JP3812651B2 - インクジェット式記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット式記録装置およびインクジェット記録方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェット式記録装置およびインクジェット記録方法に係り、特に記録ヘッドをガイド軸に沿って移動して、記録ヘッドから顔料インクを吐出させることで記録媒体に縁無印刷を行うインクジェット式記録装置およびインクジェット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録媒体における前後左右のそれぞれの端縁の余白をゼロにして印刷できるインクジェット式記録装置が、特開平8−169155号公報に開示されている。この公報に開示された記録装置によると、キャリッジに搭載された記録ヘッドの走査範囲を、記録媒体における左右の両端縁より外側に外れる位置まで移動するように設定して印刷動作を実行するように構成されている。
【0003】
このインクジェット式記録装置で印刷を行う際には、図5(A)に示すように、記録媒体としての記録用紙100が矢印Aの副走査方向に搬送され、記録用紙100の前縁100Aが記録ヘッド101の下方に到達したとき、キャリッジが矢印Bの主走査方向に沿って往復動するとともに、記録ヘッド101からインク102を吐出させて記録用紙100への印刷を開始する。
この際、記録用紙100における前縁100Aの余白をゼロにして印刷を行うために、記録用紙100の前縁100Aから外側にインク102をはみ出させる。
【0004】
この状態から記録用紙100が矢印Aの副走査方向に搬送されることにより、図5(B)の状態になると、記録用紙100における側縁100Bの余白をゼロにして印刷を行うために、矢印Bの主走査方向に沿うキャリッジの往復動距離を適宜調整することにより、記録用紙100の側縁100Bから外側にインク102をはみ出させる。さらに、この状態から記録用紙100が矢印Aの副走査方向に搬送されることにより、図5(C)の状態になると、記録用紙100における後縁100Cの余白をゼロにして印刷を行うために、記録用紙100の後縁100Cから外側にインク102をはみ出させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、記録用紙100の前縁100A、側縁100Bや後縁100Cから外側にはみ出したインク102は、図6に示すプラテン104に染み込ませる。しかしながら、顔料インクを用いた場合インクジェット式記録装置の使用環境が、特に夏季等で室温が上昇した場合に、顔料インク102に含まれている水分が蒸発してインク102の顔料分が析出している。
【0006】
このため、図7に示すように顔料インク102をプラテン104に十分に染み込ませることができない場合があり、図8に示すようにプラテン104の表面にインク(顔料)102が堆積(以下、「山積り105」という)する。
このように、プラテン104の表面に山積り105が発生すると、次の記録用紙100に印刷する際に、山積り105に記録用紙100の端面が接触して、記録用紙100の端面が汚れてしまうことが考えられる。
【0007】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録媒体の端縁から外側にはみ出したインクをプラテンに十分に染み込ませることができる顔料インクを用いたインクジェット式記録装置およびインクジェット記録方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のインクジェット式記録装置は、請求項1に記載したように、着色剤に顔料を用いたインクを用い、記録ヘッドをガイド軸に沿って移動して、記録ヘッドから顔料インクを吐出させることで記録媒体に縁無印刷を行う際に、記録媒体の外側にはみ出した顔料インクをプラテンに染み込ませるインクジェット式記録装置において、前記プラテンに浸透溶剤が含浸されたことを特徴としている。
【0009】
このように構成されたインクジェット式記録装置においては、プラテンに浸透溶剤を含浸させているので、プラテンをインクが一層染み込み易い性質に変換できる。
よって、特に夏季等で室温が上昇した場合に顔料インクから水分が蒸発してインクの顔料が析出しても、顔料インクをプラテンに十分に効率よく染み込ませることができる。
【0010】
また、本発明のインクジェット式記録装置は、請求項2に記載したように、前記浸透溶剤は、1,2−アルカンジオールおよび/または変性ポリシロキサン系化合物系化合物を含むことを特徴とする。
さらに、本発明のインクジェット式記録装置は、請求項3に記載したように、前記浸透溶剤は、さらにグリセリンを含むことを特徴とする。
【0011】
このように構成されたインクジェット式記録装置においては、プラテンに浸透溶剤を含浸させて、記録媒体の外側にはみ出した顔料インクをプラテンに効率よく染み込ませるようにした。よって、特に夏季等で室温が上昇した場合に、顔料インクから水分が蒸発してインクの顔料分が析出しても顔料インクをプラテンに十分に染み込ませることができる。
従って、プラテンの表面に顔料インクが山積りになることを阻止できるので、後続の記録媒体が山積りに接触することを防いで記録媒体が汚れてしまうことを防止できる。
【0012】
一方、本発明のインクジェット式記録方法は、請求項4に記載したように、着色剤に顔料を用いたインクを用い、記録ヘッドをガイド軸に沿って移動して、記録ヘッドから顔料インクを吐出させることで記録媒体に縁無印刷を行う際に、記録媒体の外側にはみ出した顔料インクをプラテンに染み込ませるインクジェット式記録方法において、あらかじめ前記プラテンに浸透溶剤を含浸させておくことを特徴としている。
【0013】
このように構成された顔料インクを用いたインクジェット記録装置においては、プラテンに浸透溶剤を含浸させて、記録媒体の外側にはみ出した顔料インクをプラテンに効率よく染み込ませるようにした。よって、特に夏季などで室温が上昇した場合に、顔料インクから水分が蒸発してインクの顔料分が析出しても顔料インクをプラテンに十分に染み込ませることができる。
従って、プラテンの表面に顔料インクが山積りになることを阻止できるので、後続の記録媒体が山積りに接触することを防いで記録媒体が汚れてしまうことを防止できる。
【0014】
また、本発明のインクジェット式記録方法は、請求項5に記載したように、前記浸透溶剤は、1,2−アルカンジオールおよび/または変性ポリシロキサン系化合物を含むことを特徴としている。
さらに、本発明のインクジェット式記録方法は、請求項6に記載したように、前記浸透溶剤は、さらにグリセリンを含むことを特徴としている。
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する各実施形態において、既に図1において説明した部材等については、図中に同一符号あるいは相当符号を付すことにより説明を簡略化あるいは省略する。
【0015】
図1および図2に示すように、本発明に係る顔料インクを用いたインクジェット式記録装置10は、記録ヘッド11をガイド軸12に沿って矢印Bの主走査方向に移動して、記録ヘッド11からインクを吐出させることで記録用紙(記録媒体)13に縁無印刷を行う際に、記録用紙13の外側にはみ出したインク14をプラテン15に染み込ませるように構成されている。
【0016】
記録ヘッド11にはキャリッジ16が設けられ、このキャリッジ16がガイド軸12に移動自在に支持されている。これにより、記録ヘッド11をガイド軸12に沿って矢印Bの主走査方向に走査することができる。
インクとしては着色剤に顔料を用いたものが使用される。
キャリッジ16にはブラックインクカートリッジ17やカラーインクカートリッジ18が着脱自在に装填されている。ブラックインクカートリッジ17の先端は記録ヘッド11のノズル11Aに連通されている。
【0017】
また、カラーインクカートリッジ18にはシアンのカートリッジ18A、マゼンタのカートリッジ18Bおよびイエローのカートリッジ18Cが備えられ、それぞれのカートリッジ18A,18B,18Cの先端は記録ヘッド11の各ノズル11B,11C,11Dに連通されている。
【0018】
ガイド軸12の下方には、プラテン15がガイド軸12に平行に配置されている。プラテン15は、一例として発泡性樹脂が該当するが、布、綿やスポンジ等のその他の材料を使用することも可能である。
このプラテン15には、一方の端部15Aから他方の端部15Bに渡って全域に浸透溶剤が含浸されている。浸透溶剤としては、1,2−アルカンジオール、変性ポリシロキサン系化合物等が該当する。
【0019】
これらの浸透溶剤である1,2−アルカンジオール、変性ポリシロキサン系化合物は、それぞれ一液のみをプラテン15に含浸させてもよく、または1,2−アルカンジオールおよび変性ポリシロキサン系化合物の混合物、1,2−アルカンジオールおよびグリセリンの混合物や、変性ポリシロキサン系化合物およびグリセリンの混合物をプラテン15に含浸させてもよく、さらには1,2−アルカンジオール、変性ポリシロキサン系化合物およびグリセリンの混合物をプラテン15に含浸させることも可能である。
【0020】
1,2−アルカンジオール類としては、好ましくは1,2−C1-6アルキルジオールであり、より好ましくは1,2−ヘキサンジオールである。
【0021】
変性ポリシロキサン系化合物としては、下記の式で表される化合物が挙げられる。
【0022】
【化1】
Figure 0003812651
【0023】
(上記式中、R1〜R9は、独立してC1-6アルキル基を表し、jおよびkは独立して1以上の整数を表し、EOはエチレンオキシ基を表し、POはプロピレンオキシ基を表し、mおよびnは0以上の整数を表すが、m+nは1以上の整数を表し、EOおよびPOは[]内においてその順序は問わず、ランダムであってもブロックであってもよい)
【0024】
式で表される化合物において、j+kが2〜10であることが好ましく、2〜6であるものが特に好ましい。
式の化合物の添加量は、適宜に選定されてよいが、好ましくは0.05〜5重量%程度であり、より好ましくは0.1〜3.0重量%程度である。
式で表される化合物は市販されており、それを利用することが可能である。例えば、ビックケミー・ジャパン株式会社より、ポリシロキサン系界面活性剤のBYK−345,BYK−346,BYK−348等が利用可能である。
【0025】
この顔料インクを用いたインクジェット式記録装置10によれば、キャリッジ16をガイド軸12に沿って矢印Bの主走査方向に移動させることにより、記録ヘッド11をガイド軸12に沿って走査し、併せて記録用紙13を記録ヘッド11の走査方向に直交する副走査方向(矢印A)へ紙送りする際に、それぞれのカートリッジ17,18A〜18Cから各ノズル11A〜11Dを介してインクを吐出することにより記録用紙13に印刷を行うことができる。
【0026】
次に、顔料インクを用いたインクジェット式記録装置10のインクジェット記録方法を図2〜図4に基づいて説明する。
顔料インクを用いたインクジェット式記録装置10で印刷を行う際には、図2(A)に示すように、矢印Aの副走査方向に搬送されて記録用紙13の先端13Aが記録ヘッド11の下方に到達したとき、キャリッジが矢印Bの主走査方向に沿って往復動するとともに、記録ヘッド11から顔料インク14を吐出させて記録用紙13への印刷を開始する。この際、記録用紙13における前縁13Aの余白をゼロにして印刷を行うために、記録用紙13の前縁13Aから外側に顔料インク14をはみ出させる。
【0027】
この状態から記録用紙13が矢印Aの副走査方向に搬送されることにより、図2(B)の状態になると、記録用紙13における側縁13Bの余白をゼロにして印刷を行うために、矢印Bの主走査方向に沿うキャリッジの往復動距離を適宜調整することにより、記録用紙13の側縁13Bから外側14に顔料インクをはみ出させる。
さらに、この状態から記録用紙13が矢印Aの副走査方向に搬送されることにより、図2(C)の状態になると、記録用紙13における後縁13cの余白をゼロにして印刷を行うために、記録用紙13の後縁13Cから外側に顔料インク14をはみ出させる(図3参照)。
【0028】
ここで、記録用紙13の前縁12A、側縁13Bや後縁13Cから外側にはみ出した顔料インク14は、図3に示すプラテン15に染み込ませる。プラテン15には、一方の端部15Aから他方の端部15Bに渡って全域に浸透溶剤として、1,2−アルカンジオール、変性ポリシロキサン系化合物のうちの少なくとも一液が含浸されている。
【0029】
このため、図4に示すように、記録用紙13の前縁12A、側縁13Bや後縁13Cから外側にはみ出した顔料インク14をプラテン15に効率よく染み込ませることができる。よって、顔料インクを用いたインクジェット式記録装置10の使用環境が、特に夏季等で室温が上昇した場合に、顔料インクから水分が蒸発して顔料分が析出しても、顔料インク14をプラテン15に十分に染み込ませることができる。
従って、従来技術のように、プラテン15の表面にインク(顔料)が山積りになることを防止できる。これにより、次の記録用紙13に印刷する際に、山積りに記録用紙13の端面が接触して、記録用紙13の端面が汚れてしまうことを防止できる。
【0030】
また、プラテン15には、一方の端部15Aから他方の端部15Bに渡って全域に浸透溶剤を含浸させている。このため、記録用紙13の前縁12A、側縁13Bや後縁13Cからプラテン15に染み込んだインクを、プラテン15の一方の端部15Aから他方の端部15Bの全域に染み込ませることができる。従って、プラテン15に多量の顔料インクを染み込ませることができるので、プラテン15を交換するサイクルを延ばすことができる。
【0031】
なお、前記実施形態では、記録媒体として記録用紙13を例に説明したが、これに限らないで、その他の記録媒体に適用することも可能である。
さらに、本発明は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能であり、前述した実施形態において例示した記録ヘッド,ガイド軸およびプラテン等の材質,形状,寸法,形態,数,配置個所,厚さ寸法等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0032】
次に、実施例1〜6と比較例について説明する。
実施例1〜6および比較例のプラテン15として、スポンジ等の発砲材を使用した。
また、実施例1〜6および比較例の顔料インクとして、ブラックインクカートリッジ17にブラック顔料インク、シアンのカートリッジ18Aにシアン顔料インク、マゼンタのカートリッジ18Bにマゼンタ顔料インク、イエローのカートリッジ18Cにイエロー顔料インクをそれぞれ充填した。
【0033】
ブラック顔料インクは、カーボンブラックを6重量%、グリセリンを15重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを5重量%、オルフィンE1010(アセチレングリコール系界面活性剤 日信化学株式会社製)を1重量%、トリエタノールアミンを1重量%、残りを純水とすることで100重量%としたものを使用した。
【0034】
また、マゼンタ顔料インクは、C.I.ピグメントレッド122を5重量%、グリセリンを15重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを5重量%、オルフィンE1010(アセチレングリコール系界面活性剤 日信化学株式会社製)を1重量%、トリエタノールアミンを1重量%、残りを純水とすることで100重量%としたものを使用した。
【0035】
さらに、シアン顔料インクは、C.I.ピグメントブルー15:3を5重量%、グリセリンを15重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを5重量%、オルフィンE1010(アセチレングリコール系界面活性剤 日信化学株式会社製)を1重量%、トリエタノールアミンを1重量%、残りを純水とすることで100重量%としたものを使用した。
【0036】
また、イエロー顔料インクは、C.I.ピグメントイエロー74を5重量%、グリセリンを15重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを5重量%、オルフィンE1010(アセチレングリコール系界面活性剤 日信化学株式会社製)を1重量%、トリエタノールアミンを1重量%、残りを純水とすることで100重量%としたものを使用した。
【0037】
一方、実施例1〜実施例6には以下の浸透溶剤を含浸させたプラテン15を使用し、比較例には含浸剤を含浸させないプラテン15を使用した。
実施例1:1,2−アルカンジオールとして、1,2−ヘキサンジオールを5重量%、残りを純水とした浸透溶剤。
実施例2:変性ポリシロキサン系化合物として、BYK348を0.5重量%、残りを純水とした浸透溶剤。
実施例3:BYK348を0.5重量%、グリセリンを10重量%、残りを純水とした浸透溶剤。
実施例4:1,2−ヘキサンジオールを2重量%、BYK348を0.3重量%、残りを純水とした浸透溶剤。
実施例5:1,2−ヘキサンジオールを5重量%、グリセリンを5重量%、残りを純水とした浸透溶剤。
実施例6:1,2−ヘキサンジオールを2重量%、BYK348を0.3重量%、グリセリンを5重量%、残りを純水とした浸透溶剤。
【0038】
以上の条件で、40℃20%環境下において、100万Pass縁無し印字をおこなった。その結果、実施例1〜6ではインク(顔料)の山積もりの発生がなく、印刷物を汚すことを防止できた。一方、比較例ではインク(顔料)の山積もりが発生し、印刷物が汚れてしまった。
このことから、インク(顔料)の山積もりの発生をなくすためには、プラテン15に含浸剤を含浸させると効果があることが判った。
【0039】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、プラテンに浸透溶剤を含浸させているので、プラテンを顔料インクが一層染み込み易い性質に変換することができる。よって、特に夏季等で室温が上昇した場合に顔料インクから水分が蒸発してインクの顔料が析出しても、インクをプラテンに十分に効率よく染み込ませることができる。
従って、従来技術のように、プラテンの表面にインク(顔料)が山積りになることを防止できる。これにより、次の記録媒体に印刷する際に、山積りに記録媒体の端面が接触して、記録媒体の端面が汚れてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット式記録装置を示す概略図である。
【図2】本発明に係るインクジェット記録方法を示す説明図である。
【図3】本発明に係るインクジェット記録方法を示す説明図である。
【図4】本発明に係るインクジェット記録方法を示す説明図である。
【図5】従来のインクジェット記録方法を示す説明図である。
【図6】従来のインクジェット記録方法を示す説明図である。
【図7】従来のインクジェット記録方法を示す説明図である。
【図8】従来のインクジェット記録方法を示す説明図である。
【符号の説明】
10 インクジェット式記録装置
11 記録ヘッド
12 ガイド軸
13 記録用紙(記録媒体)
14 インク
15 プラテン

Claims (6)

  1. 着色剤に顔料を用いたインクを用い、記録ヘッドをガイド軸に沿って移動して、記録ヘッドから顔料インクを吐出させることで記録媒体に縁無印刷を行う際に、記録媒体の外側にはみ出した顔料インクをプラテンに染み込ませるインクジェット式記録装置において、
    前記プラテンに浸透溶剤が含浸されたことを特徴とするインクジェット式記録装置。
  2. 前記浸透溶剤は、1,2−アルカンジオールおよび/または変性ポリシロキサン系化合物を含むことを特徴とする請求項1に記載したインクジェット式記録装置。
  3. 前記浸透溶剤は、さらにグリセリンを含むことを特徴とする請求項2に記載したインクジェット式記録装置。
  4. 着色剤に顔料を用いたインクを用い、記録ヘッドをガイド軸に沿って移動して、記録ヘッドから顔料インクを吐出させることで記録媒体に縁無印刷を行う際に、記録媒体の外側にはみ出した顔料インクをプラテンに染み込ませるインクジェット式記録方法において、
    あらかじめ前記プラテンに浸透溶剤を含浸させておくことを特徴とするインクジェット式記録方法。
  5. 前記浸透溶剤は、1,2−アルカンジオールおよび/または変性ポリシロキサン系化合物を含むことを特徴とする請求項1に記載したインクジェット式記録方法。
  6. 前記浸透溶剤は、さらにグリセリンを含むことを特徴とする請求項2に記載したインクジェット式記録方法。
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