本発明に係る折巻収納ユニット1は、可とう性を有する略シート状の素材から成る1以上の構成シート10によって構成される収納容器部12であって、中空の中空領域である中空収容部14を備え、中空収容部14は、収容物Sが収容される収容部であり、収納開口11を備え、係る収納開口11は、収納容器部12の外から前記中空収容部14の収容部内に収容物Sを出し入れする開口部であり、構成シートの係止されていない端部により形成され、前記収納容器部12は、2以上の前記中空収容部14が、曲折または回動可能な曲折連結部13を介して、一体に、設けられているか、または、2つ以上の前記中空収容部14が、着脱可能な曲折連結部13を介して連結されることが可能であり、 前記曲折連結部13は、前記収納容器部12に収容物Sが収容された状態でも曲折または回動可能であることによる有用性を発揮するものである。
以下、図面に基づいて本発明に係る折巻収納ユニット1について説明する。但し、図面に示した形状や配置構成等についてはあくまでも例示であり、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することを可能であり、また、それぞれの図の例示の構成は、それぞれお互いの図面の構成の例において、応用可能とする。
なお、図面の説明においての上または下は、図面に表された折巻収納ユニット1の収納開口11のある側、あるいは、開口方向を上側とし、その反対側を下側とするものであり、右または左は、それぞれ、図1(a)または図3(d)、図5(b)、図9(a)、図9(b)、図11(a)、図12(e)の各図面においての、右または左を指すものである。
図1は、本発明に関する折巻収納ユニット1の1つの基本構成を示す。
図1(a)の構成の例においては、係る折巻収納ユニット1は、可とう性を有する略シート状の素材から成る構成シート10が、上部に開口部である収納開口11を備えた、可撓性の容器状であり、係る容器状の左右両端に、可撓性の素材から成る可撓性部材で構成されたタブ状の曲折連結部13と係る曲折連結部13には、着脱可能な係止部である、連結係止部15を備え、係る連結係止部15が、ファスナー126である収納容器部12の構成の例である。
係る連結係止部15を備えた曲折連結部13によって、係る収納容器部12は、他の、同様に連結係止部15を備えた収納容器部12と連結可能であり、必要に応じて、自由に横方向、つまり略水平方向に複数の係る収納容器部12を連結することが可能な構成の例であり、自由に横方向、つまり略水平方向に長さを自由に変更可能に複数連結することが可能で有用であり、また、それ以外にも様々な効果を最大限に発揮させるものである。
図1(b)の構成の例の折巻収納ユニット1は、図1(a)の5つの構成の収納容器部12が、連結され、係る収納容器部12は、略楕円状の筒状であり、係る収納容器部12が連結された状態で、ジグザグに載置されることによって、自立可能となる構成の例である。
係る収納容器部12は、可撓性の素材から構成されている為、特に、底面の面積に対して、高さがある構成の場合、係る収納容器部12単体では、座屈してしまい、自立することは困難であるが、係る収納容器部12の収容部である中空収容部14に、例えば、収容物Sとして植物Sを植栽する為の培養基材34を収容することによって、座屈を抑制することが可能となり、また、係る中空収容部14が1つだけの係る収納容器部12は、特に、座面である底面の面積に対して、高さが高い場合、自立するには不安定で、転倒し易く、実用性は無いものである。
しかし、図1(b)の構成の例の様に、複数の中空収容部14が、連結され、係る連結された中空収容部14を、例えば図1(b)の様にジグザグに配置することによって、たとえ1つの中空収容具だけでは転倒し易い様な厚みや太さの中空収容部14を備えた収納容器部12であっても、屏風の様に自立可能となり、アレンジの自由度が増し、例えば、植栽可能なパーテーションとしても、スペースを取らず、長さやアレンジの配置を自由に変更可能で、1つ1つの中空収容部14も軽量化できるので少ない労力で、移動や配置変更が可能な緑花のパーテーションを創出することが可能な構成となっており、有用である。
また、係る収納開口11の開口部がそれ程広くなくても、培養基材34の深さがある構成である為、下に根36を広げるスペースが十分にある為、根36詰まり等による根36腐れも抑制でき、植物Sにとっても、元気に生育し易い環境を提供可能で、その分、植物Sの管理も、よりし易い構成であり、有用である。
また、可撓性のある構成シート10で係る収納容器部12は構成されているので、軽量で、また、形状も必要に応じて自由に製作することも可能で、また、ソフトな素材であるので、人や車がぶつかっても人や車に対する損傷や、係る収納容器部12自体の損傷も抑制可能で、有用である。
曲折連結部13は、2つまたはそれ以上の収納容器部12を、横方向、つまり略水平方向に連結する連結部であり、本構成の例の様に、2つの中空収容部14を分離可能に着脱可能な曲折連結部13でも良いし、着脱はできないが、2つまたはそれ以上の中空収容部14を曲折可能な連結部としても良いし、また、本構成においては、係る収納容器部12の上から下まで略全体に渡って可撓性シートが設けられた構成であるが、1以上のベルト状の曲折連結部13としても良いし、Dカンや丸カン等、それ自体が連結係止部15である構成によって連結される構成としても良く、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
連結係止部15は、本構成の例においては、ファスナー126であるが、面ファスナー32でも良いし、Dカンや丸カン、バックル、紐や結束バンドによる結束、フック、ホック、ネジ、リベットその他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
但し、係る曲折連結部13と連結係止部15の構成は、少なくとも、係る収納容器部12の上部側と下部側の2点では係止されている構成とした方が、より安定し、転倒等の心配は少なく、更に、3点あるいはそれ以上で多く係止されている方がより安定し有用であり、また、図1(b)の構成の例の様に、ファスナー126や面ファスナー32にて、係る収納容器部12の略上から下まで全体にて係止した構成とする方が、連結した互いの収納容器部12が、より一体化して、安定する為、転倒し難くなり、有用である。
図1(c)の構成の例は、図1(b)の構成の様に、複数の収納容器部12が曲折連結部13において着脱可能に連結され、係る連結された収納容器部12が、柵19に吊設された構成の例である。
係る折巻収納ユニット1は、係る柵19の各々の柵19の支柱16に対して、互い違いに設けられた構成の例であり、互い違いに係る柵19に設けることによって、係る収納容器部12が、落下する心配はまず無い、安全な構成であるものであり、例えば、一般的なハンギングバスケットの場合、引掛けているだけの場合は、例えば台風等で強風の際には、落下する恐れもあるし、落下しないようにしっかりとボルト等で係止する構成とすると、係る係止する為の部材も必要となってくる為、コスト等もアップするという課題もあるものである。
また、本構成の例においては、係る柵19の外からの目隠しにもなり、例えば、道路から係る柵19越しに、部屋の中が丸見えの場合、プライバシーを守る効果があり、且つ、必要な部分だけ、目隠しを兼ねて設けることができるので、例えばコンクリート状の仕切り等の構成と比較しても、風通しを確保することも可能で有用である。
また、本構成の例においては、係る柵19の内側と外側に互い違いに収納容器部12が設けられた構成となるので、外側からの緑花による装飾も可能であるし、部屋側からも、緑化を楽しめ、また、場合によっては、野菜等を植栽して、ちょっとした家庭菜園を、土地の無い、マンション等においても、場所を取らず、収納容器部12を設けることが可能で、有用である。
特に、マンション等においてベランダに鉢やプランターを置くと、限られたベランダのスペースが狭くなるという課題もあり、係る課題の改善にも効果的であり、有用である。
尚、本構成の例においては、係る柵19に上から吊設されて、地面から浮いた状態に設けられた構成の例であるが、係る柵19に互い違いに設けられた状態で、地面に載置された構成としても良いし、また、係る柵19の支柱16に係止した構成としても良い。
図1(d)の構成の例は、図1(c)の構成の例の、上方からの断面図であり、係る柵19の支柱16に互い違いに係る折巻収納ユニット1が設けられており、曲折連結部13が係る柵19の支柱16に、互い違いに設けられることによって略密着することによって、係る折巻収納ユニット1が安定して保持される様にして係る柵19に設けられている構成を示している。
尚、図1(a)における、九十九折り線で示した部分が、シート係止部20であり、構成シート10同士の係止部分を示しており、係る係止部は、縫製や接着、融着等によって係止されるものであり、その数や長さについては特に限定するものではなく、また、着脱可能に係止しても良い。
また、図面には示されていないが、多数の係る収納容器部12を、ビルなどの太い柱に、巻くようにして設けることも可能であり、係る構成によって、柱の周囲に広いスペースを取らず、係る柱の外周に合わせて、自由に係る折巻収納ユニット1の長さを設定可能であり、自由度が高い収納容器部12として有用である。
図1(c)あるいは図1(d)の構成の例においては、係る支柱16の一本ごとに互い違いに係る折巻収納ユニット1が設けられているが、2本ごと、あるいはそれ以上の数ごとでも良く、それにより、収納容器部12のサイズを大きく構成することも可能で、選択可能である。
図2は、本発明に関する折巻収納ユニット1の基本構成について、係る中空収容部14が、曲折連結部13を介して、横方向、つまり略水平方向に2つ連結された構成の例を示す。
図2(a)の構成の例は、曲折連結部13を介して連結された、収納容器部12を構成する中空収容部14が、略垂直方向の支柱16に、係る曲折連結部13で巻かれる様にして設けられた構成の折巻収納ユニット1の構成の例である。
係る折巻収納ユニット1に設けられた可撓性を有する略シート状の曲折連結部13は、係る2つの中空収容部14が対面するようにして、係る支柱16に巻いて設けられており、係る曲折連結部13の上側と下側に、係る曲折連結部13を係る支柱16に巻いた状態で、且つ、係る2つの中空収容部14の対面した状態を保持可能に、係る曲折連結部13に設けられた曲折保持係止部21が設けられており、係る曲折保持係止部21は、係る曲折連結部13の上側と下側に、それぞれ2つずつ設けられており、係る曲折連結部13が係る支柱16を巻くようにして設けられた状態で、上下それぞれの曲折保持係止部21は対面し、互いに係止可能な構成であり、係る対面した曲折保持係止部21は、係る対面状態にて互いに紐で係止された構成の例である。
上側と下側に係る曲折保持係止部21が備えられていることによって、係る曲折連結部13と支柱16の位置関係を保持し、つまり、係る曲折連結部13の折り曲げ方向を、係る支柱16と略平行状態を保持可能とし、係る収納容器部12に、例えば、収容物Sとして、培養基材34と、植物Sが植栽されても、係る培養基材34と植物Sの重量による係る収納容器部12の傾きを抑制する構成である。
図2(b)の構成の例は、図2(a)の構成の例における上下に設けられている曲折保持係止部21の内、上側の穴状の曲折保持係止部21に設けられた紐にて、係る折巻収納ユニット1が吊設された構成の例であり、係る曲折保持係止部21は、係る折巻収納ユニット1を吊設する吊設部も兼ねた、曲折吊設部27である。
係る紐は、係る対面した曲折保持係止部21である穴に挿通して設けられていることによって、係る紐にて係る折巻収納ユニット1が吊設された際に、係る紐によって係る挿通した曲折保持係止部21が締められることによって、係る曲折連結部13が、より強く係る支柱16を強く締める構成であり、吊設しながら且つ、支柱16にしっかりと係る折巻収納ユニット1を保持させる構成であり、有用である。
係る曲折保持係止部21は、係る曲折連結部13を、係る支柱16に曲げられて巻くようにして保持可能として、係る2つの中空収容部14を対面して保持可能とする構成の係止部であり、係る支柱16に曲げられて巻くようにして設けられた対面した曲折保持係止部21または中空収容部14の対面したそれぞれの曲折連結部13または中空収容部14に設けられて、互いに係止して保持する構成の係止部であり、図2(b)の構成の例の穴でも良いし、面ファスナー32でも、ホック31でも、マグネットでも、良く、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
図2(c)の構成の例は、係る曲折連結部13が、係る中空収容部14を分割するようにして設けられたシート係止部20である構成の例であり、係るシート係止部20にて曲折可能であり、係る曲折連結部13を挟んで、上下に設けられた2対の穴である曲折保持係止部21を備えた構成の例である。
係る構成においては、係る曲折連結部13の幅が狭いので、係る曲折連結部13において曲折させて支柱16に巻くようにして設ける場合は、係る曲折連結部13でも巻くようにして挟持可能に設けることが可能な、細い支柱16であることが望ましく、係る曲折連結部13は、必要に応じて幅が広い可撓性シートあるいは可撓性の部材である構成とすることによって、より太い支柱16に係る折巻収納ユニット1を設けることが可能となり、有用である。
また、係る曲折連結部13は、図6の構成の例に示される、可撓橋架材60を着脱可能に設けることによって、必要な支柱16の太さに合わせて係る曲折連結部13の長さを調整可能な構成とすることも可能であり、有用である。
また、係る曲折連結部13の長さを調整可能な構成については、図面には示されていないが、ベルトの様に、重複部を備えて係る重複量を調整することによって係る長さを調整可能な構成としても良いし、係る曲折連結部13の材質をゴム等の伸縮性のある素材としても良いし、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
図2(d)の構成の例は、係る曲折連結部13が、係る中空収容部14を分割するようにして設けられた2本のシート係止部20に挟まれた部分である構成の例である。
係る2本のシート係止部20に挟まれた部分が構成する曲折連結部13が曲折することによって、係る曲折連結部13を支柱16に巻くようにして係る支柱16を挟んで設けることが可能である構成である。
係る曲折連結部13をシート係止部20によって形成する構成においては、1つの中空収容部14を分割するようにして係止する構成であるので、係る曲折連結部13を、別の可撓性シートなど他の部材を準備して設ける構成と比較して、部品点数が少なく、また、製造も容易であり、つまり、コストダウンが図れる構成であり、有用である。
図2の構成の例の様に、柵19等の支柱16を巻くようにして、挟持して係る支柱16に折巻収納ユニット1が、設けられることによって、例えば、2階以上のベランダの柵19などに収納容器部12を設置する場合でも、係る収納容器部12が落下する危険も大きく軽減でき、また、係る収納容器部12自体の重量も軽量で柔らかいので、硬質な収納容器部12と比べても安全性も高く、また、ベランダの柵19の外に安全性高く係る収納容器部12を設置することが可能であるので、狭いベランダ等のスペースを、有効に活用でき、有用であり、狭いベランダに、沢山の収納容器部12を置いているような雑然とした状態を整理でき、有用である。
図3の構成の例は、図2の構成の例の応用の例と、図2の構成の例と同等の折巻収納ユニット1が、柵19に設けられた構成の例である。
図3(a)の構成の例は、図2(b)の構成の例の様に、上側に設けられた穴状に設けられた曲折保持係止部21に紐が挿通されて吊設された構成の例であり、係る折巻収納ユニット1の下部に、係る収納容器部12に潅水した水の排水を受ける水受けである、水受け部35を備えた構成の例であり、また、係る曲折連結部13が設けられた中空収容部14の反対側に、係る対面した2つの中空収容部14に対向して密着して保持可能とする、対向保持部30を備え、係る対向保持部30によって、係る対向した2つの中空収容部14を密着して保持された構成の例である。
図3(a)の構成の例における水受け部35は、可撓性シートで形成され、対向する2つの中空収容部14の底部をまとめて跨いで覆う様にして、着脱可能に設けられた構成の例であり、係る水受け部35は、面ファスナー32によって係止して設けられた構成の例である。
係る水受け部35は、水誘導受け部であり、係る水誘導受け部は、係る曲折連結部13の方に向かって、低くなる様に、つまり、水が流れる様にして設けられており、係る構成によって、例えば、マンション等の外側に水が落下することを抑制する構成であり、下の階に排水した水が落下するのを抑制して、迷惑が掛からないようにした構成であり、有用である。
また、係る水受け部35が、2つの対向した中空収容部14を跨ぐ様にして設けられている為、係る水受け部35が、係る中空収容部14の密着した状態を保持することを補助する機能も兼ね備えた構成であり、有用である。
係る水受け部35は、図3(a)の構成の例においては、2つの中空収容部14を跨ぐ様にして設けられているが、それぞれの中空収容部14の底に備えるようにした構成としても良いし、また、係る水受け部35の収納容器部12への係止方法も、面ファスナー32でも良いし、ホック31でも、穴に引掛ける構成でも、マグネットでも良く、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
また、係る水受け部35は、係る収納容器部12から完全に分離して脱着可能な構成しても良いし、一部は脱着不可能に係る収納容器部12の一部に係止され、係る折巻収納ユニット1を支柱16に設置した際に、全体を図3(a)の構成の例のような正規の位置に脱着可能に設けることができる構成としても良い。
また、図3(a)の構成の例の対向保持部30は、リボン状の面ファスナー32によって、係止される構成の例であるが、ベルトでも、Dカンや丸カン、フックでも良く、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
図3(b)の構成の例においては、曲折保持係止部21が、ホック31の構成の例であり、8対のホック31が、曲折保持係止部21として、曲折連結部13に設けられて、係る支柱16に設けられた構成の例であり、係る折巻収納ユニット1の上部側から下部側まで多数のホック31で係止されることによって、より安定的に、係る支柱16に保持される構成の例である。
図3(c)の構成の例においては、図3(b)の構成の例における係るホック31の代わりに、係る曲折連結部13全体が、面ファスナー32である曲折保持係止部21とすることによって、係る支柱16の太さに関わらず、より隙間なく、係る支柱16をホールドすることが可能となり、有用であり、図3(c)の図は、係る構成の例の上面図であり、支柱16のみ、断面図として、係る折巻収納ユニット1を上から見た構成の上面図である。
係る面ファスナー32である曲折保持係止部21は、中空収納部を構成する構成シート10にも設けられた構成とすることによって、より、強固に保持可能な構成となり、有用である。
図3(d)の構成の例においては、図2(a)及び、図2(b)の構成の例の折巻収納ユニット1が、柵19に設けられた構成の例であり、係る折巻収納ユニット1が、係る柵19の支柱16の一本おきに設けられており、左側3つの折巻収納ユニット1は、吊設されず、係る支柱16に設けられた状態で地面に載置された構成であり、一番右側の折巻収納ユニット1は、係る柵19の手すり18に吊設されて設けられた構成の例であり、それぞれの折巻収納ユニット1には、植物Sが植栽された構成の例である。
図4の構成の例は、図2、図3の構成の例の様に、2つの中空収容部14を備えた本発明に関する折巻収納ユニット1が、図1(a)の構成の例と同様に、曲折連結部13に設けられた連結係止部15を備えて、2つに分離可能に着脱できる構成の例であり、係る構成とすることによって、例えば、中空収容部14のサイズが大きく、培養基材34と植栽植物Sを収容した状態では、係る柵19の支柱16と支柱16の隙間を通すことが困難な場合においても、係る柵19の上側から係る2つの収納容器部12を係る柵19の外側に出して、外側から係る支柱16の間を係る曲折連結部13を通して、係る支柱16に係る曲折連結部13を巻くようにして挟持した状態で、係る連結係止部15であるファスナー126で係止して、係る折巻収納ユニット1を係る支柱16に設けることが可能となり、有用な構成である。
図4(a)の構成の例は、係る連結係止部15を係止した状態の構成の例であり、図4(b)の構成の例は、係る連結係止部15であるファスナー126を外した構成の例である。
図5の構成の例は、可撓性のシートである構成シート10で構成された本発明に関する多数の収納容器部12が連結された構成の折巻収納ユニット1の構成の例を示した上面図の説明図である。
図5(a)の折巻収納ユニット1の構成の例は、5つの収納容器部12が連結して自立可能に載置された構成の折巻収納ユニット1の例であり、両端の2つの収納容器部12は、広い底部を備えた収納容器部12である為、安定的に自立可能であり、係る自立可能な両端の収納容器部12に設けられた連結係止部15から、直列に3つの薄形の略楕円状で収納容器部12が、曲折連結部13と連結係止部15を介して設けられた構成の例である。
係る5つの収納容器部12は、両端の連結係止部15を備えた安定的に載置された収納容器部12に連結されることによって、安定的に自立可能に載置された構成の例である。
特に、係る収納容器部12と収納容器部12の間の曲折連結部13または連結係止部15は、しっかりとテンションをかけて、ピンと張った状態で連結することによって、係る張力によって、連結した収納容器部12がより安定的に自立可能となる構成である。
図5(b)の折巻収納ユニット1の構成の例は、11つの収納容器部12が連結して自立可能に載置された構成の例であり、様々なパターンで係る収納容器部12を連結して設けることによって、自立可能となる構成の例で、ぞれぞれの部分において、係る配置構成のパターンの例の説明の為の図である。
一番左の3つの収納容器部12は、Yの字状あるいは、T字状に設けられることによって、安定的に自立可能な構成の部分を示しており、左から3つ目の収納容器部12は、3方向に収納容器部12を係止可能な連結係止部15と連結係止部15を備えた曲折連結部13を備えた構成の例であり、左側に2方向、右側に1方向の連結係止部を備えている構成の例である。
左から4つ目の収納容器部12においては、十文字状に4つの方向の連結係止部15が設けられて、収納容器部12を設けることが可能に、連結係止部15を備えた曲折連結部13を備えた収納容器部12の構成の例であり、係る収納容器部12には、十文字状に4方向に収納容器部12が設けられていることによって、安定的に自立可能な構成の部分を示している。
尚、図面には示していないが、係る十文字の4方向に設けられた連結係止部15は、係る十文字方向のうち、L字方向のみに設けられても良いし、T字方向にのみ設けられても良いし、くの字方向に設けられても良く、係る構成によって、係る収納容器部12を、L字状、T字状、くの字状に設けることが可能となり、より、自由度が高く安定して自立可能に係る収納容器部12を、設置することが可能な構成であり、有用である。
また、左から7つ目の収納容器部12においては、左側に一方向、右側に3方向に分岐して収納容器部12を設けることが可能に、連結係止部15と連結係止部15を備えた曲折連結部13を備えた収納容器部12の構成の例であり、同様に、複数方向に係る収納容器部12を分岐して設けることによって、係る折巻収納ユニット1が自立可能となる構成の例である。
係る構成によって、例えば、レストラン等のテーブルの配置に合わせて、複数のテーブルを囲う様に、係る収納容器部12を自由に、しかも、スペースの幅を取らずに配置可能であり、それによって、通路を広くしたり、テーブルをより多く設置することが可能となり、有用である。
何れの構成の場合も、一番端に配置される収納容器部12には、図5(a)の構成の例の端に設けられた収納容器部12の様に、安定して倒れ難い収納容器部12、あるいは支柱16などを設けることによって、より、係る一連の折巻収納ユニット1が、より、安定して自立可能な構成となり、有用である。
図5(c)の構成の例は、本発明に係る収納容器部12を、円状に設けた構成の例である。係る周状に係る収納容器部12を設ける構成とすることによって、より安定的に係る折巻収納ユニット1は自立可能となる構成である。
また、係る折巻収納ユニット1を、柱の周囲に設けても良い。
図6の構成の例は、本発明に関する2つの収納容器部12のそれぞれに備えられた連結係止部15に、可撓性のシートが、可撓橋架材60として設けられている構成の例である。
図6(a)の折巻収納ユニット1の構成の例は、図5(a)の構成の例における真ん中の3つの略楕円状の収納容器部12の内の2つの代わりに、可撓性のシートを設けた構成の例であり、レイアウトの構成によって、より軽量で巾の狭いパーテーションとして、自由に係るアレンジを構成可能な構成の例であり、係るファスナー126である2つの収納容器部12の連結係止部15に、可撓性シートを係止して、着脱可能な、大きな曲折連結部13としても良い構成の例であり、自由度が高く、有用である。
また、係る可撓橋架材60に、広告等を施しても、緑や花で目を惹きつけ、有用である。
図6(b)の構成の例は、図6(a)の構成の例の折巻収納ユニット1に、植物Sを植栽した構成の例の略正面からの斜視図である。
図6(c)の構成の例は、図6(a)の構成の例の折巻収納ユニット1の両端の底部が広く安定的に自立可能な収納容器部12の代わりに、支柱16である支持材102に係止して設けられた構成の例であり、係る支柱16の間に、図6(a)の構成の例の様に、連結係止部15を備えた収納容器部12と、係る連結係止部15に係止された構成シート10が交互に設けられた構成の例である。
係る構成によって、例えば、閉店時の駐車場への侵入を、防止するような門、あるいは、仕切りなどを、緑花で装飾しながら、設けることが可能で、有用である。
係る可撓性シートに、閉店中や店名などの文字などで装飾しても、分かり易く、有用である。
支持材102は、本構成の例においては、支柱16であるが、係る支持材102は、複数の収納容器部12で構成された折巻収納ユニット1の内、少なくとも1つ以上の係る収納容器部12の連結係止部15に係止されることによって、係る折巻収納ユニット1を、より、安定して自立可能にする為の支持材102であり、支柱16でも良いし、壁122でも、木でも、陶器でも、容器でも良く、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
可撓橋架材60は、本発明に関する2つの収納容器部12のそれぞれに備えられた連結係止部15の間に、係る連結係止部15に係止されて、橋架されて設けられる可撓性の部材であり、図6の構成例における可撓性のシートでも良いし、ベルトでも、ワイヤーでも、紐でも良く、また、長さが調整可能に、巻き取り式の構成としても良く、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
図7の構成の例は、本発明に関する複数の収納容器部12が、図7(a)の構成の例の様に、連結された折巻収納ユニット1において、各単独の中空収納部を備えた収納容器部12が、各々台車70に備えられた折巻収納ユニット1の構成の例である。
係る構成によって、係る折巻収納ユニット1は、蛇の様に自由に蛇行して移動容易であり、係る折巻収納ユニット1の配置を、自由に容易に蛇行させてアレンジ可能な構成となり、有用である。
尚、本構成の例においては、1つの収納容器部12に対して、1つの台車70が割り当てられているが、2つまたは2つ以上の収納容器部12に、1つの台車70を割り当てる構成としても良い。
図7(b)は、係る台車70に載置された収納容器部12の断面図を示している。
図7(b)の構成の例の係る台車70には、本発明に関する収納容器部12が下部を挟持されて載置されており、係る収納容器部12は水抜き穴17を備え、植物Sが、培養基材34に根36を張って植栽され、係る収納容器部12に潅水された水は、係る水抜き穴17から排水され、係る台車70の底部は、二重底になっており、排水された係る水が、係る二重底の下側の底に貯まることが可能な構成となっている。
尚、図面のドット部が、培養基材34を示している。
また、図面には示されていないが、係る台車70同士が、蛇行可能にフック等で連結されていても良い。
係る折巻収納ユニット1は、台車70に載置した場合も、係る収納容器部12同士が係止されることによって、互いの収納容器部12同士が支え合って転倒防止となり、有用である。
図8の構成の例は、図1(a)の構成の例に示されるような、両端に連結係止部15を備えた本発明に関する折巻収納ユニット1を構成する収納容器部12の構成シート10の側面に、図8(a)の構成の例の様に、×状のスリットが設けられ、係るスリットは側面開口80であり、係る側面開口80に、植物Sを植栽可能な構成の例であり、図8(b)は、図8(a)の構成の例の折巻収納ユニット1に、植物Sが植栽された構成の例である。
係る側面開口80はスリットでも良いし、係るスリットは、X状でも、一本のスリットでも良いし、穴でも良いし、2枚の構成シート10の間に設けられた隙間でも良いし、係る側面から植栽される構造については、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
図9の構成の例は、本発明に関する収納容器部12の収納開口11に、係る収納開口11を、例えば、図1(a)の構成の例の収納容器部12の様に略楕円状の収納開口11を保持させるための開口保持材91を備えた構成の例である。
係る開口保持材91によって、係る収納開口11の形状を、係る収納容器部12の形状に合った略楕円状に保持することによって、他の収納容器部12の連結係止部15と連結し易いように、係る連結係止部15の位置を保持することが可能となり、また、係る収納容器部12の厚みが必要以上に厚くなるのを抑制することが可能となり、有用である。
また、係る開口保持材91は、一文字だけではなく、十文字に設けても良いし、*形に設けても良いし、〇に設けても良く、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
但し、図9の構成における開口保持材91は、主には、隣の収納容器部12との連結係止部15による係止をし易く、その距離を一定にするものであり、主には、1本の棒状体の開口保持材91で、シンプルであり、且つ、十分係る有用性を発揮する構成であるものであり、必要に応じて、より良い開口保持材91の構成を選定することが望ましい。
また、係る開口保持材91の長さを、収納開口11のサイズに合わせて調節可能な構造としても良い。
図9の構成の例においては、係る中空収容部14の左右の両端部に係る開口保持材91を突き刺す穴である、保持材係止部22が設けられており、係る保持材係止部22である穴に係る開口保持材91が挿入されて、係る中空収容部14の両端を突っ張り、係る中空収容部14の幅を保持される構成の例であり、図9(a)は、係る開口保持材91を備えた収納容器部12の構成の外観を示した
例であり、図9(b)、図9(c)、図9(d)は、それぞれ、図9(a)の構成の上面図、側面図、上面図の部分拡大図である。
図9(c)に示される様に、図2の中空収容部14の側面には、穴である保持材係止部22が備えられており、係る保持材係止部22に先端がテーパー状の開口保持材91が挿入され、係る保持材係止部22の穴の外径よりも小さい径の開口保持材91が係る開口保持材91のテーパー部で挿入が止まり(図2(d)も合わせて参照)、係る開口保持材91が、図2(b)に示される様に、係る中空収容部14を、係る収納開口11を左右の長手方向に、その開口を保持している構成の例である。
保持材係止部22は、図9の構成においては、穴であるが、丸カンやDカン、紐でも良く、また、図面には示していないが、係る可撓性シート10の中を係る開口保持材91を挿通させる構成としても良く、その他、開口保持材91にて係る中空収容部14の収納開口11の左右方向の開口長さを座屈しないように保持する為の開口保持材91を係止可能な構成であれば、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
係る構成によって、係る中空収容部14を連結された他の収納容器部12から分離しても、係る収納開口11が変形せず、有用である。
図10の構成の例は、本発明に係る配置保持材100の構成の例を示している。
図10(a)の構成の例においては、図1(b)の構成の例と同様に、連結された収納容器部12が、ジグザグに配置された折巻収納ユニット1の構成の例の上面図であり、ジグザグに設けられた係る複数の収納容器部12に、橋架して、配置保持材100が、係る収納容器部12に備えられた面ファスナー32である配置材保持部101に設けられており、係る配置保持材100は、図10(c)に示される様な、くの字型をしている棒状体の例であり、係る配置保持材100の、くの字の角度にて、係る収納容器部12の配置位置が保持されている構成の例である。
尚、図10(b)は、図10(a)の構成の例の略正面側からの斜視図である。
係る配置保持材100によって、係る収納容器部12の配置位置関係がしっかりと決められることによって、係る折巻収納ユニット1が、より安定して自立することが可能であり、有用である。
尚、係る配置保持材100は、図10(a)の構成の例においては、くの字の棒状体であるが、筒でも、針金でも、板状でも、網状でも良いし、また、その形状も、L字型でも良いし、円弧状でも、円でも良く、また、ヒンジなどによって、係る曲折角度を調整可能な構成としても良く、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
また、係る配置保持材100の数も、図10(b)の構成の例においては、2つの収納容器部12を、2つの棒状体の配置保持材100が橋架して設けられているが、係る数は、1つでも良いし、2つ以上でも良く、限定しない。
また、係る配置保持材100のサイズについても限定しないが、係る長さや太さや幅等のサイズが大きくなると、強度や安定度を増すことが可能となる一方、重量も合わせて増し、扱い難しかったり、保管場所も取るというマイナス面もあり、係るサイズは、必要な強度と安定度を考慮して、構成することが望ましい。
配置材保持部101は、係る配置保持材100を係止して保持する係止部であり、面ファスナー32でも良いし、ホックでも、紐でも、ネジでも、マグネットでも、引掛け部でも、穴でも、ゴムでも、Dかんでも良く、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
また、配置材保持部101は、収納容器部12に設けた構成としても良いし、曲折連結部13に設けた構成としても良いし、係る収納容器部12を載せた台車または台に設けた構成としても良い。
図10(d)の構成の例は、半円状に連結して設けられた9つの収納容器部12を、半円状の配置保持材100によって、係る9つの収納容器部12にまとめて橋架させて、係る収納容器部12の位置を半円状に保持し、係る折巻収納ユニット1を、より安定的に自立可能とした構成の例である。
図10(e)の構成の例は、係る配置保持材100が、略直線の棒状である、距離保持材103である構成の例を示している。
係る、距離保持材103は、図10(e)の構成の例においては、曲折連結部13で曲げられた折巻収納ユニット1の、係る曲折連結部13を橋架して、収納容器部12の構成シート10に係止されて、係る係止された部分の距離を保持することによって、係る曲折連結部13の曲折角度を保持する棒状体であるが、三角の板状でも良いし、その他、係る形状は限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
図10(e)の構成の例においては、係る構成シート10に設けられた配置材保持部101である、輪っかにして設けられた紐部に、図面には示されていないが、係る距離保持材103の略両端に設けられた、フックに係止された構成の例であるが、係る距離保持材103と係る収納容器部12との係止方法は、その他、係る距離保持材103を構成シート10に設けられた穴あるいは凹部に挿入してつっぱる構成としても良いし、図10(g)や図10(f)に示されたように、係る突っ張り棒の略両端部に設けられた、クリップ104にて、係る収納容器部12の構成シート10を挟持して、係止する構成としても良いし、係る係止方法は、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
また、図10(e)の構成の例の距離保持材103は、伸縮可能な構成となっており、係る曲折連結部13での、曲げ角度に応じて、係る距離保持材103の長さを替えることによって、様々な曲折連結部13での曲げ角度に対応でき、有用である。
尚、係る距離保持材103は、係る折巻収納ユニット1の、曲折連結部13での曲げ角度を保持し、係る折巻収納ユニット1が倒れるのを抑制することが可能で、有用である。
図10(g)及び図10(f)は、係る距離保持材103が、伸縮可能な構成の例であり、係る距離保持材103の略両端には、クリップ104が設けられており、係るクリップ104によって、収納容器部12の構成シート10を挟持して設けることによって、係る距離保持材103を、係る収納容器部12に係止可能とする構成の例であり、係る構成とすることによって、クリップ104で、係る収納容器部12の構成シート10のどの部分にでも係る距離保持材103を係止することが可能となり、係る距離保持材103を長く伸ばした状態で、長さ保持ネジ105で係る距離保持材103の長さを保持し、つまり、筒材の中に挿入された棒材の挿入量で係る距離保持材103の長さを調整し、係る長さを係る長さ保持ネジ105で締め付けて係る長さを保持し、係る2つの収納容器部12の距離を保持することによって、より強固に、安定して係る曲折連結部13での角度を保持可能な構成とすることもできるし、また、係る距離保持材103を、短めにして係る収納容器部12の構成シート10に挟持することによって、係る曲折連結部13の曲げられた周辺のスペースを、広く取ることが可能となり、また、係る曲折連結部13の曲げ角度を変えた場合も、係る距離保持材103の長さを替えずに、二つの収納容器部12の構成シート10に係止することが可能となり、有用であり、特に、係る距離保持材103の長さが伸縮可能でない構成の場合は、構成シート10のどの部分にでも挟持して係止可能であるので有用である。
尚、係る距離保持材103は、本構成の例の様に、伸縮可能な構成としても良いし、伸縮はしない構成としても良いし、係る材質も、鉄やアルミニウムなどの金属でもよいし、木でも、ポリアミドやポリプロピレンの様な、プラスチックでも良いし、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
このように、配置保持材は、隣り合った2つの収納容器部12を橋架する構成としても良いし、隣り合わない収納容器部12を橋架する構成としても良いし、2つ以上の収納容器部12を橋架する構成としても良い。
また、図面には示していないが、係る配置保持材は、図10においては、収納容器部12に係止された構成であるが、曲折連結部13に係止された構成としても良く、曲折連結部13にて係止する構成においては、係る配置保持材100をコンパクトにすることが可能となり、有用であり、また、係る収納容器部12を載せた台車または台に設けた構成としても良い。
図11の構成の例は、本発明に係る連結係止部15のバリエーションの構成の例を示している。
図11(a)の構成の例は、係る連結係止部15が、Dカンの構成の例であり、係る連結係止部15であるDカンが、3つのそれぞれの収納容器部12の左右4つずつに設けられた構成の例である。
図11(b)は、係るDカンを連結係止部15として、二重丸カンで連結させた折巻収納ユニット1の構成の例である。
また、係る連結係止部15は、図面には示されていないが、Dカンの代わりに、蝶番を設けても良く、係る蝶番は、着脱可能な蝶番としても良く、例えば、オス側の棒と、係る棒を挿入するメス側の穴部を備え、係る棒を穴に挿入することによって回動可能な蝶番を形成する構成としても良いし、係る着脱方向は、係る穴の穴方向に、棒を挿入して着脱可能な構成としても良いし、2つの収納容器部12に設けられた、上下方向に開口したそれぞれの穴に、棒をまとめて挿入することによって着脱可能とし、該棒を回動軸として回動可能な蝶番とする構成としても良いし、あるいは一方の収納容器部12に設けられたフック状に引っ掛けられるように一部が開口した上下方向の穴に、もう一方の収納容器部12に設けられた棒を引掛ける様にして、回動可能な蝶番を形成する構成としても良い。その他、係る蝶番の構造は、穴に挿入された棒によって、係る棒が回動軸として回動可能な蝶番を形成する構造であれば良く、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
また、収納容器部12に設けられた棒は、係る収納容器部が座屈して折れない為の、座屈防止材としても良く、係る座屈防止材は、係る収納容器部12を構成する構成シート10の上下方向に挿通して設けることによって、係る収納容器部12の座屈を抑止し、係る座屈防止材の数は、1つでも2つでも、あるいは、それ以上設ける構成としても良いし、また、曲折連結部に係る座屈防止材を備える構成としても良く、座屈防止材を備えることによって、係る収納容器部12に収容物が入っていない状態においても、係る収納容器部12を座屈せずに自立し易くすることが可能となり、また、係る収納容器部12の形状を保持可能であり、有用である。
係る蝶番の回動軸は、係る回動軸を形成する棒が、より長い棒と、係る棒を、保持する係る穴は、より多い箇所あるいは、より長い距離、あるいは、係る穴の一番端と一番端の距離がより長い方が、つまり、穴の一番端と一番端の位置が、係る収納容器部12のより上部と底部に近い部分である方が、係る回動軸を略鉛直方向に保持し易く、安定し、係る折巻収納ユニット1が転倒し難くなり、有用である。
尚、係る蝶番を構成する棒と穴の材質は、鉄や、アルミニウムや、真鍮等の金属でも良いし、ポリプロピレンや、ポリアセタールや、ポリアミド等のプラスチックでも、木でも、ガラスでも良く、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法、性質の範囲内で変更することができるものである。
図11(c)は、図11(a)の構成の例における連結係止部15がDカンの代わりに、略同等の位置に、複数の面ファスナー32が設けられた構成の例であり、係る複数の面ファスナー32にて、複数の収納容器部12を互いに係止して、折巻収納ユニット1を構成するものである。
係る連結係止部が面ファスナー32であることによって、着脱がDカンである構成が、一つ一つのDカンの連結を外していかなければならないのと比較して、面ファスナー32の場合は、引っ張るだけで着脱可能であるので、着脱作業が容易で、また、係る面ファスナー32を上下に長く設けることによって、より、2つの収納容器部12が一体化して安定する構成となり、有用である。
図12の構成の例は、本発明に係る折巻収納ユニット1が、タンス120や机124や柱の角部121を保護するように設けられ、例えば、幼児や小児、老人が、転倒などして、係る角部121で頭をぶつけて大怪我するようなことを、防止する構成であり、且つ、省スペースな収納部を設けることも可能であり、有用である。
図12(a)の構成の例は、係る折巻収納ユニット1が、タンス120の角部121を保護するように設けられた構成の例の上面図である。
係るタンス120は、壁122の角に合わせて据え付けられており、係るタンス120の角部121から、係るタンス120から係る壁122にかけて、5つの収納容器部12が設けられている構成の例である。
係る構成によって、係る折巻収納ユニット1の曲折連結部13が係るタンス120の角部121を覆うことによって、係るタンス120の角部121で頭を打って、怪我をするのを抑止可能な構成であり、有用である。
特に、係る曲折連結部13が収納容器部12と一体に設けられていることによって、係る曲折連結部13が、角部121から浮くようにして、あるいは、係る角部121を収納容器部12が挟むようにして、係る角部121を保護することによって、係る角部121で頭を打つなどの事故を、未然に防止することが可能な構成であり、有用である。
また、図面には示されていないが、係る折巻収納ユニット1の曲折連結部13に、スポンジなどの発泡材や、ゴムなどの弾力性のある弾力材、厚めの布、厚紙、鉄やアルミニウムなどの金属あるいはポリプロピレンやポリアミドなどのプラスチックあるいは木等の板材、ジェル材などの保護材を設けるか、または、係る曲折連結部13自体を、そうした保護材で構成することによって、係る角部121への衝撃を軽減する構成としても良く、また、係る保護材は、係る曲折連結部13の上部だけに設けても良いし、上から下まで、略全面的に設けても良く、形状も板状でも良いし、L字状でもよく、係る保護材の材質、サイズ、形状は、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
尚、係る保護材を板材とする際には、係る板材の角を無くすように、角を丸くするか、C面を設けることによって、安全性を増した構成とすることが望ましい。
また、係る各収納容器部12は、壁122またはタンス120に、係止された構成としても良く、係る係止方法は、両面テープでも、面ファスナー32でも、フックや棒で吊っても、クリップ104やクランプでも、良く、また、係る係止部も、収納容器部12でも良いし、曲折連結部13でも良い。
図12(b)の構成の例は、図12(a)の構成の例におけるタンス120の観音開きの片方の戸を開いた構成であり、係る曲折連結部13が、曲折可能であることによって、観音扉等の戸の開閉に対しても、追従が可能な構成であることを示しており、有用である。
図12(c)の構成の例は、図12(a)の構成の例と同等の例の斜視図を示している。
図12(d)の構成の例は、四角の柱に設けられた折巻収納ユニット1を示しており、係る柱の角部121を保護している構成の例を示している。
図12(e)の構成の例は、係る折巻収納ユニット1を、机124に設け、係る机124の角部121を保護するようにして、係る折巻収納ユニット1を設けた構成の例である。
係る折巻収納ユニット1は、係る机124の二つの角部121に、それぞれ、二つの収納容器部12を備え、係るそれぞれの二つの収納容器部12の間に設けられた曲折連結部13が、係る角部121を保護している構成の例である。
係る収納容器部12は、挟持係止具125であるクリップ104を備え、係るクリップ104によって、係る収納容器部12の係る机124の板に設けられていることによって、係る机124の角部121で、怪我をするのを抑制している構成の例である。
係る、挟持係止具125によって、容易に係る折り巻収納ユニットを机124に設けることが可能な構成となっており、有用である。
係るクリップ104は、机124等の板材を挟持して係る折巻収納ユニット1を、机124等の板材に係止する、挟持係止具125であり、係る挟持係止具125は、その他、クランプでもよい。
係る挟持係止具125の高さを調整可能な構成である、高さ調整具128は、図12(f)の構成の例においては、面ファスナー32であるが、その他、レールでも良いし、マグネットでも良いし、クリップ104で構成シート10にも挟持する構成、つまり、一方のクリップ104で構成シート10を挟持し、もう一方のクリップ104で机124を挟持する構成でも良く、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
尚、図12(e)において、左側の角部121に設けられた折り巻収納ユニット1の二つの収納容器部12には、それぞれ、係る構成シート10にファスナー126が設けられており、係るファスナー126には、それぞれ、7つのファスナー126のスライダー127が設けられており、上から4つ目と5つ目のスライダー127が、互いに離れていることによって、係る二つのファスナー126が開口し、係る開口部から収容物Sを取り出すことが可能な構成であり、縦長、あるいは底の深い中空収容部14を備えた収納容器部12においても、下の方に収納された収容物Sを、係る複数の任意のスライダー127を開口することによって容易に取り出すことが可能で、有用である。
図12(f)の構成の例は、図12(e)の構成の例の折巻収納ユニット1の構成の例を、背面側から見た図であり、係る折巻収納ユニット1の背面側に設けられた挟持係止具125であるクリップ104によって、係る折巻収納ユニット1を、机124に係止可能とする構成の例である。
また、本構成の例においては、係る挟持係止具125であるクリップ104が、面ファスナー32に設けられた構成の例であり、係る面ファスナー32が設けられた範囲で、係る挟持係止具125を自由に移動可能な構成であり、机124の高さによって係る挟持係止具125の位置を調整可能とした構成の例となり、有用である。
尚、図12(f)において、市松模様にて示された部分が、係る高さ調整具128である面ファスナー32を示している。
図12(g)の構成の例は、図12(f)の構成の例の二つの収納容器部12が、一つの構成の例であり、係る構成においては、係る挟持係止具125である一つのクリップ104を、係る机124の角部121に直接挟持して、係る収納容器部12自体で、係る角部121を保護する収納容器部12の構成の例である。
係る構成においては、係る角部121を収納容器部12で直接覆っている為、より、厚く係る角部121を覆うことが可能であるという点で有用である。
ただ、その一方で、係る角部121という、該角部121だけでも出っ張りが大きく、ぶつかり易い部分に直接係る収納容器部12を備えることによって、更に係る収納容器部12が出っ張ることとなり、歩行等の邪魔になり易く、出っ張り量が大きい分、歩行によって、すぐぶつかって外れてしまうという課題もある構成でもある。
尚、一連の本図の実施例において、構成シート10は、可とう性を有したシート状で、テント生地やメッシュ生地等の布状部材、網状部材、他各種繊維素材、各種ゴムや各種樹脂シート製、綿、麻等の天然素材、紙製、金属メッシュ等の金属、ガラス繊維、また、色も透明、蛍光、光っても良く、その他、必要に応じた強度、機能を有し、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその素材を限定しない。
また、係る収納容器部12が、可撓性を備えた構成シート10で構成されていることによって、自動車等の物や、人が衝突しても、損傷を抑制でき、安全であるので、駐車場や保育園や老人ホームやスポーツ競技場などでも安全で有用であり、ショッピングセンターなど、不特定多数の人が行き交う場所においても、無用な怪我等を防ぐことが可能となり有用であり、また、ファスナー126等の連結係止部15を、より、自由度高く設けることが可能であるので、設置する条件に応じて、オーダーメードで、係る折巻収納ユニット1を製作することが可能となり、有用である。
また、構成シート10の形状も、多角形、丸、楕円、その他異形でも、長さ、大きさ違いの組み合わせ違いでもよく、その形状を限定せず、また、厚さも、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、シート係止部20は、図面に表記していないものも、必要に応じて、必要な個所に設ける構成が可能であり、また、それぞれのシート係止部20の係止方法は、接着、融着、縫製、結束、ピン止め、ボタン止め、面ファスナー32止め、磁石、ステープラー等、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその係止手段を限定しない。
また、シート係止部20は、着脱可能に係止してもよく、着脱可能な係止手段は、ホック31、ボタン、面ファスナー32、フック、磁石、紐、ファスナー126等、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその係止手段を限定しない。着脱可能な構成とすることにより、必要に応じて構成シート10のサイズや材質を選択可能となり、有用である。
また、本発明の中で、自立可能に設けられた例の折巻収納ユニット1については、係る折巻収納ユニット1を構成するそれぞれの収納容器部12の、太さや厚さが、高さに比べて細かったり、薄かったり、重心が高かったりする形状的な要素によって、自立が困難であったり、自立は可能であっても、倒れる可能性があったりする構成の収納容器部12を、より安全に、安定的に自立可能とするものであり、有用である。