JP6533894B1 - 植栽容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】垂直面方向においても植物を用いて自由に美しい装飾が可能であり、水やり、植え替えのいずれも簡単に行えるガーデニング用品ともなる収納ユニットを提供する。【解決手段】可とう性を有する略シート状の素材から成る1以上の構成シート(10)によって構成される植栽容器(1)であって、前記構成シート(10)には、1以上の穴またはスリットが設けられ、前記穴又はスリット(16)には、可撓性を有する略シート状部材である包覆部材(19)が覆われて前記構成シート(10)に設けられており、前記構成シート(10)の背面は、中空の中空領域である収容中空大部(14)を備え、垂直面方向の植栽でも自由にすることを可能とした。【選択図】図1

Description

本発明は、主として植物の育成及び緑化に関し、詳しくは配置領域と配置位置を自由に調整することによって、沢山の植物を用い、垂直面方向においてもこれらの配置を自由にレイアウトすることで斬新な装飾が可能であり、且つ、スペースを有効に活用した家庭菜園等を可能とした植栽容器に関する。
従来から垂直面方向の植栽方法が様々提案されている。しかしながら、垂直面方向に、より簡単に、より自由度が高く植栽可能に植栽して装飾が可能で、且つ、野菜なども自由に植栽可能で、スペースを有効に活用可能な植栽容器が求められている。
また、植物を店頭等の装飾に用いたり家庭用のガーデニングとして楽しむ方が増えてきており、係る装飾には花壇、プランター、ハンギング等を利用した方法が用いられている。しかしながら、ワイヤー等で吊るすタイプのハンギング等では重量に制限があり、植物の数や種類が限られてしまうという問題や、鉢やプランター等による装飾ではアレンジやバリエーションの範囲に限界があるという問題がある。
また、冬場等、植物があまり元気でない時期でも、植栽容器が違和感なく、また、自由にデザイン可能で、壁など周囲のデザインに合わせた色や模様、形状を自由にアレンジ可能な壁面でも植栽可能な植栽容器が求められている。
また、必要でない時は、手軽に撤去可能な壁面でも植栽可能な植栽容器が求められている。
更に、花を用いて広範に装飾する場合では多数の鉢等への水やりに負担も大きくなるという問題もある。そこで、小規模な装飾範囲から大規模な装飾範囲まで自在に対応でき、更にあらゆるレイアウトや創作者の自由なアレンジに対応できる装飾用具が望まれているといえる。特にショーウィンドウなどの装飾などでは個性溢れるお洒落な植物を用いた装飾を容易に施す技術が求められているといえる。
そこで、従来からも種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1には、発明の名称を「花卉ハンギングバッグおよび花卉ハンギングセット」とする技術が開示され、公知技術となっている(特許文献1参照)。具体的には「有底袋体の正面部複数箇所に十文字状切り込み等による窓部を形成してなり、これにより軒先に吊るしたり、あるいはトレリス等に懸け吊るして用いる場合に安定性がよく、しかも花卉類が成長するにつれて、露出していた袋体自体が次第に隠れるようになる結果、人工的感覚があまりなく自然性を維持することができ、また取り扱い性も格段に向上する」というものである。しかしながら、特許文献1に記載の発明は、側面の穴に植え込む為、大きな穴を設けると、土の流出が大きくなる為、根の大きな苗の植え込みは困難であり、また、側面の穴である為、種を直接植えることは困難であり、また、球根や宿根草なども、冬などに一度地上部が枯れて、春に目を出すような場合に、側面からの穴だけの本構成では、うまく芽が穴から出てきにくいという問題点があり、自由に植物を選べるとはいえず、また、枯れた後の植え替えにおいても、植え替えの際に、中の土が崩れて植え替えにくく、穴も大きくできないため、小さい穴からの作業を強いられ、手軽に植え替えられず、前記問題の解決には至っていない。
また、特許文献2には、発明の名称を「ユニット式ガーデニングラック」とする技術が開示され、公知技術となっている(特許文献2参照)。具体的には「自立接地用のベースを有しかつ長さが異なる複数種の帯板状ポールと、これら複数種の帯板状ポールの長さにそれぞれ等しい縦寸法を有しかつ横幅寸法は全て等しい大きさに形成された複数種のハンギング用格子パネルとを、帯板状ポールの両側辺部に形成した差込み溝及び係合部とハンギング用格子バネルの横幅方向の両側辺から突出させた突片との差込み係合手段を介して鉛直面内に形態の異なる複数種類の自立式ガーデニングラックを組立可能に構成している」というものである。しかしながら、特許文献2に記載の発明は、沢山の植物を自由に装飾できるが、大きな部材を組立て固定しなくてはならず、スペース確保の問題や装飾した個体を集合させているにすぎず、発明品本体による自由自在な装飾とは言えないため、前記問題の解決には至っていない。
なお、本発明者は、発明の名称を「筒状緑化ユニット」とする技術で特許を受けている。(特許文献3参照)具体的には「少なくとも1以上のケース部材からなり、前記ケース部材は、略長方形であり、幅方向に曲げ可能であり、長手方向に沿った両辺にファスナーのエレメントを持ち、前記エレメントをファスナーのスライダで結合することで前記ケース部材を中空の中空体とし、前記中空体の内部には植物培養基材が投入され、前記スライダは1つのファスナー構造に対して2つ以上設置されており、前記スライダの位置を調整することで、前記ファスナーの一部を開口部とし、前記開口部から前記植物培養基材に対して植物を植付け可能」というものである。しかしながら、複数のファスナースライダーを使用することから、製造上のコストと手間がかかるという問題が残されているといえ、よりシンプルな部材、構造を開発するといった課題も追及すべきといえる。
なお、本発明者は、発明の名称を「多目的収納ユニット」とする技術で特許を受けている。(特許文献4参照)具体的には「可とう性を有する略布体状の形状から成る複数の小片シートによって全体が構成され、各前記小片シートは、一部が他の前記小片シートと重なり合う領域を有するように重畳的に配置され、該重なり合う領域に少なくとも2ヵ所以上の係止部を設けることで中空領域を形成し、係る構成とすることで前記中空領域の前面側の開放部と背面側の開放部を備え、前記前面側の開放部は収納物を収納するための収納口となり、前記背面側の開放部は前記重なり合う領域から下方へ前記収納物を通過させることで長さの異なる前記収納物でも収納できるように収納領域と収納位置を自由に調整することが可能であることを特徴とする請求項1に近い記載の植栽容器」というものである。しかしながら、より広い応用、活用範囲、よりシンプルあるいは多彩な部材、構造、及び、より発展的な部材、構造とその製造方法を開発するといった課題も追及すべきといえる。
特開2001−186816号 特開2000−041814号 特許第5495198号 特願2017−213361号
垂直面方向においても植物を用いて自由に美しい装飾が可能であり、水やり、植え替えのいずれも簡単に行えるガーデニング用品ともなる収納ユニットを提供する。
本発明に係る植栽容器は、可とう性を有する略シート状の素材から成る1以上の構成シート(10)によって構成される植栽容器(1)であって、前記構成シート(10)には、1以上の穴またはスリットが設けられ、前記穴又はスリット(16)には、可撓性を有する略シート状部材である包覆部材(19)が覆われて前記構成シート(10)に設けられており、前記構成シート(10)の背面は、中空の中空領域である収容中空大部(14)を備えた構成を採用する。
また、本発明は、前記包覆部材(19)が、前記構成シート(10)に設けられた穴またはスリットの、前記収容中空大部(14)の外側の面に設けられた外面覆い部材(22)であり、前記構成シート(10)に設けられた穴またはスリット及び該構成シート(10)と、前記包覆部材(19)の間の中空領域である収容中空小部(18)を備えている構成を採用することもできる。
また、本発明は、可とう性を有する略帯状の形状からなる1以上の長尺な帯体の前記構成シート10によって全体が構成され、前記帯体の構成シート10は重なり合う領域15を有するように螺旋状に配置され、該重なり合う領域15に複数の係止部20を設けることで係る係止部20間に中空領域11を形成し、係る構成とすることで前記中空領域11の前面側の開放部12と背面側の開放部13を備え、前記螺旋状に配置される前記帯体の構成シート10の内側には第二の中空領域14が形成され、前記前面側の開放部12は収納物Sを収納するための収納口となり、前記背面側の開放部13は前記重なり合う領域15から下方へ前記収納物Sを通過させることで長さの異なる前記収納物Sでも収納できるように収納領域と収納位置を自由に調整することが可能であるという構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記包覆部材(19)が、前記構成シート(10)に設けられた穴またはスリットの、前記収容中空大部(14)の内側の面に設けられた内面覆い部材(23)であり、前記構成シート(10)に設けられた穴またはスリットと、前記包覆部材(19)の間の中空領域である収容中空小部(18)を備えている構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記構成シート(10)の背面の前記収容中空大部(14)が、前記構成シート(10)の背面の形状を覆う基台シート(30)30または構成シート(10)を備えることにより、前記、構成シート(10)と基台シート(30)の間に設けられた中空空間である構成を採用することもできる。
また、本発明は、 前記構成シート(10)の背面の前記収容中空大部(14)が、前記構成シート(10)が、中空領域を構成する基台支持ユニット(40)に設けられることによって、前記構成シート(10)と基台支持ユニット(40)の間に設けられた中空空間であるいう構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記基台支持ユニット(40)が、建造物として作りつけられている構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記構成シート(10)を巻いて、両端部を係止することによって、前記収容中空大部(14)を設けた構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記包覆部材(19)が、開閉可能に前記構成シート(10)に設けられており、閉じた状態で、構成シート(10)に係止可能な覆い留め部(37)を設けている構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記収容中空大部(14)に、1以上の可とう性を有する略シート状の素材が橋架されている、中空橋架部(90)を備えた構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記穴又はスリット(16)が、略逆Uの字状に設けられていることによって、前記収容中空小部(18)の底部を前記略逆Uの字状に設けられた構成シート(10)を前記収容中空小部(18)の底側に織り込んで覆うことが可能で、前記収容中空小部(18)に植栽された植物の根(36)を、効率的に収容中空大部(14)に誘引可能である構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記穴又はスリット(16)の上部に、水誘引部(25)が設けられている構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記包覆部材(19)が、一部を重複した、覆い部分重複部(24)を備えた構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記収容中空大部(14)と前記収容中空小部(18)を仕切る前記包覆部材(19)または構成シート(10)の一部または全部が、網または複数の穴を備え、水や根(36)の挿通が可能である構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記穴又はスリット(16)の穴が、1区画の包覆部材(19)あたり、2段以上に設けられているか、複数の略一文字のスリットである構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記包覆部材(19)と構成シート(10)間、または包覆部材(19)、または構成シート(10)、または基台シート(30)または基台支持ユニット(40)の収容中空大部(14)または収容中空小部(18)に、 水受け部(35)を設けた構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記内面覆い部材(23)と、前記構成シート(10)または穴又はスリット(16)の間の前記収容中空小部(18)に、前記構成シート(10)または包覆部材(19)に設けられた植栽保持部(50)を設けた構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記包覆部材(19)が、植栽保持部(50)を設けた構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記植栽保持部(50)が、数種類の植栽保持部(50)に付け替え可能である構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記内面覆い部材(23)が、紐状体または帯状体または網状体を介して前記構成シート(10)と係止されることによって、前記植栽保持部(50)が構成される構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記内面覆い部材(23)に、切り込み(26)が設けられた構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記内面覆い部材(23)に、重りまたは棒が設けられた構成とすることもできる。
本発明に係る植栽容器によれば、屋内、屋外を問わず、比較的狭い設置領域においても多種多様な植物を同時に栽培でき、潅水容易で一時的な移動や設置も可能であることから、育苗や園芸における作業負担の軽減や作業の効率化を図れるという優れた効果を発揮する。
本発明に係る植栽容器によれば、垂直面の壁方向にも複数手軽に、自由に植栽可能である為、狭いスペースを有効活用した家庭菜園等も可能であり、マンション等でも手軽に家庭菜園を楽しむことが可能である。
本発明に係る植栽容器によれば、比較的大きな根を持った植物の植栽も、垂直面に植栽可能である。
本発明に係る植栽容器によれば、沢山の開口部を構成することができ、柱や壁の形状に対応して装着できるので、場所や環境に対する制限が極めて少なく、あらゆる場所において自由な装飾が可能となるという優れた効果を発揮するものである。例えば吊り下げて使用してもよいし、筒状や、アーチ状等立体的な形状でもよく、ポケットの配置も様々な配置とすることが可能なため、今までにない斬新かつ洗練された植物アレンジが可能であるという優れた効果を発揮する。
本発明に係る植栽容器によれば、沢山のポケット状の植栽部から、大きな培養基材内に通じている為、上部から一度の水やりにより全体に水を供給することが可能となるという優れた効果を発揮する。
本発明に係る植栽容器によれば、花の交換の際、取り除く必要のない植物を移動することなく、別のポケットに違う種類の植物を装飾することも可能であり、また種や球根から育てたり、宿根草や多年草など季節が巡ってまた咲くものをそのままにしながら別のポケットの一年草は交換できるという優れた効果を発揮する。
本発明に係る植栽容器によれば、構成部材が極めて少なく、またシンプルな構成で製作が容易でコストがかからないといった優れた効果を発揮する。
本発明に係る植栽容器によれば、地面に接触させずに空中に吊るす構成として利用することにより、汚染された土壌や水害の影響を受けることなく、単位面積当たりの収穫量を向上させることができるという優れた効果を発揮する。
本発明に係る植栽容器の基本構成説明図である。 本発明に係る植栽容器の基本構成説明図である。 本発明に係る植栽容器の構成の例と植栽状態の構成説明図である。 本発明に係る構成シートが、収容中空小部の底を覆った構成の説明図である。 本発明に係る植栽保持部の構成説明図である。 本発明に係る構成シートの端部を係止して植栽容器を構成した説明図である。 本発明に係る基台支持ユニットの構成説明図である。 本発明に係る中空橋架部の構成説明図である。
本発明に係る植栽容器1は、可とう性を有する略シート状の素材から成る1以上の構成シート10に、1以上の穴またはスリット16が設けられ、前記穴又はスリット16には、可撓性を有する略シート状部材である包覆部材19が覆われて前記構成シート10に係止されており、前記構成シート10の背面は、中空の中空領域である収容中空大部14を備え、前記穴部が包覆部材19によって覆われることにより、培養基材34の土や水のこぼれを抑制でき、自由に側面部に植栽可能である有用性を発揮するものである。
以下、図面に基づいて本発明に係る植栽容器1について説明する。但し、図面に示した形状や配置構成等についてはあくまでも例示であり、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することを可能であり、また、それぞれの図の例示の構成は、それぞれお互いの図面の構成の例において、応用可能とする。
なお、図面の説明において上下左右は、図面に表された植栽容器1の上下左右方向と同じであり、前面又は外面とは、構成シート10の収容中空大部14の反対側の面であり、背面又は内面は、収容中空大部14側の面である。
図1は、植栽容器1の1つの基本構成を示し、穴又はスリット16を設けられた構成シート10の係る穴又はスリット16の外面となる前面には、係る穴又はスリット16を覆う様にして、可撓性のあるシートである、包覆部材19が設けられており、係る包覆部材19の下部及び側方部は、構成シート10と係止部にて係止されており、係る構成シート10及び構成シート10に設けられた穴又はスリット16と、係る包覆部材19との間の中空領域を、収容中空小部18として、係る収容中空小部18から、 植物Sを、係る収容中空大部14内に根36を張ることが可能に植栽されるものである。
また、係る構成シート10に設けられた、係る穴又はスリット16の外面となる前面に設けられた包覆部材19は、外面覆い部材22である。
また、係る構成シート10の背面である内面側には、基台シート30が設けられており、係る2つのシートによって挟まれた中空領域である収容中空大部14が設けられており、係る収容中空大部14に、培養基材34を収容可能な構成となっており、係る収容中空大部14の下部には、係止していない部分から水を抜く、水抜き穴17が設けられている。
尚、係る基台シート30は、同様に係る穴又はスリット16を設けられた構成シート10としても良い。
係る構成によって、例えば、構成シート10と包覆部材19のみでポケット状の収容中空小部18のみに 植物Sを植栽する場合は、根36を張るスペースが限られ、根36腐れの可能性も大きく、 植物Sの生育上、好ましくなく、植栽可能な植物や野菜の種類も限られ、また、係る構成シート10に、穴のみを設ける構成においては、大きな穴を設けると、係る穴から土の流出がある為、設ける穴の大きさが限られ、また、故に、植栽する苗の根36鉢の大きさも限られ、植栽するのが大変であり、特に、植え替えでは、手間のかかる構成であったし、また、種から 植物Sを育てることには困難が、あったが、そうした問題点を改善し、有用である。
尚、図1(a)は、係る構成の前面図、図1(b)は、係る構成の側方からの部分断面図である。
図1(a)は、構成シート10に、各種穴又はスリット16と包覆部材19である、外面覆い部材22が設けられており、高さ方向に、4段に、各種穴又はスリット16が設けられ、また、係る構成シート10の両端と底部を基台シート30と対面して係止して設けられた構成の例である。
一番上の段には、4つの穴と、それぞれ、4つの外面覆い部材22が設けられており、それぞれの包覆部材19が略垂直方向に係止されて設けられた1つの収容中空小部18を1区画とし、真ん中2つの区画の穴は、円状、両端2つの区画の穴は、楕円状に設けられ、左の穴は縦方向の楕円穴で、右は横の楕円穴で、それぞれの穴は係る収容中空小部18内の下側に係る穴の底部が位置する様に設けられている構成の例である。また、係る穴の両サイドに設けられた係止部が、係る穴の横に設けられることによって、係る穴において低下する構成シート10の強度の補強もしている。
上から2段目の段には、それぞれ、4つのパターンのスリット16が設けられており、両端の区画のスリット16はそれぞれ、コの字を横にした形状にスリット16を設けられており、左端の区画のスリット16はコの字形を横にした略Uの字形の方向にスリット16が設けられており、右端の区画のスリット16は、略逆U字状の方向にスリット16が設けられた構成の例であり、また、真ん中の左側の区画は山の字形、右側の区画は、王の字を横にした形状にスリット16が設けられている構成の例である。
また、下の2つの段は、それぞれ、包覆部材19が1枚にて設けられた構成の例であり、それぞれ、2つの場所で鉛直方向に係止されて3つの区画に仕切られている構成の例である。
下から2段目の穴又はスリット16は、左の区画から、網状の穴16、真ん中の区画が多数の丸穴16が設けられた構成、右の区画が4つの米形のスリット16の構成であり、また、係る米形の前部を覆う包覆部材19の下側の係止部は、部分的に開口した、水抜き穴17を設けた構成となっている。係る水抜き穴17を設けることによって、係る収容中空小部18の下に設けられた収容中空小部18に、上側の収容中空小部18で余った水を供給することが可能となり、有用である。
また、一番下の段の係る穴は、それぞれスリット16であり、左の区画から、略逆U字状の方向にスリット16が設けられた構成で、真ん中の区画が複数の横一文字のスリット16、右の区画が1本の横一文字のスリット16が、係る包覆部材19の下部付近に設けられた構成である。
尚、係る穴又はスリット16の形状、位置については、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
尚、図1(a)における、上から3段目の左2つの区画及び、上から4段目の真ん中及び右の区画は、穴又はスリット16が大きくない穴が多段に設けられているか、一文字のスリット16の構成となっており、その他の多くの穴又はスリット16が、大きく開口する構成であるのに対して、大きく開口し難い構成となっており、収容中空小部18の培養基材34が、収容中空大部14内に比較的流入し難い構成となっており、収容中空小部18内の培養基材34が、減ってしまい、また、収容中空大部14内の培養基材34が、増えてしまい、つまり、培養基材34による収容中空大部14内の底部付近の重量圧力が、上がってしまう懸念を防止する効果があり、有用である。また、係る小さい穴や一文字のスリット16が高さを持たせて複数設けられることによって、植栽植物の根36が収容中空大部14内に入り込む面積も、多く確保することができ、有用である。
また、係る穴又はスリット16の係止部からの高さを変えることによって、係る係止部と穴16の間に水を保持することが可能な水受け部35を設けることが可能となり、係る穴又はスリット16の高さによって、培養基材34の保水性を調整可能であり、有用である。
また、図面には示していないが、係る穴又はスリット16に、水密性の高いファスナーなどの開口調整具を設けて、係る穴又はスリット16の高さを調節可能として、植栽する 植物Sに応じて、係る水受け部35の容積を調整可能な構成としても良い。
また、係る係止部の形状を例えば、波型や異形にすることによって、水を貯める水受け部35を設けて、培養基材34の保水性を調整しても良い。
構成シート10は、例えばテント生地やメッシュ生地等の布状部材を用い、素材は丈夫で可とう性を有し、必要に応じて変形可能であるとともに、収納物Sの重量に耐えるための強度を有した素材を用いることが望ましい。構成シート10寸法や形状については特に限定するものではない。
尚、図1(a)における、九十九折り線で示した部分が、係止部20であり、構成シート10あるいは包覆部材19の係止部分を示しており、係る係止部は、縫製や接着、融着等によって係止されるものであり、その数や長さについては特に限定するものではなく、また、着脱可能に係止しても良い。
また、図1(a)の構成においては、構成シート10の背面に設けた基台シート30と、側方と下方部で係止された構成であるが、例えば、係る基台シート30と同サイズの構成シート10を図1(a)の図の構成の下に余らせて、図1(a)で係止している構成シート10の下側で背面側に折って、同様に両端を係止する構成としても良い。
係る植栽容器1は、壁などに吊設して、壁面の緑花としても良いし、地面に載置しても良いし、また、観賞用の植物を植栽しても良いし、野菜を植栽しても良い。
特に、野菜の栽培については、マンション等のベランダなどの狭いスペースでも、縦方向の面を有効に活用して栽培でき、また、壁などに複数設けることによって、壁への直射日光を防ぎ、壁からの輻射熱の低減、つまり、電気代の節減、省エネにもつながり、また、最近多い洪水等の災害の際にも、高い位置で栽培可能で、安定的に野菜を供給することが可能となり、有用である。
また、包覆部材19は、複数の穴を覆う構成としても良く、例えば、係る構成シート10の略全面に渡るような構成とすることも可能である。
また、基台シート30または包覆部材19は、構成シート10と同じ素材を用いてもよいし、曲げた状態を保持するような塑性特性や、元の状態に戻る弾性特性を備えた材料等を用いることが考え得る。係る特性を有することにより、例えば、全体の両側端部を係止することによって得られるリング状収納型又は両面収納型等の利用体型に合わせて選択し、壁や柱などに設置する場合の基台としての機能を十分に発揮できる形状、大きさ、厚みとする。
また、基台シート30は、構成シート10によって覆われる全体の形状の背面に対応する大きさで、又はそれを超える大きさの構成シート10と同様の布状素材からなる基台である。なお、構成シート10及び基台シート30及び包覆部材19の素材は、樹脂製のフィルムやシートなどの水密性を備えたものを選択することが望ましいが、屋外の使用等使用条件によってはその限りではなく、麻布のような自然な素材が望ましい場合もあり、例えば、イベントやワンシーズン等、短期使用の想定においては、耐候性を考慮しない素材でも良い。
また、構成シート10及び基台シート30は、その形状または位置を保持する、支持材102に設けられていても良い。
図2は、包覆部材19が、構成シート10の内側に設けられた構成を示し、穴又はスリット16を設けられた構成シート10の係る穴又はスリット16の内面となる背面には、係る穴又はスリット16を覆う様にして、可撓性のあるシートである、包覆部材19が設けられており、係る包覆部材19の一部は、構成シート10と係止部にて係止されており、係る構成シート10及び構成シート10に設けられた穴又はスリット16と、係る包覆部材19との間の中空領域を、収容中空小部18として、係る収容中空小部18から、 植物Sを、係る収容中空大部14内に根36を張ることが可能に植栽されるものである。
また、係る構成シート10の係る穴又はスリット16の内面となる背面に設けられた包覆部材19は、内面覆い部材23である。
また、係る構成シート10の背面である内面側には、構成シート10または基台シート30が設けられており、係る2つのシートによって挟まれた中空領域である収容中空大部14が設けられており、係る収容中空大部14に、培養基材34を収容可能な構成となっている。
係る構成によって、図1の構成同様の問題点を改善し、有用である。
尚、図2(a)は、係る構成の前面図、図2(b)は、係る構成の側方からの部分断面図であり、、図2(c)、図2(d)は上方からの部分断面図であり、それぞれ、係る構成のバリエーションの違う構成の例である。
図2(a)は、3段に渡って、係る種々の構成の例を示しており、係る上段の左側1番目の丸い穴16には、上部を係止された包覆部材19である内面覆い部材23が設けられており、図2(b)は、係る構成の側面からの部分断面図である。
係る構成によって、収容中空大部14に収容された培養基材34は、係る構成シート10に設けられた穴16に植物が植栽されていない状態においても、係る培養基材34が係る穴16から外に流出せず、また、 植物Sを植栽する際には、係る包覆部材19を押し上げて、係る構成シート10に設けられた穴16から、 植物Sを植栽することが可能となる。また、植え替えの際に、係る包覆部材19があることによって、抜き取った 植物Sの箇所に上から培養基材34が崩れてきて植え替えが大変であるという問題があったが、係る包覆部材19によって、そうした崩れを押さえながら植え替えが可能であり、有用である。また、上からの土の圧力を軽減する効果もあり、例えば、特に、本植栽容器1が高さが高い場合、下の方の土には、その上に載った培養基材34の重量がそのまま乗っかり、培養基材34が圧縮され過ぎて、 植物Sの生育に悪影響を与える場合もあるが、係る包覆部材19が、係る収容中空大部14内に出っ張ることによって、上から土の圧力が側面の構成シート10で受けられて分散され、係る重量圧力が低減される効果もあり、有用である。
また、図2(b)の構成の例に示される様に、係る包覆部材19または構成シート10または基台シート30に、ポケット状の水受け部35を設けることによって、収容中空大部14内の水受け部35で水を受けることと合わせて、一定量の培養基材34も受けることができるので、上記同様、上からの土の重量圧力が分散され、係る重量圧力低減に効果をもたらし、また、保水効果をもたせることによって、係る培養基材34内の上部と下部での培養基材34内での保水条件をより均一に近づけることが可能となり、植栽された植物の生育条件を、上部と下部で、より、均一化することが可能となり、 植物Sの生育上も有用である。
また、特に、植栽される穴又はスリット16の対面の基台シート30または構成シート10に係る水受け部35が設けられることによって、 植物Sの根36が、遠いそちらの方へ伸びていこうとするので、根36が長く伸び、 植物Sの生育上も有用であり、また、係る根36が、土を保持する為、下方の土への土の重量圧力低減効果もあり、有用である。
尚、係る水受け部35は、ポケット状で水を受けるものであり、その素材は、可撓性シートでも良いし、土の重量も受ける為、プラスチックや木、金属等の板状でも良く、係る形状及び素材は、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で変更することができるものである。
また、係る水受け部35が包覆部材19に設けられる場合、係る水受け部35の包覆部材19側に穴あるいはスリット16を設けて、構成シート10に設けられた穴又はスリット16から植栽された植物側に水を供給できる構成としても良い。
また、係る水受け部35は、係る水受け部35に培養基材34を充填しなければ、閉じた状態で水受け部35とならない為、植栽する 植物Sが、乾燥を好む植物の場合は、閉じて使用することも可能である。
また、内面覆い部材23に係る水受け部35を設けることによって、植栽していない状態において、係る水受け部35に培養基材34が入り、係る培養基材34の重量が、係る水受け部35にかかることによって、係る内面覆い部材23の下へのテンションがかかる為、収容中空大部14内の培養基材34の圧力を抑えることが可能となり、有用である。
また、図面には示していないが、係る内面覆い部材23に、重りや棒を設けることによっても、同様の効果が期待でき、有用であり、係る棒は、重量と合わせて、構成シート10に設けられた穴又はスリット16の幅より長くすることによって、穴にひっかかり、更にその効果を増大させることが可能であり、有用である。
また、係る包覆部材19は、上からの水の供給や、根36の広がるスペースをより広く可能とする為、網状あるいは穴を設けた包覆部材19の構成とすることも有用である。
最上段の左側から2番目の楕円穴16に設けられた包覆部材19は、上部で端の2か所と下部の1か所を係止された構成であり、係る上部2か所の係止部の間から、水が入ってくる道となり、係る下側の係止部で、 植物Sの位置を保持して安定させる効果がある。
尚、図面には示していないが、係る下側の係止部は、紐あるいは帯状の可撓性シートあるいは網状体を介して内面覆い部材23と構成シート10を係止しても良く、係る構成とすることによって、内面覆い部材23の下部を開いた状態でも、植栽植物を下から係る紐あるいは帯状の可撓性シートあるいは網状体で支えて保持可能な植栽保持部50となり、有用である。
左から3番目の包覆部材19は、両端を係止された構成であり、同様に上部から水が入ってきやすい構成であり、係る構成の上面からの部分断面図が、図2(d)であり、係る包覆部材19は、たるみを持たせて設けられた構成であり、植栽植物が植栽されていない状態では、図2(d)の下側の様に係る穴16の前で畳まれて、土のこぼれを抑制する構成である。
左から4番目の構成は、係る左から3番目の構成において、更に、係る包覆部材19の上部が、係止されていない部分を設け、内側の収容中空大部14側に倒れることが可能で、水の 植物Sへの水の誘引となる水誘引部25となる構成であり、効率的に、確実に、植栽植物への潅水を可能とする構成であり、図2(e)が、係る構成の横からの部分断面図であり、水誘引部25が、収容中空大部14内に折られて設けられた構成を示している。
尚、係る水誘引部25は、図には示されていないが、包覆部材19と一体でなく、単独で設けられても良いし、係る水誘引部25を鉄やプラスチックや木などの棒などで支持する誘引支持部材を設けて、より、しっかりと水の誘引を可能としても良い。
最上段の一番右の構成は、1枚の包覆部材19に二つの構成部材の穴16が包覆されており、係る包覆部材19には、二つの穴16の間に切り込み26が設けられており、それぞれが隣の穴又はスリット16の植栽状態などによって、影響されない構成となっている。
また、2段目について、一番左は、スリット穴16に包覆部材19の上部の二か所を係止されて設けられた構成である。
左から2番目は、包覆部材19の両端を係止され、下端も一部が係止され、植栽された植物の位置を安定させつつ、水を下へ逃がす構成である。
左から、3番目、4番目、5番目、6番目の構成シート10に設けられた穴16は、それぞれ、穴16の前で包覆部材19が、一部を重複させて2重に設けられた覆い部分重複部24を備えた構成となっており、係る構成によって、 植物Sが配置されていない場合も、培養基材34の土等の流出を防ぐことが可能であると共に、 植物Sを植栽する際には、係る覆い部分重複部24を分け入る様にして、 植物Sの根36が収容中空大部14内の培養基材34内に広がることが可能で、また、係る押し広げられた覆い部分重複部24から、水の根36への潅水ルートを確保することが可能となり、有用である。
係る覆い部分重複部24を備えた構成である、上記左から3番目の構成の例の上側からの部分断面図が、図2(c)であり、構成シート10に設けられた穴16に、覆い部分重複部24を備えた包覆部材19が設けられた構成であり、収容中空大部14内の培養基材34の流出を抑えた構成となっている。
また、係る覆い部分重複部24の重なり方向は、縦でも横でも斜めでも良く、また、重なり部の幅も、構成シート10に設けられた穴又はスリット16のサイズや包覆部材19の材質や硬さに応じて適宜設定可能で限定せず、また、係る覆い部分重複部24を設ける係止部も、上でも下でもサイドでも、1か所でも2か所以上でも良く、サイズも複数の穴又はスリット16を包覆する様に設けても良く、限定しない。
また、2段目の右から二つ目の穴部のように、覆い部分重複部24に、切り込み26を入れても、 植物Sを挿入する際に、 植物Sの根36の形状に包覆部材19がよりなじみやすくなり、有用である。
尚、内面覆い部材23の構成は、植栽された植物が、より、直接収容中空大部14内の培養基材34に植栽可能であるので、 植物Sの根36の張りをより早く、広いエリアで可能であるので、 植物Sの生育上、有用である。
また、上から3段目について、一番左の構成シート10に設けられた穴16は、縦方向のスリット16であり、係るスリット16に設けられた内面覆い部材23には、横方向の切り込み26が設けられている。
係る構成の様に、構成部材に設けられたスリット16と、内面覆い部材23の切り込み26を合わせることで、培養基材34の流出を抑制することが可能であり、特に、係るスリットの方向は、別の方向にすると、より効果が高く、有用であり、また、係る内面覆い部材23の切り込み26に、植栽する 植物Sの苗の根36部を差し込んで保持する構成としても良い。
左から2番目については、両サイドと上部を係止された内面覆い部材23の構成において、穴の下側に長めに係る内面覆い部材23を設けられていることによって、係る穴の下側で、内面覆い部材23と構成シート10の間の収容中空小部18にて植栽 植物Sを保持する構成である。
係る構成によって、構成シート10に設けられた穴に掛からないところまで培養基材34を入れて、係る穴からは、 植物Sの上の部分を出すという構成が可能であり、また、穴だけのタイプでは植えられない種も植えることが可能で、有用である。
左から3番目の穴は、内面覆い部材23が、構成シート10を略U字形状に切り出した部分に、部材を追加する加工を施した構成の例であり、係る略U字状に切り出された構成シート10に、可撓性シートを追加して面積を増やして収容中空大部14内の培養基材34の流出を抑制可能とする内面覆い部材23を構成する例であり、係る構成とすることによって、加工工数と、使用する材料も少なくてよく、有用である。また、係る追加して面積を増やす可撓性シートは、可撓性ではない板状のプラスチックや木や金属とすることによって、よりしっかりと、培養基材34の流出の抑制を可能とする構成にでき、有用である。
左から4番目の穴は、左から3番目の構成の例において、構成シート10を略U字形状に切り出した部分に部材を追加して加工して、係る包覆部材19を構成シート10に留めることを可能にした覆い留め部37を設けた構成であり、係る包覆部材19は、左右2か所ずつで留められた構成であり、係る包覆部材19と構成シート10を係止可能にすることによって、より、しっかりと穴からの培養土のこぼれを抑制可能であり、且つ、必要に応じて、覆い留め部37を 植物Sのサイズなどに応じて必要なだけ開くことが可能な構成であり、且つ、植栽時に、部分的に収容中空大部14内の培養基材34と分けた中空領域である収容中空小部18を設けることによって、植栽植物の根36への培養基材34の圧力を軽減することが可能となり、 植物Sの生育上も、植え替えの手間の面でも、有用である。
左から5番目の穴は、構成シート10を略U字形状に切り出した部分に部材を追加して加工して、係る包覆部材19を構成シート10に留めることを可能にした覆い留め部37を2つ設けた構成の例である。
尚、係る覆い留め部37は、係る包覆部材19と構成シート10を留める部材であり、ボタンでも、ホックでも、面ファスナーでもクリップでもよく、その他、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で変更することができるものである。
図3は、包覆部材19である外面覆い部材22が開閉可能に設けられた構成を示しており、包覆部材19である外面覆い部材22の収容中空小部18が、開口部に向けて、容積が広くなっている構成の例であり、図3(a)は、係る基本構成であり、図3(b)は、係る外面覆い部材22が閉じた際に、覆い留め部37にて留めて閉じることが可能である構成であり、図3(c)は、係る収容中空小部18に 植物Sが植栽されて、中空大部内に根36を広げた構成の例である。
図3それぞれの図において、上側の外面覆い部材22が閉じ、下側の外面覆い部材22が開いた状態を示しており、図3(b)と図3(c)の上側の外面覆い部材22は、ホックや面ファスナー等の開閉可能な覆い留め部37にて留めて閉じられている状態を示しており、図3(c)の下側の外面覆い部材22による収容中空小部18には、 植物Sを根36と培養基材34ごと入れられ、構成シート10に設けられた穴又はスリット16から根36が収容中空大部14内に広がっている構成を示している。
図4は、構成シート10に設けられたスリット16の形状が、図4(b)で示される様に、略逆U字状である構成の例であり、係るスリット16形状とすることによって、係る略逆U字状にスリット16形状が切り出された内側の構成シート10が、図4(a)に示されるように、収容中空小部18の底を覆う様に設けることができ、係る構成シート10に覆われた収容中空小部18の底の上に、培養基材34と植物を植栽することによって、伸びた根36が、係る収容中空大部14への入口部で、滞ることなくスムーズに収容中空大部14内に誘引されやすくので、より早く、より広く、効率的に根36を広げることが可能となり、 植物Sの生育上も、有用性が高い構成である。
係る構成の例の側面からの断面図が、図4(a)であり、前面図が図4(b)であり、図4(b)で示される様に、包覆部材19である外面覆い部材22によって、底を設けて穴を覆われた構成シート10に、略逆U字状にスリット16を設けられた構成において、図4(a)で示されるように、係る略逆U字状に切り出された構成シート10が、収容中空小部の底を覆っており、このように底を構成シート10が覆うことによって、植物の根の収容中空大部内へスムーズに誘引でき、植物の生育上も、効果のある構成を示した例であり、また、係る略逆U字状は、係る略逆U字状が連続した、図4(c)に示されるような構成としてもよい。
図5は、内面覆い部材23または構成シート10が植栽保持部50を設けた構成の例である。
図5(a)は、包覆部材19である内面覆い部材23の構成シート10あるいは穴又はスリット16と、内面覆い部材23の間の収容中空小部18に、中空状の植栽保持部50を設けた構成の例である。
係る中空状の植栽保持部50に植物を植栽する構成によって、植栽した 植物Sを保持でき、植栽植物の重量が土に係るのを軽減することが可能となり、また、その重量で、係る植物が下に沈んでいくのを防止することができ、有用である。
また、植栽植物を係る穴又はスリット16の上部に設けられた植栽保持部50にて保持することによって、 植物Sの荷重が、穴の上部にかかることとなる為、係る穴又はスリット16への負荷を低減し、穴が無駄に広がってしまうのを防ぐ効果があり、また、係る穴又はスリット16の横で係止された内面覆い部材23においても、同様に有用である。
また、図5(b)は、係る植栽保持部50が紐の構成の例であり、上側の穴又はスリット16には係る紐の植栽保持部50が、内面覆い部材23に設けられた構成の例であり、下側の穴又はスリット16には、係る穴又はスリット16の下側の構成シート10に設けられた構成のであり、係る植栽保持部50が、穴の下に設けられた構成においては、例えば、係る植栽保持部50が中空状の構成であれば、底に、直接、種をまくようにしてもよい。
また、図5(b)の構成の係る紐の植栽保持部50は、係る 植物Sの一部を結束して保持する構成であり、係る紐で、根36の部分を結束しても良いし、茎の部分を結束しても良い。
尚、係る植栽保持部50は、中空状のポケット状でも、筒状でも良く、いずれの場合も、保持された植物の根36が収容中空大部14内に通じることが可能な構成であればよく、その他、紐状でも、針金でも、面ファスナーでも、ゴムでも、プラスチックでも、結束バンドでも、包覆部材19に設けたスリット穴でも、覆い部分重複部24でも、棒状でも器状でも籠状でもよく、また素材も、可撓性シートでも、金属でも、ガラス繊維でも、プラスチックでもゴムでも、磁石でも、陶器でも、ガラスでも、また、設置位置も、包覆部材19の上でも真ん中でも下側でも、構成シート10の穴の上でも、下でも横でも良く、限定せず、その他、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で変更することができるものである。
また、係る植栽保持部50材は、植栽する 植物Sや種類や、種であるか、苗であるかによって、付け替え可能な構成としても良い。
また、係る植栽保持部50を付け替え可能な構成においては、覆い留め部37に係る植栽保持部50を設けて付け替え可能な構成としても良い。
図6は、図1に示されるような構成の、図6(a)に示される構成シート10の互いの両端を、図5(b)のように、係止することによって互いに縦に一本まとめて係止し、側面のどこからでも植栽可能な構成となる。
また、図6(c)においては、かかる植栽容器1を、支持材102に係止して自立させた構成の例である。
本構成の例においては、係る支持材102は、係る植栽容器1の内側から支持する構成となっているが、植栽容器1の外側から支持する構成としても良く、係る植栽容器1を自立させる支持材102において、その形状、素材、係止方法は限定しない。
図7は、基台支持ユニット40に係る構成シート10を係止して植栽容器1を構成する例である。
図7(a)は、基台支持ユニット40の構成の例であり、係る基台支持ユニット40は、1方向以上が開口している半容器状であり、係る構成シート10を係る開口部に設けることによって、1つの植栽容器1とするものである。
図7(a)は、係る構成の例であり、方形の容器の前面と上面が開放である基台支持ユニット40の前面側の開口部の周囲に、構成シート10を係止する為の支持留め部41が設けられている構成である。
また、向かい側の面の内側には、水受け部35が設けられている。
図7(b)は、係る基台支持ユニット40の前面の開口部の支持留め部41に、構成シート10が紐状体で係止されており、係る構成によって、係る構成シート10の背面部を、培養基材34を収容可能な収容中空大部14とし、係る構成シート10の前面から、植栽可能となる構成の例である。
係る構成によって、より、がっちりとした安定感のある植栽容器1とすることができ、特に、背の高い植栽容器1としたい時などにおいて、強度を持たせた構成となり、有用である。
また、壁等に建造物として係る基台支持ユニット40を作りつけることによって、壁面の緑化や野菜等を植える菜園とすることもできる。
尚、係る支持留め部41は、穴でも良いし、ホックでも、ファスナーでも、面ファスナーでも、ネジでも、構成シート10を板等で挟み込む挟持部を設ける構成でも良く、また、紐や結束バンド、接着、融着でも良く、その他、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で変更することができるものである。
図8は、中空橋架部90の構成の例の説明図である。
図8(a)は、係る構成の側面からの断面図、図8(b)は、上面図である。
係る中空橋架部90は、収容中空大部14内において、橋架された略帯状の可撓性シートであり、係る中空橋架部90は、特に、縦に背の高い構成の収容中空大部14を備えた係る植栽容器1において、係る収容中空大部14内の下の方の培養基材34が、上の培養基材34の重量によって、密度が高くなり過ぎることを抑制する為に、係る中空大部内の途中で、係る培養基材34の重量を受けて、下への圧力を軽減するものである。
係る構成によって、係る植栽容器1の上側と下側の植栽条件を、より均一にし、安定した植物の生育を促すことができ、有用である。
また、係る中空橋架部90に、水を受ける水受け形状を設けても良いし、器を載せて、より多くの培養基材34や水を受ける構成としても良い。
また、中空橋架部90は、1つでも良いし、2つでも良いし、それ以上でもよく、細いものを複数設けても良いし、太い物を少数設けても良いし、十字に設けても、平行に設けても良いし、網状でもよく、高さ方向に複数設けても良く、その他、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で変更することができるものである。
尚、一連の本図の実施例において、構成シート10または、基台シート30または包覆部材19の素材は、可とう性を有したシート状で、テント生地やメッシュ生地等の布状部材、網状部材、他各種繊維素材、各種ゴムや各種樹脂シート製、綿、麻等の天然素材、紙製、金属メッシュ等の金属、ガラス繊維、また、色も透明、蛍光、光っても良く、その他、必要に応じた強度、機能を有し、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその素材を限定しない。
また、包覆部材19は、構成シート10に設けられた穴又はスリット16を、係る穴又はスリット16以上の面積を備えて覆い、収容中空大部14内の培養基材34のこぼれを抑制するものである。特に、係る面積が係る穴又はスリット16と同等の場合には、覆い留め部37を設けることによって、係る包覆部材19の効果をもたらす構成とするものである。
また、構成シート10の形状も、多角形、丸、楕円、その他異形でも、長さ、大きさ違いの組み合わせ違いでもよく、その形状を限定せず、また、厚さも、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、係止部20は、図面に表記していないものも、必要に応じて、必要な個所に設ける構成が可能であり、また、それぞれの係止方法は、接着、融着、縫製、結束、ピン止め、ボタン止め、面ファスナー止め、磁石、ステープラー等、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその係止手段を限定しない。
また、係止部20は、着脱可能に係止してもよく、着脱可能な係止手段は、ホック、ボタン、面ファスナー、フック、磁石、紐、ファスナー等、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその係止手段を限定しない。着脱可能な構成とすることにより、必要に応じて構成シート10のサイズや材質を選択可能となり、有用である。
また、構成シート10に設けられた穴あるいはスリット16で示された構成の例も、それぞれスリット16でも、穴でも応用可能であり、係る穴又はスリット16の形状も、限定しない。
また、外面覆い部材22と内面覆い部材23を両方設けた構成としても良い。
本願発明は、植物の装飾を自在に出来ることから、各種イベントの装飾をはじめ家庭用ガーデニング用品としても魅力的な発明品であり、産業上利用可能性は極めて高いと思慮されるものである。
1 植栽容器
10 構成シート
14 収容中空大部
16 穴又はスリット
17 水抜き穴
18 収容中空小部
19 包覆部材
20 係止部
22 外面覆い部材
23 内面覆い部材
24 覆い部分重複部
25 水誘引部
26 切り込み
30 基台シート
34 培養基材
35 水受け部
36 根
37 覆い留め部
40 基台支持ユニット
41 支持留め部
50 植栽保持部
90 中空橋架部
102 支持材
S 植物

Claims (10)

  1. 可とう性を有する略シート状の素材から成る1以上の構成シート(10)によって構成される植栽容器(1)であって、
    前記構成シート(10)には、1以上の穴又はスリット(16)が設けられ、
    前記穴又はスリット(16)には、可撓性を有する略シート状部材である包覆部材(19)が、前記穴又はスリット(16)を覆って、前記構成シート(10)に設けられ、前記構成シート(10)の背面は、中空の中空領域である収容中空大部(14)を備え、
    前記収容中空大部は、培養基材が収容される収容部であり、
    前記包覆部材(19)は、前記構成シート(10)に設けられた前記穴又はスリット(16)の外面において、前記構成シート(10)に設けられた外面覆い部材(23)であり、該外面覆い部材の上部は前記構成シートと係止されていないことによって、前記構成シートと前記外面覆い部材(23)との間に係止されていない開口部を備え、前記構成シートと係止されていない外面覆い部材の上部の開口部から、植物が植栽される開口部となり、
    前記構成シートと前記外面覆い部材の間に設けられた中空空間は、前記植物が植栽されてその位置を保持される収容中空小部(18)であり、
    前記構成シート(10)に設けられた穴又はスリット(16)から、前記収容中空大部(14)内に収納される培養基材に根を広げることが可能であり、
    前記外面覆い部材が前記穴又はスリット(16)を覆っていることによって、培養基材の外への流出を抑制可能であることを特徴とする植栽容器(1)。
  2. 前記構成シート(10)が、前記構成シート(10)の背面の形状を覆う基台シート(30)または構成シート(10)を備え
    前記基台シート(30)は、可とう性を有する略シート状の素材から成り、前記穴又はスリット(16)、または前記包覆部材(19)を備えない、前記構成シート(10)の背面の形状を覆うシートであり、
    前記構成シート(10)と、該構成シートの背面に備えられた基台シート(30)または構成シート(10)の間の中空空間が、前記収容中空大部(14)であることを特長とする請求項1に記載の植栽容器(1)。
  3. 前記構成シート(10)が、前記構成シート(10)との間に中空領域を構成する基台支持ユニット(40)に設けられ、
    前記基台支持ユニット(40)は、1方向以上が開口している開口部を備えた半容器状であり、前記構成シート(10)を前記半容器状の開口部に設けることによって、植栽容器(1)を構成し、
    前記構成シート(10)と基台支持ユニット(40)の間に設けられた中空空間が、前記構成シート(10)の背面の前記収容中空大部(14)であることを特長とする請求項1に記載の植栽容器(1)。
  4. 前記基台支持ユニット(40)が、建造物として作りつけられていることを特長とする請求項3に記載の植栽容器(1)。
  5. 前記構成シート(10)を巻いて、両端部を係止することによって、前記収容中空大部(14)を設けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の植栽容器(1)。
  6. 前記包覆部材(19)が、開閉可能に前記構成シート(10)に設けられており、閉じた状態で、構成シート(10)に係止可能な覆い留め部(37)を設けていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の植栽容器(1)。
  7. 前記収容中空大部(14)に、1以上の可とう性を有する略シート状の素材が橋架されている、中空橋架部(90)を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の植栽容器(1)。
  8. 前記穴又はスリット(16)が、略逆Uの字状の切り込みによって設けられていることによって、前記収容中空小部(18)の底部を前記略逆Uの字状の内側の構成シート(10)を前記収容中空小部(18)の底側に織り込んで覆うことが可能で、前記収容中空小部(18)に植栽された植物の根(36)を、効率的に収容中空大部(14)に誘引可能であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の植栽容器(1)。
  9. 前記収容中空大部(14)と前記収容中空小部(18)を仕切る前記構成シート(10)の一部または全部が、網または複数の穴を備え、水や根(36)の挿通が可能であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の植栽容器(1)。
  10. 前記包覆部材(19)と構成シート(10)間、または包覆部材(19)、または構成シート(10)、または基台シート(30)または基台支持ユニット(40)の収容中空大部(14)または収容中空小部(18)に、 ポケット状で開閉可能に設けられた水受け部(35)を設けたことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の植栽容器(1)。
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