JP5659922B2 - インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
前記浸透剤は、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル(tetra−PB)及びペンタエチレングリコールモノブチルエーテル(penta−PB)を含み、
前記水性インクにおけるtetra−PB(X)及びpenta−PB(Y)の重量比(X:Y)が、X:Y=50:50〜90:10であり、
前記水性インク全量に対するtetra−PB(X)及びpenta−PB(Y)の合計配合量(X+Y)が、X+Y=1重量%〜10重量%であることを特徴とする。
水性インク組成(表1及び表2)における、CAB−O−JET(登録商標)300を除く成分を、均一に混合しインク溶媒を得た。つぎに、CAB−O−JET(登録商標)300に前記インク溶媒を加え、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製のセルロースアセテートタイプメンブレンフィルタ(孔径3.00μm)でろ過することで、実施例1〜15及び比較例1〜22のインクジェット記録用水性インクを得た。
図1に示すライン型インクジェットヘッドが搭載されたライン型インクジェット記録装置において、温度40℃、相対湿度20%の環境下で、ライン型インクジェットヘッドをキャップをしない状態で7秒間放置した後、実施例及び比較例の水性インクの吐出により、XEROX社製の4200紙に1ドットの横罫線を5本記録し、前記放置なしの連続記録で形成した横罫線(リファレンス)との比較により、アンキャップ状態のヘッドに放置したときの吐出安定性を、下記の評価基準に従って評価した。
AAA:1本目の横罫線からドットの記録遅れ及び不吐出がなく、リファレンスと同等であった
AA :2本目の横罫線からドットの記録遅れ及び不吐出がなく、リファレンスと同等であった
A :3本目の横罫線からドットの記録遅れ及び不吐出がなく、リファレンスと同等であった
B :4本目の横罫線からドットの記録遅れ及び不吐出がなく、リファレンスと同等であった
C :5本目の横罫線からドットの記録遅れ及び不吐出がなく、リファレンスと同等であった
図1に示すライン型インクジェットヘッドが搭載されたライン型インクジェット記録装置を用いて、実施例及び比較例の水性インクの吐出により、XEROX社製の4200紙に、600dpiで100%ベタを記録し、前記ベタ記録後、紙面上から水性インクがなくなるまでの時間を計測し、紙面乾燥性を、下記の評価基準に従って評価した。
AA:3秒以内に、紙面上から水性インクがなくなった
A :3秒を超えて5秒以内に、紙面上から水性インクがなくなった
B :5秒を超えて10秒以内に、紙面上から水性インクがなくなった
C :10秒を超えた後、紙面上から水性インクがなくなった
水性インク1gあたりの接触面積が30mm2となる条件で、実施例及び比較例の水性インクにゴム片(エチレンプロピレンゴム(EPDM);ゴム硬度(旧JIS K 6301 A型による測定)40°)を浸漬させ、温度70℃の環境下で1週間保存した。前記保存前後での前記ゴム片の重量変化を測定し、下記の評価基準に従って評価した。なお、前記ゴム片の重量が増加した場合には、重量変化率が大きいほど、前記ゴム片が前記水性インク中の浸透剤等の吸収により膨張し、脆くなっており、前記ゴム片に由来する化合物の前記水性インク中への溶出が多くなると判断できる。また、前記ゴム片の重量が減少した場合には、前記ゴム片に由来する化合物が前記水性インク中に溶出していると判断できる。
A:ゴム片の重量変化率が、+3%以内
B:ゴム片の重量変化率が、+3%を超えて+5%以内
C:ゴム片の重量変化率が、+5%を超えた、又はゴム片の重量が減少した
図2に示すように、実施例及び比較例の水性インクを、インクカートリッジ301からライン型インクジェットヘッド30に導入した後、吸引ポンプ322を停止させ、加圧ポンプ321を用いて圧力をかけた。前記圧力を高めていき、ライン型インクジェットヘッド30のノズルから前記水性インクの漏れが生じたときの圧力を求め、メニスカス耐圧を、下記の評価基準に従って評価した。なお、図2において、91及び92はジョイントであり、310及び320はチューブ(水性インクの流路)であり、303は廃液タンクである。
A:5kPa以上で、水性インクの漏れが生じた
B:4kPa以上5kPa未満で、水性インクの漏れが生じた
C:4kPa未満で、水性インクの漏れが生じた
実施例及び比較例について、前記(a)〜(d)の結果から、下記の評価基準に従って総合評価を行った。
A:(a)〜(d)の結果に、B又はCが無かった
B:(a)〜(d)の結果のいずれかに、Bがあった
C:(a)〜(d)の結果のいずれかに、Cがあった
2、30 ライン型インクジェットヘッド
4 ニップローラ
6、7 ベルトローラ
8 搬送ベルト
11 給紙部
11a 用紙ストッカ
11b 支持板
11c ピックアップローラ
11d バネ
12 排紙部
13 ベルト搬送機構
14 剥離手段
15 プラテン
16 制御装置
59 用紙検知センサ
91、92 ジョイント
101 ライン型インクジェット記録装置
303 廃液タンク
310、311 チューブ(水性インクの流路)
321 加圧ポンプ
322 吸引ポンプ
Claims (5)
- 着色剤、水及び浸透剤を含むインクジェット記録用水性インクであって、
前記浸透剤は、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル及びペンタエチレングリコールモノブチルエーテルを含み、
前記水性インクにおけるテトラエチレングリコールモノブチルエーテル(X)及びペンタエチレングリコールモノブチルエーテル(Y)の重量比(X:Y)が、X:Y=50:50〜90:10であり、
前記水性インク全量に対するテトラエチレングリコールモノブチルエーテル(X)及びペンタエチレングリコールモノブチルエーテル(Y)の合計配合量(X+Y)が、X+Y=1重量%〜10重量%であることを特徴とするインクジェット記録用水性インク。 - 前記水性インクにおけるテトラエチレングリコールモノブチルエーテル(X)及びペンタエチレングリコールモノブチルエーテル(Y)の重量比(X:Y)が、X:Y=70:30〜85:15であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録用水性インク。
- インクジェット記録用水性インクを含むインクカートリッジであって、前記水性インクが、請求項1又は2記載のインクジェット記録用水性インクであることを特徴とするインクカートリッジ。
- 記録媒体に水性インクをインクジェット方式により吐出して記録するインクジェット記録方法であって、
前記水性インクとして、請求項1又は2記載のインクジェット記録用水性インクを用いることを特徴とするインクジェット記録方法。 - インク収容部及びインク吐出手段を含み、前記インク収容部に収容されたインクを前記インク吐出手段によって吐出するインクジェット記録装置であって、
前記インク収容部に、請求項1又は2記載のインクジェット記録用水性インクが収容されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
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