JP6443131B2 - 液体吐出記録装置及び液体回収方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液体吐出記録装置及び液体回収方法に関する。
湿潤性向上を目的に、インクジェット記録用水性インク(以下、「水性インク」又は「
インク」と言うことがある。)に、トリメチロールプロパン(TMP)を配合することが
提案されている(特許文献1及び2)。
特開2003−327872号公報 特開2006−241421号公報
しかしながら、TMPを含む水性インクは、凝固しやすく、インクジェット記録装置の
メンテナンス機構において前記水性インクを吸収する吸収体等に堆積しやすい。前記吸収
体に堆積したTMPを含む水性インクは、インクジェットヘッド表面に付着して搬送中の
記録用紙を汚染することがある。
そこで、本発明は、TMPを含む液体の堆積が抑制されることで、インクジェットヘッ
ド表面及び搬送中の記録用紙の汚染を抑制可能な液体吐出記録装置及び液体回収方法を提
供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の液体吐出記録装置は、
第一の液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドから出た前記第一の液体を吸収する吸収体とを含む液体吐出記録装
置であって、
前記第一の液体は、TMPを含み、
前記吸収体は、凝固点が20℃未満、かつ、比重が1.12以下の溶剤を含んだ第二の
液体を吸収しており、
前記第二の液体における前記溶剤の配合量は、前記第一の液体におけるTMPの配合量
の1倍以上であることを特徴とする。
本発明の液体回収方法は、
第一の液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドから出た前記第一の液体の堆積を抑制するための第二の液体を吸収
している吸収体とを含む液体吐出記録装置において、前記液体吐出ヘッドから出た前記第
一の液体を回収する液体回収方法であって、
前記液体吐出ヘッドから出る、TMPを含んだ前記第一の液体の堆積を、凝固点が20
℃未満、かつ、比重が1.12以下の溶剤を含んだ前記第二の液体によって抑制すること
で、前記液体吐出ヘッドから出た前記第一の液体を回収し、
前記第二の液体における前記溶剤の配合量を、前記第一の液体におけるTMPの配合量
の1倍以上とすることを特徴とする。
本発明によれば、TMPを含む第一の液体を吸収させる吸収体に、凝固点が20℃未満
、かつ、比重が1.12以下の溶剤を含んだ第二の液体を吸収させ、さらに、前記第二の
液体における前記溶剤の配合量を、前記第一の液体におけるTMPの配合量の1倍以上と
することで、液体吐出記録装置内における前記第一の液体の堆積を抑制可能である。
図1は、本発明の液体吐出記録装置の一例の構成を示す概略平面図である。 図2は、図1に示す液体吐出記録装置の液体回収時における廃液タンクの走査方向を含む鉛直面での断面図である。 図3(a)は、図1に示す液体吐出記録装置のプラテン及びプラテンフォームを示す平面図であり、図3(b)は、図1に示す液体吐出記録装置の液体回収時におけるプラテン及びプラテンフォームの走査方向を含む鉛直面での断面図である。
本発明において、溶剤の「比重」とは、4℃の水に対する値である。
本発明の液体吐出記録装置に用いられる前記第一の液体としては、例えば、インクジェ
ット記録用水性インク、処理液等があげられる。前記処理液は、画質の向上等を目的とし
てインクの吐出に先立って又はインクの吐出の後に記録媒体に吐出される液体である。ま
た、前記第一の液体は、インクジェット記録に用いられるものに限られず、例えば、出荷
液、導入液及び検査液等もあげられる。前記出荷液は、工場から出荷される状態の液体吐
出記録装置の流路に充填されて、前記流路内の状態を保つための液体である。前記導入液
は、液体吐出記録装置がユーザに購入されて、インクが流路内に導入されるときにインク
が流路内に容易に導入されるように工場からの出荷時にあらかじめ流路内に充填される液
体である。前記検査液は、工場で液体吐出ヘッドの吐出を検査するために使用される液体
である。前述のとおり、前記第一の液体は、TMPを含む。前記第一の液体は、自家調製
してもよいし、TMPを含む市販の液体を用いてもよい。本発明によれば、液体吐出記録
装置内におけるTMPを含む前記第一の液体の堆積を抑制できるため、例えば、本発明の
液体吐出記録装置に適用するインクに必要十分な量のTMPを添加することが可能となり
、湿潤性も向上させることができる。また、本発明の液体吐出記録装置及び液体回収方法
は、例えば、5℃の環境下でもTMPを含む前記第一の液体の堆積が抑制されるため、低
温でも実施可能である。
前記第一の液体がインクである場合、前記第一の液体に、着色剤として、染料及び顔料
の少なくとも一方が添加されてもよいが、顔料であることが好ましい。更に、インクは、
染料を含まず、着色剤として、実質的に顔料のみを含んでもよい。着色剤が顔料の場合、
インクを前記吸収体の表面に吐出すると、吸収体表面に顔料が堆積する虞があるが、本実
施形態の液体吐出記録装置は、前記吸収体表面での顔料の堆積を抑制できる。前記インク
全量に対する着色剤の配合量は、特に限定されず、例えば、所望の光学濃度又は色彩等に
より、適宜決定でき、例えば、0.2重量%〜20重量%であり、好ましくは、2質量%
〜10質量%である。第一の液体が、インク以外の処理液、導入液、出荷液(保存液)、
検査液等である場合、第一の液体は着色剤を含まなくてもよいし、第一の液体の存在が視
認できるように着色剤を含んでもよい。インク以外の第一の液体が着色剤を含む場合には
、第一の液体中の着色剤の配合量は、0.5重量%以下が好ましい。第一の液体が、イン
ク以外の処理液、導入液、出荷液(保存液)、検査液等である場合、第一の液体全量に対
するTMPの配合量は、特に限定されないが、例えば、0.1重量%〜30重量%であり
、好ましくは、0.5重量%〜10重量%であり、より好ましくは、1重量%〜5重量%
である。
本発明の液体吐出記録装置及び液体回収方法について具体的に説明する。本発明の液体
吐出記録装置は、第一の液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドから出た
前記第一の液体を吸収する吸収体とを含む。前記吸収体は、非記録領域に配置されるフラ
ッシングフォーム及び記録領域内に配置されるプラテンフォームの少なくとも一方である
ことが好ましい。すなわち、前記吸収体は、液体吐出ヘッドの走査領域において液体吐出
ヘッドと対向する位置に設けられていることが好ましい。本発明の液体吐出記録装置にお
いて、前記吸収体以外の構成は、従来のインクジェット記録装置等の液体吐出記録装置と
同様とすることができる。本発明の液体回収方法は、本発明の液体吐出記録装置を用いて
実施する。
前記吸収体は、第二の液体を含む。前記第二の液体は、前記液体吐出記録装置の出荷時
に前記吸収体に含まれていてもよい。また、前記第二の液体は、前記液体吐出記録装置の
出荷時には、前記液体吐出ヘッド及び前記液体吐出記録装置の液体流路に充填されており
、前記液体吐出ヘッド及び前記液体流路に記録用の液体が導入されるときに、前記液体吐
出ヘッドを用いて前記吸収体に吐出されることで、前記吸収体に吸収させてもよい。後者
の場合、前記第二の液体の粘度は、25℃での測定値が、1mPa・s〜10mPa・s
であることが好ましく、1.5mPa・s〜8mPa・sであることがより好ましく、2
mPa・s〜5mPa・sであることがさらに好ましい。
前記第二の液体は、凝固点が20℃未満、かつ、比重が1.12以下の溶剤(以下、「
特定溶剤」と言う。)を含む。凝固点が20℃未満の特定溶剤は、常温付近において液体
状態である。吸収体において、第一の液体が、液体状態の特定溶剤と接触することで、第
一の液体中の着色剤やTMP等の成分の析出及び堆積が抑制され、第一の液体の吸収体へ
の吸収が促進される。第一の液体の吸収を促進する観点から、特定溶剤の凝固点は、10
℃未満であることが好ましく、0℃未満であることがより好ましく、−40℃未満である
ことが更により好ましい。更に、特定溶剤の凝固点が5℃未満であれば、5℃の環境下で
もTMPを含む第一の液体の堆積が抑制されるため、本発明の液体回収方法は低温でも実
施可能である。また、特定溶剤の凝固点は、-100℃以上が好ましく、-80℃以上がよ
り好ましい。
また、特定溶剤の比重が1.12以下と比較的小さいため、吸収体に吸収された第一の
液体は、特定溶剤の下へと浸透していく。これにより、第一の液体中の着色剤やTMP等
の成分の析出及び堆積が抑制され、第一の液体の吸収体への吸収が促進される。また、吸
収体に吸収された第一の液体に対する特定溶剤の親和性の観点から、特定溶剤の比重は、
0.85以上であることが好ましい。また、特定溶剤の比重は、第一の液体の比重よりも
小さいことが好ましい。
特定溶剤は、凝固点が20℃未満、かつ、比重が1.12以下の溶剤であれば任意のも
のを用いることができるが、多価アルコール、グリコールエーテル、窒素含有化合物及び
脂肪酸が好ましい。また、特定溶剤は、水溶性溶剤であることが好ましい。前記特定溶剤
としては、例えば、ジエチレングリコール(DEG)、トリエチレングリコール−n−ブ
チルエーテル(BTG)、N−メチル−2−ピロリドン(N−メチル−2P)、1,5−
ペンタンジオール(1,5−PD)、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、オレイ
ン酸、トリエチレングリコール(TEG)、テトラエチレングリコール−n−ブチルエー
テル、プロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコール−n−ブチ
ルエーテル、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコール
−n−プロピルエーテル、リノール酸等があげられ、DEG及びBTGの少なくとも一方
であることが好ましい。前記特定溶剤の凝固点及び比重を、表1に示す。
Figure 0006443131
前記第二の液体は、前記特定溶剤のみで構成されていてもよいし、水等の前記特定溶剤
以外の他の溶剤を含んでもよい。前記水は、イオン交換水又は純水であることが好ましい
。吸収体への堆積抑制の観点から、前記第二の液体における前記特定溶剤の配合量は、例
えば、20重量%以上であり、好ましくは、50重量%以上であり、より好ましくは、8
0重量%以上である。また、前記第二の液体における前記特定溶剤の配合量(重量%)は
、前記第一の液体におけるTMPの配合量(重量%)の1倍以上である。前記第二の液体
における前記特定溶剤の配合量は、前記第一の液体におけるTMPの配合量の5倍以上で
あることが好ましく、10倍以上であることがより好ましい。また、前記第二の液体にお
ける前記特定溶剤の配合量は、前記第一の液体におけるTMPの配合量の50倍以下が好
ましく、20倍以下がより好ましい。
図1に、本発明の液体吐出記録装置の一例の構成を示す。図示のとおり、この液体吐出
記録装置1は、プラテン2と、キャリッジ3と、インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド
)4と、搬送機構5と、メンテナンスユニット6とを主要な構成要素として含む。インク
ジェットヘッド4は、圧電素子方式、サーマルインクジェット方式、静電吸引方式等、い
かなる方式であってもよい。
プラテン2の上面には、給紙機構(図示省略)から供給された記録媒体(例えば、記録
用紙)Pが載置される。プラテン2の上方には、走査方向(図1においては、左右方向)
に平行に延びる2本のガイドレール10及び11が設けられている。キャリッジ3は、プ
ラテン2と対向する領域において2本のガイドレール10及び11に沿って走査方向に往
復移動可能とされている。
2本のガイドレール10及び11は、プラテン2の左右両端からさらに突出して走査方
向に延在している。キャリッジ3は、プラテン2上の記録用紙Pと対向する領域(記録領
域)から、非記録領域である、プラテン2の左右両端から離れた位置まで移動可能とされ
ている。キャリッジ3には、2つのプーリ12及び13間に巻き掛けられた無端ベルト1
4が連結されている。キャリッジ3は、キャリッジ駆動モータ15によって無端ベルト1
4が走行駆動されると、無端ベルト14の走行に伴って走査方向に移動する。
インクジェットヘッド4は、キャリッジ3の下部に搭載される。インクジェットヘッド
4の下面は、プラテン2の上面と平行で、複数のノズル16が開口する液体吐出面4a(
図2参照)となっている。この液体吐出面4aの複数のノズル16から、プラテン2に載
置された記録用紙Pに前記第一の液体を吐出して記録する。
インクジェットヘッド4の上面には、ブラック、イエロー、シアン及びマゼンタの各色
に対応した4つのインク供給口(図示省略)が設けられており、この4つのインク供給口
に4本のチューブ17の一端がそれぞれ接続されている。4本のチューブ17の他端は、
各色のインクが収容された4つのインクカートリッジ8を着脱自在なカートリッジ装着部
9に接続されている。これにより、カートリッジ装着部9に装着された4つのインクカー
トリッジ8から4本のチューブ17を介して、各色のインクが、インクジェットヘッド4
に供給される。
搬送機構5は、搬送方向(図1においては、上から下に向かう方向)に沿ってプラテン
2を挟むように配置された2つの搬送ローラ18及び19を有する。これら2つの搬送ロ
ーラ18及び19によって、プラテン2に載置された記録用紙Pを搬送方向に搬送する。
液体吐出記録装置1は、プラテン2上に載置された記録用紙Pに対して、キャリッジ3
に搭載されたインクジェットヘッド4から前記第一の液体を吐出するとともに、2つの搬
送ローラ18及び19によって記録用紙Pを搬送方向に搬送することにより、記録用紙P
に所望な画像及び文字等を記録する。
つぎに、メンテナンスユニット6について説明する。メンテナンスユニット6は、パー
ジユニット及びフラッシングユニットを含む。前記パージユニットは、プラテン2に対し
て走査方向の一方側(図1においては、右側)に配置された廃液フォーム22、吸引キャ
ップ21及び吸引ポンプ23を有している。前記フラッシングユニットは、プラテン2に
対して走査方向の他方側(図1においては、左側)に配置され、第一フラッシングフォー
ム53、第二フラッシングフォーム54、廃液タンク50及び液受け部材51を主要な構
成要素として含む。
吸引キャップ21は、モータ等の駆動手段を含むキャップ駆動機構(図示省略)により
昇降駆動され、液体吐出面4aに対して離接する。吸引ポンプ23は、吸引キャップ21
に接続されている。吸引キャップ21は、液体吐出面4aに接触したときには、複数のノ
ズル16の開口を覆う。このように、吸引キャップ21がキャッピング状態にあるときに
、吸引ポンプ23を駆動して、吸引キャップ21内を吸引して減圧することで、吸引キャ
ップ21によって覆われた全てのノズル16から液体を排出させる(吸引パージ)。吸引
ポンプ23は、廃液フォーム22に接続されており、吸引パージにより吸引され、ノズル
16から出た液体は、吸引ポンプ23を介して、廃液フォーム22に吸収される。図示し
ていないが、廃液フォーム22は、上方が開口した箱の中に収容されている。廃液フォー
ム22は、液体を吸収できるものであればいかなるものであってもよいが、例えば、メラ
ミンフォーム等の発泡体があげられる。なお、本実施形態では、前記パージユニットは、
吸引ポンプ23でノズル16から液体を吸引するものであるが、インクジェットヘッド4
内の液体に圧力をかけてノズル16から液体を出す、いわゆる「押しパージ」の機構であ
ってもよい。すなわち、本発明の吸収体が吸収する前記第一の液体は、ノズルから積極的
に吐出されて出た液体でもよいし、吸引パージのようにノズルから強制的に出た液体を吸
収するものであってもよい。また、吸収する前記第一の液体は、直接的に吸収体に吐出さ
れたものを受ける態様であってもよい。
図2に示すように、廃液タンク50は、上方に開口した箱状であり、その内部に第一フ
ラッシングフォーム53が収容されている。液受け部材51は、第一フラッシングフォー
ム53の上方に配置されている。液受け部材51は、上方に開口した箱状であり、その内
部に第二フラッシングフォーム54が配置されている。液受け部材51の底面における走
査方向の一方側(図2において、右側)には、排出口51aが形成されている。排出口5
1aは、一端が第一フラッシングフォーム53の上面に接触したチューブ55の他端と連
結されている。これにより、第二フラッシングフォーム54の上面に吸収された前記第一
の液体は、下方に移動して、排出口51aからチューブ55を介して第一フラッシングフ
ォーム53に排出される。第一フラッシングフォーム53及び第二フラッシングフォーム
54は、前記第一の液体を吸収できるものであればいかなるものであってもよいが、例え
ば、メラミンフォーム等の発泡体があげられる。
つぎに、図3(a)及び(b)を参照して、プラテンフォーム60について説明する。
図3(a)は、プラテン2及びプラテンフォーム60を示す平面図であり、図3(b)は
、液体回収時におけるプラテン2及びプラテンフォーム60の走査方向を含む鉛直面での
断面図である。なお、図3(a)においては、記録用紙Pを破線で示し、記録用紙Pの下
部を透視的に図示している。図3(a)及び(b)に示すように、プラテン2には、記録
用紙Pの端部が通過する箇所の下部に、四角筒状のプラテンフォーム60が組み込まれて
いる。これにより、余白無しの縁無し記録時等に記録用紙Pの端部からはみ出してプラテ
ン2の上面に吐出された前記第一の液体は、プラテンフォーム60に吸収される。プラテ
ンフォーム60は、前記第一の液体を吸収できるものであればいかなるものであってもよ
いが、例えば、メラミンフォーム等の発泡体があげられる。また、プラテンフォーム60
の形状も、図3(a)及び(b)に示す四角筒状に限定されず、記録用紙Pの端部からは
み出して吐出された前記第一の液体を吸収できさえすれば、いかなる形状であってもよい
第一フラッシングフォーム53、第二フラッシングフォーム54、廃液フォーム22及
びプラテンフォーム60は、前記第二の液体を吸収している。第一フラッシングフォーム
53、第二フラッシングフォーム54及びプラテンフォーム60において、前記第二の液
体は、インクジェットヘッド4から吐出される前記第一の液体と接触する部分のみに含ま
れていてもよいし、全体に含まれていてもよい。また、第一フラッシングフォーム53、
第二フラッシングフォーム54及びプラテンフォーム60は、インクジェットヘッド4か
ら吐出される前記第一の液体の色ごとに独立して設けられていてもよい。
つぎに、図2を参照して、本発明の液体回収方法の一例について説明する。図2に示す
例は、インクジェットヘッド4からフラッシングフォームに直接前記第一の液体を吐出す
ることで前記第一の液体を回収する態様である。図2は、図1に示す液体吐出記録装置1
の液体回収時における廃液タンク50の走査方向を含む鉛直面での断面図である。図2に
おいて、16bk、16y、16c及び16mは、それぞれ、ブラックインク、イエロー
インク、シアンインク及びマゼンタインク用のノズル16を示す。液体吐出記録装置1に
おいて、インクジェットヘッド4は、さらに、処理液用のノズル及び供給口を有してもよ
い。液体吐出記録装置1は、さらに、処理液が収容されたカートリッジ及び処理液供給用
のチューブを有してもよい。
本例の液体回収時には、インクジェットヘッド4は、走査方向に走査せずに停止してお
り、ノズル16から吐出したインクは、直下に吐出される。図2は、ブラックインクのノ
ズル16bkからの液体回収と、イエロー、シアン及びマゼンタの3色のカラーインクの
ノズル16y、16c及び16mからの液体回収を、同時に行う場合の例である。インク
を吐出するタイミングとしては、記録用紙Pへの記録開始前や、連続記録動作時の紙間(
1枚の記録用紙への記録が終わった後、つぎの記録用紙への記録が開始されるまでの間)
のタイミング等があげられる。
図2では、ブラックインクのノズル16bkを廃液タンク50に収容された第一フラッ
シングフォーム53に対向させ、3色のカラーインクのノズル16y、16c及び16m
を液受け部材51に収容された第二フラッシングフォーム54に対向させた位置で、ノズ
ル16bk、16y、16c及び16mから第一フラッシングフォーム53及び第二フラ
ッシングフォーム54に対して各色のインクを吐出することで液体を回収している。なお
、ブラックインクのノズル16bkからの液体回収と、3色のカラーインクのノズル16
y、16c及び16mからの液体回収は、別々に行ってもよい。また、インクジェットヘ
ッド4が、処理液用のノズルを有する場合において、処理液用のノズルからの液体回収も
、処理液用のノズルを、第一フラッシングフォーム53又は第二フラッシングフォーム5
4に対向する位置に移動させることで、同様にして実施できる。第一フラッシングフォー
ム53及び第二フラッシングフォーム54に吸収される前記第一の液体の量は、各フラッ
シングフォームに前記第一の液体を十分に浸透させる観点から、0.10μg/mm3
上であることが好ましく、運搬中等に各フラッシングフォームに応力が印加された場合に
前記第二の液体があふれ出すのを抑制するために0.91μg/mm3以下であることが
好ましい。より好ましくは、前記第一の液体を各フラッシングフォームに保持させつつ浸
透させる観点から、第一フラッシングフォーム53及び第二フラッシングフォーム54に
吸収される前記第一の液体の量は、0.20μg/mm3以上0.70μg/mm3以下で
ある。
また、吸収体に含まれる第二の液体中の特定溶剤の量は、第一の液体に含まれるTMP
の量、液体吐出記録装置のライフタイム等を考慮して決定してもよく、例えば、吸収体が
液体吐出記録装置のフラッシングフォームである場合には、フラッシングフォームが含む
特定溶剤の量は、好ましくは0.10g以上、より好ましくは0.18g以上であり、好
ましくは0.81g以下、より好ましくは0.63g以下である。
第一フラッシングフォーム53及び第二フラッシングフォーム54には、前記第二の液
体が含まれており、かつ、前記第二の液体における前記特定溶剤の配合量が、前記第一の
液体におけるTMPの配合量の1倍以上であるため、TMPを含む前記第一の液体の堆積
を抑制可能である。
つぎに、図1を参照して、本発明の液体回収方法の別の例について説明する。前記第一
の液体が、インク流路及びインクジェットヘッド4に充填されている導入液の場合は、イ
ンク及び処理液等のインクジェット記録に用いられる液体がインクカートリッジ8から流
路に導入されるのに先駆けて、初期状態で吸引キャップ21にキャッピングされていたイ
ンクジェットヘッド4がフラッシングフォームの直上に移動する。そして、インクジェッ
トヘッド4が駆動して複数のノズル16から前記導入液が第二フラッシングフォーム54
に排出される。インクジェットヘッド4内及びチューブ17内の流路中の前記導入液が第
二フラッシングフォーム54に吐出されると、次いで、インクカートリッジ8からインク
が前記流路中に導入される。前記導入液の粘度は、25℃での測定値が、1mPa・s〜
10mPa・sであることが好ましく、1.5mPa・s〜8mPa・sであることがよ
り好ましく、2mPa・s〜5mPa・sであることがさらに好ましい。前記出荷液及び
前記検査液の粘度についても、同様である。
つぎに、図3(b)を参照して、本発明の液体回収方法のさらに別の例について説明す
る。図3(b)に示す例は、インクジェットヘッド4からプラテンフォーム60に直接前
記第一の液体を吐出することで前記第一の液体を回収する態様である。図3(b)におい
て、図2と同一部分には同一符号を付している。
本例の液体回収時には、インクジェットヘッド4は、走査方向に走査せずに停止してお
り、ノズル16から吐出したインクは、直下に吐出される。図3(b)は、マゼンタイン
クのノズル16mからの液体回収を行う場合の例である。
図3(b)では、マゼンタインクのノズル16mをプラテン2に組み込まれたプラテン
フォーム60に対向させた位置で、ノズル16mからプラテンフォーム60に対してマゼ
ンタインクを吐出することで第一の液体(マゼンタインク)を回収している。なお、ノズ
ル16bk、16y及び16cからの液体回収も、ノズル16bk、16y及び16cを
、それぞれ、プラテンフォーム60に対向する位置に移動させることで、同様にして実施
できる。また、インクジェットヘッド4が、処理液用のノズルを有する場合において、処
理液用のノズルからの液体回収も、処理液用のノズルを、プラテンフォーム60に対向す
る位置に移動させることで、同様にして実施できる。前記第一の液体が、インク流路及び
インクジェットヘッド4に充填されている導入液の場合は、インク及び処理液等のインク
ジェット記録に用いられる液体がインクカートリッジ8から流路に導入されるのに先駆け
て、初期状態で吸引キャップ21にキャッピングされていたインクジェットヘッド4がプ
ラテンフォーム60の直上に移動する。そして、インクジェットヘッド4が駆動して複数
のノズル16から前記導入液がプラテンフォーム60に排出される。前記導入液は、プラ
テンフォーム60に全て排出されてもよいが、全てを排出せず、適量を残してプラテンフ
ォーム60に排出するようにすることが好ましい。インクジェットヘッド4内及びチュー
ブ18内の前記導入液がプラテンフォーム60に吐出されると、次いで、インクカートリ
ッジ8からインクが前記流路中に導入される。プラテンフォーム60に吸収させる前記第
一の液体の量は、プラテンフォーム60に前記第一の液体を十分に浸透させる観点から、
0.10μg/mm3以上であることが好ましく、運搬中等にプラテンフォーム60に応
力が印加された場合に前記第二の液体があふれ出すのを抑制するために0.91μg/m
3以下であることが好ましい。より好ましくは、第一の液体をプラテンフォーム60に
保持させつつ浸透させる観点から、プラテンフォーム60に吸収させる前記第一の液体の
量は、0.20μg/mm3以上0.70μg/mm3以下である。
プラテンフォーム60には、前記第二の液体が含まれており、かつ、前記第二の液体に
おける前記特定溶剤の配合量が、前記第一の液体におけるTMPの配合量の1倍以上であ
るため、TMPを含む前記第一の液体の堆積を抑制可能である。
つぎに、本発明の実施例について比較例と併せて説明する。なお、本発明は、下記の実
施例及び比較例により限定及び制限されない。
[インクの調製]
インク組成(表2)における、自己分散型顔料を除く成分を、均一に混合しインク溶媒
を得た。つぎに、水に分散させた自己分散型顔料に前記インク溶媒を加え、均一に混合し
た。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製のセルロースアセテートタイプメンブ
レンフィルタ(孔径3.00μm)でろ過することで、インクジェット記録用インク1及
び2を得た。
Figure 0006443131
[第二の液体の調製]
表3に示す組成の第二の液体1〜10を調製した。
Figure 0006443131
[実施例1〜7及び比較例1〜4]
メラミンフォーム(表面積1cm2、厚み5mm)に表4に示す第二の液体を100μ
L浸透させて、表4に示すインクを用いて、堆積評価を下記の方法により実施した。
<堆積評価方法>
実施例及び比較例で用いたインクを、前記メラミンフォームをプラテンフォームとして
配置したブラザー工業(株)製のインクジェット記録装置MFC−J6910CDWのイ
ンクジェットヘッドから吐出させるため、空のインクタンクにそれぞれ注入し、前記イン
クジェット記録装置のタンクホルダーに搭載した。その後、前記インクジェット記録装置
をホストコンピュータに接続し、プリンタドライバにより、「ふちなし印刷」を選択し、
ブラザー工業(株)製の写真光沢紙BP71 L版に、サンプル画像ISO/JIS−S
CID(N3果物)を500枚連続で記録し、下記評価基準に従って堆積評価を行った。
堆積評価 評価基準
AA:メラミンフォーム(プラテンフォーム)上にインクの堆積が確認されず、前記写真
光沢紙の裏面の汚染が確認されなかった。
A :メラミンフォーム(プラテンフォーム)上にインクの堆積が確認されず、前記写真
光沢紙の裏面の汚染が2枚以下であった。
B :メラミンフォーム(プラテンフォーム)上にインクの堆積が確認され、前記写真光
沢紙の裏面の汚染が3枚〜49枚であった。
C :メラミンフォーム(プラテンフォーム)上にインクの堆積が確認され、前記写真光
沢紙の裏面の汚染が50枚以上であった。
実施例及び比較例で用いたインク及び第二の液体の構成及び評価結果を、表4に示す。
Figure 0006443131
表4に示すとおり、実施例1〜7では、堆積評価の結果が良好であった。第二の液体に
おける前記特定溶剤の配合量(B)が、インクにおけるTMPの配合量(A)の5倍以上
である実施例6では、堆積評価の結果がより優れており、10倍以上である実施例1〜4
では、堆積評価の結果が特に優れていた。一方、第二の液体にグリセリン又は尿素を含ま
せた比較例1及び2では、堆積評価の結果が悪かった。また、第二の液体における前記特
定溶剤の配合量(B)を、インクにおけるTMPの配合量(A)の0.5倍及び0.8倍
とした比較例3及び4でも、堆積評価の結果が悪かった。
以上のように、本発明の液体吐出記録装置は、TMPを含む液体の堆積を抑制可能なも
のである。本発明の液体吐出記録装置の用途は、特に限定されず、各種のインクジェット
記録に広く適用可能である。
1 液体吐出記録装置
3 キャリッジ
4 液体吐出ヘッド(インクジェットヘッド)
6 メンテナンスユニット
21 吸引キャップ
22 廃液フォーム
23 吸引ポンプ
50 廃液タンク
51 液受け部材
53 第一フラッシングフォーム
54 第二フラッシングフォーム
60 プラテンフォーム

Claims (10)

  1. 第一の液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドから出た前記第一の液体を吸収する吸収体とを含む液体吐出記録装置であって、
    前記第一の液体は、トリメチロールプロパンを含み、
    前記吸収体は、凝固点が20℃未満、かつ、比重が1.12以下の水以外の溶剤を含んだ第二の液体を吸収しており、
    前記第二の液体における前記溶剤の配合量は、前記第一の液体におけるトリメチロールプロパンの配合量の倍以上であることを特徴とする液体吐出記録装置。
  2. 前記溶剤が、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール−n−ブチルエーテル、N−メチル−2−ピロリドン、1,5−ペンタンジオール、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、オレイン酸、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール−n−ブチルエーテル、プロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル及びリノール酸からなる群から選択される少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1記載の液体吐出記録装置。
  3. 前記溶剤が、ジエチレングリコール及びトリエチレングリコール−n−ブチルエーテルの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項2記載の液体吐出記録装置。
  4. 前記吸収体は、前記吸収体と対向する位置において前記液体吐出ヘッドから吐出された前記第一の液体を受けるものであって非記録領域に配置されたフラッシングフォーム及び記録領域に配置されたプラテンフォームの少なくとも一方であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体吐出記録装置。
  5. 前記吸収体に吸収される前記第一の液体の量が、0.10μg/mm以上0.91μg/mm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体吐出記録装置。
  6. 前記吸収体に吸収される前記第一の液体の量が、0.20μg/mm以上0.70μg/mm以下であることを特徴とする請求項5記載の液体吐出記録装置。
  7. 前記第二の液体における前記溶剤の配合量が、前記第一の液体におけるトリメチロールプロパンの配合量の10倍以上であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体吐出記録装置。
  8. 前記第二の液体が、前記液体吐出記録装置の出荷時には、前記液体吐出ヘッド及び前記液体吐出記録装置の液体流路に充填されており、前記液体吐出ヘッド及び前記液体流路に記録用の液体が導入されるときに、前記液体吐出ヘッドを用いて前記吸収体に吐出されることで、前記吸収体に吸収されることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の液体吐出記録装置。
  9. 第一の液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドから出た前記第一の液体の堆積を抑制するための第二の液体を吸収している吸収体とを含む液体吐出記録装置において、前記液体吐出ヘッドから出た前記第一の液体を回収する液体回収方法であって、
    前記液体吐出ヘッドから出る、トリメチロールプロパンを含んだ前記第一の液体の堆積を、凝固点が20℃未満、かつ、比重が1.12以下の水以外の溶剤を含んだ前記第二の液体によって抑制することで前記液体吐出ヘッドから出た前記第一の液体を回収し、
    前記第二の液体における前記溶剤の配合量を、前記第一の液体におけるトリメチロールプロパンの配合量の倍以上とすることを特徴とする液体回収方法。
  10. 第一の液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドから出た前記第一の液体を吸収する吸収体とを含む液体吐出記録装置であって、
    前記第一の液体は、トリメチロールプロパンを含み、
    前記吸収体は、凝固点が20℃未満、かつ、比重が1.12以下の水及びトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル以外の溶剤を含んだ第二の液体を吸収しており、
    前記第二の液体における前記溶剤の配合量は、前記第一の液体におけるトリメチロールプロパンの配合量の1倍以上であることを特徴とする液体吐出記録装置。
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