孔1辺
への固定具の取り付けが容易に行われ、対応する他の係
止片側が引っ張られる方向の曲げモーメントが作用する
ように配索することにより抜け出しが確実に防止され
る。
【0008】請求項5の発明は、請求項1、2、3また
は4の発明において、固定具が合成樹脂製であって、前
記係止片が一体に形成されているから、合成樹脂の射出
成形により安価に製造することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1、2及び3に基づいて説明する。図において、1
はアウターチューブ2にインナーケーブル3を摺動自由
に挿通したコントロールケーブルであって、アウターチ
ューブ2の先端に鍔5を有する筒金具4がかしめ付けに
より固定されている。
【0010】6は合成樹脂製の筒形の固定具であって、
先端に4個の弾性を有する係止片7が一体に突成され、
各係止片7の先端部外周には先すぼまりのテーパー8が
形成され、その後ろ側に鈎部9が形成されている。
【0011】この固定具6は筒金具4に隙間をあけて外
挿されてその隙間にクッションゴム10が介入されてい
る。
【0012】11はリング形をなすゴム製のシールであ
って、弾性係止片7の後端部外周に嵌着されている。
【0013】上記したところは、従来公知のコントロー
ルケーブルの端末固定装置であって、図2に示すように
板部材12の取付孔13に弾性係止片7のテーパー8を
押し付けると、各弾性係止片7が内向きに弾性変形して
最大径部が通過した後、弾力により、図1に示すように
復元して、鈎部9が板部材12の取付孔13の孔縁に係
止して取り付けられるとともに、シール11が板部材1
2の外側の面に押し付けられて弾縮し、取付孔13から
水などが侵入するのが防止されるのであるが、上記のよ
うに、シール11の弾力だけで固定具6の軸心が板部材
12と直角に保持されるようになっているため、固定具
6に過大な曲げモーメントが作用すると、シール11が
偏って圧縮されて固定具6が大きく傾き、インナーケー
ブル3の摺動抵抗が増大して荷重伝達効率が低下すると
ともに端末部分の曲がりによりコントロールケーブル1
の配索経路が正規の経路からずれて他の部品と干渉を生
じるおそれがある。
【0014】そこで、本実施の形態においては、固定具
6の本体の前端の外周に、4個の突起14が一体に形成
されていて、その各突起14の先端と弾性係止片7の鈎
部9の軸方向の間隔が板部材12の板厚より僅かに大き
くなっている。
【0015】したがって、通常は突起14の先端と板部
材12の間には僅かな隙間があいていて、固定具6に曲
げモーメントが作用して傾くと、少なくとも1個の突起
14が板部材12に当たってそれ以上の傾きが防止さ
れ、インナーケーブル3の摺動抵抗の増大が抑制される
とともにコントロールケーブル1の配索経路のずれが防
止される。
【0016】なお、突起14は弾性係止片13の屈曲及
びシール11の装着の邪魔にならない箇所ならどこに形
成してもよく、固定具6の全周にわたって壁状に形成し
てもよい。
【0017】次に、本発明の第2の実施の形態を図4、
5および6に基づいて説明する。図において、1はアウ
ターチューブ2にインナーケーブル3を摺動自由に挿通
したコントロールケーブルであって、アウターチューブ
2の先端に鍔5を有する金属製の筒金具4がかしめ付け
により固定されている。
【0018】15は合成樹脂製の筒形の固定具であっ
て、後半部分は円筒形をなし、その前よりの部分の外周
に略正方形の鍔16が形成され、この鍔16より前側は
正方形をなしていて、下側の先端には剛性の高い係止片
17が突設されてその裏側の付け根に曲面壁19を備え
た溝18が形成されており、上側の先端には空間26を
あけて弾性に優れた係止片20が突設され、その上面に
鈎部21が形成されている。
【0019】この固定具16は筒金具4に隙間をあけて
外挿されてその隙間にクッションゴム23が介入されて
いる。
【0020】24はリング形をなすゴム製のシールであ
って、固定具15の鍔16の前側に嵌着されている。
【0021】本実施の形態は上記の構成になり、板部材
12を図4の鎖線に示す角度にして、溝18を板部材1
2の取付孔25の孔縁に斜め方向からはめ、板部材12
を実線に示す角度に起こすと、弾性に優れた上側の係止
片20を取付孔25の孔縁によりその係止片20が図4
の鎖線に示す角度に押し曲げて鈎部21が取付孔25の
孔縁に係止し、シール24が板部材12に密着する。
【0022】したがって、板部材12を図4の実線に示
す角度から鎖線に示す角度に傾けるモーメントが作用し
た場合に、そのモーメントの大きさが一定値以上になる
と係止片20が弾性変形を生じて鈎部21が取付孔25
の孔縁から外れ、固定具15が板部材12から抜け出す
のであるが、板部材12を逆方向に傾けようとしても下
側の係止片17は剛性が高いから固定具15は板部材1
2に対して傾くことがなく、容易に外れることはない。
【0023】そこで、板部材12を図4に矢印で示す方
向のモーメントが作用する場所に使用すると固定具15
は板部材12に強固に取り付けられる。
【0024】下側の係止片17の裏側の曲壁面18は板
部材12の傾動を許容するためのものである。
【0025】図4は板部材12を動かして固定具15に
着脱するようにしたものであるが、逆に、固定した板部
材12に固定具15をはめるようにしてもよいことは当
然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の板部材への装着状
態の断面図である。
【図2】その装着途中の状態の断面図である。
【図3】固定具の正面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の断面図である。
【図5】その正面図である。
【図6】図4のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1:コントロールケーブル 2:アウターチューブ 3:インナーケーブル 6、15:固定具 7、17、20:係止片 9、21:鈎部 11、24:シール 12:板部材 13、25:取付孔 14:突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウターチューブにインナーケーブルを
    摺動自由に挿通したコントロールケーブルの前記アウタ
    ーチューブの端末に筒形の固定具を取り付け、該固定具
    に突成した複数の係止片を板部材に形成した取付孔に嵌
    入し、該係止片に形成した鈎部を該取付孔の孔縁に係止
    して前記アウターチューブの端末を前記板部材に取り付
    けるとともに、前記固定具と前記板部材との間に弾性材
    料からなるシールを嵌着して該固定具と該板部材との間
    を密閉するようにしたコントロールケーブルの端末固定
    装置において、前記係止片のすべてが弾性を有し、該係
    止片の弾性変形により前記鈎部が前記取付孔を通過する
    ようになっているとともに前記固定具に該固定具が前記
    板部材に対して傾くのを規制する傾動規制部を設けたこ
    とを特徴とするコントロールケーブルの端末固定装置。
  2. 【請求項2】 前記傾動規制部が、その先端と前記鈎部
    との間が前記板部材の厚さより僅かに大きい突起である
    ことを特徴とする請求項1に記載のコントロールケーブ
    ルの端末固定装置。
  3. 【請求項3】 アウターチューブにインナーケーブルを
    摺動自由に挿通したコントロールケーブルの前記アウタ
    ーチューブの端末に筒形の固定具を取り付け、該固定具
    に突成した複数の係止片を板部材に形成した取付孔に嵌
    入し、該係止片に形成した鈎部を該取付孔の孔縁に係止
    して前記アウターチューブの端末を前記板部材に取り付
    けるとともに、前記固定具と前記板部材との間に弾性材
    料からなるシールを嵌着して該固定具と該板部材との間
    を密閉するようにしたコントロールケーブルの端末固定
    装置において、前記係止片の一部が弾性を有し、該一部
    の前記係止片と対応する他の前記係止片が実質的に剛体
    であることを特徴とするコントロールケーブルの端末固
    定装置。
  4. 【請求項4】 前記取付孔が四角形であって、該取付孔
    の1辺に対応する前記係止片が弾性を有し、該係止片に
    対応する他の係止片が実質的に剛体であることを特徴と
    する請求項3に記載のコントロールケーブルの端末固定
    装置。
  5. 【請求項5】 前記固定具が合成樹脂製であって、前記
    係止片が一体に形成されていることを特徴とする請求項
    1、2、3または4記載のコントロールケーブルの端末
    固定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005020813A1 (de) * 2005-05-04 2006-11-16 Küster Automotive Control Systems GmbH Vorrichtung zum Befestigen eines Betätigungszuges an einem Halter oder dergleichen
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WO2019087913A1 (ja) * 2017-10-31 2019-05-09 株式会社ハイレックスコーポレーション 端末支持装置および端末支持装置を用いたコントロールケーブルアッセンブリ

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