JP2005193800A - 燃料タンク注入口用カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料タンクフィラパイプの注入口のところに設けられるカバーをプラスチック成形品からなるようにするとともに、当該カバーのフィラパイプ注入口周りへの取付けを簡単な作業にて行なえるようにする。
【解決手段】円筒を二つ割りにした半円筒状部材1、1’を設ける。これら半円筒状部材1、1’のうちの一方側の部材1の合せ面15のところに、先端部にフック部111を有する弾性係合爪11を設け、もう一方側の部材1’の合せ面15’のところに、上記弾性係合爪11の挿入される凹陥部からなるものであって、その内部に上記弾性係合爪11の先端部に形成されたフック部111が係合する係止部121’を有する係合穴12’を設ける。このような両部材1、1’の合せ面15、15’に形成された弾性係合爪11と係止部121’とを係合させることによって両部材の合せ面15、15’を接合させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料タンクのフィラパイプ注入口のところに設けられるカバーに関するものであり、特に、本カバーを、2部品構成の嵌合方式からなるものであって、それぞれがプラスチック成形品にて形成されるようにした、組付性に優れたプラスチック製のカバーに関するものである。
一般に、車両用燃料タンクのフィラパイプ注入口には、キャップが装着されるようになっているとともに、このキャップの装着される周りであって、車体側への取付部を成すところには、車体側取付部材との間における緩衝材あるいは保護部材としての役目を果たすためのカバーが設けられるようになっているものである。このようなカバーとしては、例えば特開平6−144026号公報に記載のものの如く、円筒状の形態からなるものであってプラスチック製の成形品からなるものが挙げられる。
特開平6−144026号公報
ところで、上記カバーは、燃料タンク本体と一体的に形成されるフィラパイプの先端部、すなわち、燃料タンクの注入口のところに取付けられるようになっているものである。従って、本カバーが円筒状の形態のものであるとすると、本カバーのフィラパイプ先端部への取付け作業は、フィラパイプを燃料タンク本体に取付ける前に行っておかなければならない。そして、この場合、このようなカバーの取付けられた状態のフィラパイプを燃料タンク本体に取付けなければならず、燃料タンクとしてのアセンブリ作業が煩雑にならざるを得ないと言う問題点がある。また、カバーが半円筒状の2部品構成からなるものである場合においては、フィラパイプと燃料タンク本体との一体化された、そのフィラパイプ先端部のところであって外周部のところに、上記二つ割状の半円筒状部材を、所定の接合手段を用いて取付けねばならない。そして、その接合に当たっては、接着剤による接合手段あるいは熱溶着手段等を用いねばならず、カバー装着のための作業が煩雑にならざるを得ない。このように、従来のものにおいては、カバー装着のための煩雑な作業が存在することとなり、カバーを有する燃料タンク全体の製造コストが嵩むと言う問題点がある。このような問題点を解決するために、装着作業性に優れた構造を有するプラスチック製の燃料タンクフィラパイプ用カバーを提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明である第一の発明においては、燃料タンクのフィラパイプ注入口に設けられるカバーに関して、円筒を二つ割りにした半円筒状の形態からなるものであって全体が所定のプラスチック材にて一体的に形成されるとともに、これら半円筒状部材のうちの一方側の部材の合せ面のところに、先端部がフック状の形態からなる弾性係合爪を設け、もう一方側の部材の合せ面のところには、上記弾性係合爪の挿入される凹陥部からなるものであって、その内部に上記弾性係合爪の先端部に形成されたフック部が係合する係止部を有する係合穴を設けるようにし、このような両部材の合せ面に形成された弾性係合爪と係止部とを係合させることによって両部材の合せ面を接合させるようにした構成を採ることとした。
請求項2記載の発明である第二の発明においては、請求項1記載の燃料タンク注入口用カバーに関して、上記半円筒状部材を、その長手方向に所定の幅を持たせるようにするとともに、一方の部材における二つの合せ面のそれぞれのところに、上下に弾性係合爪と係止部を有する係合穴とを一個づつ設けるようにし、このような弾性係合爪と係合穴との配置パターンを、二つの合せ面において上下で入れ換えるようにした形態からなるようにし、更に、もう一方側の部材における二つの合せ面のそれぞれのところにも、上下に弾性係合爪と係止部を有する係合穴とを1個づつ設けるとともに、これら弾性係合爪と係合穴との配置パターンを上記一方の部材におけるものとは逆の配置パターンとなるようにした構成を採ることとした。
請求項3記載の発明である第三の発明においては、請求項1または請求項2記載の燃料タンク注入口用カバーに関して、上記二つの半円筒状部材の、それぞれの合せ面のところであって一方の部材側には、合せ面から直立状に突出するように形成されたピンを設けるとともに、もう一方の部材側には、上記ピンが挿入されるように形成されたガイド穴を設けるようにした構成を採ることとした。
請求項4記載の発明である第四の発明においては、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の燃料タンク注入口用カバーに関して、二つの半円筒状部材のうちの一方の部材の合せ面のところに半円筒状部材の長手方向に沿うように所定の長さを有する堤状の突起部を設けるとともに、もう一方の半円筒状部材の合せ面のところに、上記堤状の突起部の嵌り込むように形成されたリセス溝を設けるようにした構成を採ることとした。
第一の発明によれば、燃料タンクのフィラパイプ注入口周りへのカバーの取付け作業(装着作業)が、燃料タンクとしてのアセンブリ作業の最終段階における簡単な組付作業によって行なわれるようになり、燃料タンクアセンブリ作業の効率化が図られるようになる。具体的には、従来のものにおいては、フィラパイプの先端部のところに予めカバーを取付けた状態でフィラパイプの燃料タンク本体への取付作業等を行なわなければならず、余分な部品の付いた状態のフィラパイプをアセンブリ作業中において取り廻さなければならない。その結果、フィラパイプの燃料タンク本体への組付作業が煩雑にならざるを得ない。また、余計な部品の付いた状態での部品の管理あるいは搬送作業等を行なわなければならないと言う問題点があった。これに対して、本発明のものにおいては、最終工程での簡単な嵌合作業にてカバーが取付けられることとなるので、燃料タンクアセンブリ作業の効率化が図られるようになった。また、本発明のものにおいては、弾性係合爪が係合穴内に設けられた係止部のところに係合するようになっていることより、両者間における係合部(結合部)は外部に露出しておらず、半円筒状部材の壁面にて保護されるようになっている。従って、両者が一旦係合された後には、カバーへの外力の入力等に対して、両者は簡単には外れたりするようなことが無くなった。
第二の発明によれば、フック部を有する弾性係合爪と、当該弾性係合爪のフック部と係合する係止部を有する係合穴とは、各合せ面に上下にそれぞれ設けられるようになっていることより、二つの半円筒状部材の各合せ面のところには、上下に2段の係合部が形成されることとなり、当該二つの半円筒状部材が、その合せ面のところで接合された状態においては、合せ面の接合部における係合力(結合力)は強力な状態となる。その結果、これら二つの部材が燃料タンク注入口周りに取付けられた後においては、燃料タンクアセンブリの搬送中、あるいは車体への取付作業中等において、カバーが脱落したりするようなことを懸念する必要がなくなった。すなわち、カバーの取付け強度の向上が図られるようになった。
第三の発明によれば、二つの半円筒状部材の組付け作業(接合作業)が、上記ピンと当該ピンのガイド穴への挿入作業によって円滑に進められるようになる。その結果、二つの半円筒状部材のフィラパイプ注入口周りへの装着作業が効率良く進められるようになる。また、ピンのガイド穴への挿入によって、二つの部材が組付けられた状態において上下方向にガタ等が生ずるのを抑止することができるようになり、取付強度の向上を図ることができるようになる。また、第四の発明によれば、二つの半円筒状部材をフィラパイプ注入口周りに取付けた状態において、一方の合せ面に設けられた堤状の突起部がもう一方の合せ面に設けられたリセス溝内へ嵌り込むことによって、両合せ面は隙間が無い状態で密着し合うようになる。また、合わせ面間におけるシール性が高められるようになる。その結果、カバー装着部における車体側の内板側への雨水の浸入、あるいは塵や埃の浸入等が抑止されるようになる。
本発明を実施するための最良の形態について、図1ないし図10を基に説明する。本実施の形態にかかるものは、図1に示す如く、燃料タンクのフィラパイプ9の注入口91に設けられるものであって、円筒を二つ割り状にした半円筒状の形態からなる二つの半円筒状部材1、1’を基礎に形成されるものである。そして、これら半円筒状部材1、1’は、全体が所定のプラスチック材にて一体的に形成されるようになっているものである。また、これら半円筒状部材1、1’のうちの一方側の部材、例えば図1に示す左側の部材1の合せ面15のところには、先端部がフック状の形態からなる弾性係合爪11が設けられるとともに、もう一方側の部材である右側の部材1’の合せ面15’のところには、上記弾性係合爪11の挿入される凹陥状の係合穴12’が設けられるようになっているものである。そして、このような構成からなる両部材1、1’の合せ面15、15’に形成された弾性係合爪11と係合穴12’とを係合させることによって両部材1、1’の合せ面15、15’が、図2に示すように接合されることとなる。また、これによって、燃料タンクフィラパイプ9の注入口91のところには、注入口91の周りを覆うようにカバーが設けられることとなる。
次に、このようなカバーを形成する各半円筒状部材1、1’の具体的構成について、図3ないし図10を基に説明する。まず、カバーを形成する半円筒状部材1、1’は、図3に示す如く、円筒を縦方向に二つ割り状にしたものであって、それぞれの半円筒状部材1、1’の各合せ面15、15’に形成される弾性係合爪11及び係合穴12は、互いに対称形を成すように設けられるようになっているものである。具体的には、図3及び図4に示す如く、一方の半円筒状部材1の合せ面15のところであって半円筒状の外周部を形成する縦壁部19のところには、凹陥状の係合穴12と、当該係合穴12の下方部のところに、上記係合穴12と並ぶように弾性係合爪11とが設けられるようになっている。そして、このような弾性係合爪11と係合穴12とは、例えば図4に示す如く、一方の半円筒状部材1に形成される二つの合せ面15、15において、上下で互いに入れ違い状に設けられるようになっているものである。なお、このような構成からなる弾性係合爪11、11’と、係合穴12、12’内に設けられる係止部121、121’とにて形成される係合部(結合部)は、図1及び図3に示す如く、各半円筒状部材1、1’の外周部を形成する半円筒状の縦壁部19、19’のところに設けられるようになっているものである。従って、このような構成からなる係合穴12、12’内に弾性係合爪11、11’が挿入されるとともに係止部121、121’のところに弾性係合爪11、11’の先端部に形成されたフック部111、111’が一旦係合した後には、これら111、111’、121、121’は、縦壁部19、19’内にて保護された状態で存在するようになる。従って、二つの半円筒状部材1、1’にて形成されるカバーのところに外力が入力したとしても、上記係合部(結合部)は簡単には外れたりするようなことがない。
そして、このような構成からなる一方の半円筒状部材1と対を成すように、もう一方の半円筒状部材1’が、例えば図3に示すように設定されるようになっているものである。具体的には、本もう一方の半円筒状部材1’の合せ面15’のところであって半円筒状の外周部を形成する縦壁部19’のところには上記一方の半円筒状部材1の合せ面15に形成された凹陥状の係合穴12内へ嵌り込む弾性係合爪11’が設けられるとともに、当該弾性係合爪11’の下方部のところには、上記一方の半円筒状部材1の合せ面15に設けられた弾性係合爪11の挿入される凹陥状の係合穴12’が形成されるようになっているものである。そして、これら弾性係合爪11’と係合穴12’とは、本半円筒状部材1’に形成される二つの合せ面15’、15’においても、例えば図4に示す如く、上記一方の半円筒状部材1におけると同様、相互に入れ違い状に設けられるようになっているものである。
また、このような構成からなる二つの半円筒状部材1、1’のうちのいずれか一方側の半円筒状部材1に形成される合せ面15のところであって縦壁部19のところには、図3に示す如く、当該合せ面15から直立するように形成された突起状のピン13が設けられるとともに、残りのもう一方側の半円筒状部材1’に形成される合せ面15’のところであって縦壁部19’のところには、上記ピン13が嵌り込むように形成されたガイド穴14’が設けられるようになっているものである。そして、これらピン13、13’とガイド穴14、14’とは、図1及び図2に示す如く、二つの半円筒状部材1、1’が、フィラパイプ9の注入口91周りに取付けられる際に、それぞれの合せ面15、15’が精度良く接合されるためのガイドの役目を担うようになっているものである(図8参照)。
なお、本実施の形態のものにおいては、上記ピン13、13’とガイド穴14、14’とは、例えば図4及び図5に示す如く、上記半円筒状部材1、1’のそれぞれにおける二つの合せ面において、いずれか一方の合せ面側にピン13(13’)が設定された場合には、残りのもう一方の合せ面においてはガイド穴14(14’)が設定されるようになっているものである。また、上記弾性係合爪11及び凹陥状の係合穴12についても、図4及び図5に示す如く、それぞれの半円筒状部材1、1’に形成される左右の二つの合せ面(例えば15,15)において、左右で対称形を成すように設定されるようになっているものである。このように形成させることによって、二つの半円筒状部材1、1’を、同じ金型にて形成させる(製造する)ことができるようになり、製造コストの低減化を図ることができるようになる。すなわち、二つの半円筒状部材1、1’を、同一部品にて形成させることができるようになる。
次に、上記合せ面15、15’に形成される弾性係合爪11、11’並びに当該弾性係合爪11、11’の挿入される凹陥状の係合穴12、12’についての具体的構成について、図6及び図7を基に説明する。基本的には、上記弾性係合爪11、11’は、合せ面15、15’から直立状に突出するように形成されるものであって、その先端部にはフック部111、111’が設けられるようになっているものである。また、このような弾性係合爪11、11’の挿入される係合穴12、12’は、半円筒状部材1、1’の外周部を形成する縦壁部19、19’のところに設けられるものであって凹陥状の形態からなるものである。そして、このような凹陥状の係合穴12、12’の内部には、上記弾性係合爪11、11’に形成されたフック部111、111’の係合する係止部121、121’が設けられるようになっているものである。
なお、このような構成からなる弾性係合爪11、11’と係合穴12、12’内に設けられる係止部については、図6及び図7に示す如く、2種類のもの(実施例)が挙げられる。第一の実施例にかかるものは、例えば図6に示す如く、上記弾性係合爪11の背面側に補強リブ119を有するような形態からなるものである。このものは、弾性係合爪11の先端部に形成されたフック部111が係止部121’に係合した状態において、二つの半円筒状部材1、1’に形成される合せ面15、15’を引き離なすような力が作用した場合に、弾性係合爪11が撓んで、当該弾性係合爪11の先端部に形成されたフック部111が係止部121’から外れてしまうのを抑止するようにしているものである。すなわち、上記弾性係合爪11の先端部における極端な撓み変形を抑止するようにしているものである。これに対して、もう一方の例(第二の実施例)に関するものは、例えば図7に示す如く、係止部が弾性係合爪11の先端部に形成されたフック部111のところに楔状に食い込むような形態からなるものである。そして、この係止部は上記弾性係合爪11のフック部111のところに、図7に示すF方向の力(荷重)が加わったときに、その先端部がP方向に撓んで、フック部111のところに係止部の先端部が更に噛み込むようになっているものである。すなわち、本係止部は弾性係止部125を形成するようになっているものである。従って、本実施の形態(第二の実施例)にかかるものは、二つの半円筒状部材1、1’が、図2に示す如く、フィラパイプ9の注入口91のところに、上記弾性係合爪11と弾性係止部125’(125)との係合作用を介して一旦取り付けられると、両者11、11’は簡単には外れないようになる。すなわち、二つの部材の合せ面15、15’は外力の入力に対して容易には離れないようになる。
このような構成からなる合せ面15、15’のところであって弾性係合爪11及び係合穴12の設けられる、その周辺部のところには、図3及び図8に示す如く、半円筒状部材1、1’の長手方向に沿うように所定の長さを有する堤状の突起部17(17’)及び当該突起部17(17’)の嵌り込むリセス溝16(16’)が設けられるようになっている。このような突起部17(17’)とリセス溝16(16’)とを設けることによって、二つの半円筒状部材1、1’が、図2に示す如く、フィラパイプ9の注入口91のところに合せ面15、15’の接合によって取付けられた場合、二つの半円筒状部材1、1’が上下方向(長手方向)にずれたりするようなことがなくなる。すなわち、二つの半円筒状部材1、1’の接合精度及び密着性が高められることとなる。
次に、このような構成からなる半円筒状部材1、1’についての、その変形例について、図9及び図10を基に説明する。本変形例の特徴とするところは、各合せ面15、15’に形成される係合部(結合部)が一組の弾性係合爪11(11’)と、当該弾性係合爪11(11’)の挿入される係合穴12(12’)と、からなることである。具体的には、図9及び図10に示す如く、一方の半円筒状部材1の合せ面15のところであって半円筒状の外周部を形成する縦壁部19のところには、凹陥状の係合穴12と、当該係合穴12の下方部のところには、上記係合穴12と並ぶようにピン13とが設けられるようになっている。また、もう一方の半円筒状部材1’の合せ面15’のところであって縦壁部19’のところには、弾性係合爪11’及びガイド穴14が設けられるようになっている。そして、このような弾性係合爪11と係合穴12とは、例えば図10に示す如く、一つの半円筒状部材1に形成される二つの合せ面15、15において、いずれか一方の合せ面のところには係合穴12及びピン13が設けられるとともに、このような場合においては、もう一方の合せ面のところには弾性係合爪11及び上記ピン13の嵌り込むガイド穴14が設けられるようになっているものである。なお、このような構成からなる弾性係合爪11、11’の先端部のところにはフック部111、111’が設けられるとともに、上記係合穴12、12’内には上記フック部111、111’の係合する係止部121、121’が形成されるようになっているものである。このような構成からなる係合部(結合部)を形成する各部111、121は、すべて、図9及び図10に示す如く、各半円筒状部材1、1’の外周部を形成する半円筒状の縦壁部19、19’のところに設けられるようになっているものである。従って、このような構成からなる係合穴12、12’内に弾性係合爪11、11’が挿入されるとともに係止部121、121’のところに弾性係合爪11、11’の先端部に形成されたフック部111、111’が一旦係合した後には、これら111、111’、121、121’は、縦壁部19、19’内にて保護された状態で存在するようになる。従って、二つの半円筒状部材1、1’にて形成されるカバーのところに外力が入力したとしても、上記係合部(結合部)は簡単には外れたりするようなことがない。なお、本変形例に関しては、係合部(結合部)が一組の弾性係合爪11、11’と係合穴12、12’とにて形成されるようになっていること以外は、すべて、上記図1ないし図8に記載されているようなものと同じである。
このような構成を採ることにより、本実施の形態のものにおいては、燃料タンクのフィラパイプ注入口91周りへのカバーの取付け作業(装着作業)が、燃料タンクとしてのアセンブリ作業の最終段階において、簡単な組付作業によって行なわれるようになり、燃料タンクアセンブリ作業の効率化が図られるようになる。具体的には、従来のものにおいては、フィラパイプの先端部のところに予めカバーを取付けた状態でフィラパイプの燃料タンク本体への取付作業等を行なわなければならず、取付作業が煩雑にならざるを得なかった。また、余計な部品の付いた状態での部品の管理あるいは搬送作業等を行なわなければならないと言う問題点があった。これに対して、本実施の形態のものにおいては、最終工程での簡単な嵌合作業によってカバーが取付けられることとなるので、燃料タンクアセンブリ作業の効率化が図られるようになる。また、半円筒状部材1、1’の接合を、合せ面15、15’に形成された弾性係合爪11、11’と、係合穴12、12’内に設けられた係止部121、121’との係合作業によって行なわれるようになり、煩雑な熱溶着作業等が不要となり、燃料タンク組立作業の効率化が図られるようになる。
また、本実施の形態のものにおいては、弾性係合爪11、11’と、係合穴12、12’内に設けられる係止部121、121’とにて形成される係合部(結合部)が、図6ないし図10に示す如く、半円筒状の外周部を形成する縦壁部19、19’のところに設置されるようになっており、半円筒状部材1、1’の外周部に入力する外力に対して保護されるような構造となっている。従って、上記カバーの外周部に作用する外力に対して、直接、上記弾性係合爪11、11’及び係止部121、121’が損傷を受けるようなことが無い。これらのことより、本実施の形態のものにおいては、上記弾性係合爪11、11’と係止部121、121’とが、一旦係合して、図2に示すようなカバーが形成された状態においては、外力に対して上記係合部(結合部)が簡単には外れたりするようなことがない。すなわち、二つの半円筒状部材1、1’はその合せ面15、15’のところから乖離したりするようなことがない。
また、本実施の形態にかかるものの基本的なものにおいては、フック部111を有する弾性係合爪11と、当該弾性係合爪11のフック部111と係合する係止部121’を有する係合穴12’とは、各合せ面15、15’に上下にそれぞれ設けられるようになっていることより、二つの半円筒状部材1、1’の各合せ面15、15’のところには、上下に2段の係合部が形成されるようになっている。従って、このようなものにおいては、当該二つの半円筒状部材1、1’が、図2に示す如く、その合せ面のところで接合された状態において、合せ面の接合部における係合力(結合力)は強力な値となる。その結果、これら二つの部材1、1’が燃料タンク注入口91周りに取付けられた後においては、燃料タンクアセンブリの搬送中、あるいは車体への取付作業中等において、カバーが脱落したりするようなことがなくなる。すなわち、カバーの取付け強度の向上が図られるようになる。
また、二つの半円筒状部材1、1’の取付け作業(接合作業)が、合せ面に設けられたピン13と当該ピン13のガイド穴14への挿入作業によって円滑に進められるようになり、二つの半円筒状部材1、1’のフィラパイプ注入口91周りへの装着作業が効率良く進められるようになる。また、ピン13のガイド穴14への挿入によって、二つの部材1、1’が組付けられた状態において上下方向にガタ等が生ずるのを抑止することができるようになり、取付強度の向上を図ることができるようになる。また、二つの半円筒状部材1、1’の、それぞれの合せ面15、15’のところには、堤状の突起部17(17’)及びリセス溝16(16’)が設けられるようになっており、上記二つの半円筒状部材1、1’がフィラパイプ9の注入口91周りに装着された状態においては、上記突起部17(17’)はリセス溝16(16’)内へ嵌り込むようになる。従って、各合せ面15、15’は、隙間がない状態で密着し合うようなる。また、シール性も高められるようになる。その結果、フィラパイプ9の車体側取付部における雨水の浸入あるいは塵または埃の浸入等を防止することができるようになる。
本発明の全体構成を示す展開斜視図である。 本発明にかかるカバーを燃料タンクのフィラパイプ注入口のところに装着した状態を示す斜視図である。 本発明にかかる半円筒状部材のところに設けられる弾性係合爪及び係合穴に設けられる係止部等の係合関係を示す展開図である。 半円筒状部材の合せ面のところに設けられる弾性係合爪及び係合穴の配置パターンを示す正面図である。 半円筒状部材の平面形態を示す平面図である。 弾性係合爪と係止部との係合状態を示す第一の実施例に関する部分断面図である。 弾性係合爪と係止部との係合状態を示す第二の実施例に関する部分断面図である。 ピンとガイド穴との関係並びに突起部とリセス溝との関係を示す部分断面図である。 本発明の主要部をなす係合部(結合部)が一組の弾性係合爪と係止部とにて形成されるものの全体構成を示す展開図である。 半円筒状部材に設けられる係合部(結合部)が一組の弾性係合爪と係止部とにて形成されるものの全体構成を示す平面図である。
符号の説明
1 半円筒状部材
1’ 半円筒状部材
11 弾性係合爪
11’ 弾性係合爪
111 フック部
111’ フック部
119 補強リブ
12 係合穴
12’ 係合穴
121 係止部
121’ 係止部
125 弾性係止部
125’ 弾性係止部
13 ピン
13’ ピン
14 ガイド穴
14’ ガイド穴
15 合せ面
15’ 合せ面
16 リセス溝
16’ リセス溝
17 突起部
17’ 突起部
19 縦壁部
19’ 縦壁部
9 フィラパイプ
91 注入口






















Claims (4)

  1. 円筒を二つ割りにした半円筒状の形態からなるものであって全体が所定のプラスチック材にて一体的に形成されるとともに、これら半円筒状部材のうちの一方側の部材の合せ面のところに、先端部がフック状の形態からなる弾性係合爪を設け、もう一方側の部材の合せ面のところには、上記弾性係合爪の挿入される凹陥部からなるものであって、その内部に上記弾性係合爪の先端部に形成されたフック部が係合する係止部を有する係合穴を設けるようにし、このような両部材の合せ面に形成された弾性係合爪と係止部とを係合させることによって両部材の合せ面を接合させるようにしたことを特徴とする燃料タンク注入口用カバー。
  2. 請求項1記載の燃料タンク注入口用カバーにおいて、上記半円筒状部材を、その長手方向に所定の幅を持たせるようにするとともに、一方の部材における二つの合せ面のそれぞれのところに、上下に弾性係合爪と係止部を有する係合穴とを一個づつ設けるようにし、このような弾性係合爪と係合穴との配置パターンを、二つの合せ面において上下で入れ換えるようにした形態からなるようにし、更に、もう一方の部材における二つの合せ面のそれぞれのところにも、上下に弾性係合爪と係止部を有する係合穴とを1個づつ設けるとともに、これら弾性係合爪と係合穴との配置パターンを上記一方の部材におけるものとは逆の配置パターンとなるようにしたことを特徴とする燃料タンク注入口用カバー。
  3. 請求項1または請求項2記載の燃料タンク注入口用カバーにおいて、上記二つの半円筒状部材の、それぞれの合せ面のところであって一方の部材側には、合せ面から直立状に突出するように形成されたピンを設けるとともに、もう一方の部材側には、上記ピンが挿入されるように形成されたガイド穴を設けるようにした構成からなることを特徴とする燃料タンク注入口用カバー。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の燃料タンク注入口用カバーにおいて、二つの半円筒状部材のうちの一方の部材の合せ面のところに半円筒状部材の長手方向に沿うように所定の長さを有する堤状の突起部を設けるとともに、もう一方の半円筒状部材の合せ面のところに、上記堤状の突起部の嵌り込むように形成されたリセス溝を設けるようにした構成からなることを特徴とする燃料タンク注入口用カバー。
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