JP5495198B1 - 筒状緑化ユニット - Google Patents

筒状緑化ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP5495198B1
JP5495198B1 JP2013124235A JP2013124235A JP5495198B1 JP 5495198 B1 JP5495198 B1 JP 5495198B1 JP 2013124235 A JP2013124235 A JP 2013124235A JP 2013124235 A JP2013124235 A JP 2013124235A JP 5495198 B1 JP5495198 B1 JP 5495198B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plant
case member
greening unit
hollow body
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013124235A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015000002A (ja
Inventor
正和 那須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2013124235A priority Critical patent/JP5495198B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5495198B1 publication Critical patent/JP5495198B1/ja
Priority to CN201480031284.9A priority patent/CN105451544A/zh
Priority to KR1020157034141A priority patent/KR20160003218A/ko
Priority to US14/895,700 priority patent/US20160143234A1/en
Priority to PCT/JP2014/064872 priority patent/WO2014199883A1/ja
Priority to TW103120156A priority patent/TW201509293A/zh
Publication of JP2015000002A publication Critical patent/JP2015000002A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G9/00Cultivation in receptacles, forcing-frames or greenhouses; Edging for beds, lawn or the like
    • A01G9/02Receptacles, e.g. flower-pots or boxes; Glasses for cultivating flowers
    • A01G9/022Pots for vertical horticulture
    • A01G9/024Hanging flower pots and baskets
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G31/00Soilless cultivation, e.g. hydroponics
    • A01G31/02Special apparatus therefor

Abstract

【課題】上下方向に多数の植物を配置する際、潅水が容易で、設置の自由度が高い緑化ユニットが求められていた。
【解決手段】少なくとも1以上のケース部材からなり、前記ケース部材は、略長方形であり、幅方向に曲げ可能であり、長手方向に沿った両辺にファスナのエレメントを持ち、前記エレメントをファスナのスライダで結合することで前記ケース部材を中空の中空体とし、前記中空体の内部には植物培養基材が投入され、前記スライダは1つのファスナ構造に対して2つ以上設置されており、前記スライダの位置を調整することで、前記ファスナの一部を開口部とし、前記開口部から前記植物培養基材に対して植物を植付け可能である緑化ユニット。
【選択図】図1

Description

本発明は、植物の育成及び緑化に関し、詳しくは、配植領域と配植位置を自由に調整でき、且つ、潅水容易で美的緑化の促進を図れる筒状緑化ユニットに関する。
従来、家庭用園芸において、狭い領域に、あるいは上下方向に植物を密に配置しようとした場合、ツル性の植物を針金やひも状の網等に這わせる方法や、壁に吊り下げ式の植木鉢(以下、ハンギングバスケットと言う)を複数設置するのが一般的である。
しかしながら、ツル性の植物に限定すると品種が限られてしまうし、吊り下げ式の植木鉢の場合には、個別に潅水することになり、手間がかかることになる。そのため、潅水作業が容易な緑化ユニットが求められている。
また、ツル状の植物を用いてグリーンカーテンをしようとした場合に、植物の生育状況によっては、葉が均等にならないことがあり、この場合は葉の少ない場所に植物を追加することは難しいし、ハンギングバスケットの場合には、各々のハンギングバスケット毎に設置するための壁や架台をおく必要があり、設置位置を自由に決めることは難しかった。そのため、任意の位置に植物を配置することができる緑化ユニットが求められている。
また、グリーンカーテンは遮光に有効であるが、天候によっては、グリーンカーテンがあるために、室内が暗くなってしまう場合もある。通常のカーテンのように、一時的に仕舞うことは難しい。また、グリーンカーテンは、ツル性の植物であるので、成長後は、互いのツルが絡まり、グリーンカーテンの中を人が通ることは難しい。場合によってはグリーンカーテンの中を通ったほうが便利なこともあるが、ツル性植物の性質上難しいこととなる。そのため、グリーンカーテンであっても、通常のカーテンのように、一時的に移動したり、一部を曲げて通ることができる緑化ユニットが求められている。
また、ハンギングバスケットを連結して吊って使用した場合、潅水時に各植木鉢の下部から出てくる土の混ざった水が出てくるが、比較的高い位置の植木鉢からの水は飛び散り、周囲を汚すことになる。連結して吊って使用する場合の多くは、観賞用として人の出入りする場所に設置することも多いため、土の混ざった水が飛び散ることは好ましくない。
また、吊鉢型の植木鉢には、横から植物を植えることができるものがある。これは、吊鉢の側面にスリットがあり、そこから植物を挿入して植えるものである。しかし、単純にスリットを設けたものでは、潅水時にスリット部分から外へ水や土がこぼれることがあるし、スリット部分に土こぼれを低減する為のスポンジを貼り付けて使用するものであっても、複数本茎のある植物の場合、茎と茎の間にはスポンジが密着しておらず、水や土のこぼれを抑えるには不十分であった。そのため、比較的高所で植物を栽培しても土の混ざった水が飛び散らない緑化ユニットが求められている。
また、従来の植木鉢や露地栽培で野菜等を栽培する場合、単位面積あたりの収穫量は限られる。かといって、架台等を設置してその上に植木鉢を置いて栽培すること、収穫時の手間が大きくなる。そのため、単位面積あたりの収穫量を増やしながら、収穫時の作業負担の軽い緑化ユニットが求められている。
このような上記問題に鑑みて、従来からも種々の技術が提案されてきた。例えば壁、「面に設置する緑化ユニットとして、擁壁などの壁面の緑化棚ユニットとすることができる緑化棚ユニット」が提案され、公知技術となっている(特許文献1参照)。具体的には壁面用緑化ユニットであり、斜めに配置された複数段の植生支持棚を持ち、植生支持棚は、上下方向に積まれた形態であり、土壌等の培地は各々の植生支持棚間で接触しているものである。
しかしながら、この緑化棚ユニットは、植物を植える位置を単純に垂直方向に積み上げたものであるので、潅水時の水、土の飛び散りの防止方法、緑化ユニットの一時的な移動について記載されておらず、前記問題の解決には至っていない。
また、縦型の培器であり、万遍なく灌水をおこなえ、メンテナンス性の良好な緑化用培器が提案され、公知技術となっている(特許文献2参照)。係る技術は「前面に植物植込み用の開口部を有して容器状に形成された培器本体と、その培器本体の上方に設けられた給水手段と、その給水手段と対応させて培器本体内の上部に取り付けられた灌水手段と、培器本体内の下部に取り付けられた排水手段とを持ち灌水手段を透水性の多孔質発泡体で形成しているもの」である。
しかしながら、この緑化用培器は、培器側面に単純に穴を開けた構造であるので、潅水時の水の飛び散りについて記載されていないし、緑化ユニットの一時的な移動について記載されておらず、前記問題の解決には至っていない。
さらにまた、「植物を利用して装飾でき、少量の培養液でも良好に植物を栽培できて水管理に優れ、室内でも簡単に設置して利用できる装飾緑化装置が提案され、公知技術となっている(特許文献3参照)。係る技術は、「筒中心軸を縦にして配置された中空筒からなり、周壁に植物の根を挿入可能な複数の挿入孔が穿孔された非透水性の栽培筒体と、栽培筒体内壁に当接するように周設配置され中空筒状に形成された厚みの薄い保水材と、保水材に培養液を供給する培養液供給手段と、栽培筒体よりも小さな中空筒体であり、栽培筒体内壁に当接する保水材の内側に配置され栽培筒体との間に保水材を挟装させて保持する保持力を有する非透水性の筒状支持具とを備えたもの」である。
しかしながら、この装飾緑化装置は、側面に隙間を作り比較的小さな植物の水生栽培を目的とした構造であるので、土壌を用いた通常の植物栽培とは異なるし、緑化ユニットの一時的な移動について記載されておらず、前記問題の解決には至っていない。
そこで、本願発明者は、これらの問題を解決すべく、ファスナの連結機能とスライダによる位置調整機能に着目し、これを植物培器や緑化ユニットに応用すれば、配植領域を自由に調整でき、更には、配植位置や配植数も自由になるのではないかという着想の下に、本願に係る「筒状緑化ユニット」の提案に至ったものである。
特開2009−254347号 特開平8−238028号 実用新案登録第3160800号
本発明は上記問題点に鑑み、配植領域と配植位置を自由に調整でき、且つ、潅水容易で園芸作業者の負担を軽減するとともに、店頭などにも植物による美的緑化の促進を図れる筒状緑化ユニットの提供を図る。
本発明に係る緑化ユニットは、多種多数の植物を任意位置に配植可能な緑化ユニットであって、少なくとも1以上のケース部材からなり、該ケース部材は、曲げ可能な素材により形成され、対となる二辺にファスナのエレメントを有し、該エレメントを前記ファスナのスライダで結合することで前記ケース部材により囲まれた中空領域を有する中空体を形成し、該中空領域には植物培養基材が投入され、前記スライダは1つのファスナ構造に対して少なくとも2つ以上設置されており、該スライダの位置を調整することで、前記ファスナの一部を開口し、該開口部から前記植物培養基材に対して植物を配植可能にした手段を採用している。
また、本発明は、前記ケース部材において、対となる両辺の前記ファスナのエレメントに挟まれる内側領域に、少なくとも1以上の、スリット部、又は前記スライダによるファスナ付きスリット部のいずれか、若しくはこれら双方が、任意位置に設けられているケース部材である手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記中空体の前記中空領域に潅水用管を内設し、該潅水用管には少なくとも1つ以上の潅水用穴を設け、前記潅水用管内に注水された水が、前記潅水用穴を通して、前記植物培養基材に供給される手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記潅水用管の周囲に保水材を覆設し、該保水材の周囲に前記植物培養基材が投入される配置構成手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記中空体の前記中空領域において、前記植物培養基材を投入する投入領域と前記植物培養基材を投入しない非投入領域とで構成し、該非投入領域で前記中空体が屈曲可能である手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記開口部に挿入され、前記開口部から地表に対して水平方向へと緩やかに前記植物を導いて保持するアダプタであって、該アダプタには、前記開口部の開口面よりも広い面積を有する2つの鍔状段差部が形成され、該鍔状の段差間で前記ケース部材を挟持することで前記ケース部材から前記植物培養基材の流出を防ぐことを可能とする植物保持アダプタが備えられている手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記植物保持アダプタが、該アダプタの管路を二分する分割構造である植物保持アダプタである手段を採用することもできる。
また、本発明は、前記緑化ユニットの端部に設置された係止具を介し、被係止物に吊り下げられて配置される設置手段を採用することもできる。
本発明に係る緑化ユニットによれば、屋内、屋外を問わず、比較的狭い設置領域においても多種多様な植物を同時に栽培でき、潅水容易で一時的な移動や設置も可能であることから、育苗や園芸における作業負担の軽減や作業の効率化を図れるという、優れた効果を発揮する。
また、本発明に係る緑化ユニットによれば、ファスナの開口部をスライダによって自由な位置に創出させることができ、また、容体としての大きさも、ファスナで繋いでいくだけで自由に構成することができるため、一般家庭におけるちょっとしたガーデニングから、店舗のウインドーや壁面、或いはイベント会場における大規模な装飾を目的としたディスプレイとして利用するなど、広範な利用目的に対応することができるという、従来技術にはない優れた効果を発揮するものである。
本発明に係る緑化ユニットの全体斜視図である。 本発明に係る緑化ユニットに植物が配植された状態図である。 本発明に係る緑化ユニットの断面図である。 本発明に係る緑化ユニットの分解図である。 本発明に係る緑化ユニットの配植実施例説明図である。 本発明に係る緑化ユニットの潅水管利用型実施例説明断面図である。 本発明に係る緑化ユニットの保水材利用型実施例説明断面図である。 本発明に係る緑化ユニットの屈曲型実施例説明断面図である。 本発明に係る植物保持アダプタの説明図である。 本発明に係る植物保持アダプタの分割構成説明である。 本発明に係る緑化ユニットをグリーンカーテン型にした実施例例斜視図である。 本発明に係る緑化ユニットを壁状にした実施例説明図である。 本発明に係る緑化ユニットをスパイラル状にした実施例説明図である。 本発明に係る緑化ユニットを別の構成に係るケース部材の展開図である。 本発明に係る緑化ユニットの別の実施形態実施例説明展開図である。 本発明に係る緑化ユニットの自動給水システム説明図である。
本発明である緑化ユニット10は、上下方向に多数の植物を配置する際、潅水が容易で、配植領域と配植位置を自由に調整できるようにするために、上下に開口部を持つ中空体101とし、該中空体101は、ケース部材602、ファスナのスライダ603、エレメント601、及び植物培養基材1101とから構成されていることを最大の特徴とする。以下、実施例を図面に基づいて説明する。なお、本実施例で示される緑化ユニット10の全体形状及び各部の形状は、下記に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
図1から図4に従って、本発明を説明する。図1は本発明に係る緑化ユニット10の全体斜視図であり、図1(a)は、本発明の基本構成に係る全体斜視図を示し、図1(b)は基本構成に植物保持アダプタ102・1002及び、潅水用管701が設けられている構成を採用した場合の全体斜視図である。図2は本発明に係る緑化ユニット10に植物が配植された状態図である。図3は、本発明の断面図である。図4は本発明に係る緑化ユニット10の分解図であり、図4(a1)及び(a2)は、ケース部材602及びエレメント601の構成図であり、図4(b)は。ファスナのスライダ603部分(A−A‘部)の拡大図である。
図1(a)に示すように、中空体101は、少なくとも1つ以上のケース部材602を持ち、ケース部材602の側面にはエレメント601が配置され、ケース部材602の継ぎ目部分には、少なくとも2つのスライダ603が配置され、2つのスライダの間を開けることで、ケース部材の継ぎ目に開口部604を作ることができる。この開口部604に植物103を植え込むことで、中空体101の任意の高さに植物103を配植することができる。なお、前記ファスナのエレメント601とスライダ603との関係において、本書面中の「ファスナ」の用語には「チャック」や「ジッパー」を含み、また、ジップロック(登録商標)やイージージッパー(登録商標)のような密封式ファスナも含むものとする。
ケース部材602は、屋内での使用を考えれば非透水性の素材が望ましいが、屋外での使用では、必ずしも非透水性の要件を満たす素材でなければならないというわけではない。ただし、ケース部材602は幅方向及び長手方向共にある程度屈曲する素材であることが必用である。具体的には、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニルポリエステル等の合成樹脂で弾性率の高い素材が好適である。屈曲容易であれば他のゴムや革素材でも問題ない。ケース部材602の長手方向の長さは、中空体101の円筒部分の長さを決定する。幅方向は、中空体101の円周方向を構成する。図4(a2)に示す本実施例では、ケース部材602は4つで構成されることから、1つのケース部材は1/4周分の中空体を構成する。本実施例では4部材であるが、増やしてもいいし、減らしてもよい。また、図4(a1)に示すような長さの異なる3つのケース部材602で構成し、長いケ−ス部材602を中心で折り返し、該ケース部材602の半分の長さのケ−ス部材602を2つで繋げば、前記4部材構成と比して部品点数を減らすことが可能となる。
また、前記ケース部材602に、該ケース部材602の両辺に設けられる前記ファスナのエレメント601の内側領域に少なくとも1以上のスリット部と、該スリット部のスリット両辺にも前記スライダ603によるファスナを任意位置に設けた構成とすることも有効である。係る構成を採用した場合には、両側面のエレメント601が広い場合等において、任意の位置に草花を配植することが可能となり、より緻密な配置構成が可能な緑化ユニット10となるからである。
なお、図4には示していないが、より最小の構成としては、ケース部材602が1つで中空体101を構成してもよい。更になお、ケース部材602の継ぎ目部分に開口部を設けて植物103を設置していくことになるので、植物103を設置したい角度にケース部材602の継ぎ目が来るように、中空体101を構成することになる。
エレメント601は、ケース部材602の長辺部分に配置されている。2つのケース部材602を沿わせて、互いのエレメント601の位置を合わせて、スライダ603をケース部材602の長辺の端部からエレメント601に挿入する。スライダ603は、両方の端部からそれぞれ挿入する。一般的なファスナであれば、一方の端部からスライダ603を挿入するのみで、エレメント601が結合され、部材の接続が完了するが、本発明では、長辺の中段に開口部604を設ける必要があることから、両方の端部からスライダ603を挿入する。
スライダ603は、開口部604が必要ない場合は、たとえば中段付近に、2つのスライダ603を接するように固定する。中空体101の下部付近に、植物を植え込みたい場合は、2つのスライダ603を中空体101の最下部付近に移動し、2つのスライダ603の間を数センチ程度開けることで、自動的に、排水のための開口部604が生成できる。開口部604の上下方向の調整はスライダ603の位置を変えることで容易に行うことができる。また、開口部604の大きさの変更も、スライダ603の位置を変えることで容易に行うことができる。また、ケース部材602の1つの継ぎ目での開口部604を1つ増やしたい場合は、2つのスライダ603を追加挿入することで、容易に開口部を追加できる。たとえば、下部付近に開口部604を設けた後、上部にも、開口部を設けたい場合は、上端から2つのスライダ603を挿入する。その際、挿入する2つのスライダ603は、互いにエレメント601を開放する側が接する状態とする。そうすることで、追加した2つのスライダ603を中空体101の上部付近で離すことで、新たな開口部604ができる。このように、スライダ603を増やすことで、容易に、制限無く開口部604を増やすことができる。
植物培養基材1101は、中空体101内に投入されており、ファスナによる開口部604から植え付けられた植物の固定と成長のために使用される土壌、或いは該土壌の代替え品であり、保水性と保肥性を備えた基材である。例えば、一般に市販されている園芸用の培養土や、ペレット状や粒状の樹皮マルチング材などである。中空体101の中空領域への植物培養基材1101の投入は、中空体101のどの開口部から行ってもよいが、ケース部材の継ぎ目のファスナを全開することによって、中空体101を側面方向から展開し、植物培養基材1101を入れ込むことで、極めて容易に投入ができる。投入後は、またファスナを閉めればよい。植物培養基材1101への水の供給は、中空体101上部の開口部から潅水させ、水を徐々に下方に浸透させるか、潅水用管701へ水を送り、潅水用穴801から潅水させても良い。植物培養基材1101及び吸水材1201で吸収しきれなかった水は、中空体101下部から排水される。
次に、実施の形態について図5に沿って説明する。図5(a)は、ファスナの開口部に直接挿入された植物の斜視図、図5(b)は、植物巻着部501を利用した場合の状態説明図、図5(c)は開き止め502を利用した場合の状態説明図である。
中空体101のファスナによる開口部に植物を挿入する方法として、最も単純な方法は、他の補助支持具等を用いずに、植物103を植え付ける方法である。スライダ603の位置を調整することで、開口部の高さと大きさを決定する。開口部の大きさは、植物103の茎の太さよりも大きくしておく。開口部の内側は、植物培養基材1101が露出するが、中空体101内に投入される際の若干凝縮されることから、ある程度の硬さがあり、それほどこぼれ落ちない。植物の根を指等で植物培養基材1101内に挿入し、完了後、スライダ603の位置を調整し、開口部の大きさが植物103の茎の大きさになるようにする。開口部と茎の隙間は少なくなるので、水や植物培養基材1101等の漏れ出しは少ない(図5(a))。
また、植物103の茎に植物巻着部501を設けることによって、開口部と茎の隙間をより小さくできるので、水、土等の漏れ出しをさらに少なくすることができる(図5(b))。植物巻着部501は、スポンジ等の非透水性でやわらかい部材が適している。植物巻着部501を巻くことで、植物103の茎とエレメント601が必要以上に接触し、茎を傷つけることがなく好適である。植物巻着部501は、あらかじめ、植物103に巻いた状態で開口部に設置してもよいし、植物103を開口部に設置した後、植物103の茎の根元に巻きつけても良い。
また、スライダ603が植物103設置後に、開口部が広がる方向に移動することを防止するために開き止め502をつけても良い(図5(c))。開き止め502は、たとえば、両端がフック形状であり、中間が弾性体である。フックをそれぞれ、開口部の上下のスライダ603に係止する。両スライダ603は、開き止め502の弾性体の張力によって、互いに引かれるので開口部が広がることを防止することができる。
つぎに、実施例1の変形例を図13に沿って示す。図13は、中空体101を略平板にした実施図である。通常、中空体101は円柱状であるが、ケース部材602を多数用いることで、略平板状とし、ほぼ壁状の緑化ユニット10とすることができる。ケース部材602の継ぎ目が等間隔に並ぶので、壁一面に自由に植物を配置することができる。ケース部材602は同一のものが使用できるのでの拡張、変形が自在である。
このように、本発明によれば、使用者が、植栽する位置(高さ)を自由に設定できる。たとえば、グリーンパーテーションとして使用する場合(図12)、植物の大きさや数に応じて配植することができる。また、ファスナ構造であるので、スライダ603の個数を増やすだけで、配植できる箇所を増やすことができる。一方、製造上のメリットとして、略短冊状のケース部材602の幅や本数を変えるだけで、中空体101の幅を変えることができ、バリエーションをより容易に増やすことができる。つまり、中空体101の幅が異なる製品を作る場合、新たなサイズのケース部材602を作る必要がない。なお、図12では上下左右に枠体が示されているが、これは実施形態に応じて必要がある場合に用いるとよい。さらになお、格子状の枠体として形状変形を抑止する構成も有効である。
生産上のメリットとして、縦一列に5箇所に開口部を設ける仕様の場合、従来の方法では、5箇所に穴を開け、ふた等を設置しなければならないが、本発明では、1本の略短冊状のケース部材602にファスナのエレメント601をつけるのみでよく、工程の削減効果がある。
他の実施例について図6、図7を用いて説明する。図6は、中空体101内の潅水用管701の説明図であり、図6(a)は潅水用管701を略中心部に1本備え、図6(b)は長さ(深さ)が3種異なる潅水用管701が中空体101内に配置された状態を示し、図7は、潅水用管701が中空体101内に配置され、更に、該潅水用管701と植物培養基材1101の間に保水材1201を備える構成を示している。
保水材1201は、乾燥を防ぐと共に、潅水により供給された水を保持するためのもので、潅水作業の回数を減らす目的で備えられるものである。具体的には、例えば、樹皮や大鋸屑を粉砕し、植物に無害な有機質の糊により圧縮成形した緑化用固形基盤床や、ポリウレタンやフェノール樹脂により多孔質形状に成形された緑化用固形基盤床、例えば、オアシス(登録商標)などを用いる。
中空体101内に潅水する際、単純に上部の開口部から植物培養基材1101に対して潅水した場合、水が急激に中空体101内を移動し、下部から排水されてしまい、水受けからあふれる可能性もある。そこで、中空体101の内部、中心軸付近に中空体の太さよりも細い潅水用管701を設置する。潅水用管701には、潅水用穴が複数開いている(図6)。使用者が、潅水用管701内に、水を入れると、水は潅水用穴801から徐々に植物培養基材1101内に浸透するので、水が、中空体101内を急激に移動することはなくなり、潅水時の労力を軽減することができる。また、潅水用管701を保水材1201で覆うことで、さらに水の流れを緩やかにすることができる(図7)。潅水の際、潅水用管701の潅水用穴801を介して、植物培養基材1101に浸透していくが、中空体101が縦長の構造であることから、上部の植物培養基材1101は乾きやすい。そこで、潅水用管701を保水材1201で覆うことで、水を長時間、中空体101内に留めることができ、潅水の間隔を広げたり、潅水の量を少なくしたりすることができる。
潅水用穴801は、丸穴でもいいし、切れ込みでもよく形状や大きさが限定されるものではなく潅水に必用な機能を発揮できる穴であれば良い。また、潅水用管は複数あっても良い。その際、複数の筒の長さを変えて、中空体101の上部、中部、下部用の潅水用管701としても良い。また、潅水作業の労力を軽減するために、タイマー当によってポンプあるいは給水便を稼動して潅水する構成として、潅水時間、頻度をタイマーにて設定できる構成としても良い。
他の実施例について図8を用いて説明する。実施例1と同様の部分は省略する。図8は中空体101を屈曲可能とする説明図である。
中空体101内を、土又は土に準ずる植物の培養物などの植物培養基材が入っている投入領域と、植物培養基材が入っていない非投入領域901に分ける。非投入領域901は、空洞であり、ケース部材が屈曲性を持つ部材であるので、中空体101は、非投入領域901を中心として、容易に屈曲することになる。すると、押し退け易い構成とすることができる。そのため、中空体101が吊り下げ構造で、複数の中空体101が設置してある状況であれば、非投入領域901を持つことによって、中空体101を左右に開き、人が通り抜け易くできる。なお、非投入流域901の確保については、仕切りを接着、融着、クリップで挟む、縫製等の方法が考えられる。
他の実施例について図9、図10を用いて説明する。実施例1と同様の部分は省略する。
図9は、植物を保持する植物保持アダプタ102の概略説明図である。図10は、分割構造の植物保持アダプタ1002の概略説明図である。
植物保持アダプタ102及び1002は、ファスナによる開口部に挿入され、該開口部から地表に対して水平方向へと緩やかに前記植物を導いて保持するアダプタであって、該アダプタには、前記開口部の開口面よりも広い面積を有する2つの鍔状段差部405が形成され、該鍔状段差部405の段差間で前記ケース部材602を挟持し、該ケース部材602から土壌等の植物培養基材1101の流出を防ぐことを可能とする植物保持アダプタ102・1002である。
中空体101のファスナによる開口部に対して、植物を保持する保持部(以下アダプタ102という)を持つことによってより安定して、植物を配植できる。植物保持アダプタ102は、一体、植物保持アダプタ1002は上側の一部が開閉できる形態としており、アダプタ1002の上側を開く構成を採用した場合は、植物を開いた部分に挟み入れることがより容易にできる。これによって、根土のついた植物をアダプタ102に設置し、植栽する(図8)。本実施例では、アダプタ102の上下をセパレート対応にすることにより上部を開口できる構造となっているが、上部にスリットを入れてこじ開ける構造としてもよい。
また、アダプタ102及びアダプタ1002の一部に、植木鉢の内側から外側に通じる空気穴を設置することによって、長い中空体101の内部の蒸れ改善と根への酸素供給改善を行う構成を採用することも望ましい(図10)。空気穴を設けることで、中空体101の長さと通気性の少ない材質から発生する酸素供給不足と蒸れを改善することができるからである。
他の実施例について図2、図11を用いて説明する。実施例1と同様の部分は省略する。
図2は、中空体101の吊り下げ構造を説明する図である。図11は、中空体101を複数配置し、グリーンカーテン状とした図である。
中空体101の上端に、係止具202を介して吊り棒201に吊り下げることで、室内等にも容易に設置可能な緑化ユニット10とすることができる(図2)。また、中空体101の上端開口部に栓203を付け(図2)、該栓203に備える係止具202により吊り下げ可能としてもよい。また、図11に示すようなカーテン状に複数配置する場合は、図面にも示したように、中空体101の下部にも同様の構造として、係止具202を介して、吊り棒201に固定するのも有効である。この場合は中空体101が上下で固定されるので、安定した設置が可能となる。他方、上部のみに係止具202を用いて、簾状とする利用形態とするのも良い。なお、係る係止具202と被係止物との固定関係は、例えば、被係止物が吊り棒201のような棒状体であれば、通常の使用状態では回動や摺動を自在としながら、強風時などではしっかりと固定できるような係止具であることが望ましい。具体的にはバネ等の弾性部材より挟持するクリップや、蝶ボルトによる螺合、或いは嵌め合いによる嵌着などの固定構造若しくは固定機構を備える係止具201とすることが望ましい。なお、フックやのような紐状物(図2,図11)による係止具201であって、固定機構を備えない場合は、別途の固定具を用いてもよい。
吊り棒201をレール構造とすることによって、中空体101を容易に移動可能とすることができる。このような構成とすることで、日照量次第で中空体101をカーテンのように開けたり閉じたり、数本を寄せて窓等の前にある本数をかえることで、室内等に入る日照量を調節でき、日照量の少ない夕方や雨天、曇天の時に、無駄な電灯を使用することを削減できる。
本発明によって、より、多種多様な植物を窓越しのグリーンカーテンとして楽しむことができ(図11)、たとえば、日光の当たる外側に、直射日光に強い植物を植栽して陰を作り、窓側となる内側に、直射日光には比較的強くない様な植物を植栽できるという多様性も楽しめる。また、四季に渡って、様々な植物を窓越し一面に鑑賞できることによって、癒しの効果をもたらすことができる。また、従来のグリーンカーテンでは、地面に直植え、又はプランター等に植栽の為、グリーンカーテン用の植物がある程度の高さまで育つまでの機関はグリーンカーテンとしての役割を果たさないという問題点があったが、必要となった時に、本発明の中空体101にある程度成長した植物を植栽したものを吊るすことにより、より早く、遮光効果を得ることができる。また、プランターや直植えでは、そこを人が通り抜ける際にも障害となったが、吊り下げ式でレールに沿って移動もできるので、人が通過することもできる。地面がコンクリートやアスファルトの場所でも、設置できるので、窓の外が直ぐ駐車場や道路の様なアパートなどでも、設置することができ、そとから見えにくい様に、人の目の高さの部分に重点的に植栽して目隠し効果をアップさせることもできる。また、窓越しにグリーンカーテンの様に設置せず、吊り下げるだけでも、草花の木が生えたような、これまでにはあまりなかった植物の鑑賞方法を提供できる。
従来の植木鉢や路地栽培で野菜等を栽培する場合、単位面積あたりの収穫量は限られ、架台等を設置してその上に植木鉢を置いて栽培するにしても、収穫することを考えると、あまり高くし難いと考えられるが、本発明により、空間を効果的に利用して植栽できるので、野菜等を栽培する場合においては、容易に単位面積あたりの収穫量を増やすことができ、狭い場所でもより多くの収穫を得ることができる。また、高い位置の収穫についても、たとえば、3メートルの長さの中空体101で栽培した場合でも、収穫の際に、吊り具の高さを収穫時に下げることによって作物を容易に収穫することができる。
図13は、本発明に係る緑化ユニットの応用実施例を示す説明斜視図である。
図13(a)はスパイラル状に構成された実施形態を示し、図13(b)部品としての展開図である。スパイラル上に配置する場合は、スライダ303の位置を長手方向にずらした位置関係にすることにより、スライダを引くことで、ケース部材602をスパイラル状の中空体101となる構成を採用しており、これによって一枚のケース部材602のみで、開口部の位置を円周方向及び長手方向のいずれにも自由に選択できる構成である。
図14は、本発明に係る緑化ユニット10の基本構成となる中空体101を形成するケース部材602の他の実施形態を説明する展開図である。本発明に係る緑化ユニット10に係るケース部材602は、図14に示すような形状としても良い。図14(a)は、本発明の基本構成である請求項1に則した構成であるが、中空体101の一端を成す端部の結合を不要とする構成である。図14(a)は4、辺から構成される略筒状の中空体101を形成する。図14(b)では、略平板状となり、目隠し効果が高くなるので、大きな施設会場をパーティションで区切る必要がある場合などに適している。
図16は、本発明に係る緑化ユニットの自動制御型潅水システムを示す概略説明図である。この構成は湿度センサー2002や温度センサー2001から必要な水分量を制御盤2003内に記憶させた制御プログラムによって計算し、例えばこれをシーケンス制御によって、電源装置2004のオンオフやポンプ2005、ならびに電磁弁2006を制御することにより、給水管理の自動化を図るシステムへの応用例である。係る構成を採用することにより本発明に係る緑化ユニットを多数用いてカーテン状や、パーティション状とした場合の大規模システムとした場合に、給水作業を容易とする効果がある。デパートのショーウィンドウを装飾する場合などでは、規模も大きくなるため、一つずつに鉢に水を供給する繁雑な作業を不必用とし、天候や気温の変化などにも対応して自動的に管理できる点で有効である。
本願発明に係る緑化ユニットによれば、園芸器具、花生産者の育苗器具、店頭でのディスプレイ器具、或いは街の緑化用器具など、多様なニーズに応えられ、その適用範囲は個人的・家庭的な小規模なものから、大規模な農園や農場における野菜や果樹の生産事業者等までも活用することが可能であることから、農業分野における係る広範な範囲において、産業上利用可能性は大きいと思量される。
10 緑化ユニット
101 中空体
102 植物保持アダプタ
103 植物
201 吊り棒
202 係止具
203 栓
301 中空体固定部
401 アダプタ上部
402 アダプタ下部
403 アダプタ下部開口部
404 アダプタ上部開口部
405 鍔状段差部
501 植物巻着部
502 開き止め
601 エレメント
602 ケース部材
603 スライダ
604 スリット
605 開口部
701 潅水用管
801 潅水用穴
901 非投入領域
1001 空気用穴
1002 植物保持アダプタ
1101 植物培養基材
1201 保水材

Claims (8)

  1. 多種多数の植物を任意位置に配植可能な緑化ユニットであって、
    少なくとも1以上のケース部材からなり、
    該ケース部材は、曲げ可能な素材により形成され、対となる二辺にファスナのエレメントを有し、
    該エレメントを前記ファスナのスライダで結合することで前記ケース部材により囲まれた中空領域を有する中空体を形成し、
    該中空領域には植物培養基材が投入され、
    前記スライダは1つのファスナ構造に対して少なくとも2つ以上設置されており、
    該スライダの位置を調整することで、前記ファスナの一部を開口し、
    該開口部から前記植物培養基材に対して植物を配植可能にすることを特徴とする緑化ユニット。
  2. 前記ケース部材において、対となる両辺の前記ファスナのエレメントに挟まれる内側領域に、少なくとも1以上の、スリット部、又は前記スライダによるファスナ付きスリット部のいずれか、若しくはこれら双方が、任意位置に設けられているケース部材であることを特徴とする請求項1に記載の緑化ユニット。
  3. 前記中空体の前記中空領域には、潅水用管が内設され、
    該潅水用管には、少なくとも1つ以上の潅水用穴が設けられ、
    前記潅水用管内に注水された水が、前記潅水用穴を通して、前記植物培養基材に供給されることを特徴とする請求項1又は2に記載の緑化ユニット。
  4. 前記潅水用管の周囲に保水材を覆設し、
    該保水材の周囲の前記中空領域に前記植物培養基材が投入されることを
    特徴とする請求項3に記載の緑化ユニット。
  5. 前記中空体の前記中空領域において、
    前記植物培養基材を投入する投入領域と
    前記植物培養基材を投入しない非投入領域とで構成し、
    該非投入領域で前記中空体が屈曲可能であることを
    特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の緑化ユニット。
  6. 前記開口部に挿入され、前記開口部から地表に対して水平方向へと緩やかに前記植物を導いて保持するアダプタであって、
    該アダプタには、前記開口部の開口面よりも広い面積を有する2つの鍔状段差部が形成され、
    該鍔状の段差間で前記ケース部材を挟持することで前記ケース部材から前記植物培養基材の流出を防ぐことを可能とする植物保持アダプタが備えられていることを
    特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の緑化ユニット。
  7. 前記植物保持アダプタが、該アダプタの管路を二分する分割構造である植物保持アダプタであることを特徴とする請求項6に記載の緑化ユニット。
  8. 前記緑化ユニットが、該緑化ユニットの端部に設置された係止具を介して被係止物に吊り下げられて配置されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の緑化ユニット。

JP2013124235A 2013-06-12 2013-06-12 筒状緑化ユニット Expired - Fee Related JP5495198B1 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013124235A JP5495198B1 (ja) 2013-06-12 2013-06-12 筒状緑化ユニット
CN201480031284.9A CN105451544A (zh) 2013-06-12 2014-06-04 管式绿化单元
KR1020157034141A KR20160003218A (ko) 2013-06-12 2014-06-04 통 형상 녹화 유닛
US14/895,700 US20160143234A1 (en) 2013-06-12 2014-06-04 Tubular greening unit
PCT/JP2014/064872 WO2014199883A1 (ja) 2013-06-12 2014-06-04 筒状緑化ユニット
TW103120156A TW201509293A (zh) 2013-06-12 2014-06-11 筒狀綠化單元

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013124235A JP5495198B1 (ja) 2013-06-12 2013-06-12 筒状緑化ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5495198B1 true JP5495198B1 (ja) 2014-05-21
JP2015000002A JP2015000002A (ja) 2015-01-05

Family

ID=50941620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013124235A Expired - Fee Related JP5495198B1 (ja) 2013-06-12 2013-06-12 筒状緑化ユニット

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20160143234A1 (ja)
JP (1) JP5495198B1 (ja)
KR (1) KR20160003218A (ja)
CN (1) CN105451544A (ja)
TW (1) TW201509293A (ja)
WO (1) WO2014199883A1 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105165448A (zh) * 2015-09-10 2015-12-23 太仓市王秀粮食生产专业合作社 一种组合种植架
US20180064037A1 (en) * 2016-09-08 2018-03-08 Fork Farms LLC Modular plant growth apparatus
JP6343087B1 (ja) * 2017-11-25 2018-06-13 那須 正和 移動式係止構造
JP6427730B1 (ja) * 2018-01-23 2018-11-21 那須 正和 多目的収納用ユニット及びその製造方法
JP6454833B1 (ja) * 2018-03-19 2019-01-16 那須 正和 多用途収納ユニットとその製造方法
US10499575B2 (en) * 2014-05-22 2019-12-10 Aero Development Corp. Modular aeroponic growing column and system
US10517228B2 (en) * 2015-01-14 2019-12-31 B+M Textil Gmbh & Co. Kg Seeding and/or planting system
US10575478B2 (en) 2014-10-29 2020-03-03 Aero Development Corp. Aeroponic growing column and system
US11707027B2 (en) 2019-12-02 2023-07-25 Fork Farms Holdings, Llc Hydroponic grow assembly

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MX2017015703A (es) * 2015-06-02 2018-04-18 Wilton L Adrian Sistema de horticultura hidroponica vertical.
US9883642B2 (en) * 2016-06-14 2018-02-06 Freight Farms, Inc. Vertical assembly for growing plants
US10856480B2 (en) * 2017-09-18 2020-12-08 Stem Cultivation, Inc. Cultivation system and methods
CN108077057A (zh) * 2018-02-09 2018-05-29 上海市老教授协会 一种垂直绿化的装置
US11297783B2 (en) * 2018-02-23 2022-04-12 DeFoor Innovations, LLC Growing system
US10986791B2 (en) * 2018-03-02 2021-04-27 Mjnn Llc Hydroponic tower compatible plant plug holder
US10986787B2 (en) * 2018-03-02 2021-04-27 Mjnn Llc Hydroponic tower compatible plant plug holder
US20190269080A1 (en) * 2018-03-02 2019-09-05 Mjnn, Llc Hydroponic Tower Compatible Plant Container
US20190269081A1 (en) * 2018-03-02 2019-09-05 Mjnn, Llc Hydroponic Tower Compatible Plant Container
JP7298097B2 (ja) * 2019-03-18 2023-06-27 株式会社竹中工務店 吊構造体
US11672215B2 (en) 2020-01-12 2023-06-13 Sentient Design, Inc. Aeroponic plant growing system
RU200491U1 (ru) * 2020-05-20 2020-10-27 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Волгоградский государственный технический университет" (ВолгГТУ) Модуль для выращивания растений на гидропонике
RU200490U1 (ru) * 2020-05-20 2020-10-27 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Волгоградский государственный технический университет" (ВолгГТУ) Модуль для выращивания растений на гидропонике
RU200494U1 (ru) * 2020-05-20 2020-10-27 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Волгоградский государственный технический университет" (ВолгГТУ) Модуль для выращивания растений на гидропонике
RU200500U1 (ru) * 2020-05-25 2020-10-27 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Волгоградский государственный технический университет" (ВолгГТУ) Модуль для выращивания растений на гидропонике
RU200481U1 (ru) * 2020-05-25 2020-10-27 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Волгоградский государственный технический университет" (ВолгГТУ) Модуль для выращивания растений на гидропонике
RU200495U1 (ru) * 2020-05-25 2020-10-27 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Волгоградский государственный технический университет" (ВолгГТУ) Модуль для выращивания растений на гидропонике
RU200484U1 (ru) * 2020-05-25 2020-10-27 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреж-дение высшего образования "Волгоградский государственный технический университет" (ВолгГТУ) Модуль для выращивания растений на гидропонике
KR200493718Y1 (ko) * 2020-07-21 2021-05-25 강서진 식물 재배용 파이프형 화분
USD1000312S1 (en) * 2020-10-13 2023-10-03 MillerKnoll, Inc. Planter
CN112243737A (zh) * 2020-10-23 2021-01-22 杭州雅克汉方建筑设计有限公司 一种基于建筑设计的组合种植装置
WO2024010568A1 (en) * 2022-07-05 2024-01-11 3M Innovative Properties Company Vertically hanging cultivation system

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650434U (ja) * 1991-10-31 1994-07-12 博之 太田 果実花樹植物類立体栽培装置
JP2000217434A (ja) * 1999-01-29 2000-08-08 Kiyoshi Jinno 植物栽培容器
JP2008253218A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Yasumasa Yoshikawa 植物栽培装置
JP2011211924A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Toyohiro Fujita 苗床
JP2012060892A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Hokushin Hanpu:Kk 根菜栽培用のシートポットユニット
JP3175488U (ja) * 2012-02-15 2012-05-17 藤田 豊博 苗床

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3381306A (en) * 1965-08-31 1968-05-07 George C. Innes Multipurpose blanket
US3613309A (en) * 1969-07-03 1971-10-19 Ickes Braun Glasshouses Inc Plant cultivation
EP0042697A1 (en) * 1980-06-20 1981-12-30 Bonar Horticulture Limited A plant growing unit, and method
US5555676A (en) * 1994-11-03 1996-09-17 A.C.T., Inc. Vertical planter apparatus and method
JP2770219B2 (ja) 1995-03-04 1998-06-25 ナストーア株式会社 緑化用培器
JP3160800B2 (ja) 1996-11-12 2001-04-25 東阪精機株式会社 レーザー墨出し装置
US7171782B2 (en) * 2004-02-02 2007-02-06 Felknor Ventures, Llc Planter for growing plants
CN2814962Y (zh) * 2005-07-27 2006-09-13 程实 立柱式无土立体栽培装置
US20080190021A1 (en) * 2007-02-13 2008-08-14 Merri Lee Marks Waterproof plant pot holder
JP5453685B2 (ja) 2007-12-14 2014-03-26 東横テクノプラン株式会社 緑化棚ユニット
CN201315782Y (zh) * 2008-12-16 2009-09-30 李万松 立式植物栽培柱
CN101569274B (zh) * 2009-06-10 2011-05-04 贵州省园林建设公司 斜坡速成绿化挂袋
US8267130B1 (en) * 2010-03-31 2012-09-18 Georgina Sinnett Handbag with padded pockets
CN201928715U (zh) * 2011-02-22 2011-08-17 扬州大学 一种苗木栽培用的可脱卸无纺布容器
CN202172646U (zh) * 2011-07-06 2012-03-28 浙江虹越花卉有限公司 一种新型园林植物栽培容器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650434U (ja) * 1991-10-31 1994-07-12 博之 太田 果実花樹植物類立体栽培装置
JP2000217434A (ja) * 1999-01-29 2000-08-08 Kiyoshi Jinno 植物栽培容器
JP2008253218A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Yasumasa Yoshikawa 植物栽培装置
JP2011211924A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Toyohiro Fujita 苗床
JP2012060892A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Hokushin Hanpu:Kk 根菜栽培用のシートポットユニット
JP3175488U (ja) * 2012-02-15 2012-05-17 藤田 豊博 苗床

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10499575B2 (en) * 2014-05-22 2019-12-10 Aero Development Corp. Modular aeroponic growing column and system
US10575478B2 (en) 2014-10-29 2020-03-03 Aero Development Corp. Aeroponic growing column and system
US10517228B2 (en) * 2015-01-14 2019-12-31 B+M Textil Gmbh & Co. Kg Seeding and/or planting system
CN105165448A (zh) * 2015-09-10 2015-12-23 太仓市王秀粮食生产专业合作社 一种组合种植架
US20180064037A1 (en) * 2016-09-08 2018-03-08 Fork Farms LLC Modular plant growth apparatus
US10863679B2 (en) * 2016-09-08 2020-12-15 Fork Farms Holdings, Llc Modular plant growth apparatus
JP6343087B1 (ja) * 2017-11-25 2018-06-13 那須 正和 移動式係止構造
JP6427730B1 (ja) * 2018-01-23 2018-11-21 那須 正和 多目的収納用ユニット及びその製造方法
JP6454833B1 (ja) * 2018-03-19 2019-01-16 那須 正和 多用途収納ユニットとその製造方法
JP2019162064A (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 那須 正和 多用途収納ユニットとその製造方法
US11707027B2 (en) 2019-12-02 2023-07-25 Fork Farms Holdings, Llc Hydroponic grow assembly

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015000002A (ja) 2015-01-05
US20160143234A1 (en) 2016-05-26
WO2014199883A1 (ja) 2014-12-18
KR20160003218A (ko) 2016-01-08
CN105451544A (zh) 2016-03-30
TW201509293A (zh) 2015-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5495198B1 (ja) 筒状緑化ユニット
JP2011505852A (ja) ウォールフラワーの観賞用装置及び植物の垂直栽培方法
KR20130021799A (ko) 양액 재배용 베드 구조
JP2019050733A (ja) 灌漑装置
KR101035022B1 (ko) 조립식 화분장치
US20170273254A1 (en) A multi-stacking decorative flowerpot unit
KR101419119B1 (ko) 수직형 녹화구조물
KR101331404B1 (ko) 수직형 식물 재배 장치
KR100479212B1 (ko) 조립식 식재상자 및 이를 이용한 조경시스템
JP2007151528A (ja) つる植物栽培用用土容器及び育成仕立て運搬用資材
JP5685688B2 (ja) 水耕栽培装置
KR102077897B1 (ko) 복사열 차단이 가능한 식물재배화분
KR101314769B1 (ko) 양액 재배용 베드
RU76774U1 (ru) Мхово-торфяной блок (варианты) и гидропонная установка на их основе
JP2020048546A (ja) 植栽容器
JP2016096772A (ja) 吊下包覆型植物栽培ユニット
JP6333642B2 (ja) 緑化用プランター及びこれを用いた緑化壁
KR200412712Y1 (ko) 걸고리가 구성된 화분
KR0139530Y1 (ko) 재배장치
KR200271930Y1 (ko) 배지셀을 이용한 셀성목 재배관리기
KR20120055025A (ko) 텃밭용 화분
KR20140118497A (ko) 공간 활용할 수 있는 실내 녹화시스템
JP3011489U (ja) 洋蘭鉢受け具
KR200288909Y1 (ko) 조립식 식재상자 및 이를 이용한 조경시스템
KR101878022B1 (ko) 수직 다층 구조용 다목적 화분과 그 설치 방법

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140223

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20140127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5495198

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees