JP6437764B2 - インク温調装置及びインク温調装置を備えたインクジェット印刷装置 - Google Patents

インク温調装置及びインク温調装置を備えたインクジェット印刷装置 Download PDF

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Description

本発明は、インクを吐出して画像を形成するインクジェットヘッドに供給されるインクの温度を調節するインク温調装置、及びインク温調装置を備えるインクジェット印刷装置に関する。
インクを循環させつつインクジェットヘッドからインクを吐出して印刷するインク循環式のインクジェット印刷装置が知られている。インク循環式のインクジェット印刷装置として、加圧タンク及び負圧タンクをインクジェットヘッドの下方に配置し、負圧タンクから加圧タンクへ空気を送るためのエアポンプを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このようなインクジェット印刷装置では、印刷を行う際、エアポンプにより負圧タンクから加圧タンクに空気を送ることで、負圧タンク、加圧タンクにそれぞれ負圧、正圧を付与する。これにより、加圧タンクからインクジェットヘッドへ向けてインクが流れる。インクジェットヘッドで消費されなかったインクは、負圧タンクに回収される。加圧タンクへは、負圧タンクからインクポンプによりインクが送られる。このようにして、インク循環が行われる。
そして、このインクを循環させるにあたり、インクの粘度を一定に保つ必要があることから、インクの循環経路中に、インクの温度を調節する温調機構を設けている。この温調機構は、例えば、インク経路中にヒートシンク及びヒータを設け、循環されるインクがこれらヒートシンク及びヒータを通過する際に、加熱又は冷却することによって、インクの温度を適正に保っている。
特開2012−153004号公報
しかしながら、上述した温調機構において、インクを効率良く加熱及び冷却を行うためには、温調機構内の経路を長尺化し、通過時間を長くすることが効果的であり、この長尺化のためには、温調機構内の経路を蛇行させる方法がある。ところが、インク経路を蛇行させると初期充填時に屈曲部に気泡が残留したり、その気泡がヘッドに流れ込み、吐出異常の要因となる可能性がある。
そこで、本発明は上記に鑑みてなされたもので、インク循環式のインクジェット印刷装置において、温調機構内のインク経路長を長くして効率的に温調を行うとともに、経路中に気泡が残留するのを低減させて、インクヘッドにおける吐出異常の発生を防止できるインクジェット印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るインク温調装置の第1の特徴は、インクを吐出して画像を形成するインクジェットヘッドに供給されるインクの温度を調節するインク温調装置であって、前記インクジェットヘッドにインクを供給するインク供給経路の中途に接続された温調用経路を備え、前記温調用経路では、前記インクが上昇される上昇経路と、前記インクが下降される下降経路とが含まれ、前記上昇経路の断面積の総和が、前記下降経路の断面積の総和よりも大きいことにある。
ここで、「断面積の総和」を大きくする手段としては、流路の径を大きくしたり、上昇経路を分岐させたりするなど、断面積を下降経路よりも相対的に増大させることが挙げられ、断面積の総和を相対的に小さくする手段としては、複数の経路を合流させたり、流路の径を小さくしたりすることが挙げられる。
本発明に係るインク温調装置の第2の特徴は、前記上昇経路が、前記温調機構外部から内部へと導入される流入経路に接続された第1の上昇経路と、前記温調機構内部から外部へと導出される流出経路に接続された第2の上昇経路と、から構成され、前記第1の上昇経路と前記第2の上昇経路とは、前記下降経路によって接続されていることにある。
本発明に係るインク温調装置の第3の特徴は、前記上昇経路が複数の流路に分岐され、前記下降経路は、複数の流路が合流されて単一となっており、前記第2の上昇経路の分岐数と前記下降経路との和が、前記第1の上昇経路の分岐数と等しいことにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の特徴は、駆動信号に基づいて記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドにインクを供給するインク供給経路と、前記記録媒体を前記インクジェットヘッドに対して相対的に搬送する記録媒体搬送部と、前記インク供給経路の中途に配置された請求項1乃至4のいずれかに記載のインク温調装置とを備えることにある。
本発明に係るインク温調装置の第1の特徴によれば、下降経路の断面積の総和を上昇経路よりも小さくすることで、インクの流れを速め、流路の屈曲部や分岐点においてインク内に気泡が発生し残留するのを低減することができ、潤滑にインクを供給できる。その一方で、上昇経路では、流路を分岐させたり、径を大きくするなどして、流路の断面積を大きくし、経路表面における熱交換率を高め、効果的な温度調節を実現することができる。
詳述すると、上昇経路においては、気泡も浮力で上に向かうため、インクの流れと相俟って、流路内に気泡が残留し難い。これを利用して本発明では、上昇経路を分岐させたり屈曲させたりして、その表面積を大きくすることが可能であり、これによって熱交換率を高めており、気泡が発生したとしても、上昇経路では、気泡が自然と上方へ流れるため残留しない。その一方で、下降経路においては、気泡は浮力で上に向かうのに対し、インクの流れは下向きであるため、気泡がインクの流れに逆行することとなり、流路に屈曲部や分岐点に気泡が残留しやすくなる。このため、本発明では、下降経路において、総断面積を相対的に小さくしたりすることで、結果的にインクの流速が上がり、溜まった気泡を押し出すことができ、気泡を残留させることなくインクを潤滑に供給できる。この結果、本発明によれば、温調の効率化と、気泡の残留抑制とを両立できる。
本発明に係るインク温調装置の第2の特徴によれば、上昇経路を流入経路側の第1の上昇経路と、流出経路側の第2の上昇経路とに分割し、その間を下降経路によって接続するため、例えば、第1の上昇経路を冷却用に、第2の上昇経路を加熱用にと配置させることができるとともに、温調用経路のコンパクト化も図ることができ、装置全体の小形化、省スペース化を実現することができる。
本発明に係るインク温調装置の第3の特徴によれば、第2の上昇経路の分岐数と下降経路との和が、第1の上昇経路の分岐数と等しくするため、温調用経路の対称性を維持することができ、例えば温調用経路を、加熱側と冷却側とで対照的に設計することができ、温調制御の簡略化を図ることができるとともに、装置の複雑化を回避できる。
本発明に係るインクジェット印刷装置の特徴によれば、上昇経路の表面積の総和を増大させることによって、経路表面における熱交換率を高め、効果的な温度調節を実現する一方で、下降経路の表面積が上昇経路よりも相対的に小さくすることにより、インクの流れが速められ、インク内に気泡が残留するのを低減することができ、潤滑にインクジェットヘッドにインクが供給されることとなる。その結果、記録媒体に対する画像形成が精度高く行われることとなり、画質及び印刷速度の向上を図ることができる。
実施の形態に係るインクジェット印刷装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すインクジェット印刷装置の印刷部及び圧力調整部の概略構成図である。 (a)は、図1に示すインクジェット印刷装置の温調用経路を示す斜視図であり、同図(b)は、インク温調装置全体の構成を示す斜視図である。 図1に示すインクジェット印刷装置の制御部の構成を示すブロック図である。 図1に示すインクジェット印刷装置の温調用経路内の気泡の挙動を側方より示す断面図であり、(a)は、上昇経路内を示し、(b)は、下降経路内を示す。 従来例による温調用経路内の気泡の挙動を側方より示す断面図であり、(a)は、上昇経路内を示し、(b)は、下降経路内を示す。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るインクジェット印刷装置の構成を示すブロック図である。図2は、図1に示すインクジェット印刷装置の印刷部及び圧力調整部の概略構成図である。図3は、図1に示すインクジェット印刷装置の温調用経路45を示す斜視図であり、同図(b)は、インク温調部26の構成を示す斜視図である。なお、以下の説明における上下方向は鉛直方向であり、図2における紙面の上下を上下方向とする。
図1に示すように、本実施の形態に係るインクジェット印刷装置1は、4つの印刷部2と、圧力調整部3と、搬送部4と、操作パネル5と、電源ユニット6と、主電源スイッチ7と、制御部8とを備える。
印刷部2は、インクを循環させつつ、搬送部4により搬送される用紙にインクを吐出して画像を印刷する。4つの印刷部2は、それぞれ異なる色(例えば、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y))のインクを吐出する。4つの印刷部2は、吐出するインクの色が異なる以外は、同様の構成を有する。
圧力調整部3は、印刷部2に供給されるインクを貯留するタンクに対する圧力を調整する。搬送部4は、給紙台(図示せず)から用紙を取り出し、その用紙を搬送経路に沿ってインクジェットヘッド11に対して相対的に搬送する。搬送部4は、用紙を搬送するためのローラ、ローラを駆動させるモータ(いずれも図示せず)等を有する。
操作パネル5は、各種の入力画面等を表示するとともに、ユーザによる入力操作を受け付ける。操作パネル5は、各種の操作キー、タッチパネル等を有する入力部と、液晶表示パネル等を有する表示部(いずれも図示せず)とを備える。入力部には、電源(副電源)のオン、オフを切り替えるための副電源キー(図示せず)が設けられている。
電源ユニット6は、主電源スイッチ7を介して供給される電力をインクジェット印刷装置1の各部に供給する。主電源スイッチ7は、インクジェット印刷装置1の主電源のオン、オフを切り替えるためのスイッチである。主電源スイッチ7には商用電源が接続されている。制御部8は、インクジェット印刷装置1全体の動作を制御する。
〈印刷部2の構成〉
次いで、印刷部2の構成について説明する。図2に示すように、印刷部2は、インクジェットヘッド11と、インク循環部12と、インク供給部13とを備える。
インクジェットヘッド11は、インク循環部12により供給されるインクを吐出して、用紙に画像を形成させる。インクジェットヘッド11は、複数のヘッドモジュール16からなる。
ヘッドモジュール16は、ピエゾ式である。ヘッドモジュール16は、インクを貯留するインクチャンバと、インクを吐出する複数のノズル(いずれも図示せず)とを有する。インクチャンバ内には、ピエゾ素子(図示せず)が配置されている。ピエゾ素子の駆動により、ノズルからインクが吐出される。
インク循環部12は、インクを循環させつつインクジェットヘッド11にインクを供給する。インク循環部12は、加圧タンク21と、分配器22と、集合器23と、負圧タンク24と、インクポンプ25と、インク温調部26(請求項のインク温調装置に相当。)と、インク温度センサ27と、配管(請求項のインク供給経路に相当。)28〜30とを備える。
加圧タンク21は、インクジェットヘッド11に供給するインクを貯留する。加圧タンク21のインクは、配管28及び分配器22を介してインクジェットヘッド11に供給される。加圧タンク21内には、インクの液面上に空気層が形成されている。加圧タンク21は、後述の配管60を介して、後述の加圧共通気室51に連通されている。加圧タンク21は、インクジェットヘッド11より低い位置(下方)に配置されている。
加圧タンク21は、振動によりインクジェットヘッド11のノズルのメニスカスが破壊されて分配器22及び配管28の内部のインクが加圧タンク21に流れ落ちても、それを受け入れるだけの容量を有する。ただし、加圧タンク21が大きすぎると装置の大型化を招く。このため、加圧タンク21は、分配器22及び配管28の内部のインクがすべて加圧タンク21に流れ落ちたときに満杯になる程度の容量を有する。
加圧タンク21には、フロート部材31と、加圧タンク液面センサ32と、インクフィルタ33とが設けられている。
フロート部材31は、加圧タンク21内のインクの液面高さが基準高さに達するまで、液面高さに応じて回動するように、加圧タンク21内に支持軸(図示せず)により一端側が軸支されている。フロート部材31の他端には、磁石(図示せず)が設けられている。
加圧タンク液面センサ32は、加圧タンク21内のインクの液面高さが基準高さに達しているか否かを検出するためのものである。基準高さは、加圧タンク21の上端から所定距離だけ下の位置にある。加圧タンク液面センサ32は、磁気センサからなり、液面高さが基準高さに達しているときのフロート部材31の磁石を検出する。加圧タンク液面センサ32は、フロート部材31の磁石を検出している場合、すなわち、加圧タンク21内の液面高さが基準高さ以上である場合、「オン」を示す信号を出力する。加圧タンク液面センサ32は、フロート部材31の磁石を検出していない場合、すなわち、加圧タンク21内の液面高さが基準高さ未満である場合、「オフ」を示す信号を出力する。
インクフィルタ33は、インク内のゴミ等を除去する。
分配器22は、配管28を介して加圧タンク21から供給されるインクを、インクジェットヘッド11の各ヘッドモジュール16に分配する。
集合器23は、インクジェットヘッド11で消費されなかったインクを各ヘッドモジュール16から集める。集合器23により集められたインクは、配管29を介して負圧タンク24へと流れる。
負圧タンク24は、インクジェットヘッド11で消費されなかったインクを集合器23から受け取って貯留する。また、負圧タンク24は、後述するインク供給部13のインクカートリッジ39から供給されるインクを貯留する。負圧タンク24内には、インクの液面上に空気層が形成されている。負圧タンク24は、後述の配管61を介して、後述の負圧共通気室55に連通されている。負圧タンク24は、加圧タンク21と同じ高さに配置されている。
負圧タンク24は、振動によりインクジェットヘッド11のノズルのメニスカスが破壊されてインクジェットヘッド11、集合器23、及び配管29の内部のインクが負圧タンク24に流れ落ちても、それを受け入れるだけの容量を有する。ただし、負圧タンク24が大きすぎると装置の大型化を招く。このため、負圧タンク24は、インクジェットヘッド11、集合器23及び配管29の内部のインクがすべて負圧タンク24に流れ落ちたときに満杯になる程度の容量を有する。
負圧タンク24には、フロート部材36と、負圧タンク液面センサ37とが設けられている。
フロート部材36、負圧タンク液面センサ37は、それぞれ加圧タンク21のフロート部材31、加圧タンク液面センサ32と同様のものである。負圧タンク液面センサ37は、フロート部材36の磁石を検出している場合、すなわち、負圧タンク24内の液面高さが基準高さ以上である場合、「オン」を示す信号を出力する。負圧タンク液面センサ37は、フロート部材36の磁石を検出していない場合、すなわち、負圧タンク24内の液面高さが基準高さ未満である場合、「オフ」を示す信号を出力する。基準高さは、負圧タンク24の上端から所定距離だけ下の位置にある。
インクポンプ25は、負圧タンク24から加圧タンク21へインクを送る。インクポンプ25は、配管30の途中に設けられている。
配管28は、加圧タンク21と分配器22とに接続され、インクジェットヘッド11にインクを供給するインク供給経路である。この配管28には、加圧タンク21から分配器22に向かってインクが流れる。
インク温調部26は、インクジェットヘッド11に供給するインクの温度を調整する。インク温調部26は、配管28の中途に配置されている。インク温調部26は、ヒータ41と、ヒータ温度センサ42と、ヒートシンク43と、冷却ファン44と、ヒータ41及びヒートシンク43内部に配置される温調用経路45を備える。
ヒータ41は、温調用経路45内のインクを加熱する。ヒータ温度センサ42は、ヒータ41の温度を検出する。ヒートシンク43は、温調用経路45内のインクを冷却する。冷却ファン44は、ヒートシンク43に冷却風を送る。
温調用経路45は、両端が配管28と接続されている。具体的に、一方は温調機構外部から内部へと導入される流入経路である配管28aに接続され、他方は温調機構内部から外部へと導出される流出経路である配管28bに接続される。
温調用経路45は、図3(a)に示すように、インクが上昇される上昇経路46と、インクが下降される下降経路49とが含まれる。上昇経路46は、下側で配管28aに接続された第1の上昇経路47と、上側で配管28bに接続された第2の上昇経路48とから構成され、第1の上昇経路47と、第2の上昇経路48とは、下降経路49によって接続されている。
第1の上昇経路47は、設置面に対して垂直に延びる複数の上昇流路47aと、設置面に対して水平に延びる下部分岐経路47cと、設置面に対して水平に延びる上部合流経路47bとから構成されている。下部分岐経路47cは、一端が配管28aに接続され、配管28aから流入されたインクを各上昇流路47aに分岐させる分岐管によって形成される。上部合流経路47bは、一端が下降経路49に接続され、各上昇流路47aから流入されたインクを合流させ、下降経路49に流出させる集中管によって形成される。複数の上昇流路47aは、それぞれの下端が下部分岐経路47cに接続され、それぞれの上端が上部合流経路47bに接続され、インクが上昇される直線状の複数の配管によって形成されており、これらの複数の上昇流路47aの総断面積は、下降経路49の総断面積よりも大きくなっている。
第2の上昇経路48は、設置面に対して垂直に延びる複数の上昇流路48aと、設置面に対して水平に延びる下部分岐経路48cと、設置面に対して水平に延びる上部合流経路48bとから構成されている。下部分岐経路48cは、一端が下降経路49に接続され、下降経路49から流入されたインクを各上昇流路48aに分岐させる分岐管によって形成される。なお、これらの複数の上昇流路48aの総断面積は、下降経路49の総断面積よりも大きくなっている。上部合流経路48bは、一端が配管28bに接続され、各上昇流路48aに流入されたインクを合流させ、配管28bに流出させる集中管によって形成される。複数の上昇流路48aは、それぞれの下端が下部分岐経路48cに接続され、それぞれの上端が上部合流経路48bを通じて配管28bに接続され、インクが上昇される直線状の複数の配管によって形成される。
下降経路49は、上端が上部合流経路47bと接続されるとともに、下端が下部分岐経路48cと接続され、インクが昇降される直線状の配管によって形成される。下降経路49は、設置面に対して垂直に延びており、この下降経路49の断面積は、上昇経路47の総断面積よりも小さくなっている。
なお、第1の上昇経路47及び第2の上昇経路48は、複数の流路に分岐されている一方、下降経路49は、複数の流路が合流されて単一となっているとともに、上昇経路47と下降経路48とではその高低差が等しいことから、上昇経路46の表面積の総和が、下降経路49の表面積の総和よりも大きくなっている。
そして、温調用経路45は、図3(b)に示すように、ヒータ41を経由する部分とヒートシンク43を経由する部分とに分岐している。具体的に、第1の上昇経路47は、ヒートシンク43の内部に配置され、第2の上昇経路48と下降経路49とは、ヒータ41の内部に配置されている。なお、第2の上昇経路48の分岐数と下降経路49との和が、第1の上昇経路47の分岐数と等しくなっている。
このように、本実施形態では、第1の上昇経路47及び第2の上昇経路48は、経路を分岐させて総経路長を長くして、その表面積の総和を大きくしており、経路表面における熱交換率を高めている。一方、下降経路49は、流路を合流させて単一化するとともに、その総断面積を上昇経路47aの総断面積よりも相対的に小さくしており、その結果、下降経路49におけるインクの流れが速められ、流路の屈曲部や分岐点においてインク内に気泡が発生し残留することを低減させている。
インク温度センサ27は、インク循環部12におけるインクの温度を検出する。インク温度センサ27は、配管28bの途中に設けられている。
配管29は、集合器23と負圧タンク24とを接続する。配管29には、集合器23から負圧タンク24に向かってインクが流れる。配管30は、負圧タンク24と加圧タンク21とを接続する。配管30には、負圧タンク24から加圧タンク21に向かってインクが流れる。配管28〜30と分配器22と集合器23とにより、加圧タンク21とインクジェットヘッド11と負圧タンク24との間でインクを循環させる循環経路が構成される。
インク供給部13は、インク循環部12にインクを供給する。インク供給部13は、インクカートリッジ39と、配管38と、インク供給弁35とを備える。
インクカートリッジ39は、印刷部2で印刷に用いるインクを収容している。インクカートリッジ39内のインクは、配管38を介して負圧タンク24に供給される。
配管38は、インクカートリッジ39と負圧タンク24とを接続する。配管38には、インクカートリッジ39から負圧タンク24に向かってインクが流れる。
インク供給弁35は、配管38内のインクの流路を開閉する。インクカートリッジ39から負圧タンク24へインクを供給する際、インク供給弁35が開かれる。
圧力調整部3は、各印刷部2の加圧タンク21及び負圧タンク24の圧力を調整する。圧力調整部3は、加圧共通気室51と、加圧側圧力調整弁52と、加圧側大気開放弁53と、加圧側圧力センサ54と、負圧共通気室55と、負圧側圧力調整弁56と、負圧側大気開放弁57と、負圧側圧力センサ58と、エアポンプ59と、4本の配管60と、4本の配管61と、配管62〜67と、エアフィルタ68と、オーバーフローパン69とを備える。
加圧共通気室51は、各印刷部2の加圧タンク21の圧力を等しくするための気室である。加圧共通気室51は、4本の配管60を介して4つの印刷部2の加圧タンク21の空気層と連通されている。これにより、各印刷部2の加圧タンク21どうしが、加圧共通気室51及び配管60を介して連通されている。
加圧側圧力調整弁52は、加圧共通気室51を介して各印刷部2の加圧タンク21の圧力を調整するために、配管63内の空気の流路を開閉する。加圧側圧力調整弁52は、配管63の途中に設けられている。
加圧側大気開放弁53は、加圧共通気室51を介して各印刷部2の加圧タンク21を密閉状態(大気から遮断した状態)と大気開放状態(大気に通じた状態)との間で切り替えるために、配管64内の空気の流路を開閉する。加圧側大気開放弁53は、配管64の途中に設けられている。
加圧側圧力センサ54は、加圧共通気室51内の圧力(加圧側圧力)を検出する。ここで、加圧共通気室51内の圧力は、各印刷部2の加圧タンク21内の圧力と等しい。加圧共通気室51と各印刷部2の加圧タンク21の空気層とが連通されているためである。
負圧共通気室55は、各印刷部2の負圧タンク24の圧力を等しくするための気室である。負圧共通気室55は、4本の配管61を介して4つの印刷部2の負圧タンク24の空気層と連通されている。これにより、各印刷部2の負圧タンク24どうしが、負圧共通気室55及び配管61を介して連通されている。
負圧側圧力調整弁56は、負圧共通気室55を介して各印刷部2の負圧タンク24の圧力を調整するために、配管65内の空気の流路を開閉する。負圧側圧力調整弁56は、配管65の途中に設けられている。
負圧側大気開放弁57は、負圧共通気室55を介して各印刷部2の負圧タンク24を密閉状態と大気開放状態との間で切り替えるために、配管66内の空気の流路を開閉する。負圧側大気開放弁57は、配管66の途中に設けられている。
負圧側圧力センサ58は、負圧共通気室55内の圧力(負圧側圧力)を検出する。ここで、負圧共通気室55内の圧力は、各印刷部2の負圧タンク24内の圧力と等しい。負圧共通気室55と各印刷部2の負圧タンク24の空気層とが連通されているためである。
エアポンプ59は、加圧共通気室51及び負圧共通気室55を介して各印刷部2の負圧タンク24から加圧タンク21へ空気を送る。エアポンプ59は、配管62の途中に設けられている。
4本の配管60は、加圧共通気室51と4つの印刷部2の加圧タンク21とを接続する。配管60は、一端が加圧共通気室51に接続され、他端が加圧タンク21の空気層に接続されている。
4本の配管61は、負圧共通気室55と4つの印刷部2の負圧タンク24とを接続する。配管61は、一端が負圧共通気室55に接続され、他端が負圧タンク24の空気層に接続されている。
配管62は、エアポンプ59により負圧共通気室55から加圧共通気室51へ送られる空気の流路を形成する。配管62は、一端が負圧共通気室55に接続され、他端が加圧共通気室51に接続されている。
配管63,64は、それぞれ一端が加圧共通気室51に接続され、他端が配管67に接続されている。配管65,66は、それぞれ一端が負圧共通気室55に接続され、他端が配管67に接続されている。配管67は、一端(上端)がエアフィルタ68を介して大気に通じ、他端がオーバーフローパン69に接続されている。
エアフィルタ68は、配管67の上端に設けられ、外部の空気中のゴミ等の進入を防止するものである。
オーバーフローパン69は、例えばインク供給弁35の異常により加圧タンク21、負圧タンク24からインクが溢れ、さらに加圧共通気室51、負圧共通気室55からもインクが溢れ出た場合に、そのインクを受け取る。
オーバーフローパン69には、フロート部材71と、オーバーフロー液面センサ72とが設けられている。フロート部材71、オーバーフロー液面センサ72は、それぞれ加圧タンク21のフロート部材31、加圧タンク液面センサ32と同様のものである。
オーバーフローパン69は、廃液タンク(図示せず)に接続されており、オーバーフロー液面センサ72がオンになると、廃液タンクへインクを排出するようになっている。
〈制御部8の構成〉
次いで、制御部8の内部構成について説明する。図4は、図1に示すインクジェット印刷装置の制御部の構成を示すブロック図である。図4に示すように、制御部8は、主コントローラ81と、メカコントローラ82とを備える。
主コントローラ81は、インクジェット印刷装置1全体の制御を司る。主コントローラ81は、CPU(Central Processing Unit)91と、メモリ92と、HDD(Hard Disk Drive)93と、外部I/F(インタフェース)94と、メカコントローラI/F95と、ユーザI/F96と、ヘッドI/F97とを備える。
CPU91は、演算処理を実行する。メモリ92は、一時的なデータの保存や演算時におけるCPU91のワークエリアとして使用されるものである。HDD93は、各種のプログラム等を記憶する。
外部I/F94は、ネットワークを介して外部の装置との間でデータの送受信を行う。メカコントローラI/F95は、主コントローラ81にメカコントローラ82を接続する。ユーザI/F96は、主コントローラ81に操作パネル5を接続する。ヘッドI/F97は、主コントローラ81にインクジェットヘッド11を接続する。
メカコントローラ82は、印刷部2におけるインク循環及びインク供給の制御、圧力調整部3による圧力調整の制御、及び搬送部4による用紙搬送の制御を行う。メカコントローラ82は、CPU101と、メモリ102と、センサI/F103と、主コントローラI/F104と、アクチュエータI/F105と、ドライバユニット106と、ラッチ回路107とを備える。
CPU101は、演算処理を実行する。メモリ102は、一時的なデータの保存や演算時におけるCPU101のワークエリアとして使用されるものである。CPU101は、インク循環時には、インク温度センサ27の検出温度が適正温度範囲内を維持するように、インク温調部26のヒートシンク43及びヒータ41を制御してインク温度の調整を行う。
センサI/F103は、メカコントローラ82に加圧タンク液面センサ32、負圧タンク液面センサ37等の各種センサを接続する。主コントローラI/F104は、メカコントローラ82を主コントローラ81に接続する。アクチュエータI/F105は、ドライバユニット106に制御信号を送信する。
ドライバユニット106は、インクポンプ25、エアポンプ59、搬送部4のモータ等のそれぞれを駆動させる各種ドライバを有する。
ラッチ回路107は、主電源がオフからオンになった後、最初に電源(副電源)がオンになった際にセットされるラッチを、主電源がオフになるまで保持する。
〈作用・効果〉
以上説明したように、ヒータ41及びヒートシンク43内に設けられた温調用経路45では、第1の上昇経路47と第2の上昇経路48とを、それぞれ複数の上昇流路47a及び上昇流路48aに分岐させて経路長を長くして、その表面積の総和を大きくしているので、経路表面における熱交換率を高め、効果的な温度調節を実現することができる。その一方で、下降経路49の流路を合流させて単一化して、その断面積の総和が上昇経路46よりも相対的に小さくなるようにしているので、インクの流れが速められ、流路の屈曲部や分岐点においてインク内に気泡が発生し残留するのを低減することができ、潤滑にインクを供給できる。
詳述すると、一般に上昇経路においては、図6(a)に示すように、インクの流れd11が上向きで、さらに、気泡9も浮力で上に向かうためインクの流れと相俟って残留し難い。これを利用して本実施形態では、上昇経路46を分岐させて、その表面積を大きくして熱交換率を高めている。このとき、図5(a)に示すように、気泡9が発生したとしても、上昇経路46では、インクの流れd12により、気泡9が自然と上方へ流れるため残留しない。その一方で、一般に、下降経路においては、図6(b)に示すように、気泡9は浮力で上に向かうのに対し、インクの流れd21は下向きであるため、気泡9がインクの流れに逆行することとなり、流路に屈曲部や分岐点が多いと気泡9が残留しやすくなる。このため、本実施形態では、下降経路49において、屈曲部などを少なくするとともに、複数の経路を合流させて流路を単純化し、断面積の総和を相対的に小さくすることにより、図5(b)に示すように、インクの流れd22を速め、溜まった気泡9を押し出すことができ、気泡9を残留させることなくインクを潤滑に供給できる。この結果、本実施形態によれば、表面積を増大させることによる温調の効率化と、気泡の残留抑制とを両立できる。
また、本実施形態によれば、第1の上昇経路47と第2の上昇経路48では、それぞれ下部分岐経路47c及び下部分岐経路48cを用いて複数の流路に分岐するため、簡単な設計により経路表面積を増大させることができ、下降経路49では複数の流路を合流して単一化するため、簡単な設計により流路の単純化を実現することができる。
また、本実施形態によれば、流入経路側の第1の上昇経路47をヒートシンク43内に配置させ、流出経路側の第2の上昇経路48をヒータ41内に配置させ、その間を下降経路49によって接続しているので、温調用経路のコンパクト化も図ることができ、装置全体の小形化、省スペース化を実現することができる。
また、本実施形態によれば、第2の上昇経路48の分岐数と下降経路49との和を、第1の上昇経路47の分岐数と等しくしているため、ヒータ41側とヒートシンク43側とで温調用経路を対照的に設計することができ、温調制御の簡略化を図ることができるとともに、装置の複雑化を回避できる。
また、本実施形態によれば、このようなインク温調部26を用いることで、効果的な温度調節を実現する一方で、インク内に気泡が残留するのを低減し、潤滑にインクジェットヘッドにインクが供給されるので、このようなインク温調部26を備えるインクジェット記録装置1では、用紙に対する画像形成が精度高く行われることとなり、画質及び印刷速度の向上を図ることができる。
なお、上記実施の形態では、第1の上昇経路47と第2の上昇経路48とを複数の上昇流路47a及び48aに分岐させて、その表面積の総和を大きくしたが、本発明は、これに限定するものではなく、例えば、第1の上昇経路47及び第2の上昇経路48を、屈曲させて経路長を長くしたり、流路断面形状を複雑にしたりしてその表面積の総和が大きくなるようにしてもよい。この場合であっても、その表面積の総和が大きくなるようにすることによって、経路表面における熱交換率を高め、効果的な温度調節を実現することができる。また、このときにおいても、下降経路49を単一化し、その断面積の総和が上昇経路46よりも相対的に小さくする。これにより、インクの流れを速め、流路の屈曲部や分岐点においてインク内に気泡が発生し残留するのを低減することができ、潤滑にインクを供給できる。
本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1 インクジェット印刷装置
2 印刷部
3 圧力調整部
4 搬送部
5 操作パネル
6 電源ユニット
7 主電源スイッチ
8 制御部
11 インクジェットヘッド
12 インク循環部
13 インク供給部
21 加圧タンク
22 分配器
23 集合器
24 負圧タンク
25 インクポンプ
28(28a,28b)〜30 配管
26 インク温調部
27 インク温度センサ
41 ヒータ
42 ヒータ温度センサ
43 ヒートシンク
44 冷却ファン
45 温調用経路
46 上昇経路
47 第1の上昇経路
47a 上昇流路
47b 上部合流経路
47c 下部分岐経路
48 第2の上昇経路
48a 上昇流路
48b 上部合流経路
48c 下部分岐経路
49 下降経路
101 CPU

Claims (6)

  1. インクを吐出して画像を形成するインクジェットヘッドに供給されるインクの温度を調節するインク温調装置であって、
    前記インクジェットヘッドにインクを供給するインク供給経路の中途に接続された温調用経路を備え、
    前記温調用経路では、前記インクが上昇される上昇経路と、前記インクが下降される下降経路とが含まれ、
    前記下降経路は、前記上昇経路よりも屈曲部又は分岐点が少なく、
    前記上昇経路の断面積の総和が、前記下降経路の断面積の総和よりも大きい
    ことを特徴とするインク温調装置。
  2. 前記上昇経路は、
    前記温調機構外部から内部へと導入される流入経路に接続された第1の上昇経路と、
    前記温調機構内部から外部へと導出される流出経路に接続された第2の上昇経路と、
    から構成され、
    前記第1の上昇経路と、前記第2の上昇経路とは、前記下降経路によって接続されていることを特徴とする請求項1に記載のインク温調装置。
  3. 前記上昇経路は複数の流路に分岐され、
    前記下降経路は、複数の流路が合流されて単一となっており、
    前記第2の上昇経路の分岐数と前記下降経路との和が、前記第1の上昇経路の分岐数と等しいことを特徴とする請求項2に記載のインク温調装置。
  4. インクを吐出して画像を形成するインクジェットヘッドに供給されるインクの温度を調節するインク温調装置であって、
    前記インクジェットヘッドにインクを供給するインク供給経路の中途に接続された温調用経路を備え、
    前記温調用経路では、前記インクが上昇される上昇経路と、前記インクが下降される下降経路とが含まれ、前記上昇経路の断面積の総和が、前記下降経路の断面積の総和よりも大きく、かつ、
    前記上昇経路は、
    前記温調機構外部から内部へと導入される流入経路に接続された第1の上昇経路と、
    前記温調機構内部から外部へと導出される流出経路に接続された第2の上昇経路と、
    から構成され、
    前記第1の上昇経路と、前記第2の上昇経路とは、前記下降経路によって接続されており、
    前記第1上昇経路の総断面積は前記下降経路の断面積よりも大きいとともに、前記第2経路の総断面積は前記下降経路の断面積より大きいことを特徴とするインク温調装置。
  5. インクを吐出して画像を形成するインクジェットヘッドに供給されるインクの温度を調節するインク温調装置であって、
    前記インクジェットヘッドにインクを供給するインク供給経路の中途に接続された温調用経路を備え、
    前記温調用経路では、前記インクが上昇される上昇経路と、前記インクが下降される下降経路とが含まれ、前記上昇経路の断面積の総和が、前記下降経路の断面積の総和よりも大きく、
    前記上昇経路は、
    前記温調機構外部から内部へと導入される流入経路に接続された第1の上昇経路と、
    前記温調機構内部から外部へと導出される流出経路に接続された第2の上昇経路と、
    から構成され、
    前記第1の上昇経路と、前記第2の上昇経路とは、前記下降経路によって接続されており、
    前記上昇経路は複数の流路に分岐され、
    前記下降経路は、複数の流路が合流されて単一となっており、
    前記第2の上昇経路の分岐数と前記下降経路との和が、前記第1の上昇経路の分岐数と等しいことを特徴とするインク温調装置。
  6. 駆動信号に基づいて記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドにインクを供給するインク供給経路と、
    前記記録媒体を前記インクジェットヘッドに対して相対的に搬送する記録媒体搬送部と、
    前記インク供給経路の中途に配置された請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインク温調装置とを備えることを特徴とするインクジェット印刷装置。
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