JP6522573B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクに燃料を供給する燃料供給装置に関する。
車両等に設置された燃料タンクに燃料を供給する燃料供給装置として、給油ガンが挿入される開口が形成され、給油ガンから供給される燃料を燃料タンクへと導く燃料通路を形成するフィラーネックと、燃料タンク内の燃料蒸気をフィラーネックへと戻すための燃料蒸気パイプ(いわゆるブリーザパイプ)とを備える燃料供給装置が提案されている(下記特許文献1参照)。燃料蒸気パイプは、フィラーネック本体から分岐した燃料蒸気ポートに接続され、燃料タンク内とフィラーネック本体内部の燃料通路とを連通する。特許文献1の燃料供給装置では、フィラーネック本体における燃料蒸気ポートが分岐する分岐部を覆う保護部を備えることにより、分岐部に外力が加わった際に、分岐部が破損することを抑制している。
特開2016−13827号公報
しかし、特許文献1の保護部は、分岐部の近傍においてフィラーネック本体と燃料蒸気ポート(および燃料蒸気パイプのうちの燃料蒸気ポートに接続された部分)とをまとめて周方向に囲んでいるに過ぎない。したがって、保護部材を介して燃料蒸気ポートに大きな外力が加えられた場合には、かかる外力の大部分を燃料蒸気ポートで受け止めることなり、燃料蒸気ポートが可塑変形する、或いは分岐部が損傷するという問題がある。このため、燃料供給装置において、外力が加えられた際に、燃料蒸気ポートの可塑変形および分岐部の損傷を抑制可能な技術が望まれている。
本発明は、上述の課題を少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
[形態1]燃料タンク(FT)に燃料を供給する燃料供給装置(500)であって、給油ガン(FG)が挿入される燃料供給口(FC)が形成され、前記燃料供給口(FC)から前記燃料タンク(FT)までの燃料通路の一部を構成するフィラーネック(20)であって、前記燃料通路の一部を構成する内部通路(27)を有するフィラーネック本体(21)と、前記フィラーネック本体(21)から分岐し、前記フィラーネック本体(21)の前記内部通路(27)と連通する燃料蒸気ポート(22)と、を有するフィラーネック(20)と、前記燃料タンク(FT)と前記燃料蒸気ポート(22)とにそれぞれ接続され、前記燃料タンク(FT)内の燃料蒸気を前記フィラーネック本体(21)の前記内部通路(27)に供給する燃料蒸気パイプ(35)と、前記フィラーネック本体(21)における前記燃料蒸気ポート(22)が分岐する分岐部(29)の近傍において、前記フィラーネック本体(21)と前記燃料蒸気ポート(22)との間に、自身の少なくとも一部が配置されている緩衝部材(10)と、前記フィラーネック本体(21)における前記燃料供給口(FC)が形成された端部とは反対側の端部が挿入され、前記燃料通路の一部を構成する燃料パイプ(30)と、前記フィラーネック本体(21)における前記燃料パイプ(30)に挿入される端部の外周面に沿って配置され、前記フィラーネック本体(21)と前記燃料パイプ(30)との間をシールする環状のシール部材(26)と、を備え、前記緩衝部材(10)における前記フィラーネック本体(21)の軸線に沿って前記分岐部(29)から最も離れた端部は、前記シール部材(26)に比べて、前記フィラーネック本体(21)の軸線に沿って前記分岐部(29)からより離れた位置に配置されている、燃料供給装置(500)。
(1)本発明の一形態によれば、燃料タンクに燃料を供給する燃料供給装置が提供される。この燃料供給装置は、給油ガンが挿入される燃料供給口が形成され、前記燃料供給口から前記燃料タンクまでの燃料通路の一部を構成するフィラーネックであって、前記燃料通路の一部を構成する内部通路を有するフィラーネック本体と、前記フィラーネック本体から分岐し、前記フィラーネック本体の前記内部通路と連通する燃料蒸気ポートと、を有するフィラーネックと;前記燃料タンクと前記燃料蒸気ポートとにそれぞれ接続され、前記燃料タンク内の燃料蒸気を前記フィラーネック本体の前記内部通路に供給する燃料蒸気パイプと;前記フィラーネック本体における前記燃料蒸気ポートが分岐する分岐部の近傍において、前記フィラーネック本体と前記燃料蒸気ポートとの間に、自身の少なくとも一部が配置されている緩衝部材と;を備える。
この形態の燃料供給装置によれば、フィラーネック本体における燃料蒸気ポートの分岐部の近傍において、フィラーネック本体と燃料蒸気ポートとの間に、自身の少なくとも一部が配置されている緩衝部材を備えるので、燃料蒸気ポートに外力が加えられた場合に、かかる外力の一部を緩衝部材により吸収すると共にフィラーネック本体に伝達することができ、燃料蒸気ポートが可塑変形すること、および分岐部が損傷を受けることを抑制できる。
(2)上記形態の燃料供給装置において、前記緩衝部材は、前記フィラーネック本体の軸線と前記燃料蒸気ポートの軸線とのうち、少なくとも一方に沿って前記分岐部から最も離れた側が開口した凹部を有してもよい。この形態の燃料供給装置によれば、緩衝部材は、フィラーネック本体の軸線と燃料蒸気ポートの軸線とのうち、少なくとも一方に沿って分岐部から最も離れた側が開口した凹部を有するため、凹部を有しない構成に比べて緩衝部材の弾性を向上させて入力される外力を吸収し易くでき、燃料蒸気ポートの可塑変形および分岐部の損傷をより確実に抑制できる。
(3)上記形態の燃料供給装置において、前記緩衝部材は、複数の前記凹部を有し;前記緩衝部材は、複数の前記凹部を区画するリブを、更に有してもよい。この形態の燃料供給装置によれば、緩衝部材は、リブにより区画される複数の凹部を有するので、凹部により形成される空隙の合計体積が同じ単一の凹部を有する構成に比べて、緩衝部材の剛性を高めて、入力される外力をフィラーネック本体により伝達し易くできる。このため、緩衝部材自体の破損の発生を抑制しつつ、緩衝部材による外力の吸収も行うことができる。加えて、リブを有することにより、緩衝部材を成形し易くできる。
(4)上記形態の燃料供給装置において、前記リブは、前記フィラーネック本体の軸線と前記燃料蒸気ポートの軸線とを含む面と平行な面を有してもよい。この形態の燃料供給装置によれば、リブはフィラーネック本体の軸線と燃料蒸気ポートの軸線とを含む面と平行な面を有するので、入力される外力をフィラーネック本体により伝達し易くできる。
(5)上記形態の燃料供給装置において、前記緩衝部材は、前記フィラーネック本体と接触する接触面であって、前記フィラーネック本体の外周面に沿った曲面に形成されている接触面を有してもよい。この形態の燃料供給装置によれば、緩衝部材は、フィラーネック本体の外周面に沿った曲面に形成されている接触面を有しているので、このように曲面に形成されていない接触面、例えば平面状の接触面であって同じ面積の接触面を有する構成に比べて、緩衝部材とフィラーネック本体との接触面積を大きくでき、入力される外力をフィラーネック本体の広い範囲に伝達できる。このため、外力が局所的に伝達されることによるフィラーネック本体の損傷を抑制できる。
(6)上記形態の燃料供給装置において、前記フィラーネック本体における前記燃料供給口が形成された端部とは反対側の端部が挿入され、前記燃料通路の一部を構成する燃料パイプと;前記フィラーネック本体における前記燃料パイプに挿入される端部の外周面に沿って配置され、前記フィラーネック本体と前記燃料パイプとの間をシールする環状のシール部材と;を更に備え;前記緩衝部材における前記フィラーネック本体の軸線に沿って前記分岐部から最も離れた端部は、前記シール部材に比べて、前記フィラーネック本体の軸線に沿って前記分岐部からより離れた位置に配置されていてもよい。この形態の燃料供給装置によれば、緩衝部材におけるフィラーネック本体の軸線に沿って分岐部から最も離れた端部は、シール部材に比べて、フィラーネック本体の軸線に沿って分岐部からより離れた位置に配置されているので、フィラーネック本体において外周面にシール部材が配置されている部分を、緩衝部材により覆うことができ、外力が加えられた際に、かかる部分が損傷を受けることを抑制し、フィラーネック本体と燃料蒸気ポートとの間のシール性が低下することを抑制できる。
(7)上記形態の燃料供給装置において、前記フィラーネック本体の軸線と平行な方向に見たときの前記緩衝部材の外観形状は、台形状であってもよい。この形態の燃料供給装置によれば、フィラーネック本体の軸線と平行な方向に見たときの緩衝部材の外観形状は、台形状であるので、緩衝部材とフィラーネック本体との接触面積の低下を抑制しつつ、緩衝部材の体積が非常に大きくなることを抑制できる。このため、緩衝部材と、緩衝部材近傍に配置される部材との干渉を抑制できる。
(8)上記形態の燃料供給装置において、前記緩衝部材は;前記フィラーネック本体と前記燃料蒸気ポートとの間に配置されている本体部と;前記燃料蒸気ポートにおける前記フィラーネック本体に向いた側とは反対側を覆い、前記本体部と係合しているカバー部と;を有し;前記本体部と前記カバー部とは、前記燃料蒸気ポートにおける前記分岐部の近傍を全周に亘って囲んでもよい。この形態の燃料供給装置によれば、緩衝部材は、フィラーネック本体と燃料蒸気ポートとの間に配置されている本体部と、燃料蒸気ポートにおけるフィラーネック本体に向いた側とは反対側を覆い、本体部と係合しているカバー部とを有するので、フィラーネック本体における燃料蒸気ポートの分岐部の近傍に緩衝部材を組み付ける際に、組み付け易さ、換言すると、組み付ける際の作業性を向上できる。例えば、本体部をフィラーネック本体と燃料蒸気ポートとの間に配置し、その後、カバー部を、燃料蒸気ポートにおけるフィラーネック本体に向いた側とは反対側を覆うように配置し、本体部とカバー部とを係合させる、といった簡易な作業で緩衝部材の組み付けを行うことができる。
本発明は、燃料供給装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、緩衝部材や、燃料供給装置を備える車両や、燃料供給装置の製造方法等の形態で実現することができる。なお、緩衝部材として実現する場合、例えば、以下のような形態により実現してもよい。
本発明の一形態として、給油ガンが挿入される燃料供給口が形成され、前記燃料供給口から燃料タンクまでの燃料通路の一部を構成する内部通路を有するフィラーネック本体と、前記フィラーネック本体から分岐し、前記フィラーネック本体の前記内部通路と連通する燃料蒸気ポートと、を有するフィラーネックを備えて前記燃料タンクに燃料を供給する燃料供給装置において用いられる緩衝部材が提供される。
この緩衝部材は、
前記前記フィラーネック本体と接触可能であり前記フィラーネック本体の外周面に沿った曲面に形成されている接触面を有し、前記フィラーネック本体から前記燃料蒸気ポートが分岐する分岐部の近傍において、前記フィラーネック本体と前記燃料蒸気ポートとの間に配置されて用いられる本体部と、
前記燃料蒸気ポートにおける前記フィラーネック本体に向いた側とは反対側を覆って用いられ、前記本体部と係合可能なカバー部と、
を備え、
前記本体部と前記カバー部とにより、前記燃料蒸気ポートにおける前記分岐部の近傍を全周に亘って囲む。
本発明によれば、フィラーネックと燃料蒸気パイプとの接続部分の近傍において、フィラーネックと燃料蒸気パイプとの間に、自身の少なくとも一部が配置されている緩衝部材を備えるので、接続部分を介して燃料蒸気パイプに外力が加えられた場合に、かかる外力の一部を緩衝部材により吸収すると共にフィラーネックに伝達することができ、燃料蒸気パイプが可塑変形すること、および接続部分が損傷を受けることを抑制できる。
本発明の一実施形態としての緩衝部材を適用した燃料供給装置を示す概略図である。 フィラーネックの外観形状を示す第1斜視図である。 フィラーネックの外観形状を示す第2斜視図である。 フィラーネックの外観形状を示す平面図である。 緩衝部材の詳細構成を示す斜視図である。 緩衝部材の本体部の詳細構成を示す斜視図である。 緩衝部材のカバー部の詳細構成を示す斜視図である。 図4に示す8−8断面を示す断面図である。 図8における9−9断面を示す断面図である。 第2実施形態の緩衝部材の構成を示す断面図である。
A.第1実施形態:
A1.全体構成:
図1は、本発明の一実施形態としての緩衝部材10を適用した燃料供給装置500を示す概略図である。燃料供給装置500は、燃料タンクFTに接続され、自身に挿入された給油ガンFGから吐出される燃料を、燃料タンクFT内へと供給する。本実施形態において、燃料タンクFTは、車両に搭載されている。なお、燃料タンクFTは、車両に搭載されずに建物に固定設置されるなどして用いられてもよい。
燃料供給装置500は、一端が燃料タンクFT内に配置された燃料パイプ30と、燃料パイプ30の他端に取り付けられたフィラーネック20と、フィラーネック20において燃料パイプ30が取り付けられた側の端部とは反対の端部に取り付けられたリテーナ51と、一端が弁装置BVを介して燃料タンクFTに取り付けられ、端がフィラーネック20に接続された燃料蒸気パイプ35と、緩衝部材10とを備える。
燃料パイプ30は、給油ガンFGが挿入される燃料供給口FCから燃料タンクFTまでの燃料通路(以下、単に「燃料通路」と呼ぶ)の一部を形成する。本実施形態では、燃料パイプ30は、樹脂製の管体であり、フィラーネック20のファーツリ部に圧入されている。
図2は、フィラーネック20の外観形状を示す第1斜視図である。図3は、フィラーネック20の外観形状を示す第2斜視図である。図4は、フィラーネック20の外観形状を示す平面図である。図2ないし図4では、フィラーネック20に加えて、リテーナ51、燃料パイプ30の一部、および燃料蒸気パイプ35の一部も表わされている。図2および図4では、緩衝部材10が取り付けられている状態でのフィラーネック20が表されている。他方、図3では、緩衝部材10が取り外されている状態でのフィラーネック20が表されている。図2に示す互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸のうち、Y軸は、フィラーネック20を構成する後述のフィラーネック本体21の軸線ax1と平行である。なお、図3および図4を含む他の図に示すX軸、Y軸およびZ軸は、図2に示すX軸、Y軸およびZ軸と対応する。
フィラーネック20は、燃料通路の一部を形成する。図2ないし図4に示すように、フィラーネック20は、フィラーネック本体21と、燃料蒸気ポート22とを備える。
図2ないし図4に示すように、フィラーネック本体21は、筒状に構成されており、燃料通路の一部を構成する図示しない内部通路(後述の内部通路27)を有する。フィラーネック本体21の一端には、金属製のリテーナ51が取り付けられている。リテーナ51は、フィラーネック本体21の開口端部を全周に亘って囲むように取り付けられている。リテーナ51は、給油ガンFGが挿入される燃料供給口FCを形成する。リテーナ51の内周面には、図示しないネジ部が形成されており、かかるネジ部に螺合することにより、図示しないキャップが燃料供給装置500に着脱自在に取り付けられる。フィラーネック本体21においてリテーナ51が取り付けられた側の端とは反対側の端は、燃料パイプ30に挿入されている。これにより、フィラーネック本体21の内部通路(後述の内部通路27)は、燃料パイプ30と連通する。また、フィラーネック本体21には、燃料蒸気ポート22が分岐する分岐部29が形成されている。本実施形態において、フィラーネック本体21は、耐燃料透過性に優れる樹脂材料、例えば、ナイロン−12などのポリアミド(PA)により形成されている。なお、フィラーネック本体21は、ポリアミドに限らず、任意の種類の樹脂により形成されてもよい。
図3に示すように、燃料蒸気ポート22は、筒状に構成され、フィラーネック本体21(分岐部29)から分岐している。本実施形態において、燃料蒸気ポート22とフィラーネック本体21とは一体形成されている。すなわち、燃料蒸気ポート22は、フィラーネック本体21と同じ樹脂材料により形成されている。燃料蒸気ポート22は、燃料蒸気パイプ35と連通し、燃料蒸気パイプ35を介して燃料タンクFTから供給される燃料蒸気を、フィラーネック本体21の内部通路(後述の内部通路27)に供給する。燃料蒸気ポート22は、燃料蒸気ポート22の軸線ax2と、フィラーネック本体21の軸線ax1とが90°よりも小さな所定の角度で交差するように、フィラーネック本体21の外周表面から突出している。燃料蒸気ポート22において、燃料蒸気ポート22における分岐部29と接続する側とは反対側の端部は、燃料蒸気パイプ35の端部に嵌め込まれている。図3に示すように、燃料蒸気ポート22は、係合突出部23と、係合部24とを備える。係合突出部23は、緩衝部材10のカバー部(後述のカバー部200)と係合する。係合部24は、図示しないストッパーに係合している。この図示しないストッパーは、車両のボディに接続されており、熱によってフィラーネック本体21が膨張して車両のボディから飛び出ないようするための部材である。
図1に示すように、燃料蒸気パイプ35は、燃料タンクFTとフィラーネック20の燃料蒸気ポート22とにそれぞれ接続され、燃料タンクFT内の燃料蒸気を、フィラーネック本体21の内部通路(後述の内部通路27)に供給する。燃料蒸気パイプ35は、燃料タンクFTに設けられた弁装置BVを介して燃料タンクFTと接続されている。弁装置BVは、燃料、燃料蒸気、および空気等の流体が、燃料蒸気パイプ35を介して燃料タンクFT内に流入することを抑制する。燃料蒸気パイプ35は、例えば、樹脂により形成してもよい。
図2および図4に示すように、緩衝部材10は、フィラーネック本体21における分岐部29の近傍において、フィラーネック本体21と燃料蒸気ポート22との間に、自身の少なくとも一部が配置されている。また、緩衝部材10は、燃料蒸気ポート22における分岐部29の近傍を全周に亘って囲んでいる。「分岐部29の近傍」とは、分岐部29と接して分岐部29から所定の第1の距離内の領域、または、分岐部29から第2の距離以下離れておおり且つ分岐部29から第1の所定距離内の領域を意味する。上述の第1の距離としては、例えば、軸線ax2に沿った燃料蒸気ポート22の長さの1.5倍の距離としてもよい。また、上述の第2の距離としては、例えば、軸線ax2に沿った燃料蒸気ポート22の長さの0.5倍の距離としてもよい。緩衝部材10は、車両の衝突等が発生して分岐部29の近傍に外力が加えられた際に、かかる外力の一部を吸収し、また、かかる外力の一部をフィラーネック本体21へと伝達する。図2および図4に示すように、緩衝部材10は、本体部100とカバー部200とを備える。本体部100は、フィラーネック本体21と燃料蒸気ポート22との間に配置されている。カバー部200は、燃料蒸気ポート22におけるフィラーネック本体21に向いた側とは反対側を覆い、フィラーネック本体21と係合している。
A2.緩衝部材10の詳細構成:
図5は、緩衝部材10の詳細構成を示す斜視図である。図6は、緩衝部材10の本体部100の詳細構成を示す斜視図である。図7は、緩衝部材10のカバー部200の詳細構成を示す斜視図である。図5に示すように、本体部100とカバー部200とが互いに係合した状態において、本体部100とカバー部200との間には、円筒状の貫通孔300が形成されている。緩衝部材10が分岐部29の近傍に取り付けられた状態において、この貫通孔300には燃料蒸気ポート22が挿入される。本体部100およびカバー部200は、いずれも樹脂により形成されている。本実施形態では、かかる樹脂として、ポリエチレン(PE)が用いられる。ポリエチレンを用いることにより、緩衝部材10の弾性を、ポリアミドで形成されているフィラーネック20よりも高めることができる。なお、ポリエチレンに限らず、任意の種類の樹脂を用いてもよい。
図5および図6に示すように、本体部100は、第1台座部110と、第2台座部120と、燃料蒸気ポート支持部130とを備える。
第1台座部110は、本体部100において最も−方向に位置し、−Z方向の面(底面)111が曲面に形成されている。この底面111は、フィラーネック本体21における緩衝部材10が取り付けられる部分の外周面に沿った曲面として形成されている。第1台座部110は、第1凹部d1を有する。この第1凹部d1は、−Y方向側が開口している。但し厳密に−Y方向側のみが開口している訳ではなく、X軸方向またはZ軸方向の成分を含む方向にも開口している。言い換えると、本体部100は、フィラーネック本体21の軸線ax1と燃料蒸気ポート22の軸線ax2とのうち、少なくとも一方に沿って分岐部29から最も離れた側は開口した第1凹部d1を有する。第1台座部110において第1凹部d1は、非常に大きな領域を占めている。第1凹部d1は、概略の外観形状として、薄い壁からなる有底筒状の形状を有する。第1台座部110の厚さ(第1台座部110を構成する各壁部の厚さ)は、任意の位置において略均一である。第1台座部110のX軸方向の長さは、−Z方向の端部において最も大きく、+Z方向の端部において最も小さい。
第2台座部120は、本体部100において第1台座部110の+Z方向において第1台座部110と接して配置されている。第2台座部120の底部は、第1台座部110の天井部と共通している。換言すると、第2台座部120と第1台座部110とは、X−Y平面と平行な薄板状の壁部140により区画されている。第2台座部120は、2つの凹部(第2凹部d2および第3凹部d3)を備える。これら2つの凹部d2,d3は、いずれも第1凹部d1と同様に、−Y方向側が開口している。換言すると、第2台座部120は、フィラーネック本体21の軸線ax1と燃料蒸気ポート22の軸線ax2とのうち、少なくとも一方に沿って分岐部29から最も離れた側が開口した第2凹部d2および第3凹部d3を有する。第2凹部d2および第3凹部d3は、リブ121を介してX軸方向に並んで配置されている。リブ121は、Y−Z平面と平行な薄板状の外観形状を有し、第1台座部110と第2台座部120との境界の壁部140、および燃料蒸気ポート支持部130の底部に、それぞれ連なっている。このため、リブ121は、第2凹部d2と第3凹部d3とを区画する。第2凹部d2の上部のほとんどは、燃料蒸気ポート支持部130の底部に覆われている。ただし、第2凹部d2の上部の一部には係合孔123が設けられている。係合孔123には、燃料蒸気ポート支持部130が有する係合部(後述の係合部220)が挿入される。第2台座部120において、燃料蒸気ポート支持部130と接続する部分の+Z方向の端部かつY軸方向の中央部分には、係合部122が形成されている。係合部122の内周面(第2凹部d2に面した面および第3凹部d3に面した面)には、図示しない係合段差が設けられており、かかる係合段差において、燃料蒸気ポート支持部130の係合部と係合する。第3凹部d3は、リブ121を中心として第2凹部d2に対して面対称である。第3凹部d3の構成は、上述の第2凹部d2の構成と同様であるので、その詳細な説明を省略する。第2台座部120の厚さ(第2台座部120を構成する各壁部の厚さ)は、任意の位置において略均一であり、且つ、第1台座部110の厚さと略等しい。上述のように緩衝部材10が、3つの凹部d1,d2,d3を有することにより、緩衝部材10全体としての弾性は、これらの凹部d1,d2,d3を有しない構成に比べて高い。
燃料蒸気ポート支持部130は、燃料蒸気ポート22の外周面のうちの下方(−Z方向)の一部を覆うと共に、かかる部分を掴むように支持する。図に示すように、燃料蒸気ポート支持部130は、概略の外観形状として、円筒のうちの一部が軸線方向に沿って帯状に欠けた形状を有する。燃料蒸気ポート支持部130の内周面131は、燃料蒸気ポート22におけるフィラーネック本体21に向いた側の外周面に沿った曲面として形成されている。この内周面131は、貫通孔300の一部を形成する。燃料蒸気ポート支持部130における+Z方向の端部、つまり、燃料蒸気ポート支持部130における開口端132は、外側に折り曲げられており、燃料蒸気ポート22が燃料蒸気ポート支持部130に嵌め込まれる際のガイドとして機能する。
図5および図7に示すように、カバー部200は、概略の外観形状として、円筒を軸線に沿って半分に割った形状を有する。カバー部200は、燃料蒸気ポート22におけるフィラーネック本体21に向いた側とは反対側を覆っており、本体部100と係合して用いられる。カバー部200は、主部210と、一対の係合部220とを有する。主部210と一対の係合部220とは一体形成されている。
主部210は、円筒を軸線に沿って半分に割った概略の外観形状を有し、分岐部29近傍において燃料蒸気ポート22を覆う。主部210は、いずれの位置においても略均一の厚さであり、その厚さは、第1台座部110および第2台座部120を構成する各壁部の厚さと略等しい。主部210における+Y方向の端部には、+Z方向に突出した係合カバー部230が形成されている。係合カバー部230は、係合突出部23を覆う。主部210の側方(+X方向側および−X方向側)には、主部210を厚さ方向に貫く貫通孔211が形成されている。
一対の係合部220は、主部210の−Z方向の2つの端部(本体部100と対面する側の2つの端部)におけるY軸方向の略中央に連なっている。各係合部220は、−Z方向に突出した薄板部材により形成されている。本体部100とカバー部200とが組み付けられた状態において、各係合部220は、本体部100が有する係合孔123に挿入され、各係合部220の先端部分は、係合部122が有する上述の係合段差に係合している。
緩衝部材10のフィラーネック20への取り付けは、以下のように行われる。まず、本体部100が、分岐部29近傍において、フィラーネック本体21と燃料蒸気ポート22との間に配置される。このとき、燃料蒸気ポート支持部130の開口端132から燃料蒸気ポート支持部130へと燃料蒸気ポート22が挿入される(嵌め込まれる)。次に、分岐部29近傍の燃料蒸気ポート22におけるフィラーネック本体21に向かう側とは反対側を覆うように、カバー部200を配置し、係合部220を本体部100の係合孔123に挿入して本体部100とカバー部200とを係合させ、緩衝部材10のフィラーネック20への取り付けが完了する。緩衝部材10のフィラーネック20からの取り外しは、上述の取り付けの手順と逆の手順により実行される。このように、本体部100とカバー部200とが別体として構成されているので、フィラーネック20への緩衝部材10の取り付け、およびフィラーネック20からの緩衝部材10の取り外しを、簡易な作業により実行できる。
A3.外力が加えられた際の緩衝部材10の挙動:
図8は、図4に示す8−8断面を示す断面図である。図9は、図8における9−9断面を示す断面図である。図8では、−X方向に見たときの、緩衝部材10が取り付けられた状態のフィラーネック20の断面を主として示している。この断面は、フィラーネック本体21の軸線ax1および燃料蒸気ポート22の軸線ax2を含む断面である。
図8に示すように、フィラーネック本体21の+Y方向の端部の外周面と、リテーナ51との間には、環状のシール部材53が配置されている。シール部材53は、燃料がフィラーネック本体21の外周面とリテーナ51との間を伝って外部に漏れ出ることを抑制する。本実施形態において、シール部材53は、ゴムから成るO−リングにより構成されている。フィラーネック本体21の中空部分には、樹脂製のガイド部材52が装着されている。ガイド部材52は、漏斗状の外観形状を有し、燃料供給口FCから挿入される給油ガンFGの先端部分の挿入方向をガイドする。また、ガイド部材52は、フィラーネック本体21の内部に、軸線ax1に沿った内部通路27を形成する。ガイド部材52の燃料供給口FC側(+Y方向側)の端は、リテーナ51の燃料タンクFT側(−Y方向側)の端に接している。ガイド部材52において、Y軸に沿った中央よりも燃料タンクFT側(−Y方向側)に寄った位置には、複数の貫通孔54が形成されている。かかる複数の貫通孔54において、燃料蒸気ポート22の内部通路(後述の内部通路28)と、フィラーネック本体21の内部通路27とは、互いに連通する。フィラーネック本体21における燃料タンクFT方向側(−Y方向側)の端部近傍の外周面には、環状溝25が形成されている。環状溝25は、フィラーネック本体21において燃料パイプ30に挿入されている部分に形成されている。この環状溝25には、環状のシール部材26が嵌め込まれている。本実施形態において、シール部材26は、上述のシール部材53と同様に、ゴムから成るO−リングにより構成されている。シール部材26は、フィラーネック本体21と燃料パイプ30との間に配置されることとなり、これらフィラーネック本体21と燃料パイプ30との間をシールする。緩衝部材10の本体部100の−Y方向の端部、換言すると、本体部100におけるフィラーネック本体21の軸線ax1に沿って分岐部29から最も離れた端部は、シール部材26に比べて、軸線ax1に沿って分岐部29からより離れた位置に配置されている。
図8に示すように、燃料蒸気ポート22の内部には、内部通路28が形成されている。内部通路28の+Y方向且つ−Z方向の端は、フィラーネック本体21の内部空間に連なっている。燃料蒸気パイプ35を介して燃料蒸気ポート22に供給される燃料蒸気は、内部通路28を通ってフィラーネック本体21の内部空間に流入し、さらに、上述のガイド部材52の貫通孔54を介して内部通路27に流入することにより、燃料供給口FCから供給される燃料と合流する。
図9に示すように、また、図5に示すように、フィラーネック本体21の軸線ax1と平行な方向(Y軸方向)に見たときの緩衝部材10の概略の外観形状は、台形状である。このような形状とすることにより、緩衝部材10とフィラーネック本体21との接触面積の低下を抑制しつつ、緩衝部材10の体積が非常に大きくなること、例えば、同じ方向から見たときの外観形状が矩形形状である構成に比べて大きくなることを抑制できる。このため、緩衝部材10と、緩衝部材10の近傍に配置される部材との干渉を抑制できる。
例えば、図8および図9において白抜きの矢印で示す外力Fが、燃料供給装置500において分岐部29の近傍に加えられた場合を想定する。なお、図8および図9の例では、外力Fは、燃料蒸気ポート22の軸線ax2と直交する方向の力である。この場合、まずカバー部200が外力Fを受けるため、燃料蒸気ポート22が直接的に外力Fを受けることが抑制され、燃料蒸気ポート22の損傷が抑制される。カバー部200に入力された外力Fの一部は、カバー部200と係合する本体部100に伝えられる。本体部100は、フィラーネック本体21と接しているため、本体部100に伝達された力の一部は、フィラーネック本体21に伝えられる。フィラーネック本体21は、燃料蒸気ポート22に比べて大きな径を有しており、燃料蒸気ポート22に比べて剛性が高い。したがって、同じ力を受けた場合に、フィラーネック本体21は、燃料蒸気ポート22に比べて損傷を受ける可能性が低い。
ここで、本体部100におけるフィラーネック本体21と接する底面111は、フィラーネック本体21の外周面に沿った曲面に形成されているため、曲面に形成されていない構成に比べて(より詳細には、同じ面積であり且つフィラーネック本体21の外周面に沿った曲面に形成されていない構成に比べて)、緩衝部材10(第1台座部110)とフィラーネック本体21との接触面積が大きい。したがって、緩衝部材10に入力される力の一部をフィラーネック本体21の広い範囲に伝達できる。このため、外力が局所的にフィラーネック本体21に伝達されることを抑制でき、フィラーネック本体21の損傷を抑制できる。
また、外力Fを直接受けるカバー部200は、全体が均一の厚みである薄い材料から成るため、変形し易いので、カバー部200の変形により外力Fの一部を吸収できる。また、第1台座部110は、第1凹部d1を有するので、第1台座部110と第2台座部120との境界の壁部140が第1凹部d1に向かって撓むことができる。このため、かかる撓みにより、第2台座部120から第1台座部110へと伝達される力の一部を吸収できる。同様に、第2台座部120は、第2凹部d2および第3凹部d3を有するので、燃料蒸気ポート支持部130が第2凹部d2および第3凹部d3に向かって撓むことができる。このため、カバー部200が下方に変形して燃料蒸気ポート22に接することによって燃料蒸気ポート支持部130が下方に押された場合に、燃料蒸気ポート支持部130は、第2凹部d2および第3凹部d3に向かって撓むことができ、かかる撓みにより、燃料蒸気ポート支持部130に入力された力の一部を吸収できる。ここで、燃料蒸気ポート支持部130の底部は、リブ121によって、第2台座部120と第1台座部110との境界の壁部140と繋がっている。したがって、燃料蒸気ポート支持部130に入力された力の一部を、リブ121を通じて壁部140に伝えて、壁部140の撓みにより吸収できる。このように、外力Fの一部が緩衝部材10によって吸収されるので、燃料蒸気ポート22に伝えられる力を、本体部100の撓みが小さい構成に比べて低減できる。
以上説明した第1実施形態の燃料供給装置500では、分岐部29の近傍において、フィラーネック本体21と燃料蒸気ポート22との間に、緩衝部材10の一部である本体部100が配置されているので、燃料蒸気ポート22に外力Fが加えられた場合に、かかる外力Fの一部を緩衝部材10により吸収すると共にフィラーネック本体21に伝達することができ、燃料蒸気ポート22が可塑変形すること、および分岐部29が損傷を受けることを抑制できる。
また、燃料供給装置500において、緩衝部材10は、フィラーネック本体21の軸線ax1と燃料蒸気ポート22の軸線ax2とのうち、少なくとも一方と平行な方向に沿って分岐部29から最も離れた側が開口した3つの凹部d1〜d3を有するため、3つの凹部d1〜d3を有しない構成に比べて緩衝部材10の弾性を向上させて入力される外力を吸収し易くでき、燃料蒸気ポート22の可塑変形および分岐部29の損傷をより確実に抑制できる。
また、燃料供給装置500において、緩衝部材10は、リブ121により区画される3つの凹部d1〜d3を有するので、3つの凹部d1〜d3により形成される空隙の合計体積が同じ単一の凹部を有する構成に比べて、緩衝部材10の剛性を高めて、入力される力をフィラーネック本体21により伝達し易くでき、緩衝部材10自体の損傷を抑制しつつ、緩衝部材10による力の吸収も行うことができる。加えて、リブ121を有することにより、緩衝部材10を成形し易くできる。
また、燃料供給装置500において、リブ121はフィラーネック本体21の軸線ax1と燃料蒸気ポート22軸線ax2とを含む面と平行な面を有するので、入力される力をフィラーネック本体21により伝達し易くできる。
また、燃料供給装置500において、緩衝部材10は、フィラーネック本体21の外周面に沿った曲面に形成されている接触面(底面111)を有しているので、このように曲面に形成されていない接触面、例えば平面状の接触面であって同じ面積の接触面を有する構成に比べて、緩衝部材10とフィラーネック本体21との接触面積を大きくでき、入力される力をフィラーネック本体21の広い範囲に伝達できる。このため、力が局所的に伝達されることによるフィラーネック本体21の損傷を抑制できる。
また、燃料供給装置500において、緩衝部材10におけるフィラーネック本体21の軸線ax1に沿って分岐部29から最も離れた端部は、シール部材26に比べて、フィラーネック本体21の軸線ax1に沿って分岐部29からより離れた位置に配置されているので、フィラーネック本体21において外周面にシール部材26が配置されている部分を、緩衝部材10により覆うことができ、外力が加えられた際に、かかる部分が損傷を受けることを抑制できる。このため、フィラーネック本体21と燃料蒸気ポート22との間のシール性が低下することを抑制できる。
また、燃料供給装置500において、フィラーネック本体21の軸線ax1と平行な方向に見たときの緩衝部材10の外観形状は、台形状であるので、緩衝部材10とフィラーネック本体21との接触面積の低下を抑制しつつ、緩衝部材10の体積が非常に大きくなることを抑制できる。このため、緩衝部材10と、緩衝部材10の近傍に配置される図示しない部材との干渉を抑制できる。
また、燃料供給装置500において、緩衝部材10は、フィラーネック本体21と燃料蒸気ポート22との間に配置されている本体部100と、燃料蒸気ポート22におけるフィラーネック本体21に向いた側とは反対側を覆い、本体部100と係合しているカバー部200とを有するので、分岐部29の近傍に緩衝部材10を組み付ける際に、組み付け易さ、換言すると、組み付ける際の作業性を向上できる。具体的には、本体部100をフィラーネック本体21と燃料蒸気ポート22との間に配置し、その後、カバー部200を、燃料蒸気ポート22におけるフィラーネック本体21に向いた側とは反対側を覆うように配置し、本体部100とカバー部200とを係合させる、といった簡易な作業で緩衝部材10の組み付けを行うことができる。
B.第2実施形態:
図10は、第2実施形態の緩衝部材10aの構成を示す断面図である。図10では、図9と同様な位置での緩衝部材10aの断面を示している。なお、緩衝部材10aの断面に加えて、燃料パイプ30および燃料蒸気パイプ35の断面も表わされている。但し、図10では、内部通路27の形状を、概略形状である円形で表わされている。
第2実施形態の燃料供給装置は、緩衝部材10に代えて緩衝部材10aを備えている点において、第1実施形態の燃料供給装置500と異なり、他の構成は、燃料供給装置500と同じである。緩衝部材10aは、カバー部200を備えていない点、および本体部100に代えて本体部100aを備えている点において、第1実施形態の緩衝部材10と異なる。すなわち、第2実施形態の緩衝部材10aは、本体部100aのみから成る。
本体部100aは、第1台座部110に代えて第1台座部110aを備えている。また、本体部100aは、第2台座部120に代えて第2台座部120aを備えている。
第1台座部110aの底部112は、非常に大きく、フィラーネック本体21の周方向における広い範囲を囲んで燃料蒸気ポート22を掴むように配置されている。具体的には、第1台座部110aの底部112は、概略の外観形状として、円筒の一部が軸線に沿って欠けた形状を有する。かかる欠けた部分は、円周全体のおよそ1/3である。底部112の軸線ax1に沿った長さは、第1実施形態の底面111の軸線ax1に沿った長さと略等しい。底部112は、フィラーネック本体21の外周面の周方向におけるおよそ2/3を囲んでおり、フィラーネック本体21を掴むようにしてフィラーネック20に支持されている。底部112の内周面113は、第1実施形態の底面111と同様に、フィラーネック本体21における緩衝部材10が取り付けられる部分の外周面に沿った曲面として形成されている。底部112の厚さは、第1台座部110aの他の部分の厚さと略等しい。底部112は高い弾性を有し、開口部分が容易に拡張され得る。第1台座部110aには、第1実施形態の第1台座部110と同様に、第1凹部d11が形成されている。第1台座部110aの第1凹部d11は、形状において第1実施形態の第1台座部110の第1凹部d1と異なり、その機能は第1台座部110の第1凹部d1の機能と同じである。
第2台座部120aは、リブ121に加えて、連結壁部124において燃料蒸気ポート支持部130と連なっている点と、係合孔123が形成されていない点とにおいて、第1実施形態の第2台座部120と異なる。第2台座部120aにおけるその他の構成は、第1実施形態の第2台座部120と同じであるので、同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
連結壁部124は、第2台座部120aの天井部を形成し、燃料蒸気ポート支持部130の下方側面において、燃料蒸気ポート支持部130と連なっている。したがって、燃料蒸気ポート支持部130に伝わる力の一部は、リブ121に加えて連結壁部124から第2台座部120aに伝達されることとなる。
第2台座部120aが有する第2凹部d12、および第3凹部d13は、リブ121、壁部140および燃料蒸気ポート支持部130に加えて、連結壁部124によって画定されている点において、第1実施形態の第2凹部d2および第3凹部d3と異なる。
上述の構成を有する第2実施形態の燃料供給装置において、第1実施形態と同様に、分岐部29の近傍に外力Fが加えられた場合、最も+Z方向に位置する燃料蒸気ポート22がかかる外力Fを受けることとなる。燃料蒸気ポート22に入力された外力Fの一部は、燃料蒸気ポート支持部130、第2台座部120a、第1台座部110a、およびフィラーネック本体21に、この順序で伝達される。第2実施形態における緩衝部材10aにおいても、3つの凹部d11,d12,d13が設けられているために緩衝部材10aの弾性は高く、緩衝部材10aにおいて外力が吸収される。しかしながら、第1実施形態とは異なり、カバー部200を有していないため、フィラーネック本体21に伝わる合計の力は、第1実施形態に比べて大きくなるおそれがある。しかし、第1台座部110aが備える底部112は、フィラーネック本体21の外周面の周方向におけるおよそ2/3を覆っているため、緩衝部材10aとフィラーネック本体21との接触面積は非常に大きい。したがって、フィラーネック本体21において単位面積当たりに受ける力は、第1実施形態とほぼ等しい又は小さい。
以上説明した第2実施形態の燃料供給装置は、第1実施形態の燃料供給装置500と同様な効果を有する。加えて、カバー部200を有しないので、緩衝部材10aのフィラーネック20への装着を容易に行うことができる。
C.変形例:
C1.変形例1:
第1実施形態において、緩衝部材10は、3つの凹部d1〜d3を備えていたが、これらのうちの少なくとも1つを省略してもよい。また、3つに限らず任意の数の凹部を備えてもよい。なお、凹部が1つである構成においては、リブ121は省略される。同様に、第2実施形態においても、緩衝部材10aは、3つの凹部d11〜d13を備えていたが、これらのうちの少なくとも1つを省略してもよい。また、3つに限らず任意の数の凹部を備えてもよい。さらに、各凹部d1〜d3,d11〜d13における開口は、フィラーネック本体21の軸線ax1と燃料蒸気ポート22の軸線ax2とのうち、少なくとも一方と平行な方向に沿って分岐部29から最も離れた側に形成されていたが、他の側に形成されてもよい。
C2.変形例2:
各実施形態において、リブ121は、フィラーネック本体21の軸線ax1と燃料蒸気ポート22の軸線ax2とを含む面と平行な面を有していたが、かかる面に代えて、または、かかる面に加えて、他の方向に広がる面を有してもよい。
C3.変形例3:
第1実施形態において、緩衝部材10がフィラーネック本体21と接する面111は、フィラーネック本体21における緩衝部材10が取り付けられる部分の外周面に沿った曲面として形成されていたが、本発明はこれに限定されない。フィラーネック本体21における緩衝部材10が取り付けられる部分の外周面に接することが可能な形状であれば、任意の形状としてもよい。同様に、第2実施形態の底部112の内周面113もフィラーネック本体21における緩衝部材10aが取り付けられる部分の外周面に接することが可能な形状であれば、任意の形状としてもよい。
C4.変形例4:
各実施形態の本体部100,100aにおけるフィラーネック本体21の軸線ax1に沿って分岐部29から最も離れた端部は、シール部材26に比べて、軸線ax1に沿って分岐部29からより離れた位置に配置されていたが、シール部材26に比べて、軸線ax1に沿って分岐部29から同じ距離の位置、或いは、より近い距離の位置に配置されてもよい。
C5.変形例5:
第1実施形態において、フィラーネック本体21の軸線ax1と平行な方向に見たときの緩衝部材10の概略の外観形状は、台形状であったが、台形状に限らず、任意の形状であってもよい。
本発明は、上述の各実施形態および変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する本実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
BV…弁装置
F…外力
FC…燃料供給口
FG…給油ガン
FT…燃料タンク
ax1…軸線
ax2…軸線
d1…第1凹部
d11…第1凹部
d12…第2凹部
d13…第3凹部
d2…第2凹部
d3…第3凹部
10…緩衝部材
10a…緩衝部材
20…フィラーネック
21…フィラーネック本体
22…燃料蒸気ポート
23…係合突出部
24…係合部
25…環状溝
26…シール部材
27…内部通路
28…内部通路
29…分岐部
30…燃料パイプ
35…燃料蒸気パイプ
51…リテーナ
52…ガイド部材
53…シール部材
54…貫通孔
100…本体部
100a…本体部
110…第1台座部
110a…第1台座部
111…底面
112…底部
113…内周面
120…第2台座部
120a…第2台座部
121…リブ
122…係合部
123…係合孔
124…連結壁部
130…燃料蒸気ポート支持部
131…内周面
132…開口端
140…壁部
200…カバー部
210…主部
211…貫通孔
220…係合部
230…係合カバー部
300…貫通孔
500…燃料供給装置

Claims (7)

  1. 燃料タンク(FT)に燃料を供給する燃料供給装置(500)であって、
    給油ガン(FG)が挿入される燃料供給口(FC)が形成され、前記燃料供給口(FC)から前記燃料タンク(FT)までの燃料通路の一部を構成するフィラーネック(20)であって、
    前記燃料通路の一部を構成する内部通路(27)を有するフィラーネック本体(21)と、
    前記フィラーネック本体(21)から分岐し、前記フィラーネック本体(21)の前記内部通路(27)と連通する燃料蒸気ポート(22)と、
    を有するフィラーネック(20)と、
    前記燃料タンク(FT)と前記燃料蒸気ポート(22)とにそれぞれ接続され、前記燃料タンク(FT)内の燃料蒸気を前記フィラーネック本体(21)の前記内部通路(27)に供給する燃料蒸気パイプ(35)と、
    前記フィラーネック本体(21)における前記燃料蒸気ポート(22)が分岐する分岐部(29)の近傍において、前記フィラーネック本体(21)と前記燃料蒸気ポート(22)との間に、自身の少なくとも一部が配置されている緩衝部材(10)と、
    前記フィラーネック本体(21)における前記燃料供給口(FC)が形成された端部とは反対側の端部が挿入され、前記燃料通路の一部を構成する燃料パイプ(30)と、
    前記フィラーネック本体(21)における前記燃料パイプ(30)に挿入される端部の外周面に沿って配置され、前記フィラーネック本体(21)と前記燃料パイプ(30)との間をシールする環状のシール部材(26)と、
    を備え
    前記緩衝部材(10)における前記フィラーネック本体(21)の軸線に沿って前記分岐部(29)から最も離れた端部は、前記シール部材(26)に比べて、前記フィラーネック本体(21)の軸線に沿って前記分岐部(29)からより離れた位置に配置されている、燃料供給装置(500)。
  2. 請求項1に記載の燃料供給装置(500)において、
    前記緩衝部材(10)は、前記フィラーネック本体(21)の軸線(ax1)と前記燃料蒸気ポート(22)の軸線(ax2)とのうち、少なくとも一方と平行な方向に沿って前記分岐部(29)から最も離れた側が開口した凹部(d1、d2、d3)を有する、燃料供給装置(500)。
  3. 請求項2に記載の燃料供給装置(500)において、
    前記緩衝部材(10)は、複数の前記凹部(d1、d2、d3)を有し、
    前記緩衝部材(10)は、複数の前記凹部(d1、d2、d3)を区画するリブ(121)を、更に有する、燃料供給装置(500)。
  4. 請求項3に記載の燃料供給装置(500)において、
    前記リブ(121)は、前記フィラーネック本体(21)の軸線(ax1)と前記燃料蒸気ポート(22)の軸線(ax2)とを含む面と平行な面を有する、燃料供給装置(500)。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の燃料供給装置(500)において、
    前記緩衝部材(10)は、前記フィラーネック本体(21)と接触する接触面(111)であって、前記フィラーネック本体(21)の外周面に沿った曲面に形成されている接触面(111)を有する、燃料供給装置(500)。
  6. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の燃料供給装置(500)において、
    前記フィラーネック本体(21)の軸線と平行な方向に見たときの前記緩衝部材(10)の外観形状は、台形状である、燃料供給装置(500)。
  7. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の燃料供給装置(500)において、
    前記緩衝部材(10)は、
    前記フィラーネック本体(21)と前記燃料蒸気ポート(22)との間に配置されている本体部(100)と、
    前記燃料蒸気ポート(22)における前記フィラーネック本体(21)に向いた側とは反対側を覆い、前記本体部(100)と係合しているカバー部(200)と、
    を有し、
    前記本体部(100)と前記カバー部(200)とは、前記燃料蒸気ポート(22)における前記分岐部(29)の近傍を全周に亘って囲む、燃料供給装置(500)。
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