JP2015145684A - 端末支持装置 - Google Patents

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広剛 江川
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Abstract

【課題】本発明は、コントロールケーブルが回転してもダンパ部材が回転することがない端末支持装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の端末支持装置1は、コントロールケーブル2のアウターケーシング22の端部が固定される略筒状のケーシングキャップ3と、ケーシングキャップ3の一端の外周に取り付けられるダンパ部材4と、ケーシングキャップ3の一端およびダンパ部材4が内部に収容される収容部51を有する略筒状のソケット5とを備えた端末支持装置1であって、ソケット5が、収容部51の内周面にソケット5の軸方向に長さを有する突起52を備え、ダンパ部材4が、ダンパ部材4の外周面にソケット5の突起52と嵌合する嵌合部43を備え、ソケット5の突起52とダンパ部材4の嵌合部43とが嵌合することにより、ダンパ部材4のソケット5に対する相対回転が抑制されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、コントロールケーブルの端末支持装置に関する。
コントロールケーブルを支持するための支持装置として、特許文献1に開示された端末固定装置が知られている。図5に示されるように、この端末固定装置100においては、コントロールケーブル101のアウターチューブ102の端末が固定された筒型固定具104が、ダンパーであるクッションゴム105を介してケース106に取り付けられ、コントロールケーブル101のインナーケーブル103が連結されたロッド107が摺動自由に嵌入されたスリーブ108が、ケース106内に首振り自由に取り付けられる。ケース106が、車体に固定されたブラケット109に取り付けられて、コントロールケーブル101の端末が車体に固定される。クッションゴム105は、コントロールケーブル101から端末固定装置100を介して車体に伝わる振動を吸収する機能を有している。
特開2000−87947号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の構造では、クッションゴム105は、クッションゴム105が収容されるケース106に対して単に収容されるだけであり、クッションゴム105がケース106に対してクッションゴム105の軸周りに回転してしまうおそれがある。
本発明の課題は、コントロールケーブルが回転しても、ダンパ部材が回転することがない端末支持装置を提供することである。
本発明の端末支持装置は、コントロールケーブルのアウターケーシングの端部が固定される略筒状のケーシングキャップと、前記ケーシングキャップの一端の外周に取り付けられるダンパ部材と、前記ケーシングキャップの一端および前記ダンパ部材が内部に収容される収容部を有する略筒状のソケットとを備えた端末支持装置であって、前記ソケットが、前記収容部の内周面に、前記ソケットの軸方向に長さを有する突起を備え、前記ダンパ部材が、前記ダンパ部材の外周面に、前記ソケットの突起と嵌合する嵌合部を備え、前記ソケットの突起と前記ダンパ部材の嵌合部とが嵌合することにより、前記ダンパ部材の前記ソケットに対する相対回転が抑制されることを特徴とする。
また、前記嵌合部が、前記ダンパ部材の軸方向に長さを有する溝状の凹部であることが好ましい。
また、前記突起がソケットの内周面に複数設けられ、前記嵌合部がダンパ部材の外周面に複数設けられていることが好ましい。
本発明によれば、コントロールケーブルが回転しても、ダンパ部材が回転することがない端末支持装置を提供することができる。
ブラケットが取り付けられた状態における本発明の端末支持装置の一実施形態を示す部分縦断面図である。 (a)は、本発明の端末支持装置のソケットの断面図であり、(b)は、(a)のA−A線端面図である。 (a)は、本発明の端末支持装置のダンパ部材の断面図であり、(b)は、(a)のB−B線端面図である。 湾曲して配索されたコントロールケーブルが本発明の端末支持装置に取り付けられた状態を示す模式図である。 従来の端末固定装置の断面図である。
以下、添付図面を参照し、本発明の端末支持装置を詳細に説明する。本発明の端末支持装置は、コントロールケーブルのアウターケーシングの端末を支持して、コントロールケーブルを取付対象に取り付けるものである。端末支持装置は、たとえば車両など、コントロールケーブルが配索される対象物において、たとえば車両に固定されたブラケットなどの取付対象にコントロールケーブルを取り付けるために、アウターケーシングの端末を支持するためのものである。以下に示す実施形態では、シフトレバーとトランスミッションとの間でコントロールケーブルのアウターケーシングを支持し、車両のブラケットに取り付けられる端末支持装置を例にあげて説明するが、端末支持装置は、以下に示す実施形態に限定されることはなく、車両用以外の他の用途や、車両の他の部位にも適用が可能である。
図1は、コントロールケーブルが取り付けられ、ブラケットが取り付けられた状態における本発明の一実施形態である端末支持装置1の部分縦断面図である。以下、端末支持装置1を、車両における操作部であるシフトレバーと、車両における被操作部であるトランスミッションとの接続に適用した例を用いて説明する。
図1に示された実施形態においては、端末支持装置1は、ケーシングキャップ3と、ケーシングキャップ3の一端が取り付けられるダンパ部材4と、前記ダンパ部材を内部に収容するソケット5とを備えている。端末支持装置1は、さらに一端がソケット5に収容されたガイドパイプ6をも有している。端末支持装置1は、ケーシングキャップが延在する軸方向の一方側(図中右側)に、操作部(図示しないシフトレバー)に接続されたコントロールケーブル2がケーシングキャップ3を介して取り付けられる。そのため、コントロールケーブル2は、端末支持装置1を介して取付対象であるブラケット9に取り付けられている。なお、取付対象は、ブラケット9に限定されず、ブラケット9以外の端末支持装置1が支持される他の支持構造であってもよい。また、本実施形態では、端末支持装置1は、図1に示されるように、端末支持装置1の他方(図中左側)に、被操作部(図示しないトランスミッション)に接続されたロッド7が摺動可能に挿入されたガイドパイプ6が取り付けられている。
端末支持装置1に取り付けられたコントロールケーブル2は、公知のコントロールケーブルであり、インナーケーブル21と、インナーケーブル21が摺動自在に挿通されたアウターケーシング22を有している。インナーケーブル21は、一端が操作部(例えばシフトレバー、図示せず)に接続され、アウターケーシング22、端末支持装置1およびガイドパイプ6の内側を通って延び、他端が被操作部(トランスミッションに接続されたロッド7)に接続されている。これにより、操作部の操作により生じた操作力をインナーケーブル21を介して被操作部に伝える。
ケーシングキャップ3は、アウターケーシング22の端部を、ダンパ部材4を介して端末支持装置1のソケット5内部に取り付けるための部材である。ケーシングキャップ3は、図1に示されるように、略円筒状に形成され、両端が開口し、前記開口部と連通する内側空間部を有している。ケーシングキャップ3には、ソケット5より外側に延在する側の端部の開口位置の内側にアウターケーシング22が固定されるアウターケーシング固定部31を有している。また、ケーシングキャップ3は、インナーケーブル21が前記内側空間を貫通している。アウターケーシング固定部31は、アウターケーシング22の端部が、加締め等、公知の固定手段により固定される。ソケット5に収容される側のケーシングキャップ3の他端側(被操作部側。図1中、左側)にインナーケーブル21が挿通可能なインナーケーブル挿通部32を有し、前記内側空間部はアウターケーシング固定部31とインナーケーブル挿通部32とで構成されている。ケーシングキャップ3はさらに、図1に示されるように、ケーシングキャップ3の外周に径方向外側に突出し、厚さ方向内側に凹状に縮幅した円輪状のフランジ33を有している。ケーシングキャップ3は、後述するように、円輪状のフランジ33がダンパ部材4に嵌合することで、ダンパ部材4に対する軸方向の移動が規制される。ケーシングキャップ3は、図1に示された実施形態では、略円筒状に形成されているが、アウターケーシング22の端部を固定可能であり、ダンパ部材4を介して端末支持装置1のソケット5内部に取り付けることができれば、略角筒状など他の形状であってもよく、特に形状や材料が限定されるものではない。
ダンパ部材4は、ケーシングキャップ3の一端を収容して、当該一端の外周に取り付けられ、ケーシングキャップ3を介して伝わるコントロールケーブル2の振動を吸収する。つまり、ダンパ部材4は、コントロールケーブル2からソケット5を介してブラケット9等の取付対象へ伝達される振動を抑制する部材である。ダンパ部材4は、コントロールケーブル2からの振動を吸収するために、振動を吸収できるものであれば、特に材料が限定されず、ケーシングキャップ3およびソケット5の形状等も適宜変更が可能である。本実施形態では、ダンパ部材4は、図1および図3(a)に示されるように、大径部41を有しており、小径部である操作部側小径部42aおよび被操作部側小径部42bの間に、大径部41が形成されている。大径部41は、小径部42a、42bよりもダンパ部材4の外周側に突出し、ケーシングキャップ3のフランジ33を被覆するように収納する。ダンパ部材4の内周は、ケーシングキャップ3の一端の外周、すなわちケーシングキャップ3の被操作部側の外周に弾力的に当接するように、ケーシングキャップ3の一端の外周に被せられて取り付けられる。ケーシングキャップ3は、大径部41の内周に設けられた嵌合孔41hにフランジ33が嵌合して、ダンパ部材4に対する軸方向の移動が規制されるので、抜出不能にダンパ部材4に固定される。大径部41を含め、ダンパ部材4の内周とケーシングキャップ3の一端側の外周との接触面を介して、ダンパ部材4は、ケーシングキャップ3を通じて伝わるコントロールケーブル2の振動を、ダンパ部材4の有する弾性力により吸収する。
本実施形態のダンパ部材4は、図1に示されるように、ガイドパイプ6の端部に設けられた球状部61をダンパ部材4に揺動可能に保持している。ダンパ部材4によりケーシングキャップ3の端部とガイドパイプ6の端部と離間して保持されることにより、ガイドパイプ6からケーシングキャップ3へ振動が直接伝わることなく、ガイドパイプ61を介して伝わるトランスミッションの振動もダンパ部材4により吸収される。
ソケット5は、図2(a)に示されるように、異なる内径を有する略筒状であり、内部にダンパ部材4を収容する収容空間S(図2(a)参照)を有した収容部51と、収容部51の外周に取付部53とを有している。収容部51は、図1および図2(a)においては、ソケット5の軸方向で内径が異なる複数の部分から構成されているが、収容されるダンパ部材4の形状に応じた形状とされる。ソケット5によりダンパ部材4が収容されて保持されることにより、ケーシングキャップ3はダンパ部材4を介してソケット5に保持されることとなる。取付部53は、ソケット5を取付対象(ブラケット9)に取り付けるための部位である。取付部53は、本実施形態においては環状溝として示され、ブラケット9の切欠部に係合するように構成されているが、ソケット5を取付対象に取り付けることができるものであれば、取付部53の形状、構造は特に限定されるものではない。また、ソケット5は、ガイドパイプ6がダンパ部材4に端部が保持されることにより、ダンパ部材4を介してガイドパイプ6も保持することとなる。なお、ガイドパイプは公知のガイドパイプを用いることができる。
ソケット5は、ダンパ部材4の大径部41が収容される大径収容部51aと、ダンパ部材4の被操作部側小径部42bが収容される小径収容部51bとを有している。ソケット5の収容部51の大径収容部51aの一端(自由端側)は、ケーシングキャップ3、ダンパ部材4およびガイドパイプ6が収容空間S内に収容された後、抜止手段8がソケット5に取り付けられることにより、ケーシングキャップ3やダンパ部材4のソケット5からの抜けが防止される。抜止手段8は、本実施形態では、図1に示されるように、ソケット5の大径収容部51aの一端の内面に形成された雌ネジに螺合するロックナットとして示されている。本実施形態では、ロックナット(抜止手段8)の被操作部側の端面がダンパ部材4の大径部41の操作部側の端面を押圧し、大径部41の被操作部側の端面は、ソケット5の大径収容部51aと小径収容部51bとの間の段部51cに押圧されている。なお、抜止手段8はダンパ部材4やケーシングキャップ3の抜けを防止することができるものであれば、加締めや、接着、溶接等、他の公知の方法により、閉鎖してもよい。
つぎに、図2および図3を参照して、ソケット5およびダンパ部材4の詳細な構造を説明する。図2(a)は、ソケット5の断面図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A線端面図である。また、図3(a)は、ダンパ部材4の断面図であり、図3(b)は、図3(a)のB−B線端面図である。
ソケット5は、図2(a)および図2(b)に示されるように、収容部51の内周面に、ソケット5の軸X方向に長さを有する突起52を備えている。また、ダンパ部材4は、図3(a)および図3(b)に示されるように、ダンパ部材4の外周面に、ソケット5の突起52と嵌合する嵌合部43を備えている。端末支持装置1は、ソケット5の突起52とダンパ部材4の嵌合部43とが嵌合することにより、ダンパ部材4のソケット5に対する相対回転が抑制されるように構成されている。ここで、相対回転とは、ダンパ部材4がソケット5に対して(またはソケット5がダンパ部材4に対して)軸X周りに回転することをいう。また、突起52と嵌合部43との嵌合とは、形状が合ったものを嵌め合わせることだけではなく、形状が合っていないものを嵌め合わせることも含む。したがって、たとえば突起52の断面が矩形状で嵌合部43の断面が多角形状であっても、ダンパ部材4がソケット5に対して相対回転しない嵌合がなされればよく、突起52の高さよりも嵌合部43の深さの方が大きくなるような形状であってもダンパ部材4がソケット5に対して相対回転しなければよい。また、突起52および嵌合部43の形状は、本実施形態では、図2(a)、図2(b)、図3(a)および図3(b)に示されるように、軸X方向に垂直な断面が、ともに略矩形状に形成されているが、突起52が嵌合部43に嵌合し、ダンパ部材4がソケット5に対して相対回転するのを抑制できる形状であれば、突起52または嵌合部43は多角形状等、他の形状であっても構わない。
突起52は、ダンパ部材4がソケット5に対して相対回転するのを抑制するために、図1および図2(a)に示されるように、ソケット5の軸X方向に長さを有し、軸X方向に長さを有する突起52がダンパ部材4の嵌合部43に嵌合する。ソケット5の軸X方向に長さを有することにより、軸方向に対する垂直方向に面する側面が形成され、かかる側面が嵌合部43と接して、ダンパ部材4の回転により生じるダンパ部材4の周回り方向の力に対する嵌合部43の抗力を前記側面が受けることとなり、嵌合部43と前記側面との係合によりダンパ部材4の回転が抑制されることとなる。前記側面は、ダンパ部材4の周回り方向の力に対する嵌合部43からの抗力を受けることができるものであれば、平坦面であっても曲面であってもよい。突起52は、図1および図2(a)に示されるように、ダンパ部材4の軸X方向の全長のうち、一部に突起52が形成されているものであってもよいし、ソケット5の軸X方向の全長にわたって突起52が形成されているものであってもよい。また、本実施形態においては、突起52が嵌合する嵌合部43は、図3(a)および(b)に示されるように、ダンパ部材4の軸方向に長さを有する溝状の凹部として形成されている。嵌合部43が、溝状の凹部として形成されることにより、ソケット5の突起52が確実に嵌合部43に嵌合し、ダンパ部材4の回転をより確実に規制することができる。溝状の凹部は、ソケット5の突起52と同様に軸X方向に長さを有し、突起52が嵌合できる長さに形成されている。なお、溝状の凹部として形成された嵌合部43は、突起52が嵌合できるように、突起52と同程度かそれ以上の長さを有していればよく、その長さは特に限定されるものではない。したがって、突起52と同様に、溝状の凹部として形成された嵌合部43は、ダンパ部材4の軸X方向の全長のうち、一部に形成されてもよいし、ダンパ部材4の軸X方向の全長にわたって形成されていてもよい。なお、突起52がソケット5の軸に平行な断面矩形の突条であり、嵌合部43が当該突条の外形に対応した形状の凹みとして形成された凹溝である場合には、ソケット5へのダンパ部材4の挿入が容易であり、しかもソケット5とダンパ部材4との相対回転が抑制されるので好適である。
本実施形態において、ダンパ部材4のソケット5に対する相対回転の抑制について、より具体的に説明すると、突起52は、図2(b)に示されるように、突起52の長さ方向に対して垂直な断面において、周方向の両端に、嵌合部43の壁部43w(図3(b)参照)に当接する当接部52cを備えている。これにより、コントロールケーブル2からダンパ部材4を回転させる方向の力(軸X周りにダンパ部材4を回転させる力)が加わっても、突起52が嵌合部43と嵌合しているため、当接部52cが嵌合部43の壁部43wに当接する。したがって、ダンパ部材4がソケット5に対して相対回転しようとして、当接部52cが壁部43wに当接して、ダンパ部材4の相対回転が抑制される。ダンパ部材4がソケット5に対して回転してしまうと、ダンパ部材4の振動吸収性能を完全に発揮することができないが、ダンパ部材4の相対回転が抑制されることにより、ダンパ部材4が回転することによるダンパ部材4の振動吸収性能の低下を防ぐことができ、コントロールケーブル2から取付対象に伝わる振動を効果的に吸収することができる。さらに、突起52がソケット5の軸方向に長さを有することにより、当接部52cと壁部43wとの当接面積を充分大きく取ることができるので、相対回転に対する強い抵抗力を発揮することができる。
特に、コントロールケーブル2は、図4に示されるように、その可撓性により曲げ配索により遠隔操作が可能であることから、湾曲した部分が形成されるように配索されることが多い。このように、コントロールケーブル2が、図4に示されるように曲げて配索される。このとき、コントロールケーブル2のケーシングキャップ3近傍において加わった力によってコントロールケーブル2の湾曲部wの始点Fと終点Gとを結んだ軸Yを軸とした揺動が生じた場合には、コントロールケーブル2は、コントロールケーブル2の軸周り方向R1に揺動する力がアウターケーシングを介してケーシングキャップにも加わる。コントロールケーブル2が軸周り方向R1に揺動する力がケーシングキャップ3に伝達された場合には、ケーシングキャップ3も振動しようとする。このとき、ケーシングキャップ3が固定されたダンパ部材4に接続されていれば、ケーシングキャップ3の振動を吸収することができるのであるが、従来の端末支持装置ではダンパ部材もケーシングキャップと一緒に回転してしまうためにケーシングキャップの振動を吸収することができない。したがって、従来技術の端末固定装置は、コントロールケーブルに生じた振動を配索側(例えば、車両側)に伝達してしまう。一方、本発明の端末支持装置1では、コントロールケーブル2から、ケーシングキャップ3が軸周り方向R2に回転する方向に力を受けても、ソケット5の突起52とダンパ部材4の嵌合部43とが嵌合することにより、ダンパ部材4のソケット5に対する相対回転が抑制されている。よって、ダンパ部材4が軸周り方向に回転することがなく、ダンパ部材4の振動吸収性能が損なわれることがない。したがって、本発明の端末支持装置1では、コントロールケーブル2が湾曲して配索され、コントロールケーブル2が回転する方向に力を受けて振動する場合であっても、コントロールケーブル2の振動を効果的に吸収することができ、車両にその振動の伝達を抑制することができる。
なお、本実施形態では、図2(b)および図3(b)に示されるように、突起52および嵌合部43は等間隔でそれぞれ4つ設けられているが、ダンパ部材4がソケット5に対して相対回転するのを抑制することができれば、異なる間隔で設けられてもよく、3つ以下や5つ以上設けられてもよい。ただし、ダンパ部材4がソケット5に対して相対回転するのを効果的に抑制するためには、突起52はソケット5の内周面に複数設けられ、嵌合部43がダンパ部材4の外周面に複数設けられていることが好ましく、それぞれ3つ以上設けられていることがさらに好ましい。
また、本実施形態では、図1に示されるように、ダンパ部材4のうち、肉厚に形成された大径部41の外周に嵌合部43が形成され、突起52は、ソケット5の内周のうち、大径部41に対向する位置に形成されている。ダンパ部材4がソケット5に対して相対回転しようとしたとき、フランジ33と嵌合孔41hとが嵌合する大径部41の外周と、大径部41に対向するソケット5の収容部51の内周との当接面が最も力を受けるので、ダンパ部材4がソケット5に対して相対回転するのを効果的に抑制するためには、嵌合部43が大径部41の外周に設けられ、突起52は、大径部41に対向する収容部51の内周面に設けられる方が好ましい。
また、ダンパ部材4の大径部41は、上述したように、抜止手段8とソケット5の大径収容部51aおよび小径収容部51bの間の段部51cとにより挟み込まれ、軸方向の両端側から押圧されている。したがって、本実施形態では、嵌合部43が設けられた大径部41は、ソケット5の突起52と嵌合するとともに、両端側から押圧されているため、ダンパ部材4がより回転しにくくなっている。さらに、大径部41は小径部42a、42bと比較して肉厚に形成され、剛性が高いため、大径部41の嵌合部43と突起52との間の嵌合が解除されにくく、よりダンパ部材4の回転を防ぐことができる。したがって、コントロールケーブル2の振動を効果的に吸収することができ、ブラケット9および車両にその振動の伝達を抑制することができる。
1 端末支持装置
2 コントロールケーブル
21 インナーケーブル
22 アウターケーシング
3 ケーシングキャップ
31 アウターケーシング固定部
32 インナーケーブル挿通部
33 フランジ
4 ダンパ部材
41 大径部
41h 嵌合孔
42a 操作部側小径部
42b 被操作部側小径部
43 嵌合部
43w 壁部
5 ソケット
51 収容部
51a 大径収容部
51b 小径収容部
51c 段部
52 突起
52c 当接部
53 取付部
6 ガイドパイプ
61 球状部
7 ロッド
8 抜止手段
9 ブラケット

Claims (3)

  1. コントロールケーブルのアウターケーシングの端部が固定される略筒状のケーシングキャップと、
    前記ケーシングキャップの一端の外周に取り付けられるダンパ部材と、
    前記ケーシングキャップの一端および前記ダンパ部材が内部に収容される収容部を有する略筒状のソケットとを備えた端末支持装置であって、
    前記ソケットが、前記収容部の内周面に、前記ソケットの軸方向に長さを有する突起を備え、
    前記ダンパ部材が、前記ダンパ部材の外周面に、前記ソケットの突起と嵌合する嵌合部を備え、前記ソケットの突起と前記ダンパ部材の嵌合部とが嵌合することにより、前記ダンパ部材の前記ソケットに対する相対回転が抑制される端末支持装置。
  2. 前記嵌合部が、前記ダンパ部材の軸方向に長さを有する溝状の凹部であることを特徴とする請求項1記載の端末支持装置。
  3. 前記突起がソケットの内周面に複数設けられ、前記嵌合部が前記ダンパ部材の外周面に複数設けられている請求項1または2記載の端末支持装置。
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