JP4715477B2 - 液体回収装置及び液体噴射装置 - Google Patents
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Description
この発明によれば、空間形成部材の内部空間の湿度が高湿度に保たれるため、該空間内における液体残渣の堆積量が効果的に減少される。このため、空間内に導入された液体は、速やかに第2液体吸収体に浸透して拡散されるようになる。
さらに、空間形成部材のフランジ部は、第2液体吸収体の上面に沿って延設し、かつ第2液体吸収体と接触しているため、空間形成部材の内部空間の湿度低下を抑制することが可能となる。
本発明の液体回収装置において、前記突出部の長さは、前記第2液体吸収体の鉛直方向における厚さよりも短い。
これらの発明によれば、突出部が浸透抑制部材に接触するまで空間形成部材を下方に付勢することで、フランジ部により第2液体吸収体が圧縮されるため、この圧縮された部分の第2液体吸収体内の気孔が潰されて小さくなり、第2液体吸収体が圧縮された部分の液体保持量が増加して気体が流通しにくくなる。このため、空間形成部材の内部空間の密閉性が向上し、空間形成部材の内部空間の湿度低下が効果的に抑制される。
さて、記録ヘッド16のクリーニングが行われると、記録ヘッド16内にある増粘した各インクが各ノズル(図示略)からそれぞれキャップ内空間及び排出チューブ62を介して排出口62aからカバー部材25内における第2インク吸収体24上に排出される。このとき、カバー部材25はインクの揮発抑制効果を有するポリプロピレンよりなっているため、排出された排出インクは、揮発することなく第2インク吸収体24に浸透する。
(1)第2インク吸収体24と下側第1インク吸収体31との間には、内部空間27内の排出インクが下方へ浸透するのを抑制する浸透抑制板32が配置されている。このため、排出口62aから第2インク吸収体24上に排出された排出インクは、該第2インク吸収体24内にすぐに浸透するが、該第2インク吸収体24からすぐに下方の下側第1インク吸収体31に浸透しない。すなわち、第2インク吸収体24内に浸透した排出インクは、浸透抑制板32を回り込むようにして徐々に下側第1インク吸収体31あるいは上側第1インク吸収体23に浸透する。したがって、第2インク吸収体24内に浸透した排出インクは、該第2インク吸収体24内で十分に拡散された後に、下側第1インク吸収体31あるいは上側第1インク吸収体23に浸透して吸収保持される。この結果、内部空間27内の湿度低下が好適に抑制されるので、排出口62a近傍におけるインク残渣の堆積量を減少させることができる。よって、排出口62aから排出された排出インクが第2インク吸収体24内へ浸透する際に、インク残渣の堆積物によって阻害されにくくすることができ、該排出インクを円滑に回収することができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図7に示すように、浸透抑制板32を平面視で回収容器21内一杯の大きさにするとともに、該浸透抑制板32に平面視で該浸透抑制板32とカバー部材25とが重ならない部分に透孔32aを設けるようにしてもよい。この場合、浸透抑制板32は、回収容器21内におけるその平面視での占有面積が、第2インク吸収体24の平面視での占有面積よりも小さくなるように構成されていればよい。さらにこの場合、浸透抑制板32に設ける透孔32aの大きさ、形状、及び数は、任意でよい。このようにすれば、第2インク吸収体24に浸透して拡散された排出インクを、該第2インク吸収体24の下側に積層された下側第1インク吸収体31に各透孔32aを介して確実に浸透させて吸収保持させることができる。
・上側第1インク吸収体23は、省略してもよい。
・カバー部材25における各突起29は、省略してもよく、あるいは2個以下や4個以上としてもよい。
・カバー部材25は、箱状に形成しなくともよい。すなわち、上側第1インク吸収体23と第2インク吸収体24との層間に一定容積の内部空間27を確保形成できるものならば、例えば保形性を有するフィルムでカバー部材を構成してもよい。
・カバー部材25の天板25aと対応する該天板25aの上側における上側第1インク吸収体23は省略してもよい。すなわち、カバー部材25の天板25aの上側における上側第1インク吸収体23に天板25aと同じ形状の孔をあけて、該天板25aが露出するようにしてもよい。
・上側第1インク吸収体23及び第2インク吸収体24のうちの少なくとも一方を複数層にしてもよい。
Claims (5)
- 液体を回収する回収容器と、
前記回収容器内に収容され、第1液体吸収体と前記第1液体吸収体よりも鉛直方向上側に配置される第2液体吸収体とを有し、前記回収容器内に排出される前記液体を吸収する液体吸収部と、
前記第1液体吸収体と前記第2液体吸収体との間に配置され、前記液体の前記第2液体吸収体側から前記第1液体吸収体側への浸透を抑制する浸透抑制部材と、
前記回収容器内に配置され、前記液体を受け入れる空間を形成する空間形成部材と、
を備え、
前記回収容器は、前記回収容器内に回収された前記液体の一部を揮発させる容器開口部を有し、
前記空間形成部材は、前記空間内に前記液体を導入するための第1開口部と、前記空間内に導入された前記液体を前記第2液体吸収体へ導出するための第2開口部と、
を備えることを特徴とする液体回収装置。 - 前記空間形成部材は、下端に前記第2液体吸収体の上面に沿って延設し、かつ前記第2液体吸収体と接触するフランジ部を有することを特徴とする請求項1に記載の液体回収装置。
- 前記空間形成部材は、前記フランジ部の下面に、前記第2液体吸収体側に突出する突出部を有することを特徴とする請求項2に記載の液体回収装置。
- 前記突出部の長さは、前記第2液体吸収体の鉛直方向における厚さよりも短いことを特徴とする請求項3に記載の液体回収装置。
- 液体を貯留する液体貯留手段と、前記液体を噴射する液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドに設けられたノズル形成面を封止可能な封止手段と、該封止手段に向けて前記液体噴射ヘッドから吐出された前記液体を回収する液体回収手段とを備える液体噴射装置において、
前記液体回収手段を、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の液体回収装置により構成したことを特徴とする液体噴射装置。
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JP2005348330A JP4715477B2 (ja) | 2005-12-01 | 2005-12-01 | 液体回収装置及び液体噴射装置 |
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JPH08112911A (ja) * | 1994-10-17 | 1996-05-07 | Canon Inc | インクジェット記録装置における廃インク吸収体 |
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- 2005-12-01 JP JP2005348330A patent/JP4715477B2/ja not_active Expired - Fee Related
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