JP2003191502A - インクジェット式記録装置およびインクジェット式記録装置のフラッシング方法 - Google Patents

インクジェット式記録装置およびインクジェット式記録装置のフラッシング方法

Info

Publication number
JP2003191502A
JP2003191502A JP2001399828A JP2001399828A JP2003191502A JP 2003191502 A JP2003191502 A JP 2003191502A JP 2001399828 A JP2001399828 A JP 2001399828A JP 2001399828 A JP2001399828 A JP 2001399828A JP 2003191502 A JP2003191502 A JP 2003191502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigment
ink
flushing
dark
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001399828A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Itano
雅明 板野
Koji Morikoshi
耕司 森腰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2001399828A priority Critical patent/JP2003191502A/ja
Priority to US10/330,031 priority patent/US6776472B2/en
Publication of JP2003191502A publication Critical patent/JP2003191502A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/1652Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head
    • B41J2/16526Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head by applying pressure only
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/16552Cleaning of print head nozzles using cleaning fluids

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシングした濃インクをプラテンに十分
に染み込ませることができるインクジェット式記録装置
およびインクジェット式記録装置のフラッシング方法を
提供する。 【解決手段】 インクジェット式記録装置10は、記録ヘ
ッド11をガイド軸12に沿って移動して、記録ヘッド11か
らインクを吐出させることで記録用紙13に縁無印刷を行
う前に、記録用紙13の外側に記録ヘッド11を配置し、記
録ヘッド11から濃インク14B,14D,14Fおよび淡インク14
C,14E,14Gをプラテン15にフラッシングする。記録ヘッ
ド11は、第1フラッシング位置P1でフラッシングした
濃インク14B,14D,14Fの上に、第2フラッシング位置P
2で淡インク14C,14E,14Gをフラッシングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は着色剤に顔料を用い
たインクのインクジェット式記録装置およびインクジェ
ット式記録装置のフラッシング方法に係り、特に濃顔料
インクおよび淡顔料インクをフラッシング部(ボック
ス)にフラッシングするインクジェット式記録装置およ
びインクジェット式記録装置のフラッシング方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来インクジェット式記録装置として、
フラッシングを行うことが挙げられているが、そのまま
ヘッドノズルの配列通りの各色ごとの各位置にフラッシ
ングがされている。インクジェット式記録装置として
は、例えば特開平8−169155号公報のように構成
されている(図4)。
【0003】ここで、記録ヘッド101には顔料インク104
(ブラックインク104Aおよびカラーインク104B〜104G)
が備えられる。カラーインク104B〜104Gとしては、図5
に示すように、シアンの濃・淡インク104B,104C、マゼ
ンタの濃・淡インク104D,104Eおよびイエローの濃・淡
インク104F,104Gが該当する。これらのインク104A〜104
Gは、記録ヘッド101の各ノズル103(103A,103B,103C,10
3D,103E,103F,103G)から吐出される。
【0004】ところで、記録ヘッド101の各ノズル103A
〜103Gの目詰まり防止のために、記録ヘッド101が矢印
Aの主走査方向に沿って往復移動を数回(4〜5回)行
う毎に、図5に示すように、記録ヘッド101を例えば記
録用紙102の左端縁102Aの外側のフラッシングボックス
位置に移動させた後、各ノズル103A〜103Gからインク10
4A〜104Gを吐出(フラッシング)させる。フラッシング
したインク104A〜1104Gはプラテン105のフラッシング部
(ボックス)に染み込ませる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、着色剤
として顔料を用いたインクを用いた場合、インクジェッ
ト式記録装置の環境使用が、特に夏季等で室温が上昇し
た場合は、インク104A〜104Gに含まれている水分が蒸発
してインク14A〜14Gの顔料固形成分が析出してくる。特
に、シアン、マゼンタおよびイエローの濃顔料インク10
4B,104D,104Fは、淡顔料インク104C,104E,104Gと比較し
て顔料固形成分の重量%が高い。淡顔料インクは濃顔料
インクに対し顔料固形成分の濃度は重量%で1/2以下
である。
【0006】このため、図5に示すように、シアン、マ
ゼンタおよびイエローの濃顔料インク104B,104D,104Fを
プラテン105のフラッシング部(ボックス)に十分に染
み込ませることができない場合があり、プラテン105の
表面にシアン、マゼンタおよびイエローの濃顔料インク
104B,104D,104F中の顔料固形成分がいわゆる山積り106
として堆積する。
【0007】このように、プラテン105の表面に山積り1
06が発生すると、堆積が進み、あるとき、フラッシング
の位置に記録ヘッド101が来たとき、記録ヘッド101のノ
ズル面をこすり吐出不良を起こしてしまう。
【0008】本発明は、前述した問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、着色剤に顔料を用いたイン
クを用いた場合、フラッシングした濃インクをプラテン
に十分に染み込ませることができるインクジェット式記
録装置およびフラッシング方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のインクジェット式記録装置は、請求項
1に記載したように、着色剤に顔料を用いたインクを用
いた場合、記録ヘッドをガイド軸に沿って移動して、濃
顔料インクおよび淡顔料インクをプラテンにフラッシン
グするインクジェット式記録装置において、前記記録ヘ
ッドは、濃顔料インクおよび淡顔料インクのうちの一方
をフラッシングする第1フラッシングと、前記濃顔料イ
ンクおよび前記淡顔料インクのうちの他方をフラッシン
グする第2フラッシングとを前記プラテンの同位置に行
うことを特徴としている。
【0010】また、本発明のインクジェット式記録装置
のフラッシング方法は、請求項2に記載したように、着
色剤に顔料を用いたインクを用い、記録ヘッドをガイド
軸に沿って移動してプラテンのフラッシング部にフラッ
シングするインクジェット式記録装置のフラッシング方
法において、前記記録ヘッドは、濃顔料インクおよび淡
顔料インクのうちの一方をフラッシングする第1フラッ
シングと、前記濃顔料インクおよび前記淡顔料インクの
うちの他方をフラッシングする第2フラッシングとを前
記プラテンの同位置に行うことを特徴としている。
【0011】ここで、第1フラッシングおよび第2フラ
ッシングとしては、濃顔料インクをフラッシングした
後、濃顔料インクを覆うように淡顔料インクをフラッシ
ングしてもよく、あるいは淡顔料インクをフラッシング
した後、淡顔料インクを覆うように濃顔料インクをフラ
ッシングしてもよい。要するに、本発明の実施にあたっ
ては、濃顔料インクおよび淡顔料インクのフラッシング
順序は任意であり適宜選択すればよい。
【0012】また、第1フラッシングおよび第2フラッ
シングとしては、濃顔料インクおよび淡顔料インクを交
互に同数フラッシングする必要はなく、具体的には濃顔
料インクを一回フラッシングした後に淡顔料インクを複
数回フラッシングしてもよく、あるいは淡顔料インクを
一回フラッシングした後に濃顔料インクを複数回フラッ
シングしてもよい。さらに、ブラックインクおよびカラ
ーインクを用いる場合、本発明における濃顔料インクお
よび淡顔料インクとは同色相である必要はなく、例えば
シアンの濃顔料インクとイエローの淡顔料インクとを任
意の順序でプラテンの同位置にフラッシングすればよ
い。
【0013】このように構成された着色剤に顔料を用い
たインクを用いたインクジェット式記録装置およびイン
クジェット式記録装置のフラッシング方法では、濃顔料
インクおよび淡顔料インクのうちの一方をフラッシング
する第1フラッシングと、濃顔料インクおよび淡顔料イ
ンクのうちの他方をフラッシングする第2フラッシング
とをプラテンの同位置に行うように構成した。
【0014】淡顔料インクは濃顔料インクと比較して顔
料の重量%が低いので、例えば濃顔料インクがフラッシ
ングされた後に淡顔料インクがフラッシングされる場
合、濃顔料インクの顔料固形成分の山積りを淡顔料イン
クを組成する溶剤成分が、それ以上堆積することを防止
し、山積りの濃顔料インクと淡顔料インクとが混合され
て一緒にプラテンのフラッシング部(ボックス)に染み
込ませることができる。
【0015】一方、例えば淡顔料インクがフラッシング
された後に濃顔料インクがフラッシングされる場合、あ
らかじめプラテンのフラッシング部に浸透した淡顔料イ
ンクを組成する溶剤成分に濃顔料インクが混合されるこ
とにより、プラテンにおける濃顔料インク中の顔料固形
成分の析出が抑制されるとともに、プラテンのフラッシ
ング部(ボックス)に染み込ませることができる。この
ため、フラッシング部(ボックス)の表面に濃顔料イン
クが山積りとして堆積することを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する各
実施形態において、既に図1において説明した部材等に
ついては、図中に同一符号あるいは相当符号を付すこと
により説明を簡略化あるいは省略する。
【0017】図1に示すように、本発明に係る着色剤に
顔料を用いたインクを用いたインクジェット式記録装置
10は、記録ヘッド11が矢印Aの主走査方向に沿って往復
移動を数回(4〜5回)行う毎に、記録ヘッド11をガイ
ド軸12に沿ってフラッシング部まで移動させて、顔料イ
ンク14(14A〜14G)のうちの濃顔料インク14B,14D,14F
および淡顔料インク14C,14E,14Gをプラテン15のフラッ
シング部にフラッシングするように構成されている。
【0018】記録ヘッド11にはキャリッジ16が設けら
れ、このキャリッジ16がガイド軸12に移動自在に支持さ
れている。これにより、記録ヘッド11をガイド軸12に沿
って走査することができる。インクとしては、着色剤に
顔料を用いたものが使用される。キャリッジ16にはブラ
ックインクカートリッジ17やカラーインクカートリッジ
18が着脱自在に装填されている。ブラックインクカート
リッジ17の先端は記録ヘッド11のノズル11Aに連通され
ている。
【0019】また、カラー顔料インクカートリッジ18に
はシアンの濃・淡カートリッジ18A,18B、マゼンタの濃
・淡カートリッジ18C,18Dおよびイエローの濃・淡カー
トリッジ18E,18Fが備えられ、それぞれのカートリッジ1
8A,18B,18C,18D,18E,18Fの先端は記録ヘッド11の各ノズ
ル11B,11C,11D,11E,11F,11Gに連通されている。淡顔料
インクは、濃顔料インクに対し顔料濃度は重量%で1/
2以下とする。
【0020】ガイド軸12の下方には、プラテン15がガイ
ド軸12に平行に配置されている。プラテン15は、一例と
して発泡性樹脂、布、綿またはスポンジ等の材質で形成
されている。
【0021】このように構成された着色剤に顔料を用い
たインクを用いたインクジェット式記録装置10において
は、記録ヘッド11が矢印Aの主走査方向に沿って往復移
動を数回(4〜5回)行う毎に、記録ヘッド11をガイド
軸12に沿って走査してフラッシングボックス位置に移動
させた後、第1フラッシング位置P1でフラッシングし
た濃顔料インク14B,14D,14Fの上に、第2フラッシング
位置P2(図2参照)で濃顔料インク14B,14D,14Fと同
色の淡顔料インク14C,14E,14Gをフラッシングできる。
【0022】なお、第1フラッシング位置P1において
淡顔料インク14C,14E,14Gをフラッシングした後、第2
フラッシング位置P2において淡顔料インク14C,14E,14
Gと同色の濃顔料インク14B,14D,14Fをフラッシングして
もよい。すなわち、濃顔料インク14B,14D,14Fおよび淡
顔料インク14C,14E,14Gのフラッシング順序は任意であ
り、適宜選択できる。
【0023】また、濃顔料インク14B,14D,14Fおよび淡
顔料インク14C,14E,14Gは、交互にフラッシングする形
態である必要はなく、具体的には濃顔料インク14B,14D,
14Fのフラッシング一回に対して淡顔料インク14C,14E,1
4Gを複数回フラッシングしてもよく、あるいは淡顔料イ
ンク14C,14E,14Gのフラッシング一回に対して濃顔料イ
ンク14B,14D,14Fを複数回フラッシングしてもよい。例
えば、淡顔料インク14C,14E,14Gのフラッシング一回に
対して濃顔料インク14B,14D,14Fを三回フラッシングす
ることで所望の効果が得られる。
【0024】さらに、この実施形態では、一例としてシ
アンの濃顔料インク14Bの上にシアンの淡顔料インク14C
をフラッシングし、マゼンタの濃顔料インク14Dの上に
マゼンタの淡顔料インク14Eをフラッシングし、イエロ
ーの濃顔料インク14Fの上にイエローの淡顔料インク14G
をフラッシングするという同じ色相同士を組み合わせて
いるが、濃顔料インク14B,14D,14Fおよび淡顔料インク1
4C,14E,14Gとは同色相である必要はない。すなわち、例
えばシアンの濃顔料インク14Bとイエローの淡顔料イン
ク14Gとを任意の順序でプラテン15のフラッシング部に
フラッシングすればよい。
【0025】次に、インクジェット式記録装置10のフラ
ッシング方法を図1〜図3について説明する。図1に示
すように記録ヘッド11をガイド軸12に沿って移動して、
記録用紙13の外側の第1フラッシング位置P1に記録ヘ
ッド11を配置し、記録ヘッド11の各ノズル11A〜11Gから
顔料インク14(14A〜14G)をプラテン15のフラッシング
部にフラッシングする。このフラッシングは、記録ヘッ
ド11の各ノズル11A〜11Gが目詰まりすることを防止する
ために、記録ヘッド11の往復移動が数サイクル(4〜5
サイクル)毎に行われる。
【0026】ここで、この顔料インクを用いたインクジ
ェット式記録装置10の使用環境が、特に夏季等で室温が
上昇した場合には、プラテン15のフラッシング部(ボッ
クス)にフラッシングした顔料インク14(14A〜14G)に
含まれている水分が蒸発する。特に、シアン、マゼンタ
およびイエローの濃顔料インク14B,14D,14Fは、淡顔料
インク14C,14E,14Gと比較して顔料固形成分の重量%が
高いため、顔料固形成分が析出してくる。
【0027】このため、シアン、マゼンタおよびイエロ
ーの濃顔料インク14B,14D,14Fをプラテン15のフラッシ
ング部(ボックス)に十分に染み込ませることができな
い場合があり、プラテン15のフラッシング部(ボック
ス)の表面にシアン、マゼンタおよびイエローの濃顔料
インク14B,14D,14Fの顔料固形成分が山積り20として堆
積する。
【0028】そこで、図2に示すように記録ヘッド11を
第2フラッシング位置P2に配置して濃顔料インク14B,
14D,14Fのプラテン15のフラッシング部(ボックス)と
同位置に、例えば濃顔料インク14B,14D,14Fと同色の淡
インク14C,14E,14Gをフラッシングする。
【0029】シアン、マゼンタおよびイエローの淡顔料
インク14C,14E,14Gは、濃顔料インク14B,14D,14Fと比較
して顔料固形成分の重量%が低い。よって、シアン、マ
ゼンタおよびイエローの濃顔料インク14B,14D,14Fの顔
料固形成分が山積りになる前に、シアン、マゼンタおよ
びイエローの淡顔料インク14C,14E,14Gを組成する溶剤
成分により、濃顔料インク14B,14D,14Fの顔料固形成分
がそれ以上堆積することを防止し、濃顔料インク14B,14
D,14Fを、図3に示すようにシアン、マゼンタおよびイ
エローの淡顔料インク14C,14E,14Gと一緒にプラテン15
のフラッシング部(ボックス)に染み込ませることがで
きる。
【0030】このため、プラテン15の表面にシアン、マ
ゼンタおよびイエローの濃顔料インク14B,14D,14Fが山
積り20として堆積することを防止できる。従って、堆積
が進み、ある時フラッシングの位置に記録ヘッド11が来
た時に、記録ヘッドのノズル11A〜11Gの面をこすり吐出
不良を起こすことを防止できる。
【0031】また、カラーインクとしてシアンの濃・淡
インク14B,14C、マゼンタの濃・淡インク14D,14E、イエ
ローの濃・淡14F,14Gを例に説明したが、カラーインク
の濃・淡インクはこれに限定されるものではないし、ブ
ラックインクも同様である。
【0032】さらに、本発明は、前述した実施形態に限
定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能であ
り、前述した実施形態において例示した記録ヘッド,ガ
イド軸,プラテン等の材質,形状,寸法,形態,数,配
置個所,厚さ寸法等は本発明を達成できるものであれば
任意であり、限定されない。
【0033】次に、実施例と比較例について説明する。
実施例および比較例のプラテン15として、スポンジ等の
発泡材を使用した。また、実施例および比較例の顔料イ
ンクとして、シアンのカートリッジ18A,18Bに濃・淡の
シアン顔料インク、マゼンタのカートリッジ18C,18Dに
濃・淡のマゼンタ顔料インク、イエローのカートリッジ
18E,18Fに濃・淡のイエロー顔料インクをそれぞれ充填
した。
【0034】ブラックインクは、インクジェットプリン
タPM950C(セイコーエプソン株式会社製)オリジナ
ルインクを使用した。また、マゼンタ濃顔料インクは、
C.I.ピグメントレッド122を5重量%、グリセリン
を15重量%、トリエチレングリコールモノブチルエー
テルを5重量%、オルフィンE1010(アセチレングリコ
ール系界面活性剤 日信化学株式会社製)を1重量%、
トリエタノールアミンを1重量%、残りを純水とするこ
とで100重量%としたものを使用した。
【0035】さらに、シアン濃顔料インクは、C.I.
ピグメントブルー15:3を5重量%、グリセリンを15
重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを
5重量%、オルフィンE1010(アセチレングリコール系
界面活性剤 日信化学株式会社製)を1重量%、トリエ
タノールアミンを1重量%、残りを純水とすることで1
00重量%としたものを使用した。
【0036】また、イエロー濃顔料インクは、C.I.
ピグメントイエロー74を5重量%、グリセリンを15重
量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを5
重量%、オルフィンE1010(アセチレングリコール系界
面活性剤 日信化学株式会社製)を1重量%、トリエタ
ノールアミンを1重量%、残りを純水とすることで10
0重量%としたものを使用した。
【0037】一方、マゼンタ淡顔料インクは、C.I.
ピグメントレッド122を2重量%、グリセリンを25重
量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを5
重量%、オルフィンE1010(アセチレングリコール系界
面活性剤 日信化学株式会社製)を1重量%、トリエタ
ノールアミンを1重量%、残りを純水とすることで10
0重量%としたものを使用した。
【0038】さらに、シアン淡顔料インクは、C.I.
ピグメントブルー15:3を2重量%、グリセリンを25
重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを
5重量%、オルフィンE1010(アセチレングリコール系
界面活性剤 日信化学株式会社製)を1重量%、トリエ
タノールアミンを1重量%、残りを純水とすることで1
00重量%としたものを使用した。
【0039】また、イエロー淡顔料インクは、C.I.
ピグメントイエロー74を2重量%、グリセリンを25重
量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを5
重量%、オルフィンE1010(アセチレングリコール系界
面活性剤 日信化学株式会社製)を1重量%、トリエタ
ノールアミンを1重量%、残りを純水とすることで10
0重量%としたものを使用した。
【0040】以上の条件で、40℃20%環境下におい
て、100万Pass分フラッシングをおこなった。実施例
は、請求項1、2のようにプラテン15のフラッシング部
(ボックス)の濃顔料インクと同位置に淡顔料インクを
フラッシングさせた場合、プラテン15のフラッシング部
(ボックス)にインク(顔料)の山積もりはなく、安定
吐出を確保できた。
【0041】一方、比較例は、各顔料インク(濃顔料イ
ンク、淡顔料インク)を別々の位置へプラテンのフラッ
シング部(ボックス)にフラッシングさせた場合、1万
Passでフラッシング部(ボックス)にインク(顔料)の
山積もりが発生し、その後のフラッシングの際、記録ヘ
ッドのノズル面を擦り、吐出不良(ドット抜け)を起こ
してしまった。
【0042】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、濃顔料インクおよび淡顔料インクのうちの一方をフ
ラッシングする第1フラッシングと、前記濃顔料インク
および前記淡顔料インクのうちの他方をフラッシングす
る第2フラッシングとを前記プラテンの同位置に行うよ
うに構成した。
【0043】よって、プラテンのフラッシング部(ボッ
クス)における、濃顔料インク中の顔料固形成分の山積
りが生じることのないように淡顔料インクを組成する溶
剤成分が、それ以上堆積するのを防止し、プラテンのフ
ラッシング部(ボックス)の表面に濃顔料インクの顔料
固形成分が山積りとして堆積することを未然に防止でき
る。従って、堆積が進み、ある時フラッシングの位置に
記録ヘッドが来た時、記録ヘッドのノズル面をこすり吐
出不良が生じることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット式記録装置を示す
説明図である。
【図2】本発明に係るインクジェット記録方法を示す説
明図である。
【図3】本発明に係るインクジェット記録方法を示す説
明図である。
【図4】従来のインクジェット記録方法を示す説明図で
ある。
【図5】従来のインクジェット記録方法を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10 インクジェット式記録装置 11 記録ヘッド 12 ガイド軸 13 記録用紙(記録媒体) 14 インク 14A ブラックインク 14B,14D,14F 濃インク 14C,14E,14G 淡インク 15 プラテン 20 山積り P1 第1フラッシング位置 P2 第2フラッシング位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色剤に顔料を用いたインクを用い、記
    録ヘッドをガイド軸に沿って移動してプラテンのフラッ
    シング部にフラッシングするインクジェット式記録装置
    において、 前記記録ヘッドは、濃顔料インクおよび淡顔料インクの
    うちの一方をフラッシングする第1フラッシングと、前
    記濃顔料インクおよび前記淡顔料インクのうちの他方を
    フラッシングする第2フラッシングとを前記プラテンの
    同位置に行うことを特徴とするインクジェット式記録装
    置。
  2. 【請求項2】 着色剤に顔料を用いたインクを用い、記
    録ヘッドをガイド軸に沿って移動してプラテンのフラッ
    シング部にフラッシングするインクジェット式記録装置
    のフラッシング方法において、 前記記録ヘッドは、濃顔料インクおよび淡顔料インクの
    うちの一方をフラッシングする第1フラッシングと、前
    記濃顔料インクおよび前記淡顔料インクのうちの他方を
    フラッシングする第2フラッシングとを前記プラテンの
    同位置に行うことを特徴とするインクジェット式記録装
    置のフラッシング方法。
JP2001399828A 2001-12-28 2001-12-28 インクジェット式記録装置およびインクジェット式記録装置のフラッシング方法 Withdrawn JP2003191502A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001399828A JP2003191502A (ja) 2001-12-28 2001-12-28 インクジェット式記録装置およびインクジェット式記録装置のフラッシング方法
US10/330,031 US6776472B2 (en) 2001-12-28 2002-12-26 Ink jet recording apparatus and flushing process for ink jet recording apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001399828A JP2003191502A (ja) 2001-12-28 2001-12-28 インクジェット式記録装置およびインクジェット式記録装置のフラッシング方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003191502A true JP2003191502A (ja) 2003-07-09

Family

ID=27604691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001399828A Withdrawn JP2003191502A (ja) 2001-12-28 2001-12-28 インクジェット式記録装置およびインクジェット式記録装置のフラッシング方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6776472B2 (ja)
JP (1) JP2003191502A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006076288A (ja) * 2004-08-11 2006-03-23 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷方法、及び、印刷システム
JP2006103310A (ja) * 2004-09-07 2006-04-20 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷方法、及び、印刷システム
JP2007261128A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Seiko Epson Corp 記録装置、フラッシング方法

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4509821B2 (ja) * 2005-02-16 2010-07-21 株式会社リコー 画像形成装置
US7695093B2 (en) * 2005-10-11 2010-04-13 Silverbrook Research Pty Ltd Method of removing flooded ink from a printhead using a disposable sheet
US7506952B2 (en) * 2005-10-11 2009-03-24 Silverbrook Research Pty Ltd Method of removing particulates from a printhead using film transfer
US7758174B2 (en) * 2005-10-11 2010-07-20 Silverbrook Research Pty Ltd Ink supply system comprising air compressor and in-line valve
AU2006201204B2 (en) * 2005-10-11 2008-09-04 Memjet Technology Limited Method of removing particulates from a printhead using a rotating roller
ATE467513T1 (de) * 2006-03-22 2010-05-15 Fujifilm Corp Tintenwaschflüssigkeit und reinigungsverfahren
JP2009006683A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Seiko Epson Corp 流体吐出装置、及び、流体吐出方法
JP6003050B2 (ja) * 2011-12-05 2016-10-05 セイコーエプソン株式会社 非水系洗浄液および洗浄方法
EP2796516B1 (en) 2013-04-24 2018-06-13 Agfa Nv Maintenance liquid for inkjet printers

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0930004A (ja) * 1995-07-24 1997-02-04 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置のクリーニング方法
JP2001347688A (ja) * 2000-06-09 2001-12-18 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置および同装置におけるフラッシング制御方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5182582A (en) * 1986-10-31 1993-01-26 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus with cleaning means that cleans lighter-ink discharge portions before darker-ink discharge portions
US6527361B1 (en) * 1993-05-26 2003-03-04 Canon Kabushiki Kaisha Refreshing and recovering ink discharge in a multi-color ink jet recording apparatus
JPH08169155A (ja) 1994-10-21 1996-07-02 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタ及びそれに用いる記録媒体、記録媒体供給源
JP3726414B2 (ja) * 1997-04-03 2005-12-14 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置
JPH1120199A (ja) * 1997-07-08 1999-01-26 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
US6050671A (en) * 1997-10-27 2000-04-18 Hewlett-Packard Company Stalagmite dissolving spittoon system for inkjet printheads
US6619783B2 (en) * 1998-11-20 2003-09-16 Seiko Epson Corp Flushing position controller incorporated in ink-jet recording apparatus and flushing method used for the same

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0930004A (ja) * 1995-07-24 1997-02-04 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置のクリーニング方法
JP2001347688A (ja) * 2000-06-09 2001-12-18 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置および同装置におけるフラッシング制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006076288A (ja) * 2004-08-11 2006-03-23 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷方法、及び、印刷システム
JP2006103310A (ja) * 2004-09-07 2006-04-20 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷方法、及び、印刷システム
JP4640024B2 (ja) * 2004-09-07 2011-03-02 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷方法、及び、印刷システム
JP2007261128A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Seiko Epson Corp 記録装置、フラッシング方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20040085390A1 (en) 2004-05-06
US6776472B2 (en) 2004-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7695096B2 (en) Inkjet printer and inkjet printing method
CN106947317B (zh) 喷墨记录用水性油墨组和喷墨记录装置
JP2003191502A (ja) インクジェット式記録装置およびインクジェット式記録装置のフラッシング方法
JP7109156B2 (ja) インクジェット記録用水性インクセット及び記録方法
EP2390287B1 (en) Ink set, ink-jet recording apparatus, and ink-jet recording method
JP3812651B2 (ja) インクジェット式記録装置およびインクジェット記録方法
JP6079318B2 (ja) インクセット、記録方法および記録装置
KR100754212B1 (ko) 잉크 세트, 이를 함유한 잉크 카트리지 및 잉크젯 기록장치
JP4837885B2 (ja) インクジェット式記録装置およびインクジェット式記録方法
JP6136447B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクジェット記録用水性インクセット、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP6120152B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP2005014422A (ja) インクジェット式記録装置およびインクジェット記録方法
JPH06270411A (ja) インクジェット記録装置
JP2006104244A (ja) インクジェット用インク、インクタンク、記録ユニット、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP2005074889A (ja) インクジェット式記録装置およびインクジェット記録方法
JP2005014424A (ja) インクジェット式記録装置およびインクジェット式記録方法
JPH0761078A (ja) インクジェットプリンタ
JP5257443B2 (ja) インクジェット式記録装置およびインクジェット式記録方法
JP5928802B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP6103369B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP6120151B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP6089870B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
KR100727997B1 (ko) 고리형 디에테르 화합물 또는 고리형 디티오란 화합물을포함하는 잉크젯 잉크 조성물
JP2005014425A (ja) インクジェット式記録装置およびインクジェット式記録方法
JP2006117801A (ja) インク、インクカートリッジ、およびインクジェット記録方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041108

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20041222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070110

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070306