JP2013249369A - インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013249369A
JP2013249369A JP2012124532A JP2012124532A JP2013249369A JP 2013249369 A JP2013249369 A JP 2013249369A JP 2012124532 A JP2012124532 A JP 2012124532A JP 2012124532 A JP2012124532 A JP 2012124532A JP 2013249369 A JP2013249369 A JP 2013249369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
water
hlb
jet recording
nonionic surfactant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012124532A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5928802B2 (ja
Inventor
Yuka Tsusaka
友香 津坂
Shunichi Higashiyama
俊一 東山
Kazuma Goto
数摩 後藤
Shigemi Koga
成美 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2012124532A priority Critical patent/JP5928802B2/ja
Publication of JP2013249369A publication Critical patent/JP2013249369A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5928802B2 publication Critical patent/JP5928802B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

【課題】 耐水性に優れ、かつ、吐出性にも優れたインクジェット記録用水性インクを提供する。
【解決手段】 本発明のインクジェット記録用水性インクは、着色剤、水及び水溶性有機溶剤を含むインクジェット記録用水性インクであって、前記着色剤が、C.I.アシッドブルー90を含み、前記水性インクが、さらに、HLBが12以上のノニオン系界面活性剤を含み、前記水性インク全量に対する前記ノニオン系界面活性剤の配合量が、0.5重量%以上であることを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法に関する。
従来から、インクジェット記録用水性インクに使用されるシアン染料として、C.I.ダイレクトブルー199及びC.I.アシッドブルー9等が知られている(特許文献1)。これらのシアン染料は、噴射安定性に優れるが、記録物の水浸漬前後での色濃度の低下が大きく、耐水性に問題があった。
特開2007−16225号公報
耐水性に優れるシアン染料としては、C.I.アシッドブルー90がある。しかし、C.I.アシッドブルー90には、水に溶けると会合し、吐出不良を招きやすいという問題があった。
そこで、本発明は、耐水性に優れ、かつ、吐出性にも優れたインクジェット記録用水性インクを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のインクジェット記録用水性インクは、
着色剤、水及び水溶性有機溶剤を含むインクジェット記録用水性インクであって、
前記着色剤が、C.I.アシッドブルー90を含み、
前記水性インクが、さらに、HLBが12以上のノニオン系界面活性剤を含み、
前記水性インク全量に対する前記ノニオン系界面活性剤の配合量が、0.5重量%以上であることを特徴とする。
本発明の水性インクは、C.I.アシッドブルー90を用い、かつ、前記特定のHLBを有するノニオン系界面活性剤を0.5重量%以上含むため、耐水性及び吐出性の双方に優れる。
図1は、本発明のインクジェット記録装置の構成の一例を示す概略斜視図である。
本発明のインクジェット記録用水性インク(以下、「水性インク」又は「インク」と言うことがある。)について説明する。本発明の水性インクは、着色剤、水及び水溶性有機溶剤を含む。前述のとおり、前記着色剤は、C.I.アシッドブルー90を含む。C.I.アシッドブルー90を用いることで、耐水性に優れた水性インクを得ることができる。
前記水性インク全量に対するC.I.アシッドブルー90の配合量は、特に限定されず、例えば、0.1重量%〜20重量%であり、好ましくは、0.3重量%〜10重量%である。
前記着色剤は、C.I.アシッドブルー90に加え、さらに他の染料及び顔料等を含んでもよい。
前記水は、イオン交換水又は純水であることが好ましい。前記水性インク全量に対する前記水の配合量(水割合)は、例えば、10重量%〜90重量%であり、好ましくは、40重量%〜80重量%である。前記水割合は、例えば、他の成分の残部としてもよい。
前記水溶性有機溶剤としては、例えば、インクジェットヘッドのノズル先端部における水性インクの乾燥を防止する湿潤剤及び記録媒体上での乾燥速度を調整する浸透剤があげられる。
前記湿潤剤は、特に限定されず、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等の低級アルコール;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド;アセトン等のケトン;ジアセトンアルコール等のケトアルコール;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル;ポリアルキレングリコール、アルキレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン等の多価アルコール;2−ピロリドン;N−メチル−2−ピロリドン;1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等があげられる。前記ポリアルキレングリコールは、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等があげられる。前記アルキレングリコールは、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール等があげられる。これらの湿潤剤は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。これらの中で、アルキレングリコール、グリセリン等の多価アルコールが好ましい。
前記水性インク全量に対する前記湿潤剤の配合量は、例えば、0重量%〜95重量%であり、好ましくは、5重量%〜80重量%であり、より好ましくは、5重量%〜50重量%である。
前記浸透剤は、例えば、グリコールエーテルがあげられる。前記グリコールエーテルは、例えば、エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコール−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコール−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコール−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコール−n−ヘキシルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル、トリエチレングリコールエチルエーテル、トリエチレングリコール−n−プロピルエーテル、トリエチレングリコール−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコール−n−プロピルエーテル、プロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールエチルエーテル、トリプロピレングリコール−n−プロピルエーテル及びトリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル等があげられる。前記浸透剤は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
前記水性インク全量に対する前記浸透剤の配合量は、例えば、0重量%〜20重量%であり、好ましくは、0.1重量%〜15重量%であり、より好ましくは、0.5重量%〜10重量%である。
前述のとおり、前記水性インクは、さらに、界面活性剤の親和性の程度を表す値であるHLBが12以上のノニオン系界面活性剤を含む。HLBが12以上のノニオン系界面活性剤としては、例えば、日信化学工業(株)製のオルフィン(登録商標)E1010(HLB=13.5)及びE1020(HLB=15.5)、花王(株)製のエマルゲン(登録商標)108(HLB=12.1)、409PV(HLB=12.0)、707(HLB=12.1)、709(HLB=13.3)、123P(HLB=16.9)、420(HLB=13.6)、109P(HLB=13.6)、120(HLB=15.3)、130K(HLB=18.1)、147(HLB=16.3)、150(HLB=18.4)、220(HLB=14.2)、320P(HLB=13.9)、350(HLB=17.8)及び430(HLB=16.2)、レオドール(登録商標)TW−L106(HLB=13.3)、TW−O120V(HLB=15.0)、TW−L120(HLB=16.7)、TW−P120(HLB=15.6)、TW−S120(HLB=14.9)及びスーパーTW−L120(HLB=16.0)等があげられる。前記ノニオン系界面活性剤は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
前記水性インク全量に対する前記ノニオン系界面活性剤の配合量は、0.5重量%以上である。前記ノニオン系界面活性剤の配合量を0.5重量%以上とすることで、吐出性に優れた水性インクを得ることができる。前記ノニオン系界面活性剤の配合量は、多すぎると着色剤であるアシッドブルー90が水に溶けやすくなるため、耐水性が悪くなる。一方、少なすぎると、アシッドブルー90同士の会合を抑制する効果が乏しくなるので、吐出性能が悪化する。前記ノニオン系界面活性剤の配合量は、好ましくは、0.5重量%〜3重量%であり、より好ましくは、0.5重量%〜2重量%である。
前記ノニオン系界面活性剤のHLBの上限値は、16.9以下であることが好ましい。前記ノニオン系界面活性剤のHLBを16.9以下とすることで、耐水性により優れた水性インクを得ることができる。前記ノニオン系界面活性剤のHLBは、12〜13.5であることがより好ましい。HLBの値は、高いほど親水性が高く、低いほど親油性が高い。すなわち、HLBが高すぎると、着色剤であるアシッドブルー90が水に溶けやすくなるため、耐水性が悪くなる。一方、HLBの値が低すぎると、前記ノニオン系界面活性剤が水性インク中に溶けないため、ノズル詰まりが生じやすくなり、吐出安定性が良好でない。
前記水性インクは、必要に応じて、さらに、従来公知の添加剤を含んでもよい。前記添加剤としては、例えば、pH調整剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、防黴剤等があげられる。前記粘度調整剤は、例えば、ポリビニルアルコール、セルロース、水溶性樹脂等があげられる。
前記水性インクは、例えば、着色剤、水、水溶性有機溶剤及び前記ノニオン系界面活性剤と、必要に応じて他の添加成分とを、従来公知の方法で均一に混合し、フィルタ等で不溶解物を除去することにより調製できる。
つぎに、本発明のインクカートリッジについて説明する。本発明のインクカートリッジは、インクジェット記録用水性インクを含むインクカートリッジであって、前記水性インクが、本発明のインクジェット記録用水性インクであることを特徴とする。前記インクカートリッジの本体としては、例えば、従来公知のものを使用できる。
つぎに、本発明のインクジェット記録装置及びインクジェット記録方法について説明する。
本発明のインクジェット記録装置は、インク収容部及びインク吐出手段を含み、前記インク収容部に収容されたインクを前記インク吐出手段によって吐出するインクジェット記録装置であって、前記インク収容部に、本発明のインクジェット記録用水性インクが収容されていることを特徴とする。
本発明のインクジェット記録方法は、記録媒体に水性インクをインクジェット方式により吐出して記録するインクジェット記録方法であって、前記水性インクとして、本発明のインクジェット記録用水性インクを用いることを特徴とする。
本発明のインクジェット記録方法は、例えば、本発明のインクジェット記録装置を用いて実施可能である。前記記録は、印字、印画、印刷等を含む。
図1に、本発明のインクジェット記録装置の一例の構成を示す。図示のとおり、このインクジェット記録装置1は、4つのインクカートリッジ2と、インク吐出手段(インクジェットヘッド)3と、ヘッドユニット4と、キャリッジ5と、駆動ユニット6と、プラテンローラ7と、パージ装置8とを主要な構成要素として含む。
4つのインクカートリッジ2は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色の水性インクを、それぞれ1色ずつ含む。例えば、前記水性シアンインクが、本発明のインクジェット記録用水性インクである。その他の水性インクは、一般的な水性インクを用いてよい。ヘッドユニット4に設置されたインクジェットヘッド3は、記録媒体(例えば、記録用紙)Pに記録を行う。キャリッジ5には、4つのインクカートリッジ2及びヘッドユニット4が搭載される。駆動ユニット6は、キャリッジ5を直線方向に往復移動させる。駆動ユニット6としては、例えば、従来公知のものを使用できる(例えば、特開2008−246821号公報参照)。プラテンローラ7は、キャリッジ5の往復方向に延び、インクジェットヘッド3と対向して配置されている。
パージ装置8は、インクジェットヘッド3の内部に溜まる気泡等を含んだ不良インクを吸引する。パージ装置8としては、例えば、従来公知のものを使用できる(例えば、特開2008−246821号公報参照)。
パージ装置8のプラテンローラ7側には、パージ装置8に隣接してワイパ部材20が配設されている。ワイパ部材20は、へら状に形成されており、キャリッジ5の移動に伴って、インクジェットヘッド3のノズル形成面を拭うものである。図1において、キャップ18は、水性インクの乾燥を防止するため、記録が終了するとリセット位置に戻されるインクジェットヘッド3の複数のノズルを覆うものである。
本例のインクジェット記録装置1においては、4つのインクカートリッジ2は、ヘッドユニット4と共に、1つのキャリッジ5に搭載されている。ただし、本発明は、これに限定されない。前記インクジェット記録装置において、4つのインクカートリッジ2の各カートリッジは、ヘッドユニット4とは別のキャリッジに搭載されていてもよい。また、4つのインクカートリッジ2の各カートリッジは、キャリッジ5には搭載されず、インクジェット記録装置内に配置、固定されていてもよい。これらの態様においては、例えば、4つのインクカートリッジ2の各カートリッジと、キャリッジ5に搭載されたヘッドユニット4とが、チューブ等により連結され、4つのインクカートリッジ2の各カートリッジからヘッドユニット4に前記水性インクが供給される。
このインクジェット記録装置1を用いたインクジェット記録は、例えば、つぎのようにして実施される。まず、記録用紙Pが、インクジェット記録装置1の側方又は下方に設けられた給紙カセット(図示せず)から給紙される。記録用紙Pは、インクジェットヘッド3と、プラテンローラ7との間に導入される。導入された記録用紙Pに、インクジェットヘッド3から吐出される水性インクにより所定の記録がされる。本発明の水性インクは、インクジェットヘッド3からの安定した吐出が可能である。記録後の記録用紙Pは、インクジェット記録装置1から排紙される。本発明の水性インクを用いることで、耐水性に優れた記録物を得ることができる。図1においては、記録用紙Pの給紙機構及び排紙機構の図示を省略している。
図1に示す装置では、シリアル型インクジェットヘッドを採用するが、本発明は、これに限定されない。前記インクジェット記録装置は、ライン型インクジェットヘッドを採用する装置であってもよい。
つぎに、本発明の実施例について比較例と併せて説明する。なお、本発明は、下記の実施例及び比較例により限定及び制限されない。
[実施例1−14及び比較例1−12]
水性インク組成(表1及び表2)の各成分を、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製の親水性ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)タイプメンブレンフィルタ(孔径0.20μm)を用いてろ過することで、実施例1〜14及び比較例1〜12のインクジェット記録用水性インクを得た。
実施例及び比較例の水性インクについて、(a)吐出性評価及び(b)耐水性評価を、下記方法により実施した。
(a)吐出性評価
ブラザー工業(株)製のインクジェットプリンタ搭載デジタル複合機DCP−385Cを使用して、実施例及び比較例の水性インクを用いてインクカートリッジ交換後にパージ(前記インクジェットプリンタ搭載デジタル複合機DCP−385C本体のポンプによる水性インクの吸引)を3回行った直後に、記録試験を行い、全ノズル数に対する吐出ノズルの割合を求め、下記評価基準に従って評価した。
吐出性評価 評価基準
G :全ノズル数に対する吐出ノズルの割合が90%以上であった
NG:全ノズル数に対する吐出ノズルの割合が90%未満であった
(b)耐水性評価
前記インクジェットプリンタ搭載デジタル複合機DCP−385Cを使用して、実施例及び比較例の水性インクを用いて普通紙(Ricoh社製のMy Paper)上に解像度600dpi×600dpiでシアン単色パッチを含む画像を記録し評価サンプルを作製した。前記評価サンプルを、純水に5分間浸漬させた後、画像の滲みを、下記評価基準に従って目視評価した。
耐水性評価 評価基準
AA:滲みは無かった
A :わずかに滲みが発生した
B :多少の滲みはあるものの実用上問題ないレベルであった
C :実用上問題となるレベルの滲みがあった
実施例の水性インクの水性インク組成及び評価結果を、表1に示す。また、比較例の水性インクの水性インク組成及び評価結果を、表2に示す。
Figure 2013249369
Figure 2013249369
表1に示すとおり、実施例1〜14では、吐出性及び耐水性の双方に優れていた。HLBが13.5のノニオン系界面活性剤の配合量を0.50重量%〜2.00重量%とした実施例1及び2、並びにHLBが12.1又は12.0のノニオン系界面活性剤の配合量を3.00重量%とした実施例4〜6では、耐水性評価の結果が極めて優れていた。また、HLBが13.5又は13.3のノニオン系界面活性剤の配合量を3.00重量%とした実施例3、7及び8では、耐水性評価の結果が特に優れていた。
一方、表2に示すとおり、C.I.アシッドブルー90に代えて、C.I.ダイレクトブルー199又はC.I.アシッドブルー9を用いた比較例1及び2では、耐水性評価の結果が悪かった。また、ノニオン系界面活性剤を用いなかった比較例3では、吐出性評価の結果が悪かった。そして、HLBのノニオン系界面活性剤の配合量を0.5重量%未満とした比較例4〜6でも、吐出性評価の結果が悪かった。さらに、HLBが12未満のノニオン系界面活性剤を用いた比較例7〜12でも、吐出性評価の結果が悪かった。
以上のように、本発明の水性インクは、耐水性及び吐出性の双方に優れたものである。本発明の水性インクの用途は、特に限定されず、各種のインクジェット記録に広く適用可能である。
1 インクジェット記録装置
2 インクカートリッジ
3 インク吐出手段(インクジェットヘッド)
4 ヘッドユニット
5 キャリッジ
6 駆動ユニット
7 プラテンローラ
8 パージ装置

Claims (7)

  1. 着色剤、水及び水溶性有機溶剤を含むインクジェット記録用水性インクであって、
    前記着色剤が、C.I.アシッドブルー90を含み、
    前記水性インクが、さらに、HLBが12以上のノニオン系界面活性剤を含み、
    前記水性インク全量に対する前記ノニオン系界面活性剤の配合量が、0.5重量%以上であることを特徴とするインクジェット記録用水性インク。
  2. 前記ノニオン系界面活性剤のHLBが、12〜13.5であり、かつ、前記水性インク全量に対する前記ノニオン系界面活性剤の配合量が、0.5重量%〜3重量%であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録用水性インク。
  3. 前記ノニオン系界面活性剤のHLBが、12〜12.1であることを特徴とする請求項2記載のインクジェット記録用水性インク。
  4. 前記ノニオン系界面活性剤のHLBが、13.3〜13.5であり、かつ、前記水性インク全量に対する前記ノニオン系界面活性剤の配合量が、0.5重量%〜2重量%であることを特徴とする請求項2記載のインクジェット記録用水性インク。
  5. インクジェット記録用水性インクを含むインクカートリッジであって、前記水性インクが、請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット記録用水性インクであることを特徴とするインクカートリッジ。
  6. インク収容部及びインク吐出手段を含み、前記インク収容部に収容されたインクを前記インク吐出手段によって吐出するインクジェット記録装置であって、
    前記インク収容部に、請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット記録用水性インクが収容されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 記録媒体に水性インクをインクジェット方式により吐出して記録するインクジェット記録方法であって、
    前記水性インクとして、請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット記録用水性インクを用いることを特徴とするインクジェット記録方法。
JP2012124532A 2012-05-31 2012-05-31 インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 Active JP5928802B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012124532A JP5928802B2 (ja) 2012-05-31 2012-05-31 インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012124532A JP5928802B2 (ja) 2012-05-31 2012-05-31 インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013249369A true JP2013249369A (ja) 2013-12-12
JP5928802B2 JP5928802B2 (ja) 2016-06-01

Family

ID=49848390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012124532A Active JP5928802B2 (ja) 2012-05-31 2012-05-31 インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5928802B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03277671A (ja) * 1990-03-28 1991-12-09 Pentel Kk 水性インキ組成物
JPH11140366A (ja) * 1997-11-07 1999-05-25 Sakura Color Prod Corp アルコール系インキ
JP2002317135A (ja) * 2001-04-23 2002-10-31 Seiko Epson Corp 水系インク
US20030127018A1 (en) * 2001-12-25 2003-07-10 Beno Corporation Cyan dye set and ink-jet ink composition with high water-fastness
JP2006299215A (ja) * 2005-03-22 2006-11-02 Dainippon Ink & Chem Inc 水性顔料分散体および水性顔料記録液

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03277671A (ja) * 1990-03-28 1991-12-09 Pentel Kk 水性インキ組成物
JPH11140366A (ja) * 1997-11-07 1999-05-25 Sakura Color Prod Corp アルコール系インキ
JP2002317135A (ja) * 2001-04-23 2002-10-31 Seiko Epson Corp 水系インク
US20030127018A1 (en) * 2001-12-25 2003-07-10 Beno Corporation Cyan dye set and ink-jet ink composition with high water-fastness
JP2006299215A (ja) * 2005-03-22 2006-11-02 Dainippon Ink & Chem Inc 水性顔料分散体および水性顔料記録液

Also Published As

Publication number Publication date
JP5928802B2 (ja) 2016-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8034171B2 (en) Water base ink for ink-jet recording, ink cartridge, and ink-jet recording apparatus
JP5704379B2 (ja) インクジェット記録用インクセット、インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2012077188A (ja) インクジェット記録用水性インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP2017115075A (ja) インクジェット記録用水性インクセット及びインクジェット記録装置
JP5266752B2 (ja) インクジェット記録用インク、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP5682748B2 (ja) インクジェット記録用水性インクセット、インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JP5682144B2 (ja) インクセット、インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP5773247B2 (ja) インクジェット記録用処理液、インクジェット記録用水性インクセット、インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置
JP6432782B2 (ja) インクジェット記録用水性インク及びインクカートリッジ
JP4737725B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP6120152B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP6300084B2 (ja) インクジェット記録用水性インク及びインクカートリッジ
JP6136447B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクジェット記録用水性インクセット、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP2016159450A (ja) インクジェット記録装置及び堆積抑制方法
JP2011074198A (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置の金属部材の腐食防止方法
JP5928802B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP6260780B2 (ja) インクジェット記録用水性インク及びインクカートリッジ
JP6103368B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP2017132963A (ja) インクジェット記録用インクセット
JP6108162B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP2016193973A (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、顔料定着補助剤、インクジェット記録用水性インクと顔料定着補助剤とを含むキット、インクジェット記録方法及び記録物
JP6633285B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、顔料定着補助剤、インクジェット記録用水性インクと顔料定着補助剤とを含むキット、インクジェット記録方法及び記録物
JP6120151B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP6103369B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP6089870B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5928802

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150