JP4307959B2 - 液体吐出装置、液体吐出装置の回復方法及び画像形成装置 - Google Patents

液体吐出装置、液体吐出装置の回復方法及び画像形成装置 Download PDF

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本発明は液体吐出装置、液体吐出装置の回復方法及び画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、これらの複合機、プロッタ等の各種画像形成装置として、記録液の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを用いた記録ヘッドを備えるものがある。このような画像形成装置として、キャリッジ上には液滴吐出ヘッドである記録ヘッドに記録液であるインクを供給するための小容量のサブタンク(液体容器)を搭載し、液体保管タンクである大容量のインクカートリッジ(メインタンク)を装置本体側に設置し、サブタンクに装置本体側のメインタンクからインクを補充供給するようにしたものがある。
このようなサブタンク及びサブタンクを含む液体供給装置としては、サブタンク内部に流体の供給と排出により膨張、収縮する負圧発生部を設け、更にサブタンク内部を大気に開放する大気開放部と、インクを供給するインク供給部とを設け、メインタンクからサブタンクに液体を供給するときに大気開放部でサブタンク内を大気に開放し、流体を供給して負圧発生部を膨張させてサブタンクに液体を供給し、サブタンクに液体を補充した後に大気開放部を遮断して負圧発生部を収縮させてサブタンク内に負圧を発生させるようにしたものがある。
特開2003−1846号公報
また、インクの負圧を維持しながらインク容量に応じて変形するインク室と、インク室の上部に設けられたインク導入部と排気部と、インク室の下部に設けられたインク供給部とを有し、インク導入部には、弾性体で形成され、インク導入路を有する弁座と弁体及び弁体を弁座に圧接してインク導入路を遮断する弾性部材からなる補給弁を有し、排気部には、弾性体で形成され、中央に閉じられたスリットが設けられたシール部を有するものが知られている。
特開2002−86748号公報
一方、液滴吐出ヘッドを記録ヘッドに用いる画像形成装置においては、記録液を吐出する記録ヘッドの性能を維持回復する機能が不可欠である。このヘッドの性能維持回復機構の主な機能は、インクの自然蒸発によるノズル孔付近の記録液の増粘固着を防止するために密閉性の高いキャップ部材で覆うキャップ機能と、ノズル孔内に発生した気泡などによる吐出不良を記録液を排出することで回復したり、キャップ機能を通じてヘッドのノズルから記録液を吸引する吐出回復機能と、ノズル面に付着し液滴の飛翔状態を変化させる原因となる残留記録液を拭き取るためのワイピング機能などで構成される。
特開2002−254666号公報 特開平6−340091号公報 特開平11−157103号公報 特許第3216706号公報
ここで、吐出回復機能は、一般的に、インクを吐出するノズル列を有するノズル面をキャップ本体で覆い、大気開放弁を閉じた状態で、吸引ポンプを駆動してキャップ本体の空気を吸引し、キャップ本体内を負圧にすることで記録ヘッドに接続されたインクタンクから記録ヘッド内へインクを供給する機能である。
一方、このとき、記録ヘッドに供給されたインクは、吸引ポンプの吸引力によりキャップ本体内にも流れ出してキャップ本体内と吸引チューブにも充満する。この状態で記録ヘッドから吸引チューブを外すと、記録ヘッドのノズル面にインクが多く残るため、次工程でワイパ機能によりノズル面に残ったインクをワイパで拭き取るようにしている。
また、従来の液体吐出装置における回復方法としては、特許文献5に開示されているように、ヘッドのノズル(オリフィス)をキャップで覆い、キャップに接続された吸引手段を作動させてキャップを介してノズルから吸引を行う第1工程と、この第1工程に引き続いてキャップがノズルを覆っているときに吸引手段の作動を止めてキャップ内を大気に連通させる第2工程と、第2工程に引き続いて、キャップがノズルを覆い、キャップ内が大気に連通しているときに吸引手段を作動させてキャップ内のインクを吸引する第3工程とを有する回復方法も知られている。
特許第2516901号公報
ところで、画像形成装置においては、省スペース化を図るために、異なる色の液滴を吐出する複数のノズル列を備えた液滴吐出ヘッドを用いることが考えられる。この場合、液滴吐出ヘッドの維持回復を行うためにノズル面をキャッピングするキャップあるいはインク吸引するためのキャップも異なる色の複数のノズル列を同時にキャッピング及びインク吸引(ノズル吸引)することになる。
ところが、本発明者らの実験によると、異なる色の液滴を吐出する複数のノズル列を有する液滴吐出ヘッドを備え、この液滴吐出ヘッドに前述したようなサブタンク構成を採用して複数のサブタンクから異なる色の記録液を供給するようにした場合、液滴吐出ヘッドの複数のノズル列を1つのキャップでキャッピングしてノズル吸引による回復動作を行なったところ、ノズル列間での混色が発生することが確認された。
そこで、鋭意研究したところ、同じ液滴吐出ヘッドに複数のサブタンクが接続され、記録中に使用される各色の記録液の使用量が異なることなどから、回復動作を行なうときに複数のサブタンク間で負圧の絶対値が異なっており、負圧絶対値が低いサブタンクから負圧絶対値が高いサブタンクの方に記録液が移動する現象が確認され、これによって混色が発生することが判明した。
本発明は上記の課題と知見に鑑みてなされたものであり、回復動作における混色を防止した液体吐出装置及びその回復方法、これらの液体吐出装置を備え、あるいはその回復方法を行なうことで画像品質を向上した画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る液体吐出装置は、
異なる色の液滴を吐出する複数のノズル列を有する液滴吐出ヘッドと、
この液滴吐出ヘッドに各色の記録液を供給する複数のサブタンクと、
前記液滴吐出ヘッドの複数のノズル列を同時にキャピングする1つのキャップを含む維持回復機構と、を備え、
前記維持回復機構のキャップで前記液滴吐出ヘッドの複数のノズル列を同時にキャピングして、前記液滴吐出ヘッドのノズル側から吸引を行う前に、前記複数のサブタンクのうちの相対的に内容量が少ないサブタンクに対してのみ記録液の供給を行なう手段を備えている
構成としたものである。
ここで、複数のサブタンクの内容量が同じになるように記録液の供給を行うことが好ましい
また、サブタンクに対する記録液の供給は、液滴吐出ヘッドから吐出した記録液の消費量に基づいて行うことができる
本発明に係る液体吐出装置の回復方法は、
異なる色の液滴を吐出する複数のノズル列を有する液滴吐出ヘッドと、
この液滴吐出ヘッドに各色の記録液を供給する複数のサブタンクと、
前記液滴吐出ヘッドの複数のノズル列を同時にキャピングする1つのキャップを含む維持回復機構と、を備え、各サブタンクにメインタンクから記録液を供給するようにした液体吐出装置における回復方法において、
前記複数のサブタンクのうちの相対的に内容量が少ないサブタンクに対してのみ記録液の供給を行なう供給工程を行なった後、前記維持回復機構のキャップで前記液滴吐出ヘッドの複数のノズル列を同時にキャピングしてこのキャップを介してノズルから吸引を行う回復工程を行なう
構成としたものである。
ここで、回復工程では、ヘッドのノズル面をキャップで覆い、このキャップに接続された吸引手段を作動させてキャップを介してノズルから吸引を行う第1工程と、この第1工程に引き続いて、ノズル面から前記キャップを離間させる第2工程と、この第2工程に引き続いて、清浄化手段によりノズル周辺を清浄にする第3工程と、この第3工程に引き続いて、吸引手段を作動させて前記キャップ内のインクを吸引する第4工程とを含むヘッドの回復動作を行なうことが好ましい。
この場合、液滴吐出ヘッドのノズル面からキャップを離間するときにノズルから液滴を吐出させることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る液体吐出装置を備え、あるいは、本発明に係る回復方法を実行する回復手段を備えているこうせいとしたものである。
ここで、使用する記録液は25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sであることが好ましい。
本発明に係る液体吐出装置及びその回復方法によれば、複数のノズル列を有するヘッドのノズル面を1つのキャップでキャッピングして吸引する場合に、複数のサブタンクのうちの相対的に内容量が少ないサブタンクに対してのみ記録液の供給を行なってからヘッド吸引を行うようにしたので、複数のサブタンク間の負圧の違いによる混色を防止することができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る液体吐出装置を備え、あるいは、その回復方法を行なうので、回復動作における混色が防止されて、高品質画像を形成することができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る液体吐出装置を含む画像形成装置の一例について図1を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置を前方側から見た斜視説明図である。
この画像形成装置は、装置本体1と、装置本体1に装着した用紙を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に装着され画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備え、さらに、装置本体1の前面4の一端部側には、前面4から前方側に突き出し、上面5よりも低くなったカートリッジ装填部6を有し、このカートリッジ装填部6の上面に操作キーや表示器などの操作部7を配置している。カートリッジ装填部6には、液体補充手段としての液体保管用タンクであるメインタンク(以下、「インクカートリッジ」という。)10が交換可能に装着され、また、開閉可能な前カバー8を有している。
次に、この画像形成装置の機構部について図2ないし図4を参照して説明する。なお、図2は同機構部の全体構成を説明する概略構成図、図3は同機構部の要部平面説明図、図3は同機構部の要部模式的斜視説明図である。
フレーム21を構成する左右の側板21A、21B(図3参照)に横架したガイド部材であるガイドロッド31とステー32とでキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによって図3で矢示方向(キャリッジ走査方向:主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、記録液滴(インク滴)を吐出するための液滴吐出ヘッドであるインクジェットヘッドからなる複数の記録ヘッド34を複数のノズルを主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
ここで、記録ヘッド34は、例えば、図5にも示すように、イエロー(Y)のインク滴を吐出する多数のノズルNからなるノズル列34yn及びマゼンタ(M)のインク滴を吐出する多数のノズルNからなるノズル列34mnを有する液滴吐出ヘッド34aと、シアン(C)のインク滴を吐出する多数のノズルNからなるノズル列34cn及びブラック(Bk)のインク滴を吐出する多数のノズルNからなるノズル列34knとを有するヘッド34bとで構成している。なお、「記録ヘッド34」、「ノズル列34n」というときは色を区別しないものとする。
ヘッド構成は、これらの例に限るものではなく、また吐出する色の数、1つの液滴吐出ヘッドの複数のノズル列で吐出される色も限定されるものではないが、少なくとも1つのヘッドは異なる色の液滴を吐出する複数のノズル列を有していることが前提である。
記録ヘッド34を構成する液滴吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを液滴を吐出するためのエネルギー発生手段として備えたものなどを使用できる。
この記録ヘッド34にはドライバICを搭載し、図3に示すように、図示しない制御部との間でハーネス(FPCケーブル)22を介して接続されている。
また、キャリッジ33には、各記録ヘッド34a、34bに対応して、それぞれ各色の記録液を供給するための各色の液体容器であるサブタンク35(各色を区別する場合には、ノズル列に対応して35y、35m、35c、35kの符号を用いる。)を搭載している。
このサブタンク35y、35m、35c、35kには、図3及び図4に示すように、4本のチューブ36y、36m、36c、36k(各色を区別しない場合は「チューブ36」という。)で構成される記録液供給チューブ37を介して前述した各色のインクカートリッジ10(各色を区別する場合には、「インクカートリッジ10y、10m、10c、10k」という。)から記録液を供給するようにしている。なお、個々のチューブ36も記録液を供給する記録液供給チューブである。
ここで、インクカートリッジ10は、図4にも示すように、カートリッジ装填部6に収納され、このカートリッジ装填部6にはインクカートリッジ10内の記録液をサブタンク35に送液するための供給ポンプユニット23が設けられている。
また、インクカートリッジ装填部6からサブタンク35に至るまでの記録液供給チューブ37は這い回しの途中でフレーム21を構成する後板21Cに本体側ホルダ25にて固定保持されている。さらに、キャリッジ33上でも固定リブ26にて固定されている。
一方、給紙トレイ3の用紙積載部(底板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側で搬送するための搬送部として、用紙42を静電吸着して搬送するための搬送ベルト51と、給紙部からガイド45を介して送られる用紙42を搬送ベルト51との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ52と、略鉛直上方に送られる用紙42を略90°方向転換させて搬送ベルト51上に倣わせるための搬送ガイド53と、押さえ部材54で搬送ベルト51側に付勢された先端加圧コロ55とを備えている。また、搬送ベルト51表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。
ここで、搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ57とテンションローラ58との間に掛け渡されて、図3のベルト搬送方向に周回するように構成している。帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に各2.5Nをかけている。
また、搬送ベルト51の裏側には、記録ヘッド54による印写領域に対応してガイド部材61を配置している。このガイド部材61は、上面が搬送ベルト51を支持する2つのローラ(搬送ローラ57とテンションローラ58)の接線よりも記録ヘッド34側に突出している。これにより、搬送ベルト51は印写領域ではガイド部材61の上面にて押し上げられてガイドされるので、高精度な平面性を維持される。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪71と、排紙ローラ72及び排紙コロ73とを備え、排紙ローラ72の下方に排紙トレイ3を備えている。ここで、排紙ローラ72と排紙コロ73との間から排紙トレイ3までの高さは排紙トレイ3にストックできる量を多くするためにある程度高くしている。
また、装置本体1の背面部には両面給紙ユニット81が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット81は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ52と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面給紙ユニット81の上面には手差し給紙部82を設けている。
さらに、図3に示すように、キャリッジ33の走査方向の一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構(以下「サブシステム」という。)91を配置している。このサブシステム91には、各記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材92A、92Bと、ノズル面をワイピングするためのワイパーブレード93と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け部94などを備えている。
また、図3に示すように、キャリッジ33の走査方向の他方側の非印字領域には、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け95を配置し、この空吐出受け95には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口96などを備えている
このように構成したインクジェット記録装置においては、給紙トレイ2から用紙22が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド25で案内され、搬送ベルト31とカウンタローラ32との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド33で案内されて先端加圧コロ35で搬送ベルト31に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御回路によって高圧電源から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に静電的に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ33はサブシステム91側に移動されて、キャップ92A、92Bで各記録ヘッド34のノズル面をキャッピングされ、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、各記録ヘッド34のノズル面をキャップ92A、92Bでキャッピングした状態で記録ヘッド34のノズルから吸引を行う回復動作を行い、更に、記録開始前、記録途中などに記録に寄与しないインク滴を空吐出受け部94あるいは空吐出受け95に向けて吐出する空吐出動作を行って、安定した吐出性能を維持、回復する。
次に、この画像形成装置におけるインク供給系について図6ないし図9をも参照して説明する。なお、図6はインク供給装置に係わる部分の分解斜視説明図、図7はサブタンクの分解斜視説明図、図8は同サブタンクの模式的側面説明図、図9は図8のA−A線に沿う概略断面説明図である(図8を横から見た図)。
このインク供給装置は、前述したようにキャリッジ33に搭載されて各記録ヘッド34(34a、34b)にインクを供給する液体容器であるサブタンク35と、このサブタンク35にチューブ36を介してインクを供給補充するためのインクカートリッジ10とによって構成される。
1つのサブタンク35は、インクを収容するインク収容部100を形成する容器本体(ケース本体)101に、インク収容部100の開口(サブタンク35の一面)を封止する可撓性を有するフィルム状部材(可撓性フィルム状部材)102を接着又は溶着などで貼り付け、更にインク収容部100内部にはケース本体101とフィルム状部材102との間にフィルム状部材102を外方に付勢するための弾性部材であるバネ(スプリング)103を設けている。
ここで、フィルム状部材102は単層構成でもよいが、図10(a)に示すように、種類の異なる第1層102aと第2層102bとをラミネートした二層構成、例えばポリエチレンとナイロンのフィルム状部材をラミネートした構成としたり、同図(b)に示すように、第1層102aにシリカ蒸着層102cを形成した構成としている。
フィルム状部材102を種類の異なる2層以上の構成とすることで、収容するインクに対する耐液性の向上を図れる。この場合、ポリエチレンとナイロンの積層構成とすることによって、インクに対する耐液性を確実に確保することができる。また、フィルム状部材102にシリカ蒸着層を含むことでも収容するインクに対する耐液性の向上を図れる。
また、フィルム状部材102の厚さについて、10〜100μmであることが好ましい。10μm未満である場合には、経時的劣化による破損などが生じ易くなり、また100μmを越えると、可撓性が低下して負圧の効率的な発生が困難になるおそれがある。
さらに、フィルム状部材102にはバネ103に対応して凸部形状となる膨らみ部102aを形成してその外面に補強部材104を貼り付けている。このように、可撓性フィルム状部材102に凸部を設けることで、フィルム状部材102を変形させて内容積を変化させることができる。この場合、可撓性フィルム状部材102は、シート状のフィルム部材を凸形状に成形して作製することで、容易に凸部を形成することができる。
また、ケース101にはインク収容部100にインクを補充するためのインク導入路部111を設け、このインク導入路部111とインクカートリッジ10に接続された供給チューブ16とを接続するための連結手段112を着脱自在に装着できるようにしている。なお、インクカートリッジ10とサブタンク35との間にはインクカートリッジ10からサブタンク35にインクを圧送するために後述するような送液ポンプユニット23を設けている。
さらに、ケース101の下部にはインク収容部100から記録ヘッド14にインクを供給するための連結部材113を取り付け、この連結部材113には記録ヘッド14のインク供給路114を形成し、インク収容部100との間にはフィルタ115を介装している。
そして、ケース101の上部分にはインク収容部100から空気を出すための空気流路121を形成している。この空気流路121は、インク収容部100に開口が臨む入口流路部分122と、この入口流路部分122に続く流路部分123とを含み、下流側でケース101に設けた大気開放穴131に連通し、更に大気開放穴131よりも使用状態で下側になる部分に蓄積部126を連続して形成している。
この大気開放穴131にはサブタンク35内の密閉状態及び大気開放状態を切り替えるための大気開放手段である大気開放弁機構132を設けている。この大気開放弁機構132はホルダ133内に弁座134、弁体であるボール135及びこのボール135を弁座134側に付勢するスプリング136を収納して構成している。
なお、蓄積部126の作用について説明すると、装置本体が傾けられたり、揺らされるなどしたときには、空気流路121内にインクが侵入する可能性が高くなる。そこで、空気流路121から侵入したインクを蓄積部126に蓄積できるようにして、輸送時に落下等されインクが侵入しても、大気解放口131及びこれを開閉する大気開放弁機構132内にインクが侵入して固まるなどして大気開放弁機構132が作動不良になることを防止している。
また、ケース101の上部にはサブタンク35内のインク量が所定量以下になったこと(この状態を「インク無し」とする。)を検知するための2本の検知電極141、142を装着している。検知電極141、142がいずれもインクに浸されている状態と少なくとも一方がインクに浸されていない状態とで検知電極141、142間の導通状態が変化することによってインク無し及びインク有りを検知することができる。
さらに、図6に示すように、サブタンク15の大気開放弁機構132のボール135をスプリング136に抗して押圧して大気開放するための大気開放ピン153を進退可能に配設している。そして、装置本体側には、大気開放ピン155を作動させるためのレバー161を備えた駆動ユニット162を配置している。
なお、ここでは、1つの記録ヘッド14に対して2つのサブタンク15、15を配置するために、図9に示すように2つのサブタンク15、15の背面を合わせて一体化している。この場合、2つのインク収容部100間の隔壁部分100aは共通にすることもできる。
このように構成したインク供給装置においては、駆動ユニット162で大気開放ピン153を作動させて、サブタンク35の大気開放弁機構132を開状態にすることにより、サブタンク35内を大気解放状態にする。
そして、インクカートリッジ10から供給ポンプユニット23によってインクをサブタンク35に送液して補充供給する。このとき、サブタンク35内の空気は大気開放弁機構132を通じて排出されることになる。
その後、大気開放弁機構132を閉状態にしてサブタンク35内を大気開放から遮断した状態にし、記録ヘッド34をサブシステム91のキャップ92A又は92Bでキャッピングした状態でサブタンク35内のインクをノズルから吸引する(ヘッド吸引を行う)ことにより、可撓性フィルム状部材102にはバネ103の付勢力が掛かっているため、サブタンク15内には負圧が発生する。
このように可撓性フィルム状部材と弾性部材とによってサブタンク内に負圧を発生させることができるので、負圧発生機構が簡単になる。
次に、サブシステム91の構成について図11及び図12をも参照して説明する。なお、同11は同システムの平面説明図、図12は同じく模式的概略構成図である。フレーム211には、2つのキャップホルダ212A、212Bと、空吐出受け213と、清浄化手段としての弾性体を含むワイピング部材であるワイパーブレード73と、キャリッジロック215とがそれぞれ昇降可能に保持されている。
キャップホルダ212A、212B(以下両者を併せて「キャップホルダ212」という。)には、各記録ヘッド34a、34bのノズル面をそれぞれキャッピングするキャップ92A、92B(以下これらを「キャップ72」という。)を保持している。
ここで、印字領域に最も近い側のキャップホルダ212Aに保持したキャップ92Aにはチューブ219を介して吸引手段であるチューブポンプ(吸引ポンプ)220を接続し、他のキャップ92Bはチューブポンプ220を接続していない。すなわち、キャップ79Aのみを回復及び保湿用キャップとし、他のキャップ92Bは単なる保湿用キャップとしている。したがって、記録ヘッド34の回復動作やサブタンク35へのインク供給動作を行うときには、当該ヘッド34をキャップ92Aによってキャッピング可能な位置に選択的に移動する。
また、これらのキャップホルダ212A、212Bの下方にはカム軸221を回転可能に配置し、このカム軸221には、キャップホルダ212A、212Bを昇降させるためのキャップカム222A、222Bと、ワイパーブレード73を昇降させるためのワイパーカム224、キャリッジロック215をキャリッジロックアーム217を介して昇降させるためのキャリッジロックカム225をそれぞれ設けている。
さらに、ワイパーブレード93の印字領域側にはワイパーブレード93を清浄化するためのワイパークリーナ218を矢示方向に揺動可能で、図示しないスプリングでワイパーブレード93から離れる方向に付勢して配置し、カム軸221にはこのワイパークリーナ218を揺動させるためのワイパークリーナカム228を設けている。
ここで、キャップ92はキャップカム222A、222Bにより昇降させられる。ワイパーブレード93はワイパーカム224に昇降させられ、下降時にワイパークリーナ218が進出して、このワイパークリーナ218と空吐出受け213とに挟まれながら下降することで、ワイパーブレード214に付着したインクが空吐出受け213に掻き落とされる。
キャリッジロック215は図示しない圧縮バネによって上方(ロック方向)に付勢されて、キャリッジロックアーム217で昇降させられる。
そして、チューブポンプ220及びカム軸221を回転駆動するために、モータ231の回転をモータ軸231aに設けたモータギヤ232に、チューブポンプ220のポンプ軸220aに設けたポンプギヤ233を噛み合わせ、更にこのポンプギヤ233と一体の中間ギヤ234に中間ギヤ235を介して一方向クラッチ237付きの中間ギヤ236を噛み合わせ、この中間ギヤ236と同軸の中間ギヤ238に中間ギヤ239を介してカム軸221に固定したカムギヤ240を噛み合わせている。
また、カム軸221にはホームポジションを検出するためのホームポジションセンサ用カム241を設け、このサブシステム91に設けた図示しないホームポジションセンサにてキャップ92が最下端に来たときにホームポジションレバー(不図示)を作動させ、センサが開状態になってモータ231(ポンプ220以外)のホームポジションを検知する。なお、電源オン時には、キャップ92(キャップホルダ212)の位置に関係なく上下(昇降)し、移動開始までは位置検出を行わず、キャップ92のホーム位置(上昇途中)を検知した後に、定められた量を移動して最下端へ移動する。その後、キャリッジが左右に移動して位置検知後キャップ位置に戻り、記録ヘッド34がキャッピングされる。
このサブシステム91においては、モータ231が正転することによってモータギヤ232、中間ギヤ233、ポンプギヤ234、中間ギヤ235、236までが回転し、チューブポンプ220の軸220aが回転することでチューブポンプ220が作動して、回復・保湿用キャップ92A内を吸引する。その他のギヤ238以降は一方向クラッチ237によって回転が遮断されるので回転(作動)しない。
モータ231が逆転することによって、一方向クラッチ237が連結されるので、モータ231の回転が、モータギヤ232、中間ギヤ233、ポンプギヤ234、中間ギヤ235、236、238、239を経てカムギヤ240に伝達され、カム軸221が回転する。このとき、チューブポンプ220はポンプ軸220aの逆転では回転しない構造となっている。
次に、この画像形成装置における供給ポンプユニット23について図13をも参照して説明する。なお、図13は供給ポンプユニット23の概略を説明する説明図である。
供給ポンプユニット23には、インクカートリッジ10からサブタンク35に記録液を送液するための記録液用ポンプであるピストンポンプ301を備えている。このピストンポンプ301は、シリンダ302及びピストン303を備え、シリンダ302にはカートリッジ装填部6に装填されたインクカートリッジ10のインク排出口部10aに刺し込む中空針304の他端部が連結され、またチューブ36を連結するための接続部305を備えている。
そして、このピストンポンプ301のピストン303は、駆動モータ311の回転をウォームギヤ312を介してウォームホイール313が回転駆動されることで、このウォームホイール313に一体的に設けたカム314によって駆動(往復動)される。
このように構成したこの供給ポンプユニット23においては、インクカートリッジ10がカートリッジ装填部6に装填されることで、インク排出口部10aに中空針304が刺し込まれて、ピストンポンプ301が動作するときに発生する負圧により、インクカートリッジ10内の記録液が中空針304を通ってシリンダ302内に導入され、シリンダ302内に入った記録液はピストン303の往復動作により接続部305からチューブ36を介してサブタンク35へ送液される。
ここで、この画像形成装置におけるインク供給排出系を模式的に説明すると図14に示すようになる。
すなわち、2つのノズル列を有する1つの記録ヘッド34について一体になった2つのサブタンク35A,35Bが接続され、各サブタンク35A,35Bには供給チューブ36A、36Bを介してインクカートリッジ10A、10Bから各色のインクが供給される。
一方、1つの記録ヘッド34については2つのノズル列34n、34nを同時にキャッピングし、吸引を行うためのキャップ92Aが配置されるので、ノズル吸引時には2つのノズル列34n、34nからいずれもインクが吸引される。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図15のブロック図を参照して説明する。この制御部400は、装置全体の制御を司るCPU401と、CPU401が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM402と、画像データ等を一時格納するRAM403と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための不揮発性メモリ(NVRAM)404と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC405とを備えている。
また、この制御部400は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行うためのI/F406と、記録ヘッド34を駆動制御するためのヘッド駆動制御部407及びヘッドドライバ408と、主走査モータ410を駆動するための主走査モータ駆動部411と、副走査モータ412を駆動するための副走査モータ駆動部413、サブシステム91のモータ231を駆動するためのサブシステム駆動部414と、サブタンク35の大気開放を行う駆動ユニット162を駆動するためのサブタンク駆動部415と、供給ポンプユニット23のピストンポンプ301を駆動するモータ311を駆動する供給ポンプ駆動部416と、サブタンク35の検知電極141、142の検知信号及び図示しない各種センサからの検知信号を入力するためのI/O417などを備えている。
また、この制御部400には、この装置に必要な情報の入力及び表示をおこなうための操作パネル418が接続されている。
制御部400は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの印刷データ等をケーブル或いはネットを介してI/F406で受信する。
そして、CPU401は、I/F406に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC405にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ってヘッド駆動制御部407に画像データを転送する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成は、例えばROM402にフォントデータを格納して行っても良いし、ホスト側のプリンタドライバで画像データをビットマップデータに展開してこの装置に転送するようにしても良い。
ヘッド駆動制御部407は、記録ヘッド34の1行分に相当する画像データ(ドットパターンデータ)を受け取ると、この1行分のドットパターンデータを、クロック信号に同期して、ヘッドドライバ408にシリアルデータで送出し、また所定のタイミングでラッチ信号をヘッドドライバ408に送出する。
このヘッド駆動制御部407は、駆動波形(駆動信号)のパターンデータを格納したROM(ROM402で構成することもできる。)と、このROMから読出される駆動波形のデータをD/A変換するD/A変換器を含む波形生成回路及びアンプ等で構成される駆動波形発生回路を含む。
また、ヘッドドライバ408は、ヘッド駆動制御部407からのクロック信号及び画像データであるシリアルデータを入力するシフトレジスタと、シフトレジスタのレジスト値をヘッド駆動制御部407からのラッチ信号でラッチするラッチ回路と、ラッチ回路の出力値をレベル変化するレベル変換回路(レベルシフタ)と、このレベルシフタでオン/オフが制御されるアナログスイッチアレイ(スイッチ手段)等を含み、アナログスイッチアレイのオン/オフを制御することで駆動波形に含まれる所要の駆動波形を選択的に記録ヘッド34のアクチュエータ手段に印加してヘッドを駆動する。
さらに、CPU401はI/O417を介して検知電極141、142の検知信号を取り込んで、サブタンク35のインク量が無くなったか否かを検出する。これにより、液量検知センサを構成している。また、CPU401は、記録ヘッド34から吐出する液滴の数をカウントすることによって消費される液量を計測し、この計測結果に基づいてサブタンク35の液量を算出する。
例えば、液吐出量及び吸引量に関する情報を予め保有している場合には、サブタンク35内の液量を次の(1)式により算出する。
Figure 0004307959
つまり、サブタンク35は可撓性フィルム状部材と弾性部材とを用いて塑性構造体であるためにサブタンク35自体に液量を正確に検出する手段を設けることが困難である。そこで、サブタンク35が満タンのときの容量から、滴吐出量と吐出回数から得られる使用量と吸引した液量の加算した量を減算することで、サブタンク35内の残存液量を精度良く計測することができる。
また、吐出パターン別の液吐出量及び吸引量に関する情報を予め保有している場合には、サブタンク35内の液量を次の(2)式により算出する。
Figure 0004307959
例えば、階調印刷を行う場合には階調パターンに応じた吐出量データをもともと保有しているので、その吐出量データと階調発生回数とを掛け合わせることで、滴吐出量と吐出回数とを掛け合わせるよりも、より精度の高い液量の検出(算出)を行うことができる。
次に、この画像形成装置におけるヘッド回復動作について図16以降をも参照して説明する。
前述したように、サブシステム91においては、モータ231が正転することによってモータギヤ232、中間ギヤ233、ポンプギヤ234、中間ギヤ235、236までが回転し、チューブポンプ220の軸220aが回転することでチューブポンプ220が作動して、回復・保湿用キャップ91A内を吸引する。その他のギヤ238以降は一方向クラッチ237によって回転が遮断されるので回転(作動)しない。
モータ231が逆転することによって、一方向クラッチ237が連結されるので、モータ231の回転が、モータギヤ232、中間ギヤ233、ポンプギヤ234、中間ギヤ235、236、238、239を経てカムギヤ240に伝達され、カム軸221が回転する。このとき、チューブポンプ220はポンプ軸220aの逆転では回転しない構造となっている。
そこで、図16を参照して、記録ヘッド34の回復動作を行うときには、回復動作を行なう記録ヘッド34をキャップ92Aの位置にした状態にした後、同図(e)に示すように、時点t0で、当該記録ヘッド34に対応する2つのサブタンク35A、35B(図14参照)内の負圧絶対値を下げる、或いは2つのサブタンク35A、35Bの負圧が同じになるようにするために、供給ポンプユニット23を駆動して、対応するインクカートリッジ10からサブタンク35に対してインクを供給する供給工程を行なう。
この場合、図17に示すように、1つの記録ヘッド34に対応する2つのサブタンク35A、35Bのいずれに対しても所要量のインクを供給することができる。所要量のインクの供給は、例えば供給ポンプユニット23のピストンポンプ301の駆動時間などで管理することができる。
すなわち、2つのサブタンク35A、35Bのいずれに対してもインク供給を行なうだけでも、サブタンク35A、35B内の負圧絶対値が下がり、両者のサブタンク35A、35B間での負圧絶対値に差が少なくなるので、記録ヘッド34のノズル面をキャップ92Aでキャッピングしたときに一方のサブタンク側から他方のサブタンク側へのインクの移動が抑えられ、混色を防止ないし抑制することができる。
また、2つのサブタンク35A、35Bのいずれにもインクを供給する場合、図18に示すように、サブタンク35A、35Bがいずれも満タンになるまでインクを供給することもできる。満タン検知は、検知電極141、142間の抵抗値の変化で行なえることは前述したとおりである。
このようにすれば、サブタンク35A、35Bの負圧を簡単にほぼ同じにすることができる。ただし、この場合には、回復動作毎に満タンになるまでインク供給を行なうことになる。
さらに、前述したように各色の消費量を計測しているので、図19に示すように、この消費量の計測結果に基づいて、サブタンク35A,35Bのうちの消費量が多いサブタンクを判別して、消費量が多い一方のサブタンクに対して他方のサブタンクの内容量と同じになるまでインク供給を行なうようにすることもできる。このようにすれば、両方のサブタンク35A、35Bの内容量をほぼ同じにすることができ、負圧をほぼ同じにすることができる。
さらにまた、図20に示すように、インク消費量の計測結果に基づいて、サブタンク35A,35Bのうちの消費量が多いサブタンクを判別して、消費量が多い一方のサブタンクに対して他方のサブタンクの内容量と同じになるまでインク供給を行ない、更に両方のサブタンク35A、35Bに対して所要量のインクを供給するようにすることもできる。このようにすれば、両方のサブタンク35A、35Bの負圧絶対値を下げることができるとともに、内容量をほぼ同じにすることができ、負圧をほぼ同じにすることができる。
これらの場合、サブタンク35A,35Bの負圧が印字可能範囲の負圧よりも低くなるようにインク供給を行なうことが好ましい。
すなわち、インクカートリッジ10とサブタンク35を用いたインク供給系において、サブタンク35による負圧を形成する構成を採用した場合、極端な負圧状態でのヘッド吸引を行うと、かえって混色、気泡巻きこみを生じるおそれが生じる。そこで、これを防止するため、サブタンク35の負圧を印字可能範囲の負圧よりも低くなるようにすることで、適正な(負)圧状態に戻すことができ、過負圧による気泡の巻き込みや混色を防止することができる。
以上のようにしてサブタンク35に対してインク供給を行なった後、回復工程を実行する。つまり、図16に戻って、時点t1で、同図(a)に示すようにモータ231を逆転してカム軸121を回転させてキャップ92Aを上昇させて記録ヘッド34のノズル面をキャッピングし、同図(b)に示すようにモータ231を正転してチューブポンプ220を作動させて記録ヘッド34のノズルから吸引する第1工程を行う。
この第1工程に引き続いて、時点t2で、同図(a)に示すように、モータ231を逆転させることでカム軸221を回転させ、これにより、キャップ92Aを記録ヘッド34のノズル面から離間させる第2工程を行う。
この第2工程に引き続いて、時点t3で、同図(c)に示すようにワイパーブレード93がワイピング位置(ノズル面と接触する位置)に上昇し(清浄化第1工程)、この状態で同図(d)に示すようにキャリッジ33を移動させることにより、記録ヘッド34のノズル面をワイパーブレード93で拭きとって清浄化し(清浄化第2工程)た後、ワイパーブレード93を下降させてノズル面から離間させる(清浄化第3工程)第3工程を行う。
この第3工程に引き続いて、時点t4で、同図(b)に示すようにチューブポンプ220を作動させてキャップ92A内のインクを吸引する第4工程を行う。
このように、第1工程でノズルから記録液を吸引した後、すぐにキャップを離間させるので、吸引された液体とノズル面との接触時間が可能な限り短くでき、これにより、回復用キャップを複数の色のヘッドで共用する場合の混色を低減することができ、また、離間後、すぐにノズル周囲を清浄化するため、より混色の低減を図ることができる。
なお、ここでは、上述したように、キャップ92Aで記録ヘッド34のキャッピングを行う前にインクカートリッジ10からサブタンク35へのインク供給を行なうようにしているが、キャップ92Aで記録ヘッド34のキャッピングを行なう途中で、あるいは、キャップ92Aで記録ヘッド34のキャッピングを行なった後吸引ポンプ220を作動させる前(いずれの場合も「ヘッド吸引を行う前」である。)にインクカートリッジ10からサブタンク35へのインク供給を行なうようにすることもできる。
また、同図(f)に示すように、第1工程から第2工程に移行して、キャップ92Aを記録ヘッド34のノズル面から離間させるときに、記録ヘッド34を駆動してインク滴を吐出するようにしている。
これにより、キャップ離間時の圧力低下によってノズル内のメニスカスが変動し、気泡巻きこみが生じることを一層確実に防止することができる。
このような回復方法は、特に吐出するインク(記録液)の25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sである場合に特に有効である。すなわち、一般的なインクジェット記録装置で用いるインクは粘度が低めで、その場合は、キャップを離間させるときに気泡を巻き込みやすい。
そこで、このような高粘度のインクを使用するようにすれば、流動抵抗によりキャップ離間時の圧力低下に抗してメニスカスを保持することができ、これにより気泡巻きこみを未然に防ぐことができるようになる。
そこで、上述した本発明を適用した画像形成装置において使用した記録液であるインクについて説明する。なお、インクのポリマーエマルジョンは後述する製造例に従い作製したものである。
また、インクに使用する湿潤剤としては、グリセリン、1,3−ブタンジオール、トリエチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、プロピレングリコール、1,5−ペンタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、およびトリメチロールエタンから選ばれた少なくとも1種類以上を使用する。
また、炭素数8以上で11以下のポリオールまたはグリコールエーテル、アニオンまたはノニオン系界面活性剤を添加してある。
その例としては、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、 2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、下記(I)ないし(VII)の構造の物質を挙げることができる。
Figure 0004307959

(R1:炭素数6〜14の分岐してもよいアルキル基、m:3〜12、
M:アルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、第4級ホスホニウム、アルカノールアミン)
Figure 0004307959

(R2:炭素数5〜16の分岐したアルキル基、
M:アルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、第4級ホスホニウム、アルカノールアミン)
Figure 0004307959

(Rは分岐しても良い6〜14の炭素鎖、k:5〜20)
Figure 0004307959

(Rは分岐しても良い炭素数6から14の炭素鎖、n:5〜20)
Figure 0004307959

(Rは炭素数6から14の炭素鎖、m,n:m、n≦20)
Figure 0004307959

(Rは炭素数6から14の炭素鎖、m,n:m、n≦20)
Figure 0004307959

(p、qは0〜40)
これらの添加により、インクの表面張力が35mN/cm以下まで下がる。表面張力を35dyne/cm以下とすることによって、印写画像において特に紙への浸透速度を上げることができる。また、25℃におけるインク粘度を5mPa・sec以上にすることで、画像濃度を上げることができる。
そこで、インクの製造例について説明する。
〔インク製造例〕
下記方法でインクを作製した。
(参考例1)フタロシアニン顔料含有ポリマー微粒子分散体の調整
特開2001−139849号公報に開示されている調整例3を追試して青色のポリマー微粒子分散体を得た。ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は93nmであった。
(参考例2)ジメチルキナクリドン顔料含有ポリマー微粒子分散体の調整
上記参考例1のフタロシアニン顔料をピグメントレッド122に変更したほかは参考例1と同様にして赤紫色のポリマー微粒子分散体を得た。ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は127nmであった。
(参考例3)モノアゾ黄色顔料含有ポリマー微粒子分散体の調整
参考例1のフタロシアニン顔料をピグメントイエロー74に変更したほかは参考例1と同様にして黄色のポリマー微粒子分散体を得た。ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は76nmであった。
(参考例4)ジアゾ化合物処理したカーボンブラック分散液1
表面積が230m/gでDBP吸油量が70ml/100gのカーボンブラック100gと、p−アミノ−N−安息香酸34gとを水750gに混合分散し、これに硝酸16gを滴下して70℃で撹拌した。5分後、50gの水に11gの亜硝酸ナトリウムを溶かした溶液を加え、更に1時間撹拌した。得られたスラリーを10倍に希釈し遠心処理し粗大粒子を除き、pHをジエタノールアミンにて調整しpH8−9とし、限外濾過膜にて脱塩濃縮し顔料濃度15%のカーボンブラック分散液とした。このものをポリプロピレンの0.5μmフィルターにてカーボンブラック分散液1とした。マイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は99nmであった。
以下にインクの実施例を示すが、これらに限定されるものではない。なお、各成分の量(%)は重量基準である。
〔シアンインク〕
下記処方のインク組成物を作成し、pHが9になるように水酸化リチウム10%水溶液にて調整した。その後、平均孔径0.8μmのメンブレンフィルターで濾過を行いインク組成物を得た。
参考例1のフタロシアニン顔料含有ポリマー微粒子 10.0wt%(固形分として)
1,3−ブタンジオール 25.0wt%
グリセロール 8.5wt%
CH3(CH212O(CHCHO)3CHCOOH
の活性剤 2.0wt%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 1.8wt%
プロキセルLV(防腐剤) 0.1wt%
消泡剤 0.05wt%
イオン交換水 残量
〔マゼンタインク〕
下記組成物を用いる以外はシアンインクと同様にし、pHを水酸化ナトリウムで9にしてインク組成物を調製した。
参考例2のジメチルキナクリドン顔料含有ポリマー微粒子 0.5wt%(固形分として)
1,3−ブタンジオール 22.0wt%
グリセロール 7.0wt%
ポリオキシアルキレン誘導体ディスパノール TOC 2.0wt%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0wt%
プロキセルLV(防腐剤) 0.05wt%
消泡剤 0.1wt%
イオン交換水 残量
〔イエローインク〕
下記組成物を用いる以外はシアンインクと同様にし、pHを水酸化リチウムで9にしてインク組成物を調製した。
参考例3のモノアゾ黄色顔料含有ポリマー微粒子 10.0wt%(固形分として)
1,3−ブタンジオール 23.5wt%
グリセロール 7.5wt%
ポリオキシアルキレン誘導体ディスパノール TOC 2.0wt%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0wt%
プロキセルLV(防腐剤) 0.05wt%
消泡剤 KM72F 0.1wt%
イオン交換水 残量
〔黒インク〕
下記組成物を用いる以外はシアンインクと同様にし、pHを水酸化ナトリウムで9にしてインク組成物を調製した。
参考例4のジアゾ化合物処理したカーボンブラック分散液1 10.0wt%(固形分として)
1,3−ブタンジオール 22.5wt%
グリセロール 7.5wt%
N−メチル−2−ピロリドン 2.0wt%
CH3(CH212O(CHCHO)3CHCOOH 2.0wt%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0wt%
プロキセルLV(防腐剤) 0.2wt%
消泡剤 0.1wt%
イオン交換水 残量
これらのインク物性は、表1のとおりであった。
Figure 0004307959
これらの記録液を使用して記録ヘッド34の回復動作を行なったところ、気泡巻き込みもなく、混色も生じないヘッドの回復を行なうことができた。
なお、本発明に係る空吐出受け及び画像形成装置は、インクジェットプリンタ以外にも、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機などにも適用することができる。さらに、インク以外の液体(記録液)、例えばレジスト、医療分野におけるDNA試料を吐出させる画像形成装置などにも適用することがで、特に粘度の高い記録液を使用する画像形成装置に効果的である。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す前方側から見た斜視説明図である。 同画像形成装置の機構部の一例を示す概略説明図である。 同機構部の概略平面説明図である。 同機構部の要部模式的斜視説明図である。 同装置のヘッド構成を説明する説明図である。 インク供給装置に係わる部分の分解斜視説明図である。 サブタンクの分解斜視説明図である。 同サブタンクの模式的側面説明図である。 図8のA−A線に沿う概略断面説明図である。 可撓性フィルム状部材の説明図である。 サブシステムの平面説明図である。 サブシステムの概略構成説明図である。 供給ポンプユニットの概略説明図である。 同記録装置のインク供給排出系の模式的全体説明図である。 同記録装置の制御部の概略ブロック説明図である。 回復動作の説明に供するタイミング説明図である。 同回復動作で行なうサブタンクに対するインク供給動作の第1例の説明に供するフロー図である。 同回復動作で行なうサブタンクに対するインク供給動作の第2例の説明に供するフロー図である。 同回復動作で行なうサブタンクに対するインク供給動作の第3例の説明に供するフロー図である。 同回復動作で行なうサブタンクに対するインク供給動作の第4例の説明に供するフロー図である。
符号の説明
1…装置本体
2…給紙トレイ
3…排紙トレイ
6…インクカートリッジ装填部
10…インクカートリッジ
21…フレーム
33…キャリッジ
34a、34b…記録ヘッド
35、35A、35B…サブタンク
36…チューブ
91…サブシステム
92A、92B…キャップ
93…ブレード

Claims (9)

  1. 異なる色の液滴を吐出する複数のノズル列を有する液滴吐出ヘッドと、
    この液滴吐出ヘッドに各色の記録液を供給する複数のサブタンクと、
    前記液滴吐出ヘッドの複数のノズル列を同時にキャピングする1つのキャップを含む維持回復機構と、を備え、
    前記維持回復機構のキャップで前記液滴吐出ヘッドの複数のノズル列を同時にキャピングして、前記液滴吐出ヘッドのノズル側から吸引を行う前に、前記複数のサブタンクのうちの相対的に内容量が少ないサブタンクに対してのみ記録液の供給を行なう手段を備えている
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置において、前記複数のサブタンクの内容量が同じになるように記録液の供給を行うことを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の液体吐出装置において、前記サブタンクに対する記録液の供給は、前記液滴吐出ヘッドから吐出した記録液の消費量に基づいて行なうことを特徴とする液体吐出装置。
  4. 異なる色の液滴を吐出する複数のノズル列を有する液滴吐出ヘッドと、
    この液滴吐出ヘッドに各色の記録液を供給する複数のサブタンクと、
    前記液滴吐出ヘッドの複数のノズル列を同時にキャピングする1つのキャップを含む維持回復機構と、を備え、各サブタンクにメインタンクから記録液を供給するようにした液体吐出装置における回復方法において、
    前記複数のサブタンクのうちの相対的に内容量が少ないサブタンクに対してのみ記録液の供給を行なう供給工程を行なった後、前記維持回復機構のキャップで前記液滴吐出ヘッドの複数のノズル列を同時にキャピングしてこのキャップを介してノズルから吸引を行う回復工程を行なう
    ことを特徴とする液体吐出装置の回復方法。
  5. 請求項に記載の液体吐出装置の回復方法において、前記回復工程では、
    前記ヘッドのノズル面をキャップで覆い、このキャップに接続された吸引手段を作動させて前記キャップを介してノズルから吸引を行う第1工程と、
    この第1工程に引き続いて、前記ノズル面から前記キャップを離間させる第2工程と、
    この第2工程に引き続いて、清浄化手段により前記ノズル周辺を清浄にする第3工程と、
    この第3工程に引き続いて、前記吸引手段を作動させて前記キャップ内のインクを吸引する第4工程と
    を含むヘッドの回復動作を行なうことを特徴とする液体吐出装置の回復方法。
  6. 請求項に記載の液体吐出装置の回復方法において、前記液滴吐出ヘッドのノズル面からキャップを離間するときにノズルから液滴を吐出させることを特徴とする液体吐出装置の回復方法。
  7. 液滴吐出ヘッドから記録液の液滴を吐出した被記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、請求項1ないしのいずれかに記載の液体吐出装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 液滴吐出ヘッドから記録液の液滴を吐出した被記録媒体に画像を形成し、前記液滴吐出ヘッドの回復動作を行う回復手段を備えている画像形成装置において、前記回復手段は請求項ないしのいずれかに記載の回復方法を行なうことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項又はに記載の画像形成装置において、前記記録液は25℃における粘度が5mPa・s〜20mPa・sであることを特徴とする画像形成装置。
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