JP2949345B1 - 油圧ホースかしめ装置 - Google Patents
油圧ホースかしめ装置Info
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- JP2949345B1 JP2949345B1 JP17067498A JP17067498A JP2949345B1 JP 2949345 B1 JP2949345 B1 JP 2949345B1 JP 17067498 A JP17067498 A JP 17067498A JP 17067498 A JP17067498 A JP 17067498A JP 2949345 B1 JP2949345 B1 JP 2949345B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hose
- holding
- end body
- press
- caulking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 ホース挿入作業の機械化により、ホースはめ
込み作業の負担の軽減を図り、かつ、ホースの曲がりに
よるかしめの問題にも対応させると共に、はめ込み作業
終了に伴うかしめ装置への移動ロスをなくし、かしめ作
業の効率向上を促進する。 【解決手段】 油圧ホースHのエンドボディE外周面を
略均等に押圧し、かしめるかしめ装置の上下保持部材
5、6の間で、複数の挟持部によって形成される空間に
中心軸方向にホース圧入装置を配し、エンドボディEに
軽く挿入したホースHの上記エンドボディEに該圧入装
置によりホースHを圧入すると共に、この圧入完了をう
けて前記かしめ装置を作動させ、ホースが圧入されたエ
ンドボディ部外周面を押圧しかしめる油圧ホースのかし
め装置である。
込み作業の負担の軽減を図り、かつ、ホースの曲がりに
よるかしめの問題にも対応させると共に、はめ込み作業
終了に伴うかしめ装置への移動ロスをなくし、かしめ作
業の効率向上を促進する。 【解決手段】 油圧ホースHのエンドボディE外周面を
略均等に押圧し、かしめるかしめ装置の上下保持部材
5、6の間で、複数の挟持部によって形成される空間に
中心軸方向にホース圧入装置を配し、エンドボディEに
軽く挿入したホースHの上記エンドボディEに該圧入装
置によりホースHを圧入すると共に、この圧入完了をう
けて前記かしめ装置を作動させ、ホースが圧入されたエ
ンドボディ部外周面を押圧しかしめる油圧ホースのかし
め装置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は棒状加工部材の外周
面、特にエンドボディにホース先端を挿入した油圧ホー
スの前記エンドボディ部外周を面を挟持し押圧する油圧
ホースのかしめ装置に関するものである。
面、特にエンドボディにホース先端を挿入した油圧ホー
スの前記エンドボディ部外周を面を挟持し押圧する油圧
ホースのかしめ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧ホースはパワーステアリングを始め
とする自動車関係全般や、工作機械分野等の各分野にお
いて重要な役割を有しているが、この油圧ホースの製作
はエンドボディと呼ばれる金属にホース自体を挿入しは
め込む作業と、この作業で挿入されたエンドボディを放
射状に分散した複数個の挟持部材をもつ挟持装置に差し
込み押圧して高圧な油圧にも外れないようにするかしめ
作業がある。
とする自動車関係全般や、工作機械分野等の各分野にお
いて重要な役割を有しているが、この油圧ホースの製作
はエンドボディと呼ばれる金属にホース自体を挿入しは
め込む作業と、この作業で挿入されたエンドボディを放
射状に分散した複数個の挟持部材をもつ挟持装置に差し
込み押圧して高圧な油圧にも外れないようにするかしめ
作業がある。
【0003】このうち、後者の挟持装置については、互
いに対向する方向に駆動し、対向面の各中央部に夫々挟
持部を有し、その両側に駆動方向に対し傾きをもつ各2
個の摺動面を有する1組の保持部材と、一方の前記保持
部材の駆動方向に対向する2個の摺動面に摺接する摺接
面と、その他面側に挟持部を有し、互いに離れる方向に
付勢された1組の移動部材を備え、前記1組の保持部材
を互いに近接方向に駆動させることにより移動部材を摺
動面に沿って駆動方向と直角方向に移動させ、保持部材
及び移動部材の各挟持部を中心軸方向に略均等移動させ
てエンドボディなど棒状加工部材の外周面を略均等に押
圧し、かしめるかしめ装置が既に特公昭62−3205
9号公報、特公昭62−54616号公報などにより提
案され、実用に供されている。
いに対向する方向に駆動し、対向面の各中央部に夫々挟
持部を有し、その両側に駆動方向に対し傾きをもつ各2
個の摺動面を有する1組の保持部材と、一方の前記保持
部材の駆動方向に対向する2個の摺動面に摺接する摺接
面と、その他面側に挟持部を有し、互いに離れる方向に
付勢された1組の移動部材を備え、前記1組の保持部材
を互いに近接方向に駆動させることにより移動部材を摺
動面に沿って駆動方向と直角方向に移動させ、保持部材
及び移動部材の各挟持部を中心軸方向に略均等移動させ
てエンドボディなど棒状加工部材の外周面を略均等に押
圧し、かしめるかしめ装置が既に特公昭62−3205
9号公報、特公昭62−54616号公報などにより提
案され、実用に供されている。
【0004】しかし、一方、油圧ホースのエンドボディ
にホースを挿入しはめ込む作業は従前のままホースとエ
ンドボディを両手に持って人力によりねじ込む操作が行
われていて、かしめに際してこのねじ込みの終了したエ
ンドボディ付きのホースを前記挟持装置の中心部にその
都度置いて挟持し、かしめている。
にホースを挿入しはめ込む作業は従前のままホースとエ
ンドボディを両手に持って人力によりねじ込む操作が行
われていて、かしめに際してこのねじ込みの終了したエ
ンドボディ付きのホースを前記挟持装置の中心部にその
都度置いて挟持し、かしめている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のホース
とエンドボディを両手にもってねじ込む作業は作業員に
とって多大の負担がかかるのみならず、力の弱い人では
屡々腱鞘炎など身体に弊害を与えかねない問題を有して
いる。
とエンドボディを両手にもってねじ込む作業は作業員に
とって多大の負担がかかるのみならず、力の弱い人では
屡々腱鞘炎など身体に弊害を与えかねない問題を有して
いる。
【0006】ところで、通常、油圧ホースに使用される
かしめの種類としては主に八方かしめ、太鼓かしめの2
種類があるが、このかしめかたには別の問題がある。即
ち、これらのかしめは、機械正面からしかかしめること
ができないため、ホースを事前に曲げてしまうとかしめ
ることができないことであり、これによって非常に作業
効率が悪くなってしまい、作業全体のサイクルに支障を
来すことも少なくない。従って、この状況を打破するに
はホースが曲がっていてもかしめることができるように
することが必要である。
かしめの種類としては主に八方かしめ、太鼓かしめの2
種類があるが、このかしめかたには別の問題がある。即
ち、これらのかしめは、機械正面からしかかしめること
ができないため、ホースを事前に曲げてしまうとかしめ
ることができないことであり、これによって非常に作業
効率が悪くなってしまい、作業全体のサイクルに支障を
来すことも少なくない。従って、この状況を打破するに
はホースが曲がっていてもかしめることができるように
することが必要である。
【0007】本発明は上述の如き実状に鑑み、これに対
処すべく、ホース挿入作業の機械化を進めることによ
り、ホースはめ込み作業の負担の軽減を図り、かつ、ホ
ースの曲がりによるかしめの問題にも対応させると共
に、はめ込み作業終了に伴うかしめ装置への移動ロスを
なくし、かしめ作業の効率向上を促進することを目的と
するものである。
処すべく、ホース挿入作業の機械化を進めることによ
り、ホースはめ込み作業の負担の軽減を図り、かつ、ホ
ースの曲がりによるかしめの問題にも対応させると共
に、はめ込み作業終了に伴うかしめ装置への移動ロスを
なくし、かしめ作業の効率向上を促進することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明油圧ホースかしめ装置は、前述した互いに対向
する方向に駆動され、対向面の各中央に夫々挟持部を有
し、かつその両側に駆動方向に対し傾きをもつ各2個の
摺動面を有する上下1組の保持部材と、一方の前記保持
部材の駆動方向に対向する2個の摺動面に摺接する摺接
面と、その他面側に複数の挟持部を有し、互いに離れる
方向に付勢された1組の移動部材を備え、前記1組の保
持部材を互いに近接方向に駆動させることにより、1組
の移動部材を摺動面に沿って摺動させて駆動方向と直角
方向に移動させ、保持部材及び移動部材の複数からなる
各挟持部を全体として中心軸方向に略均等移動させて油
圧ホースのエンドボディ外周面を略均等に押圧し、かし
めるかしめ装置と、前記かしめ装置の上下保持部材の間
で複数の挟持部によって形成される空間において中心軸
方向に配設されたホース圧入機からなり、ホース圧入機
はエンドボディに軽く挿入したホースの上記エンドボデ
ィ部を挟持空間で中心軸方向に保持せしめる保持部と、
保持部で保持されたエンドボディに連なるホースを挟着
保持する挟着部材と、前記挟着部材で挟着した状態のホ
ースをエンドボディ内に押し込み圧入する押込機構を有
し構成されていると共に、エンドボディへのホース圧入
を受けて、前記かしめ装置を作動させ、各挟持部により
ホースが圧入されたエンドボディ部外周面を押圧し、か
しめるようになしている。
る本発明油圧ホースかしめ装置は、前述した互いに対向
する方向に駆動され、対向面の各中央に夫々挟持部を有
し、かつその両側に駆動方向に対し傾きをもつ各2個の
摺動面を有する上下1組の保持部材と、一方の前記保持
部材の駆動方向に対向する2個の摺動面に摺接する摺接
面と、その他面側に複数の挟持部を有し、互いに離れる
方向に付勢された1組の移動部材を備え、前記1組の保
持部材を互いに近接方向に駆動させることにより、1組
の移動部材を摺動面に沿って摺動させて駆動方向と直角
方向に移動させ、保持部材及び移動部材の複数からなる
各挟持部を全体として中心軸方向に略均等移動させて油
圧ホースのエンドボディ外周面を略均等に押圧し、かし
めるかしめ装置と、前記かしめ装置の上下保持部材の間
で複数の挟持部によって形成される空間において中心軸
方向に配設されたホース圧入機からなり、ホース圧入機
はエンドボディに軽く挿入したホースの上記エンドボデ
ィ部を挟持空間で中心軸方向に保持せしめる保持部と、
保持部で保持されたエンドボディに連なるホースを挟着
保持する挟着部材と、前記挟着部材で挟着した状態のホ
ースをエンドボディ内に押し込み圧入する押込機構を有
し構成されていると共に、エンドボディへのホース圧入
を受けて、前記かしめ装置を作動させ、各挟持部により
ホースが圧入されたエンドボディ部外周面を押圧し、か
しめるようになしている。
【0009】
【作用】上記本発明油圧ホースかしめ装置は、先ず、エ
ンドボディにホースをエンドボディを持ち抜けない程度
に軽く挿入して、この仮挿入したホースをかしめ装置の
挟持部空間中心軸上に保持し、作動ボタンを押すと押込
機構によりホースをエンドボディ側に押し込んでホース
をエンドボディに圧入する。
ンドボディにホースをエンドボディを持ち抜けない程度
に軽く挿入して、この仮挿入したホースをかしめ装置の
挟持部空間中心軸上に保持し、作動ボタンを押すと押込
機構によりホースをエンドボディ側に押し込んでホース
をエンドボディに圧入する。
【0010】このホースのエンドボディへ圧入が終わる
と、引続きかしめ装置が作動し、1組の保持部材を互い
に近接方向に駆動させ、これによって移動部材を摺動面
に沿って摺動させて駆動方向と直角方向に移動させ、保
持部材及び移動部材の各挟持部を全体として中心軸方向
に略均等移動させて油圧ホースのエンドボディ部外周部
を押圧し、かしめが行われる。
と、引続きかしめ装置が作動し、1組の保持部材を互い
に近接方向に駆動させ、これによって移動部材を摺動面
に沿って摺動させて駆動方向と直角方向に移動させ、保
持部材及び移動部材の各挟持部を全体として中心軸方向
に略均等移動させて油圧ホースのエンドボディ部外周部
を押圧し、かしめが行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、更に本発明の具体的な実施
態様を添付図面と共に説明する。
態様を添付図面と共に説明する。
【0012】図1は本発明油圧ホースのかしめ装置にお
けるかしめ機の概要を示しており、基本的には特公昭6
2−54616号によって提案された挟持装置の構成が
用いられる。即ち、図において1は上枠2、下枠3、背
面板4よりなり、正面及び両側面中央部が開口した機枠
であり、上枠2には下方に向けて上部保持部材5が固定
され、下枠3には上下方向摺動可能に下部保持部材6が
シリンダ7より延びるシリンダシャフト8に連結されて
いる。
けるかしめ機の概要を示しており、基本的には特公昭6
2−54616号によって提案された挟持装置の構成が
用いられる。即ち、図において1は上枠2、下枠3、背
面板4よりなり、正面及び両側面中央部が開口した機枠
であり、上枠2には下方に向けて上部保持部材5が固定
され、下枠3には上下方向摺動可能に下部保持部材6が
シリンダ7より延びるシリンダシャフト8に連結されて
いる。
【0013】そして、上部保持部材5と、下部保持部材
6の互いに対向する面には互いに傾きを有して摺動面
9、10、11、12が形成されていて、図における上
部保持部材5には、両摺動面9、10の間に2個の挟持
部13、14が設けられ、一方、下部保持部材6の両摺
動面11、12の間には両摺動面に摺接する摺接面1
5、16と、その他面側に夫々2個の挟持部17、1
7′を備えた移動部材19、20と、その中間の底辺に
2個の挟持部18が設けられている。
6の互いに対向する面には互いに傾きを有して摺動面
9、10、11、12が形成されていて、図における上
部保持部材5には、両摺動面9、10の間に2個の挟持
部13、14が設けられ、一方、下部保持部材6の両摺
動面11、12の間には両摺動面に摺接する摺接面1
5、16と、その他面側に夫々2個の挟持部17、1
7′を備えた移動部材19、20と、その中間の底辺に
2個の挟持部18が設けられている。
【0014】そして、上記の各挟持部は必要に応じ隣接
挟持部間の間隔を調整するため特に図示していないが、
ゴム製の資材が介装されており、移動部材19、20は
摺動面11、12に対し摺動して、下部保持部材6が上
昇し、上部保持部材5の摺動面9、10が下部保持部材
6の移動部材19、20に嵌合し合う時、移動部材1
9、20は摺動面9、10に沿って摺接すると共に、摺
動面11、12に沿っても摺動して各挟持部を中心軸方
向に略均等移動させて挟持部によって形成される加工空
間を縮小し、そこに油圧ホースのエンドボディがあると
き、エンドボディの外周部を押圧し、かしめるようにな
っている。
挟持部間の間隔を調整するため特に図示していないが、
ゴム製の資材が介装されており、移動部材19、20は
摺動面11、12に対し摺動して、下部保持部材6が上
昇し、上部保持部材5の摺動面9、10が下部保持部材
6の移動部材19、20に嵌合し合う時、移動部材1
9、20は摺動面9、10に沿って摺接すると共に、摺
動面11、12に沿っても摺動して各挟持部を中心軸方
向に略均等移動させて挟持部によって形成される加工空
間を縮小し、そこに油圧ホースのエンドボディがあると
き、エンドボディの外周部を押圧し、かしめるようにな
っている。
【0015】図2は上記下部保持部材6の上昇機構を含
み、本発明の要部をなすホース圧入機の概要を示してい
る。図に示すように、下部保持部材6にはこれを挟んで
両側にガイド31、32が立設されており、このガイド
31、32にねじ止め固定されてスライドユニット3
3、34が固定され、これらスライドユニット33、3
4が屈曲した屈曲枠35、36と共に上下に摺動し得る
ようになっている。このとき、下部保持部材6と屈曲枠
35、36との間には、下部保持部材6上昇時の逃げの
ため、スプリング37、38が介設されている。
み、本発明の要部をなすホース圧入機の概要を示してい
る。図に示すように、下部保持部材6にはこれを挟んで
両側にガイド31、32が立設されており、このガイド
31、32にねじ止め固定されてスライドユニット3
3、34が固定され、これらスライドユニット33、3
4が屈曲した屈曲枠35、36と共に上下に摺動し得る
ようになっている。このとき、下部保持部材6と屈曲枠
35、36との間には、下部保持部材6上昇時の逃げの
ため、スプリング37、38が介設されている。
【0016】そして、上記構成において、下部保持部材
6の中央部に前述した移動部材と各挟持部を含むカム式
かしめ機構部が位置して、その中央の挟持部を保持部3
9として該保持部上に油圧ホースのエンドボディが載せ
られると共に、下部保持部材6の6個の挟持部によって
形成されるV溝内に油圧ホースHが保持されるように横
方向にホース圧入機が設けられている。
6の中央部に前述した移動部材と各挟持部を含むカム式
かしめ機構部が位置して、その中央の挟持部を保持部3
9として該保持部上に油圧ホースのエンドボディが載せ
られると共に、下部保持部材6の6個の挟持部によって
形成されるV溝内に油圧ホースHが保持されるように横
方向にホース圧入機が設けられている。
【0017】ホース圧入機は図2及び図3、図4に図示
するように、エンドボディEに軽く挿入したホースHの
上記エンドボディE部を挟持部で中心軸方向に保持せし
める保持部39と、保持部39で保持された前記エンド
ボディEの前端を位置決めするストッパー40と、エン
ドボディEに連なるホースHを挟着保持する挟着部材4
1と、前記挟着部材41で挟着した状態のホースを前方
に移行させ、ホースをエンドボディ側に押し込み圧入す
る押込機構42により構成されている。勿論、エンドボ
ディEを中間にして両側よりホースHを挿入するときは
上記のストッパー40は設ける必要はなく、この場合に
は両側に挟着部材41と押込機構42を配置せしめ、両
側より中央のエンドボディにホースHを圧入する。な
お、図中43はホースHの後方に延びる部分を中間支持
する支持部材を示し、ストッパー40と挟着部材41、
支持部材43はかしめ装置の枠に夫々固定されていると
共に、その後方側に押込機構42が配設されている。
するように、エンドボディEに軽く挿入したホースHの
上記エンドボディE部を挟持部で中心軸方向に保持せし
める保持部39と、保持部39で保持された前記エンド
ボディEの前端を位置決めするストッパー40と、エン
ドボディEに連なるホースHを挟着保持する挟着部材4
1と、前記挟着部材41で挟着した状態のホースを前方
に移行させ、ホースをエンドボディ側に押し込み圧入す
る押込機構42により構成されている。勿論、エンドボ
ディEを中間にして両側よりホースHを挿入するときは
上記のストッパー40は設ける必要はなく、この場合に
は両側に挟着部材41と押込機構42を配置せしめ、両
側より中央のエンドボディにホースHを圧入する。な
お、図中43はホースHの後方に延びる部分を中間支持
する支持部材を示し、ストッパー40と挟着部材41、
支持部材43はかしめ装置の枠に夫々固定されていると
共に、その後方側に押込機構42が配設されている。
【0018】図3、図4は上記ストッパー40、挟着部
材41の詳細を示し、ストッパー41はエンドボディE
前端部において、シリンダー44により回動可能に設け
られていて、エンドボディE及びこれに連なるパイプP
上に回動したとき、そのエンドボディE対接面45がエ
ンドボディE前端に当たって位置決めされると共に、保
持部46がパイプPを覆持するようになっており、エン
ドボディEに連結されたパイプPはストッパ40の保持
部46下面の溝部を通じて前方側に延出されている。
材41の詳細を示し、ストッパー41はエンドボディE
前端部において、シリンダー44により回動可能に設け
られていて、エンドボディE及びこれに連なるパイプP
上に回動したとき、そのエンドボディE対接面45がエ
ンドボディE前端に当たって位置決めされると共に、保
持部46がパイプPを覆持するようになっており、エン
ドボディEに連結されたパイプPはストッパ40の保持
部46下面の溝部を通じて前方側に延出されている。
【0019】一方、挟着部材41は図4に示す如く上下
の把持片47、48よりなり、上部把持片47をシリン
ダー49により支軸50を中心として開閉可能となって
いて、ホースHを下部把持片48により保持させて、上
方より上部把持片47を回動させ、挟持し得るようにな
っている。なお、挟持はホースHをその径に対応して確
実に把持する必要があるため、緊締力を調節可能になっ
ていて、緊締時、ホースHを確実に把握する。
の把持片47、48よりなり、上部把持片47をシリン
ダー49により支軸50を中心として開閉可能となって
いて、ホースHを下部把持片48により保持させて、上
方より上部把持片47を回動させ、挟持し得るようにな
っている。なお、挟持はホースHをその径に対応して確
実に把持する必要があるため、緊締力を調節可能になっ
ていて、緊締時、ホースHを確実に把握する。
【0020】かくして、図2においてホースH先端を軽
くエンドボディEに挿入した状態で、そのエンドボディ
E部を保持部に置き、その前端をストッパー40の回動
により対接面45に当てて位置決めすると共に、パイプ
Pを覆持する一方、エンドボディEに挿入したホースH
側では挟着部材41の上部把持片47を回動して上下の
把持片47、48の間にホースHを挟持する。そして、
ホースHを確実に挟みつけると押込機構42が作動し、
挟着部材41を保持する後方台が前方に移行し、同時に
挟着部材41で挟着したホースHを固定されているエン
ドボディEに強く圧入すると、エンドボディEとホース
Hの強い結合が達成される。
くエンドボディEに挿入した状態で、そのエンドボディ
E部を保持部に置き、その前端をストッパー40の回動
により対接面45に当てて位置決めすると共に、パイプ
Pを覆持する一方、エンドボディEに挿入したホースH
側では挟着部材41の上部把持片47を回動して上下の
把持片47、48の間にホースHを挟持する。そして、
ホースHを確実に挟みつけると押込機構42が作動し、
挟着部材41を保持する後方台が前方に移行し、同時に
挟着部材41で挟着したホースHを固定されているエン
ドボディEに強く圧入すると、エンドボディEとホース
Hの強い結合が達成される。
【0021】このエンドボディEにホースHの圧入が終
了すると、予め設定された作動順序に従って自動的にか
しめ装置の下部保持部材6が上昇し、上部保持部材5と
下部保持部材6の夫々に設けられている複数の挟持部が
カム作動によって移動部材と共に中心軸方向に移動し
て、保持部で保持されている油圧ホースのエンドボディ
部外周面を略均等に押圧し、所定のかしめ作業が行われ
る。なお、ホース圧入と、かしめ作業は夫々設定した作
動系統にもとづいて設定され、両作業を容易に連続して
行うことができることは頗る有利である。
了すると、予め設定された作動順序に従って自動的にか
しめ装置の下部保持部材6が上昇し、上部保持部材5と
下部保持部材6の夫々に設けられている複数の挟持部が
カム作動によって移動部材と共に中心軸方向に移動し
て、保持部で保持されている油圧ホースのエンドボディ
部外周面を略均等に押圧し、所定のかしめ作業が行われ
る。なお、ホース圧入と、かしめ作業は夫々設定した作
動系統にもとづいて設定され、両作業を容易に連続して
行うことができることは頗る有利である。
【0022】また、上記説明においては下部保持部材が
上昇する場合について説明したが、上部保持部材が下降
するように設計することも可能であり、本発明の含むと
ころである。
上昇する場合について説明したが、上部保持部材が下降
するように設計することも可能であり、本発明の含むと
ころである。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように油圧ホースのかし
めにおいて、カム式かしめ装置に対し、かしめに先立つ
エンドボディへのホース圧入機を付設したものであり、
従来人手によってねじ込んでいたエンドボディへのホー
スの圧入を、ホースを軽くエンドボディに挿入するだけ
で機械的に押し込むことができるため、作業員にかかる
従来の負担は大幅に軽減され、腱鞘炎など身体に傷害を
与えることは全くなく、頗る容易かつ円滑にホース圧入
を達成することができ、作業者の個人差による作業能率
のバラツキを解消し、作業効率を向上せしめる顕著な効
果を有している。特に本発明はC型かしめ機の採用を可
能とし、ホースの曲がりに対する従来の問題にも容易に
対応することができると共に、ホース挿入とかしめ作業
の工程の複合により夫々の作業を意識することなく1つ
の作業として行うことができる利点があり、また従来の
ホース挿入作業終了時に伴うかしめ機への移動のロスを
なくし、作業に熟達する者でなくても、頗る取扱いが容
易である利点を有して、油圧ホースを使用する頻度の高
い自動車産業界を始め油圧を必要とする工作機械分野に
極めて効果的である。
めにおいて、カム式かしめ装置に対し、かしめに先立つ
エンドボディへのホース圧入機を付設したものであり、
従来人手によってねじ込んでいたエンドボディへのホー
スの圧入を、ホースを軽くエンドボディに挿入するだけ
で機械的に押し込むことができるため、作業員にかかる
従来の負担は大幅に軽減され、腱鞘炎など身体に傷害を
与えることは全くなく、頗る容易かつ円滑にホース圧入
を達成することができ、作業者の個人差による作業能率
のバラツキを解消し、作業効率を向上せしめる顕著な効
果を有している。特に本発明はC型かしめ機の採用を可
能とし、ホースの曲がりに対する従来の問題にも容易に
対応することができると共に、ホース挿入とかしめ作業
の工程の複合により夫々の作業を意識することなく1つ
の作業として行うことができる利点があり、また従来の
ホース挿入作業終了時に伴うかしめ機への移動のロスを
なくし、作業に熟達する者でなくても、頗る取扱いが容
易である利点を有して、油圧ホースを使用する頻度の高
い自動車産業界を始め油圧を必要とする工作機械分野に
極めて効果的である。
【図1】本発明におけるかしめ装置の概要を示す正面図
である。
である。
【図2】本発明の要部をなすホース圧入機を併設したか
しめ装置下部概要図である。
しめ装置下部概要図である。
【図3】本発明におけるホース圧入機のホース保持部を
示す平面概要図である。
示す平面概要図である。
【図4】図3における挟着部材の側面図である。
H ホース E エンドボディ P パイプ 5 上部保持部材 6 下部保持部材 9、10、11、12 摺動面 13、14 上部の挟持部 15、16 摺接面 17、17′、18 下部の挟持部 19、20 移動部材 39 保持部 41 ホース挟着部材 42 押込機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 19/04 B25B 5/14 B23Q 3/06 303
Claims (1)
- 【請求項1】油圧ホースにおいてホースを圧入したエン
ドボディ部をかしめるためのかしめ装置であって、互い
に対向する方向に駆動され、対向面の各中央に夫々挟持
部を有し、かつその両側に駆動方向に対し傾きをもつ各
2個の摺動面を有する上下1組の保持部材と、一方の前
記保持部材の駆動方向に対向する2個の摺動面に摺接す
る摺接面と、その他面側に複数の挟持部を有し、互いに
離れる方向に付勢された1組の移動部材を備え、前記1
組の保持部材を互いに近接方向に駆動させることにより
移動部材を摺動面に沿って摺動させて駆動方向と直角方
向に移動させ、保持部材及び移動部材の複数からなる各
挟持部を全体として中心軸方向に略均等移動させて油圧
ホースのエンドボディ外周面を略均等に押圧し、かしめ
るかしめ装置と、前記かしめ装置の上下保持部材の間
で、複数の挟持部によって形成される空間において中心
軸方向に配設されたホース圧入機からなり、ホース圧入
機はエンドボディに軽く挿入したホースの上記エンドボ
ディ部を挟持部空間で中心軸方向に保持せしめる保持部
と、保持部で保持された前記エンドボディに連なるホー
スを挟着保持する挟着部材と、前記挟着部材で挟着した
状態のホースを前方に移行させホースをエンドボディ内
に押し込み圧入する押込機構を有して形成されていると
共に、エンドボディにホースを圧入したのを受けて前記
かしめ装置が作動し、ホースが圧入されたエンドボディ
部外周面を押圧しかしめる如く構成されていることを特
徴とする油圧ホースのかしめ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17067498A JP2949345B1 (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 油圧ホースかしめ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17067498A JP2949345B1 (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 油圧ホースかしめ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2949345B1 true JP2949345B1 (ja) | 1999-09-13 |
JPH11347854A JPH11347854A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15909291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17067498A Expired - Fee Related JP2949345B1 (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 油圧ホースかしめ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2949345B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110722508A (zh) * | 2019-11-15 | 2020-01-24 | 吉林大学 | 一种双工位气管压入机 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6447970B2 (ja) * | 2014-11-04 | 2019-01-09 | 株式会社ニチリン | ホース自動締結装置 |
-
1998
- 1998-06-02 JP JP17067498A patent/JP2949345B1/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110722508A (zh) * | 2019-11-15 | 2020-01-24 | 吉林大学 | 一种双工位气管压入机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11347854A (ja) | 1999-12-21 |
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