JP6418038B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料供給装置に関する。
給油ガンから供給されたガソリン等の燃料を、自動車の燃料タンクに導くために、自動車に内蔵される燃料供給装置が知られている。給油ガンから供給された燃料は、燃料供給装置を構成する給油口が形成されたフィラーネックおよびフィラーネックと自動車の燃料タンクとを接続するフィラーチューブを通じて燃料タンクに供給される。フィラーネックには、フィラーチューブとは別に、燃料タンク内に発生した燃料蒸気をフィラーネックに戻すブリーザパイプが接続されている。
特許文献1には、自動車の外部から作用する衝撃力によって、フィラーネックとフィラーチューブとのシール性の低減を抑制するために、フィラーチューブ近傍に配置された樹脂製の第1のプロテクタと、フィラーネックを覆う円筒状の金属製の第2のプロテクタとを備えるフィラーチューブ取付構造が開示されている。また、特許文献2には、フィラーネックにブリーザパイプを接続するために形成されたパイプ接続部の外周に抜止突起を形成することで、パイプ接続部に接続されたブリーザパイプを抜けにくくする燃料供給装置が開示されている。
特開2009-274496号公報 特開2011-131824号公報
フィラーネックは、フィラーチューブに接続するチューブ接続部と、ブリーザパイプに接続するパイプ接続部とを備え、パイプ接続部はフィラーネックから分岐するように備えられている。そのため、フィラーネックと結合されるパイプ接続部の結合部分には、応力が集中しやすく、フィラーネックの他の部分と比較して破損しやすいという問題があった。特許文献1に記載された技術では、フィラーネックとフィラーチューブとのシール性の低下を抑制することはできるものの、フィラーネックに結合されるパイプ接続部の結合部分の破損の抑制については、考慮されていない。そのほか、従来の燃料供給装置においては、小型化、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上等が望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、燃料供給装置が提供される。この燃料供給装置は、筒状に形成されたフィラーネック本体部に形成されたパイプ接続部を有するフィラーネックと;前記フィラーネックとは別体で形成される第1の部材と;前記フィラーネックとは別体で形成され、前記第1の部材と互いに嵌合し、前記第1の部材と異なる第2の部材と、を備え;前記第1の部材と前記第2の部材との少なくとも一方は、互いに嵌合すると共に前記フィラーネックに対して相対位置が固定された状態で、前記パイプ接続部の少なくとも一部を覆う保護部を有する。この燃料供給装置によれば、燃料供給装置が自動車に内蔵されているときに、自動車の外部から衝撃力が加わっても、保護部によって、パイプ接続部に外部からの衝撃力が直接加わることを低減でき、パイプ接続部の破損を抑制できる。
(2)上記形態の燃料供給装置において、前記フィラーネックは、前記フィラーネックに対する前記第1の部材と前記第2の部材との少なくとも一方の相対位置を固定する固定部を有してもよい。この燃料供給装置によれば、第1の部材と第2の部材とは、固定部によって、フィラーネックに対する相対位置が固定されるため、保護部以外の燃料供給装置の構成部品が自動車に取り付けられた状態でも、保護部を容易に交換できる。
(3)上記形態の燃料供給装置において、前記保護部は、前記第1の部材が有する第1の保護部と、前記第2の部材が有する第2の保護部と、を含み;前記第1の保護部と前記第2の保護部とは、前記第1の部材と前記第2の部材とが互いに嵌合すると共に前記フィラーネックに対して相対位置が固定された状態で、筒状に形成された前記フィラーネック本体部の中心軸に平行な曲面として前記パイプ接続部を覆うと共に、互いが前記パイプ接続部を覆う前記曲面のそれぞれが重複しないように形成されてもよい。この燃料供給装置によれば、第1の部材および第2の部材以外の燃料供給装置の構成部品が自動車に取り付けられた状態でも、第1の部材および第2の部材を、フィラーネック本体部の中心軸に沿って移動させずに、側面から簡便に取り付けることができる。また、第1の部材と第2の部材とのそれぞれが覆うパイプ接続部が異なるため、保護部を小型化できる。
(4)上記形態の燃料供給装置において、前記第1の部材は、前記第1の部材と前記第2の部材とが互いに嵌合すると共に前記フィラーネックに対して相対位置が固定された状態で、筒状に形成された前記フィラーネック本体部の中心軸に平行な曲面として前記パイプ接続部を覆うように形成された前記保護部を有してもよい。この燃料供給装置によれば、パイプ接続部が第1の部材のみで覆われている。これにより、燃料供給装置が内蔵される自動車のスペックや自動車が使用される使用状況に応じて、第1の部材のみの材質等を変更すればよいので、燃料供給装置の使い勝手が向上する。
(5)上記形態の燃料供給装置において、前記第1の部材と前記第2の部材とは、前記第1の部材と前記第2の部材とが互いに嵌合すると共に前記フィラーネックに対して相対位置が固定された状態で、筒状に形成された前記フィラーネック本体部の中心軸に平行な曲面として前記パイプ接続部を覆うと共に、前記中心軸に沿って前記フィラーネックが供給された燃料を受け付ける側の前記パイプ接続部を覆ってもよい。この燃料供給装置によれば、フィラーネック本体部の中心軸に沿って外部から加わる衝撃力に対しても、パイプ接続部に加わる衝撃力を低減できる。
(6)上記形態の燃料供給装置において、前記保護部は、前記パイプ接続部の中心軸に平行な曲面として前記パイプ接続部を覆ってもよい。この燃料供給装置によれば、保護部は、全域にわたって、パイプ接続部の外周から同じ距離だけ離れた位置に配置されるため、保護部に外部からの衝撃力が加わっても、パイプ接続部の一部に集中して衝撃力が伝達しない。これにより、パイプ接続部の破損等の発生をより抑制できる。
本発明は、燃料供給装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、燃料供給装置を搭載した車両、燃料供給装置の製造方法、これらの装置または方法を実現するための集積回路、コンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現できる。
本願発明の燃料供給装置によれば、燃料供給装置が自動車に内蔵されているときに、自動車の外部から衝撃力が加わっても、保護部によって、パイプ接続部に外部からの衝撃力が直接加わることを低減でき、パイプ接続部の破損を抑制できる。また、この燃料供給装置によれば、第1の部材と第2の部材とは、固定部によって、フィラーネックに対する相対位置が固定されるため、保護部以外の燃料供給装置の構成部品が自動車に取り付けられた状態でも、保護部を容易に交換できる。
自動車の燃料タンクに燃料を供給するための燃料供給装置を示す概略図である。 フィラーネックおよび保護部材を詳細に示す説明図である。 フィラーネックの周りの構成を詳細に示す斜視図である。 フィラーネックのA−A断面(図2)について示す断面図である。 第2実施形態における燃料供給装置の一部を示す説明図である。 第2実施形態における燃料供給装置の一部を示す説明図である。 第2実施形態における燃料供給装置の一部を示す説明図である。 第3実施形態における燃料供給装置の一部を示す説明図である。 第3実施形態における燃料供給装置の一部を示す説明図である。 第3実施形態における燃料供給装置の一部を示す説明図である。 第4実施形態における燃料供給装置の一部を示す説明図である。 第4実施形態における燃料供給装置の一部を示す説明図である。 第5実施形態における燃料供給装置の一部を示す説明図である。 第6実施形態における燃料供給装置の一部を示す説明図である。 変形例の燃料供給装置のフィラーネックの周りの構成の詳細を示す斜視図である。
A.第1実施形態:
図1は、自動車の燃料タンクFTに燃料を供給するための燃料供給装置FSを示す概略図である。燃料供給装置FSは、フィラーネック20と、フィラーチューブ40と、ブリーザパイプ50と、流量制御弁10と、保護部材60と、逆止弁30と、を備えている。フィラーネック20と燃料タンクFTとは、フィラーチューブ40およびブリーザパイプ50によって接続されている。フィラーチューブ40は、逆止弁30を介して、燃料タンクFTと接続されている。ブリーザパイプ50は、流量制御弁10を介して燃料タンクFTと接続されている。ブリーザパイプ50は、保護部材60によって保護されている。
図2および図3を参照して、燃料供給装置FSについてより詳細に説明する。図2は、フィラーネック20および保護部材60を詳細に示す説明図である。図3は、フィラーネック20の周りの構成を詳細に示す斜視図である。フィラーネック20は、フィラーネック本体部25と、ブリーザポート28とを備えている。フィラーネック本体部25は、導電性の樹脂からなる中空の円筒形状の部材である。フィラーネック本体部25の一端には、注入口FCが形成され、フィラーネック本体部25の他端には、フィラーチューブ40を接続するためのチューブ接続部21が形成されている。フィラーネック本体部25には、注入口FC近傍に、外周径より径の大きい径大部25Aが形成されている。注入口FCは、燃料を供給する給油ガンFGを受け付ける。チューブ接続部21の外周には、圧入されるフィラーチューブ40とのシール性を向上させるために、波状の段部が形成されている。
ブリーザポート28は、フィラーネック本体部25から分岐し、フィラーネック本体部25よりも径が小さい中空の円筒形状の部材である。ブリーザポート28の基端側は、フィラーネック本体部25に溶着によって結合されている。なお、本実施形態では、ブリーザポート28の基端側がフィラーネック本体部25に溶接によって結合されている。ブリーザポート28の先端側には、ブリーザパイプ50が圧入されている。ブリーザポート28の先端側の外周には、圧入されるブリーザパイプ50とのシール性を向上させるために、波状の段部が形成されている。なお、本実施形態におけるブリーザポート28は、請求項におけるパイプ接続部に相当する。
フィラーチューブ40は、自動車の内部に配置されている燃料を貯蔵する燃料タンクFTと、フィラーネック20とを連通する。フィラーチューブ40は、例えば、2箇所に蛇腹構造を有する樹脂製のチューブであり、一定の範囲において、伸縮し、湾曲可能である。
流量制御弁10は、燃料タンクFTの上壁に配置され、燃料タンクFTとブリーザパイプ50とを連通する。流量制御弁10は、燃料タンクFTの内圧によって開閉する逆止弁であり、燃料タンクFTの内圧が所定値以下の場合には、閉弁して、燃料タンクFTとブリーザパイプ50とを連通せず、燃料タンクFTの内圧が所定値よりも大きい場合には、流量制御弁10は、開弁して、燃料タンクFTとブリーザパイプ50とを連通する。流量制御弁10の動作によって、燃料タンクFT内の内圧は所定の圧力に維持され、燃料タンクFTの変形等を抑制できる。流量制御弁10は、逆止弁を有していなくてもよく、給油時に、燃料タンクFTに突出したパイプの先端が燃料タンクFT内の燃料の液面と接触して、燃料タンクFT内の圧力を上昇させる機能のみを有していてもよい。
ブリーザパイプ50は、流量制御弁10を介して、燃料タンクFTとフィラーネック20とを接続する。流量制御弁10が開弁して、燃料タンクFTとブリーザパイプ50とが連通すると、燃料タンクFT内の燃料蒸気は、ブリーザパイプ50を介して、フィラーネック20へと導かれる。フィラーネック20に導かれた燃料蒸気は、給油時に、供給された燃料と共にフィラーチューブ40を通って燃料タンクFTに導かれる。
保護部材60は、ブリーザポート28が結合されているフィラーネック本体部25の部位に固定される金属金具であり、保護部材60は、フィラーネック本体部25の中心軸OLを中心とする外周に沿う平行な曲面として、フィラーネック本体部25の一部と、フィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部とを覆う。
図3に示すように、保護部材60は、第1の保護具61と、第2の保護具62と、ボルト67と、ナット69と、から構成されている。フィラーネック本体部25の外周の一部には、第1の保護具61と第2の保護具62とのフィラーネック本体部25に対する相対位置を固定するために、他の外周径よりも小さい径である溝部22が形成されている。フィラーネック本体部25に対するブリーザポート28の結合部分は、フィラーネック本体部25の溝部22に形成されている。
図2ないし図4を参照して、保護部材60についてより詳細に説明する。図4は、フィラーネック20のA−A断面(図2)について示す断面図である。図3および図4に示すように、第1の保護具61は、大径部61Aと、大径部61Aに連続する湾曲部61Bと、湾曲部61Bに連続する平板部61Cと、から構成されている。第1の保護具61の大径部61Aは、保護部材60がフィラーネック20に対して固定される際に、フィラーネック本体部25の溝部22に沿うように配置される。大径部61Aは、フィラーネック本体部25の溝部22の形状に対応する湾曲形状を有している。大径部61Aには、一方の端部において湾曲部61Bと接続され、もう一方の端部において、後述する第2の保護具62の爪部62bが挿入されるための爪挿入孔61aが形成されている。大径部61Aにおける爪挿入孔61aが形成された部分は、フィラーネック本体部25の溝部22から離間した位置に配置されるように形成されている。大径部61Aは、中心軸OLを中心として、爪挿入孔61aから湾曲部61Bへと近づくと、徐々にフィラーネック本体部25の溝部22との距離が小さくなり、やがて、フィラーネック本体部25の溝部22に係合する。
第1の保護具61の湾曲部61Bは、保護部材60がフィラーネック20に対して固定される際に、フィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分から離間して配置される。湾曲部61Bは、中心軸OLに平行であると共に中心軸OLとは異なる軸を中心として、大径部61Aの径よりも小さいと共に、図4に示すようにA−A断面におけるブリーザポート28の外周径よりも大きい円弧状の平面形状を有する。
平板部61Cは、大径部61Aや湾曲部61Bと異なり、中心軸OLに沿った平面形状を有する。平板部61Cの中央部分には、ボルト67が貫通するためのボルト挿入孔61cが形成されている。
第2の保護具62は、第1の保護具61と同様に、大径部62Aと、大径部62Aに連続する湾曲部62Bと、湾曲部62Bに連続する平板部62Cと、から構成されている。第2の保護具62の大径部62Aは、第1の保護具61の大径部61Aと同様に、保護部材60がフィラーネック20に対して固定される際に、フィラーネック本体部25の溝部22に沿うように配置される。大径部62Aは、フィラーネック本体部25の溝部22の形状に対応する湾曲形状を有している。大径部62Aは、フィラーネック本体部25の中心軸OLを中心として、第1の保護具61の大径部61Aと同じ径であると共に大径部61Aよりも小さい円弧状の曲面を有する。大径部62Aには、湾曲部62Bと連続する端部と異なるもう一方の端部において、第1の保護具61における爪挿入孔61aに挿入する爪部62bが形成されている。大径部62Aにおける爪部62bが形成された部分は、フィラーネック本体部25の溝部22から離間した位置に配置されるように形成されている。大径部62Aは、第1の保護具61の大径部61Aと同様に、中心軸OLを中心として、爪部62bから湾曲部62Bへと近づくと、徐々にフィラーネック本体部25の溝部22との距離が小さくなり、やがて、フィラーネック本体部25の溝部22に係合する。
第2の保護具62の湾曲部62Bは、第1の保護具61の湾曲部61Bと同様に、保護部材60がフィラーネック20に対して固定される際に、フィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分から離間して配置される。湾曲部62Bは、保護部材60がフィラーネック本体部25に固定されると、第1の保護具61の平板部61Cに平行な面に対して、第1の保護具61の湾曲部61Bと面対称な形状を有する。すなわち、第1の保護具61の湾曲部61Bと第2の保護具62の湾曲部62Bとは、フィラーネック本体部25に対するブリーザポート28の結合部分の中心と中心軸OLとを通る平面に対して、面対称な形状である。そのため、湾曲部62Bがブリーザポート28を覆う中心軸OLに平行な曲面と、第1の保護具61の湾曲部61Bがブリーザポート28を覆う中心軸OLに平行な曲面とは、重複しない。
第2の保護具62の平板部62Cは、第1の保護具61の平板部61Cと同様に、保護部材60がフィラーネック20に対して固定される際に、ボルト67とナット69とによって締結される。平板部62Cは、保護部材60がフィラーネック本体部25に固定されると、第1の保護具61の平板部61Cの平面に対して、平板部61Cと面対称の平面形状を有する。平板部62Cの中央部分には、第1の保護具61の平板部61Cと同様に、ボルト67が貫通するためのボルト挿入孔62cが形成されている。すなわち、第1の保護具61の平板部61Cと第2の保護具62の平板部62Cとは、フィラーネック本体部25に対するブリーザポート28の結合部分の中心と中心軸OLとを通る平面に対して、面対称な形状である。
第1の保護具61の爪挿入孔61aに第2の保護具62の爪部62bが挿入されて、第1の保護具61のボルト挿入孔61cと第2の保護具62のボルト挿入孔62cとにおいて、ボルト67とナット69とが締結されると、第1の保護具61と第2の保護具62とは、フィラーネック本体部25の溝部22に対して相対位置が固定される。なお、第1の保護具61と第2の保護具62とのそれぞれは、請求項における第1の部材と第2の部材とに相当し、第1の保護具61の湾曲部61Bと第2の保護具62の湾曲部62Bとのそれぞれは、請求項における第1の保護部と第2の保護部とに相当する。また、フィラーネック本体部25に形成された溝部22は、請求項における固定部に相当する。なお、他の実施形態では、第1の保護具61と第2の保護具62との少なくとも一方は、フィラーネック本体部25に対して、ボルト等が用いられて、締め付けられて固定されてもよい。
以上説明したように、本実施形態の燃料供給装置FSでは、第1の保護具61と第2の保護具62とは、フィラーネック本体部25に形成された溝部22に固定されることにより、フィラーネック本体部25に対する相対位置が固定される。第1の保護具61と第2の保護具62とは、フィラーネック本体部25に固定されると、フィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分から離間して配置され、中心軸OLに平行な曲面としてブリーザポート28の結合部分を覆う。そのため、本実施形態の燃料供給装置FSが自動車に内蔵されているときに、自動車の外部から衝撃力が加わっても、保護部材60によって、フィラーネック本体部25とブリーザポート28との結合部分に外部からの衝撃力が直接加わることを低減でき、当該結合部分の破損を抑制できる。また、本実施形態の燃料供給装置FSでは、第1の保護具61と第2の保護具62とは、ボルト67およびナット69によって、フィラーネック本体部25の溝部22に固定されるため、保護部材60以外の燃料供給装置FSが自動車に取り付けられた状態でも、保護部材60を容易に交換できる。
また、本実施形態の燃料供給装置FSでは、第1の保護具61の湾曲部61Bと第2の保護具62の湾曲部62Bとは、中心軸OLに平行な円筒状の曲面として、フィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分を覆う。そのため、本実施形態の燃料供給装置FSでは、第1の保護具61および第2の保護具62以外の燃料供給装置FSの構成部品が自動車に取り付けられた状態でも、第1の保護具61および第2の保護具62を、中心軸OLに沿って移動させずに、側面から簡便に取り付けることができる。また、本実施形態の燃料供給装置FSでは、第2の保護具62の湾曲部62Bがブリーザポート28を覆う中心軸OLに平行な曲面と、第1の保護具61の湾曲部61Bがブリーザポート28を覆う中心軸OLに平行な曲面とは、重複しない。そのため、本実施形態の燃料供給装置FSでは、第1の保護具61と第2の保護具62とのそれぞれが覆うフィラーネック本体部25とブリーザポート28との結合部分が異なるため、保護部材60を小型化できる。
また、本実施形態の燃料供給装置FSでは、ブリーザポート28から燃料タンクFT側を覆うことにより、フィラーネック20の開口周辺を大きくすることなく、応力が集中するブリーザポート28とフィラーネック本体部25との結合箇所を保護できる。
B.第2実施形態:
図5ないし図7は、第2実施形態における燃料供給装置FSaの一部を示す説明図である。図5には、フィラーネック20の周りの構成を詳細に示す側面図が示されている。図6には、フィラーネック20の周りを詳細に示す斜視図が示されている。図7には、フィラーネック20のB1−B1断面(図5)の断面図が示されている。第2実施形態の燃料供給装置FSaでは、保護部材70の形状が第1実施形態の燃料供給装置FSにおける保護部材60の形状と異なり、他の構成については、第1実施形態の燃料供給装置FSと同じである。そのため、保護部材70の詳細について説明し、他の構成については説明を省略する。
図5および図6に示すように、保護部材70は、第1の保護具71と、第2の保護具72と、ボルト67と、ナット69と、から構成されている。第2実施形態の燃料供給装置FSaでは、第1実施形態の燃料供給装置FSとは異なり、第1の保護具71が、フィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分を覆うように配置され、第2の保護具72は、フィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分を覆わないように配置される。
第1の保護具71は、第1の大径部71Aと、第1の大径部71Aに連続する湾曲部71Bと、湾曲部71Bに連続する第2の大径部71Dと、第1の大径部71Aに連続する平板部71Cと、から構成されている。第1の保護具71の第1の大径部71Aは、保護部材70がフィラーネック20に対して固定される際に、フィラーネック本体部25の溝部22に沿うように配置される。第1の大径部71Aは、フィラーネック本体部25の溝部22の形状に対応する湾曲形状を有している。第2の大径部71Dには、湾曲部71Bと連続する端部とは異なるもう一方の端部において、後述する第2の保護具72の爪挿入孔72aに挿入するための爪部71bが形成されている。第2の大径部71Dにおける爪部71bが形成された部分は、フィラーネック本体部25の溝部22から離間した位置に配置されるように形成されている。第2の大径部71Dは、中心軸OLを中心として、爪部71bから湾曲部71Bへと近づくと、徐々にフィラーネック本体部25の溝部22との距離が小さくなり、やがて、フィラーネック本体部25の溝部22に係合する。
第1の保護具71の湾曲部71Bは、保護部材70がフィラーネック20に対して固定される際に、フィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分から離間して配置される。湾曲部71Bは、中心軸OLに平行であると共に中心軸OLとは異なる軸を中心とする第1の大径部71Aの径よりも小さい円弧状の平面形状を有する。湾曲部71Bは、第1実施形態の第1の保護具61の湾曲部61Bと異なり、フィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分の全体から離間して配置される。
第1の保護具71の第2の大径部71Dは、保護部材70がフィラーネック20に対して固定される際に、中心軸OLを中心として第1の大径部71Aと同じ径であると共にフィラーネック本体部25の溝部22に沿うように配置される。第2の大径部71Dが溝部22に係合する中心軸OLを中心とする円弧は、第1の大径部71Aが溝部22に係合する円弧よりも小さい。
平板部71Cは、第1の大径部71A、第2の大径部71D、湾曲部71Bと異なり、中心軸OLに沿った平面形状を有する。平板部71Cの中央部分には、ボルト67が貫通するためのボルト挿入孔71cが形成されている。なお、第2実施形態における第1の保護具71は、請求項における第1の部材に相当し、第2実施形態における湾曲部71Bは、請求項における保護部に相当する。
第2の保護具72は、大径部72Aと、大径部72Aに連続する平板部72Cと、から構成されている。第2の保護具72の大径部72Aは、保護部材70がフィラーネック20に対して固定される際に、フィラーネック本体部25の溝部22に沿うように配置される。大径部72Aは、フィラーネック本体部25の溝部22の形状に対応する湾曲形状を有している。大径部72Aは、フィラーネック本体部25の中心軸OLを中心として、第1の保護具71の第1の大径部71Aおよび第2の大径部71Dと同じ径であると共に、第1の大径部71Aと第2の大径部71Dとを足し合わせた円弧よりも大きい円弧の曲面を有する。大径部72Aには、平板部72Cと連続する端部とは異なるもう一方の端部において、第1の保護具71における爪部71bに挿入される爪挿入孔72aが形成されている。大径部72Aにおける爪挿入孔72aが形成された部分は、フィラーネック本体部25の溝部22から離間した位置に配置されるように形成されている。大径部72Aは、中心軸OLを中心として、爪挿入孔72aから平板部72Cへと近づくと、徐々にフィラーネック本体部25の溝部22との距離が小さくなり、やがて、フィラーネック本体部25の溝部22に係合する。
平板部72Cは、保護部材70がフィラーネック本体部25に固定されると、第1の保護具71の平板部71Cの平面に対して、平板部71Cと面対称の平面形状を有する。平板部72Cの中央部分には、第1の保護具71の平板部71Cと同様に、ボルト67が貫通するためのボルト挿入孔72cが形成されている。第1の保護具71の平板部71Cと第2の保護具72の平板部72Cとは、フィラーネック本体部25に対するブリーザポート28の結合部分の中心と中心軸OLとを通る平面に直交する平面に対して、面対称な形状である。
第1の保護具71の爪部71bに第2の保護具72の爪挿入孔72aが挿入されて、第1の保護具71のボルト挿入孔71cと第2の保護具72のボルト挿入孔72cとにおいて、ボルト67とナット69とが締結されると、第1の保護具71と第2の保護具72とは、フィラーネック本体部25の溝部22に対して相対位置が固定される。
以上説明したように、第2実施形態の燃料供給装置FSaでは、保護部材70がフィラーネック20に対して固定される際に、第1の保護具71の湾曲部71Bがフィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分を覆う。そのため、第2実施形態の燃料供給装置FSaでは、フィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分が第1の保護具71のみで覆われている。これにより、燃料供給装置FSaが内蔵される自動車のスペックや自動車が使用される使用状況に応じて、第1の保護具71のみの材質等を変更すればよいので、燃料供給装置FSaの使い勝手が向上する。
C.第3実施形態:
図8ないし図10は、第3実施形態における燃料供給装置FSbの一部を示す説明図である。図8には、フィラーネック20の周りの構成を詳細に示す側面図が示されている。図9には、フィラーネック20の周りを詳細に示す斜視図が示されている。図10には、フィラーネック20の矢視C1から視た矢視図が示されている。第3実施形態の燃料供給装置FSbでは、保護部材80を構成する第1の保護具81の形状が第2実施形態の燃料供給装置FSaにおける第1の保護具71と異なり、他の構成については、第2実施形態の燃料供給装置FSaと同じである。そのため、第3実施形態では、第1の保護具81の詳細について説明し、他の構成については説明を省略する。
図8および図9に示すように、保護部材80は、第1の保護具81と、第2の保護具72と、ボルト67と、ナット69と、から構成されている。第3実施形態の燃料供給装置FSbでは、第2実施形態の燃料供給装置FSaと比較して、第1の保護具81における湾曲部81Bがフィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分を覆う部分が異なる。
第1の保護具81は、第1の大径部81Aと、第1の大径部81Aに連続する湾曲部81Bと、湾曲部81Bに連続する第2の大径部81Dと、第1の大径部81Aに連続する平板部81Cと、から構成されている。第1の保護具81における第1の大径部81Aと第2の大径部81Dと平板部81Cとのそれぞれは、第2実施形態の第1の保護具71における第1の大径部71Aと第2の大径部71Dと平板部71Cと同じであるため、説明を省略する。湾曲部81Bは、フィラーネック本体部25の中心軸OLに平行な曲面と、中心軸OLに直交する平面とによって、フィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分から離間して配置される。言い換えれば、湾曲部81Bは、第2実施形態における第1の保護具71の湾曲部71Bに対して、中心軸OLに直交する面の蓋を加えた形状である。すなわち、湾曲部81Bは、フィラーネック本体部25の中心軸OLに沿った注入口FC側のフィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分を覆う。
以上説明したように、第3実施形態の燃料供給装置FSbでは、第1の保護具81の湾曲部81Bが中心軸OLに沿った注入口FC側のフィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分も覆うため、中心軸OLに沿って外部から加わる衝撃力に対しても、ブリーザポート28に加わる衝撃力を低減できる。
D.第4実施形態:
図11および図12は、第4実施形態における燃料供給装置FScの一部を示す説明図である。図11には、フィラーネック20の周りの構成を詳細に示す側面図が示されている。図12には、フィラーネック20の周りを詳細に示す斜視図が示されている。第4実施形態の燃料供給装置FScでは、保護部材90を構成する第1の保護具91の形状が第3実施形態の燃料供給装置FSbにおける第1の保護具81と異なり、他の構成については、第3実施形態の燃料供給装置FSbと同じである。そのため、第4実施形態では、第1の保護具91の詳細について説明し、他の構成については説明を省略する。
図11および図12に示すように、保護部材90は、第1の保護具91と、第2の保護具72と、ボルト67と、ナット69と、から構成されている。第4実施形態の燃料供給装置FScでは、第3実施形態の燃料供給装置FSbと比較して、第1の保護具91における湾曲部91Bがフィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分を覆う部分が異なる。なお、図11には、フィラーネック本体部25の中心軸OLに加えて、ブリーザポート28の中心軸OGが示されている。フィラーネック本体部25の中心軸OLとブリーザポート28の中心軸OGとがなす角度は、角度αである。
第1の保護具91は、第1の大径部91Aと、第1の大径部91Aに連続する湾曲部91Bと、湾曲部91Bに連続する第2の大径部91Dと、第1の大径部91Aに連続する平板部91Cと、から構成されている。第1の保護具91における第1の大径部91Aと第2の大径部91Dと平板部91Cとのそれぞれは、第3実施形態の第1の保護具81における第1の大径部81Aと第2の大径部81Dと平板部81Cと同じであるため、説明を省略する。湾曲部91Bは、中心軸OLに直交する平面によってフィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分を覆うが、フィラーネック本体部25の中心軸OLに平行な曲面によってはフィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分を覆わない。言い換えれば、湾曲部91Bは、第3実施形態における第1の保護具81の湾曲部81Bに対して、中心軸OLに直交する面の蓋のみが存在する形状である。
E.第5実施形態:
図13は、第5実施形態における燃料供給装置FSeの一部を示す説明図である。図13には、第5実施形態のフィラーネック20eの周りの構成を詳細に示す側面図が示されている。第5実施形態の燃料供給装置FSeでは、第2実施形態の燃料供給装置FSaと比較して、フィラーネック20eが有するブリーザポート28eの形状が第2実施形態のブリーザポート28と異なり、保護部材70を含むその他の部材の形状については第2実施形態と同じである。そのため、第5実施形態では、ブリーザポート28eの形状について説明して、その他の部材についての説明を省略する。なお、図13では、フィラーネック本体部25から分岐するブリーザポート28eの形状を明確にするために、保護部材70の外枠を破線で示し、保護部材70で隠れるフィラーネック20eを示している。
図13に示すように、第5実施形態のブリーザポート28eの基端側は、第2実施形態のブリーザポート28のように、フィラーネック本体部25の中心軸OLから鋭角を成して分岐せずに、中心軸OLと直角を成して分岐している。また、ブリーザポート28eの基端側から先端側へとは、中心軸OLと平行になるように形成されている。このように、保護部材70が保護するフィラーネック本体部25からブリーザポート28が分岐する形状については、種々変形可能である。
F.第6実施形態:
図14は、第6実施形態における燃料供給装置FSfの一部を示す説明図である。図14には、第6実施形態のフィラーネック20fの周りの構成を詳細に示す側面図が示されている。第6実施形態の燃料供給装置FSfでは、第2実施形態の燃料供給装置FSaと比較して、フィラーネック本体部25fおよびブリーザポート28fと、保護部材70fと、の形状が異なる。なお、図14では、フィラーネック本体部25fとブリーザポート28fとの形状を明確にするために、保護部材70fの外枠を破線で示し、保護部材70fで隠れるフィラーネック20fを示している。
図14に示すように、第6実施形態のフィラーネック20fでは、フィラーネック本体部25fから分岐するブリーザポート28fが、径方向に突出していない形状である。言い換えると、フィラーネック本体部25fの径大部25fAに内側に、フィラーネック本体部25fにおけるチューブ接続部21fとブリーザポート28fとが収まっている。ブリーザポート28fがフィラーネック本体部25fから径方向に突出していない形状に合わせて、保護部材70fの内の第1の保護具71fにおける湾曲部71fBの径は小さく形成される。なお、他の実施形態では、第6実施形態の第1の保護具71fの湾曲部71fBがなく、中心軸OLの上から見た保護部材70の形状が円状になるように形成されていてもよい。図14に示すように、第6実施形態では、チューブ接続部21fに接続されるフィラーチューブ40fの径は、第2実施形態のフィラーチューブ40よりも小さく、また、ブリーザポート28fに接続されるブリーザパイプ50fの径も、第2実施形態のブリーザパイプ50よりも小さい。このように、フィラーネック本体部25fから分岐するブリーザポート28fの径方向への突出する寸法や形状については、種々変形可能である。
G.変形例:
G1.変形例1:
上記実施形態では、例えば、保護部材60の一部を構成する第1の保護具61および第2の保護具62は、フィラーネック本体部25の中心軸OLに平行な曲面の形状であったが、保護部材60を構成する部品の形状については、これに限られず種々変形可能である。図15は、変形例の燃料供給装置FSdのフィラーネック20の周りの構成の詳細を示す斜視図である。燃料供給装置FSdでは、第1実施形態の燃料供給装置FSに対して、保護部材100を構成する第1の保護具101と第2の保護具102との形状が異なり、他の構成については、燃料供給装置FSと同じである。図15に示すように、第1の保護具101および第2の保護具102の一部では、第1の保護具101および第2の保護具102の強度を高めるために、中心軸OLに沿った端部が90度折り曲げられている。例えば、第2の保護具102の大径部102Aに含まれ、中心軸OLに沿って注入口FC側の端部に形成されている曲げ上部102AUは、中心軸OLに直交するように折り曲げられている。同様に、大径部102Aに含まれ、中心軸OLに沿って注入口FCの反対側の端部に形成されている曲げ下部102ALも、中心軸OLに直交するように折り曲げられている。
G2.変形例2:
上記実施形態では、保護部材60の一部を構成する第1の保護具61や第2の保護具62の材質が金属であったが、必ずしも、第1の保護具61や第2の保護具62の材質は、金属でなくてもよく、例えば、樹脂であってもよい。また、第1の保護具61等の材質は、硬質の樹脂であれば、なおよい。また、フィラーチューブ40は、樹脂製のチューブであったが、これに限られず、例えば、金属製のチューブであってもよい。
上記第3実施形態の燃料供給装置FSbでは、第1の保護具81の湾曲部81Bは、フィラーネック本体部25の中心軸OLに沿った注入口FC側において中心軸OLに直交する面(以下、単に「上側の面」ともいう)によってフィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分を覆ったが、ブリーザポート28を覆う面については、これに限られず、種々変形可能である。例えば、ブリーザポート28に接続されたブリーザパイプ50に干渉しない範囲で、中心軸OLに沿った注入口FCの反対側において中心軸OLに直交する面(以下、単に「下側の面」ともいう)によって、さらに、フィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分が覆われてもよい。また、湾曲部81Bがフィラーネック本体部25におけるブリーザポート28の結合部分に対して、上側の面を覆わずに、下側の面のみを覆ってもよい。また、上側の面や下側の面は、必ずしも、中心軸OLに直交する面でなくてもよく、ブリーザポート28やブリーザポート28に接続されたブリーザパイプ50の側面に沿うように形成された面であってもよい。また、これらの上側の面および下側の面についての変形例は、例えば、第4実施形態の燃料供給装置FScにおける第1の保護具91に適用されてもよい。
上記実施形態では、保護部材60をフィラーネック本体部25に対して固定させるために、フィラーネック本体部25に形成された溝部22が固定部として用いられたが、フィラーネック20に形成される固定部については、これに限られず、種々変形可能である。例えば、フィラーネック本体部25に突起が形成され、第1の保護具61や第2の保護具62に、フィラーネック本体部25に形成された突起に挿入する孔が形成され、フィラーネック本体部25の突起に第1の保護具61等の孔が挿入されることで、フィラーネック本体部25に対して保護部材60が固定されてもよい。この変形例では、フィラーネック本体部25の溝部22に第1の保護具61および第2の保護具62が係合しなくてもよいので、第1の保護具61および第2の保護具62がフィラーネック本体部25の外周を囲う必要がない。また、第1の保護具61の平板部61Cに形成されたボルト挿入孔61cと、第2の保護具62の平板部62Cに形成されたボルト挿入孔62cと、に対応する位置に、フィラーネック本体部25にもボルト挿入孔が形成されてもよい。この場合、ボルト67とナット69とが締結されることで、第1の保護具61と第2の保護具62とに加えて、フィラーネック本体部25の位置も固定される。
G3.変形例3:
上記実施形態では、フィラーネック本体部25の中心軸OLに対して、平行または垂直な面によってブリーザポート28の結合部分が覆われたが、ブリーザポート28の結合部分を覆う形状については、種々変形可能である。例えば、第4実施形態において、第1の保護具91の湾曲部91Bが中心軸OGに平行な曲面として形成されて、ブリーザポート28の結合部分が覆われてもよい。この変形例では、第1の保護具91の湾曲部91Bは、全域にわたって、ブリーザポート28の外周から同じ距離だけ離れた位置に配置されるため、湾曲部91Bに外部からの衝撃力が加わっても、ブリーザポート28の一部に集中して衝撃力が伝達しない。これにより、ブリーザポート28の破損等の発生をより抑制できる。また、中心軸OGに平行な曲面と、中心軸OLに平行な曲面と、中心軸OLに垂直な平面と、の複数の内のいくつかの組み合わせなどによって、ブリーザポート28の結合部分が覆われてもよい。
上記実施形態では、例えば、第1実施形態の第1の保護具61の湾曲部61Bおよび第2の保護具62の湾曲部62Bのように曲面によって、ブリーザポート28の結合部分が覆われたが、湾曲部61Bおよび湾曲部62Bの形状について、曲面に限られず、種々変形可能である。例えば、中心軸OLに沿って、注入口FC側から見たときに、湾曲部61Bおよび平板部61Cは、円形状ではなく、矩形状であってもよい。また、ブリーザポート28の中心軸OGに沿って、テーパーが形成されているような湾曲部61Bや湾曲部62Bであってもよい。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行なうことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…流量制御弁
20…フィラーネック
21…チューブ接続部
22…溝部
25…フィラーネック本体部
25A…径大部
28…ブリーザポート
30…逆止弁
40…フィラーチューブ
50…ブリーザパイプ
60,70,80,100…保護部材
61,71,81,91,101…第1の保護具
62,72,82,92,102…第2の保護具
67…ボルト
69…ナット
FC…注入口
FG…給油ガン
OL,OG…中心軸
FS,FSa,FSb,FSc,FSd,FSe,FSf…燃料供給装置
FT…燃料タンク

Claims (1)

  1. 燃料供給装置であって、
    筒状に形成されたフィラーネック本体部に形成されたパイプ接続部を有するフィラーネックと、
    前記フィラーネックとは別体で形成される第1の部材と、
    前記フィラーネックとは別体で形成され、前記第1の部材と互いに嵌合し、前記第1の部材と異なる第2の部材と、を備え、
    前記第1の部材は、前記第1の部材と前記第2の部材とが互いに嵌合すると共に前記フィラーネックに対して相対位置が固定された状態で、筒状に形成された前記フィラーネック本体部の中心軸に平行な曲面として前記パイプ接続部を覆うように形成された保護部を有し、
    前記フィラーネック本体部は、溝部を有し、
    前記第1の部材と前記第2の部材とは、前記溝部に沿って配置されるとともに前記溝部に係合する、燃料供給装置。
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