JP6667887B1 - ボトル巻き植栽ユニット。 - Google Patents

ボトル巻き植栽ユニット。 Download PDF

Info

Publication number
JP6667887B1
JP6667887B1 JP2019180024A JP2019180024A JP6667887B1 JP 6667887 B1 JP6667887 B1 JP 6667887B1 JP 2019180024 A JP2019180024 A JP 2019180024A JP 2019180024 A JP2019180024 A JP 2019180024A JP 6667887 B1 JP6667887 B1 JP 6667887B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water storage
opening
planting
water
configuration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019180024A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021052681A (ja
Inventor
那須正和
Original Assignee
那須 正和
那須 正和
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 那須 正和, 那須 正和 filed Critical 那須 正和
Priority to JP2019180024A priority Critical patent/JP6667887B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6667887B1 publication Critical patent/JP6667887B1/ja
Publication of JP2021052681A publication Critical patent/JP2021052681A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

【課題】壁等への吊設でも、載置でも、自由度の高い装飾が可能な植栽ユニットを提供する。【解決手段】可撓性を有する略シート状の素材から成る構成シート(10)によって構成され、前記構成シート(10)によって囲われた収納容器部(12)を備え、壁等に吊設可能な吊設係止部(2)と、貯水筒(3)に巻いて設けることが可能な、巻き係止部(4)を備えた構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は、緑花装飾の自由度の高い植栽ユニットに関する。
従来から植物の植栽用には多種多様な植栽容器が提案されている。
しかしながら、材質にしなやかさがあり、壁にも手軽に吊設可能で、且つ、テーブル等にも手軽に載置可能な自由度の高い植栽容器は皆無といえる。
更に、花を用いて複数装飾する場合では多数の鉢等への水やりに負担も大きくなるという問題もあり、更にあらゆるレイアウトや創作者の自由なアレンジに対応できる緑花の装飾用具が望まれているといえる。
そこで、従来からも種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1には、発明の名称を「花卉ハンギングバッグおよび花卉ハンギングセット」とする技術が開示され、公知技術となっている(特許文献1参照)。具体的には「有底袋体の正面部複数箇所に十文字状切り込み等による窓部を形成してなり、これにより軒先に吊るしたり、あるいはトレリス等に懸け吊るして用いる場合に安定性がよく、しかも花卉類が成長するにつれて、露出していた袋体自体が次第に隠れるようになる結果、人工的感覚があまりなく自然性を維持することができ、また取り扱い性も格段に向上する」というものである。しかしながら、特許文献1に記載の発明は、挿入口が固定されているため装飾が自由自在とはいえず、前記問題の解決には至っていない。
また、特許文献2には、発明の名称を「ユニット式ガーデニングラック」とする技術が開示され、公知技術となっている(特許文献2参照)。具体的には「自立接地用のベースを有しかつ長さが異なる複数種の帯板状ポールと、これら複数種の帯板状ポールの長さにそれぞれ等しい縦寸法を有しかつ横幅寸法は全て等しい大きさに形成された複数種のハンギング用格子パネルとを、帯板状ポールの両側辺部に形成した差込み溝及び係合部とハンギング用格子バネルの横幅方向の両側辺から突出させた突片との差込み係合手段を介して鉛直面内に形態の異なる複数種類の自立式ガーデニングラックを組立可能に構成している」というものである。しかしながら、特許文献2に記載の発明は、沢山の植物を自由に装飾できるが、大きな部材を組立て固定しなくてはならず、スペース確保の問題や装飾した個体を集合させているにすぎず、発明品本体による自由自在な装飾とは言えないため、前記問題の解決には至っていない。
なお、本発明者は、発明の名称を「筒状緑化ユニット」とする技術で特許を受けている。(特許文献3参照)具体的には「少なくとも1以上のケース部材からなり、前記ケース部材は、略長方形であり、幅方向に曲げ可能であり、長手方向に沿った両辺にファスナーのエレメントを持ち、前記エレメントをファスナーのスライダで結合することで前記ケース部材を中空の中空体とし、前記中空体の内部には植物培養基材が投入され、前記スライダは1つのファスナー構造に対して2つ以上設置されており、前記スライダの位置を調整することで、前記ファスナーの一部を開口部とし、前記開口部から前記植物培養基材に対して植物を植付け可能」というものである。しかしながら、複数のファスナースライダーを使用することから、製造上のコストと手間がかかるという問題が残されているといえ、よりシンプルな部材、構造を開発するといった課題も追及すべきといえる。
なお、本発明者は、発明の名称を「多用途用収納ユニット」とする技術で特許を取得済みである。(特許文献4参照)具体的には「可とう性を有する略シート状の素材から成る構成可撓部材によって全体を構成し、開口入口部は該開口入口部において二つ以上に分割された構成可撓部材からなり、前記開口入口部は、下シート上辺が、上シート対向部よりも長く、あるいは弛んだ状態で設けられることにより、該開口入口部を、閉じ難く開口可能であることにより、前記収納空間内の収納物によって、前記構成可撓部材の背面から圧力がかかっていても、前記開口入口部の開口状態を保持可能であることで長さの異なる前記収納物でも収納でき、収納物を出し入れし易く、収納空間と収納位置を自由に調整することを可能とした。」というものである。しかしながら、収容物の出し入れの際の開口部の構造に課題あるいは、改善の余地もあり、より広い応用、活用範囲、よりシンプルあるいは多彩な部材、構造、及び、より発展的な部材、構造とその製造方法を開発するといった課題も追及すべきといえる。
特開2001−186816号 特開2000−041814号 特許第5495198号 特願2018−228606号
壁等に掛けても、机に載置することも手軽に可能で、自由度が高く、また、潅水も容易な植栽ユニットを提供する。
本発明に係る植栽容器は、可撓性を有する略シート状の素材から成る構成シート(10)によって構成され、前記構成シート(10)によって囲われた収納容器部(12)を備え、壁等に吊設可能な吊設係止部(2)と、貯水筒(3)に巻いて設けることが可能な、巻き係止部(4)を備えたボトル巻き植栽ユニット(1)である構成を採用する。
また、本発明は、前記ボトル巻き植栽ユニット(1)は、貯水筒(3)に巻いて設けることによって自立可能である構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記ボトル巻き植栽ユニット(1)が、貯水筒(3)に巻いて、着脱可能に設けられた構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記巻き係止部(4)が、少なくとも、前記ボトル巻き植栽ユニット(1)を構成する構成シート(10)の上部側と下部側に設けられて、前記ボトル巻き植栽ユニット(1)が、略全体でしっかりと前記貯水筒(3)に巻いて係止される構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記ボトル巻き植栽ユニット(1)の側壁に、穴またはスリットである側壁穴(37)が備えられ、浸透材(39)が、前記側壁穴(37)に挿通されて、前記浸透材(39)の一端は前記植栽容器部(12)の植栽空間(19)内に配置され、もう一端が前記植栽容器部(12)の植栽空間(19)外に配置された構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記浸透材(39)が、前記側壁穴(37)に挿通されて前記植栽容器部(12)の植栽空間(19)内と前記貯水筒(3)内に連通している構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記貯水筒(3)が、前記貯水筒(3)部の開口部である貯水開口部(33)の縁部に凹部である開口凹部(35)を備えるか、または貯水開口蓋(42)の縁部に備えた凹部である蓋凹部を備え、前記備え、係る開口凹部(35)または前記蓋凹部に前記浸透材(39)を嵌めることによって、前記浸透材(39)が前記貯水空間内に挿通され、前記貯水開口部(33)が貯水開口蓋(42)を備えた構成を採用することもできる。
また、本発明は、貯水開口蓋(42)がネジ構造にて回転することによって、前記貯水筒(3)部の貯水開口部(33)に備えられたネジ山を備えた前記貯水筒(3)部に着脱可能に設けられる構成において、前記貯水筒(3)部の貯水開口部(33)のネジ山が一部縦方向に無い部分である、ネジ山除去部(40)を備え、係るネジ山除去部(40)に前記浸透材(39)を嵌めることによって、前記浸透材(39)が前記貯水空間内に挿通される構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記浸透材(39)が、前記植栽容器部(12)の植栽空間(19)内と前記貯水筒(3)内に連通している構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記浸透材(39)の一部または全部が、前記浸透材(39)を包覆する包覆材(41)によって包まれている構成を採用することもできる。
また、本発明は、包覆材(41)によって包覆されている前記浸透材(39)の両端が、前記包覆材(41)によって包覆されず、露出されている露出部(49)を備えているか、または、前記包覆材の一部に、切り込みまたは穴を備えた構成を採用することもできる。
本発明に係る植栽ユニットによれば、可撓性のある素材によってなる植栽容器が、壁に掛けて壁を緑花で装飾することも可能で、テーブルに自立させて載置可能で、自由度の高い植栽ユニットを提供可能であるという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係る植栽ユニットによれば、手軽に自動的な給水も可能であるという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係る植栽ユニットによれば、残った給水用の水の量の確認が非常に容易であるという優れた効果を発揮する。
本発明に係るボトル巻き植栽ユニットの基本構成説明図である。 本発明に係るボトル巻き植栽ユニットの側面から植栽可能な構成説明図である。 本発明に係るボトル巻き植栽ユニットの浸透材を備えた構成説明図である。
本発明に係るボトル巻き植栽ユニット1は、可撓性を有する略シート状の素材から成る構成シート10(10)によって構成され、壁等に吊設可能な吊設係止部2と、貯水筒3に巻いて設けることが可能な、巻き係止部4を備えたことによる有用性を発揮するものである。
以下、図面に基づいて本発明に係るボトル巻き植栽ユニット1について説明する。但し、図面に示した形状や配置構成等についてはあくまでも例示であり、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することを可能であり、また、それぞれの図の例示の構成は、それぞれお互いの図面の構成の例において、応用可能とする。
なお、図面の説明においての上または下は、図面に表されたボトル巻き植栽ユニット1の植栽開口11のある側、あるいは、開口方向を上側とし、その反対側を下側とするものであり、右または左は、図1(a)においての、図示の通りの右または左を指すものである。
図1は、本発明に関するボトル巻き植栽ユニット1の1つの基本構成を示す。
図1(a)の構成の例においては、可とう性を有する略シート状の素材から成る構成シート10が、上部に開口部である植栽開口11を備えた、可撓性の容器状であり、吊設係止部2を備えることによって、壁等に吊るして緑花の装飾をすることも可能であるし、また、ボトル等の水38を入れる容器である貯水筒3に巻いて設ける巻き係止部4も合わせて備える構成とすることによって、ボトル等に巻いて、よりしっかりと自立可能に装飾可能な構成とすることも可能であり、有用である。
係るボトル巻き植栽ユニット1は、構成シート10に囲われた植栽容器部12を備え、係る植栽容器部12の上部に、構成シート10が閉じられていない開口部である植栽開口11を備え、係る開口部に、タブ状の構成シート10にハトメ穴を設けることによって、壁や柵等に吊設可能な吊設係止部2が、設けられ、係る植栽容器部12には、左右4本ずつ設けられた帯状の面ファスナーが設けられた巻き係止部4が備えられた構成の例である。
係る植栽容器部12が、係る巻き係止部4によって、貯水筒3である係るボトルに巻いて設けられ、係る貯水筒3に水38等を満たし、重量をアップさせることによって、安定して自立可能な構成となり有用であり、また、移動も容易で、有用である。
また、必要に応じて、係る貯水筒3の水を、潅水用に使用可能な構成とすることも可能で、有用である。
尚、係る貯水筒3には、水38ではなく、石なども入れることによって、更に重量をアップさせる構成としても良い。
また、係る巻き係止部4が面ファスナーであることによって、サイズの違うボルトにでも巻いて容易に係止することが可能であり、有用である。
尚、図1(a)における、九十九折り線で示した部分が、シート係止部20であり、構成シート10同士の係止部分を示しており、係る係止部は、縫製や接着、融着等によって係止されるものであり、その数や長さについては特に限定するものではなく、また、着脱可能に係止しても良い。
図1(b)が、係る図1(a)の構成の例におけるボトル巻き植栽ユニット1が設けられる貯水筒3であるボトルの構成の例であり、例えば、ペットボトルである。
図1(c)が、係る植栽容器部12に植栽された状態を示した例であり、係る植栽容器部12の植栽空間19内に、係る植物Sと、培養基材34と係る植栽された植物Sの根36が収容された植栽容器の構成の例である。
図1(d)は、係る植栽容器部12が、図1(c)のボトルに巻いて設けられた構成の例であり、巻き係止部4である帯状の面ファスナーと係る植栽容器部12の本体が係るボトルに巻かれて設けられた構成の例である。
係る構成によって、自立可能な程には厚みもない植栽容器部12が、自立可能な構成とすることができ、テーブルの上等でも、壁でもどちらでも緑花で装飾して楽しむことが可能な構成であり、有用である。
吊設係止部2は、植栽容器部12を吊る為の係止部であって、ハトメでも良いし、構成シート10に設けられた穴でも、Dカンでも、紐でもベルトでも良く、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
巻き係止部4は、植栽容器部12を貯水筒3に巻いて係止する構成の係止部であって、面ファスナーでも良いし、ベルトでも、ハトメでも、紐状体でも良く、係る構成については、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
また、係る巻き係止部4は、植栽容器部12を構成する構成シート10の、少なくとも上部側と下部側に設けることによって、植栽容器部12が係る貯水筒3の略全体に渡ってしっかりと巻くことが可能となり、有用である。
図2(a)が、図1(d)の構成の例の、係る植栽容器部12に植栽された構成の例において、係る植栽容器部12の、側面の中程に設けられた、スリットである中間植栽部29からも植栽可能な構成の例であり、係る中間植栽部29から植栽可能であることによって、より華やかに係る植栽容器部12を装飾可能となり、有用であり、図2(b)は、係る植栽容器部12が、貯水筒3に巻いて設けられた構成の例である。
図3は、浸透材39を備えた植栽容器部12の構成の例である。
図3(a)の構成の例における係る植栽容器部12は、植物Sを植栽した状態における断面図を示しており、植栽空間19に根36が張った培養基材34に植物Sを植栽した状態であり、係る植栽容器部12を構成する側壁に、穴またはスリットである側壁穴37が設けられており、係る側壁穴37から挿通されて浸透材39が植栽空間19内と植栽空間19外に設けられた構成であり、係る構成とすることによって、植栽空間19外に設けられた浸透材39を水38に浸すことによって、毛細管現象により水38を培養基材34に供給する構成であり、係る浸透材39が、側壁に設けられていることによって、潅水する為の水38を貯水した貯水筒3に、本構成の様に、横に巻くようにして設ける構成が可能となり、有用である。
また、側壁に側壁穴37が設けられ、係る浸透材39が側壁穴37から挿入されることによって、植栽空間19内の培養基材34に直接浸透材39を挿入可能であるので、外観的にも浸透材39が目立たず、また、貯水筒3からの距離も短縮可能で、有用である。
尚、ドット模様部が、培養基材34である。
図3(b)の構成の例における貯水筒3は、貯水筒3部の開口部である貯水開口部33の縁部に凹部である開口凹部35を備えており、また、係る貯水開口部33は、貯水開口蓋42がネジ式の蓋であり、係る貯水開口蓋42側のネジ部とかみ合わさる、貯水筒3側のネジ部に、係るネジ部が存在しない、ネジ山除去部40を備えた構成の例である。
係る開口凹部35は、係る浸透材39を嵌めることによって貯水開口蓋42をしても、係る浸透材39を貯水開口蓋42が干渉して締め付けない構成であり、水38の通水を邪魔せず、有用である。
尚、図面には示されていないが、係る開口凹部35は、係る貯水開口蓋42がネジ式でない構成においては、係る凹部を貯水開口蓋42側の縁部に設けた蓋凹部として、係る貯水開口蓋42を閉じた際に係る蓋凹部に係る浸透材39が嵌り込む構成である、蓋凹部を備えた貯水開口蓋42として、係る浸透材39と貯水開口蓋42の干渉を逃がした構成としても良い。
また、ネジ山除去部40は、ネジ式の貯水開口蓋42の貯水筒3において、係る浸透材39を係るネジ山除去部40に嵌め込むことによって、係る浸透材39のネジ部を貯水開口蓋42が干渉して締め付けない構成であり、水38の通水を邪魔せず、有用であり、また、係るネジ山除去部40は、更に凹ます構成として、ネジ式の貯水開口蓋42により干渉しない構成としても、より通水を邪魔せず、より太い浸透材39を備えることも可能で、有用である。
係る貯水筒3は、開口凹部35及びネジ山除去部40を備えた構成の例であるが、開口凹部35またはネジ山除去部40のどちらかを備えた構成としても良いし、あるいは、浸透材39は、貯水筒3または、貯水開口蓋42に設けられた穴またはスリットから挿通される構成としても良いし、貯水開口部33の縁部に掛けられるようにして設けられる構成としても良いが、開口凹部35あるいはネジ山除去部40を備えた構成においては、浸透材39の位置決めがし易く、また、貯水開口蓋42に設けられた穴またはスリットに浸透材39を挿通する構成だと、係る浸透材39のセットに手間の係る面もあり、開口凹部35あるいはネジ山除去部40を備えた構成の有用性が勝る面もある。
図3(c)の構成の例においては、図3(a)の構成の例における植栽容器部12に設けられた浸透材39を、貯水筒3に挿入した構成の例である。
係る浸透材39は、貯水筒3に設けられた開口凹部35に嵌められ、また、合わせてネジ山除去部40にも嵌められて貯水筒3内に挿入された構成の例であり、係る貯水筒3内に入れられた水38に浸されることによって、係る水38が毛細管現象によって、植栽容器部12に水38が供給される構成の例である。
係る構成によって、例えば、暫く家を留守にして、潅水できない場合においても、多くの水38を貯水筒3内に溜めておけ、ゆっくりと水38を植栽容器部12内に供給可能な構成となり、また、潅水の頻度も少なくすることが可能であるので、潅水の手間を減らすことができ、有用である。
また、貯水開口蓋42もネジ式で勝手にはずれ難く、誤って転倒させてしまった場合でも、多くの水38がこぼれることを抑制可能で、有用である。
図3(d)の構成の例においては、図3(c)の構成の浸透材39の一部を包覆する、包覆材41に包覆された構成の例の部分断面図である。
図3(d)の構成の例においては、係る包覆材41の一端は、貯水筒3内の水38の中に配置されており、もう一端は、植栽容器部12内に配置されており、係る植栽容器部12内に配置された係る包覆材41の一端は、貯水筒3内の水38の水面よりも低く配置されている構成の例である。
係る構成とすることによって、係る包覆材41内の水38に対しては、サイフォンの原理による水38の移動する力が加わることが可能となり、しかし、係る浸透材39による流水への抵抗も発生する為、係る水38が勢いよく流れ出ることを抑制することが可能であり、培養基材34が、土の場合など、係る土を、不必要に流したりすることを抑制することが可能であり、有用である。
また、ただのチューブのみの構成で同様にサイフォンの原理を活用して給水する為には、一旦、係るチューブ内を水38で満たさなければ水38は移動しない構成となっているが、係る、チューブ等の包覆材41の中に、浸透材39が設けられているので、係る浸透材39によって水38が吸い上げられ、また、係る浸透材39も係る水38で膨張することによって、係る包覆材41の中が水38で満たされることが可能となり、例えば、空になった係る貯水筒3に、水38を注入するだけで、係る包覆材41を備えた浸透材39を通して、水38で包覆材41内を満たすことが可能となり、注水が可能となり、また、着脱して係る植栽容器部12を係る貯水筒3に設ける際に、係る包覆材41を備えた浸透材39を設けることによって、同様に注水可能であり、有用である。
また、係る包覆材41によって、貯水筒3と植栽容器部12の間に設けられた浸透材39の一部または全部が、包覆されていることによって、係る貯水筒3と植栽容器部12の間で、水の垂れを防止することが可能で、有用である。
また、包覆材41は、包覆している係る浸透材39の両端が露出している露出部49を備えていることによって、貯水筒3内においては水を吸収する浸透材39の表面積を十分に確保することが可能であり、また、植栽容器部12内においては、培養基材34内の、より広い部分に、水を供給することが可能である構成であり、有用であり、あるいは、係る両端の露出部分は、代わりに、係る包覆材41の一部に、1以上の切り込みまたは穴を備えた構成としても同様に有用である。
係る包覆材41を備えない浸透材39のみの構成においても、水38は供給可能ではあるが、包覆材41を備えることによって、サイフォンの原理の効果も合わせて、より速い水38の流れを作ることが可能となるなど、給水量の調整が可能となり、有用である。
特に、植物Sの潅水においては、定期的に、水38を多く供給することが望まれるので、潅水量にメリハリをつけることが可能となり、有用である。
また、係る貯水筒3は、更に背の高い構成として、貯水量が多い構成としても良いし、貯水筒3を台の上に設けた構成として、水面を高くする構成としても、より多い潅水速度となり、必要に応じて調整可能である。
尚、係る貯水筒3は、更に背の高い構成とした場合などは、必要に応じて、浸透材39を側壁穴37を挿通せず、植栽開口11から係る浸透材39を植栽空間19に連通させる構成としても良い。
浸透材39は、水を毛細管現象によって吸い上げる構成の繊維または管または粒状の集合体であり、係る素材は、綿でも良いし、麻でも、絹でも、毛でも、ポリアミドやポリエステルやポリエチレンテレフタート等の化学繊維でも、ガラス繊維でも、カーボン繊維でも、スポンジ等の発泡樹脂でも、吸水性ポリマーでも、複数の細い管状の部材、砂等の粒状体、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる材質、形状及び寸法の範囲内で変更することができるものであり、砂等の粒状体や吸水性ポリマー等、それ自体で繊維状に絡み合って一体的な形状を形成し難い素材の場合は、網や布などに封入した構成としても良い。
貯水筒3は、ペットボトルでも、水筒でも良く、また、係る形状も、円筒でも角筒でも、多角筒でも、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
貯水開口蓋42は、図1、図2、図3の構成の例のいずれにおいても、ペットボトルと同等のボトル、または、ネジ式の貯水開口蓋42を備えた貯水筒3と、いずれもネジ式の貯水開口蓋42であるが、嵌め込み式でも良いし、磁石式でも、留め具式でも、載せるだけでも、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
包覆材41は、浸透材39の周囲を包覆するものであり、中空の管状で、係る管の断面形状は、円でも、扁平でも、異形でも良く、また、材質も、ビニールでも、シリコンラバーでも、ゴムでも、エラストマープラスチックでも、プラスチックでも、塩化ビニールでも、軟質でも硬質でも良く、その他、限定せず、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる材質、形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
尚、一連の本図の実施例において、構成シート10は、可とう性を有したシート状で、テント生地やメッシュ生地等の布状部材、網状部材、他各種繊維素材、各種ゴムや各種樹脂シート製、綿、麻等の天然素材、紙製、金属メッシュ等の金属、ガラス繊維、また、色も透明、蛍光、光っても良く、その他、必要に応じた強度、機能を有し、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその素材を限定しない。
また、構成シート10の形状も、多角形、丸、楕円、その他異形でも、長さ、大きさ違いの組み合わせ違いでもよく、その形状を限定せず、また、厚さも、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、シート係止部20は、図面に表記していないものも、必要に応じて、必要な個所に設ける構成が可能であり、また、それぞれのシート係止部20の係止方法は、接着、融着、縫製、結束、ピン止め、ボタン止め、面ファスナー止め、磁石、ステープラー等、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその係止手段を限定しない。
また、シート係止部20は、着脱可能に係止してもよく、着脱可能な係止手段は、ホック31、ボタン、面ファスナー、フック、磁石、紐、ファスナー等、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその係止手段を限定しない。着脱可能な構成とすることにより、必要に応じて構成シート10のサイズや材質を選択可能となり、有用である。
また、本発明の中で、自立可能に設けられた例のボトル巻き植栽ユニット1については、係るボトル巻き植栽ユニット1を構成するそれぞれの植栽容器部12の、太さや厚さが、高さに比べて細かったり、薄かったり、重心が高かったりする形状的な要素によって、自立が困難であったり、自立は可能であっても、倒れる可能性があったりする構成の植栽容器部12を、より安全に、安定的に自立可能とするものであり、有用である。
本願発明は、植物の装飾を自在に出来、壁に吊ったり、テーブル等に載置することも可能な植栽容器として魅力的な発明品であり、産業上利用可能性は極めて高いと思慮されるものである。
1 ボトル巻き植栽ユニット
2 吊設係止部
3 貯水筒
4 巻き係止部
10 構成シート
11 植栽開口
12 植栽容器部
19 植栽空間
20 シート係止部
29 中間植栽部
33 貯水開口部
34 培養基材
35 開口凹部
36 根
37 側壁穴
38 水
39 浸透材
40 ネジ山除去部
41 包覆材
42 貯水開口蓋
S 植物

Claims (4)

  1. ボトル巻き植栽ユニット(1)セットは、
    水を貯水される貯水筒(3)と、植物が植栽される植栽容器部(12)から構成され、
    前記植栽容器部(12)は前記貯水筒(3)に巻いて設けられて、一体的に移動可能で、
    前記植栽容器部(12)は、可撓性を有する略シート状の素材から成る構成シート(10)によって構成され、前記構成シート(10)によって囲われた植栽空間(19)を備え、壁等に吊設可能な吊設係止部(2)と、水筒(3)に巻いて設けることが可能な、巻き係止部(4)を備えてボトル巻き植栽ユニット(1)を構成し、
    浸透材(39)が、前記植栽容器部(12)の植栽空間(19)内と前記貯水筒(3)内に連通し、
    前記浸透材(39)は、毛細管現象によって水を吸い上げることが可能で、
    前記浸透材(39)が前記貯水筒(3)内に前記植栽空間(19)内から連通して挿通される構成については、
    前記貯水筒(3)が、蓋である貯水開口蓋(42)を備え、
    前記貯水筒(3)が、前記貯水筒(3)の開口部である貯水開口部(33)の縁部に凹部である開口凹部(35)を備えるか、または貯水開口蓋(42)の縁部に備えた凹部である蓋凹部を備え、前記開口凹部(35)または前記蓋凹部に前記浸透材(39)を嵌めることによって、前記浸透材(39)が前記貯水空間内に挿通される構成とするか、または、
    貯水開口蓋(42)に設けられた穴またはスリットから前記浸透材(39)が前記貯水空間内に挿通される構成とするか、または、
    貯水開口蓋(42)がネジ構造にて回転することによって、前記貯水筒(3)部の貯水開口部(33)に備えられたネジ山を備えた前記貯水筒(3)部に着脱可能に設けられる構成において、
    前記貯水筒(3)部の貯水開口部(33)のネジ山が一部縦方向に無い部分である、ネジ山除去部(40)を備え、係るネジ山除去部(40)に前記浸透材(39)を嵌めることによって、前記浸透材(39)が前記貯水空間内に挿通される構成であることを特徴とするボトル巻き植栽ユニット(1)セット。
  2. 前記貯水筒(3)が、前記貯水筒(3)の開口部である貯水開口部(33)の縁部に凹部である開口凹部(35)を備えるか、または貯水開口蓋(42)の縁部に備えた凹部である蓋凹部を備え、前記開口凹部(35)または前記蓋凹部に前記浸透材(39)を嵌めることによって、前記浸透材(39)が前記貯水空間内に挿通され、前記貯水開口部(33)が貯水開口蓋(42)を備えたことを特徴とする請求項1に記載のボトル巻き植栽ユニット(1)セット。
  3. 貯水開口蓋(42)がネジ構造にて回転することによって、前記貯水筒(3)部の貯水開口部(33)に備えられたネジ山を備えた前記貯水筒(3)部に着脱可能に設けられる構成において、
    前記貯水筒(3)部の貯水開口部(33)のネジ山が一部縦方向に無い部分である、ネジ山除去部(40)を備え、係るネジ山除去部(40)に前記浸透材(39)を嵌めることによって、前記浸透材(39)が前記貯水空間内に挿通されることを特徴とする請求項1から請求項2のいずれかに記載のボトル巻き植栽ユニット(1)セット。
  4. 前記植栽容器部(12)の側壁に、穴またはスリットである側壁穴(37)が備えられ、毛細管現象によって水を吸い上げることが可能な浸透材(39)が、前記側壁穴(37)に挿通されて、前記浸透材(39)の一端は前記植栽容器部(12)の植栽空間(19)内に配置されことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のボトル巻き植栽ユニット(1)セット。
JP2019180024A 2019-09-30 2019-09-30 ボトル巻き植栽ユニット。 Active JP6667887B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019180024A JP6667887B1 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 ボトル巻き植栽ユニット。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019180024A JP6667887B1 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 ボトル巻き植栽ユニット。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6667887B1 true JP6667887B1 (ja) 2020-03-18
JP2021052681A JP2021052681A (ja) 2021-04-08

Family

ID=70000620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019180024A Active JP6667887B1 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 ボトル巻き植栽ユニット。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6667887B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021052681A (ja) 2021-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2008337673B2 (en) Live plant box
JP6354012B1 (ja) 多目的収納ユニット
JP6518861B1 (ja) シート植栽容器ユニット及びその製造方法
JP6427730B1 (ja) 多目的収納用ユニット及びその製造方法
JP6667887B1 (ja) ボトル巻き植栽ユニット。
JP6667885B1 (ja) パーテーション
KR20140005582U (ko) 직물 화분
JP6454833B1 (ja) 多用途収納ユニットとその製造方法
JP6518863B1 (ja) 複重多目的収納ユニット
JP6533894B1 (ja) 植栽容器
JP6528026B1 (ja) シート巻き取り収納
JP6554628B1 (ja) 多用途用収納ユニット
JP6644394B1 (ja) 収納筒材
JP7083223B2 (ja) 水溜め容部付鉢増し用部材
JP6624537B1 (ja) 多用途用収納ユニット
JP6991623B1 (ja) シート掛け鉢増し用ユニット
JP6533888B1 (ja) 植栽容器
JP7101914B1 (ja) 段付容器型パーテーション
JP6679131B1 (ja) 折巻収納ユニット
JP6697627B1 (ja) 折巻植栽ユニット
JP2013021977A (ja) 植物育成具及び植物育成具設置構造
WO2023150199A1 (en) Convertible collapsible plant container
JP2013099313A (ja) プランターおよび植物の移植方法
JP2020108359A (ja) 末広収納ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190930

A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20191002

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20191106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6667887

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250