JP2014103912A - 苗移植機の肥料供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
施肥装置に肥料を供給する際、作業場所の気象条件にかかわらず肥料に水が混入することが防止できると共に、作業者が肥料の供給作業時に余分な労力を費やす必要のない苗移植機の肥料供給装置を提供する。
【解決手段】
走行車体1の後部に、土壌面を滑走均平するフロート2や、マット苗を載せて繰出す苗タンク3、及びこの苗タンク3から繰出される苗を分離挿植する植付装置4等からなる苗植付部5を装着すると共に、施肥ホッパ6や、この施肥ホッパ6の肥料を繰出す繰出装置7等からなり植付装置4によって苗植される土壌面に施肥する施肥装置8を配置した苗移植機において、車体1の前部に肥料の供給を受けて収容する肥料タンク9を設け、この肥料タンク9の肥料を施肥ホッパ6へ搬送供給する搬送ダクト10を設けて構成する。
【選択図】 図1
施肥装置に肥料を供給する際、作業場所の気象条件にかかわらず肥料に水が混入することが防止できると共に、作業者が肥料の供給作業時に余分な労力を費やす必要のない苗移植機の肥料供給装置を提供する。
【解決手段】
走行車体1の後部に、土壌面を滑走均平するフロート2や、マット苗を載せて繰出す苗タンク3、及びこの苗タンク3から繰出される苗を分離挿植する植付装置4等からなる苗植付部5を装着すると共に、施肥ホッパ6や、この施肥ホッパ6の肥料を繰出す繰出装置7等からなり植付装置4によって苗植される土壌面に施肥する施肥装置8を配置した苗移植機において、車体1の前部に肥料の供給を受けて収容する肥料タンク9を設け、この肥料タンク9の肥料を施肥ホッパ6へ搬送供給する搬送ダクト10を設けて構成する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、土壌面に施肥しながら苗の植付を行う苗移植機において、この苗移植機の走行車体に搭載する施肥ホッパに、肥料の供給を行い易くする肥料供給装置に関するものである。
苗移植機の走行車体の後部に植付装置と、複数条の施肥を行う施肥装置を備え、この施肥ホッパの肥料を繰出装置によって繰り出して植付装置の下部に設けるフロートで均した土壌面に施肥する技術(例えば、特許文献立1参照)が知られている。
苗移植機は多条植形態であることが多く、施肥装置の施肥ホッパの肥料収容量も多くなり、作業者は度々施肥ホッパの蓋を開けて肥料を補給する必要がある。この肥料の補給毎に、重量物である肥料袋を施肥ホッパの近くまで運び込んで供給する作業が必要となることにより、作業者が多くの労力と時間を要する問題がある。
上記の問題を解決すべく、肥料袋を走行車体上に積載しておくことが考えられるが、走行車体上は元来作業者が乗り降りや苗、肥料の供給作業のために移動するスペースであり、肥料袋を積載するとその分作業者の移動範囲が制限されてしまい、乗り降りや苗、肥料の供給作業の能率が低下する問題がある。
また、雨天時の苗の植付作業時や、雨上がりまたは降雨前の多湿時は、肥料が湿気を帯び易く、肥料が水によって塊となり、施肥装置から排出されなくなり、肥料不足による生育不良が発生する問題がある。
請求項1に記載の発明は、苗移植機車体(1)の後部に、土壌面を滑走均平するフロート(2)や、マット苗を載せて繰出す苗タンク(3)、及び害苗タンク(3)から繰出される苗を分離挿植する植付装置(4)等からなる苗植付部(5)を装着すると共に、施肥ホッパ(6)や、該施肥ホッパ(6)の肥料を繰出す繰出装置(7)等からなり前記植付装置(4)によって苗植される土壌面に施肥する施肥装置(8)を配置した苗移植機において、前記車体(1)の前部に肥料の供給を受けて収容する肥料タンク(9)を設け、この肥料タンク(9)の肥料を前記施肥ホッパ(6)へ搬送供給する搬送ダクト(10)を設けたことを特徴とする苗移植機の肥料供給装置である。
請求項2に記載の発明は、前記肥料タンク(9)を、前記車体(1)の前部に配置の補助苗載棚(11)の下部に配置し、この補助苗載棚(11)の底部に供給口(12)を形成して、前記補助苗載棚(11)に載せた肥料を、この補助苗載棚(11)の供給口(12)から肥料タンク(9)へ供給することを特徴とする請求項1に記載の苗移植機の肥料供給装置である。
請求項3に記載の発明は、前記施肥ホッパ(6)の内部上側部には、この施肥ホッパ(6)の横端のダクト口(13)から投入される肥料を受けて下側の各繰出装置(7)側へ落下案内する拡散案内板(14)を配置したことを特徴とする請求項1、又は2に記載の苗移植機の肥料供給装置である。
請求項1に記載の発明は、走行車体(1)の前端部上の肥料タンク(9)から走行車体(1)の後部の施肥ホッパ(6)に亘って搬送ダクト(10)を設けて、この施肥ホッパ(6)に肥料を搬送供給させるものであるから、施肥ホッパ(6)の肥料が減少したときは、搬送ダクト(10)の送風を行わせたり、肥料供給弁を開くこと等によって、この搬送ダクト(10)によって肥料タンク(9)の収容肥料を施肥ホッパ(6)へ搬送供給して、施肥装置(8)による施肥作業をできるだけ長い時間に亘って継続させることができる。従って、苗植作業能率を向上することができ、前記肥料タンク(9)の肥料収容によって苗植作業機としての肥料収容量を増し、後部の施肥ホッパ(6)による肥料収容とによって車体1の前後重量バランスを維持しながら、的確で、安定した苗植、施肥作業を行わせることができる。
また、施肥ホッパ(6)への肥料の供給は、搬送ダクト(10)を介して行われるための肥料が雨水や、苗植作業時の飛散水等を受けることがなく、良好な施肥状態を維持することができる。
そして、このような搬送ダクト(10)を用いる形態では、肥料タンク(9)や、施肥ホッパ(6)に覆蓋を設けて雨水等の浸入防止を行い易くすることができるので、構成を簡潔にして、雨天時作業をも行い易くすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、走行車体(1)の前部に配置する肥料タンク(9)は、この上側部に支持構成の予備苗枠(11)の下側に設け、この予備苗枠(11)の底部の形成の供給口(12)を開くことによって、この予備苗枠(11)の上面に支持させた肥料袋から、構成を簡単にすることができると共に、供給口(12)を経て肥料タンク(9)内に肥料を簡単、容易に流下供給することができるので、重量物である肥料袋等の肥料容器を走行車体(1)上の予備苗枠(11)の一部に支持させて、肥料容器内の肥料を供給口(12)から肥料タンク(9)へ的確に流下供給し、この作業操作を容易に行うことができる。
また、肥料タンク(9)は、予備苗枠(11)の底部に配置されるので、設置スペースを広く取る必要がなくなり、サイドフロア上面を広く維持して運転者が通り易い状態に維持されるため、苗の植付作業が行い易くなる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の効果に加えて、施肥ホッパ(6)の横方向のホッパ幅を広く形成すると共に、施肥ホッパ(6)に肥料を搬送する搬送ダクト(10)及びダクト口(13)を、施肥ホッパ(6)の左右横端部に連通したことにより、走行車体(1)の後部の施肥装置(8)と、走行車体(1)の前部の肥料タンク(9)との構成をコンパクトに構成することができるので、施肥ホッパ(6)への肥料供給を容易且つ迅速に行うことができ、作業能率が向上する。
しかも、施肥ホッパ(6)の内部の拡散案内板(14)によって、各繰出装置(7)に向けて流下案内するものであるから、各苗の植付条毎の施肥作用を均分化することができるので、苗の植付作業を行う運転者の運転操作が容易になり、苗の植付精度が向上する。
図面に基づいて、苗移植機は、乗用四輪走行形態の車体1の後側に、リフトシリンダ15の伸縮によって昇降される平行リンク形態のリフトリンク16を介して、多条植形態の植付装置5を装着し、車体1の運転席18後部のリヤフレーム17上には、前記植付装置5による苗植を行わせる土壌面に施肥する施肥装置8を搭載し、前部のハンドルポスト19、及びサイドフロア20の左右外側部には、前記植付装置5の苗タンク3に補給するマット苗を収容支持する複数段の予備苗枠11を設ける。前記施肥装置8の施肥ホッパ6に補給する肥料を収容する肥料タンク9は、この予備苗枠11の下側位置に配置して、車体1の前端部に支持させる。
前記車体1は、中央部に運転席18を支持エンジンカバー21で覆われたエンジンルームにエンジン22を搭載し、この前部には左右一対の前輪23を軸装したフロントアクスルハウジング24を形成したミッションケース25、及びこのミッションケース25側の伝動機構へ入力する油圧無段変速装置26等を配置して、前記エンジン22からベルト伝動している。
また、車体1の後部には、左右一対の後輪27を軸装したリヤアクスルハウジング28を配置すると共に、この上方にリヤフレーム17を立設して、このリヤフレーム17から後方へ平行リンク形態のリフトリンク16を上下回動可能に連結すると共に、前記運転席18の後側部において各苗植条に施肥する多条施肥形態の施肥装置8を搭載している。
これら後輪27は、前記ミッションケース25の後側部から取出される後輪連動軸29によってリヤアクスルハウジング28内の伝動機構を介して伝動し、植付装置5や、施肥装置8等は、前記ミッションケース25の後端部から取出されるPTO軸30によって連動される。
前記植付装置5は、伝動ケース等を主体とする苗植フレーム31の下側に土壌面を滑走して均平整地するセンタフロートとサイドフロート2を配置し、上部には後下り傾斜の苗タンク3を左右横方向へ往復移動するように駆動して設け、後端部には、この苗タンク3の苗取口32に苗植詰め33を介入させて、苗を分離保持してフロート2で均平した土壌面に一定深さに植付ける植付装置4を設ける。
この植付装置4は、先端部の苗植爪33を側面視略楕円形状の植付軌跡線Dを描いて昇降駆動するようにダブルクランク機構形態に構成されて、この植付軌跡線Dの上端下降行程部に前記苗タンク3の苗取口32部をのぞませている。各フロート2の均平部の後側位置に各植付装置4の苗植爪33が植付作動される。
また、この苗植爪33の作動される隣接位置には、土壌面に施肥溝を形成する作溝器34をフロート2部に設け、この作溝34で形成される施肥溝の上側に施肥ホース35で流下案内される肥料を施用させる。
このような植付装置5は、前記センタフロート2の上下揺動によって大きく揺動されるときは、これによって前記リフトシリンダ15の油圧回路の昇降制御弁を作動させて、深く柔い土壌では植付装置5を上昇し、浅く硬い土壌では植付装置5を下降させて、苗植付深さを略一定に維持するように昇降制御を行う形態としている。
また、前記各フロート2の前側には代掻ロータ36を配置して、前方のリヤアクスルハウジング28部からの連動軸37による伝動によって、各フロート2による均平対象の土壌面を予め砕土、乃至掻き均して、均平が良好に行われるように構成したものである。そして、この代掻きロータ36は、前記植付装置5と共に昇降される形態としている。
さらに、前記植付装置5の左右両側には、外側の未植土壌面に向けて出し入れ切替え可能の線引マーカ44を設けている。
前記施肥装置8は、前記各苗植条毎に対応して設けられる繰出装置7と施肥ホッパ6、及びこの繰出装置7から繰出される肥料をエア搬送して各施肥ホース35へ案内する搬送パイプ38等から構成される。この搬送パイプ38の一端にはブロワ45を配置して送風する。これら施肥ホッパ6や繰出装置7は、横方向に幅広く形成されていて、特に最上部の施肥ホッパ6部は、左右横方向へ広く一連に連通され、底部には各施肥条位置間隔毎に漏斗部39を形成し、この左右の漏斗部39下端に繰出装置7にのぞむ繰出口40を形成する。
前記施肥装置8は、前記各苗植条毎に対応して設けられる繰出装置7と施肥ホッパ6、及びこの繰出装置7から繰出される肥料をエア搬送して各施肥ホース35へ案内する搬送パイプ38等から構成される。この搬送パイプ38の一端にはブロワ45を配置して送風する。これら施肥ホッパ6や繰出装置7は、横方向に幅広く形成されていて、特に最上部の施肥ホッパ6部は、左右横方向へ広く一連に連通され、底部には各施肥条位置間隔毎に漏斗部39を形成し、この左右の漏斗部39下端に繰出装置7にのぞむ繰出口40を形成する。
この施肥ホッパ6の横端には搬送ダクト10のダクト口13が形成されて、このダクト口13から肥料を吹込搬入する。このダクト口13は施肥ホッパ6の中央部、乃至中央上部へ向けて噴風するように開口し、ダクト10から搬送された肥料を施肥ホッパ6の中央上部へ向けて吹込投入するように構成している。
この施肥ホッパ6の上側には全面を開閉する覆蓋41を設け、この覆蓋41の下側、又は施肥ホッパ6内部上半部分には、拡散案内板14を適宜角度及び間隔に配置して、ダクト口13から吹込まれる肥料を反射して下方の各繰出口40部へ拡散案内するように構成している。
また、各拡散案内板14の長さを異にして、ダクト口13側に近い案内板14は短くし、中央部の案内板14を順次長くして拡散効果を高めるように設定している。前記覆蓋41側に拡散案内板14を形成した場合は、覆蓋41を開いたときは、内部の案内板14をこの覆蓋41と共に取り出すことができて、ホッパ6内部に残さないため、施肥ホッパ6内の掃除や、メンテナンス等を行い易くすることができる。
そして、このような施肥ホッパ6の中央上部、乃至は外周部等には、前記各ダクト口13から吹込まれた搬送エアを外部へ排出案内する排風口を形成する形態として、搬送を効果的に行わせることができる。
前記予備苗枠11を構成する補助苗載枠50は、サイドフロア20の外側部に配置している。車体1の運転席18とハンドルポスト19部との間のセンタフロア51の左右外側方に、車体1の前端部から後端部のリヤフロア56に亘って長いサイドフロア20を形成する。補助苗載枠50はこのサイドフロア20の前端外側部に立設して、複数段の予備苗枠11を形成し、苗移植機の外側からこの各予備苗枠11へのマット苗の積込作業を行い易くしている。
苗移植機の運転者は運転席18に座った姿勢でハンドル52等を操作しながら植付装置5による苗植作用を行わせるが、苗植作業の途中で後部の苗タンク3へ苗補給を行うときは、予め搭載していた予備苗枠11上のマット苗を取出して、サイドフロア20面上を移動しながら後側の苗タンク3へ運んで供給する。
前記予備苗枠11は、中段部の予備苗枠11に対して、上、下段部の予備苗枠11が平行リンク53を介して、平行姿勢を保って昇降、及び前後移動するように構成し、前後の予備苗枠11を中段の予備苗枠11の前、後端部に連接して、前後方向に長い一連形態に切替え操作することができて、各苗載棚11上面でのマット苗の移動操作を行い易くするように構成している。
前記最下段に位置する予備苗枠11の下側には、肥料を収容する肥料タンク9を配置して車体1の一部に支持させて取り付ける。前記最下段の予備苗枠11の底面には、この中央部に適宜径の供給口12を形成し、この予備苗枠11に形成した供給口12から下方直下位置の肥料タンク9へ肥料を流下供給して収容させる。
この肥料タンク9の上面はタンク開口42を形成し、これを開閉可能の覆蓋43を有する。肥料を収容するときは、この覆蓋43を開けて、予備苗枠11の供給口12を開けた状態として、この予備苗枠11の上面に載せた肥料袋から肥料を移し込む。この供給口12の下側には、案内漏斗の如きガイド板を前記予備苗枠11と一体的、又は別形体として構成することもでき、供給肥料をタンク10開口42の外部へ漏下しないようにして、的確に肥料タンク9内へ供給案内することができる。
前記肥料タンク9下端部のタンク口54は、ブロワ55に連通した半そうだ区と10に望ませて、この搬送ダクト10が後方の前記施肥ホッパ6のダクト口13に亘って連結構成される。前記ブロワ55は、車体1の前端底部に配置されて、ミッションケース25部から伝動駆動されるが、電動モータを有して電動駆動する形態とすることもできる。このブロワ55の前側に送風口47が形成されていて、この送風口47から送風ダクト46が左右両側へ分岐形成される。
各送風ダクト46は前記肥料タンク9の下側に位置するタンク口54部で搬送ダクト10と連通する。これら送風ダクト46と搬送ダクト10との連通部に肥料タンク9の排出口であるタンク口54を臨ませて、肥料タンク9の肥料を繰出装置によって繰出供給するように構成している。
前記搬送ダクト10はサイドフロア20の外側部に沿って後方の施肥ホッパ6側に亘るように設けられ、このサイドフロア20の後端部からリヤフロア56の外側部に沿って上方の施肥ホッパ6の左右外側部のダクト口13へ連結するように構成している。
前記ブロア55を駆動することにより、肥料タンク9内の収容肥料をタンク口54から繰出供給して、このブロア55、及び送風ダクト46からの噴風圧によって搬送ダクト10内を搬送して、後端のダクト口13から施肥ホッパ6内へ吹込搬送する。
また、前記肥料タンク9のタンク口54には、肥料を搬送ダクト10へ供給するためのシャッタを設けたり、肥料を繰り出すための繰出機構を設けることもでき、粉、粒体からなる肥料を的確、円滑に供給するように構成する。
ここにおいて、苗移植機車体1の後部に、土壌面を滑走均平するフロート2や、マット苗を載せて繰出す苗タンク3、及びこの苗タンク3から繰出される苗を分離挿植する植付装置4等からなる植付装置5を装着すると共に、施肥ホッパ6や、この施肥ホッパ6の肥料を繰出す繰出装置7等からなり前記植付装置4によって苗植される土壌面に施肥する施肥装置8を配置した苗移植機において、前記車体1の前部に肥料の供給を受けて収容する肥料タンク9を設け、この肥料タンク9の肥料を前記施肥ホッパ6へ搬送供給する搬送ダクト10を設けた肥料供給装置の構成とする。
苗の植付作業時は、各苗タンク3や、この苗タンク3に対する苗補給用の予備苗枠11にマット苗を載置しておき、施肥ホッパ6、及び肥料タンク9に肥料を供給した状態で、苗移植機を走行して苗植作業を行うと、前記苗タンク3に載せた苗が繰出されて、植付装置4の作動によってフロート2で均平された土壌面に植付けられる。このとき、施肥装置8の繰出装置7によって施肥ホッパ6の肥料が繰出されて、前記各フロート2で均平された土壌面跡に施肥される。
このようにして、苗タンク3のマット苗量が減少すると、運転者が予備苗枠11のマット苗を取出して苗タンク3へ補給しながら苗植作業を継続する。又、施肥作用中の施肥ホッパ6の肥料が減少すると、予め収容していた肥料タンク9の肥料を、搬送ダクト10の風圧搬送によって施肥ホッパ6へ搬入させて、施肥作用を継続させることができる。
また、このような予備苗枠11のマット苗がなくなったり、肥料タンク9内の肥料がなくなると、車体1を畦際等の所定の苗供給箇所に移動して、作業者は、車体1の前端部位置からマット苗を各予備苗枠11に供給すると共に、肥料を肥料タンク9に供給する。
そして、前記肥料タンク9を、前記車体1の前部に配置の予備苗枠11の下部に配置し、この予備苗枠11の底部に供給口12を形成して、前記予備苗枠11に載せた肥料を、この予備苗枠11の供給口12から肥料タンク9へ供給する。
前記車体1前部の予備苗枠11に載せていたマット苗は、苗植作業時に取出して後方の苗タンク3に補給するが、この肥料タンク9に肥料を供給収容させるときは、この肥料タンク9の直上側に位置する予備苗枠11の供給口12を開いて、この上側部に肥料袋を載せる。
この予備苗枠11の上側に支持させた肥料袋の袋口を供給口12にのぞませて、肥料袋内の肥料を供給口12に排出すると、この供給口12から直下にのぞむ肥料タンク9内へ流下供給される。この肥料タンク9に対する肥料の供給充填が終ると、予備苗枠11の供給口12を閉鎖状態にして、この予備苗枠11の上側面にマット苗を載せて苗植作業に移る。また、このとき肥料タンク9の上側面のタンク開口42は、覆蓋13を設けて閉鎖可能の形態とすることができる。
更には、前記施肥ホッパ6の内部上側部には、この施肥ホッパ6の横端のダクト口13から搬送投入される肥料を受けて下側の各繰出装置7側へ落下案内する拡散案内板14を配置する。
前記車体1の前部に配置の肥料タンク9から搬送ダクト10を経て施肥ホッパ6のダクト口13に吹込まれる肥料は、この肥料タンク9の内部上側に配置する拡散案内板14に当てられて、この肥料ホッパ6の下側に位置する繰出装置7へ落下案内される。この繰出装置7では上側の拡散案内板14から落下される肥料を受けて更に下方へ繰出しながら、施肥ホース等に案内させて植付装置5によって苗植される土壌面に施肥する。
前記のような施肥装置8の施肥ホッパ6は、多条植形態の苗移植機では、運転席の後側部に左右方向に亘って幅広く形成される形態であることが多く、これに伴ってこの施肥ホッパ6のダクト口13や、これに連通する搬送ダクト10等が、施肥ホッパ6の左右両横端部に形成されて、両側のダクト口13から施肥ホッパ6の中央部側へ向けて吹込搬送する形態とすることができる。
また、前記施肥ホッパ6上面に覆蓋41を設けて開閉可能の形態とする場合は、ダクト口13からホッパ6内部に吹込まれる前記風勢を良好に維持するように、吹込風圧をホッパ6の外側へ逃すための排風口や、排風ダクト等を、覆蓋41の一部に形成したリ、又、この排気口を形成しても外部からの雨水等の浸入は防止することができるように防水形態とすることができる。
1 車体
2 フロート
3 苗タンク
4 植付装置
5 植付装置
6 施肥ホッパ
7 繰出装置
8 施肥装置
9 肥料タンク
10 搬送ダクト
11 予備苗枠
12 供給口
13 ダクト口
14 拡散案内板
2 フロート
3 苗タンク
4 植付装置
5 植付装置
6 施肥ホッパ
7 繰出装置
8 施肥装置
9 肥料タンク
10 搬送ダクト
11 予備苗枠
12 供給口
13 ダクト口
14 拡散案内板
Claims (3)
- 走行車体(1)の後部に、土壌面を滑走均平するフロート(2)や、マット苗を載せて繰出す苗タンク(3)、及びこの苗タンク(3)から繰出される苗を分離挿植する植付装置(4)等からなる苗植付部(5)を装着すると共に、施肥ホッパ(6)や、この施肥ホッパ(6)の肥料を繰出す繰出装置(7)等からなり前記植付装置(4)によって苗植される土壌面に施肥する施肥装置(8)を配置した苗移植機において、前記車体(1)の前部に肥料の供給を受けて収容する肥料タンク(9)を設け、この肥料タンク(9)の肥料を前記施肥ホッパ(6)へ搬送供給する搬送ダクト(10)を設けたことを特徴とする苗移植機の肥料供給装置。
- 前記肥料タンク(9)を、前記車体(1)の前部に配置の補助苗載棚(11)の下部に配置し、この補助苗載棚(11)の底部に供給口(12)を形成して、前記補助苗載棚(11)に載せた肥料を、この補助苗載棚(11)の供給口(12)から肥料タンク(9)へ供給することを特徴とする請求項1に記載の苗移植機の肥料供給装置。
- 前記施肥ホッパ(6)の内部上側部には、この施肥ホッパ(6)の横端のダクト口(13)から投入される肥料を受けて下側の各繰出装置(7)側へ落下案内する拡散案内板(14)を配置したことを特徴とする請求項1、又は2に記載の苗移植機の肥料供給装置。
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JP2021093941A (ja) * | 2019-12-16 | 2021-06-24 | 井関農機株式会社 | 苗移植機 |
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JP2021093941A (ja) * | 2019-12-16 | 2021-06-24 | 井関農機株式会社 | 苗移植機 |
JP7441439B2 (ja) | 2019-12-16 | 2024-03-01 | 井関農機株式会社 | 苗移植機 |
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