JP2015021207A - 衣服 - Google Patents

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坂田 由美子
Yumiko Sakata
由美子 坂田
一哉 坂田
Kazuya Sakata
一哉 坂田
奈央 梅田
Nao Umeda
奈央 梅田
佳寿乃 伴
Kazuno Ban
佳寿乃 伴
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Abstract

【課題】着用感に優れ且つ着用者のバストを美しく見せる衣服を提供すること。【解決手段】着用者の胸部を覆う胸部領域4において、外層5及び内層6の少なくとも2層を含む、バストパッド付きの衣服1であって、内層6が、一対のバストパッド8と、それらの間に配置され且つそれらを連結する第1のパッド連結部9と、それらの下方に配置され且つそれらを連結する第2のパッド連結部10と、裏地布帛7とを含み、第1のパッド連結部9が、所定の二股部を含み、第2のパッド連結部10が、一対のバストパッド8の下方において幅方向に延びており、そして第1のパッド連結部9及び第2のパッド連結部10が、それぞれ、非伸縮性の布帛から形成されていることを特徴とする衣服1。【選択図】図1

Description

本開示は、衣服、特にスポーツ用衣服に関する。
一対のバストパッドを含む衣服、例えば、水着では、例えば、図8に示されるように、一対のバストパッド108の間が、伸縮性を有する裏地布帛107、例えば、パワーネット等で連結されているものが知られている。
また、従来のバストパッドを含む衣服、例えば、水着では、着用者のバストを美しく見せるために、種々の検討がなされている。例えば、特許文献1では、表地と裏地とで2重に縫成した水着であって、上記裏地の前面側は、バスト部位に適度の厚みを持ちバストアップするバストカップを配して、これらの内側同士を伸縮しない布地で連結すると共に、外側に伸縮性のネット地を連結し、アンダバスト部位に伸縮性のネット地を縫成し、腹部位の中央又は中央から若干離れた両腹脇を上下方向に立体裁断して縫成し、前記裏地の後面側は、ヒップ部位の中央部に弱い伸縮性のネット地を、またこの中央部の両側及び下部を囲橈する周囲を中央部より強い伸縮性のネット地をそれぞれ配して縫成した水着が記載されている。
実開昭62−126312号公報
しかし、図8に示される水着では、体の動きに伴い、一方のバストが揺れると、もう一方のバストがパワーネット等の伸縮力につられて揺れ、その結果、着用者のバストがバストパッド108に収まりにくくなる場合があった。また、図8に示される水着には、着用者のバストの間の谷間部分が浮きやすい、バストパッド108の下方109に裏地布帛が溜まり、着用感に劣る等の問題点があった。
また、特許文献1に記載の水着では、そもそも、連結されるのは、バストパッドではなく、バストパッドを収納するバストカップである。また、特許文献1に記載の水着では、着用者が前屈みになった際に、バストカップ108が着用者のバストから浮き、着用者のバストが見える恐れがある他、胸元から水が侵入しやすい問題点があった。さらに、特許文献1に記載の水着では、アンダバスト部位に伸縮性のネット地が縫成されているため、バストパッド108の位置が不安定になり、左右にずれやすい等の問題点があった。
従って、本開示は、着用感に優れ且つ着用者のバストを美しく見せる衣服を提供することを目的とする。
本開示者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、着用者の胸部を覆う胸部領域において、外層及び内層の少なくとも2層を含む、バストパッド付きの衣服であって、上記内層が、一対のバストパッドと、上記一対のバストパッドの間に配置され且つ一対のバストパッドを連結する第1のパッド連結部と、上記一対のバストパッドの下方に配置され且つ一対のバストパッドを間接的に連結する第2のパッド連結部と、裏地布帛とを含み、第1のパッド連結部が、2つの突起部と、それらの間の1つの谷部とを有する二股部を含み、上記2つの突起部が、それぞれ、上方を向き且つ一対のバストパッドの縁に添うように配置されており、第2のパッド連結部が、上記一対のバストパッドの下方において幅方向に延びており、そして第1のパッド連結部及び第2のパッド連結部が、それぞれ、非伸縮性の布帛から形成されていることを特徴とする衣服を見出した。
本開示の衣服は、着用感に優れ且つ着用者のバストを美しく見せる。
図1は、本開示の衣服の実施形態の1つの正面図である。 図2は、図1に示される衣服1の上衣2(裏返した状態)の正面図である。 図3は、図1に示される衣服1の上衣2(裏返した状態)の背面図である。 図4は、図2に示される上衣2の胸部領域4の拡大図である。 図5は、本開示の衣服の別の実施形態を説明するための図である。 図6は、本開示の衣服のさらに別の実施形態を説明するための図である。 図7は、本開示の衣服のさらに別の実施形態を説明するための図である。 図8は、従来の衣服を説明するための図である。
[定義]
初めに、本明細書で用いられる主要な用語について定義する。
「内層及び外層」
本明細書において、「内層」は、外層よりも着用者に近い層を意味し、例えば、着用者の肌に直接触れるそうであることができる。また、「外層」は、内層よりも、着用者から遠い層を意味し、例えば、衣服の表地であることができる。
なお、本明細書において、内層は、1層又は2層以上であることができる。例えば、衣服の外層の全面に裏地布帛を縫い付け、次いで、裏地布帛に、一対のバストパッド、第1のパッド連結部及び第2のパッド連結部を縫い付けたものも、内層に含まれる。この場合には、内層が、裏地布帛及びバストパッドから成る2層、裏地布帛及び第1のパッド連結部から成る2層等を含む。
「上方及び下方」
本明細書において、「上方」及び「下方」は、それぞれ、丈方向の上方及び丈方向の下方を意味する。
「高さ」
本明細書において、「高さ」は、丈方向の高さを意味する。
「前方及び後方」
本明細書において、「前方」及び「後方」は、それぞれ、着用者を基準とする。
「右及び左」
本明細書において、「右」及び「左」を含む用語、例えば、右端、左端等は、それぞれ、着用者を基準とする。
「幅方向」
本明細書において、「幅方向」は、着用者の左右方向を意味する。
「頂部(頂点)及び底部」
本明細書において、「頂部」(頂点)及び「底部」は、それぞれ、対象物の丈方向の最も高い点及び最も低い点を意味する。
「(バストパッドの)乳頭部」
本明細書において、バストパッドに関する「乳頭部」は、着用者の乳頭に対応する部位であり、便宜上、バストパッドの、前方に最も突出している部位を表す。
「第1の連結部及び第2の連結部」
本明細書において、「第1の連結部」は、非伸縮性の布帛のうち、一対のバストトップの間且つバストパッドの底部と丈方向に同じ高さか、又はそれ以上の高さの部分を意味する。
また、本明細書において、「第2の連結部」は、非伸縮性の布帛のうち、一対のバストトップの下方、より具体的には、バストトップの底部よりも丈方向に低い部分を意味する。
「非伸縮性の布帛」
本明細書において、「非伸縮性の布帛」には、当業者に一般的に非伸縮性であると認識されている布帛が特に制限されずに含まれる。
また、上記非伸縮性は、JIS L 1096:2010、織物及び編物の生地試験方法、8.14 引張強さ及び伸び率のB法(グラブ法)に従って測定される、切断時の伸び率が、好ましくは約30%以下、より好ましくは約20%以下、さらに好ましくは約10%以下、さらに好ましくは約5%以下、そしてさらに好ましくは約3%以下であることを意味する。
上述の切断時の伸び率は、織物においては、縦方向及び横方向の2方向、編物においては、ウェール方向及びコース方向の2方向において上述の範囲にあることが好ましく、そして任意の方向において上述の範囲にあることがより好ましい。
なお、上記伸び率は、布帛の自然状態の長さをL0とし、破断時の長さをLBとしたばあいに、
伸び率(%)=100×(LB−L0)/L0
で表される。
上記試験に用いられる引張試験機としては、例えば、定速伸張型引張試験器、例えば、ORIEN TEC社製のRTC−1210Aが挙げられる。
「布帛」
本明細書において、「布帛」は、繊維を含む帯状物を意味し、織物、編物及び不織布を含む。
本開示の衣服について、以下、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本開示の衣服の実施形態の1つの正面図であり、図2及び図3は、それぞれ、図1に示される衣服1の上衣2(裏返した状態)の正面図及び背面図である。図1〜図3に示される衣服1は、セパレート型の水着であり、上衣2と、下衣3とを含む。図1〜図3に示される衣服1の上衣2は、着用者の胸部を覆う胸部領域4が、外層5及び内層6の少なくとも2層を含む。
なお、図1〜3に示される実施形態では、上衣2は、前身頃(図示せず)及び後身頃(図示せず)から成り、前身頃に内層6が形成されているが、後身頃には内層6が形成されていない。
内層6は、裏地布帛7と、一対のバストパッド8と、一対のバストパッド8の間に配置され且つそれらを連結する第1のパッド連結部9と、一対のバストパッド8の下方に配置され且つそれらを間接的に連結する、より具体的には、一対のバストパッド8を第1のパッド連結部9を介して連結する第2のパッド連結部10とを含む。
なお、本明細書では、第2のパッド連結部に関する「間接的に」の用語は、第2のパッド連結部が、少なくとも第1のパッド連結部を間に挟んで、一対のバストパッドを連結することを意味する。第1のパッド連結部と、第2のパッド連結部とが連結されている場合には、第2のパッド連結部は、第1のパッド連結部のみを間に挟んで、一対のバストパッドを連結することができ、そして第1のパッド連結部と、第2のパッド連結部とが、それらの間に裏地布帛を含む場合には、第2のパッド連結部は、第1のパッド連結部及び裏地布帛を間に挟んで、一対のバストパッドを保持することができる。
図1及び図2に示される上衣2において、第2のパッド連結部10は、一対のバストパッド8の下方において幅方向Wに延びており、そして第1のパッド連結部9及び第2のパッド連結部10は、それぞれ、非伸縮性の布帛から形成されている。
図4に示される実施形態では、図2に示される上衣2の胸部領域4の拡大図である。図4において、第1のパッド連結部9は、2つの突起部11と、それらの間の1つの谷部12とを有する二股部を含み、2つの突起部11が、それぞれ、上方を向き且つ一対のバストパッド8の縁13に添うように配置されている。
図4に示される実施形態では、第1のパッド連結部9と、第2のパッド連結部10とは、連結されている、より具体的には、1枚の布帛から形成されている。
図4に示される実施形態では、第1のパッド連結部9の谷部12と、第2のパッド連結部10の幅方向中央部14とが接している。また、図4において、第1のパッド連結部9と、第2のパッド連結部10とは、第1の連結部9及び第2の連結部10に連結されていない部分が、裏地布帛7にさらに連結されている。
図4に示される実施形態では、第1のパッド連結部9の2つの突起部11の頂点15は、バストパッド8の頂部16と、バストパッド8の乳頭部17との間の高さにある。
頂点15が上記高さにあることにより、着用者のバストを内側に寄せ、美しく保持することができる。
本開示の衣服では、着用者との関係においては、上記頂点は、着用者の幅方向中心から、幅方向端部に向かって、好ましくは約4.0〜約8.0cm、そしてより好ましくは約5.0〜約7.0cm幅方向外側の位置、そして着用者の乳頭から好ましくは約2.0〜6.0cm、そしてより好ましくは約3.0〜約5.0cm高い位置に存在する。
上記頂点が上記位置にあることにより、着用者のバストを内側に寄せ、美しく保持することができる。
図4において、第1のパッド連結部9の2つの突起部11のお互いに向かい合う辺18の交点19は、バストパッド8の乳頭部17と、バストパッド8の底部20との間の高さにある。
交点19が上記高さにあることにより、着用者のアンダーバストの位置を一定に保持することができ、着用者のバストを美しく保持することができる。
本開示の衣服では、第1のパッド連結部の2つの突起部のお互いに向かい合う辺の交点は、着用者との関係においては、着用時に、着用者の乳頭よりも低い位置にあることが好ましく、そして着用者の乳頭よりも約1.0〜約3.0cm低い位置にあることが好ましく、そして約1.5〜約2.5cm低い位置にあることがより好ましい。また、本開示の衣服では、上記交点は、着用時に着用者の剣状突起に位置することが好ましい。
上記交点が上記位置にあることにより、着用者のアンダーバストの位置を一定に保持することができ、着用者のバストを美しく保持することができる。なお、上記交点が上記位置よりも低いと、着用者のバストが開いて見える傾向がある。
図3において、第2のパッド連結部10の幅方向端部21が、バストパッド8の最内部22と、バストパッド8の乳頭部17との間の幅方向位置にある。
本開示の衣服では、第2のパッド連結部の幅方向端部が、バストパッドの最内部よりも幅方向内側位置にあると、一対のバストパッドの乳頭部間の距離を一定に保つことが難しくなる、着用者のバストが下方に垂れることを抑制することが難しくなる傾向がある。また、本開示の衣服では、第2のパッド連結部の幅方向端部が、バストパッドの乳頭部よりも幅方向外側位置にあると、着用者の体の幅が強調され、バストが美しく見えなくなる傾向がある。
また、図3において、第2のパッド連結部10の底部23が、着用者の鳩尾(図示せず)よりも高い高さにある。
本開示の衣服では、第2のパッド連結部の底部が、着用者の鳩尾と同一の高さ又はそれより低い高さにあると、着用者の腹部を圧迫し、着用感が劣る傾向がある。
図1〜図4に示される実施形態では、一対のバストパッドは、正面視において、略三角形の形状を有するが、本開示の衣服の別の実施形態では、一対のバストパッドは、略円形、略楕円形等の形状を有する。
本開示の衣服では、第1のパッド連結部は、非伸縮性の布帛から形成されるため、一対のバストパッドの距離、具体的には、一対のバストパッドの乳頭部間の距離を一定に保持することができ、着用者のバストを、一定の距離、例えば、内側に寄せたまま保持することができる。
また、本開示の衣服において、第1のパッド連結部は、2つの突起部と、それらの間の1つの谷部とを有する二股部を含み、2つの突起部が、それぞれ、上方を向き且つ一対のバストパッドの縁に添うように配置されている。上記特徴により、本開示の衣服は、着用者が前屈みになる等の際に、着用者の胸の谷間で、衣服の浮きが生じにくくなり、着用者が安心感を得ることができる。
本開示の衣服において、第2のパッド連結部は、一対のバストパッドの下方において幅方向に延びている。第2のパッド連結部は、非伸縮性の布帛から形成されているため、第2のパッド連結部は、一対のバストパッドの距離、具体的には、一対のバストパッドの乳頭部間の距離をより一定に保つことができ、着用者のバストを、一定の距離、例えば、内側に寄せたまま保持することができる。
また、第2のパッド連結部は、着用者のバストが下方に垂れることを抑制することができるため、着用者のバストを上向きに保持することができる。
さらに、本開示の衣服において、第2のパッド連結部は、衣服が幅方向に伸長されることを抑制し、一対のバストパッドの下方に、衣服、より具体的には内層の溜まりが生じにくく、着用者が不快感を覚えにくい。
本開示の衣服は、着用者の胸部を覆う胸部領域において、外層及び内層の少なくとも2層を含む、バストパッド付きの衣服であれば特に制限されないが、例えば、水着、タンクトップ等であることができる。
上記水着としては、特に制限されず、例えば、ワンピース型、セパレート型(上衣及び下衣)等であることができ、例えば、袖は、半袖、五分袖、七分袖、長袖等であることができ、そして脚部は、例えば、股下まで(脚部なし)、膝上まで、膝下まで、足首まで、そして足までの長さを有することができる。
また、本開示の衣服が、上衣及び下衣を含むセパレート型の水着の場合には、上衣の身丈は、例えば、ウエストまで、腹囲まで、ヒップまで、そして大腿部までであることができる。
本開示の衣服では、第1のパッド連結部及び第2のパッド連結部は、非伸縮性の素材であれば特に制限されないが、例えば、織物、例えば、マーキゼット等が挙げられる。
また、本開示の衣服では、第1のパッド連結部及び/又は第2のパッド連結部が、その間にファスナー部等を有してもよい。
図5は、本開示の衣服の別の実施形態を説明するための図であり、図2と同様に、上衣2を裏返した状態の正面図である。図5に示される上衣2は、襟ぐりから腰回り開口部まで延びるファスナー部24を有し、第1の連結部9が、ファスナー部24により、第1の連結部の右端9'と、第1の連結部の左端9''とに分割されており、そして第2の連結部10が、ファスナー部24により、第2の連結部の右端10'と、第2の連結部の左端10''とに分割されている以外は、図1〜4に示される上衣2と同一である。
図5に示されるような実施形態では、第1の連結部及び第2の連結部が、ファスナー部により分割されているが、第1の連結部及び第2の連結部の非伸縮性は保持されるため、本開示の効果を有する。
図6は、本開示の衣服のさらに別の実施形態を説明するための図であり、図2と同様に、上衣2を裏返した状態の正面図である。図6に示される上衣2は、襟ぐりから第1の連結部9の途中まで延びるファスナー部24を有し、第1の連結部9の一部が、ファスナー部24により分割されている以外は、図1〜4に示される上衣2と同一である。
図6に示されるような実施形態では、第1の連結部の一部が、ファスナー部により分割されているが、第1の連結部及び第2の連結部の非伸縮性は保持されるため、本開示の効果を有する。
図7は、本開示の衣服のさらに別の実施形態を説明するための図であり、図2と同様に、上衣2を裏返した状態の正面図である。図7に示される上衣2は、略円形の、一対のバストパッド8を有する以外は、図1〜4に示される上衣2と同一である。
図7に示される実施形態も、本開示の効果を有する。
本開示の衣服では、一対のバストパッドの乳頭部の間隔は、好ましくは約17.0〜約19.0cm、そしてより好ましくは約17.5〜約18.5cmの範囲にある。上記間隔が上記範囲を超えると、着用者のバストが、バストパットの位置からずれやすくなり、着用者が違和感を覚えやすい。
図8は、従来の衣服を説明するための図であり、図2と同様に、上衣2を裏返した状態の正面図である。図8に示される上衣2は、一対のバストパッド108の間が、伸縮性を有する裏地布帛107で連結されている。
以下、例を挙げて本開示を説明するが、本開示はこれらの例に限定されるものではない。
[比較製造例1]
図8に示される比較用水着No.1を作成した。
[製造例1]
図1〜図4に示される水着No.1を作成した。第1の連結部及び第2の連結部は、市販のマーキゼットを、図1〜図4に示されるように一体に裁断し、比較用水着No.1の該当する場所に、縫製により固定することにより形成された。
[例1]
水着No.1及び比較用水着No.1を、それぞれ、20代〜50代の被験者計十名に着用してもらった。
その結果、水着No.1では、100%の被験者が、バストの谷間が浮く感じを有しないと回答した。一方、比較用水着No.1では、60%の被験者が、バストの谷間が浮く感じがすると回答した。
また、水着No.1に関しては、100%の被験者が、バストカップの下方に布帛の溜まり感がないとの回答した。一方、比較用水着No.1に関しては、60%の被験者が、バストカップの下方に布帛の溜まり感があるとの回答した。
さらに、水着No.1は、比較用水着No.1よりも着用者のバストが美しく見えるとの回答を得た。
具体的には、本開示は以下の(1)〜(11)に関する。
(1)着用者の胸部を覆う胸部領域において、外層及び内層の少なくとも2層を含む、バストパッド付きの衣服であって、
前記内層が、一対のバストパッドと、前記一対のバストパッドの間に配置され且つ一対のバストパッドを連結する第1のパッド連結部と、前記一対のバストパッドの下方に配置され且つ一対のバストパッドを間接的に連結する第2のパッド連結部と、裏地布帛とを含み、
第1のパッド連結部が、2つの突起部と、それらの間の1つの谷部とを有する二股部を含み、前記2つの突起部が、それぞれ、上方を向き且つ一対のバストパッドの縁に添うように配置されており、
第2のパッド連結部が、前記一対のバストパッドの下方において幅方向に延びており、そして
第1のパッド連結部及び第2のパッド連結部が、それぞれ、非伸縮性の布帛から形成されている、
ことを特徴とする、前記衣服。
(2)第1のパッド連結部と、第2のパッド連結部とが、連結されている、(1)に記載の衣服。
(3)第1のパッド連結部の谷部と、第2のパッド連結部の幅方向中央部とが接している、(1)又は(2)に記載の衣服。
(4)第1のパッド連結部と、第2のパッド連結部とが、前記裏地布帛にさらに連結されている、(1)〜(3)のいずれか一項に記載の衣服。
(5)第1のパッド連結部の2つの突起部の頂点が、前記バストパッドの頂部と、前記バストパッドの乳頭部との間の高さにある、(1)〜(4)のいずれか一項に記載の衣服。
(6)第1のパッド連結部の2つの突起部のお互いに向かい合う辺の交点が、前記バストパッドの乳頭部と、前記バストパッドの底部との間の高さにある、(1)〜(5)のいずれか一項に記載の衣服。
(7)第2のパッド連結部の幅方向端部が、前記バストパッドの最内部と、前記バストパッドの乳頭部との間の幅方向位置にある、(1)〜(6)のいずれか一項に記載の衣服。
(8)第2のパッド連結部の底部が、着用者の鳩尾よりも高い高さにある、(1)〜(7)のいずれか一項に記載の衣服。
(9)前記一対のバストパッドが、正面視において、略三角形、略円形及び略楕円形から成る群から選択される形状を有する、(1)〜(8)のいずれか一項に記載の衣服。
(10)スポーツ用衣服である、(1)〜(9)のいずれか一項に記載の衣服。
(11)水着である、(1)〜(10)のいずれか一項に記載の衣服。
1 衣服
2 上衣
3 下衣
4 胸部領域
5 外層
6 内層
7 裏地布帛
8 バストパッド
9 第1のパッド連結部
10 第2のパッド連結部
11 突起部
12 谷部
13 縁
14 幅方向中央部
15 頂点
16 頂部
17 乳頭部
18 辺
19 交点
20,23 底部
21 幅方向端部
22 最内部
24 ファスナー部

Claims (11)

  1. 着用者の胸部を覆う胸部領域において、外層及び内層の少なくとも2層を含む、バストパッド付きの衣服であって、
    前記内層が、一対のバストパッドと、前記一対のバストパッドの間に配置され且つ一対のバストパッドを連結する第1のパッド連結部と、前記一対のバストパッドの下方に配置され且つ一対のバストパッドを間接的に連結する第2のパッド連結部と、裏地布帛とを含み、
    第1のパッド連結部が、2つの突起部と、それらの間の1つの谷部とを有する二股部を含み、前記2つの突起部が、それぞれ、上方を向き且つ一対のバストパッドの縁に添うように配置されており、
    第2のパッド連結部が、前記一対のバストパッドの下方において幅方向に延びており、そして
    第1のパッド連結部及び第2のパッド連結部が、それぞれ、非伸縮性の布帛から形成されている、
    ことを特徴とする、前記衣服。
  2. 第1のパッド連結部と、第2のパッド連結部とが、連結されている、請求項1に記載の衣服。
  3. 第1のパッド連結部の谷部と、第2のパッド連結部の幅方向中央部とが接している、請求項1又は2に記載の衣服。
  4. 第1のパッド連結部と、第2のパッド連結部とが、前記裏地布帛にさらに連結されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の衣服。
  5. 第1のパッド連結部の2つの突起部の頂点が、前記バストパッドの頂部と、前記バストパッドの乳頭部との間の高さにある、請求項1〜4のいずれか一項に記載の衣服。
  6. 第1のパッド連結部の2つの突起部のお互いに向かい合う辺の交点が、前記バストパッドの乳頭部と、前記バストパッドの底部との間の高さにある、請求項1〜5のいずれか一項に記載の衣服。
  7. 第2のパッド連結部の幅方向端部が、前記バストパッドの最内部と、前記バストパッドの乳頭部との間の幅方向位置にある、請求項1〜6のいずれか一項に記載の衣服。
  8. 第2のパッド連結部の底部が、着用者の鳩尾よりも高い高さにある、請求項1〜7のいずれか一項に記載の衣服。
  9. 前記一対のバストパッドが、正面視において、略三角形、略円形及び略楕円形から成る群から選択される形状を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の衣服。
  10. スポーツ用衣服である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の衣服。
  11. 水着である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の衣服。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017126684A1 (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 旭化成株式会社 ブラジャー
JP2020122247A (ja) * 2019-01-31 2020-08-13 株式会社ワコール 上半身衣類

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