JP4347665B2 - 記録液用ポンプ、記録液供給装置及び画像形成装置 - Google Patents

記録液用ポンプ、記録液供給装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は記録液用ポンプ、記録液供給装置及び画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、これらの複合機、プロッタ等の各種画像形成装置として、キャリッジ上に記録液の液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを用いた記録ヘッドと、この記録ヘッドに記録液を供給するための小容量のサブタンクを搭載し、一方、液体保管タンクである大容量のメインカートリッジ(メインタンク)を装置本体側に設置し、メインタンクとサブタンクとを記録液供給チューブを介して接続して、装置本体側のメインタンクからサブタンクに記録液を補充供給するようにした装置が知られている。
特開2000−77434号公報 特許第2563784号公報
また、液滴吐出ヘッドを用いる画像形成装置においては、ヘッドの信頼性の維持回復動作のために排出された記録液を吸引して廃液タンクに排出するための吸引ポンプも使用される。
特開平9−109420号公報
ところで、このような画像形成装置に使用される記録液用ポンプは、上記特許文献3にも開示されているように、シリンダ内に摺動可能に配設したピストンを装着したピストンロッドを外部から移動させることにより、吸引口から前記シリンダ内に導入した記録液を排出口から排出する構成となっている。
このようなシリンダとこのシリンダ内を摺動するピストンとを含むポンプにおいては、シリンダとピストンに固定されるピストンロッドとの間をシールしなければならないので、一般的にはシリンダ側に固定したO−リングなどのシール部材を用いて、ピストンロッドがO−リング内周面に摺接して往復動するようになっている。
しかしながら、上述したようにシリンダとピストンロッドの間のシール材がピストン動作時にはピストンロッド外周面に摺接するポンプにあっては、経時的な使用による摩耗によってシール性が低下する。
また、外部に接するピストンロッドには空気中のゴミが付着する可能性を排除できないため、ゴミが付着したまま動作を繰り返すうちに、シール材に傷を付けることになり、結果として記録液の洩れや空気混入による動作不良が発生するおそれがある。
これに対しては、ピストンロッドの外径に対してシール材の内径を大きくオーバーラップさせることが考えられるが、このようにすると、摺動抵抗が増加し、ピストンを駆動する駆動系が大型化しコストが高くなる。
さらに、記録液を用いる画像形成装置においては、高品質化を図るために、顔料系記録液など高粘度の記録液を使用することが好ましいが、その反面、高粘度の記録液は長期間放置されると水分の蒸発によって増粘して、固まるなどの問題がある。
本発明者らの実験によると、上述したようにピストンロッドがシール部材に摺接しながら往復動を行うポンプを用いて、高粘度、特に25℃における粘度が5mPa・sec以上のインクジェット記録用記録液を用いて供給、放置を繰り返したところ、増粘した記録液によってピストンロッドとシール部材であるO−リングが張付いて動きづらくなる現象が確認された。
本発明は上記の課題と知見に基づいてなされたものであり、シール性、耐久性に優れ、高粘度記録液でも動作不良に陥らない記録液用ポンプ、この記録液用ポンプを用いた記録液供給装置、記録液用ポンプ又は記録液供給装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る記録液用ポンプは、
シリンダ内に摺動可能に配設されたピストンで前記シリンダ内に第1室及び第2室が形成され、
前記ピストンが所定範囲で移動可能に装着され、外部から進退可能なピストンロッドを有し、
前記ピストロッドの内部には、前記ピストンの移動で開閉されて、前記ピストンロッドが一方向に移動するときに前記第1室と第2室との間を閉じ、他方向に移動するときには前記第1室と第2室との間を開く流路が形成され、
前記ピストンロッドが一方向に移動するときに前記流路が閉じて前記第1室に吸引口から記録液が導入されるとともに、前記第2室から記録液が排出され、前記ピストンロッドが他方向に移動するときに前記流路が開いて前記第1室から前記第2室に記録液が流入し、
さらに、前記ピストンロッドの中間部分と前記シリンダとの間には、前記ピストンに対向して前記第1室の壁面を形成するとともに、前記ピストンロッドと共に移動可能で、前記ピストンロッドと前記シリンダとの間をシールする蛇腹状のシール部材が設けられている
構成とした。
本発明に係る記録液供給装置は、メインタンクの記録液を本発明に係る記録液用ポンプによってチューブを介してサブタンクに供給する構成としたものである。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る記録液用ポンプ又は本発明に係る記録液供給装置を備えている構成としたものである。
本発明に係る記録液用ポンプによれば、シリンダ内に摺動可能に配設されたピストンで前記シリンダ内に第1室及び第2室が形成され、前記ピストンが所定範囲で移動可能に装着され、外部から進退可能なピストンロッドを有し、前記ピストロッドの内部には、前記ピストンの移動で開閉されて、前記ピストンロッドが一方向に移動するときに前記第1室と第2室との間を閉じ、他方向に移動するときには前記第1室と第2室との間を開く流路が形成され、前記ピストンロッドが一方向に移動するときに前記流路が閉じて前記第1室に吸引口から記録液が導入されるとともに、前記第2室から記録液が排出され、前記ピストンロッドが他方向に移動するときに前記流路が開いて前記第1室から前記第2室に記録液が流入し、さらに、前記ピストンロッドの中間部分と前記シリンダとの間には、前記ピストンに対向して前記第1室の壁面を形成するとともに、前記ピストンロッドと共に移動可能で、前記ピストンロッドと前記シリンダとの間をシールする蛇腹状のシール部材が設けられている構成としたので、耐久性及びシール性が向上するとともに、高粘度記録液に対しても動作不良に陥ることを防止できる。
本発明に係る記録液供給装置によれば、本発明に係る記録液用ポンプを備えているので、安定して記録液を供給することができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る記録液用ポンプ又は本発明に係る記録液供給装置を備えているので、安定した記録液の供給や排出を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る記録液用ポンプを含む本発明に係る記録液供給装置を含む本発明に係る画像形成装置の一例について図1を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置を前方側から見た斜視説明図である。
この画像形成装置は、装置本体1と、装置本体1に装着した用紙を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に装着され画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備え、さらに、装置本体1の前面4の一端部側には、前面4から前方側に突き出し、上面5よりも低くなったカートリッジ装填部6を有し、このカートリッジ装填部6の上面に操作キーや表示器などの操作部7を配置している。カートリッジ装填部6には、液体補充手段としての液体保管用タンクであるメインタンク(以下、「インクカートリッジ」という。)10が交換可能に装着され、また、開閉可能な前カバー8を有している。
次に、この画像形成装置の機構部について図2ないし図4を参照して説明する。なお、図2は同機構部の全体構成を説明する概略構成図、図3は同機構部の要部平面説明図、図3は同機構部の要部模式的斜視説明図である。
フレーム30を構成する左右の側板30A、30B(図3参照)に横架したガイド部材であるガイドロッド31とステー32とでキャリッジ23を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによって図3で矢示方向(キャリッジ走査方向:主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、記録液滴(インク滴)を吐出するための液滴吐出ヘッドであるインクジェットヘッドからなる複数の記録ヘッド34を複数のノズルを主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
ここで、記録ヘッド34は、例えば、イエロー(Y)の液滴を吐出する記録ヘッド34y、マゼンタ(M)の液滴を吐出する記録ヘッド34m、シアン(C)の液滴を吐出する記録ヘッド34c、ブラック(Bk)の液滴を吐出する記録ヘッド34bとで構成している。なお、「記録ヘッド34」というときは色を区別しないものとする。
ヘッド構成は、これらの例に限るものではなく、1又は複数の色の液滴を吐出する1又は複数のノズル列を有する記録ヘッドを1又は複数用いて構成することもできる。
記録ヘッド34を構成する液滴吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを液滴を吐出するためのエネルギー発生手段として備えたものなどを使用できる。
この記録ヘッド34にはドライバICを搭載し、図3に示すように、図示しない制御部との間でハーネス(FPCケーブル)22を介して接続されている。
また、キャリッジ33には、各記録ヘッド34にそれぞれ各色の記録液を供給するための各色のサブタンク35y、35m、35c、35k(色を区別しない場合は「サブタンク15」という。)を搭載している。
このサブタンク35y、35m、35c、35kには、図3及び図4に示すように、4本のチューブ36y、36m、36c、36k(各色を区別しない場合は「チューブ36」という。)で構成される記録液供給チューブ37を介して前述した各色のインクカートリッジ10(各色を区別する場合には、「インクカートリッジ10y、10m、10c、10k」という。)から記録液を供給するようにしている。なお、個々のチューブ36も記録液を供給する記録液供給チューブである。
ここで、インクカートリッジ10は、図3にも示すように、カートリッジ装填部6に収納され、このカートリッジ装填部6にはインクカートリッジ10内の記録液を送液するための供給ポンプユニット23が設けられている。
また、インクカートリッジ装填部6からサブタンク35に至るまでの記録液供給チューブ37は這い回しの途中でフレーム21を構成する後板21Cに本体側ホルダ25にて固定保持されている。さらに、キャリッジ33上でも固定リブ26にて固定されている。
一方、給紙トレイ3の用紙積載部(底板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側で搬送するための搬送部として、用紙42を静電吸着して搬送するための搬送ベルト51と、給紙部からガイド45を介して送られる用紙42を搬送ベルト51との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ52と、略鉛直上方に送られる用紙42を略90°方向転換させて搬送ベルト51上に倣わせるための搬送ガイド53と、押さえ部材54で搬送ベルト51側に付勢された先端加圧コロ55とを備えている。また、搬送ベルト51表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。
ここで、搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ57とテンションローラ58との間に掛け渡されて、図3のベルト搬送方向に周回するように構成している。帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に各2.5Nをかけている。
また、搬送ベルト51の裏側には、記録ヘッド54による印写領域に対応してガイド部材61を配置している。このガイド部材61は、上面が搬送ベルト51を支持する2つのローラ(搬送ローラ57とテンションローラ58)の接線よりも記録ヘッド34側に突出している。これにより、搬送ベルト51は印写領域ではガイド部材61の上面にて押し上げられてガイドされるので、高精度な平面性を維持される。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪71と、排紙ローラ72及び排紙コロ73とを備え、排紙ローラ72の下方に排紙トレイ3を備えている。ここで、排紙ローラ72と排紙コロ73との間から排紙トレイ3までの高さは排紙トレイ3にストックできる量を多くするためにある程度高くしている。
また、装置本体1の背面部には両面給紙ユニット81が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット81は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ52と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面給紙ユニット81の上面には手差し給紙部82を設けている。
さらに、図3に示すように、キャリッジ33の走査方向の一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構(以下「サブシステム」という。)91を配置している。このサブシステム91には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材92と、ノズル面をワイピングするためのワイパーブレード93と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け部94などを備えている。
また、図3に示すように、キャリッジ33の走査方向の他方側の非印字領域には、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け95を配置し、この空吐出受け95には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口96などを備えている
このように構成したインクジェット記録装置においては、給紙トレイ2から用紙22が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙22はガイド25で案内され、搬送ベルト31とカウンタローラ32との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド33で案内されて先端加圧コロ35で搬送ベルト31に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御回路によって高圧電源から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に静電的に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ33はサブシステム91側に移動されて、キャップ92で記録ヘッド34をキャッピングされ、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止し、また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する回復動作を行って安定した吐出性能を維持する。
次に、この画像形成装置における記録液供給装置としての供給ポンプユニット23について図5をも参照して説明する。なお、図5は供給ポンプユニット23の概略を説明する説明図である。
供給ポンプユニット23には、インクカートリッジ10からサブタンク35に記録液を送液するための記録液用ポンプであるピストンポンプ201を備えている。このピストンポンプ201は、シリンダ202及びピストン203を備え、シリンダ202にはカートリッジ装填部6に装填されたインクカートリッジ10のインク排出口部10aに刺し込む中空針204の他端部が連結され、また記録液供給チューブ37を構成するチューブ36を連結するための接続部205を備えている。
そして、このピストンポンプ201のピストン203は、駆動モータ211の回転をウォームギヤ212を介してウォームホイール213が回転駆動されることで、このウォームホイール213に一体的に設けたカム214によって駆動(往復動)される。
このように構成したこの供給ポンプユニット23においては、インクカートリッジ10がカートリッジ装填部6に装填されることで、インク排出口部10aに中空針204が刺し込まれて、ピストンポンプ201が動作するときに発生する負圧により、インクカートリッジ10内の記録液が中空針204を通ってシリンダ202内に導入され、シリンダ202内に入った記録液はピストン203の往復動作により接続部205からチューブ36を介してサブタンク35へ送液される。
そこで、この供給ポンプユニット23の本発明に係る記録液用ポンプであるピストンポンプ201の詳細について図6及び図7を参照して説明する。なお、図6は同ピストンポンプ201の要部断面図、図7は図6の要部拡大図である。
このピストンポンプ201は、シリンダ202内周面にピストン203を摺動自在に嵌装して、シリンダ202内にピストン203で隔成された第1室211及び第2室212を形成している。第1室211はシリンダ202の側壁に形成した導入口213に連通し、この導入口213に中空針204を接続している。第2室212はチューブ36を接続する接続部205に連通している。
そして、ピストン203にはピストンロッド(ピストン軸)215の一端部に摺動可能に装着し、このピストンロッド211の一端部外周側にはピストン203の移動範囲を規制するストッパ部216、217を形成し、また、ピストンロッド211の一端部の内部にはピストン203の移動で開閉される流路218を形成している。
また、シリンダ202の開口部とピストンロッド215との間には、ピストンロッド215の往復動を可能にするとともに第1室211をシールするためのシール部材221を設けている。このシール部材221の材質としてはシリコーンゴム又はEPDMが好ましく、これらの材質のものは弾力性、耐寒性に優れ、後述するようにピストン203の往復動に伴って繰り返し変形移動させた場合でもシール性が低下しない。
このシール部材221の外周縁部223はシリンダ202側にキャップ部材220で押圧して保持し、内周縁部224はピストンロッド215の外周面に設けた突起部215a、215a間に嵌め込んで保持し、ピストンロッド215に移動に同動して移動するようにしている。
そして、シール部材221のピストンロッド215とシリンダ202との間の部分222は、他の部分(シリンダ202の開口端部に保持する外周縁部223、ピストンロッド215に保持する内周縁部224)よりも厚みを薄く(この例では0.3〜3mm程度)形成して、所謂蛇腹状にすることによって撓み易くしている。
また、シール部材221とシリンダ202の開口端部との接触部(嵌合部)は、図7に示すように、シリンダ202の端面202aに凸部225を形成し、シール部材221の外周縁部223に凸部225が嵌合する凹部226を形成して凹凸嵌合させ、シール部材221をキャップ部材220でシリンダ202の端面に押圧して保持している。なお、シリンダ202側を凹部、シール部材221側を凸部にすることもできる。
さらに、シリンダ202の開口端部にシール部材221を押圧保持するキャップ部材220とピストンロッド215の係止部215bとの間には、ピストンロッド215を第2室212側に付勢する戻しスプリング228を介装している。
このように構成したピストンポンプ201においては、ピストンロッド215が図6で矢示C方向に上昇する(第2室212側に移動する)とき、ピストン203はストッパ部216側に当接して流路218を閉じるので、ピストン203の移動(往動)によって第1室211の容積が拡大して負圧状態になり、これにより、インクカートリッジ10から中空針204及び導入口213を介して第1室211に記録液が導入される。このとき、第2室212内の記録液は第2室212の容積が縮小することによって接続部205からチューブ36に排出される(送り出される。)。
そして、ピストンロッド215が図6で矢示D方向に下降する(第1室211側に移動する)とき、ピストン203はストッパ部217側に当接して流路218を開くので、ピストン203の移動(復動)によって第1室211の容積が縮小して第1室211の記録液が流路218を通じて第2室212側に流入する。
このようなピストン203の往復動によってインクカートリッジ10から記録液を第1室211に導入して、第2室212からサブタンク35側(ヘッド側)に記録液を排出して供給する。
このようにピストン203を往復移動させるためにピストンロッド215が往復移動するとき、シリンダ202とピストンロッド215との間に設けたシール部材221はピストンロッド215に内周縁部224が保持され、外周縁部223がシリンダ202の端面202aに押圧保持され、蛇腹状に形成されているので、シール部材221はピストンロッド215の移動に同動して撓みながら移動し、シール部材221とピストンロッド215とは摺動する部分がなくなる。
これによって、ピストンロッド215の往復動によってシール部材221が磨耗などしてシール性や耐久性が低下すること、ピストンロッド215のシリンダ202外の部分に付着したゴミなどが第1室211内に侵入して動作不良を生じることなどを生じなくなる。
また、使用する記録液が顔料系インクなどで高粘度の記録液の場合に、シール部材221とピストンロッド215との間で記録液が増粘してピストンロッド215とシール部材221が張り付いて動作不良になるようなことも防止できる。
さらに、このピストンポンプ201においては、シリンダ202とシール部材221とを凹凸嵌合させてシール部材221を保持しているので、シリンダ202内の第1室211の負圧が高まっても、シール部材221の一部又は全部が第1室211側に引き込まれることを防止でき、安定した動作を行なうことができる。
なお、ここでは、シール部材221はシリンダ202の開口端面202aに押圧接触させている例で説明しているが、例えば図8に示すように、シリンダ202の開口端面202aの凸部225が嵌まり込む凹部226を形成するとともに、シリンダ202の内周面に当接する凸部227を形成して、よりシール性を高めるようにすることもできる。
なお、このピストンポンプ(記録液用ポンプ)は、記録液供給装置だけでなく、サブシステムにおいてヘッドのノズルから記録液を吸引したり、キャップ部材内の吐出した記録液を吸引したりするための、吸引ポンプとしても使用することができる。
次に、このピストンポンプ201を駆動するための駆動機構の詳細について図9をも参照して説明する。なお、図9は同機構の平断面説明図である。
モータ211のウォームギヤ212に噛み合うウォームホイール213の軸(以下「ホイール軸」という。)231は、中央部にウォームホイール213を設け、両端の軸部231A,231Bの端部に、2つのピストンポンプ201を駆動するためのカム214A、214Bを回転可能に装着している。これらのカム214A、214Bは図6に示したようにホイール軸231の軸部231A、231Bに対して回転中心を偏心させて装着している。
なお、2つのピストンポンプ201は、それぞれ異なる色のインクカートリッジ10に対応する。また、カム214A、214Bの外周面に当接するピストンロッド215A、215Bは分かりやすくするため、図6とは位置を90度ずらして図示している。
そして、ホイール軸231の両側の軸部分231A、231Bの外周にはスプリング232A、232Bをそれぞれ嵌装し、スプリング232A、232Bのカム側端部はカム214A、214Bに形成した係止孔214aに係止している。また、スプリング232A、232Bの巻き方向は逆方向にしている。
このように構成したので、モータ211のウォームギヤ212の回転力はウォームホイール213に伝達されて、ホイール軸231が例えば矢示Fに回転する。このホイール軸231の回転力により、例えば、ホイール軸231の軸部231Aの外周面とスプリング232Aの内径部の摺動負荷によって、スプリング232Aの一端は回転しようとする。このとき、スプリング232Aの他方部232aは外周部に当接しているピストンロッド215Aの摺動負荷により回転することを規制されているカム214Aに設けられた係止孔214aに引っかかり、カム214Aはホイール軸231に対して回転可能であるので、スプリング231Aは自由に回転できない。
これにより、スプリング232Aは内径が小さくなる方向に巻かれることになり、スプリング232Aのホイール軸231外周部に対する当接圧が高まることで発生する回転力T1が、ピストンロッド215Aから発生するブレーキ力によりカム214Aを止める回転力T2を越えた段階で、カム214Aも回転し始める。
このカム214Aの回転運動によって、カム214Aに当接しているピストンロッド215Aが押されて、例えば図6で矢示C方向に移動する。ピストンロッド215はその位置を元にもどすための弾性部材(ここでは戻しスプリング228)により往復運動を行える。
なお、ホイール軸231が矢示F方向と逆方向の矢示G方向に回転するときには、スプリング232Aは内径が小さくなる方向に巻かれないので、カム214Aがホイール軸231とともに回転することはなくなる。つまり、ホイール軸231とこのホイール軸231に回転自在に装着したカム214及びスプリング232で一方向クラッチを構成している。
ここで、高粘度記録液を使用した場合に生じやすい記録液の増粘や凝固によって、シリンダ202とピストン203との張り付きなどにより生じた過負荷によって、ピストン203が動きにくくなった場合、ピストンロッド215Aからカム214Aに対するブレーキ力が増大する。
このようにカム214に対するブレーキ力が増大すると、スプリング232Aとウォームホイール軸231の外周面との摺動負荷を越えてしまい、スプリング232Aとホイール軸231との間で滑りが生じる。これにより、トルクリミッタの役割を果たし過負荷時の安全装置となる。
つまり、ピストンポンプを駆動する駆動機構として、動力源(ここではモータ)の回転力を伝達するカム一体型のウォームホイールを用いてピストンロッドを介してピストンを駆動する構成とした場合、装置の長期放置等により供給経路内で水分蒸発して記録液が増粘したとき、極低温下において記録液の粘度が極端に上昇しているとき、極端に流体抵抗が上昇すると、ポンプの送液圧により供給経路の内圧が極端に上昇し最悪の場合には供給経路の一部(主にジョイントシール部)から記録液洩れが発生し、装置にダメージを与えることになる。また、記録液洩れは装置に対するダメージのみならず設置されたユーザーの環境汚れにつながることもあり避けなければならない。さらに、極低温環境においては記録液は流体から固体に変化することも考えられるが、その際、動力源の焼損や駆動系(ここではカム一体型ウォームホイール)が破損しそのままでは復帰できない事態が生じ得る。
そこで、上記のようにウォームホイールとカムとの間に一方向クラッチ手段を介在させることで、ピストンからのブレーキがカムに所定以上かかる場合にはカムがウォームホイールに対して回転できるようにすることで、所期以上の送液圧が供給経路にかからないようし、また、動力源や駆動系が破損しないようにしている。
また、ホイール軸231の他方の軸部232Bに嵌装したスプリング232Bはスプリング232Aと逆方向に巻かれているので、ホイール軸231が矢示F方向と逆方向の矢示G方向に回転するときに、スプリング232Bの内径が小さくなる方向に巻かれ、上述したと同様にして、ピストンロッド215Bを移動させることになる。
このように、ホイール軸231の各軸部231A,231Bに互いに逆方向に巻かれたスプリング232A、232Bを設けることによって、ウォームホイール213の異なる回転方向でそれぞれカム214A、214Bに回転を伝達できるようになる。構造的に回転伝達しない側はスプリング内径部が大きくなる方向になるため非常に滑りやすくなっている。
これにより、モータ211の回転方向を変えることにより、2つのピストンポンプ201のピストン203の動きを制御し、いずれか一方のピストンポンプ201を駆動して記録液を送液することができる。
次に、駆動機構の他の例について図10を参照して説明する。この例では、カム214の回転運動を直線運動に変換する部材であるスライダ240を設けている。このスライダ240はピストンロッド215に連結した連結部240aと、カム214がピストンロッド215から離れる方向に回転したときにカム214の外周面が内壁に当接するカム当接部240bとを有している。
したがって、図10(a)に示すように、カム214が回転してピストンロッド215を矢示C方向(図6の矢示C方向と同じ)に押し上げるときには、ピストンロッド215に同動してスライダ240も上昇し、更にカム214が回転して、同図(b)に示すように、カム214がピストンロッド215から離れる方向に回転したとき、カム214の周面(カム面)がスライダ240のカム当接部240aの内壁面に当接し、カム214の回転によってスライダ240が矢示方向に押し下げられ、結果として、ピストンロッド215は強制的に矢示D方向(図6の矢示D方向と同じ)に引き下げられる。
これにより、高粘度記録液を使用した場合に生じやすい記録液の増粘や凝固によって、シリンダ202とピストン203との張り付きなどによってピストン203が動きにくくなり、戻しスプリング228の復元力だけではピストンロッド215を下げられない(復動できない)場合でも、ピストンロッド215を強制的に下げることができ、作動不良になることがなくなる。
つまり、通常往復運動するピストンは戻し用スプリングにより押し込まれた位置から復元するが、長期放置された場合、シリンダとピストン(摺動するシール部材を用いた場合にはシール部材)が吸着し、ピストン押し戻し用のスプリング力では戻らなくなるおそれがある。特に、最も押し込まれた状態でシリンダとピストンが吸着してしまうと、カムが空回りしてしまって往復運動ができなくなる。これに対処するため、吸着力を上回るスプリング力を有するスプリングを用いることもできるが、スプリング力の増大はピストン押し込み時には負荷となるので、必要以上にモータの出力を増加させる必要が生じ、コスト、騒音、装置の小型化を図れなくなる。
これに対して、カムの回転を直線運動に変換する部材を備えることにより、ピストンロッドを介してピストンを強制的に移動させることができるようになり、上述したような不都合を解消することができる。
次に、上述した本発明を適用した画像形成装置において使用した記録液であるインクについて説明する。
なお、インクのポリマーエマルジョンは後述する製造例に従い作成したものである。
また、インクに使用する湿潤剤としては、グリセリン、1,3−ブタンジオール、トリエチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、プロピレングリコール、1,5−ペンタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、およびトリメチロールエタンから選ばれた少なくとも1種類以上を使用する。
また、炭素数8以上で11以下のポリオールまたはグリコールエーテル、アニオンまたはノニオン系界面活性剤を添加してある。
その例としては、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、 2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、下記(I)ないし(VII)の構造の物質を挙げることができる。
Figure 0004347665

(R1:炭素数6〜14の分岐してもよいアルキル基、m:3〜12、
M:アルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、第4級ホスホニウム、アルカノールアミン)
Figure 0004347665

(R2:炭素数5〜16の分岐したアルキル基、
M:アルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、第4級ホスホニウム、アルカノールアミン)
Figure 0004347665

(Rは分岐しても良い6〜14の炭素鎖、k:5〜20)
Figure 0004347665

(Rは分岐しても良い炭素数6から14の炭素鎖、n:5〜20)
Figure 0004347665

(Rは炭素数6から14の炭素鎖、m,n:m、n≦20)
Figure 0004347665

(Rは炭素数6から14の炭素鎖、m,n:m、n≦20)
Figure 0004347665

(p、qは0〜40)
これらの添加により、インクの表面張力が35mN/cm以下まで下がる。表面張力を35dyne/cm以下とすることによって、印写画像において特に紙への浸透速度を上げることができる。また、25℃におけるインク粘度を5mPa・sec以上にすることで、画像濃度を上げることができる。
そこで、インクの製造例について説明する。
〔インク製造例〕
下記方法でインクを作製した。
(参考例1)フタロシアニン顔料含有ポリマー微粒子分散体の調整
特開2001−139849号公報に開示されている調整例3を追試して青色のポリマー微粒子分散体を得た。ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は93nmであった。
(参考例2)ジメチルキナクリドン顔料含有ポリマー微粒子分散体の調整
上記参考例1のフタロシアニン顔料をピグメントレッド122に変更したほかは参考例1と同様にして赤紫色のポリマー微粒子分散体を得た。ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は127nmであった。
(参考例3)モノアゾ黄色顔料含有ポリマー微粒子分散体の調整
参考例1のフタロシアニン顔料をピグメントイエロー74に変更したほかは参考例1と同様にして黄色のポリマー微粒子分散体を得た。ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は76nmであった。
(参考例4)ジアゾ化合物処理したカーボンブラック分散液1
表面積が230m/gでDBP吸油量が70ml/100gのカーボンブラック100gと、p−アミノ−N−安息香酸34gとを水750gに混合分散し、これに硝酸16gを滴下して70℃で撹拌した。5分後、50gの水に11gの亜硝酸ナトリウムを溶かした溶液を加え、更に1時間撹拌した。得られたスラリーを10倍に希釈し遠心処理し粗大粒子を除き、pHをジエタノールアミンにて調整しpH8−9とし、限外濾過膜にて脱塩濃縮し顔料濃度15%のカーボンブラック分散液とした。このものをポリプロピレンの0.5μmフィルターにてカーボンブラック分散液1とした。マイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は99nmであった。
以下にインクの実施例を示すが、これらに限定されるものではない。なお、各成分の量(%)は重量基準である。
〔シアンインク〕
下記処方のインク組成物を作成し、pHが9になるように水酸化リチウム10%水溶液にて調整した。その後、平均孔径0.8μmのメンブレンフィルターで濾過を行いインク組成物を得た。
参考例1のフタロシアニン顔料含有ポリマー微粒子 10.0wt%(固形分として)
1,3−ブタンジオール 25.0wt%
グリセロール 8.5wt%
CH3(CH212O(CHCHO)3CHCOOH
の活性剤 2.0wt%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 1.8wt%
プロキセルLV(防腐剤) 0.1wt%
消泡剤 0.05wt%
イオン交換水 残量
〔マゼンタインク〕
下記組成物を用いる以外はシアンインクと同様にし、pHを水酸化ナトリウムで9にしてインク組成物を調製した。
参考例2のジメチルキナクリドン顔料含有ポリマー微粒子 0.5wt%(固形分として)
1,3−ブタンジオール 22.0wt%
グリセロール 7.0wt%
ポリオキシアルキレン誘導体ディスパノール TOC 2.0wt%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0wt%
プロキセルLV(防腐剤) 0.05wt%
消泡剤 0.1wt%
イオン交換水 残量
〔イエローインク〕
下記組成物を用いる以外はシアンインクと同様にし、pHを水酸化リチウムで9にしてインク組成物を調製した。
参考例3のモノアゾ黄色顔料含有ポリマー微粒子 10.0wt%(固形分として)
1,3−ブタンジオール 23.5wt%
グリセロール 7.5wt%
ポリオキシアルキレン誘導体ディスパノール TOC 2.0wt%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0wt%
プロキセルLV(防腐剤) 0.05wt%
消泡剤 KM72F 0.1wt%
イオン交換水 残量
〔黒インク〕
下記組成物を用いる以外はシアンインクと同様にし、pHを水酸化ナトリウムで9にしてインク組成物を調製した。
参考例4のジアゾ化合物処理したカーボンブラック分散液1 10.0wt%(固形分として)
1,3−ブタンジオール 22.5wt%
グリセロール 7.5wt%
N−メチル−2−ピロリドン 2.0wt%
CH3(CH212O(CHCHO)3CHCOOH 2.0wt%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0wt%
プロキセルLV(防腐剤) 0.2wt%
消泡剤 0.1wt%
イオン交換水 残量
これらのインク物性は、表1のとおりであった。
Figure 0004347665
これらの記録液をインクカートリッジ10に充填して、ピストンポンプ201でインクカートリッジ10からサブタンク35に供給するようにした。そして、記録液の粘度が更に高くなるまで放置した後、ピストンポンプ201を作動させたところ、ピストン203が作動不良になることはなかった。
なお、本発明に係る記録液用ポンプ、記録液供給装置及び画像形成装置は、インクジェットプリンタ以外にも、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機などにも適用することができる。さらに、インク以外の液体(記録液)、例えばレジスト、医療分野におけるDNA試料を吐出させる画像形成装置にも適用することができる。
本発明に画像形成装置の一例を示す前方側から見た斜視説明図である。 同画像形成装置の機構部の一例を示す概略説明図である。 同機構部の概略平面説明図である。 同機構部の要部模式的斜視説明図である。 本発明に係る記録液供給装置の概要を説明する構成図である。 同記録液供給装置のピストンポンプの断面説明図である。 図6の要部拡大図である。 同ピストンポンプの他の例の説明に供するシール部材の断面図である。 同記録液供給装置のピストンポンプの駆動機構の説明に供する平断面説明図である。 同駆動機構の他の例の説明に供する説明図である。
符号の説明
1…装置本体
2…給紙トレイ
3…排紙トレイ
6…インクカートリッジ装填部
10…インクカートリッジ
21…フレーム
22…FPCケーブル
23…供給ポンプユニット
25…本体側ホルダ
26…チューブ固定リブ
33…キャリッジ
34…記録ヘッド
35…サブタンク
36…チューブ
37…記録液供給チューブ
42…用紙
51…搬送ベルト
201…ピストンポンプ
202…シリンダ
203…ピストン
211…第1室
212…第2室
215…ピストンロッド
218…流路
221…シール部材
228…戻しスプリング

Claims (3)

  1. シリンダ内に摺動可能に配設されたピストンで前記シリンダ内に第1室及び第2室が形成され、
    前記ピストンが所定範囲で移動可能に装着され、外部から進退可能なピストンロッドを有し、
    前記ピストロッドの内部には、前記ピストンの移動で開閉されて、前記ピストンロッドが一方向に移動するときに前記第1室と第2室との間を閉じ、他方向に移動するときには前記第1室と第2室との間を開く流路が形成され、
    前記ピストンロッドが一方向に移動するときに前記流路が閉じて前記第1室に吸引口から記録液が導入されるとともに、前記第2室から記録液が排出され、前記ピストンロッドが他方向に移動するときに前記流路が開いて前記第1室から前記第2室に記録液が流入し、
    さらに、前記ピストンロッドの中間部分と前記シリンダとの間には、前記ピストンに対向して前記第1室の壁面を形成するとともに、前記ピストンロッドと共に移動可能で、前記ピストンロッドと前記シリンダとの間をシールする蛇腹状のシール部材が設けられている
    ことを特徴とする記録液用ポンプ。
  2. 交換可能なメインタンクとノズルから液滴を吐出する液滴吐出ヘッドに記録液を供給するサブタンクとを記録液供給チューブを介して接続し、前記メインタンクの記録液をポンプによって前記チューブを介して前記サブタンクに供給する記録液供給装置において、前記ポンプが請求項1に記載の記録液用ポンプであることを特徴とする記録液供給装置。
  3. 液滴吐出ヘッドから記録液の液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置において、請求項1に記載の記録液用ポンプ又は請求項2に記載の記録液供給装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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