JP6447970B2 - ホース自動締結装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ホースを自動で組み立てるホース自動締結装置に関する。
特許文献1(第9図および第10図などを参照)には、従来の締結装置が記載されている。同文献に記載のように、この締結装置は、ホース本体(ホース(83))の両端に、口金具(第1ホース金具(129)および第2ホース金具(131))を締結するための装置である。2つの口金具(第1ホース金具(129)および第2ホース金具(131))それぞれは、曲げ加工が施されたパイプを有する。これらのパイプどうしの相対角度は、ホースの使用態様などに応じて定められている。そこで、口金具をホース本体に適切な角度で締結する必要がある。
[従来技術1]特許文献1の第22〜23ページ(第9図および第10図参照)には、次の記載がある(同文献に記載の符号には括弧を付した(特許文献2についても同様))。「固定クランプ(141)及び可動クランプ(143)に順にホース(83)を固定し、且つ第6及び第7可動テーブル(133、135)上に・・・曲がった第1及び第2のホース金具(129、131)を固定する」。「第6可動テーブル(133)を・・・移動することにより第1ホース金具(129)のニップルをホース(83)に差し込む」。「第7可動テーブル(135)を・・・移動することにより第2ホース金具(131)の外筒をホース(83)に差し込む」。この状態で、第1ホース金具および第2ホース金具(129、131)が、ホース(83)の端部に加締められる。
[従来技術2]特許文献2の第106ページ左欄第27行〜第30行(第6図、第7図イおよび第7図ウなどを参照)には、次の記載がある。「金具角度矯正完全挿入ステーション(85)はホース両端部のメス型金具(2)とアイジョイント型金具(3)の角度矯正・・・するステーションである」。第図7イおよび第図7ウには、平らな押板(22)がアイジョイント型金具(3)を押すことで、アイジョイント型金具(3)の角度を矯正する構成が記載されている。
特開平3−251327号公報 特公昭63−055420号公報
上記[従来技術1]には、次の問題がある。特許文献1の第9図および第10図に記載の治具(第6及び第7可動テーブル(133、135))は、同図に記載の口金具(第1ホース金具(129)および第2ホース金具(131))しか保持できない。そのため、同図に記載の口金具とは異なる形状(長さ、曲げ位置、曲げ角度など)の口金具を、ホース本体(ホース(83))に締結する場合は、治具の構成を変える必要がある。また、同図に記載の口金具どうしの相対角度とは異なる相対角度で、口金具をホース本体に締結する場合も、治具の構成を変える必要がある。
上記[従来技術2]では、第7図イおよび第7図ウの治具(平らな押板(22))は、2枚の平らな押板(22)で挟むことができるような口金具(アイジョイント型金具(3)など)しか保持できない。
[従来技術3]上記のような治具を用いずに、口金具をホース本体に適切な角度で締結するために、仮締結(仮加締め)を行うことも考えられる。仮締結とは、口金具とホース本体とを加締める(本締結する、本加締めする)前に、本加締めよりも弱い力で、口金具とホース本体とを締結することである。しかし、仮締結の作業に手間および時間がかかる。
そこで本発明は、様々な形状の口金具を適切な角度でホース本体に締結でき、仮締結の作業を省略できる、ホース自動締結装置を提供することを目的とする。
本発明のホース自動締結装置は、ホース本体と口金具とを備えるホースを自動で組み立てる装置である。前記ホース自動締結装置は、加締機と、前記加締機と隣り合うように配置されるヤトイと、を備える。前記口金具は、前記ホース本体に差し込まれるソケットと、前記ソケットから突出するパイプと、を備える。前記ヤトイは、前記パイプの径方向に前記パイプを挟むことにより前記パイプを保持するパイプ保持状態になることが可能に構成される。前記加締機は、前記ヤトイが前記パイプ保持状態のときに、前記ホース本体への前記ソケットの加締めを行う。
上記構成により、様々な形状の口金具を適切な角度でホース本体に締結でき、仮締結の作業を省略できる。
ホース自動締結装置20を示す斜視図である。 図1に示すホース自動締結装置20により締結された後のホース10の斜視図である。 図1に示すヤトイ(70・80)の周辺部の拡大図である。 図3に示す第1シリンダ装置63および第1ヤトイ70などを矢印F4の向きから見た図である。 図3に示す第2シリンダ装置67および第2ヤトイ80などを矢印F5の向きから見た図である。 図3に示すヤトイ(70・80)および第1口金具13を矢印F6の向きから見た図である。 図6に示すヤトイ(70・80)を矢印F7の向きから見た図である。 図3相当図であり、ヤトイ(70・80)および第1口金具13などを示す図である。 図8相当図であり、パイプ保持状態のヤトイ(70・80)などを示す図である。
図1〜図9を参照して、図1に示すホース10の締結を行うホース自動締結装置20について説明する。
ホース10は、流体を移送するための配管である。図2に示すホース10は、自動車用、二輪車用、または住宅設備用などである。ホース10は、制動用、空調用、操舵用、または給水用などである。ホース10は、液圧用(油圧用、水圧用など)または空圧用などである。ホース10は、ホース本体11と、口金具(13・17)と、を備える。
ホース本体11は、可撓性の管である。ホース本体11が真っ直ぐに(直線状に)のばされた状態のときの、ホース本体11の軸方向をホース軸方向Hとする。
口金具(13・17)は、ホース本体11の両側の端部に締結(固定)される(ホース本体11の「端部」は、ホース軸方向Hにおける端部である)。口金具(13・17)には、第1口金具13と、第2口金具17と、がある。
第1口金具13は、ホース本体11の一端部に固定される、口金具である。第1口金具13は、ホース本体11のホース軸方向H外側両端部のうち一方に固定される。第1口金具13は、ソケット14と、パイプ15と、を備える。
ソケット14は、ホース本体11に差し込まれる。ソケット14の軸方向は、ホース軸方向Hである。図1に示すように、加締め(下記)前のソケット14は、ほぼ有底円筒状である。図2に示すように、加締め後のソケット14は、ソケット14の外周に形成された複数本(例えば3本や2本など)の溝(周方向に延びる溝)を備える。ソケット14は、ソケット先端部14aを備える。ソケット先端部14aは、ソケット14のホース軸方向H外側(パイプ15側)の端部である。ソケット先端部14aは、ソケット14の底部(ほぼ有底円筒状であるソケット14の底部)である。
パイプ15は、ソケット14から突出する。パイプ15は、ソケット14から、ホース軸方向H外側に突出する。パイプ15は、管状である。パイプ15は、直線状の部分と、曲線状の部分(曲げ部)と、を有する。パイプ15の直径は、ソケット14の直径よりも小さい。パイプ15は、パイプ付け根部15aと、パイプ被保持部15b(図6参照)と、を備える。パイプ付け根部15aは、パイプ15のソケット14側の基端部である。パイプ付け根部15a(の外周)は、ソケット先端部14aと接触し、ソケット先端部14aに固定される。パイプ付け根部15aは、ソケット14とパイプ15との境界(基端)、および、その近傍の部分である。パイプ付け根部15aにおけるパイプ15は、直線状である。パイプ付け根部15aにおけるパイプ15の軸方向は、ホース軸方向Hである。パイプ被保持部15bは、ヤトイ(70・80)(図8参照)に挟まれる部分である(詳細は下記)。
第2口金具17は、ホース本体11の他端部に固定される。第2口金具17は、ホース本体11のホース軸方向H外側の両端部のうち、第1口金具13が固定されていない側の端部に固定される、口金具である。第2口金具17は、第1口金具13と同様に、ソケット18と、パイプ19と、を備える。
パイプ19は、第1口金具13のパイプ15とは形状(長さ、曲げ角度、曲げ位置など)が異なる(同一でもよい)。パイプ15に対するパイプ19の相対角度(ホース本体11の中心軸まわりの角度)は、予め定められている。以下では、第1口金具13および第2口金具17に関する「角度」(「相対角度」の「角度」を含む、曲げ角度の「角度」を除く)は、ホース本体11の中心軸まわり(ソケット14およびソケット18の中心軸まわり)の角度を意味することとする。
ホース自動締結装置20は、図1に示すように、ホース10を自動で組み立てる装置である。ホース自動締結装置20は、ホース本体11に、口金具(13・17)(図2参照)を自動で締結する装置である。ホース自動締結装置20は、ロボットハンド(下記)を用いて、上記の締結を行う装置(角度決めロボット締結装置)である。ホース自動締結装置20は、口金具用ハンド21と、ホース本体用ハンド23と、テーブル30と、加締機40と、差込用治具50と、保持用治具60と、を備える。
口金具用ハンド21は、口金具(13・17)(図2参照)の保持などを行う。口金具用ハンド21は、ロボットハンドである。口金具用ハンド21は、ロボットアーム(図示なし)に取り付けられる。口金具用ハンド21による、第1口金具13の保持などと、第2口金具17(図2参照)の保持などとは、同様に行われる。以下では、特に断らない限り、口金具用ハンド21が第1口金具13の保持などを行う場合ついて説明する。口金具用ハンド21は、第1口金具13の、保持と、移動と、解放と、を行う。
[保持]口金具用ハンド21は、口金具用ハンド21に対して第1口金具13が動かないように(回転しないように、ずれないように)、第1口金具13を保持する(チャックする)。口金具用ハンド21は、パイプ15を保持する。口金具用ハンド21は、パイプ15の例えば1か所(2か所以上でもよい)を保持する。
[移動]口金具用ハンド21は、第1口金具13を保持した状態で、第1口金具13を移動させる。口金具用ハンド21は、第1口金具13を第1所定位置(下記)に移動させる。
[解放]口金具用ハンド21は、第1口金具13(パイプ15)を保持していない状態になる(離す、解放する)ことが可能である。
ホース本体用ハンド23は、ホース本体11の保持などを行う。ホース本体用ハンド23は、ロボットハンドである。ホース本体用ハンド23は、ロボットアーム(図示なし、口金具用ハンド21が取り付けられるものとは別のロボットアーム)に取り付けられる。図2に示すようにホース本体11に口金具(13・17)が固定されている場合は、図1に示すホース本体用ハンド23は、ホース本体11の保持などを行う結果、ホース本体11および口金具(13・17)の保持などを行う。ホース本体用ハンド23は、ホース本体11の、保持と、移動と、解放と、を行う。ホース本体用ハンド23によるホース本体11の保持、移動、および解放と、口金具用ハンド21による第1口金具13の保持、移動、および解放とは、ほぼ同様に行われる。これらの相違点は次の通りである。
[保持]ホース本体用ハンド23は、ホース本体11の例えば2か所を保持する(3か所以上を保持してもよい)。
[移動]ホース本体用ハンド23は、ホース本体11を第2所定位置(下記)に移動させる。
テーブル30は、加締機40などが取り付けられる台である。テーブル30は、例えば、本体部30aと、第1突出部30bと、第2突出部30cと、を備える。第1突出部30bおよび第2突出部30cそれぞれは、本体部30aからZ2側(下記)に突出する。第2突出部30cは、第1突出部30bよりもY2側(下記)に配置される。
加締機40(締結機)は、ホース本体11にソケット14を加締める。以下では、加締機40による、ホース本体11とソケット14との加締めを、単に「加締め」ともいう。加締機40は、テーブル30(本体部30a)のZ2側(下記)に配置される。加締機40は、半割れ状(半割れ加締機、半割れ締結機)である。加締機40は、固定側加締機41と、可動側加締機42と、を備える。固定側加締機41と可動側加締機42とが閉じる(接触する)(図示なし)ことで、加締機40は、加締めを行う(加締め状態になる)。固定側加締機41と可動側加締機42とが開いた状態(互いに離れた状態)になることで、加締機40は、加締めを行わない状態(非加締め状態)になる。
固定側加締機41は、テーブル30に対して固定される。固定側加締機41は、本体部30a(Z2側(下記)の面)に固定される。固定側加締機41は、第1突出部30b(Y2側(下記)の面)に固定される。図8に示すように、固定側加締機41(の凹部)には、ホース10(ソケット14およびホース本体11)が差し込まれる。
可動側加締機42は、図1に示すテーブル30に取り付けられる。可動側加締機42は、本体部30a(Z2側(下記))に配置される。可動側加締機42は、第2突出部30cのY1側(下記)に配置される。可動側加締機42は、テーブル30に対してスライド(直線移動)可能である。可動側加締機42は、アクチュエータ(図示なし)によりスライドする。このアクチュエータは、例えば油圧を用いたもの(油圧シリンダ)である。このアクチュエータは、電力を用いたもの(電動シリンダなど)や、空気圧を用いたもの(エアシリンダ)でもよい。
(方向の定義)このホース自動締結装置20に関する方向には、X方向と、Y方向と、Z方向と、がある。X方向は、図8に示す加締機40により加締めが行われるときにホース軸方向Hと一致する方向である。X方向は、例えば水平方向である。X方向において、加締機40に加締められる第1口金具13の、パイプ付け根部15aからソケット14に向かう側(向き)を、X1側とする。X1側は、X方向において、下記のヤトイ(70・80)から加締機40に向かう側である。X方向におけるX1側とは逆側を、X2側とする。Y方向は、可動側加締機42のスライドの方向である。Y方向は、例えば水平方向である。Y方向において、可動側加締機42から固定側加締機41に向かう側を、Y1側とする。Y1側は、加締機40が非加締め状態から加締め状態になるときの、可動側加締機42のスライドの向きである。Y方向におけるY1側とは逆側を、Y2側とする。Z方向は、X方向およびY方向に直交する方向である。図1に示すように、Z方向は、テーブル30(本体部30a)と加締機40とが対向する方向である。Z方向は、例えば鉛直方向である。Z方向において、加締機40からテーブル30(本体部30a)に向かう側を、Z1側とする。Z1側は、例えば下側である。Z方向におけるZ1側とは逆側を、Z2側とする。
差込用治具50(姿彫り治具)は、ソケット14にホース本体11が適切に(適切な位置に、適切な深さで)差し込まれるようにするための治具(ガイド)である。差込用治具50は、例えば加締機40よりもZ2側に配置される。差込用治具50は、第1差込用治具51と、第2差込用治具52と、を備える。第1差込用治具51と第2差込用治具52とが閉じた状態(接触した状態)(図示なし)になることで、差込用治具50は、ソケット14を支持(ホールド)する(ソケット支持状態になる)。第1差込用治具51と第2差込用治具52とが開いた状態(互いに離れた状態)になることで、差込用治具50は、ソケット14を支持しない状態(ソケット解放状態)になる。
第1差込用治具51は、テーブル30(第1突出部30bのZ2側の面)に取り付けられる。第1差込用治具51は、ソケット14を支持可能な形状(例えば、凹部、突起、および溝など)を備える。第1差込用治具51は、ホース本体11をガイド可能な形状(例えば傾斜を有する凹部など)を備える。第1差込用治具51は、テーブル30に対してY方向にスライド(進退)する。第1差込用治具51は、Y2側に進出し、Y1側に退避する。第1差込用治具51は、アクチュエータによりスライドする。このアクチュエータは、例えば空圧を用いたものであり、油圧や空気圧を用いたものでもよい。
第2差込用治具52は、第1差込用治具51と同様に構成される。第1差込用治具51に対する第2差込用治具52の相違点は次の通りである。第2差込用治具52は、テーブル30(第2突出部30cのZ2側の面)に取り付けられる。第2差込用治具52は、第1差込用治具51よりもY2側(第1差込用治具51とY方向に対向する位置)に配置される。第2差込用治具52は、Y1側に進出し、Y2側に退避する。
保持用治具60(口金具保持治具)は、加締機40に加締められる口金具(13・17)(第1口金具13)を保持する。保持用治具60は、加締機40に隣接するように配置される。保持用治具60は、フレーム61と、第1シリンダ装置63と、第2シリンダ装置67と、ヤトイ(70・80)と、を備える。
フレーム61は、テーブル30に対してヤトイ(70・80)を支持する。フレーム61は、テーブル30に対して、第1シリンダ装置63および第2シリンダ装置67を支持する。フレーム61は、例えば金属板などを組み合わせたものである。フレーム61は、テーブル固定部61aと、シリンダ取付部61bと、を備える。
テーブル固定部61aは、テーブル30(第1突出部30bのX2側の面)に固定される。この固定は、例えば連結部材など(例えばボルトなど)により着脱可能に行われ、また例えば、溶接などにより着脱不能に行われてもよい(以下の「固定」についても同様)。
シリンダ取付部61bは、第1シリンダ装置63および第2シリンダ装置67が取り付けられる部分である。シリンダ取付部61bは、テーブル固定部61aに対するX方向の位置を調整可能に、テーブル固定部61aに取り付けられる。シリンダ取付部61bは、X方向におけるヤトイ(70・80)の位置を調整できるように、テーブル固定部61aに取り付けられる。
第1シリンダ装置63は、図3および図4に示すように、第1ヤトイ70(下記)をスライドさせる。第1シリンダ装置63は、フレーム61に対して第1ヤトイ70をY方向にスライドさせる。第1シリンダ装置63は、加締機40(図3参照)が加締め状態のときに、第1ヤトイ70のクッションとして機能する(詳細は下記)。第1シリンダ装置63は、空圧を用いたアクチュエータ(エアシリンダ)であり、油圧や電力を用いたアクチュエータでもよい(第2シリンダ装置67も同様)。第1シリンダ装置63は、第1シリンダ基部63aと、第1シリンダロッド63bと、第1シリンダテーブル63cと、を備える。第1シリンダ基部63aは、フレーム61(シリンダ取付部61b)に固定される。
第1シリンダロッド63bは、第1シリンダ基部63aからY方向(Y2側)に突出する。第1シリンダロッド63bは、第1シリンダ基部63aに対してY方向に進退する。第1シリンダロッド63bは、Y2側に進出し、Y1側に退避する。第1シリンダロッド63bは、2本設けられる(1本のみ、または3本以上設けられてもよい)。
第1シリンダテーブル63cは、第1シリンダ基部63aに対してY方向にスライド可能に、第1シリンダ基部63aに取り付けられる。第1シリンダテーブル63cは、第1シリンダロッド63bが進退する結果、第1シリンダ基部63aに対してスライドする。図4に示すように、第1シリンダテーブル63cは、Z方向から見てL字状に形成される。第1シリンダテーブル63cは、ガイド部63c1と、ロッド取付部63c2と、を備える。ガイド部63c1は、第1シリンダ基部63a(X1側の面)にスライド可能に取り付けられる。ガイド部63c1は、Y方向に延びる。ロッド取付部63c2は、第1シリンダロッド63b(Y2側の先端部)が取り付けられる部分である。ロッド取付部63c2は、ガイド部63c1(Y2側端部)からX方向(X2側)に突出する。なお、第1シリンダテーブル63cの形状は変更してもよい。また、第1シリンダテーブル63cは、第1シリンダ装置63の構成要素であることに代えて、第1連結部71(下記)の構成要素であってもよい。
第2シリンダ装置67は、図3に示すように、ヤトイ(70・80)を開閉させる。図3および図5に示すように、第2シリンダ装置67は、第2ヤトイ80(下記)をスライドさせる。第2シリンダ装置67は、フレーム61に対して第2ヤトイ80をY方向にスライドさせる。例えば、第1ヤトイ70が進出状態(下記)で保持されているときに、第2シリンダ装置67が第2ヤトイ80をスライドさせる結果、第2シリンダ装置67が、ヤトイ(70・80)を開閉させる。第2シリンダ装置67は、第1シリンダ装置63よりもZ1側に配置される(Z2側などに配置されてもよい)。第2シリンダ装置67は、第1シリンダ装置63(図3参照)と同様に構成される。第2シリンダ装置67は、第2シリンダ基部67aと、第2シリンダロッド67bと、第2シリンダテーブル67cと、を備える。図5に示すように、第2シリンダテーブル67cは、ガイド部67c1と、ロッド取付部67c2と、を備える。図3に示すように、第1シリンダ装置63に対する第2シリンダ装置67の相違点は次の通りである。第2シリンダロッド67bは、1本設けられる(2本以上設けられてもよい)。第2シリンダテーブル67cは、第2シリンダ装置67の構成要素であることに代えて、第2連結部81(下記)の構成要素であってもよい。
ヤトイ(70・80)は、図9に示すように、パイプ15を保持する。ヤトイ(70・80)は、加締機40と隣り合うように配置される。ヤトイ(70・80)は、ヤトイ(70・80)がパイプ15(パイプ被保持部15b)を保持した状態で、加締機40が加締めを行えるような位置に配置される。ヤトイ(70・80)は、ヤトイ(70・80)に対して第1口金具13が動かないように(回転しないように、ずれないように)、第1口金具13を保持する(チャックする)。ヤトイ(70・80)は、加締め時に、第1口金具13と第2口金具17(図2参照)との相対角度を保証する治具(相対角度合わせ用の治具)である。ヤトイ(70・80)は、第1ヤトイ70と、第2ヤトイ80と、を備える。
このヤトイ(70・80)は、パイプ保持状態とパイプ解放状態とに切り替え可能に構成される。
[パイプ保持状態]図9に示すように、ヤトイ(70・80)は、パイプ15を保持するパイプ保持状態になることが可能に構成される。第1ヤトイ70と第2ヤトイ80とが閉じた状態(近づいた状態)になることで、ヤトイ(70・80)は、パイプ保持状態になる。パイプ保持状態のとき、ヤトイ(70・80)は、パイプ15の径方向にパイプ15を挟む。パイプ保持状態のとき、ヤトイ(70・80)は、例えばY方向にパイプ15を挟む。
[パイプ解放状態]図8に示すように、ヤトイ(70・80)は、パイプ15を保持しない(解放する)パイプ解放状態になることが可能に構成される。第1ヤトイ70と第2ヤトイ80とが開いた状態(離れた状態)になることで、ヤトイ(70・80)は、パイプ解放状態になる。
第1ヤトイ70は、図3および図4に示すように、フレーム61(シリンダ取付部61b)に、Y方向にスライド可能に取り付けられる。第1ヤトイ70は、第1シリンダ装置63を介して、フレーム61(シリンダ取付部61b)に取り付けられる。第1ヤトイ70には、進出状態と退避状態とがある。「進出状態」は、所定位置(予め定められた位置)に第1ヤトイ70が配置された状態である。「退避状態」は、進出状態の第1ヤトイ70の位置よりも、Y1側に第1ヤトイ70が配置された状態である。第1ヤトイ70は、第1連結部71と、第1保持部73と、を備える。
第1連結部71は、第1シリンダ装置63(第1シリンダテーブル63c)と第1保持部73とを連結する。第1連結部71は、例えば金属板を組み合わせたものなどである。第1連結部71は、部分71aと、部分71bと、部分71cと、を備える。部分71aは、第1シリンダテーブル63c(X1側の面)に固定される。部分71bは、部分71a(Y2側端部)からX方向(X1側)に突出する。部分71cは、部分71b(X1側端部)からY2側に突出する。なお、第1連結部71の形状は変更してもよい。
第1保持部73は、パイプ15(パイプ被保持部15b)(図9参照)を保持する部分である。第1保持部73は、第1連結部71(部分71cのY2側先端部、部分71cのX1側の面)に固定される。図4に示すように、第1保持部73は、パイプ15(パイプ被保持部15b)の形状(直径)に応じて、第1保持部73を交換可能に構成される。第1保持部73は、連結部材(例えばボルト)により着脱可能に、第1連結部71に固定される。図3および図7に示すように、第1保持部73は、U字状凹部73aを備える。
U字状凹部73aは、ヤトイ(70・80)がパイプ保持状態のときに、パイプ被保持部15bに接触する。なお、図7では、線が重ならないようにするために、U字状凹部73aに対してパイプ被保持部15bを離して記載した(下記のV字状凹部83aに対しても同様)。図7に示すように、ヤトイ(70・80)がパイプ保持状態のときに、パイプ被保持部15bの軸方向(パイプ被保持部15bにおけるパイプ15の軸方向(X方向))から、U字状凹部73aを見るとする。このとき、U字状凹部73aは、パイプ被保持部15bの外周に沿うようにU字状(半円と2本の直線とで構成される形状)に凹む。U字状凹部73aの半円状部分の半径を半径R73aとする。半径R73aは、U字状凹部73aにパイプ被保持部15bがはまり込むことが可能となるように設定される。半径R73aは、パイプ被保持部15bの外周の半径とほぼ同じであり、パイプ被保持部15bの外周の半径よりもわずかに大きい。半径R73aは、U字状凹部73aにソケット先端部14aがはまり込むことが不可能となるように設定される。半径R73aは、ソケット14(加締め前のソケット14)の外周の半径よりも小さい。
第2ヤトイ80は、図3および図5に示すように、フレーム61(シリンダ取付部61b)に、Y方向にスライド可能に取り付けられる。第2ヤトイ80は、第2シリンダ装置67を介して、フレーム61に取り付けられる。第2ヤトイ80は、第2連結部81と、第2保持部83と、を備える。
第2連結部81は、第2シリンダ装置67(第2シリンダテーブル67c)と第2保持部83とを連結する。第2連結部81は、例えば金属板を組み合わせたものなどである。第2連結部81は、部分81aと、部分81bと、部分81cと、を備える。部分81aは、第2シリンダテーブル67c(X1側の面)に固定される。部分81bは、部分81a(X1側の面)から、Y2側に突出する(延びる)。図3に示すように、部分81cは、部分81b(Y方向端部、Y2側端部)から、Z方向(Z2側)に突出する(延びる)。部分81cは、第1保持部73よりもY2側に配置される。なお、第2連結部81の形状は変更してもよい。
第2保持部83は、パイプ15(パイプ被保持部15b)(図9参照)を保持する部分である。第2保持部83は、第2連結部81(部分81cのZ2側先端部、部分81cのX1側の面)に固定される。図5に示すように、第2保持部83は、パイプ15(パイプ被保持部15b)の形状(直径)に応じて、第2保持部83を交換可能に構成される。第2保持部83は、連結部材(例えばボルト)により着脱可能に、第2連結部81に固定される。図3および図7に示すように、第2保持部83は、V字状凹部83aを備える。
V字状凹部83aは、ヤトイ(70・80)がパイプ保持状態のときに、パイプ15(パイプ被保持部15b)に接触する。図7に示すように、ヤトイ(70・80)がパイプ保持状態のときに、パイプ被保持部15bの軸方向(X方向)から、V字状凹部83aを見るとする。このとき、V字状凹部83aは、パイプ15の外周の2か所の部位に接触するようにV字状(2本の直線を有する形状)に凹む。V字状凹部83aは、パイプ被保持部15bの外周にほぼ沿うようにV字状に凹む。V字状凹部83aを構成する2本の直線がなす角は、例えば90°である(約90°でもよい、90°未満でもよい、90°を超えてもよい)。V字状凹部83aは、U字状凹部73aの内側に入り込むことが可能に構成される。具体的には、Z方向におけるV字状凹部83aの寸法は、Z方向におけるU字状凹部73aの寸法に対し、ほぼ同じであり、わずかに小さい。なお、ヤトイ(70・80)がパイプ保持状態のときに、パイプ15(パイプ被保持部15b)に接触する凹部は、U字状(U字状凹部73a)およびV字状(V字状凹部83a)でなくてもよい。例えば、2つのU字でもよく、2つのV字でもよく、U字やV字以外の形状(例えば半円状、半多角形状など)でもよい。
(パイプ被保持部15bの位置について)
図6に示すように、ヤトイ(70・80)は、パイプ15のパイプ被保持部15bを保持する。パイプ被保持部15bは、ヤトイ(70・80)がパイプ保持状態のときに、第1ヤトイ70(U字状凹部73a)と第2ヤトイ80(V字状凹部83a)とに挟まれる位置(間の位置)である。パイプ被保持部15bは、例えば次の位置である。
[位置の例1]パイプ被保持部15bは、パイプ15の任意の位置でもよい。
[位置の例2]パイプ被保持部15bは、パイプ付け根部15aである。この場合、パイプ被保持部15bは、例えば次の位置である。
[位置の例2−1]パイプ被保持部15bは、パイプ15のうち、ソケット14の中心軸と同軸の部分である。
[位置の例2−2]パイプ被保持部15bは、パイプ15のうち、ソケット14に隣接する部分である。「ソケット14に隣接する部分」の範囲は、例えば次の範囲である。ホース軸方向Hにおけるソケット14の寸法を長さL1とする。ホース軸方向Hにおいて、ソケット先端部14aから、パイプ被保持部15bの先端部(ソケット14とは逆側の端部)までの長さを長さL2とする。ホース軸方向Hにおいて、ソケット先端部14aから、パイプ被保持部15bの基端部(ソケット14側の端部)までの長さを長さL3とする。
[長さL2の例]長さL2は、例えば長さL1以下であり、例えば長さL1の2/3以下であり、例えば長さL1の1/2以下であり(図示なし)、例えば長さL1の1/3以下などである(図示なし)。
[長さL3の例1]長さL3は、例えば長さL1の1/2以下であり、例えば長さL1の1/3以下であり、例えば長さL1の1/5以下であり、例えば長さL1の1/10以下などである。
[長さL3の例2]長さL3は、0(ほぼ0を含む)である(図4および図5参照)。この場合、ソケット先端部14aは、第1保持部73(X1側の面)および第2保持部83(X1側の面)の少なくとも一方に接触する(突き当たる)。
(作動)
図1に示すホース自動締結装置20は、次のように作動する。ホース自動締結装置20の作動には、第1口金具13搬入工程と、ホース本体11搬入工程と、第1口金具13締結工程と、第2口金具17搬入工程(以下、第2口金具17については図2参照)と、ホース10反転工程と、第2口金具17締結工程と、がある。以下、各工程が行われる順序にほぼ沿って説明する(各工程の順序は適宜変更してもよい)。
第1口金具13搬入工程は、口金具用ハンド21が、加締機40の近傍に第1口金具13を搬入する工程である。第1口金具13搬入工程は、次のように行われる。[工程a−1]図2に示す口金具(13・17)は、受け治具(図示なし)に置かれる。この作業は、例えば人手(作業者の手作業)により行われる。[工程a−2]図1に示す口金具用ハンド21は、受け治具(図示なし)から差込用治具50の近傍(第1差込用治具51と第2差込用治具52との間、加締機40のZ2側)に、第1口金具13を移動させる。
ホース本体11搬入工程は、ホース本体用ハンド23が、加締機40の近傍にホース本体11を搬入する工程である。ホース本体11搬入工程は、次のように行われる。[工程b−1]ホース本体11は、所定の位置(図示なし)に置かれる。この作業は、例えば人手により行われる。[工程b−2]ホース本体用ハンド23は、所定の位置(図示なし)から差込用治具50の近傍(上記[工程a−2]参照)に、ホース本体11を移動させる。ホース本体用ハンド23は、第1口金具13のX1側の位置に、ホース本体11を移動させる。
第1口金具13締結工程は、第1口金具13がホース本体11に締結される工程である。第1口金具13締結工程は、差込工程と、位置決め工程と、保持工程と、加締め工程と、解放工程と、を備える。
差込工程は、ホース本体11が第1口金具13に差し込まれる工程である。差込工程は次のように行われる。[工程c−1]差込用治具50は、ソケット支持状態(上記)になり、ソケット14を支持する。[工程c−2]ホース本体用ハンド23は、ホース本体11を差込用治具50に差し込む(X2側に移動させる)。その結果、ホース本体用ハンド23は、ホース本体11をソケット14に差し込む。[工程c−3]差込用治具50は、ソケット解放状態(上記)になる。[工程c−4]口金具用ハンド21およびホース本体用ハンド23は、第1口金具13およびホース本体11を、ヤトイ(70・80)の近傍に移動させる。[工程c−5]上記[工程c−4]のとき、口金具用ハンド21およびホース本体用ハンド23は、ホース本体11と第1口金具13との相対位置(相対配置、相対角度)を保持したまま、ホース本体11および第1口金具13を移動(平行移動)させる。
位置決め工程は、図8に示すように、第1口金具13が第1所定位置に配置され、ホース本体11が第2所定位置に配置される工程である。位置決め工程などは、次のように行われる。[工程d−0]位置決め工程が行われる際には、第1シリンダ装置63は、第1ヤトイ70を進出状態に保持する。さらに詳しくは、第1ヤトイ70が所定位置に配置された状態が維持されるように、第1シリンダ装置63は、第1ヤトイ70を保持する。[工程d−1]上記[工程c−4]の移動により、ソケット14およびホース本体11は、固定側加締機41の凹部の内側に移動する。[工程d−2]このとき、パイプ被保持部15bは、第1ヤトイ70(第1保持部73、U字状凹部73a)と、第2ヤトイ80(第2保持部83、V字状凹部83a)と、の間に配置される。[工程d−3]このとき、パイプ被保持部15bは、U字状凹部73aの内面に押し付けられる(例えばY1側に押し付けられる)。[工程d−4]このとき、図6に示す長さL3が0の場合は、ソケット先端部14aは、第1保持部73に突き当てられる(例えばX2側に突き当てられる)。[工程d−5]例えば上記[工程d−1]〜[工程d−4]の結果、図8に示すように、第1口金具13は第1所定位置に配置され、ホース本体11は第2所定位置に配置される。
第1所定位置および第2所定位置の詳細は次の通りである。第1所定位置および第2所定位置は、予め定められる(ティーチングされる)。第1所定位置は、加締機40に対する第1口金具13の位置(配置、角度)である。第1所定位置は、ヤトイ(70・80)に対する第1口金具13の位置である。第1所定位置は、少なくとも上記[工程d−1]および[工程d−2]を経た第1口金具13の位置である。好ましくは、第1所定位置は、[工程d−1]と、[工程d−2]と、[工程d−3]および[工程d−4]の少なくとも一方と、を経た第1口金具13の位置である。さらに好ましくは、第1所定位置は、[工程d−1]〜[工程d−4]の全てを経た第1口金具13の位置である。第2所定位置は、加締機40に対するホース本体11の位置(配置、角度)である。第2所定位置は、第1口金具13が第1所定位置に配置されたときの、ホース本体11の位置である。
保持工程は、ヤトイ(70・80)が第1口金具13を保持する工程である。保持工程では、ヤトイ(70・80)は、口金具用ハンド21(図1参照)が第1口金具13を第1所定位置で保持しているときに、パイプ保持状態(上記)になる。さらに詳しくは、保持工程は次のように行われる。[工程e−1]図3に示す第2シリンダロッド67bは、Y方向(Y1側)に退避する。その結果、第2シリンダテーブル67cは、Y方向(Y1側)にスライドする。その結果、第2ヤトイ80は、Y方向(Y1側)にスライドする。その結果、ヤトイ(70・80)は、パイプ解放状態(図8参照)からパイプ保持状態(図9参照)になる。[工程e−2]信号出力部(図示なし)は、図1に示す口金具用ハンド21に信号を出力する。この信号は、ヤトイ(70・80)がパイプ保持状態になったことを、口金具用ハンド21に通知するための信号である。[工程e−3]口金具用ハンド21は、図9に示す第1口金具13(パイプ15)を解放する。
加締め工程は、加締機40により加締めが行われる工程である。加締め工程は、ホース本体用ハンド23(図1参照)がホース本体11を第2所定位置で保持しているときに、加締機40が加締めを行う工程である。加締め工程は、ヤトイ(70・80)がパイプ保持状態のとき(上記[工程e−1]参照)に行われる。加締め工程は、ヤトイ(70・80)がパイプ保持状態のとき(上記[工程e−1]参照)に行われる。さらに詳しくは、加締め工程は、次のように行われる。[工程f−1]可動側加締機42は、Y1側にスライドする。その結果、加締機40は、非加締め状態(上記)から、加締め状態(上記)(図示なし)になる。その結果、第1口金具13(ソケット14)とホース本体11とが加締められる。[工程f−2]この加締めは、ホース本体11および第1口金具13が適切な位置(配置、角度)に保持された状態で行われる。さらに詳しくは、この加締めは、ヤトイ(70・80)により第1口金具13が第1所定位置に保持された状態で行われる。この加締めは、ホース本体用ハンド23(図1参照)によりホース本体11が第2所定位置に保持された状態で行われる。[工程f−3]この加締めにより、ソケット14の直径が小さくなる。その結果、ソケット14およびパイプ付け根部15a(図4参照)の中心軸が、Y方向に(Y1側に)移動する。この移動の距離は、例えば10[mm]などである。[工程f−4]上記[工程f−3]での中心軸の移動に伴い、フレーム61に対して第1ヤトイ70および第2ヤトイ80がY方向(Y1側)に移動する。この移動は、ヤトイ(70・80)がパイプ保持状態を維持したまま行われる。さらに詳しくは、図3に示す第1シリンダ基部63aに対して、第1シリンダロッド63bおよび第1シリンダテーブル63cが、Y方向(Y1側)に移動する。これと同時に、第2シリンダ基部67aに対して、第2シリンダロッド67bおよび第2シリンダテーブル67cが、Y方向(Y1側)に移動する。このように、上記[工程f−3]での中心軸の移動に対して、第1シリンダ装置63が、クッションとして機能(作動)する。また、上記[工程f−3]での中心軸の移動に対して、第2シリンダ装置67も、クッションとして機能する。[工程f−5]図9に示す加締機40は、加締め完了後に、加締め状態から非加締め状態になる。[工程f−6]ヤトイ(70・80)は、パイプ保持状態(図9参照)から、パイプ解放状態(図8参照)になる。第2ヤトイ80は、Y2側にスライドする(第1ヤトイ70から離れる)。[工程f−7]第1ヤトイ70は、加締めが行われる前の状態(上記[工程f−4]のクッションとしての作動が行われる前の状態)に戻る。
第2口金具17搬入工程(第2口金具17については図2参照)は、図1に示す口金具用ハンド21により、加締機40の近傍に第2口金具17が搬入される工程である。第2口金具17搬入工程は、次のように行われる。[工程g−1]上記の第1口金具13搬入工程([工程a−1]〜[工程a−2])と同様に、口金具用ハンド21は、差込用治具50の近傍に第2口金具17を移動させる。[工程g−2]上記[工程g−1]は、加締め工程とほぼ同時(同時でもよい)に行われる。上記[工程g−1]は、下記のホース10反転工程とほぼ同時(同時でもよい)に行われてもよい。
ホース10反転工程は、加締め工程を経た第1口金具13およびホース本体11(ワーク)を反転させる工程である。ホース10反転工程は、次のように行われる。[工程h−1]ホース本体用ハンド23は、図8に示す加締機40(固定側加締機41)から、第1口金具13およびホース本体11(ワーク)を、抜き取る(Y2側に移動させる)。[工程h−2]図1に示すホース本体用ハンド23は、第1口金具13およびホース本体11を、X方向における逆向きに反転(回転)させる。さらに詳しくは、ホース本体用ハンド23は、ホース本体11よりもX2側に第1口金具13がある状態から、ホース本体11よりもX1側に第1口金具13がある状態にする。
第2口金具17締結工程は、上記の第1口金具13締結工程と同様に、第2口金具17をホース本体11(第1口金具13が締結されたホース本体11)に締結する工程である。第2口金具17締結工程は、第1口金具13締結工程と同様に、差込工程と、位置決め工程と、保持工程と、加締め工程と、解放工程と、を備える。第1口金具13締結工程に対する、第2口金具17締結工程の相違点は次の通りである。[相違1]例えば上記[工程d−1]〜[工程d−4]と同様の工程により、第2口金具17は第1所定位置に配置され、ホース本体11(第1口金具13が締結されたホース本体11)は第2所定位置に配置される。このとき、第1口金具13(パイプ15)に対する第2口金具17(パイプ19)の相対角度が、予め定められた相対角度となるように、第2口金具17(パイプ19)が配置される(相対角度が保証される)。なお、第1口金具13の第1所定位置(パイプ15の角度など)と、第2口金具17の第1所定位置(パイプ19の角度など)とは、同一である必要はない。[相違2]加締め工程の完了後、ホース本体用ハンド23は、ホース10(ホース本体11、第1口金具13、および第2口金具17)を、ホース自動締結装置20の外部に排出する。
(効果1)
図1に示すホース自動締結装置20による効果を説明する。ホース自動締結装置20は、図2に示すホース本体11と口金具(13・17)とを備えるホース10を自動で組み立てる装置である。第1口金具13は、ホース本体11に差し込まれるソケット14と、ソケット14から突出するパイプ15と、を備える。図1に示すように、ホース自動締結装置20は、加締機40と、加締機40と隣り合うように配置されるヤトイ(70・80)と、を備える。
[構成1−1]ヤトイ(70・80)は、図9に示すようにパイプ15の径方向にパイプ15を挟むことによりパイプ15を保持するパイプ保持状態になることが可能に構成される。
[構成1−2]図9に示す加締機40は、ヤトイ(70・80)がパイプ保持状態のときに、ホース本体11へのソケット14の加締めを行う。
ホース自動締結装置20は、上記[構成1−1]および[構成1−2]を備える。上記[構成1−1]により、ヤトイ(70・80)は、様々な形状(長さ、曲げ角度、曲げ位置など)の第1口金具13(および図2に示す第2口金具17)を保持できる。上記[構成1−1]により、ヤトイ(70・80)は、パイプ15を所定の角度で保持できる。この状態で、上記[構成1−2]のように、加締めが行われる。よって、様々な形状の第1口金具13を、適切な角度でホース本体11に締結できる(この作用を[作用A]とする)。
ホース自動締結装置20は、上記[構成1−2]を備える。よって、加締め時のホース本体11に対するパイプ15の角度は、ヤトイ(70・80)により保持される(角度が保証される)。よって、ホース本体11に対するパイプ15の角度を保持するための、仮締結を行う必要がない。よって、仮締結の作業を省略できる(工数の削減ができる)(この作用を[作用B]とする)。
また、ホース本体11の一端に第1口金具13が締結された状態で、ホース本体11の他端に第2口金具17(図2参照)が締結される場合は、次の効果を奏する。この場合、上記[作用A]と同様に、第1口金具13が締結されたホース本体11に、第2口金具17を、適切な角度で締結できる。その結果、第1口金具13に対する第2口金具17の相対角度を適切な角度にできる(相対角度を保証できる)。また、上記[作用B]と同様に、ホース本体11に第2口金具17を仮締結する作業を省略できる。
(効果2)
[構成2−1]図7に示すように、ヤトイ(70・80)は、U字状凹部73aおよびV字状凹部83aを備える。U字状凹部73aおよびV字状凹部83aは、ヤトイ(70・80)がパイプ保持状態のときに、パイプ15のパイプ被保持部15bに接触する。
[構成2−2]U字状凹部73aは、パイプ被保持部15bの軸方向から見たとき(かつ、ヤトイ(70・80)がパイプ保持状態のとき)に、パイプ被保持部15bの外周に沿うようにU字状に凹む。
[構成2−3]V字状凹部83aは、パイプ被保持部15bの軸方向から見たとき(かつ、ヤトイ(70・80)がパイプ保持状態のとき)に、パイプ被保持部15bの外周の2か所の部位に接触するようにV字状に凹む。
ホース自動締結装置20は、上記[構成2−1]を備える。よって、ヤトイ(70・80)は、簡易な構成でパイプ15を保持できる。
ホース自動締結装置20は、上記[構成2−2]を備える。よって、パイプ被保持部15bの外周に沿わないような凹部によりパイプ15を保持しようとする場合に比べ、確実にパイプ15を保持できる。
ホース自動締結装置20は、上記[構成2−3]を備える。よって、パイプ被保持部15bの軸方向から見たときに、例えばパイプ被保持部15bの外周の1か所のみに接触する凹部などによりパイプ15を保持する場合に比べ、確実にパイプ15を保持できる。
(効果3)
図1に示すように、ホース自動締結装置20は、口金具用ハンド21と、ホース本体用ハンド23と、を備える。口金具用ハンド21は、第1口金具13(および図2に示す第2口金具17)の保持および移動を行うロボットハンドである。ホース本体用ハンド23は、ホース本体11の保持および移動を行うロボットハンドである。
[構成3−1]ヤトイ(70・80)は、口金具用ハンド21が第1口金具13を第1所定位置で保持しているときに、パイプ保持状態(図9参照)になる。
[構成3−2]加締機40は、ホース本体用ハンド23がホース本体11を第2所定位置で保持しているとき(図9参照)に、加締めを行う。
図1に示すホース自動締結装置20は、上記[構成3−1]および[構成3−2]を備える。よって、ホース本体11および第1口金具13の位置は、ロボットハンド(口金具用ハンド21およびホース本体用ハンド23)により決められる(位置決めされる)。よって、ホース本体11および第1口金具13を、確実に適切な位置に配置できる。また、ホース本体11の一端に第1口金具13が締結された状態で、ホース本体11の他端に第2口金具17(図2参照)が締結される場合は、第1口金具13に対する第2口金具17の相対角度を、確実に適切な角度にできる。
ホース自動締結装置20は、上記[構成3−1]を備える。よって、図9に示すように、ヤトイ(70・80)がパイプ保持状態になった後は、図1に示す口金具用ハンド21は、第1口金具13を保持する必要がない。そのため、ヤトイ(70・80)がパイプ保持状態になった後は、口金具用ハンド21は、別の仕事(第1口金具13の保持とは別の仕事)を行える。具体的には例えば、加締機40が加締めを行っている最中に、口金具用ハンド21は、第2口金具17(図2参照)を所定の位置に移動させることなどができる。よって、ヤトイ(70・80)がパイプ15を保持しない場合に比べ、図2に示すホース10の組み立てに要する作業時間(タクト)を短縮できる。
(変形例)
上記実施形態は様々に変形できる。例えば、図1に示すホース自動締結装置20の構成(配置、形状、作動など)は、次のように変更されてもよい。例えば、加締機40の構成は、次のように変更されてもよい。固定側加締機41および可動側加締機42は、Y方向にスライド不可能でもよい(加締機40は、半割れ加締機でなくてもよい)。固定側加締機41および可動側加締機42は、Y方向にスライド可能でもよい。また例えば、第1差込用治具51および第2差込用治具52のうち一方は、テーブル30に対して固定されてもよい。また例えば、フレーム61は、テーブル固定部61aとシリンダ取付部61bとに分かれていなくてもよい。
また例えば、ヤトイ(70・80)の構成は、次のように変更されてもよい。上記実施形態では、パイプ保持状態とパイプ解放状態との切り替えは、第1ヤトイ70および第2ヤトイ80のうち一方(第2ヤトイ80)がY方向にスライドすることにより行われた。しかし、この切り替えは、第1ヤトイ70および第2ヤトイ80の両方がY方向にスライドすることにより行われてもよい。また、上記実施形態では、ヤトイ(70・80)(第2ヤトイ80)のスライド方向は、加締機40(可動側加締機42)のスライド方向と同一であった。しかし、これらのスライド方向は同一でなくてもよい。
10 ホース
11 ホース本体
13 第1口金具(口金具)
14、18 ソケット
15、19 パイプ
15a パイプ付け根部
17 第2口金具(口金具)
20 ホース自動締結装置
21 口金具用ハンド
23 ホース本体用ハンド
40 加締機
70 第1ヤトイ(ヤトイ)
73a U字状凹部
80 第2ヤトイ(ヤトイ)
83a V字状凹部

Claims (2)

  1. ホース本体と口金具とを備えるホースを自動で組み立てるホース自動締結装置であって、
    加締機と、
    前記加締機と隣り合うように配置されるヤトイと、
    前記口金具の保持および移動を行うロボットハンドである口金具用ハンドと、
    前記ホース本体の保持および移動を行うロボットハンドであるホース本体用ハンドと、
    を備え、
    前記口金具は、
    前記ホース本体に差し込まれるソケットと、
    前記ソケットから突出するパイプと、
    を備え、
    前記ヤトイは、前記パイプの径方向に前記パイプを挟むことにより前記パイプを保持するパイプ保持状態になることが可能に構成され、
    前記ヤトイは、前記ヤトイが前記パイプ保持状態のときに前記パイプのパイプ被保持部に接触するU字状凹部およびV字状凹部を備え、
    前記U字状凹部は、前記パイプ被保持部の軸方向から見たときに、前記パイプ被保持部の外周に沿うようにU字状に凹み、
    前記V字状凹部は、前記U字状凹部の内側に入り込むことが可能に構成され、前記パイプ被保持部の軸方向から見たときに、前記パイプ被保持部の外周の2か所の部位に接触するようにV字状に凹み、
    前記ヤトイは、前記口金具用ハンドが前記口金具を第1所定位置で保持しているときに、前記パイプ保持状態になり、
    前記加締機は、前記ヤトイが前記パイプ保持状態のとき、かつ、前記ホース本体用ハンドが前記ホース本体を第2所定位置で保持しているときに、前記ホース本体への前記ソケットの加締めを行う、
    ホース自動締結装置。
  2. 請求項1に記載のホース自動締結装置であって、
    前記口金具は、
    前記ホース本体の一端部に固定される第1口金具と、
    前記ホース本体の前記一端部とは異なる側の端部である他端部に固定される第2口金具と、
    を備え、
    前記第1口金具の前記ソケットを前記ホース本体の前記一端部に加締めた後、前記第2口金具の前記ソケットを前記ホース本体の前記他端部に加締める、
    ホース自動締結装置。
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