JP6425582B2 - ウインドレギュレータ - Google Patents
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Description
かかるXアーム式のウインドレギュレータでは、駆動部材から駆動力を受けて回転(揺動)されるリフトアームにより、前記リフトアームブラケットに支持されるウインドガラスが開閉される。
その理由は、捩じり力が強く作用する部位、つまり、リフトアームとイコライザアームが摺接する部位(枢着部位=接合部の周囲)では、縁のビードが直線状ではなく摺接部に沿って周回するため、捩じり力の方向とビードの方向が同方向となる位置が生じ、結果、捩じり力に十分に抗することができなくなることにあると考えられる。
[1]構成1
一端部101が駆動部50により回転可能に支持され、他端部102がウインドガラスを支持するリフトアームブラケット30に連結されるリフトアーム10と、
前記リフトアーム10の中間部に形成された貫通孔105により回転可能に支持されて該リフトアーム10とX字状を成し、一端部201がドアパネルに固定されるイコライザアームブラケット40に連結され、他端部202が前記リフトアームブラケット30に連結されるイコライザアーム20と、
を有し、前記リフトアーム10の回転により前記ウインドガラスを開閉するウインドレギュレータであって、
前記イコライザアーム20は、第1アーム21と第2アーム22で構成され、
前記第1アーム21と前記第2アーム22は、前記貫通孔105にて前記第1アーム21の基端部212と前記第2アーム22の基端部222が接合される接合部205を有し、
前記第1アーム21は、前記貫通孔105の外部で前記リフトアーム10と摺接する摺接部216を有するとともに、前記接合部205を挟む直線状の2本の突条部215,215を有し、該2本の突条部215,215は、それぞれ当該第1アーム21の長手方向に沿い且つ前記接合部205と前記摺接部216との間に位置するように形成されている、
ことを特徴とするウインドレギュレータ。
また、上記に於いて「接合部」とは、「第1アーム21の基端部212と第2アーム22の基端部222であって接合された部位」を言う。例えば、図2(b)(c)では2箇所の接合部205,205が示されている。これらは、図4を参照することにより、4箇所の接合部205〜205であることが分かる。
また、上記に於いて「突条部」とは、「板金を紐状/帯状に打ち出すことにより補強する加工方法」により「加工された補強部位(紐状/帯状/筋状の段差をつけられた部位及び該段差に隣接する帯状に打ち出された部位)」を言う。例えば、平板面の内部で筋状/帯状に盛り上がるようにプレス形成された部分(いわゆるフランジ/ビード,平板面の中で溝状を成す部分)や、平板の縁に沿って筋状/帯状に形成された段部(いわゆるフランジ/ビード,平板の縁で平板面より高く(又は低く)筋状/帯状に設けた部分)を言う。板金は平面状のままでは強度が小さく撓み易いが、ビード若しくはフランジを打つことにより断面係数を大きくすることができ、強度を高めることができる。
構成1に於いて、
前記直線状の2本の突条部215,215は、それぞれ、前記接合部205を越える位置まで延びている、
ことを特徴とするウインドレギュレータ。
[3]構成3
構成1に於いて、
前記接合部205は複数有り、
前記直線状の2本の突条部215,215は、それぞれ、前記第1アームの長手方向に於いて最も基端部側に位置する接合部205を越える位置まで延びている、
ことを特徴とするウインドレギュレータ。
[4]構成4
構成1〜構成3の何れかに於いて、
前記直線状の2本の突条部215,215は、それぞれ、前記基端部212と反対側の端部211(201)から延設されている、
ことを特徴とするウインドレギュレータ。
構成2は、構成1に於いて、前記直線状の2本の突条部215,215は、それぞれ、前記接合部205を越える位置まで延びているウインドレギュレータであるため、強い捩じり力が加わる接合部の強度を確実に高めることができる。
構成3は、構成1に於いて、前記接合部205は複数有り、前記直線状の2本の突条部215,215は、それぞれ、前記第1アームの長手方向に於いて最も基端部側に位置する接合部205を越える位置まで延びているウインドレギュレータであるため、強い捩じり力が加わる接合部の強度を確実に高めることができる。
構成4は、構成1〜構成3の何れかに於いて、前記直線状の2本の突条部215,215は、それぞれ、前記基端部212と反対側の端部211(201)から延設されているウインドレギュレータであるため、第1アーム21の全長に渡って強度を確実に高めることかできる。
また、イコライザアーム20は、上記先端部202とは反対側の端部(請求項の一端部)201を、イコライザアームブラケット40に連結されている。正確には、イコライザアームブラケット40のガイド(溝)に、イコライザアーム20の当該反対側の端部(請求項の一端部)201のシュー201a(図2(a))を収容されていて、該ガイドにより案内される。
また、2本のビード215(215a),215(215a)は、上述のように終端しており、その先の縁(ビード延長上の先の縁)には至っていないため、該縁近辺では、摺接部216の面積を十分に大きくとることができ、上述の作用効果が更に高められている。
この第2アーム(図4に示す第2アーム)22に代えて、図5に示す第2アームや(第1の変形例)や、図6に示す第2アーム(第2の変形例)を用いることも可能である。
これらの第2アームでは、C−C端面や、D−D端面に示すように、両縁に沿って設けられたフランジ(前述の第1アーム21のビード215に相当する部位)の縁側に、それぞれ段部が設けられており、捩じりに対する強度が高められている。
101 一端部
102 他端部
102a シュー
105 貫通孔
20 イコライザアーム
201 一端部
201a シュー
202 他端部
202a シュー
205 接合部
21 第1アーム
210 平坦部
212 第1アームの基端部
215 ビード
215a ビードの部位
215b ビードの部位
215c ビードの部位
216 摺接部
22 第2アーム
221 第2アームの基端部222と反対側の端部
222 第2アームの基端部
30 リフトアームブラケット
40 イコライザアームブラケット
50 駆動部
Claims (4)
- 一端部が駆動部により回転可能に支持され、他端部がウインドガラスを支持するリフトアームブラケットに連結されるリフトアームと、
前記リフトアームの中間部に形成された貫通孔により回転可能に支持されて該リフトアームとX字状を成し、一端部がドアパネルに固定されるイコライザアームブラケットに連結され、他端部が前記リフトアームブラケットに連結されるイコライザアームと、
を有し、前記リフトアームの回転により前記ウインドガラスを開閉するウインドレギュレータであって、
前記イコライザアームは、第1アームと第2アームで構成され、
前記第1アームと前記第2アームは、前記貫通孔にて前記第1アームの基端部と前記第2アームの基端部が接合される接合部を有し、
前記第1アームは、前記貫通孔の外部で前記リフトアームと摺接する摺接部を有するとともに、前記接合部を挟む直線状の2本の突条部を有し、該2本の突条部は、それぞれ当該第1アームの長手方向に沿い且つ前記接合部と前記摺接部との間に位置するように形成されている、
ことを特徴とするウインドレギュレータ。 - 請求項1に於いて、
前記直線状の2本の突条部は、それぞれ、前記接合部を越える位置まで延びている、
ことを特徴とするウインドレギュレータ。 - 請求項1に於いて、
前記接合部は複数有り、
前記直線状の2本の突条部は、それぞれ、前記第1アームの長手方向に於いて最も基端部側に位置する接合部を越える位置まで延びている、
ことを特徴とするウインドレギュレータ。 - 請求項1〜請求項3の何れかに於いて、
前記直線状の2本の突条部は、それぞれ、前記基端部と反対側の端部から延設されている、
ことを特徴とするウインドレギュレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015038547A JP6425582B2 (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | ウインドレギュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015038547A JP6425582B2 (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | ウインドレギュレータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016160600A JP2016160600A (ja) | 2016-09-05 |
JP6425582B2 true JP6425582B2 (ja) | 2018-11-21 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015038547A Active JP6425582B2 (ja) | 2015-02-27 | 2015-02-27 | ウインドレギュレータ |
Country Status (1)
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2015
- 2015-02-27 JP JP2015038547A patent/JP6425582B2/ja active Active
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