JP3870444B2 - インクジェット式プリンタの廃液収容装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット式プリンタに設けられ、インク流路から回収される不要なインクをインク吸収体に吸収して収容可能な廃液収容装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インクジェット式プリンタには、記録ヘッドに残留するインクを除去可能な種々のメンテナンス装置、例えば、記録ヘッド表面に付着したインクを払拭するワイパ装置や、ポンプなどにより記録ヘッド内のインクを吸引する吸引装置が設けられ、更にこれらの装置によって回収される不要なインクを収容する廃液収容装置が設けられている。
【0003】
この廃液収容装置は、通常、インク吸収性に優れた多孔質体からなるインク吸収体を容器内に収納してなり、このインク吸収体に記録ヘッド等から回収された廃インクを吸収させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記廃液収容装置に回収されるインクは、例えばインク吸収体上に滴下されて、その滴下位置からインク吸収体全体に拡散して行くが、その際、インクは、毛細管現象による作用の他に重力の影響も受けるため、横方向以上に下方へ拡散しやすいという傾向があった。そのため、インク吸収体に対してインクが浸入する位置から横方向へ大きく離れた位置では、インク吸収体がインク吸収のために有効に利用されないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、インク吸収体全体をインク吸収に有効に利用可能なインクジェット式プリンタの廃液収容装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段、および発明の効果】
上述の目的を達成するため、本発明は、請求項1記載の通り、インク流路から回収される不要なインクを吸収して収容するインク吸収体を備えたインクジェット式プリンタの廃液収容装置において、前記インク吸収体には、インクを一方の側に十分に含浸させた後、他方の側へ浸出させるインク透過部を備えたインク不透過部を配置してあり、前記インク吸収体は、インクを排出する排出口からのインクを受ける上部のインク吸収部と、該上部のインク吸収部の下方に配置されるインク不透過部と、該インク不透過部の下方に配置される下部のインク吸収部とを含み、前記インク透過部は、インク排出口から遠い側のインク不透過部の端部に上部のインク吸収部から下部のインク吸収部へ連通可能とされることを特徴とする。
【0007】
上記構成において、インク吸収体は、インク吸収性に優れた素材からなるものであり、代表的な例としては、綿、麻、パルプ等の植物性繊維かウール等の動物性繊維からなる布状または不織布状の多孔質素材や、ポリウレタン等の連続気泡を有するスポンジ状の合成樹脂多孔質体などを挙げることができる。
【0008】
また、インク不透過部は、インク吸収体を上下の領域に分割するもので、この分割された上側または下側のいずれか一方から他方へのインクの浸出を阻止するものである。より具体的には、インクを透過させない樹脂板や樹脂フィルムをインク吸収体の中間位置に挟み込むなどすれば、インク不透過部を形成できる。また、インク吸収体が、連続気泡を有する合成樹脂多孔質体であれば、その一部を熱で溶融させてもインク不透過層を形成できる。なお、インク不透過部は、1層だけであっても2層以上であってもよい。
【0009】
更に、インク透過部は、インク不透過部の一部に形成され、その部分でのみインクの浸出を許容するように機能するもので、具体的には、インク不透過層にスリットや孔を形成してインク不透過部の上下を連通させればよい。このスリットや孔の寸法を適宜調整すれば、インク透過部におけるインクの通りやすさは任意に調整することができる。また、スリットや孔の形成位置を調整することで、インクの拡散経路を任意に設定することができる。
【0010】
本発明の廃液収容装置によれば、多くの部分では、インク不透過部が、その上下いずれか一方の側から他方の側へのインクの浸出を阻止し、インク透過部でのみ、一方の側から他方の側へインクを浸出させる。そのため、インクを上記一方の側に十分に含浸させた後に、上記他方の側へ浸出させるようにすることができる。
【0011】
したがって、例えばインク不透過層よりも上方でインク吸収体にインクを吸収させる場合、インク不透過層よりも上方の部分に十分にインクを吸収させてから、引き続いてインク不透過層よりも下方の部分にインクを吸収させることができ、インク吸収体全体の有効利用を図ることができる。また、例えばインク不透過層を2つ設けて、2つのインク不透過層の間でインク吸収体にインクを吸収させる場合、上方のインク不透過層には比較的容易にインクが透過するインク透過部を設ける一方、下方のインク不透過層には比較的インクが透過しにくいインク透過部を設けることで、毛細管現象によるインクの拡散が下方よりも上方へ進行しやすい状態にし、重力によるインクの下方への拡散と適度にバランスさせておけば、インク吸収体全体の有効利用を図ることができる。
【0012】
また、前記インク吸収体は、インクを排出する排出口からのインクを受ける上部のインク吸収部と、該上部のインク吸収部の下方に配置されるインク不透過部と、該インク不透過部の下方に配置される下部のインク吸収部とを含み、前記インク透過部は、インク排出口から遠い側のインク不透過部の端部に上部のインク吸収部から下部のインク吸収部へ連通可能とさせてインクを浸出させるようにされている。
【0013】
この様な構造を採用しているので、例えばインク不透過層よりも上方でインク吸収体にインクを吸収させる場合、インク不透過層よりも上方の部分に十分にインクを吸収させてから、引き続いてインク不透過層よりも下方の部分にインクを吸収させることができ、インク吸収体全体の有効利用を図ることができる。また、インク不透過部を設けるに当たっては、インク吸収部の一方の面をインク不透過性の樹脂でコーティングしたり、樹脂フィルムを熱融着させるといった方法を取ることができ、スリットの内部にインク不透過部を設けるのに比べ、インク不透過部の形成方法について選択の幅が広がる。
【0014】
また、インク透過部の形成位置については、前記インク透過部が、前記インク不透過層の上下いずれか一方の側へインクが浸入する位置から、横方向へ離れた位置に形成されていると望ましい。この様な構造になっていると、インク不透過層の上下いずれか一方の側へインクが浸入すると、その位置から他方の側へ直ちにはインクが浸出せず、横方向へ向かってインクが拡散し、横方向へ離れた位置において他方の側へインクが浸出するので、上記一方の側においてインク吸収体が有効に利用されることになる。
【0015】
なお、本発明の如く構成する以外には、例えば、インク透過部となるスリットや孔のサイズを、一方の側から他方の側への浸出量と横方向への拡散量とが適度にバランスするように調整するという方法もあり、この様な方法であれば、インク透過部が、インク不透過層の上下いずれか一方の側へインクが浸入する位置から横方向へ離れていない位置に設けられていてもよい。但し、寸法の調整は、相応に微妙な調整が要求されるので、その点、本発明の構成であれば、簡単且つ確実にインク吸収体を有効に利用できる。
【0016】
また、インク不透過部は、請求項2記載の如く、インク吸収能力のない樹脂材料からなるものが好ましい。さらに、前記インク吸収部は、請求項3記載の如く、板状のブロックを上下方向に多数積み重ねてなるものが好ましい。
【0017】
ところで、不要なインクを回収するための具体的な手段は、本発明において特に限定されるものではなく、また、不要なインクを回収する位置も、インクの供給源から記録ヘッドの噴射口に至るインク流路であれば、特に限定されないが、代表的な一例としては、請求項4記載の如く、記録ヘッド内部に残留する不要なインクを吸引して、該インクを排出口から外部へと排出するポンプ手段を備え、前記インク吸収体が、前記ポンプ手段の排出口から不要なインクを受け取る構成を挙げることができ、この様な構成であれば、記録ヘッドの性能低下を未然に防止することができる。
【0018】
なお、請求項4記載の構成以外にも、例えばワイパ装置で払拭したインク滴を更にかき集めたり、インクカートリッジと記録ヘッドとを結ぶ流路の途中からインクを排出するもの等でも、不要な廃インクが発生するので、この様な廃インクをインク吸収体へと排出してもよい。また、記録ヘッドからインクを除去する方法についても、ポンプ手段に限らず、例えば、多孔質体を記録ヘッドに押し当ててインクを吸収し、吸収したインクをインク吸収体へ滴下させるといったものでもよい。
【0019】
加えて、既に述べた通り、インク不透過層は、インク吸収体の一部として一体に形成されていても、別部品を介在させる形で形成してもよいが、別部品とするのであれば、請求項5記載の如く、更に、前記インク吸収体を保持する収納容器を備え、前記インク吸収体とは別部品のインク不透過部材にて、前記インク不透過層を形成すると共に、該インク不透過部材の一部を前記収納容器の側壁内面に当接させて、該インク不透過部材を前記インク吸収体に対して不動状態に保持しておけば、別部品のインク透過部材を用いた場合でも、振動等が原因となってインク不透過部材の位置がずれるといったことが起きないので、インク透過部が適切な位置で機能し、所期の効果をより確実に得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、図示した具体例は、本発明の実施形態の一例に過ぎず、本発明の実施形態が以下に例示する具体的な装置に限られる訳ではない。
【0021】
インクジェット式プリンタ1(以下、単にプリンタ1ともいう)は、図1および図2に示す通り、上部ケース2とベースフレーム4を備え、ベースフレーム4上には、支持フレーム6と取付座8が設けられている。上記取付座8には、図1に示した様に、レール10、12に対し往復移動可能に配設されたキャリッジ14と、キャリッジ14に搭載されたインクジェット式の記録ヘッド16と、記録ヘッド16に供給するインクが収容された交換可能なインクカートリッジ18などからなる印刷機構が取り付けられている。
【0022】
また、上記支持フレーム6には、図1および図2に示した様に、給紙カセット20から用紙を1枚ずつ送り出す給紙ローラ22と、給紙ローラ22によって送り出された用紙をプレッシャローラ23との間に挟持して記録ヘッド16の正面へと搬送する搬送ローラ24と、更に搬送される印刷済みの用紙を拍車ローラ25との間に挟持して排出する排出ローラ26などからなる用紙搬送機構が取り付けられている。
【0023】
また、支持フレーム6の隣には、図2に示した様に、記録ヘッド16のインク噴射面16aを払拭するワイパ30と、インク噴射面16aに密着するキャップ32と、キャップ32を介して記録ヘッド16内のインクを吸引するポンプ34と、これらワイパ30、キャップ32、ポンプ34を作動させるカム36が配設され、カム36には、支持フレーム6の内部に配置されたモータ38からの駆動力が、歯車列40を介して伝達される。
【0024】
上記ワイパ30およびキャップ32は、カム36の回転に伴って前後に移動可能に配設され、それぞれに対向する位置まで記録ヘッド16が移動した際に前進して、記録ヘッド16のインク噴射面16aに密着する位置まで移動する。上記ポンプ34は、カム36の回転に応じて摺動するピストン42を内蔵している。このピストン42は、カム36のカム溝36a、36bに係合しており、カム36の回転時にはカム溝36aに誘導されて前後に移動する。この動作によって、ピストン42がポンプ34の内部で摺動して負圧を発生させる。ポンプ34の内部は、ホース44を介してキャップ32内に連通させてあり、上記動作に伴って、インク噴射面16aに密着しているキャップ32内には負圧がかかるため、記録ヘッド16からインクが吸引される。こうして回収された不要なインクは、ポンプ34の下方側にある排出口46から排出される。
【0025】
排出口46の下方には、図1〜図3に示す通り、インク吸収体50が配設され、排出口46から排出されるインクは、切欠部52の上面においてインク吸収体50に吸収される。インク吸収体50は、インク吸収性に優れた多孔質体からなる板状のブロック54a〜54fを上下方向に多数積み重ねると共に、ブロック54c、54d間にインク吸収能力のない樹脂材料からなるインク不透過部材56を挟み込んだ構造で、これらが上部インク吸収層、インク不透過層、下部インク吸収層の3層をなしている。また、インク吸収体50は、ベースフレーム4上に一体成形された収納容器58の内部に収められて横方向への移動が規制され、上部ケース2の内部に突設されたリブ60によって、上方への移動が規制されている。
【0026】
上記ブロック54a〜54fは、上方から見ると、図3に示す様に、上記収納容器58の内部にほぼ隙間なく収まる形状とされているが、上部のブロック54a、54bだけは、ブロック54c〜54fに比べて上記切欠部52をなす部分が欠けた形とされ、その直下のブロック54cの上面が露出して切欠部52の底を形成している。
【0027】
上記インク不透過部材56は、図4に示す様に、直下のブロック54dの上面形状に比べて、その一部切り欠いた形状とされ、この切り欠いた部分がインク透過部68を形成している。インク不透過部材56の上下に配置されたブロック54c、54dは、インク不透過部材56によって大部分が互いに隔離されるが、インク透過部68では直接対向する状態になっている。また、インク透過部68は、上記切欠部52の直下位置56aには形成されておらず、直下位置56aから横方向へ離れた位置に形成されている。
【0028】
なお、ブロック54a〜54f、インク不透過部材56は、それぞれ形状が異なるものの、いずれも上記収納容器58の内面に当接することによって、それぞれが横方向へ不動状態に保持されている。以上の様に構成されたプリンタ1によれば、排出口46から排出されてインク吸収体50の切欠部52の上面に滴下されたインクは、図1および図2中に矢印で示す如く、まず、ブロック54cに浸入するが、その下面側にはインク不透過部材56が配置されているため、インクが直ちに下方へと含浸することはなく、インクはブロック54c内で横方向へ拡散し、また、滴下されたインクの量が増えるにつれ、インクは毛細管現象によりブロック54b、54aへも吸い上げられる。そして、インクがブロック54c内で横方向へ拡散した結果、インク透過部68に到達すると、この時初めて、インク不透過部材56の下方にあるブロック54d〜54fへもインクが浸出する。そして、以後は、ブロック54d〜54fにもインクが拡散することになる。
【0029】
したがって、上記プリンタ1によれば、上部のインク吸収層をなすブロック54a〜54cがインク吸収のために十分に利用された後で、下部にインク吸収層をなすブロック54d〜54fがインク吸収に使われるので、インク吸収体50全体が有効利用される。
【0030】
また、切欠部52を設けたので、排出口46より上方となる位置にもブロック54a、54bを配置することができ、インク吸収体50の設置面積を増やすことなく、インク吸収能力を向上させることができる。更に、インク吸収体50は、ブロック54a〜54fおよびインク不透過部材56を積み重ねただけの単純な構造なので、製造には手間がかからず、しかも、収納容器58の内部に収められると共に、リブ60によって押え込まれているので位置ずれなども発生しない。
【0031】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の具体的な構成については上記実施形態以外にも種々考えられる。以下、有用な変形例について説明する。上記プリンタ1では、インク不透過部材56を1つだけ介在させてあったが、2つ以上のインク不透過部材を介在させて、更に多層構造としてもよく、特に、インク透過部が、インク不透過層のいずれか一方の側へインクが浸入する位置から、横方向へ離れた位置で他方の側へインクを浸出させる位置関係になっていると望ましい。より詳細に説明すると、例えば図5(a)に示す様に、2つのインク不透過部材70、72を介在させる場合、上側のインク不透過部材70には、上記プリンタ1と同様に、排出口74の直下から横方向へ離れた位置にインク透過部76を設け、一方、下側のインク不透過部材72には、インク透過部76の直下から横方向へ離れた位置にインク透過部78を設ける。こうすると、比較的下方へ含浸しやすい傾向にあるインクが、横方向へ含浸してから下方の層へ含浸するようになり、各インク吸収層が効果的に利用される。
【0032】
また、上記プリンタ1では、ブロック54a〜54fを積み重ねてインク吸収層を形成してあったが、一塊の連続した多孔質体であっても構わない。この場合、例えば図5(b)に示す様に、一塊の連続した多孔質体80に対してスリットを形成しておいて、そのスリットにインク不透過部材82を差し込んでインク吸収体を構成すれば、インク不透過層を形成できる。
【0033】
また、上記プリンタ1では、インク不透過部材56を用いてインク不透過層を形成してあったが、例えば、ブロック54dの上面またはブロック54cの下面のいずれかに、インクが透過しないようなコーティング層を直接設けても、インク不透過層を形成できる。また、ブロック54dを熱可塑性樹脂からなる発泡体で構成してあれば、表面を僅かに溶融させてもインク不透過層を形成できる。
【0034】
【0035】
加えて、上記プリンタ1では、ブロック54a〜54f、およびインク不透過部材56が、略水平に配置されているが、ある程度斜めに傾いても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の一例として示したインクジェット式プリンタの右側面側から見た縦断面図である。
【図2】 上記プリンタの要部を正面側から見た縦断面図である。
【図3】 上記プリンタの要部の横断面図である。
【図4】 上記プリンタに内蔵されるインク吸収体の一部を示す斜視図である。
【図5】 (a)、(b)共にそれぞれ本発明の実施形態の変形例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・インクジェット式プリンタ、2・・・上部ケース、4・・・ベースフレーム、6・・・支持フレーム、8・・・取付座、10,12・・・レール、14・・・キャリッジ、16・・・記録ヘッド、16a・・・インク噴射面、18・・・インクカートリッジ、20・・・給紙カセット、22・・・給紙ローラ、23・・・プレッシャローラ、24・・・搬送ローラ、25・・・拍車ローラ、26・・・排出ローラ、30・・・ワイパ、32・・・キャップ、34・・・ポンプ、36・・・カム、38・・・モータ、40・・・歯車列、42・・・ピストン、44・・・ホース、46・・・排出口、50・・・インク吸収体、52・・・切欠部、54a〜54f・・・ブロック、56・・・インク不透過部材、58・・・収納容器、60・・・リブ、68・・・インク透過部。
Claims (5)
- インク流路から回収される不要なインクを吸収して収容するインク吸収体を備えたインクジェット式プリンタの廃液収容装置において、
前記インク吸収体には、インクを一方の側に十分に含浸させた後、他方の側へ浸出させるインク透過部を備えたインク不透過部を配置してあり、
前記インク吸収体は、インクを排出する排出口からのインクを受ける上部のインク吸収部と、該上部のインク吸収部の下方に配置されるインク不透過部と、該インク不透過部の下方に配置される下部のインク吸収部とを含み、
前記インク透過部は、インク排出口から遠い側のインク不透過部の端部に上部のインク吸収部から下部のインク吸収部へ連通可能とされることを特徴とするインクジェット式プリンタの廃液収容装置。 - 請求項1に記載のインクジェット式プリンタの廃液収容装置において、
前記インク不透過部は、インク吸収能力のない樹脂材料からなることを特徴とするインクジェット式プリンタの廃液収容装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のインクジェット式プリンタの廃液収容装置において、
前記インク吸収部は、板状のブロックを上下方向に多数積み重ねてなることを特徴とするインクジェット式プリンタの廃液収容装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のインクジェット式プリンタの廃液収容装置において、記録ヘッド内部に残留する不要なインクを吸引して、該インクを排出口から外部へと排出するポンプ手段を備え、前記インク吸収体が、前記ポンプ手段の排出口から不要なインクを受け取ることを特徴とするインクジェット式プリンタの廃液収容装置。
- 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のインクジェット式プリンタの廃液収容装置において、更に、前記インク吸収体を保持する収納容器を備え、前記インク吸収体とは別部品のインク不透過部材にて、前記インク不透過層を形成すると共に、該インク不透過部材の一部を前記収納容器の側壁内面に当接させて、該インク不透過部材を前記インク吸収体に対して不動状態に保持したことを特徴とするインクジェット式プリンタの廃液収容装置。
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