JP5917088B2 - 異物検知センサの取付構造及び異物検知装置 - Google Patents

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本発明は、異物検知センサの取付構造、該取付構造を備えた異物検知装置に関するものである。
従来、モータ等の駆動力により電動でドアパネルを移動させて車体に形成された開口部(乗降口、後部開口部等)を開閉する電動ドア開閉装置には、開口部の周縁部とドアパネルとの間への異物の挟み込みを防止するために、開口部の周縁部とドアパネルとの間に存在する異物を検知する異物検知装置を備えたものがある。
例えば、特許文献1に記載された異物検知装置は、異物から加えられる外力によって弾性変形されることで当該異物を検知する長尺状の異物検知センサを備えている。異物検知センサは、ゴム材よりなり長尺状をなすプロテクタにて保持されている。プロテクタは、異物検知センサを内部に保持するセンサ支持部と、該プロテクタを車両に取り付けるための取付部とを有する。取付部には、プロテクタの長手方向に沿って延びる取付溝が形成されるとともに、金属製の複数の芯金が埋設されている。複数の芯金は、取付部の内部でプロテクタの長手方向に一定の間隔で配置されている。各芯金は、取付溝の幅方向の両側に位置する一対の脚部と、該一対の脚部における取付溝の底部側の端部同士を連結する基部とから構成され、取付溝の開口側へ向けて開口した凹形状をなしている。そして、各芯金は、取付溝を囲むように取付部に埋設されている。更に、プロテクタの長手方向に隣り合う芯金の基部は、連結部によって連結されている。そして、センサ支持部に異物検知センサを保持したプロテクタは、ドアパネルの周縁部に固定されたブラケットを取付溝内に圧入し取付部にて同ブラケットを挟持することにより、ブラケットに対して固定されている。即ち、異物検知センサは、プロテクタ及びブラケットを介してドアパネルの周縁部に取り付けられている。
特開2006−16890号公報
特許文献1に記載されたプロテクタは、取付部に埋設された芯金の弾性力によって取付溝に圧入されたブラケットを強固に挟持することができる。従って、ドアパネルの周縁部に固定されたブラケットに異物検知センサを安定して固定することができる。しかしながら、芯金は、金属製であるとともに、連結部にて連結される等複雑な形状をなしている。そして、プロテクタは、この複雑な形状をなす芯金が取付部に埋設されるように形成されるため、その製造コストが高くなってしまう。従って、ドアパネルの周縁部等の固定部に異物検知センサを取り付けるためにかかるコストが高くなるという問題があった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、安価に且つ安定して異物検知センサを取り付けることができる異物検知センサの取付構造及び異物検知装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、異物から外力を受けて弾性変形されることにより前記異物を検知する長尺状の異物検知センサを、車体若しくは前記車体に設けられた開口部を開閉する開閉体における前記異物検知センサを固定する固定部に取り付ける異物検知センサの取付構造であって、前記異物検知センサに一体的に形成された取付部と、前記固定部に固定されるブラケットとを備え、前記取付部前記固定部若しくは前記ブラケットに両面テープにて接着されるとともに、前記両面テープは前記取付部と共に前記固定部と前記ブラケットとの間に挟持されていることをその要旨としている。
同構成によれば、取付部を、固定部若しくは固定部に固定されるブラケットに両面テープにて接着することで、異物検知センサを固定部に取り付けている。更に、異物検知センサと一体的に形成された取付部を、固定部とブラケットとによって挟持することで、固定部に機械的に固定している。従って、両面テープの粘着力に加えて、固定部とブラケットとによる機械的な固定力によっても異物検知センサを固定部に固定するため、同異物検知センサを固定部に安定して取り付けることができる。また、取付部は、固定部とブラケットとによって挟持されるものであるため、従来のような芯金を埋設しなくてもよい。更に、両面テープは、金属製の芯金に比べて安価である。これらのことから、異物検知センサを安価に且つ安定して固定部に取り付けることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の異物検知センサの取付構造において、前記取付部は、前記異物検知センサの長手方向に沿って延びる前記両面テープにて前記ブラケットに接着され、前記異物検知センサ及び前記取付部の少なくとも一方には、前記両面テープの幅方向から前記ブラケットに当接して位置決めされる位置決め面が形成されていることをその要旨としている。
同構成によれば、両面テープの幅方向から位置決め面をブラケットに当接させると、位置決め面がブラケットに対して両面テープの幅方向に位置決めされる。従って、一体的に形成された異物検知センサ及び取付部の少なくとも一方に形成された位置決め面を、両面テープの幅方向からブラケットに当接させつつ取部を両面テープにてブラケットに接着することにより、異物検知センサをブラケットに対して容易に位置決めして固定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の異物検知センサの取付構造において、前記取付部は、弾性を有し前記固定部と前記ブラケットとによって押し潰されて挟持される押潰し部を有することをその要旨としている。
同構成によれば、押潰し部を押し潰しながら固定部とブラケットとによって取付部を挟持することにより、押潰し部の弾性力を利用して固定部とブラケットとの間に支持部を強固に挟持することができる。従って、異物検知センサをより安定して固定部に取り付けることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の異物検知センサの取付構造において、前記異物検知センサは、弾性変形可能な長尺状の中空絶縁体と、前記中空絶縁体の内部で互いに離間して対向配置されるとともに前記中空絶縁体の長手方向に螺旋状に延び前記中空絶縁体の弾性変形に伴って撓曲することで互いに接触可能な複数の電極線とを有し、前記取付部は、前記中空絶縁体に一体に形成されていることをその要旨としている。
同構成によれば、中空絶縁体は中空状をなすとともに、中空絶縁体の内側に設けられた複数の電極線は同中空絶縁体の長手方向に螺旋状に延びている。そのため、異物検知センサは、湾曲させ易い構成となっている。従って、固定部が湾曲している場合であっても、異物検知センサを容易に固定部に取り付けることができる。また、取付部は、中空絶縁体に一体に形成されているため、異物検知センサを固定部に取り付けるために要する部品の数を減少させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の異物検知センサの取付構造において、前記取付部は前記固定部と前記ブラケットとの間に配置されており、前記両面テープは、前記取付部と前記ブラケットとの対向面間に介在されていることをその要旨としている。
請求項に記載の発明は、外力を受けて弾性変形される異物検知センサの弾性変形により前記異物検知センサに接触した異物を検知する異物検知装置において、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の異物検知センサの取付構造を備え、前記固定部は、車体に設けられた開口部の周縁部、若しくは前記開口部を開閉する開閉体における前記開口部の周縁部と対向する周縁部であることをその要旨としている。
同構成によれば、異物検知センサは、車体に設けられた開口部の周縁部、若しくは開閉体における開口部の周縁部と対向する周縁部に安価に取り付けられるため、異物検知装置を車両に安価に備えることができる。また、異物検知センサは、車体に設けられた開口部の周縁部、若しくは開閉体における開口部の周縁部と対向する周縁部に安定して取り付けられているため、異物検知センサに異物から外力が加えられたときに、安定して弾性変形することができる。
本発明によれば、安価に且つ安定して異物検知センサを取り付けることができる異物検知センサの取付構造及び異物検知装置を提供できる。
本発明の一実施形態にかかる異物検知装置を搭載した車両の概略図。 電動バックドア装置の電気的構成を示すブロック図。 (a)は第1実施形態の異物検知センサ及び取付部の断面図、(b)は第1実施形態における異物検知センサの取付構造を示す断面図。 第1実施形態の異物検知センサの斜視図。 (a)は第2実施形態の異物検知センサ及び取付部の断面図、(b)は第2実施形態における異物検知センサの取付構造を示す断面図。 (a)は第3実施形態の異物検知センサ及びプロテクタの断面図、(b)は第3実施形態における異物検知センサの取付構造を示す断面図。 (a)は別の形態の異物検知センサ及び取付部の断面図、(b)は別の形態の異物検知センサの取付構造を示す断面図。 (a)は別の形態の異物検知センサ及び取付部の断面図、(b)は別の形態の異物検知センサの取付構造を示す断面図。 (a)は別の形態の異物検知センサ及びプロテクタの断面図、(b)は別の形態の異物検知センサの取付構造を示す断面図。 (a)及び(b)は別の形態の取付部を備えたプロテクタの側面図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両1は電動バックドア装置2を搭載している。車両1を構成する車体3の後部には、後部開口部4が形成されている。後部開口部4における上下方向の略中央部よりも下方の部位は、後部開口部4における略中央部よりも上方の部位よりも左右方向の幅が狭く形成されている。そして、この後部開口部4は、該後部開口部4に対応した形状をなすドアパネル5によって開閉される。
ドアパネル5における上下方向の略中央部よりも下端側の部位(図1においては上側の約半分の部位)は、ドアパネル5における上下方向の略中央部よりも上端側の部位(図1においては下側の約半分の部位)よりも左右方向の幅が狭く形成されている。そのため、ドアパネル5の左右方向の両端は非直線状をなしている。このドアパネル5の上端部は、車体3の後部側面の上端部に回動可能に連結されている。そして、ドアパネル5は、車体3との連結部分を回動中心として、該ドアパネル5の下端部が上下方向に移動するように回動可能である。尚、ドアパネル5は、全閉位置と全開位置との間で移動される。全閉位置は、ドアパネル5が後部開口部4を完全に閉鎖する位置であり、全開位置は、ドアパネル5が後部開口部4を完全に開放する位置である。
また、図1及び図2に示すように、ドアパネル5には、アクチュエータ6を備え車体3側に配置された駆動機構(図示略)が接続されている。電動バックドア装置2では、このアクチュエータ6が駆動されると、ドアパネル5が上下方向に回動されて後部開口部4を開閉するようになっている。
図2に示すように、前記アクチュエータ6は、モータ7と、該モータ7の回転を減速して出力する減速機構(図示略)とを備えている。また、アクチュエータ6内には、モータ7の回転を検出する位置検出装置8が配置されている。位置検出装置8は、例えば、モータ7の回転軸(図示略)若しくは前記減速機構を構成する減速ギヤ(図示略)と一体回転するように設けられた磁石と、該磁石に対向配置されたホールIC(図示略)とから構成されている。そして、ホールICは、位置検出信号として、磁石の回転による該磁石の磁界の変化に応じたパルス信号を出力する。
また、電動バックドア装置2は、ドアパネル5の開閉を指示するための操作スイッチ9を備えている。図1及び図2に示すように、この操作スイッチ9は、車両1の搭乗者等によって後部開口部4を開放するように操作されると、後部開口部4を開放するようにドアパネル5を回動させる旨の開信号を出力する。一方、操作スイッチ9は、搭乗者等によって後部開口部4を閉鎖するように操作されると、後部開口部4を閉鎖するようにドアパネル5を回動させる旨の閉信号を出力する。この操作スイッチ9は、車室内の所定箇所(ダッシュボード等)、ドアパネル5のドアレバー(図示略)、イグニッションキーと共に携行される携行品(図示略)等に設けられている。
また、電動バックドア装置2は、ドアパネル5の周縁部と、後部開口部4におけるドアパネル5の周縁部と対向する周縁部との間に存在する異物を検知するための異物検知装置11を備えている。異物検知装置11は、長尺な紐状をなすセンサ線12と、該センサ線12をドアパネル5の周縁部に固定するためのブラケット13と、センサ線12に電気的に接続された通電検知部14とを備えている。
図3(a)に示すように、センサ線12は、異物検知センサ21と、該異物検知センサ21をドアパネル5の周縁部に取り付けるための取付部31とから構成されている。
図3(a)及び図4に示すように、異物検知センサ21は、長尺な紐状をなしている。異物検知センサ21を構成する長尺状の中空絶縁体22は、弾性変形可能な絶縁体(軟質の樹脂材料やエラストマ等)により形成されている。そして、中空絶縁体22の外周面22a(即ち異物検知センサ21の外周面)は円筒状をなしている。また、中空絶縁体22の径方向の中央部には、該中空絶縁体22の長手方向に沿って延びる中空孔22bが形成されている。この中空孔22bを有することにより中空絶縁体22は中空状をなしている。
また、中空絶縁体22の内側には、該中空絶縁体22にて保持される4本の電極線23〜26が互いに離間して対向配置されている。各電極線23〜26は、導電性及び可撓性を有するとともに、長手方向と直交する断面形状が円形状をなす線状をなしている。そして、各電極線23〜26は、中空絶縁体22の内側に、周方向に等角度間隔(本実施形態では90°間隔)に配置されるとともに、周方向に隣り合う電極線23〜26間の間隔を一定に維持したまま、中空絶縁体22の長手方向に螺旋状に延びている。更に、各電極線23〜26は、その一部が中空絶縁体22の内側で同中空絶縁体22に埋設されることにより、同中空絶縁体22によって保持されている。
図2に示すように、電極線23及び電極線25は、長手方向の一端(図2において左側の端)が互いに接続されて導通するとともに、電極線24及び電極線26も、長手方向の一端(図2において左側の端)が互いに接続されて導通している。また、電極線25及び電極線26の長手方向の他端は、抵抗27を介して電気的に接続されている。更に、電極線23の長手方向の他端は、通電検知部14に電気的に接続されるとともに、電極線24の他端は、グランドGNDに接続(即ち車体3に接地)される。
図3(a)に示すように、前記取付部31は、中空絶縁体22の外周面に一体に形成されている。この取付部31は、弾性変形可能なスポンジ材から形成されている。また、取付部31は、中空絶縁体22の外周面22aから同中空絶縁体22の外周側に向かって、同中空絶縁体22の第1の直径方向X1と平行に突出している。更に、第1の直径方向X1と直交する第2の直径方向X2においては、取付部31は、中空絶縁体22の径方向の中央から変位した位置に形成されている。そして、取付部31は、中空絶縁体22の長手方向の一端から他端に亘って連続的に形成されるとともに、その断面形状が中空絶縁体22の長手方向に一定に形成されている。
また、取付部31における第2の直径方向X2の両側面31a,31bのうち、第2の直径方向X2に沿って中空絶縁体22の径方向の中央に近い方の第1の側面31a(図3(a)において上側の側面)は、第1の直径方向X1と平行をなすとともに、中空絶縁体22(異物検知センサ21)の長手方向に沿って延びる帯状をなしている。また、取付部31における第2の直径方向X2の両側面31a,31bのうち第2の直径方向X2に沿って中空絶縁体22の径方向の中央から遠い方の第2の側面31b(図3(a)において下側の側面)も第1の側面31aと平行をなしている。更に、第2の側面31bは、センサ線12の長手方向と直交する断面(即ち図3(a)に示す断面)において、中空絶縁体22の外周面22aの接線であって第1の直径方向X1と平行をなす接線(図示略)に重なっている。
また、第2の側面31bには、押潰し部31cが突出形成されている。押潰し部31cは、取付部31の先端部において、第1の側面31aとは反対方向に、且つ第2の直径方向X2に第2の側面31bから突出している。また、押潰し部31cは、異物検知センサ21の長手方向に沿って取付部31の一端から他端に亘って形成され、突条をなしている。この押潰し部31cが形成されたことにより、取付部31の先端側の部位は、取付部31の基端部よりも第2の直径方向X2に厚く形成されている。図3(b)に示すように、取付部31における押潰し部31cが形成された部分の厚さT1は、ブラケット13がドアパネル5の周縁部に固定されたときに互いに対向したブラケット13とドアパネル5との間の間隔D1よりも厚く形成されている。尚、間隔D1は、固定部5aとブラケット13とにおける取付部31を挟持する部分の間隔である。
図1に示すように、ブラケット13は、ドアパネル5における異物検知センサ21を固定する固定部5aに固定されるものである。本実施形態では、固定部5aは、ドアパネル5における後部開口部4の周縁部と対向する周縁部であり、詳しくは、ドアパネル5の左右方向の両端部である。各ブラケット13は、樹脂材料から形成されるとともに、固定部5a、即ちドアパネル5の左右方向の両端部に沿って同ドアパネル5の上下に延びる略帯状をなしている。また、ブラケット13は、非直線状をなすドアパネル5の左右方向の両端部の形状に応じて、その長手方向の略中央部が湾曲している。
図3(b)に示すように、ブラケット13におけるドアパネル5と対向する側面(図3(b)において下側の面)には、ブラケット13の長手方向(図3(b)においては紙面垂直方向)に沿って延びる取付凹部13aが形成されている。取付凹部13aは、非直線状をなすブラケット13の形状に応じて、ブラケット13の長手方向の略中央部で湾曲した非直線状をなしている。また、取付凹部13aの幅は、該取付凹部13aの長手方向に沿って一定となっている。そして、この取付凹部13aの底面は、ブラケット13の長手方向に沿って延びる帯状の取付面13bとなっている。取付凹部13aが非直線状をなすため、取付面13bも取付凹部13aと同様の非直線状をなしている。
また、ブラケット13には、同ブラケット13が固定部5aに固定されたときにドアパネル5の周縁側となる幅方向の端部に、当接面13cが形成されている。当接面13cは、前記取付面13bに対して傾斜するとともに、ドアパネル5の外周側を向いている。
そして、前記センサ線12は、取付部31が両面テープ41にてブラケット13に接着されるとともに、該ブラケット13がドアパネル5の固定部5aに固定されて取付部31が固定部5aとブラケット13との間に挟持されることで、固定部5aに取り付けられている。両面テープ41は、帯状をなすとともに、その幅は、前記取付面13bの幅よりも若干狭い。尚、この両面テープ41において、厚さ方向の一方の面(図3(b)において下面)を第1接着面41aとし、厚さ方向の他方の面(図3(b)において上面)を第2接着面41bとする。
ここで、異物検知センサ21の固定部5aへの固定手順と合わせて、本実施形態の異物検知センサ21の取付構造の作用を説明する。
まず、両面テープ41の第1接着面41aを、取付部31の第1の側面31aに長手方向に沿って貼着する。このとき、両面テープ41の幅方向は第1の側面31aの幅方向に一致している。次いで、両面テープ41の第2接着面41bを、ブラケット13の取付面13bに長手方向に沿って貼着する。このとき、両面テープ41の幅方向は取付面13bの幅方向に一致している。更に、中空絶縁体22の外周面22aにおいて第1の側面31a側で取付部31の基端部近傍となる部分を、両面テープ41の幅方向(第1の直径方向X1)から当接面13cに当接させることで、ブラケット13に対して異物検知センサ21を該ブラケット13の幅方向(取付部31の突出方向)に位置決めしながら、第2接着面41bを取付面13bに貼着していく。また、取付面13bの形状に合わせて異物検知センサ21を湾曲させながら第2接着面41bを取付面13bに貼着していく。こうして、センサ線12は、ブラケット13と取付部31との間に介在された両面テープ41によってブラケット13に接着される。即ち、両面テープ41にて取付部31がブラケット13の取付面13bに接着されることで、異物検知センサ21はブラケット13に一体的に固定される。
次いで、センサ線12が固定されたブラケット13を、固定部5aとの間に取付部31及び両面テープ41が挟み込まれるように、且つ異物検知センサ21がドアパネル5の外周縁に沿うようにドアパネル5に対して配置する。このとき、ブラケット13は、ドアパネル5の内側面(即ち車室内側の面)側で固定部5aに対して配置される。そして、ブラケット13とドアパネル5との間で押潰し部31cを第1の直径方向X1に押し潰して弾性変形させながらブラケット13をドアパネル5に固定する。このようにして、センサ線12(異物検知センサ21)をドアパネル5における固定部5aに取り付ける。即ち、異物検知センサ21と一体に形成された取付部31を、固定部5aに固定されるブラケット13に両面テープ41にて接着することで、異物検知センサ21を固定部5aに取り付けている。更に、異物検知センサ21と一体に形成された取付部31を、固定部5aとブラケット13とによって挟持することで、固定部5aに機械的に固定している。従って、両面テープ41の粘着力に加えて、固定部5aとブラケット13とによる機械的な固定力によっても異物検知センサ21を固定部5aに固定している。
図2に示すように、前記通電検知部14は、異物検知センサ21の長手方向の他端部(図2において右側の端部であって抵抗27が設けられた側の端部)に設けられるとともに、前記電極線23に電流を供給している。そして、図2及び図3に示すように、異物検知センサ21に押圧力等の外力が加えられていない通常の状態では、通電検知部14から電極線23に供給される電流は、電極線25を通り、抵抗27を介して電極線26,24に流れる。一方、図2及び図6に示すように、異物検知センサ21を潰すような外力(図6において矢印α参照)が加えられると、外力が加えられた部位の中空絶縁体22が弾性変形するとともに該中空絶縁体22の弾性変形に伴って電極線23〜26が撓曲し、電極線23,25の少なくとも一方の電極線と、電極線24,26の少なくとも一方の電極線とが接触して短絡される。すると、通電検知部14から電極線23に供給される電流は、抵抗27を介さずに電極線26,24に流れることになる。従って、例えば、一定の電圧で電極線23に電流を供給している場合には、電流値が変化するため、通電検知部14は、この時の電流値の変化を検知することにより、異物検知センサ21に接触した異物を検知する。そして、通電検知部14は、この電流値の変化を検知すると、即ち異物検知センサ21に接触した異物を検知すると、後述のドアECU51に異物検知信号を出力する。尚、異物検知センサ21に対する外力が取り除かれると、中空絶縁体22が復元し、電極線23〜26も復元して非導通状態となる。
図1及び図2に示すように、電動バックドア装置2は、ドアパネル5の内部に、前記アクチュエータ6によるドアパネル5の開閉作動を制御するドアECU51を備えている。ドアECU51は、ROM(Read only Memory)、RAM(Random access Memory)等を備えマイクロコンピュータとしての機能を有するとともに、車両1のバッテリ(図示略)から電源の供給を受けている。また、ドアECU51は、該ドアECU51に電気的に接続された通電検知部14に電流を供給している。そして、ドアECU51は、操作スイッチ9、位置検出装置8及び通電検知部14等から入力される各種信号に基づいてアクチュエータ6を制御する。
次に、上記のように構成された電動バックドア装置2の動作を、図1及び図2を参照して統括的に説明する。
ドアECU51は、操作スイッチ9から開信号が入力されると、ドアパネル5を開作動させるべくアクチュエータ6を駆動する。尚、ドアECU51は、位置検出装置8から入力される位置検出信号に基づいてドアパネル5の回動位置を認識している。本実施形態では、ドアECU51は、位置検出信号のパルス数をカウントし、そのカウント値に基づいてドアパネル5の回動位置を認識している。そして、ドアパネル5が全開位置に配置されると、ドアECU51はアクチュエータ6を停止する。
一方、操作スイッチ9から閉信号が入力されると、ドアECU51は、ドアパネル5を閉作動させるべくアクチュエータ6を駆動する。そして、ドアパネル5が全閉位置に配置されると、ドアECU51は、アクチュエータ6を停止する。尚、ドアパネル5の閉作動中に、異物検知センサ21に異物が接触して同異物検知センサ21に外力が加えられると、異物検知センサ21において中空絶縁体22が弾性変形されることにより電極線23,25の少なくとも一方の電極線と電極線24,26の少なくとも一方の電極線とが接触して短絡される。その結果、電極線23に供給する電流の電流値が変化するため、通電検知部14がドアECU51に異物検知信号を出力する。ドアECU51は、異物検知信号が入力されると、アクチュエータ6を反転させてドアパネル5を所定量だけ開作動させた後に同アクチュエータ6を停止させる。
上記したように、本第1実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)異物検知センサ21と一体に形成された取付部31を、固定部5aに固定されるブラケット13に両面テープ41にて接着することで、異物検知センサ21を固定部5aに取り付けている。更に、異物検知センサ21と一体に形成された取付部31を、固定部5aとブラケット13とによって挟持することで、固定部5aに機械的に固定している。従って、両面テープ41の粘着力に加えて、固定部5aとブラケット13とによる機械的な固定力によっても異物検知センサ21を固定部5aに固定するため、同異物検知センサ21を固定部5aに安定して取り付けることができる。また、取付部31は、固定部5aとブラケット13とによって挟持されるものであるため、従来のような芯金を埋設しなくてもよい。更に、両面テープ41は、金属製の芯金に比べて安価である。これらのことから、異物検知センサ21を安価に且つ安定して固定部5aに取り付けることができる。
(2)異物検知センサ21を固定する固定部5aは、非直線状をなしており、3次元的に湾曲していることもある。従って、固定部5aの形状に対応したブラケット13に対し、何の位置決めも無く異物検知センサ21を(取付部31を介して)両面テープ41にて固定することは困難である。そこで、本実施形態のように、両面テープ41の幅方向から中空絶縁体22の外周面22aをブラケット13の当接面13cに当接させると、当該外周面22aがブラケット13に対して両面テープ41の幅方向に位置決めされる。従って、中空絶縁体22の外周面22a(即ち異物検知センサ21の外周面)を、両面テープ41の幅方向からブラケット13に当接させつつ取付部31を両面テープ41にてブラケット13に接着することにより、異物検知センサ21をブラケット13に対して容易に位置決めして固定することができる。
(3)押潰し部31cを押し潰しながら固定部5aとブラケット13とによって取付部31を挟持することにより、押潰し部31cの弾性力を利用して固定部5aとブラケット13との間に取付部31を強固に挟持することができる。従って、異物検知センサ21をより安定して固定部5aに取り付けることができる。
(4)中空絶縁体22は中空状をなすとともに、中空絶縁体22の内側に設けられた4本の電極線23〜26は同中空絶縁体22の長手方向に螺旋状に延びている。そのため、異物検知センサ21は、湾曲させ易い構成となっている。従って、固定部5aが湾曲している場合であっても、異物検知センサ21を容易に固定部5aに取り付けることができる。また、取付部31は、中空絶縁体22に一体に形成されているため、異物検知センサ21を固定部5aに取り付けるために要する部品の数を減少させることができる。
(5)異物検知センサ21は、ドアパネル5の周縁部に設定された固定部5aに安価に取り付けられるため、異物検知装置11を車両1に安価に備えることができる。また、異物検知センサ21は、固定部5aに安定して取り付けられているため、異物検知センサ21に異物から外力が加えられたときに、安定して弾性変形することができる。従って、異物の検知感度を向上させることができる。
(6)取付部31と共に両面テープ41も固定部5aとブラケット13との間に挟持されるため、ブラケット13から両面テープ41が剥離することを抑制できる。
(7)例えば、異物検知センサ21が両面テープ41のみで固定部5aに取り付けられた場合、異物検知センサ21が高温や高湿度な環境下に置かれる等して両面テープ41の粘着力が低下すると、固定部5aから異物検知センサ21が脱落したり、異物検知センサ21に異物が接触したときに同異物検知センサ21が弾性変形し難くなる虞がある。これに対し、本実施形態の異物検知センサ21の固定構造では、異物検知センサ21が高温や高湿度な環境下に置かれる等して両面テープ41の粘着力が低下した場合であっても、取付部31が固定部5aとブラケット13との間に挟持されているため、異物検知センサ21は固定部5aに取り付けられた状態に維持される。従って、両面テープ41の粘着力が低下した場合であっても、異物検知センサ21が固定部5aから脱落することを抑制できるとともに、異物検知センサ21に異物が接触した場合に同異物と固定部5aとの間で異物検知センサ21は安定して弾性変形することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。尚、上記第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図5(a)及び図5(b)に示すように、本第2実施形態のセンサ線61は、上記第1実施形態のセンサ線12に代えてドアパネル5における固定部5aに取り付けられるものである。センサ線61は、長尺な紐状をなす異物検知センサ71と、該異物検知センサ71を固定部5aに取り付けるための取付部81とから構成されている。
異物検知センサ71を構成する中空絶縁体72は、上記第1実施形態の中空絶縁体22と同様に、長尺状をなすとともに、弾性変形可能な絶縁体(軟質の樹脂材料やエラストマ等)により形成されている。そして、中空絶縁体72の径方向の中央部には、中空孔22bが形成されるとともに、中空絶縁体72の内側には4本の電極線23〜26が互いに離間して対向配置されている。
また、中空絶縁体72の外周面には、中空絶縁体72の長手方向に沿って延びる帯状の貼着面72aが形成されている。貼着面72aは、中空絶縁体72の長手方向の一端から他端に亘って形成されるとともに、センサ線61の長手方向と直交する断面において中空絶縁体72の第1の直径方向X1と平行な直線状をなしている。また、中空絶縁体72の外周面には、貼着面72aと隣り合うように第1の位置決め面72bが形成されている。第1の位置決め面72bは、貼着面72aの幅方向の一方側(図5(a)においては右側)で、中空絶縁体72の長手方向に沿って延びる帯状をなすとともに、中空絶縁体72の長手方向の一端から他端に亘って形成されている。更に、第1の位置決め面72bは、貼着面72aと直角をなすとともに、センサ線61の長手方向と直交する断面において直線状をなしている。尚、中空絶縁体72の外周面において、貼着面72a及び第1の位置決め面72b以外の部分は、円弧状をなしている。
前記取付部81は、中空絶縁体72の外周面において、貼着面72aの幅方向の一端側(図5(a)において左側)に一体に形成されている。取付部81は、上記実施形態の取付部31と同様に、弾性変形可能なスポンジ材から形成されるとともに、中空絶縁体72の外周面から同中空絶縁体72の外周側に突出している。また、取付部81は、中空絶縁体72の長手方向の一端から他端に亘って連続的に形成されるとともに、その断面形状が中空絶縁体72の長手方向に一定となっている。
取付部81は、中空絶縁体72の外周面から貼着面72aと直交する方向に突出した位置決め部81aと、該位置決め部81aの先端から該位置決め部81aと略直交する方向に突出した押潰し部81bとから構成されている。位置決め部81aにおける第1の直径方向X1(貼着面72aの幅方向に同じ)の両側面のうち貼着面72a側の側面は、第2の位置決め面81cとなっている。第2の位置決め面81cは、中空絶縁体72(異物検知センサ71)の長手方向に沿って延びる帯状をなすとともに、貼着面72aと直角をなしている。また、前記押潰し部81bは、位置決め部81aの先端から、貼着面72aと略平行に第1の位置決め面72bの方へ延出されている。この押潰し部81bの厚さT2は、後述のブラケット91がドアパネル5における固定部5aに固定されたときに互いに対向したブラケット91と固定部5aとの間の間隔D2よりも厚く形成されている。尚、間隔D2は、固定部5aとブラケット91とにおける取付部81を挟持する部分の間隔である。
前記ブラケット91は、上記第1実施形態のブラケット13と同様に、樹脂材料から形成され、帯状をなすとともに、非直線状をなす固定部5aの形状に応じてその長手方向の略中央部が湾曲している。そして、ブラケット91の幅方向の一端部には、ブラケット91の長手方向(図5(b)においては紙面垂直方向)に沿って延びる帯状をなす取付面91aが形成されている。取付面91aは、ブラケット91の厚さ方向と直交するとともに、ブラケット91の長手方向に沿って同ブラケット91の一端から他端に亘って形成されている。更に、取付面91aは、非直線状をなすブラケット91の形状に応じて、その長手方向の略中央部で湾曲した非直線状をなしている。
また、ブラケット91には、取付面91aよりもブラケット91の幅方向の他端部寄りの位置に、位置決め凸部91bが形成されている。位置決め凸部91bは、取付面91aの側方でブラケット91の厚さ方向に突出するとともに、ブラケット91の長手方向に沿って延びる突条をなしている。また、位置決め凸部91bにおける取付面91a側の側面は、取付面91aと直角をなす第1の当接面91cとなっている。更に、ブラケット91の幅方向の一端面(取付面91a側の端面)は、取付面91aと直交する第2の当接面91dとなっている。
そして、センサ線61は、取付部81が両面テープ41にてブラケット91に接着されるとともに、該ブラケット91がドアパネル5の固定部5aに固定されて取付部81が固定部5aとブラケット91との間に挟持されることで固定部5aに取り付けられている。
次に、異物検知センサ71の固定部5aへの固定手順と合わせて、本実施形態の異物検知センサ71の取付構造の作用を説明する。
まず、両面テープ41の第1接着面41aを、中空絶縁体72の貼着面72aに長手方向に沿って貼着する。このとき、両面テープ41の幅方向は貼着面72aの幅方向に一致している。次いで、両面テープ41の第2接着面41bを、ブラケット91の取付面91aに長手方向に沿って貼着する。このとき、両面テープ41の幅方向は取付面91aの幅方向に一致している。更に、第2の位置決め面81cを、両面テープ41の幅方向(第1の直径方向X1)から第2の当接面91dに当接させることで、ブラケット91に対して異物検知センサ71を該ブラケット91の幅方向(取付面91aの幅方向)に位置決めしながら、第2接着面41bを取付面91aに貼着していく。また、取付面91aの形状に合わせて異物検知センサ71を湾曲させながら第2接着面41bを取付面91aに貼着していく。こうして、センサ線61は、異物検知センサ71とブラケット91との間に介在された両面テープ41によってブラケット91に接着される。
次いで、センサ線61が固定されたブラケット91を、固定部5aとの間に取付部81の押潰し部81bが挟み込まれるように、且つ異物検知センサ71がドアパネル5の外周縁に沿うようにドアパネル5に対して配置する。このとき、ブラケット91は、ドアパネル5の内側面(即ち車室内側の面)側で固定部5aに対して配置される。そして、ブラケット91とドアパネル5との間で押潰し部81bを第1の直径方向X1に押し潰して弾性変形させながらブラケット91をドアパネル5に固定する。このようにして、センサ線61(異物検知センサ71)をドアパネル5における固定部5aに取り付ける。即ち、固定部5aに固定されるブラケット91に異物検知センサ71を両面テープ41にて接着することで、同異物検知センサ71を固定部5aに取り付けている。更に、異物検知センサ71と一体に形成された取付部81の押潰し部81bを、固定部5aとブラケット91とによって挟持することで、固定部5aに機械的に固定している。従って、両面テープ41の粘着力に加えて、固定部5aとブラケット91とによる機械的な固定力によっても異物検知センサ71を固定部5aに固定している。
上記したように、本第2実施形態によれば、上記第1実施形態の(3),(4),(5),(7)と同様の効果に加えて、以下の効果を有する。
(8)固定部5aに固定されるブラケット91に異物検知センサ71を両面テープ41にて接着することで、同異物検知センサ71を固定部5aに取り付けている。更に、異物検知センサ71と一体に形成された取付部81を、固定部5aとブラケット91とによって挟持することで、固定部5aに機械的に固定している。従って、両面テープ41の粘着力に加えて、固定部5aとブラケット91とによる機械的な固定力によっても異物検知センサ71を固定部5aに固定するため、同異物検知センサ71を固定部5aに安定して取り付けることができる。また、取付部81は、固定部5aとブラケット91とによって挟持されるものであるため、従来のような芯金を埋設しなくてもよい。更に、両面テープ41は、金属製の芯金に比べて安価である。これらのことから、異物検知センサ71を安価に且つ安定して固定部5aに取り付けることができる。
(9)両面テープ41の幅方向から取付部81の第2の位置決め面81cをブラケット91の第2の当接面91dに当接させると、第2の位置決め面81cがブラケット91に対して両面テープ41の幅方向に位置決めされる。従って、異物検知センサ71と一体に形成された取付部81に形成された第2の位置決め面81cを、両面テープ41の幅方向からブラケット91の第2の当接面91dに当接させつつ異物検知センサ71を両面テープ41にてブラケット91に接着することにより、異物検知センサ71をブラケット91に対して容易に位置決めして固定することができる。
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第3実施形態を図面に従って説明する。尚、上記第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図6(a)及び図6(b)に示すように、本第3実施形態では、異物検知センサ21は、プロテクタ101にて保持されている。プロテクタ101は、円筒状のセンサ保持部102と、該センサ保持部102の外周面102aから該センサ保持部102の外周側に突出する取付部31とから構成されている。センサ保持部102及び取付部31は、何れも弾性変形可能なスポンジ材から形成されるとともに一体に形成されている。センサ保持部102の内部には、該センサ保持部102の長手方向の一端部から異物検知センサ21が挿入されており、センサ保持部102は該異物検知センサ21を内部に保持している。
取付部31は、内部に異物検知センサ21を保持したセンサ保持部102に一体に形成されることにより、異物検知センサ21と一体的に構成されている。また、取付部31は、センサ保持部102の外周面102aから、同センサ保持部102の第1の直径方向X3と平行に突出している。また、第1の直径方向X3と直交するセンサ保持部102の第2の直径方向X4においては、取付部31は、センサ保持部102の径方向の中央から変位した位置に形成されている。そして、取付部31の第2の側面31bは、プロテクタ101の長手方向と直交する断面において、センサ保持部102の外周面102aの接線であって第1の直径方向X3と平行をなす接線(図示略)に重なっている。また、取付部31は、センサ保持部102の長手方向の一端から他端に亘って連続的に形成されるとともに、その断面形状がセンサ保持部102の長手方向に一定となっている。
そして、異物検知センサ21を保持したプロテクタ101は、取付部31が両面テープ41にてブラケット13に接着されるとともに、該ブラケット13がドアパネル5の固定部5aに固定されて取付部31が固定部5aとブラケット13との間に挟持されることで、固定部5aに取り付けられている。
次に、異物検知センサ21の固定部5aへの固定手順と合わせて、本実施形態の異物検知センサ21の取付構造の作用を説明する。
まず、両面テープ41の第1接着面41aを、取付部31の第1の側面31aに長手方向に沿って貼着する。このとき、両面テープ41の幅方向は第1の側面31aの幅方向に一致している。次いで、両面テープ41の第2接着面41bを、ブラケット13の取付面13bに長手方向に沿って貼着する。このとき、両面テープ41の幅方向は取付面13bの幅方向に一致している。更に、第1の側面31a側でセンサ保持部102の外周面102aにおける取付部31の基端部の近傍の部分を、両面テープ41(第1の直径方向X1)から当接面13cに当接させることで、ブラケット13に対して異物検知センサ21を該ブラケット13の幅方向(取付部31の突出方向)に位置決めしながら、第2接着面41bを取付面13bに貼着していく。また、取付面13bの形状に合わせて異物検知センサ21を湾曲させながら第2接着面41bを取付面13bに貼着していく。こうして、異物検知センサ21を保持したプロテクタ101は、ブラケット13と取付部31との間に介在された両面テープ41によってブラケット13に接着される。即ち、プロテクタ101の取付部31が両面テープ41にてブラケット13の取付面13bに接着されることで、異物検知センサ21は、ブラケット13に一体的に固定される。
次いで、プロテクタ101が固定されたブラケット13を、固定部5aとの間に取付部31及び両面テープ41が挟み込まれるように、且つ異物検知センサ21を保持したセンサ保持部102がドアパネル5の外周縁に沿うようにドアパネル5に対して配置する。このとき、ブラケット13は、ドアパネル5の内側面(即ち車室内側の面)側で固定部5aに対して配置される。そして、ブラケット13とドアパネル5との間で押潰し部31cを第1の直径方向X1に押し潰して弾性変形させながらブラケット13をドアパネル5に固定する。このようにして、異物検知センサ21はドアパネル5における固定部5aに取り付けられる。即ち、異物検知センサ21と一体的に形成された取付部31を、固定部5aに固定されるブラケット13に両面テープ41にて接着することで、異物検知センサ21を固定部5aに取り付けている。更に、異物検知センサ21と一体的に形成された取付部31を、固定部5aとブラケット13とによって挟持することで、固定部5aに機械的に固定している。従って、両面テープ41の粘着力に加えて、固定部5aとブラケット13とによる機械的な固定力によっても異物検知センサ21を固定部5aに固定している。
上記したように、本第3実施形態によれば、上記第1実施形態の(3),(5),(6),(7)と同様の効果に加えて、以下の効果を有する。
(10)異物検知センサ21と一体的に形成された取付部31を、固定部5aに固定されるブラケット13に両面テープ41にて接着することで、異物検知センサ21を固定部5aに取り付けている。更に、異物検知センサ21と一体的に形成された取付部31を、固定部5aとブラケット13とによって挟持することで、固定部5aに機械的に固定している。従って、両面テープ41の粘着力に加えて、固定部5aとブラケット13とによる機械的な固定力によっても異物検知センサ21を固定部5aに固定するため、同異物検知センサ21を固定部5aに安定して取り付けることができる。また、取付部31は、固定部5aとブラケット13とによって挟持されるものであるため、従来のような芯金を埋設しなくてもよい。更に、両面テープ41は、金属製の芯金に比べて安価である。これらのことから、異物検知センサ21を安価に且つ安定して固定部5aに取り付けることができる。
(11)両面テープ41の幅方向からセンサ保持部102の外周面102aをブラケット13の当接面13cに当接させると、当該外周面102aがブラケット13に対して両面テープ41の幅方向に位置決めされる。従って、センサ保持部102の外周面102aを、両面テープ41の幅方向からブラケット13に当接させつつ取付部31を両面テープ41にてブラケット13に接着することにより、異物検知センサ21をブラケット13に対して容易に位置決めして固定することができる。
(12)中空絶縁体22は中空状をなすとともに、中空絶縁体22の内側に設けられた4本の電極線23〜26は同中空絶縁体22の長手方向に螺旋状に延びている。そのため、異物検知センサ21は、湾曲させ易い構成となっている。従って、固定部5aが湾曲している場合であっても、異物検知センサ21を容易に固定部5aに取り付けることができる。
(13)プロテクタ101に従来のような芯金を埋設しなくとも、異物検知センサ21を安定して固定部5aに取り付けることができる。従って、異物検知センサ21を保持するプロテクタ101を備える場合であっても、安価に且つ安定して異物検知センサ21を固定部5aに取り付けることができる。
尚、本発明の各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、車両1の後部に設けられた後部開口部4を開閉するドアパネル5を電動で開閉作動させる電動バックドア装置2に異物検知装置11を備えた。しかしながら、異物検知装置11は、電動バックドア装置2以外に、車両1に設けられた開口部を開閉する開閉体を電動で開閉作動させる電動ドア開閉装置に備えられてもよい。例えば、異物検知装置11は、車両1の側方に設けられた開口部(乗降口)を開閉するドアパネル(開閉体)を電動でスライド移動させる電動スライドドア装置に備えられてもよい。また、異物検知装置11は、車両1の上面に設けられた開口部を開閉するルーフパネル(開閉体)を電動で開閉作動させるサンルーフ装置に備えられてもよい。そして、何れの場合においても、異物検知センサ21,71は、車両1に設けられた開口部の周縁部、若しくは前記開口部を開閉する開閉体における前記開口部の周縁部と対向する周縁部に取り付けられる。
・上記各実施形態では、異物検知センサ21,71を固定する固定部5aは、ドアパネル5における後部開口部4の周縁部と対向する周縁部であって、ドアパネル5における左右方向の両端部となっている。しかしながら、異物検知センサ21,71を固定する固定部は、後部開口部4の周縁部におけるドアパネル5の周縁部と対向する部分であってもよい。
・上記各実施形態では、通電検知部14は、電極線23に一定の電圧で電流を供給し、電極線23〜26同士の接触に起因する電流値の変化を検知すると異物検知信号を出力する。しかしながら、通電検知部14は、電極線23〜26同士の接触に起因する電圧値の変化を検知すると異物検知信号を出力するように構成されてもよい。
・上記各実施形態では、異物検知センサ21,71は、4本の電極線23〜26を備えている。しかしながら、電極線は、異物検知センサ21,71に少なくとも2本備えられればよく、例えば6本備えられてもよい。また、電極線23〜26は、中空絶縁体22の内部で互いに離間して対向配置されるのであれば、必ずしも螺旋状をなさなくてもよい。
・上記第1実施形態では、取付部31は、弾性変形可能なスポンジ材から形成されているが、取付部31を形成する材料はスポンジ材に限らない。例えば、図7(a)に示す取付部111は、上記第1実施形態の取付部31を、中空絶縁体22と同じ弾性変形可能な絶縁体(軟質の樹脂材料やエラストマ等)にて形成したものである。この取付部111は、中空絶縁体22に一体に形成されている。また、取付部111には、押潰し部31c内を異物検知センサ21の長手方向に沿って延びる押潰し孔112が形成されている。この押潰し孔112が形成されたことにより、押潰し部31cは、中空状をなしている。このようにしても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。更に、図7(b)に示すように、取付部111において押潰し部31cの内側に押潰し孔112が形成されているため、ブラケット13を固定部5aに固定して固定部5aとブラケット13とによって取付部111を挟持するときに、固定部5aとブラケット13とによって押潰し部31cを容易に弾性変形させることができる。また、中空絶縁体22を形成するときに同時に取付部111を形成することができるため、異物検知センサ21及び取付部111の生産性を向上させることができる。尚、取付部111は、必ずしも押潰し孔112を備えなくてもよい。
同様に、上記第2実施形態では、取付部81は、弾性変形可能なスポンジ材から形成されているが、取付部81を形成する材料はスポンジ材に限らない。例えば、図8(a)に示す取付部121は、中空絶縁体72と同じ弾性変形可能な絶縁体(軟質の樹脂材料やエラストマ等)にて、上記第2実施形態の取付部81と同様の形状に形成したものである。図8(a)及び図8(b)に示すように、この取付部121は、中空絶縁体22に一体に形成されるとともに、該取付部121の押潰し部81bの厚さT3は、固定部5aに固定されたブラケット91と固定部5aとの間の間隔D2よりも若干厚く形成されている。そして、取付部121の押潰し部81bは、ブラケット91を固定部5aに固定するときに、固定部5aとブラケット13とによって押し潰されながら挟持される。このようにしても、上記第2実施形態と同様の効果を得ることができる。更に、中空絶縁体72を形成するときに同時に取付部121を形成することができるため、異物検知センサ71及び取付部121の生産性を向上させることができる。尚、取付部121の押潰し部81bに、異物検知センサ71の長手方向に沿って延びる押潰し孔を形成して、押潰し部81bを中空状としてもよい。
・上記第3実施形態では、プロテクタ101は、弾性変形可能なスポンジ材から形成されているが、プロテクタ101を形成する材料はスポンジ材に限らず、弾性変形可能な材料であればよい。例えば、図9(a)に示すプロテクタ131は、上記第3実施形態のプロテクタ101を、弾性変形可能な絶縁体(軟質の樹脂材料やエラストマ等)にて形成したものである。プロテクタ131は、異物検知センサ21を内部に保持する円筒状のセンサ保持部132と、該センサ保持部132に一体に形成された取付部111とから構成されている。この取付部111は、図7(a)に示した取付部111と同じものである。このようにしても、上記第3実施形態と同様の効果を得ることができる。更に、図9(b)に示すように、取付部111において押潰し部31cの内側に押潰し孔112が形成されているため、ブラケット13を固定部5aに固定して固定部5aとブラケット13とによって取付部111を挟持するときに、固定部5aとブラケット13とによって押潰し部31cを容易に弾性変形させることができる。尚、取付部111は、必ずしも押潰し孔112を備えなくてもよい。
・図10(a)に示すように、上記第3実施形態の取付部31の長手方向の複数箇所に切欠部141を形成してもよい。切欠部141は、取付部31において、固定部5aの形状に応じて湾曲される部分に形成されるとともに、各切欠部141は、取付部31の先端から基端に向かって切り欠かれた形状をなしている。このようにすると、図10(b)に示すように、固定部5aの形状に応じて異物検知センサ21及びプロテクタ101を湾曲させたときに、その湾曲方向に応じて切欠部141が取付部31の長手方向に狭められる若しくは拡げられるように変形する。尚、図10(b)は、切欠部141が取付部31の長手方向に狭められた状態を図示している。従って、取付部31を容易に湾曲させることができる。よって、異物検知センサ21を固定部5aに容易に取り付けることができる。尚、上記第1実施形態の取付部31に、切欠部141を形成しても、同様の効果を得ることができる。
・上記第1実施形態及び上記第3実施形態の取付部31は、ブラケット13と固定部5aとの間に挟持可能であれば、必ずしも押潰し部31cを備えなくてもよい。取付部31が押潰し部31cを備えない場合には、ブラケット13と固定部5aとの間に取付部31を挟持するだけでなく、ブラケット13と共に取付部31をピン等により固定部5aに固定してもよい。
・上記第2実施形態では、異物検知センサ71を両面テープ41にてブラケット91に接着する際、両面テープ41の幅方向から第2の位置決め面81cを第2の当接面91dに当接させることで、ブラケット91に対して異物検知センサ71の位置決めを行っている。しかしながら、両面テープ41の幅方向から第1の位置決め面72bを第1の当接面91cに当接させることで、ブラケット91に対して異物検知センサ71を位置決めしながら異物検知センサ71を両面テープ41にてブラケット91に接着してもよい。このようにしても、異物検知センサ71をブラケット91に対して容易に位置決めして接着することができる。また、上記第1及び第3実施形態において、取付部31に、両面テープ41の幅方向からブラケット13に当接して位置決めされる位置決め面を形成してもよい。
・上記第1及び第3実施形態では、取付部31は、両面テープ41によってブラケット13に接着されている。しかしながら、取付部31は、両面テープ41によって固定部5aに接着されてもよい。また、取付部31は、ブラケット13と固定部5aとの両方に両面テープ41にて接着されてもよい。また、上記第1実施形態において、異物検知センサ21を両面テープ41にて固定部5aに接着してもよい。この場合、取付部31は、ブラケット13及び固定部5aの少なくとも一方に両面テープ41にて接着されてもよいし、ブラケット13及び固定部5aの両方に接着されなくてもよい。また、上記第2実施形態において、異物検知センサ71を両面テープ41にてブラケット91に接着するだけでなく、取付部81もブラケット91及び固定部5aの少なくとも一方に両面テープ41にて接着してもよい。
・上記各実施形態では、ブラケット13,91は、樹脂材料から形成されているが、金属材料から形成されてもよい。
・異物検知センサ21は、弾性変形することで異物検知センサ21に接触した異物を検知するだけでなく、近接する異物との間の静電容量を検出できるように構成されてもよい。この場合、異物検知装置11では、異物検知センサ21を用いて検出された静電容量に基づいて、異物検知センサ21に近接する異物を検知する。
上記各実施形態及び上記各変更例から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)前記両面テープは、前記固定部若しくは前記ブラケットに前記取付部を接着するとともに、前記取付部と共に前記固定部と前記ブラケットとの間に挟持されていることを特徴とする。同構成によれば、取付部と共に両面テープも固定部とブラケットとの間に挟持されるため、固定部若しくはブラケットから両面テープが剥離することを抑制できる。
(ロ)請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の異物検知センサの取付構造において、前記異物検知センサを内部に保持する筒状の保持部と、前記保持部から前記保持部の外周側に突出した前記取付部とを有するプロテクタを備え、前記取付部は、前記固定部若しくは前記ブラケットに前記両面テープにて接着されていることを特徴とする異物検知センサの取付構造。同構成によれば、プロテクタに従来のような芯金を埋設しなくとも、異物検知センサを安定して固定部に取り付けることができる。従って、異物検知センサを保持するプロテクタを備える場合であっても、安価に且つ安定して異物検知センサを固定部に取り付けることができる。
(ハ)請求項3に記載の異物検知センサの取付構造において、前記押潰し部には、前記異物検知センサの長手方向に沿って延びる押潰し孔が形成されていることを特徴とする異物検知センサの取付構造。同構成によれば、押潰し部に押潰し孔が形成されているため、固定部とブラケットによって取付部を挟持するときに、押潰し部を容易に弾性変形させることができる。
3…車体、4…開口部としての後部開口部、5…開閉体としてのドアパネル、5a…固定部、13,91…ブラケット、21,71…異物検知センサ、22,72…中空絶縁体、22a…位置決め面としての中空絶縁体の外周面、23〜26…電極線、31,81,111,121…取付部、31c,81b…押潰し部、41…両面テープ、72b…位置決め面としての第1の位置決め面、81c…位置決め面としての第2の位置決め面。

Claims (6)

  1. 異物から外力を受けて弾性変形されることにより前記異物を検知する長尺状の異物検知センサを、車体若しくは前記車体に設けられた開口部を開閉する開閉体における前記異物検知センサを固定する固定部に取り付ける異物検知センサの取付構造であって、
    前記異物検知センサに一体的に形成された取付部と、前記固定部に固定されるブラケットとを備え、
    記取付部前記固定部若しくは前記ブラケットに両面テープにて接着されるとともに、前記両面テープは前記取付部と共に前記固定部と前記ブラケットとの間に挟持されていることを特徴とする異物検知センサの取付構造。
  2. 請求項1に記載の異物検知センサの取付構造において、
    記取付部は、前記異物検知センサの長手方向に沿って延びる前記両面テープにて前記ブラケットに接着され、
    前記異物検知センサ及び前記取付部の少なくとも一方には、前記両面テープの幅方向から前記ブラケットに当接して位置決めされる位置決め面が形成されていることを特徴とする異物検知センサの取付構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の異物検知センサの取付構造において、
    前記取付部は、弾性を有し前記固定部と前記ブラケットとによって押し潰されて挟持される押潰し部を有することを特徴とする異物検知センサの取付構造。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の異物検知センサの取付構造において、
    前記異物検知センサは、弾性変形可能な長尺状の中空絶縁体と、前記中空絶縁体の内部で互いに離間して対向配置されるとともに前記中空絶縁体の長手方向に螺旋状に延び前記中空絶縁体の弾性変形に伴って撓曲することで互いに接触可能な複数の電極線とを有し、
    前記取付部は、前記中空絶縁体に一体に形成されていることを特徴とする異物検知センサの取付構造。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の異物検知センサの取付構造において、
    前記取付部は前記固定部と前記ブラケットとの間に配置されており、
    前記両面テープは、前記取付部と前記ブラケットとの対向面間に介在されていることを特徴とする異物検知センサの取付構造。
  6. 外力を受けて弾性変形される異物検知センサの弾性変形により前記異物検知センサに接触した異物を検知する異物検知装置において、
    請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の異物検知センサの取付構造を備え、
    前記固定部は、車体に設けられた開口部の周縁部、若しくは前記開口部を開閉する開閉体における前記開口部の周縁部と対向する周縁部であることを特徴とする異物検知装置。
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