JP2005014424A - インクジェット式記録装置およびインクジェット式記録方法 - Google Patents

インクジェット式記録装置およびインクジェット式記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体の端縁から外側にはみ出したインクをプラテンに十分に染み込ませることができるインクジェット式記録装置およびインクジェット式記録方法を提供する。
【解決手段】インクジェット式記録装置10は、記録ヘッド11をガイド軸12に沿って移動して、記録ヘッド11からインク14を吐出させることで記録用紙13に縁無し印刷を行う際に、記録用紙13の外側にはみ出したインク14をプラテン15に染み込ませるように構成され、プラテン15に特定の浸透性成分が含浸されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェット式記録装置およびインクジェット式記録方法に関し、特に記録ヘッドをガイド軸に沿って移動して、記録ヘッドから顔料インクを吐出させることで記録媒体に縁無し印刷を行うインクジェット式記録装置およびインクジェット式記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録媒体における前後左右それぞれの端縁の余白をゼロにして印刷できるインクジェット式記録装置が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。この公報に開示された記録装置によると、キャリッジに搭載された記録ヘッドの走査範囲を、記録媒体における左右の両端縁より外側に外れる位置まで移動するように設定して印刷動作を実行するように構成されている。
【0003】
このインクジェット式記録装置で印刷を行う際には、図5(A)に示すように、記録媒体としての記録用紙100が矢印Aの副走査方向に搬送され、記録用紙100の前縁100Aが記録ヘッド101の下方に到達したとき、キャリッジが矢印Bの主走査方向に沿って往復動するとともに、記録ヘッド101からインク102を吐出させて記録用紙100への印刷を開始する。
【0004】
この際、記録用紙100における前縁100Aの余白をゼロにして印刷を行うために、記録用紙100の前縁100Aから外側にインク102をはみ出させる。
【0005】
この状態から記録用紙100が矢印Aの副走査方向に搬送されることにより、図5(B)の状態になると、記録用紙100における側縁100Bの余白をゼロにして印刷を行うために、矢印Bの主走査方向に沿うキャリッジの往復動距離を適宜調整することにより、記録用紙100の側縁100Bから外側にインク102をはみ出させる。
【0006】
さらに、この状態から記録用紙100が矢印Aの副走査方向に搬送されることにより、図5(C)の状態になると、記録用紙100における後縁100Cの余白をゼロにして印刷を行うために、記録用紙100の後縁100Cから外側にインク102をはみ出させる。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−9712号公報
【特許文献2】
特開平8−169155号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、記録用紙100の前縁100A、側縁100Bや後縁100Cから外側にはみ出したインク102は、図6に示すプラテン104に染み込ませる。例えば特許文献1では、プラテン104にインク吸収体として多孔質セラミック等を用いることが示されている。従来は、この構成で縁無し印刷を行う際に顔料インクを用いた場合、特に夏季等で室温が上昇した使用環境下では顕著に、プラテン104上に吐出された顔料インク102中の水分が蒸発して、顔料分が析出していた。
【0009】
このため、図7に示すように顔料インク102をプラテン104に十分に染み込ませることができない場合があり、図8に示すようにプラテン104の表面にインク(顔料)102が堆積(以下、「山積り105」という)する場合があった。
【0010】
このように、プラテン104の表面に山積り105が発生すると、次の記録用紙100に印刷する際に、山積り105に記録用紙100の端面が接触して、記録用紙100の端面が汚れてしまうことが考えられる。
【0011】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録媒体の端縁から外側にはみ出したインクをプラテンに十分に染み込ませることができる顔料インクを用いたインクジェット式記録装置およびインクジェット式記録方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のインクジェット式記録装置は、請求項1に記載したように、着色剤に顔料を用いたインクを用い、記録ヘッドをガイド軸に沿って移動して、記録ヘッドから顔料インクを吐出させることで記録媒体に縁無し印刷を行う際に、記録媒体の外側にはみ出した顔料インクをプラテンに染み込ませるインクジェット式記録装置において、前記プラテンにエーテル類、アセテート類、セロソルブ類、カルビトール類、アセチレングリコール類、アセチレンアルコール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類を含む浸透性成分が含浸されたことを特徴としている。
ここで挙げている浸透性成分は、インクに対してその表面張力を下げる作用がある。従って、このように構成されたインクジェット式記録装置においては、プラテンにこのような浸透性成分を含浸させると、顔料インクがプラテンにさらに染み込み易くなる。
また、これら浸透性成分は、顔料に対して親和性があり、顔料の凝集を緩和する作用もある。よって、特に夏季等で室温が上昇した場合に顔料インクから水分が蒸発してインク中の顔料濃度が上昇しても、顔料分の析出を抑制してプラテンに十分に効率よく染み込ませることができる。
【0013】
また、本発明のインクジェット式記録装置は、好ましい態様として、請求項2に記載したように、前記浸透性成分として、エーテル類、アセテート類、セロソルブ類およびカルビトール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類と、アセチレングリコール類およびアセチレンアルコール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類とを含むことを特徴とする。
【0014】
このように構成されたインクジェット式記録装置においては、プラテンに上記のような浸透性成分を含浸させて、記録媒体の外側にはみ出した顔料インクをプラテンに効率よく染み込ませるようにしている。よって、特に夏季等で室温が上昇した場合に、プラテン上に吐出された顔料インクから水分が蒸発してインク中の顔料濃度が上昇しても、顔料分の析出を抑制してプラテンに十分に染み込ませることができる。
従って、プラテンの表面に顔料インクが山積りになることを阻止できるので、後続の記録媒体が山積りに接触することを防いで記録媒体が汚れてしまうことを防止できる。
【0015】
さらに、本発明のインクジェット式記録装置は、好ましい態様として、請求項3に記載したように、前記浸透性成分と共に、さらに20℃における蒸気圧が0.1mmHg以下であるポリオールを少なくとも一種類を含むことを特徴とする。
【0016】
このように構成されたインクジェット式記録装置においては、プラテンに上記のような浸透性成分と共に特定のポリオールを含浸させて、記録媒体の外側にはみ出した顔料インクをプラテンに効率よく染み込ませるようにしている。ここで挙げているポリオールは、前記の浸透性成分と併用することにより、インクの乾燥性をさらに抑制する作用をもつ。よって、特に夏季等で室温が上昇した場合に顔料インクから水分が蒸発してインク中の顔料濃度が上昇しても、顔料分の析出を抑制してプラテンに十分に効率よく染み込ませることができる。
従って、プラテンの表面に顔料インクが山積りになることを阻止できるので、後続の記録媒体が山積りに接触することを防いで記録媒体が汚れてしまうことを防止できる。
【0017】
一方、本発明のインクジェット式記録方法は、請求項3に記載したように、着色剤に顔料を用いたインクを用い、記録ヘッドをガイド軸に沿って移動して、記録ヘッドから顔料インクを吐出させることで記録媒体に縁無し印刷を行う際に、記録媒体の外側にはみ出した顔料インクをプラテンに染み込ませるインクジェット式記録方法において、あらかじめ前記プラテンにエーテル類、アセテート類、セロソルブ類、カルビトール類、アセチレングリコール類、アセチレンアルコール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類を含む浸透性成分を含浸させておくことを特徴としている。
このように構成された顔料インクを用いたインクジェット式記録方法においては、プラテンに上記のような浸透性成分をあらかじめ含浸させて、記録媒体の外側にはみ出した顔料インクをプラテンに効率よく染み込ませるようにしている。よって、特に夏季などで室温が上昇した場合に、プラテン上に吐出された顔料インクから水分が蒸発してインク中の顔料濃度が上昇しても、顔料分の析出を抑制してプラテンに十分に染み込ませることができる。
従って、プラテンの表面に顔料インクが山積りになることを阻止できるので、後続の記録媒体が山積りに接触することを防いで記録媒体が汚れてしまうことを防止できる。
【0018】
また、本発明のインクジェット式記録方法は、好ましい態様として、請求項4に記載したように、前記浸透性成分として、エーテル類、アセテート類、セロソルブ類およびカルビトール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類と、アセチレングリコール類およびアセチレンアルコール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類とを含むことを特徴とする。
【0019】
さらに、本発明のインクジェット式記録装置は、好ましい態様として、請求項6に記載したように、前記浸透性成分と共に、さらに20℃における蒸気圧が0.1mmHg以下であるポリオールを少なくとも一種類を含むことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する各実施形態において、既に図5、7および8において説明した部材等については、図中に同一符号あるいは相当符号を付すことにより説明を簡略化あるいは省略する。
【0021】
図1および図2に示すように、本発明に係る顔料インクを用いたインクジェット式記録装置10は、記録ヘッド11をガイド軸12に沿って矢印Bの主走査方向に移動して、記録ヘッド11からインクを吐出させることで記録用紙(記録媒体)13に縁無し印刷を行う際に、記録用紙13の外側にはみ出したインク14をプラテン15に染み込ませるように構成されている。
【0022】
記録ヘッド11にはキャリッジ16が設けられ、このキャリッジ16がガイド軸12に移動自在に支持されている。これにより、記録ヘッド11をガイド軸12に沿って矢印Bの主走査方向に走査することができる。
インクとしては着色剤に顔料を用いたものが使用される。
キャリッジ16にはブラックインクカートリッジ17やカラーインクカートリッジ18が着脱自在に装填されている。ブラックインクカートリッジ17の先端は記録ヘッド11のノズル11Aに連通されている。
【0023】
また、カラーインクカートリッジ18にはシアンのカートリッジ18A、マゼンタのカートリッジ18Bおよびイエローのカートリッジ18Cが備えられ、それぞれのカートリッジ18A、18B、18Cの先端は記録ヘッド11の各ノズル11B、11C、11Dに連通されている。
【0024】
ガイド軸12の下方には、プラテン15がガイド軸12に平行に配置されている。プラテン15は、一例として発泡性樹脂が該当するが、布、綿やスポンジ等のその他の材料を使用することも可能である。
【0025】
このプラテン15には、一方の端部15Aから他方の端部15Bに渡って全域に浸透性成分が含浸されている。浸透性成分としては、エーテル類、アセテート類、セロソルブ類、カルビトール類、アセチレングリコール類、アセチレンアルコール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類が該当する。
【0026】
これらの浸透性成分であるエーテル類、アセテート類、セロソルブ類、カルビトール類、アセチレングリコール類、アセチレンアルコール類は、それぞれ一種類のみをプラテン15に含浸させてもよいし、二種類以上を混合して含浸させてもよいが、エーテル類、アセテート類、セロソルブ類およびカルビトール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類と、アセチレングリコール類及びアセチレンアルコール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類とを含む混合物をプラテン15に含浸させた方が好ましい。
【0027】
該浸透性成分のうち、エーテル類として詳しくは、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、2−(メトキシメトキシ)エタノール、エチレングリコールイソプロピルエーテル、フルフリルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテルが挙げられる。
また、セロソルブ類として詳しくは、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソアミルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテルが挙げられる。
【0028】
また、アセテート類として詳しくは、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテートが挙げられる。
【0029】
また、カルビトール類として詳しくは、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテートが挙げられる。
【0030】
また、アセチレングリコール類は、下記の式(1)で表される化合物が挙げられる。
【0031】
【化1】
Figure 2005014424
【0032】
(上記式中、R1、R2、R3、及びR4はそれぞれ独立してアルキル基を示し、m+nは0から30である。)
また、アセチレンアルコール類は、下記の式(2)で表される化合物が挙げられる。
【0033】
【化2】
Figure 2005014424
【0034】
(上記式中、R5、R6はそれぞれ独立してアルキル基を示し、mは0から30である。)
上記の式(1)で表されるアセチレングリコール類は市販されているものを用いることができ、詳しくはサーフィノール104、サーフィノール104E、サーフィノール104H、サーフィノール104A、サーフィノール104BC、サーフィノール104DPM、サーフィノール104PA、サーフィノール104S、サーフィノール420、サーフィノール440、サーフィノール465、サーフィノール485、サーフィノールSE、サーフィノールSE−F、サーフィノール504、DF110D、サーフィノールDF37、サーフィノールCT111、サーフィノールCT121、サーフィノールCT131、サーフィノールCT136、サーフィノールTG、サーフィノールGA(以上全て商品名、エアープロダクツアンドケミカルズ社製)、オルフィンSTG、オルフィンSPC、オルフィンE1004、オルフィンE1010、オルフィンAK−02(以上全て商品名、日信化学工業株式会社製)等が挙げられる。
【0035】
また、上記の式(2)で表されるアセチレンアルコール類も市販されているものを用いることができ、詳しくはサーフィノール61(商品名、エアープロダクツアンドケミカルズ社製)、オルフィンA、オルフィンB、オルフィンP(以上全て商品名、日信化学工業株式会社製)等が挙げられる。
【0036】
以上述べた浸透性成分を用いる際、そのままあるいは水との混合液状態で用いてもよい。また、エーテル類、アセテート類、セロソルブ類およびカルビトール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類と、アセチレングリコール類及びアセチレンアルコール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類とを含む混合物を用いる場合、その混合比率はプラテン15への含浸作業性・用いる顔料インク種類等に応じて適宜決定されてよく、さらに水との混合液として用いてもよい。
【0037】
さらに、上記の浸透性成分と共に、20℃における蒸気圧が0.1mmHg以下であるポリオールを少なくとも一種類を含むことが好ましい。このようなポリオールをさらに含むことによりプラテン15上に吐出されたインクの乾燥がより抑制され、特に夏季などで室温が上昇した場合にプラテン15上に吐出された顔料インクから水分が蒸発してインク中の顔料濃度が上昇しても、顔料分の析出を抑制してプラテン15に十分に染み込ませることができる。
【0038】
前記ポリオールとしては、保湿性や吸湿性が高く、蒸発気化し難いものが好ましい。
具体的には、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−ブテン−1,4−ジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール類等が挙げられる。
【0039】
このポリオールを上記の浸透性成分と併用する際の混合比率は、プラテン15への含浸作業性・用いる顔料インク種類等に応じて適宜決定されてよい。
【0040】
この顔料インクを用いたインクジェット式記録装置10によれば、キャリッジ16をガイド軸12に沿って矢印Bの主走査方向に移動させることにより、記録ヘッド11をガイド軸12に沿って走査し、併せて記録用紙13を記録ヘッド11の走査方向に直交する副走査方向(矢印A)へ紙送りする際に、それぞれのカートリッジ17、18A〜18Cから各ノズル11A〜11Dを介してインクを吐出することにより記録用紙13に印刷を行うことができる。
【0041】
次に、顔料インクを用いたインクジェット式記録装置10のインクジェット式記録方法を図2〜図4に基づいて説明する。
顔料インクを用いたインクジェット式記録装置10で印刷を行う際には、図2(A)に示すように、矢印Aの副走査方向に搬送されて記録用紙13の先端13Aが記録ヘッド11の下方に到達したとき、キャリッジが矢印Bの主走査方向に沿って往復動するとともに、記録ヘッド11から顔料インク14を吐出させて記録用紙13への印刷を開始する。この際、記録用紙13における前縁13Aの余白をゼロにして印刷を行うために、記録用紙13の前縁13Aから外側に顔料インク14をはみ出させる。
この状態から記録用紙13が矢印Aの副走査方向に搬送されることにより、図2(B)の状態になると、記録用紙13における側縁13Bの余白をゼロにして印刷を行うために、矢印Bの主走査方向に沿うキャリッジの往復動距離を適宜調整することにより、記録用紙13の側縁13Bから外側14に顔料インクをはみ出させる。
さらに、この状態から記録用紙13が矢印Aの副走査方向に搬送されることにより、図2(C)の状態になると、記録用紙13における後縁13Cの余白をゼロにして印刷を行うために、記録用紙13の後縁13Cから外側に顔料インク14をはみ出させる(図3参照)。
【0042】
ここで、記録用紙13の前縁13A、側縁13Bや後縁13Cから外側にはみ出した顔料インク14は、図3に示すプラテン15に染み込ませる。プラテン15には、一方の端部15Aから他方の端部15Bに渡って全域に浸透性成分として、上述したエーテル類、アセテート類、セロソルブ類、カルビトール類、アセチレングリコール類、アセチレンアルコール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類が、必要であればさらにポリオールを併用したものが含浸されている。
【0043】
このため、図4に示すように、記録用紙13の前縁13A、側縁13Bや後縁13Cから外側にはみ出した顔料インク14をプラテン15に効率よく染み込ませることができる。よって、顔料インクを用いたインクジェット式記録装置10の使用環境が、特に夏季等で室温が上昇した場合に、プラテン上に吐出された顔料インクから水分が蒸発して顔料濃度が上昇しても、顔料分の析出を抑制して顔料インク14をプラテン15に十分に染み込ませることができる。
【0044】
従って、従来技術のように、プラテン15の表面にインク(顔料)が山積りになることを防止できる。これにより、次の記録用紙13に印刷する際に、山積りに記録用紙13の端面が接触して、記録用紙13の端面が汚れてしまうことを防止できる。
【0045】
また、プラテン15には、一方の端部15Aから他方の端部15Bに渡って全域に浸透性成分を、必要であればさらにポリオールを併用したものを含浸させている。このため、記録用紙13の前縁13A、側縁13Bや後縁13Cからプラテン15に染み込んだインクを、プラテン15の一方の端部15Aから他方の端部15Bの全域に染み込ませることができる。従って、プラテン15に多量の顔料インクを染み込ませることができるので、プラテン15を交換するサイクルを延ばすことができる。
【0046】
なお、前記実施形態では、記録媒体として記録用紙13を例に説明したが、これに限らないで、その他の記録媒体に適用することも可能である。
さらに、本発明は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能であり、前述した実施形態において例示した記録ヘッド,ガイド軸およびプラテン等の材質,形状,寸法,形態,数,配置個所,厚さ寸法等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0047】
【実施例】
次に、実施例1〜10と比較例1〜2について説明する。
【0048】
実施例1〜10および比較例1〜2のプラテン15として、ウレタンフォームを使用した。
【0049】
また、実施例1〜10および比較例1〜2の顔料インクとして、ブラックインクカートリッジ17にブラック顔料インク、シアンのカートリッジ18Aにシアン顔料インク、マゼンタのカートリッジ18Bにマゼンタ顔料インク、イエローのカートリッジ18Cにイエロー顔料インクをそれぞれ充填した。
【0050】
ブラック顔料インクは、カーボンブラックを6重量%、グリセリンを15重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを5重量%、オルフィンE1010(商品名、アセチレングリコール系界面活性剤、日信化学工業株式会社製)を1重量%、トリエタノールアミンを1重量%、残りを純水とすることで100重量%としたものを使用した。
【0051】
また、マゼンタ顔料インクは、C.I.ピグメントレッド122を5重量%、グリセリンを15重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを5重量%、オルフィンE1010(商品名、アセチレングリコール系界面活性剤、日信化学工業株式会社製)を1重量%、トリエタノールアミンを1重量%、残りを純水とすることで100重量%としたものを使用した。
【0052】
さらに、シアン顔料インクは、C.I.ピグメントブルー15:3を5重量%、グリセリンを15重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを5重量%、オルフィンE1010(商品名、アセチレングリコール系界面活性剤、日信化学工業株式会社製)を1重量%、トリエタノールアミンを1重量%、残りを純水とすることで100重量%としたものを使用した。
【0053】
また、イエロー顔料インクは、C.I.ピグメントイエロー74を5重量%、グリセリンを15重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを5重量%、オルフィンE1010(商品名、アセチレングリコール系界面活性剤、日信化学工業株式会社製)を1重量%、トリエタノールアミンを1重量%、残りを純水とすることで100重量%としたものを使用した。
【0054】
一方、実施例1〜8には以下に示す本発明の浸透性成分を含浸させたプラテン15を使用し、比較例1には浸透性成分を含浸させないプラテン15を、比較例2には純水を含浸させたプラテン15を使用した。
【0055】
(実施例1)
浸透性成分として、エーテル類であるトリエチレングリコールモノブチルエーテルを10重量%、残りを純水とした混合液を用いた。
【0056】
(実施例2)
浸透性成分として、セロソルブ類であるエチレングリコールジエチルエーテルを5重量%、残りを純水とした混合液を用いた。
【0057】
(実施例3)
浸透性成分として、カルビトール類であるジエチレングリコールモノブチルエーテルをそのまま用いた。
【0058】
(実施例4)
浸透性成分として、アセチレングリコール類であるサーフィノール465(商品名、エアープロダクツアンドケミカルズ社製)を20重量%、残りを純水とした混合液を用いた。
【0059】
(実施例5)
浸透性成分として、アセチレンアルコール類であるオレフィンB(商品名、日信化学工業株式会社製)を10重量%、残りを純水とした混合液を用いた。
【0060】
(実施例6)
浸透性成分として、カルビトール類であるジエチレングリコールモノブチルエーテルを50重量%、アセチレングリコール類であるオレフィンE1010(商品名、日信化学工業株式会社製)を10重量%、残りを純水とした混合液を用いた。
【0061】
(実施例7)
浸透性成分として、エーテル類であるトリエチレングリコールモノブチルエーテルを60重量%、アセチレングリコール類であるサーフィノール104(商品名、エアープロダクツアンドケミカルズ社製)を1重量%、残りを純水とした混合液を用いた。
【0062】
(実施例8)
浸透性成分として、セロソルブ類であるエチレングリコールジブチルエーテルを90重量%、アセチレンアルコール類としてサーフィノール61(商品名、エアープロダクツアンドケミカルズ社製)を10重量%とした混合液を用いた。
【0063】
(実施例9)
浸透性成分として、アセチレングリコール類であるサーフィノール465(商品名、エアープロダクツアンドケミカルズ社製)を10重量%、ポリオールとしてグリセリンを20重量%、残りを純水とした混合液を用いた。
【0064】
(実施例10)
浸透性成分として、セロソルブ類であるエチレングリコールジブチルエーテルを40重量%、アセチレンアルコール類としてサーフィノール61(商品名、エアープロダクツアンドケミカルズ社製)を10重量%、ポリオールとしてグリセリンを10重量%、残りを純水とした混合液を用いた。
【0065】
以上のプラテン15を用いて、該プラテン15に対して塗布量200g/m2で均一に塗布した。インクジェット式記録装置として、EM−930C(商品名、セイコーエプソン株式会社製)の金属製プラテンの代わりに上記の含浸済みウレタンフォームを通紙とのギャップ2mmの位置に装着して、A4サイズ(210mm×297mm)の記録媒体に対して230mm×297mmの画像データを送り、40℃/20%RH環境下において、100万パス縁無し印刷を行った。その結果、実施例1〜10ではインク(顔料)の山積りの発生がなく、印刷物を汚すことを防止できた。一方、比較例1および2ではインク(顔料)の山積りが発生し、印刷物が汚れてしまった。
このことから、インク(顔料)の山積りの発生をなくすためには、プラテン15に本発明で挙げるような浸透性成分を含浸させると効果があることが判った。
【0066】
さらに、実施例6〜10においては、パス数を150万パスまで延長して縁無しし印刷を行っても、インク(顔料)の山積りの発生がなく、印刷物を汚すことを防止できたという格別な効果があった。
このことから、本発明で挙げるような浸透性成分のうち、エーテル類、アセテート類、セロソルブ類およびカルビトール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類と、アセチレングリコール類およびアセチレンアルコール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類とを含んだもの、あるいは本発明で挙げるような浸透性成分とポリオールを併用したものをプラテン15に含浸させると、さらにインク(顔料)の山積りの発生をなくすための効果があることが判った。
【0067】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、プラテンに浸透性成分を、必要であればさらに20℃における蒸気圧が0.1mmHg以下のポリオールを併用したものを含浸させているので、プラテンを顔料インクがさらに染み込み易い性質に変換することができる。よって、特に夏季等で室温が上昇した場合に、プラテン上に吐出された顔料インクから水分が蒸発してインク中の顔料濃度が上昇しても、顔料の析出を抑制してプラテンに十分に効率よく染み込ませることができる。
【0068】
従って、従来技術のように、プラテンの表面にインク(顔料)が山積りになることを防止できる。これにより、次の記録媒体に印刷する際に、山積りに記録媒体の端面が接触して、記録媒体の端面が汚れてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット式記録装置を示す概略図である。
【図2】本発明に係るインクジェット式記録方法を示す説明図である。
【図3】本発明に係るインクジェット式記録方法を示す説明図である。
【図4】本発明に係るインクジェット式記録方法を示す説明図である。
【図5】従来のインクジェット式記録方法を示す説明図である。
【図6】従来のインクジェット式記録方法を示す説明図である。
【図7】従来のインクジェット式記録方法を示す説明図である。
【図8】従来のインクジェット式記録方法を示す説明図である。
【符号の説明】
10 インクジェット式記録装置
11 記録ヘッド
12 ガイド軸
13 記録用紙(記録媒体)
14 インク
15 プラテン

Claims (6)

  1. 着色剤に顔料を用いたインクを用い、記録ヘッドをガイド軸に沿って移動して、記録ヘッドから顔料インクを吐出させることで記録媒体に縁無し印刷を行う際に、記録媒体の外側にはみ出した顔料インクをプラテンに染み込ませるインクジェット式記録装置において、
    前記プラテンにエーテル類、アセテート類、セロソルブ類、カルビトール類、アセチレングリコール類、アセチレンアルコール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類を含む浸透性成分が含浸されたことを特徴とするインクジェット式記録装置。
  2. 前記浸透性成分として、エーテル類、アセテート類、セロソルブ類およびカルビトール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類と、アセチレングリコール類およびアセチレンアルコール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類とを含むことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  3. 前記固体保湿剤と共に、さらに20℃における蒸気圧が0.1mmHg以下であるポリオールを少なくとも一種類を含むことを特徴とする請求項1あるいは2に記載のインクジェット式記録装置。
  4. 着色剤に顔料を用いたインクを用い、記録ヘッドをガイド軸に沿って移動して、記録ヘッドから顔料インクを吐出させることで記録媒体に縁無し印刷を行う際に、記録媒体の外側にはみ出した顔料インクをプラテンに染み込ませるインクジェット式記録方法において、
    あらかじめ前記プラテンにエーテル類、アセテート類、セロソルブ類、カルビトール類、アセチレングリコール類、アセチレンアルコール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類を含む浸透性成分を含浸させておくことを特徴とするインクジェット式記録方法。
  5. 前記浸透性成分として、エーテル類、アセテート類、セロソルブ類およびカルビトール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類と、アセチレングリコール類およびアセチレンアルコール類からなる群から選ばれる少なくとも一種類とを含むことを特徴とする請求項3に記載のインクジェット式記録方法。
  6. 前記固体保湿剤と共に、さらに20℃における蒸気圧が0.1mmHg以下であるポリオールを少なくとも一種類を含むことを特徴とする請求項4あるいは5に記載のインクジェット式記録方法。
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JP2006247851A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Seiko Epson Corp 捕捉部材用含浸液、インクジェットプリンタ用捕捉部材、及びインクジェットプリンタ
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JP2016159451A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置及び堆積抑制方法

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