JP6908473B2 - タッチセンサの固定構造およびタッチセンサユニット - Google Patents

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Description

本発明は、障害物の接触を検出するのに用いられるタッチセンサに関するものであり、特に、車両に搭載されるタッチセンサに関するものである。
従来、自動車等の車両には、当該車両が備える開口部を開閉する開閉体(例えば、スライドドアやテールゲート)と、開閉体を駆動する自動開閉装置と、が設けられることがある。このような自動開閉装置は、駆動源である電動モータと、電動モータをオン/オフさせる操作スイッチと、を備えており、操作スイッチの操作に基づいて電動モータがオンされると、開閉体が開駆動または閉駆動される。また、自動開閉装置の中には、操作スイッチの操作以外の条件によっても、開閉体を開駆動または閉駆動する自動開閉装置がある。このような自動開閉装置の1つとして、開口部と開閉体との間に障害物が挟まれたことを検知するタッチセンサを備えた自動開閉装置が知られている。この種の自動開閉装置は、障害物を検知したタッチセンサから出力される検知信号に基づいて、操作スイッチの操作に依らず開閉体を駆動する。具体的には、タッチセンサから検知信号が出力されると、それまで閉駆動されていた開閉体を開駆動させたり、その場で停止させたりする。
上記のようなタッチセンサの一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されているタッチセンサ(異物検知センサ)は、長尺な保持部材と、当該保持部材に保持される長尺なセンサ部と、備えている。センサ部が収容されている保持部材は、ブラケットを介して車両に固定される。言い換えれば、特許文献1に記載されているタッチセンサは、ブラケットを介して車両に固定される。具体的には、ブラケットには平坦な固定面が形成されており、保持部材には、ブラケットの固定面に固定される平坦な貼着面が形成されている。
特開2013−228299号公報
特許文献1に記載されている保持部材の貼着面とブラケットの固定面とは、これらと略同一の長さを有する両面テープによって接着される。しかし、細くて長い保持部材とブラケットとを同じく細くて長い両面テープによって接着することは容易ではなく、手間や時間を要する。また、両面テープから剥がされた剥離紙がゴミとして残る。さらに、必要な接着力を得るためには、適切な押し圧と養生時間とが必要である。
総じて、特許文献1に記載されているタッチセンサやその固定構造では、車両に対するタッチセンサの装着に手間や時間やコストを要する。
本発明の目的は、タッチセンサを車両に装着するために必要な手間,時間およびコストの少なくとも1つを低減することである。
本発明のタッチセンサの固定構造は、障害物を検知するタッチセンサを固定面に固定するタッチセンサの固定構造である。前記タッチセンサは、外力により弾性変形する収容部および前記固定面に接着される接着面を備えるセンサホルダと、前記収容部に挿通され、当該収容部の弾性変形に伴って互いに接触する複数のセンサ電極と、を有する。前記固定面には、その長手方向に沿って延びる溝が設けられ、前記固定面と当該固定面の上に前記溝を覆うように配置された前記接着面とが、これら固定面と接着面との間に形成された接着層によって接着され、前記接着層は、熱溶融型接着剤によって形成される。
本発明のタッチセンサの固定構造の一態様では、前記接着面には、その長手方向に沿って延びる突出部が形成され、前記突出部と前記溝とが、前記接着層を介して対向する。
本発明のタッチセンサの固定構造の他の態様では、前記固定面は、車両の開口部を開閉する開閉体に固定されたブラケットの表面である。
本発明のタッチセンサの固定構造の他の態様では、前記固定面は、車両の開口部を開閉する開閉体の外周面である。
本発明のタッチセンサの固定構造の他の態様では、前記固定面は、開閉体によって開閉される車両の開口部の内周面である。
本発明のタッチセンサユニットは、障害物を検知するタッチセンサと、車両に固定されるブラケットと、を含む。前記タッチセンサは、外力により弾性変形する収容部および前記ブラケットに接着される接着面を備えるセンサホルダと、前記収容部に挿通され、当該収容部の弾性変形に伴って互いに接触する複数のセンサ電極と、を有する。前記ブラケットは、前記接着面が接着される固定面と、前記固定面に設けられ、当該固定面の長手方向に沿って延びる溝と、を有する。前記固定面と当該固定面の上に前記溝を覆うように配置された前記接着面とが、これら固定面と接着面との間に形成された接着層によって接着され、前記接着層は、熱溶融型接着剤によって形成される。
本発明のタッチセンサユニットの一態様では、前記接着面には、その長手方向に沿って延びる突出部が形成され、前記突出部と前記溝とが、前記接着層を介して対向する。
本発明のタッチセンサユニットの他の態様では、前記ブラケットは、車両の開口部を開閉する開閉体の外周面の形状に倣う形状を有し、前記ブラケットは、前記固定面と反対側の面が前記外周面と対向する向きで当該開閉体に固定される。
本発明によれば、タッチセンサを車両に装着するために必要な手間,時間およびコストの少なくとも1つが低減される。
タッチセンサユニットを備えたテールゲートの正面図である。 タッチセンサユニットを備えたテールゲートの側面図である。 タッチセンサユニットの斜視図である。 タッチセンサの断面構造を示す拡大図である。 タッチセンサの先端部の構造を示す拡大図である。 タッチセンサユニットの断面構造を示す拡大図である。 タッチセンサユニットの組み立て工程の1つを示す説明図である。 タッチセンサユニットの一変形例を示す拡大断面図である。
以下、本発明が適用されたタッチセンサユニットの一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態に係るタッチセンサユニットは、図1,図2に示す車両10に搭載される。図示されている車両10は、所謂ハッチバックタイプの車両である。この車両10の後方側には、大きな荷物を車室内に出し入れし得る開口部11が設けられている。開口部11は、車両10の天井部の後方側に設けられたヒンジ(図示せず)によって回動可能に支持された開閉体12によって開閉される。開閉体12は、「テールゲート」,「リアゲート」,「バッグドア」等と呼ばれるが、本明細書では「テールゲート」と呼ぶ。
車両10には、テールゲート12を図2中の実線矢印および破線矢印に示される方向に回動(開閉)させるパワーテールゲート装置13が搭載されている。パワーテールゲート装置13は、テールゲート12を開閉させる減速機付きのアクチュエータ13aと、操作スイッチ(図示せず)の操作信号に基づいてアクチュエータ13aを制御するコントローラ13bと、障害物BLを検知するための一対のタッチセンサユニット20と、を備えている。つまり、本実施形態に係るタッチセンサユニット20は、車両10に搭載されるパワーテールゲート装置13の構成要素の1つである。
図1に示されるように、タッチセンサユニット20は、テールゲート12の外周面に設けられている。具体的には、タッチセンサユニット20は、テールゲート12の車幅方向両側面にそれぞれ設けられている。より具体的には、タッチセンサユニット20は、テールゲート12の湾曲した両側面(縁)に、それら側面の形状に沿って設けられている。よって、開口部11とテールゲート12との間に障害物BLが挟まれると、当該障害物BLがタッチセンサユニット20によって検知される。タッチセンサユニット20は、障害物BLを検知すると検知信号を出力し、タッチセンサユニット20から出力された検知信号は、コントローラ13bに入力される。検知信号が入力されたコントローラ13bは、操作スイッチの操作状況に関わらず、閉駆動されているテールゲート12を開駆動させるか、閉駆動されているテールゲート12をその場で停止させる。
図3に示されるように、タッチセンサユニット20は、一体化されたタッチセンサ30とブラケット40とを含む。ブラケット40は、プラスチック等の樹脂材料によって形成されており、テールゲート12(図1,図2)の側面(縁)と略同一の長さを有し、また、全体として板状の外観を呈する。一方、タッチセンサ30はブラケット40よりも長尺であって、全体として紐状の外観を呈する。ここで、タッチセンサ30の長手方向一部はブラケット40に固定されているが、残部はブラケット40に固定されていない。以下の説明では、ブラケット40に固定されていないタッチセンサ30の長手方向一部を「引き出し部」と呼んで他の部分と区別する場合がある。もっとも、かかる区別は説明の便宜上の区別に過ぎない。
上記のような基本構造を備えるタッチセンサユニット20は、ブラケット40がテールゲート12の側面(縁)に固定されることによって車両10に取り付けられる。この際、タッチセンサ30の引き出し部は、テールゲート12に設けられている引き込み穴からテールゲート12の内側に引き入れられる。また、引き出し部が引き入れられた後の引き込み穴は、引き出し部に装着されているグロメットGMによって塞がれる。
以下、タッチセンサ30とブラケット40とを含むタッチセンサユニット20の構造についてより詳細に説明する。
図3に示されるように、タッチセンサ30は、センサホルダ31と、複数のセンサ電極32a,32bと、コネクタ33と、を有し、センサホルダ31がブラケット40に固定されている。タッチセンサ30の一部を構成し、かつ、ブラケット40に固定されるセンサホルダ31は、絶縁性ゴムによって形成されており、可撓性を有する。
図4に示されるように、センサホルダ31は、一体成形された収容部31aおよび土台部31bを有する。収容部31aは中空であって、この収容部31aに一対のセンサ電極32a,32bが収容され、土台部31bはブラケット40(図3)に固定される。
図3,図4に示されるように、一対のセンサ電極32a,32bは、絶縁性ゴムからなるチューブ34に挿通されている。言い換えれば、一対のセンサ電極32a,32bが挿通された絶縁チューブ34がセンサホルダ31の収容部31a(図4)に収容されている。以下の説明では、絶縁チューブ34と当該絶縁チューブ34に挿通されている一対のセンサ電極32a,32bを「センサ35」と総称する場合がある。つまり、センサ35の一部がセンサホルダ31の収容部31a(図4)に収容されており、センサ35を収容しているセンサホルダ31がブラケット40に固定されている。また、センサホルダ31の収容部31a(図4)に収容されていないセンサ35の他の一部が上記引き出し部に相当し、この引き出し部の端部にコネクタ33が設けられている。このコネクタ33が不図示の他のコネクタに接続されることにより、タッチセンサユニット20がコントローラ13b(図1,図2)と電気的に接続され、タッチセンサユニット20から出力される検知信号がコントローラ13bに入力可能となる。
図4に示されるように、それぞれのセンサ電極32a,32bは、導電線36と、導電線36を覆うシース37と、を有する。導電線36は、複数本の銅線が束ねられた撚り線であり、シース37は導電性ゴムによって形成されている。一対のセンサ電極32a,32bは、螺旋状に巻かれ、かつ、通常では互いに接触しない状態で絶縁チューブ34に挿通されている。ここで、絶縁チューブ34の内径(D1)は、それぞれのセンサ電極32a,32bの外径(D2)の約3倍である。よって、図4に示されているセンサ電極32a,32bの間には、同様のセンサ電極がもう1本入る程度の隙間がある。尚、本実施形態における絶縁チューブ34の直径(外径)は約5mm、センサ電極32a,32bの直径(外径)は約1mmであるが、これらの寸法は適宜変更することができる。
既述のとおり、センサ35が収容されているセンサホルダ31の収容部31aは、中空であり、かつ、絶縁性ゴムによって形成されているので、ある程度以上の外力を受けると弾性変形する(潰れる)。収容部31aが弾性変形すると、これに伴って一対のセンサ電極32a,32bが収容部31a内において互いに近接して接触する。具体的には、一方のセンサ電極32aにおける導線性のシース37と他方のセンサ電極32bにおける導電性のシース37とが接触する。つまり、センサ電極32a,32bが電気的に導通する(短絡する)。
図3に示されるように、タッチセンサ30の先端にはモールド部38が設けられている。図5に示されるように、モールド部38は、絶縁体からなるセパレータSPと、抵抗Rと、2つの接続部材SW1,SW2と、これらを被覆するモールド樹脂MRと、から構成されている。そして、センサ電極32aの端部は、接続部材SW1を介して抵抗Rの一端に接続され、センサ電極32bの端部は、接続部材SW2を介して抵抗Rの他端に接続されている。つまり、センサ電極32a,32は、モールド部38内において、抵抗Rを介して直列接続されている。よって、センサ電極32a,32bが短絡していない状態では、抵抗Rの抵抗値がコントローラ13b(図1)に入力される。一方、センサ電極32a,32bが短絡すると、抵抗Rを介さない抵抗値(無限大)がコントローラ13b(図1)に入力される。図1に示されるコントローラ13bは、入力される抵抗値が無限大になると、操作スイッチの操作状況に関わらず、閉駆動されているテールゲート12を開駆動させるか、閉駆動されているテールゲート12をその場で停止させる。ここで、センサ電極32a,32bの短絡は、開口部11とテールゲート12との間に挟まれた障害物BLによって引き起こされる。具体的には、開口部11とテールゲート12との間に挟まれた障害物BLにタッチセンサ30が接触すると、センサホルダ31の収容部31aが外力によって弾性変形し、内部のセンサ電極32a,32bが互いに近接して接触する。このように本実施形態では、テールゲート12に装着されているタッチセンサユニット20に障害物BLが接触すると、当該タッチセンサユニット20からそれまでよりも低い抵抗値が検知信号として出力され、コントローラ13bに入力される。もっとも、タッチセンサユニット20に障害物BLが接触すると、当該タッチセンサユニット20から所定の電気信号が検知信号として出力され、コントローラ13bに入力される実施形態もある。
図6に示されるように、ブラケット40は、タッチセンサ30が固定される固定面を含む面(表面41)と、表面41と反対側の面(裏面42)と、を有する。また、ブラケット40の固定面41aには、その長手方向に沿って延びる溝43が形成されている。タッチセンサ30は、ブラケット40の固定面41aの上に当該固定面41aに沿って配置され、当該固定面41aに固定されている。具体的には、センサホルダ31の土台部31bがブラケットの固定面41aの上に配置されており、固定面41aに形成されている溝43が土台部31bの底面(接着面)31cによって覆われている。そして、対向する固定面41aと接着面31cとがこれらの間に形成された接着層44によって接着されている。
図6に示される接着層44は次のようにして形成されたものである。図7に示されるように、ブラケット40の固定面41aに形成されている溝43に適量の熱溶融型接着剤44aを塗布(充填)する。具体的には、溝43の両側に僅かにはみ出す程度の量の熱溶融型接着剤44aを溝43に充填する。一方、図6に示されるように、接着層44の幅は土台部31bの底面(接着面)31cの幅よりも僅かに狭く、土台部31bの外にはみ出していない。つまり、熱溶融型接着剤44aの望ましい塗布量とは、当該熱溶融型接着剤44aが塗布された固定面41aの上に土台部31bを載せたときに、固定面41aと土台部31bの底面(接着面)31cとの間に、その幅が土台部31bの底面(接着面)31cと同一か、これよりも僅かに狭い接着層44が形成され得る量であり、その量は決して多くはない。ここで、図7に示される熱溶融型接着剤44aの塗布量が多過ぎると、図6に示される接着層44が土台部31bの底面(接着面)31cからはみ出してしまい外観を損ねる。一方、熱溶融型接着剤44aの塗布量が少な過ぎると、必要十分な幅の接着層44が形成されないばかりではなく、塗布作業が完了する前に熱溶融型接着剤44aが硬化してしまう。具体的には、熱溶融型接着剤44aの塗布作業では、加熱溶融させた熱溶融型接着剤44aを長尺な溝43の全長に亘って塗布する必要がある。しかし、熱溶融型接着剤44aの塗布量が少ないと、塗布作業が完了する前に、作業開始当初に塗布した熱溶融型接着剤44aの温度が低下し、熱溶融型接着剤44aが硬化し始めてしまう。
この点、固定面41aに形成されている溝43に熱溶融型接着剤44aを充填すれば、固定面41aが平坦である場合よりも多量の熱溶融型接着剤44aを固定面41aに塗布することができる。言い換えれば、固定面41aが平坦である場合よりも多量の熱溶融型接着剤44aを固定面41aに塗布しても、土台部31bの外に熱溶融型接着剤44aが押し出されることがない。一方、熱溶融型接着剤44aの塗布量が増えれば、これが硬化するまでの時間が長くなり、熱溶融型接着剤44aが硬化し始める前に塗布作業を完了させることができる。言い換えれば、作業開始当初に塗布した熱溶融型接着剤44aの温度が低下する前に塗布作業を完了させることができる。また、タッチセンサ30とブラケット40とが接着剤によって固定されるので、これらを両面テープで固定する場合に出るゴミ(両面テープから剥がされた剥離紙)が残ることもない。さらに、固定面41aに予め形成されている溝43に熱溶融型接着剤44aを充填する作業は、細長い固定面41aに真っ直ぐに両面テープを貼り付ける作業に比べて容易であり、また、作業に要する時間や手間も少ない。
以上のように、本実施形態における固定構造、つまり、固定面41aと、固定面41aの上に当該固定面41aに形成されている溝43を覆うように配置された接着面31cとが、これらの間に形成された接着層44によって接着されており、その接着層44が熱溶融型接着剤44aによって形成されている固定構造によれば、タッチセンサユニット20の製造に要する手間,時間およびコストが低減され、ひいてはタッチセンサ30を車両10に装着するために必要な手間,時間およびコストが低減される。
尚、タッチセンサユニット20は、図6に示されるブラケット40の裏面42がテールゲート12の外周面(側面)と対向する向きでテールゲート12に固定されることは勿論である。また、ブラケット40は、テールゲート12の外周面(側面)の形状に倣う形状を有している。よって、上記の向きでブラケット40をテールゲート12に固定したとき、ブラケット40の裏面42とテールゲート12の外周面(側面)との間に隙間は殆ど生じない。さらに、ブラケット40の固定面41aの幅は、土台部31bの底面(接着面)31cと略同一であり、また、固定面41aの一側には固定面41aの略全長に亘って立ち上げ部45が形成されている。これにより、固定面41aに対するタッチセンサ30の位置決めが容易となる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、図8に示されるように、土台部31bの底面(接着面)31cに、その長手方向に沿って延びる突出部31dが形成される実施形態もある。かかる実施形態では、土台部31bの底面(接着面)31cと固定面41aとが接着層44によって固定されるとともに、突出部31dと溝43とが接着層44を介して対向する。この場合、接着層44の厚みが均一となり、土台部31bの底面(接着面)31cと固定面41aと接着強度が更に向上する。
タッチセンサが固定される固定面はブラケットの一面に限られない。例えば、タッチセンサは、車両の開口部を開閉する開閉体の外周面に固定される場合もある。また、タッチセンサは、開閉体によって開閉される車両の開口部の内周面に固定される場合もある。前者の場合、開閉体の外周面がタッチセンサが固定される固定面に相当する。後者の場合、車両の開口部の内周面がタッチセンサが固定される固定面に相当する。何れの場合にも、タッチセンサが固定される固定面には、図6等に示される溝43と同一または実質的に同一の溝が形成される。
10 車両
11 開口部
12 開閉体(テールゲート)
13 パワーテールゲート装置
13a アクチュエータ
13b コントローラ
20 タッチセンサユニット
30 タッチセンサ
31 センサホルダ
31a 収容部
31b 土台部
31c 接着面
31d 突出部
32a,32b センサ電極
33 コネクタ
34 絶縁チューブ
35 センサ
36 導電線
37 シース
38 モールド部
40 ブラケット
41 表面
41a 固定面
42 裏面
43 溝
44 接着層
44a 熱溶融型接着剤
45 立ち上げ部
BL 障害物
GM グロメット
MR モールド樹脂
R 抵抗
SP セパレータ
SW1,SW2 接続部材

Claims (2)

  1. 障害物を検知するタッチセンサを固定面に固定するタッチセンサの固定構造であって、
    前記タッチセンサは、外力により弾性変形する収容部および前記固定面に接着される接着面を備えるセンサホルダと、前記収容部に挿通され、当該収容部の弾性変形に伴って互いに接触する複数のセンサ電極と、を有し、
    前記固定面には、その長手方向に沿って延びる溝が設けられ、
    前記固定面と当該固定面の上に前記溝を覆うように配置された前記接着面とが、これら固定面と接着面との間に形成された接着層によって接着され、
    前記接着層は、熱溶融型接着剤によって形成され
    前記固定面は、車両の開口部を開閉する開閉体の外周面である
    タッチセンサの固定構造。
  2. 請求項1に記載のタッチセンサの固定構造において、
    前記接着面には、その長手方向に沿って延びる突出部が形成され、
    前記突出部と前記溝とが、前記接着層を介して対向している、
    タッチセンサの固定構造。
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