本発明に係る多用途用収納ユニット1は、構成可撓部材10同士が、開口する開口部に雑貨等の物品や植物を植栽するバリエーションを自由にするため、可とう性を有する略シート状の素材から成る上と下の構成可撓部材10の隙間を開口入口部12として、係る開口入口部12の内側または背面に備えられた、収納空間14である中空領域11に対して、係る開口入口部12の下側の構成可撓部材10の上辺である下シート上辺9が、該係る開口入口部12において対向して、該開口入口部12を形成する上シート対向部8よりも長い状態で設けることにより、あるいは、下シート上辺9が、上シート対向部8よりも弛みの大きい状態で設けられることにより、該開口入口部12を、閉じ難く開口可能であることにより、前記収納空間14内の収納物によって、前記構成可撓部材10の背面から圧力がかかっていても、前記開口入口部12が閉じ難いことによって生まれる効果が発揮されることを最大の特徴とするものである。つまり、例えば、植栽の際には、収納空間14に収納された培養基材34の圧力による、係る開口入口部12への閉じ圧力の軽減、あるいは、培養基材34や潅水の、係る開口入口部12からのこぼれを抑制可能とする有用性を発揮するものである。
また、本発明に係る多用途用収納ユニット1は、構成可撓部材10同士が重なり合い、下シート上辺と上シート下辺とは係止せず、開放に設け、上シート下辺を隣接される構成可撓部材10により覆うことによって生まれる効果が発揮される構成としてもよい。つまり、例えば、植栽の際には、上シート下辺を隣接される構成可撓部材10により覆われることによって培養基材34の土や水のこぼれを、より、防止可能とする有用性を発揮するものである。
以下、図面に基づいて本発明に係る多用途用収納ユニット1について説明する。
但し、図面に示した形状や配置構成等についてはあくまでも代表的な例示であり、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することを可能であり、また、それぞれの図の例示の構成は、それぞれ他のお互いの図面の構成の例において、応用可能であるものである。
なお、図面の説明において上下左右、水平方向は、図面に表された多用途用収納ユニット1の上下左右、水平方向と同じであり、前面又は前面側とは、正面図の正面側、図1(d)、図1(e)、図1(f)、図2(e)、図3及び図13(c)に示された左側、図1(a)、図20(d)、図20(e)、図20(f)、図21(e)に示された下側、図22の斜視図の正面側をいい、背面又は背面側または内側とは図1(d)、図1(e)、図1(f)、図2(e)、図3及び図13(c)に示された右側、図1(a)、図20(d)、図20(e)、図20(f)、図21(e)に示された上側、をいうこととする。
図1は、多用途用収納ユニット1の基本構成を示し、従来の収納用具と比較して極めて構成要素が少なく、シンプルな部材のみで構成することが可能であることを表している。図1(a)は、九十九折り線で示した係止部20が構成可撓部材10が、縫製や接着等によって係止されるものであり、係る構成可撓部材10が連続して複数設けられることで、多用途用収納ユニット1が構成されるものであることを示している。図1(b)は、図1(a)の構成における、A-A‘断面図であり、図1(c)は、図1(a)の構成の構成可撓部材10である構成ピース19の形状の例を示したものであり、図1(d)、図1(e)、図1(f)は、図1(a)の構成または、類似の構成の側面方向からの縦断面図を示している。
図1(g)及び図1(h)は、構成ピース19の形状のバリエーションの例を示したものであり図1(i)は、方形の構成ピースの係止バリエーションの例である。
図1における構成可撓部材10である構成ピース19は、例えばテント生地やメッシュ生地等の布状部材を用いた構成可撓部材10としたもので、これを上下に設けた構成の例である。素材は丈夫で可とう性を有し、壁や柱等に応じて自由に変形するとともに、収納物S1・S2の重量に耐えるための強度を有した素材を用いることが望ましい。
また、係る構成ピース19の寸法や形状については図1(c)のように、係る構成ピース19の上辺であるピース上辺29の方が、係る構成ピース19の下辺であるピース下辺28と比較して長い構成であり、係る構成ピース19を図1(a)のように、複数の構成ピース19を係る構成ピース19の側辺であるピース側辺27を略平行にして上下に並べて係止することによって、図1(b)のように、ピース上辺29がピース下辺28より弛むことにより、開いて設けられることが可能となり、上と下に設けられた係る構成ピース19において、下側の構成ピース19のピース上辺29である下シート上辺9と、係る下シート上辺9と対向した上側の構成ピース19の最も近い部分である、上シート対向部8の間に形成される開口入口部12が、閉じた状態になり難い構成である例である。
つまり、下シート上辺9が、上シート対向部8よりも弛みの大きい状態で設けられることにより、係る構成可撓部材10の背面に備えられた収納空間14である中空領域11内の収納物によって、前記構成可撓部材10の背面から圧力がかかっていても、前記開口入口部12が閉じ難い構成であり、例えば、収納物が植物である植栽容器とした場合においては、図3(a)の構成の例に示される様に、係る収納空間14に収納された培養基材34による圧力によって、係る開口入口部12が閉じ難い、あるいは、上シート下辺7が下シート上辺9より後ろに維持し易い構成であり、培養基材34あるいは、潅水が外にこぼれ難い構成とすることが可能であり、また、例えば、収容物が図3(b)に示されるような長さのある物差しや、棒、鉛筆などであって、係る上シート下辺7に収納空間14の内側から係る構成ピース19に圧力が外側にかかるような場合でも、係る開口入口部12の開口を保持し易い構成となっており、有用である。
つまり、係る開口入口部の、上方向への開口状態を保持し易い構成であることによる、様々な有用性を擁するものである。
例えば、前記に示された収容物を収納した際の有用性の他に、植物を植栽する場合においては、係る上側に開口した開口部においては、係る開口入口部より上に収容されている培養基材の重量が、直接的にはかからない為、係る植物の植え替えのしやすさであったり、植物の根部への圧力が減ることによる、植物の育成への効果をもたらし、有用である。
尚、図1(a)の係る構成可撓部材10は、一部が重なり合う様に、重畳的に、構成可撓部材10である構成ピース19の下辺が隣接される他の構成ピース19に重なり合う領域15内で覆われる構成が繰り返して配置される構成であり、係る構成と同等の構成の側面からの縦断面図が、図1(d)の構成の例である。
特に、係る構成可撓部材の一部が重複して設けられる構成においては、中空領域11内の収納物によって、前記構成可撓部材10の背面から圧力がかかった場合に、係る開口入口部の開口状態を保持可能で、有用である。
また、係る構成可撓部材が重複しない図1(f)の構成においては、例えば、図3(b)の様に、収容物が長い場合であっても、開口入口部の上シート下辺が係る収容物に押されても下シート上辺の内側で保持可能であり、係る開口入口部の開口状態を閉じずに、保持可能であり、他の収容物の出し入れがし易く、有用であり、また、係る収容物が、植物と培養基材であっても、開口入口部の上シート下辺が係る収容物に押されて下シート上辺の内側で保持可能であり、係る培養基材や潅水のこぼれを抑制可能であり、有用である。
尚、図1(e)は、上下に設けられた構成ピース19において、係る構成ピース19が、下シート上辺9と、上シートの下辺である、上シート下辺7と、略水平方向になる様に設けられた構成であり、図1(f)は、係る下シート上辺9と、上シート下辺7が、水平方向に対して、隙間を備えて設けられた構成の例である。
図1(g)及び図1(h)は、図1(c)におけるピース上辺29の形状が曲線である構成の例であり、図1(g)は、係るピース上辺29が弧状であり、図1(h)は波線状である構成の例であり、係るピース上辺29の形状は、その他の曲線状でも、折れ線状でも、斜め線でもよく、特に限定しない。また、ピース下辺28の形状についても、ピース上辺29と同様に、特に限定はしない。
図1(i)は、方形の構成ピースの場合の本発明に関する構成の係止箇所を、破線の九十九折り線で示しており、上下が開放な下すぼまりの台形形状の部分を、図1(a)の様に略平行に係止することによって、上シート下辺が下シート上辺より弛みを持たせることが可能な構成の例である。
図1の構成における収納空間14は、開口入口部の背面あるいは内側の、構成可撓部材10と基台シート30に囲まれた中空領域11であり、また、各構成ピースは、ピース上辺及び、ピース下辺が開放に設けられており、各構成ピース背面の中空領域11である収納空間は、各それぞれの構成ピースの背面の収納空間が繋がっている構成である。
基台シート30は、構成可撓部材10と同じ素材を用いてもよいし、曲げた状態を保持するような塑性特性や、元の状態に戻る弾性特性を備えた材料等を用いることが考え得る。係る特性を有することにより、例えば、全体の両側端部を係止することによって得られるリング状収納型又は両面収納型等の利用体型に合わせて選択し、壁や柱などに設置する場合の基台としての機能を十分に発揮できる形状、大きさ、厚みとする。
また、基台シート30は、複数の構成可撓部材10同士が他の構成可撓部材10と重なり合う領域15によって覆われる構成が連続してできた全体の形状の背面に対応する大きさで、又はそれを超える大きさの構成可撓部材10と同様の布状素材からなる基台である。なお、収納物S2に植物を植栽する場合には、構成可撓部材10及び基台シート30の素材は、樹脂製のフィルムやシートなどの水密性を備えたものを選択することが望ましいが、屋外の使用等使用条件によってはその限りではなく、麻布のような自然な素材が望ましい場合もあり、例えば、イベントやワンシーズン等、短期使用の想定においては、耐候性を考慮しない素材でも良い。
また、図面には示していないが、係る複数の構成ピース19の背面に設けられた基台シート30の代わりに、係る複数の構成ピース19の背面に、同様の複数の構成ピース19を設けることによって、両面に収納口である、開口入口部12を備えて、どちらからでも収納物を収納可能な構成としても良い。
開口入口部12は、雑貨などの物品を収納する場合や植物を植栽する場合などの収納空間14への入口である収納口であり、様々な用途に応じて対応することができる。
収納空間14は、各構成可撓部材10の開口入口部12から収納物S1・S2を収納できる領域ともなり、また植物を収納する場合においては係る収納空間14内に育苗のための土壌等の植物培養基材34を充填する領域とすることもできる。また、係る収納空間14は、構成可撓部材10の背面あるいは、内側において、係る開口入口部12の下及び上にも連なる中空領域11であって、複数の開口入口部12を備えた構成においては、係る中空領域11である収納空間14は、同一の中空領域11として繋がっており、同一の中空領域11において、複数の開口入口部12を備えているものであり、特に、上下に係る開口入口部12を備えた構成においては、同一の収納空間14に、複数の開口入口部12から、複数の長さの違う収納物でも収納可能な構成である。
重なり合う領域15は、各構成可撓部材10において前面に配置される他の構成可撓部材10の背面と重なり合う部分をいう。
係止部20は、構成可撓部材10あるいは基台シート30が重なる領域において縫製、接着、溶着等の結合手段により固結された領域内においてその一部又は全部を係着されるともに、収納物S1・S2を収納する際、左右をガイドし、また最下段16の底部において収納物S1・S2が下方へ落下しないよう、構成可撓部材10の両端部を繋ぐように係止部20を設けることも有効である。但し、収納物S2が植物である場合には縦方向の構成可撓部材10の両端部の内側においても係止部20を設けることが望ましく、その数や長さについては特に限定するものではない。
構成ピースは、構成可撓部材の一形態であり、構成可撓部材同等の可撓性を備えた材質から成り、1以上の構成ピースを巻くか、組み合わせて設けることによって、1つの多用途用収納ユニットを構成するものである。
図2は、図1と同等の構成の多用途用収納ユニット1について、図1(c)と同等形状の構成ピースのピース側辺を、図1の構成のように略平行には、係止しない構成の例であり、図2(a)は、係る構成の正面図、図2(c)は、斜視図、図2(b)は、係る構成ピースの形状の例、図2(d)は、係止部が断続的に設けられている構成の例である。
図2(e)は、係る構成の側面からの部分断面図である。
図2の本発明に係る構成においては、基台シートの横幅よりも長いピース上辺29を、略係る基台シート30と同等の幅に合わせて弛ませ、また、ピース下辺28も必要に応じて弛ませ、基台シート30にピース上辺29とピース下辺28を開放にピース側辺部を係止した構成である。
係る構成によって、図1同様の効果と合わせて、例えば、特に係る収容物が植物の場合、1つの構成ピースごとに下方向にすぼまっている形状であることによって、土等の培養基材の下の収納空間への重量圧力を緩和しつつ、且つ、植栽した植物の根は、下へ広がることが可能である為、根詰まりによる根腐れを防止可能で、有用である。
また、ピース側辺の係止部分は、図2(d)の様に、ピース側辺の上部と下部だけの様に、断続的でもよく、上下に複数並んだ構成ピースは、それぞれの構成ピースが上下への開放部分を備えて、連通した収納空間を備えた収納ユニットを構成するものである。
図3は、図1と同等の構成の多用途用収納ユニット1の収納物(S2)が植物である構成である図3(a)と、図3(b)は、収納物(S1)が文具等小物雑貨の例として、長尺である収納物(S1)である物差し、あるいは棒、あるいは鉛筆である構成の例である。
図3(a)においては、上下に設けられた構成ピース19の上シート下辺7と下シート上辺9とが水平方向に対して重複していない構成の例であり、つまり、図1(f)同等の構成ピース19の配置となっている。
尚、図中の複数のドット模様の領域が、培養基材34であることを示しており、係る培養基材34内にて、植物である収納物S2の根35が広がる構成である。
収納空間14に収納された培養基材34や潅水は、係る構成ピース19の上シート下辺7と下シート上辺9とが水平方向に対して重複していない距離が開けば開く程、こぼれ易くなり、図1(d)のように、重複して設けられることにより、係る培養基材34や潅水は、こぼれ難くなる。一方、開口入口部12を広く設けることができる。
また、上シート下辺7に対して、下シート上辺9が前側に出れば出るほど、同様に係る培養基材34や潅水は、こぼれ難くなり、例えば、図1(e)の構成の例の様に、上シート下辺7と下シート上辺9とが略水平方向に設けられた場合においても、下シート上辺9が前に出れば出るほど、係る培養基材34のこぼれは少なくなることとなり、それは、図1(f)の構成においても同様である。
また、図1(a)の基台シート30には、水を受ける、3つの受け部6が設けられており、上から潅水された水の一部は、係る受け部6に受けられて保持されることによって、係る多用途用収納ユニット1の上側と下側における水の保持量と保持期間の条件を、より、均一化することが可能となり、植物の安定的な生育上、有用である。
また、植栽する植物によって、比較的乾燥を好む植物を植栽する場合においては、係る受け部6に、培養基材34を入れずに、閉じた状態にしておくことによって、潅水された際にも、係る受け部6で水が受けられず、下へ落ちていくので、培養基材34の水分量の調整をすることも可能である。
図3(b)は、3本の長さの違う長尺である収納物(S1)が、開口入口部12から収納空間14に挿入された構成であり、収納空間14に挿入された長尺の収納物(S1)は、その長さに応じて、基台シート30に設けられた3つの受け部6にて、収納物の下側の端を支持されて、収納された構成となっている。
尚、係る受け部6は、構成可撓部材10である下から二つ目の構成ピースにも設けられており、係る構成ピースに設けられた受け部6にて収納物を保持しても良く、その場合、更に短い収納物も保持可能であり、収納物の長さの自由度が増え、有用である。
係る構成によって、長さの違う収納物であっても、同じ開口入口部12から、収納可能である構成となっている。
尚、図3(b)においては、構成ピース19の下シート上辺9と上シート下辺7との位置関係が、図1(f)同等に、水平方向に隙間を設けて配置されている。
係る構成ピース19が、図1(d)の様に、水平方向に重複した場合と比較して、図1(d)の有用性は、開口入口部12をより多く設けることができるので、収納物の仕訳がし易いという点、あるいは、収納された内部が見えず、外観上、より、美観的であるという点があげられる。
一方、図1(f)の構成の有用性は、収納空間14内が見えるので、収納物の長さに応じて、係る収納物の下端を挿入する受け部6を、見ながら収納することが可能であり、収納し易いという点や、取り出す収納物の長さを係る隙間から確認しながら取り出せるという点や、開口入口部12を大きく設けることができるので、より多くの収容物や大きい収容物を収容可能であるという点があげられる。
尚、係る受け部6は、構成可撓部材10と同様の可撓性シートを係止して設けても良いし、その他の可撓性のある素材を用いても良いし、吸水性のシートでも良いし、金属やポリプロピレン等のプラスチックでも良いし、係る素材は、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することを可能であり、限定しない。
また、係る受け部6が設けられる場所も、収納空間14内の必要に応じた場所あればよく、限定せず、本構成においては、基台シート30に設けられているが、受け部6は、構成可撓部材10に設けられていても良いし、支持材102に設けられていても良いし、基台支持ユニット40に設けられても良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することを可能であり、限定しない。
図4は、図1の構成のバリエーションの例であり、図4(a)、図4(b)、図4(c)は、主に分割係止の構成のバリエーションの例である。
図4(a)は、図1(a)と同等の構成の例において、横方向に分割係止部21が設けられている構成の例であり、本発明に係る構成可撓部材10内において分割する分割構成説明図である。図4(a)は、横方向に係止部20を設ける構成であり、例えば中間に位置する構成可撓部材10に分割係止部21を設けることによって、例えば園芸用の植物を開口入口部12から収納空間14内の方へ挿入し、開口入口部12に充填された植物培養基材34によって安定した状態とする。係る状態において、植物培養基材34が全て下方へ落下してしまうことを防止するため、横方向に横架させる分割係止部21を設ける構成も有効である。なお、図4(a)は、横方向に分割することで異なる種類の物品を収納したり、或いは植物の植栽する構成において、一括した水分管理や栄養管理、若しくは受光管理など多様な目的に対応した分割構成が実現できることを示している。図には示していないが、雑貨等を収納する場合において上段と中段と下段とに其々分割し、上段には筆記用具、中段にはお菓子、下段には手帳など、様々な収納物S1・S2の種類に分けて自由に収納することができる構成であることを示している。
分割係止部21は、縦方向又は横方向の何れにおいても係支部20を備えることで、一方向に配置されるポケットなどの代わりとなり、また縦方向に長い構成を採用した場合では、例えば収納空間14が大きい場合にはたくさんの植物培養基材34を当該開口入口部12内に充填することができ、内部に充填した植物培養基材34が底部へ流れ落ちてしまうことを回避するために必要である。また縦方向の分割は、小物や小さな植物など分割して保持させることが可能であり、係る仕切りを多数設けることによって収納数を増設する態様なども有用である。本発明は、開口入口部12の貫通する開口部を有するため、保持されずに開放された底部に抜け落ちてしまうことがある。そのため、横方向のストッパーが必要であり、横方向全ての分割係止部21を設けると植物を育てるための水の行き場が失ってしまうため、根腐れの原因ともなりかねない。そこで、小さな穴部121を設けて水抜き等をすることもできるようにすることも必要である。なお、図面上では波線を用いて比較的長く示しているが、係る長さは必要に応じて短くしたり或いは点状の分割係止部21としてもよい。
図4における水抜き穴17は、具体的に部材等に穴を開けるのではなく、構成可撓部材10と他の構成可撓部材10若しくは構成可撓部材10と基台シート30の係止部20の横方向に横架する係止部20において、左右の係止部20の間に係止しない部分を設けることによって形成される、水抜き用の開口部の例であり、その他、係る構成可撓部材10あるいは基台シート30に切り込みを入れて水が抜け出る構成としても良く、係る水抜き穴は、係る収納空間14内から、水を排出する為の穴であればよく、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することを可能であり、限定しない。
図4(b)は、本発明に係る全体構成において一部の構成可撓部材10のうち、左右両辺の間であって、各構成可撓部材10の前面に配置される他の構成可撓部材10と重なり合う領域15の一部又は全部を縦方向に係止することにより、より多彩な収納レイアウトを創出させることが可能である、縦方向の分割係止部21を示している。即ち、収納領域内において特定の場所を選択し、係る場所へ収納物S1・S2の大きさに合わせて収納することが可能であることを示しており、本発明の特徴である自由な配置構成を実現させる構成を示している。
図4(c)は同様に縦の分割係止部21を設けた構成の例であり、係る分割係止部21が、シート上辺が斜めである複数の構成ピース19の中央を連続的にまとめて係止している構成である。
尚、分割係止部21は、2以上の構成可撓部材10同士だけを係止しても良いし、構成可撓部材10と基台シート30とを合わせて係止しても良い。
図5は、構成可撓部材10または構成ピース19の一方の端辺であるピース側辺27と他方の端辺であるピース側辺27を係止することで収納空間14を設ける構成の例である。
係る構成においては、側面のどこからでも収納物を収納することが可能な開口入口部12を設けることが可能であり、例えば、長さ自由な収納物を周囲のどの部分からも収納することが可能である構成の一つとなる。
図5(a1)及び図5(a2)は、構成可撓部材10である構成ピース19の形状の例であり、係る構成ピース19は、本図の以下の説明に関する円錐台形状の錐台筒41の展開形状である錐台展開42を示しており、係る錐台展開42は、ピース上辺29がピース下辺28と比較して長い錐台筒41の錐台展開42であり、図5(a1)は略円状の部分円型の中心部に部分円状の穴である支持挿入穴49が設けられており、係る外円である外形縁47が係る錐台筒41のピース上辺29を構成し、内側の部分円の穴の円周が、係る錐台筒41の下辺を構成するものである。係る錐台展開42のピース側辺27を互いに係止することによって、図5(b)に示される、錐台筒41を構成することが可能となるものである。尚、図面には示していないが、係る部分円状は、円状として係る支持挿入穴49から、外形縁47まで、切り込みを設けた構成としても良く、係る切り込みにて形成されたピース側辺27から、係る構成ピース19の一部を互いに重複させて係止することによって、係る錐台筒41を構成する仕様としても良い。また、係る錐台筒41あるいは錐台展開42の構成は、筒状の構成である、筒状体あるいは、係る筒状体の展開形状を成す展開部材である、筒状展開においても、同様の構成としても良い。
図5(a2)の係る錐台展開42は、円の略中央に、穴である支持挿入穴49が設けられている構成として、係る支持挿入穴49から、外形を形成する外形縁47まで折り込みを入れて係止する、タック加工をする構成とすることによって、錐台筒41を構成する仕様としても良い。
尚、係る図5(a1)及び図5(a2)の錐台展開42におけるピース側辺27あるいはピース側辺27から構成ピース19を部分的に重複させて係止させる構成あるいは、タック加工にて係止させる重複係止する構成であり、また、係る係止部20である重複係止部43を、着脱可能に係止することによって、また、係る重ね合わせ量を変えることが可能である構成とすることによって、係る錐台筒41の下シート上辺9あるいは上シート対向部8の長さや傾きを自由に調整することが可能となり、有用である。
尚、係る図5(a2)の錐台展開42は、錐台筒41としても良い。
図5(a1) 及び図5(a2)の点線で囲われた部分が、重複して係止可能な重複係止部43である。
係る重複係止部43は、縫製でも溶着でもステープラでもリベットでも紐でも面ファスナーでもファスナーでもボタンでもホックでもビス止めでもクリップでも磁石でもベルトでも良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することを可能であり、限定しない。
図5(b)は、係る構成ピース19の両側の二つのピース側辺27同士を互いに係止することによって、係るピース上辺29によって構成される上側の周の方がピース下辺28によって構成される下側の周と比較して長い中空状で円錐台形状をした構成可撓部材10である錐台筒41の例である。
係るピース側辺を係止する際に、一部を重複させて係止することによって、係る錐台筒41の上辺あるいは下辺の長さを変えた錐台筒41とすることも可能であり、係る径の寸法の違う錐台筒41を組み合わせた構成の有用性は、図5以降の図面でも記述しており、有用である。
尚、係る図5(b)においては、係る両方のピース側辺を係止して、錐台筒を形成する構成を示しているが、図面には示していないが、他の各図面の構成の構成可撓部材においても、係る構成可撓部材10の両端を、互いに係止することによって、収納空間を設ける構成としても良い。
図5(c)は、複数の係る錐台筒41を、一部が重なる様にして重複させて、互いに係止した構成の例であり、3つの錐台筒41は、手前の2か所の係止部20にて互いに係止された構成の例である。
係る、錐台筒41同士の係止部20は、本図においては、それぞれの錐台筒41同士の組について、一組の錐台筒41同士について1か所の係止であるが、係る係止部20は、2か所以上でも良い。
図5(d)は、図5(c)の連結された錐台筒41について、係る係止部20が、帯状の紐を介して係止され、係る最下段の錐台筒41の下辺を係止して底部を設け、把手39を設けた構成によって、吊り下げ式の本発明における多用途用収納ユニット1の構成の例である。
係る係止部20が、係る紐を介して係止されることによって、係る錘台筒の間隔を多少開けても、係る錐台筒を互いに係止可能となる構成である。
尚、係る底部は、係る錐台筒41の下辺の内径に合わせた構成可撓部材10を係止して底部を設けても良いし、係る内径よりやや大きい円状の板材を設けて底部としても良いし、最下段の錐台筒41を、略円錐状に形成した構成ピース19としても良いし、係る円形の錐台筒41の下辺を潰して、係止しても良く、その他、本発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することを可能であり、限定しない。
また、係る錐台筒41は、1枚の構成ピース19の二つのピース側辺27を係止して構成した例であるが、その他、エラストマー樹脂やラバー素材、ビニール素材を、射出成型や真空成型、直圧成形等で一体的に成形しても良く、係る素材や成型方法について、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することを可能であり、限定しない。
また、係る錐台筒41についても、本図の構成の例においては、円錐台形状であるが、角錐台形状でも良い。
また、下段の錐台筒41程、径の大きな錐台筒41とするなど、錐台筒41のサイズを変えて設ける構成としても良い。
また、係る錐台筒41は、図7に示されるような円筒あるいは角筒等の貫通した略筒状の筒状体48として、下段の筒程、径の大きな筒としても良く、また、図面には示していないが、係る筒状体または、筒状展開に、重複係止部43を備えて、係る筒状体の径を、変更可能な構成としても良い。
また、係る錐台筒41または筒状体48は、硬質な、あるいは、ソリッドな素材である構成とすることも可能で、係る構成においては、鉄等の金属、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂、ウレタン等のゴム素材、陶磁器、ガラス素材、木でも良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することを可能であり、限定しない。
図5(e)は、係る錐台筒41の形状が、一方向の面が略垂直に立ち上がった、偏った形状をしている略錐台の錐台筒41を構成する錐台展開42であり、係る錐台展開42の側辺を係止することによって、図5(f)の様な偏った形状の錐台筒41を構成され、係る錐台筒41を、図5(g)の様に上下に設けることが可能である。
特に、係る偏った形状の錐台筒41であることによって、下シート上辺9の突き出し部分が大きくなり、開口入口部12が大きくなり、収納物を収納しやすくなったり、あるいは、係る突き出した部分に植栽可能であるという有用性がある。
また、係る偏った形状の錐台筒41においても、図5(a1)の円錐台形状の錐台筒41同様、重複係止部43を備えて、係る径を調整可能な構成としても良い。
また、錐台展開42は、2つ以上の錐台展開42を組み合わせて、錐台筒41を構成しても良い。
図6は、本発明に係る多用途用収納ユニット1に長尺の構成可撓部材10である構成ピース19を、螺旋状に巻いて設ける構成の例であり、図6(a)は、係止部20にて、螺旋状を保持された構成であり、図6(b)は、支持材102に設けられた構成の例であり、図6(c)は、係る支持材102が、下方向に広がっていく末広がりであり、係る支持材102に、下方向に末広がりに構成可撓部材10が設けられた構成を示している。図6(e)及び図6(f)は、係る構成ピース19の説明の為の図面である。
図6(a)は、構成ピース19が、長尺の帯状の螺旋状であり、係る巻かれる様に設けられた構成ピース19が、一部を重複して、重畳的に設けられている構成であり、係る螺旋状の構成ピース19は、下シート上辺9を構成するピース上辺29が上シート下辺7を構成するピース下辺28に対して上側になる様に螺旋状に設けられていることにより、係る構成ピース19の面が、ピース上辺29からピース下辺28に向かって、斜めの斜面を構成する様に設けられている構成を示している。
係る構成とすることによって、隣り合う下シート上辺9と、上シート対向部8の間の開口入口部12の開口を保持可能とする構成である。
尚、係る螺旋状の多用途用収納ユニット1は、図5(c)同様、上下に隣り合う構成ピース19が、係止部20にて互いに係止されることによって、係る螺旋形状を保持する構成であり、例えば、図5(d)の様に、把手39と底部を設けた構成の多用途用収納ユニット1とすることができ、有用である。
図6(c)は、前記支持材102が、下方向に広がっていく末広がりに設けられた構成であり、長尺の可撓性のあるシート状の構成可撓部材10あるいは構成ピース19が螺旋状に巻いて設けられ、係る巻いた一周分の径が下に設けられる構成可撓部材10あるいは構成ピース19である程、大きく、上下に前記構成可撓部材10あるいは構成ピース19が設けられ、且つ、前記開口入口部12の前記下シート上辺9が、上シート対向部8あるいは上シート下辺7よりも一周の長さが長い構成であり、係る構成によって、開口入口部12が閉じ難い構成となっている。
係る構成においては、複数本の棒状の支持材102が、下方向に広がっていく末広がりに設けられている構成であり、係る構成によって、構成可撓部材10である構成ピース19を、必要に応じて、どの高さにでも自由に設けることが可能であり、つまりは、係る構成ピース19の幅や重複するか否か等、自由に設定可能であり、自由度が高く有用である。
本発明に係る多用途用収納ユニット1は、可とう性を有する略帯状の形状からなる一つの長尺な帯体の構成可撓部材10によって全体が構成される。係る構成は、前記の構成可撓部材10を重畳的に配置する構成と比較して、帯状部材を一回切断することで構成部材の略全体を得ることができる点で、製造し易い好適な構成といえる。
また、本図の構成の例においては、支持材102は棒状の支持材102が4本であるが、係る支持材102は、2本でも良いし、もっと多くても良いし、また、板状でも良く、下方向に広がっていく末広がりであり、係る支持材102への構成ピース19の支持する箇所が、連続的に、どの位置にでも支持可能な構成であるものであり、必要に応じて自由に、構成ピースを設ける高さを設定可能で、有用である。
図6(d)及び図6(e)は、図6(a)あるいは図6(b)を螺旋状に形成する、構成可撓部材10である構成ピース19の例の説明の為の図面であり、図6(e)が、係る螺旋状の構成ピース19の例であり、係る構成ピース19の例は、図6(d)に示されるように、中央に穴が設けられた部分円または円に切り込みを入れたピース側辺27にて、複数連結することによって、形成されて形作られた螺旋状の構成ピース19である。
尚、係る構成ピース19は、本図説明では、複数の構成ピース19を螺旋状に連結して形成する例であるが、例えば、射出成型等で、一体的に成形しても良い。
また、図6(a)及び図6(b)に示される構成ピース19は、下シート上辺9が上シート下辺7を覆う様にして、上側の構成可撓部材10の一部と重複するようにして設けられており、また、図6(c)は、下シート上辺9が上シート下辺7を覆わず、上側の構成可撓部材10の一部と重複しないように、螺旋状に設けられている構成であるが、それぞれ説明用にその一例として係る構成可撓部材10の配置にて説明しているにすぎず、それぞれの構成の例において、必要に応じて、一部が重複しても良いし、重複しないように設けても良いし、係る重複の量も限定しないし、下シート上辺9と上シート下辺7の距離も必要に応じて設定すればよく、限定しない。
係る巻いた状態に構成可撓部材10を設ける構成における係止部20は、巻かれた帯体の構成可撓部材10の全体の形状を維持するとともに、開口入口部12を区画して収納物S1・S2を保持するなどの機能を発揮するものである。但し、前記構成可撓部材10の構成とは異なる注意点として、複数の係止部20をどの位置にどのくらい設けるかという配置構成を考慮しなければならない。特に、螺旋状に巻くことで全体を形成する構成を採用する場合では、帯体の構成可撓部材10の両端のみを係止するだけでは全体の形状が崩れ易くなり、また、その間の螺旋状の下シート上辺9と上シート対向部8の間の全てが開口入口部12となるため、収納物S1・S2を収納することによる部分的な変形が、全体形状へ大きく影響することとなる。そこで、帯体の構成可撓部材10の幅と重なり合う領域15や開口入口部12との割合、帯体の構成可撓部材10である構成ピース19が螺旋状に巻かれる一巻き当たりの直径、更には帯体の構成可撓部材10の素材等との関係から総合的に考慮して、係止部20の数と位置について決定する。
また、係る係止部は、図5(d)の様に、紐を介して係止しても良い。
また、係る構成可撓部材10を巻いた状態に設ける構成の収納空間14は、巻いた状態に配置した構成可撓部材10によって形成された略円筒の内部領域をいい、多用途用収納ユニット1の利用態様としてはそのまま円筒状の形状を利用し、360度方向の何れからも収納物S1・S2を収納できる構成としたり、略円筒形状から前面と背面を有する平面的な形状として前面側の帯体の構成可撓部材10と背面側の帯体の構成可撓部材10との間の収納空間14を造る構成としたりすることが考えられ、更には略楕円状に変形させその長手方向を両端とする間に縦方向の係止部20を設けることで、該係止部20の数に応じて該係止部20毎の両側にそれぞれ独立した縦方向の開口入口部12を複数構成することも可能である。
具体例として、例えば、螺旋状に配置した帯体の構成可撓部材10によって得られた本発明に係る多用途用収納ユニット1を潰して、縦方向の係止部20を上下間を繋いで2ヵ所設けると、図1に示したものと同様な形状となる。
また、本発明に係る多用途用収納ユニット1の利用態様として、図9で示される様に、収納空間14に植物培養基材34や植物培養土を充填し、植物育成又は植物による装飾ユニットなどとして利用することも有効である。係る利用態様に用いる場合には、開口入口部12からポット苗等を土のついたまま挿入し、育成によって伸びる根35を収納空間14に収納された植物培養機材まで広げる領域とする構成も有効である。係る構成では、収納空間14上部から水を供給することで、各開口入口部12から植栽された植物の根35に潅水可能であり、水の無駄の少ない効率的な活用と、根詰まりによる根腐れ防止と、狭いスペースでも沢山の植物、野菜を栽培可能で、根野菜等でも栽培可能な植栽容器とすることができ、有用である。
尚、支持材は、構成可撓部材の位置を保持する機能を有するものである。
図7は、図6(c)における下方向に広がっていく末広がりに設けられた支持材102に、図5に示さられるような錐台筒41または筒状体48を 設けた構成の例である。
図7(a)が係る筒状体48であり、図7(b)が錐台筒41の構成の例であり、係る筒状体48及び錐台筒41は、ピース側辺27が無い構成の例であり、一体で成形された筒状体48と錐台筒41の構成の例であるが、係る錐台筒41または筒状体48は、図5の構成と同等の錐台筒41または筒状体48を設けても良い。
図7(c)は、図6(c)同様に、支持材102が下方向に広がっていく末広がりに設けられた構成であり、 図7(d)、及び 図7(e)の構成の説明の為の支持材102の例であり、4本の支持材102が、下方向に広がっていく末広がりに係る支持材102が設けられて底部を形成する、支持底60に設けられた構成である。
図7(d)は、係る支持材102に、図7(a)の構成の径の違う筒状体48が4つ縦方向に設けられている構成であり、
図7(e)は、図7(b)の構成の径の違う錐台筒41が3つ縦方向に設けられている構成であり、
支持材102が下方向に広がって末広がりに設けられていることにより、上から係る支持材102を巻くようにして、係る錐台筒41または筒状体48を挿入するようにして、係る内径の違う錐台筒41または筒状体48を係る支持材102に設けることによって、係る錐台筒41または筒状体48が、その内径の違いによって係る支持材102に設けられる高さを自由に容易に調整でき、上方からでも収納物を収納可能な開口入口部12を設けることができる構成である。
係る構成は、例えば、係る支持材102が下方向に広がる角度を大きくすることによって、同じ径の差の二つの錐台筒41または筒状体48を設けても、係る二つの錐台筒41または筒状体48が設けられる高さの差や、重なり具合を調整することが可能であり、係る支持材102の設けられる角度を可変にしたり、あるいは、係る錐台筒41または筒状体48の径を可変にすることによって、更に、係る自由度が増す構成となり、有用である。
図7(f)は、係る支持材102が鎖である構成の例の断面図であり、係る鎖は、上部で三又にカナメ部61に設けられて、上から吊る構成となっており、図7(g)が、係る支持材102が鎖である構成の、支持底60の無い状態を示しており、3本の支持材102である鎖は、S字フックで、支持底60に着脱可能に留めることが可能な構成となっている。
本構成においては、係るカナメ部61に支持材102である3本の鎖が回動可能に設けられており、また、係る鎖は、下部にて、支持底60にフックで着脱可能に設けられている構成であり、係る支持底60のサイズによって、係る鎖を底部で設ける互いの鎖を留める距離が変えることが可能であり、つまりは、図7(e)の説明にもあるような、支持材102の角度を可変とすることが可能となる構成であり、つまり、係る支持材102の鎖に設ける錐台筒41または筒状体48の設置位置の調整の幅が広がり、有用である。
また、本構成においては、3本の支持材102である鎖が円形の支持底60に設けられているが、四角の支持底60として、係る支持底60の四角にて係る支持材102を留める構成とすることにより、本発明における多用途用収納ユニット1を、直方体状あるいは、四角錐台状の構成とすることも可能であり、自由度が高い構成とすることが可能である。
また、係る支持材102が、カナメ部61において、回動可能に設けられていることによって、係る支持材102の角度を必要に応じて可変に設けることができるものであり、係る支持材102を棒としても、同様に角度可変とすることが可能である。
また、係る鎖である曲げ可能な可撓性のある支持材102の、支持可撓材62は、曲げ可能な可撓性であり、本願発明の多用途用収納ユニット1及び、錐台筒41または筒状体48及び収納物の重量に耐えて、保持可能な強度があることが望ましく、その他、紐状、ワイヤー状、リボン状でも良く、その他の材質、材料、構造でも良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、係る支持底60は、特に本多用途用収納ユニット1を植栽容器とする場合は、植木鉢としても良く、その場合、構成可撓部材10と係る植木鉢の間から、土や水がこぼれない構成とすることが望ましく、また、係る植木鉢の縁部が係る構成可撓部材10の外に出っ張り、係る植木鉢にも、直接植栽可能な構成とすることが望ましい。
尚、係る支持底60と支持材102が着脱可能に留めることが可能である構成は、本構成の様に、フックでも良いし、紐でも、ベルトでも、面ファスナーでも、嵌合でも、磁石でも、ネジ止めでも良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
尚、特に図7(f)の様に、係る多用途用収納ユニット1を吊設する構成である場合、特に、植栽用として係る多用途用収納ユニット1を用いる場合、錐台筒41または筒状体48は、例えば可撓性のシートなど、比較的薄い、剛性の求められない素材で構成することが可能であるので、軽量化を図ることができ、有用である。
尚、図7(f)の構成の例においては、錐台筒41の側面の形状が、鉛直方向にもR形状の錐台筒41が6個設けられており、断面図として記載されており、係る構成の様に、錐台筒41の側面の形状は、鉛直方向にもR形状の構成である、R筒台69としても良く、係る形状とすることによって、同じ厚さの可撓性素材であっても、より、剛性あるいは強度のある形状とすることができる一方、形状変化の自由度は低くなる面があり、必要に応じて、選択可能となる。
尚、係るR筒台69は、筒状体48の側面が鉛直方向にR形状である構成としても良く、R筒台69は、錐台筒41または筒状体48の一種である。
また、構成ピース19を、錐台筒41または筒状体48とすることによって、係る支持挿入穴49部の径によって、係る径より大きい支持部よりは下にずれず、係る錐台筒41または筒状体48の位置がきまり、保持可能で安定するので、有用である。
ただ、例えば、係る錐台筒41または筒状体48の一方向のみに、収容物を収納すると、収納物の入っていない側が上に浮き上がることも考えられるので、そうした浮き上がり防止に、必要に応じて、支持材102または、他の構成ピース19に係止しておいても良いが、必要に応じて、あくまでも浮き上がりや横ずれ防止程度の係止でもよく、常にバランスよく収納される場合、例えば、常に植栽の植物や培養基材34が収容される場合などにおいては、必ずしも係る係止は無い構成としても良い。
また、図面には示されていないが、支持挿入穴の形状は、円形の穴でも、方形の穴でも、ハート型の穴でも、その他異形でも良く、限定しない。
また、本図においては支持材の数は4本の支持材102に構成可撓部材10が設けられた構成の例であり、係る支持材102は、1本でも、2本でも、3本でも、また、5本以上でも良い。
また、図面には示していないが、多用途用収納ユニット1を、支持材102に吊り下げるように設けても良い。
図8は、図7の支持材102が、支持可撓材62である構成のバリエーションの例の説明図である。
図8(a)は、図7(f)の構成において、係る3本の支持可撓材62である鎖 の中程で、係る支持可撓材62間の距離を変える、支持アダプター63が、複数の支持可撓材62を橋架して設けられており、それによって、係る支持可撓材62の角度を変えて、係る支持材102に、錐台筒41または筒状体48を設ける際の高さや種類や位置を調整可能とするものである。
係る支持アダプター63は、このように、支持可撓材62の中程で、係る支持可撓材62を曲折させて、支持可撓材62間の距離を変えるアダプターであり、本構成においては、棒状の両端に、係る支持可撓材62である鎖に係止するフックが設けられており、係る支持可撓材62の間に橋架されることによって係る支持可撓材62間の距離を変えているものであり、係る支持可撓材62は、長さを可変として距離を調整できる様にしても良いし、また、係る支持可撓材62と同様に、鎖や紐状体やワイヤー等の、可撓性のある構成としても良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
但し、係る複数の支持可撓材62の距離を短くする為には、係る可撓性の支持アダプター63としても良いが、係る距離を長くする為には、可撓性でない、硬質な素材の支持アダプター63が望ましい。
係る、図8(a)の構成においては、係る支持アダプター63が設けられている部分より下の支持可撓材62の領域においては、多くの長さの短めの収納物を収納可能である領域であり、係る支持アダプター63より上の支持可撓材62の領域では、いくつかの長さの長い収納物を収納可能な構成であり、つまり、長さの短い収納物が多く、長さの長い収納物が多い場合は、係る構成の多用途用収納ユニット1とすることができ、必要に応じて自由度の高いという有用性のあるものである。
また、係る多用途用収納ユニット1に植栽する場合においても、下の方に沢山緑花が植栽され、そこから、塔が立つように緑花が植栽された部分が立ち上がるような、装飾的な植栽容器とすることができ、その他の形状も、自由度が高く形状を作ることができ、有用である。
図8(b)は、係る支持アダプター63によって、支持可撓材62の距離を、途中で長くして、支持可撓材62を、一部で、上側に広がっていく形状に設けた構成の例であり、3段に設けられた係る支持アダプター63の内、一番上に設けられた支持アダプター63が、上から二段目に設けられた支持アダプター63よりも、長いことによって、一番上の支持アダプター63と上から二段目の支持アダプター63の間の支持可撓材62が、上に向かって広がっていく形状に設けられていることを示している。
係る構成であることによって、例えば、係る多用途用収納ユニット1を植栽容器として植栽した場合は、係る植栽した多用途用収納ユニット1を高い位置に設置した場合も、下から仰ぎ見る様に緑花を装飾可能であり、有用である。
係る支持可撓材62が、上側に広がっていく形状に設けた部分においては、例えば、図12に示されるような、フックや凸形状のずれ防止部110を設けても良いし、係る構成可撓部材10や構成ピース19や錐台筒41や筒状体48に穴を設けて支持材102と係止してもよい。
図8(c)は、図7(f)の構成の支持可撓材62の三又の中央に、係る支持可撓材62の位置を保持する支柱である、支持用支柱79が設けられて、係る支持用支柱79と、支持可撓材62と、支持底60が一体で、本発明における多用途用収納ユニット1を構成する例である。
係る構成によって、置き型の図8(a)や図8(b)と同様の構成の多用途用収納ユニット1とすることができる。
図8(d)は、図8(c)の構成における、支持可撓材62の位置を保持する支持用支柱79に、三又の支持可撓材62が2セット、上下に設けられた構成の例であり、係る構成により、例えば、1つの多用途用収納ユニット1で、2つのカテゴリーの長さの違った収納物を収納することが可能であり、例えば、上の段には、長さの違う、様々な色鉛筆やペンを収納し、下の段には、長さの違う、様々な濃さの黒鉛筆や黒ペンを収納するといったカテゴリーに分けて収納することが可能となり、例えば、絵を描く仕事場などにおいて、沢山の種類の長さの違う色鉛筆等を、場所を取らず収納したい際等に、有用である。
また、本図においては、2段であるが、更に多段に設ける構成としても良い。
図9は、下方向に広がって末広がりに設けられている支持材102の外側に、構成可撓部材10である構成ピース19としての、錐台筒41または筒状体48が設けられている構成に、収容物が収容された断面図を示している。
図9(a)においては、下方向に広がって末広がりに設けられている支持材102に、四つの筒状体48が巻かれた状態で設けられている構成の収納空間14に、培養基材34が収容され、係る収納空間14の培養基材34に、開口入口部12より、植物が収容物として、植栽されている構成の側面断面図である。
図9(b)は、支持材102に錐台筒41が巻かれた状態で設けられた構成の例であって、係る多用途用収納ユニット1に、開口入口部12から、収納領域に、複数の長さの違う鉛筆が4本と、上から、長い、物差しが一本収納されている例であり、錐台筒41とすることによって、係る開口入口部12がより大きく開口可能であり、また、係る長さの違うそれぞれの鉛筆は、斜めに収納されていることによって、より取り出し易く、また、入れやすい構成となっている。
係る図9の二つの断面図に示される様に、筒状体48または錐台筒41の径を変えることによって、自由な高さに係る筒状体48または錐台筒41を設けることが可能であることが分かり、有用な構成である。
また、係る支持材102が、急な角度で立ち上がる構成であれば、少し係る錐台筒41または筒状体48の径を変えるだけで、係る錐台筒41または筒状体48が設けられる高さが変わり、また、緩やかな角度で立ち上がる構成である程、係る錐台筒41または筒状体48の径が変わった際に、隣り合う錐台筒41または筒状体48の上下方向の距離の変化を小さくしながら、開口入口部12の上からの開口を広くすることが可能となり、必要、用途に応じて、係る支持材102の角度と錐台筒41または筒状体48の径を設定すればよい。
また、支持材102の数は、本図は断面図であり2本のみの記載であるが、2本以上でもよい。
図10及び、図11は、係る支持材102の別のバリエーションの構成の例である。
図10は、係る下方向に広がって末広がりに設けられている4本の支持材102が、弓状の曲線の構成であり、図10(a)は正面図、図10(b)は側面図である。
係る構成とすることにより、例えば、図8(a)の様に、下の方の傾斜を大き目のなだらかな構成とすることにより、例えば、短い収納物の収納領域が多い構成とすることが可能となる。
また、植栽容器とする場合においても、その他の曲線、曲面に植栽するような、装飾的なバリエーションが豊富な構成とすることが可能となり、有用である。
図11は、係る下方向に広がって末広がりに設けられている支持材102が、台形の板材である構成の例である。
係る板材により、支持材102が、下方向に広がって末広がりに設けられていることにより、棒状材で係る構成を製作するのに比べ、製作し易く、また、強度を出し易く、板状部分方向からの植栽や収納が必要でない場合は特に、製造コスト面から、有用な構成である。
図11(a)及び図11(c)は、係る構成の正面図、図11(b)及び図11(d)は、係る構成のそれぞれの側面図であり、それぞれ、側面を台形の板状材で構成しており、図11(a)は係る板状材を略垂直に設け、図11(c)は、係る板状材を下方向に広がって末広がりに設けることによって、構造的に、より強度を増した構成である。
また、係る板材は、台形でも良いし、三角形でも良いし、係る下方向に広がって末広がりの辺の形状は、直線でも、弓状でも、凹凸が設けられていても、曲線でも、段差があっても良い。
図12は、本発明に係る構成可撓部材10、あるいは構成ピース19、あるいは錐台筒41、あるいは筒状体48が設けられる支持材102が、下方向にすぼまる様に、つまり、構成可撓部材10、あるいは構成ピース19、あるいは錐台筒41、あるいは筒状体48が設けられる支持部が、斜め下に向いて係る支持材102の例の説明図である。
係る支持材102に錐台筒41が5段に設けられており、係る支持材102の斜め下に向いている支持部には、係る錐台筒41がずれ落ちないように、ずれ防止部110である突起が設けられており、係る錐台筒41が、下にずれ落ちない構成となっている。
係る支持材102が斜め下に向いていることによって、例えば、係る多用途用収納ユニット1を高い位置に設けた植栽容器とした場合、斜め下から見上げた斜め下を向いた面に、緑花が装飾されるような構成となり、有用である。
尚、係る隣り合う錐台筒41は、水平方向に対して互いに重なり合う様に設けられることによって、培養基材34や水の係る開口入口部12からのこぼれを、より防止することが可能となる。
ずれ防止部110は、支持材102に設けられた構成可撓部材10、あるいは構成ピース19、あるいは錐台筒41、あるいは筒状体48がずれるのを防止する部位であって、支持材102に設けられた突起あるいは、凸部あるいは、凹部、あるいは段差、あるいは、ネジ止め部、あるいは、接着部、あるいは、紐でもよく、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、支持材102の数は、本図は断面図であり2本のみの記載であるが、2本以上でもよい。
図13は、本発明に係る支持材102が、円錐形状の構成の例であり、図13(a)は、係る円錐形状の支持材102に、溝である溝部129を備えた構成の例であり、図13(b)は、図13(a)の構成の支持材102に、錐台筒41が設けられている構成の例であり、図13(c)は、溝部129に植栽された構成である。
図13(d)は、板状のリブの組み合わせによって、係る円錐形状の支持材102を構成している例であり、図13(e)は、図13(d)の構成の上面図であり、図13(f)は、図13(d)の構成の、バリエーションの例である。
図13(a)は、係る円錐形状の支持材102に、溝である溝部129を備えた構成の例であり、係る溝部129が、構成可撓部材10であり、構成ピース19である錐台筒41が貫通される様に設けられており、係る錐台筒41の背面にあたる、内側に設けられた、収納空間14となる構成である。
尚、頂点には、把手39が設けられている。
図13(b)に示される様に、図13(a)の構成の支持材102に、内径の違う7つの錐台筒41が設けられており、それぞれの錐台筒41と錐台筒41の間が、開口入口部12となり、本発明に係る多用途用収納ユニット1を構成している。
図13(c)は、係る収納空間14である溝部129に、培養基材34が収容され、係る開口入口部12から、植栽された植物の根35が張っている状態を示しており、本構成においては、斜めに螺旋状に設けられた溝部129に係る培養基材34が収容されることによって、広く根35を張るスペースを確保しつつ、培養基材34の重量において、下の培養基材34に直接上の培養基材34の重量がかかるのを緩和することによって、圧力の軽減を図って下の培養基材34が固くなり過ぎるのを抑制し、且つ、上からの潅水も、下に回って下でも使われながら排水される。
また、係る円錐形状の支持材102の内側を中空にすることによって、培養基材34が入らない空間を創出することによって、係る多用途用収納ユニット1全体の軽量化を図ることができて、移動も楽となる。
例えば、係る図13の構成の円錐形状の支持材102は、工事現場等で使用される三角コーンとして使用することによって、殺風景な工事現場の入口等を、簡易に緑化で装飾することも可能であり、また、マラソン等のイベントにおいても、仕切り兼、緑花の装飾をすることが可能となる。
また、可撓性のある構成であるので、自動車や人がぶつかっても、安全であり、また、三角コーンの重りとして、風等で簡単に動かなくなり、有用である。
係る溝部129の形状は、斜めでも良いし、縦でも良いし、横でも良い。
また、係る溝部129に、凹凸を設けて、収納物や、培養基材34のずれ防止としても良い。
係る円錐形状の支持材102は、角錐形状でも、その他略錐形状でも良く、また、円錐台や角錐台他の各種略錐台形状でも良い。
また、係る錐台筒41は、いわゆる、可撓性素材ではなく、より硬質、あるいは剛性のあるポリアミドやポリカーボネート他のプラスチックや、陶器、ガラス、石、としても良い。
尚、係る把手39は、係る円錐形状の支持材102の略頂点付近に穴を設け、係る穴に把手39としての紐等の把手39を設ける構成としても良い。
特に、係る穴を、貫通穴として、係る穴に紐を通すことによって把手39とすることによって、特に、三角コーンの様に中が中空の中に挿入して、積み重ねて保管、移動し易く、有用である。
図13(d)は、2等辺三角形形状の板状材である外リブ128が、3枚縦に組合わさり、係る各二等辺に挟まれた角を頂点として、全体で略錐形状を構成し、係る錐形状の中段に、2枚の円形状の略水平方向の板状材である外リブ128で構成されている支持材102の例であり、図13(e)が、係る構成の上面図である。
係る支持材102に、例えば、図13(b)の様に、錐台筒41あるいは、筒状体48を設けることによって、収納空間14が多段の本発明に係る多用途用収納ユニット1の構成となる。
また、図13(f)は、係る図13(d)の構成のバリエーションの例であり、2枚の2等辺三角形の外リブ128に仕切られた収納空間14の内、正面右の収納空間14には、横方向の外リブ128が全くない状態で、左側の収納空間14は、略水平方向の板状材の略中央部に穴が設けられており、また、縦方向の外リブ128の2等辺部にかからない構成あることにより、巻くようにして設けられた構成可撓部材10と横方向のリブ状の板状材の間に、隙間を設けることが可能な構成であり、係る構成とすることによって、長い収納物を係る隙間や、穴を通して、下まで収納可能な構成となり、有用である。
尚、係る水平方向の板状材は、係る収納空間14を多段とすることと合わせて、縦方向の板状材の外リブ128の強度の補強と、形状を安定させる構成として、有用である。
尚、外リブ128は、略錐形状あるいは、略錐台形状の支持材102の外形面を構成する凸状または板状の部分であり、係る支持材102に巻かれる様にして設けられた構成可撓部材10の背面である内側に中空の空間を形成し、収納空間14を構成可能な部分である。
また、図13(d)及び図13(f)においては、係る錐形状の支持材102の略全てを、板状の外リブ128にて構成された例であるが、図13(a)の構成の支持材102において、円錐の側面の外面部に設けられた溝部129の代わりに、円錐形状あるいは錐形状の側面の外面部に、外リブ128を設けた構成としても良い。
係る構成とすることによって、溝部129を設ける構成よりも、重ねて収納可能な収納空間14のデザインの自由度が増し、有用である。
また、係る外リブは、支持材と一体で成形しても良いし、別体の外リブを係止した構成でも良く、係る係止方法は、接着でも融着でもネジ止めでもよく、限定しない。
また、係る外リブ128を、着脱可能な構成である、着脱リブ139としても良い。
または、 錐台筒41または筒状体48は、溝部129のない円錐形状等の錐形状の支持材102に、貫通されて設けられるようにして、本発明に係る多用途用収納ユニット1を構成しても良い。
係る支持材102が、係る錐形状あるいは錐台形状であることによって、係る多用途用収納ユニット1は全体として、倒れ難く、安定感のある構成となり、また、錐台筒41または筒状体48を設けるにあたっても、係る支持材102の下に広がる錐形状により、係る錐台筒41または筒状体48の高さが支持挿入穴49のサイズでしっかり決まり、また、開口入口部12もより大きく取りやすいなど、有用な点が多い構成であるものである。
また、係る錐形状または錐台形状の支持材である錐状芯材の形状は、円形または方形の円錐形状や円錐台形状や角錐形状や角錐台形状、またはハート形または星形またはその他の形状の、錐形状または錐台形状でも良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、錐状芯材を覆う様に構成可撓部材を設けて、係る錐状芯材と構成可撓部材の間に収納空間を備えても良いし、背面シートを備えた構成可撓部材を、係る錐状芯材に設けた構成としても良い。
図14は、前記着脱リブ139の構成の例であり、図14(a)と図14(c)は係る構成の例であり、図14(b)と図14(d)は、係る着脱リブ139が、円錐形状の支持材102の錐状芯材である、三角コーンに設けられた構成の例である。
図14(a)に記載の着脱リブ139の構成の例は、上部にリング状のリブ留め部138を備え、リブ留め部138は、着脱リブ139を支持材102に設ける為の部材であり、係るリブ留め部138に、回動可能にリブとしての長尺の板材であるリブ部材137が4本設けられており、図14(b)に示される様に、係るリング状のリブ留め部138を、円錐状の支持材102である例えば三角コーンの上から、ハチマキ状に挿入することによって、係る支持材102に設けられ、回動可能な回動可能部136によって、図14(b)に示される様に、回動して、係る支持材102に沿って着脱リブ139が係る支持材102に設けられる構成である。
係る構成によって、構成可撓部材10を係る着脱リブ139の上から設けることによって、係る構成可撓部材10の背面あるいは内側に、収納空間14を設けることが可能となり、有用である。
また、係る回動可能部136は、蝶番でも良いし、可撓性のあるシートや紐状体を介して設けられても良いし、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
リブ留め部138は、係るリング状でも、ベルトでも、紐状でもよく、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
図14(c)は、係るリブ部材137が鎖で構成された例であり、係るリブ部材137が、可撓性を有する構成であることにより、係るリブ部材137が、支持材102の形状になじみやすく、支持材102の形状に沿い易い構成となり、有用である。
つまり、図14(d)の様に、例えば三角コーンを支持材102として、係る支持材102に係る可撓性のある着脱リブ139を設けた場合に、横方向にも、容易にリブ部材137を支持材102に沿わせて設けることが可能となり、有用である。
また、縦方向のリブ部材137を、板状や棒状の硬質なあるいはソリッドな材質の構成とし、横方向を可撓性のある材質による構成としても良い。
また、係る可撓性のあるリブ部材137は、鎖でも良いし、ロープなどの紐状体でも良いし、ワイヤーでも、各種ゴム素材でも良いし、チューブ状でもよく、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、係るソリッドあるいは硬質なリブ部材137は、その材質を木としても良いし、鉄やアルミなどの金属でも良いし、ポリプロピレンやポリアミドの様なプラスチックでも良いし、各種ゴムでも良く、また、マグネットでも良く、また、係るサイズや形状も太くても、細くても、長くても、凹凸が設けられていても、太さが変わってもよく、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、係るチューブ状のリブ部材137の中に、水を通して、穴を設けて、係る多用途用収納ユニット1を植栽容器とした場合の、潅水用の水管としても良い。
係る着脱リブ139の構成によって、構成可撓部材10の背面あるいは内側に、必要に応じて太さ、あるいは厚さの違う着脱リブ139を、選択的に設けることが可能となり、有用である。
つまり、太い収納物を収納したり、多くの培養基材34を収容するのに合わせて、太い着脱リブ139を自由に選択することが可能であり、有用である。
図15は、錐状芯材である前記三角コーン等の支持材102に設けられて係る錐状芯材との間に収納空間14を作り出すことが可能な構成である外リブ128と同等の効果をもたらす、筒一体スペーサー部149が、錐台筒41あるいは筒状体48に設けられた構成の説明図である。
尚、係る筒一体スペーサー部149は、支持材と、係る錐台筒41あるいは筒状体48の支持挿入穴と支持材の間にも、収納空間14を構成する空間を作り出す、係る支持挿入穴に備えられた凸部または、凹部である。
図15(a)と図15(b)は、それぞれ、錐台筒41と筒状体48が、略錐形状の支持材102である、三角コーンに設けられた構成の部分断面図であり、図15(c)と図15(d)は、筒一体スペーサー部149
を備えた錐台筒41の例であり、図15(e)は、係る筒一体スペーサー部149が補強橋架部148を備えた構成の例であり、図15(f)と、図15(g)と図15(h)は、筒状体48が、筒一体スペーサー部149を備えた構成の例である。
図15(a)は、三角コーンに代表される、略錐形状の支持材102に、3段で設けられた支持挿入穴49の径が違う錐台筒41が筒一体スペーサー部149を備えた構成の例であり、図15(c)あるいは図15(d)に示される例の錐台筒41が、係る錐台筒41に設けられた支持挿入穴49に係る支持材102が挿入されて設けられ、係る錐台筒41は、係る支持挿入穴49に備えられた筒一体スペーサー部149で係る支持材102に支持されることによって、係る筒一体スペーサーの間を収納空間14として、構成されるものである。
図15(c)及び図15(d)は、係る支持挿入穴49内に、4つの筒一体スペーサーである係る支持挿入穴49内に突き出た凸部である筒一体スペーサー部149を備えた錐台筒41であり、図15(a)に示される様に、係る筒一体スペーサー部149で支持されて、係る錐台筒41が支持材102に設けられるものである。
尚、係る筒一体スペーサー部149の凸高さは、収納物のサイズや太さ、収容したい培養基材34の量によって、適切な高さに設定されるものである。
図15(e)は、係る複数の筒一体スペーサー部149を、互いに橋架する補強橋架部148を備えることによって、係る筒一体スペーサー部149の強度を補強するものである。
係る構成によって、可撓性のある素材である構成可撓部材10においても、係る筒一体スペーサー部149が座屈し難い構成となり、有用である。
図15(b)は、三角コーンに代表される、略錐形状の支持材102に、2段で設けられた支持挿入穴49の径が違う筒状体48が筒一体スペーサー部149を備えた構成の例であり、図15(f)に示される例の筒状体48が、係る筒状体48に設けられた支持挿入穴49に係る支持材102が挿入されて設けられ、係る筒状体48は、係る支持挿入穴49に備えられた筒一体スペーサー部149で係る支持材102に支持されることによって、係る筒一体スペーサーの間を収納空間14として、構成される例である。
尚、係る一番下の筒状体48には、筒一体スペーサー部149が設けられておらず、筒一体スペーサー部149を備えないことによって、収納された収納物を、受け止めて、保持する構成である。
図15(f)は、筒状体48に、筒一体スペーサー部149を備えた構成の例であり、図15(c)の錐台筒41に設けられた筒一体スペーサー部149同様、係る筒状体48が、係る筒一体スペーサー部149に支持されて、係る支持材102に設けられた構成であり、係る筒一体スペーサーの間を収納空間14として、構成される例である。
図15(g)は、図15(e)同様、係る複数の筒一体スペーサー部149を、互いに橋架する補強橋架部148を備えることによって、係る筒一体スペーサー部149の強度を補強するものである。
尚、筒一体スペーサー部149は、補強橋架部148以外の補強構造を備えても良く、係る補強構造は、リブでも良いし、鉄などの金属や、ポリプロピレンやポリアミド等のプラスチックや木などを備えた補強構造としても良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
図15(h)は、筒状体48に設けられた筒一体スペーサー部149が、係る筒状体48の内側に凸に設けられた構成の例の上面図である。
係る構成においては、係る内側に凸に設けられた凸部を、リブ状に設けることによって、強度のある筒一体スペーサーとすることができ、図15(f)あるいは、図15(g)の例の筒一体スペーサー部149と合わせた構成としても良い。
図15(i)及び、図15(j)は、図15(h)の筒一体スペーサー部149が、係る筒状体48の内側に凸に設けられた構成の例の部分断面図であり、それぞれ、係る筒一体スペーサー部149の形状のバリエーションを示しているものであり、図15(i)の筒一体スペーサー部149は三角形であり、図15(j)の筒一体スペーサー部149は、長方形であり、係る形状は、限定しない。
また、図15(k)は、筒状体48の底部に、平面部を備え、係る平面部の内側に設けられた支持挿入穴49の内側に、筒一体スペーサー部149が設けられた構成の断面図を示している。
図15に記載の、筒一体スペーサー部149を備えた錐台筒41または筒状体48の構成であることによって、例えば、一般的な三角コーンにおいても、本発明に係る多用途用収納ユニット1を、容易に創出することが可能となり、有用である。
図16は、錐状芯材のように、略錐形状あるいは、略錐台形状の傾斜のある支持材102である、例えば3角コーンの側面に設けられる高さによって、その径が変わる支持材102の径に合わせて、一定の錐台筒41や筒状体48にて、係る径の変化に対応して装着可能とする構成である、径調アダプター154の例である。
図16(a)は、係る構成の例を支持材102に設けた際の部分断面図であり、図16(b)及び、図16(c1)及び、図16(c2)は、係る構成の例における径調アダプター154の例である。
図16(a)は、5段の錐台筒41が、外リブ128を設けられた略錐形状の支持材102である三角コーンに設けられている構成の例の部分断面図であり、真ん中の3段の錐台筒41は、略同等半径の内径である錐台筒41が、違う高さで係る支持材102に設けられており、係る3段の内、最下段と最上段の錐台筒41は、ベルトで支持材102への支持挿入穴49の取付径である内径を変更可能な径調アダプター154の構成の例である。
係る真ん中の3段の錐台筒41は、略同等内径の支持挿入穴49である錐台筒41であり、係る真ん中の3段の錐台筒41の内、一番下の錐台筒41が直接支持材102に設けられており、その上の二つの錐台筒41は、支持材102の外形よりも、支持挿入穴49の内径の方が大きい為、係る径の差を埋めて係る錐台筒41を係る支持材102に設けることが可能とする為に、径調アダプター154が係る錐台筒41にハチマキ状に巻くように設けられた構成であり、係る真ん中の錐台筒41が設けられた径調アダプター154は、係る径調アダプター154の外側に傾斜した面で、係る錐台筒41を保持して、支持しており、その上の錐台筒41は、径調アダプター154の内側に傾斜している面で、係る錐台筒41を保持して、支持している構成の例である。
係る径調アダプター154の外側に傾斜した面で、係る錐台筒41を保持する構成は、より、設けられた錐台筒41の位置がきまり、安定し易い構成となっており、径調アダプター154の内側に傾斜している面で、係る錐台筒41を保持して、支持している構成は、例えば、係る収容物が植物で、植栽容器である場合は、培養基材34や水が、係る錐台筒41の外側に流出し難い構成となり、必要に応じて、使い分けることが望ましい。
また、係る径調アダプター154が、図16(b)に構成の例の様に、筒載置部158が平面である場合は、外側あるいは内側に傾斜を設けている構成と比較すると、係る錐台筒41の位置がずれ易い構成となっている。つまり、図16(d)に示される様に、意図的に左右にずらして錐台筒41を係る平面な載置部に載置することができ、左右の開口入口部12の広さを交互に変えることが可能となる構成であり、収納物のサイズに合わせてずらしても良いし、植栽容器として植栽する場合も、広い開口部側には、より多く植栽でき、植物によって日当たりの変化や、根35を張る量等、植物の変化と全体の形状として変化を出せる構成となり、装飾的にも有用である。
尚、係る錐台筒41の下の支持挿入穴49部には、座面を備えて、係る錐台筒41の強度アップと、座りの安定性を増した錐台筒41の構成となっている。
また、図16(a)の最上段と、最下段の錐台筒41は、係る形状アダプターが、ベルト付きであることにより、係る支持挿入穴49の内径が可変な、内径可変部159を備えた構成の例であり、最上段の径調アダプター154と最下段の径調アダプター154は、同等の内径可変部159を備えた径調アダプター154であり、係る内径可変部159で、係る径調アダプター154の内径を変更することによって、支持材102の外形の違う最上段と最下段に設けられた構成の例である。
係る内径可変部159が、ベルトである構成の例が、図16(c1)の構成の例であり、係る図16(c1)の構成の例は、図16(a)の最上段と最下段の径調アダプター154の構成の例の正面図であり、図16(c2)は、図16(c1)の上面図である。
係る径調アダプター154は、支持材102に設置した際に、錐台筒41または筒状体48を載せる筒載置部158が、可撓性を有するベルトに設けられており、係るベルトに設けられたベルト穴157に他端のベルト棒156を挿入することにより、長さを調整して、係る支持材102の径に合わせて係る径調アダプター154に設ける構成である。
係る内径可変部159は、ベルトでも良いし、面ファスナーでも良いし、磁石でも良いし、マグネットシートでも良いし、紐状体でも良いし、ゴムでも良いし、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
但し、係る内径可変部159がゴムの構成の場合、係る支持材102が錐台形状または、錐形状の様に、連続的に径が変化する支持材102の場合は、ゴムの弾性力で係る構成可撓部材10である錐台筒41または筒状体48の位置がずり上がる可能性もあるので、望ましくない。但し、係る支持材102に、凹凸形状や段差部を備える等、ずれ防止部110を備える場合は、その限りではない。
また、係る内径可変部159は、錐台筒41または筒状体48に設けられて、係る錐台筒41または筒状体48が、取り付ける支持材102の径に対応して、可変である構成としても良い。
また、図面には示していないが、係る径調アダプター154に支持材102が挿入されて設けられる内径部である、径調アダプターの支持挿入穴49である径調挿入穴155に、筒一体スペーサー部149と同等の径調スペーサー部が設けられることによって、筒一体スペーサー部149同様に、収納スペースを設けることが可能な径調アダプター154としても良い。
また、構成可撓部材である錐台筒41または筒状体48は、係る径調アダプターに、載置して設けられても良いし、係止して設けられても良く、係る係止方法は、嵌め合いでも、結束でも、面ファスナーでも、接着でも、溶着でも、リベットでも、ステープラー留めでも、ネジ留めでも、ホックでも、フックでも、マグネットでもよく、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、図面には示されていないが、係る筒載置部に、複数の錐台筒41または筒状体48の径に対応する径の溝を設けて、係る溝にて係る錐台筒41または筒状体48がはまり込み、その位置を保持される構成としても良いし、その他の形状で、係る錐台筒41または筒状体48と径調アダプター154に嵌合させて。保持しても良く、その他、係る径調アダプター154の形状は、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することを可能であり、限定しない。
図17は、錐台筒41あるいは筒状体48の支持挿入穴49内径が、可変で、調整可能である、あるいは、調整可能な部材を備えた構成の例であり、
図17(a)は、図17(b)の支持挿入穴49の内径が、可変で、調整可能である構成の錐台筒41が、錐形状の錐状芯材が支持材102である三角コーンに設けられた構成の例である。
図17(a)は、図17(b)の支持挿入穴49の内径が、可変で、調整可能である構成の錐台筒41は、係る支持挿入穴49の周辺に、切り込み部である穴切り部167が設けられている構成で、係る穴切り部167の間が、穴切り足166である構成であり、図17(a)において、係る錐台筒41が支持材102に設けられており、図17(b)の3つの同等サイズの錐台筒41が違う高さで設けられている構成の例であり、一番下と真ん中の錐台筒41は、係る穴切り部167により形成される穴切り足166である構成可撓部材10が支持材102に沿う様に折れて、広がって設けられた構成であり、一番上の錐台筒41は係る支持挿入穴49の内径部の縁で支持されて設けられた構成であり、係る。一番下と真ん中の錐台筒41の係る穴切り部167で構成可撓部材10が支持材102に沿った部分を支持材102に上から巻止め部材169にて巻いて保持された構成の例である。
係る巻止め部材169は、ベルトでも良いし、面ファスナーでも良いし、紐やロープなどの紐状体でも良いし、リボンでも、ワイヤーでも、テープでも、ゴムバンドでも良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、係る巻止め部材169を留める高さを変えることによって、図17(a)の下から一つ目と二つ目の錐台筒の様に、違う径の部分においても、設けることが可能となり、有用である。
また、係る錐台筒が、係る支持材に設けられる際に、支持材が支持挿入穴49に挿入されて、穴切り部167が広がることにより、係る穴切り部167の隙間が大きくなり、係る隙間を上下の錐台筒と貫通した収納空間としても良い。
また、係る巻止め部材169で、全ての穴切り足166を巻かずに数本の穴切り足166は、フリーな状態にすることによって、係る巻かれずにフリーな穴切り足166部は、中空空間である、収納空間とする構成としても良い。
また、係る支持材の形状も、円錐でも、円柱でも、方形でも、ハート型などの異形であっても、係る穴切り足166が、係る異形の形状に合わせて沿って設けられることが可能であり、自由度が高く有用である。
図17(c)、図17(d)、図17(e)、図17(f)、図17(g)、図17(h)、図17(i)は、図17(b)の構成のバリエーションの例である。
図17(c)は、図17(b)の構成において、支持挿入穴49が、中心からの放射状の穴切り部167による穴切り足166が、押し広げられることによって、支持材が挿入される支持挿入穴49となる構成であり、係る穴切り足166は、図17(b)の構成の穴切り足166よりも、長い穴切り足166となり、より、支持材に設けた際に安定感が増す構成となる。
図17(d)は、係る穴切り足166に追加して、より長い足である、追加穴足165を備えた構成の例である。
係る追加穴足165を、図17(c)の構成の穴切り足166よりも長くすることによって、更に、支持材に錐台筒または筒状体を設けた際の安定感が増す構成とすることが可能となり有用である。
係る、追加穴足165は、図17(e)に示される様に、穴切り足166が無い構成でも良いし、穴切り足166を備えた構成としても良い。
また、図17(o)が、係る追加穴足165または穴切り足166を設けた錐台筒が、支持材である三角コーンに備えられた構成の例であり、係る追加穴足165または穴切り足166が、他の錐台筒と支持材の間に挟み込まれることによって、より、係る錐台筒を安定化させることが可能である構成であり有用である。
係る構成においては、係る追加穴足165または穴切り足166は、他の径調アダプターや、錐台筒や筒状体と係る支持材との間で挟み込まれても良いし、載置された支持材と地面との間で挟み込まれて挟持しても良いし、支持材に設けた挟み込み部で挟持しても良いし、追加穴足自体の重量で、係る追加穴足が設けられた錐台筒41または筒状体48の重心を下げて安定させて保持させても良いし、追加穴足165または穴切り足166を挟持または係止、または保持する部分である足留め部164であれば、その他、係る足留め部164は本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、本図においては、係る追加穴足165または穴切り足166は、1つの錐台筒によって挟まれているが、複数の錐台筒によって挟まれて挟持してもよく、長い追加穴足165または穴切り足166を、必要に応じてカットしても良く、また、1つの足留め部で複数の錐台筒や筒状体の追加穴足165または穴切り足166を保持する構成としても良い。
また、係る追加穴足165は、構成可撓部材と同様の可撓性のある部材でも良いし、その他、紐やリボン、綱、鎖、自己吸着シート、磁石やマグネットシート、棒状材、板材を設けても良く、また、太さや、長さのサイズや形状も、太くても、長くても、凹凸が設けられても、太さが変わっても良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
尚、係る追加穴足165は、長尺であることによって、より多くの他の錐台筒41または筒状体48等と支持材との間で挟持されてよりしっかりと保持され易くなり、また、長いことによる低重心化や、収納物との摩擦や挟持による保持力をアップさせることも可能で、特に、係る収納物が植物と培養基材である場合には有用である。
また、係る追加穴足165または穴切り足166を、着脱リブとして、着脱リブが設けられた錐台筒41または筒状体48としても良い。
図17(f)は、穴切り部167の長さ違いの構成の例であり、係る錐台筒が、支持材の、例えば三角コーンに設けられる際に、短い穴切り部167の奥までが最大限の係る錐台筒の挿入深さとなるが、穴切り部167の長さが長いことによって長い穴切り足166は、奥まで支持材が挿入されないので、係る長い穴切り足166の奥と、支持材との間には、隙間ができ、係る隙間が、中空収納部となる構成であり、有用である。
図17(g)は、係る穴切り足166を備えた錐台筒が、穴を備えた構成であり、係る穴が、上下の構成ピースである錐台筒の背面にて通じて収納可能な収納空間となる構成としても良い。
図17(h)は、係る切り込み部を、広く切り込んだ構成の例である。係る構成によって、係る広い切り込み部を収納空間として、収納空間を、より広く設けることが可能な構成となる。
図17(i)は錐台筒の外形が、方形であり、係る形状は、その他の多角形でも、ハート型等、その他の異形でも良く、限定しない。
図17(j)は、筒状体の穴切り足166を示す、断面図であり、筒状体の支持挿入穴49に、穴切り部167が設けられて、穴切り足166が設けられている構成の例である。
図17(k)は、筒状体の内側に略水平方向に入った平面部に設けられた支持挿入穴49に、穴切り足166が設けられた構成を示している。
図17(m)は支持挿入穴49の内径が、可変で、調整可能である構成の別の例である。
図17(n)は、図17(b)の穴切り足の構成と、図17(m)の巻止め部材の構成を合わせた構成の例である。
図17(o)は、図17(d)あるいは図17(e)の構成の錐台筒を、支持材である三角コーンに設けた例である。
図17(m)は、錐台筒41の支持挿入穴49部に、巻止め部材であるベルトが、筒位置係止具163として錐台筒に設けられ、支持挿入穴49部に、支持材102を挿入して、係るベルトで係る支持材102を巻いて留めることによって、係る錐台筒41を係る支持材102に係止する構成となる。
係る筒位置係止具163は、筒状体48または、錐台筒41または、錐台展開または、筒状展開である収納筒材に設けられて、係る収納筒材が支持材102を、係る支持挿入穴49部に挿入して係る錐台筒41が設けられる際に、係る支持材102にずれを抑制するために係止する構成であり、ベルトでも良いし、面ファスナーでも良いし、紐やロープなどの紐状体でも良いし、リボンでも、ワイヤーでも、テープでも、ゴムバンドでも、磁石でもマグネットシートでも良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、係る構成可撓部材10自体、つまり、錐台筒41または筒状体48自体を、マグネットシートとしても良い。
また、追加穴足165も、筒位置係止具163の形態の1つである。
また、係る支持材は、本図においては錐形状であるが、錐台形状でも、円柱でも、方形でも良く、限定しない。
また、係る穴切り部167は、錐台筒あるいは筒状体の支持挿入穴49の一部または全部に設けられて、係る支持挿入穴の内径を可変にする複数の切り込みであり、径の違う支持材に設けることが可能にする構成となり、係る穴切り部は、実際に切り込みを入れて設けても良いし、切り込み形状に成形されても良く、また、係る穴切り部の形状も、直線でも良いし、曲線でも良いし、スリットでも良いし、幅のある切り欠き形状でもよく、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、係る穴切り部167は、図5に示される、錐台展開あるいは筒状展開の構成で設けられて、係る錐台展開または筒状展開を錐台筒または筒状体とした際に、支持挿入穴に穴切り足166が設けられた構成としても良く、あるいは、係る穴切り足166が、係る支持挿入穴の一部または全部を構成しても良く、あるいは、追加穴足を設けた構成としても良い。
図18は、ハチマキ受け171と基台シート30が、係る錐形状の支持材102である三角コーンに被さる様に、あるいは、巻いて設けられ、係る基台シート30の上から、錐台筒41が設けられた構成の例の部分断面図である。
図18(a)は、係る構成においては、支持材102の下方にハチマキ受け171がハチマキ状に支持材102に巻かれる様にして設けられており、袋状または樋形状の溝を備えた係るハチマキ受け171は、受け部6が輪状である構成であり、係るハチマキ受け171の輪状部に、支持材102が挿入されて、係る錐形状の下部で、係るハチマキ受け171が留まっており、係るハチマキ受けの係る溝の内側を覆い被さる様にして、基台シート30が支持材102に円錐状に巻かれて設けられており、係る基台シート30の上から、筒一体スペーサー部149を備えた錐台筒41が設けられた構成となっている。
係る、基台シート30が、ハチマキ受け171の内側に被さる様にして設けられていることによって、収納物を下側で係るハチマキ受け171が受けることが可能であるし、また、例えば、係る多用途用収納ユニット1に植栽される植栽容器として構成される場合には、潅水の水受けとすることができ、係る基台シート30が係るハチマキ受け171の内側に被さる様に設けられていることから、水のこぼれを抑制することが可能となる構成である。
尚、係るハチマキ受け171は、構成可撓部材と同様な可撓性素材でも良いし、プラスチックや金属他の硬質あるいはソリッドな素材でもよい。
尚、係る基台シートは、円錐などの錐形状あるいは、円錐台などの錐台形状あるいは円筒などの筒形状に形成した構成としても良く、係る構成とすることによって、自立も可能な構成となり、有用である。
図18(b)は、図18(a)の構成において、係る錐形状あるいは錐台形状あるいは円筒形状の基台シート30に、錐台筒を穴切り足166にて係止した構成である。
このように、錐台筒あるいは筒状体を、錐形状あるいは錐台形状あるいは円筒形状の基台シート30に係止することによって、例えば、係る基台シートに、収容物、例えば、培養基材と植物が収容された状態でも、係る錐台筒あるいは筒状体が、係る基台シート30の形状を保持する骨組みとなり、係る基台シートが、内側に座屈するのを抑制して、型崩れし難くなり、係る支持材が無くても、錐形状あるいは錐台形状あるいは円筒形状を保持したまま自立あるいは吊設し易くなり、有用である。
また、図18(c)は、図18(b)の構成の基台シートに、更にハチマキ受けも係止した構成となり、特に係るハチマキ受けを硬質またはソリッドな構成とすることにより、更に型崩れし難く、係る基台シートの形状を保持したまま自立あるいは吊設し易くなり、有用である。
図19は、円柱あるいは、円筒の支持材102に、錐台筒41が設けられた構成の例である。
図19(a)は、係る円柱形状の支持材102に、溝である溝部129を備えた構成の例であり、図19(b)は、支持材が円筒の容器状の構成の例であり、図19(c)は、図19(b)に収容物を収容した例の断面図である。
図19(a)は、係る円柱形状の支持材102に、溝である溝部129を備えた構成の例であり、係る溝部129が、構成可撓部材10であり、構成ピース19である錐台筒41が係る支持材102に貫通される様に巻かれて設けられており、係る錐台筒41の背面にあたる、内側に設けられた、収納空間14となる構成である。
例えば、係る溝部129の構成については、図13(c)に示されるものと、同等である。
図19(b)は、円筒の容器状の支持材102の側面に、外リブ128を備えた構成である。
また、係る外リブ128は、ずれ防止部110としての突起が設けられており、錐台筒41がずれ難い構成となっており、錐台筒41を設ける際に、下にずれ難い構成である。
例えば、係る円筒の容器形状を図19(c)に示されるような構成に示されるような、ペン立てとしても良い。
係る構成においては、円筒の容器形状の側面の外面に、外リブ128が設けられており、係る外リブ128の外側には、ずれ防止部110としての突起が設けられており、係るずれ防止部110に留められるようにして、錐台筒41が4段に設けられている構成であり、係る構成の本発明における多用途用収納ユニット1に、収納物として、6本の鉛筆が収容されている。
係る構成により、長い鉛筆も、短い鉛筆も取り出し易く収容でき、通常の筒のみのペン立てだと、筒の中に埋もれて非常に取り出し難い短い鉛筆や、消しゴムなども取り出し易いペン立てとなり、有用である。特に、本構成においては、開口入口部12が斜めに設けられた錐台筒41でもあり、鉛筆が斜めに収容可能であるので、取り出し易く、収容し易く、有用である。
また、最下段のずれ防止部110の突起には、錐台筒41が選択的に設けられておらず、例えば、小さい消しゴムなども、下から取り出し可能な構成であり、必要に応じて、様々な構成にアレンジ可能で有用である。
尚、係るずれ防止部110は、必要に応じて、設けない構成としても良い。
例えば、係る錐台筒41を、更に長く、大きな錐台筒41を設けるようなアレンジの構成として更に違う形状やサイズの収容物を収容可能としたり、収容量を増やすような構成としても良いし錐台筒41の色を変えたりしても良く、様々なバリエーションが可能で、有用である。
また、係る錐台筒41円筒の容器状の支持材102の形状も、本図においては寸胴な円筒状であるが、係る外形は、曲面でも良いし、斜めでも良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、本構成においては、ずれ防止部110が、6段に渡って設けられており、必要に応じて、必要な高さに、必要な数だけ錐台筒41を設けることが可能である。
尚、この様に、錐台筒41の係止する高さを選択的に設けることが可能な構成とする為には、係る錐台筒41は、例えば、図5に示されるような支持挿入穴49の内径が可変な構成の錐台筒41を設ける構成にするか、係る支持材102を、下側に広がる形状にして、違う支持挿入穴49の内径の錐台筒41あるいは、筒状体48を設けることが可能な構成とすることが望ましい。
尚、係る円筒の容器状の形状の支持材102は、図面には示されていないが、下側に広がる末広がりの形状、例えば、錐形状、あるいは、錐台状の容器状としても良い。
尚、係る、支持材に構成可撓部材を巻いた状態で設けられ、係る支持材と係る構成可撓部材との間が収納空間になる構成の支持材において、図19の例における、係る外形が円柱形状の支持材である、柱状芯材の形状は、角柱形状でも、ハート形状でも星形状でも良く、また、中空でも良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
図20は、構成可撓部材10によって構成される開口入口部12が、係る構成可撓部材10に切り込みを入れることによって形成され、係る開口入口部12は、係る開口入口部12の下シート上辺9が、該開口入口部12において対向して、該開口入口部12を形成する上シート対向部8となる上シート下辺7よりも長く、あるいは弛んだ状態であることにより、該開口入口部12を、閉じ難く開口可能であることにより、収納空間14内の収納物によって、構成可撓部材10の背面から圧力がかかっていても、前記開口入口部12が閉じ難い、本発明における多用途用収納ユニット1の説明図である。
図20(a)は、係る構成可撓部材10に切り込みを入れた状態の正面図であり、構成可撓部材10に、12か所の切り込みを設けられており、係る切り込み部が、開口入口部12を構成するものとなる。
図20(b)は、図20(a)の12か所の切り込み部において、係る上シート対向部8となる上シート下辺7において、係る上シート下辺7の一部を折り曲げてタック加工をしたタック加工部190を設けるか、一部を縦方向に切り込んで、係る縦方向に切り込んだ部分を重複させて係止することによって、上シート下辺7 の長さを短くしたカットタック部191を設けた開口入口部12を備えた構成の構成可撓部材10の正面図である。
図20(c)は、図20(b)の開口入口部12の1つについて、係る開口入口部12を上下に広げた状態を示しており、上シート下辺7が、係る加工をされている構成を示しており、上シート下辺7の一部を折り曲げてタック加工をするタック加工部190を設けるか、一部を縦に切り込んで、係る縦に切り込んだ部分を重複させて係止されたカットタック部191を設けた構成を示している。
このように、上シート下辺7を短くする加工を施した構成とすることによって、図20(d)または図20(e)または図20(f)に示される様に、下シート上辺9が、上シート下辺7より長くなることによって、下シート上辺9が弛みを備えることが可能となり、上シート下辺7がピンと張った状態においても、下シート上辺9が、上シート下辺7より前に出た状態で、係る開口入口部12の開口状態を保持でき、例えば、収納空間14に収納された収納物から、係る構成可撓部材10に内側から圧力が掛かっても、係る開口入口部12の開口状態を保持可能な構成となり、収容物を収容し易く、また、植物を係る開口入口部12から植栽した際にも、係る収容空間の培養基材34からの圧力によって開口入口部12の開口状態を保持可能で、有用である。
図20(d)は、係るタック加工の例の上面からの部分断面図であり、開口入口部12の上シート下辺7の略中央で織り込み、係る折り込んだ部分を、互いに係止することによって、タック加工部190とし、上シート下辺7が、下シート上辺9と比較して短くなり、下シート上辺9が、長くなることによって、ピンと張った状態の上シート下辺7よりも下シート上辺9が弛みが出て、前に出て、開口入口部12が上方方向に開口状態を保持可能となる構成である。
図20(e)は、図20(d)のタック加工部190を、係る開口入口部12の端に設けた構成の例であり、左側のタック加工部190は、織り込んだ構成可撓部材10を、切り込んで設けられた開口入口部12の略端で係止することによって、係る切り込みによって設けられた開口入口部12の端の強度を、補助している構成の例であり、切り込まれて弱くなった係る切り込みの端の強度アップとなり、有用である。
図20(e)は、図20(d)のタック加工部190を、織り込まず、カットし、係るカットした部分を重ねて互いに係止した、カットタック部191によって、タック加工部190と同等の効果を備えた構成の例である。
係るタック加工部190またはカットタック部191を設ける構成は、図21で示される、下シート上辺9を加工する構成と比較して、加工が容易で、加工コストを削減でき、また、係る開口入口部12に収納物を収納した際には、係る収納物に隠れる部分であるので、外観的にも比較的目立たず、装飾的にも有用である。
尚、係る開口入口部12を構成する切り込みは、本図においては、略水平方向であるが、斜め方向でも良いし、または鉛直方向でも良いが、本図の説明においては、水平方向の切り込みの構成にて、説明するものである。
図21は、図20の構成が、上シート下辺7を加工して短くした構成であるのに対して、下シート上辺9を加工して長くした構成の例の説明図である。
図21(a)は、図20(a)の12か所の切り込み部において、構成可撓部材10によって構成される開口入口部12が、係る構成可撓部材10に切り込みを入れることによって形成され、係る開口入口部12は、係る開口入口部12の下シート上辺9が、該開口入口部12において対向して、該開口入口部12を形成する上シート対向部8となる上シート下辺7よりも長く、あるいは弛んだ状態であることにより、該開口入口部12を、閉じ難く開口可能であることにより、収納空間14内の収納物によって、構成可撓部材10の背面から圧力がかかっていても、前記開口入口部12が閉じ難い、本発明における多用途用収納ユニット1であり、係る下シート上辺9の一部をカットして、開いて、上辺切開部109を設け、係る上辺切開部に、構成可撓部材10である当てシート200を係止することによって、該開口入口部12において対向して、該開口入口部12を形成する上シート対向部8となる上シート下辺7よりも長く、あるいは弛んだ構成となっている。
図21(b)は、図20(a)の切り込み部の1つについての説明図であり、上シート下辺7の一部に切り込みを入れて、上辺切開部109を設け係る切り込み上辺切開部109と、開口入口部12を開いた状態を示している正面図であり、係る切り込み部が開いた状態で当てシート200を係止することによって、下シート上辺9が、上シート下辺7より長く構成されるものである。
図21(c)は、係る図21(b)の様に、下シート上辺9の一部に切り込みを入れて、係る切り込み部を開いた状態で、外から当てシート200を設けた構成を示している。
図21(d)は、図21(c)が、外から当てシート200を設けた構成であるのに対して、内側から当てシート200を設けた構成の例を示しており、係る構成においては、図に示される様に、係る当てシート200の上部だけを係止する構成としても良く、外側から当てシート200を設ける構成と比較して、加工が容易である。
図21(e)は、図21(c)の構成の上面からの部分断面図を示しており、上シート下辺7が、下シート上辺9と比較して短くなり、下シート上辺9が、長くなることによって、ピンと張った状態の上シート下辺7よりも下シート上辺9が弛みが出て、前に出て、開口入口部12が上方方向に開口状態を保持可能となる構成を示しているものである。
図22は、基台支持ユニット40の構成の説明図であり、基台支持ユニット40に係る構成可撓部材10を係止して多用途用収納ユニット1を構成する例である。
図22(a)は、基台支持ユニット40の構成の例であり、係る基台支持ユニット40は、1方向以上が開口している容器状または半容器状であり、係る構成可撓部材10を係る開口部に設けることによって、1つの多用途用収納ユニット1とするものである。
図22(a)は、係る構成の例であり、方形の容器の前面と上面が開放である基台支持ユニット40の前面側の開口部の周囲に、構成可撓部材10を係止する為の支持留め部31が設けられている構成である。
また、向かい側の面の内側には、受け部6が設けられている。
図22(b)は、係る基台支持ユニット40の前面の開口部の支持留め部31に、図20に示される構成可撓部材10が紐状体で係止されており、係る構成によって、例えば、係る構成可撓部材10の背面部を、培養基材34を収容可能な収納空間14とし、係る構成可撓部材10の前面から、植栽可能となる構成の例である。
係る構成によって、より、がっちりとした安定感のある多用途用収納ユニット1とすることができ、特に、背の高い多用途用収納ユニット1としたい時などにおいて、強度を持たせた構成となり、有用である。
また、壁等に建造物として係る基台支持ユニット40を作りつけることによって、壁面の緑化や野菜等を植える簡易菜園とすることもできる。
尚、係る支持留め部31は、穴でも良いし、ホックでも、ファスナーでも、面ファスナーでも、ネジでも、フックでも、構成可撓部材10を板等で挟み込む挟持部を設ける構成でも良く、また、紐や結束バンド、接着、融着でも良く、その他、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で変更することができるものである。
基台支持ユニット40は、構成可撓部材10の背面あるいは内側に設けられて、構成可撓部材10との間に収納空間14を構成するものである。
また、基台支持ユニット40に設けられる構成可撓部材10は、図1に示される構成可撓部材でも良い。
尚、係る基台支持ユニットについて、係る材質は、コンクリート、金属、木、網、石、硬質ゴムなどのゴム、陶磁器、ポリプロピレンや、ポリエチレン、ポリアミド等の合成樹脂、その他、収納物を収納しても、少なくとも壊れず、自立可能な程度の強度を備えた材質であれば良く、また、その形状も、係る、構成可撓部材を設けて、係る構成可撓部材と、係る基台支持ユニットとの間に収納空間を設けることが可能である形状であれば良く、板材でも、筒、円柱、角柱、錐体、錐台、半容器でも良く、その他、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
図23は、円錐状の支持材102である三角コーンにて構成される本発明に係る多用途用収納ユニット1を支持材102ごと持ち運び可能な構成に関する説明図である。
本発明に係る三角コーンに代表される略錐形状の支持材102において、収納物を収納して重くなった場合、例えば、植栽容器とした構成とした場合に、把手39等の下側から支えて持ち運びのできる部分が必要となり、有用である。
図23(a)は、係る把手39の例の部分断面図であり、本発明に係る支持材102が三角コーンに代表される錐形状である構成の上部に、係る三角コーンに代表される支持材102の内部の中空部である支持中空部220に貫通された穴に、係る把手39が、係る把手39の一部を挿入されて、係る把手39の一部に、係る穴からの抜け防止部221を備えて設けられ、着脱リブ139も合わせて設けられた構成の例である。
図23(b)は、図23(a)の斜視図であり、かかる三角コーンには、係る把手39と着脱リブ139が設けられた構成である。
図23(c)は、係る把手39が球形状、図23(d)は、係る把手39が棒形状、図23(e)は、把手39兼案内表示板である構成の例である。
尚、図23の着脱リブについては、 リブ留め部は、省略している。
尚、以下、一連の本図の実施の形態において、
構成可撓部材10または、基台シート30の素材は、可とう性を有したシート状で、テント生地やメッシュ生地等の布状部材、他各種繊維素材、各種ゴムやエラストマー樹脂や各種樹脂シート製、綿、麻等の天然素材、紙製、マグネットシート、金属メッシュ等金属、また、色も透明、蛍光、光っても良く、その他、必要に応じた強度、機能を有し、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその素材を限定しない。また、有機ELや無機ELに代表される可撓性のある電子表示シートを一部または全部に用いることによって、光の活用や、収納物を表示する構成にすれば、整理整頓にも好適である。
また、構成可撓部材10または、基台シート30の形状も、多角形、丸、楕円、球状、あるいは部分球状等の曲面状、その他異形でも、長さ、大きさ違いの組み合わせ違いでもよく、その形状を限定せず、また、厚さも、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、各図において、錐台筒41あるいは筒状体48または構成ピース19または構成可撓部材10で説明している内容において、あくまでも、説明の一例としてそれぞれの、錐台筒41あるいは筒状体48または構成ピース19または構成可撓部材10で説明しているにすぎず、それぞれの構成において、錐台筒41あるいは筒状体48または構成ピース19または構成可撓部材10は互いに変更して応用可能である。
また、各図の説明、あるいは図において、構成可撓部材10あるいは、構成ピース19あるいは、錐台筒41あるいは筒状体48が、隣り合って設けられる構成が、それぞれが互いに重複して設けられる様に示されている図あるいは説明、あるいは、重複せずに設けられる構成にて示されている図あるいは説明において、説明上、便宜的にどちらかの構成のみで説明しているに過ぎず、それぞれの図において、構成可撓部材10あるいは、構成ピース19あるいは、錐台筒41あるいは筒状体48が、隣り合って設けられる構成は、互いに重複して設けられていても良いし、重複せずに設けられていても良い。
また、係止部20あるいは分割係止部21あるいは係止支持部31は、図面に表記していないものも、必要に応じて、必要な個所に設ける構成が可能であり、また、それぞれの係止方法は、接着、融着、縫製、結束、ピン止め、ボタン止め、面ファスナー止め、磁石、ステープラー等、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその係止手段を限定しない。
また、係止部20、分割係止部21、係止支持部31は、着脱可能に係止してもよく、着脱可能な係止手段は、ホック、ボタン、面ファスナー、フック、磁石、紐、ファスナー等、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその係止手段を限定しない。着脱可能な構成とすることにより、必要に応じて構成可撓部材10のサイズや材質を選択可能となり、有用である。
また、帯状の構成可撓部材10を螺旋状に巻く構成で説明した図においても、構成可撓部材10を重畳的に重ねた構成で説明した図においても、それぞれ互いに同様の構成で実施してもよい。
また、錐台筒41または筒状体48は、可撓性でなく、より剛性の高い、あるいは、高弾性の素材としても良い。
また、一連の図面には無いが、係る支持材102は、係る錐台筒41または筒状体48を係る錐台筒41または筒状体48の外側から支える構成としても良い。
また、一連の図面には無いが、図1または、図2または、図3または、図4または、図5または、図20、または図21の構成の構成可撓部材10が支持材に設けられる構成としても良く、また、係る支持材は、収納空間に挿入して、収納空間の内側から支持しても良いし、構成可撓部材10の外側から支持する構成としても良い。
また、係る支持材102には、設けた構成可撓部材10や、構成ピース19や、錐台筒41や筒状体48のずれ防止として、凹凸形状や、段差を設けても良いし、波形状としても良く、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、 錐台筒41または、筒状体48にタック可能な係止部20が備えられていても良い。
また、溝部129は、複数の外リブ128または、着脱リブ139または筒一体スペーサー部149の間に形成される空間としてもよく、係る空間は、構成可撓部材10の背面あるいは内側において形成される中空領域11である収納空間14を形成するものであるとしても良い。
また、各図中の説明にある三角コーンは、一般的呼称として、ロードコーン、セーフティーコーン、ラバーコーンなどと呼称されるものであり、主には、合成樹脂やラバーで成形された空洞の略円錐形状であり、中には、角錐や頂点に穴を備えた形状の構成もあるものである。
また、本発明に係る構成可撓部材である、筒状体(48)または、錐台筒(41)または、錐台展開または、筒状展開を、まとめて、収納筒材と呼称することとする。
また、各図面には記載していない図においても、1以上の係止部20あるいは係止支持部31あるいは分割係止部21を設けても良い。
また、支持材102は、平行でなくても良いし、曲がっていても良い。
また、支持材102の材質は、木や、アルミニウム、鉄等の金属、ポリプロピレン、ポリアミド等の樹脂、生地、石、陶磁器、カーボン、布状、網状等、その他本発明の範囲内でその種類を限定せず、必要な強度を満足可能な材質が望ましく、同様に、支持材102の形状についても、円柱、多角柱、筒状、鎖状、紐状、ワイヤー状、布状でも、その他本発明の範囲内でその種類を限定しない。
また、支持材102が設けられる位置についても、本図においては、収納空間14に設けているが、構成可撓部材10の外側に設けても良いし、開口入口部12も挿通する構成としても良く、その他本発明の範囲内でその位置、支持手段を限定しない。
また、基台シート30は、発泡材、軟質材、マグネット板、マグネットシート、自己吸着シート、コルク、高摩擦部材、多穴部材、凹凸部材等によって、構成可撓部材10の背面で、挿入された収納物を保持する上で、有用である。
また、錐状芯材または柱状芯材について、係る材質は、コンクリート、金属、木、網、石、硬質ゴムなどのゴム、陶磁器、ポリプロピレンや、ポリエチレン、ポリアミド等の合成樹脂、その他、収納物を収納しても、少なくとも壊れず、自立可能な程度のソリッドな材質であれば良く、その他、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、図面には示されていないが、支持材を、柵としても良く、例えば、係る支持材としての柵の構成は、垂直方向に平行に設けられた複数の柵の支柱を支持材とし、係る複数の柵の支柱に、またぐ様に、上記、一連の本図に示されるいずれかの形態の構成可撓部材10を橋架して巻くようにして設けても良く、係る構成によって、柵を収納部として使用することも可能で、大きな収納スペースの創出が可能であり、また、係る構成の植栽用のユニットとすることにより、家や店舗の外周に、スペースを取らない緑花スペースを作り出すことが可能となり、緑化の装飾や、ちょっとした省スペースの家庭菜園もでき、有用である。
また、係る柵の支柱を、下に末広がりに、例えば、下に広がる扇状に設けることにより、構成可撓部材10が、収納物の重量で下にずれることを防止でき、有用である。
また、係る柵の支柱に、ずれ防止部110を備えても同様に、構成可撓部材10が、収納物の重量で下にずれることを防止でき、有用である。