JP6314929B2 - 電線留め具、画像読取装置、画像形成装置 - Google Patents

電線留め具、画像読取装置、画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6314929B2
JP6314929B2 JP2015146007A JP2015146007A JP6314929B2 JP 6314929 B2 JP6314929 B2 JP 6314929B2 JP 2015146007 A JP2015146007 A JP 2015146007A JP 2015146007 A JP2015146007 A JP 2015146007A JP 6314929 B2 JP6314929 B2 JP 6314929B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
image
wire fastener
opening
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015146007A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017028537A (ja
Inventor
実 床次
実 床次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2015146007A priority Critical patent/JP6314929B2/ja
Publication of JP2017028537A publication Critical patent/JP2017028537A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6314929B2 publication Critical patent/JP6314929B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

本発明は、電線留め具、画像読取装置および画像形成装置に関する。
一般に、画像読取装置において、電線の一部が、電線留め具を介して支持体に留められる。例えば、複数の電線を束ねる保持部材が板状部を有し、前記板状部の一部が支持体にネジで固定されることなどが知られている(例えば、特許文献1参照)。なお、前記保持部材は前記電線留め具の一例である。
特開2001−337399号公報
ところで、前記画像読取装置は、イメージセンサーの出力信号を伝送する画像伝送用の電線を備える。一般に、前記画像伝送用の電線として、FFC(フレキシブルフラットケーブル)などのフラットケーブルが採用される。
前記画像伝送用の電線が、やむを得ず他の電線と並んで配線される場合がある。前記イメージセンサーから出力される高周波信号は、他の電線からのノイズの影響を受けやすい。従って、前記画像伝送用の電線は、他の電線と間隔を隔てて配線される必要がある。
一方、前記画像読取装置において、取り付けが容易で低コストの前記電線留め具が求められている。
本発明の目的は、複数の電線を間隔を隔てて支持体に留めることが容易であり、低コストの電線留め具およびそれを備える画像読取装置、並びに画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る電線留め具は、電線を支持体に留める用具である。前記電線留め具は、第1板部と、第2板部とを備える。前記第1板部および前記第2板部は、可撓性を有し板状に形成されている。前記第1板部は、第1基部および前記第1基部の両側に連なる一対の第1開口形成部を含む。前記第2板部は、第2基部および前記第2基部からその両側に張り出して形成された一対の張出部を含む。前記第1基部は、第1電線における前記支持体の第1面に沿う部分を覆う部分であるとともに、前記第1電線と第2電線との間を仕切る部分である。前記第2基部は、前記第2電線における前記第1基部に沿う部分を覆う部分である。前記第1開口形成部各々は、前記張出部各々が通される第1開口が形成された部分である。前記張出部各々は、前記第1開口および前記支持体に形成された一対の第2開口の各々に通される部分である。前記張出部各々には、抜け止め部が形成されている。前記抜け止め部は、前記支持体の第2面における前記第2開口各々の縁部に引っ掛かる部分である。
本発明の他の局面に係る画像読取装置は、イメージセンサーと、前記イメージセンサーの出力信号を伝送する第1電線と、前記第1電線とは異なる第2電線と、前記電線留め具と、を備える。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記画像読取装置と、画像形成部とを備える。前記画像形成部は、前記画像読取装置の前記イメージセンサーから出力される信号に基づく画像をシート材に形成する。
本発明によれば、複数の電線を間隔を隔てて支持体に留めることが容易であり、低コストの電線留め具およびそれを備える画像読取装置、並びに画像形成装置を提供することが可能になる。
図1は、第1実施形態に係る電線留め具を備える画像形成装置の構成図である。 図2は、第1実施形態に係る電線留め具の組立前の平面図である。 図3は、第1実施形態に係る電線留め具の斜視図である。 図4は、支持体における電線留め具が取り付けられる部分の斜視図である。 図5は、第1実施形態に係る電線留め具の使用状態の斜視図である。 図6は、第2実施形態に係る電線留め具の組立前の平面図である。 図7は、第2実施形態に係る電線留め具の斜視図である。 図8は、第2実施形態に係る電線留め具の使用状態の斜視図である。 図9は、第3実施形態に係る電線留め具の組立前の平面図である。 図10は、第3実施形態に係る電線留め具の斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
[画像形成装置10の構成]
まず、図1を参照しつつ第1実施形態に係る電線留め具7を備える画像形成装置10の構成について説明する。画像形成装置10は、画像読取装置1を備え、画像読取装置1が電線留め具7を備える。
画像形成装置10は、本体部2および画像読取装置1を備える。また、画像形成装置10は、本体部2の各機器および画像読取装置1を制御する制御部8を備える。制御部8は、画像処理部81を含む。
例えば、画像形成装置10は、複写機、複写機の機能を有するプリンターもしくはファクシミリ、または画像読取機能を含む複数の画像処理機能を備える複合機などである。
<画像読取装置1>
画像読取装置1は、原稿走査ユニット11および原稿台カバー12を備える。原稿台カバー12は、原稿走査ユニット11に対して回動可能に支持されている。原稿走査ユニット11は透明の原稿台16を含み、原稿台カバー12は、原稿台16上を覆う。
原稿台16は、画像の読み取り対象物である原稿90が載置される部分である。一般に、原稿台16はプラテンガラスと称される。
原稿走査ユニット11は、さらにイメージセンサー13および走査機構110などを備える。以下の説明において、原稿90に沿う一の方向およびそれに直交する方向のことを、それぞれ主走査方向D1および副走査方向D2と称する。
イメージセンサー13は、主走査方向D1に沿って延びて形成されている。イメージセンサー13は、その他の電子部品とともに基板に実装されている。イメージセンサー13が実装された前記基板が、イメージセンサーユニット111を構成している。
イメージセンサー13は、原稿90における主走査方向D1に沿う1ライン分の画像を読み取るとともに読み取り画像に対応する画像信号を出力する。
走査機構110は、イメージセンサーユニット111を原稿台16に近接する位置で副走査方向D2に沿って往復移動させる機構である。
イメージセンサー13は、副走査方向D2に沿って移動することにより、原稿台16に載置された原稿90の下面の画像を読み取るとともに読み取り画像の画像信号を出力する。
原稿台カバー12には、ADF120が組み込まれている。ADF120は、原稿供給トレイ121、原稿送出機構122、原稿搬送機構123および原稿排出トレイ124を備える。
原稿送出機構122は、原稿供給トレイ121にセットされた原稿90を1枚ずつ原稿搬送路R0へ送り出す。原稿搬送機構123は、原稿送出機構122から送り出された原稿90を原稿搬送路R0に沿って搬送する。さらに、原稿搬送機構123は、原稿90を原稿排出トレイ124へ排出する。
原稿搬送路R0は、透明なコンタクト部160に沿う固定読取位置P0を通る予め定められた経路に沿って形成されている。例えば、コンタクト部160は原稿台16の一部である。
なお、原稿搬送路R0を移動中の原稿90における副走査方向D2および主走査方向D1は、それぞれ原稿90の移動方向およびその移動方向に直交する方向である。
走査機構110は、イメージセンサー13を固定読取位置P0に対向する位置に保持することができる。ADF120は、原稿台カバー12が閉じられ、イメージセンサー13が固定読取位置P0に対向する状態で動作する。
イメージセンサー13は、固定読取位置P0において移動中の原稿90の画像を読み取るとともに読み取り画像に対応する画像信号を出力する。
なお、画像読取装置1が、原稿搬送路R0に沿う位置に固定されたもう1つのイメージセンサー13を備える場合もある。この場合、走査機構110が支持するイメージセンサー13およびもう1つのイメージセンサー13は、それぞれ原稿90の一方の面およびその反対側の面の画像を読み取る。
図1が示す例において、イメージセンサー13は、発光部とレンズと受光素子とを備えるCIS(Contact Image Sensor)である。なお、イメージセンサー13がCCD(Charge Coupled Devices)であることも考えられる。この場合、走査機構110が、前記発光部およびミラーを副走査方向D2へ移動させる。さらに、固定された他のミラーおよびレンズが、原稿90からの反射光をイメージセンサー13の受光部へ導く。
イメージセンサーユニット111および制御部8の画像処理部81は、第1電線701によって接続されている。第1電線701は、イメージセンサー13の出力信号、即ち、前記画像信号を伝送する電線である。第1電線701は、フラットケーブルである。例えば、第1電線701が、シート状のFFCであることが考えられる。
第1電線701の一部が、その他の第2電線702とともに電線留め具7によって支持体700に留められている。例えば、第2電線702が、原稿台カバー12が原稿台16上を覆う閉状態であるか否かを検知するセンサーの信号線などであることが考えられる。
また、支持体700が、画像読取装置1の金属フレームの一部の板状の部分であることが考えられる。後述するように、支持体700における電線留め具7が取り付けられる部分には、電線留め具7の一部が挿入される開口が形成されている。その詳細については後述する。
<画像形成装置10の本体部>
画像形成装置10の本体部2は、画像読取装置1から出力される画像信号に基づく画像をシート材9に形成するための機器を含む。シート材9は、紙、コート紙、ハガキ、封筒、およびOHPシートなどのシート状の画像形成媒体である。
画像形成装置10の本体部2は、シート供給部30、シート搬送部3、画像形成部4、光走査部5および定着部6などを備える。図1が示す画像形成装置10は、電子写真方式の画像形成装置である。なお、画像形成装置10がインクジェット方式などの他の方式の画像形成装置であることも考えられる。
シート供給部30は、複数のシート材9が重ねて載置される部分である。シート搬送部3は、シート送出機構31およびシート搬送機構32を備える。
シート送出機構31は、シート材9をシート供給部30からシート搬送路300へ向けて送り出す。シート搬送機構32は、シート材9をシート搬送路300に沿って搬送する。
画像形成部4は、ドラム状の感光体41、帯電装置42、現像装置43、転写装置45およびクリーニング装置47などを備える。感光体41は、現像剤の像を担持する像担持体の一例である。
感光体41が回転し、帯電装置42が感光体41の表面を一様に帯電させる。さらに、光走査部5がレーザー光を走査することにより帯電した感光体41の表面に静電潜像を書き込む。さらに、現像装置43が感光体41に前記現像剤を供給することにより、前記静電潜像を前記現像剤の像へ現像する。
さらに、転写装置45が、シート搬送路300を移動中のシート材9に、感光体41表面の前記現像剤の像を転写する。また、クリーニング装置47が感光体41表面に残存する前記現像剤を除去する。
定着部6は、加熱ローラー61と加圧ローラー62との間に画像が形成されたシート材9を挟み込みつつ後工程へ送り出す。これにより、定着部6は、シート材9上の前記現像剤を加熱し、シート材9上に画像を定着させる。
制御部8は、不図示の操作部を通じて入力される入力情報および各種センサーの検出結果に基づいて、画像形成装置10が備える各種の電気機器を制御する。さらに、制御部8は、イメージセンサー13から出力されるアナログの画像信号に対する各種の信号処理も実行する。
例えば、制御部8において、画像処理部81が、アナログの前記画像信号をデジタルデータへ変換する処理、およびデジタル画像データに対するシェーディング補正処理などを実行する。
画像処理部81は、イメージセンサー13の出力信号を処理し、画像形成用の画像データを画像形成部4に供給する。これにより、画像形成部4は、イメージセンサー13から出力される前記画像信号に基づく画像をシート材9に形成する。
前述したように、画像読取装置1は、イメージセンサー13の出力信号を伝送する画像伝送用の第1電線701を備える。本実施形態において、第1電線701として、FFCなどのフラットケーブルが採用される。
第1電線701が、やむを得ず他の電線と並んで配線される場合がある。本実施形態では、第1電線701および第2電線702が並んで配線される。イメージセンサー13から出力される前記画像信号は高周波信号である。そのため、前記画像信号は、他の電線からのノイズの影響を受けやすい。従って、第1電線701は、第2電線702と間隔を隔てて配線される必要がある。
一方、画像読取装置1において、取り付けが容易で低コストの電線留め具7が求められている。
本実施形態における電線留め具7は、第1電線701および第2電線702を間隔を隔てて支持体700に留めることを容易にする。さらに、電線留め具7は低コストで提供できる。以下、電線留め具7の詳細について説明する。
[第1実施形態:電線留め具7]
以下、図2〜5を参照しつつ、電線留め具7について説明する。電線留め具7は、電線を支持体700に留める用具である。以下の説明において、支持体700における電線留め具7が取り付けられる側の面のことを第1面7001と称し、その反対側の面のことを第2面7002と称する(図4を参照)。
電線留め具7は、可撓性を有する板状の部材である。例えば、電線留め具7が、板状の母材に対する打ち抜き加工によって得られた部材であることが考えられる。また、電線留め具7が、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリブチレンテレフタレートまたはポリアミドなどの合成樹脂の部材であることが考えられる。
図2,3が示すように、電線留め具7は、第1板部71と、第2板部72とを備える。第1板部71および第2板部72は、可撓性を有し板状に形成されている。なお、図3において、第1電線701および第2電線702が仮想線で描かれている。なお、2点鎖線が前記仮想線である。
第1板部71は、第1基部711および一対の開口形成部712を含む。一対の開口形成部712は、第1基部711の両側に連なる部分である。なお、一対の開口形成部712は、第1開口形成部の一例である。
第2板部72は、第2基部721および一対の張出部722を含む。一対の張出部722は、第2基部721からその両側に張り出して形成された部分である。
第1基部711は、第1電線701における支持体700の第1面7001に沿う部分を覆う部分である。さらに、第1基部711は、第1電線701と第2電線702との間を仕切る部分でもある。
第2基部721は、第2電線702における第1基部711に沿う部分を覆う部分である。図3,4が示すように、第2基部721は、湾曲した状態で、第1基部711との間に第2電線702の通路を形成している。
開口形成部712各々は、張出部722各々が通される第1開口7120が形成された部分である。本実施形態において、一方の第1開口7120は、一方の張出部722の打ち抜き加工によって形成された孔である。
図4が示すように、支持体700における電線留め具7が取り付けられる部分には、一対の第2開口703が形成されている。第2開口703は、電線留め具7が取り付けられる取付孔である。
張出部722各々は、第1開口7120各々および支持体700の第2開口703の各々に通される部分である。張出部722各々が、第1開口7120各々および第2開口703各々に挿入されることにより、第2基部721が撓む。これにより、第2基部721がアーチ状に湾曲し、第1基部711と第2基部721との間に第2電線702の通路が形成される。
張出部722各々には、抜け止め部7221が形成されている。抜け止め部7221は、支持体700の第2面7002における第2開口703各々の縁部に引っ掛かる部分である。抜け止め部7221は、張出部722における第2基部721に繋がる根本部7220よりも大きな幅で形成されている。
一方、支持体700の第2開口703各々は、内側開口部704と外側開口部705とを含む。内側開口部704は、一方の第2開口703における他方の第2開口703に近い側の部分である。内側開口部704は、一方の第2開口703における他方の第2開口703から遠い側の部分である。
内側開口部704は、そこに挿入される張出部722における抜け止め部7221の幅よりも大きな幅で形成されている。外側開口部705各々は、そこに挿入される張出部722における根本部7220の幅よりも大きく、かつ、抜け止め部7221の幅よりも小さな幅で形成されている。
張出部722が第2開口703に挿入される際、まず、先端側の抜け止め部7221が内側開口部704に挿入される。張出部722は、根本部7220まで内側開口部704に挿入される。その後、湾曲した第2基部721の弾性力が、一対の張出部722各々の根本部7220を外側開口部705へ移行させる。また、張出部722各々の根本部7220は、第2基部721の弾性力により、外側開口部705を貫通する状態に保持される。
根本部7220が外側開口部705を貫通する状態になると、抜け止め部7221が、支持体700の第2面7002における外側開口部705の縁部に引っ掛かる。これにより、電線留め具7が支持体700に留まる。
また、図5が示すように、第1電線701の一部が、支持体700の第1面7001と第1基部711における支持体700側の面との間に挟み込まれる。また、第2電線702の一部が、第1基部711における支持体700側の反対側の面と第2基部721との間に保持される。
従って、第1基部711が、第1電線701と第2電線702との間隔を隔てる仕切板として機能する。電線留め具7が採用されれば、容易な作業により、第1電線701および第2電線702を間隔を隔てて支持体700に留めることが可能である。これにより、第1電線701が伝送する前記画像信号が、第2電線702からのノイズの影響を受けにくい。
また、電線留め具7は、板状の母材に対する打ち抜き加工などにより、低コストで製造可能な簡易な構成を有している。
また、電線留め具7において、第1板部71および第2板部72は、連結部710を介して繋がって形成されている。図3が示すように、連結部710は、折り返される部分である。なお、連結部710は第1連結部の一例である。
電線留め具7は、連結部710を有することによって1枚の板状の部材として形成されている。このような電線留め具7は、運搬および取り付けなどにおいて、取り扱いが容易である。
[第2実施形態:電線留め具7A]
次に、図6〜8を参照しつつ、第2実施形態に係る電線留め具7Aについて説明する。電線留め具7Aは、電線留め具7の応用例である。以下、電線留め具7Aにおける電線留め具7と異なる点について説明する。
図6は、電線留め具7Aの組立前の平面図である。図7は、電線留め具7Aの斜視図である。図8は、電線留め具7Aの使用状態の斜視図である。
図6,7が示すように、電線留め具7Aは、電線留め具7に第3板部73が追加された構成を備える。第3板部73は、板状に形成された部分である。本実施形態において、第3板部73も、第1板部71および第2板部72と同様に可撓性を有する。
第3板部73は、第3基部731および一対の第3開口形成部732を含む。一対の第3開口形成部732は、第3基部731の両側に連なる部分である。
図8が示すように、第3基部731は、第1電線701における第1基部711で覆われる部分と支持体700との間を仕切る部分である。即ち、第1電線701が第3基部731と第1基部711との間に配線され、第2電線702が、第1基部711と第2基部721との間に配線される。
第3開口形成部732各々は、張出部722各々が通される第3開口7320が形成された部分である。電線留め具7Aにおいて、張出部722各々は、第1開口7120各々と、第3開口7320各々と、第2開口703各々とに通される。
電線留め具7Aが画像読取装置1に採用される場合も、電線留め具7が採用される場合と同様の効果が得られる。さらに、電線留め具7Aが採用される場合、第3基部731が支持体700の第1面7001と第1電線701との間を仕切る。これにより、支持体700が導体である場合でも、第1電線701が伝送する前記画像信号が、支持体700からのノイズの影響を受けにくい。さらに、第1電線701が、硬い支持体700と接触することによる摩耗から保護される。
また、電線留め具7Aにおいて、第1板部71および第3板部73が、連結部720を介して繋がって形成されている、図7,8が示すように、連結部720は、折り返される部分である。図6において、連結部710における谷折りにされる折り目が破線で示されており、連結部720における山折りにされる折り目が一点鎖線で示されている。なお、連結部720は第2連結部の一例である。
電線留め具7Aは、連結部710および連結部720を有することによって1枚の板状の部材として形成されている。このような電線留め具7Aは、運搬および取り付けなどにおいて、取り扱いが容易である。
[第3実施形態:電線留め具7B]
次に、図9,10を参照しつつ、第3実施形態に係る電線留め具7Bについて説明する。電線留め具7Bは、電線留め具7Aの応用例である。以下、電線留め具7Bにおける電線留め具7Aと異なる点について説明する。
図9は、電線留め具7Bの組立前の平面図である。図8は、電線留め具7Bの斜視図である。
図9,10が示すように、電線留め具7Bは、電線留め具7Aに2つめの第1板部71が追加された構成を備える。電線留め具7Bの使用時に、2つの第1板部71は重ねられる。即ち、電線留め具7Bは、重ねられる2つの第1板部71を備える。
電線留め具7Bは、電線留め具7Aにおける第1板部71と第3板部73との間にもう1つの第1板部71が追加された構成を有している。
電線留め具7Bにおいて、第3基部731が支持体700の第1面7001と第1電線701との間を仕切る。さらに、2重の第1板部71が、第1電線701と第2電線702との間を仕切る。
電線留め具7Bが画像読取装置1に採用される場合も、電線留め具7Aが採用される場合と同様の効果が得られる。さらに、第1板部71単体の厚みを変えることなく、第1電線701と第2電線702との間隔をより広げることができる。なお、第1電線701と第2電線702との間の必要な間隔に応じて、電線留め具7Bが、3つ以上の第1板部71を備えることも考えられる。
また、電線留め具7Bにおいて、2つの第1板部71が、連結部730を介して繋がって形成されている、図10が示すように、連結部730は、折り返される部分である。図9において、連結部710,720における谷折りにされる折り目が破線で示されており、連結部730における山折りにされる折り目が一点鎖線で示されている。なお、連結部730は第3連結部の一例である。
電線留め具7Bは、連結部710,720,730を有することによって1枚の板状の部材として形成されている。このような電線留め具7Bは、運搬および取り付けなどにおいて、取り扱いが容易である。
なお、図9,10が示す例において、第1板部71における第3板部73に繋がる側に位置する第1開口7120と、第3板部73における第1板部71に繋がる側に位置する第3開口7320とが、繋がっている。しかしながら、それら第1開口7120と第3開口7320との間に連結部720が形成されていることも考えられる。
[応用例]
以上に示された電線留め具7A,7Bが、複数の第3板部73を備えることも考えられる。この場合、第3板部73単体の厚みを変えることなく、第1電線701と支持体700との間隔をより広げることができる。
また、電線留め具7,7A,7Bにおいて、第1板部71および第2板部72が独立した部材であること、即ち、電線留め具7,7A,7Bが連結部710を備えないことも考えられる。同様に、電線留め具7A,7Bにおいて、第1板部71および第3板部73が独立した部材であること、即ち、電線留め具7A,7Bが連結部720を備えないことも考えられる。同様に、電線留め具7Bにおいて、複数の第1板部71が独立した部材であること、即ち、電線留め具7Bが連結部730を備えないことも考えられる。
なお、本発明に係る電線留め具、画像読取装置および画像形成装置は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された実施形態及び応用例を自由に組み合わせること、或いは実施形態及び応用例を適宜、変形する又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
1 :画像読取装置
2 :本体部
3 :シート搬送部
4 :画像形成部
5 :光走査部
6 :定着部
7,7A,7B:電線留め具
8 :制御部
9 :シート材
10 :画像形成装置
11 :原稿走査ユニット
12 :原稿台カバー
13 :イメージセンサー
16 :原稿台
30 :シート供給部
31 :シート送出機構
32 :シート搬送機構
41 :感光体
42 :帯電装置
43 :現像装置
45 :転写装置
47 :クリーニング装置
61 :加熱ローラー
62 :加圧ローラー
71 :第1板部
72 :第2板部
73 :第3板部
81 :画像処理部
90 :原稿
110 :走査機構
111 :イメージセンサーユニット
121 :原稿供給トレイ
122 :原稿送出機構
123 :原稿搬送機構
124 :原稿排出トレイ
160 :コンタクト部
300 :シート搬送路
700 :支持体
701 :第1電線
702 :第2電線
703 :第2開口
704 :内側開口部
705 :外側開口部
710 :連結部
711 :第1基部
712 :開口形成部
720 :連結部
721 :第2基部
722 :張出部
730 :連結部
731 :第3基部
732 :第3開口形成部
7001 :第1面
7002 :第2面
7120 :第1開口
7220 :根本部
7221 :抜け止め部
7320 :第3開口

Claims (9)

  1. 電線を支持体に留める電線留め具であって、
    可撓性を有し板状に形成され、第1基部および前記第1基部の両側に連なる一対の第1開口形成部を含む第1板部と、
    可撓性を有し板状に形成され、第2基部および前記第2基部からその両側に張り出して形成された一対の張出部を含む第2板部と、を備え、
    前記第1基部は、第1電線における前記支持体の第1面に沿う部分を覆う部分であるとともに、前記第1電線と第2電線との間を仕切る部分であり、
    前記第2基部は、前記第2電線における前記第1基部に沿う部分を覆う部分であり、
    前記第1開口形成部各々は、前記張出部各々が通される第1開口が形成された部分であり、
    前記張出部各々は、前記第1開口および前記支持体に形成された一対の第2開口の各々に通される部分であり、
    前記張出部各々には、前記支持体の第2面における前記第2開口各々の縁部に引っ掛かる抜け止め部が形成されている、電線留め具。
  2. 前記第1板部および前記第2板部が、折り返される第1連結部を介して繋がって形成されている、請求項1に記載の電線留め具。
  3. 板状に形成され、第3基部および前記第3基部の両側に連なる一対の第3開口形成部を含む第3板部を備え、
    前記第3基部は、前記第1電線における前記第1基部で覆われる部分と前記支持体との間を仕切る部分であり、
    前記第3開口形成部各々は、前記張出部各々が通される第3開口が形成された部分であり、
    前記張出部各々は、前記第1開口各々、前記第3開口各々および前記第2開口各々に通される部分である、請求項1または請求項2に記載の電線留め具。
  4. 前記第1板部および前記第3板部が、折り返される第2連結部を介して繋がって形成されている、請求項3に記載の電線留め具。
  5. 重ねられる複数の前記第1板部を備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電線留め具。
  6. 複数の前記第1板部は、折り返される第3連結部を介して繋がって形成されている、請求項5に記載の電線留め具。
  7. イメージセンサーと、
    前記イメージセンサーの出力信号を伝送する第1電線と、
    前記第1電線とは異なる第2電線と、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電線留め具と、を備える画像読取装置。
  8. 前記第1電線がフラットケーブルである、請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置の前記イメージセンサーから出力される信号に基づく画像をシート材に形成する画像形成部と、を備える画像形成装置。
JP2015146007A 2015-07-23 2015-07-23 電線留め具、画像読取装置、画像形成装置 Active JP6314929B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015146007A JP6314929B2 (ja) 2015-07-23 2015-07-23 電線留め具、画像読取装置、画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015146007A JP6314929B2 (ja) 2015-07-23 2015-07-23 電線留め具、画像読取装置、画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017028537A JP2017028537A (ja) 2017-02-02
JP6314929B2 true JP6314929B2 (ja) 2018-04-25

Family

ID=57950732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015146007A Active JP6314929B2 (ja) 2015-07-23 2015-07-23 電線留め具、画像読取装置、画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6314929B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010057259A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Kyocera Mita Corp 電線保護部材及びこれを備えた原稿搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017028537A (ja) 2017-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9195213B2 (en) Image forming apparatus including fan to generate air flow in conveyance path in sheet conveyance direction
US20170359470A1 (en) Image reading apparatus and image forming apparatus
JP5352613B2 (ja) 光学読取装置及び画像形成装置
JP6314929B2 (ja) 電線留め具、画像読取装置、画像形成装置
JP6210047B2 (ja) 電線留め具、画像形成装置
JP5156600B2 (ja) 電線保護構造及びこれを備えた画像形成装置
JP5899170B2 (ja) 定着装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP5488826B2 (ja) フレキシブルフラットケーブルの押さえ保持具(固定具)及びこれを使用した画像形成装置
JP5908190B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置
US10147532B2 (en) Wiring structure for electronic apparatus and image forming apparatus
US10254703B2 (en) Cable fixing mechanism and image forming apparatus therewith
JP6344339B2 (ja) 線材保持構造、及び線材保持構造を備える画像形成装置
JP6061909B2 (ja) 外装部材の取り付け構造、画像形成装置
JP6812260B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP5674966B2 (ja) シールドケース及び画像形成装置
JP4198633B2 (ja) 画像形成装置、画像読取装置、画像形成方法、画像形成プログラムおよびその記録媒体
US20180182510A1 (en) Flexible flat cable and image forming apparatus
JP6806584B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP4784988B2 (ja) 画像形成装置
JP2007201773A (ja) 画像形成装置
CN109313336B (zh) 光扫描装置的壳体
JP2015045841A (ja) 画像形成装置
JP5982338B2 (ja) 定着装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP5873787B2 (ja) 画像形成装置
JP2014040318A (ja) 自動原稿搬送装置、画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6314929

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150