JP6451799B2 - 異物検知センサの固定方法及び異物検知センサの固定構造 - Google Patents

異物検知センサの固定方法及び異物検知センサの固定構造 Download PDF

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本発明は、異物検知センサの固定方法及び異物検知センサの固定構造に関する。
従来、モータ等の駆動力により電動でドアパネルを移動させて車体に形成された開口部(乗降口、後部開口部等)を開閉する電動ドア開閉装置を車両に搭載することがある。そして、電動ドア開閉装置には、開口部の周縁部とドアパネルとの間への異物の挟み込みを検知するために、開口部の周縁部とドアパネルとの間に存在する異物を検知するための異物検知センサを備えたものがある(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載された異物検知センサは、長尺状をなしており、内部に長手方向に延びる複数の電極線を保持した長尺状の保持部材を有する。この保持部材は弾性を有する。そして、特許文献1には、ドアパネル若しくは車体の開口部の周縁部に固定されるブラケットを介して異物検知センサをドアパネルの周縁部若しくは車体の開口部の周縁部に固定する例が記載されている。また、異物検知センサは、両面テープ等の接着部材にてブラケットに固定されることがある。このように、接着部材を使用して異物検知センサをブラケットに固定すると、異物検知センサのブラケットへの固定を容易且つ安価に行うことができる。
特開2012−206707号公報
ところで、車体の開口部がドアパネルにて閉鎖された状態では、保持部材と対向する車体の開口部の周縁部若しくはドアパネルの周縁部と保持部材との間に微小な隙間が存在する。この微小な隙間に水滴が入り込んだ状態で気温が低下すると、保持部材と対向する車体の開口部の周縁部若しくはドアパネルの周縁部と保持部材との間で水滴が凍ることがある。すると、保持部材と、該保持部材と対向する車体の開口部の周縁部若しくはドアパネルの周縁部とが、当該凍った水滴によって連結されたようになることがある。この状態でドアパネルが開作動されると、異物検知センサに対して保持部材をブラケットから剥がす方向の力が作用して、保持部材の長手方向の両端部から異物検知センサが剥がれる虞がある。
そこで、異物検知センサがブラケットから剥がれることを防止するために、異物検知センサにおいて保持部材の長手方向の両端側の部分をブラケットに係止することが考えられる。しかしながら、保持部材は弾性を有する材料であるため、保持部材をブラケットに接着部材にて固定するときに同保持部材がその長手方向に伸縮する。また、保持部材は長尺状をなすため、ブラケットに保持部材を固定したときに保持部材の長手方向に取付誤差が生じやすい。そのため、ブラケットに対して保持部材の長手方向の端部の位置が決まり難いという問題があった。その結果、異物検知センサにおける保持部材の長手方向の両端側の部分をブラケットに係止することが困難となっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、保持部材の長手方向の両端部のブラケットからの剥がれを容易に防止することができる異物検知センサの固定方法及び異物検知センサの固定構造を提供することにある。
上記課題を解決する異物検知センサの固定方法は、異物から外力を受けて弾性変形されることにより前記異物を検知する長尺状の異物検知センサを長尺状のブラケットに固定する異物検知センサの固定方法であって、前記異物検知センサは、長手方向に沿って設けられた貼着面を備え内部に前記異物からの外力が伝達されることにより互いに接触する複数の電極線を保持する保持部材と、前記保持部材の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた取付係合部とを有し、前記ブラケットは、前記ブラケットの長手方向の両端部に設けられ前記取付係合部が係合する係合部を有し、前記取付係合部を前記係合部に係合する係合工程と、前記貼着面と前記ブラケットとの間に介在させた接着部材によって前記保持部材を前記ブラケットに固定する固定工程とを備え、前記係合工程後において、2つの前記取付係合部のうちの何れか一方は、係合した前記係合部に対して前記ブラケットの長手方向に相対移動不能であるとともに、2つの前記取付係合部のうちの何れか他方は、係合した前記係合部に対して前記ブラケットの長手方向に相対移動可能である。
この方法によれば、2つの取付係合部のうち何れか他方は、係合した係合部に対して前記ブラケットの長手方向に相対移動可能であるため、保持部材を接着部材にてブラケットに固定していったときに生じる保持部材の長手方向の取付誤差を吸収することができる。よって、異物検知センサにおける保持部材の長手方向の両端側の部分をブラケットに容易に係止することができる。更に、保持部材の長手方向の両端部に設けられた取付係合部をブラケットの長手方向の両端部に設けられた係合部に係合するため、ブラケットに固定された異物検知センサにおいて保持部材の長手方向の両端部のブラケットからの剥がれを容易に防止することができる。
上記課題を解決する異物検知センサの固定方法は、異物から外力を受けて弾性変形されることにより前記異物を検知する長尺状の異物検知センサを長尺状のブラケットに固定する異物検知センサの固定方法であって、前記異物検知センサは、長手方向に沿って設けられた貼着面を備え内部に前記異物からの外力が伝達されることにより互いに接触する複数の電極線を保持する保持部材と、前記保持部材の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた取付係合部とを有し、前記ブラケットは、前記ブラケットの長手方向の両端部に設けられ前記取付係合部が係合する係合部を有し、前記取付係合部を前記係合部に係合する係合工程と、前記貼着面と前記ブラケットとの間に介在させた接着部材によって前記保持部材を前記ブラケットに固定する固定工程とを備え、前記係合工程後において、前記取付係合部の少なくとも一方は、係合した前記係合部に対して前記ブラケットの長手方向に相対移動可能であり、前記係合工程及び前記固定工程の後、前記取付係合部と前記係合部とを移動不能に固定する取付係合部固定工程を備える。
この方法によれば、取付係合部の少なくとも一方は、係合した係合部に対して前記ブラケットの長手方向に相対移動可能であるため、保持部材を接着部材にてブラケットに固定していったときに生じる保持部材の長手方向の取付誤差を吸収することができる。よって、異物検知センサにおける保持部材の長手方向の両端側の部分をブラケットに容易に係止することができる。更に、保持部材の長手方向の両端部に設けられた取付係合部をブラケットの長手方向の両端部に設けられた係合部に係合するため、ブラケットに固定された異物検知センサにおいて保持部材の長手方向の両端部のブラケットからの剥がれを容易に防止することができる。
また、この固定方法によれば、取付係合部と係合部との間に生じるがたつきを抑えることができ、それにより、車両の振動等によって取付係合部及び係合部で生じる異音の発生を抑えることができる。
上記異物検知センサの固定方法において、前記固定工程は、前記係合工程の後に行われる。
この固定方法によれば、係合工程の前に固定工程を行う場合に比べて、係合工程時において保持部材が接着部材によってブラケットに固定されていないことから取付係合部を係合させる際の取り回しの自由度が高い。これにより、取付係合部の係合部に対する組み付け性を向上させることができる。
上記異物検知センサの固定方法において、前記固定工程後に行う前記係合工程において前記取付係合部と前記係合部とを弾性係合させる。
この固定方法によれば、保持部材を接着部材によりブラケットに固定する固定工程を、係合工程前の取付係合部と係合部とが係合されていない状態で行うため、保持部材を接着部材にて固定する際の自由度を保つことができる。従って、ブラケットが直線状等の単純な形状ではなく複数の湾曲部を有する複雑な形状である場合等において、保持部材の組み付け性を効果的に向上させることができる。また、係合工程前に保持部材が固定されることから、係合工程における取付係合部の取り回しはある程度制限されるが、取付係合部と係合部とが弾性的に係合されるため、取付係合部と係合部との組み付けを容易にすることが可能となる。
上記課題を解決する異物検知センサの固定構造は、異物から外力を受けて弾性変形されることにより前記異物を検知する長尺状の異物検知センサを長尺状のブラケットに固定する異物検知センサの固定構造であって、前記異物検知センサは、長手方向に沿って設けられた貼着面を備え内部に前記異物からの外力が伝達されることにより互いに接触する複数の電極線を保持する保持部材を有し、前記保持部材の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた取付係合部と、前記ブラケットの長手方向の両端部にそれぞれ設けられ前記取付係合部が係合する係合部と、前記貼着面と前記ブラケットとの間に介在されて前記保持部材を前記ブラケットに固定する接着部材とを備え、2つの前記取付係合部のうちの何れか一方は、係合した前記係合部に対して前記ブラケットの長手方向に相対移動不能に係合され、2つの前記取付係合部のうちの何れか他方は、前記ブラケットの長手方向に相対移動可能に係合されている
この構成によれば、2つの取付係合部のうちの何れか他方は、係合した係合部に対して前記ブラケットの長手方向に相対移動可能であるため、保持部材を接着部材にてブラケットに固定していったときに生じる保持部材の長手方向の取付誤差を吸収することができる。よって、異物検知センサにおける保持部材の長手方向の両端側の部分をブラケットに容易に係止することができる。更に、保持部材の長手方向の両端部に設けられた取付係合部をブラケットの長手方向の両端部に設けられた係合部に係合することにより、保持部材の長手方向の両端部のブラケットからの剥がれを容易に防止することができる。
上記課題を解決する異物検知センサの固定構造は、異物から外力を受けて弾性変形されることにより前記異物を検知する長尺状の異物検知センサを長尺状のブラケットに固定する異物検知センサの固定構造であって、前記異物検知センサは、長手方向に沿って設けられた貼着面を備え内部に前記異物からの外力が伝達されることにより互いに接触する複数の電極線を保持する保持部材を有し、前記保持部材の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた取付係合部と、前記ブラケットの長手方向の両端部にそれぞれ設けられ前記取付係合部が係合する係合部と、前記貼着面と前記ブラケットとの間に介在されて前記保持部材を前記ブラケットに固定する接着部材とを備え、2つの前記取付係合部のうちの何れか一方は、前記ブラケットの長手方向に相対移動不能に係合されており、前記係合部の一方は、係合した前記取付係合部の前記ブラケットの長手方向への移動を許容する形状をなし、2つの前記取付係合部のうちの何れか他方は、前記ブラケットの長手方向に相対移動可能に係合されている
この構成によれば、ブラケット両端の係合部の一方は、係合した取付係合部のブラケットの長手方向への移動を許容する形状をなすため、保持部材を接着部材にてブラケットに固定していったときに生じる保持部材の長手方向の取付誤差を吸収することができる。よって、異物検知センサにおける保持部材の長手方向の両端側の部分をブラケットに容易に係止することができる。更に、保持部材の長手方向の両端部に設けられた取付係合部をブラケットの長手方向の両端部に設けられた係合部に係合することにより、保持部材の長手方向の両端部のブラケットからの剥がれを容易に防止することができる。
上記異物検知センサの固定構造において、前記異物検知センサは、前記保持部材の長手方向の両端部のうち何れか一方の端部側で前記電極線に接続されたリード線を有し、前記ブラケットの長手方向に相対移動不能に係合される前記取付係合部は、前記保持部材の長手方向の両端部のうち前記電極線に前記リード線が接続された側の端部に設けられている。
上記異物検知センサの固定構造において、前記ブラケットの長手方向において前記取付係合部の少なくとも一方と該取付係合部と係合した前記係合部との間には空隙が設けられている。
この構成によれば、ブラケット側の係合部とセンサ側の取付係合部との長手方向間に空隙が存在する。即ち、ブラケットの係合部は取付係合部のブラケットの長手方向への移動をより効果的に許容する形状に形成され、これにより、保持部材を接着部材にてブラケットに固定していったときに生じる保持部材の長手方向の取付誤差を好適に吸収することができる。
上記異物検知センサの固定構造において、前記貼着面は、前記保持部材の長手方向において前記取付係合部とは別の位置に設けられている。
この構成によれば、取付係合部と係合部とを容易に係合させることが可能となり、組み付け性の向上に寄与できる。
上記異物検知センサの固定構造において、前記取付係合部は弾性変形可能であり、前記ブラケットの厚さ方向に延びる係合軸と、該係合軸の先端から同係合軸の基端側に向かって幅を広げて延びる係止部とから構成されている。
上記異物検知センサの固定構造において、前記係合部の少なくとも一方は、前記ブラケットの長手方向において前記係合軸の長さよりも長く延びて形成された長孔である。
本発明の異物検知センサの固定方法及び異物検知センサの固定構造によれば、保持部材の長手方向の両端部のブラケットからの剥がれを容易に防止することができる。
異物検知装置を搭載した車両の概略図。 電動バックドア装置の電気的構成を示すブロック図。 センサ部の斜視図。 第1封止部材を除く異物検知センサの長手方向の一端部の斜視図。 (a)及び(b)は異物検知センサの側面図。 (a)は異物検知センサの部分断面図、(b)は異物検知センサの側面図、(c)は異物検知センサの部分断面図。 (a)はブラケットの平面図、(b)はブラケットの断面図(図7(a)におけるA−A断面図)。 ブラケットに固定された異物検知センサの断面図。 (a)はブラケットに固定された異物検知センサの側面図、(b)はブラケットに固定された異物検知センサの底面図。 (a)はブラケットに固定された異物検知センサの側面図、(b)はブラケットに固定された異物検知センサの底面図。 別の形態の固定構造にてブラケットに固定された異物検知センサの側面図。 (a)は別の形態の固定構造にてブラケットに固定された異物検知センサの一部断面図、(b)は別の形態の固定構造にてブラケットに固定された異物検知センサの底面図。 (a)は別の形態の固定構造にてブラケットに固定された異物検知センサの一部断面図、(b)は別の形態の固定構造にてブラケットに固定された異物検知センサの底面図。 別の形態のブラケットの平面図。 別の形態の固定構造にてブラケットに固定された異物検知センサの断面図。 (a)は別の形態の固定構造にてブラケットに固定された異物検知センサの側面図、(b)は別の形態の固定構造にてブラケットに固定された異物検知センサの底面図。 別の形態の固定構造にてブラケットに固定された異物検知センサの一部断面図。 別の形態の固定構造にてブラケットに固定された異物検知センサの一部断面図。 (a)及び(b)は別の形態の両面テープが貼着された異物検知センサの底面図。 ブラケットに固定された別の形態の異物検知センサの断面図。 別の形態におけるブラケットに固定された異物検知センサの底面図。 別の形態におけるブラケットに固定された異物検知センサの底面図。 別の形態における異物検知センサの組付態様を説明するための模式図。
以下、異物検知センサの固定構造及び異物検知センサの固定方法の一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両1は、電動バックドア装置2を搭載している。車両1を構成する車体3の後部には後部開口部4が形成されている。後部開口部4における上下方向の略中央部よりも下方の部位は、後部開口部4における上下方向の略中央部よりも上方の部位よりも左右方向の幅が狭く形成されている。この後部開口部4は、該後部開口部4に対応した形状をなすドアパネル5によって開閉される。
ドアパネル5における上下方向の略中央部よりも下端側の部位(図1においては上側の約半分の部位)は、ドアパネル5における上下方向の略中央部よりも上端側の部位(図1においては下側の約半分の部位)よりも左右方向の幅が狭く形成されている。そのため、ドアパネル5の左右方向の両端は非直線状をなしている。このドアパネル5は、その上端部が車体3の後部側面の上端部に回動可能に連結されており、車体3との連結部分を回動中心として、該ドアパネル5の下端部が上下方向に移動するように回動可能である。尚、ドアパネル5は、全閉位置と全開位置との間で移動される。全閉位置は、ドアパネル5が後部開口部4を完全に閉鎖する位置であり、全開位置は、ドアパネル5が後部開口部4を完全に開放する位置である。
図1及び図2に示すように、ドアパネル5には、アクチュエータ6を備え車体3側に配置された駆動機構(図示略)が接続されている。電動バックドア装置2では、このアクチュエータ6が駆動されると、ドアパネル5が上下方向に回動されて後部開口部4を開閉するようになっている。
図2に示すように、前記アクチュエータ6は、モータ7と、該モータ7の回転を減速して出力する減速機構(図示略)とを備えている。また、アクチュエータ6内には、モータ7の回転を検出する位置検出装置8が配置されている。位置検出装置8は、例えば、モータ7の回転軸(図示略)若しくは前記減速機構を構成する減速ギヤ(図示略)と一体回転するように設けられた磁石と、該磁石に対向配置されたホールIC(図示略)とから構成されている。そして、ホールICは、位置検出信号として、磁石の回転による該磁石の磁界の変化に応じたパルス信号を出力する。
また、電動バックドア装置2は、ドアパネル5の開閉を指示するための操作スイッチ9を備えている。図1及び図2に示すように、この操作スイッチ9は、車両1の搭乗者等によって後部開口部4を開放するように操作されると、後部開口部4を開放するようにドアパネル5を回動させる旨の開信号を出力する。一方、操作スイッチ9は、搭乗者等によって後部開口部4を閉鎖するように操作されると、後部開口部4を閉鎖するようにドアパネル5を回動させる旨の閉信号を出力する。この操作スイッチ9は、車室内の所定箇所(ダッシュボード等)、ドアパネル5のドアレバー(図示略)、イグニッションキーと共に携行される携行品(図示略)等に設けられている。
また、電動バックドア装置2は、ドアパネル5の周縁部と、後部開口部4におけるドアパネル5の周縁部と対向する周縁部との間に存在する異物を検知するための異物検知装置11を備えている。異物検知装置11は、ブラケット81を介してドアパネル5の周縁部に固定された異物検知センサ13と、該異物検知センサ13に電気的に接続された通電検知部14とを備えている。
異物検知センサ13は長尺な紐状をなしている。異物検知センサ13は、長尺な紐状をなすセンサ部21を備えている。図3に示すように、センサ部21を構成する長尺状の中空絶縁体22(保持部材)は、弾性変形可能な絶縁体(軟質の樹脂材料やエラストマ等)により形成されている。中空絶縁体22の外周面には、該中空絶縁体22の長手方向に沿って延びる帯状の貼着面22aが形成されている。この貼着面22aは、中空絶縁体22の長手方向の一端から他端に亘って形成されている。更に、貼着面22aは、中空絶縁体22の長手方向と直交する断面(図3に示す中空絶縁体22の長手方向の端面と同じ形状)において直線状をなしている。また、中空絶縁体22の外周面は、中空絶縁体22の長手方向と直交する断面において貼着面22a側に開口する略U字状をなす部分を有する。そして、この中空絶縁体22は、長手方向と直交する断面の形状が略D形状をなしている。
また、中空絶縁体22の外周面には、貼着面22aの幅方向の両端部に、中空絶縁体22における断面U字状の外周面よりも突出した当接部22bが設けられている。各当接部22bは、中空絶縁体22の長手方向に沿って同中空絶縁体22の長手方向の一端から他端まで連続して延びる突条をなしている。
また、図3及び図8に示すように、中空絶縁体22の内側には、該中空絶縁体22の長手方向に沿って延びる中空孔22cが形成されている。この中空孔22cは、中空絶縁体22の長手方向と直交する断面において周方向の4箇所に外周側に向かって凹設された離間凹部22dを中空絶縁体22の断面における略中央部で連結した形状をなすことにより、中空絶縁体22の長手方向と直交する方向の断面形状が略X字状をなしている。そして、中空孔22cは、4つの離間凹部22dがそれぞれ螺旋状となるように中空絶縁体22の長手方向に沿って延びている。この中空孔22cを有することにより中空絶縁体22は中空状をなしている。
また、中空絶縁体22の内側には、該中空絶縁体22にて保持される2本の電極線23,24が互いに離間して対向配置されている。各電極線23,24は、導電性細線を撚り合わせて形成され可撓性を有する中心電極25と、導電性及び弾性を有し中心電極25の外周を被覆する円筒状の導電被覆層26とから構成されている。そして、2つの電極線23,24は、中空絶縁体22の内側で、周方向に並ぶ4つの前記離間凹部22dの間であって、電極線23と電極線24との間に離間凹部22dが2つずつ介在される位置に配置されている。更に、2本の電極線23,24は、中空絶縁体22の内側に周方向に等角度間隔(本実施形態では180°間隔)に配置されるとともに、互いの間隔(周方向の間隔)を一定に維持したまま、螺旋状に延びる離間凹部22dに沿って中空絶縁体22の長手方向に螺旋状に延びている。また、電極線23,24は、その一部が中空絶縁体22の内側で同中空絶縁体22に埋設されることにより、同中空絶縁体22によって保持されている。そして、2本の電極線23,24は、中空絶縁体22の長手方向の何れの位置においても中空孔22cを介して中空絶縁体22の長手方向と直交する方向に対向している。
ここで、図2に示すように、中空絶縁体22の長手方向の片側端部(図2において左側の端部)を第1端部22eとし、もう一方の片側端部(図2において右側の端部)を第2端部22fとする。
図1に示すように、中空絶縁体22の第1端部22eには第1端末処理部31が設けられている。図5(b)に示すように、第1端末処理部31は、中空絶縁体22の第1端部22eと隣り合うように配置される第1支持部材32と、該第1支持部材32にて支持される2つのターミナル33と、第1支持部材32等を埋設して内部に封止した第1封止部材34とを備えている。
図4に示すように、第1支持部材32は、絶縁性の樹脂材料から形成されている。そして、第1支持部材32は、ターミナル支持部32aと、該ターミナル支持部32aに一体的に形成されたスペーサ32bとを備えている。
ターミナル支持部32aは、略長方形の板状をなす2つのターミナル33と一体成形されており、該ターミナル33を含めて略長方形の板状をなしている。各ターミナル33は、導電性を有する金属板材から形成されている。そして、ターミナル支持部32aは、2つのターミナル33の厚さ方向の両端面を露出させた状態で同ターミナル33と一体成形されている。また、2つのターミナル33は、中空絶縁体22の長手方向と直交する一方向に並ぶとともに互いに離間した状態でターミナル支持部32aにて保持されている。更に、2つのターミナル33は、センサ部21の長手方向に沿って互いに平行に配置されており、ターミナル支持部32aは、2つのターミナル33を互いに絶縁しつつ支持している。
また、ターミナル支持部32aにおける第1端部22eと隣り合う端部に、前記スペーサ32bが一体に形成されている。スペーサ32bは、中空絶縁体22の第1端部22eと対向するターミナル支持部32aの端部の中央から突出するとともに、柱状(本実施形態では円柱状)をなしている。スペーサ32bの直径は、中空絶縁体22の内側で互いに対向する電極線23,24間の隙間の幅と略等しく形成されている。そして、第1支持部材32は、中空絶縁体22の第1端部22e側から中空孔22cにスペーサ32bが挿入された状態で中空絶縁体22に対して組み付けられている。第1端部22e側から中空孔22c(中空絶縁体22の内部)に挿入されたスペーサ32bは、第1端部22eで2本の電極線23,24間に介在されて当該電極線23,24同士の接触を防止している。また、第1支持部材32は、センサ部21の長手方向(図4において左右方向)から見ると、中空絶縁体22の外形の範囲内に収まっている。
図3及び図4に示すように、中空絶縁体22の第1端部22eから電極線23,24の中心電極25がそれぞれ引き出されている。中空絶縁体22の第1端部22eから引き出された2本の電極線23,24の中心電極25のうち一方の中心電極25は、ターミナル支持部32aの厚さ方向の一端側で一方のターミナル33上に配置されている。また、中空絶縁体22の第1端部22eから引き出された2本の電極線23,24の中心電極25のうち他方の中心電極25は、ターミナル支持部32aの厚さ方向の他端側で他方のターミナル33上に配置されている。そして、それぞれ対向するターミナル33と中心電極25とが電気的に接続されている。各電極線23,24は、その中心電極25が溶接若しくは半田付けによってターミナル33に接続されることにより、それぞれ対応するターミナル33に電気的に接続されている。
図4に示すように、ターミナル支持部32aにおけるスペーサ32bと反対側の端部に、抵抗器35が配置されている。抵抗器35は、ターミナル支持部32aの厚さ方向の一端面上(2つのターミナル33の厚さ方向の一端面上)で2つのターミナル33に跨るように配置されている。そして、抵抗器35は、2つのターミナル33にそれぞれ半田付け若しくは溶接により電気的に接続されている。即ち、2本の電極線23,24は、中空絶縁体22の第1端部22e側で2つのターミナル33及び抵抗器35を介して電気的に接続されている。
図5(a)及び図5(b)に示すように、前記第1封止部材34は、絶縁性の樹脂材料にて形成されている。第1封止部材34は、第1支持部材32における中空絶縁体22の外部に配置された部分、ターミナル33、抵抗器35及び中空絶縁体22の第1端部22eを内部に埋設して封止している。第1封止部材34は、中空絶縁体22の第1端部22eとセンサ部21の長手方向に隣り合う第1端末被覆部41と、該第1端末被覆部41と一体に形成された第1取付係合部42とを備えている。
第1端末被覆部41は、中空絶縁体22の第1端部22eを埋設しつつ、中空絶縁体22の第1端部22e側の端面22gに一体に形成されている。第1端末被覆部41は、ターミナル支持部32a、2つのターミナル33、各ターミナル33と電極線23,24との接続部分、及び抵抗器35を内部に埋設して封止している。また、第1端末被覆部41の外形形状は、中空絶縁体22の外形形状を一回り大きくした形状に形成されており、センサ部21の長手方向から見た形状が略D形状をなしている。そして、第1端末被覆部41における中空絶縁体22の第1端部22e側の端部は、同第1端部22eに液密且つ気密に密着している。
第1取付係合部42は、第1端末被覆部41における貼着面22aの前方側となる端部に一体に形成されている。この第1取付係合部42は、第1端末被覆部41の外周面から貼着面22aの前方側(図5(b)において貼着面22aの下方側)に向かって中空絶縁体22の外周面よりも外側に突出するとともに、本実施形態では略直方体状をなしている。また、第1取付係合部42は、貼着面22aよりも若干広い幅を有する。更に、第1取付係合部42におけるセンサ部21の長手方向の長さは、第1端末被覆部41におけるセンサ部21の長手方向の長さと等しい。
第1取付係合部42には、一対の第1係合凹部42aが形成されている。一対の第1係合凹部42aは、第1取付係合部42における幅方向(貼着面22aの幅方向と同方向)の両側に形成されている。そして、一対の第1係合凹部42aは、第1取付係合部42の幅を狭めるように凹設された凹部状をなしている。更に、一対の第1係合凹部42aは、センサ部21の長手方向に沿って延びる溝状をなすとともに、第1取付係合部42をセンサ部21の長手方向に貫通している。
図1に示すように、中空絶縁体22の第2端部22fには第2端末処理部51が設けられている。図6(a)に示すように、第2端末処理部51は、中空絶縁体22の第2端部22fと隣り合うように配置される第2支持部材52と、該第2支持部材52にて支持される2つのターミナル53と、第2支持部材52等を埋設して内部に封止した第2封止部材54とを備えている。
第2支持部材52は、絶縁性の樹脂材料から形成されている。そして、第2支持部材52は、ターミナル支持部52aと、該ターミナル支持部52aに一体的に形成されたスペーサ52bとを備えている。
ターミナル支持部52aは四角形の板状をなしている。また、ターミナル支持部52aの厚さは、中空絶縁体22の太さよりも薄く形成されている。このターミナル支持部52aにおける第2端部22fと隣り合う端部に、前記スペーサ52bが一体に形成されている。スペーサ52bは、中空絶縁体22の第2端部22fと対向するターミナル支持部52aの端部の中央から突出するとともに、柱状(本実施形態では円柱状)をなしている。スペーサ52bの直径は、中空絶縁体22の内側で互いに対向する電極線23,24間の隙間の幅と略等しく形成されている。そして、第2支持部材52は、中空絶縁体22の第2端部22f側から中空孔22cにスペーサ52bが挿入された状態で中空絶縁体22に対して組み付けられている。第2端部22f側から中空孔22c(中空絶縁体22の内部)に挿入されたスペーサ52bは、第2端部22fで2本の電極線23,24間に介在されて当該電極線23,24同士の接触を防止している。
また、スペーサ52bを中空孔22cに挿入することにより中空絶縁体22に取り付けられた第2支持部材52において、ターミナル支持部52aは、その厚さ方向が貼着面22aと直交する方向と平行をなすようにセンサ部21に対して配置されている。更に、第2支持部材52は、センサ部21の長手方向(図6(a)において左右方向)から見ると、中空絶縁体22の外形の範囲内に収まっている。
ターミナル支持部52aの厚さ方向の一端面であって貼着面22aと反対側を向いた面に、2つの前記ターミナル53が固定されている。尚、図6(a)には2つのターミナル53のうち1つのみを図示している。各ターミナル53は、導電性を有する金属板材から形成されるとともに、長方形の板状をなしている。そして、2つのターミナル53は、その厚さ方向が、ターミナル支持部52aの厚さ方向と一致するように、同ターミナル支持部52aの厚さ方向の一端面に配置されている。また、2つのターミナル53は、ターミナル支持部52aの厚さ方向の一端面上で、貼着面22aの幅方向に並ぶとともに互いに離間している。更に、2つのターミナル53は、ターミナル支持部52aの厚さ方向の一端面上に、センサ部21の長手方向に沿って互いに平行に配置されている。そして、ターミナル支持部52aは、2つのターミナル53を互いに絶縁しつつ支持している。
また、中空絶縁体22の第2端部22fから電極線23,24の中心電極25がそれぞれ引き出されている。中空絶縁体22の第2端部22fから引き出された2本の電極線23,24の中心電極25のうち一方の中心電極25は、ターミナル支持部52aの厚さ方向の一端側で該一方の中心電極25に近い方の一方のターミナル53上に配置されている。また、中空絶縁体22の第2端部22fから引き出された2本の電極線23,24の中心電極25のうち他方の中心電極25は、ターミナル支持部52aの厚さ方向の一端側で該他方の中心電極25に近い方の他方のターミナル53上に配置されている。そして、それぞれ対向するターミナル53と中心電極25とが電気的に接続されている。各電極線23,24は、その中心電極25が溶接若しくは半田付けによってターミナル53に接続されることにより、それぞれ対応するターミナル53に電気的に接続されている。
図6(a)及び図6(c)に示すように、ターミナル支持部52aにおけるスペーサ52bと反対側の端部には、リード線案内部52cが一体に設けられている。リード線案内部52cは、ターミナル支持部52aにおけるスペーサ52bと反対側の端部でターミナル支持部52aの厚さ方向に延びる略板状をなしており、ターミナル支持部52aの厚さ方向の両側に突出している。そして、リード線案内部52cは、ターミナル支持部52aの厚さ方向に延びる2つの案内溝52dを有する。2つの案内溝52dは、貼着面22aの幅方向に離間するとともに互いに平行に延びている。また、各案内溝52dは、リード線案内部52cをセンサ部21の長手方向に貫通している。
前記各ターミナル53には、リード線61,62が電気的に接続されている。各リード線61,62は、導電性を有する金属線63を絶縁性の絶縁被膜64にて被覆してなる被覆導線である。各リード線61,62の先端部は、絶縁被膜64が除去されて金属線63が露出している。2本のリード線61,62は、前記リード線案内部52cの2つの案内溝52dに挿入されて、当該案内溝52dによって、ターミナル支持部52aにおけるターミナル53と反対側の厚さ方向の端面側から同ターミナル支持部52aにおけるターミナル53側の厚さ方向の端面側に案内されている。そして、2本のリード線61,62のうち一方のリード線61は、ターミナル支持部52aの厚さ方向の一端側で該一方のリード線61に近い方の一方のターミナル53上に配置されている。また、2本のリード線61,62のうち他方のリード線62は、ターミナル支持部52aの厚さ方向の一端側で該他方のリード線62に近い方の他方のターミナル53上に配置されている。そして、それぞれ対向するターミナル53とリード線61,62の金属線63とが電気的に接続されている。各リード線61,62は、その金属線63が溶接若しくは半田付けによってターミナル53に接続されることにより、それぞれ対応するターミナル53に電気的に接続されている。そして、リード線61は、中空絶縁体22の第2端部22f側で一方のターミナル53を介して電極線23に電気的に接続されるとともに、リード線62は、中空絶縁体22の第2端部22f側で他方のターミナル53を介して電極線24に電気的に接続されている。
図6(a)及び図6(b)に示すように、前記第2封止部材54は、絶縁性の樹脂材料にて形成されている。第2封止部材54は、第2支持部材52における中空絶縁体22の外部に配置された部分、ターミナル53、リード線61,62の先端側の部分及び中空絶縁体22の第2端部22fを内部に埋設して封止している。第2封止部材54は、中空絶縁体22の第2端部22fとセンサ部21の長手方向に隣り合う第2端末被覆部71と、該第2端末被覆部71と一体に形成された第2取付係合部72とを備えている。
第2端末被覆部71は、中空絶縁体22の第2端部22fを埋設しつつ、中空絶縁体22の第2端部22f側の端面22hに一体に形成されている。第2端末被覆部71は、ターミナル支持部52a、2つのターミナル53、各ターミナル53と電極線23,24との接続部分、各ターミナル53とリード線61,62との接続部分、及びリード線61,62の先端部付近を内部に埋設して封止している。また、第2端末被覆部71の外形形状は、中空絶縁体22の外形形状を一回り大きくした形状に形成されており、センサ部21の長手方向から見た形状が略D形状をなしている。そして、第2端末被覆部71における中空絶縁体22の第2端部22f側の端部は、同第2端部22fに液密且つ気密に密着している。
第2取付係合部72は、第2端末被覆部71におけるターミナル支持部52aの厚さ方向の他端面側(ターミナル53が配置されていない側)の端部に一体に形成されている。この第2取付係合部72は、第2端末被覆部71の外周面から貼着面22aの前方側(図6(a)において貼着面22aの下方側)に向かって中空絶縁体22の外周面よりも外側に突出するとともに、本実施形態では略直方体状をなしている。また、第2取付係合部72は、貼着面22aよりも若干広い幅を有する。更に、第2取付係合部72は、第2端末被覆部71におけるセンサ部21の長手方向の両端部のうちセンサ部21から遠い方の端部に一体に形成されるとともに、該第2取付係合部72におけるセンサ部21の長手方向の長さは、第2端末被覆部71におけるセンサ部21の長手方向の長さの約半分の長さとなっている。この第2取付係合部72は、リード線61,62の先端部付近の一部分、即ちリード線61,62における第2端末被覆部71から出た部分を内部に埋設して封止している。そして、2本のリード線61,62は、第2取付係合部72におけるセンサ部21の長手方向の両端面のうちセンサ部21に近い側の端面からセンサ部21と平行をなすように同第2取付係合部72の外部に引き出されている。
また、第2取付係合部72には、一対の第2係合凹部72aが形成されている。一対の第2係合凹部72aは、第2取付係合部72における幅方向(貼着面22aの幅方向と同方向)の両側に形成されている。そして、一対の第2係合凹部72aは、第2取付係合部72の幅を狭めるように凹設された凹部状をなしている。更に、一対の第2係合凹部72aは、センサ部21の長手方向に沿って延びる溝状をなすとともに、第2取付係合部72をセンサ部21の長手方向に貫通している。そして、第2取付係合部72においては、一対の第2係合凹部72aが形成された部分の幅(貼着面22aの幅方向と同方向の幅)が狭くなっている。しかし、一対の第2係合凹部72aの底面72b間、即ち第2取付係合部72において一対の第2係合凹部72aによって幅が狭くなった部分には、リード線61,62が埋設されている。即ち、2本のリード線61,62の一部が、第2取付係合部72の内部で各第2係合凹部72aの背面に位置している。
図1に示すように、前記ブラケット81は、ドアパネル5における後部開口部4の周縁部と対向する周縁部に固定されており、詳しくは、ドアパネル5の内側面(即ちドアパネル5の車室側の側面)における左右方向の両端部にそれぞれ固定されている。各ブラケット81は、ドアパネル5の左右方向の両端部に沿って同ドアパネル5の上端から下端まで延びる帯状をなしている。そして、2つのブラケット81は、非直線状をなすドアパネル5の左右方向の両端部の形状に応じて、その長手方向(ドアパネル5の上下方向)の略中央部が湾曲している。詳しくは、各ブラケット81は、長手方向の略中央部に2つの湾曲部82,83(第1湾曲部82及び第2湾曲部83)を有する。第1湾曲部82及び第2湾曲部83は、ブラケット81の長手方向に離間した2箇所に設けられている。
また、図1、図7(a)及び図7(b)に示すように、各ブラケット81には、その幅方向の一端部に位置決め凸部84が設けられている。この位置決め凸部84は、各ブラケット81がドアパネル5に固定された状態において各ブラケット81の幅方向の両端部のうちドアパネル5の左右方向の中央部側となる端部に設けられている。そして、位置決め凸部84は、ブラケット81の厚さ方向の一端側に突出するとともに、ブラケット81の長手方向に沿って連続的に延びる突条をなしている。尚、位置決め凸部84は、ブラケット81の長手方向の両端部には設けられていない。また、各ブラケット81において、位置決め凸部84とブラケット81の幅方向に隣り合う部分は、中空絶縁体22が固定される接着面85となっている。
また、図7(a)に示すように、各ブラケット81の長手方向の一端部(車両1の上方側となる端部)に第1係合部86が形成されるとともに、各ブラケット81の長手方向の他端部(車両1の下方側となる端部)に第2係合部87が形成されている。尚、図7(a)においては、図1に合わせて、ブラケット81の長手方向の一端部(ドアパネル5の上端側となる端部)を下側に図示し、ブラケット81の長手方向の他端部(ドアパネル5の下端側となる端部)を上側に図示している。
第1係合部86は、ブラケット81の長手方向の一端からブラケット81の長手方向の中央部に向かって切り込まれたスリット状をなしている。そして、第1係合部86は、ブラケット81の長手方向の一端部においてブラケット81の幅方向の略中央部に形成されている。また、第1係合部86は、ブラケット81を厚さ方向に貫通するとともに同ブラケット81の長手方向の中央部と反対側に開口している。即ち、第1係合部86は、ブラケット81の長手方向の一端部から長手方向中央部に向かって切り込まれたスリット状をなしている。
図10(a)及び図10(b)に示すように、この第1係合部86におけるブラケット81の長手方向の長さは、前記第1取付係合部42におけるセンサ部21の長手方向の長さよりも長く形成されている。これにより、ブラケット81側の第1係合部86とセンサ側の第1取付係合部42との長手方向間に空隙Sが形成される。つまり、第1取付係合部42は、第1係合部86に対し長手方向において余裕のある遊嵌状態で係合されている。更に、第1係合部86の幅は、前記第1取付係合部42における第1係合凹部42aが設けられた部分の幅(一対の第1係合凹部42aの底面42b間の幅)と略等しく形成されている。
図7(a)に示すように、第2係合部87は、ブラケット81の長手方向の他端からブラケット81の長手方向の中央部に向かって切り込まれたスリット状をなしている。そして、第2係合部87は、ブラケット81の長手方向の他端部においてブラケット81の幅方向の略中央部に形成されている。また、第2係合部87は、ブラケット81を厚さ方向に貫通するとともに同ブラケット81の長手方向の中央部と反対側に開口している。図9(a)及び図9(b)に示すように、第2係合部87におけるブラケット81の長手方向の長さは、第2取付係合部72におけるセンサ部21の長手方向の長さと等しく形成されている。更に、第2係合部87の幅は、第2取付係合部72における第2係合凹部72aが設けられた部分の幅(一対の第2係合凹部72aの底面72b間の幅)と略等しく形成されている。
そして、異物検知センサ13は、第1取付係合部42及び第2取付係合部72がブラケット81に係止された状態で同ブラケット81に固定されている。第2取付係合部72は、第2係合部87に、同第2取付係合部72における一対の第2係合凹部72a間の部分(即ち一対の第2係合凹部72aの底面72b間の部分)が挿入されることによりブラケット81に係合されている。更に、ブラケット81における第2係合部87の両側の部分がそれぞれ一対の第2係合凹部72a内に挿入されている。従って、第2取付係合部72がブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止されるため、該第2取付係合部72が設けられた中空絶縁体22の第2端部22fは、ブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止されている。そして、第2取付係合部72は、第2係合部87の底面87aに当接しており、ブラケット81に対して長手方向に位置決めされている。即ち、第2取付係合部72は、中空絶縁体22とブラケット81との長手方向の位置決めの基準となるべく異物検知センサ13に設けられたセンサ側基準である。そして、第2係合部87は、当該センサ側基準と長手方向に位置合わせされるブラケット側基準である。また、図10(a)及び図10(b)に示すように、第1取付係合部42は、第1係合部86に、同第1取付係合部42における一対の第1係合凹部42a間の部分(即ち一対の第1係合凹部42aの底面42b間の部分)が挿入されることによりブラケット81に係合されている。更に、ブラケット81における第1係合部86の両側の部分がそれぞれ一対の第1係合凹部42a内に挿入されている。従って、第1取付係合部42がブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止されるため、該第1取付係合部42が設けられた中空絶縁体22の第1端部22eは、ブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止されている。尚、第1係合部86は、第1取付係合部42におけるセンサ部21の長手方向の長さよりも長く形成されているため、第1取付係合部42は、第1係合部86と係合した状態のまま、第1係合部86に案内されながら同第1係合部86に対してブラケット81の長手方向に移動可能である。そして、異物検知センサ13は、中空絶縁体22の一方の当接部22bを位置決め凸部84に当接させながら、貼着面22aと接着面85との間に介在された両面テープ91(接着部材)によってブラケット81に貼着されている。このように、異物検知センサ13は両面テープ91にてブラケット81に固定されている。
そして、図1、図9(a)及び図9(b)に示すように、第2封止部材54の第2取付係合部72から延びる2本のリード線61,62は、第1端部22eの方(図9において左側)に向かってセンサ部21と平行に延びた後に、ドアパネル5の内部に引き込まれている。図2に示すように、ドアパネル5の内部に引き込まれた2本のリード線61,62のうち一方のリード線61は、同ドアパネル5の内部で通電検知部14に電気的に接続されている。更に、同2本のリード線61,62のうち他方のリード線62は、ドアパネル5の内部でグランドGNDに接続(即ち車体3に接地)されている。
図1及び図2に示すように、前記通電検知部14はドアパネル5の内部に配置されている。この通電検知部14は、電極線23に電流を供給している。そして、センサ部21に押圧力等の外力が加えられていない通常の状態では、通電検知部14から電極線23に供給される電流は、抵抗器35を介して電極線24に流れる。一方、センサ部21を潰すような外力が加えられると、外力が加えられた部位の中空絶縁体22が弾性変形するとともに該中空絶縁体22の弾性変形に伴って電極線23,24が撓曲し、電極線23と電極線24とが接触して短絡される。すると、通電検知部14から電極線23に供給される電流は、抵抗器35を介さずに電極線24に流れることになる。従って、例えば、一定の電圧で電極線23に電流を供給している場合には、電流値が変化するため、通電検知部14は、このときの電流値の変化を検知することにより、センサ部21に接触した異物を検知する。そして、通電検知部14は、この電流値の変化を検知すると、即ち異物検知センサ13に接触した異物を検知すると、後述のドアECU101に異物検知信号を出力する。尚、センサ部21に対する外力が取り除かれると、中空絶縁体22が復元し、電極線23,24も復元して非導通状態となる。
また、電動バックドア装置2は、ドアパネル5の内部に前記アクチュエータ6によるドアパネル5の開閉作動を制御するドアECU101を備えている。ドアECU101は、ROM(Read only Memory)、RAM(Random access Memory)等を備えマイクロコンピュータとしての機能を有するとともに、車両1のバッテリ(図示略)から電源の供給を受けている。また、ドアECU101は、該ドアECU101に電気的に接続された通電検知部14に電流を供給している。そして、ドアECU101は、操作スイッチ9、位置検出装置8及び通電検知部14等から入力される各種信号に基づいてアクチュエータ6を制御する。
次に、上記のように構成された電動バックドア装置2の動作を統括的に説明する。
ドアECU101は、操作スイッチ9から開信号が入力されると、ドアパネル5を開作動させるべくアクチュエータ6を駆動する。尚、ドアECU101は、位置検出装置8から入力される位置検出信号に基づいてドアパネル5の回動位置を認識している。本実施形態では、ドアECU101は、位置検出信号のパルス数をカウントし、そのカウント値に基づいてドアパネル5の回動位置を認識している。そして、ドアパネル5が全閉位置に配置されると、ドアECU101はアクチュエータ6を停止する。
一方、操作スイッチ9から閉信号が入力されると、ドアECU101は、ドアパネル5を閉作動させるべくアクチュエータ6を駆動する。そして、ドアパネル5が全閉位置に配置されると、ドアECU101はアクチュエータ6を停止する。尚、ドアパネル5の閉作動中に、異物検知センサ13のセンサ部21に異物が接触して同センサ部21に外力が加えられると、異物検知センサ13において中空絶縁体22が弾性変形されることにより電極線23と電極線24とが接触して短絡される。その結果、電極線23に供給する電流の電流値が変化するため、通電検知部14がドアECU101に異物検知信号を出力する。ドアECU101は、異物検知信号が入力されると、アクチュエータ6を反転させてドアパネル5を所定量だけ開作動させた後にアクチュエータ6を停止する。
次に、上記のように構成された異物検知センサ13をブラケット81に固定する異物検知センサ13の固定方法を、異物検知センサ13の固定構造の作用と共に説明する。
まず、センサ側基準とブラケット側基準とをブラケット81の長手方向に位置合わせする基準合わせ工程を行う。図9(a)及び図9(b)に示すように、この基準合わせ工程では、異物検知センサ13に設けられたセンサ側基準、即ち第2取付係合部72と、ブラケット81に設けられたブラケット側基準、即ち第2係合部87とを係合することにより位置合わせする。詳しくは、第2取付係合部72における一対の第2係合凹部72a間の部分(即ち一対の第2係合凹部72aの底面72b間の部分)を、第2係合部87におけるブラケット81の長手方向の中央部と反対側を向いた開口部から同第2係合部87に挿入することにより、第2取付係合部72をブラケット81の長手方向の他端部に係合する。このとき、ブラケット81における第2係合部87の両側の部分がそれぞれ一対の第2係合凹部72a内に挿入される。従って、第2取付係合部72がブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止されるため、該第2取付係合部72が設けられた中空絶縁体22の第2端部22fがブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止される。そして、第2取付係合部72を第2係合部87の底面87aに当接させることにより、第2取付係合部72をブラケット81に対して長手方向に位置決めする。尚、中空絶縁体22の貼着面22aには両面テープ91が貼着されている。この両面テープ91における貼着面22aと反対側の面には剥離紙が付着されており、基準合わせ工程においてブラケット81等に両面テープ91が貼着されないようになっている。
次に、第1係合部86に第1取付係合部42を係合する係合工程を行う。この係合工程では、図10(a)及び図10(b)に示すように、第1取付係合部42における一対の第1係合凹部42a間の部分(即ち一対の第1係合凹部42aの底面42b間の部分)を、第1係合部86におけるブラケット81の長手方向の中央部と反対側を向いた開口部から同第1係合部86に挿入することにより、第1取付係合部42をブラケット81の長手方向の他端部に係合する。このとき、ブラケット81における第1係合部86の両側の部分がそれぞれ一対の第1係合凹部42a内に挿入される。従って、第1取付係合部42がブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止されるため、該第1取付係合部42が設けられた中空絶縁体22の第1端部22eがブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止される。尚、第1係合部86は、第1取付係合部42におけるセンサ部21の長手方向の長さよりも長く形成されているため、第1取付係合部42は、第1係合部86と係合した状態のまま、同第1係合部86に案内されながら同第1係合部86に対してブラケット81の長手方向に移動可能である。本実施形態では、前記基準合わせ工程は、第2取付係合部72を第2係合部87に係合する工程であるため、係合工程を兼ねている。
次に、両面テープ91によって中空絶縁体22をブラケット81に固定する固定工程を行う。この固定工程では、ブラケット側基準である第2係合部87から第1係合部86に向かって(即ちセンサ側基準である第2取付係合部72側から第1取付係合部42に向かって)、剥離紙を剥がしつつ貼着面22aとブラケット81との間に介在させた両面テープ91によって中空絶縁体22をブラケット81の接着面85に順に貼着していく。このとき、図8に示すように、中空絶縁体22の一方の当接部22bを位置決め凸部84に当接させることにより、ブラケット81に対する中空絶縁体22の幅方向の位置決めを行いながら両面テープ91を接着面85に貼着していく。そして、中空絶縁体22に貼着されていた両面テープ91を、長手方向に沿って第2取付係合部72側から第1取付係合部42側まで全体に亘って接着面85に貼着することにより固定工程が終了する。これにより、両面テープ91によって中空絶縁体22がブラケット81に固定される。
この固定工程では、中空絶縁体22の長手方向の取付誤差に応じて第1取付係合部42が第1係合部86に係合した状態のまま同第1係合部86に対してブラケット81の長手方向に移動する。即ち、中空絶縁体22の長手方向の取付誤差は、第1取付係合部42が第1係合部86に対してブラケット81の長手方向に移動することにより吸収される。従って、中空絶縁体22の長手方向の取付誤差によって、中空絶縁体22の両端部に設けられた第1取付係合部42及び第2取付係合部72が第1係合部86及び第2係合部87に係合され難くなったり、中空絶縁体22の長手方向の端部がブラケット81に対して固定され難くなったりすることが抑制される。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)異物検知センサ13をブラケット81に固定する際、センサ側基準とブラケット側基準とを位置合わせすることにより、ブラケット81の長手方向の一部と異物検知センサ13の長手方向の一部とを互いの長手方向に位置合わせすることができる。そして、中空絶縁体22の長手方向の両端部に設けられた第1取付係合部42及び第2取付係合部72を、ブラケット81の長手方向の両端部に設けられた第1係合部86及び第2係合部87に係合する。その後、ブラケット側基準である第2係合部87から第1係合部86に向かって順に両面テープ91にて中空絶縁体22をブラケット81に固定していくことができる。このとき、係合した第1係合部86に対してブラケット81の長手方向に移動可能である第1取付係合部42は、ブラケット側基準である第2係合部87から係合した第1係合部86に向かって順に両面テープ91にて中空絶縁体22をブラケット81に固定していったときに生じる中空絶縁体22の長手方向の取付誤差に応じて、係合した第1係合部86に対してブラケット81の長手方向に移動する。従って、ブラケット81に中空絶縁体22を固定したときに生じる長手方向の取付誤差を、第1係合部86に対する第1取付係合部42の移動によって吸収することができる。よって、異物検知センサ13における中空絶縁体22の長手方向の両端側の部分をブラケット81に容易に係止することができる。更に、中空絶縁体22の長手方向の両端部に設けられた第1取付係合部42及び第2取付係合部72をブラケット81の長手方向の両端部に設けられた第1係合部86及び第2係合部87に係合することにより、中空絶縁体22の長手方向の両端部のブラケット81からの剥がれを容易に防止することができる。
また、本実施形態では、固定工程の前に係合工程を行う。このため、係合工程の前に固定工程を行う場合に比べて、係合工程時において中空絶縁体22が両面テープ91によってブラケット81に固定されていないことから、係合工程における第1取付係合部42(第1端末処理部31)の取り回しの自由度が高い。これにより、第1取付係合部42の第1係合部86に対する組み付け性を向上させることができる。
(2)センサ側基準は、2つの取付係合部42,72のうちの一方の第2取付係合部72であり、ブラケット側基準は、センサ側基準である第2取付係合部72が係合する第2係合部87である。従って、センサ側基準を別途異物検知センサ13に設けたり、ブラケット側基準を別途ブラケット81に設けたりしなくてもよい。よって、異物検知センサ13及びブラケット81の構造が複雑化されることを抑制することができる。また、センサ側基準である第2取付係合部72を、ブラケット側基準である第2係合部87に係合することにより、センサ側基準がブラケット側基準に位置合わせされる。従って、センサ側基準とブラケット側基準とを位置合わせする工程と、第2取付係合部72を第2係合部87に係合する工程とが同時に行われることになるため、より容易に異物検知センサ13をブラケット81に固定することができる。
(3)リード線61,62が電極線23,24に接続された側の中空絶縁体22の第2端部22fに設けられた第2取付係合部72がセンサ側基準であるため、この第2取付係合部72は、ブラケット側基準である第2係合部87に係合されることによりブラケット81に対する長手方向の位置が決定される。従って、リード線61,62における電極線23,24に接続された側の端部が容易に位置決めされる。よって、リード線61,62の位置に誤差が生じ難くなるため、電極線23,24に接続されたリード線61,62の配置や、リード線61における電極線23と反対側の端部の通電検知部14への接続、及びリード線62における電極線24と反対側の端部のグランドGNDへの接続を行い易くなる。また、リード線61,62の位置に誤差が生じ難くなるため、リード線61,62に関する設計が容易となる。
(4)第1係合部86及び第2係合部87は、ブラケット81の長手方向の中央部と反対側に開口したスリット状をなしている。換言すれば、第1係合部86及び第2係合部87は、ブラケット81の長手方向の端部から長手方向中央部に向かって切り込まれたスリット状をなし、それにより、係合される第1及び第2取付係合部42,72の長手方向への移動を許容する形状となっている。従って、第1係合部86におけるブラケット81の長手方向の中央部と反対側に開口した開口部から第1取付係合部42を同第1係合部86に挿入することにより、第1取付係合部42を第1係合部86に容易に係合することができる。同様に、第2係合部87におけるブラケット81の長手方向の中央部と反対側に開口した開口部から第2取付係合部72を同第2係合部87に挿入することにより、第2取付係合部72を第2係合部87に容易に係合することができる。また、第2取付係合部72が設けられた中空絶縁体22の第2端部22f側では、電極線23,24にリード線61,62が接続されるとともに、このリード線61,62は、第2取付係合部72から引出されている。更に、リード線61,62は、ドアパネル5に引き込まれるため、ブラケット81において中空絶縁体22が固定された接着面85とは反対側の面の方へ取り回される。従って、第2係合部87が、ブラケット81の長手方向の中央部と反対側に開口していると、第2係合部87におけるブラケット81の長手方向の中央部と反対側に開口した開口部からリード線61,62をブラケット81における接着面85と反対側の面の方へ容易に取り回すことができる。
(5)係合状態において第1取付係合部42と第1係合部86との長手方向間には空隙Sが設けられる。即ち、ブラケット81の第1係合部86は第1取付係合部42の長手方向への移動をより効果的に許容する形状に形成され、これにより、中空絶縁体22を両面テープ91にてブラケット81に固定していったときに生じる中空絶縁体22の長手方向の取付誤差を好適に吸収することができる。
(6)貼着面22aは、中空絶縁体22の長手方向において第1取付係合部42とは別の位置に設けられるため、第1取付係合部42と第1係合部86とを容易に係合させることが可能となり、組み付け性の向上に寄与できる。
尚、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、基準合わせ工程を行った後に係合工程を行っている。しかしながら、係合工程を行った後に基準合わせ工程を行ってもよい。また、基準合わせ工程と係合工程とは同時に行ってもよい。
・第1取付係合部42及び第2取付係合部72の形状は、上記実施形態の形状に限らない。第1取付係合部42は、第1係合部86に係合されブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止される形状であればよい。また、第2取付係合部72は、第2係合部87に係合されブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止される形状であればよい。例えば、図11に示すようにしてもよい。尚、図11では、上記実施形態と同一の構成に同一の符号を付している。図11に示す例では、第1端末処理部31を構成する第1封止部材111は、第1端末被覆部41と、弾性変形可能な第1取付係合部112とから構成されている。第1取付係合部112は、ブラケット81の厚さ方向に該ブラケット81と対向する第1端末被覆部41の側面に一体に形成されている。第1取付係合部112は、ブラケット81の厚さ方向に該ブラケット81と対向する第1端末被覆部41の側面から延びる係合軸112aと、該係合軸112aの先端から同係合軸112aの基端側に向かって延びる係止部112bとから構成されている。係合軸112aは、中空状をなしている。また、係合軸112aは、中空絶縁体22の長手方向から見て(即ち図11に示す状態において)、最も太い部分の太さが第1係合部86の幅と略等しくなっている。更に、係合軸112aの長さは、ブラケット81の厚さより長い。また、前記係止部112bは、係合軸112aにおける貼着面22aの幅方向の両側(図11において左右方向の両側)に設けられており、係合軸112aの先端から基端側に向かうに連れて第1取付係合部112の幅(貼着面22aの幅方向と同方向の幅)を拡げるように形成されている。このような第1取付係合部112は、係合軸112aが第1係合部86に挿入され、同係合軸112aが第1係合部86をブラケット81の厚さ方向に貫通した状態で同第1係合部86に係合される。そして、係止部112bの先端部は、ブラケット81の厚さ方向の両側のうち第1端末被覆部41が配置された側と反対側で、同ブラケット81における第1係合部86の幅方向の両側の部分に接触する。更に、ブラケット81における第1係合部86の幅方向の両側の部分は、係止部112bと第1端末被覆部41とによって挟まれる。従って、第1取付係合部112は、ブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止される。また、第1取付係合部112は、第1係合部86に係合した状態のまま、ブラケット81に対して同ブラケット81の長手方向に移動可能である。尚、上記第1実施形態の第2取付係合部72についても、図11に示した第1取付係合部112と同様の形状に変更してもよい。
・上記実施形態では、第1係合部86及び第2係合部87は、何れもブラケット81の長手方向の中央部と反対側に開口したスリット状をなしている。しかしながら、第1係合部86及び第2係合部87の形状はこれに限らない。第1係合部86は、係合された第1取付係合部42を貼着面22aと直交する方向に係止し、同第1取付係合部42が設けられた中空絶縁体22の第1端部22eをブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止可能な形状であればよい。同様に、第2係合部87は、係合された第2取付係合部72を貼着面22aと直交する方向に係止し、同第2取付係合部72が設けられた中空絶縁体22の第2端部22fをブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止可能な形状であればよい。但し、第1係合部86及び第2係合部87の少なくとも一方は、係合された第1取付係合部42及び第2取付係合部72をブラケット81の長手方向に移動可能とする。
例えば、第1係合部及び第2係合部は、図12及び図13に示す例のようであってもよい。尚、図12及び図13では、上記実施形態と同一の構成に同一の符号を付している。図12(a)に示すように、第1端末処理部31を構成する第1封止部材121は、第1端末被覆部41と、弾性変形可能な第1取付係合部122とから構成されている。第1取付係合部122は、ブラケット81の厚さ方向に該ブラケット81と対向する第1端末被覆部41の側面に一体に形成されている。第1取付係合部122は、ブラケット81の厚さ方向に該ブラケット81と対向する第1端末被覆部41の側面から延びる係合軸122aと、該係合軸122aの先端部に一体に設けられた係止部122bとから構成されている。係合軸122aは、円柱状をなすとともに、ブラケット81の厚さよりも長く形成されている。また、係止部122bは傘状をなしている。そして、係止部122bの外周面は、係合軸122aの先端部から同係合軸122aの基端側に近づくに連れてその直径が大きくなる円錐形状をなしている。
図12(a)及び図12(b)に示すように、この第1取付係合部122が係合する第1係合部131は、ブラケット81における長手方向の一端部(ドアパネル5の上端側となる端部)に形成された孔である。第1係合部131は、ブラケット81を厚さ方向に貫通するとともに、同ブラケット81の厚さ方向から見た形状が円形状をなしている。また、第1係合部131の直径は、前記係合軸122aの直径と略等しく形成されている。そして、前記第1取付係合部122は、係止部122bが第1係合部131を貫通するまで接着面85側から第1係合部131に差し込まれる。すると、係合軸122aは、第1係合部131に対してブラケット81の長手方向に係合する。更に、係止部122bは、第1端末被覆部41と反対側でブラケット81における第1係合部131の周縁部に接触する。従って、第1取付係合部122によって、第1封止部材121は、ブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止される。その結果、第1取付係合部122が設けられた中空絶縁体22の第1端部22eは、ブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止される。尚、本例では、第1取付係合部122がセンサ側基準であり、第1係合部131がブラケット側基準である。
また、図13(a)に示すように、第2端末処理部51を構成する第2封止部材141は、第2端末被覆部71と、弾性変形可能な第2取付係合部142とから構成されている。第2取付係合部142は、ブラケット81の厚さ方向に該ブラケット81と対向する第2端末被覆部71の側面に一体に形成されている。そして、第2取付係合部142は、前記第1取付係合部122と同じ形状をなしており、係合軸122aと係止部122bとから構成されている。
図13(a)及び図13(b)に示すように、この第2取付係合部142が係合する第2係合部132は、ブラケット81における長手方向の他端部(ドアパネル5の下端側となる端部)に形成された長孔である。第2係合部132は、ブラケット81を厚さ方向に貫通するとともに、同ブラケット81の長手方向に延びる溝状をなしている。また、第2係合部132の幅(短手方向の幅)は前記係合軸122aの直径と略等しく形成されるとともに、第2係合部132の長手方向の長さは前記係合軸122aの直径よりも長く形成されている。これにより、ブラケット81側の第2係合部132とセンサ側の第2取付係合部142(係合軸122a)との長手方向間に空隙Sが形成される。そして、前記第2取付係合部142は、係止部122bが第2係合部132を貫通するまで接着面85側から第2係合部132に差し込まれる。すると、係合軸122aは、第2係合部132に対してブラケット81の長手方向に係合する。更に、係止部122bは、第2端末被覆部71と反対側でブラケット81における第2係合部132の幅方向の両側の部分に接触する。従って、第2取付係合部142によって、第2封止部材141は、ブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止される。その結果、第2取付係合部142が設けられた中空絶縁体22の第2端部22fは、ブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止される。また、第2取付係合部142は、第2係合部132に係合した状態のまま第2係合部132に対してブラケット81の長手方向に移動可能である。
・上記実施形態では、センサ側基準は、中空絶縁体22の長手方向の両端部に設けられた2つの取付係合部(即ち第1取付係合部42及び第2取付係合部72)のうち、一方の第2取付係合部72となっている。そして、ブラケット側基準は、センサ側基準である第2取付係合部72が係合する第2係合部87となっている。しかしながら、センサ側基準及びブラケット側基準はこれに限らない。センサ側基準は、異物検知センサ13に設けられブラケット81に対する長手方向の位置基準となるものであればよい。そして、ブラケット側基準は、ブラケット81に設けられセンサ側基準と長手方向に位置合わせされるものであればよい。
例えば、図14に示す例では、ブラケット側基準は、ブラケット81の第1湾曲部82に設けられている。このブラケット側基準は、第1湾曲部82に設けられた係止孔151である。係止孔151は、円弧状に湾曲した第1湾曲部82における周方向の中央部に設けられている。この係止孔151は、ブラケット81を厚さ方向に貫通した孔であり、ブラケット81の厚さ方向から見た形状が円形状をなしている。
また、図14及び図16(b)に示すように、ブラケット81においては、同ブラケット81における長手方向の他端部(ドアパネル5の下端側となる端部)に形成された第2係合部152は、第1係合部86と同様の形状をなすとともに、第2取付係合部72よりもブラケット81の長手方向に長く形成されている。
図15に示すように、ブラケット側基準である係止孔151に位置合わせされるセンサ側基準は、異物検知センサ13を構成する中空絶縁体22において第1湾曲部82上に配置される部分に形成されている。このセンサ側基準は、中空絶縁体22において第1湾曲部82上に配置される部分の貼着面22aに一体に形成された基準係止部153である。基準係止部153は、弾性変形可能である。この基準係止部153は、貼着面22aから同貼着面22aに対して垂直に延びる係合軸153aと、該係合軸153aの先端部に設けられた係止部153bとから構成されている。係合軸153aは、円柱状をなしており、その直径は、係止孔151の直径と略等しく形成されている。また、係合軸153aの長さは、ブラケット81の厚さよりも若干長く形成されている。係止部153bは、係合軸153aの先端側から同係合軸153aの基端側に向かうに連れて外径が大きくなる円錐形状をなしている。そして、係止部153bの最大径は係止孔151の直径よりも大きい。
図14及び図15に示すように、このような異物検知センサ13をブラケット81に固定する際には、まず、基準合わせ工程を行い、センサ側基準である基準係止部153をブラケット側基準である係止孔151に挿入して係合することにより、センサ側基準とブラケット側基準とをブラケット81の長手方向に位置合わせする。基準係止部153は、係止部153bが係止孔151を貫通するまで接着面85側から同係止孔151に挿入される。すると、係合軸153aは、係止孔151に対してブラケット81の長手方向に係合する。即ち、センサ側基準である基準係止部153とブラケット側基準である係止孔151とはブラケット81の長手方向に相対移動不能に係合して互いに固定される。更に、係止部153bは、中空絶縁体22と反対側でブラケット81における係止孔151の周縁部に接触する。そして、基準係止部153によって、中空絶縁体22は、ブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止される。次に、係合工程を行い、第1取付係合部42を第1係合部86に係合するとともに、第2取付係合部72を第2係合部152に係合する。これにより、第1取付係合部42が設けられた中空絶縁体22の第1端部22eは、ブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止される。更に、第2取付係合部72が設けられた中空絶縁体22の第2端部22fは、ブラケット81に対して貼着面22aと直交する方向に係止される。また、第1取付係合部42は、第1係合部86に係合した状態のまま第1係合部86に対してブラケット81の長手方向に移動可能であるとともに、第2取付係合部72は、第2係合部152に係合した状態のまま第2係合部152に対してブラケット81の長手方向に移動可能である。次に、固定工程を行って、ブラケット側基準から第1係合部86に向かって、また、ブラケット側基準から第2係合部152に向かって、貼着面22aとブラケット81との間に介在させた両面テープ91によって中空絶縁体22をブラケット81に順に固定していく。このとき、上記実施形態と同様に、中空絶縁体22の長手方向の取付誤差に応じて第1取付係合部42が第1係合部86に係合した状態のまま同第1係合部86に対してブラケット81の長手方向に移動する。また、図16(a)及び図16(b)に示すように、中空絶縁体22の長手方向の取付誤差に応じて第2取付係合部72が第2係合部152に係合した状態のまま同第2係合部152に対してブラケット81の長手方向に移動する。
このようにしても、上記実施形態の(1),(4)と同様の効果を得ることができる。また、本例では、ブラケット側基準は第1湾曲部82に設けられている。一般的に、中空絶縁体22を両面テープ91にてブラケット81に固定する場合、ブラケット81が湾曲している部分ほどブラケット81に対して中空絶縁体22が長手方向に位置ずれしやすい。そこで、第1湾曲部82にブラケット側基準を設けて、ブラケット側基準から両側の第1係合部86及び第2係合部152に向かって中空絶縁体22を順に固定していくことにより、ブラケット81に対する中空絶縁体22の長手方向の取付誤差を小さく抑えることができる。従って、中空絶縁体22の長手方向の取付誤差による第1取付係合部42の第1係合部86に対するブラケット81の長手方向の移動量、及び中空絶縁体22の長手方向の取付誤差による第2取付係合部72の第2係合部152に対するブラケット81の長手方向の移動量を少なくすることができる。その結果、第1係合部86及び第2係合部152におけるブラケット81の長手方向の長さを短くすることができる。更に、本例では、センサ側基準である基準係止部153とブラケット側基準である係止孔151とを係合して固定することにより、センサ側基準をブラケット側基準に容易に位置合わせすることができる。
尚、図14乃至図16に示す例においては、基準合わせ工程の前に係合工程を行ってもよい。また、基準合わせ工程と係合工程とを同時に行ってもよい。また、ブラケット側基準としての係止孔151をブラケット81の第2湾曲部83に設け、センサ側基準としての基準係止部153を中空絶縁体22において第2湾曲部83上に配置される部分に形成してもよい。
また、センサ側基準を、中空絶縁体22の長手方向の中間部に設けるとともに、ブラケット側基準を、ブラケット81の長手方向の中間部に設けてもよい。この場合、センサ側基準は、例えば図15に示した基準係止部153とし、ブラケット側基準は、例えば同じく図15に示した係止孔151とする。そして、第1係合部86に係合した第1取付係合部42を、第1係合部86に係合した状態のまま同第1係合部86に対してブラケット81の長手方向に移動可能とし、第2係合部152に係合した第2取付係合部72を、第2係合部152に係合した状態のまま同第2係合部152に対してブラケット81の長手方向に移動可能とする。
このようにすると、ブラケット側基準から中空絶縁体22の長手方向の両端部に設けられた第1係合部86及び第2係合部152に向かって中空絶縁体22を順に固定したときに、中空絶縁体22におけるセンサ側基準である基準係止部153から一方の第1取付係合部42までの部分と、同中空絶縁体22におけるセンサ側基準である基準係止部153から他方の第2取付係合部72までの部分とは、長手方向の取付誤差の量に差が出難くなる。その結果、一方の第1取付係合部42と他方の第2取付係合部72とは、ブラケット81に対する長手方向の移動量に差が出難くなる。即ち、第1取付係合部42及び第2取付係合部72のうち何れか一方の取付係合部の方に、ブラケット81に対する中空絶縁体22の長手方向の取付誤差が偏ってしまうことを抑制できる。従って、中空絶縁体22の長手方向の取付誤差による第1取付係合部42の第1係合部86に対するブラケット81の長手方向の移動量、及び中空絶縁体22の長手方向の取付誤差による第2取付係合部72の第2係合部152に対するブラケット81の長手方向の移動量を少なくすることができる。その結果、第1係合部86及び第2係合部152におけるブラケット81の長手方向の長さを短くすることができる。
尚、センサ側基準とブラケット側基準とは、係合されるものに限らない。センサ側基準は、異物検知センサ13に設けられた印であり、ブラケット側基準は、センサ側基準として異物検知センサ13に設けられた印がブラケット81の長手方向に位置合わせされるべくブラケット81に設けられた印であってもよい。
・ブラケット81が湾曲した湾曲部を複数有する場合には、ブラケット側基準は、ブラケット81の長手方向に隣り合う湾曲部と湾曲部との間に設けられてもよい。例えば、上記実施形態のブラケット81のように2つの湾曲部82,83を有する場合には、第1湾曲部82と第2湾曲部83との間にブラケット側基準を設ける。そして、異物検知センサ13には、中空絶縁体22において第1湾曲部82と第2湾曲部83との間に固定される部分に、ブラケット側基準とブラケット81の長手方向に位置合わせされるセンサ側基準を設ける。更に、第1取付係合部42を、第1係合部86に係合した状態のまま同第1係合部86に対してブラケット81の長手方向に移動可能とし、第2係合部87を、該第2係合部87に係合される第2取付係合部72が該第2係合部87に対してブラケット81の長手方向に移動可能となるように構成する。このようにすると、次のような効果を得ることができる。一般的に、中空絶縁体22を両面テープ91にてブラケット81に固定する場合、ブラケット81が湾曲している部分ほどブラケット81に対して中空絶縁体22が長手方向に位置ずれしやすい。そして、ブラケット81の長手方向に隣り合う第1湾曲部82と第2湾曲部83との間にブラケット側基準を設けると、ブラケット側基準は当該2つの湾曲部82,83に近い位置に設けられることになる。これらのことから、ブラケット81の長手方向に隣り合う第1湾曲部82と第2湾曲部83との間にブラケット側基準を設けて、ブラケット側基準から両側の第1係合部86及び第2係合部87に向かって中空絶縁体22を順に固定していくことにより、ブラケット81に対する中空絶縁体22の長手方向の取付誤差を小さく抑えることができる。従って、中空絶縁体22の長手方向の取付誤差による第1取付係合部42の第1係合部86に対するブラケット81の長手方向の移動量、及び中空絶縁体22の長手方向の取付誤差による第2取付係合部72の第2係合部87に対するブラケット81の長手方向の移動量を少なくすることができる。その結果、第1係合部86及び第2係合部87におけるブラケット81の長手方向の長さを短くすることができる。
・上記実施形態では、ブラケット81は、2つの湾曲部(第1湾曲部82及び第2湾曲部83)を有する。しかしながら、ブラケット81が有する湾曲部の数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また、ブラケット81は、必ずしも湾曲部を備えなくてもよい。
・上記実施形態では、センサ側基準である第2取付係合部72は、中空絶縁体22における電極線23,24にリード線61,62が接続された側の端部である第2端部22fに設けられている。しかしながら、中空絶縁体22の第1端部22eに設けられた第1取付係合部42をセンサ側基準としてもよい。この場合、この第1取付係合部42が係合する第1係合部86は、センサ側基準とブラケット81の長手方向に位置合わせされるブラケット側基準とされる。そして、第1係合部86に係合された第1取付係合部42は、第1係合部86の底面に当接することにより該第1係合部86とブラケット81の長手方向に位置合わせされる。更に、第2取付係合部72は、第2係合部87に係合した状態のまま同第2係合部87に対してブラケット81の長手方向に移動可能とされる。
・上記実施形態では、電極線23,24を内部に保持する保持部材は、中空絶縁体22から構成されている。しかしながら、電極線23,24を内部に保持する保持部材は、上記実施形態の構成に限らない。例えば、保持部材は、図17及び図18に示すものであってもよい。尚、図17及び図18では、上記実施形態と同一の構成に同一の符号を付している。図17及び図18に示す異物検知センサ161を構成する保持部材162は、中空絶縁体22と、中空絶縁体22を内部に保持したプロテクタ163とから構成されている。プロテクタ163は、弾性を有する材料(ゴム、エラストマ等)にて形成され、長尺状をなしている。プロテクタ163の長手方向の長さは、中空絶縁体22の長手方向の長さと略等しい長さとなっている。また、プロテクタ163は、筒状をなしており、その内部にセンサ部21が挿入されている。即ち、プロテクタ163は、センサ部21を内部に保持することによって、異物からの外力が伝達されることにより互いに接触する電極線23,24を中空絶縁体22と共に内部に保持している。また、プロテクタ163の外周面には、その長手方向に延びる帯状の貼着面163aが形成されている。更に、図17に示すように、プロテクタ163の長手方向の一端部(第1端部22e側の端部)には、第1取付係合部164が形成されている。第1取付係合部164は、プロテクタ163の長手方向の一端において貼着面163aから同貼着面163aと垂直に延びた後にプロテクタ163の長手方向の他端側に延びる略鉤状をなしている。第1取付係合部164の先端側の部分は貼着面163aと平行に延びるとともに、同第1取付係合部164の先端側の部分と貼着面163aとの間には、第1係合凹部164aが形成されている。また、図18に示すように、プロテクタ163の長手方向の他端部(第2端部22f側の端部)には、第2取付係合部165が形成されている。第2取付係合部165は、プロテクタ163の長手方向の他端において貼着面163aから同貼着面163aと垂直に延びた後にプロテクタ163の長手方向の一端側に延びる略鉤状をなしている。第2取付係合部165の先端側の部分は貼着面163aと平行に延びるとともに、同第2取付係合部165の先端側の部分と貼着面163aとの間には、第2係合凹部165aが形成されている。
また、ブラケット171には、その長手方向に延びる帯状をなす接着面172が形成されている。そして、図17に示すように、このブラケット171の長手方向の一端部(ドアパネル5の上端側となる端部)には、第1係合部173が形成されている。第1係合部173は、ブラケット171の長手方向の一端部からブラケット171の長手方向に突出している。また、第1係合部173は、接着面172をブラケット171の長手方向に延長するように形成されている。更に、第1係合部173におけるブラケット171の長手方向の長さは、前記第1係合凹部164aの深さよりも長く形成されている。また、図18に示すように、ブラケット171の長手方向の他端部(ドアパネル5の下端側となる端部)には、第2係合部174が形成されている。第2係合部174は、ブラケット171の長手方向の他端部からブラケット171の長手方向に突出している。また、第2係合部174は、接着面172をブラケット171の長手方向に延長するように形成されている。
このような異物検知センサ161は、まず、図17に示すように、基準合わせ工程を行い、第1取付係合部164の第1係合凹部164aに第1係合部173を挿入することにより、第1取付係合部164を第1係合部173に係合する。このとき、第1係合部173の先端部を第1係合凹部164aの底面に当接させることにより、プロテクタ163の長手方向の一端部とブラケット171の長手方向の一端部とがブラケット171の長手方向に位置合わせされる。即ち、第1取付係合部164がセンサ側基準とされ、第1係合部173がブラケット側基準とされている。尚、本例の基準合わせ工程は、係合工程の一部を含む。次に、図18に示すように、係合工程を行い、第2取付係合部165の第2係合凹部165aに第2係合部174を挿入することにより、第2取付係合部165を第2係合部174に係合する。尚、第2取付係合部165は、第2係合部174に係合した状態のまま第2係合部174に対してブラケット171の長手方向(図18において左右方向)に移動可能である。次に、固定工程を行って、ブラケット側基準である第1係合部173から第2係合部174に向かって、貼着面163aとブラケット171との間に介在させた両面テープ91によってプロテクタ163をブラケット171に順に固定していく。このとき、プロテクタ163の長手方向の取付誤差に応じて第2取付係合部165が第2係合部174に対してブラケット81の長手方向に移動する。このようにしても上記実施形態の(1),(2)と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態の両面テープ91に代えて、図19(a)に示す両面テープ181を用いてもよい。図19(a)に示すように、両面テープ181は、帯状をなすとともに、その幅は、貼着面22aの幅よりも若干狭い。この両面テープ181には、その幅方向の両端部に複数の切込み部182が形成されている。各切込み部182は、両面テープ181の幅方向の端部から幅方向の中央部に向かって切り込まれた形状をなしており、両面テープ181を厚さ方向に貫通している。また、各切込み部182は、両面テープ181の幅方向の中央部に向かうに連れて該切込み部182の幅(切込み部182における両面テープ181の長手方向に沿った方向の長さ)が狭くなる三角形状をなしている。また、両面テープ181の幅方向の両端部において、複数の切込み部182は、両面テープ181の長手方向に沿って一定の間隔で形成されている。更に、両面テープ181の幅方向の一方の端部に形成された複数の切込み部182と、同両面テープ181の幅方向の他方の端部に形成された複数の切込み部182とは、同両面テープ181の長手方向に沿って互い違いに形成されている。
このようにすると、図19(b)に示すように、ブラケット81の接着面85の形状に応じて中空絶縁体22が湾曲された場合、両面テープ181は、中空絶縁体22の湾曲に伴って切込み部182が中空絶縁体22の長手方向に開く若しくは閉じることにより、中空絶縁体22の湾曲に追従し易くなる。また、両面テープ181は切込み部182を有するため、中空絶縁体22の湾曲に伴う両面テープ181の変形が、同両面テープ181の局所に集中することが抑制される。従って、両面テープ181が貼着面22aから剥離したり同両面テープ181に皺が生じたりすることが抑制される。よって、両面テープ181は、貼着面22a及び接着面85の両方に安定して密着することができる。その結果、中空絶縁体22をより安定してブラケット81に固定することができる。
尚、切込み部182は、必ずしも両面テープ181の長手方向の複数箇所に設けられなくても良い。また、切込み部182の形状は、三角形状に限らない。切込み部182は、両面テープ181の長手方向の少なくとも1箇所に幅方向に切り込まれたものであればよい。このようにしても、図19に示す例と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態では、貼着面22aとブラケット81との間に介在された中空絶縁体22をブラケット81に固定する接着部材は、両面テープ91である。しかしながら、この接着部材は、両面テープ91に限らず、接着剤等であってもよい。
・上記実施形態では、中空絶縁体22の内部には、2本の電極線23,24が保持されている。しかしながら、中空絶縁体22の内部に保持される電極線の本数はこれに限らず、複数本であればよい。例えば、図20に示すように、中空絶縁体22は、4本の電極線191〜194を保持するものであってもよい。これらの4本の電極線191〜194は、上記実施形態の電極線23,24と同様に中心電極25及び導電被覆層26から構成されている。図20に示す例では、4本の電極線191〜194は、周方向に離間した状態で中空絶縁体22の長手方向に螺旋状に延びている。そして、4本の電極線191〜194のうち2本の電極線191,193は、中空絶縁体22の第1端部22e側で電気的に接続されるとともに、残りの2本の電極線192,194は、中空絶縁体22の第1端部22e側で電気的に接続される。更に、電極線192と電極線193とは、中空絶縁体22の第2端部22f側で抵抗器35を介して接続される。また、電極線191は、中空絶縁体22の第2端部22f側でリード線61に接続されるとともに、電極線194は、中空絶縁体22の第2端部22f側でリード線62に接続される。
・上記実施形態において、ブラケット81側の第1係合部86に対してセンサ側の第1取付係合部42を移動不能に固定してもよい。例えば、図21に示す例では、第1取付係合部42と第1係合部86とを接着剤Bによって固定している。この第1取付係合部42を固定する工程(取付係合部固定工程)は、第1取付係合部42を第1係合部86に係合する係合工程、及び中空絶縁体22をブラケット81に固定する固定工程の後に行う。このため、中空絶縁体22をブラケット81に固定する固定工程時には、第1取付係合部42は、第1係合部86に係合した状態のままブラケット81の長手方向に移動可能であり、中空絶縁体22の長手方向の取付誤差を第1取付係合部42の移動によって吸収することができる。この構成によれば、第1取付係合部42と第1係合部86との間に生じるがたつきを抑えることができ、それにより、車両の振動等によって第1取付係合部42及び第1係合部86で生じる異音の発生を抑えることができる。尚、第2取付係合部72と第2係合部87においても接着剤等で互いに固定してもよい。
・上記実施形態では、ブラケット81の長手方向において第1取付係合部42の長さは第1係合部86の長さよりも短く構成されたが、これに特に限定されるものではなく、例えば図22に示すように、第1取付係合部42の長さを第1係合部86の長さよりも長く構成してもよい。この構成では、第1取付係合部42は、第1係合部86から長手方向外側に突出するものの、第1係合部86が長手方向外側(ブラケット81の長手方向中央部とは反対側)に開口しているため、第1係合部86に係合した状態のままブラケット81の長手方向に移動可能となっている。従って、固定工程の際の中空絶縁体22の長手方向の取付誤差を第1取付係合部42の移動によって吸収することができる。
・上記実施形態では、第1及び第2取付係合部42,72を第1及び第2係合部86,87にそれぞれ係合する係合工程後に、中空絶縁体22をブラケット81に固定する固定工程を行ったが、これに限定されるものではない。例えば、図12及び図13に示す構成において、中空絶縁体22を両面テープ91にてブラケット81に固定した後に、第2取付係合部142を第2係合部132に差し込んで第2取付係合部142と第2係合部132とを弾性的に係合させてもよい(図23参照)。このとき、第2係合部132が第2取付係合部142の長手方向への移動を許容する形状をなすことから、第2係合部132に対する第2取付係合部142の係合可能範囲が長手方向に広く構成される。このため、固定工程の後に係合工程を行う組み付け手順においても、中空絶縁体22を両面テープ91にてブラケット81に固定していったときに生じる長手方向の取付誤差を第2取付係合部142及び第2係合部132で吸収することができる。
更に、上記手順によれば、中空絶縁体22を両面テープ91でブラケット81に固定する固定工程を、係合工程前の第2取付係合部142と第2係合部132とが係合されていない状態で行うため、中空絶縁体22を両面テープ91にて固定する際の自由度を保つことができる。従って、ブラケット81が直線状等の単純な形状ではなく複数の湾曲部を有する複雑な形状である場合等において、中空絶縁体22の組み付け性を効果的に向上させることができる。また、係合工程前に中空絶縁体22が固定されることから、係合工程における第2取付係合部142(第2端末処理部51)の取り回しがある程度制限されるが、可撓性を有し弾性変形可能な第2取付係合部142が第2係合部132に弾性的に係合されるため、第2取付係合部142と第2係合部132との組み付けを容易にすることが可能となる。
尚、図23に示す例では、第2取付係合部142及び第2係合部132のうち、第2取付係合部142のみが可撓性を有して弾性変形可能に構成されているが、第2係合部132のみ又はそれらの両方を弾性変形可能に構成してもよい。
・上記実施形態では、固定工程において、両面テープ91を長手方向に沿って第2取付係合部72側から第1取付係合部42側まで全体に亘って接着面85に貼着するが、これ以外に例えば、両面テープを長手方向に断続的な構成(即ち、貼着面22aも断続的である構成)としてもよい。つまり、長手方向に沿って並ぶ複数の両面テープによって貼着してもよい。
・上記実施形態では、センサ部21の貼着面22aが中空絶縁体22に設けられたが、これに特に限定されるものではない。例えば、中空絶縁体22とブラケット81の接着面85との間に、センサ部21の高さ(ブラケット81の接着面85に対する垂直方向の高さ)をオフセットするための介在部材を設ける場合、その介在部材と中空絶縁体22とは、例えば両面テープや接着剤等で互いに固定されてそれらがセンサ部21の保持部材を構成する。そして、介在部材をブラケット81の接着面85に対して両面テープ91にて固定する。このように、接着面85に対して両面テープ91にて固定される貼着面を、中空絶縁体22とで保持部材を構成する介在部材に設けてもよい。
・上記実施形態では、各電極線23,24は、導電性細線を撚り合わせて形成され可撓性を有する中心電極25と、導電性及び弾性を有し中心電極25の外周を被覆する円筒状の導電被覆層26とから構成されている。しかしながら、各電極線23,24は、可撓性を有する1本の金属線であってもよい。
・上記実施形態では、異物検知センサ13は、ドアパネル5の周縁部に配置されている。しかしながら、異物検知センサ13は、ドアパネル5の周縁部と対向する後部開口部4の周縁部に配置されてもよい。また、異物検知センサ13は、電動バックドア装置2に備えられる異物検知装置11に限らず、ドアパネルをスライド移動させて車両の側面に設けられた乗降口を開閉する電動スライドドア装置に備えられる異物検知装置に使用されてもよい。また、異物検知センサ13は、モータ等の駆動力によってドアパネルを移動させて開閉作動させるドア開閉装置に備えられる異物検知装置に使用される以外に、異物の接触を検知するための装置に使用されてもよい。
上記実施形態及び上記各変更例から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)請求項1に記載の異物検知センサの固定構造において、前記ブラケットは、その長手方向の複数箇所に湾曲した湾曲部を有し、前記ブラケット側基準は、前記ブラケットの長手方向に隣り合う前記湾曲部と前記湾曲部との間に設けられており、2つの前記取付係合部は、各々が係合した前記係合部に対して前記ブラケットの長手方向に移動可能であることを特徴とする異物検知センサの固定構造。
この構成によれば、ブラケット側基準はブラケットの長手方向に隣り合う湾曲部と湾曲部との間に設けられている。一般的に、保持部材を接着部材にてブラケットに固定する場合、ブラケットが湾曲している部分ほどブラケットに対して保持部材が長手方向に位置ずれしやすい。そして、ブラケットの長手方向に隣り合う湾曲部と湾曲部との間にブラケット側基準を設けると、ブラケット側基準は当該2つの湾曲部に近い位置に設けられることになる。これらのことから、ブラケットの長手方向に隣り合う湾曲部と湾曲部との間にブラケット側基準を設けて、ブラケット側基準から両側の係合部に向かって保持部材を順に固定していくことにより、ブラケットに対する保持部材の長手方向の取付誤差を小さく抑えることができる。従って、保持部材の長手方向の取付誤差による取付係合部の係合部に対するブラケットの長手方向の移動量を少なくすることができる。その結果、係合部におけるブラケットの長手方向の長さを短くすることができる。
以下、他の技術的思想を記載する。
・異物から外力を受けて弾性変形されることにより前記異物を検知する長尺状の異物検知センサを長尺状のブラケットに固定する異物検知センサの固定方法であって、前記異物検知センサは、長手方向に沿って設けられた貼着面を備え内部に前記異物からの外力が伝達されることにより互いに接触する複数の電極線を保持する保持部材と、前記ブラケットに対する長手方向の位置基準となるセンサ側基準と、前記保持部材の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた取付係合部とを有し、前記ブラケットは、前記センサ側基準と長手方向に位置合わせされるブラケット側基準と、前記ブラケットの長手方向の両端部に設けられ前記取付係合部が係合する係合部とを有し、前記センサ側基準と前記ブラケット側基準とを前記ブラケットの長手方向に位置合わせする基準合わせ工程と、前記取付係合部を前記係合部に係合する係合工程と、前記基準合わせ工程の後に、前記貼着面と前記ブラケットとの間に介在させた接着部材によって前記ブラケット側基準から前記係合部に向かって前記保持部材を前記ブラケットに順に固定していく固定工程とを備え、前記係合工程後において、前記取付係合部の少なくとも一方は、係合した前記係合部に対して前記ブラケットの長手方向に相対移動可能である。
この方法によれば、基準合わせ工程において、センサ側基準とブラケット側基準とを位置合わせすることにより、ブラケットの長手方向の一部と異物検知センサの長手方向の一部とを互いの長手方向に位置合わせすることができる。また、固定工程を行うことにより、センサ側基準から係合部の方へ順に接着部材にて保持部材をブラケットに固定していくことができる。そして、取付係合部の少なくとも一方は、係合した係合部に対して前記ブラケットの長手方向に相対移動可能であるため、保持部材を接着部材にてブラケットに固定していったときに生じる保持部材の長手方向の取付誤差を吸収することができる。よって、異物検知センサにおける保持部材の長手方向の両端側の部分をブラケットに容易に係止することができる。更に、保持部材の長手方向の両端部に設けられた取付係合部をブラケットの長手方向の両端部に設けられた係合部に係合するため、ブラケットに固定された異物検知センサにおいて保持部材の長手方向の両端部のブラケットからの剥がれを容易に防止することができる。
・上記異物検知センサの固定方法において、前記固定工程は、前記係合工程の後に行われることが好ましい。
この固定方法によれば、係合工程の前に固定工程を行う場合に比べて、係合工程時において保持部材が接着部材によってブラケットに固定されていないことから取付係合部を係合させる際の取り回しの自由度が高い。これにより、取付係合部の係合部に対する組み付け性を向上させることができる。
・上記異物検知センサの固定方法において、前記固定工程後に行う前記係合工程において前記取付係合部と前記係合部とを弾性係合させることが好ましい。
この固定方法によれば、保持部材を接着部材によりブラケットに固定する固定工程を、係合工程前の取付係合部と係合部とが係合されていない状態で行うため、保持部材を接着部材にて固定する際の自由度を保つことができる。従って、ブラケットが直線状等の単純な形状ではなく複数の湾曲部を有する複雑な形状である場合等において、保持部材の組み付け性を効果的に向上させることができる。また、係合工程前に保持部材が固定されることから、係合工程における取付係合部の取り回しはある程度制限されるが、取付係合部と係合部とが弾性的に係合されるため、取付係合部と係合部との組み付けを容易にすることが可能となる。
・上記異物検知センサの固定方法において、前記係合工程及び前記固定工程の後、前記取付係合部と前記係合部とを移動不能に固定する取付係合部固定工程を備えることが好ましい。
この固定方法によれば、取付係合部と係合部との間に生じるがたつきを抑えることができ、それにより、車両の振動等によって取付係合部及び係合部で生じる異音の発生を抑えることができる。
・異物から外力を受けて弾性変形されることにより前記異物を検知する長尺状の異物検知センサを長尺状のブラケットに固定する異物検知センサの固定構造であって、前記異物検知センサは、長手方向に沿って設けられた貼着面を備え内部に前記異物からの外力が伝達されることにより互いに接触する複数の電極線を保持する保持部材を有し、前記保持部材の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた取付係合部と、前記ブラケットの長手方向の両端部にそれぞれ設けられ前記取付係合部が係合する係合部と、前記異物検知センサに設けられ前記ブラケットに対する長手方向の位置基準となるセンサ側基準と、前記ブラケットに設けられ前記センサ側基準と長手方向に位置合わせされるブラケット側基準と、前記貼着面と前記ブラケットとの間に介在されて前記保持部材を前記ブラケットに固定する接着部材とを備え、前記取付係合部の少なくとも一方は、係合した前記係合部に対して前記ブラケットの長手方向に移動可能である。
この構成によれば、異物検知センサをブラケットに固定する際、センサ側基準とブラケット側基準とを位置合わせすることにより、ブラケットの長手方向の一部と異物検知センサの長手方向の一部とを互いの長手方向に位置合わせすることができる。また、ブラケット側基準から取付係合部に向かって順に接着部材にて保持部材をブラケットに固定するため、保持部材をブラケットに対して強固に固定することができる。そして、取付係合部の少なくとも一方は、係合した係合部に対して前記ブラケットの長手方向に相対移動可能であるため、保持部材を接着部材にてブラケットに固定していったときに生じる保持部材の長手方向の取付誤差を吸収することができる。よって、異物検知センサにおける保持部材の長手方向の両端側の部分をブラケットに容易に係止することができる。更に、保持部材の長手方向の両端部に設けられた取付係合部をブラケットの長手方向の両端部に設けられた係合部に係合することにより、保持部材の長手方向の両端部のブラケットからの剥がれを容易に防止することができる。
・異物から外力を受けて弾性変形されることにより前記異物を検知する長尺状の異物検知センサを長尺状のブラケットに固定する異物検知センサの固定構造であって、前記異物検知センサは、長手方向に沿って設けられた貼着面を備え内部に前記異物からの外力が伝達されることにより互いに接触する複数の電極線を保持する保持部材を有し、前記保持部材の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた取付係合部と、前記ブラケットの長手方向の両端部にそれぞれ設けられ前記取付係合部が係合する係合部と、前記異物検知センサに設けられ前記ブラケットに対する長手方向の位置基準となるセンサ側基準と、前記ブラケットに設けられ前記センサ側基準と長手方向に位置合わせされるブラケット側基準と、前記貼着面と前記ブラケットとの間に介在されて前記保持部材を前記ブラケットに固定する接着部材とを備え、前記係合部の少なくとも一方は、係合した前記取付係合部の前記ブラケットの長手方向への移動を許容する形状をなす。
この構成によれば、異物検知センサをブラケットに固定する際、センサ側基準とブラケット側基準とを位置合わせすることにより、ブラケットの長手方向の一部と異物検知センサの長手方向の一部とを互いの長手方向に位置合わせすることができる。また、ブラケット側基準から取付係合部に向かって順に接着部材にて保持部材をブラケットに固定するため、保持部材をブラケットに対して強固に固定することができる。そして、ブラケット両端の係合部の少なくとも一方は、係合した取付係合部のブラケットの長手方向への移動を許容する形状をなすため、保持部材を接着部材にてブラケットに固定していったときに生じる保持部材の長手方向の取付誤差を吸収することができる。よって、異物検知センサにおける保持部材の長手方向の両端側の部分をブラケットに容易に係止することができる。更に、保持部材の長手方向の両端部に設けられた取付係合部をブラケットの長手方向の両端部に設けられた係合部に係合することにより、保持部材の長手方向の両端部のブラケットからの剥がれを容易に防止することができる。
・上記異物検知センサの固定構造において、前記センサ側基準は、2つの前記取付係合部のうちの何れか一方であり、前記ブラケット側基準は、前記センサ側基準である一方の前記取付係合部が前記ブラケットの長手方向に相対移動不能に係合される一方の前記係合部であり、2つの前記取付係合部のうちの何れか他方は、当該他方の前記取付係合部が係合した他方の前記係合部に対して前記ブラケットの長手方向に相対移動可能であることが好ましい。
この構成によれば、センサ側基準は、2つの取付係合部のうちの一方の取付係合部であり、ブラケット側基準は、センサ側基準である一方の取付係合部が係合する係合部である。従って、センサ側基準を別途異物検知センサに設けたり、ブラケット側基準を別途ブラケットに設けたりしなくてもよい。よって、異物検知センサ及びブラケットの構造が複雑化されることを抑制することができる。また、センサ側基準である一方の取付係合部を、ブラケット側基準である一方の係合部に係合することにより、センサ側基準がブラケット側基準に位置合わせされる。従って、センサ側基準とブラケット側基準とを位置合わせする工程と、一方の取付係合部を一方の係合部に係合する工程とが同時に行われることになるため、より容易に異物検知センサをブラケットに固定することができる。
・上記異物検知センサの固定構造において、前記異物検知センサは、前記保持部材の長手方向の両端部のうち何れか一方の端部側で前記電極線に接続されたリード線を有し、前記センサ側基準である一方の前記取付係合部は、前記保持部材の長手方向の両端部のうち前記電極線に前記リード線が接続された側の端部に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、リード線が電極線に接続された側の保持部材の長手方向の端部に設けられた取付係合部がセンサ側基準であるため、この取付係合部は、ブラケット側基準である係合部に係合されることによりブラケットに対する長手方向の位置が決定される。従って、リード線における電極線に接続された側の端部が容易に位置決めされる。よって、リード線の位置に誤差が生じ難くなるため、電極線に接続されたリード線の配置や、リード線における電極線と反対側の端部の接続を行い易くなる。また、リード線の位置に誤差が生じ難くなるため、リード線に関する設計が容易となる。
・上記異物検知センサの固定構造において、前記ブラケットは、その長手方向の少なくとも1箇所に湾曲した湾曲部を有し、前記ブラケット側基準は、前記湾曲部に設けられており、2つの前記取付係合部は、各々が係合した前記係合部に対して前記ブラケットの長手方向に移動可能であることが好ましい。
この構成によれば、ブラケット側基準は湾曲部に設けられている。一般的に、保持部材を接着部材にてブラケットに固定する場合、ブラケットが湾曲している部分ほどブラケットに対して保持部材が長手方向に位置ずれしやすい。そこで、湾曲部にブラケット側基準を設けて、ブラケット側基準から両側の係合部に向かって保持部材を順に固定していくことにより、ブラケットに対する保持部材の長手方向の取付誤差を小さく抑えることができる。従って、保持部材の長手方向の取付誤差による取付係合部の係合部に対するブラケットの長手方向の移動量を少なくすることができる。その結果、係合部におけるブラケットの長手方向の長さを短くすることができる。
・上記異物検知センサの固定構造において、前記センサ側基準と前記ブラケット側基準とは互いに係合して前記ブラケットの長手方向に相対移動不能に固定されるものであることが好ましい。
この構成によれば、センサ側基準とブラケット側基準とを係合して固定することにより、センサ側基準をブラケット側基準に容易に位置合わせすることができる。
・上記異物検知センサの固定構造において、前記センサ側基準は、前記保持部材の長手方向の中間部に設けられており、前記ブラケット側基準は、前記ブラケットの長手方向の中間部に設けられており、2つの前記取付係合部は、各々が係合した前記係合部に対して前記ブラケットの長手方向に移動可能であることが好ましい。
この構成によれば、センサ側基準を保持部材の長手方向の中間部に設けるとともに、該センサ側基準は、ブラケットの長手方向の中間部に設けられたブラケット側基準に位置合わせされる。従って、ブラケット側基準からブラケットの長手方向の両端部に設けられた係合部に向かって保持部材を順に固定したときに、保持部材におけるセンサ側基準から一方の取付係合部までの部分と、同保持部材におけるセンサ側基準から他方の取付係合部までの部分とは、長手方向の取付誤差の量に差が出難くなる。その結果、一方の取付係合部と他方の取付係合部とは、ブラケットに対する長手方向の移動量に差が出難くなる。即ち、2つの取付係合部のうち何れか一方の取付係合部の方に、ブラケットに対する保持部材の長手方向の取付誤差が偏ってしまうことを抑制できる。従って、保持部材の長手方向の取付誤差による各取付係合部の係合部に対するブラケットの長手方向の移動量を少なくすることができる。その結果、各係合部におけるブラケットの長手方向の長さを短くすることができる。
・上記異物検知センサの固定構造において、前記係合部の少なくとも一方は、前記ブラケットの長手方向の端部から長手方向中央部に向かって切り込まれたスリット状をなすことが好ましい。
この構成によれば、スリット状の係合部における開口に対して取付係合部を長手方向に挿入することにより、取付係合部を係合部に容易に係合することができる。
・上記異物検知センサの固定構造において、前記ブラケットの長手方向において前記取付係合部の少なくとも一方と該取付係合部と係合した前記係合部との間には空隙が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、ブラケット側の係合部とセンサ側の取付係合部との長手方向間に空隙が存在する。即ち、ブラケットの係合部は取付係合部のブラケットの長手方向への移動をより効果的に許容する形状に形成され、これにより、保持部材を接着部材にてブラケットに固定していったときに生じる保持部材の長手方向の取付誤差を好適に吸収することができる。
・上記異物検知センサの固定構造において、前記貼着面は、前記保持部材の長手方向において前記取付係合部とは別の位置に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、取付係合部と係合部とを容易に係合させることが可能となり、組み付け性の向上に寄与できる。
13,161…異物検知センサ、22…保持部材としての中空絶縁体、22a,163a…貼着面、22e…保持部材の長手方向の端部としての第1端部、22f…保持部材の長手方向の端部としての第2端部、23,24,191〜194…電極線、42,112…取付係合部としての第1取付係合部、61,62…リード線、72…取付係合部及びセンサ側基準としての第2取付係合部、81,171…ブラケット、82…湾曲部としての第1湾曲部、83…湾曲部としての第2湾曲部、86…係合部としての第1係合部、87…係合部及びブラケット側基準としての第2係合部、91,181…接着部材としての両面テープ,122,164…取付係合部及びセンサ側基準としての第1取付係合部、131,173…係合部及びブラケット側基準としての第1係合部、132,152,174…係合部としての第2係合部、142,165…取付係合部としての第2取付係合部、151…ブラケット側基準としての係止孔、153…センサ側基準としての基準係止部、162…保持部材、S…空隙。

Claims (11)

  1. 異物から外力を受けて弾性変形されることにより前記異物を検知する長尺状の異物検知センサを長尺状のブラケットに固定する異物検知センサの固定方法であって、
    前記異物検知センサは、長手方向に沿って設けられた貼着面を備え内部に前記異物からの外力が伝達されることにより互いに接触する複数の電極線を保持する保持部材と、前記保持部材の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた取付係合部とを有し、
    前記ブラケットは、前記ブラケットの長手方向の両端部に設けられ前記取付係合部が係合する係合部を有し、
    前記取付係合部を前記係合部に係合する係合工程と、
    前記貼着面と前記ブラケットとの間に介在させた接着部材によって前記保持部材を前記ブラケットに固定する固定工程と
    を備え、
    前記係合工程後において、2つの前記取付係合部のうちの何れか一方は、係合した前記係合部に対して前記ブラケットの長手方向に相対移動不能であるとともに、2つの前記取付係合部のうちの何れか他方は、係合した前記係合部に対して前記ブラケットの長手方向に相対移動可能であることを特徴とする異物検知センサの固定方法。
  2. 異物から外力を受けて弾性変形されることにより前記異物を検知する長尺状の異物検知センサを長尺状のブラケットに固定する異物検知センサの固定方法であって、
    前記異物検知センサは、長手方向に沿って設けられた貼着面を備え内部に前記異物からの外力が伝達されることにより互いに接触する複数の電極線を保持する保持部材と、前記保持部材の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた取付係合部とを有し、
    前記ブラケットは、前記ブラケットの長手方向の両端部に設けられ前記取付係合部が係合する係合部を有し、
    前記取付係合部を前記係合部に係合する係合工程と、
    前記貼着面と前記ブラケットとの間に介在させた接着部材によって前記保持部材を前記ブラケットに固定する固定工程と
    を備え、
    前記係合工程後において、前記取付係合部の少なくとも一方は、係合した前記係合部に対して前記ブラケットの長手方向に相対移動可能であり、
    前記係合工程及び前記固定工程の後、前記取付係合部と前記係合部とを移動不能に固定する取付係合部固定工程を備えることを特徴とする異物検知センサの固定方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の異物検知センサの固定方法において、
    前記固定工程は、前記係合工程の後に行われることを特徴とする異物検知センサの固定方法。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の異物検知センサの固定方法において、
    前記固定工程後に行う前記係合工程において前記取付係合部と前記係合部とを弾性係合させることを特徴とする異物検知センサの固定方法。
  5. 異物から外力を受けて弾性変形されることにより前記異物を検知する長尺状の異物検知センサを長尺状のブラケットに固定する異物検知センサの固定構造であって、
    前記異物検知センサは、長手方向に沿って設けられた貼着面を備え内部に前記異物からの外力が伝達されることにより互いに接触する複数の電極線を保持する保持部材を有し、
    前記保持部材の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた取付係合部と、
    前記ブラケットの長手方向の両端部にそれぞれ設けられ前記取付係合部が係合する係合部と、
    前記貼着面と前記ブラケットとの間に介在されて前記保持部材を前記ブラケットに固定する接着部材と
    を備え、
    2つの前記取付係合部のうちの何れか一方は、係合した前記係合部に対して前記ブラケットの長手方向に相対移動不能に係合され、
    2つの前記取付係合部のうちの何れか他方は、前記ブラケットの長手方向に相対移動可能に係合されていることを特徴とする異物検知センサの固定構造。
  6. 異物から外力を受けて弾性変形されることにより前記異物を検知する長尺状の異物検知センサを長尺状のブラケットに固定する異物検知センサの固定構造であって、
    前記異物検知センサは、長手方向に沿って設けられた貼着面を備え内部に前記異物からの外力が伝達されることにより互いに接触する複数の電極線を保持する保持部材を有し、
    前記保持部材の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた取付係合部と、
    前記ブラケットの長手方向の両端部にそれぞれ設けられ前記取付係合部が係合する係合部と、
    前記貼着面と前記ブラケットとの間に介在されて前記保持部材を前記ブラケットに固定する接着部材と
    を備え、
    2つの前記取付係合部のうちの何れか一方は、前記ブラケットの長手方向に相対移動不能に係合されており、
    前記係合部の一方は、係合した前記取付係合部の前記ブラケットの長手方向への移動を許容する形状をなし、2つの前記取付係合部のうちの何れか他方は、前記ブラケットの長手方向に相対移動可能に係合されていることを特徴とする異物検知センサの固定構造。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の異物検知センサの固定構造において、
    前記異物検知センサは、前記保持部材の長手方向の両端部のうち何れか一方の端部側で前記電極線に接続されたリード線を有し、
    前記ブラケットの長手方向に相対移動不能に係合される前記取付係合部は、前記保持部材の長手方向の両端部のうち前記電極線に前記リード線が接続された側の端部に設けられていることを特徴とする異物検知センサの固定構造。
  8. 請求項5乃至請求項の何れか1項に記載の異物検知センサの固定構造において、
    前記ブラケットの長手方向において前記取付係合部の少なくとも一方と該取付係合部と係合した前記係合部との間には空隙が設けられていることを特徴とする異物検知センサの固定構造。
  9. 請求項5乃至請求項の何れか1項に記載の異物検知センサの固定構造において、
    前記貼着面は、前記保持部材の長手方向において前記取付係合部とは別の位置に設けられていることを特徴とする異物検知センサの固定構造。
  10. 請求項5乃至請求項の何れか1項に記載の異物検知センサの固定構造において、
    前記取付係合部は弾性変形可能であり、前記ブラケットの厚さ方向に延びる係合軸と、該係合軸の先端から同係合軸の基端側に向かって幅を広げて延びる係止部とから構成されていることを特徴とする異物検知センサの固定構造。
  11. 請求項1に記載の異物検知センサの固定構造において、
    前記係合部の少なくとも一方は、前記ブラケットの長手方向において前記係合軸の長さよりも長く延びて形成された長孔であることを特徴とする異物検知センサの固定構造。
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