JP5840561B2 - 異物検知センサの固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、異物検知センサの固定構造に関するものである。
従来、モータ等の駆動力により電動でドアパネルを移動させて車体に形成された開口部(乗降口、後部開口部等)を開閉する電動ドア開閉装置には、開口部の周縁部とドアパネルとの間への異物の挟み込みを防止するために、開口部の周縁部とドアパネルとの間に存在する異物を検知するための異物検知センサを備えたものがある。
例えば、特許文献1に記載された異物検知センサは、異物からの押圧力を検知する長尺状のセンサ部と、ゴム材よりなりセンサ部を保持する長尺状のプロテクタとを備えている。プロテクタは、センサ部を内部に保持する保持部と、該プロテクタを車両に固定するための取付部とを有する。取付部には、プロテクタの長手方向に沿って延びる取付溝が形成されるとともに、同取付部には、取付溝の幅方向の両側に位置するように芯金が埋設されている。そして、保持部にセンサ部を保持したプロテクタは、ドアパネルの周縁部に固定されたブラケットを取付溝内に圧入し取付部にて同ブラケットを挟持することにより、固定場所となるブラケットに対して固定されている。即ち、異物検知センサは、ブラケットを介してドアパネルの周縁部に固定されている。
特開2006−16890号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたプロテクタは、芯金をゴム材の内部に埋設する等複雑な形状をなしているため、製造コストが高くなってしまう。そして、高価なプロテクタを使用して異物検知センサをブラケットに固定すると、異物検知センサの固定にかかるコストが高くなってしまうという問題があった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、異物検知センサをブラケットの固定に安価に固定することができる異物検知センサの固定構造を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、異物から外力を受けて弾性変形されることにより前記異物を検知する異物検知センサをブラケットの固定面に固定する異物検知センサの固定構造であって、前記異物検知センサは、前記異物からの外力が伝達されることにより互いに接触する複数の電極線を有する長尺状のセンサ部と、前記センサ部を内部に収容し前記異物からの外力を前記センサ部に伝達するべく弾性可能な長尺状の収容部及び前記収容部の外周側に形成された取付部を有する保持部材とを備え、前記収容部の前記ブラケットへの前記取付部は、前記収容部の長手方向に延びる帯状の貼着面を有しており、前記貼着面と前記固定との間に介在されて前記保持部材を前記固定に固定する帯状の両面テープを備え、前記収容部の幅は前記両面テープの幅よりも狭く、且つ前記貼着面の幅は前記両面テープの幅よりも広くなっており、前記ブラケットは、前記固定面の端部において前記固定面から突出した位置決め部を備え、前記保持部材の前記取付部は、前記貼着面の幅方向における端部に、前記位置決め部との当接面を有することをその要旨としている。
同構成によれば、異物検知センサは、両面テープにてブラケットの固定に固定される。従って、異物検知センサを固定に固定するために、保持部材を、ゴム材の内部に芯金を埋設した形状等の複雑な形状としなくてもよい。また、従来の複雑な形状のプロテクタに比べて、両面テープは安価に製造される。更に、収容部は、その幅が両面テープの幅よりも狭く形成されるため、収容部を形成するための材料の使用量を少なくすることができる。これらのことから、異物検知センサを固定に安価に固定することができる。また、両面テープの幅は、異物から外力が加えられる収容部の幅よりも広く、且つ両面テープが貼着される貼着面の幅は、両面テープの幅より広いため、異物検知センサを安定して固定に固定することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の異物検知センサの固定構造において、前記収容部の幅方向の一端と前記貼着面の幅方向の一端との間に前記両面テープの幅方向の一端が位置することをその要旨としている。
同構成によれば、両面テープの一端が、貼着面の一端よりも外側に出ないため、同両面テープの一端は、保持部材と固定との間に隠れて外側から見えにくくなる。従って、異物検知センサの固定構造の見栄えが向上する。また、両面テープの幅方向の一端は、収容部の幅方向の一端と貼着面の幅方向の一端との間に位置するため、異物から外力が加えられる収容部の幅方向の一端部と固定との間に同両面テープが配置されることになる。従って、異物検知センサをより安定して固定に固定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の異物検知センサの固定構造において、前記収容部の幅方向の一端と前記貼着面の幅方向の一端との間に前記両面テープの幅方向の一端が位置し、且つ前記収容部の幅方向の他端と前記貼着面の幅方向の他端との間に前記両面テープの幅方向の他端が位置することをその要旨としている。
同構成によれば、両面テープの両端は、貼着面の両端から外側に出ないため、同両面テープは保持部材と固定との間に隠れて外側から見えにくくなる。従って、異物検知センサの固定構造の見栄えがより向上する。また、異物から外力が加えられる収容部の幅方向の両端部と固定との間にそれぞれ両面テープが配置されることになるため、異物検知センサを更に安定して固定に固定することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の異物検知センサの固定構造において、前記異物検知センサ及び前記両面テープの長手方向と直交する断面において、前記収容部の外周に設定された前記異物検知センサの検知範囲の周方向の両側の境界線を前記貼着面の方へ延長した2本の延長線のうち、少なくとも一方の前記延長線上に前記両面テープが存在することをその要旨としている。
同構成によれば、検知範囲の内部において収容部に異物から外力が加えられた場合、当該外力は、保持部材を介して両面テープを固定に押し付けるように作用しやすくなる。従って、異物から収容部に外力が加えられた場合に固定に対して異物検知センサがずれ難くなり、異物検知センサは安定して弾性変形しやすくなる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の異物検知センサの固定構造において、前記保持部材は、前記貼着面と直交する方向に沿って前記貼着面に近づくに連れて前記幅が広くなる幅広部を有し、前記幅広部から前記貼着面まで幅が狭くならないことをその要旨としている。
同構成によれば、異物検知センサは、幅広部を有するため、異物から外力を受けたときに当該外力を受け止めやすくなる。従って、異物検知センサは、更に安定して弾性変形することができるため、異物からの外力を電極線に効率良く伝達することができる。
本発明によれば、異物検知センサをブラケットの固定に安価に固定することができる異物検知センサの固定構造を提供できる。
異物検知装置を搭載した車両の概略図。 電動バックドア装置の電気的構成を示すブロック図。 第1実施形態における異物検知センサ及びブラケットの断面図。 第1実施形態の異物検知センサの斜視図。 第2実施形態の異物検知センサの断面図。 第3実施形態の異物検知センサの断面図。 別の形態の異物検知センサの断面図。 別の形態の異物検知センサの断面図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両1は電動バックドア装置2を搭載している。車両1を構成する車体3の後部には、後部開口部4が形成されるとともに、この後部開口部4は、該後部開口部4に対応した形状をなすドアパネル5によって開閉される。ドアパネル5は、その上端部が車体3の後部側面の上端部に回動可能に連結されており、車体3との連結部分を回動中心として、該ドアパネル5の下端部が上下方向に移動するように回動可能である。尚、ドアパネル5は、全閉位置と全開位置との間で移動される。全閉位置は、ドアパネル5が後部開口部4を完全に閉鎖する位置であり、全開位置は、ドアパネル5が後部開口部4を完全に開放する位置である。
図1及び図2に示すように、ドアパネル5には、アクチュエータ6を備え車体3側に配置された駆動機構(図示略)が接続されている。電動バックドア装置2では、このアクチュエータ6が駆動されると、ドアパネル5が上下方向に回動されて後部開口部4を開閉するようになっている。
図2に示すように、前記アクチュエータ6は、モータ7と、該モータ7の回転を減速して出力する減速機構(図示略)とを備えている。また、アクチュエータ6内には、モータ7の回転を検出する位置検出装置8が配置されている。位置検出装置8は、例えば、モータ7の回転軸(図示略)若しくは前記減速機構を構成する減速ギヤ(図示略)と一体回転するように設けられた磁石と、該磁石に対向配置されたホールIC(図示略)とから構成されている。そして、ホールICは、位置検出信号として、磁石の回転による該磁石の磁界の変化に応じたパルス信号を出力する。
また、電動バックドア装置2は、ドアパネル5の開閉を指示するための操作スイッチ9を備えている。図1及び図2に示すように、この操作スイッチ9は、車両1の搭乗者等によって後部開口部4を開放するように操作されると、後部開口部4を開放するようにドアパネル5を回動させる旨の開信号を出力する。一方、操作スイッチ9は、搭乗者等によって後部開口部4を閉鎖するように操作されると、後部開口部4を閉鎖するようにドアパネル5を回動させる旨の閉信号を出力する。この操作スイッチ9は、車室内の所定箇所(ダッシュボード等)、ドアパネル5のドアレバー(図示略)、イグニッションキーと共に携行される携行品(図示略)等に設けられている。
また、電動バックドア装置2は、ドアパネル5の周縁部と、後部開口部4におけるドアパネル5の周縁部と対向する周縁部との間に存在する異物を検知するための異物検知装置11を備えている。異物検知装置11は、ブラケット12を介してドアパネル5の周縁部に固定された異物検知センサ13と、該異物検知センサ13に電気的に接続された通電検知部14とを備えている。
図1に示すように、ブラケット12は、ドアパネル5における後部開口部4の周縁部と対向する周縁部に固定されており、詳しくは、ドアパネル5の内側面(即ちドアパネル5の車室側の側面)における左右方向の両端部にそれぞれ固定されている。各ブラケット12は、ドアパネル5の左右方向の両端部に沿って同ドアパネル5の上下に延びる略帯状をなしている。
図3に示すように、ブラケット12の厚さ方向の一端面であって、ドアパネル5と反対側の端面には、異物検知センサ13を固定するための固定場所としての固定面12aが形成されている。固定面12aは、ブラケット12の長手方向に沿って延びる帯状をなしている。
また、ブラケット12における幅方向の一端部(図3においては左側の端部)には、固定面12aから突出した位置決め突起12bが形成されている。位置決め突起12bは、ブラケット12における幅方向の一端部で、同ブラケット12の長手方向に沿って延びる突条をなしている。この位置決め突起12bにおけるブラケット12の幅方向の中央部側の側面は、位置決め面12cとなっている。位置決め面12cは固定面12aと直角をなしている。
図4に示すように、前記異物検知センサ13は長尺な紐状をなしている。異物検知センサ13は、長尺な紐状をなすセンサ部21と、該センサ部21を内部に保持する長尺状の保持部材31とを備えている。
センサ部21を構成する長尺状の中空絶縁体22は、弾性変形可能な絶縁体(軟質の樹脂材料やエラストマ等)により形成されている。そして、中空絶縁体22の外周面は円筒状をなしている。また、中空絶縁体22の内側には、該中空絶縁体22の長手方向に沿って延びる中空孔22bが形成されている。図3に示すように、この中空孔22bは、中空絶縁体22の長手方向と直交する断面において周方向に4箇所に外周側に向かって凹設された離間凹部22cを中空絶縁体22の断面における略中央部で連結した形状をなすことにより、中空絶縁体22の長手方向と直交する方向の断面形状が略X字状をなしている。そして、中空孔22bは、4つの離間凹部22cがそれぞれ螺旋状となるように中空絶縁体22の長手方向に沿って延びている。この中空孔22bを有することにより中空絶縁体22は中空状をなしている。
図3及び図4に示すように、中空絶縁体22の内側には、該中空絶縁体22にて保持される2本の電極線23,24が互いに離間して対向配置されている。各電極線23,24は、導電性細線を撚り合わせて形成され可撓性を有する中心電極25と、導電性及び弾性を有し中心電極25の外周を被覆する円筒状の導電被覆層26とから構成されている。そして、2つの電極線23,24は、中空絶縁体22の内側で、周方向に並ぶ4つの前記離間凹部22cの間であって、電極線23と電極線24との間に離間凹部22cが2つずつ介在される位置に配置されている。更に、2本の電極線23,24は、中空絶縁体22の内側に周方向に等角度間隔(本実施形態では180°間隔)に配置されるとともに、互いの間隔(周方向の間隔)を一定に維持したまま、螺旋状に延びる離間凹部22cに沿って中空絶縁体22の長手方向に螺旋状に延びている。また、電極線23,24は、その一部が中空絶縁体22の内側で同中空絶縁体22に埋設されることにより、同中空絶縁体22によって保持されている。そして、2本の電極線23,24は、中空絶縁体22の長手方向の何れの位置においても中空孔22bを介して中空絶縁体22の長手方向と直交する方向に対向している。
図2に示すように、2本の電極線23,24の長手方向の一端(図2において左側の端)は、抵抗器28を介して電気的に接続されている。また、電極線23の長手方向の他端(図2において右側の端)は、通電検知部14に電気的に接続されるとともに、電極線24の長手方向の他端(図2において右側の端)は、グランドGNDに接続(即ち車体3に接地)される。
図3及び図4に示すように、前記保持部材31は、前記センサ部21の長手方向の長さと略等しい長さの長尺な筒状をなしている。また、保持部材31の長手方向と直交する断面の外形形状は、略台形状をなしている。この保持部材31は、絶縁性及び弾性を有する軟質の合成樹脂材料、若しくはエラストマ材料(ゴム材料を含む)から形成されている。そして、保持部材31は、センサ部21を内部に収容する収容部32と、該収容部32の外周に一体に形成され同収容部32を前記ブラケット12に取り付けるための取付部33とを有する。
収容部32は長尺な筒状をなすとともに、弾性変形可能である。収容部32の長手方向と直交する断面の外形形状は、略三角形状をなしている。この収容部32の中央部には、断面円形状の収容孔32aが形成されている。収容孔32aは、収容部32を長手方向に貫通するとともに、その直径は、前記センサ部21の外径と等しく形成されている。そして、この収容孔32a内にはセンサ部21が収容されている。センサ部21は、例えば、収容部32の内部に同センサ部21が配置されるように保持部材31を押出し成形にて形成することにより収容孔32aの内部に収容されている。尚、保持部材31を押出し成形にて形成する場合には、収容部32はセンサ部21の外周面に一体に形成されることになる。
図3に示すように、収容部32において、取付部33と反対側の周方向の約半分の部分(約180°の部分)は、厚さ(径方向の幅)が一定の円弧状に形成された円弧部32bとなっている。そして、同収容部32において、取付部33側となる周方向の約半分の部分(約180°の部分)は、取付部33に近づくに連れて幅(後述の貼着面33aの幅方向と同方向の幅)が広くなるように形成された幅広部32cとなっている。従って、幅広部32cは、円弧部32bよりも幅が広く形成されている。
前記取付部33は、幅広部32cにおける円弧部32bと反対側の端部(図3において下側の端部)に一体に形成されている。取付部33は、保持部材31の長手方向に沿って延びる帯状をなしている。取付部33の幅は、幅広部32cにおける最も幅が広い部分の幅と等しく形成されている。そして、取付部33に収容部32と反対側の側面は、貼着面33aとなっている。貼着面33aは、保持部材31において収容部32の外周側に形成されるとともに、収容部32の長手方向に沿って延びる平坦な帯状をなしている。そして、貼着面33aの幅W1は、収容部32の幅W2よりも広く形成されている。ここで、保持部材31の長手方向と直交する断面(即ち図3に示す状態)において、貼着面33aと直交し且つ収容孔32aの中央(本実施形態では、センサ部21の中央に同じ)を通る直線を第1の直線L1とする。更に、収容孔32aの中央を通り且つ第1の直線L1と直交する直線を第2の直線L2とする。そして、収容部32の幅W2は、収容部32における貼着面33aの幅方向と平行な方向の長さであって、第2の直線L2上での収容部32の長さである。
また、取付部33の幅方向の両側面には当接面33bがそれぞれ形成されている。各当接面33bは、貼着面33aと直角をなしている。そして、上記のような保持部材31は、その長手方向に断面形状が一定であるとともに、保持部材31における長手方向と直交する断面は前記第1の直線L1を対称軸として線対称となっている。また、保持部材31において、幅広部32cは、貼着面33aと直交する方向(即ち前記第1の直線L1方向)に沿って貼着面33aに近づくに連れて幅が広くなるとともに、保持部材31は、幅広部32cから貼着面33aまで幅が狭くならないように形成されている。
上記のような異物検知センサ13は、両面テープ41でブラケット12に取り付けられている。尚、図1及び図3に示すように、本実施形態では、異物検知センサ13の固定場所は、ドアパネル5の周縁部に固定されたブラケット12の固定面12aであり、異物検知センサ13は、該ブラケット12を介してドアパネル5の周縁部に固定されるものである。
図3に示すように、両面テープ41は長尺な帯状をなしている。両面テープ41の幅W3は、前記収容部32の幅W2よりも広く且つ前記貼着面33aの幅W1よりも狭くなっている。即ち、前記収容部32の幅W2は両面テープ41の幅W3よりも狭く、且つ前記貼着面33aの幅W1は両面テープ41の幅W3よりも広くなっている。尚、この両面テープ41において、厚さ方向の一方の面(図3において上面)を第1接着面41aとし、厚さ方向の他方の面(図3において下面)を第2接着面41bとする。
この両面テープ41にて異物検知センサ13をブラケット12に取り付ける際には、まず、保持部材31の貼着面33aに、両面テープ41の第1接着面41aを貼着する。このとき、両面テープ41は、その長手方向が保持部材31の長手方向に沿うように貼着面33aに貼着されるとともに、貼着面33aの幅方向の中央部に両面テープ41が配置されるように(即ち貼着面33aの幅方向の中央と両面テープ41の幅方向の中央とが一致するように)貼着面33aに貼着される。その後、両面テープ41の第2接着面41bをブラケット12の固定面12aに貼着することにより、保持部材31が両面テープ41によって固定面12aに固定される。即ち、異物検知センサ13が両面テープ41によってブラケット12の固定面12aに固定される。このとき、保持部材31の一対の当接面33bのうち貼着面33aの幅方向に位置決め突起12bと対向する一方の当接面33b(図3において左側の当接面33a)を位置決め面12cに当接させることにより、保持部材31は、ブラケット12に対する固定面12aの幅方向の位置決めがなされる。
両面テープ41によってブラケット12に異物検知センサ13が固定された状態においては、収容部32の幅方向の一端(図3において右側の端であって位置決め突起12bと反対側の端)と貼着面33aの幅方向の一端(図3において右側の端)との間に両面テープ41の幅方向の一端(図3右において右側の端)が位置している。且つ、収容部32の幅方向の他端(図3において左側の端であって位置決め突起12b側の端)と貼着面33aの幅方向の他端(図3において左側の端)との間に両面テープ41の幅方向の他端(図3において左側の端)が位置している。尚、収容部32の幅方向の一端及び他端は、収容部32における貼着面33aの幅方向と平行な方向の一端及び他端であって、前記第2の直線L2上における収容部32の幅方向の一端及び他端である。そして、貼着面33aの幅方向には、収容部32の幅方向の一端と貼着面33aの幅方向の一端との間に両面テープ41の幅方向の一端が位置し、且つ収容部32の幅方向の他端と貼着面33aの幅方向の他端との間に両面テープ41の幅方向の他端が位置している。
そして、異物検知センサ13及び両面テープ41の長手方向と直交する断面において(即ち図3に示す状態において)、収容部32の外周に設定された異物検知センサ13の検知範囲Aの周方向の両側の境界線L3,L4を貼着面33aの方へ延長した2本の延長線L5,L6上に両面テープ41が存在している。異物検知センサ13の検知範囲Aは、異物検知センサ13の外周から異物が収容部32に接触した場合に当該異物をセンサ部21にて検知可能な範囲である。本実施形態では、検知範囲Aは、センサ部21(若しくは収容孔32a)の中心各θを利用して、収容部32の外周に設定されている。例えば、検知範囲Aは、収容部32の外周において、前記第1の直線L1の両側で45°ずつとなる90°の中心各θの範囲に設定される。そして、検知範囲Aの周方向の両側の境界線L3,L4は、本実施形態では、センサ部21(若しくは収容孔32a)の長手方向と直交する断面の中心Oからセンサ部21の径方向に沿って貼着面33aと反対側に延びる直線である。そして、異物検知センサ13の長手方向と直交する断面において、境界線L3の延長線L5及び境界線L4の延長線L6は、それぞれ両面テープ41上を通っている。
ここで、本実施形態の異物検知センサ13の固定構造の作用を説明する。
異物検知センサ13は、両面テープ41にてブラケット12の固定面12aに固定される。従って、異物検知センサ13を固定面12aに固定するために、保持部材31を、ゴム材の内部に芯金を埋設した形状等の複雑な形状としなくてもよい。また、従来の複雑な形状のプロテクタに比べて、両面テープ41は安価に製造される。更に、収容部32は、その幅W2が両面テープ41の幅W3よりも狭く形成されるため、収容部32を形成するための材料の使用量を少なくすることができる。また、両面テープ41の幅W3は、異物から外力が加えられる収容部32の幅W2よりも広く、且つ両面テープ41が貼着される貼着面33aの幅W1は、両面テープ41の幅W3より広いため、異物検知センサ13を安定して固定面12aに固定することができる。
図1及び図2に示すように、前記通電検知部14はドアパネル5の内部に配置されている。この通電検知部14は、電極線23に電流を供給している。そして、収容部32の外側からセンサ部21に押圧力等の外力が加えられていない通常の状態では、通電検知部14から電極線23に供給される電流は、抵抗器28を介して電極線24に流れる。一方、図2及び図3に示すように、収容部32に同収容部32を潰すような外力が加えられると、外力が加えられた部位の収容部32が弾性変形するとともに当該外力が収容部32からセンサ部21に伝達される。そして、外力が伝達された部位の中空絶縁体22が弾性変形するとともに該中空絶縁体22の弾性変形に伴って電極線23,24が撓曲(弾性変形)し、電極線23と電極線24とが接触して短絡される。すると、通電検知部14から電極線23に供給される電流は、抵抗器28を介さずに電極線24に流れることになる。従って、例えば、一定の電圧で電極線23に電流を供給している場合には、電流値が変化するため、通電検知部14は、このときの電流値の変化を検知することにより、収容部32に接触した異物を検知する。そして、通電検知部14は、この電流値の変化を検知すると、即ち異物検知センサ13に接触した異物を検知すると、後述のドアECU51に異物検知信号を出力する。尚、収容部32に対する外力が取り除かれると、収容部32及び中空絶縁体22が復元し、電極線23,24も復元して非導通状態となる。
また、電動バックドア装置2は、ドアパネル5の内部に前記アクチュエータ6によるドアパネル5の開閉作動を制御するドアECU51を備えている。ドアECU51は、ROM(Read only Memory)、RAM(Random access Memory)等を備えマイクロコンピュータとしての機能を有するとともに、車両1のバッテリ(図示略)から電源の供給を受けている。また、ドアECU51は、該ドアECU51に電気的に接続された通電検知部14に電流を供給している。そして、ドアECU51は、操作スイッチ9、位置検出装置8及び通電検知部14等から入力される各種信号に基づいてアクチュエータ6を制御する。
次に、上記のように構成された電動バックドア装置2の動作を統括的に説明する。
ドアECU51は、操作スイッチ9から開信号が入力されると、ドアパネル5を開作動させるべくアクチュエータ6を駆動する。尚、ドアECU51は、位置検出装置8から入力される位置検出信号に基づいてドアパネル5の回動位置を認識している。本実施形態では、ドアECU51は、位置検出信号のパルス数をカウントし、そのカウント値に基づいてドアパネル5の回動位置を認識している。そして、ドアパネル5が全閉位置に配置されると、ドアECU51はアクチュエータ6を停止する。
一方、操作スイッチ9から閉信号が入力されると、ドアECU51は、ドアパネル5を閉作動させるべくアクチュエータ6を駆動する。そして、ドアパネル5が全閉位置に配置されると、ドアECU51はアクチュエータ6を停止する。尚、ドアパネル5の閉作動中に、異物検知センサ13の収容部32に異物が接触して同収容部32に外力が加えられると、異物検知センサ13において収容部32及びセンサ部21が弾性変形されることにより電極線23と電極線24とが接触して短絡される。その結果、電極線23に供給する電流の電流値が変化するため、通電検知部14がドアECU51に異物検知信号を出力する。ドアECU51は、異物検知信号が入力されると、アクチュエータ6を反転させてドアパネル5を所定量だけ開作動させた後にアクチュエータ6を停止する。
上記したように、本第1実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)異物検知センサ13は、両面テープ41にてブラケット12の固定面12aに固定される。従って、異物検知センサ13を固定面12aに固定するために、保持部材31を、ゴム材の内部に芯金を埋設した形状等の複雑な形状としなくてもよい。また、従来の複雑な形状のプロテクタに比べて、両面テープ41は安価に製造される。更に、収容部32は、その幅W2が両面テープ41の幅W3よりも狭く形成されるため、収容部32を形成するための材料の使用量を少なくすることができる。これらのことから、異物検知センサ13を固定面12aに安価に固定することができる。また、両面テープ41の幅W3は、異物から外力が加えられる収容部32の幅W2よりも広く、且つ両面テープ41が貼着される貼着面33aの幅W1は、両面テープ41の幅W3より広いため、異物検知センサ13を安定して固定面12aに固定することができる。
(2)収容部32の幅方向の一端と貼着面33aの幅方向の一端との間に両面テープ41の幅方向の一端が位置し、且つ収容部32の幅方向の他端と貼着面33aの幅方向の他端との間に両面テープ41の幅方向の他端が位置している。よって、両面テープ41の両端は、貼着面33aの両端から外側に出ないため、同両面テープ41は保持部材31とブラケット12の固定面12aとの間に隠れて外側から見えにくくなる。一般的に、保持部材31の色と両面テープ41の色とは異なることが多く、両面テープ41が保持部材31と固定面12aとの間から露出していると、異物検知センサ13の外観が損なわれる虞がある。従って、本実施形態のように、同両面テープ41が保持部材31と固定面12aとの間に隠れて外側から見えにくくなることで、異物検知センサ13の固定構造の見栄えがより向上する。また、異物から外力が加えられる収容部32の幅方向の両端部と固定面12aとの間にそれぞれ両面テープ41が配置されることになるため、異物検知センサ13を更に安定して固定面12aに固定することができる。
(3)異物検知センサ13及び両面テープ41の長手方向と直交する断面において、異物検知センサ13の検知範囲Aの周方向の両側の境界線L3,L4を貼着面33aの方へ延長した2本の延長線L5,L6上にそれぞれ両面テープ41が存在する。そのため、検知範囲Aの内部において収容部32に異物から外力が加えられた場合、当該外力は、保持部材31を介して両面テープ41を固定面12aに押し付けるように作用しやすくなる。従って、異物から収容部32に外力が加えられた場合に固定面12aに対して異物検知センサ13がずれ難くなり、異物検知センサ13は安定して弾性変形することができる。
(4)異物検知センサ13は、幅広部32cを有するため、異物から外力を受けたときに当該外力を受け止めやすくなる。従って、異物検知センサ13は、更に安定して弾性変形することができるため、異物からの外力をセンサ部21の電極線23,24に効率良く伝達することができる。
(5)製造された異物検知センサ13の輸送及び保管を容易に行うために、同異物検知センサ13を円筒状の芯材に巻き取ることがある。保持部材31において、幅広部32cは、貼着面33aと直交する方向に沿って貼着面33aに近づくに連れて幅が広くなるとともに、保持部材31は、幅広部32cから貼着面33aまで幅が狭くならないように形成されている。従って、異物検知センサ13(センサ部21を保持した保持部材31)を芯材に巻き取るときに、異物検知センサ13が変形し難い(異物検知センサ13において捻れ等が発生し難い)。従って、異物検知センサ13を容易に芯材に巻き取ることができる。
(6)異物検知センサ13を固定面12aに固定する際、位置決め面12cと貼着面33aの幅方向に対向する一方の当接面33bを同位置決め面12cに当接させることにより、異物検知センサ13の固定面12aに対する同固定面12aの幅方向の位置決めを容易に行うことができる。また、保持部材31は、貼着面33aの幅方向の両側に当接面33bを有するため、固定面12aの幅方向の両側のうち何れの側に位置決め面12cが設けられる場合であっても、異物検知センサ13の固定面12aに対する同固定面12aの幅方向の位置決めを容易に行うことができる。
(7)収容部32は、その幅W2が両面テープ41の幅W3よりも狭く形成されるため、検知範囲Aの内側(即ち境界線L3と境界線L4との間)に位置する円弧部32bの厚さ(径方向の幅)が厚くなることが抑制されている。従って、硬質なゴム等の比較的硬い材料を用いて保持部材31を形成した場合であっても、収容部32は、異物から外力が加えられたときに弾性変形して当該外力をセンサ部21に伝達することができる。よって、保持部材31を形成する材料の自由度が増す。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。尚、本第2実施形態では、上記第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図5に示すように、本第2実施形態の異物検知センサ71は、長尺な紐状をなしている。異物検知センサ71は、センサ部21と、該センサ部21を内部に保持する長尺状の保持部材72とを備えている。
保持部材72は、センサ部21の長手方向の長さと略等しい長さの長尺な略筒状をなしている。この保持部材72は、上記第1実施形態の保持部材31と同様に、絶縁性及び弾性を有する軟質の合成樹脂材料、若しくはエラストマ材料(ゴム材料を含む)から形成されている。そして、保持部材72は、センサ部21を内部に収容する収容部73と、該収容部73の外周に一体に形成され同収容部73をブラケット12に取り付けるための取付部33とを有する。
収容部73は長尺な筒状をなすとともに、弾性変形可能である。収容部73の長手方向と直交する断面の外形形状は、略D形状(略U字状)をなしている。この収容部73の中央部には、収容部73を長手方向に貫通する断面円形状の収容孔32aが形成されている。そして、この収容孔32a内にはセンサ部21が収容されている。センサ部21は、例えば、収容部73の内部に同センサ部21が配置されるように保持部材72を押出し成形にて形成することにより収容孔32aの内部に収容されている。尚、保持部材72を押出し成形にて形成する場合には、収容部73はセンサ部21の外周面に一体に形成されることになる。
また、収容部73において、取付部33と反対側の周方向の半分の部分(180°の部分)は、厚さ(径方向の幅)が一定の円弧状に形成された円弧部73aとなっている。そして、同収容部73において、取付部33側となる周方向の半分の部分(残りの180°の部分)は、円弧部73aと取付部33との間でその幅(貼着面33aの幅方向と同方向の幅)が一定に形成された等幅部73bとなっている。等幅部73bの幅は、円弧部73aの直径と等しい。
前記取付部33は、等幅部73bにおける円弧部73aと反対側の端部(図5において下側の端部)に一体に形成されている。取付部33は、保持部材72の長手方向に沿って延びる帯状をなしている。また、取付部33の幅は、等幅部73bの幅よりも広く形成されている。そして、取付部33における収容部73と反対側の側面に形成された貼着面33aの幅W1は、収容部73の幅W4よりも広く形成されている。尚、収容部73の幅W4は、収容部73における貼着面33aの幅方向と平行な方向の長さであって、第2の直線L2上での収容部73の長さである。本実施形態では、収容部73の幅W4は、等幅部73bの幅(貼着面33aの幅方向と同方向の幅)に等しい。
上記のような保持部材72は、その長手方向に断面形状が一定であるとともに、保持部材72における長手方向と直交する断面は第1の直線L1を対称軸として線対称となっている。そして、本第2実施形態の異物検知センサ71は、上記第1実施形態の異物検知センサ13の固定構造と同様の固定構造でブラケット12の固定面12a(固定場所)に固定されている。
両面テープ41によってブラケット12に異物検知センサ71が固定された状態においては、収容部73の幅方向の一端(図5において右側の端であって位置決め突起12bと反対側の端)と貼着面33aの幅方向の一端(図5において右側の端)との間に両面テープ41の幅方向の一端(図5右において右側の端)が位置している。且つ、収容部73の幅方向の他端(図5において左側の端であって位置決め突起12b側の端)と貼着面33aの幅方向の他端(図5において左側の端)との間に両面テープ41の幅方向の他端(図5において左側の端)が位置している。尚、収容部73の幅方向の一端及び他端は、収容部73における貼着面33aの幅方向と平行な方向の一端及び他端であって、第2の直線L2上における収容部73の幅方向の一端及び他端である。そして、貼着面33aの幅方向には、収容部73の幅方向の一端と貼着面33aの幅方向の一端との間に両面テープ41の幅方向の一端が位置し、且つ収容部73の幅方向の他端と貼着面33aの幅方向の他端との間に両面テープ41の幅方向の他端が位置している。
次に、本実施形態の異物検知センサ71の固定構造の作用を説明する。
異物検知センサ71は、両面テープ41にてブラケット12の固定面12aに固定される。従って、異物検知センサ71を固定面12aに固定するために、保持部材72を、ゴム材の内部に芯金を埋設した形状等の複雑な形状としなくてもよい。また、従来の複雑な形状のプロテクタに比べて、両面テープ41は安価に製造される。更に、収容部73は、その幅W4が両面テープ41の幅W3よりも狭く形成されるため、収容部73を形成するための材料の使用量を少なくすることができる。また、両面テープ41の幅W3は、異物から外力が加えられる収容部73の幅W4よりも広く、且つ両面テープ41が貼着される貼着面33aの幅W1は、両面テープ41の幅W3より広いため、異物検知センサ71を安定して固定面12aに固定することができる。
上記したように、本第2実施形態によれば、上記第1実施形態の(1),(2),(6),(7)と同様の効果に加えて以下の効果を有する。
(8)保持部材72は、円弧部73aと取付部33との間に、上記第1実施形態のような幅広部32cではなく、円弧部73aと取付部33との間でその幅が一定に形成された等幅部73bを備えている。従って、保持部材72を形成するための材料の使用量をより少なくすることができる。その結果、異物検知センサ71を固定面12aにより安価に固定することができる。
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第3実施形態を図面に従って説明する。尚、本第3実施形態では、上記第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、本第3実施形態の異物検知センサ81は、長尺な紐状をなしている。異物検知センサ81は、センサ部21と、該センサ部21を内部に保持する長尺状の保持部材82とを備えている。
保持部材82は、センサ部21の長手方向の長さと略等しい長さの長尺な略筒状をなしている。この保持部材82は、上記第1実施形態の保持部材31と同様に、絶縁性及び弾性を有する軟質の合成樹脂材料、若しくはエラストマ材料(ゴム材料を含む)から形成されている。そして、保持部材82は、センサ部21を内部に収容する収容部83と、該収容部83の外周に一体に形成され同収容部83をブラケット12に取り付けるための取付部33とを有する。
収容部83は長尺な円筒状をなすとともに、弾性変形可能である。そして、収容部83の径方向の中央部には、同収容部83を長手方向に貫通する断面円形状の収容孔32aが形成されるとともに、この収容孔32a内にはセンサ部21が収容されている。センサ部21は、例えば、収容部83の内部に同センサ部21が配置されるように保持部材82を押出し成形にて形成することにより収容孔32aの内部に収容されている。尚、保持部材82を押出し成形にて形成する場合には、収容部83はセンサ部21の外周面に一体に形成されることになる。
前記取付部33は、収容部83の外周側で同収容部83に一体に形成されるとともに、保持部材82の長手方向に沿って延びる帯状をなしている。取付部33の幅は、収容部83の外径よりも広く形成されている。そして、取付部33における収容部83と反対側の側面に形成された貼着面33aの幅W1は、収容部83の幅W5よりも広く形成されている。尚、収容部83の幅W5は、収容部83における貼着面33aの幅方向と平行な方向の長さであって、第2の直線L2上での収容部83の長さである。本実施形態では、収容部83の幅W5は、収容部83の外径に等しい。
上記のような保持部材82は、その長手方向に断面形状が一定であるとともに、保持部材82における長手方向と直交する断面は第1の直線L1を対称軸として線対称となっている。そして、本第3実施形態の異物検知センサ81は、上記第1実施形態の異物検知センサ13の固定構造と同様の固定構造でブラケット12の固定面12a(固定場所)に固定されている。
両面テープ41によってブラケット12に異物検知センサ81が固定された状態においては、収容部83の幅方向の一端(図6において右側の端であって位置決め突起12bと反対側の端)と貼着面33aの幅方向の一端(図6において右側の端)との間に両面テープ41の幅方向の一端(図6右において右側の端)が位置している。且つ、収容部83の幅方向の他端(図6において左側の端であって位置決め突起12b側の端)と貼着面33aの幅方向の他端(図6において左側の端)との間に両面テープ41の幅方向の他端(図6において左側の端)が位置している。尚、収容部83の幅方向の一端及び他端は、収容部83における貼着面33aの幅方向と平行な方向の一端及び他端であって、第2の直線L2上における収容部83の幅方向の一端及び他端である。そして、貼着面33aの幅方向には、収容部83の幅方向の一端と貼着面33aの幅方向の一端との間に両面テープ41の幅方向の一端が位置し、且つ収容部83の幅方向の他端と貼着面33aの幅方向の他端との間に両面テープ41の幅方向の他端が位置している。
次に、本実施形態の異物検知センサ81の固定構造の作用を説明する。
異物検知センサ81は、両面テープ41にてブラケット12の固定面12aに固定される。従って、異物検知センサ81を固定面12aに固定するために、保持部材82を、ゴム材の内部に芯金を埋設した形状等の複雑な形状としなくてもよい。また、従来の複雑な形状のプロテクタに比べて、両面テープ41は安価に製造される。更に、収容部83は、その幅W5が両面テープ41の幅W3よりも狭く形成されるため、収容部83を形成するための材料の使用量を少なくすることができる。また、両面テープ41の幅W3は、異物から外力が加えられる収容部83の幅W5よりも広く、且つ両面テープ41が貼着される貼着面33aの幅W1は、両面テープ41の幅W3より広いため、異物検知センサ81を安定して固定面12aに固定することができる。
上記したように、本第3実施形態によれば、上記第1実施形態の(1),(2),(6),(7)と同様の効果に加えて以下の効果を有する。
(9)保持部材82が備える収容部83は、上記第1実施形態の保持部材31に備えられる幅広部32cや、上記第2実施形態の保持部材72に備えられる等幅部73bを備えず、円筒状をなしている。従って、保持部材82を形成するための材料の使用量を更に少なくすることができる。その結果、異物検知センサ81を固定面12aに更に安価に固定することができる。
尚、本発明の各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記第1実施形態では、異物検知センサ13及び両面テープ41の長手方向と直交する断面において、異物検知センサ13の検知範囲Aの周方向の両側の境界線L3,L4を貼着面33aの方へ延長した2本の延長線L5,L6上に両面テープ41が存在している。しかしながら、異物検知センサ13の固定構造において、2本の延長線L5,L6のうち何れか一方の延長線上のみに両面テープ41が存在するように構成してもよい。このようにしても、検知範囲Aの内部において、両面テープ41上を通る延長線が延長された境界線の近傍で収容部32に異物から外力が加えられた場合、当該外力は、保持部材31を介して両面テープ41を固定面12aに押し付けるように作用しやすくなる。従って、異物から収容部32に外力が加えられた場合に固定面12aに対して異物検知センサ13がずれ難くなり、異物検知センサ13は安定して弾性変形しやすくなる。
尚、上記第2実施形態の異物検知センサ71及び両面テープ41の長手方向と直交する断面において、収容部73の外周に設定された異物検知センサ71の検知範囲の周方向の両側の境界線を貼着面33aの方へ延長した2本の延長線のうち、少なくとも一方の延長線上に両面テープ41が存在するようにしてもよい。同様に、上記第3実施形態の異物検知センサ81及び両面テープ41の長手方向と直交する断面において、収容部83の外周に設定された異物検知センサ81の検知範囲の周方向の両側の境界線を貼着面33aの方へ延長した2本の延長線のうち、少なくとも一方の延長線上に両面テープ41が存在するようにしてもよい。
・上記第1実施形態では、貼着面33aの幅方向には、収容部32の幅方向の一端と貼着面33aの幅方向の一端との間に両面テープ41の幅方向の一端が位置し、且つ収容部32の幅方向の他端と貼着面33aの幅方向の他端との間に両面テープ41の幅方向の他端が位置している。しかしながら、貼着面33aの幅方向の一端側(貼着面33aの幅方向の両端のうち何れの側でもよい)で、収容部32の幅方向の一端と貼着面33aの幅方向の一端との間に両面テープ41の幅方向の一端が位置するのみであってもよい。このようにしても、貼着面33aの幅方向の一端側において、異物検知センサ13の固定構造の見栄えが向上する。また、異物から外力が加えられる収容部32の幅方向の一端部と固定面12aとの間に両面テープ41が配置されることになるため、異物検知センサ13をより安定して固定面12aに固定することができる。尚、収容部32の幅W2が両面テープ41の幅W3よりも狭く、且つ貼着面33aの幅W1が両面テープ41の幅W3よりも広いのであれば、収容部32の幅方向の端、貼着面33aの幅方向の端及び両面テープ41の幅方向の端の位置関係は、これに限らない。
このことは、上記第2実施形態の異物検知センサ71の固定構造及び上記第3実施形態の異物検知センサ81の固定構造においても同様である。
・上記第1実施形態では、両面テープ41は、貼着面33aの幅方向の中央部に配置されるように(即ち貼着面33aの幅方向の中央と両面テープ41の幅方向の中央とが一致するように)貼着面33aに貼着されている。しかしながら、収容部32の幅W2が両面テープ41の幅W3よりも狭く、且つ貼着面33aの幅W1が両面テープ41の幅W3よりも広いのであれば、収容部32、両面テープ41及び貼着面33aの位置関係(貼着面33aの幅方向の位置関係)は上記第1実施形態のものに限らない。例えば、両面テープ41は、その幅方向の一端が貼着面33aの幅方向の一端に重なるように同貼着面33aに貼着されてもよい。また、保持部材31は、貼着面33aの幅方向の中央と収容部32の幅方向の中央とが貼着面33aの幅方向にずれるように形成されてもよい。尚、このことは、上記第2実施形態の異物検知センサ71の固定構造及び上記第3実施形態の異物検知センサ81の固定構造においても同様である。
・センサ部21は、保持部材31,72,82とは別体で形成され、収容孔32aに挿入されることにより収容部32,73,83内に収容されるものであってもよい。
・上記各実施形態では、保持部材31,72,82は、一種類の材料から形成されている。しかしながら、複数種類の材料(絶縁性及び弾性を有する軟質の合成樹脂材料、若しくはエラストマ材料(ゴム材料を含む))から形成されてもよい。例えば、図7に示す異物検知センサ91では、保持部材92は、絶縁性及び弾性を有する軟質の合成樹脂材料若しくはエラストマ材料(ゴム材料を含む)よりなる収容部73と、絶縁性及び弾性を有する軟質の合成樹脂材料若しくはエラストマ材料(ゴム材料を含む)であって収容部73とは別の材料よりなる取付部33とから構成されている。即ち、保持部材92は、二色成形により形成されている。尚、図7では、上記第1及び第2実施形態と同一の構成に同一の符号を付している。このようにすると、収容部73には、異物が接触したときに容易に変形できる柔らかい材料を用いる一方で、取付部33には、両面テープ41が貼着しやすい硬い材料を用いることができる。
・上記各実施形態の異物検知センサ13,71,81の固定構造において、保持部材31,72,82の一部を、両面テープ41にて異物検知センサ13,71,81が貼着されるブラケットと、当該ブラケットが固定されるドアパネル5の周縁部(ブラケットが固定される固定部)との間に挟持してもよい。
例えば、図8に示す異物検知センサ101は、センサ部21と、該センサ部21を内部に保持する長尺状の保持部材102とを備えている。尚、図8では、上記第1実施形態と同一の構成に同一の符号を付している。保持部材102は、第1実施形態の保持部材31に挟持部103が一体に形成されたものである。
挟持部103は、取付部33の幅方向の一端部(図8において左側の端部)に一体に形成されている。挟持部103は、収容部32及び取付部33と同じ材料、即ち絶縁性及び弾性を有する軟質の合成樹脂材料、若しくはエラストマ材料(ゴム材料を含む)から形成されている。そして、挟持部103は、取付部33の長手方向の一端から他端に亘って連続的に形成されるとともに、その断面形状が保持部材102の長手方向に一定となっている。この挟持部103は、取付部33の幅方向の一端部から貼着面33aと直交する方向に突出した位置決め部103aと、該位置決め部103aの先端から該位置決め部103aと略直交する方向に突出した押潰し部103bとから構成されている。位置決め部103aにおける貼着面33aの幅方向の両側面のうち貼着面33a側の側面は、当接面103cとなっている。当接面103cは、保持部材102の長手方向に延びる帯状をなすとともに、貼着面33aと直角をなしている。また、前記押潰し部103bは、位置決め部103aの先端から貼着面33aと略平行に同貼着面33aの幅方向の他端側(図8において右側)へ延出されている。この押潰し部103bの厚さT(図8において二点差線の部分の厚さ)は、後述のブラケット111がドアパネル5の周縁部に固定されたときに互いに対向したブラケット111とドアパネル5の周縁部との間の間隔Dよりも厚く形成されている。尚、間隔Dは、ドアパネル5の周縁部とブラケット111とにおける挟持部103を挟持する部分の間隔である。
ブラケット111は、上記第1実施形態のブラケット12と同様に、樹脂材料から形成され、ドアパネル5の周縁部において同ブラケット111が固定される部分の形状に応じた帯状をなしている。ブラケット111の幅方向の一端部(図8において左側の端部)には、ブラケット111の長手方向(図8においては紙面垂直方向)に沿って延びる帯状をなす固定面111aが形成されている。固定面111aは、ブラケット111の厚さ方向と直交するとともにブラケット111の長手方向に沿って同ブラケット111の一端から他端に亘って形成されている。また、ブラケット111には、固定面111aよりも同ブラケット111の幅方向の他端部寄りの位置に、位置決め凸部111bが形成されている。位置決め凸部111bは、固定面111aの側方でブラケット111の厚さ方向に突出するとともに、ブラケット111の長手方向に沿って延びる突条をなしている。また、位置決め凸部111bにおける固定面111a側の側面は、固定面111aと直角をなす第1の位置決め面111cとなっている。更に、ブラケット111の幅方向の一端面(固定面111a側の端面)は、固定面111aと直角をなす第2の位置決め面111dとなっている。
そして、異物検知センサ101は、取付部33が両面テープ41にてブラケット111に接着されるとともに、ブラケット111がドアパネル5の周縁部に固定されて挟持部103がドアパネル5の周縁部とブラケット111との間に挟持されることでドアパネル5の周縁部に取り付けられている。異物検知センサ101をブラケット111を介してドアパネル5の周縁部に取り付ける際には、まず、両面テープ41の第1接着面41aを貼着面33aに貼着する。次いで、両面テープ41の第2接着面41bを、ブラケット111の固定面111aに貼着する。このとき、挟持部103の当接面103cを、両面テープ41の幅方向から第2の位置決め面111dに当接させることで、ブラケット111に対して異物検知センサ101を該ブラケット111の幅方向(固定面111aの幅方向)に位置決めしながら、第2接着面41bを固定面111aに貼着していく。そのため、異物検知センサ101をブラケット111に対して容易に位置決めして固定することができる。こうして、異物検知センサ101は、貼着面33aと固定面111aとの間に介在された両面テープ41によってブラケット111に固定される。
次いで、異物検知センサ101が固定されたブラケット111を、同ブラケット111とドアパネル5の周縁部との間に挟持部103の押潰し部103bが挟み込まれるように、且つ異物検知センサ101がドアパネル5の外周縁に沿うようにドアパネル5に対して配置する。そして、ブラケット111とドアパネル5との間で押潰し部103bを貼着面33aと直交する方向に押し潰して弾性変形させながらブラケット111をドアパネル5に固定する。このようにして、異物検知センサ101をブラケット111を介してドアパネル5の周縁部に取り付ける。即ち、ドアパネル5の周縁部に固定されるブラケット111に異物検知センサ101を両面テープ41にて接着することで、異物検知センサ101をドアパネル5の周縁部に取り付けるとともに、ドアパネル5とブラケット111とによって押潰し部103bを挟持することで異物検知センサ101をドアパネル5に対して機械的に固定している。従って、両面テープ41の粘着力に加えて、ドアパネル5とブラケット111とによる機械的な固定力によっても異物検知センサ101をドアパネル5の周縁部に固定している。その結果、異物検知センサ101をより安定してドアパネル5の周縁部に取り付けることができる。
尚、図8に示す例においても、異物検知センサ101及び両面テープ41の長手方向と直交する断面において、異物検知センサ101の検知範囲Aの周方向の両側の境界線L3,L4を貼着面33aの方へ延長した2本の延長線L5,L6上にそれぞれ両面テープ41が存在する。従って、上記第1実施形態の(3)と同様の効果を得ることができる。
また、図8に示す異物検知センサ101において、挟持部103は、収容部32及び取付部33と必ずしも同じ材料から形成されなくてもよい。挟持部103は、収容部32若しくは取付部33の外周面に一体に形成されてドアパネル5とブラケット111との間に挟持可能であれば、例えば、弾性変形可能なスポンジ材から形成されてもよい。また、異物検知センサ101をブラケット111に固定するべく第2接着面41bを固定面111aに貼着する際、取付部33の当接面33bを、両面テープ41の幅方向から第1の位置決め面111cに当接させることで、ブラケット111に対して異物検知センサ101を固定面111aの幅方向に位置決めしてもよい。
・センサ部21の構成は、上記各実施形態の構成に限らない。センサ部21は、収容部32,73,83に異物が接触したときに、該異物から加えられる外力によって電極線23,24が弾性変形して接触可能な構成であればよい。例えば、センサ部21は、抵抗器28を介して電気的に接続された電極線23,24のみから構成されてもよい。この場合、収容部32,73,83の内周面に電極線23,24が直接保持される。また、センサ部21が備える電極線23,24の本数は、2本に限らず、複数本であればよい。
・電極線23,24は、必ずしも螺旋状でなくてもよい。また、電極線23,24は、軟銅よりなる単線であってもよい。また、電極線23,24は、帯状であってもよい。
・上記各実施形態では、固定面12aに異物検知センサ13,71,81を固定する際、貼着面33aに両面テープ41を貼着した後に、同両面テープ41を固定面12aに貼着する。しかしながら、固定面12aに両面テープ41を貼着した後に、同両面テープ41に貼着面33aを貼り付けてもよい。
・上記実施形態では、ブラケット12は、ドアパネル5の周縁部に固定される。しかしながら、ブラケット12は、ドアパネル5の周縁部と対向する後部開口部4の周縁部に固定されてもよい。
・上記各実施形態では、異物検知センサ13,71,81を固定する固定場所は、ブラケット12の固定面12aとなっている。しかしながら、異物検知センサ13,71,81を固定する固定場所は固定面12aに限らない。例えば、固定場所は、ドアパネル5の周縁部であってもよい。この場合、異物検知センサ13,71,81は、ブラケット12を介さずにドアパネル5の周縁部に直接両面テープ41にて固定される。また、固定場所は、ドアパネル5の周縁部と対向する後部開口部4の周縁部であってもよい。
・異物検知センサ13,71,81及びその固定構造は、電動バックドア装置2に備えられる異物検知装置11に限らず、ドアパネルをスライド移動させて車両の側面に設けられた乗降口を開閉する電動スライドドア装置に備えられてもよい。また、異物検知センサ13,71,81及びその固定構造は、モータ等の駆動力によってドアパネルを移動させて開閉作動させるドア開閉装置に備えられる異物検知装置に使用される以外に、異物の接触を検知するための装置に使用されてもよい。
12a,111a…固定場所としての固定面、13,71,81,91,101…異物検知センサ、21…センサ部、23,24…電極線、31,72,82,92,102…保持部材、32,73,83…収容部、32c…幅広部、33a…貼着面、41…両面テープ、A…検知範囲、L3,L4…境界線、L5,L6…延長線、W1…貼着面の幅、W2,W4,W5…収容部の幅、W3…両面テープの幅。

Claims (5)

  1. 異物から外力を受けて弾性変形されることにより前記異物を検知する異物検知センサをブラケットの固定面に固定する異物検知センサの固定構造であって、
    前記異物検知センサは、前記異物からの外力が伝達されることにより互いに接触する複数の電極線を有する長尺状のセンサ部と、前記センサ部を内部に収容し前記異物からの外力を前記センサ部に伝達するべく弾性可能な長尺状の収容部及び前記収容部の外周側に形成された取付部を有する保持部材とを備え、
    前記収容部の前記ブラケットへの前記取付部は、前記収容部の長手方向に延びる帯状の貼着面を有しており
    前記貼着面と前記固定との間に介在されて前記保持部材を前記固定に固定する帯状の両面テープを備え、
    前記収容部の幅は前記両面テープの幅よりも狭く、且つ前記貼着面の幅は前記両面テープの幅よりも広くなっており、
    前記ブラケットは、前記固定面の端部において前記固定面から突出した位置決め部を備え、
    前記保持部材の前記取付部は、前記貼着面の幅方向における端部に、前記位置決め部との当接面を有することを特徴とする異物検知センサの固定構造。
  2. 請求項1に記載の異物検知センサの固定構造において、
    前記収容部の幅方向の一端と前記貼着面の幅方向の一端との間に前記両面テープの幅方向の一端が位置することを特徴とする異物検知センサの固定構造。
  3. 請求項2に記載の異物検知センサの固定構造において、
    前記収容部の幅方向の一端と前記貼着面の幅方向の一端との間に前記両面テープの幅方向の一端が位置し、且つ前記収容部の幅方向の他端と前記貼着面の幅方向の他端との間に前記両面テープの幅方向の他端が位置することを特徴とする異物検知センサの固定構造。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の異物検知センサの固定構造において、
    前記異物検知センサ及び前記両面テープの長手方向と直交する断面において、前記収容部の外周に設定された前記異物検知センサの検知範囲の周方向の両側の境界線を前記貼着面の方へ延長した2本の延長線のうち、少なくとも一方の前記延長線上に前記両面テープが存在することを特徴とする異物検知センサの固定構造。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の異物検知センサの固定構造において、
    前記保持部材は、前記貼着面と直交する方向に沿って前記貼着面に近づくに連れて前記幅が広くなる幅広部を有し、前記幅広部から前記貼着面まで幅が狭くならないことを特徴とする異物検知センサの固定構造。
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