JP2012244975A - 苗植機の肥料供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
多条植形態の苗植機は、作業中で肥料の補給作業の重労力、長時間を要し、苗植作業能率を低下し易い。特に、苗植機を畦際等に停止位置させて、農道上等から肥料補給を行い易くするものである。
【解決手段】
施肥装置13を装着する苗植機において、施肥ホッパ10の上部に、この施肥ホッパ10に供給する肥料袋14を載せて搬送する搬送ガイド15を、横外方へ移動可能に設け、この施肥ホッパ10の前後上縁部に沿って搬送ガイド15を摺動自在に支持装着して、この搬送ガイド15の外側端部に前記肥料袋(14を受ける袋載台16を設ける構成とする。
【選択図】 図3
多条植形態の苗植機は、作業中で肥料の補給作業の重労力、長時間を要し、苗植作業能率を低下し易い。特に、苗植機を畦際等に停止位置させて、農道上等から肥料補給を行い易くするものである。
【解決手段】
施肥装置13を装着する苗植機において、施肥ホッパ10の上部に、この施肥ホッパ10に供給する肥料袋14を載せて搬送する搬送ガイド15を、横外方へ移動可能に設け、この施肥ホッパ10の前後上縁部に沿って搬送ガイド15を摺動自在に支持装着して、この搬送ガイド15の外側端部に前記肥料袋(14を受ける袋載台16を設ける構成とする。
【選択図】 図3
Description
この発明は、施肥装置を有した苗植機において、施肥ホッパに対する肥料供給を行い易くする肥料供給装置に関する。
乗用走行形態の車体の後部に多条植形態の苗植装置をリフトリンクによって装着すると共に、この苗植装置による苗植付部土壌面に施肥する施肥装置を装着する技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。
多条植形態の苗植機は、施肥を行う場合は、施肥量も多くなり、施肥ホッパの容量が大きくなる。作業中で肥料の補給作業の重労力、長時間を要し、苗植作業能率を低下し易い。特に、苗植機を畦際等に停止位置させて、農道上等から肥料補給を行い易くするものである。
請求項1に記載の発明は、操向ハンドル1、及び運転席2を配置した乗用走行形態の車体3の後部に、土壌面を滑走均平するフロート4と、マット苗を乗せて左右往復移動しながら後下部の苗取口5へ繰出す苗タンク6と、この苗取口5の繰出苗を分離保持して前記フロート4による均平跡の土壌面に挿植する植付装置7等からなる多条植形態の苗植装置8をリフトリンク9を介して昇降可能にして連結すると共に、前記運転席2後側の車体3上部には、前記苗タンク6の横幅方向にわたって幅広く形成した施肥ホッパ10と、この施肥ホッパ10から肥料を繰出す繰出装置11と、この繰出された肥料を搬送案内して各対応するフロート4による均平土壌面へ施用する施肥ホース12等からなる施肥装置13を装着する苗植機において、前記施肥ホッパ10の上部に、この施肥ホッパ10に供給する肥料袋14を載せて搬送する搬送ガイド15を、横外方へ移動可能に設ける肥料供給装置の構成とする。
苗植作業は、車体3の走行によって、苗植装置8が前進されて、フロート4によって均平される土壌面に苗植付装置7による苗植付が行われ、これと同時に施肥ホッパ10の肥料が繰出装置11によって繰出されて、各施肥ホース12から前記フロート4による均平跡の苗植付部近くに施肥する。このような苗植作業時は、搬送ガイド15を施肥ホッパ10の直上部の収納位置Bに収納位置させておくが、この施肥ホッパ10の肥料が減少して、肥料補給するときは、前記搬送ガイド15を外方へ移動させて、袋載台16を車体3の一側へ移動させて搬送供給位置Aとする。この搬送供給位置Aの袋載台16上面に肥料袋14を載せて、搬送ガイド15で支持した状態で施肥ホッパ10上へ移動させる。このようにして肥料袋14を支持した搬送ガイド15の移動によって、肥料袋14を施肥ホッパ10上の収納位置Bへ位置させて、袋口を開口し、この肥料袋14の肥料を施肥ホッパ10内へ供給する。
請求項2に記載の発明は、前記施肥ホッパ10の前後上縁部に沿って搬送ガイド15を摺動自在に支持装着して、この搬送ガイド15の外側端部に前記肥料袋14を受ける袋載台16を設ける。
前記のように搬送ガイド15は、施肥ホッパ10の上側部に沿って、肥料袋14を載せた状態で、横方向へ移動するA、B。このとき前後一対の搬送ガイド15は、施肥ホッパ10の前後上端縁部上に支持案内されて移動されて、この搬送ガイド15の先端部の袋受台16上に受けた肥料袋14を、施肥ホッパ10側へ移送させてB、この施肥ホッパ10上に位置させる。この袋受台16上の肥料袋14の袋口を開けて下側の施肥ホッパ10内へ肥料を移し込む。又、肥料袋14を搬送しないときは、袋受台16を有した搬送ガイド15を外側方へ引き出した状態Aから、そのまま収納位置Bへ移動させておき、又、この状態で苗植、施肥作業を行うことができる。
請求項3に記載の発明は、前記搬送ガイド15は、施肥ホッパ10上から横外方へ移動可能で上面に肥料袋14を載せて搬送する袋載台(16)を支持して搬送することができる構成とする。
前記搬送ガイド15は、施肥ホッパ10の上側に位置する折畳み収納位置Bから横方向へ張出す搬送供給位置Aへ切替えて、この搬送ガイド15の上面に沿って肥料袋14を支持する袋載台16を搬送させる。この搬送ガイド15上を移動できる袋載台16上面に肥料袋14を載せて、施肥ホッパ10上面に搬送させて、この肥料袋14の袋口を開いて肥料を直下の施肥ホッパ10内へ移し込んで供給する。
請求項4に記載の発明は、前記搬送ガイド15は施肥ホッパ10の横端部にヒンジ17を有して、外側へ張出す搬送供給位置Aと、この施肥ホッパ10上へ収納する収納位置Bとに折畳可能に設ける。
前記搬送ガイド15は、この内端部をヒンジ17周りに内、外側へ回動して、収納位置Bとして施肥ホッパ10の直上部に折畳重合させたり、搬送供給位置Aへ外側へ回動させて張出すことによって、袋載台16による肥料袋14の搬送を行わせる。
請求項5に記載の発明は、前記操向ハンドル1、及び運転席2を配置した乗用走行形態の車体3の後部に、土壌面を滑走均平するフロート4と、マット苗を乗せて左右往復移動しながら後下部の苗取口5へ繰出す苗タンク6と、この苗取口5の繰出苗を分離保持して前記フロート4による均平跡の土壌面に挿植する植付装置7等からなる多条植形態の苗植装置8をリフトリンク9を介して昇降可能にして連結すると共に、前記運転席2後側の車体3上部には、前記苗タンク6の横幅方向にわたって幅広く形成した施肥ホッパ10と、この施肥ホッパ10から肥料を繰出す繰出装置11と、この繰出された肥料を搬送案内して各対応するフロート4による均平土壌面へ施用する施肥ホース12等からなる施肥装置13を装着する苗植機において、施肥ホッパ10上に排出口18をのぞませて、この排出口18の周りに旋回して供給口19を前記施肥ホッパ10の横外方位置へ移動可能の搬送筒20を設ける。
前記苗植機の苗植作業中や、格納時等は、搬送筒20を施肥ホッパ10の直上部に位置させた状態であるが、畦際等において施肥ホッパ10に肥料を供給するときは、搬送筒20を排出口18の周りに旋回して、施肥ホッパ10上位置から横外方位置へ移動させて、この供給口19を肥料の供給し易い位置へ移動させる。この供給口19から肥料を供給して、搬送筒20を介して排出口18から施肥ホッパ10内へ供給される。この肥料の補給が終ると、搬送筒20を排出口18周りに回動させて収納位置Bにして、苗植、施肥作業を行うことができる。
請求項1に記載の発明は、肥料袋14を載せて搬送する搬送ガイド15を施肥ホッパ10の横端外方へ移動させて、作業者が圃場の外側から肥料袋14をこの搬送ガイド15の先端部に載せることによって、この肥料袋14を圃場の苗植機の施肥ホッパ10へ搬送させることができ、この施肥ホッパ10における肥料供給を容易、迅速に行うことができる。肥料供給の労力を軽減し、苗植作業能率を高めることができる。しかも、施肥ホッパ10の上側部に搬送ガイド15を横移動可能に設ける形態を簡単に構成することができる。
請求項2に記載の発明は、前記施肥ホッパ10の前、後端部の上縁部に沿って横方向に摺動するように支持される前後一対の搬送ガイド15を、安定した支持形態とすることができ、施肥ホッパ10の上端開口部を広く開口維持して、袋受台16上の肥料袋14開口による施肥ホッパ10内への肥料の移し込み供給を行い易くすることができる。又、搬送ガイド15は施肥ホッパ10と一体的構成とするため、構成を簡潔化して、車体3に対する着脱等の取扱を容易にすることができる。
請求項3に記載の発明は、前記肥料袋14を受ける載台16を案内する搬送ガイド15は施肥ホッパ10の横外側方へわたって移動可能であるから、袋載台16をこの搬送ガイド15上面に沿って肥料ホッパ10上の横内、外側域へ移動して、重い肥料袋14の搬入を簡単、容易に行わせて、この施肥ホッパ10への肥料の移し込みを行い易くすることができる。又、前記搬送ガイド15の一部が施肥ホッパ10の直上部の構成される形態では、前記袋載台16をこの施肥ホッパ10の上側域に幅広く移動させて、肥料の供給位置を選択しながら最適位置に効果的により容易に供給することができる。
請求項4に記載の発明は、前記施肥ホッパ10に対して肥料補給用の袋載台16を搬送させる搬送ガイド15は、この施肥ホッパ10の横端部にヒンジ17を有して、内、外側へ折畳できる形態であるから、この肥料袋14を搬送するときのみ横外方へ張り出して搬送供給位置Aとして、重い肥料袋14の搬入処理を簡単、容易化することができ、苗植作業を行ったり、苗植機を格納するとき等のように、この搬送ガイド15の突出が邪魔になるときは、この搬送ガイド15をヒンジ17周りに施肥ホッパ10側部へ折畳回動して収納位置Bとして、苗植作業や、格納等を行い易い形態とすることができる。前記搬送ガイド15は横長く張出すが、ヒンジ17によって折畳回動する形態であるから、構成、及び操作を簡単にして、切替操作を容易に行うことができる。
請求項5に記載の発明は、施肥ホッパに横方向へ旋回可能の搬送筒20を設けて、この搬送筒20の供給口19を畦際外側部に位置させて肥料を供給するため、構成が簡潔であり、旋回操作を行い易くし、苗植作業性を向上することができる。
図例に基づいて、苗植機は、操向ハンドル1の操作によって操向する左右一対の前輪21と、運転席2下に搭載のエンジン22によって駆動回転の左右一対の後輪23を配置する四輪走行形態の乗用車体3の後側部に、平行リンク形態のリフトリンク9を介してして苗植装置8を装着してものである。この苗植装置8は、苗植フレーム24の下部に土壌面を滑走して均平にするフレーム4を配置し、上方にはマット苗を収容して後下部へ繰出す苗タンク6を左右横方向へ往復移動するように連動構成し、後方部に苗タンク6から繰出される苗を分離保持して各フロート4で均平される土壌面へ植付ける植付装置7を配置して多条植付形態としている。
前記車体3は、上側にフロア25、ステアリングポスト26、エンジンカバー27等を構成し、この前端部に、正面視T字形態のグリップハンドル28を、支持軸29の周りに前後回動可能に設け、図1では、このグリップハンドル28の中央部から上方にセンタマーカ30を一体的に構成している。前記ステアリングポスト26の一側部には操作レバー31を設けて、この操作レバー31を操作して苗植装置8を昇降させたり、苗植付装置7による苗植付伝動を行わせることができる。
前記車体3の後部にリヤフレーム32を有し、このリヤフレーム32に対して前記リフトリンク9が上下回動可能に連結され、車体3との間にわたって伸縮されるリフトシリンダ33が設けられ、上方には前記苗植装置8の苗植付土壌面に施肥する施肥装置13を搭載している。
ここにおいて、操向ハンドル1、及び運転席2を配置した乗用走行形態の車体3の後部に、土壌面を滑走均平するフロート4と、マット苗を乗せて左右往復移動しながら後下部の苗取口5へ繰出す苗タンク6と、この苗取口5の繰出苗を分離保持して前記フロート4による均平跡の土壌面に挿植する植付装置7等からなる多条植形態の苗植装置8をリフトリンク9を介して昇降可能にして連結すると共に、前記運転席2後側の車体3上部には、前記苗タンク6の横幅方向にわたって幅広く形成した施肥ホッパ10と、この施肥ホッパ10から肥料を繰出す繰出装置11と、この繰出された肥料を搬送案内して各対応するフロート4による均平土壌面へ施用する施肥ホース12等からなる施肥装置13を装着する苗植機において、前記施肥ホッパ10の上部に、この施肥ホッパ10に供給する肥料袋14を載せて搬送する搬送ガイド15を、横外方へ移動可能に設ける肥料供給装置の構成とする。
苗植作業は、車体3の走行によって、苗植装置8が前進されて、フロート4によって均平される土壌面に苗植付装置7による苗植付が行われ、これと同時に施肥ホッパ10の肥料が繰出装置11によって繰出されて、各施肥ホース12から前記フロート4による均平跡の苗植付部近くに施肥する。このような苗植作業時は、搬送ガイド15を施肥ホッパ10の直上部の収納位置Bに収納位置させておくが、この施肥ホッパ10の肥料が減少して、肥料補給するときは、前記搬送ガイド15を外方へ移動させて、袋載台16を車体3の一側へ移動させて搬送供給位置Aとする。この搬送供給位置Aの袋載台16上面に肥料袋14を載せて、搬送ガイド15で支持した状態で施肥ホッパ10上へ移動させる。このようにして肥料袋14を支持した搬送ガイド15の移動によって、肥料袋14を施肥ホッパ10上の収納位置Bへ位置させて、袋口を開口し、この肥料袋14の肥料を施肥ホッパ10内へ供給する。
図1、図2においては、前記施肥ホッパ10の上周部を覆うように支持フレーム35を構成し、この支持フレーム35の上側に前後一対のガイドレール36を横方向水平に設けて、このガイドレール36上側に袋受台16を支持させて、この袋受台16下面のスライダー37をこのガイドレール36に勘合させて左右横方向へ移動自在の形態としている。前記支持フレーム35のガイドレール36の左右横端部には、ヒンジ17によって外側上下の方向に折畳回動可能の前後一対のサイドレール38を連結して、これらガイドレール36、及びサイドレール38等によって搬送ガイド15を構成し、左右一側端のサイドレール38を横外側方へ水平状に張出させて、これら一連の搬送ガイド15の上面に沿って袋受台16を摺動移動させることができ、サイドレール38の外側端部から、施肥ホッパ10上側部のガイドレール36部上にわたって搬送させることができ、幅広い施肥ホッパ10の補給位置を選択しながら肥料袋14を搬送供給して、肥料を補給することができる。前記ガイドレール36や、サイドレール38等は、横方向に長く梯子状形態に構成されて、ガイドレール36は施肥ホッパ10の上端前縁部、及び後縁部上に沿って平行状に配置されて、施肥ホッパ10の直上部は肥料袋14から排出供給される肥料の落下しうる肥料補給間隔40を形成し、施肥ホッパ10上を開閉するホッパカバー39を開閉することができる。
前記車体3の前部にはミッションケース41や、油圧無段変速装置42が配置されて、前記エンジン22から油圧無段変速装置42がベルト伝動される。この油圧無段変速装置42を主変速し、ミッションケース41の変速ギヤを副変速することによって、前輪21、及び後輪23の走行速、及び、前記ミッションケース41からPTO軸43を介して伝動される苗植装置8や、施肥装置13等の伝動速を操作することができる。
前記苗植装置8は、左右幅方向の中央部に位置センタフロート4の上下揺動によって、油圧リフトシリンダ33の昇降制御弁を作動して、耕盤の深い土壌面では苗植装置8を上昇し、浅い土壌面では下降するように制御して、苗植付装置7による苗植付深さを略一定に維持するように昇降制御する。又、この苗植装置8の前側には、センタロータ44と、サイドロータ45とからなる代掻ロータを装着して、各フロート4の前側の土壌面を代掻する。これらの代掻ロータ44、45は、後輪23を伝動するリヤアクスルハウジング46の連動機構から連動軸47を介して伝動回転する構成である。
次に、前記施肥ホッパ10の前後上縁部に沿って搬送ガイド15を摺動自在に支持装着して、この搬送ガイド15の外側端部に前記肥料袋14を受ける袋載台16を設ける。
前記のように搬送ガイド15は、施肥ホッパ10の上側部に沿って、肥料袋14を載せた状態で横方向へ移動するA、B。このとき前後一対の搬送ガイド15は、施肥ホッパ10の前後上端縁部上に支持案内されて移動されて、この搬送ガイド15の先端部の袋受台16上に受けた肥料袋14を、施肥ホッパ10側へ移送させてB、この施肥ホッパ10上に位置させる。この袋受台16上の肥料袋14の袋口を開けて下側の施肥ホッパ10内へ肥料を移し込む。又、肥料袋14を搬送しないときは、袋受台16を有した搬送ガイド15を外側方へ引き出した状態Aから、そのまま収納位置Bへ移動させておき、又、この状態で苗植、施肥作業を行うことができる。
前記のように搬送ガイド15は、施肥ホッパ10の上側部に沿って、肥料袋14を載せた状態で横方向へ移動するA、B。このとき前後一対の搬送ガイド15は、施肥ホッパ10の前後上端縁部上に支持案内されて移動されて、この搬送ガイド15の先端部の袋受台16上に受けた肥料袋14を、施肥ホッパ10側へ移送させてB、この施肥ホッパ10上に位置させる。この袋受台16上の肥料袋14の袋口を開けて下側の施肥ホッパ10内へ肥料を移し込む。又、肥料袋14を搬送しないときは、袋受台16を有した搬送ガイド15を外側方へ引き出した状態Aから、そのまま収納位置Bへ移動させておき、又、この状態で苗植、施肥作業を行うことができる。
主として、図3において、前記前後一対の搬送ガイド15の、スライドレール48を摺動させるレールボス49を、前記施肥ホッパ10の前、後上縁部50に沿って設け、このレールボス49にスライドレール48を挿通させて、施肥ホッパ10上、及びこの横外側方に摺動自在に設ける。このスライドレール48の外側端に袋受台16を取付けて、肥料袋14を支持することができる。前記スライドレール48は横方向に長い囲桁形態として、レールボス49を介して施肥ホッパ10の上縁部50に一体的に構成される。又、この施肥ホッパ10は、これら搬送ガイド15と一体として、施肥装置13の繰出装置11部に対して着脱可能の構成としている。
次に、前記搬送ガイド15は、施肥ホッパ10上から横外方へ移動可能で上面に肥料袋14を載せて搬送する袋載台16を支持して搬送するように構成する。
前記搬送ガイド15は、施肥ホッパ10の上側に位置する折畳み収納位置Bから横方向へ張出す搬送供給位置Aへ切替えて、この搬送ガイド15の上面に沿って肥料袋14を支持する袋載台16を搬送させる。この搬送ガイド15上を移動できる袋載台16上面に肥料袋14を載せて、施肥ホッパ10上面に搬送させて、この肥料袋14の袋口を開いて肥料を直下の施肥ホッパ10内へ移し込むことができる。
前記搬送ガイド15は、施肥ホッパ10の上側に位置する折畳み収納位置Bから横方向へ張出す搬送供給位置Aへ切替えて、この搬送ガイド15の上面に沿って肥料袋14を支持する袋載台16を搬送させる。この搬送ガイド15上を移動できる袋載台16上面に肥料袋14を載せて、施肥ホッパ10上面に搬送させて、この肥料袋14の袋口を開いて肥料を直下の施肥ホッパ10内へ移し込むことができる。
又、前記搬送ガイド15は施肥ホッパ10の横端部にヒンジ17を有して、外側へ張出す搬送供給位置Aと、この施肥ホッパ10上へ収納する収納位置Bとに折畳可能に設ける。
前記搬送ガイド15は、この内端部をヒンジ17周りに内、外側へ回動して、収納位置Bとして施肥ホッパ10の直上部に折畳重合させたり、搬送供給位置Aへ外側へ回動させて張出すことによって、袋載台16による肥料袋14の搬送を行わせる。
主として、図4において、前記ガイドレール36及びサイドレール38からなる折畳可能の搬送ガイド15を、施肥ホッパ10の上端縁部50上に支持させて設けたもので、前記ガイドレール36部を取付けて支持させる。サイドレール38の外側端にはストッパ51を形成して、袋受台16の外止めを行う形態で、この袋受台16は、前記図1、図2の形態と同様に、サイドレール38部から中央部のガイドレール36部上にわたって摺動自在の構成としている。又、前記サイドレール38はヒンジ17周りに回動させて外方へ張出して搬送供給位置Aとしたときは、このサイドレール38の基端部がガイドレール36の外側端部に一直線状に連結されて、一連のガイドレールを構成することができる。
次に、前記操向ハンドル1、及び運転席2を配置した乗用走行形態の車体3の後部に、土壌面を滑走均平するフロート4と、マット苗を乗せて左右往復移動しながら後下部の苗取口5へ繰出す苗タンク6と、この苗取口5の繰出苗を分離保持して前記フロート4による均平跡の土壌面に挿植する植付装置7等からなる多条植形態の苗植装置8をリフトリンク9を介して昇降可能にして連結すると共に、前記運転席2後側の車体3上部には、前記苗タンク6の横幅方向にわたって幅広く形成した施肥ホッパ10と、この施肥ホッパ10から肥料を繰出す繰出装置11と、この繰出された肥料を搬送案内して各対応するフロート4による均平土壌面へ施用する施肥ホース12等からなる施肥装置13を装着する苗植機において、施肥ホッパ10上に排出口18をのぞませて、この排出口18の周りに旋回して供給口19を前記施肥ホッパ10の横外方位置へ移動可能の搬送筒20を設ける。
前記苗植機の苗植作業中や、格納時等は、搬送筒20を施肥ホッパ10の直上部に位置させた状態であるが、畦際等において施肥ホッパ10に肥料を供給するときは、搬送筒20を排出口18の周りに旋回して、施肥ホッパ10上位置から横外方位置へ移動させて、この供給口19を肥料の供給し易い位置へ移動させる。この供給口19から肥料を供給して、搬送筒20を介して排出口18から施肥ホッパ10内へ供給される。この肥料の補給が終ると、搬送筒20を排出口18周りに回動させて収納位置Bにして、苗植、施肥作業を行うことができる。
主として、図5において、施肥装置13の横端部に上下方向の排出筒18を設けて、この排出筒18の下端口51を施肥ホッパ12内に開口させ、この排出筒18の上側に上下方向の旋回軸53の周りに旋回可能の搬送筒20を設ける。搬送筒20は水平状、又は適宜傾斜状に設けて、外側端部に肥料の供給を受ける供給口19、及び供給ホッパ52を設けて、肥料袋14からの肥料供給を受け易く構成している。又、この搬送筒20には前記旋回軸53から駆動回転される搬送ラセン54を設けて、この搬送ラセン54の回転によって、供給ホッパ52内の肥料を施肥ホッパ10内へ搬送供給することができる。
次に、主として図6〜図10に基づいて、フロート4の施肥部57に、前記施肥装置13の繰出装置11によって繰出される肥料の詰り状態を検出する詰りセンサ55を設け、この詰りセンサ55による検出感度の高、低を表示する表示部56を設けて、土壌中の肥料成分濃度を検出しながら、施肥量をコントローラ59で自動制御して、適正な肥料量を施用させるものである。前記施肥装置13の繰出装置11には、施肥量を調節する調節装置58を設け、前記フローット4の均平施肥部57に施肥ホース12の施肥口をのぞませて設け、この施肥口部に通電抵抗等によって肥料の詰り状態を検出する詰りセンサ55を設ける。この詰りセンサ55には、検出感度を調節する感度調節装置60や、前記調節装置58の調節目安を表示する表示装置61、前記感度調節装置を操作すると表示装置に施肥量調節装置58の調整目安となる数値を表示するように構成する。土壌中の肥料成分が高い場合は、詰りセンサ55の検出感度が鈍感で少量施肥し、逆に低い場合は敏感で多量施肥するように制御表示する。前記表示部56には、セットボタン62を設けて、前記調節装置58(施肥弁開度調節レバー等からなる)の補正後にセットボタン62を押すと省エネ表示としての繰出ロールの回転数が表示される。
1 操向ハンドル
2 運転席
3 車体
4 フロート
5 苗取口
6 苗タンク
7 植付装置
8 苗植装置
9 リフトリンク
10 施肥ホッパ
11 繰出装置
12 施肥ホース
13 施肥装置
14 肥料袋
15 搬送ガイド
16 袋受台
17 ヒンジ
18 排出口
19 供給口
20 搬送筒
2 運転席
3 車体
4 フロート
5 苗取口
6 苗タンク
7 植付装置
8 苗植装置
9 リフトリンク
10 施肥ホッパ
11 繰出装置
12 施肥ホース
13 施肥装置
14 肥料袋
15 搬送ガイド
16 袋受台
17 ヒンジ
18 排出口
19 供給口
20 搬送筒
Claims (5)
- 操向ハンドル(1)、及び運転席(2)を配置した乗用走行形態の車体(3)の後部に、土壌面を滑走均平するフロート(4)と、マット苗を乗せて左右往復移動しながら後下部の苗取口(5)へ繰出す苗タンク(6)と、この苗取口(5)の繰出苗を分離保持して前記フロート(4)による均平跡の土壌面に挿植する植付装置(7)等からなる多条植形態の苗植装置(8)をリフトリンク(9)を介して昇降可能にして連結すると共に、前記運転席(2)後側の車体(3)上部には、前記苗タンク(6)の横幅方向にわたって幅広く形成した施肥ホッパ(10)と、この施肥ホッパ(10)から肥料を繰出す繰出装置(11)と、この繰出された肥料を搬送案内して各対応するフロート(4)による均平土壌面へ施用する施肥ホース(12)等からなる施肥装置(13)を装着する苗植機において、前記施肥ホッパ(10)の上部に、この施肥ホッパ(10)に供給する肥料袋(14)を載せて搬送する搬送ガイド(15)を、横外方へ移動可能に設けたことを特徴とする肥料供給装置。
- 前記施肥ホッパ(10)の前後上縁部に沿って搬送ガイド(15)を摺動自在に支持装着して、この搬送ガイド(15)の外側端部に前記肥料袋(14)を受ける袋載台(16)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の苗植機の肥料供給装置。
- 前記搬送ガイド(15)は、施肥ホッパ(10)上から横外方へ移動可能で上面に肥料袋(14)を載せて搬送する袋載台(16)を支持して搬送することを特徴とする請求項1、又は2に記載の苗植機の肥料供給装置。
- 前記搬送ガイド(15)は施肥ホッパ(10)の横端部にヒンジ(17)を有して、外側へ張出す搬送供給位置(A)と、この施肥ホッパ(10)上へ収納する収納位置(B)とに折畳可能に設けたことを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の苗植機の肥料供給装置。
- 前記操向ハンドル(1)、及び運転席(2)を配置した乗用走行形態の車体(3)の後部に、土壌面を滑走均平するフロート(4)と、マット苗を乗せて左右往復移動しながら後下部の苗取口(5)へ繰出す苗タンク(6)と、この苗取口(5)の繰出苗を分離保持して前記フロート(4)による均平跡の土壌面に挿植する植付装置(7)等からなる多条植形態の苗植装置(8)をリフトリンク(9)を介して昇降可能にして連結すると共に、前記運転席(2)後側の車体(3)上部には、前記苗タンク(6)の横幅方向にわたって幅広く形成した施肥ホッパ(10)と、この施肥ホッパ(10)から肥料を繰出す繰出装置(11)と、この繰出された肥料を搬送案内して各対応するフロート(4)による均平土壌面へ施用する施肥ホース(12)等からなる施肥装置(13)を装着する苗植機において、施肥ホッパ(10)上に排出口(18)をのぞませて、この排出口(18)の周りに旋回して供給口(19)を前記施肥ホッパ(10)の横外方位置へ移動可能の搬送筒(20)を設けたことを特徴とする肥料供給装置。
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- 2011-05-31 JP JP2011121631A patent/JP2012244975A/ja not_active Withdrawn
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