JP4627490B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は画像形成装置に関し、特に液滴を吐出する記録ヘッド及びその維持機構を備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、プリンタ/ファクシミリ/複写機の複合機などの各種画像形成装置において、記録液を吐出する液滴吐出ヘッドを記録ヘッドとして備えたものにあっては、記録液を吐出する記録ヘッドの性能を維持回復する機構が不可欠である。
このヘッドの性能維持回復を行なうための維持機構(装置)は、一般に、記録液であるインクの自然蒸発によるノズル付近の記録液の増粘固着を防止するためにノズル面を高い密閉性を保って覆うための保湿用キャップ、ノズルから増粘した記録液を吸引して排出するための吸引用キャップ(保湿用キャップと兼用されることもある。)、ノズル面に付着した記録液を拭き取って除去するためのワイパーブレード(ブレード部材)、画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出を行なうための空吐出受けなどで構成される。
ここで、ワイパーブレードでノズル面をワイピングすることによってワイパーブレードに記録液が付着するため、このワイパーブレードに付着した記録液を除去して清浄化するワイパークリーナあるいはブレードクリーナと称される清掃部材を備えることが知られている。
さらに、特許文献1に記載されているように、高粘度記録液を用いた場合にワイパークリーナの先端に除去した記録液が付着したままになっていると、次工程でワイパーブレードをクリーニングすることができなくなることから、ワイパークリーナの表面に沿って揺動して記録液を掻き寄せることで流れ易くする掻き落とし手段を備え、ワイパークリーナ先端の清浄度を維持する機構が知られている。
特開2005−144912号公報
上述した特許文献1に記載の機構を用いた場合、ワイパークリーナと掻き落とし部材が当接しているために、記録液が残っている状態で放置されると、記録液の粘度上昇によってワイパークリーナと掻き落とし部材とが貼り付き、この状態で掻き落とし機構を駆動させるときに大きな駆動力が必要になり、駆動系の強度を高くしたり、駆動用モータとして高出力のものを用いなければならなくなるという新たな課題が生じる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ワイパ部材を清掃する清掃部材と掻き落とし部材との貼り付きを防止した画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
ノズルから液滴を吐出する記録ヘッドのノズル面を清浄化するブレード部材と、
前記ブレード部材が押し付けられ、前記ブレード部材に付着している記録液を除去する清掃部材と、
前記清掃部材に付着した記録液を掻き寄せる掻き落とし部材と、
前記掻き落とし部材に掻き寄せ動作を行なわせる手段と、を備え、
前記掻き落とし部材には、この掻き落とし部材を前記清掃部材の表面から隙間を保って離間させる離間用アームが設けられ、
前記掻き落とし部材に掻き寄せ動作を行なわせる手段は、前記掻き寄せ動作を行なわせるときに前記掻き落とし部材を前記清掃部材の表面に当接させる手段を有している
構成とした。
ここで、前記記録ヘッドのノズル面を覆うキャッピング手段が前記ノズル面をキャッピングしている状態にあるときには、前記掻き落とし部材が前記清掃部材から離間している状態にある構成とできる。また、前記清掃部材が空吐出受けの一部で構成され、前記掻き落とし部材が前記清掃部材に接触している状態で、画像形成に寄与しない液滴を前記空吐出受けに向けて吐出する空吐出動作を行う構成とできる。
本発明に係る画像形成装置によれば、清掃部材に付着した記録液を掻き寄せる掻き落とし部材と、掻き落とし部材に掻き寄せ動作を行なわせる手段とを備え、掻き落とし部材には、この掻き落とし部材を清掃部材の表面から隙間を保って離間させる離間用アームが設けられ、掻き落とし部材に掻き寄せ動作を行なわせる手段は、掻き寄せ動作を行なわせるときに掻き落とし部材を清掃部材の表面に当接させる手段を有している構成としたので、高粘度の記録液を用いた場合でも、清掃部材と掻き落とし手段の貼り付きを防止あるいは低減することができる。これにより、高出力の駆動源を使用せず、駆動系の強度向上を図らないでも、有効な掻き落としができるようになる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る液体吐出装置の維持装置を含む本発明に係る画像形成装置の一例について図1を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置を前方側から見た斜視説明図である。
この画像形成装置は、装置本体1と、装置本体1に装着した用紙を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に装着され画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備え、さらに、装置本体1の前面4の一端部側には、前面4から前方側に突き出し、上面5よりも低くなったカートリッジ装填部6を有し、このカートリッジ装填部6の上面に操作キーや表示器などの操作部7を配置している。カートリッジ装填部6には、液体補充手段としての液体保管用タンクであるメインタンク(以下、「インクカートリッジ」という。)10が交換可能に装着され、また、開閉可能な前カバー8を有している。
次に、この画像形成装置の機構部について図2及び図3を参照して説明する。なお、図2は同機構部の全体構成を説明する概略構成図、図3は同機構部の要部平面説明図である。
フレーム21を構成する左右の側板21A、21B(図3参照)に横架したガイド部材であるガイドロッド31とステー32とでキャリッジ23を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによって図3で矢示方向(キャリッジ走査方向:主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、記録液滴(インク滴)を吐出するための液滴吐出ヘッドであるインクジェットヘッドからなる複数の記録ヘッド34を複数のノズルを主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
ここで、記録ヘッド34は、例えば、イエロー(Y)の液滴を吐出する記録ヘッド34y、マゼンタ(M)の液滴を吐出する記録ヘッド34m、シアン(C)の液滴を吐出する記録ヘッド34c、ブラック(Bk)の液滴を吐出する記録ヘッド34bとで構成している。なお、「記録ヘッド34」というときは色を区別しないものとする。
ヘッド構成は、これらの例に限るものではなく、1又は複数の色の液滴を吐出する1又は複数のノズル列を有する記録ヘッドを1又は複数用いて構成することもできる。
記録ヘッド34を構成する液滴吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するためのエネルギー発生手段として備えたものなどを使用できる。
この記録ヘッド34にはドライバICを搭載し、図3に示すように、図示しない制御部との間でハーネス(FPCケーブル)22を介して接続されている。
また、キャリッジ33には、各記録ヘッド34にそれぞれ各色の記録液を供給するための各色のサブタンク35y、35m、35c、35k(色を区別しない場合は「サブタンク35」という。)を搭載している。
このサブタンク35y、35m、35c、35kには、図3及び図4に示すように、4本のチューブ36y、36m、36c、36k(各色を区別しない場合は「チューブ36」という。)で構成される記録液供給チューブ37を介して前述した各色のインクカートリッジ10(各色を区別する場合には、「インクカートリッジ10y、10m、10c、10k」という。)から記録液を供給するようにしている。なお、個々のチューブ36も記録液を供給する記録液供給チューブである。
ここで、インクカートリッジ10は、図3にも示すように、カートリッジ装填部6に収納され、このカートリッジ装填部6にはインクカートリッジ10内の記録液を送液するための供給ポンプユニット23が設けられている。
また、インクカートリッジ装填部6からサブタンク35に至るまでの記録液供給チューブ37は這い回しの途中でフレーム21を構成する後板21Cに本体側ホルダ25にて固定保持されている。さらに、キャリッジ33上でも固定リブ26にて固定されている。
一方、給紙トレイ3の用紙積載部(底板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側で搬送するための搬送部として、用紙42を静電吸着して搬送するための搬送ベルト51と、給紙部からガイド45を介して送られる用紙42を搬送ベルト51との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ52と、略鉛直上方に送られる用紙42を略90°方向転換させて搬送ベルト51上に倣わせるための搬送ガイド53と、押さえ部材54で搬送ベルト51側に付勢された先端加圧コロ55とを備えている。また、搬送ベルト51表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。
ここで、搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ57とテンションローラ58との間に掛け渡されて、図3のベルト搬送方向に周回するように構成している。帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に各2.5Nをかけている。
また、搬送ベルト51の裏側には、記録ヘッド54による印写領域に対応してガイド部材61を配置している。このガイド部材61は、上面が搬送ベルト51を支持する2つのローラ(搬送ローラ57とテンションローラ58)の接線よりも記録ヘッド34側に突出している。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪71と、排紙ローラ72及び排紙コロ73とを備え、排紙ローラ72の下方に排紙トレイ3を備えている。ここで、排紙ローラ72と排紙コロ73との間から排紙トレイ3までの高さは排紙トレイ3にストックできる量を多くするためにある程度高くしている。
また、装置本体1の背面部には両面給紙ユニット81が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット81は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ52と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面給紙ユニット81の上面には手差し給紙部82を設けている。
さらに、図3に示すように、キャリッジ33の走査方向の一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための本発明に係る維持装置を含む信頼性維持回復機構91を配置している。
この維持回復機構91には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ92a〜92d(区別しないときは「キャップ92」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード93と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け94及びこの空吐出受け94に一体形成され、ワイパーブレード93に付着した記録液を除去するための清掃部材であるワイパークリーナ95と、ワイパーブレード93のクリーニング時にワイパーブレード93をワイパークリーナ95側に押し付けるクリーナ手段を構成するクリーナコロ96などを備えている。
また、図3に示すように、キャリッジ33の走査方向の他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け98を配置し、この空吐出受け98には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口99などを備えている
このように構成したインクジェット記録装置においては、給紙トレイ2から用紙22が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙22はガイド25で案内され、搬送ベルト31とカウンタローラ32との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド33で案内されて先端加圧コロ35で搬送ベルト31に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御回路によって高圧電源から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に静電的に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ33は維持回復機構91側に移動されて、キャップ92で記録ヘッド34がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ92で記録ヘッド34をキャッピングした状態でノズルから記録液を吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行う。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これによって、記録ヘッド34の安定した吐出性能を維持する。
そこで、この画像形成装置における維持回復機構91の構成の概要について図4ないし図6を参照して説明する。なお、図4は同維持回復機構の要部平面説明図、図5は同じく模式的概略構成図、図6は図4の右側面説明図である。
この維持回復機構91は、維持装置フレーム111に、キャップ保持機構である2つのキャップホルダ112A、112Bと、清浄化手段としての弾性体を含むワイピング部材であるワイパーブレード93と、キャリッジロック115とがそれぞれ昇降可能(上下動可能)に保持されている。また、ワイパーブレード93とキャップホルダ112Aとの間には空吐出受け94が配置され、ワイパーブレード93のクリーニングを行なうために、フレーム111の外側からワイパーブレード93を空吐出受け94の清掃部材であるワイパークリーナ95側に押し付けるための清掃部材であるクリーナコロ96を含むクリーナ手段であるワイパークリーナ118が揺動可能に保持されている。
キャップホルダ112A、112B(区別しないときは「キャップホルダ112」という。)には、それぞれ、2つの記録ヘッド34のノズル面をそれぞれキャッピングする2つのキャップ92aと92b、キャップ92cと92dを保持している。
ここで、印字領域に最も近い側のキャップホルダ112Aに保持したキャップ92aには可撓性チューブ119を介して吸引手段であるチュービングポンプ(吸引ポンプ)120を接続し、その他のキャップ92b、92c、92dはチュービングポンプ120を接続していない。すなわち、キャップ92aのみを吸引(回復)及び保湿用キャップ(以下単に「吸引用キャップ」という。)とし、その他のキャップ92b、92c、92dはいずれも単なる保湿用キャップとしている。したがって、記録ヘッド34の回復動作を行うときには、回復動作を行う記録ヘッド34を吸引用キャップ92aによってキャッピング可能な位置に選択的に移動させる。
また、これらのキャップホルダ112A、112Bの下方にはフレーム111に回転自在に支持したカム軸121を配置し、このカム軸121には、キャップホルダ112A、112Bを昇降させるためのキャップカム122A、122Bと、ワイパーブレード93を昇降させるためのワイパーカム124、キャリッジロック115をキャリッジロックアーム117を介して昇降させるためのキャリッジロックカム125と、後述する空吐出受け94内で掻き落とし部材を揺動させるコロ203と、ワイパークリーナ118を揺動させるためのクリーナカム128をそれぞれ設けている。
ここで、キャップ92はキャップカム122A、122Bにより昇降させられる。ワイパーブレード93はワイパーカム124により昇降させられ、下降時にワイパークリーナ118が進出して、このワイパークリーナ118のクリーナコロ96と空吐出受け94のワイパークリーナ95とに挟まれながら下降することで、ワイパーブレード93に付着したインクが空吐出受け94内に掻き落とされる。
キャリッジロック115は図示しない圧縮バネによって上方(ロック方向)に付勢されて、キャリッジロックカム125で駆動されるキャリッジロックアーム117を介して昇降させられる。
そして、チュービングポンプ120及びカム軸121を回転駆動するために、モータ131の回転をモータ軸131aに設けたモータギヤ132に、チュービングポンプ120のポンプ軸120aに設けたポンプギヤ133を噛み合わせ、更にこのポンプギヤ133と一体の中間ギヤ134に中間ギヤ135を介して一方向クラッチ137付きの中間ギヤ136を噛み合わせ、この中間ギヤ136と同軸の中間ギヤ138に中間ギヤ139を介してカム軸121に固定したカムギヤ140を噛み合わせている。なお、クラッチ137付きの中間ギヤ136、138の回転軸である中間軸141はフレーム111にて回転可能に保持している。
また、カム軸121にはホームポジションを検出するためのホームポジションセンサ用カム142を設け、この維持回復機構91に設けた図示しないホームポジションセンサにてキャップ92が最下端に来たときにホームポジションレバー(不図示)を作動させ、センサが開状態になってモータ131(ポンプ120以外)のホームポジションを検知する。なお、電源オン時には、キャップ92(キャップホルダ112)の位置に関係なく上下(昇降)し、移動開始までは位置検出を行わず、キャップ92のホーム位置(上昇途中)を検知した後に、定められた量を移動して最下端へ移動する。その後、キャリッジが左右に移動して位置検知後キャップ位置に戻り、記録ヘッド34がキャッピングされる。
次に、ワイパーブレード93を清掃(清浄化)するワイパークリーナ機構について図7ないし図9をも参照して説明する。なお、図7は同機構を示す概略正面説明図、図8は同機構の示す概略側面説明図、図9は同機構のクリーナ手段の概略分解斜視説明図である。
ワイパークリーナ機構は、空吐出受け94と一体に形成した清掃部材であるワイパークリーナ95と、ワイパークリーナ95側にワイパーブレード93を押し付ける清掃部材であるクリーナコロ96を含むクリーナ手段であるワイパークリーナ118とで構成している。
ワイパークリーナ118は、ワイパーブレード93に当接してワイピングによってワイパーブレード93に付着した記録液を清掃するためのクリーナコロ96を、クリーナホルダ182の上端部に回転自在に装着している。
このクリーナホルダ182の下側両端部に形成した腕部182a、182aには支軸184を設けて、この支軸184をフレーム111(又はフレーム111に固定した支持部材でもよい。)に揺動自在に装着し、一方の腕部182aとフレーム111などの固定部との間には引っ張りスプリング185を介装することにより、クリーナホルダ182を図7に示すワイパーブレード93に当接しない退避位置側に揺動付勢している。
そして、このクリーナホルダ182の下端中央部182bの外面側に支軸186を設け、この支軸186にリンク部材188を回転可能に装着し、一方の腕部182aとリンク部材188との間に介装したスプリング189によって、リンク部材188を下端中央部182bの受け部182cに押し付けている。
リンク部材188は支軸186に装着するアーム部材191と、このアーム部材191に一体的に設けられ、下端部がクリーナカム128の周面に当接する部材であるカムレバー192で構成している。したがって、クリーナカム128によってカムレバー192が押し上げられるとき、クリーナホルダ182が揺動できないときにはリンク部材188がスプリング189の付勢力に抗して揺動することによって過負荷を吸収することができる。つまり、リンク部材188とスプリング189によってクリーナコロ96のワイパーブレード93に対する押し付け力を調整する押圧調整機構を構成している。
一方、空吐出受け94のワイパーブレード93側上端部には、クリーナコロ96と共同してワイパーブレード93を挟むための傾斜した清掃部材であるワイパークリーナ95を一体形成している。
このように構成したので、モータ131を駆動してカム軸121を回転させることによって、前述したようにワイパーブレード93を上昇させ(図7の位置)、その後記録ヘッド34を相対移動させてノズル面をワイピングする。
そして、カム軸121の更なる回転によって、図10に示すように、クリーナカム128がリンク部材188を矢示E方向に押し上げ、このリンク部材128に連結されているクリーナホルダ182が支軸184を中心として矢示C方向に進出揺動して、クリーナコロ96がワイパーブレード93を空吐出受け94側のワイパークリーナ95に押し付ける。
この状態で、ワイパーブレード93がワイパーカム124の回転によって矢示D方向に下降することにより、ワイパーブレード93にワイピングによって付着した記録液が空吐出受け94のワイパークリーナ95側に掻き落とされる。
このように、クリーナコロ96でワイパーブレード93を空吐出受け94のワイパークリーナ95に押し付けながらワイパーブレード93を下降させてワイパーブレード93をクリーニングする(清浄化する)ことによって、次回のヘッドクリーニング時に清浄な状態でワイピングを行なうことができ、ワイピング性能が向上する。
次に、空吐出受け94内に設けたワイパークリーナの掻き落とし機構について図11ないし図13を参照して説明する。なお、図11は同掻き落とし機構の掻き落とし部材が離間した状態の正断面説明図、図12は同じく掻き落とし部材が当接した状態の正断面説明図、図13は同じく同機構の側面説明図である。
空吐出受け94内には、空吐出受け94の下側に位置し、カム軸121に設けた掻き落とし部材揺動用部材である回転体としてのコロ203と、ワイパークリーナ95の内面に付着した記録液を掻き寄せるための掻き落し機構204を構成する掻き落とし部材204A、204Bと、回転体であるコロ203に付着した記録液を掻き落とすための掻き落とし部材205とを備え、この空吐出受け94の下方には吸収体207を含む廃液タンク206が配置される。
ここで、空吐出受け94のワイパークリーナ95内面に付着した記録液を掻き寄せるための掻き落とし機構204は、掻き落とし部材204A、204Bの下端部をホルダ201の下端部に設けた支軸210で揺動可能に支持し、これらの掻き落とし部材204A、204Bは連結部材211で互いに遊びを持って連結している。
これらの掻き落とし部材204A、204Bには、それぞれ弾性を有する離間用アーム241を一体に形成している。この離間用アーム241は、図11にも示すように、掻き落とし部材204A、204Bのワイパークリーナ95の傾斜表面に倣うように傾斜する先端部204aを、ワイパークリーナ95から離間する方向に付勢する。このアーム241の先端部には空吐出受け94の内壁面と対向する側には揺動時の接触面積を小さくするための凸部241aを設けている。
一方、カム軸121に設けた回転体としてのコロ203には、図14及び図15にも示すように、コロ203の回転によって掻き落とし部材204A、204Bに当接可能なピン部材212、212を設けている。さらに、このコロ203の掻き落とし部材204A、204B側の面には、掻き落とし部材204A、204Bを、離間用アーム241の付勢力に抗して、ワイパークリーナ95側に押し付けて、先端部204aをワイパークリーナ95に当接させるための2つの当接用リブ213、213を所定の間隔で形成している。
ここで、当接用リブ213は、キャップカム122によってキャップ92が上死点まで上昇させられて記録ヘッド34のノズル面をキャッピングしているときには、掻き落とし部材204A、204Bをワイパークリーナ95側に押し付けない位置に設けている。したがって、記録ヘッド34のノズル面がキャップ92でキャッピングされているときには、掻き落とし部材204A、204Bは離間用アーム241の付勢力によってワイパークリーナ95から離間した状態になる。
このように構成したので、前述したようにワイパーブレード93のクリーニングを行なったときにワイパークリーナ95にワイパーブレード93から除去された記録液が付着する。
ここで、カム軸121が回転することによって、図13でコロ203が矢示F方向に回転すると、コロ203の当接用リブ213が掻き落とし部材204A、204Bを離間用アーム241の付勢力に抗して押し付けたときには、掻き落とし部材204A、204Bの先端部204aがワイパークリーナ95に当接し、当接用リブ213が掻き落とし部材204A、204Bから離れたときには、離間用アーム241の付勢力によって掻き落とし部材204A、204Bの先端部204aがワイパークリーナ95から離間する。
それとともに、コロ203のピン部材212が掻き落とし部材204A、204Bに当接することで、掻き落とし部材204A、204Bが図13で矢示G、H方向に往復移動する(実線示の位置と破線図示の位置の間)。
このようにして、掻き落とし部材204A、204Bはコロ203の回転によって揺動するとともにワイパークリーナ95への当接と離間を繰り返し、この掻き落とし部材204A、204Bの当接と離間を伴う往復移動によって、ワイパークリーナ95に付着した記録液が掻き落とし部材204A、204Bの先端部204aで1箇所或いは数箇所に掻き寄せられ(集められ)、記録液の塊りが大きくなって、記録液は空吐出受け94の内壁面に沿って自重で流れ、下方の廃液タンク206に落下する。
ところで、このような掻き落とし機構を備えた場合、掻き落とし部材204A、204Bがワイパークリーナ95に当接した状態のまま放置されると、特に高粘度記録液の場合には、増粘した記録液によって掻き落とし部材204A、204Bがワイパークリーナ95に貼り付くという現象が生じる。このように掻き落とし部材204A、204Bがワイパークリーナ95に貼り付いた状態から掻き落とし部材204A、204Bを駆動する場合に駆動源にかかる負荷は貼り付きが生じていない場合に比べて非常に大きくなる。
そこで、上述したように、掻き落とし部材204A、204Bをワイパークリーナ95から隙間を保って離間させる手段である離間用アーム241を備えて、掻き落とし動作を行わない状態では、掻き落とし部材204A、204Bをワイパークリーナ95から隙間を持って離間させるようにしている。これによって、掻き落とし部材204A、204Bがワイパークリーナ95に貼り付くことが防止され、あるいは、貼り付きが生じても軽微な貼り付きの程度に抑えることができ、高出力の駆動源を用いないでも、放置後でも掻き落とし部材を駆動することができるようになる。
また、上述したように、記録ヘッド34のノズル面がキャップ92でキャッピングされている状態にあるときには、掻き落とし部材204A、204Bは離間用アーム241の付勢力によってワイパークリーナ95から離間した状態になるように当接用リブ213を形成している(当接用リブ213が掻き落とし部材204A、204Bを押圧しない位置になるようにする。)。
つまり、一般的なユーザーの使用状態として、機械寿命の中で最も長い状態は非印字状態である待機時と考えられる。長い放置時間により記録液の水分蒸発が進み増粘することで、掻き落とし部材とワイパークリーナの貼り付き力は増大する。待機時、すなわちキャッピング手段によるキャップ状態において、掻き落とし部材が離間するようにカム軸上に設けられた当接用リブを形成することで、貼り付きを防止ないし低減することができる。
これにより、貼り付いた場合の駆動マージンを完全に不要とすることで、マシンの小型、軽量化、低消費電力化につながり、コスト上昇を抑制することで安価にマシンを提供することができるようになる。
次に、維持回復機構のカム軸の回転角度と各動作及び空吐出動作の関係について図16を参照して説明する。
同図(a)に示すように、ワイパーブレード93を上昇させて記録ヘッド34のノズル面をワイピングした後ワイパーブレード93が下降し、同図(b)に示すように、掻き落とし部材204A、204Bがワイパークリーナ95に当接して掻き落とし動作を行った後掻き落とし部材204A、204Bがワイパークリーナ95から離間し、その後、同図(d)に示すように、掻き落とし部材204A、204Bがワイパークリーナ95から離間した状態でキャップ92が記録ヘッド34のノズル面をキャッピングした状態になる。
そして、同図(c)に示すように、掻き落とし部材204A、204Bがワイパークリーナ95に当接しているときに、空吐出受け94に向けて記録ヘッド34から空吐出を行うようにしている。
つまり、上述したようにワイパークリーナが空吐出受けの機能を兼ね備えている場合、掻き落とし部材の離間時の状態では掻き落とし部材背面と空吐出位置が近接するため、掻き落とし部材の離間距離分だけ空吐出位置を移動させることになる。この場合、空吐出受けそのものを移動させる構成は複雑になるので、空吐出受け自体を大きくすることになる。
しかしながら、空吐出受けを大きくすることは維持回復機構91を大きくすることになり、ひいては装置本体の大型化につながる。
そこで、空吐出動作時には掻き落とし部材がワイパークリーナに当接している状態になるように空吐出タイミングを制御することで、空吐出受けの大きさを変えることなく、掻き落とし部材とワイパークリーナの貼り付きを低減、防止することができる。
次に、上述した本発明を適用した画像形成装置において使用した高粘度の記録液であるインクについて説明する。なお、インクのポリマーエマルジョンは後述する製造例に従い作製したものである。
また、インクに使用する湿潤剤としては、グリセリン、1,3−ブタンジオール、トリエチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、プロピレングリコール、1,5−ペンタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、およびトリメチロールエタンから選ばれた少なくとも1種類以上を使用する。
また、炭素数8以上で11以下のポリオールまたはグリコールエーテル、アニオンまたはノニオン系界面活性剤を添加してある。
その例としては、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、 2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、下記(I)ないし(VII)の構造の物質を挙げることができる。
Figure 0004627490

(R1:炭素数6〜14の分岐してもよいアルキル基、m:3〜12、
M:アルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、第4級ホスホニウム、アルカノールアミン)
Figure 0004627490

(R2:炭素数5〜16の分岐したアルキル基、
M:アルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、第4級ホスホニウム、アルカノールアミン)
Figure 0004627490

(Rは分岐しても良い6〜14の炭素鎖、k:5〜20)
Figure 0004627490

(Rは分岐しても良い炭素数6から14の炭素鎖、n:5〜20)
Figure 0004627490

(Rは炭素数6から14の炭素鎖、m,n:m、n≦20)
Figure 0004627490

(Rは炭素数6から14の炭素鎖、m,n:m、n≦20)
Figure 0004627490

(p、qは0〜40)
これらの添加により、インクの表面張力が35mN/cm以下まで下がる。表面張力を35dyne/cm以下とすることによって、印写画像において特に紙への浸透速度を上げることができる。また、25℃におけるインク粘度を5mPa・sec以上にすることで、画像濃度を上げることができる。
そこで、インクの製造例について説明する。
〔インク製造例〕
下記方法でインクを作製した。
(参考例1)フタロシアニン顔料含有ポリマー微粒子分散体の調整
特開2001−139849号公報に開示されている調整例3を追試して青色のポリマー微粒子分散体を得た。ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は93nmであった。
(参考例2)ジメチルキナクリドン顔料含有ポリマー微粒子分散体の調整
上記参考例1のフタロシアニン顔料をピグメントレッド122に変更したほかは参考例1と同様にして赤紫色のポリマー微粒子分散体を得た。ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は127nmであった。
(参考例3)モノアゾ黄色顔料含有ポリマー微粒子分散体の調整
参考例1のフタロシアニン顔料をピグメントイエロー74に変更したほかは参考例1と同様にして黄色のポリマー微粒子分散体を得た。ポリマー微粒子のマイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は76nmであった。
(参考例4)ジアゾ化合物処理したカーボンブラック分散液1
表面積が230m/gでDBP吸油量が70ml/100gのカーボンブラック100gと、p−アミノ−N−安息香酸34gとを水750gに混合分散し、これに硝酸16gを滴下して70℃で撹拌した。5分後、50gの水に11gの亜硝酸ナトリウムを溶かした溶液を加え、更に1時間撹拌した。得られたスラリーを10倍に希釈し遠心処理し粗大粒子を除き、pHをジエタノールアミンにて調整しpH8−9とし、限外濾過膜にて脱塩濃縮し顔料濃度15%のカーボンブラック分散液とした。このものをポリプロピレンの0.5μmフィルターにてカーボンブラック分散液1とした。マイクロトラックUPAで測定した平均粒子径(D50%)は99nmであった。
以下にインクの実施例を示すが、これらに限定されるものではない。なお、各成分の量(%)は重量基準である。
〔シアンインク〕
下記処方のインク組成物を作成し、pHが9になるように水酸化リチウム10%水溶液にて調整した。その後、平均孔径0.8μmのメンブレンフィルターで濾過を行いインク組成物を得た。
参考例1のフタロシアニン顔料含有ポリマー微粒子 10.0wt%(固形分として)
1,3−ブタンジオール 25.0wt%
グリセロール 8.5wt%
CH3(CH212O(CHCHO)3CHCOOH
の活性剤 2.0wt%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 1.8wt%
プロキセルLV(防腐剤) 0.1wt%
消泡剤 0.05wt%
イオン交換水 残量
〔マゼンタインク〕
下記組成物を用いる以外はシアンインクと同様にし、pHを水酸化ナトリウムで9にしてインク組成物を調製した。
参考例2のジメチルキナクリドン顔料含有ポリマー微粒子 0.5wt%(固形分として)
1,3−ブタンジオール 22.0wt%
グリセロール 7.0wt%
ポリオキシアルキレン誘導体ディスパノール TOC 2.0wt%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0wt%
プロキセルLV(防腐剤) 0.05wt%
消泡剤 0.1wt%
イオン交換水 残量
〔イエローインク〕
下記組成物を用いる以外はシアンインクと同様にし、pHを水酸化リチウムで9にしてインク組成物を調製した。
参考例3のモノアゾ黄色顔料含有ポリマー微粒子 10.0wt%(固形分として)
1,3−ブタンジオール 23.5wt%
グリセロール 7.5wt%
ポリオキシアルキレン誘導体ディスパノール TOC 2.0wt%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0wt%
プロキセルLV(防腐剤) 0.05wt%
消泡剤 KM72F 0.1wt%
イオン交換水 残量
〔黒インク〕
下記組成物を用いる以外はシアンインクと同様にし、pHを水酸化ナトリウムで9にしてインク組成物を調製した。
参考例4のジアゾ化合物処理したカーボンブラック分散液1 10.0wt%(固形分として)
1,3−ブタンジオール 22.5wt%
グリセロール 7.5wt%
N−メチル−2−ピロリドン 2.0wt%
CH3(CH212O(CHCHO)3CHCOOH 2.0wt%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0wt%
プロキセルLV(防腐剤) 0.2wt%
消泡剤 0.1wt%
イオン交換水 残量
これらのインク物性は、表1のとおりであった。
Figure 0004627490
上述したように高粘度の記録液(インク)を用いる記録ヘッド34に対して維持回復動作(ヘッド吸引)を行った後、ワイパーブレード93によるワイピングを行ない、ワイパークリーナでクリーニングを行うことでワイパーブレード93に付着した残存記録液も除去されることが確認された。さらに、空吐出受け94内に掻き落とされる記録液もスムーズに廃液タンクに流れ落ち、次のワイピング工程でもワイパーブレード93に付着した記録液を除去できることが確認された。また、キャップ92で記録ヘッド34のノズル面をキャッピングした状態で放置しても、掻き落とし部材204A、204Bがワイパークリーナ95に貼り付くことがないことが確認された。
なお、本発明に係る画像形成装置は、インクジェットプリンタ以外にも、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機などにも適用することができる。さらに、インク以外の液体(記録液)、例えばレジスト、医療分野におけるDNA試料を吐出させる画像形成装置にも適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す前方側から見た斜視説明図である。 同画像形成装置の機構部の一例を示す概略説明図である。 同機構部の概略平面説明図である。 同装置における維持回復機構の要部平面説明図である。 同じく模式的概略構成図である。 図5の右側面説明図である。 ワイパークリーニング機構の説明に供する概略正面説明図である。 同じく概略側面説明図である。 同じく同機構のワイパークリーナの概略分解斜視説明図である。 同じく同機構の動作説明に供する説明図である。 掻き落とし機構の説明に供する掻き落とし部材がワイパークリーナから離間している状態の正面断面説明図である。 同じく掻き落とし部材がワイパークリーナに当接している状態の正面断面説明図である。 同じく掻き落とし機構の側面説明図である。 コロの説明に供するワイパーカム側から見た説明図である。 図14の断面説明図である。 カム軸の回転角と維持回復機構の各動作及び空吐出動作の関係の説明に供するタイミング説明図である。
符号の説明
1…装置本体
2…給紙トレイ
3…排紙トレイ
6…インクカートリッジ装填部
10…インクカートリッジ
33…キャリッジ
34…記録ヘッド
35…サブタンク
42…用紙
51…搬送ベルト
91…維持回復機構
92a〜92d…キャップ
93…ワイパーブレード
94…空吐出受け
95…ワイパークリーナ
96…クリーナコロ
118…ワイパークリーナ
121…カム軸
124…ワイパーカム
128…クリーナカム
131…モータ
141…中間軸
171…ワイパーホルダ
203…コロ
204…掻き落し機構
204A、204B…掻き落し部材
212…ピン部材
213…当接用リブ
241…離間用アーム

Claims (3)

  1. ノズルから液滴を吐出する記録ヘッドのノズル面を清浄化するブレード部材と、
    前記ブレード部材が押し付けられ、前記ブレード部材に付着している記録液を除去する清掃部材と、
    前記清掃部材に付着した記録液を掻き寄せる掻き落とし部材と、
    前記掻き落とし部材に掻き寄せ動作を行なわせる手段と、を備え、
    前記掻き落とし部材には、この掻き落とし部材を前記清掃部材の表面から隙間を保って離間させる離間用アームが設けられ、
    前記掻き落とし部材に掻き寄せ動作を行なわせる手段は、前記掻き寄せ動作を行なわせるときに前記掻き落とし部材を前記清掃部材の表面に当接させる手段を有している
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記記録ヘッドのノズル面を覆うキャッピング手段が前記ノズル面をキャッピングしている状態にあるときには、前記掻き落とし部材が前記清掃部材から離間している状態にあることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記清掃部材が空吐出受けの一部で構成され、前記掻き落とし部材が前記清掃部材に接触している状態で、画像形成に寄与しない液滴を前記空吐出受けに向けて吐出する空吐出動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
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