JP7139825B2 - 空吐出受け、液体を吐出する装置、印刷装置 - Google Patents

空吐出受け、液体を吐出する装置、印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7139825B2
JP7139825B2 JP2018177520A JP2018177520A JP7139825B2 JP 7139825 B2 JP7139825 B2 JP 7139825B2 JP 2018177520 A JP2018177520 A JP 2018177520A JP 2018177520 A JP2018177520 A JP 2018177520A JP 7139825 B2 JP7139825 B2 JP 7139825B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
absorbent member
sheet material
ejecting
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018177520A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020044826A (ja
Inventor
義宏 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2018177520A priority Critical patent/JP7139825B2/ja
Priority to US16/571,765 priority patent/US11179939B2/en
Publication of JP2020044826A publication Critical patent/JP2020044826A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7139825B2 publication Critical patent/JP7139825B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16505Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16505Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out
    • B41J2/16508Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out connected with the printer frame
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/1652Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head
    • B41J2/16526Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head by applying pressure only
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16585Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles for paper-width or non-reciprocating print heads

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は空吐出受け、液体を吐出する装置、印刷装置に関する。
液体を吐出する装置としての例えば印刷装置においては、液体吐出ヘッドのメンテナンスとして、印刷に寄与しない液体を吐出する空吐出(フラッシング、パージなどと称される動作を含む)を、吸収部材を配置した空吐出受けに対して行うようにしている。
従来、メラン発泡体などの吸収部材を二層に収容した廃液タンクに対してフラッシン
グを行うものがある(特許文献1)。
特開2014-208472号公報
ところで、例えば連続紙などのシート材に印刷を施すライン型印刷装置にあっては、シート材の搬送経路の下方に液体吐出ヘッドに対向して空吐出受けを配置する。そして、空吐出を行うときには、シート材上に対して空吐出滴を吐出し、シート材を外れた領域では空吐出受けに収容している吸収部材によって空吐出滴を受容する。
そのため、例えば経時的に空吐出受けの吸収部材が受容限界に達し、吸収部材を交換するとき、空吐出滴の着弾が少ない領域を含めて吸収部材を交換しなければならない。また、吸収部材に保湿液を含侵させるような場合も空吐出滴が着弾しない領域を含めて保湿液を含侵させなければならないなどの課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、空吐出受けのメンテナンス性を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体を吐出する装置は、シート材に対して液体を吐出する装置であって、前記シート材の搬送方向と直交する方向に沿って配置された複数のヘッドを含む第1の液体吐出手段列と、前記第1の液体吐出手段列よりも前記シート材の搬送方向において下流側で、前記シート材の搬送方向と直交する方向に沿って配置された複数のヘッドを含む第2の液体吐出手段列と、前記第1の液体吐出手段列および前記第2の液体吐出手段列に対向可能な位置に配置され、前記第1の液体吐出手段列および前記第2の液体吐出手段列から吐出される液体を受容する空吐出受けと、を備え、前記空吐出受けは、前記液体を吸収する第1吸収部材と、前記第1吸収部材を収容した受け部材と、を備え、前記第1吸収部材は、前記第1の液体吐出手段列に対向するように、前記シート材の搬送方向と直交する方向に沿って複数配置された第1のブロック列と、前記第1のブロック列よりも前記シート材の搬送方向において下流側で、前記第2の液体吐出手段列に対向するように、前記シート材の搬送方向と直交する方向に沿って複数配置された第2のブロック列と、を備える構成とした。
本発明によれば、空吐出受けのメンテナンス性を向上することができる。
本発明に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の一例の概略構成図である。 同印刷装置の印刷手段の部分の平面説明図である。 同じく印刷手段の部分の側面説明図である。 本発明の第1実施形態に係る空吐出受けの斜視説明図である。 同空吐出受けをシート材と共に説明する斜視説明図である。 同実施形態の空吐出受けとヘッド及びシート材の位置関係の一例を説明する平面説明図である。 同じく正面説明図である。 同空吐出受けのブロックの一部を相互に交換するときの説明に供する斜視説明図である。 同実施形態における空吐出受けのブロックへの保湿液を含侵するときの説明に供する斜視説明図である。 比較例の空吐出受けをヘッド及びシート材とともに説明する正面説明図である。 本発明の第2実施形態に係る空吐出受けの斜視説明図である。 本発明の第3実施形態に係る空吐出受けの分解斜視説明図である。 同じく短手方向の断面説明図である。 同空吐出受けとヘッド及びシート材の位置関係の一例を説明する正面説明図である。 第3実施形態に係る空吐出受けを使用したときのシート材の搬送領域と保湿液を含侵するブロックの関係の他の例の説明に供する同空吐出受けとヘッド及びシート材の位置関係の平面説明図である。 同じく正面説明図である。 本発明の第4実施形態に係る空吐出受けの分解斜視説明図である。 吸収部材(吸収体)の吸収速度の測定方法の説明に供する説明図である。 同測定結果の説明に供する説明図である。 吸収部材(吸収体)の毛管力(毛細管力)の測定の説明に供する評価実験の説明図である。 素材の異なる吸収体A~Eの吸収速度と毛細管力を測定した結果の一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の一例について図1ないし図3を参照して説明する。図1は同印刷装置の一例の概略構成図、図2は同印刷装置の印刷手段の部分の平面説明図、図3は同じく印刷手段の部分の側面説明図である。
この液体を吐出する装置である印刷装置500は、連続紙などのシート材510を搬入する搬入手段501と、搬入手段501から搬入されたシート材510を印刷手段505に案内搬送する案内搬送手段503と、シート材510に対して液体を吐出して画像を形成する印刷を行う印刷手段505と、シート材510を乾燥する乾燥手段507と、シート材510を搬出する搬出手段509などを備えている。
シート材510は搬入手段501の元巻きローラ511から送り出され、搬入手段501、案内搬送手段503、乾燥手段507、搬出手段509の各ローラによって案内、搬送されて、搬出手段509の巻取りローラ591にて巻き取られる。
このシート材510は、印刷手段505において、ヘッドユニット550及びヘッドユニット555に対向して搬送され、ヘッドユニット550から吐出される液体によって画像が形成され、ヘッドユニット555から吐出される処理液で後処理が行われる。
ここで、ヘッドユニット550には、例えば、搬送方向上流側から、4色分のフルライン型ヘッドアレイ551(551A、551B、551C、551D)が配置されている。
各ヘッドアレイ551は、液体吐出手段であり、それぞれ、搬送されるシート材510に対して、例えば、ブラックK,シアンC、マゼンタM、イエローYの液体を吐出する。なお、色の種類及び数はこれに限るものではない。
ヘッドアレイ551は、例えば、液体を吐出する複数のノズル104を千鳥状に2列配列した液体吐出ヘッド(これを、単に「ヘッド」ともいう。)100をベース部材552上に千鳥状に並べて配置したものであるが、これに限らない。
ヘッドアレイ551の間には、ヘッド100のメンテナンスを行うためのメンテナンスユニット561(561A~561D)が配置されている。メンテナンスユニット561は、ヘッド100のノズル面101aをキャッピングするキャップ563などを備えている。
メンテナンスユニット561は図3の矢印方向に往復移動可能に配置され、ヘッドアレイ551は上下方向に昇降可能に配置され、キャッピングを行うときにはヘッドアレイ551が上昇して、メンテナンスユニット561がヘッド100の下方に移動する。そして、ヘッドアレイ551が下降してヘッド100のノズル面101aがキャップ563でキャッピングされる。
また、ヘッドアレイ551の下方には、ヘッド100のノズル104から吐出される空吐出滴を受ける本発明に係る空吐出受け800が配置されている。
次に、本発明の第1実施形態に係る空吐出受けについて図4ないし図7を参照して説明する。図4は同空吐出受けの斜視説明図、図5は同空吐出受けをシート材と共に説明する斜視説明図である。
空吐出受け800は、吸収部材(以下の実施形態と名称及び符号を統一するため「第1吸収部材」という。)801と、第1吸収部材801を収容する受け部材であるトレイ803とを備えている。
第1吸収部材801は、複数のブロック(ブロック体、セグメント)811(811A1~811A5、及び、ブロック811B1~811B5)に分割され、各ブロック811がトレイ803に並べて配置されている。なお、各ブロック811は互いに側面が接触して配置されている。
第1吸収部材801は、長手方向(シート材の搬送方向と直交する方向)において、少なくとも、両端部及び中央部の3つのブロック811に分割することが好ましい。本実施形態では、第1吸収部材801は5つのブロック811A1~811A5、811B1~811B5に分割して、搬送方向と直交する方向に並べて配置されている。
これにより、長手方向において、シート材510から外れた領域でヘッド100に対向し、空吐出による液体(空吐出滴)が着弾するブロック811のみの交換などのメンテナンスを行うことができる。
また、第1吸収部材801は、短手方向(シート材の搬送方向に沿う方向)において、搬送方向におけるヘッド100の数に対応して分割することが好ましい。前記印刷装置500では、千鳥配置によってヘッド100を2列配置しているため、本実施形態でも、上流側のブロック811A(811A1~811A5)と下流側のブロック811B(811B1~811B5)の2列に分割し、シート材の搬送方向に沿う方向に並べて配置されている。
これにより、ブロック811は、上流側のヘッド100と下流側のヘッド100のいずれかに対向することになり、シート材510から外れた領域で、単に長手方向で分割した場合よりも、空吐出による液体(空吐出滴)が着弾するより1つのブロック811の面積が狭くなり、交換などのメンテナンス対象となるブロックを更に限定することができる。
第1吸収部材801としては、液体の浸透速度が高く、毛管力の低い多孔質体、例えばメラミン発泡体を使用することができる。液体の浸透速度が高いことで、第1吸収部材801に着弾した液体は速やかに内部へ浸透して、第1吸収部材801の表面近傍に残りにくく、堆積物の成長を抑えることができる。
なお、メラン発泡体(メランフォーム)は、主原料であるメラミンとホルムアルデ
ヒドまたはそれらの前縮合体に、発泡剤、触媒及び乳化剤などを配合し混合した後に、型
に注入し、加熱など適宜の手段で発泡材料を発熱させ、発泡、硬化させ、更に圧縮して発
泡容積を向上して液体吸収能力を所望のレベルに高めることができる。
次に、本実施形態における空吐出受けのブロックの交換について図6ないし図8も参照して説明する。図6は同空吐出受けとヘッド及びシート材の位置関係の一例を説明する平面説明図、図7は同じく正面説明図である。図8は同空吐出受けのブロックの一部を相互に交換するときの説明に供する斜視説明図である。
前述した印刷装置500のように、連帳紙のようなシート材510に対して印刷を行う装置においては、シート材510がヘッド100に対向している状態で空吐出を行うことになる。そのため、空吐出による液体(空吐出滴)は、搬送方向と直交する方向において、シート材510が空吐出受け800との間に介在している領域では、シート材510に着弾し、シート材510が介在していない領域でのみ空吐出受け800に着弾する。
例えば、図6に示すように、空吐出受け800の第1吸収部材801の長手方向の長さL1は、ヘッド100の並び方向(搬送方向と直交する方向)の長さL2よりも長くしている。そして、空吐出受け800は、第1吸収部材801の両端部がヘッド100の並びからはみ出す関係で配置される。また、シート材510は、幅W1を有し、中央基準で搬送されるものとすると、空吐出受け800の両端部のみに空吐出された液体が着弾することになる。
そして、空吐出の繰り返しに伴って、液体として粘度の高い液体など乾燥、堆積し易い液体を使用している場合、第1吸収部材801の両端部での堆積が進行するおそれがあり、交換等が必要になる。
一方、本実施形態では、第1吸収部材801は、搬送方向と直交する方向において、複数のブロック811A1~811A5、811B1~811B5に分割されている。したがって、ヘッド100との対向及びシート材510の介在の有無により、空吐出による液体が着弾するブロック811と、空吐出による液体が着弾しないブロック811とに分かれる。
同様に、第1吸収部材801は、搬送方向においても、複数のブロック811A、811Bに分割されている。したがって、ヘッド100との対向及びシート材510の介在の有無により、空吐出による液体が着弾するブロック811と、空吐出による液体が着弾しないブロック811とに分かれる。
ここで、ヘッド100、シート材510及び空吐出受け800の第1吸収部材801のブロック811が、図6及び図7に示す位置関係にあるものとする。この場合、ヘッド100から空吐出された液体が着弾するブロック811は、上流側のブロック811A1と下流側のブロック811B5のみとなる。
したがって、吸収部材の交換を行うときには、例えば、図8に示すように、空吐出による液体が着弾するブロック811B5を空吐出による液体が着弾しないブロック811A4と交換することで、ブロック811B5を新規な吸収部材とすることができる。なお、同じ空吐出受け800の他のブロック811に代えて、別途新規のブロックを装着することもできる。
次に、本実施形態における空吐出受けのブロックへの保湿液の含侵について図9も参照して説明する。図9は同空吐出受けのブロックに保湿液を含侵するときの説明に供する斜視説明図である。
第1吸収部材801には保湿液が含浸されることが好ましい。保湿液を含浸することで、第1吸収部材801表面に着弾した空吐出された液体の乾燥を抑制し、堆積物の成長を抑えることができる。
また、空吐出された液体の密度が保湿液の密度よりも低い場合、第1吸収部材801内部への液体の浸透が促進され、第1吸収部材801表面近傍での堆積物の成長を抑えることができる。
保湿液としては、例えばインクジェット記録装置用洗浄液を使用してもよい。洗浄液に添加される有機溶剤として例えば、23℃、80%RH環境中の平衡水分量が30質量%以上の多価アルコール類が挙げられる。
その具体例としては、1,2,3-ブタントリオール(38質量%)、1,2,4-ブタントリオール(41質量%)、グリセリン(49質量%)、ジグリセリン(38質量%)、トリエチレングリコール(39質量%)、テトラエチレングリコール(37質量%)、ジエチレングリコール(43質量%)、1,3-ブタンジオール(35質量%)等が挙げられる。中でもグリセリン、1,3-ブタンジオールは水分を含んだ場合に低粘度化することができるため特に好適に用いられる。このような水溶性有機溶剤を処理液全体の20質量%以上用いた場合、廃液(廃インク)の固着防止に優れるため好ましい。
ここで、前述した図6及び図7を参照して説明したように、本実施形態の空吐出受け800では、ヘッド100から空吐出された液体が着弾するブロック811は、上流側のブロック811A1と下流側のブロック811B5のみとなる。
したがって、図9に示すように、ブロック811を保湿液806に浸漬して、当該保湿液806を含侵させたブロック811を、ブロック811A1、あるいは、ブロック811B5としてトレイ803に収容すればよい。
同様に、上述した図8で説明したように、例えばブロック811B5をブロック811A4と交換するときには、ブロック811A4と取り出して保湿液806を含侵させた後、ブロック811B5としてセットすればよい。
つまり、第1吸収部材801の複数のブロック811の内、シート材510が通過する領域の外側の領域を含むブロック811に保湿液806が含侵されている構成としている。
このように、空吐出受け800の吸収部材を交換し、あるいは、保湿液を含侵するときに、ブロック単位で交換、保湿液の含侵を行うことができ、空吐出受け800のメンテナンス性が向上し、また、吸収部材の消費量や保湿液の消費量を低減することができる。
ここで、比較例について図10を参照して説明する。図10は同比較例の空吐出受けをヘッド及びシート材とともに説明する正面説明図である。
この比較例は、1枚の吸収部材901を配置したものである。
そのため、比較例では、1枚の吸収部材901の搬送方向と直交する方向の両端部の領域のみに空吐出された液体が着弾することになるが、1枚の吸収部材901を使用しているので、吸収部材901全体の交換や洗浄が必要になる。また、吸収部材901に保湿液を含侵するときには、1枚の吸収部材901全部を保湿液806に浸漬しなければならない。
そのため、比較例では、空吐出受けのメンテナンスの作業性が悪く、また、吸収部材の消費量や保湿液の消費量が無駄に増加することになる。
次に、本発明の第2実施形態に係る空吐出受けについて図11を参照して説明する。図11は同空吐出受けの斜視説明図である。
本実施形態では、第1吸収部材801は、長手方向において、5つに分割したブロック811で構成し、短手方向では分割していない。
このような構成でも、吸収部材の交換や保湿液の含侵を行う吸収部材の大きさは、1枚の吸収部材を使用する場合よりも小さくなり、空吐出受け800のメンテナンス性が向上し、また、吸収部材の消費量や保湿液の消費量を低減することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る空吐出受けについて図12ないし図14を参照して説明する。図12は同空吐出受けの分解斜視説明図、図13は同じく短手方向の断面説明図、図14は同空吐出受けとヘッド及びシート材の位置関係の一例を説明する正面説明図である。なお、同空吐出受けとヘッド及びシート材の位置関係の平面説明図は図6と同じである。また、図12では第1吸収部材の各ブロックの符号は簡略化して付している。
空吐出受け800は、上層の第1吸収部材801と、下層の第2吸収部材802と、これらの第1吸収部材801及び第2吸収部材802を収容する受け部材であるトレイ803とを備えている。なお、第1吸収部材801の下層を2層以上の構成とすることもできる。
ここで、第2吸収部材802は分割しないで1枚の吸収部材としているが、第2吸収部材802を分割することもできる。ただし、第2吸収部材802を分割した1つのブロックの面積は、第1吸収部材801の1つのブロック811の面積よりも広いことが好ましい。
また、第1吸収部材801は、第2吸収部材802よりも液体の浸透性が高く、毛管力が低く、第2吸収部材802は第1吸収部材801よりも毛管力が高く、液体保持量が多い部材としている。
たとえば、第1吸収部材801にはメラミン発泡体のような多孔質体を使用し、第2吸収部材802には例えばポリエステルフェルトのような素材を使用している。
これにより、第1吸収部材801上は空吐出された液体(空吐出滴:廃液)が乾燥・堆積するのを防ぐとともに、空吐出された液体を第1吸収部材801の下部へすばやく浸透させ、第2吸収部材802側へと流動させることができる。
そして、第2吸収部材802は第1吸収部材801から受け取った液体を面内方向に拡散させ、収容する液体を第2吸収部材802の面内方向で均一化することができる。
例えば、図14に矢印で示すように、第1吸収部材801のブロック811B5に着弾した液体は速やかに浸透して第2吸収部材802に流動して拡散する。
このようにして、第1吸収部材801及び第2吸収部材802の液体収容限界に達するまでの印刷量を増やすことができ、吸収部材の交換頻度を減らすことができる。
なお、第2吸収部材802について、例えば素材の繊維方向を面内方向とすることで、面内方向への毛管力、拡散力を向上させることができる。
また、本実施形態では空吐出受け、ヘッド及びシート材の位置関係、シート材の幅は、前記第1実施形態で説明した図6と同じであるので、第1吸収部材801の両端部の上流側のブロック811A1、下流側のブロック811B5に空吐出による液体が着弾する。
したがって、第1吸収部材801の両端部の上流側のブロック811A1、下流側のブロック811B5に保湿液806を含侵している。
次に、上記第3実施形態に係る空吐出受けを使用した場合のシート材の搬送領域と保湿液を含侵するブロックの関係の他の例について図15及び図16を参照して説明する。図15は同空吐出受けとヘッド及びシート材の位置関係を説明する平面説明図、図16は同じく正面説明図である。
この例では、図6と同様に、空吐出受け800の第1吸収部材801及び第2吸収部材802の長手方向の長さL1は、ヘッド100の並び方向(搬送方向と直交する方向)の長さL2よりも長くしている。そして、空吐出受け800は、第1吸収部材801及び第2吸収部材802の両端部がヘッド100の並びからはみ出す関係で配置される。
また、シート材510は、幅W2(W2<W1)を有し、端部基準で搬送されるものとする。
ここで、端部基準で端部基準でシート材510が搬送されるときも、シート材510の端部がヘッド100の端部よりも内側になるように搬送される。
そのため、上流側のブロック811A1の他、下流側の端部のブロック811B5、及び、幅が狭くなることでヘッド100と対向するブロック811B2に空吐出による液体が着弾することになる。
したがって、この例では、第1吸収部材801の両端部の上流側のブロック811A1、下流側のブロック811B5、及び、ブロック811B2に保湿液806を含侵している。
次に、本発明の第4実施形態に係る空吐出受けについて図17を参照して説明する。図17は同空吐出受けの分解斜視説明図である。
本実施形態では、第1吸収部材801の底面に1つ以上の凹部821を設け、第2吸収部材には第1吸収部材801の凹部821に対応した凸部822を設けて、第1吸収部材801と第2吸収部材802とを凹凸嵌合するようにしている。
これにより、第1吸収部材801及び第2吸収部材802が凹凸部で互いに嵌合することで、第1吸収部材801と第2吸収部材802間の接触面積が増加し、第1吸収部材801から第2吸収部材802への液体の受け渡し効率が向上する。
また、第1吸収部材801と第2吸収部材802とが凹凸嵌合することで、設置位置が安定し、設置が容易化されるとともに、装置内に発生した気流などによって吸収部材位置がずれる現象を防ぐことができる。
なお、第1吸収部材801の底面に1つ以上の凸部822を設け、第2吸収部材802には第1吸収部材801の凸部822に対応した凹部821を設けることもできる。また、凹凸の数及び列の方向はシートの搬送方向、シートの搬送方向と直交する方向のいずれでもよい。
次に、第1吸収部材801にメラン発泡体(メラン吸収体)を使用する場合の特性
について説明する。
第1吸収部材801にメラン発泡体(メラン吸収体)を使用することで、第1吸収
部材801上での空吐出された液体の堆積を抑制することができる。これは、メラン発
泡体が、他の多孔質体に対して、吸収速度が大きく、毛細管力が小さいことによる。
ここで、吸収部材(吸収体ともいう。)の吸収速度の測定について図18及び図19を参照して説明する。図18は吸収速度の測定方法の説明に供する説明図、図19は測定結果の説明に供する説明図である。
<評価手順>
図18も参照して、
(1)接触角測定器にインク1001を充填した注射器をセットする。
(2)注射針1000の先端に3.5~3.8μlのインク滴1001aを形成する。
(3)手動ステージにて測定スポンジ(吸収体)1002をインク滴1001aに対し下から接触させる。
(4)そのときのインク滴1001aが吸収体1002へ吸収される挙動を高速度カメラにて撮影する。
(5)インク滴1001aと吸収体1002が接触した瞬間からの経過時間と吸収量をプロットし、その傾きから滴下インク吸収速度を算出する。ある時刻の吸収量は、「初期のインク滴体積-ある時刻の未吸収インク滴体積」から計算される。
<評価装置>
〔接触角測定器〕
メーカー:DataPhysics社
メーカー型番:OCA200H
〔注射器〕
計測器No.:02-0144-T
注射針:SNS052/026 Dosing needle (Outer:0.52mm/Inner:0.26 mm/Length:51mm)
<評価条件>
インク:樹脂含有量が5質量%以上の後述するインク
環境:23℃、50%RH
測定動画:127fps
<インク滴体積の計算>
撮影された画像から、吸収体1002に未吸収のインク滴体積Vを計算する。
ここでは、インク滴1001aの形状を円錐台と仮定し、体積V=(1/3)・πh(r1+r1・r2+r2)、で計算した。
これにより、例えば図19に示すように、時間に対する吸収量のグラフを得られるので、その傾きから滴下インク吸収速度を算出した。
次に、毛管力(毛細管力)の測定について図20を参照して説明する。図20は同説明に供する評価実験の説明図である。
<評価手順>
(1)吸収体1002を支持部材1003に吊り下げ、吸収体1002下端の高さ位置を揃える。
(2)インク1001を収容したインクプール1010を下方から上げていく。
(3)インクプール1010を吸収体1002の先端が5mm程度インクに浸る位置で固定する。
(4)吸収体1002の先端にインク1001が浸り始めてから、5min経過後の吸収体1002上のインク吸収高さを測定する。
(5)測定した吸収高さ[mm]を毛細管力と定義する。
<評価条件>
インク:樹脂含有量が5質量%以上のインク
環境:23℃、50%RH
吸収体断面積:50mm
インクプール深さ:10mm
そこで、素材の異なる次の吸収体A~Eについて、吸収速度と毛細管力を測定した。その結果を図21に示している。
A:ウレタン吸収体
B:ウレタン吸収体
C:ポリウレタン吸収体(製品名5000AZ-P、(株)フジコー製)
D:メラン吸収体(メランスポンジ;品番FU491-000X-MB、コンドル
製)
E:メラン吸収体(バソテクト(W)、(株)イノアック製)
また、上記の吸収部材A~Eを使用して、樹脂含有量が5重量%以上のインク(液体)を使用して、インクの堆積が生じるか否かを確認した。
この結果、吸収体A~Cはインクの堆積が生じ、吸収体D,Eはインクの堆積が生じなかった。
これにより、吸収速度10nl/msより大きく、かつ、毛管力が10mm未満の条件
の特性値を有するメラン吸収体は、樹脂含有量が5重量%以上のインクを使用してもイ
ンクの堆積が生じないことが分かる。
毛管力(吸い上げ高さ)が大きいと、吸収体の内部でインクが拡散されて、吸収体内部でインクが固化(膜化)されてしまい、吸収体の表面に付着したインクが内部に浸透しにくくなるので、毛管力(吸い上げ高さ)は10mm未満であることが好ましい。
以上のように、第1吸収部材801として、液体の吸収速度が高く、毛細管力の小さいメラミン発泡体を用いることで、第1吸収部材801の表面に着弾した液体を素早く内部へ吸収し、面内方向に広げることなく真下方向へ広げることができる。
これにより、第1吸収部材801表面付近での乾燥が進まず、堆積傾向の高い樹脂含有量が5質量%以上の液体についても第1吸収部材801表面への堆積が抑制される。
その結果、第1吸収部材801の定期的な交換周期を伸ばすことができ、交換のための部品代、作業のための費用増加を抑制することができる。
次に、樹脂含有量が5質量%以上の液体であるインクについて説明する。
<インク>
以下、インクに用いる有機溶剤、水、色材、樹脂、添加剤等について説明する。
<有機溶剤>
本発明に使用する有機溶剤としては特に制限されず、水溶性有機溶剤を用いることができる。例えば、多価アルコール類、多価アルコールアルキルエーテル類や多価アルコールアリールエーテル類などのエーテル類、含窒素複素環化合物、アミド類、アミン類、含硫黄化合物類が挙げられる。
多価アルコール類の具体例としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,2-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、2,3-ブタンジオール、3-メチル-1,3-ブタンジオール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,2-ペンタンジオール、1,3-ペンタンジオール、1,4-ペンタンジオール、2,4-ペンタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,3-ヘキサンジオール、2,5-ヘキサンジオール、1,5-ヘキサンジオール、グリセリン、1,2,6-ヘキサントリオール、2-エチル-1,3-ヘキサンジオール、エチル-1,2,4-ブタントリオール、1,2,3-ブタントリオール、2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオール、ペトリオール等が挙げられる。
多価アルコールアルキルエーテル類としては、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等が挙げられる。
多価アルコールアリールエーテル類としては、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等が挙げられる。
含窒素複素環化合物としては、2-ピロリドン、N-メチル-2-ピロリドン、N-ヒドロキシエチル-2-ピロリドン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン、ε-カプロラクタム、γ-ブチロラクトン等が挙げられる。
アミド類としては、ホルムアミド、N-メチルホルムアミド、N,N-ジメチルホルムアミド、3-メトキシ-N,N-ジメチルプロピオンアミド、3-ブトキシ-N,N-ジメチルプロピオンアミド等が挙げられる。
アミン類としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエチルアミン等が挙げられる。
含硫黄化合物類としては、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール等が挙げられる。
その他の有機溶剤としては、プロピレンカーボネート、炭酸エチレン等が挙げられる。
湿潤剤として機能するだけでなく、良好な乾燥性を得られることから、沸点が250℃以下の有機溶剤を用いることが好ましい。
有機溶剤として、炭素数8以上のポリオール化合物、及びグリコールエーテル化合物も好適に使用される。炭素数8以上のポリオール化合物の具体例としては、2-エチル-1,3-ヘキサンジオール、2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオールなどが挙げられる。
グリコールエーテル化合物の具体例としては、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類;エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類などが挙げられる。
炭素数8以上のポリオール化合物、及びグリコールエーテル化合物は、記録媒体として紙を用いた場合に、インクの浸透性を向上させることができる。
有機溶剤のインク中における含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクの乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上60質量%以下が好ましく、20質量%以上60質量%以下がより好ましい。
<水>
インクにおける水の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクの乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上90質量%以下が好ましく、20質量%以上60質量%以下がより好ましい。
<色材>
色材としては特に限定されず、顔料、染料を使用可能である。
顔料としては、無機顔料又は有機顔料を使用することができる。これらは、1種単独で用いても良く、2種以上を併用しても良い。また、顔料として、混晶を使用しても良い。
顔料としては、例えば、ブラック顔料、イエロー顔料、マゼンダ顔料、シアン顔料、白色顔料、緑色顔料、橙色顔料、金色や銀色などの光沢色顔料やメタリック顔料などを用いることができる。
無機顔料として、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエロー、カドミウムレッド、クロムイエローに加え、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法などの公知の方法によって製造されたカーボンブラックを使用することができる。
また、有機顔料としては、アゾ顔料、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、インジゴ顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料など)、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレートなど)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラックなどを使用できる。これらの顔料のうち、溶媒と親和性の良いものが好ましく用いられる。その他、樹脂中空粒子、無機中空粒子の使用も可能である。
顔料の具体例として、黒色用としては、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、または銅、鉄(C.I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の金属類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料があげられる。
さらに、カラー用としては、C.I.ピグメントイエロー1、3、12、13、14、17、24、34、35、37、42(黄色酸化鉄)、53、55、74、81、83、95、97、98、100、101、104、108、109、110、117、120、138、150、153、155、180、185、213、C.I.ピグメントオレンジ5、13、16、17、36、43、51、C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、17、22、23、31、38、48:2、48:2(パーマネントレッド2B(Ca))、48:3、48:4、49:1、52:2、53:1、57:1(ブリリアントカーミン6B)、60:1、63:1、63:2、64:1、81、83、88、101(べんがら)、104、105、106、108(カドミウムレッド)、112、114、122(キナクリドンマゼンタ)、123、146、149、166、168、170、172、177、178、179、184、185、190、193、202、207、208、209、213、219、224、254、264、C.I.ピグメントバイオレット1(ローダミンレーキ)、3、5:1、16、19、23、38、C.I.ピグメントブルー1、2、15(フタロシアニンブルー)、15:1、15:2、15:3、15:4(フタロシアニンブルー)、16、17:1、56、60、63、C.I.ピグメントグリーン1、4、7、8、10、17、18、36、等がある。
染料としては、特に限定されることなく、酸性染料、直接染料、反応性染料、及び塩基性染料が使用可能であり、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
染料として、例えば、C.I.アシッドイエロー 17,23,42,44,79,142、C.I.アシッドレッド 52,80,82,249,254,289、C.I.アシッドブルー 9,45,249、C.I.アシッドブラック 1,2,24,94、C.I.フードブラック 1,2、C.I.ダイレクトイエロー 1,12,24,33,50,55,58,86,132,142,144,173、C.I.ダイレクトレッド 1,4,9,80,81,225,227、C.I.ダイレクトブルー 1,2,15,71,86,87,98,165,199,202、C.I.ダイレクドブラック 19,38,51,71,154,168,171,195、C.I.リアクティブレッド 14,32,55,79,249、C.I.リアクティブブラック 3,4,35が挙げられる。
インク中の色材の含有量は、画像濃度の向上、良好な定着性や吐出安定性の点から、0.1質量%以上15質量%以下が好ましく、より好ましくは1質量%以上10質量%以下である。
顔料を分散してインクを得る方法としては、顔料に親水性官能基を導入して自己分散性顔料とする方法、顔料の表面を樹脂で被覆して分散させる方法、分散剤を用いて分散させる方法、などが挙げられる。
顔料に親水性官能基を導入して自己分散性顔料とする方法としては、例えば、顔料(例えばカーボン)にスルホン基やカルボキシル基等の官能基を付加することで、水中に分散可能とする方法が挙げられる。
顔料の表面を樹脂で被覆して分散させる方法としては、顔料をマイクロカプセルに包含させ、水中に分散可能とする方法が挙げられる。これは、樹脂被覆顔料と言い換えることができる。この場合、インクに配合される顔料はすべて樹脂に被覆されている必要はなく、本発明の効果が損なわれない範囲において、被覆されない顔料や、部分的に被覆された顔料がインク中に分散していてもよい。
分散剤を用いて分散させる方法としては、界面活性剤に代表される、公知の低分子型の分散剤、高分子型の分散剤を用いて分散する方法が挙げられる。
分散剤としては、顔料に応じて例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤等を使用することが可能である。
分散剤として、竹本油脂社製RT-100(ノニオン系界面活性剤)や、ナフタレンスルホン酸Naホルマリン縮合物も、分散剤として好適に使用できる。
分散剤は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
<顔料分散体>
顔料に、水や有機溶剤などの材料を混合してインクを得ることが可能である。また、顔料と、その他水や分散剤などを混合して顔料分散体としたものに、水や有機溶剤などの材料を混合してインクを製造することも可能である。
顔料分散体は、水、顔料、顔料分散剤、必要に応じてその他の成分を混合、分散し、粒径を調整して得られる。分散は分散機を用いると良い。
顔料分散体における顔料の粒径については特に制限はないが、顔料の分散安定性が良好となり、吐出安定性、画像濃度などの画像品質も高くなる点から、最大個数換算で最大頻度が20nm以上500nm以下が好ましく、20nm以上150nm以下がより好ましい。顔料の粒径は、粒度分析装置(ナノトラック Wave-UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
顔料分散体における顔料の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な吐出安定性が得られ、また、画像濃度を高める点から、0.1質量%以上50質量%以下が好ましく、0.1質量%以上30質量%以下がより好ましい。
顔料分散体に対し、必要に応じて、フィルター、遠心分離装置などで粗大粒子をろ過し、脱気することが好ましい。
<樹脂>
インク中に含有する樹脂の種類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン-ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、アクリルシリコーン系樹脂などが挙げられる。
これらの樹脂からなる樹脂粒子を用いても良い。樹脂粒子を、水を分散媒として分散した樹脂エマルションの状態で、色材や有機溶剤などの材料と混合してインクを得ることが可能である。樹脂粒子としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。また、これらは、1種を単独で用いても、2種類以上の樹脂粒子を組み合わせて用いてもよい。
樹脂粒子の体積平均粒径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な定着性、高い画像硬度を得る点から、10nm以上1,000nm以下が好ましく、10nm以上200nm以下がより好ましく、10nm以上100nm以下が特に好ましい。
体積平均粒径は、例えば、粒度分析装置(ナノトラック Wave-UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
樹脂の含有量としては、定着性、インクの保存安定性の点から、インク全量に対して、5質量%以上であり、5質量%以上20質量%以下がより好ましい。
インク中の固形分の粒径については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。吐出安定性、画像濃度などの画像品質を高くする点から、インク中の固形分の粒径の最大頻度が最大個数換算で20nm以上1000nm以下が好ましく、20nm以上150nm以下がより好ましい。固形分は樹脂粒子や顔料の粒子等が含まれる。粒径は、粒度分析装置(ナノトラック Wave-UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
インク中の固形分の粒径については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。吐出安定性、画像濃度などの画像品質を高くする点から、インク中の固形分の粒径の最大頻度が最大個数換算で20nm以上1000nm以下が好ましく、20nm以上150nm以下がより好ましい。固形分は樹脂粒子や顔料の粒子等が含まれる。粒径は、粒度分析装置(ナノトラック Wave-UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
<添加剤>
インクには、必要に応じて、界面活性剤、消泡剤、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤等を加えても良い。
<界面活性剤>
界面活性剤としては、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤のいずれも使用可能である。
シリコーン系界面活性剤には特に制限はなく目的に応じて適宜選択することができる。中でも高pHでも分解しないものが好ましい。シリコーン系界面活性剤としては、例えば、側鎖変性ポリジメチルシロキサン、両末端変性ポリジメチルシロキサン、片末端変性ポリジメチルシロキサン、側鎖両末端変性ポリジメチルシロキサン等が挙げられる。変性基としてポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基を有するものが、水系界面活性剤として良好な性質を示すので特に好ましい。また、シリコーン系界面活性剤として、ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤を用いることもでき、例えば、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルシロキサンのSi部側鎖に導入した化合物等が挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸化合物、パーフルオロアルキルカルボン酸化合物、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物が、起泡性が小さいので特に好ましい。パーフルオロアルキルスルホン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸、パーフルオロアルキルスルホン酸塩等が挙げられる。パーフルオロアルキルカルボン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキルカルボン酸塩等が挙げられる。パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物としては、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの硫酸エステル塩、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの塩等が挙げられる。これらフッ素系界面活性剤における塩の対イオンとしては、Li、Na、K、NH、NHCHCHOH、NH(CHCHOH)、NH(CHCHOH)等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えばラウリルアミノプロピオン酸塩、ラウリルジメチルベタイン、ステアリルジメチルベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルベタインなどが挙げられる。
ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンプロピレンブロックポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物などが挙げられる。
アニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートの塩、などが挙げられる。
これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
シリコーン系界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、側鎖変性ポリジメチルシロキサン、両末端変性ポリジメチルシロキサン、片末端変性ポリジメチルシロキサン、側鎖両末端変性ポリジメチルシロキサンなどが挙げられ、変性基としてポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基を有するポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤が水系界面活性剤として良好な性質を示すので特に好ましい。
このような界面活性剤としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。市販品としては、例えば、ビックケミー株式会社、信越化学工業株式会社、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社、日本エマルジョン株式会社、共栄社化学などから入手できる。
上記のポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、一般式(S-1)式で表わされる、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルポリシロキサンのSi部側鎖に導入したものなどが挙げられる。
Figure 0007139825000001

(但し、一般式(S-1)式中、m、n、a、及びbは、それぞれ独立に、整数を表わし、Rは、アルキレン基を表し、R’は、アルキル基を表す。)
上記のポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤としては、市販品を用いることができ、例えば、KF-618、KF-642、KF-643(信越化学工業株式会社)、EMALEX-SS-5602、SS-1906EX(日本エマルジョン株式会社)、FZ-2105、FZ-2118、FZ-2154、FZ-2161、FZ-2162、FZ-2163、FZ-2164(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社)、BYK-33、BYK-387(ビックケミー株式会社)、TSF4440、TSF4452、TSF4453(東芝シリコン株式会社)などが挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、フッ素置換した炭素数が2~16の化合物が好ましく、フッ素置換した炭素数が4~16である化合物がより好ましい。
フッ素系界面活性剤としては、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物、及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物などが挙げられる。 これらの中でも、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物は起泡性が少ないため好ましく、特に一般式(F-1)及び一般式(F-2)で表わされるフッ素系界面活性剤が好ましい。
Figure 0007139825000002

上記一般式(F-1)で表される化合物において、水溶性を付与するためにmは0~10の整数が好ましく、nは0~40の整数が好ましい。
Figure 0007139825000003

上記一般式(F-2)で表される化合物において、YはH、又はCmF2m+1でmは1~6の整数、又はCHCH(OH)CH-CmF2m+1でmは4~6の整数、又はCpH2p+1でpは1~19の整数である。nは1~6の整数である。aは4~14の整数である。
上記のフッ素系界面活性剤としては市販品を使用してもよい。この市販品としては、例えば、サーフロンS-111、S-112、S-113、S-121、S-131、S-132、S-141、S-145(いずれも、旭硝子株式会社製);フルラードFC-93、FC-95、FC-98、FC-129、FC-135、FC-170C、FC-430、FC-431(いずれも、住友スリーエム株式会社製);メガファックF-470、F-1405、F-474(いずれも、大日本インキ化学工業株式会社製);ゾニール(Zonyl)TBS、FSP、FSA、FSN-100、FSN、FSO-100、FSO、FS-300、UR、キャプストーンFS-30、FS-31、FS-3100、FS-34、FS-35(いずれも、Chemours社製);FT-110、FT-250、FT-251、FT-400S、FT-150、FT-400SW(いずれも、株式会社ネオス社製)、ポリフォックスPF-136A,PF-156A、PF-151N、PF-154、PF-159(オムノバ社製)、ユニダインDSN-403N(ダイキン工業株式会社製)などが挙げられ、これらの中でも、良好な印字品質、特に発色性、紙に対する浸透性、濡れ性、均染性が著しく向上する点から、Chemours社製のFS-3100、FS-34、FS-300、株式会社ネオス製のFT-110、FT-250、FT-251、FT-400S、FT-150、FT-400SW、オムノバ社製のポリフォックスPF-151N及びダイキン工業株式会社製のユニダインDSN-403Nが特に好ましい。
インク中における界面活性剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、濡れ性、吐出安定性に優れ、画像品質が向上する点から、0.001質量%以上5質量%以下が好ましく、0.05質量%以上5質量%以下がより好ましい。
<消泡剤>
消泡剤としては、特に制限はなく、例えば、シリコーン系消泡剤、ポリエーテル系消泡剤、脂肪酸エステル系消泡剤などが挙げられる。これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、破泡効果に優れる点から、シリコーン系消泡剤が好ましい。
<防腐防黴剤>
防腐防黴剤としては、特に制限はなく、例えば、1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オンなどが挙げられる。
<防錆剤>
防錆剤としては、特に制限はなく、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
<pH調整剤>
pH調整剤としては、pHを7以上に調整することが可能であれば、特に制限はなく、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミンなどが挙げられる。
なお、液体を吐出する装置は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
100 ヘッド
500 印刷装置(液体を吐出する装置)
550 ヘッドユニット
551 ヘッドアレイ
800 空吐出受け
801 第1吸収部材
802 第2吸収部材
803 トレイ(受け部材)
811、812 ブロック

Claims (8)

  1. シート材に対して液体を吐出する装置であって、
    前記シート材の搬送方向と直交する方向に沿って配置された複数のヘッドを含む第1の液体吐出手段列と、
    前記第1の液体吐出手段列よりも前記シート材の搬送方向において下流側で、前記シート材の搬送方向と直交する方向に沿って配置された複数のヘッドを含む第2の液体吐出手段列と、
    前記第1の液体吐出手段列および前記第2の液体吐出手段列に対向可能な位置に配置され、前記複数のヘッドから吐出される液体を受容する空吐出受けと、を備え、
    前記空吐出受けは、
    前記液体を吸収する第1吸収部材と、
    前記第1吸収部材を収容した受け部材と、を備え、
    前記第1吸収部材は、
    前記第1の液体吐出手段列に対向するように、前記シート材の搬送方向と直交する方向に沿って複数のブロックが配置された第1のブロック列と、
    前記第1のブロック列よりも前記シート材の搬送方向において下流側で、前記第2の液体吐出手段列に対向するように、前記シート材の搬送方向と直交する方向に沿って複数のブロックが配置された第2のブロック列と、を備える
    ことを特徴とする液体を吐出する装置。
  2. 前記第1吸収部材の下層には、前記液体を吸収する第2吸収部材が配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体を吐出する装置
  3. 前記第2吸収部材は、複数のブロックに分割され、
    前記第1吸収部材の1つのブロックの面積よりも前記第2吸収部材の1つのブロックの
    面積が広い
    ことを特徴とする請求項2に記載の液体を吐出する装置
  4. 前記第1吸収部材は前記第2吸収部材よりも前記液体の浸透性が高く、
    前記第2吸収部材は前記第1吸収部材よりも毛管力が高い
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の液体を吐出する装置
  5. 前記第1吸収部材と前記第2吸収部材とは凹凸嵌合されている
    ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の液体を吐出する装置
  6. 前記第1吸収部材は、メラン発泡体である
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の液体を吐出する装置
  7. 前記第1吸収部材には保湿液が含侵されている
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の液体を吐出する装置
  8. 前記保湿液は、添加される水溶性有機溶剤として、23℃、80%RH中の平衡水分量
    が30質量%以上の多価アルコール類を含む
    ことを特徴とする請求項7に記載の液体を吐出する装置
JP2018177520A 2018-09-21 2018-09-21 空吐出受け、液体を吐出する装置、印刷装置 Active JP7139825B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018177520A JP7139825B2 (ja) 2018-09-21 2018-09-21 空吐出受け、液体を吐出する装置、印刷装置
US16/571,765 US11179939B2 (en) 2018-09-21 2019-09-16 Dummy discharge receptacle, liquid discharge apparatus, and printer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018177520A JP7139825B2 (ja) 2018-09-21 2018-09-21 空吐出受け、液体を吐出する装置、印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020044826A JP2020044826A (ja) 2020-03-26
JP7139825B2 true JP7139825B2 (ja) 2022-09-21

Family

ID=69885553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018177520A Active JP7139825B2 (ja) 2018-09-21 2018-09-21 空吐出受け、液体を吐出する装置、印刷装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11179939B2 (ja)
JP (1) JP7139825B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000238293A (ja) 1999-02-25 2000-09-05 Casio Comput Co Ltd インクジェットプリンタ
JP2004009667A (ja) 2002-06-11 2004-01-15 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
JP2006027058A (ja) 2004-07-15 2006-02-02 Seiko Epson Corp 吸収体、液体噴射装置及び液体噴射装置の吸収体交換時期告知方法
US20080117253A1 (en) 2006-11-20 2008-05-22 Yearout Russell P Drum-mounted roller spittoon system and method
JP2009000891A (ja) 2007-06-21 2009-01-08 Seiko Epson Corp 廃インク液吸収体及びそれを含むインクジェット式記録装置
JP2009083363A (ja) 2007-10-01 2009-04-23 Brother Ind Ltd インクジェットプリンタ
JP2015168082A (ja) 2014-03-05 2015-09-28 ブラザー工業株式会社 液体吐出記録装置及び液体回収方法
JP2016159450A (ja) 2015-02-27 2016-09-05 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置及び堆積抑制方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09300656A (ja) 1996-05-10 1997-11-25 Brother Ind Ltd インクジェット式プリンタの廃液収容装置
JP3852883B2 (ja) 1998-01-19 2006-12-06 株式会社リコー インクジェット記録装置
JP3718071B2 (ja) 1999-01-19 2005-11-16 株式会社リコー 廃インク吸収装置及びインクジェット記録装置
JP2003080739A (ja) 2001-09-13 2003-03-19 Canon Inc 画像形成装置およびこれに用いる廃液吸収ユニット
JP2005313426A (ja) 2004-04-28 2005-11-10 Noritsu Koki Co Ltd インクジェット式プリンタ
JP2008062629A (ja) 2006-09-11 2008-03-21 Seiko Epson Corp 廃液吸収装置、廃液処理ユニット、液体噴射装置
JP5151285B2 (ja) * 2007-07-13 2013-02-27 株式会社リコー 廃液収容容器及び画像形成装置
JP2011110840A (ja) 2009-11-27 2011-06-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP6307969B2 (ja) 2013-03-29 2018-04-11 ブラザー工業株式会社 液体吐出記録装置及び液体回収方法
JP6292137B2 (ja) 2015-01-19 2018-03-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 インクジェット記録装置、及び、ノズル洗浄方法
KR20200001915A (ko) * 2018-06-28 2020-01-07 (주)호엠코리아 기능성 세제인출 수세미 제조방법
JP7302243B2 (ja) * 2018-09-21 2023-07-04 株式会社リコー 液体を吐出する装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000238293A (ja) 1999-02-25 2000-09-05 Casio Comput Co Ltd インクジェットプリンタ
JP2004009667A (ja) 2002-06-11 2004-01-15 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
JP2006027058A (ja) 2004-07-15 2006-02-02 Seiko Epson Corp 吸収体、液体噴射装置及び液体噴射装置の吸収体交換時期告知方法
US20080117253A1 (en) 2006-11-20 2008-05-22 Yearout Russell P Drum-mounted roller spittoon system and method
JP2009000891A (ja) 2007-06-21 2009-01-08 Seiko Epson Corp 廃インク液吸収体及びそれを含むインクジェット式記録装置
JP2009083363A (ja) 2007-10-01 2009-04-23 Brother Ind Ltd インクジェットプリンタ
JP2015168082A (ja) 2014-03-05 2015-09-28 ブラザー工業株式会社 液体吐出記録装置及び液体回収方法
JP2016159450A (ja) 2015-02-27 2016-09-05 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置及び堆積抑制方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20200094560A1 (en) 2020-03-26
JP2020044826A (ja) 2020-03-26
US11179939B2 (en) 2021-11-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6870310B2 (ja) 洗浄液、洗浄方法および印刷装置
JP7147426B2 (ja) 液体を吐出する装置
JP2018069453A (ja) 洗浄液、インクと洗浄液のセット、洗浄方法、収容容器、及びインク吐出装置
US11179940B2 (en) Liquid discharging device and wiping method
JP7147427B2 (ja) 液体を吐出する装置
JP7069741B2 (ja) 記録方法、及び記録装置
JP7302243B2 (ja) 液体を吐出する装置
JP5481887B2 (ja) インクジェット記録装置用洗浄液及び洗浄方法
JP7139825B2 (ja) 空吐出受け、液体を吐出する装置、印刷装置
JP7196652B2 (ja) インクセット、画像形成装置、及び画像形成方法
JP2010227729A (ja) 液体吐出装置用充填液、液体吐出ヘッドと液体吐出装置及びその輸送又は保管方法
JP2020062783A (ja) 画像形成方法及びインクセット
JP7255372B2 (ja) 液体を吐出する装置
JP7467858B2 (ja) 画像形成装置
JP2023101323A (ja) インク、インクセット、インクジェット印刷装置、及びインクジェット印刷方法
JP7467857B2 (ja) 画像形成装置
JP2022181624A (ja) 液体吐出装置及び液体吐出手段の払拭方法
JP2024073988A (ja) 液体吐出装置
JP7218574B2 (ja) インクセット、画像形成装置、及び画像形成方法
JP2019123841A (ja) 白色液体組成物、画像形成方法、画像形成装置
JP6897805B2 (ja) インクセット、インクカートリッジ、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置
JP7305989B2 (ja) 液体吐出装置用のカートリッジ及び液体吐出装置
JP7238653B2 (ja) 液体組成物、処理液、処理液とインクのセット、画像形成方法、及び画像形成装置
JP7467859B2 (ja) 画像形成装置
JP7114916B2 (ja) 液体組成物、処理液、画像形成方法、及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210712

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20220201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220822

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7139825

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151