JP4432407B2 - インクジェット用液体廃棄処理方法、並びに、これを用いたインクジェット記録装置、インクジェット用液体貯蔵用タンク、インクジェット用液体貯蔵用液体吸収体およびインクジェット用液体廃棄処理装置 - Google Patents
インクジェット用液体廃棄処理方法、並びに、これを用いたインクジェット記録装置、インクジェット用液体貯蔵用タンク、インクジェット用液体貯蔵用液体吸収体およびインクジェット用液体廃棄処理装置 Download PDFInfo
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Description
<1> 2価以上の金属イオンを含む第1の印字用液体と、該第1の印字用液体と混合した際に前記金属イオンと反応し凝集・増粘するアニオン化合物を含む第2の印字用液体とを混合した状態の混合廃液として廃棄処理するインクジェット用液体廃棄処理方法において、
前記混合廃液が、前記金属イオンと前記アニオン化合物との反応を防止する凝集・増粘防止剤を含んだ状態で廃棄処理されることを特徴とするインクジェット用液体廃棄処理方法である。
1種類以上の液体を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、非印字時に前記記録ヘッドから排出される前記印字用液体を回収し、これを貯蔵する廃液貯蔵部を有する廃液処理手段と、を少なくとも備え、
前記非印字時に前記記録ヘッドから排出された、前記第1の印字用液体の少なくとも1種と、前記第2の印字用液体の少なくとも1種とが、混合された状態の混合廃液として前記廃液貯蔵部に貯蔵されるインクジェット記録装置を用いたインクジェット用液体廃棄処理方法において、
前記混合廃液が、前記凝集・増粘防止剤を含んだ状態で前記廃液貯蔵部に貯蔵されることを特徴とする<1>に記載のインクジェット用液体廃棄処理方法である。
1種類以上の液体を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、非印字時に前記記録ヘッドから排出される前記印字用液体を回収し、これを貯蔵する廃液貯蔵部を有する廃液処理手段と、を少なくとも備え、
前記非印字時に前記記録ヘッドから排出された、前記第1の印字用液体の少なくとも1種と、前記第2の印字用液体の少なくとも1種とを、混合した状態の混合廃液として前記廃液貯蔵部に貯蔵するインクジェット記録装置において、
前記混合廃液が、前記金属イオンと前記アニオン化合物との反応を防止する凝集・増粘防止剤を含んだ状態で前記廃液貯蔵部に貯蔵されることを特徴とするインクジェット記録装置である。
前記記録ヘッドから前記第1の印字用液体および前記第2の印字用液体の少なくとも一方が排出された後のいずれかの時点において、
前記凝集・増粘防止剤を添加する凝集・増粘防止剤添加手段を含むことを特徴とする<16>に記載のインクジェット記録装置である。
1種類以上の液体を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、非印字時に前記記録ヘッドから排出される前記印字用液体を回収し、これを貯蔵するインクジェット用液体貯蔵用タンクを少なくとも有する廃液処理手段と、を少なくとも備え、
前記非印字時に前記記録ヘッドから排出された、前記第1の印字用液体の少なくとも1種と、前記第2の印字用液体の少なくとも1種とを、混合した状態の混合廃液として前記インクジェット用液体貯蔵用タンクに貯蔵するインクジェット記録装置に用いられるインクジェット用液体貯蔵用タンクにおいて、
前記混合廃液と混合可能な状態で、前記金属イオンと前記アニオン化合物との反応を防止する凝集・増粘防止剤を予め含んでいることを特徴とするインクジェット用液体貯蔵用タンクである。
1種類以上の液体を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、前記液体を貯蔵可能な1つ以上のインクジェット用液体貯蔵用液体吸収体を少なくとも含み、非印字時に前記記録ヘッドをメンテナンスする為に前記記録ヘッドから排出される前記第1の印字用液体および前記第2の印字用液体を回収し貯蔵する廃液処理手段と、を少なくとも備え、
前記非印字時に前記記録ヘッドから排出された、前記第1の印字用液体の少なくとも1種と、前記第2の印字用液体の少なくとも1種とが、混合された状態の混合廃液として前記廃液貯蔵部に貯蔵されるインクジェット記録装置に用いられるインクジェット用液体貯蔵用液体吸収体において、
前記混合廃液と混合可能な状態で、前記金属イオンと前記アニオン化合物との反応を防止する凝集・増粘防止剤を予め含んでいることを特徴とするインクジェット用液体貯蔵用液体吸収体である。
1種類以上の液体を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、非印字時に前記記録ヘッドから排出される前記印字用液体を回収し、これを貯蔵する廃液貯蔵部を有するインクジェット用液体廃棄処理装置と、を少なくとも備え、
前記非印字時に前記記録ヘッドから排出された、前記第1の印字用液体の少なくとも1種と、前記第2の印字用液体の少なくとも1種とを、混合した状態の混合廃液として前記廃液貯蔵部に貯蔵するインクジェット記録装置に用いられるインクジェット用液体廃棄処理装置において、
前記混合廃液が、前記金属イオンと前記アニオン化合物との反応を防止する凝集・増粘防止剤を含んだ状態で前記廃液貯蔵部に貯蔵されることを特徴とするインクジェット用液体廃棄処理装置である。
本発明のインクジェット用液体廃棄処理方法は、2価以上の金属イオンを含む第1の印字用液体と、該第1の印字用液体と混合した際に前記金属イオンと反応し凝集・増粘するアニオン化合物を含む第2の印字用液体とを混合した状態の混合廃液として廃棄処理するインクジェット用液体廃棄処理方法において、前記混合廃液が、前記金属イオンと前記アニオン化合物との反応を防止する凝集・増粘防止剤を含んだ状態で廃棄処理されることを特徴とする。
なお、本発明のインクジェット用液体廃棄処理方法をインクジェット記録装置に適用する場合には、以下のような構成を有するインクジェト装置を利用することが好ましい。
なお、このような凝集・増粘防止剤の添加方法の詳細については、本発明のインクジェット用液体廃棄処理方法を適用したインクジェット記録装置の具体的な構成も含めて後述する。
本発明のインクジェット用液体廃棄処理方法に用いられる印字用液体としては、これを廃棄処理する際に混合される2種類の印字用液体(第1の印字用液体および第2の印字用液体)が必ず組み合わされて用いられる。
ここで、第1の印字用液体は、2価以上の金属イオンを少なくとも含むものであり、第2の印字用液体は、第1の印字用液体と混合された際に、これに含まれる2価以上の金属イオンと反応して凝集および/または増粘するアニオン化合物を少なくとも含むものである。
なお、インクジェット記録装置に用いる場合には、用いられる印字用液体の少なくとも2種以上がインクからなるか、あるいは、少なくとも1種以上がインク、他の残りの1種以上が処理液からなることが好ましい。
次に、印字用液体に含まれる各種成分、すなわち、2価以上の金属イオン、アニオン性化合物、色材、その他の成分について以下に説明する。
第1の印字用液体に含まれる2価以上の金属としては、公知の2価以上の金属であれば特に限定されず、例えば、Mg、Ca、Ba、Cu、Co、Ni、Zn、Fe、Al、La、Nd、Y、Pr、Sm、Sb、In等が挙げられる。これらの金属イオンは、第1の印字用液体中に塩化合物として供給することができる。このような塩化合物としては、リン酸塩、硫酸塩、硝酸塩、酢酸塩などが挙げられ、第1の印字用液体中での析出を抑制するために、その溶解度が10を超えるものであることが好ましい。溶解度が10以下の場合には、記録ヘッドのノズル部の目詰まりが発生したり、インクの長期安定性が劣化する場合がある。
また、第1の印字用液体に含まれる2価以上の金属イオンの濃度は、100ppm以上であることが好ましく、500ppm以上であることがより好ましい。第1の印字用液体に含まれる2価以上の金属の濃度が100ppmよりも小さい場合には、既述したような金属イオンを用いた場合の耐水性や色間にじみ改善効果が十分に得られなかったり、画像濃度が薄くなる場合がある。
第2の印字用液体に含まれるアニオン化合物としては、第1の印字用液体に含まれる2価以上の金属と反応して凝集および/または増粘するものであれば特に限定されないが、具体的には、アニオン性色材や、アニオン性のポリマー添加剤を挙げることができる。なお、これらの具体例については後述する。
印字用液体がインクとして用いられる場合には、公知の色材(顔料、染料)が添加される。なお、第1の印字用液体に添加される色材としては、カチオン性色材が用いられ、第2の印字用液体に添加される色材としてはアニオン性色材が用いられる。
Raven 3500, Raven2000, Raven1500, Raven1250, Raven1200, Raven1190 ULTRAII, Raven
1170, Raven1255, Raven1080, Raven1060(以上コロンビアン・カーボン社製)、Regal400R, Regal330R, Regal660R, Mogul L, Black Pearls L, Monarch 700, Monarch 800, Monarch 880, Monarch 900, Monarch 1000, Monarch 1100, Monarch 1300, Monarch 1400(以上キャボット社製)、Color Black FW1, Color Black FW2, Color Black FW2V, Color Black 18, Color Black FW200, Color Black S150, Color Black S160, Color Black S170, Printex35, Printex U, Printex V, Printex140U, Printex140V, Special Black 6 ,Special Black 5 ,Special Black 4A ,Special Black4(以上デグッサ社製)、No.25, No.33, No.40, No.47, No.52, No.900, No.2300, MCF−88, MA600, MA7, MA8, MA100(以上三菱化学社製)が挙げられるがこれに限定されるものではない。
特に、良好な画像を得ることができる点では、色材としてアニオン性染料あるいはアニオン性表面基を有するカーボンブラックを使用したブラックインク(第2の印字用液体)と、2価以上の金属イオンを合計500ppm以上含むカラーインク(第1の印字用液体)とを組合せて使用することが好ましい。この場合、ブラックインク画像部にブラックインクとカラーインクとを併用することにより画像濃度が向上し、かつ、ブラック画像とカラー画像とが隣接する部での色間滲みが抑制され画像品位が向上する。
印字用液体は、上記の成分の他に、溶媒として水を含むが、更に水溶性有機溶媒を添加することができる。水溶性有機溶媒を印字用液体に添加すると、インクや処理液の保湿性及びインク中の色材の溶解性がさらに良好になり、目詰まりを防止したり、記録ヘッドから印字用液体を吐出する際の吐出安定性を維持し、さらに、印字用液体の長期の保存に対しても色材、処理液に含まれる処理剤の凝集・析出を防ぐことができる。
含硫黄溶媒としてはチオジエタノール、チオジグリセロール、スルホラン、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。その他、炭酸プロピレン、炭酸エチレン等を併せて用いることも出来る。エタノール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、ベンジルアルコール等のアルコール類も使用することができる。水溶性有機溶媒の含有量としては、1〜60質量質量部、好ましくは、5〜40質量質量部で使用される。
その他必要に応じ、酸化防止剤、防カビ剤、粘度調整剤、導電剤、紫外線吸収剤等も添加することができる。
本発明のインクジェット用液体廃棄処理方法に用いられる凝集・増粘防止剤は、第1の印字用液体中に含まれる金属イオンと、第2の印字用液体に含まれるアニオン化合物との反応を防止して、これら2種類の印字用液体を混合した混合廃液の凝集や増粘を防ぐ機能を有するものである。また、凝集・増粘防止剤自体は、後述するように金属イオンとキレート化等により反応して、水系液体である混合廃液に対して溶解性に優れた反応物を形成する。
このような凝集・増粘防止剤としては、上記の機能を有する物質であれば特に限定されないが、具体的には2価以上の金属イオンをキレート化するキレート剤や、アニオン化合物に対して、2価以上の金属イオンをマスキングするマスキング剤を利用することができる。
グリコールエーテル類では、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジグリセリンのエチレンオキサイド付加物等など多価アルコール誘導体が挙げられる。
次に、以上に説明した本発明のインクジェット用液体廃棄処理方法を利用した本発明のインクジェット記録装置、インクジェット用液体貯蔵用タンク(廃液貯蔵タンク)、インクジェット用液体貯蔵用液体吸収体(液体吸収体)、インクジェット用液体廃液処理装置(廃液処理手段)について以下に説明する。
すなわち、本発明のインクジェット記録装置は、印字用液体として、1種以上の第1の印字用液体と、1種以上の第2の印字用液体とを用い、1種類以上の液体を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、非印字時に前記記録ヘッドから排出される前記印字用液体を回収し、これを貯蔵する廃液貯蔵部を有する廃液処理手段と、を少なくとも備え、前記非印字時に前記記録ヘッドから排出された、前記第1の印字用液体の少なくとも1種と、前記第2の印字用液体の少なくとも1種とを、混合した状態の混合廃液として前記廃液貯蔵部に貯蔵する構成を有するものである。この際、前記混合廃液が、前記金属イオンと前記アニオン化合物との反応を防止する凝集・増粘防止剤を含んだ状態で前記廃液貯蔵部に貯蔵される。
すなわち、混合廃液として混合される第1の印字用液体および第2の印字用液体が、非印字時に記録ヘッドから排出された後から、両液が混合され最終的に廃液貯蔵部に貯蔵されるまでの少なくともいずれかの時点で、第1の印字用液体、第2の印字用液体、あるいは、両液体が混合された混合廃液から選択される少なくともいずれかの廃液に、凝集・増粘防止剤を添加することができる。
しかしながら本発明のインクジェト記録装置は、本発明のインクジェット液体廃棄処理方法を利用しているため、上述したようにインクジェト記録装置内に設置される廃液処理手段を簡素化・小型化することができ、また、低コストで作製することが可能である。
このようなタイミングで、凝集・増粘防止剤(あるいは凝集・増粘防止液)を混合廃液、あるいは、記録ヘッドから排出された直後から(第2の印字用液体と混合された)混合廃液とされる直前までの第1の印字用液体に添加することにより、2価以上の金属イオンがアニオン化合物と反応するのをより効果的に防止でき、混合廃液の凝集・増粘を抑制することがより容易となる。
この凝集・増粘防止剤添加手段の具体例としては、例えば、回収パイプの途中や廃液貯蔵部に接続された凝集・増粘防止液供給装置を設けることができる。
このような液体吐出装置は、記録ヘッドが印字やメンテナンス(非印字時)に際して移動する走査線上に移動可能なように配置することが好適である。また、液体吐出装置の構成は、印字に用いられる記録ヘッドと同様のものを利用することができるため、走査線上に印字用の記録ヘッドと凝集・増粘防止液を添加するための凝集・増粘防止液付与用ヘッド(液体吐出装置)とを設けることができる。
なお、上述したように記録ヘッドが凝集・増粘防止液付与用ヘッドの機能も兼有する場合には、記録ヘッドから排出される液体を回収する廃液回収口に対して、記録ヘッドから排出される各液体(第1の印字用液体、第2の印字用液体、および、凝集・増粘防止液)のノズル面を移動させて、上記のように第1の印字用液体、凝集・増粘防止液、および、第2の印字用液体の順に順次排出させることができる。
インクの作製は色材溶液に、水溶性有機溶媒、その他添加剤、イオン交換水を適量加え、各材料が所定量含まれるように調製したあと、混合・攪拌を行った。その後、ブラックインクについては目開き1μmフィルタを用い、カラーインク、については目開き0.5μmフィルタを用いてろ過を行い各色のインクを得た。また、凝集・増粘防止液については、必要成分が所定量含まれるように調製したあと、混合・攪拌を行い、これを目開き0.5μmフィルタでろ過を行った。
以下にブラック、シアン、マゼンタ、イエローからなるインクセット1の各色のインクの調整に用いた原料およびその使用量、並びに、凝集・増粘防止液1の調整に用いた原料およびその使用量について示す。
<ブラックインク>
・Cabojet300(キャボット社製、アニオン性色材):5.0質量部
・1,5−ペンタンジオール:10質量部
・チオジエタノール:10質量部
・ジエチレングリコールモノエチルエーテル:2.0質量部
・チオ尿素:3.0質量部
・イソプロピルアルコール:4.0質量部
・イオン交換水:66質量部
・C.I.AcidBlue−9:3.5質量部
・1,5−ペンタンジオール:10質量部
・チオジエタノール:10質量部
・ジエチレングリコールモノエチルエーテル:2.0質量部
・チオ尿素:3.0質量部
・イソプロピルアルコール:4.0質量部
・水酸化ナトリウム:0.03質量部
・硫酸マグネシウム:1.0質量部(マグネシウム約2000ppm相当)
・イオン交換水:66.47質量部
なお、上記組成のインクには2価以上の金属としてマグネシウムイオンが含まれ、その含有量は約2000ppmである。
・ILM−377(ILFORD製):3.0質量部
・1,5−ペンタンジオール:10質量部
・チオジエタノール:10質量部
・ジエチレングリコールモノエチルエーテル:2.0質量部
・チオ尿素:3.0質量部
・イソプロピルアルコール:4.0質量部
・水酸化ナトリウム:0.03質量部
・硫酸マグネシウム:1.0質量部(マグネシウム約2000ppm相当)
・イオン交換水:66.97質量部
なお、上記組成のインクには2価以上の金属としてマグネシウムイオンが含まれ、その含有量は約2000ppmである。
・C.I.Acid Yellow−23:3.0質量部
・1,5−ペンタンジオール:10質量部
・チオジエタノール:10質量部
・ジエチレングリコールモノエチルエーテル:2.0質量部
・チオ尿素:3.0質量部
・イソプロピルアルコール:4.0質量部
・水酸化ナトリウム:0.03質量部
・硫酸マグネシウム:1.0質量部(マグネシウム約2000ppm相当)
・イオン交換水:66.97質量部
なお、上記組成のインクには2価以上の金属としてマグネシウムイオンが含まれ、その含有量は約2000ppmである。
・クエン酸ナトリウム:20質量部
・ジエチレングリコール:20質量部
・イオン交換水:60質量部
II−1)インクジェット記録装置
上記のインクセットのみ、および、インクセットと凝集・増粘防止剤とを組み合わせを用いて、以下に説明するインクジェット記録装置により印字および記録ヘッドのメンテナンスを行ない、メンテナンス部の廃液処理系統の異常の有無および印字された画像の画質について評価した。
なお、吸引やダミージェット時に排出され、キャップ部分から回収された印字用液体および凝集・増粘防止液は全て1本のチューブを伝わって、ポリエステルフィルム繊維から成る液体吸収体が入った1つの廃液貯蔵タンクへと回収される。また、液体吸収体は最大で600mlの液体を吸収できる能力をもっており、予め、凝集・増粘防止液を60ml付与した状態で廃液貯蔵タンク内にセットした。
ブラック画像部にシアン、マゼンタ、イエロー3色をブラック100%カバレッジパッチに対してシアン、マゼンタ、イエローそれぞれ16.7%ずつのカバレッジで下印字を一括双方向でキャリッジ10往復分、ブラックとシアン、ブラックとマゼンタ、ブラックとイエローを交互に隣接するよう100%カバレッジパッチ印字を一括双方向でキャリッジ10往復分連続印字した。用紙はFX−P紙をロール状に加工したものを使用した。
この印字−ダミージェットを交互に1000回繰り返したところで記録ヘッドのノズル面がキャップで覆われた状態で48h放置し、放置後に吸引ポンプにより全てのヘッドの各液に対応したノズル面から印字用液体および凝集・増粘防止液を各0.5mlずつ吸引し、再び印字−ダミージェット−吸引操作を200回繰り返し、吸引ポンプ、チューブの詰まりがないかどうか、また、廃液貯蔵タンクからの逆流及び溢れ出しがないかを吸引1回ごとに観察した。
なお、凝集・増粘防止液を用いずに評価した場合には、ダミージェットおよび吸引はインクのみを記録ヘッドから排出することにより実施した。
廃液処理系統の異常の有無および画像の画質の結果は以下の通りである。すなわち、第1の印字用液体(カラーインク)と第2の印字用液体(ブラックインク)とからなるインクセット1に、凝集・増粘防止液を併用した実施例1では、最後まで、吸引ポンプ、チューブに詰まりは発生せず、また、廃液貯蔵タンクからの逆流及び溢れ出しは見られなかった。
一方、インクセット1のみを用いた比較例1では、10回目のポンプ吸引時に動作が正常に行われず、分解した結果、チューブ内部に局所的に凝集物の付着がみられ、廃液貯蔵タンク内に設置された液体吸収体の、廃液貯蔵タンクにチューブの一端が接続された入り口付近で凝集物の堆積がみられた。
Claims (28)
- 2価以上の金属イオンを含む第1の印字用液体と、該第1の印字用液体と混合した際に前記金属イオンと反応し凝集・増粘するアニオン化合物を含む第2の印字用液体とを混合した状態の混合廃液として廃棄処理するインクジェット用液体廃棄処理方法において、
前記混合廃液が、前記金属イオンと前記アニオン化合物との反応を防止する凝集・増粘防止剤を含んだ状態で廃棄処理されることを特徴とするインクジェット用液体廃棄処理方法。 - 印字用液体として、1種以上の前記第1の印字用液体と、1種以上の前記第2の印字用液体とを用い、
1種類以上の液体を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、非印字時に前記記録ヘッドから排出される前記印字用液体を回収し、これを貯蔵する廃液貯蔵部を有する廃液処理手段と、を少なくとも備え、
前記非印字時に前記記録ヘッドから排出された前記第1の印字用液体の少なくとも1種と、前記第2の印字用液体の少なくとも1種とを、混合した状態の混合廃液として前記廃液貯蔵部に貯蔵するインクジェット記録装置を用いたインクジェット用液体廃棄処理方法において、
前記混合廃液が、前記凝集・増粘防止剤を含んだ状態で前記廃液貯蔵部に貯蔵されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用液体廃棄処理方法。 - 前記凝集・増粘防止剤が、前記金属イオンをキレート化するキレート剤、あるいは、前記アニオン化合物に対して、前記金属イオンをマスキングするマスキング剤であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用液体廃棄処理方法。
- 前記凝集・増粘防止剤が、ニトリロ三酢酸、N,N−(−2ヒドロキシエチル)−グリシン、エチレンジアミン−N、N、N’、N’−四酢酸、ジカルボン酸、トリカルボン酸、リン酸、および、これらの塩からなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用液体廃棄処理方法。
- 前記ジカルボン酸、その塩が、酒石酸、酒石酸カリウム、酒石酸ナトリウムカリウムからなる酒石酸類より選択される少なくとも1種であり、前記トリカルボン酸、その塩が、クエン酸、クエン酸リチウム、クエン酸カリウム、クエン酸二水素カリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸水素二ナトリウム、クエン酸三アンモニウムからなるクエン酸類より選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット用液体廃棄処理方法。
- 前記凝集・増粘防止剤が、不揮発性有機溶媒および水を含む液体に溶解させた状態の凝集・増粘防止液として用いられることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット用液体廃棄処理方法。
- 前記凝集・増粘防止液が、界面活性剤を含むことを特徴とする請求項6に記載のインクジェット用液体廃棄処理方法。
- 前記不揮発性有機溶媒が、多価アルコール類、および、グリコールエーテル類からなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項7に記載のインクジェット用液体廃棄処理方法。
- 前記第1の印字用液体に含まれる2価以上の金属イオンの含有量が、100ppm以上であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用液体廃棄処理方法。
- 前記第1の印字用液体に含まれる2価以上の金属イオンの含有量が、500ppm以上であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用液体廃棄処理方法。
- 前記2価以上の金属イオンが、Mg、Ca、Ba、Cu、Co、Ni、Zn、Fe、Al、La、Nd、Y、Pr、Sm、Sb、および、Inからなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用液体廃棄処理方法。
- 前記2価以上の金属イオンが、Mgであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用液体廃棄処理方法。
- 前記アニオン化合物が、アニオン性色材であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用液体廃棄処理方法。
- 前記印字用液体として、色材を含む2種以上のインクを用いることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用液体廃棄処理方法。
- 前記印字用液体として、色材を含む1種以上のインクと、1種以上の処理液とを用いることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用液体廃棄処理方法。
- 印字用液体として、2価以上の金属イオンを含む1種以上の第1の印字用液体と、該第1の印字用液体と混合した際に前記金属イオンと反応し凝集・増粘するアニオン化合物を含む1種以上の第2の印字用液体とを用い、
1種類以上の液体を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、非印字時に前記記録ヘッドから排出される前記印字用液体を回収し、これを貯蔵する廃液貯蔵部を有する廃液処理手段と、を少なくとも備え、
前記非印字時に前記記録ヘッドから排出された、前記第1の印字用液体の少なくとも1種と、前記第2の印字用液体の少なくとも1種とを、混合した状態の混合廃液として前記廃液貯蔵部に貯蔵するインクジェット記録装置において、
前記混合廃液が、前記金属イオンと前記アニオン化合物との反応を防止する凝集・増粘防止剤を含んだ状態で前記廃液貯蔵部に貯蔵されることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記廃液貯蔵部が、液体吸収体を含むことを特徴とする請求項16に記載のインクジェット記録装置。
- 前記廃液貯蔵部が、廃液貯蔵タンクを含むことを特徴とする請求項16に記載のインクジェット記録装置。
- 前記廃液処理手段が、前記記録ヘッドから排出される全種類の印字用液体全てを混合した状態で貯蔵する1室型の廃液貯蔵部を1つのみ有することを特徴とする請求項16に記載のインクジェット記録装置。
- 前記廃液処理手段が、前記記録ヘッドから排出される全種類の印字用液体全てを混合した状態で回収し、前記1室型の廃液貯蔵部に移送する廃液回収パイプを1本のみ有することを特徴とする請求項19に記載のインクジェット記録装置。
- 前記凝集・増粘防止剤が、前記混合廃液と混合可能な状態で、前記廃液貯蔵部に予め収納されていることを特徴とする請求項16に記載のインクジェット記録装置。
- 前記混合廃液、前記記録ヘッドから排出され最終的に前記混合廃液として前記廃液貯蔵部に貯蔵される第1の印字用液体、および、前記記録ヘッドから排出され最終的に前記混合廃液として前記廃液貯蔵部に貯蔵される第2の印字用液体から選択される少なくともいずれかの廃液に、
前記記録ヘッドから前記第1の印字用液体および前記第2の印字用液体の少なくとも一方が排出された後のいずれかの時点において、
前記凝集・増粘防止剤を添加する凝集・増粘防止剤添加手段を含むことを特徴とする請求項16に記載のインクジェット記録装置。 - 前記凝集・増粘防止剤添加手段が、前記記録ヘッドから排出され最終的に前記混合廃液として前記廃液貯蔵部に貯蔵される第1の印字用液体に、前記凝集・増粘防止剤を添加するものであることを特徴とする請求項22に記載のインクジェット記録装置。
- 前記凝集・増粘防止剤添加手段が、前記凝集・増粘防止剤を溶解させた液体を吐出するノズルを備えた液体吐出装置であることを特徴とする請求項22に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録ヘッドが、少なくとも2種類以上の液体を別々に吐出する複数のノズルを備え、前記液体の少なくとも1種が、前記印字用液体であり、他の少なくとも1種が前記凝集・増粘防止剤を溶解させた液体であることを特徴とする請求項16に記載のインクジェット記録装置。
- 印字用液体として、2価以上の金属イオンを含む1種以上の第1の印字用液体と、該第1の印字用液体と混合した際に前記金属イオンと反応し凝集・増粘するアニオン化合物を含む1種以上の第2の印字用液体とを用い、
1種類以上の液体を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、非印字時に前記記録ヘッドから排出される前記印字用液体を回収し、これを貯蔵するインクジェット用液体貯蔵用タンクを少なくとも有する廃液処理手段と、を少なくとも備え、
前記非印字時に前記記録ヘッドから排出された、前記第1の印字用液体の少なくとも1種と、前記第2の印字用液体の少なくとも1種とを、混合した状態の混合廃液として前記インクジェット用液体貯蔵用タンクに貯蔵するインクジェット記録装置に用いられるインクジェット用液体貯蔵用タンクにおいて、
前記混合廃液と混合可能な状態で、前記金属イオンと前記アニオン化合物との反応を防止する凝集・増粘防止剤を予め含んでいることを特徴とするインクジェット用液体貯蔵用タンク。 - 印字用液体として、2価以上の金属イオンを含む1種以上の第1の印字用液体と、該第1の印字用液体と混合した際に前記金属イオンと反応し凝集・増粘するアニオン化合物を含む1種以上の第2の印字用液体とを用い、
1種類以上の液体を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、非印字時に前記記録ヘッドから排出される前記印字用液体を回収し、これを貯蔵するインクジェット用液体貯蔵用液体吸収体を少なくとも有する廃液処理手段と、を少なくとも備え、
前記非印字時に前記記録ヘッドから排出された、前記第1の印字用液体の少なくとも1種と、前記第2の印字用液体の少なくとも1種とを、混合した状態の混合廃液として前記インクジェット用液体貯蔵用液体吸収体に貯蔵するインクジェット記録装置に用いられるインクジェット用液体貯蔵用液体吸収体において、
前記混合廃液と混合可能な状態で、前記金属イオンと前記アニオン化合物との反応を防止する凝集・増粘防止剤を予め含んでいることを特徴とするインクジェット用液体貯蔵用液体吸収体。 - 印字用液体として、2価以上の金属イオンを含む1種以上の第1の印字用液体と、該第1の印字用液体と混合した際に前記金属イオンと反応し凝集・増粘するアニオン化合物を含む1種以上の第2の印字用液体とを用い、
1種類以上の液体を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、非印字時に前記記録ヘッドから排出される前記印字用液体を回収し、これを貯蔵する廃液貯蔵部を有するインクジェット用液体廃棄処理装置と、を少なくとも備え、
前記非印字時に前記記録ヘッドから排出された、前記第1の印字用液体の少なくとも1種と、前記第2の印字用液体の少なくとも1種とを、混合した状態の混合廃液として前記廃液貯蔵部に貯蔵するインクジェット記録装置に用いられるインクジェット用液体廃棄処理装置において、
前記混合廃液が、前記金属イオンと前記アニオン化合物との反応を防止する凝集・増粘防止剤を含んだ状態で前記廃液貯蔵部に貯蔵されることを特徴とするインクジェット用液体廃棄処理装置。
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