JP2005119210A - 廃液タンク、廃液タンク満タン検出装置及び画像形成装置 - Google Patents

廃液タンク、廃液タンク満タン検出装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 高粘度記録液を使用した場合、廃液タンクの吸収部材に廃液を直に落とすと、水分のみが早期に吸収されて、廃液を落とす部分に堆積し易く、廃液が吸収部材に吸収されなくなるなど、吸収部材の使用効率が低下する。
【解決手段】 タンクケース本体151内に25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sの記録液を吸収する吸収部材152を設け、吸収部材152には記録液の廃液が蓋部材153の開口部156を介してそのままタンクケース本体151の底面151aの到達するための切り欠き部155を形成した。
【選択図】 図6

Description

本発明は廃液タンク、廃液タンク満タン検出装置及び画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、プリンタ/ファクシミリ/複写機の複合機などの各種画像形成装置において、記録液を吐出する液滴吐出ヘッドを記録ヘッドとして備えたものにあっては、記録液を吐出する記録ヘッドの性能を維持回復する機構が不可欠である。
このヘッドの性能維持回復機構の主な機能は、インクの自然蒸発によるノズル孔付近の記録液の増粘固着を防止するために密閉性の高いキャップ部材で覆うキャップ機能と、ノズル孔内に発生した気泡などによる吐出不良を記録液を排出することで回復したり、キャップ機能を通じてヘッドのノズルから記録液を吸引する吐出回復機能と、ノズル面に付着し液滴の飛翔状態を変化させる原因となる残留記録液を拭き取るためのワイピング機能などで構成される。
特開2002−254666号公報 特開平6−340091号公報 特開平11−157103号公報 特許第3216706号公報
そして、このようなヘッドの性能維持回復動作を行うことによって、記録に用いられない記録液が排出されることになり、この記録液の廃液を貯留するための廃液タンクを備えている。
特開2000−127439号公報 特開2003−165236号公報
さらに、この廃液タンクが満タンになって溢れると装置内に悪影響を与えることになるため、廃液タンクが満タンになったことを検出するための廃液タンク満タン検出装置を備えている。
特開平7−26604号公報 特開平10−244665号公報 特開2000−203059号公報 特開2001−191553号公報
ところで、最近のインクを用いる画像形成装置においては、普通紙への高品質印字を可能にするために着色剤として有機顔料、カーボンブラック等を用いる顔料系インクの使用が検討、あるいは実用化がされているが、顔料は、染料とは異なり水への溶解性がないため、通常は、顔料を分散剤とともに混合し、分散処理して水に安定分散させた状態の水性インクとして用いられる。
このような顔料系インクは染料系インクよりも総じて粘度が高くなり、高粘度故の問題が生じている。すなわち、高粘度インクの廃液(廃インク)を廃液タンクの吸収部材に直に落とすと、水分のみが早期に吸収されて、廃インクを落とす部分にインクが堆積し易くなる。さらに、廃インクの固着層ができて、廃インクが吸収部材に吸収されなくなる。
そのために、吸収部材を使い切る前に投入口から廃インクが溢れるようなことがある。また、吸収部材の全体に廃インクが回らないことで、満タン検出を行う場合に、満タン検知部位と廃インクの投入部位が離れていると、満タン検出できないまま廃インクが溢れるようなことがある。さらに、廃インクが吸収部材に吸収される場合でも、高粘度インクの吸収体への吸収速度が遅く、満タン判定のタイミングによっては満タンになるにもかかわらず、満タンを検出できない場合が生じるという課題があることが判明した。
本発明は上記の課題と知見に基づいてなされたものであり、高粘度の記録液の廃液を貯留する廃液タンクの吸収部材の使用効率を向上した廃液タンク、正確に満タン検出を行うことができる廃液タンク満タン検知装置、これらを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る廃液タンクは、タンクケース内に25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである記録液の廃液を吸収する吸収部材を設けるとともに、この吸収部材には廃液がそのままタンクケースの底面に到達するための切り欠き部が設けられている構成とした。
本発明に係る廃液タンクは、タンクケース本体内に25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである記録液の廃液を吸収する吸収部材を設けるとともに、満タンを検知する満タン検知部位から離れた側からタンクケース本体と吸収部材との間に隙間が設けられている構成とした。
本発明に係る廃液タンクは、タンクケース本体内に25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである記録液の廃液を吸収する吸収部材を設けるとともに、この吸収部材は2枚以上に層化された吸収体から構成され、各吸収体間に空間が設けられている構成とした。
本発明に係る廃液タンク満タン検出装置は、廃液タンクに25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである記録液の廃液が投入される動作が行われた後、予め定めた所定時間が経過したときに廃液タンクが満タンになったか否かを判定する構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである記録液の廃液を貯留するための本発明に係る廃液タンクを備えている構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである記録液の廃液を貯留する廃液タンクが満タンになったことを検出するための本発明に係る廃液タンク満タン検出装置を備えている構成とした。
本発明に係る廃液タンクによれば、タンクケース内に25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである記録液の廃液を吸収する吸収部材を設けるとともに、この吸収部材には廃液がそのままタンクケースの底面に到達するための切り欠き部が設けられているので、高粘度の記録液が投入部に堆積しにくくなり、吸収部材の全体を使えるようになって使用効率が向上する。
本発明に係る廃液タンクによれば、タンクケース本体内に25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである記録液の廃液を吸収する吸収部材を設けるとともに、満タンを検知する満タン検知部位から離れた側からタンクケース本体と吸収部材との間に隙間が設けられているので、満タン検知部位から離れた位置から廃液を吸収させることができて、吸収部材の使用効率が向上する。
本発明に係る廃液タンクによれば、タンクケース本体内に25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである記録液の廃液を吸収する吸収部材を設けるとともに、この吸収部材は2枚以上に層化された吸収体から構成され、各吸収体間に空間が設けられているので、各層の吸収体を使いきってから次の層の吸収体へと移行させることができて、吸収部材の使用効率が向上する。
本発明に係る廃液タンク満タン検出装置によれば、廃液タンクに25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである記録液の廃液が投入される動作が行われた後、予め定めた所定時間が経過したときに廃液タンクが満タンになったか否かを判定するので、廃液が吸収部材に吸収された後検知部位に達するまで待って検出することができて、検出精度が向上する。
本発明に係る画像形成装置によれば、25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである記録液の廃液を貯留するための本発明に係る廃液タンクを備えているので、廃液タンクの使用効率が向上して、ランニングコストの低減を図れる。
本発明に係る画像形成装置によれば、25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである記録液の廃液を貯留する廃液タンクが満タンになったことを検出するための本発明に係る廃液タンク満タン検出装置を備えているので、廃液タンクの満タン検知精度が向上する。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明に係る廃液タンク及び廃液タンクの満タン検出装置を備える本発明に係る画像形成装置の一例を示す同画像形成装置を前方側から見た斜視説明図である。
この画像形成装置は、装置本体1と、装置本体1に装着した用紙を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に装着され画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備え、さらに、装置本体1の前面4の一端部側には、前面4から前方側に突き出し、上面5よりも低くなったカートリッジ装填部6を有し、このカートリッジ装填部6の上面に操作キーや表示器などの操作部7を配置している。カートリッジ装填部6には液体補充手段としての液体保管用タンク(メインタンク)であるインクカートリッジ10の脱着を行うための開閉可能な前カバー8を有している。
次に、この画像形成装置の機構部について図2及び図3を参照して説明する。なお、図2は同機構部の全体構成を説明する概略構成図、図3は同機構部の要部平面説明図である。
図示しない左右の側板に横架したガイド部材であるガイドロッド11とステー12とでキャリッジ13を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによって図3で矢示方向に移動走査する。
このキャリッジ13には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個のインクジェットヘッドからなる記録ヘッド14を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド14を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどをインクを吐出するためのエネルギー発生手段として備えたものなどを使用できるが、ここでは圧電アクチュエータ(圧電素子)をエネルギー発生手段に用いたヘッドを搭載している。また、記録ヘッド14としては各色の液滴を吐出するための複数のノズル列を有する1つのインクジェットヘッドで構成することもできる。
また、キャリッジ13には、記録ヘッド14に各色のインクを供給するための各色の液体容器であるサブタンク15を搭載している。このサブタンク15にはインク供給チューブ16を介して前述した各色のメインタンク(インクカートリッジ)10からインクが補充供給される。ここで、メインタンク10は、それぞれ各色に対応してイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインクを収容しているが、ブラックインクを収容するメインタンク10は、他のカラーインクを収容するメインタンク10よりもインクの収容容量を大きくしている。
一方、給紙トレイ3の用紙積載部(圧板)21上に積載した用紙22を給紙するための給紙部として、用紙積載部21から用紙22を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)23及び給紙コロ23に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド24を備え、この分離パッド24は給紙コロ23側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙22を記録ヘッド14の下方側で搬送するための搬送部として、用紙22を静電吸着して搬送するための搬送ベルト31と、給紙部からガイド25を介して送られる用紙22を搬送ベルト31との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ32と、略鉛直上方に送られる用紙22を略90°方向転換させて搬送ベルト31上に倣わせるための搬送ガイド33と、押さえ部材34で搬送ベルト31側に付勢された先端加圧コロ35とを備えている。また、搬送ベルト31表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ36を備えている。
ここで、搬送ベルト31は、無端状ベルトであり、搬送ローラ37とテンションローラ38との間に掛け渡されて、図3のベルト搬送方向に周回するように構成している。帯電ローラ36は、搬送ベルト31の表層に接触し、搬送ベルト31の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に各2.5Nをかけている。
また、搬送ベルト31の裏側には、記録ヘッド14による印写領域に対応してガイド部材41を配置している。このガイド部材41は、上面が搬送ベルト31を支持する2つのローラ(搬送ローラ37とテンションローラ38)の接線よりも記録ヘッド14側に突出している。これにより、搬送ベルト31は印写領域ではガイド部材41の上面にて押し上げられてガイドされるので、高精度な平面性を維持される。
さらに、記録ヘッド14で記録された用紙22を排紙するための排紙部として、搬送ベルト31から用紙22を分離するための分離爪51と、排紙ローラ52及び排紙コロ53とを備え、排紙ローラ52の下方に排紙トレイ3を備えている。ここで、排紙ローラ52と排紙コロ53との間から排紙トレイ3までの高さは排紙トレイ3にストックできる量を多くするためにある程度高くしている。
また、装置本体1の背面部には両面給紙ユニット61が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット61は搬送ベルト31の逆方向回転で戻される用紙22を取り込んで反転させて再度カウンタローラ32と搬送ベルト11との間に給紙する。また、この両面給紙ユニット61の上面には手差し給紙部62を設けている。
さらに、図3に示すように、キャリッジ13の走査方向の一方の非印字領域には、記録ヘッド14のノズルの状態を維持し、回復するための信頼性維持手段である維持回復機構(以下「サブシステム」という。)71を配置し、他方の非印字領域には空吐出受け部材81を配置している。
サブシステム71には、記録ヘッド14のノズル面をキャピングするためのキャッピング手段であるキャップ部材72a、72b、72c、72dと、ノズル面をワイピングするためのワイピング手段であるワイパーブレード73などを備えている。
このように構成した画像形成装置においては、給紙トレイ2から用紙22が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙22はガイド25で案内され、搬送ベルト31とカウンタローラ32との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド33で案内されて先端加圧コロ35で搬送ベルト31に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御回路によって高圧電源から帯電ローラ36に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト31が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト31上に用紙22が給送されると、用紙22が搬送ベルト31に静電的に吸着され、搬送ベルト31の周回移動によって用紙22が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ13を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド14を駆動することにより、停止している用紙22にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙22を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙22の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙22を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ13はサブシステム37側に移動されて、キャップ72a〜72dで記録ヘッド14をキャッピングされ、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止し、また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する回復動作を行って安定した吐出性能を維持する。
ここで、 次に、この画像形成装置で用いている液体であるインクの一例について説明するが、これに限られるものでないことはもちろんである。
まず、インクは、25℃における静的表面張力γがγ≧20であることが好ましい。これにより、吐出安定性を確保することができる。つまり、25℃における静的表面張力γが、γ≧20であれば、液滴が正常に形成されるため、鮮明な画像を形成することができる。逆に20>γの場合、インクがノズル面に対して完全に濡れるか、あるいは低めの接触角を示すため、ノズル近傍にインクが溢れ出てしまう。この状態ではノズルに正常なメニスカスが形成されないため、液滴が正常に形成されず、吐出方向が曲がってしまったり、不要な小滴(サテライト滴)が発生したり、ミストが発生したり、最悪の場合液滴が吐出されないなどの不具合が生じる。このような状態では狙いの画素を形成することができないため、画像欠陥が生じてしまうおそれがある。
インクには色材を含有している。色材は、溶解した状態で含有させても良いし、分散させた状態で含有させても良い。この場合、溶解した状態で用いられる色材としては、染料が好ましい。また、分散した状態で用いられる色材としては、顔料、あるいは溶媒に対して溶解性が低い染料が挙げられる。顔料を用いることで、高い耐光性、耐水性を得ることができる。
これらの中では、色材を分散した状態で含有させることが好ましい。つまり、色材を分散した状態で含有させると、記録媒体(用紙)に着弾した瞬間にpH変化が生じて色材の分散が破壊され色材が凝集する、あるいは、色材が記録媒体の繊維の目に引っかかり遠くまで流れ出さない現象が生じる。このような現象が生じる結果、フェザリングやカラーブリードを抑制することができ、鮮明な画像を得ることができる。
逆に、色材を溶解した状態で含有させると、記録媒体に着弾した瞬間にpH変化が生じても溶解した色材は容易には析出しないため色材は凝集しない。また、色材が溶解した状態ではインクが記録媒体に浸透した際に繊維の目に引っかかることなく遠くまで流れ出てしまう。このような現象が生じる結果、フェザリングやカラーブリードが生じてしまい、不鮮明な画像になるおそれがある。
使用できる染料としては、カラーインデックスにおいて酸性染料、直接染料、反応性染料、食用染料に分類される染料で、耐水、耐光性が優れたものが挙げられる。また、これら染料は複数種類を混合して用いても良いし、あるいは顔料等の他の色素と混合して用いても良い。これらは効果が阻害されない範囲で添加される。
これら染料を具体的に挙げれば、酸性染料及び食用染料としては、
C.I.アシッドイエロー17、23、42、44、79、142、
C.I.アシッドレッド1、8、13、14、18、26、27、35、37、42、52、82、87、89、92、97、106、111、114、115、134、186、249、254、289、
C.I.アシッドブルー9、29、45、92、249
C.I.アシッドブラック1、2
などを挙げることができる。
直接染料としては、
C.I.ダイレクトイエロー1、12、24、26、33、44、50、86、120、132、142、144、
C.I.ダイレクトレッド1、4、9、13、17、20、28、31、39、80、81、83、89、225、227、
C.I.ダイレクトオレンジ26、29、62、102、
C.I.ダイレクトブルー1、2、6、15、22、25、71、76、79、86、87、90、98、163、165、199、202、
C.I.ダイレクトブラック19、22、32、38、51、56、71、74、75、77、154、168、171
などを挙げることができる。
反応染料としては、
C.I.リアクティブブラック3、4、7、11、12、17、
C.I.リアクティブイエロー1、5、11、13、14、20、21、22、25、40、47、51、55、65、67、
C.I.リアクティブレッド1、14、17、25、26、32、37、44、46、55、60、66、74、79、96、97、
C.I.リアクティブブルー1、2、7、14、15、23、32、35、38、41、63、80、95
などを挙げることができる。
特に酸性染料及び直接染料が好ましく用いることができる。
使用できる顔料としては、具体的には以下のものが挙げられる。この場合、これら顔料は複数種類を混合して用いても良いし、あるいは染料等の他の色素と混合して用いても良い。
有機顔料としては、アゾ系、フタロシアニン系、アントラキノン系、ジオキサジン系、インジコ系、チオインジコ系、ペリレン系、イソインドレノン系、アニリンブラック、アゾメチン系、ローダミンBレーキ顔料、カーボンブラックなどが挙げられる。
また、前記顔料は、粒子径が0.01〜0.15μmの粒子状として使用するのが好ましい。
無機顔料としては、酸化鉄、酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエロー、紺青、カドミウムレッド、クロムイエロー、金属粉が挙げられる。有機顔料としては、アゾ系、フタロシアニン系、アントラキノン系、キナクリドン系、ジオキサジン系、インジゴ系、チオインジゴ系、ペリレン系、イソインドレノン系、アニリンブラツク、アゾメチン系、ローダミンBレーキ顔料、カーボンブラックなどが挙げられる。
また、これらの顔料の粒子径は0.01から0.15μmで用いることが好ましい。0.01μm以下では隠蔽力が低下し濃度が低く、また、耐光性が低下し、高分子染料系と混合した際のインクの耐光性が従来の染料系と同等となってしまう。また、0.15μm以上では、ヘッドの目詰まりやフィルタでの目詰まりが発生し、吐出安定性を得ることができないおそれがある。
インクには、インクを所望の物性にするため、またインクの乾燥を防止して吐出不良を防止するため、また、色材の溶解安定性、分散安定性を向上させるためなどの目的から、次の水溶性有機溶媒を使用することが好ましい。
すなわち、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,5−ヘキサンジオール、グリセロール、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、ペトリオール等の多価アルコール類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、ε−カプローラクタム等の含窒素複素環化合物、ホルミアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等のアミン類、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール等の含硫黄化合物類、プロピレンカーボネート、炭酸エチレン、γ−ブチローラクトンである。これらの溶媒は水と共に単独もしくは複数混合して用いられる。
これらの中で特に好ましいものは、ジエチレングリコール、チオジエタノール、ポリエチレングリコール200〜600、トリエチレングリコール、グリセロール、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2,4−ブタントリオール、ペトリオール、1,5−ペンタンジオール、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチルピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノンである。これらを用いることにより色材の高い溶解性あるいは高い分散性と水分蒸発により噴射特性不良の防止に対して優れた効果が得られる。
また、インクは、浸透剤を含有することが好ましい。
浸透剤はインクと記録媒体の濡れ性を向上させ、浸透速度を調整する目的で添加される。浸透剤としては、下記式(I)〜(IV)で表わされるものが好ましい。すなわち、下記式(I)のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル系界面活性剤、式(II)のアセチレングリコール系界面活性剤、下記式(III)のポリオキシエチレンアルキルエーテル系界面活性剤ならびに式(IV)のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル系界面活性剤は、液の表面張力を低下させることができるので、濡れ性を向上させ、浸透速度を高めることができる。
Figure 2005119210

(Rは分岐していても良い炭素数6〜14の炭化水素鎖、k:5〜20)
Figure 2005119210

(m、n≦20,0<m+n≦40)
Figure 2005119210

(Rは分岐してもよい炭素数6〜14の炭化水素鎖、nは5〜20)
Figure 2005119210

(Rは炭素数6〜14の炭化水素鎖、m、nは20以下の数)
前記式(I)〜(IV)の化合物以外では、例えばジエチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールクロロフェニルエーテル等の多価アルコールのアルキル及びアリールエーテル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体等のノニオン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、エタノール、2−プロパノール等の低級アルコール類を用いることができるが、特にジエチレングリコールモノブチルエーテルが好ましい。
また、インクには、インクに接する部材の溶出、腐食を防止する目的でpH調整剤、あるいは防錆剤を添加することが好ましい。pH調整剤としては、調合されるインクに悪影響を及ぼさずにpHを6以上に調整できるものであれば、任意の物質を用いることができる。例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属元素の水酸化物、水酸化アンモニウム、第4級アンモニウム水酸化物、第4級ホスホニウム水酸化物、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩等が挙げられる。防錆剤としては、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオジグリコール酸アンモン、ジイソプロピルアンモニウムニトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジシクロヘキシルアンモニウムニトライト等がある。
さらに、インクには、防腐防黴を目的として防腐防黴剤を添加することが好ましい。防腐防黴剤としてはデヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム、イソチアゾリン系化合物、安息香酸ナトリウム、ペンタクロロフェノールナトリウム等が使用できる。
さらにまた、インクには、不要な泡立ちを抑制するために消泡剤を添加することが好ましい。消泡剤としては、シリコン系の消泡剤が好ましく用いられる。一般にシリコン系消泡剤には、オイル型、コンパウンド型、自己乳化型、エマルジョン型などがあるが、水系での使用を考慮すると、自己乳化型、もしくはエマルジョン型を用いることが、信頼性を確保する上で好ましい。また、アミノ変性、カルビノール変性、メタクリル変性、ポリエーテル変性、アルキル変性、高級脂肪酸エステル変性、アルキレンオキサイド変性、等の変性シリコン系消泡剤を使用しても良い。
市販のシリコン系消泡剤で入手可能なものとしては、信越化学工業(株)のシリコーン消泡剤(KS508、KS531、KM72、KM85など:商品名)、東レ・ダウ・コーニング(株)のシリコーン消泡剤(Q2-3183A、SH5510など:商品名)、日本ユニカー(株)のシリコーン消泡剤(SAG30など:商品名)、旭電化工業(株)の消泡剤(アデカノールシリーズ:商品名)などが挙げられる。
そして、この画像形成装置においては、この記録液を25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sの範囲内になるように調整して使用している。
次に、サブシステム71の構成について図4及び図5をも参照して説明する。なお、同4は同システムの平面説明図、図5は同システムの模式的概略構成図である。
フレーム211には、2つのキャップホルダ212A、212Bと、空吐出受け213と、清浄化手段としての弾性体を含むワイピング部材であるワイパーブレード73と、キャリッジロック215とがそれぞれ昇降可能に保持されている。
キャップホルダ212A、212B(以下両者を併せて「キャップホルダ212」という。)には、2つの記録ヘッド14のノズル面をそれぞれキャッピングする2つのキャップ72a、72b、72c、72d(以下これらを「キャップ72」という。)を保持している。
ここで、印字領域に最も近い側のキャップホルダ212Aに保持したキャップ72aにはチューブ219を介して吸引手段であるチューブポンプ(吸引ポンプ)220を接続し、その他のキャップ72b、72c、72dはチューブポンプ220を接続していない。すなわち、キャップ72aのみを吸引及び保湿用キャップ(以下、単に「吸引キャップ」という。)とし、その他のキャップ72b、72c、72dはいずれも単なる保湿用キャップとしている。したがって、記録ヘッド14の回復動作を行うときには、回復動作を行うヘッド14を吸引キャップ72aによってキャッピング可能な位置に選択的に移動する。
また、これらのキャップホルダ212A、212Bの下方にはカム軸221を回転可能に配置し、このカム軸221には、キャップホルダ212A、212Bを昇降させるためのキャップカム222A、222Bと、ワイパーブレード73を昇降させるためのワイパーカム224、キャリッジロック215をキャリッジロックアーム217を介して昇降させるためのキャリッジロックカム225をそれぞれ設けている。
さらに、ワイパーブレード73の印字領域側にはワイパーブレード73を清浄化するためのワイパークリーナ218を矢示方向に揺動可能で、図示しないスプリングでワイパーブレード73から離れる方向に付勢して配置し、カム軸221にはこのワイパークリーナ218を揺動させるためのワイパークリーナカム228を設けている。
ここで、キャップ72はキャップカム222A、222Bにより昇降させられる。ワイパーブレード73はワイパーカム224に昇降させられ、下降時にワイパークリーナ218が進出して、このワイパークリーナ218と空吐出受け213とに挟まれながら下降することで、ワイパーブレード214に付着したインクが空吐出受け213に掻き落とされる。
キャリッジロック215は図示しない圧縮バネによって上方(ロック方向)に付勢されて、キャリッジロックアーム217で昇降させられる。
そして、チューブポンプ220及びカム軸221を回転駆動するために、モータ231の回転をモータ軸231aに設けたモータギヤ232に、チューブポンプ220のポンプ軸220aに設けたポンプギヤ233を噛み合わせ、更にこのポンプギヤ233と一体の中間ギヤ234に中間ギヤ235を介して一方向クラッチ237付きの中間ギヤ236を噛み合わせ、この中間ギヤ236と同軸の中間ギヤ238に中間ギヤ239を介してカム軸221に固定したカムギヤ240を噛み合わせている。
また、カム軸221にはホームポジションを検出するためのホームポジションセンサ用カム241を設け、このサブシステム71に設けた図示しないホームポジションセンサにてキャップ72が最下端に来たときにホームポジションレバー(不図示)を作動させ、センサが開状態になってモータ231(ポンプ220以外)のホームポジションを検知する。なお、電源オン時には、キャップ72(キャップホルダ212)の位置に関係なく上下(昇降)し、移動開始までは位置検出を行わず、キャップ72のホーム位置(上昇途中)を検知した後に、定められた量を移動して最下端へ移動する。その後、キャリッジが左右に移動して位置検知後キャップ位置に戻り、記録ヘッド14がキャッピングされる。
このサブシステム71においては、モータ231が正転することによってモータギヤ232、中間ギヤ233、ポンプギヤ234、中間ギヤ235、236までが回転し、チューブポンプ220の軸220aが回転することでチューブポンプ220が作動して、吸引キャップ72a内を吸引する。その他のギヤ238以降は一方向クラッチ237によって回転が遮断されるので回転(作動)しない。
モータ231が逆転することによって、一方向クラッチ237が連結されるので、モータ231の回転が、モータギヤ232、中間ギヤ233、ポンプギヤ234、中間ギヤ235、236、238、239を経てカムギヤ240に伝達され、カム軸221が回転する。このとき、チューブポンプ220はポンプ軸220aの逆転では回転しない構造となっている。
ここで、維持回復動作を行う記録ヘッド14を吸引キャップ72aの位置にした状態で、モータ231を逆転してカム軸221を回転させて吸引キャップ72aを上昇させて記録ヘッド14のノズル面をキャッピングし、モータ231を正転してチューブポンプ220を作動させることで記録ヘッド14のノズルから吸引(ノズル吸引)を行うことができる。
この状態から、モータ231を逆転させることでカム軸221を回転させ、これにより、吸引キャップ72aを記録ヘッド14のノズル面から離間させることができる。その後、ワイパーブレード73がワイピング位置(ノズル面と接触する位置)に上昇し、この状態でキャリッジ13を移動させることにより、記録ヘッド14のノズル面をワイパーブレード73で拭きとって(ワイピングして)清浄化することができ、その後ワイパーブレード73は下降する。なお、その後チューブポンプ220を作動させることで吸引キャップ72a内のインクを吸引することができる。
このようなサブシステム71の維持回復動作によって吸引ポンプ220で吸引されたインク、あるいはワイパーブレード73に付着してワイパークリーナ218でワイパーブレード73から除去されたインクは、廃インクとなって、図2に仮想線で示す本発明に係る廃液タンク150に投入される。
次に、本発明に係る廃液タンク150の一例について図6及び図7を参照して説明する。なお、図6は同廃液タンクの概略分解斜視説明図、図7は同廃液タンクの一部の吸収体を除いた状態での平面説明図である。
この廃液タンク150は、タンクケース本体151内に前述したように25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sの記録液(ここではインク)を吸収する吸収部材152を設け、ケース本体151の上部を覆う蓋部材153を備えている。
この吸収部材152は、25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sの記録液を吸収できる複数(ここでは4枚としている。)の吸収体154a、154b、154c、154dを積層して構成している。下側2枚の吸収体154a、154bは、上側2枚の吸収体154c、154dよりも平面での面積を小さく形成している。
そして、この吸収部材152には、チューブ219などから排出される前述した記録液の廃液が図6に一点鎖線矢印で示すように蓋部材153の開口部(投入口)156を介してそのままタンクケース本体151の底面151aの到達するための切り欠き部155を形成している。
このように、廃液を吸収部材152に投入しないでケース本体151の底面に直接到達させることによって、記録液が25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sと高い場合でも、水分のみが吸収部材152に早期に吸収されることが防止されるので、堆積しにくくなり、吸収部材152全体を使い切ることができるようになって、吸収部材に使用効率が向上する。
一方、蓋部材153には、吸収部材152に廃液が吸収されて満タンになったことを検出するために、吸収部材152の表面を検知する廃液タンク満タンセンサ160を設けている。この廃液タンク満タンセンサ160による検知部位(これを「満タン検知部位」という。)と前述した吸収部材152の切り欠き部155の位置関係は、図7にも示すように、平面矩形状のタンクケース本体151の対角位置に配置することが好ましい。また、この場合、吸収部材152に切り欠き部155を設けることから、タンクケース本体151の底面における廃液の到達位置と満タン検知部位の位置関係も、側面方向から見て対角位置に位置することになる。
このような位置関係にすることで、投入された記録液が満タン検知部位からより離れた位置から吸収部材152に吸収されることになり、廃液タンク満タンセンサ160で満タンが検知されるまでに距離が長くなって、吸収部材152を効率的に使用することができる。
さらに、吸収部材152のうちの下2枚の吸収体153a、153bは、図7に示すように、満タンセンサ160による満タン検知部位から離れた側からタンクケース本体151との間に隙間156a、156bを形成するように配置している。そのため、タンクケース本体151には下2枚の吸収体153a、153bの移動を規制するための規制部157を形成している。
このように、タンクケース本体内に25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである記録液の廃液を吸収する吸収部材を設けるとともに、満タンを検知する満タン検知部位から離れた側からタンクケース本体と吸収部材との間に隙間を設けることにより、満タン検知部位から離れた位置から吸収部材に廃液を吸収させることができて、吸収部材の使用効率が向上する。
さらに、上述したように複数枚の吸収体で吸収部材を構成する場合、図8に示すように、各層の吸収体153a、153b、153c、154d間に隙間形成部材158を介在させて、各層の吸収体153a、153b、153c、154d間に隙間(空間)159を設けることが好ましい。
このように、タンクケース本体内に25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである記録液の廃液を吸収する吸収部材を設けるとともに、この吸収部材は2枚以上に層化された吸収体で構成し、各吸収体間に空間が設けることで、上述したように、ケース本体151の底面151aに廃液を到達させるようにした場合、下側の層に十分廃液が浸透してから上側の層が使用されるようになり、吸収部材152全体を効率的に使用することができる。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図9を参照して説明する。なお、同図は同制御部の全体ブロック説明図である。
この制御部280は、装置全体の制御を司るCPU281と、CPU281が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM282と、画像データ等を一時格納するRAM283と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための不揮発性メモリ(NVRAM)284と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC285とを備えている。
また、この制御部280は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行うためのI/F286と、記録ヘッド14を駆動制御するためのヘッド駆動制御部287及びヘッドドライバ288と、主走査モータ290を駆動するための主走査モータ駆動部291と、副走査モータ292を駆動するための副走査モータ駆動部293、サブシステム71のモータ231を駆動するためのサブシステム駆動部294と、前述した廃液タンク満タンセンサ160からの検知信号、図示しない各種センサからの検知信号を入力するためのI/O296などを備えている。この制御部280には、この装置に必要な情報の入力及び表示をおこなうための操作パネル297(操作部7)が接続されている。なお、廃液タンク満タンセンサ160とこの制御部によって、本発明に係る満タン検出装置を構成している。
制御部280は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの印刷データ等をケーブル或いはネットを介してI/F286で受信する。
そして、CPU281は、I/F286に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC285にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ってヘッド駆動制御部287に画像データを転送する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成は、例えばROM282にフォントデータを格納して行っても良いし、ホスト側のプリンタドライバで画像データをビットマップデータに展開してこの装置に転送するようにしても良い。
ヘッド駆動制御部287は、記録ヘッド14の1行分に相当する画像データ(ドットパターンデータ)を受け取ると、この1行分のドットパターンデータを、クロック信号に同期して、ヘッドドライバ288にシリアルデータで送出し、また所定のタイミングでラッチ信号をヘッドドライバ288に送出する。
このヘッド駆動制御部287は、駆動波形(駆動信号)のパターンデータを格納したROM(ROM282で構成することもできる。)と、このROMから読出される駆動波形のデータをD/A変換するD/A変換器を含む波形生成回路及びアンプ等で構成される駆動波形発生回路を含む。
また、ヘッドドライバ288は、ヘッド駆動制御部287からのクロック信号及び画像データであるシリアルデータを入力するシフトレジスタと、シフトレジスタのレジスト値をヘッド駆動制御部287からのラッチ信号でラッチするラッチ回路と、ラッチ回路の出力値をレベル変化するレベル変換回路(レベルシフタ)と、このレベルシフタでオン/オフが制御されるアナログスイッチアレイ(スイッチ手段)等を含み、アナログスイッチアレイのオン/オフを制御することで駆動波形に含まれる所要の駆動波形を選択的に記録ヘッド14のアクチュエータ手段に印加してヘッドを駆動する。
次に、この画像形成装置における信頼性維持回復動作の一例について図10をも参照して説明する。
まず、前述したように、維持回復動作を行う記録ヘッド14を吸引キャップ72aの位置にした状態で、モータ231を逆転して吸引キャップ72aを上昇させて記録ヘッド14のノズル面をキャッピングし、モータ231を正転してチューブポンプ220を作動させることで記録ヘッド14のノズルから吸引(ノズル吸引)を行う。
この状態から、モータ231を逆転させて吸引キャップ72aを記録ヘッド14のノズル面から離間させ、その後、ワイパーブレード73がワイピング位置(ノズル面と接触する位置)に上昇し、この状態でキャリッジ13を移動させることにより、記録ヘッド14のノズル面をワイパーブレード73で拭きとって清浄化し(ワイピング)、その後ワイパーブレード73を下降させるワイピング工程を行う。そして、モータ231を正転してチューブポンプ220を作動させて吸引キャップ72a内のインクを吸引することができる。
さらに、モータ231を逆転させて吸引キャップ72aを記録ヘッド14のノズル面に接触させる。これにより、吸引キャップ72aのノズル面接触部位(ニップ部)93に残存しているインクがノズル面に転移する。その後、更にモータ231を逆転させて吸引キャップ72aをノズル面から離間させ、ワイパーブレード73の上昇とキャリッジ13の移動によってノズル面をワイピングするワイピング工程を行う。そして、そのままモータ231の逆転を継続して吸引キャップ72aを上昇させて記録ヘッド14のノズル面をキャッピングする。
このように、複数回のワイピング工程を行うとともに、ワイピング工程とワイピング工程との間で、吸引キャップをヘッドのノズル面に接触させることで、吸引キャップにキャップ内吸引後も残存しているインクを一旦ヘッドのノズル面に転移させた後ノズル面のワイピングを行う。
これにより、吸引キャップでキャッピングしてノズル吸引を行い、吸引キャップを離間してキャップ内吸引を行った後にもニップ部に残存しているインクの量を低減ないし無くすることができ、吸引キャップでノズル面を保湿のためのキャッピングするときに、残存インクが飛び散ることを防止できる。したがって、残存インクが飛び散ることで、混色を生じたり、飛び散ったインクがノズル内に侵入しその結果増粘してノズル目詰まりを生じ、吐出不能になったり、あるいは、飛び散るインクがミストとなって飛散することなどが低減して、画像品質が向上する。
すなわち、使用する記録液であるインクの25℃における粘度が5mPa・s未満であれば、吸引キャップでノズル面をキャッピングしてノズル吸引を行い、吸引キャップを離間したときに、吸引キャップのニップ部に残存しているインクの量は極めて少なくと、再度吸引キャップでノズル面をキャッピングしても、画像品質に影響を与える結果となるようなインクの飛び散りなどを認めることできなかった。
これに対して、使用する記録液であるインクの25℃における粘度が5mPa・s以上になると、特に粘度が高くなるほど(25℃における粘度が7mPa・s以上)、吸引キャップのニップ部に残存するインクの量が増え、再度吸引キャップでノズル面をキャッピングしたときにその残存インクが飛び散るという現象が確認された。そこで、ワイピング工程を2回以上行い、その間で吸引キャップをノズル面に接触させてニップ部に残存しているインクをノズル面に転写させる工程を行うことで、残存インクの飛び散りを低減ないし防止することができる。
このような信頼性維持回復動作を行うことによって、前述したように、廃液タンク150にはチューブ219などから粘度5mPa・s〜20mPa・sの記録液の廃液が蓋部材153の開口部156を介してタンクケース本体151の底面151aに直接投入される。
そこで、この廃液タンク150の満タンを検出する満タン検出装置の満タン判定処理について図11を参照して説明する。
この処理では、前述した廃液タンク150内に記録液の廃液が投入される動作として、キャップ内吸引の動作を行ったときに、その時から予め定めた所定時間、例えば8〜10秒間が経過したか否かを判別し、所定時間が経過したときに、廃液タンク満タンセンサ160からの検知信号を取り込んで廃液タンク150が満タンになったか否かを判定する処理を行う。記録液の廃液が投入される動作としては、ノズル吸引動作を基準とすることもできる。
このように、廃液タンクに25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである記録液の廃液が投入される動作が行われた後、予め定めた所定時間が経過したときに廃液タンクが満タンになったか否かを判定して満タンを検出するので、廃液が吸収部材に吸収された後検知部位に達するまで待って検出することができて、検出精度が向上する。
つまり、前述したように、廃液タンク満タンセンサ160による満タン検知部位と廃液の投入部位とを離しているので、廃液が投入された場合でも、満タンセンサ160による満タン検知部位に達するまでにはある程度の時間を要する。そのため、廃液が投入されたときに直ちに満タンか否かの検出を行ったときには、実際には満タンになる場合でも満タンになっていないと検出する場合が生じ、検出精度が低下することになる。そこで、廃液が投入されて満タンセンサ160による満タン検知部位に達するまでの時間が経過した後に検出を行うことで、より高い精度で満タン検出を行うことができる。
ここで、満タン検出装置の判定処理を行う構成の一例について図12に示す機能ブロック図をもも参照して説明する。
前述した廃液タンク150の蓋部材153に設けた満タンセンサ160は、吸収部材152の表面を撮像するCCDセンサ300で構成し、制御部280では、機能的に、A/D変換部301R、1301G、301Bと、3色変換マトリックス302と、変換テーブル303と、満タン判定部304とを備えている。
A/D変換部301R、1301G、301Bは、CCDセンサ300からの読み取り画像に応じた信号をA/D変換して画像信号R、G、Bを出力する。3色変換マトリックス302は、A/D変換部301R、301G、301Bからの各画像信号R、G、Bを入力して、明度指数L*及び色相(クロマティック指数)a*、b*に分解(変換)して出力する、つまり、R、G、B色空間をL*、a*、b*色空間に変換する。
変換テーブル303は、3色変換マトリックス302からの色相a*、b*を示す信号を入力して、色相a*、b*に基づいて、図13に示すように、彩度Cを示す信号に変換して((C=X2,Y2)1/2)出力する。彩度(C*クロマ)による測定だけでなく、L*、a*、b*色空間の色差(a*、b*)での判定でも行うこともできる。
満タン判定部304は、3色変換マトリックス302からの明度指数L*を示す信号と、変換テーブル303からの彩度Cを示す信号をそれぞれ入力して、明度指数L*を示す信号と予め定めた閾値レベルとを比較し、また、彩度Cを示す信号と予め定めた他の閾値レベルとを比較して、明度が予め定めた閾値よりも低いとき、または、彩度が予め定めた閾値よりも高いときに、廃液タンク150が満タンになったと判定し、満タン検出信号を出力する。なお、満タン検出信号に基づいて、廃液タンク150の交換等を促す表示を操作部7に表示させるなどする。
このように明度と彩度に基づいて満タンを判定することにより、正確な検出を行うことができる。つまり、例えば反射型センサを用いた場合には乱反射を受けて、明度(明るさ)が的確な位置で受光部に返らず誤検知をしてしまうのに対し、明度(明るさ)に加えて、彩度により、色味を判断し、色味が少しでもあれば、廃液インクと検知することで、一定の焦点で廃液検知を正確に行うことができる。
なお、本発明は、プリンタ、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機などの画像形成装置に適用することができ、また、インク以外の液体である記録液を用いた画像形成装置にも適用することができる。
本発明に係る廃液タンク及び満タン検出装置を備える本発明に係る画像形成装置の一例を示す前方側から見た斜視説明図である。 同画像形成装置の機構部の概略を示す構成図である。 同機構部の要部平面説明図である。 同画像形成装置のサブシステムの平面説明図である。 同システムの概略構成図である。 廃液タンクの一例を示す分解斜視説明図である。 廃液タンクの平面説明図である。 廃液タンクの他の例の説明に供する側断面説明図である。 同画像形成装置の制御部の概略ブロック説明図である。 信頼性維持回復動作の一例の説明に供するフロー図である。 満タン検出動作の説明に供するフロー図である。 満タン検出装置の判定処理の構成の一例の説明に供する機能ブロック説明図である。 同検出装置の変換テーブルの説明に供する説明図である。
符号の説明
10…インクカートリッジ
13…キャリッジ
14…記録ヘッド
15…サブタンク
71…サブシステム
72a〜72d…キャップ
73…ワイパーブレード
150…廃液タンク
151…タンクケース本体
152…吸収部材
153…蓋部材
154a〜154d…吸収体
155…切り欠き部
156…開口部
156a、156b…隙間
160…廃液タンク満タンセンサ
220…吸引ポンプ
231…モータ

Claims (6)

  1. 記録液の廃液を貯留する廃液タンクにおいて、タンクケース本体内に25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである前記記録液の廃液を吸収する吸収部材を設けるとともに、この吸収部材には前記廃液がそのまま前記タンクケースの底面に到達するための切り欠き部が設けられていることを特徴とする廃液タンク。
  2. 記録液の廃液を貯留する廃液タンクにおいて、タンクケース本体内に25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである前記記録液の廃液を吸収する吸収部材を設けるとともに、満タンを検知する満タン検知部位から離れた側から前記タンクケース本体と前記吸収部材との間に隙間が設けられていることを特徴とする廃液タンク。
  3. 記録液の廃液を貯留する廃液タンクにおいて、タンクケース本体内に25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである前記記録液の廃液を吸収する吸収部材を設けるとともに、この吸収部材は2枚以上に層化された吸収体から構成され、各吸収体間に空間が設けられていることを特徴とする廃液タンク。
  4. 記録液の廃液を貯留する廃液タンクが満タンになったことを検出する廃液タンク満タン検出装置において、前記廃液タンクに25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである前記記録液の廃液が投入される動作が行われた後、予め定めた所定時間が経過したときに前記廃液タンクが満タンになったか否かを判定することを特徴とする廃液タンク満タン検出装置。
  5. 記録液の液滴を記録ヘッドから吐出して画像を形成する画像形成装置において、25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである前記記録液の廃液を貯留する請求項1ないし3のいずれかに記載の廃液タンクを備えていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 記録液の液滴を記録ヘッドから吐出して画像を形成する画像形成装置において、25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである前記記録液の廃液を貯留する廃液タンクが満タンになったことを検出するための請求項4に記載の廃液タンク満タン検出装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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