JPH09300655A - インクジェット式プリンタの廃液収容装置 - Google Patents
インクジェット式プリンタの廃液収容装置Info
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- JPH09300655A JPH09300655A JP8116550A JP11655096A JPH09300655A JP H09300655 A JPH09300655 A JP H09300655A JP 8116550 A JP8116550 A JP 8116550A JP 11655096 A JP11655096 A JP 11655096A JP H09300655 A JPH09300655 A JP H09300655A
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Abstract
インクを、多孔質のインク吸収体の全体を有効に利用し
て吸収する。 【解決手段】 記録ヘッドからキャップ32を介してポ
ンプ34で回収したインクを、排出口46から排出し、
多孔質のインク吸収体50に吸収させる。インク吸収体
50は、多孔質体の板状のブロック54a〜54fを積
み重ねて構成し、排出口46直下のブロック54cの下
にインク不透過層56を備える。排出口46から排出し
たインクは、ブロック54c内で横方向に拡散し、排出
口46から遠い側のインク不透過層56の端部に設けた
インク透過部68を通って下側のブロック54d〜54
fに浸出する。このように、上のインク吸収層をなすブ
ロック全体にインクを吸収した後、下のインク吸収層を
なすブロックにインクを吸収させることで、インク吸収
体50の全体を有効に利用する。
Description
プリンタに設けられ、インク流路から回収される不要な
インクをインク吸収体に吸収して収容可能な廃液収容装
置に関する。
は、記録ヘッドに残留するインクを除去可能な種々のメ
ンテナンス装置、例えば、記録ヘッド表面に付着したイ
ンクを払拭するワイパ装置や、ポンプなどにより記録ヘ
ッド内のインクを吸引する吸引装置が設けられ、更にこ
れらの装置によって回収される不要なインクを収容する
廃液収容装置が設けられている。
に優れた多孔質体からなるインク吸収体を容器内に収納
してなり、このインク吸収体に記録ヘッド等から回収さ
れた廃インクを吸収させていた。
容装置に回収されるインクは、例えばインク吸収体上に
滴下されて、その滴下位置からインク吸収体全体に拡散
して行くが、その際、インクは、毛細管現象による作用
の他に重力の影響も受けるため、横方向以上に下方へ拡
散しやすいという傾向があった。そのため、インク吸収
体に対してインクが浸入する位置から横方向へ大きく離
れた位置では、インク吸収体がインク吸収のために有効
に利用されないという問題があった。
れたものであり、その目的は、インク吸収体全体をイン
ク吸収に有効に利用可能なインクジェット式プリンタの
廃液収容装置を提供することにある。
の目的を達成するため、本発明は、請求項1記載の通
り、インクを吸収可能なインク吸収体によって、インク
流路から回収される不要なインクを吸収して収容するイ
ンクジェット式プリンタの廃液収容装置において、前記
インク吸収体が、その上面および下面の間で、双方の面
から所定距離だけ間隔をおいた位置に形成された1層以
上のインク不透過層を有し、該インク不透過層の一部に
は、当該インク不透過層の上下を連通させて、上下いず
れか一方の側から他方の側へインクを浸出させるインク
透過部を設けたことを特徴とする。
ク吸収性に優れた素材からなるものであり、代表的な例
としては、綿、麻、パルプ等の植物性繊維かウール等の
動物性繊維からなる布状または不織布状の多孔質素材
や、ポリウレタン等の連続気泡を有するスポンジ状の合
成樹脂多孔質体などを挙げることができる。
上面および下面の間で、双方の面から所定距離だけ間隔
をおいた位置に形成されることにより、インク吸収体を
上下の領域に分割するもので、この分割された上側また
は下側のいずれか一方から他方へのインクの浸出を阻止
するものである。より具体的には、インクを透過させな
い樹脂板や樹脂フィルムをインク吸収体の中間位置に挟
み込むなどすれば、インク不透過層を形成できる。ま
た、インク吸収体が、連続気泡を有する合成樹脂多孔質
体であれば、その一部を熱で溶融させてもインク不透過
層を形成できる。なお、インク不透過層は、1層だけで
あっても2層以上であってもよい。
一部に形成され、その部分でのみインクの浸出を許容す
るように機能するもので、具体的には、インク不透過層
にスリットや孔を形成してインク不透過層の上下を連通
させればよい。このスリットや孔の寸法を適宜調整すれ
ば、インク透過部におけるインクの通りやすさは任意に
調整することができる。また、スリットや孔の形成位置
を調整することで、インクの拡散経路を任意に設定する
ことができる。
分では、インク不透過層が、その上下いずれか一方の側
から他方の側へのインクの浸出を阻止し、インク透過部
でのみ、一方の側から他方の側へインクを浸出させる。
そのため、インク透過部の形成位置や寸法を適宜調整す
ることにより、インクを上記一方の側に十分に含浸させ
た後に、上記他方の側へ浸出させるようにすることがで
きる。
上方でインク吸収体にインクを吸収させる場合、インク
不透過層よりも上方の部分に十分にインクを吸収させて
から、引き続いてインク不透過層よりも下方の部分にイ
ンクを吸収させることができ、インク吸収体全体の有効
利用を図ることができる。また、例えばインク不透過層
を2つ設けて、2つのインク不透過層の間でインク吸収
体にインクを吸収させる場合、上方のインク不透過層に
は比較的容易にインクが透過するインク透過部を設ける
一方、下方のインク不透過層には比較的インクが透過し
にくいインク透過部を設けることで、毛細管現象による
インクの拡散が下方よりも上方へ進行しやすい状態に
し、重力によるインクの下方への拡散と適度にバランス
させておけば、インク吸収体全体の有効利用を図ること
ができる。
インク吸収素材からなる一塊のブロックに対してスリッ
トを形成し、そのスリットにインク不透過層となる板材
を差し込んで構成される様なものであってもよいが、よ
り望ましくは、請求項2記載の如く、前記インク吸収体
が、上下方向に2層以上をなすインク吸収層と、該イン
ク吸収層の層間に介在するインク不透過層とからなる多
層構造にされ、前記インク透過部が、前記インク不透過
層の上下に配置されたインク吸収層の内、いずれか一方
のインク吸収層から他方のインク吸収層へインクを浸出
させるようにされているとよい。
とインク不透過層を積み重ねるだけで、所期のインク吸
収体を形成することができ、上述の如き、ブロックに対
してスリットを形成しておくようなものに比べ、製造に
手間がかからない。また、インク不透過層を設けるに当
たっては、インク吸収層の一方の面をインク不透過性の
樹脂でコーティングしたり、樹脂フィルムを熱融着させ
るといった方法を取ることができ、スリットの内部にイ
ンク不透過層を設けるのに比べ、インク不透過層の形成
方法について選択の幅が広がる。
は、請求項3記載の如く、前記インク透過部が、前記イ
ンク不透過層の上下いずれか一方の側へインクが浸入す
る位置から、横方向へ離れた位置に形成されていると望
ましい。この様な構造になっていると、インク不透過層
の上下いずれか一方の側へインクが浸入すると、その位
置から他方の側へ直ちにはインクが浸出せず、横方向へ
向かってインクが拡散し、横方向へ離れた位置において
他方の側へインクが浸出するので、上記一方の側におい
てインク吸収体が有効に利用されることになる。
は、例えば、インク透過部となるスリットや孔のサイズ
を、一方の側から他方の側への浸出量と横方向への拡散
量とが適度にバランスするように調整するという方法も
あり、この様な方法であれば、インク透過部が、インク
不透過層の上下いずれか一方の側へインクが浸入する位
置から横方向へ離れていない位置に設けられていてもよ
い。但し、寸法の調整は、相応に微妙な調整が要求され
るので、その点、請求項3記載の構成であれば、簡単且
つ確実にインク吸収体を有効に利用できる。
収体が、最上位置にあるインク不透過層よりも上方にお
いて部分的に切り欠かれることにより、上面の高さ位置
が他の部分よりも低くされた切欠部を備え、該切欠部の
上方に、インク流路から回収したインクを排出する排出
口を配置したものであれば、上記排出口から排出された
インクは、毛細管現象によって排出口よりも上方に位置
するインク吸収体にまで吸収されるので、排出口よりも
下方にのみ配置されるインク吸収体に比べ、インク吸収
体の設置面積を増大させることなくインク吸収能力を高
めることができる。特に、インク不透過層が存在してい
る場合、重力による下方への拡散は抑制されているの
で、その分、上記排出口よりも上方への吸い上げが促さ
れることになり、インク吸収体が有効に利用される。
具体的な手段は、本発明において特に限定されるもので
はなく、また、不要なインクを回収する位置も、インク
の供給源から記録ヘッドの噴射口に至るインク流路であ
れば、特に限定されないが、代表的な一例としては、請
求項5記載の如く、記録ヘッド内部に残留する不要なイ
ンクを吸引して、該インクを排出口から外部へと排出す
るポンプ手段を備え、前記インク吸収体が、前記ポンプ
手段の排出口から不要なインクを受け取る構成を挙げる
ことができ、この様な構成であれば、記録ヘッドの性能
低下を未然に防止することができる。
ばワイパ装置で払拭したインク滴を更にかき集めたり、
インクカートリッジと記録ヘッドとを結ぶ流路の途中か
らインクを排出するもの等でも、不要な廃インクが発生
するので、この様な廃インクをインク吸収体へと排出し
てもよい。また、記録ヘッドからインクを除去する方法
についても、ポンプ手段に限らず、例えば、多孔質体を
記録ヘッドに押し当ててインクを吸収し、吸収したイン
クをインク吸収体へ滴下させるといったものでもよい。
は、インク吸収体の一部として一体に形成されていて
も、別部品を介在させる形で形成してもよいが、別部品
とするのであれば、請求項6記載の如く、更に、前記イ
ンク吸収体を保持する収納容器を備え、前記インク吸収
体とは別部品のインク不透過部材にて、前記インク不透
過層を形成すると共に、該インク不透過部材の一部を前
記収納容器の側壁内面に当接させて、該インク不透過部
材を前記インク吸収体に対して不動状態に保持しておけ
ば、別部品のインク透過部材を用いた場合でも、振動等
が原因となってインク不透過部材の位置がずれるといっ
たことが起きないので、インク透過部が適切な位置で機
能し、所期の効果をより確実に得ることができる。
図面に基づいて説明する。なお、図示した具体例は、本
発明の実施形態の一例に過ぎず、本発明の実施形態が以
下に例示する具体的な装置に限られる訳ではない。
プリンタ1ともいう)は、図1および図2に示す通り、
上部ケース2とベースフレーム4を備え、ベースフレー
ム4上には、支持フレーム6と取付座8が設けられてい
る。上記取付座8には、図1に示した様に、レール1
0、12に対し往復移動可能に配設されたキャリッジ1
4と、キャリッジ14に搭載されたインクジェット式の
記録ヘッド16と、記録ヘッド16に供給するインクが
収容された交換可能なインクカートリッジ18などから
なる印刷機構が取り付けられている。
び図2に示した様に、給紙カセット20から用紙を1枚
ずつ送り出す給紙ローラ22と、給紙ローラ22によっ
て送り出された用紙をプレッシャローラ23との間に挟
持して記録ヘッド16の正面へと搬送する搬送ローラ2
4と、更に搬送される印刷済みの用紙を拍車ローラ25
との間に挟持して排出する排出ローラ26などからなる
用紙搬送機構が取り付けられている。
した様に、記録ヘッド16のインク噴射面16aを払拭
するワイパ30と、インク噴射面16aに密着するキャ
ップ32と、キャップ32を介して記録ヘッド16内の
インクを吸引するポンプ34と、これらワイパ30、キ
ャップ32、ポンプ34を作動させるカム36が配設さ
れ、カム36には、支持フレーム6の内部に配置された
モータ38からの駆動力が、歯車列40を介して伝達さ
れる。
ム36の回転に伴って前後に移動可能に配設され、それ
ぞれに対向する位置まで記録ヘッド16が移動した際に
前進して、記録ヘッド16のインク噴射面16aに密着
する位置まで移動する。上記ポンプ34は、カム36の
回転に応じて摺動するピストン42を内蔵している。こ
のピストン42は、カム36のカム溝36a、36bに
係合しており、カム36の回転時にはカム溝36aに誘
導されて前後に移動する。この動作によって、ピストン
42がポンプ34の内部で摺動して負圧を発生させる。
ポンプ34の内部は、ホース44を介してキャップ32
内に連通させてあり、上記動作に伴って、インク噴射面
16aに密着しているキャップ32内には負圧がかかる
ため、記録ヘッド16からインクが吸引される。こうし
て回収された不要なインクは、ポンプ34の下方側にあ
る排出口46から排出される。
通り、インク吸収体50が配設され、排出口46から排
出されるインクは、切欠部52の上面においてインク吸
収体50に吸収される。インク吸収体50は、インク吸
収性に優れた多孔質体からなる板状のブロック54a〜
54fを上下方向に多数積み重ねると共に、ブロック5
4c、54d間にインク吸収能力のない樹脂材料からな
るインク不透過部材56を挟み込んだ構造で、これらが
上部インク吸収層、インク不透過層、下部インク吸収層
の3層をなしている。また、インク吸収体50は、ベー
スフレーム4上に一体成形された収納容器58の内部に
収められて横方向への移動が規制され、上部ケース2の
内部に突設されたリブ60によって、上方への移動が規
制されている。
見ると、図3に示す様に、上記収納容器58の内部にほ
ぼ隙間なく収まる形状とされているが、上部のブロック
54a、54bだけは、ブロック54c〜54fに比べ
て上記切欠部52をなす部分が欠けた形とされ、その直
下のブロック54cの上面が露出して切欠部52の底を
形成している。
様に、直下のブロック54dの上面形状に比べて、その
一部切り欠いた形状とされ、この切り欠いた部分がイン
ク透過部68を形成している。インク不透過部材56の
上下に配置されたブロック54c、54dは、インク不
透過部材56によって大部分が互いに隔離されるが、イ
ンク透過部68では直接対向する状態になっている。ま
た、インク透過部68は、上記切欠部52の直下位置5
6aには形成されておらず、直下位置56aから横方向
へ離れた位置に形成されている。
透過部材56は、それぞれ形状が異なるものの、いずれ
も上記収納容器58の内面に当接することによって、そ
れぞれが横方向へ不動状態に保持されている。以上の様
に構成されたプリンタ1によれば、排出口46から排出
されてインク吸収体50の切欠部52の上面に滴下され
たインクは、図1および図2中に矢印で示す如く、ま
ず、ブロック54cに浸入するが、その下面側にはイン
ク不透過部材56が配置されているため、インクが直ち
に下方へと含浸することはなく、インクはブロック54
c内で横方向へ拡散し、また、滴下されたインクの量が
増えるにつれ、インクは毛細管現象によりブロック54
b、54aへも吸い上げられる。そして、インクがブロ
ック54c内で横方向へ拡散した結果、インク透過部6
8に到達すると、この時初めて、インク不透過部材56
の下方にあるブロック54d〜54fへもインクが浸出
する。そして、以後は、ブロック54d〜54fにもイ
ンクが拡散することになる。
部のインク吸収層をなすブロック54a〜54cがイン
ク吸収のために十分に利用された後で、下部にインク吸
収層をなすブロック54d〜54fがインク吸収に使わ
れるので、インク吸収体50全体が有効利用される。
6より上方となる位置にもブロック54a、54bを配
置することができ、インク吸収体50の設置面積を増や
すことなく、インク吸収能力を向上させることができ
る。更に、インク吸収体50は、ブロック54a〜54
fおよびインク不透過部材56を積み重ねただけの単純
な構造なので、製造には手間がかからず、しかも、収納
容器58の内部に収められると共に、リブ60によって
押え込まれているので位置ずれなども発生しない。
が、本発明の具体的な構成については上記実施形態以外
にも種々考えられる。以下、有用な変形例について説明
する。上記プリンタ1では、インク不透過部材56を1
つだけ介在させてあったが、2つ以上のインク不透過部
材を介在させて、更に多層構造としてもよく、特に、イ
ンク透過部が、インク不透過層のいずれか一方の側へイ
ンクが浸入する位置から、横方向へ離れた位置で他方の
側へインクを浸出させる位置関係になっていると望まし
い。より詳細に説明すると、例えば図5(a)に示す様
に、2つのインク不透過部材70、72を介在させる場
合、上側のインク不透過部材70には、上記プリンタ1
と同様に、排出口74の直下から横方向へ離れた位置に
インク透過部76を設け、一方、下側のインク不透過部
材72には、インク透過部76の直下から横方向へ離れ
た位置にインク透過部78を設ける。こうすると、比較
的下方へ含浸しやすい傾向にあるインクが、横方向へ含
浸してから下方の層へ含浸するようになり、各インク吸
収層が効果的に利用される。
a〜54fを積み重ねてインク吸収層を形成してあった
が、一塊の連続した多孔質体であっても構わない。この
場合、例えば図5(b)に示す様に、一塊の連続した多
孔質体80に対してスリットを形成しておいて、そのス
リットにインク不透過部材82を差し込んでインク吸収
体を構成すれば、インク不透過層を形成できる。
部材56を用いてインク不透過層を形成してあったが、
例えば、ブロック54dの上面またはブロック54cの
下面のいずれかに、インクが透過しないようなコーティ
ング層を直接設けても、インク不透過層を形成できる。
また、ブロック54dを熱可塑性樹脂からなる発泡体で
構成してあれば、表面を僅かに溶融させてもインク不透
過層を形成できる。
68を排出口46から横方向へ離れた位置に形成してあ
ったが、インク透過部は、より小さな細孔にするほどイ
ンクの浸出量が少なくなるので、横方向への拡散量と下
方への浸出量との関係が適当な関係になっていれば、イ
ンク透過部を排出口の直下に設けてもよい。
4a〜54f、およびインク不透過部材56が、略水平
に配置されているが、ある程度斜めに傾いても構わな
い。
ジェット式プリンタの右側面側から見た縦断面図であ
る。
図である。
部を示す斜視図である。
態の変形例を示す縦断面図である。
ス、4・・・ベースフレーム、6・・・支持フレーム、
8・・・取付座、10,12・・・レール、14・・・
キャリッジ、16・・・記録ヘッド、16a・・・イン
ク噴射面、18・・・インクカートリッジ、20・・・
給紙カセット、22・・・給紙ローラ、23・・・プレ
ッシャローラ、24・・・搬送ローラ、25・・・拍車
ローラ、26・・・排出ローラ、30・・・ワイパ、3
2・・・キャップ、34・・・ポンプ、36・・・カ
ム、38・・・モータ、40・・・歯車列、42・・・
ピストン、44・・・ホース、46・・・排出口、50
・・・インク吸収体、52・・・切欠部、54a〜54
f・・・ブロック、56・・・インク不透過部材、58
・・・収納容器、60・・・リブ、68・・・インク透
過部。
Claims (6)
- 【請求項1】 インクを吸収可能なインク吸収体によっ
て、インク流路から回収される不要なインクを吸収して
収容するインクジェット式プリンタの廃液収容装置にお
いて、 前記インク吸収体が、その上面および下面の間で、双方
の面から所定距離だけ間隔をおいた位置に形成された1
層以上のインク不透過層を有し、 該インク不透過層の一部には、当該インク不透過層の上
下を連通させて、上下いずれか一方の側から他方の側へ
インクを浸出させるインク透過部を設けたことを特徴と
する廃液収容装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のインクジェット式プリン
タの廃液収容装置において、 前記インク吸収体が、上下方向に2層以上をなすインク
吸収層と、該インク吸収層の層間に介在するインク不透
過層とからなる多層構造にされ、 前記インク透過部が、前記インク不透過層の上下に配置
されたインク吸収層の内、いずれか一方のインク吸収層
から他方のインク吸収層へインクを浸出させることを特
徴とする廃液収容装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のインクジェ
ット式プリンタの廃液収容装置において、 前記インク透過部が、前記インク不透過層の上下いずれ
か一方の側へインクが浸入する位置から、横方向へ離れ
た位置に形成されていることを特徴とする廃液収容装
置。 - 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
インクジェット式プリンタの廃液収容装置において、 前記インク吸収体が、最上位置にあるインク不透過層よ
りも上方において部分的に切り欠かれることにより、上
面の高さ位置が他の部分よりも低くされた切欠部を備
え、 該切欠部の上方に、インク流路から回収したインクを排
出する排出口を配置したことを特徴とする廃液収容装
置。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
インクジェット式プリンタの廃液収容装置において、 記録ヘッド内部に残留する不要なインクを吸引して、該
インクを排出口から外部へと排出するポンプ手段を備
え、 前記インク吸収体が、前記ポンプ手段の排出口から不要
なインクを受け取ることを特徴とする廃液収容装置。 - 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
インクジェット式プリンタの廃液収容装置において、 更に、前記インク吸収体を保持する収納容器を備え、 前記インク吸収体とは別部品のインク不透過部材にて、
前記インク不透過層を形成すると共に、該インク不透過
部材の一部を前記収納容器の側壁内面に当接させて、該
インク不透過部材を前記インク吸収体に対して不動状態
に保持したことを特徴とする廃液収容装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11655096A JP3870444B2 (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | インクジェット式プリンタの廃液収容装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09300655A true JPH09300655A (ja) | 1997-11-25 |
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ID=14689900
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JP11655096A Expired - Fee Related JP3870444B2 (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | インクジェット式プリンタの廃液収容装置 |
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