JP6307969B2 - 液体吐出記録装置及び液体回収方法 - Google Patents
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Description
揮発性有機化合物を含有する液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドから出た前記液体を吸収する吸収体とを含む液体吐出記録装置であって、
前記吸収体が、二層構造であり、
前記吸収体の前記液体吐出ヘッド側の層が、前記液体よりも比重の小さい不飽和脂肪酸を含み、
前記吸収体の前記液体吐出ヘッドと反対側の層が、親水性溶剤を含むことを特徴とする。
揮発性有機化合物を含有する液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドから出た前記液体を吸収する吸収体とを含む液体吐出記録装置において、前記液体吐出ヘッドから出た前記液体を回収する液体回収方法であって、
前記液体吐出ヘッドから出る前記液体を、前記液体吐出ヘッド側の層が前記液体よりも比重の小さい不飽和脂肪酸を含み、前記液体吐出ヘッドと反対側の層が親水性溶剤を含んだ二層構造の前記吸収体によって吸収することで前記液体吐出ヘッドから出た前記液体を回収することを特徴とする。
つぎに、図1を参照して、本発明の液体回収方法の別の例について説明する。前述のとおり、図1に示す液体吐出記録装置1においては、吸引パージにより吸引排出された液体は、吸引ポンプ23を介して、廃液吸収体22に吸収される。廃液吸収体22の上層には、前記液体よりも比重の小さい不飽和脂肪酸が含まれており、下層には、親水性溶剤が含まれている。このため、前記不飽和脂肪酸よりも比重の大きい前記液体は、廃液吸収体22の上層の下へと浸透し、前記不飽和脂肪酸の油膜で蓋がされることで、前記液体に含まれるVOCの揮発が低減する。また、廃液吸収体22の上層の下へと浸透した前記液体は、廃液吸収体22の下層の前記親水性溶剤に溶解し、前記液体に含まれるVOCの揮発が更に低減する。このように、インクジェットヘッド4から吐出された前記液体を直接吸収する場合だけでなく、吸引ポンプ23を介して、廃液吸収体22に前記液体を吸収させる態様においても本発明を適用可能である。
HS−GC/MS測定用のバイアル瓶に、二層のメラミンフォームの積層体(各層の表面積1cm2、厚み5mm)を入れた。つぎに、前記メラミンフォームの積層体にインクを100μL浸透させて、60℃で30分間保温した。前記インクには、表1に示す組成の3種のインクを用いた。前記保温後、前記バイアル瓶から0.05分間GC/MSに気体を注入して測定を行い、前記インクに含まれるVOCのピーク面積の合計を算出した。また、HS−GC/MS測定用のバイアル瓶に、二層のメラミンフォームの積層体を入れ、上層に対象の不飽和脂肪酸(比較例1においては、飽和脂肪酸、比較例4〜6においては親水性溶剤)100μLを、下層に対象の親水性溶剤(比較例2においては、親油性溶剤)100μLを浸透させた後、同様にして前記インクに含まれるVOCのピーク面積の合計を算出した。そして、下記式により、インクに含まれるVOCの減少率を算出し、下記評価基準に従って評価した。このようなモデル実験により、インクと二層のメラミンフォームの積層体に浸透させた不飽和脂肪酸及び親水性溶剤との組み合わせによる揮発抑制の度合を確認した。
減少率(%)={(X−Y)/X}×100
X:インク単独でのピーク面積の合計
Y:対象の不飽和脂肪酸及び親水性溶剤を二層のメラミンフォームの積層体に浸透させたときのピーク面積の合計
評価基準
AA:減少率が、75%以上
A :減少率が、25%以上75%未満
B :減少率が、10%以上25%未満
C :減少率が、10%未満
3 キャリッジ
4 液体吐出ヘッド(インクジェットヘッド)
6 メンテナンスユニット
21 吸引キャップ
22 廃液吸収体
23 吸引ポンプ
50 廃液タンク
51 液受け部材
53 第一フラッシング吸収体
54 第二フラッシング吸収体
Claims (4)
- 揮発性有機化合物を含有する液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドから出た前記液体を吸収する吸収体とを含む液体吐出記録装置であって、
前記吸収体が、二層構造であり、
前記吸収体の前記液体吐出ヘッド側の層に、前記液体よりも比重の小さい不飽和脂肪酸が含浸され、
前記吸収体の前記液体吐出ヘッドと反対側の層に、親水性溶剤が含浸されていることを特徴とする液体吐出記録装置。
- 前記不飽和脂肪酸の不飽和度が、1〜3であることを特徴とする請求項1記載の液体吐出記録装置。
- 前記吸収体は、前記吸収体と対向する位置において前記液体吐出ヘッドから吐出された液体を受けるフラッシング吸収体であることを特徴とする請求項1又は2記載の液体吐出記録装置。
- 揮発性有機化合物を含有する液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドから出た前記液体を吸収する吸収体とを含む液体吐出記録装置において、前記液体吐出ヘッドから出た前記液体を回収する液体回収方法であって、
前記液体吐出ヘッドから出る前記液体を、前記液体吐出ヘッド側の層に前記液体よりも比重の小さい不飽和脂肪酸が含浸され、前記液体吐出ヘッドと反対側の層に親水性溶剤が含浸された二層構造の前記吸収体によって吸収することで前記液体吐出ヘッドから出た前記液体を回収することを特徴とする液体回収方法。
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