JP2003025161A - ピン挿入工具 - Google Patents

ピン挿入工具

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JP2003025161A
JP2003025161A JP2001216544A JP2001216544A JP2003025161A JP 2003025161 A JP2003025161 A JP 2003025161A JP 2001216544 A JP2001216544 A JP 2001216544A JP 2001216544 A JP2001216544 A JP 2001216544A JP 2003025161 A JP2003025161 A JP 2003025161A
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pin
work
insertion tool
insertion hole
hole
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JP2001216544A
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English (en)
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Kenichi Yagi
謙一 八木
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピンの挿入作業が素早く容易にできる工具を
提供する。 【解決手段】 各々挿通孔1a・2cが形成された内側
ワーク1と外側ワーク2とを互いに嵌合した状態でピン
3を前記挿通孔に挿入し固定するためのピン挿入工具1
0であって、前記外側ワーク2の外面を把持する把持
体14a・14bと、該外側ワーク2の前記挿通孔2
cから前記内側ワーク1の前記挿通孔1aに突入する位
置と、前記外側ワーク2の前記挿通孔2cから退避する
位置とに移動操作可能な、案内ピン15と、前記案内
ピン15と同一軸線上で前記ワーク1・2を挟んで反対
側に、貫通状のピン保持孔21を備える、ピン保持体1
4bと、前記ピン保持孔21を貫いて前記ピン3を前
記ワーク1・2の挿通孔1a・2cに押込み可能な、ピ
ン押込体16と、を備えて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばスプリング
ピン等のピンの挿入作業を容易かつ迅速に行うことがで
きるピン挿入工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、装置の組立作業工程におい
て、内側ワークに外側ワークを固定する場合は、両ワー
クにそれぞれ貫通形成された挿通孔に跨ってスプリング
ピン等のピンを圧入し、両部品を固定し組み立てること
が広く行われている。例えば軸(内側ワーク)にアーム
(外側ワーク)を固定したい場合においては、アームに
形成されたボス部と軸とにそれぞれ挿通孔を形成してお
き、該挿通孔にピンを圧入して固定するものである。こ
の際、一般には、両ワークの各々の挿通孔をその軸が略
一致する状態に位置決めしておいてから、ピンをハンマ
ーで打って圧入する方法が広く行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のスプリ
ングピンの挿入作業は、ハンマーによる打撃を利用して
いるため、打ち所を誤ってケース等の軸の周辺部品を損
傷するような場合も多かった。更には、この作業にはハ
ンマーを振って打ち込むだけの十分なスペースを必要と
するが、作業箇所周辺の条件によっては、そのようなス
ペースを確保し難く、十分なストロークでハンマーを振
るうことができない場合もあり、作業の効率向上の障害
になっていた。更には、ハンマーによる場合、挿通孔の
位置決めや打撃のための技術の習熟に特別の熟練を要
し、手作業であるために作業者の疲労も大きかった。ま
た、技術に最大限熟練したとしても作業の迅速化には限
界があり、機械化に馴染みにくいものであった。
【0004】本発明は以上の事情に鑑みてされたもので
あり、その目的は、ハンマーによる手作業とはまったく
別のピンの効率的な挿入方法を適用できるピン挿入工具
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0006】即ち、請求項1においては、各々挿通孔が
形成された内側ワークと外側ワークとを互いに嵌合した
状態でピンを前記挿通孔に挿入し固定するためのピン挿
入工具であって、前記外側ワークの外面を把持する把持
体と、該外側ワークの前記挿通孔から前記内側ワークの
前記挿通孔に突入する位置と、前記外側ワークの前記挿
通孔から退避する位置とに移動操作可能な、案内ピン
と、前記案内ピンと同一軸線上で前記ワークを挟んで反
対側に、貫通状のピン保持孔を備える、ピン保持体と、
前記ピン保持孔を貫いて該ピン保持孔内の前記ピンを前
記ワークの挿通孔に押込み操作可能な、ピン押込体と、
を備えたものである。
【0007】また、請求項2においては、請求項1に記
載のピン挿入工具であって、前記把持体は少なくとも2
つの部材の間に前記外側ワークの外面を把持するように
構成し、前記部材の一方は、前記ワークにピン挿入工具
をセットするときに該ピン挿入工具を移動させる方向と
略直交な方向に移動自在に構成したものである。
【0008】また、請求項3においては、請求項1に記
載のピン挿入工具であって、前記ワークにピン挿入工具
をセットする際に前記外側ワークの放射方向へ延伸した
部分に当接させて、各々の挿通孔が略同一軸線上に合致
するように外側ワークを内側ワークに対して相対変位さ
せるための案内体を備え、更に、前記案内ピンの先端は
テーパ状に形成され、また、前記ワークにピン挿入工具
をセットしたときに、前記案内ピンの位置とピン挿通孔
の位置が概ね合致するように構成したものである。
【0009】また、請求項4においては、請求項1に記
載のピン挿入工具であって、工具本体には左右方向に沿
う一対のハンドルが備えられ、該ハンドルの一方を、前
記ピン押込体を駆動させるアクチュエータで構成したも
のである。
【0010】また、請求項5においては、請求項1に記
載のピン挿入工具であって、前記案内ピンには、該外側
ワークの前記挿通孔から前記内側ワークの前記挿通孔に
突入する位置と、前記外側ワークの前記挿通孔から退避
する位置とに保持可能で、かつ、その保持力が前記ピン
押込体の押込み力よりも弱い設定のデテント機構を設け
たものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明の第一実施例に係るピン挿入工具の全
体的な構成を示した正面図、図2は同じく斜視図であ
る。図3は同じく正面断面図、図4は同じく平面断面図
である。図5は油圧シリンダを駆動するための油圧回路
図である。
【0012】本発明のピン挿入工具10の第一実施例に
ついて、その正面図が図1に、本体部分の斜視図が図2
に、それぞれ示され、フレーム11の左右両側面に一対
のハンドル12・13を固定し、これらのハンドル12
・13を作業者が握ることにより、該工具10を持って
動かすことを可能としている。本実施例の工具10は図
2に示すように、組立ライン上にある組立途中にある半
製品6において、該半製品6に突設される軸1にアーム
2のボス部2aを外嵌して、該ボス部2a及び軸1のそ
れぞれに予め形成されている挿通孔2c・1aにスプリ
ングピン3を圧入し固定する作業を想定したものであ
る。本実施例の場合は軸1が内側ワークに、アーム2
(ボス部2a)が外側ワークにそれぞれ相当する。な
お、本発明は軸1にアーム2を固定するための用途に限
られず、他にもピン3の圧入が必要な種々の状況におい
て適用可能なものである。
【0013】図1に示すように、フレーム11上面の左
右一側には吊下フレーム4が固設され、該吊下フレーム
4はその上端に係止部5を備えて、図示せぬバランサを
介して該ピン挿入工具10を組立ラインの上方から吊り
下げるようにしている。
【0014】図1から図3までに示すように、前記フレ
ーム11の上面には窪み部11aが設けられ、該窪み部
11aには、ワーク2を把持可能な把持体14a・14
bや、ワーク1・2の挿通孔1a・2cに挿脱させる案
内ピン15や、該挿通孔1a・2cにピン3を圧入する
ためのピン押込体16等が配置されている。
【0015】図2・図3に示されるように、前記把持体
は二つの部材、即ち、固定側部材14aと可動側部材1
4bとからなり、固定側部材14aは、工具10がアー
ム2を把持する際に、該アーム2のボス部2a外周面に
当接して正確な位置にワーク1・2を案内・固定するた
めの、V字状の把持面17・17を有している。また図
3に示すように、固定側部材14aには、案内ピン15
の軸部15aを軸方向摺動自在に支持するための横孔1
8が形成されている。該固定側部材14aは、前記窪み
部11aの側壁に形成された孔23に嵌合固定され、前
記把持面17・17等のV字形状や寸法を種々異ならし
めた固定側部材14aを予め複数個作っておいて、組み
立てるワークの形状に応じて適する固定側部材14aに
交換できるようにしている。
【0016】図3や図4に示すように、固定側部材14
aの横孔18に支持された、前記案内ピン15の軸部1
5aの一端からは前記案内ピン15を軸方向へ突設し、
該軸部15aの他側は、フレーム11の前記窪み部11
aに形成した孔23を挿通して、該フレーム11の一側
側面に形成した溝部11b内に延出される。溝部11b
側へ延出された軸部15aの端部には、後述する位置決
めレバー22のアーム部22aと係合する押込部15c
が形成されている。
【0017】前記案内ピン15は、ワーク1・2に圧入
されるピン3と同径、あるいはピン3の径より若干小径
に構成してある。また、該案内ピン15の先端にはテー
パ部を形成して、前記ワーク1・2の挿通孔1a・2c
への挿入がスムーズに行えるようにしている。
【0018】該軸部15aの外周面には環状の溝15b
が二つ並設されている。一方、前記フレーム11の前記
孔23の部分にはデテント機構19が設けられており、
前記案内ピン15が前記二つの把持面17・17から所
定の長さだけ突出する位置(「突入位置」と称する)
と、前記案内ピン15が前記横孔18内に退避する位置
(「退避位置」と称する)のいずれかの位置に移動した
ときに、デテント機構19のバネ(図示せず)で下向き
に付勢されたボールが溝15bに係入して、案内ピン1
5を該位置から動かないよう保持できるようにしてい
る。また、この保持力は、後述するピン押込体16の押
込み力よりも弱く設定してある。
【0019】把持体の可動側部材14bは略「L」字状
に折曲させた部材をもって構成され、フレーム11内部
に形成した溝部11cに前記可動側部材14bの折曲部
分を回動自在に支持している。可動側部材14bの一端
には、前記固定側部材14aの把持面17・17に対向
する平坦状の把持面20を形成するとともに、前記案内
ピン15と軸線を同じくするピン保持孔21を貫通状に
穿設している。ピン保持孔21は、実際に圧入されるピ
ン3の径より僅かに大径に構成し、該ピン保持孔21に
ピン3を手で差し込むことができるようにして、把持体
の可動側部材14bにピン保持体としての役割をも担わ
せるようにしている。ただし、該可動側部材14bとは
別に専用のピン保持体を設けても構わない。
【0020】可動側部材14bの他側端部においてはワ
ーク把持レバー24の一端が嵌合され、該ワーク把持レ
バー24はその中途部を前記溝部11cに回動自在に支
持するとともに、他端を右側ハンドル13に沿ってフレ
ーム11側部から外方へ延出させている。図3に示すよ
うに、フレーム11下部には上下方向の孔を穿設させ、
該孔がフレーム11下面に開口する部分にはガイド25
を固定し、該ガイド25には付勢体26を上下摺動自在
に支持して、該付勢体26の頭部は前記溝部11c内部
に位置させ、その先端は球面状の大径部26aとしてい
る。該大径部26aとガイド25との間には付勢バネ2
7が介在されて、付勢体26を溝部11c内部へ突出さ
せる方向に付勢し、前記大径部26aの頭部を、前記可
動側部材14bの前記ワーク把持レバー24との連結部
付近に当接させ、可動側部材14bを図3における反時
計回り方向に付勢している。
【0021】以上の構成で、前記可動側部材14bは、
通常はその把持面20が固定側部材14aの把持面17
・17に近接する方向に付勢されているが、ワーク把持
レバー24を右側ハンドル13とともに握ったときは、
固定側部材14aの把持面17・17から可動側部材1
4bの把持面20が離れるように該可動側部材14bが
回動することとなる。
【0022】把持体の部材14a・14bに形成される
前記把持面17・20の間には、スペーサ28がフレー
ム11の窪み部11a上面に付設される。該スペーサ2
8は、前記把持面17・20の間にワーク1・2を把持
する際に、ワーク1・2の下縁に当接して仮の位置決め
を行わせるようにしている。
【0023】左側の前記ハンドル12に沿って位置決め
レバー22が設けられ、該位置決めレバー22は前記フ
レーム11の溝部11b内部で回動自在に支持されると
ともに、案内ピン15の軸部15aに設けた前述の押込
部15cに嵌合するアーム部22aを有している。この
構成で作業者が位置決めレバー22を左側ハンドル12
とともに握ることで、アーム部22aが前記軸部15a
を軸方向に摺動させ、案内ピン15を前記「突入位置」
に位置させるようになっている。
【0024】フレーム11前面の左上側には凹陥部11
dが設けられて、前記把持体14a・14bでワークと
しての軸1及びアーム2を把持したときに、アーム2の
ボス部2aから放射方向へ延伸した部分(以下、「アー
ム部」と称する。)2bが凹陥部11dに位置するよう
にしている。前記凹陥部11dの下面には案内体たる位
置決め体29が設けられて、前記アーム2のアーム部2
bの下縁に当接可能となるようにしている。そして、把
持体14a・14bによってアーム2のボス部2aが把
持され、かつアーム部2bの下縁が該位置決め体29に
当接したときに、前記軸1の挿通孔1aと前記アーム2
の挿通孔2cとが同一軸線上に沿うように、その位置決
め体29の高さや前記アーム2のボス部2aに形成され
る挿通孔2cの位置を設定してある。
【0025】なお、位置決め体29は上下方向の長孔2
9aを介してフレーム11にボルト止め固定されてお
り、該位置決め体29の下面には、フレーム11下面に
螺挿された調整ネジ31の先端が当接されている。この
構成で、位置決め体29を固定するボルトを緩めた上で
前記調整ネジ31を回すことで、位置決め体29の高さ
を微調整することができる。
【0026】前記右側ハンドル13は、アクチュエータ
である油圧シリンダのケースをそのままハンドルとした
ものであり、該油圧シリンダ13の伸縮可動部には、前
記案内ピン15及び前記ピン保持孔21と軸線を一致さ
せる棒状のピン押込体16が、前記案内ピン15と対向
する向きに固定される。該ピン押込体16の先端部は、
実際に圧入されるピン3の径より若干小径に構成され
て、前記把持体の可動側部材14bに形成されたピン保
持孔21を該ピン押込体16が貫通できるようにしてい
る。
【0027】前記油圧シリンダ13が接続される油圧回
路は図5に示され、空気圧によりエアモータ32が駆動
され、該エアモータ32の回転動力は、油圧ポンプを含
んだ油圧増圧器34に入力され、油溜まり36から油を
吸い込むように構成している。油圧増圧器34からの出
力は電磁弁35を介して油圧シリンダ13へ接続されて
いる。電磁弁35は、通電されていないときは油圧増圧
器34からの圧油及び油圧シリンダ13内の圧油を油溜
まり36にドレンし、通電されているときは油圧増圧器
34からの圧油を油圧シリンダ13へ供給するように構
成している。
【0028】該電磁弁35は図5に示すように、前記フ
レーム11の前面左右に配されたスイッチ30・30
(図1や図2に図示)に電気的に接続されている。二つ
のスイッチ30・30は電磁弁35に対し直列接続され
ており、スイッチ30・30を二つとも押下されている
ときのみ電磁弁35が通電されるように構成している。
油圧シリンダ13の伸縮可動部には戻しバネ33が弾装
されており、電磁弁35が通電されず前記油圧シリンダ
13から油をドレンするときは、該戻しバネ33の作用
により伸縮可動部が縮退するようになっている。
【0029】以上に本実施例の工具10の構成を説明し
たが、次に、本工具10を用いたピン挿入の実際の作業
について、図6以降の図を参照しながら説明する。図6
はワークにピン挿入工具をセットする様子を示した図で
ある。図7はワークが把持体の把持面の間に位置するよ
う工具を動かした様子を示した図、図8は工具の背面を
半製品の基準面に当接させる様子を示した図である。図
9はワークが把持体により把持される様子を示した図、
図10は案内ピンが挿通孔に突入する様子を示した図で
ある。図11はピン押込体が駆動する様子を示した図、
図12はピン押込体がピンを挿通孔へ圧入する様子を示
した図である。
【0030】組立ライン上を送られてくる半製品6(例
えば、トランスミッション装置)が所定の組立位置にき
たときは、作業者はまず、半製品6から外方へ突出した
状態の前記軸1に対しアーム2のボス部2aを外嵌させ
る。この段階では、アーム2のボス部2aは軸1に対し
て相対回転自在の状態である。その上で作業者は、ピン
挿入工具10の左右のハンドル12・13を掴んで、前
記把持体14a・14bの間にアーム2のボス部2aを
入り込ませるように、ピン挿入工具10を下から上へ動
かす。この際、作業者は、前記ワーク把持レバー24を
右側ハンドル13とともに握った状態として、固定側把
持体14aの把持面17・17から可動側把持体14b
の把持面20を離間させて、両把持面17・20の間に
前記ボス部2aが入り込めるようにしておく。一方、左
側はハンドル12のみ握り、位置決めレバー22はまだ
握らないでおき、案内ピン15は、把持体の固定側部材
14a内に退避している前述の「退避位置」とさせてお
く。
【0031】なお、前述のとおりピン挿入工具10をバ
ランサによって吊り下げ、該工具10の重量を支えてお
くようにしておけば、このようなピン挿入工具10の移
動の際、作業者に該工具10の重量を殆ど感じさせずに
済む。
【0032】工具10を下から上に持ち上げて行くにつ
れて、アーム2のアーム部2bはフレーム11の前記凹
陥部11dに入り込んで前記位置決め体29の上面に当
接し、アーム2は、そのアーム部2bを前記位置決め体
29によって押し上げられることにより、前記軸1に対
し相対回転する。そして図7の如く、ボス部2aが両把
持面17・20の間に入り込み、前記スペーサ28上面
にその下端を当接させる状態では、その挿通孔2cが軸
1側の挿通孔1aとほぼ軸線を一致させることとなる。
【0033】把持体の両部材14a・14bの間に前記
ボス部2aが図7の如く入り込んだ後、更に作業者は、
工具10の背面を、前記ワーク1・2の周辺位置におい
て前記半製品6の前面(前述の例に照らして言えば、ト
ランスミッション装置のハウジング前面)に予め形成し
てある基準面6aに、図8の如く当接させる。こうする
ことにより、前記案内ピン15の前後位置が、軸1やア
ームのボス部2aに設けた挿通孔1a・2cの前後位置
に略一致するようになる。逆に言えば、工具10の背面
を当接させたときに案内ピン15と挿通孔1a・2cの
位置がほぼ一致することとなるように、前記基準面6a
の位置を設定しておくのである。
【0034】図7(図8)の状態となったら、作業者
は、握っていた前記ワーク把持レバー24を離す。これ
により、図9の白抜き矢印に示すように、前記付勢バネ
27の作用により付勢体26が把持体の可動側部材14
bを押動して、該可動側部材14bは固定側部材14a
の把持面17・17に近接する方向に回動し、固定側部
材14aと可動側部材14bそれぞれに設けられる把持
面17・17・20により、アーム2のボス部2a外面
を挟み込んで把持する。これによりアーム2は、その挿
通孔2cが前記案内ピン15と略同一軸線上にある状態
で固定されるのである。この状態で作業者は更に図9に
示す如く、可動側部材14bの前記ピン保持孔21にス
プリングピン3を差し込む。
【0035】なお、アーム2のボス部2aを把持する際
に前記可動側部材14bが移動する方向は、図9の紙面
左方向であり、これは、ワーク1・2に工具をセットす
る方向である上方向とは垂直の関係となっている。従っ
て、工具10を上に動かすとともに、ワーク1・2を把
持体14a・14bにて左右から挟み込んで把持すると
いう合理的な構成をとることができ、作業能率が向上す
ることとなる。
【0036】その後、作業者は図10に示す如く、左側
のハンドル12にある位置決めレバー22を握って案内
ピン15を前記把持面17から突出させて前述の「突入
位置」とする。この「突入位置」は、該案内ピン15の
先端が前記アーム2の挿通孔2cから前記軸1の挿通孔
1aの中途位置まで突入する位置とし、この位置におい
ては両挿通孔1a・2cに案内ピン15が嵌合する状態
となる。このようにすることで、アーム2の挿通孔2c
と軸1の挿通孔1aは、把持体の可動側部材14bに設
けられた前記ピン保持孔21、及び前記ピン押込体16
と完全に同一軸線上にある状態で固定されることにな
る。
【0037】なお、前述のとおり前記案内ピン15の先
端はテーパ部が設けられた先細形状となっているので、
図9において把持された状態でのワーク1・2の挿通孔
1a・2cの位置がズレていたとしても、該ズレが少量
程度であれば該案内ピン15先端を挿入させることがで
きる。また、該挿通孔1a・2cに案内ピン15をさら
に突入させることで、該挿通孔1a・2cが該テーパ部
により案内されることとなって、挿通孔1a・2cの位
置ズレは解消し、正確な位置(即ち、ピン保持孔21及
びピン押込体16と同一軸線上にある位置)に是正され
ることになる。案内ピン15は前記「突入位置」に達す
ると、前記デテント機構19によりその位置に保持され
る。従って、作業者が位置決めレバー22から手を離し
ても、案内ピン15が前記挿通孔1a・2cから抜ける
ことはない。
【0038】この状態で作業者は両ハンドル12・13
から手を離し、左右の前記スイッチ30・30を両手で
押す。すると油圧シリンダ13が伸張駆動されてピン押
込体16が図11の白抜き矢印の如く移動する。図11
の状態からも更にピン押込体16は移動し、スプリング
ピン3に当接して該スプリングピン3をピン保持孔21
を貫通して軸方向へ押し込み、その先にあるワーク1・
2の挿通孔1a・2c内へ圧入する。該挿通孔1a・2
c内にあった前記案内ピン15の先端は、圧入されてく
る前記スプリングピン3の端部に押されて該挿通孔1a
・2cから抜けて、もとの「退避位置」に戻る。
【0039】ワーク1・2の挿通孔1a・2cへのスプ
リングピン3の挿通が完了した状態が図12に示され、
この状態から作業者が前記スイッチ30・30を離すと
油圧シリンダ13内の圧油がドレンされて油圧シリンダ
13が縮退駆動され、ピン押込体16が退避してピン保
持孔21から抜脱され、元の位置に戻る。作業者は再び
ワーク把持レバー24を握って把持体の可動側部材14
bを回動させ、アーム2のボス部2aの把持を解除し、
工具10をワーク1・2から外す。
【0040】以上に示した一連の作業の結果、軸1には
アーム2のボス部2aが外嵌された状態で、スプリング
ピン3にて固定されるのである。
【0041】次に、図13より図15に示した、本発明
の第二実施例に係るピン挿入工具を説明する。この工具
の基本構成は上述した第一実施例と同じであり、同じ機
能の部品には第一実施例と同一の符号を記してその詳細
な説明を割愛し、変更された部品には「’」を記して説
明していくこととする。図13は本発明の第二実施例に
係るピン挿入工具の平面断面図、図14は同じく正面断
面図、図15は第二実施例におけるピン保持体の斜視図
である。
【0042】この第二実施例では、第一実施例と比べて
より軽量化・コンパクト化するための工夫が施されてい
る。即ち、第一実施例のものでは、前記ボス部2aを把
持するには、前記ワーク把持レバー24を握って、固定
側把持体14aの把持面17・17から可動側把持体1
4bの把持面20を離間させる必要があったが、第二実
施例では、このワーク把持レバー24を取り除くと共
に、可動側部材14b’の、前記ボス部2a側を向く先
端には反り返るような円弧面を形成してある。
【0043】これにより、把持体の両部材14a・14
b’の間に前記ボス部2aを入り込ませるべく工具10
を上に動かしたときには、付勢体26により固定側部材
14a側へ付勢された状態にある可動側部材14b’の
先端部にボス部2aの外周面が当接し、そのまま上向き
の移動を続けることで、前記円弧面を通じて強制的に可
動側部材14b’が付勢体26に抗して紙面時計回りに
変位して開かれることとなる。
【0044】また、第一実施例に設けられていた位置決
めレバー22もこの第二実施例では取り除かれている。
その代わりに、案内ピン15の押込部15c’が作業者
の手で持って押込みできるように幅広の平坦面に形成さ
れている。
【0045】更に、第一実施例では、スプリングピン3
をセットする場合には、可動側部材14bの側端面に開
口したピン保持孔21より該スプリングピン3を差し込
むようにしていたため、可動側部材14bとピン押込体
16との間に、該スプリングピン3の全長分が入るだけ
のスペースを確保しておく必要があり、そのため、左右
方向の寸法が大きくなる傾向にあったが、第二実施例で
は図15に示したように、ピン保持孔21’の形状を、
スプリングピン3の略全長分に対応する軸線方向長さを
有し、かつ、前端部はピン押込体16の押込方向に沿っ
た丸孔とし、残り後半部はこの丸孔より連続して可動側
部材14b’の前面に開口するようなL字形としてあ
る。
【0046】つまり、ピン保持孔21’の、可動側部材
14b’の前面に開いた箇所よりスプリングピン3を差
し入れ、可動側部材14b’の後端から突き出たスプリ
ングピン3の後端部分をピン保持孔21’の丸孔部分に
向けて押し込むことによって、可動側部材14b’にス
プリングピン3がセットされる。これにより、ピン押込
体16やそれに連なる油圧シリンダ13を可及的に可動
側部材14b’側へ接近配置でき、工具10のコンパク
ト化が図れるのである。
【0047】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0048】即ち、請求項1に示す如く、各々挿通孔が
形成された内側ワークと外側ワークとを互いに嵌合した
状態でピンを前記挿通孔に挿入し固定するためのピン挿
入工具であって、前記外側ワークの外面を把持する把持
体と、該外側ワークの前記挿通孔から前記内側ワークの
前記挿通孔に突入する位置と、前記外側ワークの前記挿
通孔から退避する位置とに移動操作可能な、案内ピン
と、前記案内ピンと同一軸線上で前記ワークを挟んで反
対側に、貫通状のピン保持孔を備える、ピン保持体と、
前記ピン保持孔を貫いて該ピン保持孔内の前記ピンを前
記ワークの挿通孔に押込み操作可能な、ピン押込体と、
を備えて構成されるので、外側ワークを把持体にて把持
した状態でピン保持体にピンを保持し、該ピンをピン押
込体にて挿通孔に圧入する構成であるから、ピンをハン
マーで打って圧入する従来の手作業に比して作業効率が
向上されるほか、作業者の疲労が少なく、作業スペース
をコンパクトにできるとともに、間違った個所を打って
部品を損傷することもない。更には、ピン押込前にあら
かじめ、内側・外側ワークの両挿通孔に案内ピンを嵌合
させておくことで両挿通孔の位置決めが簡単に行え、後
のピンの挿入作業も容易となって作業効率が向上する。
【0049】請求項2に示す如く、請求項1に記載のピ
ン挿入工具であって、前記把持体は、少なくとも2つの
部材の間に前記外側ワークの外面を把持するように構成
し、前記部材の一方は、前記ワークにピン挿入工具をセ
ットするときに該ピン挿入工具を移動させる方向と略直
交な方向に移動自在に構成したので、把持体を、外側ワ
ークの外面を把持する状態と把持を解除する状態とに容
易に切り換えでき、工具をワークにセットする際やセッ
トを解除する際の操作性が向上する。しかも、ワークに
対する工具のセット方向と、前記部材が外側ワーク外面
を把持(及び、把持を解除)する移動方向が略直交状で
ある合理的な構成となり、素早く工具をワークにセット
したり、セットを解除したりできる。
【0050】請求項3に示す如く、請求項1から請求項
2までのいずれか一項に記載のピン挿入工具であって、
前記ワークにピン挿入工具をセットする際に前記外側ワ
ークの放射方向へ延伸した部分に当接させて、各々の挿
通孔が略同一軸線上に合致するように外側ワークを内側
ワークに対して相対回転変位させるための案内体を備
え、更に、前記案内ピンの先端はテーパ状に形成され、
また、前記ワークにピン挿入工具をセットする際に、前
記案内ピンの位置とピン挿通孔の位置が概ね合致するよ
うに構成したので、案内ピンを挿通させる前の段階(即
ち、ワークに工具をセットする段階)から各々の挿通孔
の軸線が略一致しているので、案内ピンを挿通させると
きに特に位置決めの必要がなく、作業効率が向上する。
また、各々のワークの挿通孔の位置が案内ピンの位置に
対して少量程度ズレていても、案内ピンを挿入して、正
しい位置に矯正することが可能である。また、工具をワ
ークの周囲部分に当接させることで位置決めを簡単に行
うことができる。従って、ピンを圧入するときも作業が
スムーズに進み、作業能率が向上する。
【0051】請求項4に示す如く、請求項1に記載のピ
ン挿入工具であって、工具本体には左右方向に沿う一対
のハンドルが備えられ、該ハンドルの一方は、前記ピン
押込体を駆動させるアクチュエータで構成されているの
で、工具を両手で扱うために、ワークに対するアクセス
が容易、かつ、正確に行えるようになり、操作性が向上
するとともに、一方のハンドルをアクチュエータと共用
させることで、装置のコンパクト化、および部品低減に
よる低コスト化に貢献できる。
【0052】請求項5に示す如く、請求項1に記載のピ
ン挿入工具であって、前記案内ピンには、該外側ワーク
の前記挿通孔から前記内側ワークの前記挿通孔に突入す
る位置と、前記外側ワークの前記挿通孔から退避する位
置とに該案内ピンを保持可能で、かつ、その保持力が前
記ピン押込体の押込み力よりも弱い設定のデテント機構
が設けられているので、案内ピンを各々のワークの挿通
孔に嵌合させた状態で前記デテント機構により保持させ
ることで、案内ピンが抜けてしまうことが防止され、挿
通孔の位置決めが確実に行える。しかも、前記ピン押込
体がピンをワークの中に押し込んだときに、前記案内ピ
ンを自動的にワークより外側へ押し出すので、作業者が
あらためて該案内ピンを引き出す工程が省かれて作業能
率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係るピン挿入工具の全体
的な構成を示した正面図。
【図2】同じく斜視図。
【図3】同じく正面断面図。
【図4】同じく平面断面図。
【図5】油圧シリンダを駆動するための油圧回路図。
【図6】ワークにピン挿入工具をセットする様子を示し
た図。
【図7】ワークが把持体の把持面の間に位置するよう工
具を動かした様子を示した図。
【図8】工具の背面を半製品の基準面に当接させる様子
を示した図。
【図9】ワークが把持体により把持される様子を示した
図。
【図10】案内ピンが挿通孔に突入する様子を示した
図。
【図11】ピン押込体が駆動する様子を示した図。
【図12】ピン押込体がピンを挿通孔へ圧入する様子を
示した図。
【図13】本発明の第二実施例に係るピン挿入工具の平
面断面図。
【図14】同じく正面断面図。
【図15】第二実施例における可動側部材(ピン保持
体)の斜視図。
【符号の説明】
1 軸(内側ワーク) 1a 挿通孔 2 アーム(外側ワーク) 2c 挿通孔 3 スプリングピン(ピン) 14a 把持体 14b 把持体、ピン保持体 15 案内ピン 16 ピン押込体 21 ピン保持孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々挿通孔が形成された内側ワークと外
    側ワークとを互いに嵌合した状態でピンを前記挿通孔に
    挿入し固定するためのピン挿入工具であって、 前記外側ワークの外面を把持する把持体と、 該外側ワークの前記挿通孔から前記内側ワークの前記挿
    通孔に突入する位置と、前記外側ワークの前記挿通孔か
    ら退避する位置とに移動操作可能な、案内ピンと、 前記案内ピンと同一軸線上で前記ワークを挟んで反対側
    に、貫通状のピン保持孔を備える、ピン保持体と、 前記ピン保持孔を貫いて該ピン保持孔内の前記ピンを前
    記ワークの挿通孔に押込み操作可能な、ピン押込体と、 を備えて構成される、ピン挿入工具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のピン挿入工具であっ
    て、前記把持体は少なくとも2つの部材の間に前記外側
    ワークの外面を把持するように構成し、前記部材の一方
    は、前記ワークにピン挿入工具をセットするときに該ピ
    ン挿入工具を移動させる方向と略直交な方向に移動自在
    に構成したことを特徴とする、ピン挿入工具。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のピン挿入工具であっ
    て、前記ワークにピン挿入工具をセットする際に前記外
    側ワークの放射方向へ延伸した部分に当接させて、各々
    の挿通孔が略同一軸線上に合致するように外側ワークを
    内側ワークに対して相対変位させるための案内体を備
    え、更に、前記案内ピンの先端はテーパ状に形成され、
    また、前記ワークにピン挿入工具をセットしたときに、
    前記案内ピンの位置とピン挿通孔の位置が概ね合致する
    ように構成してあることを特徴とする、ピン挿入工具。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のピン挿入工具であっ
    て、工具本体には左右方向に沿う一対のハンドルが備え
    られ、該ハンドルの一方を、前記ピン押込体を駆動させ
    るアクチュエータで構成したことを特徴とする、ピン挿
    入工具。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のピン挿入工具であっ
    て、前記案内ピンには、該外側ワークの前記挿通孔から
    前記内側ワークの前記挿通孔に突入する位置と、前記外
    側ワークの前記挿通孔から退避する位置とに保持可能
    で、かつ、その保持力が前記ピン押込体の押込み力より
    も弱い設定のデテント機構を設けたことを特徴とする、
    ピン挿入工具。
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