JP6413954B2 - 杭式壁体構造および杭式壁体集合構造ならびに壁体ユニット - Google Patents
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Description
図1は、防波堤として適用した本発明の第1実施形態に係る杭式壁体構造10の側面図(壁体に平行な方向から見た側面図)であり、図2は、本発明の第1実施形態に係る杭式壁体構造10を構成する構成要素である壁体ユニット12の斜視図である。
図4は、防波堤として適用した本発明の第2実施形態に係る杭式壁体構造30の側面図(壁体に平行な方向から見た側面図)であり、図5は、本発明の第2実施形態に係る杭式壁体構造30を構成する構成要素である壁体ユニット32の斜視図である。
本発明の第3実施形態に係る杭式壁体集合構造は、第1実施形態に係る杭式壁体構造10を複数備える杭式壁体集合構造60である。図8は、杭式壁体集合構造60を海側から見た正面図である。杭式壁体構造10の鋼板壁体14の外側の壁面の形状はいずれも長方形状であり、前記したように、壁面の形状は水平方向に2500mm〜5000mm程度、鉛直方向に5000mm〜20000mm程度の長方形状である。この長方形状の外側の壁面(さや管16とは反対側に位置する壁面(海に向かう側の壁面))の側辺(立設した鋼板壁体14の長方形状の外側の壁面の4辺のうち、略鉛直方向に延びる2つの辺)同士が近接して隣り合うように、かつ、この外側の壁面が略同一の方向を向くように、複数の杭式壁体構造10を一列に配置して、杭式壁体集合構造60は構成されている。近接して隣り合う側辺同士の間に隙間が生じる場合にはシール材等で隙間を埋めてもよい。
本発明の第4実施形態に係る杭式壁体集合構造は、第2実施形態に係る杭式壁体構造30を複数備える杭式壁体集合構造70である。図9は、杭式壁体集合構造70を海側から見た正面図である。杭式壁体構造30のRC壁体34の外側の壁面の形状はいずれも長方形状であり、前記したように、壁面の形状は水平方向に2500mm〜5000mm程度、鉛直方向に1500mm〜3000mm程度の長方形状である。この長方形状の外側の壁面(さや管36とは反対側に位置する壁面(海に向かう側の壁面))の側辺(立設したRC壁体34の長方形状の外側の壁面の4辺のうち、略鉛直方向に延びる2つの辺)同士が近接して隣り合うように、かつ、この外側の壁面が略同一の方向を向くように、複数の杭式壁体構造30を一列に配置して、杭式壁体集合構造70は構成されている。近接して隣り合う側辺同士の間に隙間が生じる場合にはシール材等で隙間を埋めてもよい。
12、32…壁体ユニット
14…鋼板壁体
16、16A、16B、36、36A、36B…さや管
18、22、38、42、44…固定部材
18A、38A…鋼板
18B、38B…グラウト材
20、40…連結部材
22A…フランジ鋼板
22B…リブ鋼板
34…RC壁体
34A…鉄筋
42A…ブラケット鋼板
42B…当て鋼板
42C…スタッド
44A…フランジ部
44B…ウェブ部
50…鋼管杭
60、70…杭式壁体集合構造
90…床版
100…海底
102…捨石マウンド
Claims (15)
- 立設した壁体および立設した複数のさや管を備え、前記複数のさや管は前記壁体の壁面と略直交する方向に1つの列のみになるように配置され、かつ前記複数のさや管のうち前記壁体に最も近接するさや管は前記壁体に該壁体の幅方向の略中央で固定されており、さらに前記複数のさや管のうち隣り合うさや管同士は連結部材を介して剛に連結されている壁体ユニットと、
複数の杭と、
を備えた杭式壁体構造であって、
前記壁体ユニットの前記複数のさや管には、前記杭がそれぞれ差し込まれており、かつ、前記杭が差し込まれた前記さや管は前記杭と一体化されていることを特徴とする杭式壁体構造。 - 立設した壁体および立設した複数のさや管を備え、前記複数のさや管は前記壁体の壁面と略直交する方向に1つの列のみになるように配置され、かつ前記複数のさや管のうち前記壁体に最も近接するさや管は前記壁体に該壁体の幅方向の略中央で固定されており、さらに前記複数のさや管のうち隣り合うさや管同士は連結部材を介して剛に連結されている複数の壁体ユニットと、
複数の杭と、
を備えた杭式壁体構造であって、
前記壁体ユニットは、その壁体および複数のさや管が他の前記壁体ユニットの壁体および複数のさや管とそれぞれ連結するように鉛直方向に複数積み重ねられ、鉛直方向に複数積み重ねられた前記壁体ユニットの複数のさや管にはそれぞれ前記杭が差し込まれていて、差し込まれた前記杭は最上段の前記壁体ユニットの天端付近に達しており、
前記杭が差し込まれた前記さや管は前記杭と一体化されていることを特徴とする杭式壁体構造。 - 前記杭に差し込まれた前記さや管は前記杭とグラウト材により一体化されていることを特徴とする請求項1または2に記載の杭式壁体構造。
- 前記複数のさや管の本数は2本であり、かつ、前記複数の杭の本数は2本であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の杭式壁体構造。
- 前記壁体は鉄筋コンクリートであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の杭式壁体構造。
- 前記壁体は鋼板であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の杭式壁体構造。
- 前記複数のさや管のうち前記壁体に最も近接する近接さや管は鋼管であり、前記近接さや管と前記壁体とは、複数の固定鋼板とグラウト材からなる固定部材を介して固定されており、
前記複数の固定鋼板は、それぞれ、一方の側端部が前記壁体に溶接されており、他方の側端部が前記近接さや管に溶接されており、
前記壁体、前記近接さや管、および前記複数の固定鋼板で囲まれる空間にはグラウト材が充填されていることを特徴とする請求項6に記載の杭式壁体構造。 - 前記複数のさや管のうち前記壁体に最も近接する近接さや管は鋼管であり、前記近接さや管と前記壁体とは、鉛直方向に配置されたフランジ鋼板と、水平方向に配置されたリブ鋼板とからなる固定部材を介して固定されており、
前記フランジ鋼板および前記リブ鋼板は溶接されてお互いに連結されているとともに、前記壁体および前記近接さや管に溶接により取り付けられており、
前記リブ鋼板は複数設けられており、鉛直方向に所定の間隔を開けて配置されていることを特徴とする請求項6に記載の杭式壁体構造。 - 前記連結部材はトラス構造を有する部材であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の杭式壁体構造。
- 前記複数のさや管は鋼管であり、かつ、前記連結部材は鋼製の部材であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の杭式壁体構造。
- 水域に設置されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の杭式壁体構造。
- 前記水域は海であり、前記壁体の外側の壁面が海に向かう側となるように設置されていることを特徴とする請求項11に記載の杭式壁体構造。
- 請求項1〜12のいずれかに記載の杭式壁体構造を複数備える杭式壁体集合構造であっ
て、
前記複数の杭式壁体構造の前記壁体の外側の壁面の形状はいずれも長方形状であり、
長方形状の前記外側の壁面の側辺同士が近接して隣り合うように、かつ、前記外側の壁面が略同一の方向を向くように、前記複数の杭式壁体構造を一列に配置してなることを特徴とする杭式壁体集合構造。 - 立設した壁体および立設した複数のさや管を備え、前記複数のさや管は前記壁体の壁面と略直交する方向に1つの列のみになるように配置され、かつ前記複数のさや管のうち前記壁体に最も近接するさや管は前記壁体に該壁体の幅方向の略中央で固定されており、さらに前記複数のさや管のうち隣り合うさや管同士は連結部材を介して剛に連結されていることを特徴とする壁体ユニット。
- 壁体構造として使用可能なように鉛直方向に複数積み重ねることができることを特徴とする請求項14に記載の壁体ユニット。
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---|---|---|---|
JP2015130468A JP6413954B2 (ja) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | 杭式壁体構造および杭式壁体集合構造ならびに壁体ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015130468A JP6413954B2 (ja) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | 杭式壁体構造および杭式壁体集合構造ならびに壁体ユニット |
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JP2017014750A JP2017014750A (ja) | 2017-01-19 |
JP6413954B2 true JP6413954B2 (ja) | 2018-10-31 |
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2015
- 2015-06-29 JP JP2015130468A patent/JP6413954B2/ja active Active
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