JP2008012880A - 液滴吐出装置、画像形成装置、及び画像形成システム - Google Patents

液滴吐出装置、画像形成装置、及び画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】 吐出された液滴の軌道が吐出面汚れによってずれることとを防止しつつ、液滴吐出面上の吐出面汚れが広がった状態となることに起因する不具合の発生を防止することができる液滴吐出装置、及びこれを用いる画像形成装置、並びに、画像形成システムを提供する。
【解決手段】 吐出面撮像手段であるCCD46が撮像した画像の画像情報に基づいて汚れ認識手段である画像情報処理部201が吐出面汚れ情報を出力し、吐出面汚れ情報に含まれる吐出面汚れの吐出口からの距離の情報と吐出面汚れの面積の情報とに基づいて、清掃制御手段である清掃動作制御部202は、吐出面清掃手段であるワイパーブレードを上下移動させるブレードモータ44mを制御する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、液滴を吐出する吐出口を備えたヘッド部と、ヘッド部の液滴吐出面を清掃する吐出面清掃手段とを備えた液滴吐出装置、並びに、これを備えた画像形成装置及び画像形成システムに関するものである。
液状のインクを液滴として吐出し、記録体上に画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置は、インク吐出面の吐出口近傍に吐出面汚れが付着することがある。吐出口近傍に吐出面汚れが存在すると吐出口から吐出されるインクが吐出口近傍の吐出面汚れと接触し、吐出されたインクの軌道がずれるおそれがある。従来、この種の画像形成装置では、どのような設置環境(温度や湿度)でどの程度の時間を放置すると、インク吐出面にどの程度の吐出面汚れが付着するかを実験等により予め確認しておく。そして、その確認結果に基づいてインク吐出面の清掃動作の頻度を予め決めておき、その清掃手段の制御部に予め入力された清掃動作のデータテーブルに従いインク吐出面の清掃動作を実施するものがある。
しかし、上述の清掃動作のデータテーブルは最悪の状態を想定して設定されていることが多く、実際のインク吐出面の状態に応じて清掃動作を行っているわけではないので、本来必要な清掃動作よりも回数が多めになってしまう。インク吐出面の清掃を行うときには清掃時の潤滑剤としてインクが必要であるためインクを吐出し、さらに、清掃動作の後には吐出口のメニスカスが乱れるため、これを整えるためにインクを吐出する。このようにインク吐出面の清掃動作を行うとインクが消費されるため、過剰に清掃動作を行うことはインクを必要以上に消費することにつながる。また、設計側の想定外の条件で使われた場合など、インクの吐出に影響を及ぼすような位置に吐出面汚れが付着していても、データテーブルに従った清掃動作では所定のタイミングまで清掃動作が行われない。そのため、清掃動作が行われるタイミングまでは、インクの吐出に影響を及ぼす吐出面汚れが付着したまま、インクが吐出され画像形成が実行され続ける可能性もある。
特許文献1には、インク吐出面を撮像する吐出面撮像手段を備え、吐出面撮像手段で撮像した画像情報に基づいて、インク吐出面を清掃する吐出面清掃手段を制御する画像形成装置が記載されている。そして、特許文献1の画像形成装置では、画像情報に基づいて、吐出口から所定距離内に吐出面汚れが存在していると判定されたときには、清掃動作が実行される。これにより、インクの吐出に影響を及ぼすような位置に吐出面汚れが付着しているときには、清掃動作が実行され、吐出面汚れにより吐出されたインクの軌道がずれることを防止することができる。一方、吐出口から所定距離内に吐出面汚れが存在していないと判定されたときには、清掃動作は実行されない。これにより、過剰に清掃動作が実行されることを防止することができ、必要以上にインクを消費することを防止することができる。
特開2005−161838号公報
インク吐出面に吐出面汚れが存在するとその吐出面汚れが核となって新たな汚れが付着し、吐出面汚れが広がって行くことがある。特許文献1に記載の画像形成装置のように、吐出口の所定距離内の吐出面汚れの有無で清掃動作を制御する場合、以下の問題が生じる。すなわち、吐出口の所定距離外に吐出面汚れがあり、その吐出面汚れが大きく広がっていても吐出口の所定距離内に到達しないと清掃動作は実行されない。吐出口の所定距離外の吐出面汚れが広がった状態を放置すると、吐出面汚れがさらに広がり、吐出口の所定距離内まで到達する頃には吐出面汚れがインク吐出面に固着することがある。インク吐出面に固着した吐出面汚れは清掃動作では吐出面汚れを清掃しきれず、吐出口まで到達し、インクの吐出に影響を与えるおそれがある。吐出口の所定距離内の吐出面汚れが比較的新しく清掃動作により清掃されることで吐出口まで吐出面汚れが到達しなくても、吐出口の所定距離外の吐出面汚れは固着した状態となっている。この固着した吐出面汚れが核となることで、吐出口の所定距離内に吐出面汚れが存在する頻度が高まり、清掃動作を実行する回数が増え、清掃動作によるインクの消費量の増大につながる。さらに、吐出口の所定距離外に吐出面汚れが広がった状態であると、清掃動作や振動によってインク吐出面から吐出面汚れが離脱するときに大きな塊の状態で離脱することがある。これにより、インクの塊が装置内に詰まることで誤作動の原因となったり、清掃動作時以外のタイミングでインク吐出面から離脱し、記録媒体上に落下することで不良画像の原因となったりするおそれがある。
また、特許文献1の画像形成装置では、吐出口の所定距離範囲外の吐出面汚れがインク吐出面に垂直な高さ方向に成長しても、吐出口の所定距離内に吐出面汚れが存在しないと清掃動作は実行されない。吐出面汚れが高さ方向に成長した状態であると、清掃動作や振動によってインク吐出面から吐出面汚れが離脱するときに大きな塊の状態で離脱することがある。これにより、インクの塊が装置内に詰まることで誤作動の原因となったり、清掃動作時以外のタイミングでインク吐出面から離脱し、記録媒体上に落下することで不良画像の原因となったりするおそれがある。さらに、吐出面汚れがインク吐出面から離脱しなくても高さ方向に成長した吐出面汚れが、記録媒体や装置内の部材などインク吐出面と対向するものに接触し、記録媒体を汚す不良画像や装置内汚れの原因となるおそれがある。
また、特許文献1の画像形成装置のように、撮像手段によってインク吐出面を撮像する構成では撮像手段の撮像部に異物が付着し、この異物が画像情報に影響してインク吐出面の状態を正しく確認することができなくなるおそれがある。
これらのような問題は、インクを吐出する画像形成装置に限らず、液状体を液滴として吐出する吐出口を備えた液滴吐出面を撮像し、撮像した画像情報に基づいて吐出面汚れを清掃する液滴吐出装置であれば、同様に発生し得る問題である。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その第一の目的とするところは、吐出された液滴の軌道が吐出面汚れによってずれることとを防止しつつ、液滴吐出面上の吐出面汚れが広がった状態となることに起因する不具合の発生を防止することができる液滴吐出装置、及びこれを用いる画像形成装置、並びに、画像形成システムを提供することである。
また、その第二の目的とするところは、液滴吐出面上の吐出面汚れが高さ方向に成長することに起因する不具合の発生を防止することができる液滴吐出装置、及びこれを用いる画像形成装置、並びに、画像形成システムを提供することである。
また、その第三の目的とするところは、撮像手段が撮像した液滴吐出面の画像情報に基づいて、液滴吐出面の状態を正しく確認することができる液滴吐出装置、及びこれを用いる画像形成装置、並びに、画像形成システムを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、液状体を液滴として吐出する吐出口を備えるヘッド部と、該吐出口が形成される該ヘッド部の液滴吐出面を清掃する吐出面清掃手段と、該液滴吐出面を撮像する吐出面撮像手段と、該吐出面撮像手段で撮像した画像情報に基づいて該液滴吐出面に付着した汚れである吐出面汚れを認識し、吐出面汚れ情報を出力する汚れ認識手段と、該汚れ認識手段が出力した該吐出面汚れ情報に基づいて該吐出面清掃手段を制御する清掃制御手段とを有する液滴吐出装置において、該清掃制御手段は、該吐出面汚れ情報から得られる該吐出面汚れの該吐出口からの距離と該吐出面汚れの面積とに基づいて該吐出面清掃手段を制御することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の液滴吐出装置において、上記清掃制御手段は、上記該吐出面汚れと上記吐出口との距離が近いほどその値が大きくなる汚れ距離係数と、該吐出面汚れの面積が大きいほどその値が大きくなる汚れ面積係数とを算出し、該汚れ距離係数と該汚れ面積係数との積より算出される吐出面汚れ値の値が所定の値よりも大きくなったときに、上記液滴吐出面を清掃するように上記吐出面清掃手段を制御することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の液滴吐出装置において、上記清掃制御手段は、上記吐出面汚れ情報から得られる上記吐出面汚れの形状に基づいて上記吐出面清掃手段を制御することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の液滴吐出装置において、上記清掃制御手段は、上記吐出面汚れの形状が球形に近いほどその値が小さくなる汚れ形状係数に基づいて上記吐出面清掃手段を制御することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の液滴吐出装置において、上記吐出面汚れの高さを検出する汚れ高さ検出手段を有し、上記清掃制御手段は、該吐出面汚れの高さに基づいて上記吐出面清掃手段を制御することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、液状体を液滴として吐出する吐出口を備えるヘッド部と、該吐出口が形成される該ヘッド部の液滴吐出面を清掃する吐出面清掃手段と、該液滴吐出面を撮像する吐出面撮像手段と、該吐出面撮像手段で撮像した画像情報に基づいて上記液滴吐出面に付着した汚れである吐出面汚れを認識し、吐出面汚れ情報を出力する汚れ認識手段と、該汚れ認識手段が出力した該吐出面汚れ情報に基づいて該吐出面清掃手段を制御する清掃制御手段とを有する液滴吐出装置において、該吐出面汚れの高さを検出する汚れ高さ検出手段を有し、該清掃制御手段は、該吐出面汚れの高さに基づいて該吐出面清掃手段を制御することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の液滴吐出装置において、上記吐出面撮像手段の撮像部を覆い、保護する撮像部保護手段を備えることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項7の液滴吐出装置において、上記撮像部保護手段は、上記吐出面撮像手段が上記液滴吐出面を撮像する時には上記撮像部の保護を解除し、該吐出面撮像手段が該液滴吐出面を撮像しないときには該撮像部を保護するカバー部材であることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6または7の液滴吐出装置において、上記液滴を吐出し付着させる液滴吐出対象に対して上記吐出口が該液滴を吐出する液滴吐出領域を挟んで、上記吐出面清掃手段とは反対側に上記吐出面撮像手段を配置したことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、液滴を吐出する吐出口を備えるヘッド部と、該吐出口が形成される該ヘッド部の液滴吐出面を清掃する吐出面清掃手段と、該液滴吐出面を撮像する吐出面撮像手段と、該吐出面撮像手段で撮像した画像情報に基づいて上記液滴吐出面に付着した汚れである吐出面汚れを認識し、吐出面汚れ情報を出力する汚れ認識手段と、該汚れ認識手段が出力した該吐出面汚れ情報に基づいて該吐出面清掃手段を制御する清掃制御手段とを有する液滴吐出装置において、上記吐出面撮像手段の撮像部を覆い、保護する撮像部保護手段を備えることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項10の液滴吐出装置において、記録媒体に対して上記吐出口が上記液滴を吐出し、該記録媒体上に画像を形成する画像形成領域を挟んで、上記吐出面清掃手段とは反対側に上記吐出面撮像手段を配置したことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の液滴吐出装置において、上記吐出面撮像手段は上記液滴吐出面の全体を撮像することを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の液滴吐出装置において、上記吐出面撮像手段は上記液滴吐出面の上記吐出面近傍を撮像することを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13の液滴吐出装置において、毎回の画像形成を開始する前に上記吐出面撮像手段が上記液滴吐出面を撮像し、その画像情報に基づいて上記清掃制御手段が上記吐出面清掃手段を制御することを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13または14の液滴吐出装置において、液滴吐出装置本体の電源投入時に上記吐出面撮像手段が上記液滴吐出面を撮像し、その画像情報に基づいて上記清掃制御手段が上記吐出面清掃手段を制御することを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15の液滴吐出装置において、上記吐出面撮像手段は、上記液状体の付着を防止する位置と、上記液滴吐出面を撮像する位置とで移動可能であることを特徴とするものである。
また、請求項17の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15または16の液滴吐出装置において、上記液状体は所定の極性に帯電しており、上記吐出面撮像手段の撮像部の周辺に、ミスト状の該液状体が該撮像部から離れる方向に力が働くように電界を形成する電界形成手段を備えることを特徴とするものである。
また、請求項18の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16または17の液滴吐出装置において、上記吐出面撮像手段の撮像部の近傍から、ミスト状の上記液滴を退ける気流を発生させる気流発生手段を備えることを特徴とするものである。
また、請求項19の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17または18の液滴吐出装置において、複数の上記ヘッド部を有し、上記清掃制御手段は、上記吐出面汚れ情報に基づいて清掃が必要と判定された該ヘッド部の上記液滴吐出面のみを清掃するように上記吐出面清掃手段を制御することを特徴とするものである。
また、請求項20の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18または19の液滴吐出装置において、上記清掃制御手段は、上記液滴吐出面のうち、上記上記吐出面汚れ情報に基づいて清掃が必要と判定された領域の近傍のみを清掃するように上記吐出面清掃手段を制御可能であることを特徴とするものである。
また、請求項21の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19または20の液滴吐出装置において、上記吐出面撮像手段で撮像した画像を表示可能な撮像画像表示部を備えることを特徴とするものである。
また、請求項22の発明は、インク吐出手段からインクを吐出して、記録媒体上に該インクにより画像を形成する画像形成装置において、該インク吐出手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20または21に記載の液滴吐出装置を用いることを特徴とするものである。
また、請求項23の発明は、インクを吐出する吐出口を備えるヘッド部と、該吐出口が形成される該ヘッド部のインク吐出面を清掃する吐出面清掃手段と、該インク吐出面を撮像する吐出面撮像手段と、該吐出面撮像手段で撮像した画像情報に基づいて上記インク吐出面に付着した汚れである吐出面汚れを認識し、吐出面汚れ情報を出力する汚れ認識手段と、該汚れ認識手段が出力した該吐出面汚れ情報に基づいて該吐出面清掃手段を制御する清掃制御手段とを備える画像形成装置を有する画像形成システムにおいて、該吐出面撮像手段で撮像した画像を表示可能な撮像画像表示手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項24の発明は、請求項23の画像形成システムにおいて、上記画像形成装置として、請求項22の画像形成装置を用いることを特徴とするものである。
また、請求項25の発明は、請求項23または24の画像形成システムにおいて、上記撮像画像表示手段は、画像形成装置本体の操作部に設けられた表示部であることを特徴とするものである。
また、請求項26の発明は、請求項23または24の画像形成システムにおいて、上記画像形成装置と電気信号の送受信が可能で、該画像形成装置の画像形成を制御可能な外部制御手段を有し、上記撮像画像表示手段は該外部制御手段が備える表示部であることを特徴とするものである。
また、請求項27の発明は、請求項26の画像形成システムにおいて、上記外部制御手段は上記画像形成装置本体の近傍に設置された制御端末であることを特徴とするものである。
また、請求項28の発明は、請求項26の画像形成システムにおいて、上記外部制御手段は上記画像形成装置本体の設置位置に対して遠隔地に設置され、該画像形成装置と通信端末を介して電気信号の送受信が可能な遠隔地制御端末であることを特徴とするものである。
上記請求項1の構成を備える液滴吐出装置においては、吐出面汚れの吐出口からの距離に基づいて、吐出口近傍に吐出面汚れがあれば清掃動作を実行し、吐出面汚れの面積に基づいて、吐出口近傍の吐出面汚れでなくても大きな吐出面汚れがあれば清掃動作を実行する。
また、上記請求項6の構成を備える液滴吐出装置においては、吐出面汚れの高さに基づいて、所定の高さよりも高い場合には清掃動作を実行する。
また、上記請求項10の構成を備える液滴吐出装置においては、撮像部保護手段を備えているので、異物が撮像部に付着して撮像手段が撮像する画像情報に影響を及ぼすことを防止することができる。
また、上記請求項23の構成を備える画像形成システムにおいては、撮像画像表示手段によりインク吐出面上の状態を使用者が視覚的に確認することができる。
請求項1の構成を備える発明によれば、吐出口近傍に吐出面汚れがあれば清掃することにより、吐出された液滴の軌道が吐出面汚れによってずれることを防止でき、大きな吐出面汚れがあれば清掃することにより、液滴吐出面上に吐出面汚れが広がった状態になることに起因する不具合の発生を防止することができるという優れた効果がある。
また、請求項6の構成を備える発明によれば、吐出面汚れの高さが所定の高さより高い場合は清掃することにより、吐出面汚れが高さ方向に成長することに起因する不具合の発生を防止することができるという優れた効果がある。
また、請求項10の構成を備える発明によれば、異物が撮像部に付着して画像情報に影響を及ぼすことを防止することができるので、液滴吐出面の状態を正しく確認することができるという優れた効果がある。
また、請求項23の構成を備えた発明によれば、インク吐出面の吐出面汚れを使用者が視覚的に確認することができるので、必要に応じて清掃動作の制御を行うことにより、吐出されたインクの軌道が吐出面汚れによってずれることを防止しつつ、インク吐出面上の吐出面汚れが広がった状態になることに起因する不具合の発生を防止することができるという優れた効果がある。
以下、本発明を適用した画像形成装置としてのプリンタ1について説明する。
まず、プリンタ1の基本的な構成について説明する。図1は、プリンタ1の概略構成を示す正面図である。
このプリンタ1は、キャリッジ9を備え画像を形成するための画像形成ユニット2、プリンタ1本体の前面側(図1中手前側)から抜き差し可能で、多数枚の用紙Pを積載して収納する給紙カセット50を備えている。また、プリンタ1本体の上方には、原稿を読み取る画像読取部60が配設されている。
プリンタ1本体内には、インクカートリッジ34(C,Bk−1,Bk−2,M,Y)を収容したカートリッジ装填部35を有している。また、各色のインクカートリッジ34は、カートリッジ装填部35に対し着脱可能に取り付けられている。
画像読取部60は、コンタクトガラス61上に載置された原稿(不図示)の読み取り走査を行うための、第一走行体66と第二走行体69とが往復移動可能に配設されている。第一走行体66は、原稿照明用光源64と第一ミラー65とを備え、第二走行体69は、第二ミラー67及び第三ミラー68を備えている。読み取り走行体である第一走行体66、第二走行体69により走査された原稿画像情報は、原稿読み込みレンズ62の後方に設置されているCCDなどの画像読み取り素子63に画像信号として読み込まれる。この読み込まれた画像信号は、デジタル化され画像処理される。画像処理された信号に基づいて、画像形成ユニット2により、記録媒体である用紙Pに画像が形成される。
プリンタ1は、画像形成ユニット2で形成する画像データを外部の機器から通信ケーブル或いはネットワークを介して受信可能であり、受信した画像データを処理して画像形成することができる。画像形成ユニット2で形成する画像データを入力する外部機器としては、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読取装置、デジタルカメラなどの撮像装置などが挙げられる。
図2にキャリッジ9の説明図を示す。図2(a)は、キャリッジ9の正面図であり、図2(b)は、キャリッジ9の底面図である。図2(a)に示すように、キャリッジ9には、5つのヘッド(C,Bk−1,Bk−2,M,Y)が設けられている。図2(b)に示すように、各ヘッド13の下面には、吐出口13aが一列192個で2列設けられている。
図3は、液状体としてのインクを液滴として吐出し、記録媒体である用紙P上にインクにより画像形成する液滴吐出装置としての画像形成ユニット2の概略構成を示す平面図である。また、図4は、図3に示す画像形成ユニット2の図3中の矢印D方向から見た側方概略図である。
図3に示すように、キャリッジ9を支持するガイドロッド31がキャリッジ9を貫通して本体の手前側側面1a、奥側側面1bに横架されている。また、このガイドロッド31と一定間隔をおいて並行に延在する図示しないキャリッジ支持部材を有しており、キャリッジ9は、ガイドロッド31とキャリッジ支持部材とで主走査線方向に平行移動可能に支持されている。キャリッジ9には、各ヘッド13(C,Bk−1,Bk−2,M,Y)に各色のインク液を供給するためのサブタンク32(C,Bk−1,Bk−2,M,Y)が設けられている。各サブタンク32には、各色に対応した供給チューブ33(C,Bk−1,Bk−2,M,Y)の一端が接続されている。インク滴供給チューブ33の他端は、図1に示した各色のインクカートリッジ34(C,Bk−1,Bk−2,M,Y)を収容したカートリッジ装填部35の図示しない供給ポンプに接続している。そして、供給ポンプを適宜駆動して、インクカートリッジ34内のインク液を、供給チューブ33を介してサブタンク32に供給している。また、キャリッジ9には、図示しないプリンタ1の制御部と接続するハーネス47が取り付けられている。
画像形成ユニット2の奥側(図中上側)には、各色のヘッド13にそれぞれ対応した保湿キャップ41(C,Bk−1,Bk−2,M,Y)と吸引キャップ42とを備えた維持回復装置40が設けられている。また、この維持回復装置40は、空吐出受け43と、吐出面清掃手段としてのワイパーブレード44と、コロ45も有している。保湿キャップ41は、非画像形成時に各ヘッド13の吐出口13aをキャッピングして、吐出口13aを湿潤状態に保っている。また、保湿キャップ41には、図示してないが、大気と連通する微小な連通孔が開けられており、保湿室の圧力を常に大気圧に保つようにし、吐出口13aのメニスカスを一定に保っている。保湿キャップ41より手前側(図3中下側)に設けられた吸引キャップ42には、吸引孔42aが設けられており、この吸引孔42aには、吸引手段が取り付けられている。この吸引キャップ42は、吸引キャップ42の吸引手段で気泡や吐出口13aに付着したゴミなどをインクとともに吸い出して、吐出不良を改善する機能を有している。空吐出受け43は、例えば、記録開始前などに空吐出して吐出口13aのメニスカスを整えて安定した吐出性能を維持するために設けられている。ワイパーブレード44は、ヘッド13の吐出口13aを有する下面に付着したインク液を清掃するために設けられている。コロ45は、ワイパーブレード44を空吐出受け43の開口部に押し付け、ワイパーブレード44の汚れを空吐出受け43の開口部に掻き落とさせるために設けられている。各保湿キャップ41、吸引キャップ42、ワイパーブレード44、コロ45は、カム軸により、上下移動可能となっている。
図5に、図3中の矢印C方向から見たゴムブレードからなるワイパーブレード44の概略説明図である。
ワイパーブレード44はブレードカム44aが回転することにより上下移動し、ヘッド13の液滴吐出面としての下面を清掃するときは上に移動し、それ以外のときは下にくる。ヘッド13下面を清掃するときはワイパーブレード44が上にあがったままでキャリッジ9がワイパーブレード44にむかって移動し、ヘッド13下面にブレードが押し付けられることでヘッド13下面のインク等からなる吐出面汚れが落とされる。
画像形成ユニット2の手前側(図3中の下側)には、キャリッジ9の底面にある各色ヘッド13の液滴吐出面としての下面を撮像する吐出面撮像手段としてのCCD46を備えている。吐出面撮像手段としてはCCDに限るものではなく、撮像した画像の画像データを出力することができる光学撮像素子であれば良い。
次に、プリンタ1の画像形成動作について説明する。
まず、画像読取部60のコンタクトガラス61上に原稿をセットし、不図示のスタートスイッチを押す。すると、第一走行体66および第二走行体69が走行して、第一走行体66で光源64から光を発射するとともに、原稿面からの反射光を第一ミラー65で反射して第二走行体69に向ける。第二走行体69に向けられた原稿面からの反射光は、第二走行体69の第二ミラー67、第三ミラー68で反射され、原稿読み込みレンズ62を通して画像読み取り素子63に入れられ、原稿内容が読み取られ、画像データが生成される。または、図示しないパーソナルコンピュータ等の外部機器から通信ケーブル等を介して原稿画像情報である画像データが送られる。
次に、給紙カセット50から用紙Pを繰り出し、分離ローラ52及びフリクションパッド51で1枚ずつ分離して搬送する。搬送された用紙Pは、給紙ローラ対53で画像形成ユニット2へ搬送される。画像形成ユニット2へ搬送された用紙Pは、押さえコロ16により搬送ベルト12に押さえつけられる。搬送ベルト12の表面は帯電ローラ14によって帯電されており、用紙Pを静電的に吸着させる。静電的に吸着させられた用紙Pは、搬送ベルト12によってキャリッジ9と対向する位置へ搬送させられ、用紙Pがキャリッジ9と対向する位置まで来ると、搬送ベルト12の移動を停止する。
画像信号入力前は、図3に示す維持回復装置40上に、キャリッジ9が位置している(以下、ホームポジションという)。また、画像信号入力前は、キャリッジ9がホームポジションに位置してヘッド13と保湿キャップ41とが当接して吐出口13aを湿潤状態に保っている。画像信号が入力されると、保湿キャップ41が下降し、キャリッジ9の主走査線方向の移動を開始する。そして、各色に対応するヘッド13が空吐出受け43に位置するたびにキャリッジ9の移動を停止し、空吐出受け43に向けてインクを数滴吐出する。各色のヘッド13の空吐出が完了したら、再びキャリッジ9の主走査線方向(図3中、矢印B方向)の移動を開始する。そして、キャリッジ9が画像信号に応じて用紙P上を主走査線方向に移動しながら、停止した用紙Pの所定箇所に所定のインク液を吐出して一行分の画像を用紙Pに形成する。
ここで、1行とは、ヘッド13が用紙へ記録可能な副走査線方向の範囲を言う。そして、用紙Pに主走査線方向一行分の記録が終了したら、搬送ベルト12を所定時間駆動させ、用紙Pを一行分排紙方向(図3中、矢印A方向)に移動させて停止する。
搬送ベルト12の移動が停止したら、上述と同様に、キャリッジ9が画像信号に応じて用紙P上を主走査線方向に移動しながら一行分の画像を形成する。このような工程を所定回数繰り返し行い、用紙Pに所望の画像をプリントする。用紙Pの搬送と停止とを繰り返して用紙に画像を形成しているとき、用紙は、搬送ベルト12に静電吸着しているので、用紙を安定してヘッド13と対向する位置に搬送することができる。また、押さえコロ16によって用紙を搬送ベルト12に押し付けているので、用紙を搬送ベルト12に確実に静電吸着させることができる。所望の画像が形成された用紙Pは、排紙ローラと拍車とからなる排紙ローラ対74、75、76、77によって排紙トレイ7へ搬送される。
次に、本実施形態の特徴部について説明する。
液滴吐出面であるヘッド13の下面の画像情報はキャリッジ9がCCD46の上にきたとき、すなわちCCD46直上をヘッド13が通過するとき、撮像を実施して得られる。
図6は画像形成ユニット2における清掃動作の制御を示すブロック図である。図6に示すように、画像形成ユニット2の制御部200は、CCD46の撮像によって得られた画像情報に基づいて吐出面汚れを認識し、吐出面汚れ情報を出力する汚れ認識手段としての画像情報処理部201を備えている。さらに、画像情報処理部201が出力した吐出面汚れ情報に基づいて清掃動作の制御を行う清掃制御手段としての清掃動作制御部202とを備えている。
画像情報処理部201は、CCD46からの画像データに基づいて、吐出面汚れ情報としての吐出面汚れの吐出口13aからの距離と吐出面汚れの面積とのデータを出力する。そして、清掃動作制御部202は吐出面汚れの吐出口13aからの距離と吐出面汚れの面積とのデータを基にして、吐出面清掃手段であるワイパーブレード44を用いた清掃動作を制御する。
清掃動作を実行するときには、ブレードカム44aを回転させるブレードモータ44mを駆動して、ワイパーブレード44が上方に移動した状態でブレードモータ44mを停止させる。その後、駆動することによりキャリッジを主走査線方向に移動させるキャリッジ移動モータ9mを、キャリッジ制御部209を介して駆動させ、キャリッジ9をワイパーブレード44に向かって移動させる。このとき、ヘッド13の下面にワイパーブレードを押し付けることでヘッド13下面のインク等からなる吐出面汚れを除去し、ヘッド13の下面を清掃することができる。
画像情報処理部201は、CCD46からの画像データと予め入力されている吐出面汚れがない状態のヘッド13の下面の画像データとを比較し、例えば、画素単位で吐出面汚れの有無を判定し、吐出面汚れを認識する。画像情報処理部201に予め入力されているヘッド13の下面の画像データには吐出口13aの位置も入力されており、吐出面汚れがあると判定された画素に対応する位置の吐出口13aからの距離を算出することができる。さらに、吐出面汚れがあると判定された画素の数より、ヘッド13の下面の吐出面汚れの面積を算出することができる。
ここで、吐出面汚れの状態とインク吐出面に対する清掃動作との関係について説明する。
図7と図8とのインク吐出面であるヘッド13の下面の汚れ方を比較すると、ヘッド13の下面全体に占める吐出面汚れDの割合は図8のほうが多い。しかし、図7のように本当に吐出口13aの近傍の領域A1にインクなどからなる吐出面汚れDがあると、インクを吐出したときに、吐出したインクが吐出面汚れDと接触し、吐出方向のズレが発生してしまう。よって、図8の状態よりも図7の状態のほうが吐出面汚れとして悪い状態と判断し、清掃動作を実行する必要がある。
また、画像形成ユニット2内では、吐出されたインクがミスト状に舞っていることがあり、ミスト状のインクはヘッド13の下面そのものよりも吐出面汚れDのほうが付着しやすく、この付着により吐出面汚れDは広がっていく。また、ミスト状のインクに限らず、ヘッド13の下面に接触したインクが吐出面汚れDに接触すると、ヘッド13の下面そのものよりも付着し易いため、このインクによっても吐出面汚れは広がっていく。そのため、吐出面汚れDがインクの吐出に影響を及ぼさない程度に吐出口13aから離れていても、図9に示すように大きく広がった状態を放置すると、吐出面汚れDが広がった状態になることに起因する不具合が発生する。具体的には、吐出面汚れDが広がった状態となるとその一部がヘッド13の下面に固着した状態となり、清掃動作では清掃されず、その汚れが吐出口13aまで到達しインクの吐出に影響を与えるおそれがある。
また、吐出口13aの近傍の吐出面汚れは比較的新しく清掃動作により清掃されたとしても、吐出口13aから離れた位置に吐出面汚れDが固着する場合がある。そしてこの吐出面汚れDを核として吐出面汚れが広がり、吐出口の近傍に吐出面汚れが存在する頻度が高まる。これにより、清掃動作を実行する回数が増え、清掃動作によるインクの消費量の増大につながる。
さらに、ヘッド13の下面から吐出面汚れDが離脱するときに大きな塊のまま離脱することがある。このインクの塊が装置内に詰まることで誤作動の原因となったり、画像形成時に吐出面汚れDが用紙P上に落下することで不良画像の原因となったりするおそれがある。
このような不具合を防止するために、図9の状態を吐出面汚れとして悪い状態と判断し、清掃動作を実行する必要がある。
次に、吐出面汚れの距離と、面積とに基づいて、清掃動作を実行するか否かを判断する判断方法について説明する。
本実施形態では、吐出面汚れDと吐出口13aとの距離が近いほど値が大きくなる汚れ距離係数と、吐出面汚れDの面積が大きいほどその値が大きくなる汚れ面積係数とを算出する。そして、汚れ距離係数と汚れ面積係数との積より算出される値を吐出面汚れ値として、この吐出面汚れ値が所定の値よりも大きい場合は、清掃動作制御部202が清掃動作を実行する。
図10は、吐出面汚れDと吐出口13aとの距離と、汚れ距離係数との関係の一例を示すグラフである。図10に示すように、吐出面汚れDが吐出口13aに近いほど、汚れ距離係数が極端に増加するようにする。
図11は、吐出面汚れDの面積と、汚れ面積係数との関係の一例を示すグラフである。図11に示すように、吐出面汚れDの面積が大きければ大きいほど、汚れ面積係数が増加する。なお、汚れ面積係数としては、吐出面汚れDの面積そのものであってもよく、また、画像データで吐出面汚れがあると判定された画素の数であっても良い。
汚れ距離係数としては、画像データ上で、吐出口13aからの距離に応じてヘッド13の下面を複数の領域に分け、各領域に対して汚れ距離係数を設定するようにしても良い。
図12は、吐出口13aからの距離に応じてヘッド13の下面を複数の領域に分ける画像マップの一例である。
図12に示すように、吐出口13aの近傍の領域を領域A1として、吐出口13aに近い順に領域A2、A3およびA4とする。また、各領域における汚れ距離係数をL1、L2,L3及びL4としたときに、L1>L2>L3>L4となるように汚れ距離係数を設定する。各領域内の汚れがあると判定された画素の数から汚れ面積係数を算出し、各領域の汚れ距離係数と汚れ面積係数とから各領域の吐出面汚れ値が算出される。全ての領域の吐出面汚れ値を積算することによりヘッド13の下面全体の吐出面汚れ値を算出することができる。
なお、ヘッド13の下面の領域分けとしては、吐出面汚れがあるとインクの吐出に影響を及ぼすおそれのある吐出口近傍と、吐出口から最も離れた領域と、これら二つの領域の間の領域との3つ以上の領域に分けることが望ましい。
吐出口13aの近傍の領域A1に吐出面汚れが少しでも存在するとインクの吐出に影響を与えるおそれがある。よって、領域A1に汚れが存在すると判定されたら吐出面汚れ値の算出を行わないで清掃動作を実行する制御を行うようにしても良い。
図13に、清掃動作を実行するかどうかの判定処理のフローチャートの一例を示す。
図13に示すように、判定処理を行うときには、CCD46によりインク吐出面であるヘッド13の下面を撮像する(S1)。撮像した画像データに基づいて、画像情報処理部201で画像処理が行われる(S2)。画像処理により出力された吐出面汚れ情報で吐出口13a近傍の領域A1に吐出面汚れがあると判定される(S3でYes)と、清掃動作が実行され(S6)、判定処理を終了する。一方、画像処理により出力された吐出面汚れ情報で領域A1に吐出面汚れがないと判定される(S3でNo)と、吐出面汚れ情報に基づいて汚れ距離係数及び汚れ面積係数が算出され、これらの積より吐出面汚れ値を算出する(S4)。吐出面汚れ値が所定の値以上である(S5でYes)と、清掃動作が実行され(S6)、判定処理を終了する。一方、吐出面汚れ値が所定の値より小さい(S5でNo)と、清掃動作を実行せずに判定処理を終了する。
このような判定処理では、領域A1に吐出面汚れがあると清掃動作を実行するため、図7に示すような面積は小さいが、インクの吐出に影響し得る位置の吐出面汚れDを清掃することができる。これにより、吐出されたインクの軌道が吐出面汚れDによってずれることを防止することができる。また、吐出面汚れ値が所定の値以上であると清掃動作を実行するため、図7のように吐出口13aからの距離は遠いが、面積が大きい吐出面汚れDを清掃することができる。これにより、吐出面汚れDが広がった状態になることに起因する不具合の発生を防止することができる。さらに、吐出面汚れ値が所定値よりも小さい場合は清掃動作を行わないため、不要な清掃動作がなくなり、必要以上にインクを消費することを防止することができる。また、不要な清掃動作を行わないことにより、時間の無駄が生じることを防止することができる。
なお、上述の判定処理では、清掃動作の有無の判定のみについて説明したが、吐出面汚れ値に基づいて清掃をする場合の清掃の程度を制御するようにしても良い。
清掃動作を実行するかどうかの判定では、吐出面汚れ情報から得られる吐出面汚れの形状の情報を反映させた判定を行っても良い。詳しくは、画像データからそれぞれの吐出面汚れの形状を分析し、その形状が球形から遠いほど、吐出面汚れとして悪い状態とする。
吐出面汚れの形状とインク吐出面に対する清掃動作との関係について説明する。
図14は、吐出面汚れの形状の説明図である。図14(a)に示すように吐出面汚れDの形状が球状に近い状態では、インクからなる吐出面汚れDが撥水性を保った状態であり、清掃しやすい状態である。一方、図14(b)に示すように、吐出面汚れDの形状が球形とは明らかに異なる状態では、インクからなる吐出面汚れが撥水性を喪失しており、放置することにより、ヘッド13の下面に固着してしまう可能性が高い。よって、図14(a)の状態よりも図14(b)の状態のほうが吐出面汚れとして悪い状態と判断し、清掃動作の制御に反映させることが望ましい。
この吐出面汚れの形状を反映させた清掃動作の判定を行うときには、吐出面汚れの形状が球形に近いほどその値が小さくなる汚れ形状係数を算出する。各吐出面汚れDの汚れ距離係数と汚れ面積係数との積に汚れ形状係数をかけて、吐出面汚れの形状を反映させた吐出面汚れ値を算出する。そして、この吐出面汚れ値に基づいて清掃動作を実行するかどうかを判定する。
また、清掃動作を実行するかどうかの判定で、汚れ高さ検出手段によって検出される吐出面汚れの高さの情報を反映させた判定を行っても良い。
吐出面汚れの高さとインク吐出面に対する清掃動作との関係について説明する。
図15は、インクからなる吐出面汚れDの高さの変化の説明図である。図15(a)は、インクがヘッド13の下面に付着し、吐出面汚れDとなって間もない状態を示している。吐出面汚れとなった当初は、撥水性が保たれているので球状に近い状態であり、吐出面汚れDの高さH1としてある程度の高さがある。図15(b)は、図15(a)の吐出面汚れDを放置した状態を示している。吐出面汚れDは放置されることで撥水性が損なわれ、ヘッド13の下面に広がり、このときの吐出面汚れDの高さH2は、H1よりも低くなっている。図15(b)の状態からさらに放置しつづけると、インクが付着して、吐出面汚れDが高さ方向に成長し、図15(c)に示すように、吐出面汚れDの高さH3が、付着当初の吐出面汚れDの高さH1よりも高くなることが起こり得る。
図15(b)から図15(c)への変化のようにと吐出面汚れDが高さ方向に成長する場合、吐出面汚れDの面積の広がりが少ないまま、高さ方向に成長しつづけることが起こり得る。吐出面汚れDが付着した位置が吐出口13aから十分離れた位置で、面積の広がりが少ないと、画像形成ユニット2では清掃動作は実行されない。吐出面汚れDの高さ方向の成長を放置したままであると、不良画像や装置内汚れの原因となる。よって、吐出面汚れDの高さ方向の変化としては、図15(a)の状態よりも図15(b)の状態、図15(b)の状態よりも図15(c)の状態のほうが吐出面汚れとして悪い状態と判断し、清掃動作の制御に反映させることが望ましい。そこで、吐出面汚れDの高さを検出する汚れ高さ検出手段の検出結果を反映させて、清掃動作の判定を行うようにする。詳しくは、吐出面汚れDの高さが、H1→H2→H3と変化するにつれ、その値が大きくなる汚れ高さ係数を、各吐出面汚れDの汚れ距離係数と汚れ面積係数との積にかけて、吐出面汚れDの高さを反映させた吐出面汚れ値を算出する。そして、この吐出面汚れ値によって清掃動作を実行するかどうかを判定する。
吐出面汚れDの高さの検出結果に基づいて清掃動作を実行するかどうかを判定する場合、その高さに応じて清掃動作のクリーニング方法を変化させても良い。以下、その一例について説明する。
プリンタ1が有するキャリッジ9が備えるヘッド13の下面に設けた吐出口の直径が30[μm]〜40[μm]である。このときに吐出されるインクの液滴は最小で直径30〜40[μm]となる。この液滴が吐き出し時に尾をひきつつ用紙Pにむかっていくわけであるが、この尾がミストとしてノズル面であるヘッド下面に付着する場合がある。滴の尾から発生するのでこのミストは当然滴より径は小さくなる。
汚れの高さの検出結果に応じてクリーニング方法を変化させる場合、汚れの高さを以下のように階層化する。
・第一段階:汚れの高さ30[μm]未満、微小ミスト中心。
・第二段階:汚れの高さ30[μm]〜200[μm]、インク滴やミスト滴がつながってノズル面が汚れている。
・第三段階:汚れの高さ200[μm]以上、インク固着状態。
上記第三段階ではインク固着状態としているが、実際には第二段階でもインク種類によってはすでに固着している場合がある。
そのため、第一段階と第二段階との間でスレッシュ(クリーニング方法を切り替える閾値)を設けて、第一段階ではごく弱いワイピングのみのクリーニングを実行する。例えば、スポンジなどの多孔材をノズル面に当接させる等のワイピングである。インクが固着している場合がある第二段階からは、第一段階のクリーニングよりも汚れを除去する能力が高いクリーニングを実行する。例えば、ゴムブレードによるワイピングである。ゴムブレードを用いたワイピングのクリーニングは、過剰に実行するとノズル面の撥水膜をこわしてしまい、ノズル面の寿命を縮めるおそれがある。検出高さによってクリーニング方法を変えることによって一律ゴムブレードを用いたワイピングのクリーニングを実行するものに比べてノズル面の寿命を延ばすことができる。
また、確実に固着しているであろう第三段階と第二段階との間にスレッシュを設けてこのレベルから例えば固着インクを溶かす溶剤をノズル面に吹き付けてからゴムブレードでワイピングを実施するクリーニングを実行してもよい。
撮像手段であるCCD46による撮像が、液滴吐出面であるヘッド13の下面の全体を撮像するようにすることで、ヘッド13の下面の全体の吐出面汚れDの画像情報を取得することができる。これにより、吐出口13aから離れた位置で吐出面汚れDが大きく広がったとしてもこれを検出することができ、大きく広がった吐出面汚れDを清掃することができる。
また、撮像手段であるCCD46による撮像が、液滴吐出面であるヘッド13の下面の吐出口13a近傍を撮像することで、インクの吐出に影響し得る吐出口13a近傍の吐出面汚れDについてより正確な画像情報を得ることができる。これにより、吐出面汚れDによってインクの吐出方向がずれる問題を防止することができる。
撮像手段であるCCD46による撮像と、撮像した画像情報に基づいた清掃動作の制御は、毎回の画像形成を開始する前に実行してもよい。これにより、ヘッド13の下面に吐出面汚れDが付着していたとしても、吐出面汚れDが画像形成に影響を与えることを防止することができる。
また、撮像手段であるCCD46による撮像と、撮像した画像情報に基づいた清掃動作の制御は、プリンタ1本体の電源投入時に実行してもよい。これによりヘッド13の下面に吐出面汚れDが付着していたとしても、吐出面汚れDが画像形成に影響を与えることを防止することができる。また、このときの清掃動作の制御で、清掃動作が実行されたとしても、電源投入時の準備動作によるウェイティング時間にあわせて清掃動作を行うことができるため、使用者の時間の無駄を少なくすることができる。
また、5つあるヘッド13のうち、一つのヘッド13の下面の吐出面汚れDのみが清掃が必要と判定された場合は、清掃が必要と判定されたヘッド13の下面のみを清掃する。例えば、マゼンタのインクを吐出するヘッド13Mの下面のみが清掃が必要と判定された場合は、ヘッド13Mのみ空吐出を行い、ヘッド13Mがワイパーブレード44の手前に来る位置でキャリッジ9を停止させる。そして、ワイパーブレード44をヘッド13Mに接触する高さまで上昇させ、ワイパーブレード44を上昇させた後、再びキャリッジ9を移動させて、ヘッド13Mの下面にワイパーブレード44を押し付ける。ヘッド13Mがワイパーブレード44との接触位置を通過すると、キャリッジ9を停止して、ワイパーブレード44を下降させる。これにより、5つのヘッド13のうち、マゼンタを用いるヘッド13Mのみを清掃することができ、他の色を用いるヘッド13の不要なインクの消費を防止することができる。
また、図4に示すように、本実施形態のCCDは、液滴吐出対象である用紙Pにインクを吐出する液滴吐出領域となる搬送ベルト12を挟んで、ワイパーブレード44を備える維持回復装置40とは反対側に配置されている。インク吐出面の清掃動作や維持回復動作を行うと、ミスト状のインクが舞うことが多く、維持回復装置40の周辺ではインクによる装置内汚染が生じ易い。撮像手段であるCCD46のレンズ46aにインクが付着すると、CCD46が撮像した画像情報に影響を与える。図4に示すように、CCD46を維持回復装置40から離れた位置に配置することにより、レンズ46aにインクが付着することを防止することができる。
CCD46のレンズ46aにインクが付着することを防止するためには、維持回復装置40に対するCCD46の配置だけでなく、他の構成を用いてもよい。
以下、CCD46のレンズ46aにインクが付着することを防止する実施例について説明する。
〔実施例1〕
図16及び図17は、CCD46のレンズ46aにインクが付着することを防止する構成を備えた画像形成ユニット2の一つ目の実施例(以下、実施例1と呼ぶ)である。
実施例1の画像形成ユニット2は、吐出面撮像手段であるCCD46の撮像部であるレンズ46aを覆い、保護する撮像部保護手段として、可動式のカバー部材401を備えている。画像形成時や待機時など、CCD46がヘッド13の下面を撮像しないときには図16に示すように、カバー部材401は、レンズ46aを覆い保護する。一方、CCD46がヘッド13の下面を撮像しないときには図16に示すように、カバー部材401がレンズ46aの保護を解除して、CCD46がヘッド13の下面を撮像する。
このように、CCD46がヘッド13の下面を撮像しないときに、レンズ46aを保護するカバー部材401を設けることにより、撮像時以外のタイミングでレンズ46aにインクが付着することを防止することができる。図16に示すように、撮像時以外はレンズ46aをカバー部材401で覆うCCD46を、維持回復装置40に対して搬送ベルト12を挟んで反対側に配置している。これにより、レンズ46aにインクが付着することをより確実に防止することができる。
また、実施例1のようにに、撮像時以外のタイミングではレンズ46aを保護するカバー部材401を設けた構成であれば、ミスト状に舞ったインクがレンズ46aに付着することを抑制することができる。よって、インクが舞いやすい維持回復装置40の近くにCCD46を配置しても良い。
〔実施例2〕
図18は、CCD46のレンズ46aにインクが付着することを防止する構成を備えた画像形成ユニット2の二つ目の実施例(以下、実施例2と呼ぶ)である。
実施例2の画像形成ユニット2は、図4に示すようにレンズ46aがヘッド13の下面を撮像する位置と、図18に示すようにインクの付着を防止する保護領域402とを、吐出面撮像手段であるCCD46が移動可能となっている。画像形成時や待機時など、CCD46がヘッド13の下面を撮像しないときにはCCD46は図18に示すように、ヘッド13の下面とは対抗し得ない保護領域402内で待機する。一方、CCD46がヘッド13の下面を撮像しないときには図4に示すように、ヘッド13の下面と対向する位置に移動し、ヘッド13の下面を撮像する。
このように、CCD46がヘッド13の下面を撮像しないときに、CCD46を保護領域402に移動させることにより、撮像時以外のタイミングでレンズ46aにインクが付着することを防止することができる。
〔実施例3〕
図19は、CCD46のレンズ46aにインクが付着することを防止する構成を備えた画像形成ユニット2の3つ目の実施例(以下、実施例3と呼ぶ)である。
実施例3の画像形成ユニット2は、CCD46の撮像部であるレンズ46a周辺に、ミスト状のインクがレンズ46aから離れる方向に力が働くように電界を形成する電界形成手段としてのレンズ保護電極403を備えている。レンズ保護電極403は、レンズ46aの近傍に第一電極403a、レンズ46aから離れた位置に第二電極403bを備えている。通常インクは、「+」または「−」の何れかの極性に帯電している。レンズ保護電極403は、第一電極403aがインクと同じ極性、第二電極403bがインクとは異なる極性となるようにして、第一電極403aと第二電極403bとの間に電界を形成している。レンズ保護電極403が形成する電界により、ミスト状のインクは第一電極403aから退けられ、第二電極403bに引きつけられる。これにより、ミスト状のインクはレンズ46aから離れる方向に移動し、レンズ46aにインクが付着することを防止することができる。
〔実施例4〕
図20は、CCD46のレンズ46aにインクが付着することを防止する構成を備えた画像形成ユニット2の4つ目の実施例(以下、実施例4と呼ぶ)である。
実施例4の画像形成ユニット2は、吐出面撮像手段であるCCD46の撮像部であるレンズ46aの近傍から、ミスト状のインクを退ける気流を発生させる気流発生手段としてのファン404を備えている。図20中の矢印Eに示すように、ファン404はレンズ46aの真上のあたりに風の流れを発生させる。この風の流れにより、飛散してきたミスト状のインクはレンズ46a近傍から退けられ、レンズ46aにインクが付着することを防止することができる。
〔変形例〕
上述の実施形態の吐出面清掃手段としてのワイパーブレード44は、図3及び図5に示すように、ヘッド13の幅方向(図3中の矢印F方向)の長さよりも長い形状となっている。このようなワイパーブレード44で清掃動作を行うと、清掃すべき吐出面汚れがヘッド13の下面の一部のみに付着している状態であっても、ヘッド13の下面の幅方向の全体にブレードが押し付けられる。このとき清掃が必要でない領域もブレードが押し付けられるため、このような領域の吐出口13aも潤滑剤としてインクを吐出し、清掃後のメニスカスを整えるためにインクを吐出する必要があり、必要以上のインクを消費することになる。
このようにヘッド13の下面の幅方向の全体を清掃するのではなく、清掃が必要な領域の近傍のみを清掃することで必要以上のインクを消費することを防止することができる。
図21は、ヘッド13の下面の幅方向の所定の領域のみを清掃することができる変形例のワイパーブレード44の概略説明図である。図21に示すように、変形例のワイパーブレード44は、ヘッド13の下面の幅方向(図21の矢印F方向)の長さよりも短い形状となっている。そして、ブレード幅方向移動モータ440が駆動し、スクリュシャフト441が回転することにより、ヘッド13の幅方向に移動可能となっている。
変形例のワイパーブレード44で、清掃動作を行うときには、吐出面汚れ情報に基づいて、清掃が必要と判定された領域にワイパーブレード44を押し付けることができる位置にワイパーブレード44を移動し清掃を行う。このとき、ワイパーブレード44の位置に応じて、ワイパーブレード44が接触する領域の吐出口13aのみが潤滑剤としてのインクの吐出と、清掃後のメニスカスを整えるインクの吐出を行う。これにより、ヘッド13の下面全体を清掃するのではなく汚れていると判断したヘッド13の下面内の特定の領域や吐出口13aのみ清掃することができる。そのため、他の領域の吐出口13aはインクの吐出を行う必要がないため、必要以上のインクを消費することを防止することができる。
〔実施形態1〕
実施形態のプリンタ1で、CCD46で撮像した画像を使用者やサービスマンが確認できるようにしても良い。以下、CCD46で撮像した画像を使用者やサービスマンが確認できる画像形成システムの一つ目の実施形態(以下、実施形態1と呼ぶ)について説明する。
図22は、CCD46で撮像した画像を表示可能な実施形態1のプリンタ1の概略ブロック図である。
図22に示すように、画像情報処理部201が取得した画像情報は、吐出面汚れ情報として清掃動作制御部202に送信されるとともに、プリンタ1がオペレーション部などに備える表示部210にも送信される。表示部210は取得した画像情報に基づく画像を表示することにより、使用者やサービスマンはインク吐出面であるヘッド13の下面の状態を視覚的に確認することができる。
CCD46で撮像した画像を表示することなくその画像情報を制御に用い、プリンタ1の制御部200の判断により清掃動作がなされると、使用者やサービスマンは、本当に必要な清掃動作なのか確認することができない。一方、CCD46で撮像したヘッド13の下面の画像をオペレーションパネルが備える表示部210で表示することにより、清掃動作が適切に行われていることを確認することができる。また、表示部210に表示される画像により、清掃動作が必要なのに実行されていないときや、清掃動作の制御の条件の変更が必要なときには、使用者またはサービスマンが操作部220で命令を入力することができる。これにより、強制的に清掃動作を実行させたり、清掃動作の制御の条件を変更したりすることが可能となっている。
〔実施形態2〕
実施形態1では、CCD46で撮像された画像をプリンタ1が備える表示部210に表示するものであった。CCD46で撮像した画像を表示する撮像画像表示手段としては、プリンタ1が備える表示部に限るものではなく、プリンタ1と電気信号の送受信が可能で、プリンタ1の画像形成を制御可能な外部制御手段が備える表示部であっても良い。
図23は、プリンタ1の画像形成を制御可能な外部制御手段として、プリンタ1本体の近傍に設置された制御端末であるパーソナルコンピュータ100が、撮像画像表示手段を備える実施形態2の画像形成システムの概略ブロック図である。
図23に示すように、画像情報処理部201が取得した画像情報は、吐出面汚れ情報として清掃動作制御部202に送信されるとともに、パーソナルコンピュータ100のPC制御部101にも送信される。PC制御部101は取得した画像情報を撮像画像表示手段としてのディスプレイ110に送信し、ディスプレイ110ではCCD46で撮像された画像が表示される。これにより、使用者やサービスマンはインク吐出面であるヘッド13の下面の状態をパーソナルコンピュータ100のディスプレイ110で視覚的に確認することができる。また、キーボード120を用いて命令を入力することにより、強制的に清掃動作を実行させたり、清掃動作の制御の条件を変更したりすることが可能となっている。
〔実施形態3〕
図24は、実施形態3の画像形成システムの概略ブロック図である。実施形態3では、プリンタ1の画像形成を制御可能な外部制御手段である遠隔地制御端末としてのサービスセンター300を備えている。サービスセンター300は、プリンタ1本体の遠隔地に設置され、プリンタ1と通信端末を介して電気信号の送受信が可能となっている。また、サービスセンター300は、撮像画像表示手段を備える。
図24に示すように、画像情報処理部201が取得した画像情報は、吐出面汚れ情報として清掃動作制御部202に送信されるとともに、サービスセンター300のサービスセンター制御部301にも送信される。サービスセンター制御部301は取得した画像情報を撮像画像表示手段としてのサービスセンター表示部310に送信し、サービスセンター表示部310ではCCD46で撮像された画像が表示される。これにより、サービスマンはインク吐出面であるヘッド13の下面の状態をプリンタ1の設置場所まで出向くことなく、遠隔地のサービスセンター300で視覚的に確認することができる。
インク吐出面であるヘッド13の下面の画像情報をプリンタ1内だけで用いると、インク吐出面の状態という貴重な情報を実際に修理するサービスマンが生かしきれてない。一方、CCD46で撮像した画像をサービスセンター表示部310で表示することができる。これにより、予めサービスセンターでインク吐出面の状態を確認できるので、たとえヘッドまわりの不具合が発生してもサービスマンはより短時間で効率的に修理を実施できる。また、必要に応じてサービスセンター操作部320を用いて命令を入力することにより、強制的に清掃動作を実行させたり、清掃動作の制御の条件を変更したりといった、メンテナンスを遠隔地から行うことが可能となっている。
次に、プリンタ1に用いるインクについて説明する。プリンタ1に使用したインク液は、着色剤の成分を多くして高粘度とした水系インクである。この水系インクは、水を主成分とする水分散体に着色剤が分散したものである。この水系インクは、インク表面張力35[mN/cm]以下、25[℃]におけるインク粘度5[mPa・sec]以上としている。インク液のインク表面張力35[mN/cm]以下とすることで、紙への浸透速度を上げることができる。また、25[℃]におけるインク粘度5[mPa・sec]以上とすることで、速乾性に優れたインクにすることができる。また、にじみ難いため、シャープな画像を得ることができる。
着色剤としては、疎水性染料、顔料を用いることができ、特に有機顔料およびカーボンブラックが好ましい。
上述の水分散体は、ポリマー微粒子の水分散体が好ましく、用いられるポリマーとしては、ビニル系ポリマー、ポリエステル系ポリマー、ポリウレタン系ポリマー等が挙げられる。該ポリマーの中では、ビニル系ポリマーが好ましい。
また、上述のインク液のインク表面張力35[mN/cm]以下とするため、プリンタ1で用いるインク液には、湿潤剤を添加している。湿潤剤としては、グリセリン、1,3−ブタンジオール、トリエチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、プロピレングリコール、1,5−ペンタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリメチロールプロパン、およびトリメチロールエタンが挙げられ、少なくとも1種類以上をインク液に添加する。
さらに、本実施形態のインク液には、炭素数8以上で11以下のポリオールまたはグリコールエーテル、アニオンまたはノニオン系界面活性剤が添加されている。
その例としては、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、下記(I)ないし(VII)の構造の物質を挙げることができる。
Figure 2008012880
(R1:炭素数6〜14の分岐してもよいアルキル基、m:3〜12、 M:アルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、第4級ホスホニウム、アルカノールアミン)
Figure 2008012880
(R2:炭素数5〜16の分岐したアルキル基、M:アルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、第4級ホスホニウム、アルカノールアミン)
Figure 2008012880
(Rは分岐しても良い6〜14の炭素鎖、k:5〜20)
Figure 2008012880
(Rは分岐しても良い炭素数6から14の炭素鎖、n:5〜20)
Figure 2008012880
(Rは炭素数6から14の炭素鎖、m,n:m、n≦20)
Figure 2008012880
(Rは炭素数6から14の炭素鎖、m,n:m、n≦20)
Figure 2008012880
(p、qは0〜40)
上述のインク液を得る方法としては、ポリマーを有機溶媒に溶解させ、顔料、水、湿潤剤、界面活性剤等を加えて混練しペーストとした後、該ペーストを必要に応じて水で希釈し、有機溶媒を留去して水系にする方法が好ましい。
以下にインク液の例を説明するが、これらに限定されるものではない。
〔シアンインク〕
以下に示す処方のインク組成物を作成し、pHが9になるように水酸化リチウム10%水溶液にて調整した。その後、平均孔径0.8[μm]のメンブレンフィルターで濾過を行いインク組成物を得た。
フタロシアニン顔料含有ポリマー微粒子 10.0[wt%](固形分として)
1,3−ブタンジオール 25.0[wt%]
グリセロール 8.5[wt%]
CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH
の活性剤 2.0[wt%]
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 1.8[wt%]
プロキセルLV(防腐剤) 0.1[wt%]
消泡剤 0.05[wt%]
イオン交換水 残量
これにより、ジメチルキナクリドン顔料を含有したポリマー微粒子水分散体としてのC色水系インク液を得た。
〔マゼンタインク〕
以下に示す組成物を用いる以外はシアンインクと同様にし、pHを水酸化ナトリウムで9にしてインク組成物を調製した。
ジメチルキナクリドン顔料含有ポリマー微粒子 0.5[wt%](固形分として)
1,3−ブタンジオール 22.0[wt%]
グリセロール 7.0[wt%]
ポリオキシアルキレン誘導体ディスパノール TOC 2.0[wt%]
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0[wt%]
プロキセルLV(防腐剤) 0.05[wt%]
消泡剤 0.1[wt%]
イオン交換水 残量
これにより、ジメチルキナクリドン顔料を含有したポリマー微粒子水分散体としてのM色水系インク液を得た。
〔イエローインク〕
以下に示す組成物を用いる以外はシアンインクと同様にし、pHを水酸化リチウムで9にしてインク組成物を調製した。
モノアゾ黄色顔料含有ポリマー微粒子 10.0[wt%](固形分として)
1,3−ブタンジオール 23.5[wt%]
グリセロール 7.5[wt%]
ポリオキシアルキレン誘導体ディスパノール TOC 2.0[wt%]
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0[wt%]
プロキセルLV(防腐剤) 0.05[wt%]
消泡剤 KM72F 0.1[wt%]
イオン交換水 残量
これにより、モノアゾ黄色顔料を含有したポリマー微粒子水分散体としてのY色水系インク液を得た。
〔黒インク〕
以下に示す組成物を用いる以外はシアンインクと同様にし、pHを水酸化ナトリウムで9にしてインク組成物を調製した。
ジアゾ化合物処理したカーボンブラック分散液 10.0[wt%]
1,3−ブタンジオール 22.5[wt%]
グリセロール 7.5[wt%]
N−メチル−2−ピロリドン 2.0[wt%]
CH(CH12O(CHCHO)CHCOOH
の活性剤 2.0[wt%]
2−エチル−1,3−ヘキサンジオール 2.0[wt%]
プロキセルLV(防腐剤) 0.2[wt%]
消泡剤 0.1[wt%]
イオン交換水 残量
これにより、カーボンブラックを含有したポリマー微粒子水分散体としてのBk色水系インク液を得た。
これらのインク物性は、表1のとおりであった。
Figure 2008012880
上述の物性のインクを用いて普通紙に画像を形成したところ、文字滲みや色境界滲みがなく良好な画像を得ることができた。特に、複雑な漢字、斜線部や曲線部の滑らかで自然な再現記録ができた。また、2〜3日放置していても、高粘度であるにもかかわらず、ノズルの目詰まりが無く、安定した印字性能が得られた。
上述のような高粘度のインクを用いると、ヘッド13の下面の吐出面汚れDに吸着しやすく、粘性の低いインクを用いるよりも吐出面汚れDが広がっていき易く、固着し易い。このようなインクを用いるもので、吐出面汚れDの面積に応じて清掃動作を行うことは、吐出面汚れDが広がることを抑制でき、インクの固着を防止することができる。
以上、本実施形態によれば、吐出面撮像手段であるCCD46が撮像した画像の画像情報に基づいて汚れ認識手段である画像情報処理部201が吐出面汚れ情報を出力し、吐出面汚れ情報に含まれる吐出面汚れの吐出口からの距離の情報と吐出面汚れの面積の情報とに基づいて、清掃制御手段である清掃動作制御部202は、吐出面清掃手段であるワイパーブレード44を上下移動させるブレードモータ44mを制御する。詳しくは、吐出面汚れDの吐出口13aからの距離に基づいて、吐出口13a近傍に吐出面汚れがあれば清掃動作を実行することで、必要以上の液状体の消費と、吐出面汚れによる吐出された液滴の軌道のずれとを防止できる。さらに、吐出面汚れDの面積に基づいて、吐出口13a近傍の吐出面汚れDでなくても大きな吐出面汚れDがあれば清掃動作を実行することで、ヘッド13の下面に出面汚れが広がった状態になることに起因する不具合の発生を防止することができる。
また、清掃動作制御部202は、吐出面汚れDと吐出口13aとの距離が近いほどその値が大きくなる汚れ距離係数と、吐出面汚れDの面積が大きいほどその値が大きくなる汚れ面積係数とを算出し、汚れ距離係数と汚れ面積係数との積より算出される吐出面汚れ値の値が所定の値よりも大きくなったときに清掃動作を実行する。これにより、吐出面汚れDと吐出口13aとの距離、及び吐出面汚れDの面積を反映させた清掃動作の制御を行うことができる。
また、清掃動作制御部202が、吐出面汚れ情報から得られる吐出面汚れDの形状に基づいて、詳しくは、吐出面汚れの形状が球形に近いほどその値が小さくなる汚れ形状係数に基づいて清掃動作の制御を行うことにより、放置することにより固着するおそれのある吐出面汚れDを清掃することができる。
また、清掃動作制御部202が、吐出面汚れの高さが所定の高さより高い場合は清掃することにより、吐出面汚れが高さ方向に成長することに起因する不具合の発生を防止することができる。
また、実施例1のように、撮像部保護手段であるカバー部材401を備え、撮像時以外のタイミングではCCD46の撮像部であるレンズ46aを覆っているので、異物であるインクがレンズ46aに付着してCCD46が撮像する画像情報に影響を及ぼすことを防止することができる。
また、液滴吐出領域となる搬送ベルト12を挟んで、上記吐出面清掃手段であるワイパーブレード44を備える維持回復装置40とは反対側にCCD46を配置することにより、レンズ46aにインクが付着することを防止することができる。
また、CCD46による撮像が、ヘッド13の下面の全体を撮像するようにすることで、ヘッド13の下面の全体の吐出面汚れDの画像情報を取得することができる。これにより、吐出口13aから離れた位置で吐出面汚れDが大きく広がったとしてもこれを検出することができ、大きく広がった吐出面汚れDを清掃することができる。
また、CCD46による撮像が、ヘッド13の下面の吐出口13a近傍を撮像するようにすることで、インクの吐出に影響し得るような吐出口13a近傍の吐出面汚れDについてより正確な画像情報を得ることができる。これにより、吐出面汚れDによってインクの吐出方向がずれる問題を防止することができる。
また、CCD46による撮像と、撮像した画像情報に基づいた清掃動作の制御は、毎回の画像形成を開始する前に実行することにより、ヘッド13の下面に吐出面汚れDが付着していたとしても、吐出面汚れDが画像形成に影響を与えることを防止することができる。
また、CCD46による撮像と、撮像した画像情報に基づいた清掃動作の制御は、プリンタ1本体の電源投入時に実行することにより、ヘッド13の下面に吐出面汚れDが付着していたとしても、吐出面汚れDが画像形成に影響を与えることを防止することができる。
また、実施例2のように、レンズ46aがヘッド13の下面を撮像する位置と、インクの付着を防止する保護領域402とを、吐出面撮像手段であるCCD46が移動可能とすることにより、撮像時以外のタイミングでレンズ46aにインクが付着することを防止することができる。
また、実施例3のように、CCD46のレンズ46a周辺に、所定の居急逝に帯電したミスト状のインクがレンズ46aから離れる方向に力が働くように電界を形成する電界形成手段としてのレンズ保護電極403を備えることにより、ミスト状のインクはレンズ46aから離れる方向に移動し、レンズ46aにインクが付着することを防止することができる。
また、実施例4のように、CCD46のレンズ46aの近傍から、ミスト状のインクを退ける気流を発生させる気流発生手段としてのファン404を備えることにより、飛散してきたミスト状のインクはレンズ46a近傍から退けられ、レンズ46aにインクが付着することを防止することができる。
また、5つあるヘッド13のうち、一つのヘッド13の下面の吐出面汚れDのみが清掃が必要と判定された場合は、清掃が必要と判定されたヘッド13の下面のみを清掃することにより、必要以上のインクを消費することを防止することができる。
また、変形例のように、ヘッド13の下面の幅方向の全体を清掃するのではなく、清掃が必要な領域の近傍のみを清掃することで必要以上のインクを消費することを防止することができる。
また、プリンタ1の液滴吐出装置として、画像形成ユニット2を用いることにより、必要以上に液滴を形成する液状体のインクを消費することと、吐出面汚れDにより吐出されたインクの軌道がずれることとを防止しつつ、液滴吐出面上の吐出面汚れが広がった状態となることに起因する不具合の発生を防止できる。
また、実施形態1の画像形成システムのように、CCD46で撮像した画像をプリンタ1が備える表示部210で表示可能とすることにより、使用者やサービスマンはインク吐出面であるヘッド13の下面の状態を視覚的に確認することができる。
また、実施形態2の画像形成システムのように、CCD46で撮像した画像をプリンタ1本体近傍に設置された、外部制御手段としてのパーソナルコンピュータ100のディスプレイ110で表示可能とすることにより、使用者やサービスマンはインク吐出面であるヘッド13の下面の状態を、ディスプレイ110上で視覚的に確認することができる。
また、実施形態3の画像形成システムのように、CCD46で撮像した画像をプリンタ1本体の設置位置に対して遠隔地となる外部制御手段としてのサービスセンター300のサービスセンター表示部310で表示可能とすることにより、サービスマンはインク吐出面であるヘッド13の下面の状態を、遠隔地であるサービスセンター300で視覚的に確認することができる。
画像形成装置の概略構成を示す正面図。 キャリッジの説明図。(a)は、キャリッジの正面図。(b)は、キャリッジの下面図。 画像形成ユニットの概略構成を示す平面図。 画像形成ユニットの概略構成を示す側面図。 ワイパーブレードの概略説明図。 清掃動作の制御を示すブロック図。 吐出面汚れの一つ目の例の説明図。 吐出面汚れの二つ目の例の説明図。 吐出面汚れの三つ目の例の説明図。 吐出面汚れと吐出口との距離と、汚れ距離係数との関係の一例を示すグラフ。 吐出面汚れの面積と、汚れ面積係数との関係の一例を示すグラフ。 ヘッドの下面を複数の領域に分ける画像マップの一例。 清掃動作を実行するかどうかの判定処理の一例のフローチャート。 吐出面汚れの形状の説明図、(a)は、吐出面汚れが球形に近い状態、(b)は、吐出面汚れが球形とは明らかに異なる状態。 インクからなる吐出面汚れの高さの変化の説明図、(a)は、インクが吐出面汚れとなって間もない状態、(b)は、(a)の吐出面汚れを放置した状態、(c)は、(b)の状態からさらに吐出面汚れを放置した状態。 カバー部材を閉じた状態の実施例1の画像ユニットの説明図。 カバー部材を開いた状態の実施例1の画像ユニットの説明図。 実施例2の画像ユニットの説明図。 実施例3の画像ユニットの説明図。 実施例4の画像ユニットの説明図。 変形例のワイパーブレードの概略説明図。 実施形態1のプリンタの概略ブロック図。 実施形態2の画像形成システムの概略ブロック図。 実施形態3の画像形成システムの概略ブロック図。
符号の説明
1 プリンタ
2 画像形成ユニット
7 排紙トレイ
9 キャリッジ
9m キャリッジ移動モータ
12 搬送ベルト
13 ヘッド
13a 吐出口
40 維持回復装置
42 吸引キャップ
44 ワイパーブレード
44m ブレードモータ
46 CCD
46a レンズ
100 パーソナルコンピュータ
101 PC制御部
110 ディスプレイ
120 キーボード
200 制御部
201 画像情報処理部
202 清掃動作制御部
209 キャリッジ制御部
210 表示部
220 操作部
300 サービスセンター
301 サービスセンター制御部
310 サービスセンター表示部
320 サービスセンター操作部
401 カバー部材
402 保護領域
403 レンズ保護電極
403a 第一電極
403b 第二電極
404 ファン

Claims (28)

  1. 液状体を液滴として吐出する吐出口を備えるヘッド部と、
    該吐出口が形成される該ヘッド部の液滴吐出面を清掃する吐出面清掃手段と、
    該液滴吐出面を撮像する吐出面撮像手段と、
    該吐出面撮像手段で撮像した画像情報に基づいて該液滴吐出面に付着した汚れである吐出面汚れを認識し、吐出面汚れ情報を出力する汚れ認識手段と、
    該汚れ認識手段が出力した該吐出面汚れ情報に基づいて該吐出面清掃手段を制御する清掃制御手段とを有する液滴吐出装置において、
    該清掃制御手段は、該吐出面汚れ情報から得られる該吐出面汚れの該吐出口からの距離と該吐出面汚れの面積とに基づいて該吐出面清掃手段を制御することを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 請求項1の液滴吐出装置において、
    上記清掃制御手段は、上記該吐出面汚れと上記吐出口との距離が近いほどその値が大きくなる汚れ距離係数と、該吐出面汚れの面積が大きいほどその値が大きくなる汚れ面積係数とを算出し、該汚れ距離係数と該汚れ面積係数との積より算出される吐出面汚れ値の値が所定の値よりも大きくなったときに、上記液滴吐出面を清掃するように上記吐出面清掃手段を制御することを特徴とする液滴吐出装置。
  3. 請求項1または2の液滴吐出装置において、
    上記清掃制御手段は、上記吐出面汚れ情報から得られる上記吐出面汚れの形状に基づいて上記吐出面清掃手段を制御することを特徴とする液滴吐出装置。
  4. 請求項3の液滴吐出装置において、
    上記清掃制御手段は、上記吐出面汚れの形状が球形に近いほどその値が小さくなる汚れ形状係数に基づいて上記吐出面清掃手段を制御することを特徴とする液滴吐出装置。
  5. 請求項1、2、3または4の液滴吐出装置において、
    上記吐出面汚れの高さを検出する汚れ高さ検出手段を有し、
    上記清掃制御手段は、該吐出面汚れの高さに基づいて上記吐出面清掃手段を制御することを特徴とする液滴吐出装置
  6. 液状体を液滴として吐出する吐出口を備えるヘッド部と、
    該吐出口が形成される該ヘッド部の液滴吐出面を清掃する吐出面清掃手段と、
    該液滴吐出面を撮像する吐出面撮像手段と、
    該吐出面撮像手段で撮像した画像情報に基づいて上記液滴吐出面に付着した汚れである吐出面汚れを認識し、吐出面汚れ情報を出力する汚れ認識手段と、
    該汚れ認識手段が出力した該吐出面汚れ情報に基づいて該吐出面清掃手段を制御する清掃制御手段とを有する液滴吐出装置において、
    該吐出面汚れの高さを検出する汚れ高さ検出手段を有し、
    該清掃制御手段は、該吐出面汚れの高さに基づいて該吐出面清掃手段を制御することを特徴とする液滴吐出装置
  7. 請求項1、2、3、4、5または6の液滴吐出装置において、
    上記吐出面撮像手段の撮像部を覆い、保護する撮像部保護手段を備えることを特徴とする液滴吐出装置。
  8. 請求項7の液滴吐出装置において、
    上記撮像部保護手段は、上記吐出面撮像手段が上記液滴吐出面を撮像する時には上記撮像部の保護を解除し、該吐出面撮像手段が該液滴吐出面を撮像しないときには該撮像部を保護するカバー部材であることを特徴とする液滴吐出装置。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6または7の液滴吐出装置において、
    上記液滴を吐出し付着させる液滴吐出対象に対して上記吐出口が該液滴を吐出する液滴吐出領域を挟んで、上記吐出面清掃手段とは反対側に上記吐出面撮像手段を配置したことを特徴とする液滴吐出装置。
  10. 液滴を吐出する吐出口を備えるヘッド部と、
    該吐出口が形成される該ヘッド部の液滴吐出面を清掃する吐出面清掃手段と、
    該液滴吐出面を撮像する吐出面撮像手段と、
    該吐出面撮像手段で撮像した画像情報に基づいて上記液滴吐出面に付着した汚れである吐出面汚れを認識し、吐出面汚れ情報を出力する汚れ認識手段と、
    該汚れ認識手段が出力した該吐出面汚れ情報に基づいて該吐出面清掃手段を制御する清掃制御手段とを有する液滴吐出装置において、
    上記吐出面撮像手段の撮像部を覆い、保護する撮像部保護手段を備えることを特徴とする液滴吐出装置。
  11. 請求項10の液滴吐出装置において、
    記録媒体に対して上記吐出口が上記液滴を吐出し、該記録媒体上に画像を形成する画像形成領域を挟んで、上記吐出面清掃手段とは反対側に上記吐出面撮像手段を配置したことを特徴とする液滴吐出装置。
  12. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の液滴吐出装置において、
    上記吐出面撮像手段は上記液滴吐出面の全体を撮像することを特徴とする液滴吐出装置。
  13. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の液滴吐出装置において、
    上記吐出面撮像手段は上記液滴吐出面の上記吐出面近傍を撮像することを特徴とする液滴吐出装置。
  14. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13の液滴吐出装置において、
    毎回の画像形成を開始する前に上記吐出面撮像手段が上記液滴吐出面を撮像し、その画像情報に基づいて上記清掃制御手段が上記吐出面清掃手段を制御することを特徴とする液滴吐出装置。
  15. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13または14の液滴吐出装置において、
    液滴吐出装置本体の電源投入時に上記吐出面撮像手段が上記液滴吐出面を撮像し、その画像情報に基づいて上記清掃制御手段が上記吐出面清掃手段を制御することを特徴とする液滴吐出装置。
  16. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15の液滴吐出装置において、
    上記吐出面撮像手段は、上記液状体の付着を防止する位置と、上記液滴吐出面を撮像する位置とで移動可能であることを特徴とする液滴吐出装置。
  17. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15または16の液滴吐出装置において、
    上記液状体は所定の極性に帯電しており、上記吐出面撮像手段の撮像部の周辺に、ミスト状の該液状体が該撮像部から離れる方向に力が働くように電界を形成する電界形成手段を備えることを特徴とする液滴吐出装置。
  18. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16または17の液滴吐出装置において、
    上記吐出面撮像手段の撮像部の近傍から、ミスト状の上記液滴を退ける気流を発生させる気流発生手段を備えることを特徴とする液滴吐出装置。
  19. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17または18の液滴吐出装置において、
    複数の上記ヘッド部を有し、上記清掃制御手段は、上記吐出面汚れ情報に基づいて清掃が必要と判定された該ヘッド部の上記液滴吐出面のみを清掃するように上記吐出面清掃手段を制御することを特徴とする液滴吐出装置。
  20. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18または19の液滴吐出装置において、
    上記清掃制御手段は、上記液滴吐出面のうち、上記上記吐出面汚れ情報に基づいて清掃が必要と判定された領域の近傍のみを清掃するように上記吐出面清掃手段を制御可能であることを特徴とする液滴吐出装置。
  21. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19または20の液滴吐出装置において、
    上記吐出面撮像手段で撮像した画像を表示可能な撮像画像表示部を備えることを特徴とする液滴吐出装置。
  22. インク吐出手段からインクを吐出して、記録媒体上に該インクにより画像を形成する画像形成装置において、
    該インク吐出手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20または21に記載の液滴吐出装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  23. インクを吐出する吐出口を備えるヘッド部と、
    該吐出口が形成される該ヘッド部のインク吐出面を清掃する吐出面清掃手段と、
    該インク吐出面を撮像する吐出面撮像手段と、
    該吐出面撮像手段で撮像した画像情報に基づいて上記インク吐出面に付着した汚れである吐出面汚れを認識し、吐出面汚れ情報を出力する汚れ認識手段と、
    該汚れ認識手段が出力した該吐出面汚れ情報に基づいて該吐出面清掃手段を制御する清掃制御手段とを備える画像形成装置を有する画像形成システムにおいて、
    該吐出面撮像手段で撮像した画像を表示可能な撮像画像表示手段を有することを特徴とする画像形成システム。
  24. 請求項23の画像形成システムにおいて、
    上記画像形成装置として、請求項22の画像形成装置を用いることを特徴とする画像形成システム。
  25. 請求項23または24の画像形成システムにおいて、
    上記撮像画像表示手段は、画像形成装置本体の操作部に設けられた表示部であることを特徴とする画像形成システム。
  26. 請求項23または24の画像形成システムにおいて、
    上記画像形成装置と電気信号の送受信が可能で、該画像形成装置の画像形成を制御可能な外部制御手段を有し、
    上記撮像画像表示手段は該外部制御手段が備える表示部であることを特徴とする画像形成システム。
  27. 請求項26の画像形成システムにおいて、
    上記外部制御手段は上記画像形成装置本体の近傍に設置された制御端末であることを特徴とする画像形成システム。
  28. 請求項26の画像形成システムにおいて、
    上記外部制御手段は上記画像形成装置本体の設置位置に対して遠隔地に設置され、該画像形成装置と通信端末を介して電気信号の送受信が可能な遠隔地制御端末であることを特徴とする画像形成システム。
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