JP3208876U - カップ部付き衣類 - Google Patents

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Abstract

【課題】デザイン上の制限を受けることなく、ワイヤー部材による肌当たりを緩和できるカップ部付き衣類を提供する。【解決手段】表布1Aと肌布1Bとの間にクッション部材1Cが配置されて構成された左右一対のカップ部1を備えたカップ部付き衣類であって、カップ部の下縁部近傍に沿ってクッション部材1C中に樹脂製長尺状の補強支持部材5Aを介装する。【選択図】図2

Description

本考案は、見た目に美しく、しかも付け心地の良いカップ部付き衣類に関する。
ブラジャーに代表されるカップ部付き衣類は、例えばバストを覆うためのカップ部、カップ部の下縁部を支持する土台部、土台部から背面側に延びるバック部、及びカップ部に連結されるストラップ部などを備えて構成されている。このようなカップ部付き衣類では、バストアップ等の造形効果を高める観点から、カップ部の下縁に沿ってワイヤー部材を配置したものが考案されている。一方、ワイヤー部材は、着用者への肌当たりが課題となっており、着用時の締付感や違和感を緩和する必要があった。
このような課題に対し、例えば下記の特許文献1に記載のカップ部を有する衣類では、ワイヤー部材を封入したワイヤーループをカップ部の下縁において表布と肌布との間に配置し、ワイヤーループの上縁を表布のみに縫着し、ワイヤーループの下縁を表布及び肌布の双方に縫着したものが開示されている。
[考案が解決しようとする課題]
ワイヤーループの配置構成としては、着用時の締付感や違和感を緩和する意味からすれば、表布よりも外側に配置することも考えられる。しかしながら、ワイヤーループを表布よりも外側に配置する場合、カップ部付き衣類の表側にワイヤーループの少なくとも一部が露出してしまい、デザイン上の制限を受けてしまうといった課題があった。
また、上記した特許文献1に記載のカップ部を有する衣類のように、ワイヤーループを表布と肌布との間に配置する場合でも、着用者へのワイヤー部材の肌当たりを更にマイルドなものにできる構成が望まれていた。
特許第4550968号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本考案は上記課題に鑑みなされたものであって、デザイン上の制限を受けることなく、ワイヤー部材による肌当たりを緩和できるカップ部付き衣類を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案に係るカップ部付き衣類(1)は、表布と肌布との間にクッション部材が配置されて構成された左右一対のカップ部を備えたカップ部付き衣類であって、
前記カップ部の下縁部近傍に沿って前記クッション部材中に樹脂製長尺状の補強支持部材が介装されていることを特徴としている。
上記カップ部付き衣類(1)によれば、従来のワイヤー部材に相当する前記補強支持部材が前記クッション部材と前記表布及び前記肌布に覆われ、外部からは見えない構造になっているので、デザイン上の制限を受けることがなくなり、最も望ましい個所に自在に前記補強支持部材を配置することができる。
また、前記補強支持部材は樹脂製長尺状であるため、ワイヤー部材と異なり柔軟性を有しており、しかも肌当たり面積が大きくなることから、肌当たりがずっとマイルドになり、さらに肌との間には肌布のみならず前記クッション部材も介在しているため、より一層肌あたりをソフトなものにすることができる。
また、本考案に係るカップ部付き衣類(2)は、上記カップ部付き衣類(1)において、前記樹脂製長尺状の補強支持部材が、略矩形形状をしたシート状であることを特徴としている。
上記カップ部付き衣類(2)によれば、前記補強支持部材が、略矩形形状をしたシート状であるため、柔軟性に富み、前記カップ部の下縁部近傍に沿って、前記クッション部材中に配置しやすく、製造工程を容易なものとすることができる。
また、本考案に係るカップ部付き衣類(3)は、上記カップ部付き衣類(1)において、前記樹脂製長尺状の補強支持部材が、断面視、前記表布側に凸状に湾曲したシート状になっていることを特徴としている。
上記カップ部付き衣類(3)によれば、前記補強支持部材が、断面視、前記表布側に凸状に湾曲したシート状になっているため、バストによりフィットする形状となり、装着者への肌あたり感をより一層ソフトなものにすることができる。
また、本考案に係るカップ部付き衣類(4)は、上記カップ部付き衣類(1)において、前記樹脂製長尺状の補強支持部材が、断面視、三日月形状で、表層部が弾性に富む硬質部材からなり、内部が柔らかな軟質部材からなり、前記表布側に凸状に湾曲した形状になっていることを特徴としている。
上記カップ部付き衣類(4)によれば、前記補強支持部材によるバスト支持力が向上し、バストアップ等の造形効果をより一層しっかりしたものとすることができながら、バストに、よりフィットする形状にでき、装着者への肌あたり感をより一層ソフトなものにすることができる。
本考案に係るカップ部付き衣類の第1の実施の形態を示す正面図である。 図1におけるII−II線断面図である。 本考案に係るカップ部付き衣類の第2の実施の形態における補強支持部材 を示す断面図である。 本考案に係るカップ部付き衣類の第3の実施の形態における補強支持部材 を示す断面図である。
以下、本考案のカップ部付き衣類に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本考案に係るカップ部付き衣類の第1の実施の形態を示す正面図であり、Aは女性用のブラジャーとしてのカップ部付き衣類を示しており、このカップ部付き衣類Aは、左右一対のカップ部1と、カップ部1の下縁部1cの両脇からそれぞれ延設されて背面側に至るバック部2と、カップ部1の上縁部1aの両脇からそれぞれバック部2へと繋がるストラップ部3とを含んで構成されている。
カップ部1は、着用者のバストの形状に合うように椀形状となっており、左右のカップ部1は、前中心側で接して互いに縫着され、あるいは縫着されることなく一体化が図られている。カップ部1は、表布1Aと肌布1Bとを備え、これら表布1Aと肌布1Bとの間には、発泡ポリウレタンなどの一定の保形性及び弾力性を有する素材によって形成されたクッション部材1Cが介装されている。表布1Aと肌布1Bとは、例えば合成繊維や天然繊維の織物・編物といった素材を用いて形成されている。
カップ部1の上縁部1aは、バストの上部に沿うように上向きに湾曲した形状となっている。また、カップ部1の脇側部1bは、腕の動きを阻害することが無いように中心側に向かって緩やかに凹状に湾曲しており、カップ部1の下縁部1cは、バストのバージスラインに沿って下向き凸条に湾曲した形状となっている。
カップ部1の下縁部1c近傍に沿って、クッション部材1C中の厚さ方向中間位置に樹脂製長尺状の補強支持部材5Aが介装されている。補強支持部材5Aは、略矩形形状をしたシート状に、ポリ塩化ビニールなどの弾性を有する柔軟な樹脂を用いて形成されている。補強支持部材5Aの縦断面形状は図2に示したように、薄片状の矩形形状をしている。
バック部2は、パワーネットなどの伸縮性を有する素材によって形成されており、バック部2の基端側は、カップ部1の脇部から連続し、背面側に向かって帯状に延設されている。バック部2における背側の端部には、ホック2Aが設けられている。このホック2Aにより、左右のバック部2が互いに係脱自在となっている。
ストラップ部3は、織物のような布地を紐状に成形、縫製して形成されている。ストラップ部3に用いられる織物等の素材は、長手方向に伸縮性を有していることが望ましい。ストラップ部3は、カップ部1とバック部2との間に掛け渡され、いわゆる肩紐を構成している。ストラップ部3の一端は、正面側でカップ部1の脇側上端部に連結され、ストラップ部3の他端は、背面側でバック部2の長さ方向中間位置の上縁部に連結されている。
以上説明したように、カップ部付き衣類Aでは、従来のワイヤー部材に相当する補強支持部材5Aがクッション部材1Cと表布1A及び肌布1Bに覆われ、外部からは見えない構造になっているので、デザイン上の制限を受けることがなくなり、最も望ましい個所に自在に補強支持部材5Aを配置することができる。これにより、着用状態において補強支持部材5Aを装着者のバストのバージスラインに沿わせ易くなり、補強支持部材5Aの肌当たりを緩和できる。
また、補強支持部材5Aは樹脂製長尺状であるため、ワイヤー部材と異なり柔軟性を有しており、しかも肌当たり面積が大きくなることから、肌当たりがずっとマイルドになり、さらに肌との間には肌布1Bのみならずクッション部材1Cも介在しているため、より一層肌あたりをソフトなものにすることができる。
また、樹脂製長尺状の補強支持部材5Aが、略矩形形状をしたシート状であることから、補強支持部材5Aは柔軟性に富み、カップ部1の下縁部近傍に沿って、クッション部材1C中に配置しやすく、製造工程を容易なものとすることができる。
図3は、本考案に係るカップ部付き衣類の第2の実施の形態における補強支持部材5Bを示す断面図である。
第2の実施の形態における樹脂製長尺状の補強支持部材5Bは、断面視、表布1A側に凸状に湾曲したシート状になっている。
第2の実施の形態に係るカップ部付き衣類によれば、補強支持部材5Bが、断面視、表布1A側に凸状に湾曲したシート状になっているため、バストに、よりフィットする形状となり、装着者への肌あたり感をより一層ソフトなものにすることができる。
図4は、本考案に係るカップ部付き衣類の第3の実施の形態における補強支持部材5Cを示す断面図である。
第3の実施の形態における樹脂製長尺状の補強支持部材5Cは、断面視、三日月形状で、表層部が弾性に富む硬質部材からなり、内部が柔らかな軟質部材からなり、表布1A側に凸状に湾曲した形状になっている。
第3の実施の形態に係るカップ部付き衣類によれば、補強支持部材5Cによるバスト支持力が向上し、バストアップ等の造形効果をより一層しっかりしたものとすることができながら、バストに、よりフィットする形状にでき、装着者への肌あたり感をより一層ソフトなものにすることができる。
本考案は、上記実施の形態に限られるものではなく、上記実施の形態では、カップ部付き衣類としてブラジャーを例に挙げて説明したが、本考案が適用されるカップ部付き衣類としては、ブラジャーの他に、ブラスリップ、ブラキャミソール、ボディスーツなどのファンデーション衣類、水着、レオタードなどを挙げることができる。
1 カップ部
1A 表布
1B 肌布
1C クッション部材
1a 上縁部
1b 脇側部
1c 下縁部
2 バック部
3 ストラップ部
5A、5B、5C 補強支持部材
A カップ部付き衣類

Claims (4)

  1. 表布と肌布との間にクッション部材が配置されて構成された左右一対のカップ部を備えたカップ部付き衣類であって、
    前記カップ部の下縁部近傍に沿って前記クッション部材中に樹脂製長尺状の補強支持部材が介装されていることを特徴とするカップ部付き衣類。
  2. 前記樹脂製長尺状の補強支持部材が、略矩形形状をしたシート状であることを特徴とする請求項1記載のカップ部付き衣類。
  3. 前記樹脂製長尺状の補強支持部材が、断面視、前記表布側に凸状に湾曲したシート状であることを特徴とする請求項1記載のカップ部付き衣類。
  4. 前記樹脂製長尺状の補強支持部材が、断面視、三日月形状で、表層部が弾性に富む硬質部材からなり、内部が柔らかな軟質部材からなり、前記表布側に凸状に湾曲した形状になっていることを特徴とする請求項1記載のカップ部付き衣類。
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