JP4541176B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、ヘッドの吐出面をクリーニングするワイパー部材と、ワイパー部材に付着したインクを除去する清掃部材と、清掃部材から滴下するインクを回収する廃インクタンクとを備えた画像形成装置に関するものである。
従来から、インクを吐出するヘッドの吐出面に付着したインク等をふき取るワイパーブレードを備えたインクジェットプリンタが知られている(例えば、特許文献1)。また、上記ワイパーブレードに付着したインクを除去する清掃部材を備えたインクジェットプリンタも知られている(例えば、特許文献2乃至4)。
特開2002−79692号公報 特開平9−220813号公報 特開平10−71723号公報 特開2000−141672号公報
図19は、ワイパーブレード444を清掃するブレード清掃手段445を備えた画像形成装置の一例である。図19(a)に示すように、ブレード清掃手段445は、ワイパーブレード444の一方の側面に当接するブレード状の第1清掃部材445aと、ワイパーブレード444の他方の側面に当接するブレード状の第2清掃部材445bとを備えている。ワイパーブレード444は、上下に移動するように構成されており、ヘッドの吐出面13aに付着したインク等をふき取るとき、ワイパーブレード444がヘッド吐出面13aと当接する位置まで上昇する。このワイパーブレード444が上昇するときに、図19(b)に示すように、第1清掃部材445aがワイパーブレード444の一方の面に当接し、第2清掃部材445bがワイパーブレード444の他方の面に当接する。ワイパーブレード444は、第1清掃部材445aと第2清掃部材445bとに挟み込まれた状態で上昇する。このとき、ワイパーブレード444の側面に付着したインクhが第1清掃部材445a、第2清掃部材445bに掻き取られる。これにより、ワイパーブレード244に付着したインクが除去される。第1清掃部材445aおよび第2清掃部材445bに付着したインクは、各清掃部材のインク流下面Xを流れ落ちて、各清掃部材の下端部から廃インクタンクの開口部100aに滴下する。
しかしながら、装置の組付け誤差や、清掃部材の製造誤差などにより、図20に示すように、清掃部材445a(445b)が幅方向に傾斜してしまう場合がある。傾斜した清掃部材445a(445b)に付着したインクは、傾斜した方向(図20中では右側)に移動しながら流下面Xを流下する。すると、図20に示すように、インクが清掃部材445a(445b)の側面に流れ込み、清掃部材445a(445b)の図中右下端部から廃インクタンクの開口部100aの幅方向端部付近に滴下するようになる。このとき、廃インクタンク100の装着誤差などによって、図20の点線に示す正規の装着位置から清掃部材の傾斜方向と反対の方向(図中では左側)に開口部100aがずれてしまった場合、清掃部材445a(445b)の図中右下端部から廃インクタンクの開口部100aにインクが滴下しない場合があった。その結果、清掃部材445a(445b)の右下端部から滴下したインクによって装置を汚してしまう不具合を生じてしまっていた。
そこで、廃インクタンクの開口部100aを大きくすることも考えられるが、装置が大型化してしまう。また、廃インクタンクの取り換え時に開口部100aから廃インクがこぼれ易くなり、廃インクタンクのメンテナンス性が悪くなる。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、清掃部材が傾斜しても廃インクタンクの開口部を大きくすることなく、廃インクタンク開口部に清掃部材から廃インクを滴下することができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、吐出口からインクを吐出するヘッドの吐出面をクリーニングするブレード状のワイパー部材と、該ワイパー部材に付着したインクを除去する清掃部材と、該清掃部材のインクを回収する廃インクタンクとを備えた画像形成装置において、該清掃部材に除去されて該清掃部材表面を流下するインクのうち、該清掃部材の下端部であって該廃インクタンクの開口の幅方向中央部分に対応する箇所以外に向かって流下しようとするインクを該箇所に案内する案内手段を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記案内手段は、上記清掃部材のインク流下面に設けられた、該清掃部材の廃インクタンクの開口の幅方向中央部分に対応する箇所に向かって延びる案内溝であることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記案内手段は、上記清掃部材のインク流下面に設けられた、該清掃部材の廃インクタンクの開口の幅方向中央部分に対応する箇所に向かって延びる案内突起であることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項2または3の画像形成装置において、上記案内手段は、上記清掃部材のインク流下面に設けられた、該清掃部材の廃インクタンクの開口の幅方向中央部分に対応する箇所に向かって延びる案内溝と、該案内溝と隣あって設けられた案内突起とからなることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかの画像形成装置において、上記案内手段を複数設けることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項5の画像形成装置において、上記案内手段は、上記清掃部材の廃インクタンクの開口の幅方向中央部分に対応する箇所から上方に向かって放射状に延びることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6いずれかの画像形成装置において、上記清掃部材の廃インクタンクの開口の幅方向中央部分に対応する箇所が、下端部の幅方向中央部であることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7いずれかの画像形成装置において、上記ワイパー部材は上下に移動可能となっており、上記ヘッドの吐出面をクリーニングするときに該ワイパー部材を上昇させ、ヘッドのクリーニング終了後にワイパー部材を下降させるように制御しており、上記清掃部材は、該ワイパー部材が上昇するときに該ワイパー部材に付着したインクを除去することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1乃至8いずれかの画像形成装置において、上記ワイパー部材は上下に移動可能となっており、上記ヘッドの吐出面をクリーニングするときに該ワイパー部材を上昇させ、ヘッドのクリーニング終了後にワイパー部材を下降させるように制御しており、上記清掃部材は、該ワイパー部材が下降するときに該ワイパー部材に付着したインクを除去することを特徴とするものである。
請求項1乃至9の発明によれば、清掃部材下端部の廃インクタンクの開口の幅方向中央部分に対応する箇所以外に流れ落ちようとするインクを案内手段によって上記箇所に案内している。これにより、清掃部材が傾いて上記箇所以外に流れようとするインクは、案内手段によって上記箇所に案内されて廃インクタンクの開口部の幅方向中央部に向かって流下する。よって、清掃部材に付着したインクが清掃部材から廃インクタンク開口部の端部付近に向かって流下することを抑制することができる。その結果、廃インクタンクの装着誤差などがあって、廃インクタンクの開口が幅方向にずれて装着されても、清掃部材から流下されるインクが廃インクタンクに回収されずに装置を汚してしまうことが抑制される。
また、廃インクタンクの装着誤差を考慮して廃インクタンク開口部を幅方向に大きくしなくても、清掃部材から流下されるインクが廃インクタンクに回収することができる。よって、装置の大型化や、廃インクタンクの取り換え時に開口部から廃インクがこぼれるなど、廃インクタンクのメンテナンス性が悪くなることを抑制することができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置について説明する。
まず、本画像形成装置の基本的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す正面図である。
この画像形成装置1は、キャリッジ9を備え画像を形成するための画像形成ユニット2、装置本体1の前面側(図1中手前側)から抜き差し可能で、多数枚の用紙Pを積載して収納する給紙カセット50を備えている。また、装置本体1の上方には、原稿を読み取る画像読取部60が配設されている。
また、装置本体内には、インクカートリッジ34Y、34M、34C、34Bk−1、34Bk−2を収容したカートリッジ装填部35を有している。また、各色のインクカートリッジ34は、カートリッジ装填部35に対し着脱可能に取り付けられている。
上記画像読取部60は、コンタクトガラス61上に載置された原稿(不図示)の読み取り走査を行うための、原稿照明用光源64とミラー65よりなる第1走行体66と、2つのミラー67、68からなる第2走行体69とが往復移動自在に配設されている。読み取り走行体66、69により走査された画像情報は、レンズ62の後方に設置されているCCDなどの画像読み取り素子63に画像信号として読み込まれる。この読み込まれた画像信号は、デジタル化され画像処理される。画像処理された信号に基づいて、上記画像形成ユニット2により用紙Pに画像が形成される。
また、この画像形成装置1は、画像形成ユニット2で形成する画像データを外部の機器から通信ケーブル或いはネットワークを介して受信可能であり、受信した画像データを処理して画像形成することができる。画像形成ユニット2で形成する画像データを入力する外部機器としては、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読取装置、デジタルカメラなどの撮像装置などが挙げられる。
図2(a)は、キャリッジ9の正面図であり、図2(b)は、キャリッジ9の底面図である。図2(a)に示すように、キャリッジ9には、13C、13Bk−1、13Bk−2、13M、13Y(以下、C、Bk−1、Bk−2、M、Yの色表示については適宜省略)の5つのヘッドが設けられている。図2(b)に示すように、各ヘッド13には、吐出口13aが一列192個で2列設けられている。
図3は、画像形成ユニット2の概略構成を示す平面図である。図3に示すように、キャリッジ9を支持するガイドロッド31がキャリッジ9を貫通して本体の手前側側面1a、奥側側面1bに横架されている。また、このガイドロッド31と一定間隔をおいて並行に延在する図示しないキャリッジ支持部材を有しており、キャリッジ9は、ガイドロッド31とキャリッジ支持部材とで主走査線方向に平行移動可能に支持されている。キャリッジ9には、各ヘッド13C、13Bk−1、13Bk−2、13M、13Yに各色のインク液を供給するためのサブタンク32C、32Bk−1、32Bk−2、32M、32Y(以下、C、Bk−1、Bk−2、M、Yの色表示については適宜省略)が設けられている。各サブタンク32には、各色に対応した供給チューブ33C、33Bk−1、33Bk−2、33M、33Y(以下、各色のC、Bk−1、Bk−2、M、Yの色表示については適宜省略)の一端が接続されている。インク滴供給チューブ33の他端は、先の図1に示した各色のインクカートリッジ34C、34Bk−1、34Bk−2、34M、34Y(以下、C、Bk−1、Bk−2、M、Yの色表示については適宜省略)を収容したカートリッジ装填部35の図示しない供給ポンプに接続している。そして、供給ポンプを適宜駆動して、インクカートリッジ34内のインク液を、供給チューブ33を介してサブタンク32に供給している。また、キャリッジ9には、図示しないプリンタの制御部と接続するハーネス47が取り付けられいる。
画像形成ユニット2の奥側(図中上側)には、各色のヘッド13にそれぞれ対応した保湿キャップ41C、41Bk−1、41Bk−2、41M、41Y(以下、C、Bk−1、Bk−2、M、Yの色表示については適宜省略)と吸引キャップ42とを備えた回復・維持装置40が設けられている。また、この回復・維持装置40は、第1の空吐出受け43と、ワイパーブレード44と、ブレード清掃手段45も有している。上記保湿キャップ41は、非画像形成時に各ヘッド13の吐出口13aをキャッピングして、吐出口13aを湿潤状態に保っている。また、保湿キャップ41には、図示してないが、大気と連通する微小な連通孔が開けられており、保湿室の圧力を常に大気圧に保つようにし、吐出口13aのメニスカスを一定に保っている。保湿キャップ41より手前側(図3中下側)に設けられた吸引キャップ42には、吸引孔42aが設けられており、この吸引孔42aには、吸引手段が取り付けられている。この吸引キャップ42は、吸引キャップ42の吸引手段で気泡や吐出口13aに付着したゴミなどをインクとともに吸い出して、吐出不良を改善する機能を有している。第1の空吐出受け43は、例えば、記録開始前などに空吐出して吐出口13aのメニスカスを整えて安定した吐出性能を維持するために設けられている。ワイパーブレード44は、ヘッド13の吐出口13aを有する面に付着したインク液を清掃するために設けられている。ブレード清掃手段45は、ワイパーブレード44の汚れを掻き落とすために設けられている。各保湿キャップ41、吸引キャップ42、ワイパーブレード44、ブレード清掃手段45は、図示しないカム軸により、上下動可能となっている。なお、ブレード清掃手段45の詳細については後述する。
画像形成ユニット2の手前側(図3中の下側)には、各色のヘッド13に対応した第2の空吐出受け46C、46Bk−1、46Bk−2、46M、46Yが設けられている。この第2空吐出受け46は、画像形成途中で画像形成に使用されなかった色のインクを、使用された色のインクと同粘度の粘度を保つために設けられている。具体的には、画像形成途中で画像形成に使用されなかった色のインクをこの第2空吐出受け46に吐出させることで、使用された色のインクと同粘度の粘度を保つことができる。
次に、本実施形態の画像形成装置1の画像形成動作について説明する。
まず、先の図1に示した画像読取部60のコンタクトガラス61上に原稿をセットし、不図示のスタートスイッチを押す。すると、第1走行体66および第2走行体69が走行して、第1走行体66で光源64から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体69に向ける。第2走行体69に向けられた原稿面からの反射光は、第2走行体69のミラー67、68で反射され、レンズ62を通して画像読み取り素子63に入れられ、原稿内容が読み取られ、画像データが生成される。または、図示しないパーソナルコンピュータ等の外部機器から通信ケーブル等を介して画像情報である画像データが送られる。
次に、給紙カセット50から用紙Pを繰り出し、分離ローラ52及びフリクションパッド51で1枚ずつ分離して搬送する。搬送された用紙Pは、給紙ローラ対53で画像形成ユニット2へ搬送される。画像形成ユニット2へ搬送された用紙Pは、押さえコロ16により搬送ベルト12に押さえつけられる。搬送ベルト12の表面は帯電ローラ14によって帯電されており、用紙Pを静電的に吸着させる。静電的に吸着させられた用紙Pは、搬送ベルト12によってキャリッジ9と対向する位置へ搬送させられる。用紙Pがキャリッジ9と対向する位置まできたら、搬送ベルト12の移動を停止する。
画像信号入力前は、先の図3に示す回復・維持装置40上に、キャリッジ9が位置している(以下、ホームポジションという)。また、画像信号入力前は、キャリッジ9がホームポジションに位置してヘッド13と保湿キャップ41とが当接して吐出口13aを湿潤状態に保っている。画像信号が入力されると、保湿キャップ41が下降し、キャリッジ9の主走査線方向の移動を開始する。そして、各色に対応するヘッド13が第1の空吐出受け43に位置するたびにキャリッジ9の移動を停止し、第1の空吐出受け43に向けてインクを数滴吐出する。各色のヘッド13の空吐出が完了したら、再びキャリッジ9の主走査線方向の移動を開始する。そして、キャリッジ9が画像信号に応じて用紙P上を主走査線方向に移動しながら、停止した用紙Pの所定箇所に所定のインク液を吐出して一行分の画像を用紙Pに形成する。ここで、1行とは、ヘッド13が用紙へ記録可能な副走査線方向の範囲を言う。一行分の画像を形成したら、必要に応じ、キャリッジ9を第2の空吐出受け46の位置に移動させ、第2の空吐出受け46に使用されなかったインク色を数滴空吐出する。そして、用紙Pに主走査線方向一行分の記録が終了したら、搬送ベルト12を所定時間駆動させ、用紙Pを一行分排紙方向に移動させて停止する。搬送ベルト12の移動が停止したら、上述同様、キャリッジ9が画像信号に応じて用紙P上を主走査線方向に移動しながら一行分の画像を形成する。このような工程を所定回数繰り返し行い、用紙Pに所望の画像をプリントする。用紙Pの搬送と停止とを繰り返して用紙に画像を形成しているとき、用紙は搬送ベルト12に静電吸着しているので、用紙を安定してヘッド13と対向する位置に搬送することができる。また、押さえコロ13によって用紙を搬送ベルト12に押し付けているので、用紙を搬送ベルト12に確実に静電吸着させることができる。所望の画像が形成された用紙Pは、排紙ローラと拍車とからなる排紙ローラ対74、75、76、77によって排紙トレイ7へ搬送される。
画像形成が終わったら、キャリッジ9を再び回復・維持装置40上のホームポジションに移動させる。そして、保湿キャップ41を上昇させてヘッド13の吐出口13aを保湿する。
次に、ブレード清掃手段45について詳述する。図4は、維持・回復装置40のブレード清掃手段45周辺の斜視図である。図5は、ブレード清掃手段45の分解斜視図である。図4に示すように、ブレード清掃手段45は、第1清掃部材145、第2清掃部材146、ホルダ147、加圧部材148からなっている。
第1清掃部材145は、ワイパーブレード44の一方の面に当接する先端部145aと、ホルダ147に取り付けられるホルダ取り付け部145bとを備えている。また、第1清掃部材145の回転を防止するために、ホルダ147の側面に当接する回転防止突起145cを備えている。
ホルダ147は、第1清掃部材145のホルダ取り付け部145bが取り付けられる取り付け孔147aと、加圧部材148が取り付けられる取り付け突起147dを備えている。また、ホルダ147は、図中右側に延びる第1アーム部147f、図中左側に延びる第2アーム部147gを備えている。また、第1アーム部147fの先端には、第1ギヤ147bが設けられている。第2アーム部147gの先端には、図5に示すように第2ギヤ147cが設けられている。
ホルダ147は、図4に示すように、維持・回復装置40の枠体40aの側面に回動自在に取り付けられている。また、ホルダ147は、第1アーム部147fにバネ保持部147eを備えており、バネ149の一端がこのバネ保持部147eに保持されている。バネ149の他端は、枠体40aに設けられたバネ保持突起40bに保持されている。このバネ149は、ホルダ147を図中手前側に付勢している。これにより、ホルダ147に保持されている第1清掃部材145はバネ149によってワイパーブレード44から離間する方向に付勢される。
第2清掃部材146は、ワイパーブレード44の他方の面に当接する先端部146aを備えている。また、第2清掃部材146の図中右側側面には、第1アーム部146dが延びており、その先端には、第1ギヤ146bが設けられている。また、図5に示すように、第2清掃部材146の図中左側側面には、第2アーム部146eが延びており、その先端には、第2ギヤ146cが設けられている。
第2清掃部材146は、図4に示すように第2清掃部材146の第1ギヤ146bがホルダ147の第1ギヤ147bと噛み合い、第2清掃部材146の第2ギヤ146cがホルダ147の第1ギヤ147cと噛み合うようにして枠体40aの側面に回動自在に取り付けられている。また、第2清掃部材146は、非クリーニング動作時においてワイパーブレードから離間するように、ホルダ147の第1ギヤ147bと第2ギヤ147cとに噛み合っている。
加圧部材148は、突起部148aと、ホルダ147の取り付け突起147dに取り付けられる取り付け凹部148bと、ホルダ147の加圧部材支持部147hに支持される凸部148eとを備えている。
回復・維持装置40の枠体40aには、図示しないカム軸に接続されている駆動ギヤ151と、カムギヤ152と、駆動ギヤ151からの駆動力をカムギヤ152に伝達する従動ギヤ153とが設けられている。カムギヤ152に設けられた凸部152aは、加圧部材148の突起部148aと当接して、加圧部材148を上側へ押し上げる。
加圧部材148の凹部148bの外周面にねじりバネ150が取り付けられており、加圧部材148を図中下側へ付勢している。ねじりバネ150の一端は、加圧部材148のバネ支持部148dに支持されている。また、ねじりバネ150の他端は、ホルダ147の第2アーム部147gに設けられたバネ支持突起147iに支持されている。また、ねじりバネ150の付勢力は、バネ149の付勢力に比べて大きくしている。これにより、カムギヤの凸部152aが加圧部材148を押し上げたとき、加圧部材148がねじりバネ150に抗って凹部148bを中心として回転せずに、ホルダ147がバネ149の抗って回動する。また、清掃部材145のワイパーブレード44への当接圧が一定値以上となっても、カムギヤの凸部152aが加圧部材148を押し上げるような状態のときは、ねじりバネ150の付勢力に抗って加圧部材148が凹部148bを中心として回転する。これにより、清掃部材145のワイパーブレード44への当接圧が一定値以上となることがない。
図6は、廃インクタンク100と、維持回復装置40の吸引キャップ42周辺の要部を示した断面図である。図6に示すように、吸引キャップ42によって吸引されたインクや、第1の空吐出受け43に吐出されたインク、ワイパーブレード44、ブレード清掃手段45に付着したインクは、維持・回復装置40の下側に配置された廃インクタンク100に溜められる。
吸引キャップ42には、吸引手段42cが吸引チューブを介して接続されており、吸引キャップ42の吸引手段42cによって吸引されたインクは、チューブ42dから廃インクタンクの開口部100aに滴下する。第1空吐出受け43には、底面が形成されておらず、ヘッド13から吐出されたインクが第1空吐出受け43を通って、そのまま廃インクタンクの開口部100aに滴下する。また、ヘッド13をクリーニングしてワイパーブレード44に付着したインクは、そのまま下方へ垂れていき、廃インクタンクの開口部100aに滴下する。ワイパーブレード44のヘッドのノズル面と当接する先端部44aは、断面楔形状となっており、天面が傾斜している。このように天面が傾斜しているので、天面に付着した廃インクがワイパーブレードの側面に流れ易くなり、ブレード天面に廃インクが付着したままになることを抑制することができる。
廃インクタンク100は、図7に示すように、画像形成装置の奥側側面に設けられた開口部1dから装置本体に着脱可能となている。
次に、クリーニングモードについて説明する。クリーニングモードは、例えば、プリンタに予めクリーニングモード選択ボタンなどの選択手段がついており、ユーザがプリントされた画像を見て、画像の劣化を確認した場合、ユーザにより実行されるモードである。また、プリント枚数が一定数越えたときに実行されるモードである。クリーニングモードが実行されると、吸引キャップ42の吸引手段で気泡や吐出口13aに付着したゴミなどをインクとともに吸い出して、吐出不良が改善される。
以下に、クリーニングモード時の動作について図8を用いて説明する。クリーニングモードが実行されると、図8(a)に示すように、まず、キャリッジ9を保湿していた保湿キャップ41が下降する。そして、ヘッド13Cが吸引キャップ42上に位置するようにキャリッジ9を移動させる。ヘッド13Cが吸引キャップ42上に位置したら、キャリッジ9の移動を停止させる。次に、吸引キャップ42を上昇させて、ヘッド13と当接させ、吸引手段42cで気泡や吐出口13aに付着したゴミなどをインクとともに吸い出す。吸引動作が終了すると、図8(b)に示すように、吸引キャップ42を下降させる。吸引キャップ42が下降すると同時に、ワイパーブレード44を上昇させる。
このとき、先の図5に示した駆動ギヤ151が駆動して、カムギヤ152が回転駆動する。すると、カムギヤ152の凸部152aが加圧板148の突起部148aと当接して、加圧板148を上側へ押し上げる。加圧板148が押し上げられると、加圧板148を取り付けているホルダ147がバネ149の付勢力に抗ってワイパーブレード44側へ回転する。すると、ホルダ147に取り付けられている第1清掃部材145もワイパーブレード44側回転し、第1清掃部材1の先端部145aがワイパーブレード44の一方の面と当接する。
一方、第2清掃部材146は、ホルダのギヤ147b、147cと噛み合っている第2清掃部材146のギヤ146b、146cによってホルダ147とともに回転し、第2清掃部材146の先端部146aがワイパーブレード44の他方の面と当接する。
そして、図8(b)に示すように、第1清掃部材145と第2清掃部材146とに挟まれた状態で、ワイパーブレード44がヘッド13Cと当接する位置まで上昇する。このとき、ワイパーブレードに付着している残留インクを第1清掃部材145、第2清掃部材146で掻き取り、ワイパーブレードを清掃する。
ワイパーブレード44が上昇したら、図8(c)に示すようにキャリッジ9を移動させて、ヘッド13Cをワイパーブレード44と摺擦させる。このキャリッジ9の移動により、ワイパーブレード44は、C色のヘッド13Cと摺擦し付着したインク滴を除去する。ヘッド13Cのインク滴を除去したら、ワイパーブレード44を下降させる。
ワイパーブレード44が下降したら、キャリッジ9を移動させて、図8(d)に示すように、ヘッド13Cを第1の空吐出受け43上に位置させる。ヘッド13Cが第1の空吐出受け43上に位置したら、第1の空吐出受け43に空吐出を行う。
このような一連の動作が他の色のヘッド13Bk−1、13Bk−2、13M、13Yにも同様に行われることで、各色のヘッド13の吐出不良と各色のヘッド13に付着したインク滴をクリーニングすることができる。
上述したように本実施形態においては、ワイパーブレード44の清掃は、ヘッド13の清掃直前に行っている。顔料系インクなどの高粘度のインクを使用した場合、染料系インク等の粘性の低いインクに比べてワイパーブレード44を流れ落ちるスピードが遅い。このため、ワイパーブレード44の天面に付着したインクが側面に流れ込むまで時間がかかる。ヘッド13のクリーニング終了直後にワイパーブレード44に付着したインクを清掃部材145、146で清掃する場合、天面に付着したインクがまだ側面に流れ込んでおらず、清掃部材145、146で除去できない場合がある。このように除去できないインクが存在すると、この除去できなかったインクが次のヘッドクリーニング時にヘッド13に付着してしまう場合がある。しかしながら、ワイパーブレード44がヘッド13をクリーニングする直前にワイパーブレード44を清掃することで以下のような利点がある。すなわち、高粘度のインクを使用して、ワイパーブレードの天面に高粘度のインクが付着しても、次のヘッドクリーニングを行うまでの間にこの天面に付着した高粘度のインクはワイパーブレード44の側面に流れ込んでいるので、確実に清掃部材145、146でワイパーブレード44のインクを除去することができる。よって、ワイパーブレード44に付着しているインクがヘッド13に付着してしまうことを抑制することができる。
また、本実施形態においては、第1清掃部材145と第2清掃部材146とでワイパーブレード44を挟み込んでワイパーブレード44に付着したインクをクリーニングしている。顔料系インクなど、高粘度のインクを使用した場合、流動性を失いワイパーブレード44に固着してしまう場合がある。しかし、上記のように第1清掃部材145と第2清掃部材146とでワイパーブレード44を挟み込むことでワイパーブレード44と高い当接圧で当接し掻き取るようにしてワイパーブレード44に付着したインクを除去する。これにより、流動性を失いワイパーブレード44に固着してしまったインクも確実にクリーニングすることができる。
次に、本実施形態の特徴点について図9〜図18に基づき説明する。装置の組付け誤差や、清掃部材145、146のガタなどにより、清掃部材一端が他端よりも高さが低くなり、幅方向に対して傾斜してしまう場合がある。このように、清掃部材が幅方向に対して傾斜していると、掻き取ったインクが高さの低い方の端部へ移動していき、清掃部材の幅方向端部からインクが滴下して、廃インクタンク開口部100aの幅方向端部付近に滴下する場合がある。廃インクタンクの製造誤差や、廃インクタンク100の装着誤差などによっては、幅方向端部から滴下したインクが、廃インクタンクの開口部100aに滴下せずに、装置を汚す場合があった。また、第2清掃部材146のように、側面から枠体40aの外側に延びるアーム部146d(146e)などを設けている場合、側面に流れたインクがアーム部146d(146e)からギヤ146b(146c)を伝わり、ギヤから滴下する。このギヤから滴下したインクは、維持・回復装置40の枠体外部から滴下するため、廃インクタンク100に回収されずに装置を汚してしまう可能性が高い。そこで、本実施形態においては、清掃部材145(146)が幅方向に対して傾斜しても、掻き取ったインクが確実に廃インクタンクの開口部100aに滴下するよう清掃部材に付着した廃インクを案内する案内手段を設けている。
以下の説明では、第2清掃部材146について説明するが、第1清掃部材145も同様の構成を有している。また、以下に図示する第2清掃部材146は、アーム部146d、146eおよび第1ギヤ146b、第2ギヤ146cについては、図示を適宜省略している。図9は、本実施形態の特徴点を有する第2清掃部材146を示す概略図である。図9の第2清掃部材146は、掻き取ったインクを廃インクタンク開口部の幅方向中央に対向する下端の中央部付近(以下、滴下領域T)に案内する案内手段としての2つの案内溝161、162を清掃部材146のインク流下面146fに設けている。第1案内溝161は、清掃部材146の図中上部の幅方向右端部付近から滴下領域Tに延びており、第2案内溝162は、清掃部材146の図中上部の幅方向左端部付近から滴下領域Tに延びている。第1案内溝161の上部の始点Aから、第2案内溝の上部の始点Bまでの長さLは、ワイパーブレード44の幅方向長さに比べて長くなっている。
図10は、第2清掃部材146が装置のガタなどによって図中右側に傾いて、右端部が左端部に比べて高さが低くなっているときの流下面146fを流下するインクの動きを説明する図である。図10に示すように、ワイパーブレード44に付着したインクを掻き取って先端部146aに付着したインクMは、自重で第2清掃部材146の図中右端部に移動しながら、流下面146fを流れ落ちて行く。そして、この流下面146fを流れ落ちていくインクは、第1案内溝161に流れ込む。第1案内溝161に流れ込んだインクは、そのまま第1案内溝161に案内されて、第2清掃部材146の滴下領域Tに流下する。そして、第2清掃部材146の滴下領域Tから廃インクタンクの開口部100aの幅方向中央部付近へ滴下する。また、第2清掃部材146が図10と逆に左側に傾いている場合は、流下面146fを流下するインクは、第2案内溝162に流れ込んで、そのまま第2案内溝162に案内されて、第2清掃部材146の滴下領域Tに流下する。また、上述したように第1案内溝161の上部の始点Aから、第2案内溝162の上部の始点Bまでの長さLは、ワイパーブレード44の幅方向長さに比べて長くなっている。よって、ワイパーブレード44より掻き取ったインクは、清掃部材146の第1案内溝161の始点Aから第2案内溝162の上部の始点Bまでの長さLの範囲に付着する。その結果、端部側に向かって流下面146fを移動するインクを案内溝161,162で捉えることができ、インクが側面に流れ込むのを阻止することができる。
このように、本実施形態の第2清掃部材146は、幅方向どちらかの端部へ移動しなが流下するインクを案内溝161,162で捉えて滴下領域Tに案内する。これにより、清掃部材から滴下するインクは、清掃部材が傾いていても廃インクタンク開口部100aの幅方向中央部付近に滴下することができる。これにより、装着誤差等によって廃インクタンクの開口部100aの幅方向端部が清掃部材の端部よりの内側となっても、清掃部材から滴下したインクが廃インクタンクに回収されなくなることを抑制することができる。また、流下面146fを流下するインクが清掃部材146の側面に移動することが案内溝161,162によって防止される。よって、清掃部材146の側面に設けたアーム部146d,146eにインクが流れて枠体40aの外側にインクが滴下することがなく、装置を汚すことがない。
図9は、案内溝161、162によって、流下面146fを流れ落ちて行くインクを清掃部材146の滴下領域Tに案内しているが、これに限られない。例えば、図11に示すように、案内溝161、162に換えて案内突起163、164としてもよい。この図11に示す、案内突起163、164を設けた清掃部材164においては、幅方向どちらか一方の端部へ移動しながら流下面146fを流れ落ちて行くインクを上記案内突起163または164で幅方向への移動を堰き止めつつ滴下領域Tに案内する。
また、これに限らず、図12(a)に示すように先端部146aと流下面146fとを結ぶひさし部146gにまで延びる案内溝161、162としたり、図12(b)に示すように案内突起163、164としたりしても良い。このように、ひさし部146gにまで案内溝161、162または案内突起163、164を延ばすことで、幅方向に移動するインクを確実に案内突起163、164または案内溝161、162で捉えることができる。よって、インクが側面に流れ込むのを確実に防止することができる。
また、案内手段としての案内突起、案内溝は、種々の形状にすることができる。図13に示すように、案内手段としての案内溝の形状や案内突起の断面形状は、(a)(b)に示すような略三角形状の溝や、略三角形状の山とすることができる。また、図13(c)(d)に示すように略半円形状の溝や、略半円形状の山とすることもできる。また、(e)に示すように、略三角形状の溝と略三角形状の山の組合せや、(f)に示すような略半円形状の溝と略半径形状の山の組合せた形状とすることができる。図13の(e)や(f)に示すように突起と溝とを組合せることで、案内溝161にインクを流し込んで案内するとともに、突起163によってインクが幅方向への移動を堰き止めて案内することができる。よって、確実にインクを下端中央部付近に案内することができる。
また、図14に示すように、複数の案内溝171〜174を滴下領域Tから放射状に延びるように設けても良い。このように、案内溝171〜174を複数設けることで、流下面の内側にある溝でインクを捉えて案内することができなくても、その外側にある突起溝でインクを捉えることができる。これにより、確実にインクを滴下領域Tに案内することができる。
また、案内溝または案内突起を放射状に設けることで、流下面146fを流れ落ちるインクを確実に捉え、案内溝または案内突起で滴下領域Tへインクを確実にインクを滴下領域Tに案内することができる。
また、図15に示すように、第2清掃部材146の下端面を幅方向端部から中央に向かって下降する傾斜面146hとし、この傾斜面146hによって側面に流れたインクを清掃部材146の滴下領域Tに集めるようにしても良い。この場合、図15に示すように、第1アーム部146d、第2アーム部146eは流下面146fと反対側の面(背面)に設けるようにして側面に流下したインクがアーム部146d、146eに流れないようにする。
また、上記においては、先の図8に示したように、ワイパーブレード44が上昇するときにワイパーブレード44に残留したインクを除去するブレード清掃手段45の清掃部材146、145に適用した実施形態について説明したが、これに限られない。図16に示すように、ワイパーブレード44がヘッド13を清掃して下降するときにワイパーブレード44に残留したインクを除去するブレード清掃手段245の清掃部材255、256にも適用することができる。この場合、ワイパーブレード44が上昇するときにインクを除去する清掃部材145、146と、流下面が逆となる。このため、図17の(a)、(b)に示すように、ワイパーブレード44が上昇するときにインクを除去する清掃部材146と逆の面に案内突起261や、案内溝262を設ける。
また、これに限らず、ワイパーブレード44のヘッド清掃直後および清掃直前にブレード清掃手段でワイパーブレードを清掃するようにしても良い。この場合、清掃部材355の両側面がインク流下面となり、図18(a)に示すように両側面にそれぞれ案内突起361a、361bを設ける。また、図18(b)に示すように、両側面にそれぞれ案内溝362a、362bを設ける。
また、上記においては、清掃部材からインクが滴下して、清掃部材のインクを廃インクタンクに溜めているが、これに限られない。例えば、廃インクタンク内にインクを吸収するスポンジなどの吸収体を設けておき、清掃部材の流下面を流下したインクをこの吸収体で吸収するようにしてもよい。具体的には、この吸収体の一部を廃インクタンクの開口部から突出させ、この突出部を清掃部材の下端部と当接させる。これにより、清掃部材の下端部に流下したインクは、吸収体に吸収されて廃インクタンクに溜まる。このような吸収体を設けた廃インクタンクは、廃インクタンクが片寄って装着されて、清掃部材の端部が吸収体の端部と接触しない場合が生じる。このとき、清掃部材が傾いて、吸収体と接触していない端部側にインクが流下するような状態であると、インクが吸収体に吸収されずに装置を汚してしまう。しかし、上記に示したように、案内突起を設けて清掃部材の流下面を流下するインクを廃インクタンク開口部の幅方向中央と対向する箇所に案内することで、確実に清掃部材のインクを吸収体に吸収することができる。
次に、本実施形態の画像形成装置に用いるインクについて説明する。本画像形成装置に用いるインク液は、着色剤の成分を多くして高粘度とした水系インクである。この水系インクは、水を主成分とする水分散体に着色剤が分散したものである。この水系インクは、インク表面張力35[mN/cm]以下、25℃におけるインク粘度5[mPa・sec]以上としている。インク液のインク表面張力35[mN/cm]以下とすることで、紙への浸透速度を上げることができる。また、25℃におけるインク粘度5[mPa・sec]以上とすることで、速乾性に優れたインクにすることができる。また、にじみ難いため、シャープな画像を得ることができる。
着色剤としては、疎水性染料、顔料を用いることができ、特に有機顔料およびカーボンブラックが好ましい。
上記水分散体は、ポリマー微粒子の水分散体が好ましく、用いられるポリマーとしては、ビニル系ポリマー、ポリエステル系ポリマー、ポリウレタン系ポリマー等が挙げられる。該ポリマーの中では、ビニル系ポリマーが好ましい。
また、上記インク液のインク表面張力35[mN/cm]以下とするため、本実施形態のインク液には、湿潤剤を添加している。湿潤剤としては、グリセリン、1,3−ブタンジオール、トリエチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、プロピレングリコール、1,5−ペンタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、およびトリメチロールエタンが挙げられ、少なくとも1種類以上をインク液に添加する。
さらに、本実施形態のインク液には、炭素数8以上で11以下のポリオールまたはグリコールエーテル、アニオンまたはノニオン系界面活性剤が添加されている。
その例としては、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、下記(I)ないし(VII)の構造の物質を挙げることができる。
Figure 0004541176
(R1:炭素数6〜14の分岐してもよいアルキル基、m:3〜12、 M:アルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、第4級ホスホニウム、アルカノールアミン)
Figure 0004541176
(R2:炭素数5〜16の分岐したアルキル基、M:アルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、第4級ホスホニウム、アルカノールアミン)
Figure 0004541176
(Rは分岐しても良い6〜14の炭素鎖、k:5〜20)
Figure 0004541176
(Rは分岐しても良い炭素数6から14の炭素鎖、n:5〜20)
Figure 0004541176
(Rは炭素数6から14の炭素鎖、m,n:m、n≦20)
Figure 0004541176
(Rは炭素数6から14の炭素鎖、m,n:m、n≦20)
Figure 0004541176
(p、qは0〜40)
上記インク液を得る方法としては、ポリマーを有機溶媒に溶解させ、顔料、水、湿潤剤、界面活性剤等を加えて混練しペーストとした後、該ペーストを必要に応じて水で希釈し、有機溶媒を留去して水系にする方法が好ましい。
以下にインク液の実施例を説明するが、これらに限定されるものではない。
〔シアンインク〕
下記処方のインク組成物を作成し、pHが9になるように水酸化リチウム10%水溶液にて調整した。その後、平均孔径0.8μmのメンブレンフィルターで濾過を行いインク組成物を得た。
フタロシアニン顔料含有ポリマー微粒子 10.0wt%(固形分として)
1,3−ブタンジオール 25.0wt%
グリセロール 8.5wt%
CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH
の活性剤 2.0wt%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 1.8wt%
プロキセルLV(防腐剤) 0.1wt%
消泡剤 0.05wt%
イオン交換水 残量
これにより、ジメチルキナクリドン顔料を含有したポリマー微粒子水分散体としてのC色水系インク液を得た。
〔マゼンタインク〕
下記組成物を用いる以外はシアンインクと同様にし、pHを水酸化ナトリウムで9にしてインク組成物を調製した。
ジメチルキナクリドン顔料含有ポリマー微粒子 0.5wt%(固形分として)
1,3−ブタンジオール 22.0wt%
グリセロール 7.0wt%
ポリオキシアルキレン誘導体ディスパノール TOC 2.0wt%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0wt%
プロキセルLV(防腐剤) 0.05wt%
消泡剤 0.1wt%
イオン交換水 残量
これにより、ジメチルキナクリドン顔料を含有したポリマー微粒子水分散体としてのM色水系インク液を得た。
〔イエローインク〕
下記組成物を用いる以外はシアンインクと同様にし、pHを水酸化リチウムで9にしてインク組成物を調製した。
モノアゾ黄色顔料含有ポリマー微粒子 10.0wt%(固形分として)
1,3−ブタンジオール 23.5wt%
グリセロール 7.5wt%
ポリオキシアルキレン誘導体ディスパノール TOC 2.0wt%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0wt%
プロキセルLV(防腐剤) 0.05wt%
消泡剤 KM72F 0.1wt%
イオン交換水 残量
これにより、モノアゾ黄色顔料を含有したポリマー微粒子水分散体としてのY色水系インク液を得た。
〔黒インク〕
下記組成物を用いる以外はシアンインクと同様にし、pHを水酸化ナトリウムで9にしてインク組成物を調製した。
ジアゾ化合物処理したカーボンブラック分散液 10.0wt%
1,3−ブタンジオール 22.5wt%
グリセロール 7.5wt%
N−メチル−2−ピロリドン 2.0wt%
CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH
の活性剤 2.0wt%
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0wt%
プロキセルLV(防腐剤) 0.2wt%
消泡剤 0.1wt%
イオン交換水 残量
これにより、カーボンブラックを含有したポリマー微粒子水分散体としてのBk色水系インク液を得た。
これらのインク物性は、表1のとおりであった。
Figure 0004541176
上記物性のインクを用いて普通紙に画像を形成したところ、文字滲みや色境界滲みがなく良好な画像を得ることができた。特に、複雑な漢字、斜線部や曲線部の滑らかで自然な再現記録ができた。また、2〜3日放置していても、高粘度であるにもかかわらず、ノズルの目詰まりが無く、安定した印字性能が得られた。
また、本実施形態のブレード清掃手段45を備えた画像形成装置に上記物性のインクを用いたときのワイパーブレードの清掃状態を確認したところ、ワイパーブレードにインクの付着がなく、良好にワイパーブレード44の清掃が行われていた。
(1)
以上、本実施形態の画像形成装置によれば、清掃部材が傾いて清掃部材下端部の廃インクタンク開口の幅方向中央部分に対応する箇所(滴下領域)以外に流れようとするインクを案内手段によって滴下領域に案内するので、清掃部材が傾いていても廃インクタンク開口部の幅方向中央部に清掃部材からインクを滴下することができる。よって、清掃部材に付着したインクが清掃部材から廃インクタンクの端部付近に滴下することを抑制することができる。その結果、廃インクタンクの装着誤差などがあって、廃インクタンクの開口部が幅方向にずれて装着されても、清掃部材から滴下されるインクが廃インクタンクに回収されずに装置を汚してしまうことが抑制される。
また、廃インクタンクの装着誤差を考慮して廃インクタンク開口部を幅方向に大きくしなくても、清掃部材から滴下されるインクが廃インクタンクに回収することができる。よって、装置の大型化や、廃インクタンクの取り換え時に開口部から廃インクがこぼれるなど、廃インクタンクのメンテナンス性が悪くなることを抑制することができる。
(2)
また、本実施形態の画像形成装置によれば、案内手段を滴下領域に延びる案内溝としている。滴下領域以外へ移動するインクが案内溝に流れ込み、案内溝に流れ込んだインクは、そのまま案内溝に案内されて、清掃部材146の滴下領域に流下する。このようにして、滴下領域以外へ移動するインクを案内溝で捉えて、滴下領域に案内することで清掃部材が傾いていても清掃部材に付着したインクは、滴下領域に移動する。よって、清掃部材が傾いていても、廃インクタンク開口部の幅方向中央部に清掃部材に付着したインクを滴下することができる。
(3)
また、案内手段を滴下領域に向かって延びる案内突起としても良い。この案内突起によって、滴下領域以外へ移動するインクを堰き止めながら、自重で滴下領域に移動させることができる。よって、清掃部材が傾いていても、廃インクタンク開口部の幅方向中央部に清掃部材に付着したインクを滴下することができる。
(4)
また、案内手段を滴下領域に向かって延びる案内溝と、案内溝と隣あって設けられた案内突起とから構成するようにしても良い。これにより、清掃部材が幅方向傾いて滴下領域以外へ移動するインクを案内突起で堰き止めて滴下領域に移動させるとともに、案内溝で捉えて滴下領域に移動させることができる。これにより、確実に滴下領域以外へ移動するインクを滴下領域に移動させることができる。
(5)
また、本実施形態の画像形成装置によれば、上記案内手段を複数設けている。これにより、内側の案内手段で滴下領域以外へ移動するインクを捉えて(堰き止めて)滴下領域に案内できなくても、上記内側の案内手段よりも幅方向端部側にある案内手段でインク捉えて(堰き止めて)滴下領域に案内することができる。これにより、確実に滴下領域以外へ移動するインクを滴下領域に移動させることができる。
(6)
また、本実施形態の画像形成装置によれば、案内突起または案内溝を滴下領域から上方に向かって放射状に延びている。これにより、流下面146fを流れ落ちるインクを確実に捉え、案内溝または案内突起で滴下領域Tへインクを確実にインクを滴下領域Tに案内することができる。
(7)
また、本実施形態の画像形成装置によれば、上記滴下領域を下端部の幅方向中央部としている。これにより、清掃部材の幅方向中央部が、廃インクタンク開口部の幅方向中央と対向することとなる。その結果、清掃部材と廃インクタンクの開口部とを幅方向ほぼ同じ位置に配置することができ、装置のコンパクト化を図ることができる。
(8)
また、本実施形態の画像形成装置によれば、ワイパーブレードが上昇するときに清掃部材によってワイパーブレードに付着しているインクを除去している。これにより、ワイパーブレードがヘッドを清掃する直前にワイパーブレードに付着したインクを清掃部材で除去することができる。顔料系インクなどの高粘度のインクを使用した場合、粘性の低いインクに比べてワイパーブレードを流れ落ちるスピードが遅い。このため、天面に付着したインクが側面に流れ込むまで時間がかかる。ヘッドクリーニング終了直後にワイパー部材に付着したインクを清掃部材で清掃する場合、天面に付着したインクがまだ側面に流れ込んでおらず、清掃部材で除去できない場合がある。このように除去できないインクが存在すると、この除去できなかったインクがヘッドに付着してしまう場合がある。しかしながら、ワイパーブレードがヘッドをクリーニングする直前にワイパーブレードを清掃すること以下のような利点を奏する。すなわち、高粘度のインクを使用して、天面に高粘度のインクが付着しても、次のヘッドクリーニングを行うまでの間に側面に流れ込んでいるので、確実にワイパーブレードからインクを除去することができる。よって、ヘッドにワイパーブレードに付着しているインクがヘッドに付着してしまうことを抑制することができる。
(9)
また、本実施形態の画像形成装置によれば、ワイパーブレードが下降するときに清掃部材によってワイパーブレードに付着しているインクを除去している。これにより、ヘッドがクリーニングされた直後にワイパーブレードに付着したインクを除去することができる。ヘッドがクリーニングされた直後にワイパーブレードに付着したインクを除去しない場合、長期間使用されずにいると、ワイパーブレードに付着したインクがワイパーブレードに強固に固着して、清掃部材で除去できなくなるおそれがある。しかし、本実施形態においては、ヘッドがクリーニングされた直後にワイパーブレードに付着したインクを除去してあるので、ワイパーブレードにインクが強固に固着してしまうことを抑制することができる。
画像形成装置の概略構成を示す正面図。 (a)は、キャリッジの正面図。(b)は、キャリッジの下面図。 画像形成ユニットの概略構成を示す平面図。 ブレード清掃手段の分解斜視図 維持・回復装置のブレード清掃手段周辺の斜視図 廃インクタンク100と、維持回復装置40の吸引キャップ周辺の要部を示した断面図。 廃インクタンクを画像形成装置に挿入している様子を示す図。 クリーニングモード時の動作について説明した図。 流下面に案内溝を備えた第2清掃部材の要部構成図。 第2清掃部材が傾いているときの流下面を流下するインクの動きを説明する図。 流下面に案内突起を備えた第2清掃部材の要部構成図。 (a)は、流下面およびひさし部に案内溝を設けた第2清掃部材の要部構成図。(b)は、流下面およびひさし部に案内突起を設けた第2清掃部材の要部構成図。 第2清掃部材の流下面に設けられる案内手段の断面形状を示す図。 流下面に案内突起を複数備えた第2清掃部材の要部構成図。 第2清掃部材の案内手段を端部から中央に向かって下降する傾斜面とした図。 ワイパーブレードが下降するときにワイパーブレードを清掃するブレード清掃手段の概略構成図。 (a)は、ワイパーブレードが下降するときにワイパーブレードを清掃するブレード清掃手段の清掃部材の流下面に案内突起を設けた構成を示す図。(b)は、ワイパーブレードが下降するときにワイパーブレードを清掃するブレード清掃手段の清掃部材の流下面に案内溝を設けた構成を示す図。 (a)は、ワイパーブレードが下降するときおよび上昇するときにワイパーブレードを清掃するブレード清掃手段の清掃部材の流下面に案内突起を設けた構成を示す図。(b)は、ワイパーブレードが下降するときおよび上昇するときにワイパーブレードを清掃するブレード清掃手段の清掃部材の流下面に案内溝を設けた構成を示す図。 ブレード清掃手段の一例を示す図。 清掃部材が幅方向に傾斜したときの様子を示す図。
符号の説明
1 画像形成装置
2 画像形成ユニット
7 排紙トレイ
9 キャリッジ
12 搬送ベルト
13 ヘッド
40 維持・回復装置
42 吸引キャップ
43 第1の空吐出受け
44 ワイパーブレード
45 ブレード清掃手段
46 第2の空吐出受け
50 給紙トレイ
100 廃インクタンク
145 第1清掃部材
146 第2清掃部材
147 ホルダ
148 加圧板
149 バネ
150 ねじりバネ
151 駆動ギヤ
152 カムギヤ
153 従動ギヤ

Claims (9)

  1. 吐出口からインクを吐出するヘッドの吐出面をクリーニングするブレード状のワイパー部材と、該ワイパー部材に付着したインクを除去する清掃部材と、該清掃部材のインクを回収する廃インクタンクとを備えた画像形成装置において、
    該清掃部材に除去されて該清掃部材表面を流下するインクのうち、該清掃部材の下端部であって該廃インクタンクの開口の幅方向中央部分に対応する箇所以外に向かって流下しようとするインクを該箇所に案内する案内手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記案内手段は、上記清掃部材のインク流下面に設けられた、該清掃部材の廃インクタンクの開口の幅方向中央部分に対応する箇所に向かって延びる案内溝であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1の画像形成装置において、
    上記案内手段は、上記清掃部材のインク流下面に設けられた、該清掃部材の廃インクタンクの開口の幅方向中央部分に対応する箇所に向かって延びる案内突起であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2または3の画像形成装置において、
    上記案内手段は、上記清掃部材のインク流下面に設けられた、該清掃部材の廃インクタンクの開口の幅方向中央部分に対応する箇所に向かって延びる案内溝と、該案内溝と隣あって設けられた案内突起とからなることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかの画像形成装置において、
    上記案内手段を複数設けることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5の画像形成装置において、
    上記案内手段は、上記清掃部材の廃インクタンクの開口の幅方向中央部分に対応する箇所から上方に向かって放射状に延びることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6いずれかの画像形成装置において、
    上記清掃部材の廃インクタンクの開口の幅方向中央部分に対応する箇所が、下端部の幅方向中央部であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至7いずれかの画像形成装置において、
    上記ワイパー部材は上下に移動可能となっており、上記ヘッドの吐出面をクリーニングするときに該ワイパー部材を上昇させ、ヘッドのクリーニング終了後にワイパー部材を下降させるように制御しており、上記清掃部材は、該ワイパー部材が上昇するときに該ワイパー部材に付着したインクを除去することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至8いずれかの画像形成装置において、
    上記ワイパー部材は上下に移動可能となっており、上記ヘッドの吐出面をクリーニングするときに該ワイパー部材を上昇させ、ヘッドのクリーニング終了後にワイパー部材を下降させるように制御しており、上記清掃部材は、該ワイパー部材が下降するときに該ワイパー部材に付着したインクを除去することを特徴とする画像形成装置。
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