JP6446605B1 - カップ部を有する婦人下着 - Google Patents

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Abstract

【課題】造形性およびフィット感の向上、コストダウンも可能なカップ部を有する婦人下着を提供する。【解決手段】カップ部を有する婦人下着(A)は、左右一対のブラジャーカップ(1)、カップ被覆布(20)、ストラップ(30)、背面部(7)、土台布(10)、及びリフトアップ布(40)とで構成されている。ブラジャーカップ(1)の下辺(2)がリフトアップ布(40)の下縁(22)に縫着されている。ブラジャーカップ(1)の側辺(4)と上辺(3)とがカップ被覆布(20)に対して非縫着に設けられている。リフトアップ布(40)はブラジャーカップ(1)とカップ被覆布(20)との間に挟まれるように設けられている。ブラジャーカップ(1)の上端(P3)が位置するコーナー部分(9)には孔(6)が設けられている。リフトアップ布(40)の挿通部分(46)が前記孔(6)を通過するように配置されている。

Description

本発明は、ブラジャーやキャミソールのようなカップ部を有する婦人下着に関する。
ブラジャーに代表されるカップ部を有する婦人下着は、カップ部の下辺に円弧状のワイヤを用いたものと、ワイヤを用いないものの2種類がある。ワイヤを用いないカップ部を有する婦人下着を、ワイヤレス婦人下着(或いは、ワイヤレスブラジャー)という。
ワイヤレス婦人下着(ワイヤレスブラジャー)は、例えばバストを覆うための左右のカップ部、カップ部の下辺に必要に応じて縫着されてこれを支持する土台部、この土台部から背面側に延びるバック部、及びカップ部からバック部に架けて設けられたストラップなどを備えている。ワイヤを用いた婦人下着(ブラジャー)は、カップ部の下辺に円弧状のワイヤが挿入されている。ワイヤはカップ部の形状をワイヤの形に保つ働きをする。
婦人下着の着用者には、バストの豊かな人やそうではない人、胸板の厚い人や薄い人、肩幅の広い人や狭い人、いかり肩の人やなで肩の人などがあり、バスト周りに関して実に様々な体形がある。
このような婦人下着のカップ部に共通して求められる主たる機能の一つとしては、バストを寄せて上げることで胸元にきれいなデコルテを形成する、バストの造形性向上が挙げられる。これに加えてどのような体形の人が着用してもカップ部がぴったりと隙間なく装着されてバストをしっかりとホールドしているというフィット感や、着用時の快適性(例えば、体を左右に捩じってもブラジャーカップが胸から浮かない、両腕を振ってもバストがブラジャーカップの脇からはみ出ない、両手を上に上げてもブラジャーがずれ上がらない、両肩を回してもストラップが肩から落ちてしまわない、ジャンプをしてもバストが大きく揺れない、前屈みになってもブラジャーのバックベルトが上がらないというようなこと)など着け心地の向上も重要な要素として挙げられる。
特許文献1は婦人下着のバストの造形性向上に対する発明で、この発明はバストを豊かに盛り上げるためにリフトアップ布を用いるものである。このリフトアップ布は、その上端がブラジャーカップの上端外側のコーナー部と共にストラップの胸側端部に縫着され、且つブラジャーカップの下辺と共にその下辺が土台布のカップ刳り辺にそれぞれ縫着され、ストラップの胸側端部と土台布のカップ刳り辺との間に斜めに架け渡されている。
このリフトアップ布のブラジャーカップに対する被覆領域は、ブラジャーカップの外面において、その下側部分から外側側面部分にかけての領域で、この範囲を一面的に覆う。
これにより着用時には、ストラップの引きで、リフトアップ布により、ブラジャーカップに収納されたバストの脇側部分から下部をその膨らみに合わせて全体的に内側に寄せて上方に持ち上げることができ、前中心側にバストを寄せて美しいデコルテを胸元に形成する効果があるとしている。
特許文献2はバストへのフィット感や、着用時の快適性など婦人下着の着け心地向上に着目した発明である。この発明は、左右のブラジャーカップとこれを上から覆う表側布とで構成されている。ブラジャーカップの下辺は、土台部のカップ刳り辺に表側布と共に縫着され、表側布の上端だけがストラップの胸側端部が縫着されている。ブラジャーカップの上辺が表側布に対して非縫着となっている。即ち、ブラジャーカップの下辺以外は表側布に対してフリーとなっている。このようなブラジャーをフリーカップブラジャーという。
特開2015−212437号公報 特開2016−69763号公報
特許文献1に開示されたブラジャーは、リフトアップ布の上端がブラジャーカップの上端と共にストラップの胸側端部に縫着されている。ストラップにブラジャーカップが縫着されている場合、ブラジャーカップの位置はストラップにより決まり、着用者の体形に対して適用性が乏しい。例えば、普通の肩幅の人に適合するブラジャーカップを、肩幅の広い人が着用した場合、肩幅に合わせて左右のストラップの間隔が広くなり、ストラップに縫着されたブラジャーカップが外側に引っ張られることになる。そうすると、バストの位置からブラジャーカップが外にずれ、ぴったり装着されずフィット性が悪くなる。
この状態で体を動かすと、ブラジャーカップとリフトアップ布がストラップの動きに合わせて移動することになる。
また、胸を反らせたり、腕を上げることによってストラップが引き上げられると、ストラップが引っ張られてブラジャーカップが必要以上に持ち上げられ、その下辺がバストのバージスラインから外れることもあった。
これに対して引用文献2のフリーカップブラジャーは、上記のようにブラジャーカップの上辺が表側布に対して非縫着状態でフリーとなっているため、ブラジャーカップの上部はストラップにその上端が縫着された表側布の動きに拘束されず、独立してバストを覆うことが出来るとしている。
しかしながら、ブラジャーカップの上辺が表側布に対してフリーとなり、下辺だけが縫着されて固定されているので、表側布がブラジャーカップを上から抑えているものの、下辺だけ縫着の、あたかも片持ち支持となって上辺は拘束されず不安定である。そして体を大きく捩じったり横に曲げたりすると動作中にブラジャーカップが変形してバストが上辺からこぼれることがある。特に、バストが豊かである場合、この傾向が顕著であった。
その他、上記のように婦人下着の着用者の体形やバストサイズは実にさまざまで、需要者の体形に合わせてS、M、L、LL、更には3Lというようなサイズと、これらそれぞれに対してバストの大きさに合わせてA〜Iというカップサイズが決められている。
ワイヤを用いたブラジャーカップは、ワイヤの保形力によってブラジャーカップの下辺の形状がワイヤの形に保持される。上記のようにバストのサイズは大小さまざまあり、ワイヤがバストに合わなければ着用者に痛みを与えたり、ブラジャーカップとバストとの間に隙間が発生してフィット性が悪くなる。
その結果、ワイヤを用いたブラジャーカップはバストのサイズによって細かくブラジャーカップの形を分ける必要があり、メーカー側としては品種が増えることになる。このことは、コストアップに繋がる。
本発明は、上記のような従来例の問題に鑑みてなされたもので、造形性およびフィット感の向上は勿論のこと、製品の種類も大幅に抑制することができてコストダウンが可能なカップ部を有する婦人下着を提供することをその目的とする。
請求項1のカップ部を有する婦人下着Aは、
下方向に湾曲した下辺2と、前記下辺2の脇側端部P1から上辺3に向かって立ち上がった側辺4と、前記下辺2の胸元側端部P2から前記側辺4の上端P3に至る上辺3とを有し、バストBを収納するように構成された左右一対のブラジャーカップ1と、
前記ブラジャーカップ1の表面から分離して該ブラジャーカップ1をその表面側から覆うように配設され、前記ブラジャーカップ1の脇側端部P1から胸元側端部P2に至る下辺2がその下縁22に縫着され、前記ブラジャーカップ1の側辺4と上辺3とが非縫着に設けられているカップ被覆布20と、
前記ブラジャーカップ1の下辺2とカップ被覆布20の下縁22とが縫着された土台布10と、
前記土台布10の左右両側から着用者の背面を覆うように設けられた背面部7と、
カップ被覆布20から背面部7に至るストラップ30と、
上記ブラジャーカップ1とカップ被覆布20との間に挟まれるように設けられ、その下辺42は、ブラジャーカップ1の下辺2に縫着され、その上端辺45がストラップ30に接続され、ブラジャーカップ1の下部を吊り上げるように構成されたリフトアップ布40とで構成されている婦人下着Aであって、
前記ブラジャーカップ1の上端P3が位置するコーナー部分9には孔6が設けられており、前記リフトアップ布40の上端辺45に至る帯状の挿通部分46が前記コーナー部分9の表側から裏側に向けて前記孔6に挿通されるように設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の婦人下着Aにおいて、
コーナー部分9に穿設された前記孔6は前記挿通部分46の長手方向に対して交差する方向(直交又は直交に近い角度)でスリット状に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2の婦人下着Aにおいて、
挿通部分46の幅46wより孔6の長手方向の幅(スリット幅)6wの方が大きく形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の婦人下着Aにおいて、
リフトアップ布40の下辺42の一部をブラジャーカップ1の下辺2に対して非縫着とした非縫着部分42aとし、該非縫着部分42aの両側の部分をブラジャーカップ1の下辺2に縫着される縫着部分42b・42cとすることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の婦人下着Aにおいて、
非縫着部分42aを、ブラジャーカップ1の下辺2の最下点Pに一致する点Qを含む部分に、又は前記点Qに隣接する部分に設けたことを特徴とする。
請求項6は、請求項4又は5に記載の婦人下着Aにおいて、
非縫着部分42aの非縫着幅は胸元側縫着部分42cの縫着幅と等しく、脇側縫着部分42bの縫着幅は非縫着部分42aより短く形成されることを特徴とする。
請求項7は、請求項1〜6のいずれかに記載の婦人下着Aにおいて、
前記カップ被覆布20とリフトアップ布40との間、又はリフトアップ布40と前記ブラジャーカップ1との間に挟まれ、且つ両者に分離してサブリフトアップ布60が更に設けられ、
サブリフトアップ布60の下辺62と側辺64は、カップ被覆布20の下縁22と側辺24にそれぞれ縫着されていることを特徴とする。
請求項8は、請求項1〜7のいずれかに記載の婦人下着Aにおいて、
ブラジャーカップ1の下辺2には、ワイヤが設けられていないことを特徴とする。
上記構成により、造形性およびフィット感の向上は勿論のこと、製品の種類も大幅に抑制することができてコストダウンが可能となる。
本発明の婦人下着を着用した状態を示す斜視図である。 図1に示す婦人下着の使用状態において、その中央を縦断面した図とその部分拡大図である。 カップ被覆布を取り除いた図1の婦人下着において、ストラップ、リフトアップ布及びブラジャーカップの移動状態を示す斜視図である。 本発明の婦人下着の分解図である。 サブリフトアップ布を設けた場合の中央縦断面図とサブリフトアップ布の位置を示す部分拡大図である。 図5に係る婦人下着の背面図である。 リフトアップ布の非縫着部分が脇側に寄った場合の斜視図である。 リフトアップ布の非縫着部分が胸元側に寄った場合の斜視図である。 バストサイズが大きい場合の婦人下着を着用した状態の断面図である。 バストサイズが小さい場合の婦人下着を着用した状態の断面図である。
以下、本発明の婦人下着Aについて例をあげて説明する。本発明の婦人下着Aには、例えば、ブラジャータイプのもの、図示しないがキャミソールタイプのもの、その他ブラジャーカップ1を有する下着がすべて含まれる。本明細書ではブラジャーを代表例とし、以下、同じ符号Aで示す。その第1実施形態のものとして、リフトアップ布40を用いたもの、その第2実施形態としてサブリフトアップ布60を追加して用いたものがある。
(第1の実施形態)
本発明のブラジャーAの第1実施形態を図1〜図4に示す。ただし、図4において、サブリフトアップ布60は第2の実施例での説明に兼用するために仮想線で示している。ブラジャーAは、左右対称のブラジャーカップ1、カップ被覆布20、リフトアップ布40、必要に応じて用いられる土台布10、背面部7(図の実施例では、サイドベルト11・12)及びストラップ30とで構成されている。
ブラジャーカップ1の形状はバストBやデザインによりさまざまな形状、例えば、図示していないが貝殻状や図4に示すようなハート形がある。ここではハート形を代表例とする。
ブラジャーカップ1は、バストBを直接収納するためのもので、表面側に椀状に膨出している。ブラジャーカップ1の下辺2は下方向に湾曲し、着用者のバージスラインVに沿うように設けられている。下辺2の最下点をPで示し、その端部を脇側端部P1、胸元側端部P2とする。ブラジャーカップ1の側辺4は外側に大きな半径で湾曲した弧状態に形成され、下辺2の脇側端部P1から上辺3に向かって立ち上がる。上辺3は側辺4の上端P3と下辺2の胸元側端部P2との間の辺で、本実施例ではS字状のスネークラインを描いている。
上辺3は、上辺を3〜4等分した時に、上端P3から1/3〜1/4離れた地点P4(胸元側端部P2から2/3〜3/4の地点)で曲がって方向が変わり、この曲がり方向が変わる部分(変曲部分)で、上端P3から地点P4までの短い辺の部分が緩い上向きのカーブを描き、胸元側端部P2から地点P4までの長い辺の部分が大きな上向きのカーブを描く。両上向きのカーブは地点P4で下向きのカーブに滑らかに繋がっている。そしてこれら下辺2、上辺3及び側辺4は円弧で滑らかに繋がれている(図4参照)。
なお、このブラジャーカップ1は説明を分かりやすくするために下辺2、上辺3及び側辺4に分けて説明したが、上辺3と側辺4を連続させて一つの上辺としてもよい。
そして前記ブラジャーカップ1の上端P3が位置する近辺部分をコーナー部分9とする。このコーナー部分9には孔6が設けられている。この孔6はスリット状に形成され、孔6の形成方向は、ブラジャーカップ1の側辺4に略平行、且つ側辺4に近接して穿設され、後述するようにこのスリット状の孔6に挿通される挿通部分46の長手方向に対して交差する方向(直交又は直交に近い角度)に形成される。
このスリット状の孔6の長手方向の幅(スリット幅)6wは、ここを通過する挿通部分46の幅46wと等しいか、或いはより大きく形成されている。
ブラジャーカップ1の厚みは様々なものがあり、図9ではトップ位置K(ブラジャーカップ1の表面で最も高い位置)が最も厚く、周縁に向かってその肉厚が漸減するように構成されている。
ブラジャーカップ1の他の実施例は、図10に示すように、ブラジャーカップ1の下辺2に添う下半分1dが上半分1eより厚く、上半分1eは下半分1dから上辺3に向かってその肉厚が漸減するように構成されている。そして、ブラジャーカップ1の表面側は、全体的になだらかで前方に碗状に膨らんでいる。図9のブラジャーカップ1において、この下半分1dに相当する厚みを図示していないが、パッドで補うようにしてもよいし、逆に図10のブラジャーカップ1の下半分1dの厚肉部分をパッドで構成してもよい。
ブラジャーカップ1の素材は図2の拡大図で示すように、本実施形態では中層1bが発泡材で、その表・裏面層1a・1cとして薄い織布が張り付けられている三層構造のシート状の発泡体積層生地(フォーム・ラミネーティド・ファブリック)、又は図示していないが、薄い織布が表面層に設けられた二層構造のシート状の発泡体積層生地(フォーム・バックド・ファブリック)である。発泡材は本実施例ではウレタン樹脂が使用されている。
ブラジャーカップ1の成形に当たっては、発泡体積層生地の原反を適切な大きさに裁断し、金型にて加圧加熱成形し、不要部分を切除して予定された上記の形状に成形する。このような発泡体積層生地で形成されたブラジャーカップ1は、柔軟性と弾力性を有している。しかし伸びはリフトアップ布40に比べて少ない。
勿論、ブラジャーカップ1の素材はこれに限定されず、不織布、ダブルラッセル等、その他公知の素材を使用することができる。
カップ被覆布20は、ブラジャーカップ1の全体を覆うように配設される薄い布で、ブラジャーカップ1の上辺3と側辺4はカップ被覆布20に縫着されず、ブラジャーカップ1の下辺2のみがカップ被覆布20の下縁22に縫着され、ブラジャーカップ1の表面から分離している。ブラジャーカップ1の下辺2の縫着範囲は上記のように脇側端部P1から胸元側端部P2迄の一部或いは図示していないが全部である。カップ被覆布20の側辺4は、カップ被覆布20の、袖刳り25の一部を構成する側辺24の内側で脇側端部P1に一致する位置から上方向に立ち上がっている。
カップ被覆布20は、図4のように1パーツで構成される場合と、図示していないが2パーツで構成される場合とがある。2パーツで構成される場合、接合部分を縫着すれば、1パーツで構成される場合と同じ形状になる。
1パーツで構成されるカップ被覆布20は、ブラジャーカップ1の外面形状に沿うようになだらかな球面を描くように金型にて加圧加熱成形する。素材としては、金型にて加圧加熱成形が可能なもの、例えば、ポリウレタン繊維その他伸縮性に富む素材を用いたパワーネットのようなもの、或いはレース編みされたものが用いられる。更には伸縮性(特に、図1に於いて、縦方向「上辺23に平行な方向」より横方向「上辺23に直角な方向」に伸縮性)に富む素材で構成された薄いレース生地が用いられる。
2パーツで構成される場合は、上側パーツと下側パーツとで構成され、素材としては、伸びが少なく、金型による加熱加圧成形のできないような生地が用いられる。上側パーツと下側パーツの接合部分を縫着して、ブラジャーカップ1の外面形状に沿うように表面側に膨らんだ形状にする。
図4に示すように、カップ被覆布20の下縁22は、バージスラインVに沿った下向きU形で、その端部を袖刳り側端部22a、及び連結端部22bとする。前記袖刳り25の一部を構成する辺は、袖刳り側端部22aから上に立ち上がり、ストラップ接続部23aに至る側辺24で、ストラップ接続部23aと連結端部22bとの間の辺が上辺23である。
カップ被覆布20の下縁22はブラジャーカップ1の下辺2より長く、カップ被覆布20の下縁22の袖刳り側端部22aと連結端部22bとの間にブラジャーカップ1の下辺2が縫着されている。カップ被覆布20の下縁22に対するブラジャーカップ1の下辺2の縫着範囲は脇側端部P1から胸元側端部P2である。
カップ被覆布20は、図4に矢印で示すように、下縁22からストラップ接続部23aに向かって斜め上方向(肩方向)に伸びやすく、その直角方向は前記斜め上方向に比べて伸びにくい。
ただし、カップ被覆布20の縦横の伸びは次に述べるリフトアップ布40の伸びより小さい。
リフトアップ布40は、ブラジャーカップ1とカップ被覆布20との間に挟まれるように設けられている。リフトアップ布40の下辺42は、ブラジャーカップ1の下辺2に合わせて形成されている。リフトアップ布40の下辺42の胸元側端部Q2からストラップ30側に伸びた直線状の辺を上辺43、下辺42の脇側端部Q1からストラップ30側に伸びた辺を側辺44とする。この上辺43と側辺44との間の部分の紐状に細く伸びた部分を挿通部分46とし、挿通部分46の上端をストラップ30に接続する上端辺45とする。この挿通部分46は後述するようにブラジャーカップ1の孔6に挿通される。
リフトアップ布40の素材は、スパンデックス生地やパワーネット生地で、ここではリフトアップ布40は折り畳まれて二重使いとなっており、その上辺43が折り畳み辺で直線状に伸びている(図4)。側辺44は大きく円弧状に抉られており、上辺43の上部と側辺44の上部で挟まれた挿通部分46は、上記のように細く帯状に伸び、その上端辺45がストラップ30の胸側の端部に接続されている。なお、折り畳まれたリフトアップ布40の裁断辺は表裏一体に縫着されている。
リフトアップ布40の下辺42の縫着部分42b・42cは上記のようにブラジャーカップ1の下辺2に合わせて形成される。その端部をそれぞれ上記のように脇側端部Q1、リフトアップ布40の胸元側端部Q2とする。そして図4の実施例では、リフトアップ布40の下辺42の中央部分(ブラジャーカップ1の最下点Pに対応する仮想円弧上の点Qを含む両側の部分)が円弧状に抉られており、この部分が非縫着部分42aとなり、その両側が脇側縫着部分42b、その反対側が胸元側縫着部分42cとなる。
非縫着部分42aの非縫着幅は、図4の場合、最下点Pに対応する点Qを中心に両側に広がっている。非縫着部分42aの非縫着幅は胸元側縫着部分42cの幅と同程度(55mm〜65mm)に形成されている。これに対して脇側縫着部分42bの幅は(8mm〜15mm)と狭く、非縫着部分42aの非縫着幅の15〜23%である。
図7、8はリフトアップ布40の下辺42の非縫着部分42aの変形例で、比較のために破線で点Qを含む両側の部分が円弧状に抉られている非縫着部分42aを示す。
図7の場合は、点Qから脇側端部Q1(ブラジャーカップ1の脇側端部P1にほぼ一致して設けられている。)側に非縫着部分42aが形成された例である。バストBの引き上げは胸元側縫着部分42cが主として行い、脇側縫着部分42bは脇側のバストBを内側に寄せる。
図8の場合は、逆に点Qから胸元側端部Q2側に非縫着部分42aが形成された例である。この場合は、脇側端部Q1が点Qに近付き、点Q近傍を上に引き上げる。
リフトアップ布40の伸び方向は、図4に示すように十字の矢印で示すように上辺43に平行な方向の伸びが、これに直角な方向の伸びより大である。従って、着用時にリフトアップ布40に張力が加わった場合、胸元側縫着部分42cから上端辺45の間で大きな張力が発生し、胸元側縫着部分42cから肩方向に向かって大きく伸びるが、脇側縫着部分42bから上端辺45方向の伸びは少なく、この部分のバストBは効果的に胸元側(内側)に寄せられる。
図7のように胸元側縫着部分42cが大きくなれば、胸元側縫着部分42cのバスト吊り上げ範囲が広くなり、図8のように脇側縫着部分42bが大きくなれば、脇側縫着部分42bもバスト寄せ効果が高くなる。
そして、上記非縫着部分42aには、リフトアップ布40の張力が加わらないので、この部分は後述するようにバストBのずり上りが抑制される。
なお図示していないが、非縫着部分42aを設けず、リフトアップ布40の下辺42全体をブラジャーカップ1の下辺2に合わせて裁断し、該下辺42全体をブラジャーカップ1の下辺2に縫着してもよい。
婦人下着Aの前面部5となる土台布10は必要に応じて設けられる。ここでは土台布10を用いる場合を代表例にする。土台布10は、例えば図4に示すように、円弧状でW形に抉られたカップ刳り辺13が左右に設けられている。そして婦人下着Aの背面部7となるサイドベルト11・12は土台布10(或いは、図示していないがカップ被覆布20)から左右に伸びている。
カップ刳り辺13には左右のカップ被覆布20の下縁22、リフトアップ布40の下辺42の縫着部分42b・42c、ブラジャーカップ1の下辺2、及び非伸縮性のテープ28が更に重ね合わされて一体となって縫着され、W形の細い線状のカップ支持部14が形成されている。
本実施例ではワイヤはこの部分(カップ支持部14)に用いられない。従って、ワイヤを用いた時のようにカップ部の下辺であるカップ支持部14の形状が一義的に決まらず、ワイヤ使用時に比べて柔軟性を持つ。ただし、カップ支持部14は分厚く柔軟に曲がるが長手方向の伸縮性はない。着用時、バストBのバージスラインVにソフトに接するようになる。カップ支持部14におけるリフトアップ布40の張力は、上記のようにリフトアップ布40の縫着部分42b・42c部分に発生する。
図の実施形態では土台布10とサイドベルト11・12とは布地、又はレース地で構成されている。一方のサイドベルト11の端部には雄側である係止部材11a、他方のサイドベルト12の端部には雌側である被係止部材12aが設けられている。そして、土台布10、及びサイドベルト11・12は、図4の十字矢印で示すように、短手方向より長手方向の方が弾性を持ち伸縮性に富む。
土台布10を設けない場合は(図示せず)、ブラジャーカップ1の連結端部22bが直接接続され、ブラジャーカップ1の下辺2に非伸縮性のテープ28を重ね合わせて縫着して強度を出すようにする。そして、婦人下着Aの背面部7となるサイドベルト11・12は、図示していないがカップ被覆布20の下縁22(特に、前記下縁22において、ブラジャーカップ1の最下点Pに相当する位置から脇側端部P1に相当する位置)から左右に伸びている。
カップ連結布50は、左右のブラジャーカップ1の上辺3の胸元側端部P2の近傍部分(対向部分)8を連結する布である。カップ連結布50はパワーネットのような伸縮性に富む布の2重折りのものが使われている。該カップ連結布50は、左右のブラジャーカップ1の連結方向の伸びの方がこれに直交する方向より大きく、且つ弾性を伴ってよく伸びる。カップ連結布50の両側辺は上記のように胸元側端部P2の近傍部分8に縫着され、更にカップ連結布50の下辺は土台布10の左右のカップ刳り辺13の間の山形部分52を含むその両側部分に於いて、W形の細い線状のカップ支持部14に縫着されている。
カップ連結布50は、左右のブラジャーカップ1同士を接続するものなので、ブラジャーカップ1の間から外部に露出する。そこでここではカップ被覆布20の形状及び構造、取付位置を考慮してカップ連結布50を隠すようにした。
即ち、左右のカップ連結布50の連結端部22bは、反対側のブラジャーカップ1の下辺2まで伸び、連結端部22bの上でこれを隠すように上下に重ね合わされている。
上記土台布10にその下辺42の縫着部分42b・42cが縫着されたリフトアップ布40の挿通部分46は、その内側に重ね合わされたブラジャーカップ1の表面下部を覆い、スリット状の孔6を上から背面側に挿通され、その上端辺45がストラップ30の一端(胸側の端部)にカップ被覆布20のストラップ接続部23aと共に接続される。
ストラップ30の他端(背中側の端部)はサイドベルト11(12)の上辺中央にそれぞれ接続されている。
リフトアップ布40の挿通部分46の46w幅は、上記のようにスリット状の孔6のスリット開口幅6wと同じか又は小さく形成されている。後者の場合、スリット幅6wが挿通部分46の幅46wと等しい場合に比べて接触抵抗がより少なくなるため、挿通部分46の長手方向のスリット状の孔6に対する移動が等しい場合より容易になる。更に、スリット開口幅6wが挿通部分46の46w幅に比べて大きいので、スリット方向に挿通部分46の可動範囲が増え、着用者の体形に合わせてストラップ30の位置がずれたとしても(例えば、肩幅が広い場合、左右のストラップ30の間隔は広がり、逆では狭まる。)この余裕の範囲でこのズレ量を吸収して、常に、ブラジャーカップ1をバストB位置に保持できる。
なお、リフトアップ布40の上辺43は図1から分かるように、ブラジャーカップ1のトップ位置Kと一致する部分、或いはその上下近傍部分を通る。
次に、婦人下着Aを着用した場合の作用に付いて説明する。この婦人下着Aを着用すると、係止部材11aと被係止部材12aで繋がれたサイドベルト11・12によって土台布10が伸びて着用者の胴回りを軽く締め付け、ストラップ30がカップ被覆布20及びリフトアップ布40を矢印(図1参照)で示すように肩方向に吊り上げる。
カップ支持部14は両バストBのバージスラインVにそれぞれ入り込み、バストBを下から支える。カップ支持部14にはワイヤが入っていないため、伸びはないがバストBの大小、或いはバージスラインVの形状に合わせてカップ支持部14が柔軟に変形してバージスラインVにソフトに当たる。
そしてブラジャーカップ1の下辺2全体とカップ被覆布20の下縁22とが上記のように縫着されているものの、リフトアップ布40の下辺42にはその最下点Q(ブラジャーカップ1の最下点Pに一致する点)を含む部分が非縫着部分42aとなり、その両側が縫着部分42b・42cとなっているので、ブラジャーカップ1は該縫着部分42b・42cで吊り上げられて、カップ支持部14の、上記非縫着部分42aに一致する部分にバストBの対応部分(下部中央部分)が僅かながら入り込む。
また、ブラジャーカップ1は、リフトアップ布40の挿通部分46がブラジャーカップ1のコーナー部分9に設けたスリット状の孔6に表面側から裏面側に挿通されている。そしてこの挿通部分46はある程度の範囲で該スリット状の孔6を容易にその長手方向に移動できる。上記のようにこの挿通部分46は、スリット状の孔6を通過する部分はスリット状の孔6より細いが、図1から分かるように、スリット状の孔6より若干下の部分(例えば、スリット状の孔6より10mm程度下辺42側に下がった位置)ではその幅が急増し、スリット状の孔6のスリット幅6wを越える。これにより、ブラジャーカップ1の挿通部分46の長手方向への無制限な移動は抑制される。
このようなブラジャーカップ1とリフトアップ布40との関係において、挿通部分46の幅方向(孔6のスリット方向)では、ストラップ30が水平方向に移動すると、該スリット状の孔6の孔縁に挿通部分46が引っ掛かるので、ブラジャーカップ1も係合後の移動量だけ共に移動することになる。換言すれば、ブラジャーカップ1の上辺3と側辺4は、挿通部分46の挿通によって水平方向にある範囲の余裕を持って拘束される。即ち、ブラジャーカップ1の上辺3及び側辺4は完全なフリーではなく、有る範囲の余裕を以ってリフトアップ布40に拘束され、不安定さが解消される。
このブラジャーAを着用すると、図9に示すようにブラジャーカップ1に対してバストBが大きい場合、バストBを収納したブラジャーカップ1が豊かなバストBに押されてその下辺2を中心に前方に倒れる。この時、リフトアップ布40の挿通部分46をブラジャーカップ1のスリット状の孔6がスムーズに下に移動してバストBを包み込む。
これに対して、ブラジャーカップ1に対してバストBが小さい場合、ブラジャーカップ1を上から覆うカップ被覆布20の張力によりブラジャーカップ1が、その下辺2を中心に起き上がる。この時、リフトアップ布40の挿通部分46をブラジャーカップ1のスリット状の孔6がスムーズに上に移動してバストBを包み込む。
このブラジャーカップ1の上記起倒は、ストラップ30に接続され、ブラジャーカップ1全体をその表面側から包み込むカップ被覆布20によって行われる。
なお、図10のようにブラジャーカップ1の下半分1dを分厚くしておけば(或いは、パッドを挿入して分厚くしておけば)、バストアップ効果を高められる。
いずれの場合でも、ブラジャーカップ1は上記起倒によってバストBの大小に対してある程度の裕度を以って対応することが出来ること、カップ支持部14にワイヤを挿入しないワイヤレスなので、或るカップサイズでその前後のカップサイズをカバー出来、それ故、ワイヤを用いた従来例に比べてカップサイズを減らすことが出来る。
次にこの婦人下着Aを着用した者が、動いたり、体を捻ったり、伸びをした場合に付いて説明する。この婦人下着Aを着用した者が動作した場合、ストラップ30によりリフトアップ布40が上方に引っ張られる。リフトアップ布40の2カ所の縫着部分42b・42cによりブラジャーカップ1の下部が上方に引っ張られる。縫着部分42b・42c間の非縫着部分42aにおいて、カップ支持部14が、上記のように非縫着部分42aに対応する部分でバストBのバージスラインVに係止するため、ブラジャーカップ1のずり上がりが防止される。これにより高いフィット感を得られる。
(第2の実施形態)
次に、サブリフトアップ布60を使用した第2の実施形態に付いて説明する。サブリフトアップ布60は、図4に仮想線(二点鎖線)で示すように、必要に応じて設けられるものである。サブリフトアップ布60は正面視、半月状のパーツで、リフトアップ布40と同様の素材でその上辺63で折り返された二重使いで使用されている。サブリフトアップ布60の下辺62はブラジャーカップ1の下辺2と共に縫着され、カップ支持部14の一部となる。サブリフトアップ布60の脇刳り構成辺64はブラジャーカップ1の側辺4に縫着され、上辺63はフリーである。
サブリフトアップ布60は、図5の円形で示す断面から分かるように、カップ被覆布20とリフトアップ布40との間、又はリフトアップ布40とブラジャーカップ1との間に挟まれるように設けられている。
サブリフトアップ布60はカップ被覆布20とリフトアップ布40、又はリフトアップ布40とブラジャーカップ1に対して分離して設けられている。
サブリフトアップ布60の胸元側端部62P2は、リフトアップ布40の非縫着部分42aの胸元側端部に一致している(図6)。これにより、サブリフトアップ布60はリフトアップ布40の非縫着部分42aから幅の狭い脇側縫着部分42bを覆うことになり、リフトアップ布40の非縫着部分42aから幅の狭い脇側縫着部分42bを補強することになる。
A:婦人下着、B:バスト、K:トップ位置、P:最下点、P1:脇側端部、P2:胸元側端部、P3:側辺の上端、P4:側辺の上端から1/3から1/4の地点 、Q:リフトアップ布の最下点、Q1:リフトアップ布の脇側端部、Q2:リフトアップ布の胸元側端部、V:バージスライン、
1:ブラジャーカップ、1a:表面層、1b:中層、1c:裏面層、1d:下半分、1e:上半分、2:下辺、3:上辺、4:側辺、5:前面部、6:孔、6w:孔の長手方向の幅(スリット幅)、7:背面部、8:ブラジャーカップの胸元側端部の近傍部分、9:ブラジャーカップのコーナー部分、10:土台布、11・12:サイドベルト、11a:係止部材、12a:被係止部材、13:カップ刳り辺、14:カップ支持部、20:カップ被覆布、22:下縁、22a:袖刳り側端部、22b:連結端部、23:カップ被覆布の上辺、23a:ストラップ接続部、24:側辺、25:袖刳り、28:テープ、30:ストラップ、40:リフトアップ布、42:リフトアップ布の下辺、42a:非縫着部分、42b:脇側縫着部分、42c:胸元側縫着部分、43:リフトアップ布の上辺、44:リフトアップ布の側辺、45:上端辺、46:挿通部分、46w:挿通部分の幅、50:カップ連結布、52:山形部分、60:サブリフトアップ布、62:サブリフトアップ布の下辺、62P2:胸元側端部、63:上辺、64:脇刳り構成辺。

Claims (8)

  1. 下方向に湾曲した下辺と、前記下辺の脇側端部から上辺に向かって立ち上がった側辺と、前記下辺の胸元側端部から前記側辺の上端に至る上辺とを有し、バストを収納するように構成された左右一対のブラジャーカップと、
    前記ブラジャーカップの表面から分離して該ブラジャーカップをその表面側から覆うように配設され、前記ブラジャーカップの脇側端部から胸元側端部に至る下辺がその下縁に縫着され、前記ブラジャーカップの側辺と上辺とが非縫着に設けられているカップ被覆布と、
    前記ブラジャーカップの下辺とカップ被覆布の下縁とが縫着された土台布と、
    前記土台布の左右両側から着用者の背面を覆うように設けられた背面部と、
    前記カップ被覆布から前記背面部に至るストラップと、
    前記ブラジャーカップとカップ被覆布との間に挟まれるように設けられ、その下辺は、ブラジャーカップの下辺に縫着され、その上端辺がストラップに接続され、ブラジャーカップの下部を吊り上げるように構成されたリフトアップ布とで構成されている婦人下着であって、
    前記ブラジャーカップの上端が位置するコーナー部分には孔が設けられており、前記リフトアップ布の上端辺に至る帯状の挿通部分が前記コーナー部分の表側から裏側に向けて前記孔に挿通されるように設けられていることを特徴とするカップ部を有する婦人下着。
  2. コーナー部分に穿設された孔は、挿通部分の長手方向に対して交差する方向でスリット状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の婦人下着。
  3. 挿通部分の幅より孔の長手方向の幅の方が大きく形成されていることを特徴とする請求項2に記載の婦人下着。
  4. リフトアップ布の下辺の一部をブラジャーカップの下辺に対して非縫着とした非縫着部分とし、該非縫着部分の両側の部分をブラジャーカップの下辺に縫着される縫着部分とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の婦人下着。
  5. 非縫着部分を、ブラジャーカップの下辺の最下点に一致する点を含む部分に、又は前記点に隣接する部分に設けたことを特徴とする請求項4に記載の婦人下着。
  6. 非縫着部分の非縫着幅は胸元側縫着部分の縫着幅と等しく、脇側縫着部分の縫着幅は非縫着部分より短く形成されることを特徴とする請求項4又は5に記載の婦人下着。
  7. 前記カップ被覆布とリフトアップ布との間、又はリフトアップ布と前記ブラジャーカップとの間に挟まれ、且つ両者に分離してサブリフトアップ布が更に設けられ、
    サブリフトアップ布の下辺と側辺は、カップ被覆布の下辺と側辺にそれぞれ縫着されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の婦人下着。
  8. ブラジャーカップの下辺には、ワイヤが設けられていないことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の婦人下着。
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