JP6991623B1 - シート掛け鉢増し用ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】植栽容器が根で一杯になった植物の鉢増し作業の容易さと自由度を高めると共に、コストダウンを図れ、廃棄物を減らし、また、植栽容器を載置するスペースに合わせた植栽スペースと植栽アレンジの自由度を高めることが可能な器具と、植栽ユニットを提供する。【解決手段】鉢増し用部材(3)は、植栽口覆いシート(92)を備え、1以上の略板状材、または網状材、または枠体、または支柱を備え、前記植栽口覆いシート(92)は、前記鉢増し用部材(3)の覆い係止部(91)にて吊設して設けられ、前記植栽口覆いシート(92)の下端側は、前記植栽容器(13)の開口部から前記植栽容器(13)の内側に懸垂されて配置される構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は、植栽容器に植栽された植物の鉢増し用器具と植栽ユニットに関する。
従来から植栽容器については様々な植栽容器が提案されている。しかし、例えば、植栽容器に植栽された植物の根が一杯になった際の、植え替えにおける鉢増し作業を、より、効率良く、低コストで自由度が高く実施することまで考慮された鉢増し用の器具は、皆無といえる。
また、植物を店頭等の装飾に用いたり家庭用のガーデニングとして楽しむ方が増えてきており、係る装飾には花壇、プランター、ハンギング等を利用した方法が用いられている。しかしながら、一般的な植栽容器では、鉢増し作業の際に新しい植栽容器を準備しなければならず、また、元の植栽容器が邪魔になるという問題や、そのままにしておくと、根詰まりして根腐れを起こして枯れ易いという問題点や、鉢やプランター等による装飾ではアレンジやバリエーションの範囲に限界があるという問題がある。
また、植栽容器を置きたいスペースに合わせた自由度の高い植栽容器や、個性溢れるお洒落な植物を用いた装飾を容易に施す技術が求められているといえる。
そこで、従来からも種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1には、発明の名称を「花卉ハンギングバッグおよび花卉ハンギングセット」とする技術が開示され、公知技術となっている(特許文献1参照)。具体的には「有底袋体の正面部複数箇所に十文字状切り込み等による窓部を形成してなり、これにより軒先に吊るしたり、あるいはトレリス等に懸け吊るして用いる場合に安定性がよく、しかも花卉類が成長するにつれて、露出していた袋体自体が次第に隠れるようになる結果、人工的感覚があまりなく自然性を維持することができ、また取り扱い性も格段に向上する」というものである。しかしながら、特許文献1に記載の発明は、前記問題の解決には至っていない。
また、特許文献2には、発明の名称を「ユニット式ガーデニングラック」とする技術が開示され、公知技術となっている(特許文献2参照)。具体的には「自立接地用のベースを有しかつ長さが異なる複数種の帯板状ポールと、これら複数種の帯板状ポールの長さにそれぞれ等しい縦寸法を有しかつ横幅寸法は全て等しい大きさに形成された複数種のハンギング用格子パネルとを、帯板状ポールの両側辺部に形成した差込み溝及び係合部とハンギング用格子バネルの横幅方向の両側辺から突出させた突片との差込み係合手段を介して鉛直面内に形態の異なる複数種類の自立式ガーデニングラックを組立可能に構成している」というものである。しかしながら、特許文献2に記載の発明は、前記問題の解決には至っていない。
なお、本発明者は、特許文献3にて、発明の名称を「多用途用収納ユニット」とする技術で特許取得済みとなっている(特許文献3参照)。具体的には「可とう性を有する略シート状の素材から成る構成可撓部材によって全体を構成し、開口入口部は該開口入口部において二つ以上に分割された構成可撓部材からなり、前記開口入口部は、下シート上辺が、上シート対向部よりも長く、あるいは弛んだ状態で設けられることにより、該開口入口部を、閉じ難く開口可能であることにより、前記収納空間内の収納物によって、前記構成可撓部材の背面から圧力がかかっていても、前記開口入口部の開口状態を保持可能であることで長さの異なる前記収納物でも収納でき、収納物を出し入れし易く、収納空間と収納位置を自由に調整することを可能とした。」というものである。しかしながら、特許文献3に記載の発明は、穴に挿通して筒状の部材を備える構成であり、
課題においても構造においても、より広い応用、活用範囲、課題の解決、よりシンプルあるいは多彩な部材、構造、及び、より発展的な部材、構造とその製造方法を開発するといった課題も追及すべきといえる。
特開2001-186816号 特開2000-041814号 特願2019-073217
植栽容器が根で一杯になった植物の鉢増し作業の容易さと自由度を高めると共に、コストダウンを図れ、廃棄物を減らし、また、植栽容器を載置するスペースに合わせた植栽スペースと植栽アレンジの自由度を高めることが可能な器具と、植栽ユニットを提供する。
本発明に係る鉢増しユニットは、鉢増し用部材(3)と植栽容器(13)からなり、
前記鉢増し用部材(3)は植栽容器(13)の容積を増やす為の部材であって、
植栽口覆いシート(92)を備え、1以上の略板状材、または網状材、または枠体、または支柱を備え、
前記植栽口覆いシート(92)は、前記鉢増し用部材(3)の覆い係止部(91)にて吊設して設けられ、前記植栽口覆いシート(92)の下端側は、前記植栽容器(13)の開口部から前記植栽容器(13)の内側に懸垂されて配置され、
前記略板状材、または網状材、または枠体、または支柱は、前記植栽容器(13)の外周に沿って設けられる構成を採用する。
また、本発明は、前記略板状材、または網状材、または枠体、または支柱に備えられた前記覆い係止部(91)が、上下方向のレールまたは2つ以上の高さに設けられており、前記植栽口覆いシート(92)の高さを調整可能である構成
を採用することもできる。
また、本発明は、 前記略板状材、または網状材、または枠体、または支柱が、鉢掛部(36)を備え、前記植栽容器(13)あるいは他の鉢増し用部材(3)と互いに係止可能であるか、または支持基底面(26)の上に前記植栽容器(13)が載置される構成
を採用することもできる。
また、本発明は、前記植栽容器(13)の開口部を覆う様にして、培養基材(34)が収容される構成
を採用することもできる。
また、本発明に係る鉢増し用部材(3)は、植栽容器(13)の外周に沿って設けて用いられ、
前記鉢増し用部材(3)は植栽容器(13)の容積を増やす為の部材であって、
植栽口覆いシート(92)を備え、1以上の略板状材、または網状材、または枠体、または支柱を備え、
前記植栽口覆いシート(92)は、前記鉢増し用部材(3)の覆い係止部(91)にて吊設して設けられ、前記植栽口覆いシート(92)の下端側は、前記植栽容器(13)の開口部から前記植栽容器(13)の内側に懸垂されて配置される構成を採用する。
また、本発明は、 前記略板状材、または網状材、または枠体、または支柱に備えられた前記覆い係止部(91)が、上下方向のレールまたは2つ以上の高さに設けられており、前記植栽口覆いシート(92)の高さを調整可能である構成を採用することもできる。
また、本発明は、 前記略板状材、または網状材、または枠体、または支柱が、鉢掛部(36)を備え、前記植栽容器(13)と、互いに係止可能であるか、または支持基底面(26)の上に前記植栽容器(13)が載置される構成を採用することもできる。
本発明に係る鉢増しユニットによれば、屋内、屋外を問わず、比較的狭い設置領域においても多種多様な植物を同時に栽培でき、潅水容易で移動や設置も容易で自由で可能であることから、育苗や園芸における面積を有効活用可能な緑化の装飾や家庭菜園が可能であり、作業負担の軽減や作業の効率化を図れるという優れた効果を発揮する。
本発明に係る鉢増しユニットによれば、植栽容器に植栽された植物の根が一杯になった際の、植え替えにおける鉢増し作業を、より、効率良く、低コストで自由度が高く実施することができるという優れた効果を発揮する。
本発明に係る鉢増しユニットによれば、鉢増し作業の際に新しい植栽容器を準備する必要が無く、また、元の植栽容器が邪魔になるという問題点を解決可能であるという優れた効果を発揮する。
本発明に係る鉢増しユニットによれば、植物による装飾によるアレンジやバリエーションをアップさせることが可能という優れた効果を発揮する。
本発明に係る鉢増しユニットによれば、植栽容器を置きたいスペースに合わせた植栽スペースを調整可能で、自由度の高い植栽容器や、個性溢れるお洒落な植物を用いた装飾を容易に施すことが可能という優れた効果を発揮する。
本発明に係る鉢増しユニットによれば、夏場のコンクリートやアスファルトからの輻射熱が、植物に直接当たる量を減らすことが可能で、係る輻射熱によって、係る植物が傷むのを予防することが可能であるという優れた効果を発揮する。
本発明に係る鉢増しユニットの基本構成説明図である。 本発明に係る鉢増しユニットの鉢増し用部材が、抜き掛け材の構成の説明図である。 本発明に係る鉢増しユニットの鉢増し用部材が、着脱可能な係止部を備えた構成説明図である。 本発明に係る鉢増しユニットの鉢増し用部材が、折り部を備えた鉢増し用部材の構成の説明図である。 本発明に係る鉢増しユニットの鉢増し用部材が、芯材を備えた構成の説明図である。 本発明に係る鉢増しユニットの鉢増し用部材が、変曲部と座部を備えた構成の例の説明図である。 本発明に係る鉢増しユニットの鉢増し用部材が、略板状の鉢増し用部材の幅を変更可能な構成の説明図である。 本発明に係る鉢増しユニットの鉢増し用部材が、鉢掛部である外掛け部を備えた構成の説明図である。 本発明に係る鉢増しユニットの鉢増し用部材が、鉢掛部としてのステイを備えた構成説明図である。 本発明に係る鉢増しユニットの支え足の構成の説明図である。 本発明に係る鉢増しユニットの支え足の構成のバリエーションの説明図である。
本発明に係る 鉢増しユニット1は、植栽容器13と鉢増し用部材3によって構成されて、植栽容器13の容積を増やすことを可能にすることによる様々な有用性を発揮するものである。
以下、図面に基づいて本発明に係る鉢増しユニット1について説明する。
但し、図面に示した形状や配置構成等についてはあくまでも代表的な例示であり、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、また、それぞれの図の例示の構成は、それぞれ他のお互いの図面の構成の例において、応用可能であるものである。
図1は、本願発明における鉢増しユニット1についての基本構成図である。
図1(a)の構成の例の植栽容器13は、略四角柱の筒状の植栽容器13の例であり、係る植栽容器13に、図1(b)の構成の例の様に係る植栽容器13の開口部である植栽開口9が、図1(a)の構成の例の植栽容器13から、上に延長され、尚且つ、係る植栽開口9が広くなっている構成の例であり、係る植栽されている植物Sの根35と、培養基材34が収容されている植栽容部14の容積を大きくすることが可能であり、有用である。
つまり、係る植栽容部14を大きくすることが可能である構成であることによって、例えば、鉢増し作業によって、新しい植栽容器13を準備する必要が無くなるものである。つまり、係る植栽容器13に植栽している観葉植物Sの根35が、係る植栽容器13一杯になって、係る観葉植物Sが根35腐れを起こしてしまわない様に、鉢増し作業が必要になり、一般的には、係る鉢増し作業によって、一回り大きな植栽容器13を準備して、係る植物Sを植え替えることが必要になるものであるが、本発明の構成によって、新しい鉢を準備せず、係る植物Sが植栽されている植栽容器13をそのまま使用して、係る植栽容器13の容積を増大させることによって、係る植物Sの根35にゆとりのある一回り大きな植栽容器13にグレードアップさせることが可能な構成であり、有用である。
また、鉢増し用部材3によって、係る植栽容器13を夏場のコンクリートやアスファルトに載置する場合、特に、植栽容器13の植栽開口9より広い植栽開口9を備えた鉢増しユニット1とすることによって、係る鉢増し用部材3が夏場のコンクリートやアスファルトからの輻射熱が、係る植物Sに直接当たる量を減らすようにする為の、ツバの役割をして、係る輻射熱によって、係る植物Sが傷むのを予防することが可能な構成となり、有用であり、また、筒状体48の鉢増し用部材3においても、係る地面からの距離を離すことが可能な構成であるので、係る輻射熱の植物Sへの影響を弱める効果があり、有用である。
また、植栽したいスペースに合わせて、既存の植栽容器の高さや植栽可能スペースの幅や広さを自由に設定可能であり、植栽のアレンジの自由度が高まり、有用である。
係る鉢増し用部材3を備えた構成とすることによって、無駄にこれまでの植栽容器13を廃棄処分する必要もなくなり、環境的にも、廃棄物を減らすことも可能となり、有用である。
図1(b)の構成の鉢増し用部材3は、図(d)の構成の例の様に、四枚の台形の板状の鉢増し用部材3を、それぞれ図1(a)の構成の例の植栽容器13の植栽開口9の各辺に挿入して、係る4枚の台形の、平行でない辺同士を略接触させることによって、係る4枚の台形の板状の鉢増し用部材3によって、略四角錐台を逆さにしたような形状の略逆四角錐台形状の筒である錐台筒41である鉢増し筒2を形成することによって、図1(b)の構成の例の様に、係る植栽開口9の高さを高くしつつ、係る植栽開口9の開口面積を広くすることが可能である構成の例である。
尚、図1(d)の構成の例における係る台形の平行でない向かい合った辺が、より平行に近い辺である鉢増し用部材3である程、係る鉢増し用部材3を4枚組合わせた際に、より鉛直に近い状態の倒れ角度32で係る鉢増し用部材3が係る植栽容器13に設けられる構成となり、より、係る鉢増し用部材3によって構成される錐台筒41も、より、直方体の筒に近い鉢増し筒2である構成となり、係る台形の平行でない向かい合った辺が、逆に、より広い角度である構成である程、係る鉢増し用部材3を4枚組合わせた際に、より水平に近い、寝た状態の倒れ角度32で係る鉢増し用部材3が係る植栽容器13に設けられる構成となり、より、係る植栽開口9の広がり方が大きくなる構成となるものである。
また、係る鉢増し用部材3が略台形であることによって、係る植栽容器13の植栽開口9の開口部の辺の長さが、違う構成の植栽容器13であっても、係る台形の平行でない辺である接続辺31の間の幅の長さに対して、適切な長さの部分で、係る鉢増し用部材3を係る植栽開口9に丁度嵌る様に係る鉢増し用部材3を設けることが可能であり、係る植栽容器13の様々なサイズに対応可能であり、自由度が高く、有用である。
また、係る二本の接続辺31と、新しい植栽開口9を形成する辺である上開口辺95である係る台形の平行な辺の長い方の辺との角度が、略同等であることによって、同等の角度を備えた隣接する他の鉢増し用部材3の接続辺31と合わせた際に、係る鉢増し用部材3によって形成される新しい植栽開口9を、略水平に設けることが可能であるので、有用である。
尚、接続辺31は隣の鉢増し用部材3と、合わせて設けられる側の辺であり、係る接続辺31にて、隣の鉢増し用部材3と接して設けられる構成としても良いし、重複して設ける構成としても良いし、互いに係止しても良いし、着脱可能に係止しても良く限定しない。
尚、上開口辺95が上側開口12を構成する鉢増し用部材3の辺であるのに対して、下開口辺94は、係る下側開口49を構成する辺である。
図1(e)の構成の例の鉢増し用部材3は、図1(d)の構成の例の略台形の鉢増し用部材3の上開口辺95が、略円弧状である構成の例である。
係る上開口辺95が略円弧状であることによって、例えば、係る植栽容器13の植栽開口9が略円形である構成である場合に、係る植栽開口9に係る鉢増し用部材3を、可撓性を備えた素材である構成とし、図1(c)の構成の例の様に、斜めに設け、係る植栽開口9の形状に撓ませた際に、係る鉢増し用部材3によって構成される植栽開口9の高さを、略水平に設けることが可能となり、有用である。
つまり、植栽開口9が略円形の植栽開口9に図1(d)の構成の例のような略台形の可撓性を備えた鉢増し用部材3を同様に係る略円形の植栽開口9を備えた植栽容器13に設けると、係る略台形の平行の長い方の辺を新しい植栽開口9とした時に、係る辺の真ん中付近が低くなり、土等がこぼれ易い構成となるので、このように、係る上開口辺95を弧状にして設けることは、有用である。
倒れ角度32は、係る鉢増し用部材3を植栽容器13に設けた際の、鉛直方向に対しての倒れ角度32である。
図1(f)の構成の例は、図1(d)の構成の例の略台形の鉢増し用部材3の上開口辺95が、波形状である構成の例である。
この様に、係る略台形を構成している平行な辺は、係る長い方の辺は植栽開口9、短い方の辺は培養基材34内で係る鉢増し用部材3が構成する鉢増し筒2の植栽開口9と反対側の下側の開口部を構成するので、意匠上や、仕様上の目的に等に合わせて、自由な形状に構成し易いものである。
但し、係る略台形を構成する平行でない2辺である接続辺31については、係る複数の鉢増し用部材3が鉢増し筒2を構成する際に、隣の鉢増し用部材3と合される辺となるので、合わせやすさの為には、略直線であることが望ましいものである。
但し、係る略台形を構成する接続辺31についても、例えば、隣合った二辺が互いに嵌め合う構成の形状とする場合は、必ずしも直線でなくても良い。
図1(g)の構成の例は、図1(d)の構成の例の略台形の形状の鉢増し用部材3の上開口辺95が、斜めである構成の例であり、図1(h)の構成の例が、係る図1(d)の構成の例の略台形の形状の鉢増し用部材3の平行な長い方の辺と短い方の辺も、斜めである構成の例であり、図1(k)の構成の例の鉢増しユニット1が、係る図1(g)あるいは図1(h)の構成の例の鉢増し用部材3を係る植栽容器13の植栽開口9に備えた構成の例である。
図1(h)の構成の例の鉢増し用部材3の係る下側の辺が斜めである構成の例の様においては、係る鉢増し用部材3において、培養基材34に、より奥まで挿入される側と浅く挿入される側ができる為、より奥まで挿入される側で、係る培養基材34内でより安定して係る鉢増し用部材3を安定させる役割を果たし、係る浅く挿入される側が、係る植物Sの根35が、より広く係る植栽容器13の中に広がる入り込むことが可能なスペースを創出することが可能な構成となり、有用である。
この様に、係る鉢増し用部材3の下側の辺を、この様に斜めであったり、あるいは、弧状に切込みを備えたり、波形状等の曲線または折れ線状の異形である構成とすることによって、係る鉢増し用部材3の安定性と、植物Sの根35の広がりを促進する構成とすることが可能であり有用である。
図1(k)の構成の例の鉢増しユニット1においては、図1(g)または図1(h)の構成の例の 鉢増し用部材3の上開口辺95が、係る鉢増しユニット1の新しい植栽開口9を構成する例であり、この様に、対向する二本の辺である接続辺31が略直線の辺であることによって、隣合った 鉢増し用部材3の接続辺31を、略汎用的に合わせることが可能な構成であり、自由度が高く有用である。
また、係る隣り合った鉢増し用部材3の係る互いに略接する様にして合わせられる辺である接続辺31について、それぞれの鉢増し用部材3に設けられた係る二本の接続辺31の角度は、略同角度に設けられた二本の接続辺31を備えた鉢増し用部材3同士で係る鉢増し筒2を構成することによって、係る鉢増し筒2を構成する鉢増し用部材3の倒れ角度32を略一定にすることが可能となり、有用である。
図1(k)の構成の例の鉢増し用部材3が構成する鉢増し筒2においても、係る鉢増し筒2の上側開口12の方が下側開口49より広い構成の鉢増し筒2の構成の例であり、係る鉢増し筒2も略錘台筒41といえる。
図1(i)の構成の例は、図1(h)の構成の例の鉢増し用部材3の上下の辺が、波形状である構成の例であり、この様に、接続辺31に挟まれた上下の2辺の形状は、様々な形状、デザインである構成とすることが可能である。
図1(j)の構成の例の鉢増し用部材3は、略長方形の構成の例であり、係る鉢増し用部材3においては、略直方体状または円柱状の筒状の鉢増し用部材3を構成可能とする形状であり、係る植栽容器13の植栽開口9を、面積を広げずに、係る植栽容器13の高さだけ変えたい場合に、有用な構成である。
図2の構成の例の鉢増し用部材3は、抜き掛け材6の構成の例である。
係る抜き掛け材6は、係る鉢増し用部材3である抜き掛け材6に吊設する様にして抜き掛け部5が設けられて、係る抜き掛け部5が培養基材34内に配置され、係る植栽容器13に植栽された植物Sの、例えば、根35に絡められることによって、係る鉢増し用部材3の位置の安定化を図ると共に、次の鉢増し作業の際に、係る鉢増し用部材3を引き上げることによって、根35ごと、係る根35が張ってしまって抜き難い植物Sを抜き上げることが可能となり、次回の鉢増し作業をスムースに行うことが可能となり、また、係る植栽容器13の植物Sと一体的に、係る鉢増し用部材3を設けることが可能となるので、係る鉢増し用部材3の安定を図ることが可能な構成であり、有用である。
図2(a)の構成の例の鉢増し用部材3には、係る鉢増し用部材3の下辺に、鉢増し足24として、可撓性の帯紐材33が設けられている構成の例である。
係る鉢増し足24としての帯紐材33は、植物Sを植栽する際に、係る植物Sの根35部に巻くなり、対向する他の鉢増し用部材3の帯紐材33と結束等によって連結することによって、係る鉢増し用部材3を、係る植物Sの根35部と、一体的に設けることを可能とする構成の例であり、有用である。
また、係る抜き掛け部5である鉢増し足24は、帯紐材33等の可撓性の長尺素材でも良いし、鎖でも、網状でも、ワイヤーでも良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
図2(b)の構成の例の鉢増し用部材3は、図2(a)の構成の例の帯紐材33に、棒状の抜き掛け部5を備えた構成の例である。
係る棒状の抜き掛け部5を、係る植栽容器13内に配置させることによって、係る植物Sの根35が、係る、棒状の抜き掛け部5に絡み、係る棒状の抜き掛け部5が抜け防止となる構成の例である。
図2(c)の構成の例は、図2(b)の構成の例の棒状の抜き掛け部5が、帯紐材33に設けられた穴である構成の例であり、係る穴は、棒状の抜き掛け部5同様、植物Sの根35が絡む構成としても良いし、係る穴で、他の抜き掛け材6の抜き掛け部5と係止する構成として、係る根35の下で係る帯紐材33を橋架させる構成として、抜け止めとする構成としても良い。
また、係る穴は、係る帯紐材33に設けられても良いし、図面には示されていないが、鉄等の金属のリングや、樹脂のリングである構成としても良いし、係る鉢増し用部材3の板状あるいは可撓性のシート状の部分に直接係る穴が設けられた構成としても良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
図2(d)の構成の例は、この様に、対向する抜き掛け材6の帯紐材33が橋架されて、係る植物Sの根35の下に配置された構成の例のであり、係る構成とすることによって、係る植物Sの根35と培養基材34が係る抜き掛け材6の抜け防止となる構成の例であり、図2(d)の構成の例においては、まだ、鉢増しした直後の構成の例であり、根35が浅い状態の例であるが、係る根35が成長すると共に、係る根35が、係る抜き掛け部5である帯紐材33に絡む構成である。
図2(e)の構成の例が、この様に、他の抜き掛け材6の帯紐材33が橋架されて設けられる抜き掛け材6の構成の例の側面からの図であり、2つの板状の鉢増し用部材3を、帯紐材33が橋架して設けられて、係る帯紐材33に係る植物の根が係ることによって、係る鉢増し用部材3の安定性を増し、また、次回の鉢増し作業時の作業を容易にすることが可能であり、有用である。
図2(f)の構成の例が、1つの板材である鉢増し用部材3に、係る帯紐材33が橋架された構成の例であり、係る帯紐材33に、係る植物Sの根35や、培養基材34を絡ませる構成の例である鉢増し用部材3であり、有用である。
図2(g)の構成の例の抜き掛け材6が、網状の抜き掛け部5を備えた構成の例であり、係る構成とすることによって、係る植物Sの根35が、よりしっかりと絡む構成となり、有用である。
図2(h)の構成の例の鉢増し用部材3である鉢増し筒2が、抜き掛け部5を備えた構成の例であり、係る鉢増し筒2は、図2(d)の構成の例の様に、係る植物Sの根35の下を橋架させて設ける構成の例であり、他の抜き掛け材6同様、有用である。
また、図面には示されていないが、係る抜き掛け部5は、係る鉢増し用部材3に設けられた穴として、係る穴が、培養基材34内に配置され、植物Sから伸びた根35が、係る穴に入り込んで係る鉢増し用部材3に絡むことによって、係る鉢増し用部材3を安定化させる構成としても良い。
抜き掛け部5は、培養基材34内に配置されて、植物Sの根35が引っ掛かる、あるいは絡む構成で、係る培養基材34内の根35が絡む位置に配置することによって、係る植物Sを植栽容器13から引き出す際に植物Sの根35と絡んで、根35から外れ難い様に保持する保持部である。
図3の構成の例は、係る略板状または可撓性を備えた鉢増し用部材3が、着脱可能な係止部を備えた構成の例である。
図3(a)の構成の例が、図3(b)の構成の例の鉢増し用部材3を、図1(a)の構成の例の略四角柱の筒状の植栽容器13に、設けた構成の例である。
図3(b)の構成の例の鉢増し用部材3には、隣接する他の鉢増し用部材3と係止可能な位置保持係止部7として、面ファスナーが設けられた構成の例であり、係る面ファスナーが、図3(a)の構成の例の鉢増しユニット1の様に、係る植栽容器13に設けられた鉢増し用部材3が互いに係止されて、係る互いの鉢増し用部材3がしっかりと密着された構成の例である。
図3(c)の構成の例の鉢増しユニット1には、図3(d)の構成の例の様に、複数の鉢増し用部材3と嵌め合って係止させることが可能な鉢増し用部材3が互いに係止されて設けられた構成の例である。
係る鉢増し用部材3は、図3(e)の構成の例の様に、2つの鉢増し用部材3において、4本の矢印状の突起物が、それぞれの突起物の間の隙間に、それぞれの突起物が嵌め合わされて係止される構成の例である。
係る鉢増し用部材3は、略板状材でも良いし、その他、例えば、スポンジ等の発泡性の素材である構成としても良く係る素材を発泡性の素材とすることによって、2つの鉢増し用部材3の嵌め合いの形状や方向の自由度も高く、有用であり、また、発泡性の樹脂等の素材は、軽量で、保温性もあるので、冬季に、寒さによって培養基材34が凍結する予防にもなり、夏季に、太陽の直射日光や、アスファルト等からの照り返し等によって、植栽容器13が熱くなり、鉢蒸れを起こして植物Sをダメにすることの予防ともなりうるものであり、有用である。
尚、市松模様で図示された部分が、係る鉢増し用部材3を、他の鉢増し用部材3と係止可能とする位置保持係止部7を示しており、係る位置保持係止部7は、面ファスナーでも良いし、ホックでも、フックでも、嵌め合い部でも、紐でも、帯でも、ベルトでも、自己吸着シートでも、マグネットでも、掛け金でも良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
図4の構成の例は、折り部23を備えた鉢増し用部材3の構成の例である。
図4(a)の構成の例の鉢増し用部材3は、板状あるいは略可撓性のシート状部材から成り、略ホームベース形の鉢増し用部材3の頂点の角を、略2等分する様にして、折り部23が備えられた構成の例である。
係る折り部23は、2点鎖線で図示された線であり、係る折り部23は、係る鉢増し用部材3を係る折り部23において曲折し、係る折り部23が、図4(e)の構成の例に示される様に、植栽容器13の角に配置され、また、係る折り部23が、鉢増し用部材3の角を略2等分する様にして設けられていることによって、係る鉢増し用部材3を係る植栽容器13に対して図4(e)の構成の例に示す様に、斜めに設けることによって、係る植栽開口9をより広く設定することが可能となり、また、係る鉢増し用部材3の角を2等分していることによって、係る鉢増し用部材3によって形成される新しい植栽開口9の辺を、略水平に設けることが可能となる構成の例であり、有用である。
係る折り部23によって2等分されている角を構成する辺が、係る鉢増し用部材3が構成する錐台筒41の植栽開口9を形成する辺を構成し、係る辺に、位置保持係止部7として、面ファスナーが備えられている構成の例である。
係る位置保持係止部7が、植栽容器13に設けられた構成の例が、図4(e)の構成の例であり、係る位置保持係止部7である面ファスナーによって、隣接する鉢増し用部材3同士が係止されて、鉢増し筒2である錐台筒41を構成し、係る新しい植栽開口9に植物Sを植栽した、上面からの例の説明図である。
この様に、係る鉢増し用部材3が、植栽容器13の1つの角と、その角を挟む辺を形成する構成とすることによって、係る植栽開口9の辺の部分で、隣の鉢増し用部材3と重なり合い、係る重なりあいの部分の重複量を変更することによって、係る鉢増し筒2の外形のサイズを調整することが可能となり、様々なサイズの植栽容器13に対応可能な鉢増し用部材3とすることが可能な構成であり、有用である。
折り部23は、鉢増し用部材3が折れているか、または折り曲げ易い、折り易線であるか、折り指示である、折り指示線であり、係る折り易線は、鉢増し用部材3に折り曲げやすい様に設けられた、薄肉部でも良いし、ミシン目でも良いし、予め一度折り曲げられることによって、折り曲げやすい構成であっても良く、その他本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定せず、また、折り指示線は、係る折り部23に設けられて、曲折部を指示する支持線であり、係る支持線に合わせて折り曲げれば良い構成である。
また、係る構成の例においては、折り部23がホームベース状の角を略半分に分割する線であることによって、係る角を挟む辺が、略水平、あるいは左右同じ角度の植栽開口9の辺を構成する例であるが、係る、角を、係る折り部23が、左右違う角度で分割する構成とすることによって、係る角を挟んだ左右の辺が構成する植栽開口9の辺の角度を、それぞれ、違う角度である構成とすることが可能となり、意匠的に、植栽開口9の辺に段差を設けた構成となり、有用である。
図4(b)の構成の例の鉢増し用部材3は、図4(a)の構成の例の鉢増し用部材3が、略ホームベース形である構成であるのに対して、係る形状が、略逆V字型である構成の例であり、図4(a)の構成の例の略ホームベース形の鉢増し用部材3が、係る折り部23の線と略垂直である下辺が、植栽容器13内の培養基材34内に埋まる部分が比較的大きい構成であるのに対して、図4(b)の構成の例の鉢増し用部材3は、係る培養基材34内に浅く設けられる構成の例である。
図4(c)の構成の例は、図4(a)の構成の例の略ホームベース形状の鉢増し用部材3が、上下に合体したような6角形の構成の鉢増し用部材3の例である。
係る6角形の鉢増し用部材3の、上側の頂点と、下側の頂点を結ぶと、略それぞれの角を2等分される様な構成の例であり、係る折り部23の下側の角は、上側の角に比べて、鋭角である構成の例である。
係る上側の鈍角な角を上側にして植栽容器13に設けた際には、例えば、図4(f)の構成の例の様な角度にて植栽容器13に設けると、ちょうど係る植栽開口9の辺を略水平な状態で設けることが可能である構成の例であるとすると、図4(c)の折り部23の下端側の角を、上側にして、植栽容器13に設けた際には、例えば、図4(g)の構成の例の様に、係る鉢増し用部材3の倒れ角度32が、より、寝た状態で、係る植栽開口9の辺が、より水平に近い倒れ角度32となり、植栽開口9が、より浅く、広い構成の例であり、1つの鉢増し用部材3で、2つのパターンの錐台筒41を構成することが可能な例であり、有用である。
図4(f)と図4(g)は、係る鉢増し用部材3を植栽容器13に設けた際の、倒れ角度32を説明する為の説明図であり、植栽容器13に係る鉢増し用部材3を設けた構成の例である。
図4(f)の構成の例の鉢増し用部材3は、図4(g)の構成の例の鉢増し用部材3より、より鉛直に近い倒れ角度32で設けられている構成の例であり、折り部23が設けられている角の角度が、図4(f)の構成の例は、図4(g)の構成の例よりも、より、鈍角である構成の鉢増し用部材3が設けられている例である。
図5の構成の例は、係る鉢増し用部材3が、芯材22を備えた構成の例である。
図5(a)の構成の例の鉢増し用部材3は、図1(d)の構成の例の略台形の鉢増し用部材3に、2本の棒状の芯材22が設けられた構成の例である。
係る棒状の2本の芯材22は、係る略板状または可撓性のシート状の鉢増し用部材3に接着剤等で係止して略平行に設けられ、係る略台形の平行な辺の長辺側を上辺とし、短辺側を下辺とし、係る上辺から下辺方向に突き出す様にして設けられた構成の例である。
係る構成とすることによって、係る芯材22を係る培養基材34内に突き刺すことが可能である構成とすることによって、係る鉢増し用部材3を係る植栽容器13の植栽開口9の上部に安定的に設けることが可能な構成であり、有用である。
また、係る芯材22を略平行に設けることによって、係る芯材22を両方同時に平行にまとめて差すことが可能であり、係る鉢増し用部材3を係る植栽容器13に設け易く、有用である。
図5(b)の構成の例の鉢増し用部材3は、係る芯材22が、非平行に設けられている構成の例である。
係る芯材22は、特に交差して設けられていることによって、係る鉢増し用部材3を係る植栽容器13内に設けた際に、例えば、係る芯材22に植物Sの根35が絡まったり、培養基材34の抜き抵抗力によって、係る鉢増し用部材3が抜け難い構成となり、有用である。
図5(b)の構成の例においては、係る芯材22は、交差している例であるが、必ずしも交差していない構成においても、係る芯材22が平行でないことによって、真っ直ぐ抜け難く、抵抗となり、有用である。
図5(c)の構成の例の鉢増し用部材3は、図4(a)の構成の例の鉢増し用部材3と略同等の鉢増し用部材3の構成の例であり、図4(a)の構成の例と同様に、係るホームベース形状の頂点の角を略2等分する様にして、係る芯材22が設けられており、係るホームベース形状の頂点の角を略2等分する様にして設けられた芯材22は係る鉢増し用部材3の折り部23に設けられ、係る芯材22を設けられた折り部23で係る鉢増し用部材3は曲折され、図4(e)の構成の例の鉢増しユニット1の様に、植栽容器13に係る鉢増し用部材3が、係る芯材22を係る培養基材34に刺して設けられる構成の例である。
係る構成においては、係る芯材22によって、係る鉢増し用部材3の位置が保持される構成であるので、図4(e)の構成の例の様に、位置保持係止部7としての、面ファスナーを必ずしも設ける必要が無く、また、係る鉢増し用部材3の位置も、係る芯材22によってしっかりと培養基材34内にて保持可能な構成であり、有用である。
図5(d)の構成の例の鉢増し用部材3は、可撓性のシートから成る略扇形の鉢増し用部材3の構成の例であり、5本の芯材22を備えた構成の例である。
係る鉢増し用部材3は、可撓性のシートから成る構成であるので、例えば、植栽開口9の形状が、円である植栽容器13に、図12に示される様な略円錐台状の錐台筒41を形成可能である、構成の例である。
係る略扇形の鉢増し用部材3は、1つで係る円錐台状の鉢増し用部材3を構成しても良いし、2つ以上の係る略扇形の鉢増し用部材3で係る円錐台状の鉢増し用部材3を形成する構成としても良く、係る略扇形の鉢増し用部材3の重なり量によって、係る鉢増し用部材3は、設けられる植栽容器13のサイズに合わせて調整可能な構成であり、有用であり、また、係る芯材22が係る培養基材34内に差し込まれて、係る鉢増し用部材3の位置を保持可能な構成であり、有用である。
図5(e)の構成の例の鉢増し用部材3の構成の例は、略長方形の板状または可撓性のシートに、3本の芯材22が設けられた構成の例である。
係る鉢増し用部材3には、3本の芯材22が設けられている構成であるので、係る芯材22を、略直線に配置した構成とすると、係る鉢増し用部材3は略一面のみを備えた構成の鉢増し用部材3を構成し、係る真ん中の芯材22を、例えば、4角形の植栽開口9を備えた植栽容器13の角に設けると、略鉛直な2面を備えた鉢増し用部材3を構成し、係る鉢増し用部材3を4つ同様に、係る四角形の植栽開口9の角に設けることによって、1つの略四角柱状の鉢増し筒2を構成することが可能な構成の例である。
図5(f)の構成の例の鉢増し用部材3の構成の例は、図4(c)の構成の例の鉢増し用部材3に、係る芯材22を備えた構成の例であり、図4(c)の係る鉢増し用部材3の折り部23が示されている位置と、係る折り部23と平行に、2本の芯材22が略平行に設けられた構成の例である。
鉢増し用部材3は、可撓性のシートである構成としても良く、係る芯材22を備えることによって、係る鉢増し用部材3が可撓性のシートであっても、係る芯材22が係る可撓性のシートの位置を保持可能とする支持材となり、有用である。
また、係る芯材22は、係る鉢増し用部材3を構成する可撓性シートあるいは板材から飛び出していない構成の例であるが、特に、この様に、上下どちら側を上にしても、係る植栽開口9を構成することが可能な構成である図5(f)の構成の鉢増し用部材3においては、上下2種類の方向で使用可能な構成であり、有用である。
また、この様に、係る鉢増し用部材3を構成する可撓性シートあるいは板材が長い構成である点においても、十分に培養基材34内に係る鉢増し用部材3を構成する可撓性シートあるいは板材自体が差し込まれる構成であるので、しっかりと培養基材34によって支えられ、必ずしも芯材22が係る培養基材34内に差し込まれる構成でなくても、安定可能である構成である。
また、必要に応じて、係る芯材22に、係る可撓性シートを巻くことによって、係る鉢増し用部材3の幅を調整可能でもあり、有用である。
芯材22は、鉢増し用部材3に設けられる棒状の部材であり、係る材質は、ポリプロピレンや、ポリアミド等のプラスチック素材でも良いし、アルミニウムや鉄等の金属でも良いし、木でも、ゴムでも、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
図6の構成の例は、係る略板状の鉢増し用部材3が、変曲部37と座部99を備えた構成の例である。
図6(a)の構成の例の鉢増し用部材3は、略板状であり、係る略板状材が、二か所の変曲部37を備えた構成の例であり、図6(b)の構成の例の略板状材と、図6(c)の構成の例の鉢増しユニット1の例の様に、植栽容器13に設けられる構成の例である。
図6(a)の構成の例の鉢増し用部材3は、3つの平面から構成されており、一番下の平面を略鉛直方向の平面として、係る平面に、略垂直に略水平方向に2番目の平面が備えられ、更に、係る2番目の平面に対して、略垂直に3番目の平面が設けられている構成の例である。
図6(a)の構成の例においては、それぞれの平面の繋がり部の曲折部を、面の変曲部37とし、係る鉢増し用部材3は、3つの平面と2つの略垂直な曲折部である変曲部37から構成される鉢増し用部材3である。
また、係る2番目の略水平方向に設けられた面を、係る面を植栽開口9の縁に載置可能な面である、座部99とする。
図6(a)の構成の例の鉢増し用部材3の構成の例においては、それぞれの変曲部37は、略垂直に設けられているが、係る角度は、略垂直に限定せず、平面あるいは鉛直方向に対して、例えば、図13(b)の鉢増し用部材3の断面図が示す様に、斜度を備えた構成としても良い。
また、係る変曲部37も、角形状でも良いし、ラウンド形状の変曲部37である構成としても良い。
尚、変曲部37とは、係る鉢増し用部材3の一連の面が、凸方向に曲折している一連の部分あるいは凹方向に曲折している一連の部分のことを指し、図6(a)の構成の例の鉢増し用部材3の例においては、凸方向の変曲部37と、凹方向の変曲部37の合わせて2つの変曲部37を備えた構成の例である。
また、座部99は、係る2つの変曲部37の間、または、上側の変曲部37の一部である平面または曲面であり、係る座部99において、植栽容器13の植栽開口9の上に、係る座部99を備えた鉢増し筒2を載置可能とする部分である。
図6(b)の構成の例の鉢増し用部材3は、図6(a)の構成の例の鉢増し用部材3と係止可能な位置保持係止部7である面ファスナーを、4か所に備えた構成の例であり、係る4か所の位置保持係止部7によって、図6(a)の構成の例の鉢増し用部材3と係止することによって、図6(c)の構成の例の鉢増しユニット1の様に、係る植栽開口9の位置を上に上げることが可能な構成である。
係る構成とすることによって、例えば、玄関先等、スペースの関係で、係る植栽容器13を、横方向には広げたいが、前方向には広げたくない場合に、横方向に広げた植栽開口9に、別の花等を追加して植えることが可能な構成であり、有用である。
また、図1(c)の断面図の示す構成の例の様に、係る植栽容器13の植栽開口9に斜めに設けられる構成の例よりも、係る図6の構成の鉢増し用部材3は、係る植栽容器13の植栽開口9から、一気に係る植栽開口9を広くできる構成であり、有用である。
また、図6(c)において、係る変曲部37を備えた図6(a)の構成の2つの鉢増し用部材3間の距離を、自由に設定できるので、対応可能な植栽容器13のサイズも様々で、自由度が高く、有用である。
図6(d)は、図6(c)の構成の例の鉢増しユニット1と同等の鉢増しユニット1の上面図である。
図6(e)は、図6(d)の構成の例の鉢増しユニット1と関連した鉢増しユニット1において、係る植栽容器13の奥行きの幅に対して鉢増し筒2の奥行きの幅が狭い構成の例の上面図であり、係る植栽容器13の植栽開口9よりも狭い幅の鉢増し用部材3を備えた鉢増し筒2としても、対応可能であり、係る構成鉢増し筒2の対応の広さを示しており、有用である。
図6(f)は、図6(e)の構成の例の鉢増しユニット1と関連した鉢増しユニット1において、係る鉢増し筒2の奥行きの幅が、係る植栽容器13の植栽開口9の幅より、更に狭い構成の例であり、係る構成とすることによって、係る鉢増し筒2の手前の係る植栽容器13の植栽開口9に、植物Sを植えることが可能な構成であり、奥側に植栽した植物Sも日当たり良く、また、観賞し易く、且つ、横への広がりのある植栽容器13ともなり、有用であり、係る構成の鉢増しユニット1の正面図が、図6(g)の構成の例である。
図7の構成の例は、係る略板状の鉢増し用部材3の幅を変更可能な構成の例である。
図7(a)と図7(b)の構成の例の鉢増し用部材3は、二枚の略板状の長方形の部材が、一か所を鋲100で係止され、お互いの面同士で向き合い、摺動して係る鋲を回動軸として回動可能に設けられ、略扇の様に、開閉可能に設けられている構成の例であり、図7(a)の構成の例は、係る鉢増し用部材3の接続辺31が略平行の構成の例であり、図7(b)の構成の例は、係る接続辺31が、図7(a)から、扇の様に回動して開いた構成の例である。
係る鉢増し用部材3は、回動することによって、係る鉢増し用部材3の接続辺31の角度を変更可能である構成とすることによって、係る鉢増し用部材3を設けることが可能な植栽容器13の植栽開口9のサイズにより、係るサイズに合わせて自由度高く対応可能な構成となり、また、係る鉢増し用部材3を係る植栽容器13の植栽開口9に設ける際の倒れ角度32を変更することが可能な構成であり、係る鉢増し用部材3の自由度が高く、有用である。
つまり、例えば、係る対向する2本の接続辺31の角度を、図7(a)の構成の例の様に、略平行な構成の4枚の鉢増し用部材3を略正方形の植栽開口9を備えた植栽容器13の係る植栽開口9の各辺に4つ隣り合わせて設けると、係る鉢増し用部材3は略垂直に係る植栽開口9に立つようにして設けられる構成となり、図7(b)の構成の例の様に、係る鉢増し用部材3を略扇状に開いた構成に示される様に、係る接続辺31を略扇の様にして開き、係る二本の接続辺31同士の角度が大きくなればなるほど、例えば図4(f)の状態から図4(g)の状態に示される様に、係る鉢増し用部材3が植栽開口9に設けられる角度を変更可能である構成となり、係る角度が大きい程、係る植栽開口9の面積は大きくなり、より多くの植物を植栽し易くなり有用である一方、垂直方向への高さの嵩増し効果は少なくなり、必要に応じて、設定することが可能な構成となり、自由度が高く有用である。
尚、係る回動可能に、設けられている略板状の部材は、略長方形でも良いし、略台形でも良いし、略扇形でも、5角形でもそれ以上の多角形でも、円や、楕円でも、星形やハート型などでも良く、その他、異形でも良く、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、図7(a)及び図7(b)の構成の例は、2枚の略板状の長方形の部材が1つの鋲100によって係止されている構成の例であるが、3枚あるいはそれ以上の略板状の長方形の部材が1つの鋲によって係止され、係る複数の略板状の長方形の部材が、係る鋲100を回動軸として、略扇の様にして、回動開閉可能な構成としても良い。
尚、係る略板状の長方形の部材は、板でも良いし、可撓性のシートでも良く、板であれば、よりしっかりと安定的に係る植栽開口9に設けることが可能であり有用であり、一方、可撓性のシートである構成とすることによって、係る植栽開口9の形状が円形であっても、係る植栽開口9に沿って柔軟に係る鉢増し用部材3を設けることが可能な構成となり、有用である。
図7(c)と図7(d)の構成の例の鉢増し用部材3は、図7(a)の構成の例の略長方形の略板状材が、略台形である構成の例であり、図7(a)及び、図7(b)の構成の例と同様に、2枚の略台形の略板状材が、鋲100で係止されて、扇状に回動開閉可能に設けられている構成の例である。
係る鉢増し用部材3の接続辺31には、隣接する鉢増し用部材3と係止可能とする位置保持係止部7として、面ファスナーが設けられた構成の例であり、係る鉢増し用部材3が植栽容器13の植栽開口9に設けられた際に、係る鉢増し用部材3は、係る位置保持係止部7によって、互いに係止された鉢増し筒2を構成可能とする例である。
尚、係る略扇状に回動可能に、設けられている略板状の部材は、略長方形でも良いし、略台形でも良いし、5角形でもそれ以上の多角形でも、円や、楕円でも、星形やハート型などでも良く、その他、異形でも良く、また、違う形の略板状材が設けられた構成としても良く、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、係る回動可能に設けられている略板状材の枚数も、2枚でも良いし、3枚以上でも良く、限定しない。
図7(e)の構成の例の鉢増し用部材3は、図7(c)の構成の例の鉢増し用部材3の3枚の略板状材あるいは可撓性のシートが、それぞれ同様に扇の様に係る鋲を回動軸として回動可能に連結されており、係る3枚の略板状材あるいは可撓性のシートは、それぞれ隣の略板状材あるいは可撓性のシートと互いに重複部を備えて、鋲100で互いに係止された構成の例であり、それぞれ隣合った略板状材あるいは可撓性のシートが、係る鋲100を回動軸として扇の様に回動可能に設けられており、係る二つの鋲100にて回動することによって、係る鉢増し用部材3全体としても、扇の様にして開いたり閉じたりすることが可能な構成の例である。
係る鉢増し用部材3は、係る構成とすることによって、係る鉢増し用部材3が、より自由度高く、係る接続辺31が大きく角度を変えて回動して動くことが可能な構成であり、それによって、植栽容器13の植栽開口9の形状への対応の自由度も上がり、また、係る略板状材あるいは可撓性のシートの枚数を、更に多く同様に回動可能に設けて連結することによって、例えば、円形の植栽開口9への対応もより、自由度高く可能となる構成とすることもでき、有用である。
また、この様に、複数の略板状材あるいは可撓性のシートにおいて、それぞれ隣合った略板状材あるいは可撓性のシートを係る鋲によって回動開閉可能に係止することによって、係る構成の鉢増し用部材3を1つあるいは2つ以上を隣り合わせて係る植栽開口9に設けた際に、係る下側開口49の開口部をしっかりと確保できることが可能な構成となり、しっかりと植栽した植物の根が植栽容器内に広がる構成とすることが可能であり、有用である。
図7(f)及び図7(g)の構成の例の鉢増し用部材3は、略台形の略板状材が、二枚、互いに位置保持係止部7である面ファスナーにて互いにそれぞれの面を対向する様にして着脱可能に係止して設けられる構成の例である。
図7(f)の構成の例の略板状材は、2枚の略台形の略板状材であり、それぞれの略板状材が、それぞれの面を対向して合わせることによって、それぞれの略板状材に設けられた位置保持係止部7である面ファスナーによって互いに係止して、図7(g)に示される様な一枚の鉢増し用部材3を構成する例である。
尚、図7(f)の、左側の略板状材には、位置保持係止部7としての面ファスナーが見えている状態であるが、右側の略板状材には、係る略板状材の背面側の見えない側に係る位置保持係止部7である面ファスナーが備えられている構成の例であり、それぞれの略板状材に設けられた位置保持係止部7である面ファスナーによって、互いに係止される構成の例である。
係る構成とすることによって、特に、係る位置保持係止部7を面ファスナーの様に、面で係止可能な面係止部とすることによって、係る複数の略板状材の重複量を、連続的に変化させることが可能である構成であり、係る鉢増し用部材3のサイズを調整可能な構成となり、有用である。
図7(g)の構成の例の鉢増し用部材3は、図7(f)の構成の例の2枚の略板状材を位置保持係止部7にて互いに係止して、設けた鉢増し用部材3の構成の例である。
図7(h)の構成の例の位置保持係止部7は、図7(f)の構成の例の略板状材と略同形状の台形の略板状材において、係る位置保持係止部7である面ファスナーが、係る略板状材の略上から下まで連続的に設けられており、係る構成とすることによって、係る2枚の略板状材を、傾けて互いに係止して設けることが可能となり、係る略板状材を傾けて設けることが可能であることによって、係る鉢増し用部材3を植栽容器13に設ける際の倒れ角度32を変更することが可能となり、また、係る位置保持係止部7のサイズも変更可能な構成となり、様々なサイズの植栽容器13に様々な倒れ角度32で、係る鉢増し用部材3を設けることが可能な構成となり、有用である。
図7(i)及び図7(j)の構成の例の鉢増し用部材3は、2枚の略台形形状の略板状材が、互いにスライド可能であることによって、係る鉢増し用部材3のサイズを変更可能である構成の例である。
図7(i)の状態から、図7(j)の状態へ、係る鉢増し用部材3がスライドして閉じた状態を示している。
係る構成は、左側の略台形の略板状材を、右側の略台形の略板状材が上下で挟み込むようにして、抜け防止部を備えてスライド可能な構成であり、係る構成の説明図が、図7(k)である。
図7(k)については、図7(i)及び図7(j)の構成の右側の略板状材が、図7(k)においても、同様に右側の略板状材であり、係る右側の略板状材が、上下から、係る左側の略板状材を挟み込むようにして、設けられていることによって、係る右側と左側の略板状材が、互いにスライド可能である構成の例である。
尚、係るスライド可能な構成は、この他にも、一方の略板状材に設けられたスリットを、もう一方のスリットに設けられた凸部を嵌合させて、互いにスライド可能な構成としても良いし、係るスライド構造については、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
係る鉢増し用部材3が、スライド可能な構成であることによって、係る鉢増し用部材3のサイズの変更が可能となり、様々なサイズの植栽容器13に対応可能で、有用である。
また、図7の各図の構成の例の鉢増し用部材3の素材において、可撓性のシートである構成とすることしても良く、係る可撓性のシートである構成については、係る鉢増し用部材3を設ける植栽容器13の開口部の形状が、略円状であって、係る開口部の形状に沿って設けることが可能な構成となり有用であり、また、係る接続辺31の角度を変更可能である構成においても、係る略円状の植栽開口9に、倒れ角度32を調整可能な構成となり、有用である。
図8の構成の例は、鉢掛部36である外掛け部38を備えた鉢増し用部材3の構成の例である。
図8(a)の構成の例の鉢増し用部材3が、係る外掛け部38として、帯紐材33にフックを備えた構成の例であり、係る帯紐材33が、係る略台形の鉢増し用部材3に接着等により係止されて設けられており、係る外掛け部38が、植栽容器13と着脱可能に係止されることによって、係る植栽容器13と一体的に設けられることによって係る鉢増し用部材3を引っ張り上げて持ち上げた際に、係る植栽容器13も持ち上げることが可能な構成であり、有用である。
つまり、万一、係る鉢増し用部材3を持ち上げた際に、誤って係る鉢増し用部材3だけ持ち上がって培養基材34の培養土等が散らかってしまうという可能性を、減じる効果があり、有用である。
尚、係る鉢増し用部材3は、係る上側の辺に、把手20を備え、係る把手20を持って、係る鉢増し用部材3を持ち上げることが可能な構成の例である。
図8(b)の構成の例は、図8(A)の構成の例の鉢増し用部材3が植栽容器13に設けられた構成の例であり、係る鉢増し用部材3は、係る植栽容器13に設けられた状態で、係る外掛け部38であるフックが、係る植栽容器13に設けられたリングに引掛けられて設けられた構成の例である。
係る構成とすることによって、係る鉢増し用部材3と係る植栽容器13を一体的に設けることが可能な構成となり、有用である。
また、係る植栽容器13側の係る外掛け部38の係止部は、係る植栽容器13の外側でも良いし、内側でも良いし、植栽開口9近傍でも良いし、植栽容器13の底でも良く、限定しない。
また、図面には示されていないが、係る外掛け部38を、係る植栽容器13ではなく、植栽容器13に設けられた他の鉢カバーに設ける構成としても、同様に係る植栽容器13と、係る鉢増し用部材3が、係る鉢カバーを介して一体的に設けられる構成となり、また、鉢カバーであれば、係る鉢増し用部材3外掛け部38を係止する係止部を備える加工も、素材も様々に選択可能であり、植栽容器13より様々に加工し易く、有用である。
図8(c)の構成の例は、係る外掛け部38が、より長い帯紐材33である構成の例である。
係る外掛け部38である帯紐材33は、係る鉢増し用部材3に設けられて、係る鉢増し用部材3の対向する鉢増し用部材3に設けられた外掛け部38である帯紐材33と、係る植栽容器13の底を経由して、互いに設けられた面ファスナーにて係止された構成の例である。
この様に、係る植栽容器13の底の下を経由して、係る鉢増し用部材3が互いに係止する構成とすることによって、係る鉢増し用部材3を持ち上げても、係る植栽容器13も一体的に持ち上げることが可能な構成となり、有用である。
また、係る対向する鉢増し用部材3同士を係止する構成については、互いの鉢増し用部材3に設けられた外掛け部38同士を係止する構成としても良いし、一方の鉢増し用部材3に設けられた外掛け部38を、もう一方の鉢増し用部材3に直接係止する構成としても良く、また、対向する鉢増し用部材3同士だけでなく、複数の鉢増し用部材3を係止する構成としても良い。
また、係る互いに係止されている外掛け部38を外して、係る鉢増し用部材3を引っ張り上げれば、係る鉢増し用部材3に設けられた抜き掛け部5にて、係る植物Sを引掛けて引っ張り上げることが可能な構成であり、鉢増し作業等の植え替え作業が楽になり、有用である。
鉢掛部36は、鉢増し用部材3に設けられ、係る鉢増し用部材3にて植栽容器13の上に載置可能であるか、係る植栽容器13あるいは植栽容器13に設けた鉢カバーに係止可能であり、Z字のステイでも、コの字のステイでも、L字のステイでも、その他形状のステイもでも良く、板でも、凸部でも、外掛け部38でも良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
鉢掛部36の一種である外掛け部38は、フックでも良いし、結束でも、面ファスナーでも、自己吸着シートでも、接着でも、溶着でも、リベットでも、ステープラー留めでも、縫製でも、ネジ93留めでも、ホックでも、フックでも、嵌め合いでも、紐でも、結束バンドでも、掛け金でも、マグネットシートでも、マグネットでもよく、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
図8(d)の構成の例は、図8(c)の構成と略同等の外掛け部38の位置に対応して、係る鉢増し用部材3に把手20が設けられた構成の例であり、係る把手20が、係る抜き掛け部5の略裏側、あるいは、係る鉢増し用部材3を、係る植栽容器13に設けた際に、略係る外掛け部38である帯紐材33の鉢増し用部材3との係止部と略鉛直方向に配置される位置に設けられる構成の例である。
図9の構成の例は、鉢増し用部材3が、鉢掛部36としてのステイを備えた構成の例である。
図9(a)及び図9(b)の構成の例が、係る鉢増し用部材3に鉢掛部36として、Z字形のステイが設けられ、係るステイにて、係る鉢増し用部材3が係る植栽容器13の上に載置された構成の例であり、図9(a)が正面図、図9(b)が、縦断面図による説明図である。
係るZ字形のステイが、係る鉢増し用部材3の外面に設けられた構成の例であり、係るステイが、係る鉢増し用部材3の外面に設けられて係る植栽容器13の植栽開口9に設けられていることによって、係る植栽開口9に設けられた鉢増し用部材3の安定性が増し、係る鉢増し用部材3の係る植栽容器13の植栽開口9より下に係る培養基材34内に埋設される部分が少なくても、係る鉢増し用部材3が安定して係る植栽容器13の上に設けられることが可能であり、また、係るステイから上の部分が係る植栽容器13より上の部分として確保可能であり、容易に、追加したいだけの植栽容部14を設定可能であり、有用である。
つまり、例えば、係る鉢増し用部材3を厚さのある板等の材を用いた構成とする場合等に、係る植栽容器13の中に係る鉢増し用部材3が入り込む量が多いと、係る植栽容部14が容積が小さくなるので、係るステイ等の鉢掛部36で係る鉢増し用部材3が係る植栽容器13の中に係る鉢増し用部材3が入り込む量を少なくしても、係る鉢増し用部材3を安定させる構成とすることが可能であり、有用である。
また、図9(a)の構成の例において、係る鉢増し用部材3を形成する略板状材は、図9(g)の構成の例の3枚の略板状材であり、係る略板状材は、2枚の略台形の略板状材に挟まれる様にして、一枚の長方形の略板状材が設けられている構成の例であり、それぞれの略板状材は、位置保持係止部7としての面ファスナーで設けられており、係る面ファスナーは、係るそれぞれの略板状材の側方から飛び出るようにして、係る略板状材の上から下までに渡って設けられていることによって、係る互いの略板状材の間隔をおいて設けても、培養基材34がこぼれ出ない構成となっており、また、係る鉢増し用部材3全体の幅のサイズ調整は、係る略板状材の間隔量を調整することによって調整可能であり、有用である。
尚、係る真ん中の長方形の略板状材の位置保持係止部7である面ファスナーは、図面には示されていないが、係る材の裏側に設けられているものである。
また、係る3枚の板状材の2枚の略台形の板状材は、3角形の板状材である構成としても良い。
図9(c)の構成の例は、係る鉢増し用部材3に、支え足15が備えられた構成の例であり、係る支え足15は、略L字形状であり、係る鉢増し用部材3に、面ファスナーによって係止され、係る植栽容器13に略密着する様にして設けられ、地面に略L字の曲がった部分の支持基底面26が地面と接することによって、係る植栽容器13と、係る鉢増し用部材3を支える構成の例である。
係る支え足15が、係る鉢増し用部材3に設けられていることによって、係る鉢増し用部材3の安定性をもたらすと共に、係る植栽容器13の安定性ももたらし、特に、係る鉢増し用部材3を設けて培養基材34が収容されて、係る植栽容器13全体としての重心が高くなって、転倒し易くなった係る植栽容器13と鉢増し用部材3の安定性をもたらす構成であり、有用である。
また、係る略L字の曲がりの部分の支持基底面26を、回動可能に設けて、必要な角度で固定可能な構成とすることによって、係る鉢増し用部材3を設ける植栽容器13の係る外面の傾斜角度に合わせて、自由に設定可能な支え足15とすることが可能となり、有用である。
尚、係るL字の支え足15の略最下部付近を、帯紐材33にて巻いて固定させる構成とすることによって、係る支え足15の位置をより安定的に保持している構成となっており、有用である。
図9(d)の構成の例は、図9(a)の構成の例の鉢増し用部材3に設けられたZ字形のステイが、係る鉢増し用部材3の内側に設けられ、係る鉢増し用部材3を、係る植栽容器13の外側に設けた構成の例の縦断面図であり、図9(e)が、係る構成の例の正面図である。
係るステイを、係る鉢増し用部材3の内側に設けることによって、係る鉢増し用部材3を植栽容器13に設けた際に、外側からは、係るステイが見えない構成となり、意匠的に見映えも良く、デザインの自由度も上がり有用であり、また、係る鉢増し用部材3を更に下に長い構成とすることによって、係る鉢増し用部材3を、鉢カバーとすることも可能で、夏の地面からの係る植栽容器13への照り返しや直射日光による鉢蒸れ防止、冬の培養基材34の凍結による植物Sの枯死等も予防可能となり、有用である。
この様に、係る鉢増し用部材3を植栽容器13の外側から設ける構成とすることによって、係る植栽容器13と鉢増し用部材3の隙間から、培養基材34や潅水した水が外へ漏れ出る可能性もあるので、図面には示されていないが、係る植栽開口9と鉢増し用部材3の間に、シール材として、ゴム材や発泡樹脂やシリコン等を備えた構成としても良いし、係る鉢増し用部材3と植栽容器13の隙間部分を覆う様にして、可撓性のシートやテープを設けた構成としても良い。
図9(f)の構成の例は、係る鉢増し用部材3に、支え足15を備えた構成の例であり、図9(c)の構成の例の支え足15と同様に、係る鉢増し用部材3に面ファスナーで係る略L字形の支え足15を係止して設けた構成の例である。
また、係る略L字形の支え足15の安定性向上の為、係る植栽容器13と略L字の間の隙間を埋めて、よりしっかりと支える為のボルト93が、係る支え足15に設けられており、係るボルト93の先端を係る植栽容器13に突き当てることによって、係る支え足15の安定性を向上させる構成となっている。
また、係る図面には示されていないが、図9(c)の構成の支え足15と同様に、係るL字形の支え足15の略最下部を、帯紐材33で巻く構成とすることによって係る支え足15の安定性を向上する構成としても良い。
係る支え足15を係る鉢増し用部材3に係止する係止具は、面ファスナーでも良いし、ホックでも、フックでも、嵌め合い部でも、帯紐材33でも、ベルトでも、マグネットでも、ネジ93でも良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
図10の構成の例は、図9(d)の構成の例の鉢増し用部材3に示される様に、係る植栽容器13の外側に設けられる構成の例において、係る鉢増し用部材3自体が、支え足15である構成の例である。
図10(a)の構成の例の鉢増し用部材3は、図9(d)の様に、Z字形のステイが、係る鉢増し用部材3の内側に設けられ、係る鉢増し用部材3を、係る植栽容器13の外側に設けた構成の例の縦断面図であり、係る鉢増し用部材3は、略鉛直方向に立った板状材から成り、係る鉢増し用部材3の底部には、略T字形状の支持基底面26を備えた構成であり、係る略T字型の支持基底面26によって、係る植栽容器13と鉢増し用部材3を安定して自立させることが可能な構成であり、有用である。
尚、係る支持基底面26は、略T字型でも良いし、略L字形でも良いし、逆Y字状に係る鉢増し用部材3の底部に棒または板状材を備えて、より広い面、あるいはより広い点で係る鉢増し用部材3を支持する構成としても良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
図10(b)の構成の例の鉢増し用部材3は、図10(a)の構成の例の略T字型の支持基底面26の上に、係る植栽容器13を載置可能である構成の例であり、係る図10(a)の構成の例の略T字型の支持基底面26が、係る植栽容器13側である内側に長く伸びた構成であることによって、係る植栽容器13を載置可能となる構成の例である。
この様に複数の鉢増し用部材3が係止されて1つの鉢増し筒2を形成する構成とすることによって、様々なサイズの植栽容器13に対応可能な構成となり、有用である。
係る支持基底面26の上に、係る植栽容器13を載置可能である構成であることによって、係る鉢増しユニット1を、係る鉢増し用部材3を持ち上げることによって、係る鉢増しユニット1も合わせて持ち上げて移動可能な構成となり、有用である。
また、図10(b)の構成の例の鉢増し用部材3は、係る鉢掛部36として設けられている、略コの字形のステイの位置を、上下にスライド可能に設けることが可能である構成の例であり、係る構成とすることによって、係る支持基底面26と鉢掛部36の距離を変更可能となるので、様々な高さ方向のサイズの植栽容器13に対応可能な構成であり、有用である。
係る鉢掛部36のスライド構造は、図10(c)の構成の例に示されるように、係る鉢増し用部材3に設けられたスリットに、ボルト93が挿通して設けられており、係るボルト93の先に設けられたコの字形状の鉢掛部36であるステイが、上下に移動可能な構成であり、有用である。
また、係る植栽容器13の植栽開口9と、係る鉢増しユニット1の隙間を埋めるために、係る鉢増し用部材3の内側の面には、係る植栽開口9を覆う様にして、可撓性のシートが設けられている構成となっており、係る植栽開口9と鉢増し用部材3との隙間から、培養基材34や潅水された水が流れ出るのを防止可能とする構成であり、有用である。
係る鉢増しユニット1は、係る鉢増し用部材3の支持基底面26と、鉢掛部36であるステイによって上下からしっかり、がっちりと強固に挟み込まれることによって、より、一体的な構成とすることが可能であり、有用である。
また、係る植栽開口9を覆う様にして設けられた可撓性のシートを、植栽口覆いシート92とする。
図10(b)及び図10(c)の構成の例においては、鉢掛部36であるステイを備えて、植栽口覆いシート92を備えた構成の例であるが、図11に示される様に、係るステイ備えず、植栽口覆いシート92を備えた構成としても良い。
係るステイを備えずに、係る植栽口覆いシート92を備えることによって、係る鉢増し用部材3の位置は、多少ずれ易くはなる構成となるが、植栽口覆いシート92が、培養基材34で係る植栽容器13内で抑えられるので、ある程度ずれを防止できる構成となっており、係るステイを備えない構成とすることによって、係る鉢増し用部材3の製造コストを下げることが可能であり、より、様々な高さの植栽容器に対応し易い構成とすることが可能であり、有用である。
図10(d)の構成の例の鉢増しユニット1の鉢増し用部材3は、図10(b)に示される様に、係る植栽容器13の底面にて係る鉢増し用部材3の支持基底面26が、係る植栽容器13の底に配置されて、係る植栽容器13の底を保持可能とする構成の例である。
係る鉢増し用部材3の支持基底面26は、係る鉢増し用部材3の下部に、略L字形に設けられている構成の例であり、また、係る植栽容器13の形状も、図10(b)の例の植栽容器13が、下側に窄まり形状であるのに対して、図10(d)の構成の例の植栽容器13は、略ずん胴形状の略直方体の形状であり構成の例である。
図10(d)の構成の例の係る支持基底面26は、係る植栽容器13の底面にて、向かい合った支持基底面26同士が、鉢掛部36である帯紐材33にて係止された構成の例である。
係る構成とすることによって、係る鉢増し用部材3の位置を、しっかりと保持可能な構成であり、有用である。
図10(e)の構成の例の鉢増しユニット1は、図10(d)の構成の例の鉢増し用部材3が、スライド可能に設けられている構成の例であり、係るスライド可能に設けられている二つの鉢増し用部材3は、互いに一部を重複して設けられており、係る鉢増し用部材3が互いに重複している重複部が、図10(f)に示される断面図である。
図10(f)の断面図に示される、内側の長方形の形状の断面図を示す鉢増し用部材3は、図10(e)の例における鉢増し用部材3の左側から重複している鉢増し用部材3であり、図10(f)の構成の例の外側の略コの字形状の鉢増し用部材3は、図10(e)の例における鉢増し用部材3の右側から重複している鉢増し用部材3を示しており、係るコの字形状の鉢増し用部材3が係る略長方形の形状の鉢増し用部材3を抱え込む構成であることによって、係る二つの鉢増し用部材3がスライド可能に設けられ、また、係る重複している部分の側方から、ネジ93にて留めることによって、重複量を保持可能な構成となっている。
図10(g)の構成の例の鉢増しユニット1は、係る鉢増しユニット1に設けられた鉢増し用部材3の支持基底面26に車輪54を備えた構成の例である。
係る構成とすることによって、鉢増しユニット1の移動が、自由となり、たとえ係る鉢増しユニット1の重量が重い構成であっても、移動が自由である構成とすることが可能であり、且つ、係る鉢増し用部材3は、様々な形状の植栽容器13のサイズに対応可能であるので、様々なサイズの植栽容器13の植栽容部14の容量をアップしながら、移動の自由度の高い鉢増しユニット1を構成することが可能となり、有用である。
図10(h)の構成の例が、図10(g)の構成の例の係る車輪54を備えた鉢増し用部材3の側面図であり、係る鉢増し用部材3は、図10(c)の構成の例の鉢増し用部材3と略同等の鉢増し用部材3の支持基底面26に車輪54を備えた構成の例であり、係る支持基底面26が、略L字形状である構成の例である。
図10(i)の構成の例の鉢増しユニット1は、係る車輪54を備えた支持基底面26が、係る鉢増し用部材3の下部に、略T字形状に設けられており、係るT字形状の支持基底面26の係る植栽容器13の外側にあたる部分に、係る車輪54が設けられている構成の例である。
この様に、係る車輪54が、係る植栽容器13より外側にあたる部分に設けられた構成とすることによって、係る鉢増しユニット1は、より安定的な構成とすることが可能で、係る鉢増し用部材3によって、係る植栽容部14の容積が上に広がり、係る鉢増しユニット1の重心が高くなった鉢増しユニット1を、より安定的に自立可能で、且つ、移動可能である構成とすることが可能であり、有用である。
また、係る鉢増し用部材3は、鉢掛部36である帯紐材33としての結束バンドで係止されることによって、係る鉢増し用部材3が植栽容器13の下部から外れることを防止し、有用であり、特に、この様に、車輪54が係る植栽容器13の真下から外れた位置に設けられた構成であるので、係る鉢掛部36によって、係る鉢増し用部材3の位置を保持可能とする係る構成は、有用である。
図11の構成の例は、図10(b)及び図10(c)の構成の例においては、鉢掛部36であるステイを備えて、植栽口覆いシート92を備えた構成の例であるが、係るステイを備えず、植栽口覆いシート92を備えた構成の例である。
係るステイを備えずに、係る植栽口覆いシート92を備えることによって、係る鉢増し用部材3の位置は、多少ずれ易くはなる構成となるが、植栽口覆いシート92が、培養基材34で係る植栽容器13内で抑えられるので、ある程度ずれを防止できる構成となっており、係るステイを備えない構成とすることによって、係る鉢増し用部材3の製造コストを下げることが可能であり、より、様々な高さの植栽容器に対応し易い構成とすることが可能であり、有用である。
図11(a)の構成の鉢増しユニット1の例は、植栽容器13であるプランターを2つ並列に、係るプランターの長手方向を合わせて並べて載置し、係る2つのプランターに、まとめて、培養基材34を収容し、係るプランターの4方向を係る鉢増し用部材3で囲った構成の例であり、係る構成と略同等の構成の例の上面図が、図11(c)である。
係る構成とすることによって、コンクリート等の地面を汚さずにより広いスペースに、より深い植栽可能なスペースを創出することが可能な構成となり、また、植栽容器も、面積、高さ共に大きなプランター等を準備する必要もなく、かさ張らず、必要に応じて、撤去やサイズダウンやサイズアップも容易に可能な構成となり、施設の屋内や、少し広めのベランダ等で、プランターサイズでは物足りない家庭菜園や花壇等を容易に創出することが可能な構成であり、有用である。
係る鉢増し用部材3は、図10(b)の構成の例の鉢増し用部材3と略同等の構成において、ステイの無い構成となっており、係る植栽口覆いシート92は、係る植栽口覆いシート92を係る鉢増し用部材3に係止する為の覆い係止部91としての、ボルトで係止されている構成の例である。
係る覆い係止部91は、ボルトでも、フックでもマグネットでも、穴でも、嵌合でも、クリップでも、ステープラーでも、ホックでも良く、その他、本願発明の特徴的な作用、効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、係る覆い係止部91は、図においては、水平方向に一列×一段に設けられている構成の例であるが、図面には示されていないが、2段あるいは3段に設けるか、或いは、上下方向のレールに設けて、係る植栽口覆いシート92を設ける高さを、係る植栽容器13の高さに合わせて、変更可能な構成としても、自由度が増し、有用である。
図11(b)の構成の鉢増しユニット1の例は、図11(a)の構成の例の鉢増しユニットにおいて、図の左側に配置された鉢増し用部材3の高さが、図の右側の鉢増し用部材3の高さより低い構成の例であり、係る高い方の鉢増し用部材3から、低い方の鉢増し用部材3に向かって、培養基材34が、傾斜をつけて収容されている構成の例であり、係る2つの植栽容器13の間には、板状の基材抑え板90を備えることによって、係る培養基材34が、高い方から、低い方に流出するのを抑制した構成となっており、有用である。
係る基材抑え板90は、略板状でも良いし、略網状でも良いし、シート状でも良く、限定しない。
また、係る構成の例においては、係る培養基材34は、傾斜を備えて収容されている構成の例であるが、階段状に、2段に設けた構成としても良く、このように、傾斜あるいは段を設けることによって、深さが必要な野菜と、そうでない野菜等、植栽する野菜の種類を変えたり、花を植栽した際に、より立体的に、見映えよく植物を鑑賞することが可能な構成となるので、有用である。
図11(d)の構成の鉢増しユニット1の例は、図11(b)の構成の鉢増しユニット1の例において、低い側の鉢増し用部材3を備えず、低い方は、係る植栽容器13の高さにだけ、培養基材34が収容された構成の例である。
尚、係る鉢増し用部材3に吊設して設けられた植栽口覆いシート92の下端側は、係る植栽容器13の内側に係止した構成としても良く、係る構成とすることによって、係る鉢増し用部材3がずれて係る培養基材34がこぼれることを抑制することが可能となり有用である。
また、係る鉢増し用部材3は、板状または網状または枠体または支柱に植栽口覆いシート92が設けられた構成としても良い。
尚、ここでいう枠体とは、略棒状材にて外枠のみを形成した構成の枠である。
係る植栽口覆いシート92は、板状または網状の面に吊設される構成とすることによって、係る植栽口覆いシート92が撓むことなく、係る植栽口覆いシート92の裏側で係る板状または網状の面が受けることが可能であるので、安定しており、有用である。
また、図面には示されていないが、係る植栽口覆いシート92が、支柱に設けられる構成の例においては、係る支柱間の距離を、自由に設定可能であるので、自由度が高く有用である反面、安定性に欠けるので、係る支柱は、地面等に固定するか、あるいは、支持基底面26が係る植栽容器13の底面の下にて抑えられる構成とすることによって、容易に係る支柱の安定性を増すことが可能となり、有用である。

また、係る植栽容器にステイ等の鉢掛部36を備えて、より、係る鉢と支柱が一体的である構成とした方が、安定的であり、有用である。
尚、以下、一連の本図の実施の形態において、
鉢増し用部材3は、植栽容器に植栽された植物Sの根が一杯になった際等に、植栽容器13の容積を増やす為の部材であり、係る鉢増し用部材3は、植栽容器13の植栽開口9、または植栽容器13に収容された培養基材34に設けられ、植栽容器13、または植栽容器13に収容された培養基材34に設けられた状態で、鉢増し用部材3は、上側と下側に開口部を備えた鉢増し筒2を形成するか、または鉢増し筒2であり、係る鉢増し筒2は、1つの鉢増し用部材3、または2以上の鉢増し用部材3を組み合わせて形成し、前記植栽容器13の開口部である植栽開口9より上に、前記鉢増し用部材3の上側の開口部が出た状態で設けられ、係る鉢増し筒2の内側には、培養基材34が保持可能となる構成の部材であり、
鉢増し用部材3の素材は、ポリプロピレンやポリアミドなどの合成樹脂でも良いし、発泡性の樹脂やゴムでも良いし、ガラスや陶磁器でも良いし、木でも、各種ゴムでも、鉄やアルミニウム等の金属でも、カーボンでも良く、また、可とう性を有した素材でもよく、テント生地やメッシュ生地等の布状部材、他各種繊維素材、各種ゴムやエラストマー樹脂や各種樹脂シート製、綿、麻等の天然素材、紙製、マグネットシート、金属メッシュ等金属、また、色も透明、蛍光、光っても良く、弾性素材でも、塑性素材でも、可撓性素材でも良く、その他、必要に応じた強度、機能を有し、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその素材を限定しない。
また、鉢増し用部材3の形状も、多角形、ハート形、星形、丸、楕円、半球状、あるいは部分球状等の曲面状、その他異形でも、長さ、大きさ違いの組み合わせ違いでもよく、その形状を限定せず、また、厚さも、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内で限定しない。
また、各図において、説明している内容において、あくまでも、説明の一例としてそれぞれの、鉢増し用部材3の構成の例で説明しているにすぎず、それぞれの構成において、互いの構成において、互換的に変更して応用可能である。
帯紐材33は、可撓性のある長尺な部材であり、可撓性のシートからなる帯状材でも、紐でも、ロープでも、ベルトでも、面ファスナーでも、ワイヤーでも良く、その他、本願発明の特徴的な作用、効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
鉢増し筒2は1つまたは2つ以上の鉢増し用部材3から成る、上側と下側に開口部を備えた形状の構成部材であり、植栽容器13の植栽開口9に備えられて、係る植栽開口9の位置を上に上げる構成の部材である。
また、図面には示されていないが、下側開口あるいは上側開口の形状は、円形の穴でも、方形の穴でも、ハート型の穴でも、その他異形でも良く、限定しない。
本願発明は、植栽容器に植栽された植物の鉢増し作業の効率化と、コスト削減、廃棄物の削減、植栽の自由度が高く、魅力的な発明品であり、産業上利用可能性は極めて高いと思慮されるものである。
1 鉢増しユニット
2 鉢増し筒
3 鉢増し用部材
5 抜き掛け部
6 抜き掛け材
7 位置保持係止部
8 水溜め容部
9 植栽開口
12 上側開口
13 植栽容器
14 植栽容部
15 支え足
20 把手
22 芯材
23 折り部
24 鉢増し足
26 支持基底面
27 隙辺
31 接続辺
32 倒れ角度
33 帯紐材
34 培養基材
35 根
36 鉢掛部
37 変曲部
38 外掛け部
40 部分錘台
41 錐台筒
42 錐台展開
43 重複係止部
47 外形縁
48 筒状体
49 下側開口
54 車輪
90 基材抑え板
91 覆い係止部
92 植栽口覆いシート
93 ネジ・ボルト
94 下開口辺
95 上開口辺
96 ずれ防止部
97 スライドガイド
98 凸座掛部
99 座部
100 鋲
S 植物

Claims (7)

  1. 鉢増しユニット(1)は、鉢増し用部材(3)と植栽容器(13)からなり、
    前記鉢増し用部材(3)は植栽容器(13)の容積を増やす為の部材であって、
    植栽口覆いシート(92)を備え、1以上の略板状材、または網状材、または枠体、または支柱を備え、
    前記植栽口覆いシート(92)は、前記鉢増し用部材(3)の覆い係止部(91)にて吊設して備えられ
    前記覆い係止部(91)は、前記略板状材、または網状材、または枠体、または支柱に備えられ、
    前記植栽口覆いシート(92)の下端側は、前記植栽容器(13)の開口部から前記植栽容器(13)の内側に懸垂されて配置され、
    前記略板状材、または網状材、または枠体、または支柱は、前記植栽容器(13)の外周に沿って設けられることを特徴とする鉢増しユニット(1)。
  2. 前記略板状材、または網状材、または枠体、または支柱に備えられた前記覆い係止部(91)が、上下方向のレールに移動可能に設けられているか、または2つ以上の高さに設けられており、前記植栽口覆いシート(92)の高さを調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の鉢増しユニット(1)。
  3. 前記植栽容器(13)の開口部を覆う様にして、培養基材(34)が収容されることを特徴とする請求項1から請求項2のいずれかに記載の鉢増しユニット(1)。
  4. 鉢増し用部材(3)は、植栽容器(13)の外周に沿って設けて用いられ、
    前記鉢増し用部材(3)は植栽容器(13)の容積を増やす為の部材であって、
    植栽口覆いシート(92)を備え、1以上の略板状材、または網状材、または枠体、または支柱を備え、
    前記植栽口覆いシート(92)は、前記鉢増し用部材(3)の覆い係止部(91)にて吊設して備えられ
    前記覆い係止部(91)は、前記略板状材、または網状材、または枠体、または支柱に備えられ、
    前記植栽口覆いシート(92)の下端側は、前記植栽容器(13)の開口部から前記植栽容器(13)の内側に懸垂されて配置されることを特徴とする鉢増し用部材(3)。
  5. 前記略板状材、または網状材、または枠体、または支柱に備えられた前記覆い係止部(91)が、上下方向のレールに移動可能に設けられているか、または2つ以上の高さに設けられており、前記植栽口覆いシート(92)の高さを調整可能であることを特徴とする請求項4に記載の鉢増し用部材(3)。
  6. 前記略板状材、または網状材、または枠体、または支柱が、鉢掛部(36)を備え、前記植栽容器(13)と、互いに係止可能であり、
    前記鉢掛部(36)は、鉢増し用部材(3)に設けられ、前記鉢増し用部材(3)にて植栽容器(13)の上に載置可能であるかまたは、前記植栽容器(13)あるいは、植栽容器(13)に設けた鉢カバーに係止可能な部分であることを特徴とする請求項4から請求項5のいずれかに記載の鉢増し用部材(3)。
  7. 前記鉢増し用部材(3)が備えた支持基底面(26)の上に前記植栽容器(13)が載置して用いられ、
    前記支持基底面(26)は、前記鉢増し用部材(3)の下部であって、前記鉢増し用部材(3)が載置された際に地面と接する部分であることを特徴とする請求項4から請求項6のいずれかに記載の鉢増し用部材(3)。

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