JP6424849B2 - ケーブル固定機構及びそれを備えた画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置等の複数の電子部品を備えた電子機器の配線に使用されるフレキシブルケーブルの固定機構に関する。
画像形成装置等の電子機器においては、装置内部に多種の電子部品が配設されているが、それらの電子部品どうしを電気的に接続させるため、各電子部品に設けられている接続用コネクターと接合させるためのコネクターを両端部に設けた配線ケーブルを用いるのが一般的である。
特に、被覆部材内に複数の導電線が互いに平行に配置されたリボン状のフレキシブルケーブル(Flexible Flat Cable、FFC)は、可撓性に優れ、任意の形状に折り曲げ可能であるため、配線スペースを小さくできることから、電子機器の配線ケーブルとして広く用いられている。一方、フレキシブルケーブルはフラットなリボン状であるため、一般的な配線ケーブルに比べて破損し易いという問題点がある。
そこで、フレキシブルケーブルの破損を防止する固定機構が種々提案されており、例えば特許文献1には、フラットケーブル(フレキシブルケーブル)よりも幅広の保護部材をフラットケーブルの端面よりも突出するように固定し、保護部材にハーネスクランプを装着するための切り欠きを設けたフラットケーブル保護装置が開示されている。
特開2007−139999号公報
従来、電子機器の配線部分から電磁波ノイズが放出され、その電磁波ノイズがさらに装置外部にも漏出して周囲にある電気製品に影響を与えるという問題点がある。上述したようなフレキシブルケーブルを使用した接続方式では、複数の導電線が互いに平行に配置されているため、発生する磁界は全て同一の方向となる。従って、電磁波ノイズの放出は顕著なものとなる。
特許文献1の方法では、ハーネスクランプを用いてフレキシブルケーブルを筐体に密着させることで電磁波ノイズを低減させているが、ハーネスクランプはスナップフィット(パッチン止め)により筐体に固定されるため、ハーネスクランプとフレキシブルケーブルとの接触状態が不安定になることがあった。
本発明は、上記問題点に鑑み、フレキシブルケーブルと導通部材とを確実に接触させることで電磁波ノイズを効果的に低減可能なケーブル固定機構及びそれを備えた画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、ガイド部材と、導通部材と、を備え、被覆部材内に複数の導電線が互いに平行に配置されたリボン状のフレキシブルケーブルの固定機構である。ガイド部材は、フレキシブルケーブルの一方の面に対向するガイド面を有し、金属製のフレームに固定される。導通部材は可撓性であり、ガイド面に対向するようにガイド部材に固定されるとともにフレームに接触する。ガイド部材に固定される際に弾性変形した導通部材の復元力によって、導通部材とガイド面との間でフレキシブルケーブルを挟持する。
本発明の第1の構成によれば、ガイド部材に固定される際に弾性変形した導通部材の復元力によってフレキシブルケーブルがガイド部材と導通部材とに強固に挟持されるため、フレキシブルケーブルの位置が安定し、電磁波ノイズの発生をより効果的に抑制することができる。従って、フレキシブルケーブルからの電磁波ノイズの発生、及び電磁波ノイズの外部への漏出を低減し、周囲の電気機器に影響を及ぼさないケーブル固定機構となる。
本発明のケーブル固定機構80を備えた画像読取装置6が搭載される画像形成装置100の全体構成を示す概略図 画像読取装置6の側面断面図 画像読取装置6を正面側から見た外観斜視図であり、プラテン24を開放した状態を示す図 画像読取装置6を背面側から見た外観斜視図 図4におけるガイド部材40周辺の部分拡大図 本発明のケーブル固定機構80を構成するガイド部材40の斜視図 本発明の第1実施形態に係るケーブル固定機構80を構成する導通部材50の斜視図 第1実施形態のケーブル固定機構80を用いて固定されたフレキシブルケーブル31を幅方向に切断した断面図 図8における係合突起49と第2係合部55との係合部分の断面拡大図 本発明の第2実施形態に係るケーブル固定機構80を構成する導通部材50をガイド部材40に装着した状態を示す斜視図 第2実施形態のケーブル固定機構80を用いて固定されたフレキシブルケーブル31を長手方向に切断した断面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明のケーブル固定機構80を備えた画像読取装置6が搭載される画像形成装置100の内部構成を示す概略断面図である。図1において、画像形成装置100(ここでは一例としてデジタル複合機を示す)では、コピー動作を行う場合、画像読取装置6において原稿の画像データを読み取り画像信号に変換する。一方、複合機本体2内の画像形成部3において、図中の時計回り方向に回転する感光体ドラム5が帯電ユニット4により均一に帯電される。そして、露光ユニット(レーザー走査ユニット等)7からのレーザービームにより、画像読取装置6で読み取られた原稿画像データに基づく静電潜像が感光体ドラム5上に形成される。さらに、現像ユニット8により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。この現像ユニット8へのトナーの供給はトナーコンテナ9から行われる。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム5に向けて、用紙が給紙機構10から用紙搬送路11及びレジストローラー対12を経由して画像形成部3に搬送され、この画像形成部3において転写ローラー13(画像転写部)により感光体ドラム5の表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム5から分離され、定着ローラー対14aを有する定着部14に搬送されてトナー像が用紙に定着される。定着部14を通過した用紙は、複数方向に分岐した用紙搬送路15に送られて、用紙搬送路15の分岐点に設けられた複数の経路切換ガイドを有する経路切換機構21、22によって搬送方向が振り分けられ、そのまま(或いは、反転搬送路16に送られて両面コピーされた後に)、排出ローラー対20a、20bを介して第1排出トレイ17a、第2排出トレイ17bから成る用紙排出部に排出される。
また、感光体ドラム5の回転方向に対しクリーニング装置18の下流側には、感光体ドラム5の表面の残留電荷を除去する除電装置(図示せず)が設けられている。さらに、給紙機構10は、複合機本体2に着脱自在に取り付けられ、用紙を収納する複数の給紙カセット10a、10bと、その上方に設けられるスタックバイパス(手差しトレイ)10cを備えており、これらは用紙搬送路11によって感光体ドラム5及び現像ユニット8等からなる画像形成部3に繋がっている。画像読取部6の一端には、コンタクトガラス25(図2参照)上に載置される原稿を押さえて保持するプラテン(原稿押さえ装置)24が開閉可能に設けられている。
用紙搬送路15は、具体的には、定着ローラー対14aの下流側において、まず左右二股に分岐し、一方の経路(図1では右方向に分岐する経路)は第1排出トレイ17aに連通するように構成されている。そして、他方の経路(図1では左方向に分岐する経路)は搬送ローラー対19を経由して上下二股に分岐し、一方の経路(図1では上方向に分岐する経路)は第2排出トレイ17bに連通するように構成されている。これに対し、他方の経路(図1では下方向に分岐する経路)は反転搬送路16に連通するように構成されている。
続いて、原稿の画像を電気信号として読み取るための画像読取装置6の構成について説明する。図2は、本実施形態に係る画像読取装置6の内部構造を示す側面断面図である。画像読取装置6のフレーム6a内には、原稿の画像面に向けて光を照射するランプ(光源)61と、このランプ61からの光を効率よく原稿の画像面に与えるための反射板62と、原稿反射光を直接に受けて反射させる第1ミラー63と、この第1ミラー63からの反射光を受けて反射させる第2ミラー64と、この第2ミラー64からの反射光を受けて反射させる第3ミラー65と、が配設されている。
また、この第3ミラー65からの反射光を導入して集光するレンズ群(不図示)を保持した鏡胴66と、この鏡胴66のレンズ群で集光された原稿反射光を受けて電気信号に変換する光電変換素子を備えたライン型のCCD(光電変換部材)センサー67と、がベースプレート70上に配設されている。なお、原稿反射光の光路を一点鎖線で示す。
ここで、ランプ61、反射板62及び第1ミラー63は第1キャリッジ68上に一体的に固定され、また、第2ミラー64及び第3ミラー65は第2キャリッジ69上に一体的に固定されている。これらの第1及び第2キャリッジ68、69は、走査手段を構成しており、相互に連携しながら独立して往復移動可能になっている。
コンタクトガラス25上に載置された原稿画像の読取動作が行われる際は、第1キャリッジ68と第2キャリッジ69は相互に原稿反射光の光路長を一定に維持しながらコンタクトガラス25の画像読取領域Rの下方を往復移動(走査移動)する。また、第1キャリッジ68及び第2キャリッジ69は、不図示のキャリッジ駆動モーターにより駆動されるようになっている。
このような構成のもと、ランプ61から照射されて原稿の画像面で反射した原稿反射光は、第1ミラー63〜第3ミラー65で反射して鏡胴66内のレンズ群に導入され、レンズ群で集光されてCCDセンサー67上に結像する。そして、このCCDセンサー67で光電変換処理がなされ、結像された画像光はCCDセンサー67において画素分解され、各画素の濃度に応じた電気信号に変換されて画像の読み取りが行われる。
図3及び図4は、それぞれ画像読取装置6を正面側及び背面側から見た外観斜視図である。なお、図3ではプラテン24を開放した状態を示しており、図4ではプラテン24を取り外した状態を示している。画像読取装置6は、フレーム6a(原稿載置台)の上面に設けられたコンタクトガラス25と、コンタクトガラス25上に載置された原稿を押圧して保持するプラテン24を備えており、プラテン24は、フレーム6aの上面の端部2箇所に設けられた一対のヒンジ部27により上下方向に開閉可能に支持されている。また、プラテン24の裏面には、原稿を直接押圧する白色マット30(原稿押圧部)が設けられている。
フレーム6aの背面側には、一対のヒンジ部27の間にガイド部材40と導通部材50が取り付けられている。ガイド部材40は、画像形成装置100本体の制御基板(図示せず)と画像読取部6とを電気的に接続するフレキシブルケーブル31を屈曲させた状態でフレーム6aに沿って配線する。導通部材50はガイド部材40に着脱可能に取り付けられており、ガイド部材40との間にフレキシブルケーブル31を挟持するとともにフレーム6aに接触する。ガイド部材40及び導通部材50は、フレキシブルケーブル31をフレーム6aに固定するケーブル固定機構80を構成する。
図5は、図4におけるガイド部材40周辺の部分拡大図であり、図6は、ガイド部材40の斜視図である。ガイド部材40は樹脂製であり、フレキシブルケーブル31の一方の面(裏面)が接触するガイド面40aと、ガイド面40aを挟んでフレキシブルケーブル31の幅方向の側端縁に対向する側壁部40b、40cとを有する。また、側壁部40b、40cからガイド面40aに重なるように複数のガイドリブ41が突設されている。ガイド部材40の下方には、ガイド部材40をビス43(図5参照)によりフレーム6aに固定するためのビス孔45が左右2箇所に形成されている。
側壁部40bには係合孔47が形成されており、側壁部40cには係合孔47と対向する位置に係合突起49が形成されている。係合孔47は側壁部40bを貫通しており、係合突起49は側壁部40cの外側(ガイド面40aと反対側)に突出する。
図7は、本発明の第1実施形態に係るケーブル固定機構80を構成する導通部材50の斜視図である。導通部材50は金属板を折り曲げて形成されており、フレキシブルケーブル31の他方の面(表面)が接触する矩形状の押圧部51と、フレキシブルケーブル31の幅方向(図7のAA′方向)に対向する押圧部51の端縁51a、51bからそれぞれ突出する第1係合部53及び第2係合部55を有する。
押圧部51は、ガイド部材40のガイド面40aに対向配置され、ガイド面40aと押圧部51とでフレキシブルケーブル31が挟持される。押圧部51の剛性を高めるために押圧部51の四辺の端縁はガイド面40aとの対向面と反対側(図7の上面側)に折り返されている。
第1係合部53は、先端部がガイド面40aとの対向面と反対側(図7の上面側)に断面V字状に折り曲げられている。第1係合部53は、V字状の折曲部分から係合孔47(図6参照)に挿入されることで側壁部40bに固定される。
第2係合部55は、ガイド面40aとの対向面と反対側(図7の上面側)に断面コ字状に折り曲げられた屈曲部55aと、屈曲部55aの端縁51bとの対向面に形成された開口部55bとを有している。第2係合部55は、開口部55bを係合突起49(図6参照)に係合することで側壁部40cに固定される。また、屈曲部55aの先端にはガイド面40aとの対向面側(図7の下面側)に屈曲する導通片57が連設されている。
次に、第1実施形態のケーブル固定機構80を用いたフレキシブルケーブル31の固定方法について説明する。先ず、フレキシブルケーブル31の一端を画像読取装置6のコネクター(図示せず)に接続する。次に、フレキシブルケーブル31をフレーム6aに固定されたガイド部材40のガイド面40aに沿って折り曲げ、ガイド面40aとガイドリブ41との隙間に挿入する。これにより、フレキシブルケーブル31がガイド部材40に仮保持される。
次に、導通部材50の第1係合部53をガイド部材40の係合孔47に挿入し、第2係合部55の開口部55bをガイド部材40の係合突起49に引っ掛ける。これにより、ガイド面40aと押圧部51との間にフレキシブルケーブル31が挟持される。その後、フレキシブルケーブル31の他端を画像形成装置100本体の制御基板(図示せず)に接続して画像読取装置6と画像形成装置100本体との接続が完了する。
図8は、第1実施形態のケーブル固定機構80を用いて固定されたフレキシブルケーブル31を幅方向に切断した断面図(図5のXX′矢視断面図)である。図8に示すように、係合孔47に挿入された導通部材50の第1係合部53は、V字形状が圧縮される方向(図8の左右方向)に弾性変形する。一方、第2係合部55の開口部55bを係合突起49に係合させたとき、押圧部51の端縁51bとガイド面40aとの隙間がフレキシブルケーブル31の厚みよりも小さくなるように設定されている。そのため、押圧部51とガイド面40aとでフレキシブルケーブル31を挟持したとき、第2係合部55(屈曲部55a)はガイド面40aから離間する方向に弾性変形する。
その結果、第1係合部53および第2係合部55の復元力によって、押圧部51にはガイド面40aに接近する方向(矢印B方向)の力が作用する。これにより、フレキシブルケーブル31と導通部材50との接触状態を安定して維持することができる。
図9は、図8における係合突起49と第2係合部55との係合部分の断面拡大図である。図9に示すように、係合突起49の下端面には下方に向かって突出するフック部49aが形成されている。第2係合部55は、コ字状の屈曲部55aの折り曲げ角θが鋭角になる方向(矢印C方向)に弾性変形しながら開口部55bが係合突起49のフック部49aに引っ掛けられる。そのため、弾性変形を元に戻そうとする屈曲部55aの復元力によって、係合突起49と第2係合部55との係合部分には導通部材50を上方向(矢印D方向)に付勢する力が作用する。
即ち、導通部材50は第1係合部53が係合孔47に挿入される方向(矢印D方向)に付勢されるため、係合孔47からの第1係合部53の抜けを防止することができ、導通部材50がガイド部材40から脱落するおそれがなくなる。
さらに、開口部55bを係合突起49に係合させることにより、第2係合部55と導通片57との連結部58が屈曲する方向に弾性変形するため、連結部58の復元力によって導通片57にはフレーム6aに押圧される方向(矢印B方向)の力が作用する。これにより、導通部材50とフレーム6aとの接触状態(導通状態)を安定して維持することができる。導通部材50がフレーム6aに接触することにより、フレキシブルケーブル31はフレーム6aを介してグランドに接地される。
本実施形態の構成によれば、フレキシブルケーブル31が導通部材50及びフレーム6aを介してグランドに接地されるため、フレキシブルケーブル31からの電磁波ノイズの発生、及び電磁波ノイズの外部への漏出を低減し、周囲の電気機器に影響を及ぼさない画像形成装置100とすることができる。
また、導通部材50の復元力によってフレキシブルケーブル31がガイド部材40と導通部材50とに強固に挟持されるため、フレキシブルケーブル31の位置が安定し、電磁波ノイズの発生をより効果的に抑制することができる。
特に、画像読取装置6には電磁波ノイズの主要な発生源となる光電変換素子が配置されているため、画像読取装置6と制御基板、或いは画像読取装置6と他の電子部品を接続する際に本実施形態のケーブル固定機構80を用いると、電磁波ノイズの低減がより効果的となる。
なお、導通部材50をビスで締結した場合、ビス締結時に導通部材50が歪み、フレキシブルケーブル31との接触不良が発生するおそれがある。この点、本実施形態では導通部材50をビス等でガイド部材40に締結する必要がないため、フレキシブルケーブル31と導通部材50との接触不良の発生を抑制することができる。さらに、フレキシブルケーブル31の固定作業が簡素化され、組み立て作業性も向上する。
図10は、本発明の第2実施形態に係るケーブル固定機構80を構成する導通部材50をガイド部材40に装着した状態を示す斜視図であり、図11は、第2実施形態のケーブル固定機構80を用いて固定されたフレキシブルケーブル31を長手方向に切断した断面図である。本実施形態のケーブル固定機構80を構成する導通部材50は、押圧部51の長手方向の端縁51c、51dに沿って、ガイド面40a側に凸となる湾曲部59が形成されている。また、ガイド部材40は、ガイド面40aの湾曲部59に対向する位置に凹部40dが形成されている。ガイド部材40及び導通部材50の他の部分の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態の構成によれば、導通部材50の湾曲部59とガイド部材40の凹部40dとでフレキシブルケーブル31が波打つように湾曲した状態で保持される。従って、フレキシブルケーブル31の延在方向(図11の左右方向)への移動が規制され、確実に位置決めされるため、フレキシブルケーブル31をより一層安定した状態で保持することができ、電磁波ノイズの発生をさらに効果的に抑制することができる。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態では、本発明のケーブル固定機構80を画像読取装置6と画像形成装置100の制御基板とを接続するフレキシブルケーブル31の固定に用いたが、これに限らず、露光ユニット7、現像ユニット8、定着部14等の、画像形成装置100内の他の装置と制御基板とを接続するフレキシブルケーブルの固定に用いることもできる。
また、本発明のケーブル固定機構80は、図1に示したデジタル複合機に限らず、アナログ及びデジタル方式のモノクロ複写機、カラー複写機やカラープリンター、ファクシミリ等の、他のタイプの画像形成装置にも適用できる。また、画像形成装置以外の電子機器のフレキシブルケーブルの固定機構にも適用できるのはもちろんである。
本発明は、画像形成装置等の複数の電子部品を備えた電子機器の配線に使用されるフレキシブルケーブルの固定機構に利用可能である。本発明の利用により、フレキシブルケーブルと導通部材とを確実に接触させることで電磁波ノイズを効果的に低減可能なケーブル固定機構を提供することができる。
6 画像読取装置
6a フレーム
31 フレキシブルケーブル
40 ガイド部材
40a ガイド面
40b、40c 側壁部
40d 凹部
41 ガイドリブ
47 係合孔
49 係合突起
49a フック部
50 導通部材
51 押圧部
53 第1係合部
55 第2係合部
55a 屈曲部
55b 開口部
57 導通片
59 湾曲部
80 ケーブル固定機構
100 画像形成装置

Claims (8)

  1. 被覆部材内に複数の導電線が互いに平行に配置されたリボン状のフレキシブルケーブルの固定機構であって、
    前記フレキシブルケーブルの一方の面に対向するガイド面を有し、金属製のフレームに固定されるガイド部材と、
    前記ガイド面に対向するように前記ガイド部材に固定されるとともに、前記フレームに接触する可撓性の導通部材と、
    を備え、
    前記ガイド部材に固定される際に弾性変形した前記導通部材の復元力によって、前記導通部材と前記ガイド面との間で前記フレキシブルケーブルを挟持することを特徴とするケーブル固定機構。
  2. 前記導通部材は、前記フレキシブルケーブルの他方の面が接触する押圧部と、前記フレキシブルケーブルの幅方向に対向する前記押圧部の端縁からそれぞれ突出し、前記ガイド部材に係合する第1係合部及び第2係合部と、を有し、
    前記第1係合部及び第2係合部の少なくとも一方が弾性変形することで前記押圧部に対して前記ガイド面に接近する方向の復元力を作用させることを特徴とする請求項1に記載のケーブル固定機構。
  3. 前記第1係合部は、先端部が前記ガイド面と反対側に鋭角に折り曲げられており、折り曲げ部分から前記ガイド部材に形成された係合孔に挿入されることを特徴とする請求項2に記載のケーブル固定機構。
  4. 前記第2係合部は、前記ガイド面との対向面と反対側に断面コ字状に折り曲げられた屈曲部と、該屈曲部の前記押圧部の端縁との対向面に形成され、前記ガイド部材に形成された係合突起に係合する開口部と、を有することを特徴とする請求項3に記載のケーブル固定機構。
  5. 前記係合突起には下方に向かって突出するフック部が形成されており、
    前記屈曲部の折り曲げ角が鋭角になる方向に弾性変形させながら前記開口部を前記フック部に引っ掛けることにより、前記導通部材には前記第1係合部が前記係合孔に挿入される方向の復元力が作用することを特徴とする請求項4に記載のケーブル固定機構。
  6. 前記第2係合部の先端には、前記導通部材を前記ガイド部材に固定する際に弾性変形によって前記フレームに圧接される導通片が連設されていることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のケーブル固定機構。
  7. 前記導通部材には、前記ガイド面側に凸となる湾曲部が前記フレキシブルケーブルの幅方向に沿って延設されており、
    前記ガイド面には、前記湾曲部に対向する位置に前記フレキシブルケーブルの幅方向に沿って凹部が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のケーブル固定機構。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のケーブル固定機構を備えた画像読取装置。
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