JP2008110520A - 液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インクジェット式プリンタのキャップ24には該キャップ24内を吸引するための吸引口25bが形成されており、該キャップ24内には多孔質の第1及び第2インク吸収材47,50の積層配置により外部と区画される空気室51が形成される。第1インク吸収材47は吸引口25bに密着している。両インク吸収材47,50がインクを吸収した状態において、該第1インク吸収材47における吸引口25bに臨む面47bから後側面47dまでを空気が透過する際の抵抗力となる毛細管力は、吸引口25bに臨む面47bから第2インク吸収材50の上面50dまでを空気が透過する際の抵抗力となる毛細管力よりも小さい。
【選択図】図2
Description
この発明によれば、液体吸収材を、液体吸収層単位で材質や細孔の大きさを変更することが可能となる。
この発明によれば、空気室に流入した空気を、大気連通路を介して速やかに大気中に放出することが可能となる。
本発明の液体噴射装置は、前記支持部が、液体受容体内の底面と接触する部分が前記最底液体吸収層に向かって延びる液体誘導部を構成している。
図2に示すように、メンテナンス機構23は、有底四角箱状をなす液体受容体としてのキャップ24と、該キャップ24を昇降させるための図示しない昇降装置とを備えている。そして、このメンテナンス機構23は、キャリッジ16をホームポジション領域に移動させた状態で、キャップ24を昇降装置により上昇させることで、記録ヘッド19のノズル形成面19a(各ノズル21)をキャップ24により封止するようになっている。
図2に示すように、チューブポンプ28は、フレーム12(図1参照)に固定された円筒状のケース30を有しており、該ケース30内には平面視で円形状をなすポンプホイル31がケース30の軸心に設けられたホイル軸32を中心に回動可能に収容されている。そして、このケース30内に、排出チューブ26の中間部26aがケース30の内周壁30aに沿うようにして収容されている。
図2及び図3に示すように、キャップ24には、該キャップ24の内側面及び上端部を覆うように四角枠状のゴム製のシール部材40が設けられている。また、キャップ24の底壁における左右方向の中央部で後寄りの位置からは第2突部41が下方に向かって突設されており、該第2突部41内にはキャップ24内を大気に開放するための大気開放路41aが上下方向に貫通形成されている。
さて、記録ヘッド19のクリーニングを行う場合には、まずキャリッジ16をホームポジション領域に移動させた状態でキャップ24を上昇させることで、記録ヘッド19のノズル形成面19a(各ノズル21)をキャップ24により封止する。そして、チューブポンプ28を駆動することで、ポンプホイル31を、正方向(図2の矢印方向)に回動させると、両ローラ35,36が排出チューブ26の中間部26aを上流側から下流側へ順次押し潰しながら回動し、チューブポンプ28よりも上流側の排出チューブ26の内部が負圧となる。この負圧により、キャップ24内が吸引口25bから吸引されて、記録ヘッド19の各ノズル21内の増粘したインクがキャップ24内、排出チューブ26内を介して廃インクタンク27内へ排出される。
(1)第1インク吸収材47及び第2インク吸収材50がインクを吸収した状態において、該第1インク吸収材47における吸引口25bに臨む面47bから後側面47d(空気室51に臨む面)までを空気が透過する際の抵抗力となる毛細管力が、第1インク吸収材47における吸引口25bに臨む面47bから第2インク吸収材50の上面50d(記録ヘッド19に対向する面)までを空気が透過する際の抵抗力となる毛細管力よりも小さくなっている。このため、吸引口25bからキャップ24内に空気が送出された場合、この空気を第2インク吸収材50の上面50d上に殆ど流すことなく、その大半を空気室51に流すようにすることができる。このため、この空気によって発生する泡を空気室51内に滞留させることができる、すなわち、この空気による泡を空気室51内で発生させることができるので、第2インク吸収材50の上面50d上にインクの泡が発生することを抑制することができる。したがって、第2インク吸収材50の上面50d上に発生した泡が記録ヘッド19のノズル形成面19aに付着することに起因するインクの噴射不良を抑制することができる。
なお、上記実施形態は上記の効果を有する範囲内において以下のように変更してもよい。
・図7に示すように、キャップ24内において、第1インク吸収材47の下側に液体吸収材を構成する液体吸収層(最底液体吸収層)としての第3インク吸収材60を積層配置してもよい。この第3インク吸収材60は、第2インク吸収材50と同じ多孔質部材よりなり、ほぼキャップ24内の底面24a全体を覆う四角板状をなしている。そして、第3インク吸収材60は、吸引口25bを覆うように、その下面がキャップ24内の底面24a上に密着している。したがって、この場合、第3インク吸収材60の下面において吸引口25bを覆っている部分が吸引口25bに臨む面60aとなる。
・隙間53の代わりに、空気室51と対応する第2インク吸収材50に貫通孔を設けて該貫通孔を大気連通路としてもよいし、あるいは、空気室51と対応するキャップ24の側壁に貫通孔を設けて該貫通孔を大気連通路としてもよい。
・第1インク吸収材47の細孔の粗さを第2インク吸収材50の細孔の粗さよりも粗くしてもよいし、あるいは第1インク吸収材47及び第2インク吸収材50の細孔の粗さを同じにしてもよい。
・上記実施形態においては、液体噴射装置として、インクを噴射するインクジェット式プリンタ(ファクス、コピア等を含む印刷装置)11について説明したが、他の液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。
Claims (8)
- 液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
該液体噴射ヘッドから噴射された液体を受容する有底箱状の液体受容体と、
該液体受容体内に配置されて前記液体を吸収する多孔質の液体吸収材と
を備え、
前記液体受容体には、該液体受容体内を吸引するための吸引口が形成されるとともに、その液体受容体内には前記液体吸収材の配置により外部と区画される空気室が形成され、
前記液体吸収材は、前記吸引口を覆うように前記液体受容体内に配置されるとともに、前記液体を吸収した状態において、該液体吸収材における前記吸引口に臨む面から前記空気室に臨む面までを空気が透過する際の抵抗力となる毛細管力が、前記液体吸収材における前記吸引口に臨む面から前記液体噴射ヘッドに対向する面までを空気が透過する際の抵抗力となる毛細管力よりも小さくなっていることを特徴とする液体噴射装置。 - 前記液体吸収材は、前記液体受容体内に積層される複数の液体吸収層からなることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
- 前記各液体吸収層において、前記吸引口に対して相対的に近い位置に配置された液体吸収層の細孔よりも、前記吸引口に対して相対的に遠い位置に配置された液体吸収層の細孔の方が大きいことを特徴とする請求項2に記載の液体噴射装置。
- 液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
該液体噴射ヘッドから噴射された液体を受容する有底箱状の液体受容体と、
前記液体受容体内に配置されて前記液体を吸収する多孔質の液体吸収材と
を備え、
前記液体受容体には、該液体受容体内を吸引するための吸引口が形成されるとともに、その液体受容体内には前記液体吸収材の配置により外部と区画される空気室が形成され、
前記液体吸収材は、前記吸引口を覆うように前記液体受容体内に配置されるとともに、前記液体を吸収した状態において、該液体吸収材における前記吸引口に臨む面と前記空気室に臨む面との距離が、前記液体吸収材における前記吸引口に臨む面と前記液体噴射ヘッドに対向する面との距離よりも短くなっていることを特徴とする液体噴射装置。 - 前記液体吸収材は前記液体受容体内に積層される複数の液体吸収層からなり、該各液体吸収層のうち最も前記液体受容体内の底面側に位置する最底液体吸収層が前記吸引口を覆うとともに前記空気室と隣接しており、
前記最底液体吸収層における前記吸引口に臨む面と前記空気室に臨む面との距離が、前記最底液体吸収層における前記吸引口に臨む面と前記液体噴射ヘッド側の面との距離よりも短くなっていることを特徴とする請求項4に記載の液体噴射装置。 - 前記空気室は、大気連通路を介して大気に連通されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の液体噴射装置。
- 前記空気室内における前記液体受容体内の底面上には、前記各液体吸収層のうち前記最底液体吸収層よりも前記液体噴射ヘッド側に位置する他の液体吸収層を支持する支持部が設けられていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の液体噴射装置。
- 前記支持部は、液体受容体内の底面と接触する部分が前記最底液体吸収層に向かって延びる液体誘導部を構成していることを特徴とする請求項7に記載の液体噴射装置。
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