JP6416071B2 - 水田作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、走行車体の後部に粉粒体供給装置を配備した水田作業機に関する。
従来の水田作業機は、粉粒体供給装置が、搬送風を生起するブロワと、搬送風により搬送される粉粒体(肥料)を案内する案内部と、エンジンの近傍箇所とブロワの吸気部とにわたる吸気ダクトとを備え、送風によって粉粒体の搬送を促進させるようにしたものがあり、吸気ダクトは、その空気流動方向がブロワの吸気部の吸気方向に対して交差する状態で、ブロワの吸気部に接続されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−310007号公報
上記従来構成では、吸気ダクトの空気流動方向とブロワの吸気部の吸気方向とが交差する状態で、吸気ダクトがブロワの吸気部に接続される構成であるから、ブロワによる案内部に対する搬送用風量に対して、吸気ダクトを通して吸気される空気の量が不足気味になり、充分な搬送用風量を確保し難いものになるおそれがあった。
説明を加えると、ブロワが作動して吸気部より吸気ダクトを通して空気を吸引する際に、空気は、吸気ダクトが存在する側からのみ吸引され、主に吸気部における吸気ダクトに近い側の空気流動箇所を通して通過することになる。吸気ダクトの空気流動方向とブロワの吸気部の吸気方向とが交差しており、それらの空気流動経路が屈曲しているので、上記したように、吸気ダクトが存在する側からのみ吸気されると、空気の流動抵抗が大きくなり、搬送部に供給される風量が抑制されて、搬送用風量を充分に確保し難いものになるおそれがある。
そこで、ブロワによる搬送用風量を充分に確保することができるようにすることが望まれていた。
本発明に係る水田作業機の特徴構成は、
粉粒体を圃場に供給する粉粒体供給装置が備えられ、
前記粉粒体供給装置は、搬送風を生起するブロワと、前記搬送風により粉粒体を搬送案内する案内部と、走行車体におけるブロワ設置箇所とは異なる別の箇所から前記ブロワの吸気部に搬送用空気を供給する吸気ダクトとを備え、
前記吸気ダクトは、その空気流動方向が前記吸気部の吸気方向に対して交差する状態で備えられ、
前記吸気ダクトと前記吸気部との接続箇所に、前記搬送用空気が流動する空気流動空間を前記吸気ダクトとは異なる位置に張り出し形成する張り出し部が備えられている点にある。
本発明によれば、吸気ダクトとブロワの吸気部との接続箇所に備えられる張り出し部は、搬送用空気が流動する空気流動空間を吸気ダクトとは異なる位置に張り出し形成する。このように空気流動空間を吸気ダクトとは異なる位置に張り出し形成することで、ブロワの作動により吸気ダクトを通して吸気された空気は、吸気ダクトに近い側の空気流動箇所を通して通過するだけでなく、張り出し形成された箇所にも通流することができる。張り出し部にて張り出し形成された箇所に通流した空気は、吸気部に対して吸気ダクトとは異なる位置から吸気される。
従って、ブロワの吸気部においては、吸気ダクトが存在する側からのみ吸気されるのではなく、吸気ダクトとは異なる位置からも吸気が行われるので、吸気部は広い範囲から空気を吸引することになり、屈曲している空気流動経路だけから吸気される場合に比べて吸気抵抗が小さくなって、充分な搬送用風量を確保することが可能となる。
本発明においては、前記張り出し部が、前記吸気ダクトとは異なる位置であって且つ前記吸気部の吸気方向に対して交差する方向に張り出す状態で備えられていると好適である。
本構成によれば、吸気部は、吸気ダクトからの吸引に加えて、吸気ダクトと同様に吸気部の吸気方向に対して交差する方向に張り出した張り出し部から吸気するので、吸気方向と交差する方向に広がる広い範囲から空気を吸引することができ、吸気抵抗を小さくすることができる。
本発明においては、前記張り出し部が、前記吸気部の吸気方向に対して交差する方向のうち、前記吸気ダクトに対向する反対側に張り出す状態で備えられていると好適である。
本構成によれば、吸気部による吸気に伴って、吸気ダクトを通して流動する空気の一部が、吸気ダクトに対向する反対側に張り出す張り出し部に向けて流動することができる。その結果、吸気部においては、吸気ダクトが存在する側から吸気するだけでなく、吸気ダクトに対向する反対側の箇所からも吸気することになり、吸気部は広い範囲から空気を吸引することができる。
本発明においては、前記張り出し部が、前記吸気部の吸気方向に対して交差する方向のうち、前記吸気ダクトの前記空気流動方向に対して交差する方向に張り出す状態で備えられていると好適である。
本構成によれば、吸気部による吸気に伴って、吸気ダクトを通して流動する空気の一部が、吸気ダクトの空気流動方向に対して交差する方向に張り出す張り出し部に向けて流動することができる。その結果、吸気部においては、吸気ダクトが存在する側から吸気するだけでなく、吸気ダクトの空気流動方向に対して交差する方向に対応する箇所からも吸気することになり、吸気部は広い範囲から空気を吸引することができる。
本発明においては、前記張り出し部が、前記吸気部の吸気方向に沿う方向であって且つ前記吸気部に対向する反対側に張り出す状態で備えられていると好適である。
本構成によれば、吸気部による吸気に伴って、吸気ダクトを通して流動する空気の一部が、吸気部の吸気方向に沿う方向であって且つ吸気部に対向する反対側に張り出す張り出し部に向けて流動することができる。その結果、吸気部においては、吸気ダクトが存在する側から吸気するだけでなく、吸気部の吸気方向に沿う方向であって且つ吸気部に対向する反対側箇所からも吸気することになり、吸気部は広い範囲から空気を吸引することができる。
本発明においては、前記張り出し部が、前記吸気ダクトとは異なる位置であって且つ前記吸気部の吸気方向に対して交差する方向、並びに、前記吸気部の吸気方向に沿う方向であって且つ前記吸気部に対向する反対側に張り出す状態で備えられていると好適である。
本構成によれば、吸気部による吸気に伴って、吸気ダクトを通して流動する空気の一部が、張り出し部のうち、吸気部の吸気方向に対して交差する方向に張り出す部分に向けて流動するだけでなく、張り出し部のうち、吸気部の吸気方向に沿う方向であって且つ吸気部に対向する反対側に張り出す部分に向けて流動することができる。
その結果、吸気部においては、吸気ダクトが存在する側から吸気するだけでなく、吸気部の吸気方向に対して交差する方向に対応する箇所、並びに、吸気部の吸気方向に沿う方向であって且つ吸気部に対向する反対側箇所からも吸気することになり、吸気部は広い範囲から空気を吸引することができる。
本発明においては、走行車体の後部に水田作業装置が備えられ、前記走行車体の前部にエンジンが搭載され、前記走行車体の後部に作業用の後部ステップが備えられ、前記ブロワが前記後部ステップに支持され、前記案内部が粉粒体を前記水田作業装置に供給し、前記吸気ダクトが前記別の箇所として前記エンジンの周囲の外気を吸気すると好適である。
本構成によれば、ブロワが後部ステップに支持されているから、ブロワの組み付けやメンテナンス作業を後部ステップの上方側から容易に行うことができる。そして、吸気ダクトがエンジンの周囲の外気を吸気するので、エンジン周辺の高温で乾燥した外気を搬送風に利用することができ、粉粒体が水田の湿気を帯びて案内部の案内面に付着する等のおそれの少ない状態で、水田作業装置に向けて粉粒体を搬送させることができる。
乗用田植機の側面図である。 乗用田植機の平面図である。 施肥装置の構成を示す背面図である。 走行車体の後上部及び施肥装置の構成を示す側面図である。 吸気ダクト配設部の縦断正面図である。 吸気ダクトの平面図である。 肥料繰出ユニット及び吸気ダクトの構成を横断平面図である。 施肥装置の構成を示す概略平面図である。 吸気ダクトの第1接続部の構成を示す分解した状態の側面図である。 第1接続部の構成を示す分解した状態の正面図である。 第2接続部の構成を示す一部縦断正面図である。 第2接続部の構成を示す一部横断平面図である。 第3ダクト部品の平面図である。 第3ダクト部品の一部切欠き正面図である。 第4ダクト部品の平面図である。 第4ダクト部品の側面図である。 第1ダクト部品とブロワとの接続部の一部縦断側面図である。 第2接続部の接続状態を示す平面図である。 第2接続部の接続前の状態を示す平面図である。 第1ダクト部品の側面図である。 第1ダクト部品の平面図である。 第1ダクト部品の正面図である。 第1ダクト部品の背面図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、本発明を水田作業機の一例である乗用田植機に適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1及び図2に示すように、本実施形態の乗用田植機は、乗用型の4輪駆動形式に構成した走行車体1の後部に、油圧式の昇降シリンダ2の作動によって上下揺動する平行四連リンク式のリンク機構3を連結している。そして、このリンク機構3の後端下部に、水田作業装置の一例である6条用の苗植付装置4を連結している。これにより、走行車体1の後部に苗植付装置4を昇降揺動可能に備えた6条植え用の乗用田植機を構成している。走行車体1の後部に、粉粒体供給装置の一例である6条用の施肥装置5を配備している。
この実施形態で、車体の前後方向を定義するときは、作業状態における機体進行方向に沿って定義し、車体の左右方向を定義するときは、車体進行方向視で見た状態で左右を定義する。すなわち、図1,2に符号(F)で示す方向が車体前側、図1,2に符号(B)で示す方向が車体後側である。図2に符号(L)で示す方向が車体左側、図2に符号(R)で示す方向が車体右側である。
図1及び図2に示すように、走行車体1は、車体の左右バランスを安定させるために、車体フレーム6における前部の左右中央箇所に空冷式のエンジン7を搭載している。そして、エンジン7からの動力を、ベルト式伝動装置8、主変速装置として備えた静油圧式無段変速装置9、及び、トランスミッションケース(以下、T/Mケースと称する)10に副変速装置として内蔵したギア式変速装置(図示せず)などを介して、左右の前輪11及び左右の後輪12に伝達している。T/Mケース10から取り出した植え付け作業用の動力を、植え付け作業用の伝動軸13を介して苗植付装置4に伝達している。更に、T/Mケース10から取り出した施肥作業用の動力を、施肥作業用の伝動機構14を介して施肥装置5に伝達している。
走行車体1は、搭乗運転部15、左右の予備苗載せ台16、及び、後部ステップ17、などを備えている。搭乗運転部15は、搭乗ステップ18、前輪操舵用のステアリングホイール19、及び、運転座席20、などを備えて、走行車体1の前後中央側に配備している。後部ステップ17は、その踏面が搭乗ステップ18の踏面よりも高くなるように、リンク機構3及び左右の後輪12の上方に配備している。これにより、後部ステップ17は、予備苗載せ台16のマット状苗を苗植付装置4に補給する苗補給作業などを行う場合に踏み台として使用することができる。
走行車体1は、後部ステップ17の左右両端に隣接配備する左右の手摺部材21を車体フレーム6から延出している。左右の手摺部材21は、曲げ加工により、車体フレーム6から走行車体1の横外方に延出する前後の左右向き延出部21A、前後の左右向き延出部21Aから上方に延出する前後の上向き延出部21B、及び、前後の上向き延出部21Bにわたる前後向き延出部21Cを備えている。これにより、左右の手摺部材21は、搭乗運転部15に対する車体横方向での乗降、搭乗運転部15から後部ステップ17への移動、及び、後部ステップ17から搭乗運転部15への移動、などを行う場合に、手摺りとして使用することができるように構成している。
左右の各手摺部材21は、前後の上向き延出部21Bを前後向きの補強部材22により連結している。左右の手摺部材21は、それらの後側の上向き延出部21Bを連結部材23により連結している。これにより、左右の手摺部材21が、より高い強度及び保形性を有するように構成している。
図1及び図2に示すように、苗植付装置4は、その骨組みを形成する植付フレーム24に、3つの整地フロート25、6条用の苗載台26、横送り機構27、縦送り機構28、及び、6個の植付機構29、などを組み付けて、最大6条の苗の植え付けを行うように構成している。各整地フロート25は作業状態での走行車体1の走行に伴って圃場を滑走する。この滑走により、各整地フロート25は、苗植え付け予定箇所などの圃場泥面を整地する。苗載台26は、最大6条分のマット状苗を下方に案内可能に載置するように構成している。横送り機構27は、走行車体1からの植え付け作業用の動力で作動する。この作動により、横送り機構27は、苗載台26をマット状苗の左右幅に対応する一定ストロークで左右方向に往復移動させる。縦送り機構28は、苗載台26が左右のストローク端に達するごとに横送り機構27に連動して作動する。この作動により、縦送り機構28は、苗載台26が左右のストローク端に達するごとに、苗載台上の各マット状苗を苗載台26の下端に向けて所定ピッチで縦送りする。各植付機構29は、走行車体1からの植え付け作業用の動力で作動する。この作動により、各植付機構29は、苗載台26に載置した各マット状苗の下端から所定量ずつの苗を切り取って整地後の圃場泥土に植え付ける。
〔施肥装置〕
施肥装置について説明する。
図1〜3に示すように、施肥装置5は、粉粒体としての粒状又は粉状の肥料を繰り出す肥料繰出ユニット30、肥料繰出ユニット30からの粒状又は粉状の肥料を圃場に案内する案内部31、及び、肥料繰出ユニット30を支持する施肥フレーム32、などを備えている。
肥料繰出ユニット30は、6条分の肥料を貯留する横長のホッパ33、4個の繰出機構34、及び、電動式のブロワ35、などを備えている。ホッパ33は、その左右中心が走行車体1の左右中心と一致する状態で、各繰出機構34及びブロワ35とともに後部ステップ17の上方に配備している。そして、ホッパ33の下端部に、4つの肥料排出部33Aを、左右方向に一定間隔をあけて並べた状態で備えている。各繰出機構34は、1条分の肥料を繰り出す1条繰り出し状態と、2条分の肥料を繰り出す2条繰り出し状態とに切り替え可能に構成している。各繰出機構34の上端部を、ホッパ33の対応する肥料排出部33Aに連接してあり、左右に並ぶ各繰出機構34の上部を連結フレーム36により連結している。
左右に並ぶ4個の繰出機構34のうち、左右中央側に位置する2個の繰出機構34を1条繰り出し状態とし、左右両端に位置する2個の繰出機構34を2条繰り出し状態とすることにより、4個の繰出機構34によって6条分の肥料の繰り出しを行うように構成している。各繰出機構34は、走行車体1からの施肥作業用の動力で作動する。この作動により、各繰出機構34は、ホッパ33の対応する肥料排出部33Aから所定条数分の肥料を所定量ずつ下方に繰り出して、各繰出機構34の下部に備えた肥料搬出部34Aに供給する。ブロワ35は、連結フレーム36の左端部にボルト連結している。これにより、ブロワ35を後部ステップ17の左端部に配備している。ブロワ35は、走行車体1からの電力で作動して搬送風を生起する。ブロワ35からの搬送風は、左右向きの給気ダクト37などを介して各繰出機構34の肥料搬出部34Aに供給している。この施肥装置5は、図示はしないが、4個の全ての繰出機構34を2条繰り出し状態にすることで、8条分の肥料の供給を行うことができ、6条用と8条用とに兼用することができるように構成されている。
案内部31は、各繰出機構34の繰り出し状態に応じて各繰出機構34の肥料搬出部34Aから所定本数ずつ延出した合計6本の施肥ホース38、及び、各施肥ホース38の延出端に接続した合計6個の作溝器39等を備える。各施肥ホース38は、搬送風により各繰出機構34の肥料搬出部34Aから搬送される肥料を対応する作溝器39に案内する。各作溝器39は、各整地フロート25の滑走に伴って、圃場泥土における各植付機構29の苗植え付け箇所に対する横方向の近傍箇所に施肥溝を形成するように、各整地フロート25に2個ずつ装備している。そして、各作溝器39は、対応する施肥ホース38により案内された肥料を施肥溝に案内する。
図3及び図4に示すように、施肥フレーム32は、車体フレーム6から肥料繰出ユニット30の連結フレーム36にわたる左右の支柱部32Aなどにより、肥料繰出ユニット30を支持している。左右の支柱部32Aは、車体フレーム6と肥料繰出ユニット30との間に位置する後部ステップ17を貫通している。これにより、左右の支柱部32Aを、後部ステップ17を迂回して車体フレーム6から肥料繰出ユニット30の連結フレーム36にわたるように形成する場合に比較して、施肥フレーム32による肥料繰出ユニット30の支持を、より強硬な状態で安定性良く行うことができる。
図8に示すように、肥料繰出ユニット30は、ブロワ35と給気ダクト37との間に風路切替部40を備えている。風路切替部40には、給気ダクト37と平行に配置した左右向きの回収ダクト41の左端部を接続している。風路切替部40は、ブロワ35からの搬送風を給気ダクト37に供給する施肥状態と、ブロワ35からの搬送風を回収ダクト41に供給する肥料回収状態とに切り替え可能に構成している。回収ダクト41は、その右端部に肥料回収用の排出部41Aを備えている。そして、回収ダクト41における左端部と右端部との間の部位に、各繰出機構34に備えた肥料回収部34Bを接続している。各肥料回収部34Bは、回収ダクト41への肥料の流下を阻止する施肥状態と、回収ダクト41への肥料の流下を許容する肥料回収状態とに切り替え可能なシャッタ(図示せず)を内蔵している。これらにより、肥料繰出ユニット30は、風路切替部40及びシャッタを施肥状態に切り替えることにより、各繰出機構34の作動によるホッパ33から各繰出機構34の肥料搬出部34Aへの肥料の供給が可能になるとともに、ブロワ35からの搬送風による各繰出機構34の肥料搬出部34Aから所定の施肥位置への肥料の供給搬送が可能になるように構成している。又、肥料繰出ユニット30は、風路切替部40及びシャッタを肥料回収状態に切り替えることにより、ホッパ33に残った余剰肥料を回収ダクト41に流下させることができるとともに、ブロワ35からの搬送風による回収ダクト41の排出部41Aに向けた余剰肥料の回収搬送が可能になるように構成している。
図1、図2及び図4〜7に示すように、施肥装置5は、走行車体におけるブロワ設置箇所とは異なる別の箇所としてのエンジン7の近傍箇所とブロワ35の吸気部35Aとにわたる吸気ダクトCを備えている。これにより、エンジン周辺の高温で乾燥した外気を施肥用又は肥料回収用の搬送風に使用することができる。このように高温で乾燥した外気を搬送風に使用すると、施肥装置5の内部での湿度を低下させることができ、施肥装置内の肥料が湿気を帯び難くなる。その結果、施肥装置内の肥料が湿気を帯びて付着し易くなることに起因して、例えば、案内部31又は回収ダクト41の内部に肥料が付着堆積して、肥料の供給量が所定量から低下する、又は、案内部31又は回収ダクト41の内部において肥料詰まりが生じる、などの不都合を招き難くすることができる。そして、吸気ダクトCは、このような効果を得られるようにしながら、軽量化を図るために、例えばポリプロピレン又はエチレンプロピレンゴムなどの軽量で比較的高い耐熱性を有する合成樹脂材料を使用している。
〔吸気ダクト〕
吸気ダクトCについて説明する。
図1、図2、図4〜7に示すように、吸気ダクトCは、後部ステップ17の下側に配置する下側ダクト部42、後部ステップ17の上側に配置する上側ダクト部43、及び、後部ステップ17の左外方に位置して下側ダクト部42から上側ダクト部43にわたる縦向きダクト部44等により形成されている。そして、縦向きダクト部44に、下側ダクト部側と上側ダクト部側とを分離可能に接続する第1接続部45を備えている。
下側ダクト部42は、縦向きダクト部44の下端から車体内側に延出する第1横向きダクト部分42A、第1横向きダクト部分42Aにおける車体内側の延出端から前方に延出する第1前後向きダクト部分42B、第1前後向きダクト部分42Bの前端から車体内側の前下方に延出する傾斜ダクト部分42C、傾斜ダクト部分42Cの下端から車体内側に延出する第2横向きダクト部分42D、及び、第1横向きダクト部分42Aにおける車体内側の延出端から前方のエンジン7に向けて延出する第2前後向きダクト部分42E、などを備えている。そして、第1横向きダクト部分42Aに、第1横向きダクト部分42Aの車体内側部位42Aaと車体外側部位42Abとを分離可能に接続する第2接続部46を備えている。又、第2横向きダクト部分42Dに、第2横向きダクト部分42Dの車体内側部位42Daと車体外側部位42Dbとを分離可能に接続する第3接続部47を備えている。
吸気ダクトCは、ブロワ35の吸気部35Aと第1接続部45とにわたる第1ダクト部品C1、第1接続部45と第2接続部46とにわたる第2ダクト部品C2、第2接続部46と第3接続部47とにわたる第3ダクト部品C3、及び、第3接続部47とエンジン7の近傍箇所とにわたる第4ダクト部品C4の4部品からなる4分割構造に構成している。
そして、第1ダクト部品C1と第2ダクト部品C2とが第1接続部45にて接続され、第2ダクト部品C2と第3ダクト部品C3とが第2接続部46にて接続され、第3ダクト部品C3と第4ダクト部品C4とが第3接続部47にて接続されている。
図9及び図10に示すように、第1接続部45は、下側ダクト部側の接続端部位に備えた上向きの内嵌部分45Aに、上側ダクト部側の接続端部位に備えた下向きの外嵌部分45Bが外嵌する上側外嵌式に構成している。そして、外嵌部分45Bの内周面に、外嵌部分45Bの全周にわたる係合溝45Baを備えている。又、外嵌部分45Bに、外嵌部分45Bの端縁から内嵌部分45Aに対する嵌合方向に延出する前後一対の延出片45Bbを弾性変形可能に備えている。そして、各延出片45Bbに係合孔45Bcを備えている。又、内嵌部分45Aに、外嵌部分45Bとの嵌合状態において、外嵌部分45Bの係合溝45Baに係合する突条45Aa、及び、外嵌部分45Bの各係合孔45Bcに係合する前後一対の突起45Abを備えている。
図9に示すように、前後一対の突起45Abには、外嵌部分45Bに近い側が突出量が少なく、外嵌部分45Bから離れる側ほど突出量が大きくなるような傾斜面(テーパ面)が形成されている。このような傾斜面が形成されることで、内嵌部分45Aと外嵌部分45Bとを嵌め込み装着させるときに、延出片45Bbが突起45Abの傾斜面によって案内されて弾性変形し易く、突起45Abが係合孔45Bcに係入したのちは、抜け外れのおそれが少ない。
図11、図12、図18及び図19に示すように、第2接続部46は、第1横向きダクト部分42Aの車体内側部位42Aaに備えた車体外向きの内嵌部分46Aに、第1横向きダクト部分42Aの車体外側部位42Abに備えた車体内向きの外嵌部分46Bが外嵌する外側外嵌式に構成している。そして、外嵌部分46Bの内周面に、外嵌部分46Bの全周にわたる係合溝46Baを備えている。又、外嵌部分46Bに、外嵌部分46Bの端縁から内嵌部分46Aに対する嵌合方向に延出する前後一対の延出片46Bbを弾性変形可能に備えている。そして、各延出片46Bbに係合孔46Bcを備えている。又、内嵌部分46Aに、外嵌部分46Bとの嵌合状態において、外嵌部分46Bの係合溝46Baに係合する突条46Aa、及び、外嵌部分46Bの各係合孔46Bcに係合する前後一対の突起46Abを備えている。
突起46Abは、突起45Abと同様に、外嵌部分46Bに近い側が突出量が少なく、外嵌部分46Bから離れる側ほど突出量が大きくなるような傾斜面(テーパ面)が形成されている。このような傾斜面が形成されることで、内嵌部分46Aと外嵌部分46Bとを嵌め込み装着させるときに、延出片46Bbが突起46Abの傾斜面によって案内されて弾性変形し易く、突起46Abが係合孔46Bcに係入したのちは、抜け外れ難い状態となる。
図13〜図16に示すように、第3接続部47は、第2横向きダクト部分42Dの車体内側部位42Daに備えた車体外向きの内嵌部分47Aに、第2横向きダクト部分42Dの車体外側部位42Dbに備えた車体内向きの外嵌部分47Bが外嵌する外側外嵌式に構成している。そして、外嵌部分47Bの内周面に、外嵌部分47Bの全周にわたる係合溝47Baを備えている。又、外嵌部分47Bに、外嵌部分47Bの端縁から内嵌部分47Aに対する嵌合方向に延出する上下一対の延出片47Bbを弾性変形可能に備えている。そして、各延出片47Bbに係合孔47Bcを備えている。又、内嵌部分47Aに、外嵌部分47Bとの嵌合状態において、外嵌部分47Bの係合溝47Baに係合する突条47Aa、及び、外嵌部分47Bの各係合孔47Bcに係合する上下一対の突起47Abを備えている。
図示はしていないが、突起47Abも、突起45Ab及び突起46Abと同様に、外嵌部分46Bに近い側が突出量が少なく、外嵌部分46Bから離れる側ほど突出量が大きくなるような傾斜面(テーパ面)が形成され、嵌め込み装着させるときに、延出片47Bbが突起47Abの傾斜面によって案内されて弾性変形し易く、突起47Abが係合孔47Bcに係入したのちは、抜け外れ難い状態となる。
つまり、各接続部45〜47に前述した嵌合方式を採用することにより、各ダクト部品C1〜C4の適正な接続を、接続用の専用部品を用いることなく、簡単かつ確実に行うことができる。又、高圧の洗浄水による洗車時に、各接続部45〜47からの洗浄水の浸入を効果的に抑制することができる。
各ダクト部品C1〜C4は、各ダクト部品C1〜C4に備える接続用の各突起45Ab,46Ab,47Ab及び係合孔45Bc,46Bc,47Bcなどの形状及び配置を、各ダクト部品C1〜C4の成形に使用する成形型の型抜き方向を考慮して設定することにより、各突起45Ab,46Ab,47Ab及び係合孔45Bc,46Bc,47Bcなどを一体形成している。
図5〜図7、図15及び図16に示すように、下側ダクト部42における第2横向きダクト部分42Dの車体内側部位42Daに、車体フレーム6に対するボルト連結用の第1連結部48を備えている。図4及び図7に示すように、下側ダクト部42の第1横向きダクト部分42Aに、左側の手摺部材21に対するボルト連結用の第2連結部49を備えている。車体フレーム6は、左側の手摺部材21を支持する左側の手摺支持部6Aに、第4ダクト部品C4が挿通される貫通口6B、及び、第4ダクト部品C4の第1連結部48に対するボルト連結用の連結部6Cを備えている。左側の手摺部材21は、後側の左右向き延出部21Aに、第3ダクト部品C3の第2連結部49に対するボルト連結用の連結部21Dを備えている。
これにより、第2ダクト部品C2と第3ダクト部品C3と第4ダクト部品C4とを嵌合接続してユニット状に形成したものを、車体後部側から車体フレーム6の貫通口6Bに挿通することにより、走行車体1における後部ステップ17の下側に仮置きすることができる。そして、ブロワ35の吸気部35Aに嵌合接続した第1ダクト部品C1に、第1接続部45を使用して嵌合接続することにより、エンジン7の近傍箇所とブロワ35の吸気部35Aとにわたる状態に構成することができる。その後、吸気ダクトCの第1連結部48を車体フレーム6の連結部6Cにボルト連結し、吸気ダクトCの第2連結部49を、中継プレート50を介して左側の手摺部材21の連結部21Dにボルト連結することにより、走行車体1の所定位置に適正に取り付けることができる。
このように吸気ダクトCの第1連結部48を車体フレーム6の連結部6Cにボルト連結する際に、第1連結部48と連結部6Cとが共に、車体フレーム6の手摺支持部6Aに対して車体後部側に位置するので、手摺支持部6Aの後部側の広い空間にて連結作業が楽に行える。そして、第1接続部45が後部ステップ17の左外方に位置することにより、嵌合接続を容易に行うことができる。
図4及び図17に示すように、ブロワ35の吸気部35Aは、上側ダクト部43のブロワ接続部分43Aに内嵌している。上側ダクト部43のブロワ接続部分43Aは、吸気部35Aの差し込み方向下手側、すなわち、上側ダクト部43の内方側ほど大径となるように順次拡径するテーパ形状に設けられている。
ブロワ35の吸気部35A及び上側ダクト部43のブロワ接続部分43Aは、合成樹脂材にて、例えばブロー成形等により作成されるが、この場合、外形寸法は精度が高いが、肉厚の管理が難しく、内面側の寸法精度がそれほど高くない。その結果、吸気部35Aとブロワ接続部分43Aとを夫々円筒形に形成しておくと差し込み装着が行い難い場合がある。そこで、上記したようにブロワ接続部分43Aをテーパ形状に形成することで、ブロワ35の吸気部35Aを差し込み装着させ易いものとなる。
上側ダクト部43のブロワ接続部分43Aに外嵌するゴム製の嵌合部材51を外嵌装備している。嵌合部材51は、金属製のバンド52を用いて、嵌合部材51のブロワ側端部51Aをブロワ35の吸気部35Aに外嵌した状態で固定している。そして、嵌合部材51のダクト側端部51Bが、ブロワ35の吸気部35Aに外嵌する上側ダクト部43のブロワ接続部分43Aに外嵌している。
これにより、ブロワ35の吸気部35Aと上側ダクト部43のブロワ接続部分43Aとの間でのシール性を高めることができ、ブロワ35の吸気部35Aと上側ダクト部43のブロワ接続部分43Aとの間からのエア漏れを防止することができる。
図17に示すように、嵌合部材51は、上側ダクト部43のブロワ接続部分43Aに外嵌するダクト側端部51Bの肉厚を厚くしている。そして、ダクト側端部51Bの内周面に、嵌合部材51の全周にわたる係合溝51Baを備えている。上側ダクト部43のブロワ接続部分43Aに、嵌合部材51との嵌合状態で嵌合部材51の係合溝51Baに係合する突条43Aaを備えている。これにより、ブロワ35の吸気部35Aと上側ダクト部43のブロワ接続部分43Aとの間でのシール性を更に高めることができ、ブロワ35の吸気部35Aと上側ダクト部43のブロワ接続部分43Aとの間からのエア漏れをより効果的に防止することができる。
図1、図4及び図17に示すように、上側ダクト部43のブロワ接続部分43Aは、上側ダクト部43の本体部を形成する横向きダクト形成部43Bの延設方向に対して斜め方向に傾斜する状態で形成されている。上側ダクト部43のブロワ接続部分43Aに内嵌する状態でブロワ35の吸気部35Aが差し込み装着される。従って、吸気ダクトCは、その空気流動方向が吸気部35Aの吸気方向に対して交差する状態で備えられている。
図17に示すように、上側ダクト部43のブロワ接続部分43Aに内嵌する状態で差し込み装着されるブロワ35の吸気部35Aの差し込む方向先端側に、上側ダクト部43の横向きダクト形成部43Bの内方側に入り込まないように斜め方向に切り欠かれた切欠き部35Aaが形成されている。このように構成することで、ブロワ35による吸気が行われるときに、吸気部35Aの差し込み方向先端側が吸気抵抗を増大させないようにしている。
そして、吸気ダクトCとブロワ35の吸気部35Aとの接続箇所に、吸気ダクトCを通して通流する搬送用空気が流動する空気流動空間を吸気ダクトCとは異なる位置に張り出し形成する張り出し部Hが備えられている。
説明を加えると、図20〜図23に示すように、第1ダクト部品C1は、上側ダクト部43を形成する横向きダクト形成部43Bにおいて、車体前部側で且つ車体左右方向外方側箇所に縦向きダクト部44を備え、車体後部側にブロワ接続部分43Aを備えている。
横向きダクト形成部43Bは、縦向きダクト部44が接続される箇所から車体後部側並びに車体右方向(車体内方側)に拡がる第1張り出し部H1を備え、ブロワ接続部分43Aから車体右方向に拡がる第2張り出し部H2を備え、さらに、縦向きダクト部44が接続される箇所から第2張り出し部H2に向けて右後方に斜め方向に広がる第3張り出し部H3を備え、平面視で略三角形状に形成されている。さらに、横向きダクト形成部43Bは、車体後部側箇所及び車体左右方向外方側箇所にわたって平面視で略L字状に且つ後部ステップ17の角部の外方側を囲う状態で、下向きに拡がる第4張り出し部H4を備えている。横向きダクト形成部43Bの上部側におけるブロワ接続部分43Aの車体前部側には、ブロワ35の搬送風吹き出し部が干渉するのを避けるための凹入部53が形成されている。
ブロワ35が作動すると、吸気部35Aを通して空気が吸引されるが、上側ダクト部43においては、図6、図20及び図21に示すように、縦向きダクト部44を通して吸引される空気が、横向きダクト形成部43B内の縦向きダクト部44からブロワ接続部分43Aに向けて延びる最短経路部分Qを通して主に空気が吸引される。つまり、横向きダクト形成部43B内において縦向きダクト部44からブロワ接続部分43Aに向けて直線状に延びる最短経路部分Qが吸気ダクトCを形成することになる。
第1ダクト部品C1に形成される張り出し部Hは、上記した最短経路部分Qの車体左右方向両側部、吸気部35Aよりも右側に位置する箇所、下方に向けて突出する箇所の夫々に張り出し形成されている。最短経路部分Qの車体左右方向両側部というのは、吸気ダクトC(最短経路部分Q)とは異なる位置であって、且つ、吸気部35Aの吸気方向に対して交差する方向のうち吸気ダクトC(最短経路部分Q)の空気流動方向に対して交差する方向に対応する。吸気部35Aよりも右側に位置する箇所は、吸気ダクトC(最短経路部分Q)とは異なる位置であって、且つ、吸気部35Aの吸気方向に対して交差する方向のうち、吸気ダクトCに対向する反対側に対応する。下方に向けて突出する箇所は、吸気部35Aの吸気方向に沿う方向であって且つ吸気部35Aに対向する反対側に対応する。
縦向きダクト部44を通して吸引される空気は、主に、最短経路部分Qを通して吸引されるが、上記したような張り出し部Hを形成することにより、吸気部35Aの吸気方向と交差する方向に広がる広い範囲から空気を吸引することができ、吸気抵抗を小さくすることができる。
〔別実施形態〕
〔1〕張り出し部Hが、最短経路部分Qの車体左右方向一方側にのみ形成されるもの、張り出し部が吸気部35Aよりも左側あるいは右側のいずれか一方に位置する箇所にのみ形成されるもの、張り出し部Hが下方に向けて突出する箇所にのみ形成されるもの、又は、それらを組み合わせたもの等、張り出し部Hの構成は種々変更して実施することができる。
〔2〕吸気ダクトCが、エンジン7の近傍箇所以外の他の別の箇所から外気を吸気するものでもよい。
〔3〕ブロワ35の配置は種々の変更が可能である。例えば、ブロワ35を後部ステップ17の右端部に配置してもよく、後部ステップ17の左右中央部に配置してもよい。
〔4〕施肥装置5の案内部31は、例えば、ブロワ35からの搬送風で搬送される粉粒体を、圃場の所定の領域に拡散案内する下拡がり形状の拡散放出具を有するように構成したものであってもよい。
〔5〕吸気ダクトCの各接続部45〜47における突起45Ab,46Ab,47Abが傾斜状のテーパ面に形成するものに代えて、円錐形状に形成するものでもよい。このようにすると、差し込み装着するときだけでなく、抜き外すときにも作業が行う易いものとなる。
〔6〕吸気ダクトCの下側ダクト部42を、例えば、縦向きダクト部44の下端から車体内側に延出する横向きダクト部分42Aと、横向きダクト部分42Aにおける車体内側の延出端からエンジン7の近傍箇所にわたる前後向きダクト部分とから構成してもよい。
〔7〕吸気ダクトCを4分割構造の4つのダクト部品にて形成するものに代えて、2分割構造や3分割構造のダクト部品にて形成してもよい。
〔8〕粉粒体供給装置として、施肥装置5に代えて、粉粒体として薬剤を供給する薬剤散布装置を用いてもよく、他の種類の粉粒体を供給するものでもよい。水田作業装置として、苗植付装置に代えて、田面に種籾を供給する播種装置等を用いてもよい。
〔9〕走行車体1におけるエンジン7の配置は種々の変更が可能である。例えば、エンジン7を運転座席20の下方に配備してもよい。
本発明は、乗用田植機や乗用直播機等、走行車体の後部に粉粒体供給装置を配備した水田作業機に適用することができる。
1 走行車体
4 苗植付装置(水田作業装置)
5 施肥装置(粉粒体供給装置)
7 エンジン
17 後部ステップ
31 案内部
35 ブロワ
35A 吸気部
C 吸気ダクト
H 張り出し部

Claims (7)

  1. 粉粒体を圃場に供給する粉粒体供給装置が備えられ、
    前記粉粒体供給装置は、搬送風を生起するブロワと、前記搬送風により粉粒体を搬送案内する案内部と、走行車体におけるブロワ設置箇所とは異なる別の箇所から前記ブロワの吸気部に搬送用空気を供給する吸気ダクトとを備え、
    前記吸気ダクトは、その空気流動方向が前記吸気部の吸気方向に対して交差する状態で備えられ、
    前記吸気ダクトと前記吸気部との接続箇所に、前記搬送用空気が流動する空気流動空間を前記吸気ダクトとは異なる位置に張り出し形成する張り出し部が備えられている水田作業機。
  2. 前記張り出し部が、前記吸気ダクトとは異なる位置であって且つ前記吸気部の吸気方向に対して交差する方向に張り出す状態で備えられている請求項1記載の水田作業機。
  3. 前記張り出し部が、前記吸気部の吸気方向に対して交差する方向のうち、前記吸気ダクトに対向する反対側に張り出す状態で備えられている請求項2に記載の水田作業機。
  4. 前記張り出し部が、前記吸気部の吸気方向に対して交差する方向のうち、前記吸気ダクトの前記空気流動方向に対して交差する方向に張り出す状態で備えられている請求項2に記載の水田作業機。
  5. 前記張り出し部が、前記吸気部の吸気方向に沿う方向であって且つ前記吸気部に対向する反対側に張り出す状態で備えられている請求項1に記載の水田作業機。
  6. 前記張り出し部が、前記吸気ダクトとは異なる位置であって且つ前記吸気部の吸気方向に対して交差する方向、並びに、前記吸気部の吸気方向に沿う方向であって且つ前記吸気部に対向する反対側に張り出す状態で備えられている請求項1に記載の水田作業機。
  7. 走行車体の後部に水田作業装置が備えられ、
    前記走行車体の前部にエンジンが搭載され、前記走行車体の後部に作業用の後部ステップが備えられ、
    前記ブロワが前記後部ステップに支持され、
    前記案内部が粉粒体を前記水田作業装置に供給し、
    前記吸気ダクトが前記別の箇所として前記エンジンの周囲の外気を吸気する請求項1〜6のいずれか1項に記載の水田作業機。
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