JP6454833B1 - 多用途収納ユニットとその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】あらゆるデザインアレンジによる、雑貨等の小物や植物を用いて美しい装飾が可能であり、植栽に利用する場合には、水やり、植え替えのいずれも簡単に行えるガーデニング用品ともなる収納ユニットを提供する。
【解決手段】可とう性を有する略シート状の素材から成る1以上の構成シート(10)によって全体が構成され、前記構成シート(10)は、S字状に折り曲げ方向を前後に交互に変えて2か所にて曲折して折り曲げられることによって重なり合う領域(15)を有して両側の端部である側端部(19)を合わせられ、
前記側端部(19)を係止することによって、中空領域(11)を備え、前記前面側の開口部(12)が収納物(S1・S2)を収納する為の収納口となり、係る中空領域(11)内の構成シート(10)は、カットされて開口可能であることを可能とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として植物の育成及び緑化、並びに小物の整理に資する収納具に関し、詳しくは配置領域と配置位置を自由に調整することによって、沢山の植物や雑貨等を用い、これらの配置を自由にレイアウトすることで斬新な装飾が可能であり、且つ、美的緑化の促進や作業効率向上に資する装飾自在な収納器具に関する。
従来から雑貨等の収納には多種多様な収納具が提案されている。係る収納具は機能的に収納するものから、収納効率よりもお洒落や装飾を目的とした収納具も存在する。しかしながら、収納スペースの領域や配置場所の形状に合わせ、更には収納位置をアレンジできる収納具は皆無といえる。
また、植物を店頭等の装飾に用いたり家庭用のガーデニングとして楽しむ方が増えてきており、係る装飾には花壇、プランター、ハンギング等を利用した方法が用いられている。しかしながら、ワイヤー等で吊るすタイプのハンギング等では重量に制限があり、植物の数や種類が限られてしまうという問題や、鉢やプランター等による装飾ではアレンジやバリエーションの範囲に限界があるという問題がある。
更に、花を用いて広範に装飾する場合では多数の鉢等への水やりに負担も大きくなるという問題もある。そこで、小規模な装飾範囲から大規模な装飾範囲まで自在に対応でき、更にあらゆるレイアウトや創作者の自由なアレンジに対応できる装飾用具が望まれているといえる。特にショーウィンドウなどの装飾などでは個性溢れるお洒落な植物を用いた装飾を容易に施す技術が求められているといえる。
そこで、従来からも種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1には、発明の名称を「花卉ハンギングバッグおよび花卉ハンギングセット」とする技術が開示され、公知技術となっている(特許文献1参照)。具体的には「有底袋体の正面部複数箇所に十文字状切り込み等による窓部を形成してなり、これにより軒先に吊るしたり、あるいはトレリス等に懸け吊るして用いる場合に安定性がよく、しかも花卉類が成長するにつれて、露出していた袋体自体が次第に隠れるようになる結果、人工的感覚があまりなく自然性を維持することができ、また取り扱い性も格段に向上する」というものである。しかしながら、特許文献1に記載の発明は、挿入口が固定されているため装飾が自由自在とはいえず、前記問題の解決には至っていない。
また、特許文献2には、発明の名称を「ユニット式ガーデニングラック」とする技術が開示され、公知技術となっている(特許文献2参照)。具体的には「自立接地用のベースを有しかつ長さが異なる複数種の帯板状ポールと、これら複数種の帯板状ポールの長さにそれぞれ等しい縦寸法を有しかつ横幅寸法は全て等しい大きさに形成された複数種のハンギング用格子パネルとを、帯板状ポールの両側辺部に形成した差込み溝及び係合部とハンギング用格子バネルの横幅方向の両側辺から突出させた突片との差込み係合手段を介して鉛直面内に形態の異なる複数種類の自立式ガーデニングラックを組立可能に構成している」というものである。しかしながら、特許文献2に記載の発明は、沢山の植物を自由に装飾できるが、大きな部材を組立て固定しなくてはならず、スペース確保の問題や装飾した個体を集合させているにすぎず、発明品本体による自由自在な装飾とは言えないため、前記問題の解決には至っていない。
なお、本発明者は、発明の名称を「筒状緑化ユニット」とする技術で特許を受けている。(特許文献3参照)具体的には「少なくとも1以上のケース部材からなり、前記ケース部材は、略長方形であり、幅方向に曲げ可能であり、長手方向に沿った両辺にファスナーのエレメントを持ち、前記エレメントをファスナーのスライダで結合することで前記ケース部材を中空の中空体とし、前記中空体の内部には植物培養基材が投入され、前記スライダは1つのファスナー構造に対して2つ以上設置されており、前記スライダの位置を調整することで、前記ファスナーの一部を開口部とし、前記開口部から前記植物培養基材に対して植物を植付け可能」というものである。しかしながら、複数のファスナースライダーを使用することから、製造上のコストと手間がかかるという問題が残されているといえ、よりシンプルな部材、構造を開発するといった課題も追及すべきといえる。
なお、本発明者は、発明の名称を「多目的収納ユニット」とする技術で特許を申請中であり、本願申請時点においては、公知ではない。(特許文献4参照)具体的には「可とう性を有する略布体状の形状から成る複数の小片シートによって全体が構成され、各前記小片シートは、一部が他の前記小片シートと重なり合う領域を有するように重畳的に配置され、該重なり合う領域に少なくとも2ヵ所以上の係止部を設けることで中空領域を形成し、係る構成とすることで前記中空領域の前面側の開口部と背面側の開口部を備え、前記前面側の開口部は収納物を収納するための収納口となり、前記背面側の開口部は前記重なり合う領域から下方へ前記収納物を通過させることで長さの異なる前記収納物でも収納できるように収納領域と収納位置を自由に調整することが可能であることを特徴とする請求項1に近い記載の多用途収納ユニット」というものである。しかしながら、より広い応用、活用範囲、よりシンプルあるいは多彩な部材、構造、及び、より発展的な部材、構造とその製造方法を開発するといった課題も追及すべきといえる。
特開2001−186816号 特開2000−041814号 特許第5495198号 特願2017−016349号
あらゆるデザインアレンジによる、雑貨等の小物や植物を用いて美しい装飾が可能であり、植栽に利用する場合には、水やり、植え替えのいずれも簡単に行えるガーデニング用品ともなる収納ユニットを提供する。
また、培養基材を入れたままで積載して輸送可能な、側面から植栽しても土等のこぼれを抑制可能な容器を提供する。
本発明に係る多用途収納ユニットは、可とう性を有する略シート状の素材から成る1以上の構成シート(10)によって全体が構成され、前記構成シート(10)は、S字状に折り曲げ方向を前後に交互に変えて2か所にて曲折して折り曲げられることによって重なり合う領域(15)を有して両側の端部である側端部を合わせられ、前記側端部を係止することによって、中空領域を備え、前記前面側の開口部が収納物(S1・S2)を収納する為の収納口となり、係る中空領域内の構成シート10は、カットされて開口可能であるという手段を採用する。
また、本発明は、前記構成シート(10)の上下の端部からずらして、S字状に折り曲げ方向を前後に交互に変えて2か所にて互いに略平行に曲折して折り曲げることによって重なり合う領域(15)を形成し、両側の端部である側端部を合わせる手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記曲折部が、略平行に2か所以上にて折り曲げ方向を前後に交互に変えて折り曲げられることによって重なり合う領域(15)を有する手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記2か所以上にて折り曲げ方向を前後に交互に変えて曲折して折り曲げられることによって重なり合う領域(15)を有した前記多用途収納ユニットにおいて、前面側あるいは背面側の正面から見て、複数の折り目が目視可能にずらして、重畳的に、連続的に略平行に曲折して折り曲げられることによって一部が重なり合う領域(15)を備える手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記中空領域内の前記構成シートに、開口可能な開口補助部を備え、前記中空領域にスリットまたは穴を容易に備えることを可能とするという手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記中空領域の一部にスリットまたは穴を備えることにより、該中空領域に、背面側の開口部(13)を備え、前記前面側の開口部(12)は収納物(S1・S2)を収納するための収納口となり、前記背面側の開口部(13)は前記重なり合う領域(15)から下方へ前記収納物(S1・S2)を通過させることで長さの異なる前記収納物(S1・S2)でも収納できるように収納領域と収納位置を自由に調整することが可能である手段を採用することもできる。
また、本発明は、複数の前記構成シート(10)の一方の端辺と他方の端辺を係止することで第二中空領域(14)を設ける手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記多用途収納ユニットを構成する構成シート(10)が、その位置を保持する機能を有する、1以上の保持具(103)に設けられている手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記構成シート(10)から構成される多用途収納ユニット(1)が背面の形状を覆う基台シート(30)を備える手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記多用途収納ユニットを構成する前記構成シート(10)が、2重以上で構成されている手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記構成シート(10)の両端の間での前記中空領域において、分割係止部(21)を少なくとも1以上備える手段を採用することもできる。
また、本発明は、横方向に連続して配置される前記構成シート(10)によって形成された全体を分割する前記分割係止部(21)を備えた手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記多用途収納ユニット(1)において、前記構成シート(10)が、前記構成シート(10)によって巻かれた1つの保持具(103)である芯材(32)に設けられる手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記多用途収納ユニット(1)において、前記構成シート(10)が、2つ以上の保持具(103)である支持材に橋架または巻いて設けられている手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記多用途収納ユニット(1)の前記第二中空領域に培養基材が投入され、前記第二中空領域の開口部が閉じられている袋である手段を採用することもできる。
また、本発明は、最下段16に配置される前記構成シート(10)、若しくは前記分割係止部(21)に水抜きのための係止しない部分を設ける手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記収納物(S2)が植物であって、前記前面側の開口部(12)から前記中空領域(11)を通過して背面側の開口部(13)から前記第二中空領域(14)へと前記植物の根を挿入し、前記第二中空領域(14)に充填した植物培養基材内において前記植物が前記根を広げることを可能とする手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記何れかに記載された手段により製造される構成の多用途収納ユニットとすることもできる。
また、本発明は、前記第二中空領域にコンクリートを注入することによってコンクリート構造物を形成する手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記手段によって形成される構成であるコンクリート構造物とすることもできる。
本発明に係る多用途収納ユニットによれば、屋内、屋外を問わず、比較的狭い設置領域においても多種多様な植物を同時に栽培でき、潅水容易で一時的な移動や設置も可能であることから、育苗や園芸における作業負担の軽減や作業の効率化を図れるという優れた効果を発揮する。
本発明に係る多用途収納ユニットによれば、沢山の開口部を構成することができるし、ポケットタイプで構成することも選択自由であり、柱や壁の形状に対応して装着できるので、例えば工場内において作業者が取りやすい位置に存在する壁や柱を利用して工具を収納するための収納ユニットとして利用するなど、場所や環境に対する制限が極めて少なく、あらゆる場所において自由な装飾が可能となるという優れた効果を発揮するものである。例えば吊り下げて使用してもよいし、筒状や、アーチ状等立体的な形状でもよく、ポケットの配置も様々な配置とすることが可能なため、今までにない斬新かつ洗練された植物アレンジが可能であるという優れた効果を発揮する。
本発明に係る多用途収納ユニットによれば、沢山のポケット状の植栽部の底部が開口可能な収納部を容易に設けることが可能であるため、上部から一度の水やりにより全体に水を供給することが可能となるという優れた効果を発揮する。
本発明に係る多用途収納ユニットによれば、花の交換の際、取り除く必要のない植物を移動することなく、別のポケットに違う種類の植物を装飾することも可能であり、また種や球根から育てたり、宿根草や多年草など季節が巡ってまた咲くものをそのままにしながら別のポケットの一年草は交換できるという優れた効果を発揮する。
本発明に係る多用途収納ユニットによれば、構成部材が極めて少なく、またシンプルな構成で製作が容易でコストがかからないといった優れた効果を発揮する。
本発明に係る多用途収納ユニットによれば、地面に接触させずに空中に吊るす構成として利用することにより、汚染された土壌や水害の影響を受けることなく、単位面積当たりの収穫量を向上させることができるという優れた効果を発揮する。
本発明に係る多用途収納ユニットによれば、土等の培養基材を入れたまま積載して配送可能な側面から植栽可能で、且つ、土等のこぼれを抑制される容器を提供でき、有用である。
本発明に係る多用途収納ユニットの基本構成説明図である。 本発明に係る多用途収納ユニットの基台シートを設けた構成説明図である。 本発明に係る多用途収納ユニットの中空領域を設けた基台シートが、対向して2重に設けられた構成説明図である。 本発明に係る多用途収納ユニットの構成シートの互いの両端を、互いに縦に一本まとめて係止した構成説明図である。 本発明に係る多用途収納ユニット全体構成において縦方向に分割する分割構成説明図である。 本発明に係る多用途収納ユニットに植物を植栽した場合の断面説明図である。 本発明に係る多用途収納ユニットの構成シートを支持材に巻き付けるようにして設けた構成を説明する説明図である。 本発明に係る多用途収納ユニットの芯材に構成シートが設けられた構成の断面図である。 本発明に係る多用途収納ユニットに植物を植栽した場合の実施例説明図である。 本発明に係る多用途収納ユニットに植物を植栽した場合の実施例説明図である。 本発明に係る多用途収納ユニットに植物を植栽した場合の実施例説明図である。 本発明に係る多用途収納ユニットに雑貨等を収納した場合の実施例説明図である。 本発明に係る多用途収納ユニットの使用状態説明図である。
本発明に係る多用途収納ユニット1は、開口する開口部に雑貨等の物品や植物を植栽するバリエーションを自由にするため、構成シート10を連続的にずらして折り曲げることによってできる連続的な複数の中空領域11によって生まれる効果が発揮されることを最大の特徴とするものである。
つまり、例えば、植栽の際には、下辺を隣接される構成シート10により覆われることによって培養基材の土や水のこぼれを防止可能とする有用性を発揮可能とするものである。
以下、図面に基づいて本発明に係る多用途収納ユニット1について説明する。但し、図面に示した形状や配置構成等についてはあくまでも例示であり、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することを可能とする。なお、図面の説明において上下左右は、図面に表された多用途収納ユニット1の上下左右方向と同じであり、前面又は前面側とは図1(b)、図1(c) 、図1(e)、図2(b)、図2(d)、 図2(e)、図2(g)及び図6(a)に示された左側をいい、背面又は背面側とは図1(b)、図1(c) 、図1(e)、図2(b)、図2(d)、 図2(e)、図2(g)及び図6(a)に示された右側をいうこととする。
図1は、多用途収納ユニット1の基本構成を示し、従来の収納用具と比較して極めて構成要素が少なく、シンプルな部材のみで構成することが可能であることを表している。図1(a)は、S字状に折り曲げ方向を前後に交互に変えて連続的にずらして折り曲げられた構成シート10の両端部を、九十九折り線で示した係止部20が構成シート10の重なり合う領域15内において、縫製や接着等によって係止されるものであり、係る構成シート10が位置をずらして折り曲げられることによって連続して複数重畳的に重なることで、開口部の位置が異なる中空領域11を連続的に形成し、係る中空領域11が、収納領域となる多用途収納ユニット1が構成されるものであることを示している。図1(b)及び図1(c)は、多用途収納ユニット1の構成シート10が折り曲げられて重なり合い、中空領域11を形成する構成を説明するための断面図である。
また、図1(c)は、係る中空領域11内の構成シート10に切り込みを設けて、背面側の開口部13を設けた構成の例を示している。
図1(d)及び図1(e)は、構成シート10が、S字状に、係る構成シート10の上下の端部から位置をずらして、2か所にて略平行に曲折して折り曲げることによって重なり合う領域15を形成させ、両側の端部である側端部19を合わせて、前記側端部19を係止することによって、中空領域11を形成させて収納領域を形成し、係る開口部が収納物S1・S2を収納する為の収納口を形成した構成の例を示しており、図1(d)は、重なり合う領域15の略上から下までを係止した構成であるのに対し、図1(e)は、一部だけを係止した構成であり、図1(f)は、係る構成における断面図を示しており、図1(g)は、背面側の開口部13を設けた構成を示している。
構成シート10は、例えばテント生地やメッシュ生地等の可撓性の部材を用いた構成シート10としたもので、これを複数重ねて使用する。素材は丈夫で可とう性を有し、壁や柱等に応じて自由に変形するとともに、収納物S1・S2の重量に耐えるための強度を有した素材を用いることが望ましい。寸法や形状については特に限定するものではないが、中空領域11の下辺が、折り曲げられて正面の構成シート10に覆われる構成とされるための部材である。
中空領域11は、構成シート10が折り曲げられて係止されることにより空間が設けられるものであり、係る空間は、中空状であり、係る空間は折り曲げられることによって構成シート10の背面に覆い隠されたものである。また、係る中空領域11内の構成シート10の一部に開口部を設けることによって、係る中空領域11は中空状に前後が開放され、一方の開口部は前面に配置され、他方の開口部は背面に配置されるものであり、開口部を設けない場合は、底のある収納領域ともなる。
前面側の開口部12は、雑貨などの物品を収納する場合や植物を植栽する場合など、様々な用途に応じて対応することができる。
中空底部13は、中空領域11の底部を示しており、雑貨などの物品を収納する場合と植物を植栽する場合において、これらの物品や植物を保持する為の底となる。
また、係る中空底部13に切り込みを入れた場合は、背面側の開口部13となり、背面側の開口部13は、雑貨などの物品を収納する場合と植物を植栽する場合において、前記一方の開口部と他方の開口部は其々対を成して前面側と背面側とに分かれる。尚、係る背面側の開口部13は、中空領域11内の構成シート10に設ければよく、必ずしも中空底部13に設けなくても良いが、本各図面の説明においては、説明の便宜上、中空底部13に背面側の開口部13を設けた構成で説明するものとする。
第二中空領域14は、各構成シート10の前面側の開口部12から背面側の開口部13を通じて、収納物S1・S2を収納できる領域ともなり、また植物を収納する場合においては係る第二中空領域14内に育苗のための土壌等の植物培養基材を充填する領域とすることもできる。
係止部20は、中空領域11において縫製、接着、溶着等の結合手段により固結された領域内においてその一部又は全部を係着されるともに、収納物S1・S2を収納する際、左右をガイドし、また、重畳部分を保持する為にも有効であり、最下段16の底部において収納物S1・S2が下方へ落下しないよう、構成シート10の両端部を繋ぐように係止部20を設けることも有効であり、必要に応じて、縦方向の構成シート10の両端部の内側においても係止部20を設けることも可能で、その数や長さについては特に限定するものではない。
また、背面側の開口部13を設けていない中空領域11においても、図面には示していないが、係る中空領域11内の構成シート10に開口部を設ける為の、ミシン目や薄肉部等、開口しやすくする為の開口補助部を設けても良く、係る開口補助部は、構成シート10に開口部を設け易くする為の加工部であり、係る開口補助部の形態は、本発明の思想の範囲内で限定しない。
また、図面には示していないが、本図では係る複数の中空領域11の位置がずらして示されているが、ずれずに、横に並んで設けられていても良い。
図2は本発明に係る、基台シート30を設けた構成を示す説明図であり、図2(a)は、図1(a)に示した基本構成による構成シート10が折り曲げてできた全体の形状に対応する形状を有し、これを基台シート30が全体に係止されている状態を示している。図2(b)は、該構成シート10の重なり合う領域15と基台シート30との係止状態を説明するための断面図である。図2(c)は、構成シート10が連続した中空領域11を備え、係る構成シート10に対応した基台シート30が係止された状態における背面を示したものである。
図2(d)は、図1(c)の構成の構成シート10に基台シート30が設けられた構成を示しており、係る構成においては、例えば、中空領域11から、長さの違う収納物を収納しても良いし、中空領域11に植物を植栽して、第二中空領域14に投入された培養基材に根を広げるようにして、植物を植栽することも可能であり、係る構成によって、植物の根腐れを抑制し、より広い領域に根を張ることが可能である為、より元気に植物が育つことが可能となり、例えば、野菜等の収量アップも期待でき、有用である。
また、背面側の開口部13の大きさは、大きくても良いし、小さくても良いし、スリット状でも良いし、また、その数も複数でも良く、限定しない。
図2(e)は、一続きの構成シート10にて、下部で折り曲げることによって、基台シート30を構成した例の断面図を示している。
図2(f)は、図1(d)の構成において、基台シート30を設けた構成を示しており、図2(g)は係る構成の断面図、図2(h)は、係る構成の背面側の開口部13を設けた構成の例を示している。
基台シート30は、構成シート10と同じ素材を用いてもよいし、曲げた状態を保持するような塑性特性や、元の状態に戻る弾性特性を備えた材料等を用いることが考え得る。係る特性を有することにより、例えば、全体の両側端部19を係止することによって得られるリング状収納型又は両面収納型等の利用体型に合わせて選択し、壁や柱などに設置する場合の基台としての機能を十分に発揮できる形状、大きさ、厚みが好ましい。
また、基台シート30は、前面側の構成シート10が折り曲げて設けられる中空領域11が連続してできた全体の形状の背面に対応する大きさで、又はそれを超える大きさの可撓性のあるシート状素材からなる基台である。なお、収納物S2に植物を植栽する場合には、構成シート10及び基台シート30の素材は、樹脂製のフィルムやシートなどの水密性を備えたものを選択することが望ましいが、屋外の使用等使用条件によってはその限りではなく、麻布のような自然な素材が望ましい場合もあり、例えば、イベントやワンシーズン等、短期使用の想定においては、耐候性を考慮しない素材でも良い。
図3は本発明に係る、構成において、図1(a)に示した基本構成による構成シート10が折り曲げてできた全体の形状の構成シート10が、対向して係止された構成を示した断面図である。
図3(a)は、図1(b)と同等の構成の構成シート10が対向して2重に係止された構成の例を示しており、図3(b)は、図1(c)と同等の構成の構成シート10が対向して係止された構成の例を示しており、図3(c)は、図3(b)の構成において、開口部が中空領域11の最下端に設けられているのに対して、最下端より上部に設けられた構成の例を示している。尚、係る中空領域11内の構成シート10への開口部は、その位置やサイズや形状を限定しない。また、係る構成シート10は、2重以上に係止して設けても良い。
また、図3(d)及び図3(e)はそれぞれ、図2(b)と図3(a)の構成において、第二中空領域14の上部開口部である、第二中空領域開口部29を閉じた構成の例を示しており、例えば、第二中空領域14の上部開口部である、第二中空領域開口部29を閉じることによって、第二中空領域14に収容された収納物を積載して運搬し易くしても良く、また、培養基材を収容した場合は、そのまま係る中空領域11内に開口部を設けても土等がこぼれ難く、緑花や野菜類を側面から栽培することが可能となる為、野菜においては収穫量のアップを期待でき、有用である。
図4は、図1に示される構成において、図4(a)に示される重ね合わせた構成シート10の互いの両端を、図4(b)のように、係止することによって互いに縦に一本まとめて係止した構成である。係る構成においては、側面のどこからでも収納物を収納することが可能な開口部12を設け、例えば、長さ自由な収納物を収納することが可能である構成の基本構成の一つとなる。
水抜き穴17は、多用途収納ユニット1の下部において、構成シート10と基台シート30の係止部20の横方向に横架する係止部20において、左右の系止部20の間に係止しない部分を設けることによって形成される、水抜き用の開口部である。
図5は、本発明に係る全体構成において一部の構成シート10のうち、左右両辺の間であって、各構成シート10の中空領域11の一部又は全部を縦方向に係止部20において係止することにより、より多彩な収納レイアウトを創出させることが可能であることを示している。即ち、収納領域内において特定の場所を選択し、係る場所へ収納物S1・S2の大きさに合わせて収納することが可能であることを示しており、本発明の特徴である自由な配置構成を実現させる構成を示している。
また、係る縦方向の係止を設けることによって、例えば、1つの中空領域11部分が長すぎて、中空領域11を維持できなくなるということを防ぐ効果もあり、有用である。
図5(a)の構成は、係る係止部20が、中空領域11を構成する構成シート10と、係る構成シート10を覆っている構成シート10をまとめて縫製等により係止している構成の例を示しており、図5(b)は、中空領域11を構成する構成シート10部分のみに係止部20を設けた構成の例を示しており、係る係止部20は、表面からは見えない部分に配置されている為、破線の九十九折り線にて示している。
図6は、本発明に係る構成シート10を重畳的に配置することで、重なり合う領域15によって中空領域11を得る構成を説明する説明図であり、 図6(a)は収納物S1・S2が収納されてない状態で、中空底部13が開口した状態の背面側の開口部13を設けた中空領域11及び第二中空領域14を示す断面図であり、 図6(b)は植物を収納物S2として収納した場合の中空領域11及び第二中空領域14を示す断面図である。
図6に示すように前面側の開口部12は収納物S1・S2を収納する為の収納口となり、背面側の開口部13は第二中空領域14に開放されている。 図6(a)では収納物S1・S2がないため各構成シート10は密着することとなるが、中空領域11を説明するためにやや離して示している。 図6(b)は、鉢植えから根に土のついたままの植物を前面側の開口部12から中空領域11を通過し第二中空領域14にかけて収納した状態を示している。この場合において、収納されない他の前面側の開口部12は重なりあって閉じることとなり、収納物S2が収納されている部分は押し広げられることとなる。
なお、 図6(b)の第二中空領域14内には植物を育成するための園芸用土や植物培養基材等が充填されている状態である。但し、収納物S2の量や中空領域11に収納される土のついた根の部分が大きい場合には、前面側の開口部12がきつくなるため第二中空領域14には園芸用土や植物培養基材等を充填しなくても良い場合がある。
また、図面には記載していないが、重なり合う領域15の構成シート10の内側の部分に、穴あるいはスリットを設けることによって、上から潅水された水が、中空領域11に植栽された植物に、より効率的に供給されることが可能となる構成である。
図7は、本発明に係る構成シート10を保持具103である支持材102に巻き付けるようにして設けた構成例であり、 図7(a)、 図7(b)は、係る構成例の断面図、 図7(c)から図7(f)は係る構成例の上面図である。
図7(a)は、支持底部101に設けられた2本の支持材102に背面側の開口部13を設けていない構成シート10が、巻かれて支持されて、多用途収納ユニット1が、自立して中空領域11及び第二中空領域14を設けている構成であり、支持底部101と構成シート10の間は、隙間が開いた構成でも、閉じた構成でも良い。隙間が開いた構成であれば、底から小さい収納物も取り出せるし、ゴミ等も溜まり難い。
係る支持材102が移動可能に台座を設けて、自由に移動可能な構成としても良いし、固定式な構成としても良い。
また、 図7(b)は、 図7(a)の構成における構成例において、中空領域11に背面側の開口部13を設けている構成を示している構成である。
また、構成シート10は、最下部において、係る支持底部101を覆うように巻いてもよく、係る構成において、より強固に支持底部101と構成シート10が一体に設けられる構成となる。また、底部支持材102を一重で巻いてても良いし、2重以上で巻いてより強固にしても良いし、接着等係止をした係止支持部31とした構成としても良いし、あるいは、底部付近に、部分的に隙間を設けて、水が排水できるようにして、植栽容器としても良い。
図7(c)及び図7(d)は、2本の支持材102に構成シート10が設けられた構成の例であり、 図7(d)は2面の構成シート10が、互いに係止されて、多用途収納ユニット1の仕切りを設け、あるいは、強度のアップをしている構成例である。
図7(e)及び図7(f)は、4本の支持材102に構成シート10が設けられた構成の例であり、係る支持材102は、3本でも、また、5本以上でも良く、また、支持材102も 図7(f)の構成に示される様に、外側から支持される構成としても良い。
また、図面には示していないが、多用途収納ユニット1を、支持材102に吊り下げるように設けても良い。
尚、本図のいずれの図面においても、また、図面には記載していないが1以上の係止部20あるいは係止支持部31あるいは分割係止部21を設けてることが望ましい。
また、支持材102は、平行でなくても良いし、曲がっていても良い。
また、支持材102の材質は、木や、アルミニウム、鉄等の金属、ポリプロピレン、ポリアミド等の樹脂、生地、石、陶磁器、カーボン、布状、網状等、その他、その種類を限定せず、必要な強度を満足可能な材質が望ましく、同様に、支持材102の形状についても、円柱、多角柱、筒状、鎖状、紐状、布状でも、その他、その種類を限定しない。
また、支持材102が設けられる位置についても、本図においては、第二中空領域14に設けているが、構成シート10の外側に設けても良いし、中空領域11も挿通する構成としても良く、その他、支持手段を限定しない。
図8は、保持具103である芯材32に構成シート10が設けられた構成の断面図であり、図8(a)は、芯材32に基台シート30が設けられた構成の例であり、芯材32に基台シート30が巻かれ、係る基台シート30が巻かれた芯材32に、構成シート10が巻かれて多用途収納ユニット1が構成されている。例えば、柱自体を収納スペースとして有効にスペースを活用することが可能となり、有用である。
また、図8(b)は、芯材32が容器で構成されている多用途収納ユニット1であり、例えば、容器としてペン立てを芯材32として、構成シート10が設けられ、係る構成シート10には、長さの違う定規や、短くなった鉛筆等を収容することができ、特に、鉛筆などは、短くなるにつれてペン立てに収納すると中に落ち込んで大変不便なものであるが、本構成においては、長さに多用途収納ユニット1に合わせて収容することが可能であり、特に、図8(c)のように、背面側の開口部を設けた構成で有用である。
また、保持具103または基台シート30は、発泡材、軟質材、マグネット板、マグネットシート、自己吸着シート、コルク、高摩擦部材、多穴部材、凹凸部材等によって、構成シート10の背面で、挿入された収納物を保持する上で、有用である。
その他、コンクリート、金属、樹脂、木、網、板材、筒、円柱、角柱、錐体、錘台、容器等、係る芯材32の材質、形状、態様は本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
図9及び図10は、本発明に係る多用途収納ユニット1に植物を植栽した場合の実施例説明図である。図9は正面と左右に植物が左右対称となるように植栽された構成を示し、図10(a)は、多用途収納ユニット1を折り返して右辺と左辺の一部又は全部を繋ぎとめた状態において正面側のみに植物を植栽した状態を示し、図10(b)は、正面及び背面に植物を植栽した状態を示している。係る構成では、両面に植物による装飾を可能とするため、例えば通路の中央部に配置して両側から装飾を楽しむことができる。他方、片側に植物を植栽する構成では、例えば、ビルや店舗の殺風景な壁などにも装飾用として設置可能であることを示している。また、図示はしていないが、柱や電柱等の棒状部材に巻きつけるように配置して植物の装飾を楽しむことも可能である。
また、本図では、一列の植栽箇所のある多用途収納ユニット1を繋ぎとめた構成としているが、長い多用途収納ユニット1を縦に縫い付ける等係止することによっても、同等の形状となり、また、縫い付けパターンを互い違いにし、収納部位も、互い違いとする構成としても良い。
図11は、本発明に係る多用途収納ユニット1を複数連結するように配置した状態を示し、図11(a)は、多用途収納ユニット1を折り返して右辺と左辺の一部又は全部を繋ぎとめた状態において正面及び背面に植物を植栽し、これを横方向に連結することで両面いっぱいに植物で覆いつくした壁を創出することも可能であることを示し、図11(b)は、正面側のみに係る植物で覆いつくしたかべを創出することができることを示している。また、店舗前に駐車場がある場合、排気ガスの影響を受けにくい高さに調整して植物を植栽することも可能となる。
図12は、本発明に係る多用途収納ユニット1に雑貨等の収納物S1を多数収納した使用状態を示し、図12(a)は、構成シート10のみで構成された使用状態を示し、図12(b)は、複数の構成シート10で構成された背面側に、これよりも上方に向かって大きな基台シート30を配置した構成での使用状態を示している。図12(a)は、横方向及び縦方向への分割係止部21が部分的に設けられており、前面側の開口部12から収納された文房具等の収納物S1は、重なり合う領域15を通過し、背面側の開口部13から下方へ長尺な物品は突き出している。これに対し、図12(b)では、最下段16の構成シート10の両端を繋ぐ底部が横方向に連通して分割係止部21が形成されている。
図13は、本発明に係る多用途収納ユニット1の収納領域の拡張性と収納位置の自由度を説明する説明図である。図13(a)は植物をハート型に配置した状態を示しており、図13(b)及び図13(c)は、店舗の収納物S2を植物とした場合に小さな小物雑貨用から図13(b)に(c)に示すように、店舗やショーウィンドウの上部を覆うほどの大規模なものまで対応可能である事を示している。なお、店舗に限らず一般の戸建住宅等においても窓の目隠しとして利用することも可能である。
尚、一連の本図の実施例において、
構成シート10または、基台シート30の素材は、可とう性を有したシート状で、テント生地やメッシュ生地等の布状部材、他各種繊維素材、各種ゴムや各種樹脂シート製、綿、麻等の天然素材、紙製、金属メッシュ等金属、また、色も透明、蛍光、光っても良く、その他、必要に応じた強度、機能を有し、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその素材を限定しない。また、有機ELや無機ELに代表される可撓性のある電子表示シートを一部または全部に用いることによって、光の活用や、収納物を表示する構成にすれば、整理整頓にも好適である。
また、シート10の形状も、多角形、丸、楕円、その他異形でも、長さ、大きさ違いの組み合わせ違いでもよく、その形状を限定せず、また、厚さも、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、保持具103は、構成シート10の位置を保持する機能を有し、吊設や、橋架あるいは橋架して巻かれることによってその位置を保持する支持材102または、1つで巻かれることによってその位置を保持する芯材32など、係る構成シート10の位置を保持する機能を有する本発明の技術的思想の範囲内で、その形態を限定しない。
また、係止部20あるいは係止支持部31は、図面に表記していないものも、必要に応じて、必要な個所に設ける構成が可能であり、また、それぞれの係止方法は、接着、融着、縫製、結束、ピン止め、ボタン止め、面ファスナー止め、磁石、ステープラー等、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその係止手段を限定しない。
また、係止部20、分割係止部21、係止支持部31は、着脱可能に係止してもよく、着脱可能な係止手段は、ホック、ボタン、面ファスナー、フック、磁石、紐、ファスナー等、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその係止手段を限定しない。着脱可能な構成とすることにより、必要に応じて構成シート10のサイズや材質を選択可能となり、有用である。
また、中空領域11を形成する折り目は、各図面においては、略水平方向に、且つ、互いの折り目が略平行に設けられているが、斜め方向に設けても良い。但し、土等の培養基材を投入した植栽用にはあまり急角度の斜めよりも、水平に近い方が望ましい。
また、中空領域11の中空底部13が開口している構成で説明した図においても、開口していない構成で説明した図においても、それぞれ互いに同様の構成で実施してもよく、また、全ての中空底部13が背面側の開口部13の図も、背面側の開口部13を設けていない図も、背面側の開口部13を設けた中空領域11と設けていない中空領域11が混ざっていても良い。
また、係る多用途収納ユニット1の第二中空領域14に、コンクリートを注入して、コンクリート構造物を形成しても良く、係る構成によって、壁などのコンクリート構造物の形状の自由度が増し、また、中空領域11内で、必要に応じて開口部を開口することによって、コンクリート成形の際の脱気等を容易にして、コンクリート構造物の品質を高めると共に、側面からもコンクリートを注入可能でありながら、中に注入したコンクリートの外への漏れを抑制することが可能となる。
また、ワイヤーなどの補強材を係る構成シート10に設けても良く、係る補強材は、金属、プラスチック、紐、木、カーボン、ゴムでも良く、本発明の技術的思想の範囲内で、限定しない。
また、第二中空領域14の上部開口部である、第二中空領域開口部29を閉じることによって、第二中空領域14に収容された収納物を運搬し易くしても良く、また、培養基材を収容した場合は、そのまま中空領域11内に開口部を設けて、緑花や野菜類を側面から栽培することが可能となる為、野菜においては収穫量のアップを期待でき、有用である。
本願発明は、植物の装飾を自在に出来ることから、各種イベントの装飾をはじめ家庭用ガーデニング用品としても魅力的な発明品であり、産業上利用可能性は極めて高いと思慮されるものである。
1 多用途収納ユニット
10 構成シート
11 中空領域
12 前面側の開口部
13 背面側の開口部・中空底部
14 第二中空領域
15 重なり合う領域
16 最下段
17 水抜き穴
19 側端部
20 係止部
21 分割係止部
29 第二中空領域開口部
30 基台シート
31 係止支持部
32 芯材
101 支持底部
102 支持材
103 保持具
S1 収納物(文具等小物雑貨)
S2 収納物(植物)

Claims (23)

  1. 多用途収納ユニット(1)の製造方法であって、可とう性を有する略シート状の素材から成る1以上の構成シート(10)によって全体を構成し、前記構成シート(10)を、S字状に折り曲げ方向を前後に交互に変えて2か所にて曲折して折り曲げることによって重なり合う領域(15)を形成させ、両側の端部である側端部(19)を合わせて、前記側端部(19)を係止することによって、中空領域(11)を形成させ、前記中空領域(11)の前面側の開口部(12)が収納物(S1・S2)を収納する為の収納口を形成させ、
    前記中空領域(11)の一部を切るか、穴を開けることによって開口部を設けさせ、該中空領域(11)に、背面側の開口部(13)を備えさせ、前記前面側の開口部(12)は収納物(S1・S2)を収納するための収納口となり、前記背面側の開口部(13)は前記重なり合う領域(15)から下方へ前記収納物(S1・S2)を通過させることで長さの異なる前記収納物(S1・S2)でも収納できるように収納領域と収納位置を自由に調整することを可能にさせることを特徴とする多用途収納ユニット(1)の製造方法。
  2. 多用途収納ユニット(1)の製造方法であって、可とう性を有する略シート状の素材から成る1以上の構成シート(10)によって全体を構成し、前記構成シート(10)を、前記構成シート(10)の上下の端部からずらして、S字状に折り曲げ方向を前後に交互に変えて2か所にて曲折して折り曲げることによって重なり合う領域(15)を形成させ、両側の端部である側端部(19)を合わせて、前記側端部(19)を係止することによって、中空領域(11)を形成させ、前記中空領域(11)の前面側の開口部(12)が収納物(S1・S2)を収納する為の収納口として形成させ、
    前記中空領域(11)の一部を切るか、穴を開けることによって開口部を設けさせ、該中空領域(11)に、背面側の開口部(13)を備えさせ、前記前面側の開口部(12)は収納物(S1・S2)を収納するための収納口となり、前記背面側の開口部(13)は前記重なり合う領域(15)から下方へ前記収納物(S1・S2)を通過させることで長さの異なる前記収納物(S1・S2)でも収納できるように収納領域と収納位置を自由に調整することを可能にさせることを特徴とする多用途収納ユニット(1)の製造方法。
  3. 前記多用途収納ユニット(1)の製造方法において、前面側あるいは背面側の正面から見て、複数の折り目が目視可能にずらして、重畳的に、連続的にS字状に折り曲げ方向を前後に交互に変えて2か所以上にて曲折して折り曲げることによって一部が重なり合う領域(15)を形成させ、両側の端部である側端部(19)を合わせて、前記側端部(19)を係止させて、前記2以上の中空領域(11)を形成させることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の多用途収納ユニット(1)の製造方法
  4. 前記多用途収納ユニット(1)を構成する前記構成シート(10)を、2重以上で重ねて係止させることによって、前記構成シート(10)に囲われた第二中空領域(14)を備えさせることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の多用途収納ユニット(1)の製造方法。
  5. 前記構成シート(10)から構成される多用途収納ユニット(1)の背面の形状を覆う基台シート(30)を備えさせることによって、前記構成シート(10)及び前記基台シート(30)に囲われた第二中空領域(14)を備えさせることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の多用途収納ユニット(1)の製造方法。
  6. 可とう性を有する略シート状の素材から成る1以上の構成シート(10)によって全体が構成され、前記構成シート(10)は、
    S字状に折り曲げ方向を前後に交互に変えて2か所にて曲折して折り曲げられることによって重なり合う領域(15)を有して両側の端部である側端部(19)を合わせられ、
    前記側端部(19)を係止することによって、中空領域(11)を備え、前記前面側の開口部(12)が収納物(S1・S2)を収納する為の収納口となり、係る中空領域(11)内の構成シート(10)は、カットされて開口可能であることを特徴とする多用途収納ユニット(1)。
  7. 前記構成シート(10)の上下の端部からずらして、S字状に折り曲げ方向を前後に交互に変えて2か所にて曲折して折り曲げることによって重なり合う領域(15)を形成し、両側の端部である側端部(19)を合わせて、
    前記側端部(19)が係止されることによって、中空領域(11)を備え、前記中空領域(11)の前面側の開口部(12)が収納物(S1・S2)を収納する為の収納口であり、係る中空領域(11)内の構成シート(10)は、カットされて開口可能であることを特徴とする請求項6に記載の多用途収納ユニット(1)。
  8. 前記曲折部が、2か所以上にて折り曲げ方向を前後に交互に変えて折り曲げられることによって重なり合う領域(15)を有し、
    両側の端部である側端部(19)を合わせられて、前記側端部(19)を係止することによって、2つ以上の中空領域(11)を備え、係る中空領域(11)内の構成シート(10)は、カットされて開口可能であることを特徴とする請求項6または請求項7のいずれかに記載の多用途収納ユニット(1)。
  9. 前記2か所以上にて折り曲げ方向を前後に交互に変えて曲折して折り曲げられることによって重なり合う領域(15)を有した前記多用途収納ユニット(1)において、前面側あるいは背面側の正面から見て、複数の折り目が目視可能にずらして、重畳的に、連続的に折り曲げられることによって一部が重なり合う領域(15)を備え、
    両側の端部である側端部(19)を合わせられて、前記側端部(19)を係止することによって、2つ以上の中空領域(11)を備えたことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載の多用途収納ユニット(1)。
  10. 前記中空領域(11)内の前記構成シート(10)に、開口可能な開口補助部を備え、前記中空領域(11)にスリットまたは穴を容易に備えることを可能とすることにより、
    該中空領域(11)に、背面側の開口部(13)を備えることを可能とし、前記前面側の開口部(12)は収納物(S1・S2)を収納するための収納口となり、前記背面側の開口部(13)は前記重なり合う領域(15)から下方へ前記収納物(S1・S2)を通過させることで長さの異なる前記収納物(S1・S2)でも収納できるように収納領域と収納位置を自由に調整することが可能であることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれかに記載の多用途収納ユニット(1)。
  11. 前記中空領域(11)の一部にスリットまたは穴を備えることにより、該中空領域(11)に、背面側の開口部(13)を備え、前記前面側の開口部(12)は収納物(S1・S2)を収納するための収納口となり、前記背面側の開口部(13)は前記重なり合う領域(15)から下方へ前記収納物(S1・S2)を通過させることで長さの異なる前記収納物(S1・S2)でも収納できるように収納領域と収納位置を自由に調整することが可能であることを特徴とする請求項6から請求項10のいずれかに記載の多用途収納ユニット(1)。
  12. 複数の前記構成シート(10)の一方の端辺と他方の端辺を係止することで第二中空領域(14)を設けたことを特徴とする請求項6から請求項11のいずれかに記載の多用途収納ユニット(1)。
  13. 前記多用途収納ユニット(1)を構成する構成シート(10)が、その位置を保持する機能を有する、1以上の保持具(103)に設けられていることを特徴とする請求項6から請求項12のいずれかに記載の多用途収納ユニット(1)。
  14. 前記構成シート(10)から構成される多用途収納ユニット(1)が背面の形状を覆う基台シート(30)を備えたことを特徴とする請求項6から請求項13のいずれかに記載の多用途収納ユニット(1)。
  15. 前記多用途収納ユニット(1)を構成する前記構成シート(10)が、2重以上で構成されていることを特徴とする請求項6から請求項14のいずれかに記載の多用途収納ユニット(1)。
  16. 前記構成シート(10)の両端の間での前記中空領域(11)において、分割係止部(21)を少なくとも1以上備えたことを特徴とする請求項6から請求項15の何れかに記載の多用途収納ユニット(1)。
  17. 横方向に連続して配置される前記構成シート(10)によって形成された全体を分割する前記分割係止部(21)を備えたことを特徴とする請求項6から請求項16の何れかに記載の多用途収納ユニット(1)。
  18. 前記多用途収納ユニット(1)において、前記構成シート(10)が、前記構成シート(10)によって巻かれた1つの保持具(103)である芯材(32)に設けられていることを特徴とする請求項6から請求項17のいずれかに記載の多用途収納ユニット(1)。
  19. 前記多用途収納ユニット(1)において、前記構成シート(10)が、2つ以上の保持具(103)である支持材(102)に橋架または巻いて設けられていることを特徴とする請求項6から請求項18のいずれかに記載の多用途収納ユニット(1)。
  20. 前記多用途収納ユニット(1)の前記第二中空領域(14)に培養基材が投入され、前記第二中空領域(14)の開口部が閉じられている袋であり、係る構成であることによって、積載運搬可能で、植栽する際には前記中空領域(11)内に開口部を設けることによって、側面から土こぼれを抑制して植栽可能であることを特徴とする請求項6から請求項19のいずれかに記載の多用途収納ユニット(1)。
  21. 請求項6から請求項20の多用途収納ユニット(1)の前記第二中空領域(14)にコンクリートを注入することによって形成されたことを特徴とするコンクリート構造物。
  22. 最下段(16)に配置される前記構成シート(10)、若しくは前記分割係止部(21)に水抜きのための係止しない部分を設けたことを特徴とする請求項6から請求項21のいずれかに記載の多用途収納ユニット(1)。
  23. 前記収納物(S1・S2)(S2)が植物であって、前記前面側の開口部(12)から前記中空領域(11)を通過して背面側の開口部(13)から前記第二中空領域(14)へと前記植物の根を挿入し、前記第二中空領域(14)に充填した植物培養基材内において前記植物が前記根を広げることを可能としたことを特徴とする請求項6から請求項22のいずれかに記載の多用途収納ユニット(1)。
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