JP5665830B2 - 緩衝装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コイルスプリングにより緩衝機能をもたせた緩衝装置に関し、特にスプリングカラーの配置位置及び水抜き穴に関するものである。
一般に、グリース充填型の簡易な緩衝装置は、アウターチューブ内の上部に収納された所定長さのコイルスプリングと、上記アウターチューブの内周に軸受を介して摺動自在に設けられたインナーチューブとを主な構成とし、インナーチューブの下端に車輪を取り付け、車輪からの振動を上記コイルスプリングで吸収してアウターチューブの固定される車体側に振動が伝わらないようにして構成される。この場合、コイルスプリングは、アウターチューブ内での上下方向の位置決めのために、スプリングガイドによって両端が支持されている(特許文献1)。このように、コイルスプリングを位置決めする構成には、特許文献2に示すような、インナーチューブの底部から延長するシリンダの上端とアウターチューブの底部との間にコイルスプリングを設け、シリンダをスプリングの位置決め部材として用いる構成が開示されている。
しかしながら、特許文献1のように、スプリングの上,下それぞれにスプリングガイドを設けた場合、部品点数が増加することになる。対して、緩衝装置の部品点数を少なくするために、特許文献2のようにシリンダをコイルスプリングの位置決め部材として用いた場合、確かにコイルスプリングの軸線方向の位置決めをすることはできるが、コイルスプリングを収容するアウターチューブ内でコイルスプリングが径方向にガイドされていないため、コイルスプリングが圧縮されたときに、コイルスプリングがアウターチューブ内で倒れたり、横ずれ(芯ずれ)した場合、アウターチューブの内周面やインナーチューブの端部と接触して、緩衝装置の動作不良をまねく虞がある。
また、特許文献1に示すグリース充填型の簡易な緩衝装置では、内部に侵入する水分を抜くために、ショックアブソーバー本体の下端に、外向きに開放した孔が設けられている。しかしながら、特許文献1のように水抜き孔をアウターチューブ外径部に配置すると、軸受の摺動部に容易にダストが侵入、付着するため、緩衝装置としての寿命が短くなってしまうという問題がある。
特開2005−226734号公報 特開2001−280398号公報
したがって、本発明は、グリース充填型の簡易な緩衝装置において、簡単な構成によりコイルスプリングを保持可能として、部品点数を少なくするとともに、外部からのダストや水分が内部の摺動部に浸入することを低減し、長寿命化を図ることを可能とした緩衝装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための緩衝装置の構成として、所定長で、下部側がアウターチューブに挿通されたインナーチューブと、インナーチューブ内に収容され、上端が上記インナーチューブの上端部で支持されるコイルスプリングと、下端がアウターチューブの下部側のカラー阻止部に当接し、上端でコイルスプリングの下端を支持し、かつインナーチューブ内に挿通されるカラーとを具備し、インナーチューブの下端と、カラー阻止部との区間長さが、カラー長より短くなるように、インナーチューブの伸長を設定するストッパ部材を設け、上記カラー阻止部を上記アウターチューブの内底部で形成し、上記カラーを両端開口の筒体で形成し、水抜き孔を内底部に接地されたカラーの内側とアウターチューブの外部とを連通するように形成したので、コイルスプリングの下部がインナーチューブのアウターチューブ側より突出する虞がないので、インナーチューブの上下動動作が容易となり、また、コイルスプリングの突出部分を覆う部品が不要となるので、低コスト化が図れる。
また、カラー阻止部がアウターチューブの内底部で形成され、カラーが両端開口の筒体で形成され、水抜き孔が内底部に接地されたカラーの内側とアウターチューブの外部とを連通するように形成されたので、ダストや水分が取りこまれても、内部のインナーチューブの摺動部に到達しにくいので、長期にわたってインナーチューブを円滑に上下動でき、正規の動作を確保できる。
本発明による緩衝装置の一実施形態を示す断面図である。 本発明による緩衝装置の要部を拡大した断面図である。 ダストや水の侵入経路を示す図である。
図1,図2は、本発明による緩衝装置の一実施形態を示すフロントフォークの断面図であり、各図において、1は、一定長さのインナーチューブであり、上端には、工具穴2を有するトップキャップ3がねじ部4に螺入されて、インナーチューブ1内に収納されるコイルスプリング5の上端を支持している。つまり、コイルスプリング5の上端は、インナーチューブ1の上端部で支持される。このインナーチューブ1の外周面には潤滑用のグリスが塗布されている。なお、インナーチューブ1の上端部に別途トップキャップ3を設けるものとしたが、これに限定されず、インナーチューブ1と一体に形成したものであっても良い。また、トップキャップ3とコイルスプリング5の上端との間にワッシャやカラーなど他の部材を介在させて、コイルスプリング5の上端を支持するようにしても良い。
コイルスプリング5は、インナーチューブ1の下端6よりはみ出さないように下端6が、後述のスプリングカラー7の上端に設けられたワッシャー8で阻止される。
スプリングカラー7は、上下両端が開口する筒体より成り、スプリングカラー7の上端にワッシャー8が載置され、このワッシャー8と同径のスプリング5の下端がワッシャー8を介してスプリングカラー7の上端に当接する。
また、スプリングカラー7は、両端開口の筒体であって、上部が一定長さ分インナーチューブ1内に貫入し、下端はアウターチューブ9の内側に設けられ、中心軸10方向に突出するカラー阻止部11の上面に接地して、このカラー阻止部11とコイルスプリング5の下端側のワッシャー8とで挟まれた状態で安定を保っている。
カラー阻止部11は、アウターチューブ9の下端側において中心軸10方向に突出し、中心軸10に沿う水抜き孔13を有するリング体より成る。カラー阻止部11の上面は、アウターチューブ9の内底部であり、この内底部にスプリングカラー7の下端が接地する。
水抜き孔13は、下端が内底部に接地されたスプリングカラー7の内側とアウターチューブの外部とを連通するように形成される。すなわち、水抜き孔13は、一端が内底部に開口し、他端がアウターチューブ9の外面に開口する。
なお、カラー阻止部11よりも下部位置には、中心軸10に対し直角方向に延長する車軸貫通孔12が形成される。
アウターチューブ9の上部9a側は、薄肉となっているが、ほぼ中央側の位置より下部方向にかけてそれよりも厚肉となり、中央側に段部9bが形成され、この段部9bの上端側にリング状の下軸受14が取り付けられ、この下軸受14の内周の軸受面により、インナーチューブ1の外周が摺動可能となり、図3に示す摺動部Kを構成している。
インナーチューブ1の下部側外周の設けたリング溝にストッパリング15が嵌合固定され、このストッパリング15は、アウターチューブ9側の上向きの段部9cの上に設けられた軸受16の下端に当接して、インナーチューブ1がアウターチューブ9より上方向に抜けてしまうのを阻止している。このストッパリング15と、軸受16とをストッパ部材と称する。軸受16の下端に当接するまでインナーチューブ1は伸長可能で、この場合が最伸長である。18は、軸受16を上から固定する止め輪である。
19は、アウターチューブ9の上端側外周のリング溝に下端が取り付けられ、上端がインナーチューブ1の外周を囲むように設けられたダストシールである。
本発明に係る緩衝装置を二輪車のフロントフォークとして構成した場合、例えば、アウターチューブ9の車軸貫通孔12に車軸を貫通させて車輪が取り付けられ、インナーチューブ1が車体(フレーム)に固定される。このように使用した場合のフロントフォークにおいては、路面から車輪に伝わる振動が、アウターチューブ9からスプリングカラー7を介してコイルスプリング5に伝わり、コイルスプリング5で振動が吸収されながらインナーチューブ1に伝わることになる。
このような振動吸収動作において、フロントフォークに掛かる荷重が抜けた場合、フロントフォークが最大限に伸長した最伸長状態となる。この最伸長状態において、図2に示すように、スプリングカラー7の長さL(カラー長L)に対するインナーチューブ1の下端6の位置関係を設定する。具体的には、下端6とカラー阻止部11の上端11aとの間の区間長さSmaxは、カラー長L、すなわち、ワッシャー8の下端と、カラー阻止部11の上端11aとの区間長Lより距離mだけ若干短く設定する。
このように設定した結果として、コイルスプリング5は、外周がインナーチューブ1の内周面で拘束され、下部側がインナーチューブ1の下端6よりも下方に突出することがないので、横ずれや芯ずれする等したとしても、インナーチューブ1の上下動を妨げる虞がなくなる。したがって、インナーチューブ1は、アウターチューブ9に対して常に上下方向にスムーズに運動でき、しかも、動作時の如何なるときもインナーチューブ1の下端からコイルスプリング5の下端が突出しないので、この部分を覆うための部品が不要となり、構成が簡単なものと成る。
さらに、図3矢印nに示すように、アウターチューブ9の下端の開口側9x側から侵入する水分は、車軸貫通孔12と車軸Jとの隙間、スプリングカラー7のカラー長L分の内周空間、スプリングカラー7の上端に着座するコイルスプリング5の内周空間、コイルスプリング5のピッチ空間を介してコイルスプリング5の外周側に通過することで、はじめてインナーチューブ1が下軸受14とが摺動する摺動部Kと通じる空間に到達することになる。したがって、下軸受14、軸受16、インナーチューブ1の外周との間の摺動部Kに水分やゴミ等が到達しにくいので、長期にわたってインナーチューブ1を円滑に上下動でき、正規の動作を確保できる。
なお、ストッパ部材は、ストッパリング15、軸受16とにより限定されず、例えば、アウターチューブ9の内周面に沿って溝を形成し、この溝にストッパリング15の規制部材となる止め輪を設けて、インナーチューブ1の最伸長となる位置を設定するようにしても良い。
1 インナーチューブ、5 コイルスプリング、7 スプリングカラー、
9 アウターチューブ、15 ストッパリング、16 軸受、K 摺動部。


Claims (1)

  1. 所定長で、下部側がアウターチューブに挿通されたインナーチューブと、
    上記インナーチューブ内に収容され、上端が上記インナーチューブの上端部で支持されるコイルスプリングと、
    下端が上記アウターチューブの下部側のカラー阻止部に当接し、上端で上記コイルスプリングの下端を支持し、かつインナーチューブ内に挿通されるカラーとを具備し、
    上記インナーチューブの下端と、上記カラー阻止部との区間長さが、カラー長より短くなるように、インナーチューブの伸長を設定するストッパ部材を設け
    上記カラー阻止部を上記アウターチューブの内底部で形成し、
    上記カラーを両端開口の筒体で形成し、
    水抜き孔を内底部に接地されたカラーの内側とアウターチューブの外部とを連通するように形成した緩衝装置
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